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令和5年12月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時06分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和5年12月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第1号のとおりであります。

                日程第1
             会議録署名議員の指名
○議長(川辺一彦君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
 13番 山 本 善 郎 君
 14番 島 崎 清 孝 君
 15番 川 岸   勇 君
以上といたします。

                日程第2
              会期の決定について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本12月定例会の会期は、本日から12月19日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から12月19日までの16日間と決しました。

                日程第3
        議案第85号から議案第107号まで及び報告第8号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 議案第85号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第6号)から議案第107号 証明書等の交付等に係る事務の相互委託の廃止についてまで、及び報告第8号 専決処分の報告についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 令和5年12月砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました令和5年度一般会計補正予算案をはじめとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げます。
 初めに、新年度の予算編成方針について申し上げます。
 令和6年度は、引き続き、物価高騰対策を最優先課題としながら、「第2次砺波市総合計画(後期計画の5年間)」に沿って、事業の選択と集中をより一層進め、財政の健全性に留意しながら着実な事業展開を図ることとしております。
 中でも、「10WAVEプロジェクト」には、予算を重点的に配分し、その波及効果を確かなものとしたいと考えており、特に、DX関連事業及び脱炭素関連事業には優先的に予算づけを行ってまいります。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、地域公共交通の充実について申し上げます。
 城端線・氷見線の再構築につきましては、11月29日に開催されました第4回の検討会におきまして、事業主体をJR西日本からあいの風とやま鉄道へ移管する事業構造の変更に関する事項をはじめ、具体的な利便性・快適性向上策やこれに係る事業費等を盛り込んだ「鉄道事業再構築実施計画」の素案が示されたところであります。
 今後は、早期に同計画に基づく国の交付金を受けるため、引き続きスピード感を持って議論を進めていく所存であり、議会の御意見も伺いながら、年内の計画策定を目指して準備を進めてまいります。
 また、市営バスの再編につきましては、本年10月から開始いたしましたデマンド型乗り合い交通「チョイソコとなみ」の市内全域運行や、城端線・氷見線の再構築を視野に入れつつ、最適で持続可能な地域公共交通ネットワークを目指して、明年4月のダイヤ改正に向けて所要の手続を進めてまいります。
 次に、市民協働の推進について申し上げます。
 「女性に対する暴力をなくす運動」を推進するため、昨年に引き続き、チューリップタワーを紫色にライトアップする「パープル・ライトアップ事業」を11月11日から25日まで実施したところであります。
 また、先月1日から、DVや性被害のない社会を目指しメッセージをツリーに飾る「パープルリボンメッセージツリー事業」を砺波図書館とイオンモールとなみにおいて初めて実施しております。DV防止セミナーを受講した中学生や官民連携企業等の参加もあり、多くの方々がDVを自分事として関心を持つ機会となっているものと考えております。
 次に、庁舎整備事業について申し上げます。
 本年3月から11月までの間、地区自治振興会協議会をはじめ、市内12団体に伺い、庁舎整備に関する検討状況を説明し、意見交換を行ってまいりました。
 今後は、その際いただきました御意見やアンケートの回答内容を踏まえ、議会とも意見交換を重ねながら、新年度からの庁舎整備基本構想の策定につなげてまいりたいと考えております。
 次に、医療・保健事業の推進について申し上げます。
 現在、新型コロナウイルス感染症が減少傾向にあるものの、県内のインフルエンザの感染が注意報レベルに拡大し同時流行も懸念されていることから、早期のワクチン接種をはじめ、手洗いや室内の換気、適切なマスク着用などの感染予防対策を推奨しております。
 また、本市の健康づくりの基本計画となります「第3次砺波市健康プラン21」につきましては、策定委員会において国の計画や市民アンケートの結果を踏まえた素案について御意見をいただいたところであり、今後は、パブリックコメントを実施し、広く市民の皆さんからの意見も反映させながら、年度内の策定を進めてまいります。
 次に、循環型社会の構築と環境衛生の保全について申し上げます。
 本市の環境保全の基本計画となる「第2次砺波市環境基本計画」につきましては、今月開催の環境審議会に素案を提示することにしており、年度内の策定を進めております。
 また、ごみの減量化とリサイクルを大きく進めることとなる「プラスチックごみ一括回収」につきましては、各地区自治振興会に説明を行い、明年4月から円滑に開始できるよう準備を進めております。
 これに関連して、プラスチックのリサイクル工程を知る「親子見学バスツアー」の開催やイオンモールとなみと共催した「となみSDGsフェス2023」を通じ、多くの方々に循環型社会について理解を深めていただいたところであります。
 次に、観光の推進について申し上げます。
 今秋は多くのイベントがコロナ禍前と同様にほぼ制限なく開催されており、10月7日から15日まで開催されました「2023となみ夢の平コスモスウォッチング」は、満開で迎えた初日を含め天候に恵まれ、昨年を上回る約4万6,000人の方々に楽しんでいただきました。
 また、10月22日にJR砺波駅前広場で初開催されました「となみブランドフェア」は、約6,000人の来場者でにぎわい、となみブランド品のPRとブランド力の向上につながったものと考えております。
 さらに、10月29日に開催されました「2023庄川水まつり」につきましては、新たに水上ピクニックやサップが実施されたほか、模型・プラモデルメーカーの「株式会社タミヤ」とのコラボ商品として、限定版の「庄川水まつりミニ四躯」も販売され、子供連れの家族など約1万人の方々に楽しんでいただきました。
 加えて、11月28日に開幕いたしました「チューリップ公園KIRAKIRAミッション2023」につきましては、本年で12回目を数え、光の大谷を充実するなど、12月24日まで冬の砺波の魅力をお楽しみいただけるものと期待をしております。
 今回の準備に当たりましては、新たに砺波工業高校野球部の皆さんにボランティアとして飾りつけいただくなど、例年にも増して企業、団体、市民の皆さんに御協力と御協賛をいただきましたことに感謝を申し上げたいと存じます。
 次に、「台湾キャンペーン」について申し上げます。
 11月29日から昨日までの行程で、となみチューリップフェアや庄川遊覧船などに送客実績のある旅行社8社と新規の旅行社2社を訪問し、新年度のフェアなどに向けて新たに企画いたしました旅行商品を提案してまいりました。
 いずれの旅行社からも興味を示していただき、旅程に盛り込みたいと意欲的な回答をいただくなど、さらなる送客に期待をするものであります。
 次に、農業の振興について申し上げます。
 主要作物である水稲の作況指数につきましては、7月以降の記録的な猛暑と少雨などが影響し、県内は98の「やや不良」と16年ぶりの低い水準となり、また、となみ野農協管内のコシヒカリの1等米比率は5割を下回りました。
 こうした状況を踏まえ、となみ野農協では、来年の作付計画について、夏の高温や稲の倒伏、いもち病等に強い特性を持つ「富富富」の生産拡大を進める方針であり、市といたしましても、県と連携を図り、品質の高いうまい米作りの振興に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、特産のタマネギにつきましては、収穫期まで好天に恵まれ、生産者の適切な管理等により反収が向上したことから、過去最高の昨年に続きます6億円の販売額となったところであり、引き続き、高品質なタマネギの生産振興と農業所得の向上に努めてまいります。
 次に、農地・農業用施設小規模災害復旧支援金について申し上げます。
 7月の豪雨災害の迅速な復旧のため創設いたしました砺波市農地・農業用施設小規模災害復旧支援金につきましては、これまでに108件の申請があり、支援金額は920万円となっております。
 この支援金につきましては、定額交付としたことや窓口となっていただいた各地区自治振興会の御協力によって、当初の目的のとおり、スピーディーな復旧と被災者の申請事務の負担軽減が図られ、地域の方々からも評価をいただいているものと考えております。
 次に、屋敷林保全支援について申し上げます。
 10月28日と29日の両日に行いました「秋の剪定枝リサイクル大作戦」につきましては、本年で4年目、通算で6回目の実施となり、雨の影響があったものの、2日間で延べ1,654台、188トンの剪定枝を受け入れたところであります。うち151台は、自治会等で協力し運搬を手伝うなど、地域ぐるみの「共助」の取組によるものであり、この事業が定着し、屋敷林の維持管理の負担軽減につながっているものと考えております。
 また、収集した剪定枝は、民間のリサイクル処理施設で堆肥化した後、砺波チューリップ公園の土壌改良に活用するほか、市内のホームセンターなどで販売され、さらに、バイオマス燃料としても利用されており、資源を地域で循環させる自然に優しい取組を進めているところであります。
 次に、土木関係につきまして申し上げます。
 市道改良事業につきましては、十年明千保線及び桜づつみ線において、年度内の完了を目指して工事を進めているところであります。
 また、7月の豪雨によります市道の災害復旧につきましては、12路線20か所について国の災害査定を受け、そのうち14か所の工事を既に発注しております。被害が甚大な残りの6か所につきましては、測量設計が完了したことから、速やかに工事を発注して、早期復旧に努めてまいります。
 次に、今年度の道路除雪実施計画につきましては、市道の車道実延長の約85%に当たる641キロメートルと歩道実延長の約83%に当たります95キロメートルにおいて除雪作業を行うこととしており、各地区除雪委員会等の協力の下、冬季間における安全・安心な生活道路の確保に努めてまいります。
 次に、都市整備事業について申し上げます。
 砺波チューリップ公園南門周辺の再整備につきましては、拡張する公園区域の用地取得の契約を全て終えまして、農地部分の造成に着手しており、今月中の完成を予定しております。
 次に、上下水道事業について申し上げます。
 まず、上水道事業につきましては、11月末に五鹿屋地区における約700メートルの基幹配水管の耐震化更新工事のほか、安川配水場電機室の建て替え工事が完了したところであります。
 また、下水道事業につきましては、出町及び鷹栖地区において施工の枝線管渠工事が完了したことから、今後、「地区下水道事業推進協議会」と連携し、速やかに接続をいただくよう努めてまいります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 11月8日に「市立砺波総合病院経営改善委員会」を開催し、経営改善に向けた取組や医療機能指標等の検証を行うとともに、今年度策定いたします「経営強化プラン」案について御意見をいただいたところであり、今後、その内容を踏まえ、プランの策定及びより一層の健全経営に努めてまいります。
 次に、子育て環境の充実について申し上げます。
 「庄川児童館」につきましては、施設改修を終えまして10月2日から開館したところであり、庄川地域の児童の新たな居場所として、地域と連携して運用してまいります。
 また、10月2日から公立の保育施設において紙おむつを定額で利用できます「おむつのサブスク」を施行し、今月から本格実施したところであり、保護者の負担軽減につながるものと考えております。
 次に、スポーツ振興について申し上げます。
 11月19日開催の「となみ庄川散居村縦断マラソンFINAL」につきましては、県内外から1,973名のランナーがエントリーし、この大会の最後を大いに盛り上げていただきました。コロナ禍による中断もありましたが、これまで続けることができましたのも、多くの皆様方の御理解と御協力のおかげであり、心より感謝申し上げます。
 それでは、これより本日提出いたしました議案について御説明いたします。
 まず、議案第85号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出それぞれ4億8,996万8,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ245億7,818万4,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  財政管理費               1億3,000万円
  低所得世帯支援給付金給付事業費     1億8,850万円
  こども・妊産婦医療給付費     3,826万8,000円
  保育実施委託運営費        6,181万6,000円
  体育施設費            1,225万6,000円
などでありまして、そのほか当面必要となってまいりました、やむを得ない諸経費につきまして精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出予算に対する財源の主なものは、
  国庫支出金          2億3,000万9,000円
  県支出金             2,666万2,000円
  財産収入             2,881万5,000円
  寄附金                   3,250万円
  市債                    3,550万円
などでありまして、不足する額1億3,648万2,000円を繰越金で措置するものであります。加えて、留保しておりました繰越金のうち11億円を充当し、当初計上しておりました特定目的基金の繰入れの一部を取りやめるものであります。
 また、債務負担行為の補正につきましては、令和6年度以降の公の施設の指定管理委託、斎場火葬炉更新工事、野球場スコアボード改修工事のほか、令和6年度の施設保守管理業務委託などについて追加するものであります。
 次に、議案第86号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、必要な給与費を補正するものであります。また、債務負担行為につきましては、令和6年度の電算保守管理等業務委託について設定するものであります。
 次に、議案第87号 令和5年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、令和6年度の電算保守管理等業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第88号 令和5年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、スマートインター柳瀬工業団地(第2団地)造成事業につきまして、規定の債務負担行為を廃止し、新たに継続費を設定するものであります。
 次に、議案第89号 令和5年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第90号 令和5年度砺波市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、令和6年度の施設保守管理等業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第91号 令和5年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、令和6年度の電算システム等賃借及び施設保守管理等業務委託について債務負担行為を追加するものであります。
 次に、予算関係以外の議案について御説明いたします。
 条例関係につきましては、5件であります。
 議案第92号につきましては、国の人事院勧告を受けまして、砺波市職員の給与に関する条例等について、県及び県内他市と同様に、一部改正を行うものであります。
 次に、議案第93号につきましては、庄川水資料館及び松村外次郎記念庄川美術館を廃止すること及び砺波市美術館の特別観覧料を定めることに伴い、砺波市資料館条例及び砺波市立美術館条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第94号につきましては、関係法令の一部改正に伴い、スマートフォン等を利用して、コンビニエンスストア等に設置されている多機能端末機から印鑑登録証明書を取得できることとするため、砺波市印鑑条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第95号につきましては、デマンド型乗り合い交通「チョイソコとなみ」の市内全域運行に伴い、市営バスの運行経路、運行本数及び利用料金等の変更を行うため、砺波市営バス条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第96号につきましては、生活保護法に準じて行う、生活に困窮する外国人に対する保護の措置に関する事務において、個人番号の利用を行うこととするため、関係条例の一部改正を行うものであります。
 条例関係以外の案件につきましては、指定管理者の指定が10件、事務の委託の廃止が1件であります。
 次に、報告第8号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。
 よろしく御審議をいただき、可決いただきますようお願いを申し上げます。

