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令和6年8月 本会議 定例会 目次

         令和6年8月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(8月26日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  3
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第43号から議案第51号まで、及び認定第1号から認定第9号まで
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………  4
  決算特別委員会の設置について……………………………………………………  9
★第2号(9月2日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 11
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 11
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 11
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 11
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 12
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 12
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(代表質問)
   12番  川辺 一彦 議員 ………………………………………………… 13
      ・市長4選に向けた決意ついて
      ・生産年齢人口の減少に対応したまちづくりについて
      ・散居村を生かしたまちづくりについて
      ・城端線・氷見線の再構築とまちづくりについて
      ・児童生徒たちの人間形成と学校を取り巻く環境について
      ・総合病院の使命と経営について
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    2番  林  教子 議員 ………………………………………………… 38
      ・地域の活力と魅力の向上に必要なイベントや祭りが継続されるた
       めに
      ・インバウンドを呼び込む取組について
      ・保育所に主食を持参することについて
    4番  神島 利明 議員 ………………………………………………… 47
      ・防災対策について
      ・政府クラウドについて
      ・マイナンバーカードの活用について
      ・子育て支援について
    1番  境 佐余子 議員 ………………………………………………… 56
      ・今後の砺波市民体育大会の在り方について
      ・移住定住促進について
      ・障がい者の自立支援策について
    3番  向井 幹雄 議員 ………………………………………………… 68
      ・デジタル技術を教育現場に活用することについて
      ・子供の英語力を高めることについて
      ・スマート窓口の利便性の向上について
      ・地域防災の推進について
★第3号(9月3日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 79
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 79
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 79
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 79
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 80
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 80
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    5番  小西十四一 議員 ………………………………………………… 81
      ・災害防止対策について
      ・農業振興地域における農地の確保について
    9番  有若  隆 議員 ………………………………………………… 86
      ・安全で安心して暮らせるまちづくりの砺波平野の治水対策の推進
       について
      ・タマネギの生産振興について
    6番  開田 哲弘 議員 ………………………………………………… 97
      ・砺波市のファンを増やすための取組について
      ・屋敷林の保全について
    7番  境  欣吾 議員 …………………………………………………103
      ・こども誰でも通園制度について
      ・「住宅改修」「福祉用具」費用の支給を受領委任払いに
    8番  山本 篤史 議員 …………………………………………………109
      ・公共交通の運行状況について
      ・教育環境について
  議案の常任委員会付託(議案第43号から議案第51号まで、及び認定第1
  号から認定第9号) ………………………………………………………………116
★第4号(9月19日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………117
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………117
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………117
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………117
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………118
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………118
  議案第43号から議案第51号まで、及び認定第1号から認定第9号まで
   各委員会の審査報告 ……………………………………………………………119
   質 疑 ……………………………………………………………………………126
   討 論 ……………………………………………………………………………126
   採 決 ……………………………………………………………………………126
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査について ………………………………127
  議案第52号及び議案第53号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………128
   採 決 ……………………………………………………………………………128
  閉会の挨拶 …………………………………………………………………………129
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………130



令和6年8月 本会議 定例会 議案一覧

         本定例会に付議された議案等の件名

議案第43号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第3号)
議案第44号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について
議案第45号 砺波市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第46号 砺波市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について
議案第47号 砺波市国民健康保険条例の一部改正について
議案第48号 砺波市子ども・子育て会議条例の一部改正について
議案第49号 令和5年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
議案第50号 令和5年度砺波市工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
議案第51号 令和5年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
認定第 1号 令和5年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について
認定第 2号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 3号 令和5年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 4号 令和5年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 5号 令和5年度砺波市工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について?
認定第 6号 令和5年度砺波市水道事業会計決算認定について
認定第 7号 令和5年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について
認定第 8号 令和5年度砺波市下水道事業会計決算認定について
認定第 9号 令和5年度砺波市病院事業会計決算認定について
議案第52号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて



令和6年6月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(山田順子君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                日程第1
           議案第37号から議案第42号まで
○議長(山田順子君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)から議案第42号 工事請負契約の締結についてまでを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(山田順子君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔産業建設常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○産業建設常任委員長(有若 隆君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告をいたします。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外1件についてを審査するため、去る6月19日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第42号 工事請負契約の締結について、以上、議案2件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の2点について申し上げます。
 1点目は、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分のうち四季彩館管理運営費123万4,000円の多言語音声ガイド導入業務委託料については、チューリップ四季彩館に3か国語の音声ガイドを導入し、QRコードを個人のスマートフォンに読み取ることで、簡単に音声ガイドにつながり、館内の案内をすることは非常によいことと思う。また、今回導入される音声ガイドはいつ頃から使用可能となるのか質したところ、来春の1月下旬から2月中旬を予定しており、春を呼ぶチューリップ展での導入を目指したいとのことでありました。
 委員からは、今後外国からの来客に合わせ、音声ガイドの言語数を増やしていただきたいとの要望がありました。
 2点目に、議案第42号 工事請負契約の締結についての、今後のスケジュールなどについては、本定例会で議決後、本契約書の締結を行い、工事に着手し、工期は来年の3月31日としており、来年のチューリップフェア時には、新しい南門から入園していただくことを考えているとのことでした。
 また、工事期間中は、工事箇所を仮囲いして現在の南門から入園できるように配慮するとのことでした。
 委員からは、工事が長期にわたることから、事故のないよう進めていただきたいとの意見がありました。
 次に、受理番号5番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情については、委員間討議を開催し、委員からの意見を聴取し慎重に審議した結果、委員からは、賃金の引上げは必要と考えるが、地域の暮らしに応じ、段階的に引き上げることが重要である。また、資材高騰や人手不足などの状況下で一度に大幅な賃上げを行うことは、中小企業や小規模事業者の経営が立ち行かなくなる懸念があるなどの意見があり、採決の結果、賛成なしで不採択となったところであります。
 次に、この委員間討議において委員から発言があった最低賃金の引上げ及び中小企業・小規模事業者への支援策を求める意見書の提出については、当委員会で作成し本定例会に提出することに決しました。
 次に、市政一般に関する審議の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 1月の能登半島地震による農地の被災状況と復旧の見通しについては、高波地区の水田1.7ヘクタールが液状化による被害があり、陥没や噴砂の発生が約40か所あった。また、コンクリート畦畔が破断した箇所もあり、今年の米作りを諦めて大豆栽培に切り替えられた。復旧については、国の災害査定を受けているが、事業費決定に半年ほどかかる見通しであり、国に事業費決定前着工の申請をし、来年3月までに復旧工事を終えることを目指すとのことでした。
 なお、当委員会では、6月11日に庄川左岸地区農地防災施設管理協議会の庄川左岸中央管理所にて、庄川左岸地区の国営総合農地防災事業について現地視察を実施いたしました。
 以上、審査の結果と意見・要望について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。
○議長(山田順子君) 民生病院常任委員会委員長 川辺一彦君。
 〔民生病院常任委員長 川辺一彦君 登壇〕
○民生病院常任委員長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外2件について審査するため、去る6月20日午前10時より、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第38号 令和6年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第39号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、以上、議案3件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の2点について申し上げます。
 まず、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分のうち予防接種事業費において、ワクチン被接種者が5社程度のワクチンメーカーから、自分に適するワクチンを選ぶための情報提供を遅滞なく実施されるよう要望したところ、ワクチンを選ぶのは市内医療機関であり、市では把握できないとのことでありました。
 委員からは、現時点におけるワクチンに関する情報は不足しているものの、接種には混乱が生じないよう進められることや、副反応への対応、そして予防接種健康被害救済制度の周知等に配慮されるよう要望がありました。
 次に、議案第38号 令和6年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)のうち、病院事業費用における看護補助者の配置について、委員からは、医療的な基礎研修を受けた人員を人材派遣会社に委託して病棟に配置するとのことで、当初は、病棟師長が指示できる平日の時間帯での導入とするとのことであるが、今後は運用状況を見て、土曜日や日曜日の休日にもシフトに加わってもらうことで、看護師の業務負担を軽減し、容態急変などへの迅速な対応など、安全性のさらなる確保につながるよう要望がありました。
 次に、市政一般における審議の過程において、次の意見・要望がありましたので、主なものについて申し上げます。
 サービス開始から1年が経過した市民課におけるスマート窓口の利用件数は、まだ数十件程度とのことですが、実際に利用した委員からは、窓口で申請書にあれこれ考えながら記載するよりも、自宅で入力した情報をQRコードにして窓口へ提示することで作成できるので、手書きよりも分かりやすく、窓口での滞在時間が短くなる便利なシステムだと感じた。