○議長(川辺一彦君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明12月5日から12月10日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、明12月5日から12月10日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会することに決しました。
 次回は、12月11日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 皆さん、御苦労さまでした。

 午前10時30分 閉議



令和5年12月 本会議 定例会(第1号) 議事日程・名簿

         令和5年12月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定について
   第3 議案第85号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第6号)から議案第107号 証明書等の交付等に係る事務の相互委託の廃止についてまで、及び報告第8号 専決処分の報告について
      (提案理由説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   12月 4日  午前10時06分  開会
   12月 4日  午前10時30分  閉議

1.出席議員(17名)
   1番 境   佐余子 君     2番 林   教 子 君
   3番 向 井 幹 雄 君     4番 神 島 利 明 君
   5番 小 西 十四一 君     6番 開 田 哲 弘 君
   7番 境   欣 吾 君     8番 山 本 篤 史 君
   9番 有 若   隆 君    10番 山 田 順 子 君
  12番 川 辺 一 彦 君    13番 山 本 善 郎 君
  14番 島 崎 清 孝 君    15番 川 岸   勇 君
  16番 大 楠 匡 子 君    17番 今 藤 久 之 君
  18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 構  富 士 雄 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 安 地   亮 君    財政課長 二 俣   仁 君

 商工農林部次長           建設水道部次長
 商工観光課長 高 畑 元 昭 君    土木課長 菊 池 紀 明 君

 企画総務部             福祉市民部
 企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君    社会福祉課長 藤 森 俊 行 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 嶋 村   明 君

 総合病院              会  計
 総務課長 田 村 仁 志 君    管 理 者 東 川 弘 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 森 田   功 君

 教育総務課長 河 合   実 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一



令和5年12月 本会議 定例会 目次

         令和5年12月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(12月4日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第85号から議案第107号まで及び報告第8号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………  3
★第2号(12月11日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 13
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 13
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 13
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 13
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 14
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 14
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(代表質問)
   14番  島崎 清孝 議員 ………………………………………………… 15
      ・新年度に向けた市政運営について
      ・災害対策について
      ・健康・福祉施策について
      ・経済・産業・労働施策について
      ・JR城端線・氷見線再構築事業について
      ・教育行政について
      ・砺波総合病院の取り組みについて
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    2番  林  教子 議員 ………………………………………………… 48
      ・子宮頸がんに罹患しないためにHPVワクチン 接種の勧奨につ
       いて
      ・歯の健康を維持することについて
      ・「2024となみチューリップフェア」に向け観光客を呼び込む
       取組について
      ・本市の魅力を伝える発信を高める取組について
    1番  境 佐余子 議員 ………………………………………………… 60
      ・学校へ通いづらいと感じている児童生徒への支援について
      ・庁舎整備事業について
      ・こどもまんなか施策について
    5番  小西十四一 議員 ………………………………………………… 70
      ・人口増加に向けた教育について
      ・児童・生徒が安全に通学できる環境整備について
      ・元気で活発な児童を地域で育てる環境について
      ・地域計画策定の進捗状況と今後の課題について
    3番  向井 幹雄 議員 ………………………………………………… 80
      ・砺波市福祉センター麦秋苑について
      ・自転車ヘルメットの着用について
      ・効果的な情報発信について
      ・観光振興対策について
      ・人口減少対策について
★第3号(12月12日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 93
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 93
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 93
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 93
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 94
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 94
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    6番  開田 哲弘 議員 ………………………………………………… 95
      ・鳥獣被害について
   10番  山田 順子 議員 ………………………………………………… 99
      ・空き家対策の更なる取組み推進について
      ・散居景観を守るために
      ・有害鳥獣の対策について
    4番  神島 利明 議員 …………………………………………………109
      ・不登校対策について
      ・児童センター・児童館について
      ・公共施設の脱炭素化について
    8番  山本 篤史 議員 …………………………………………………114
      ・除雪対策について
      ・県道網の整備について
      ・子供達を取り巻く環境について
      ・災害復旧について
    7番  境  欣吾 議員 …………………………………………………125
      ・農業政策について
      ・城端線・氷見線の経営移管問題について
  議案の常任委員会付託(議案第85号から議案第107号まで) …………139
★第4号(12月19日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………141
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………141
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………141
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………141
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………142
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………142
  議案第108号から議案第111号まで
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………143
   質 疑 ……………………………………………………………………………144
  議案の常任委員会付託(議案第108号から議案第111号まで) ………145
  議案第85号から議案第111号まで
   各委員会の審査報告 ……………………………………………………………145
   質 疑 ……………………………………………………………………………151
   討 論 ……………………………………………………………………………152
   採 決 ……………………………………………………………………………154
  庄川水害予防組合議会議員の選挙について ……………………………………155
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査について ………………………………156
  議案第112号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………157
   採 決 ……………………………………………………………………………158
  議案第113号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………158
   採 決 ……………………………………………………………………………159
  閉会の挨拶 …………………………………………………………………………159
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………160



令和5年12月 本会議 定例会 議案一覧

         本定例会に付議された議案等の件名

議案第 85号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第6号)
議案第 86号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第 87号 令和5年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 88号 令和5年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第3号)
議案第 89号 令和5年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第 90号 令和5年度砺波市下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第 91号 令和5年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)
議案第 92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第 93号 砺波市資料館条例及び砺波市立美術館条例の一部改正について
議案第 94号 砺波市印鑑条例の一部改正について
議案第 95号 砺波市営バス条例の一部改正について
議案第 96号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について
議案第 97号 指定管理者の指定について
議案第 98号 指定管理者の指定について
議案第 99号 指定管理者の指定について
議案第100号 指定管理者の指定について
議案第101号 指定管理者の指定について
議案第102号 指定管理者の指定について
議案第103号 指定管理者の指定について
議案第104号 指定管理者の指定について
議案第105号 指定管理者の指定について
議案第106号 指定管理者の指定について
議案第107号 証明書等の交付等に係る事務の相互委託の廃止について
報告第  8号 専決処分の報告について
 専決処分第 8号 損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について
議案第108号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第7号)
議案第109号 令和5年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第110号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について
議案第111号 砺波市手数料条例の一部改正について
議案第112号 砺波市教育委員会委員の任命について
議案第113号 砺波市公平委員会委員の選任について



令和5年8月 産業建設常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午後 2時18分 開会

(8月定例会付託案件の審査)
○山本篤史委員長 ただいまから産業建設常任委員会を開催いたします。
 本日、当委員会に付託されましたのは、案件1件であります。
 これより、議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)を審査いたします。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 小西副委員長。
○小西副委員長 急遽の話だったので、私が聞き漏らしているのかもわかりませんが、教えていただきたいと思います。
 今の説明会の中では、災害復旧12路線20か所の測量がきちっと済んだ、算定が済んだということで御説明を受けました。
 市長のほうからは、国の補助の対象外になるような費用も盛り込んでいるということでございましたけれども、現在想定している国の補助対象外になるような箇所数と、金額が幾らほどになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○山本篤史委員長 菊池土木課長。
○菊池土木課長 今の御質問は、12路線20か所以外の箇所数と金額ということだと思いますが、箇所数につきましては、大体30か所発見しております。道でございまして、手前をよかさないとということで、歩いて確認しているところもございまして、30か所程度を確認しておりまして、その排土を主なものとして考えてございます。
 それで、金額につきましては、約600万円弱程度を予定しております。
○山本篤史委員長 小西副委員長。
○小西副委員長 すみません、私の聞き方が悪かったのかもしれませんが、12路線20か所の測量の査定ができたということで、1億9,600万円という話ではなくて、それ以外に国の補助対象外になる小さい案件、その案件も今回の1億9,000万円の中に含んでいると提案があったわけなんですが、その国の補助対象以外の箇所数と金額について、今幾らほど思っているのかということを私は聞きました。
○山本篤史委員長 菊池土木課長。
○菊池土木課長 再度申し上げます。
 30か所、600万円程度です。
○山本篤史委員長 小西副委員長。
○小西副委員長 それは、想定しているということで、これからまた増える可能性はないんですか。
○山本篤史委員長 菊池土木課長。
○菊池土木課長 想定ではあります。増える可能性もありますが、これはいずれにしましても国の災害復旧事業を受けられない小規模なものですから、基準に満たないということでございますので、そちらにつきましては年度内にできないようであれば次年度の施工でやっていくという形になっていくと思っております。
○山本篤史委員長 小西副委員長。
○小西副委員長 市民の中にあっては、この案件がきちっと全てに浸透しているかどうかというのはちょっと微妙なところもありますので、今回、申告は10月6日までということになっていると思うのですが……。ぜひそこら辺をひとつお願いします。
○山本篤史委員長 菊池土木課長、正しい値をお願いします。
○菊池土木課長 今回提案させていただいております案件につきましては、あくまで市道、一道路事業ということでございます。
 農地災害と混同されてもらうとちょっと困るんですけれども、あくまで市道の復旧に要する費用の補正をお願いしておるものでございます。
○山本篤史委員長 小西副委員長。
○小西副委員長 すみません、勘違いしておりました。ありがとうございます。
 測量してからじゃないと来年度の工事になるのかもわかりませんが、できるだけ早くの復旧をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○山本篤史委員長 菊池土木課長。
○菊池土木課長 8月22日付で、大規模なものにつきましては、専決によりまして補正予算をさせていただいておりまして、今、再度説明させていただきますと、測量も終わり、設計も終わり、今回、国の査定を受ける段取りができました。それをもって発注の手続を速やかに行いたいということでございまして、もう積算まで終わっております。
○山本篤史委員長 次にどなたかございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本篤史委員長 ないようでございますので、これにて付託議案に対する質疑を終結いたします。
 これより付託議案を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山本篤史委員長 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
 そのほか、市政一般について。
 山森委員。
○山森委員 委員長、ぜひお願いしたいと思っております。
 7月12日、13日の豪雨による災害が発生したんですが、どうも発生した場所が個人の宅道であるということでございまして、議案とは関連しないんですが、この状況を少し当局に訴えて、また当局のお考えを求めたいと思っています。
 場所的には東別所というか、般若の福山、井栗谷大門線から脇道へ入ったところでありまして、通称いかはまの湯の前であります。そのいかはまの前から、県道から宅道が300メートルぐらい和田川に沿って個人宅へ向かっております。そのちょうど和田川の川面から20メートルぐらいあるんでしょうかね、そこで道路が滑落したというか、滑落して個人のお宅へ全く行けなくなってしまっているということです。じゃ、滑落したその後はどうしたんですかということを聞いていましたら、はしごをかけて、その道路を上って宅道、自宅のほうへ用を足しに行っていたということなんです。
 公的にはこれは宅道ですから、よくその辺の理屈は理解しているんですが、これはそのお宅にとっては大変な、もう生活ができない、うちへ出入りできない、その1本しかないという道路なもので、大変難儀な話なんですが、当局はこの現状を御存じだとは思いますが、その状況の考え方、また今後についてはどのようなお考えを持っているのか、寛大な考えを、柔軟で寛大なお話を聞かせていただければと、見解を求めたいと思っております。
○山本篤史委員長 菊池土木課長。
○菊池土木課長 御存じかということでございますが、まず、私どもは重々承知してございまして、こちらの私道ということで、なかなか他の市道の災害復旧事業とかでは取り組めないという中で、私どもが今現在行っているのは、山森委員が言われたとおり、下に一級河川和田川が走っているということでございます。そのとおり、県の河川の事業の中で復旧していただけないかということも、何とかお願いできないかということで県のほうに伝えておりまして、今、要望しておるところでございます。
○山本篤史委員長 山森委員。
○山森委員 道路のことばかりが頭にあったんですが、やっぱりその川が氾濫したことによって削り取ったと、現実的にはそういうことも考えられるというか、それが現実だと思いますので、ぜひともまた前向きに対応策を講じていただきたいと思っております。
○山本篤史委員長 ほかにございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本篤史委員長 それでは、以上にて産業建設常任委員会を終了いたします。
 市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでした。