 このサービスはもっと市民に周知する必要があることから、市民課窓口を利用されたその方に対するその場での広報活動と、ホームページからスマート窓口申請への誘導方式の改善について要望がありました。
 このほかに、高齢者のフレイル予防対策の推進についてなど、4項目の意見・要望があったところであります。
 以上、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(山田順子君) 総務文教常任委員会委員長 山本篤史君。
 〔総務文教常任委員長 山本篤史君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山本篤史君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外2件について審査するため、去る6月21日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第40号 砺波市公民館条例の一部改正について、議案第41号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、以上、議案3件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の2点について申し上げます。
 まず、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分のうち防災対策費について、プライバシーの保護について質したところ、段ボールパーティションや間仕切りテントなどを活用し確保しているとのことでした。
 委員からは、段ボールハウスの活用も検討してはとの意見がありました。
 続いて、議案第40号 砺波市公民館条例の一部改正について、どのように貸し出すのか問い質したところ、東山見公民館がふれあいプラザから庄川児童館内に移転することに伴うもので、1階の旧乳児室を目的外使用の手続を取り使用するとのことでした。
 委員からは、施設を有効に効率的に活用することはすばらしいことであり、今後も活用して欲しいとのことでした。
 このほか、市政一般に関しては、新紙幣への対応について質したところ、市が管理する券売機・精算機等は、4部署に13台あり、利用頻度などから対応予定のない市バスの両替機3台を除くと、市立砺波総合病院の6台は、新紙幣発行までに対応予定であり、パーク・パットゴルフ場と砺波駅の駐車場の4台は部品調達までの間、受付職員や入り口等の告知で対応するとのことでした。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(山田順子君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより討論に入ります。
 通告がありますので、発言を許します。
 7番 境 欣吾君。
○7番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第39号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正についての反対討論を行います。
 この条例改正案は、国民健康保険税の後期高齢者支援金の課税限度額を22万円から24万円に引き上げ、また一方で、減額の対象となる所得の基準を引き上げて減額となる対象を広げようとするものです。
 応能負担を進めるようでありながら、実際には被保険者の負担が他の医療保険に比べて異様に大きいという国民健康保険制度の構造的な矛盾を拡大することにしかなりません。協会けんぽの限度額よりさらに高額な限度額を、年収が600万円も低いのに支払わなければならない世帯を拡大するだけです。
 しかも、今の国民健康保険の仕組みでは、世帯人数が増えるほど限度額に達する所得が下がります。子供の数が多いほど低い所得で限度額を負担しなければならなくなるのです。世帯構成によっては、同じ年収であっても、協会けんぽの2倍以上の保険負担をしなければ保険医療を受けることができない。国民皆保険の根幹を崩すような問題には手つかずのままです。
 全国知事会や全国市長会、全国町村会が要望し続けているように、国庫負担を増額して均等割、平等割をなくし、協会けんぽ並みの保険税負担にすることこそ求められています。
 国民健康保険制度の構造的矛盾を拡大することになる、この条例改正案には賛成できません。
 以上で討論を終わります。
○議長(山田順子君) 16番 大楠匡子君。
○16番(大楠匡子君) 通告書に基づき、議案第39号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、賛成する立場で意見を述べさせていただきます。
 今回の条例の一部改正では、次の2点が改正されます。1点目は、後期高齢者支援金の課税限度額の引上げであり、2点目は、減額の対象となる所得基準の引上げであります。
 1点目の課税限度額の引上げは、昨年に引き続き後期高齢者支援金の課税限度額を22万円から2万円引き上げるもので、総額の課税限度額は106万円となりますが、これにより負担が大きくなるのは、一概には言えませんが、4人世帯では年間所得が1,230万円程度の方々となります。
 また、医療給付費と介護納付金の課税限度額は変わりませんので、中間層の負担を増やすことにはつながりません。
 課税限度額は引き上げられますが、均等割、平均割については上げられませんので、昨年と同じ所得の世帯であれば、国保税は変わらず負担増とはなりません。
 2点目の減額の対象となる所得基準の引上げも、昨年に引き続き改正されるもので、5割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得において、被保険者数に乗ずる金額を5,000円引き上げ29万5,000円に。同様に2割軽減の対象となる世帯で1万円引き上げ54万5,000円とすることにより、本市においては、新たに27世帯が軽減対象となり、保険税が減額されることとなります。
 このように、今回の改定は所得の多い世帯の負担を増やし、所得の少ない世帯の負担を減らすものであり、必要な改正であると考えます。
 国民健康保険税が上がる要因は3つあると言われています。1つには、高齢化が進むことにより、医療給付費が増額していること。2つには、被保険者の所得が伸びないこと。3つには、中間所得層の保険料負担に配慮していることです。
 境 欣吾議員が反対されているのは、今回の国民健康保険税の一部改正というより、国民健康保険税の在り方そのものに対してであり、国において議論される問題であると考えます。
 このような理由から、今回の砺波市国民健康保険税条例の一部改正については賛成するものです。
 以上、賛成討論といたします。
○議長(山田順子君) 以上、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 まず、議案第39号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第37号、議案第38号、議案第40号から議案第45号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決されました。