 午後 2時28分 閉会


  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会産業建設常任委員会

   委員長   山 本 篤 史



令和5年8月 産業建設常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            産業建設常任委員会

1.会議に付した事件
  ・8月定例会付託案件の審査

1.開会及び閉会の日時
    9月22日  午後 2時18分  開会
    9月22日  午後 2時28分  閉会

1.出席委員(5名)
  委員長 山 本 篤 史     副委員長 小 西 十四一
   委員 山 森 文 夫       委員 山 本 善 郎
   委員 林   教 子

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 川 辺 一 彦

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 建設水道              建設水道部次長
 部  長 構  富 士 雄      土木課長 菊 池 紀 明

1.職務のため出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一



令和5年8月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                日程第1
               議案第82号
○議長(川辺一彦君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)を追加議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加して提出いたしました議案について御説明を申し上げます。
 去る7月12日から13日の豪雨により被災いたしました市道12路線20か所につきまして、国の「公共土木施設災害復旧事業」により早期復旧を行うため、今般、議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)を提出し、所要の経費について追加の補正を行うものであります。
 また、国の基準に満たない被災箇所の復旧に要する経費につきましても、併せて計上したものであります。
 その内容につきましては、歳入歳出それぞれ1億9,800万円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ240億8,821万6,000円とするものであります。
 歳出予算の補正といたしましては、
 土木災害復旧費            1億9,800万円
であり、財源といたしましては、
 国庫支出金         1億2,802万4,000円
 市債                   6,990万円
のほか、不足する額7万6,000円を繰越金で措置するものであります。
 以上をもちまして、本日提出いたしました議案の説明といたします。
 何とぞ御審議の上、可決いただきますようお願いを申し上げます。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、議案第82号に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認めます。

             議案の常任委員会付託
○議長(川辺一彦君) 議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、産業建設常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時03分 休憩