                日程第2
              議員提出議案第1号
○議長(山田順子君) 次に、日程第2 議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書の提出についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 社会経済の急速な構造変化や加速する人口減少社会を背景に、地方公共団体の重要な意思決定を行う地方議会は、多様化する民意の集約と地方行政への反映が期待されており、その果たすべき役割と責任は重要性を増しております。
 このため、若者や女性、会社員など多様な人材の地方議会への参画を促進し、議会を活性化することは、多くの地方議会に共通の喫緊な課題となっております。
 一方、今日では、就業者の9割を会社員等の被用者が占めており、地方議会議員の成り手も、会社員等からの転身者が期待されております。
 地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、会社員等が議員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ、家族の将来や老後の生活を心配することなく議員に立候補し、議員活動を続けることができる環境が整うことになります。また、多様で有為な人材の確保に大きく寄与するものと考えられます。
 よって、国民の幅広い層からの政治参画や地方議会における多様な人材確保の観点から、厚生年金への地方議会議員の加入のための法整備を早急に実現するように強く要望いたします。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。

                日程第3
              議員提出議案第2号
○議長(山田順子君) 次に、日程第3 議員提出議案第2号 最低賃金引上げと中小企業・小規模事業者への支援策を求める意見書の提出についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表いたしまして、9番 有若 隆君。
 〔9番 有若 隆君 登壇〕
○9番(有若 隆君) 議員提出議案第2号 最低賃金引上げと中小企業・小規模事業者への支援策を求める意見書の提出について、提出者を代表しまして、提案理由の説明を申し上げます。
 昨年10月に、富山県内の最低賃金は40円引き上げられ948円となった。しかし、物価高の中で、厚生労働省が発表した昨年の実質賃金はマイナス2.5%となった。
 地域間格差も縮まっているとは言えず、都市圏の東京1,113円と地方圏の富山県948円の差は165円となっている。地方では交通費などの負担が大きく、必要な生活費は決して都市圏と比べて低いとは言えない。都市圏への若者の流出を防ぐためにも、最低賃金の地域間格差の是正は重要である。
 また、最低賃金引上げのためには、中小企業・小規模事業者に対する支援の強化が必要であり、賃上げ分への国からの財政支援などの施策が求められる。
 よって、国会及び政府におかれては、下記の施策を実現されるよう強く要望する。
 1、国民の暮らしを支え消費を拡大するため、最低賃金を地域の実情に合わせ引き上げること。
 2、生活費の実態に合わせ、最低賃金の地域間格差を是正すること。
 3、最低賃金引上げのための中小企業・小規模事業者に対する経営支援と各種財政支援を強化すること。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第2号 最低賃金引上げと中小企業・小規模事業者への支援策を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第2号 最低賃金引上げと中小企業・小規模事業者への支援策を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。