 午後 2時40分 再開

○議長(川辺一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                日程第2
          議案第73号から議案第82号まで、
        認定第1号から認定第9号まで、及び報告第6号
○議長(川辺一彦君) 日程第2 議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)まで、認定第1号 令和4年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和4年度砺波市病院事業会計決算認定についてまで及び報告第6号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(川辺一彦君) 以上の案件につきましては、各常任委員会及び決算特別委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 山本篤史君。
 〔産業建設常任委員長 山本篤史君 登壇〕
○産業建設常任委員長(山本篤史君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外3件について及び報告第6号 専決処分の承認を求めることについてを審査するため、去る9月6日午前10時及び本日、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第75号 令和5年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第2号)、議案第78号 財産の処分について、議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)、報告第6号 専決処分の承認を求めることについてであります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」または「承認」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見、要望がありましたので、次の3点について申し上げます。
 1点目に、次世代に向けたチューリップスマート団地支援事業費補助金について、今後ネット栽培をどのように拡大していくかについては、ネット栽培には機械の熟練した操作が必要であり、オペレーターの育成が課題であることや、作業の効率化には圃場の連担化が必要であり、庄下地区に1ヘクタールの圃場を確保し事業に取り組むもので、必要となる経費について補助していくとのことでした。
 2点目に、スマートインター柳瀬工業団地第1団地造成事業費について、今回の土地売却に対し、特徴や総合的に工夫された点などについては、約4ヘクタールを一括で売却できたことにより起債の早期返還ができた点、東海北陸自動車道のトンネル工事と国営附帯県営農地防災事業の発生土を盛土材として活用し、敷地を2メートルかさ上げした点などが挙げられ、委員からは、引き続き第2団地誘致に向けて尽力していただきたいとのことでした。
 3点目に、災害復旧費について、2億円余りが専決されたが、復旧に向けた進捗状況については、現在は災害査定に向け被害農地等の測量設計業務を行っており、年内には国の査定を受ける予定である。災害復旧工事の一部は降雪期を迎えるため、次年度に繰り越すものと考えられる。小規模災害復旧支援金制度の申請は10月6日までだが、申請前に復旧を進めている箇所もあり、支援を活用し早急な復旧に努めているとのことであり、委員からは、今回の災害に対する対応は迅速であり、引き続き市民の安全・安心につながる災害体制に努めていただきたいとのことでした。
 次に、その他として、市政一般における本委員会の所管事項については、このほど竣工した稲種センターの今後の展開についてただしたところ、種もみの処理能力が大幅に向上し、作業の効率化、省力化が図られ、秀品率の高い優良種子の安定生産に結びつくことから、県外への出荷シェアをさらに高めることが期待できるとのことでした。
 委員からは、今後も種もみ生産者に寄り添った対応に努められたいとの意見がありました。
 2024年となみチューリップフェアの新たな取組などについては、会期後半まで花が咲いている状況をつくり上げるための花壇と花のクオリティーアップに向けたテスト導入、荷物の預かりコーナーの新設やコインロッカーの増設などを検討しているとのことでした。
 委員からは、さらにすばらしいフェアになることを期待するとの意見がありました。
 なお、当委員会では、9月6日に道の駅庄川、JAとなみ野稲種センター、庄川水記念公園の現地視察を実施しました。
 以上、審査の結果と意見、要望について申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会委員長 山田順子君。
 〔民生病院常任委員長 山田順子君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山田順子君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外1件について及び報告第6号 専決処分の承認を求めることについてを審査するため、去る9月7日午前10時より、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第74号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、報告第6号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案2件及び報告1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」または「承認」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見、要望がありましたので、次の2点について申し上げます。
 1点目、議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分のうち、人口対策費の結婚新生活事業補助金については、当初10件の申請を見込んでいたが、交付対象となる所得要件が緩和されたことなどにより、7月末現在、既に13件の申請の相談を受けており、今後も相談者の増加が見込まれることから、その交付見込額を計上するものであり、委員からは、今回この補助金の支援事業を受けられる新婚夫婦の方だけでなく、全ての新婚夫婦の方に、本市への移住定住、子育て、お出かけ支援など、様々な推進事業を紹介し、ずっと本市に住んでいただけるよう勧めていただきたいとの要望がありました。
 2点目、予防接種事業費については、新型コロナウイルス感染症感染予防に関連して、秋から冬にかけてインフルエンザとの同時流行の抑制や、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ることを目的に、令和2年度から引き続き、インフルエンザの予防接種に要した費用について、県が未就学児に対して一部を助成することから、これに併せて小中学生に対して助成するとのことでありました。
 委員からは、新型コロナウイルス感染症との同時流行を抑えるため、小中学生にインフルエンザ予防接種の助成をすることは大変重要なことであり、現在、県が未就学児のみ助成対象としているところを小中学生も対象とするよう、市から要請願いたいとのことでありました。
 また、他市(氷見市)では、高校生と妊婦を対象とした助成拡大の動きもあることから、次年度に向け、ぜひ検討していただきたいとの要望がありました。
 次に、市政一般における審議の経過において、次の意見、要望がありましたので、主なもののみ申し上げます。
 1点目、先般行われた議会報告会において、空き家対策についての質問、意見が多く寄せられたことから、1つ、空き家予備軍への今後の取組、2つ、老朽危険空き家解消の推進、3つ、空き家コーディネーターの活用、4つ、官民連携した空き家対策の推進、5つ、空き家情報バンクのPRの推進等についてただしたところ、これまで、県内自治体の中でも空き家対策のトップランナーとして業務を遂行してきたが、近年は、他市町村においても先進的な空き家対策を進めている自治体もあり、現状に満足することなく、さらに対策を強化し、調査研究していくとのことでありました。
 委員からは、砺波市の活性化として、民間も活用した官民が連携した空き家対策を進めていただきたいとの要望がありました。
 このほかに、スマート窓口について等、7項目の意見、要望がありました。
 なお、当委員会では、去る8月2日に砺波市内3か所の在宅介護支援センターと意見交換を、また、8月28日には、7月12日から13日にかけて発生した豪雨災害により崩壊した青山霊苑第2駐車場付近ののり面の状況の現地視察を実施いたしました。
 以上、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 総務文教常任委員会委員長 大楠匡子君。
 〔総務文教常任委員長 大楠匡子君 登壇〕
○総務文教常任委員長(大楠匡子君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外2件について審査するため、去る9月8日午前10時より、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第76号 砺波市文化財保護条例の一部改正について、議案第77号 財産の取得について、以上、議案3件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見、要望がありましたので、次の3点について申し上げます。
 1点目、議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分のうち、庄東地域に建設している保育施設の建設補助金については、幼保連携型認定こども園の建設補助であり、今年度のこども家庭庁の創設により、補助金が一元化され、保育・幼児教育部分を合算して算定することとなり、また、補助基準額も引き上げられたことにより増額となったとのことでした。
 工事内容の変更に伴う負担金の増額については、認定こども園の建設予定地に隣接している市道には上下水道の本管が埋設されておらず、県道の埋設箇所からの分岐工事が必要となった。早急に進めるため、当該工事部分を民間施工とし、その経費を負担金として支出するものであるとのことでした。
 2点目、部活動地域移行指導謝礼については、支払いは登録指導者個人に行い、1クラブにつき2名分まで、1時間当たり1,600円、1日3時間までで週1回を対象とし、指導実績報告書を受け、支払いを行う。なお、クラブの登録指導者数に上限は設けていないとのことでした。また、文化部においても、地域移行が必要となってくれば今回の指導謝礼は適用されるのかとただしたところ、市内4中学校の運動部、文化部全てを対象にしているとのことでした。
 委員からは、地域移行が市内4中学校の運動部、文化部全ての部活動において、順調に移行されるよう進めていただきたいとの要望がありました。
 3点目、今年度中に個人番号系の端末を利用する職員を除く、本庁舎に勤務する全ての正規職員に約150台のタブレット端末を整備する理由については、マイナンバー利用事務系は、住民情報など特に重要な情報が大量にあるので、情報漏えいのリスクが高いこと等から、国のガイドラインではテレワークの対象外とされているためである。タブレット端末の整備により、職員のテレワークやオンライン会議、また、ペーパーレス化を促進するなど、業務効率の改善と働き方改革の実現を図りたいとのことでした。
 委員からは、ネットワーク上のセキュリティーは十分満たされているようだが、個人のミスによる情報漏えいということもあるので、十分慎重にお願いしたいと要望がありました。
 次に、市政一般における本委員会の所管事項の中から、来年4月からの市営バス運行体制について、現在、市営バスを利用している小学生の対応と、高校生が通学に利用しやすい運行の考え方等についてただしたところ、今回の見直しでは、通勤通学を優先した運行としたいので、朝の運行時間を若干早めることになる。現在、一部の小学生が通学に利用している高波線と栴檀山線については、教育委員会がスクールバスを用意することで進めている。また、全ての路線において、JR城端線砺波駅等との接続を改善し、高校生等の通勤通学に合わせたダイヤとしたい。利用者の利便性を重視することはもとより、持続可能な地域公共交通の実現に向け、運行の効率性も視野に進めたいとのことでした。
 委員からは、子供の通学への対応について、しっかりお願いしたいとの要望がありました。
 なお、当委員会は、7月11日に、市内8つの放課後児童クラブの運営に関わっておられる方々から現状や課題等について御意見を伺い、よりよい子育て支援について意見交換を行ったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 決算特別委員会委員長 山田順子君。
 〔決算特別委員長 山田順子君 登壇〕
○決算特別委員長(山田順子君) 決算特別委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 去る9月5日開催の本会議におきまして、当特別委員会に付託されました議案第79号 令和4年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてから議案第81号 令和4年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号 令和4年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和4年度砺波市病院事業会計決算認定についてまでを審査するため、去る9月13日、14日、15日、19日の4日間にわたって委員会を開催し、議案第79号から議案第81号まで及び令和4年度の各会計決算について審査を行いました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第79号 令和4年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、議案第80号 令和4年度砺波市工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、議案第81号 令和4年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、認定第1号 令和4年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 令和4年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 令和4年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 令和4年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 令和4年度砺波市工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 令和4年度砺波市水道事業会計決算認定について、認定第7号 令和4年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について、認定第8号 令和4年度砺波市下水道事業会計決算認定について、認定第9号 令和4年度砺波市病院事業会計決算認定について、以上、議案3件及び認定9件であります。
 審査に当たりましては、最初に監査委員から各会計決算についての審査所見の後、当局から詳細な決算内容の説明を受け、予算執行の適否等について審査いたしました。
 その結果、議案第79号から議案第81号までについては、全会一致で原案のとおり「可決」、また、認定第1号から認定第9号までによる各会計決算については、法令並びに議決に基づき適正に執行され、所期の事業を計画的に遂行されており、行政効果も十分上げられていることから、全会一致で、それぞれ原案のとおり「認定」すべきものと決したのであります。
 以下、審査過程における主な質疑、意見、要望等の概要について御報告申し上げます。
 1点目、歳入確保の取組についてであります。
 本市の市税収入については70億4,510万円で、前年度に比べ2億105万円、率にして2.9%の増となっており、収納率は94.7%となっている。また、一般会計全体では、不納欠損額が1,198万円で、前年度より327万円、率にして37.5%増加しています。
 円安、物価高、原油高等の影響により、今後も市税等の収入減少が懸念されることから、収納率向上など、歳入確保の取組についてただしたところ、収納率向上に向けては、お願い型から法令に基づく差押えなど滞納処分を中心とした調査・処分型に転換しており、引き続き徴収強化に努めるとのことでありました。一方で、生活困窮者の方々には、納税相談もしっかり行い、納税者に寄り添った対応に努めるとのことでありました。
 2点目、今後の財政運営についてであります。
 人口減少などにより一般財源の大幅な増加が期待できない中で、各財政諸指標にも留意した持続可能な財政運営についてただしたところ、財政調整基金や起債を適正に管理しており、交付税がある程度期待できる中で、庁舎の建設や文化会館などの改修を進めるとともに、公共施設再編計画に基づき維持管理を工夫し、総合的に対応する。また、財政指標にも留意しながら各種施策を進めていきたいということでありました。
 3点目、庁舎整備基金についてであります。
 平成27年度から庁舎整備基金を創設し、令和4年度は12月補正で庁舎整備基金を1億円積み増ししており、年度末で延べ12億円を積み立てている。さらに、本年度も当初予算で1億円の積立てを予定している。また、合併振興基金8億7,000万円については、そのまま庁舎整備に充てることとしており、公共施設等総合管理基金なども活用し、引き続き庁舎整備基金の積立額を増やしながら、早期に新庁舎建設のめどを立ててほしいと望むものであります。
 以上で、議案第79号から議案第81号まで、認定第1号から認定第9号までの各会計決算12件について、審査の結果を御報告申し上げましたが、当局には、本委員会で出た意見、要望等について十分に留意し、市民の安全・安心の確保を第一義に、市民一人一人の幸せのため、市民ニーズを的確に把握され、スピード感を持って取り組まれるとともに、市民にとって真に必要な対策を講じることができる令和6年度予算を編成していただくようお願い申し上げます。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、各常任委員長及び決算特別委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 まず、議案第73号から議案第78号まで並びに議案第82号及び報告第6号についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各常任委員長の報告は、原案のとおり可決または承認であります。以上の案件は、各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決または承認されました。
 次に、議案第79号から議案第81号まで及び認定第1号から認定第9号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する決算特別委員長の報告は、原案のとおり可決または承認すべきであります。以上の案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、委員長報告のとおり可決または承認することに決しました。

                日程第3
              議員の派遣について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、派遣する議員については、お手元に配付いたしました議員の派遣についてのとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣については、配付文書のとおり議員を派遣することに決しました。

                日程第4
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

           追加日程第5及び追加日程第6
○議長(川辺一彦君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から、議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、議案2件が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第5及び追加日程第6として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号及び議案第84号を日程に追加し、議題とすることに決しました。

           議案第83号及び議案第84号
○議長(川辺一彦君) これより、追加日程第5 議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて及び追加日程第6 議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、2議案については、関連がありますので一括して議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 各議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加提案をいたしました議案第83号及び議案第84号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明いたします。
 現人権擁護委員の紫藤哲也氏及び大谷幸毅氏の任期が本年12月31日をもって満了となります。つきましては、議案第83号において紫藤哲也氏を引き続き、また、議案第84号において、大谷幸毅氏の後任に的池直子氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 何とぞ御審議をいただき、御意見をいただきたく、お願い申し上げます。
○議長(川辺一彦君) お諮りいたします。本案については、事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより議案第83号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、紫藤哲也氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号については、紫藤哲也氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第84号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、的池直子氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号については、的池直子氏を適任とすることに決しました。

○議長(川辺一彦君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 8月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめ、本日追加提案いたしました公共土木施設の災害復旧に関する案件など、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ御審議の上、可決または承認をいただき、誠にありがとうございました。
 また、令和4年度の砺波市一般会計をはじめ、各会計の決算及び関連議案につきましても、初めて定例会期中に決算特別委員会を開会し、議員各位には、慎重審査の上、それぞれ可決認定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも十分留意をしながら、今後とも適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、年末年始に懸念されます感染拡大に備え、一昨日の20日から、追加接種可能な全ての市民を対象に、オミクロン株の派生型に対応いたしました無料のワクチン接種を開始しております。特に高齢者など重症化リスクの高い方には、新型コロナワクチンの接種を継続して勧奨しておりますので、安心して接種をいただきたいと考えているところでございます。
 また、これから台風の到来が増える時期となります。ここ数年は、台風が来る前に線状降水帯が突然発生するなど、気候変動によります災害は経験則を超えました予想困難なものとなっておりまして、市民の皆さんには十分に注意をしていただきたいと思います。
 本市といたしましても、来る9月24日に地震を想定した総合防災訓練を行うなど、地域防災体制の充実強化に努めてまいります。
 なお、7月に被災をいたしました農地や農業用施設につきましては、今回の土木災害復旧費と同様、可能な限り、復旧の迅速化を図るため、適切な時期に所要の経費の補正を御提案申し上げたいと考えておりますので、議員各位には、より一層の御理解と御協力もお願い申し上げたいと存じます。
 また、任期途中で健康上の理由によりまして退任されました雨池議員におかれましては、議員としての御尽力に感謝申し上げますとともに、御回復をお祈り申し上げる次第でございます。
 結びになりますが、議員各位をはじめ関係各位に重ねて御礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 言
○議長(川辺一彦君) これをもちまして、令和5年8月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 3時25分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   川 辺 一 彦

   署名議員   山 本 篤 史

   署名議員   有 若   隆

   署名議員   山 田 順 子



令和5年8月 本会議 定例会(第4号) 議事日程・名簿

         令和5年8月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
   第1 議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)
      (提案理由説明、質疑、委員会付託)
   第2 議案第73号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第82号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第5号)まで、認定第1号 令和4年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和4年度砺波市病院事業会計決算認定についてまで、及び報告第6号 専決処分の承認を求めることについて
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第3 議員の派遣について
   第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
  追加日程
   第5 議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
   第6 議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    9月22日  午後 2時00分  開議
    9月22日  午後 3時25分  閉会

1.出席議員(17名)
   1番 境   佐余子 君     2番 林   教 子 君
   3番 向 井 幹 雄 君     4番 神 島 利 明 君
   5番 小 西 十四一 君     6番 開 田 哲 弘 君
   7番 境   欣 吾 君     8番 山 本 篤 史 君
   9番 有 若   隆 君    10番 山 田 順 子 君
  12番 川 辺 一 彦 君    13番 山 本 善 郎 君
  14番 島 崎 清 孝 君    15番 川 岸   勇 君
  16番 大 楠 匡 子 君    17番 今 藤 久 之 君
  18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 構  富 士 雄 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 安 地   亮 君    財政課長 二 俣   仁 君

 商工農林部次長           建設水道部次長
 商工観光課長 高 畑 元 昭 君    土木課長 菊 池 紀 明 君

 企画総務部             福祉市民部
 企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君    社会福祉課長 藤 森 俊 行 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 嶋 村   明 君

 総合病院              会  計
 総務課長 田 村 仁 志 君    管 理 者 東 川 弘 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 森 田   功 君