                日程第4
              議員提出議案第3号
○議長(山田順子君) 次に、日程第4 議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。

(提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 地方自治法等の一部改正により、議会に係る手続のオンライン化が可能になることから、所要の改正を行うものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。

                日程第5
              議員提出議案第4号
○議長(山田順子君) 次に、日程第5 議員提出議案第4号 砺波市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議員提出議案第4号 砺波市議会会議規則の一部改正について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 地方自治法等の一部改正により、議会に係る手続のオンライン化が可能になること及び災害の発生による緊急時等に会議時間を変更することができる規定を整備する必要があることから、所要の改正を行うものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第4号 砺波市議会会議規則の一部改正については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第4号 砺波市議会会議規則の一部改正については、原案のとおり可決されました。

                日程第6
              議員の派遣について
○議長(山田順子君) 次に、日程第6 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、派遣する議員については、配付いたしました議員の派遣についてのとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員を派遣することに御異議はございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣については、配付文書のとおり議員を派遣することに決しました。

                日程第7
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(山田順子君) 次に、日程第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

○議長(山田順子君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(山田順子君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 6月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめ、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ御審議の上、可決をいただき、誠にありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも留意して、適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 さて、春から初夏にかけまして、本市ではチューリップフェアをはじめとする様々な花のイベントや、夜高をはじめとする伝統的な祭りなど、地域行事が市内各地で繰り広げられました。
 これらの祭りやイベントは、これまで先人が築き上げられ、受け継がれてきたことによりまして、本市の大きな魅力にもつながっており、改めて砺波のすばらしさを実感された方も多いものと存じます。
 また、梅雨の季節となり、短時間で豪雨への警戒が必要な時期となりました。
 能登半島地震によりまして地盤が脆弱化している懸念もある中、昨年7月の線状降水帯の発生による被害も記憶に新しいことから、改めて即応体制の確認を行うとともに、今後の土砂災害警戒情報など、気象情報を事前にしっかりと把握しながら、関係機関とも連携して対応してまいります。
 さて、このたび、私は気持ちを新たに、今議会におきまして、4選に向けて、秋の市長選挙出馬を決意いたしました。庄川と散居が織りなす花と緑のまち砺波のさらなる発展と市民福祉の向上のため、中でも新市庁舎整備や、中学校の再編などの喫緊の重要課題に対し全力を尽くして取り組んでいく決意であります。
 引き続き、市議会をはじめ、市民の皆さんの御理解と御協力をいただければ幸いでございます。
 結びに、議員各位をはじめ、関係各位にお礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 言
○議長(山田順子君) これをもちまして、令和6年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 2時47分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   山 田 順 子