 教育総務課長 河 合   実 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一



令和5年8月 決算特別委員会 定例会 4日目 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開議

(8月定例会付託案件の審査)
○山田委員長 ただいまから、決算特別委員会を再開いたします。
 それでは、総括審査として、御審議、御意見を賜りたいと存じます。なお、総括審査でありますので、決算を総括することを踏まえて御意見等をお願いいたします。
 川岸委員。
○川岸委員 令和4年度の会計を見て思ったことは、一般会計、それから特別会計、4会計ございますけれども、それが約20億4,000万円ということで黒字決算だなということ。それからまた、起債の残高も非常に下がってきたということで、2017年ですか、平成29年から減少して、今、213億円という起債残高になっているということ。また、一般会計はじめ、財務指標の内容を見ても非常に改善しているなと思います。
 一部経常収支比率で、前年度よりも1.4ポイント高くなり、92.1%というような指標も出ておりますけれども、財政力指数、標準財政規模あるいは実質赤字比率、実質公債比率等を見ましても、若干の高めの傾向にはあるけれども、改善しているなと私は高く評価しているところでございます。
 そこで、私のほうでちょっと心配になることが2点ありますので、質問をしてみたいなと思っております。
 令和4年度の歳入状況を見まして、今後の歳入の確保に向けた支出についてお伺いをしたいなと思っています。
 本市の市税収入は70億4,510万円と前年度より固定資産税の増加により、2億105万円、率にして2.9%増加したところでありますけれども、市税の収納率は前年度に比べて0.1ポイント低下しているところでございます。
 そこで、問題とするのは不納欠損額、前年度よりも327万円、率では37.5%増の1,198万円となっている状況にあります。それから、収入未済額についても前年度よりも率で177.6%、10億2,663万円増の16億4,474万円となっている。この内容については、国、県の支出金でありますからそれはそれとして、残りは市税であります。市税の過去の収納率からも、その収入未済額を確保すべきじゃないかなと、解消に努めるべきじゃないかと思いますけれども、これは一般会計ばかりじゃなくて特別会計、企業会計においても滞納額が発生しているところであります。
 そこで、新型コロナウイルスの感染症の影響があったというものの、今後も円安物価高、原油高の影響により市税の減少が見込まれると思っておりますので、税の公平性の観点から不納欠損額等についてやっぱり解消を図っていく、対策を図っていく必要があるのではないかなと思うわけですけれども、これらのいろんな要因があったと思います。その要因も含めて、この市税の収納に当たっての対応方針等お聞かせいただければ、今後、引き続き収納率の向上に向けて取り組んでいただきたいなと思うわけです。
 ということで、市税の収入について今後どのように図られていくのか。そういったことも含めて説明方よろしくお願いしたいと思います。
○山田委員長 島田企画総務部長。
○島田企画総務部長 お答えの前に少し、収納率について補足をさせていただきたいと思います。
 収納率94.7%というのは、昨年と比べて確かに0.1ポイント低下をいたしましたけれども、この率は、理由としてコロナ禍であるとか、物価高騰などの厳しい状況の中でこういう数字だということで、収納率の落ち込みを最小限に抑えたものだということで、合併後でこれは4番目の数値でありまして、現年度に限っては県内の市で3番目ということで、担当課において収納率向上に努力していることを御理解いただきたいと思っています。
 加えまして、不納欠損の話も出ましたけど、これは、税についてはほとんど昨年と変わらない数字でございますけど、これは、福祉関係の障がい通所施設の破産に伴って、給付金の返還金が不納欠損になったものがあるということでこれだけが増加したということでございます。
 その上で、収納率の向上に向けてということでございます。引き続き、法令に基づきまして滞納処分を確実に実施していくことで、これまでの訪問によるお願い型から、差押えなど滞納処分を中心とした調査、処分型に転換し、徴収強化を図ることで対応してまいりたいと考えております。
 一方で、低所得者や失業など生活に困窮されている方など、やむを得ず滞納されている方に対しては、無理のない分納を含めた納付相談を行うなど、納税者に寄り添った対応を取りまして、適切に納付が行われるよう努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 ただ、前年までの滞納していた分、こういう方は翌年不納欠損となって増えてきているということがこの表からうかがえるんですけれども、特に滞納について、やはり積極的に解消に向けてやっていかなければならないんじゃないかなと思うわけですけれども、そこについてどうでしょうか。
○山田委員長 島田企画総務部長。
○島田企画総務部長 不納欠損については、執行停止3年を基に、収納することができない方に対して法令に基づいて対応しているということであります。
 税の考え方といたしましては、基本的には新たな未収金を極力発生させないということが一つ。そして、既存未収金を解消していくという、この2つを大きな柱として、引き続き滞納繰越が発生しないよう努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 そういう意味で、不納欠損等解消に向けて取り組んでいただきたいということをお願いしているわけです。年々これがちょっと増えてきている状況にあるものですから、非常に不安に思うところです。よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、今後の市の財政等についてお伺いしたいと思います。
 今後、市の財政というのは人口減少等により、一般財源の大幅な増加は期待できないと思うわけですけれども、そういった中で、社会保障費あるいは公共施設の改修に伴う経費の需要が今後見込まれると思うわけです。そして、こういった状況を踏まえて、これからのさらなる計画的な財政運営に努めていかなければならないと考えるわけですけれども、今後の基金、それから市債の活用をはじめ、各財政手法をにらんでどのような指針の下に持続可能な市の財政運営に努められるのか、市長の見解をお伺いしたいと思います。
 財政指標は令和3年度とあまり変わらない状況であります。今後留意していかなければならないんですけれども、今後の指針といいますか、これについて市長の見解をお尋ねしたいと思います。
○山田委員長 夏野市長。
○夏野市長 今のお尋ねの件ですけど、歳入歳出両方含めてお話ししたいと思いますが、歳入は、確かに人口も増えないということですが、一方で所得はどうかというと、必ずしも全般的に見て下がっているわけではないです。
 国税も、ここ数年予算オーバーをかなりしていまして、国のほうの財源的なもの、いわゆるメディアが言う景気感と現実の税収を見たときに必ずしも合っていないんです。ですから、そういった意味で、人も減るし、みんな生活が厳しくなるから税も減るんだというのは分かりやすいロジックですけど、それが正しいかということはファクトチェックをしなくちゃいけないと思っています。
 それともう一つは、一般財源は御承知のとおり地方税がもちろんメインですけれども、地方交付税というのがあります。これは裏腹の関係でして、基本的には、国もここ数年間は、一般財源は前年を下回らないようにするということを地方財政対策でも、それから、いわゆる骨太の方針等でもはっきり明言をしています。ですから、万が一税が減っても交付税が補塡すると。その交付税の補塡の中で、国が例えば交付税特会から、交付税特会が借金をして出したり、臨時財政対策債などちょっと不健全な形で出してくる可能性はありますが、出口ベースで見たときに、地方自治体の運営にどうかなるかということをもしやれば、昔の2016年ショックでしたか、3割カットするという小泉政権のときにあった、あんなことをやったらどうなるかということは国ももう嫌ほど分かっていますので、そういったようなことはあまり想定できないのではないかなと思っています。ですから一般財源のベースは基本的にあると。
 あと、特定財源については、これは事業をやるかやらないかによって全然違うので、よく一般財源比率が下がったから何とかと言う人がいますけど、全く不勉強のそのままでありまして、大きな補助事業をやれば当然特定財源比率は高くなるわけですから、トータルとしてその中でどれだけのお金を確保して、どれだけのお金が特定ひもづけで出ていったかと考えれば、そんなに大きなことはないだろうと思っています。
 あと一方で、そうは言いながらも、明るい未来がずっとあるというわけではもちろんないので、財政調整基金など基金も調整をしてつくっていかないといかんということですが、砺波市の場合は、実は起債については、例えば2割程度を超えたらやばいよって書いてあるんですけど、どれぐらい貯金を持っていたらいいのかという基準ははっきりないんです。
 でも逆に言うと、借金の反対側で考えたら2割ぐらいの貯金は持っておくべきだろうということでやっていきますと、我々のほうはかなり安定した形でやっておりますし、さすがにコロナ禍で財政調整基金は少し崩さないといけないかなと思いましたけれども、基本的には財政調整基金を取り崩さず、ほかの目的基金、それから繰越金とかで措置できたのはよかったなと思っていますし、また、ある意味、国はかなりこの新型コロナウイルス感染症については地方財政を守ってくれたなと思っています。そういった意味では、新型コロナウイルス感染症で駄目になった自治体というのはニュースでも聞いたことがありませんので、例えば一昨年、例の50億円ぐらいありましたね、あの交付金10万円出したやつなんかね。あれも結局自治体はほとんど腹は傷んでいないんです。そういった意味では、今回財政的なものについては、国が地方財政対策は結構してくれたのかなと思うことはあります。
 それから、支出のほうでは、これから大きなものというとやっぱりこの庁舎の問題があります。それから砺波市文化会館の大規模改修、それから庄西中学校の大規模改修。二桁億になるものが少なくともこの3つはありますし、そのほかにも幾つか傷んできているものもあります。
 一方で、公共施設再編計画などで、やはりいろんな形で、公共施設で目的をある程度統合してできるものはしていったり、維持管理について工夫をしたりということもやっていって、抑えていく必要もあるかなと思っています。そういったことも含めてトータルで対応していくということが必要かなと思います。
 最近、ザイム真理教というのがあるそうです。とにかく財政指標をよくしなくちゃいかん、基本的にプライマリーバランスをよくするんだということをまず第一に挙げるという考え方があるそうですけど、私はそれも必要かと思いますが、一方で、どんどん出していっていいというものではないという。ですからそういう考えで、その両方の考え方を、二兎追うというのをよく言っていますが、二兎追うと大体失敗するんですけど、これについてはどの自治体の方もそう思っているのではないかなと思います。
 よっぽど地域が疲弊していて、もう市町村の財政出動もしなければいけないというところはそんなわけにはいかないと思いますが、富山県内の15市町村を見ていて、そういうところはないと思っていますので、ある程度節度を持った形で運営すればいいのかなと思っています。
 それから質問の関係。
 決算委員会の中で質問があって、標準的な財政の、いわゆる標準会計ですね。あれのベースは何かというと、基本的には複式でやろうということなんですね。複式でやるというのは、要するに役所が単式簿記なので、ストックとフローが分からないということでああいうことを考えたんですけど、現実的に根本的に勘違いしてほしくないのは、自治体はもうけるためにやっているわけじゃないです。ですから、例えばストック指標で、例えば庁舎。これ幾らですか。庁舎はまだ売れるかもしれませんが、道路、売れますか。そんなことあるんで、あんまりあんなものに期待されては駄目だと思います。
 あれは、私、個人的に言うと公営財団、公益法人ですね。例えば財団法人とか社団法人とか。こういうのは、場合によっては財産を全部なくしてチャラにするということも考えられますが、自治体はあり得ないので、あれにあんまり肯定して、これの指標がどうだこうだという議論するのはちょっとどうかなと思います。
 そんなことも含めて、財政指標は地方債の話をよく言われますが、地方債も適正な形で管理できているなと思っていますし、経常収支比率はやっぱり分母の関係がありまして、やっぱり分子、分母の関係なので分母がちょっと落ちちゃうと、同じことをやっていても率が上がってしまうということがあります。ただ、一般的に言うと、若干高めかなと思いますので、多分皆さん方の健康診断の結果と一緒ぐらいかなと思っていますので、入院は必要ないけれどもちょっと米印をつけておくよというぐらいかなと思っていますので、これからも注意してやっていきたいと思っています。
 一方で、それを補うためにもいろんな施策を打っておりますが、それについても、大体打ち出したものは成果が上がってきているのかな、もしくは上がりつつあるのかなと思っていますので、これからもそういった方針を忘れずにしっかり取り組んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 今後も砺波市の発展のために、財政の健全化に向けて一生懸命努力していきたいと私のほうも考えておりますので、どうぞよろしく御協力方、お願いをいたします。私からは総括としての質問を終わります。
○山田委員長 ほかにございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御意見等が出尽くしたようでありますので、これをもちまして質疑を終結いたします。
 これより、当委員会に付託されました議案第79号 令和4年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてから議案第81号 令和4年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号 令和4年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和4年度砺波市病院事業会計決算認定についてまでを一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第79号 令和4年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、議案第80号 令和4年度砺波市工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、議案第81号 令和4年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、認定第1号 令和4年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 令和4年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 令和4年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 令和4年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 令和4年度砺波市工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 令和4年度砺波市水道事業会計決算認定について、認定第7号 令和4年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について、認定第8号 令和4年度砺波市下水道事業会計決算認定について、認定第9号 令和4年度砺波市病院事業会計決算認定について、以上、議案3件及び認定9件について、原案のとおり可決または認定することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山田委員長 挙手全員であります。よって、議案3件及び認定9件は、原案のとおり可決または認定することに決しました。
 以上で、付託案件の審査は終了いたしました。
 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 最後に、市長から御挨拶がございます。
 夏野市長。
○夏野市長 砺波市議会の決算特別委員会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 今ほどは、令和5年の8月議会に提案いたしました令和4年度の砺波市一般会計をはじめ、各会計の決算、それから関連する議案につきまして、この委員会のほうで、認定、可決をいただきまして、誠にありがとうございました。
 今回は8月議会の会期中に決算特別委員会を開催するということで、若干ふだんとスケジュールが違ったかもしれませんが、このことによりまして、本会議で可決、認定いただければ決算が早く確定するということで、その点についても大変ありがたいと思っております。いずれにしても、こういうような形で令和4年度の決算につきまして、認定、可決いただきますこと、ありがたく存じております。
 また、いろいろと審査の過程でいただいた御意見、御質問等も私のほうで把握しておりますので、またそういった中で、今後の政策にも生かしていったり、また、御説明がさらに必要なものについては説明をさせていただきたいと思っております。
 いずれにいたしましても、長い期間に当たりまして、決算で全ての市の行政につきまして目を通していただきましてありがとうございました。ぜひ、本会議のほうでも可決をいただきますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
○山田委員長 以上をもちまして、決算特別委員会を閉会いたします。
 4日間にわたる審査、御苦労さまでございました。

 午前10時24分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会決算特別委員会

   委員長   山 田 順 子



令和5年8月 決算特別委員会 定例会 4日目 名簿

             決算特別委員会

1.会議に付した事件
  ・8月定例会付託案件の審査

1.開議及び閉議の日時
    9月19日  午前10時00分  開議
    9月19日  午前10時24分  閉会

1.出席委員(16名)
  委員長 山 田 順 子     副委員長 山 本 篤 史
   委員 山 森 文 夫       委員 大 楠 匡 子
   委員 川 岸   勇       委員 島 崎 清 孝
   委員 山 本 善 郎       委員 川 辺 一 彦
   委員 有 若   隆       委員 境   欣 吾
   委員 開 田 哲 弘       委員 小 西 十四一
   委員 神 島 利 明       委員 向 井 幹 雄
   委員 林   教 子       委員 境   佐余子

1.欠席委員(なし)

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 企画総務              福祉市民
 部  長 島 田 繁 則      部  長 横 山 昌 彦

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明      部  長 構  富 士 雄

 企画総務部             庄  川
 財政課長 二 俣   仁      支 所 長 小 西 喜 之

 病  院              会  計
 事務局長 嶋 村   明      管 理 者 東 川 弘 美

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉      事務局長 森 田   功

 監査委員 佐 野 勝 隆      監査委員 今 藤 久 之

 監  査
 事務局長 林   哲 広

1.職務のため出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一      議事係・調査係主任 榮   朋 江