   署名議員   境   欣 吾

   署名議員   山 本 篤 史

   署名議員   有 若   隆



令和6年6月 本会議 定例会(第4号) 議事日程・名簿

         令和6年6月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
   第1 議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)から議案第42号 工事請負契約の締結についてまで
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第2 議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書の提出について
   第3 議員提出議案第2号 最低賃金引上げと中小企業・小規模事業者への支援策を求める意見書の提出について
   第4 議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正について
   第5 議員提出議案第4号 砺波市議会会議規則の一部改正について
   第6 議員の派遣について
   第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    6月25日  午後 2時00分  開議
    6月25日  午後 2時47分  閉会

1.出席議員(17名)
   1番 境   佐余子 君     2番 林   教 子 君
   3番 向 井 幹 雄 君     4番 神 島 利 明 君
   5番 小 西 十四一 君     6番 開 田 哲 弘 君
   7番 境   欣 吾 君     8番 山 本 篤 史 君
   9番 有 若   隆 君    10番 山 田 順 子 君
  12番 川 辺 一 彦 君    13番 山 本 善 郎 君
  14番 島 崎 清 孝 君    15番 川 岸   勇 君
  16番 大 楠 匡 子 君    17番 今 藤 久 之 君
  18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 構  富 士 雄 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君    総務課長 二 俣   仁 君

 企画総務部次長           福祉市民部次長
 財政課長 河 合   実 君    社会福祉課長 河 西 晃 子 君

 商工農林部次長           建設水道部次長
 商工観光課長 高 畑 元 昭 君    土木課長 老   雅 裕 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 嶋 村   明 君

 病院事務局次長           会  計
 総務課長 田 村 仁 志 君    管 理 者 三 井 麻 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 安 地   亮 君

 教育総務課長 幡 谷   優 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      議事係長・調査係長 佐 藤 秀 和

 議 事 係
 主  査 瀧 川 千賀子



令和6年6月 総務文教常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前 10時00分 開会

(6月定例会付託案件の審査)
○山本委員長 ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件3件であります。
 これより、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外2件について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは発言される方はどうぞ。
 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 私からは、議案第37号 一般会計補正予算の防災対策費に関わることについて、質問をしたいと思います。二俣総務課長にお願いをしたいと思います。
 既に、震災・防災対策のことについては、代表質問や一般質問でもなされていました。その際、地域の方や派遣された職員の皆さんから様々な意見を聞いて、総合的に見直しを行っているとおっしゃったので、ひょっとしたらもう既にそれは織り込み済み、考えていますよということかもしれませんけれども、どうかなということであえてお聞きをしてみたいなと思います。
 避難所での生活が報道されて、大変困難な局面もあるとお聞きしています。その中で、いわゆるプライバシーの保護をどう図っていくのかもやっぱり問題だと言われていたと思うのですが、準備をされる備品の中で、そういったことについての配慮がどんなふうにされたかちょっとお聞きをしたいなと思います。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 プライバシーの確保の観点につきましては、従来から十分留意をしております。
 具体的に申し上げますと、居住スペースの計画については、各地区の自主防災会で作成しております避難所運営マニュアルにおいて、プライバシーの確保、世帯単位での段ボールパーティション等による仕切りの設置や、更衣室や授乳室などの確保について協議をしております。
 市の備蓄物品としましても、段ボールパーティションのほかに、いわゆるプライバシーの確保に重点を置いた間仕切りテントといいまして、基本的には全て覆われた形のテントを備蓄しておりますので、現在備蓄している間仕切りテントを使いながらプライバシーの確保を図っていきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 間仕切りテントも1つの方法かなと思うのですが、名古屋工業大学の北川研究室というところがありまして、そこでは段ボールハウスなるものを開発されているわけです。テントのようなものですけど、大きさや形状は段ボールなので自由に変形ができるし、合体もできて汎用性が非常に高くて、しかも断熱効果があるということで、冬場も夏場も大変有効ではないかというものですが、実は知り合いの団体の皆さんが能登の被災地のところへそれを持っていったけれども、事前にそれを活用する準備ができていなくて、なかなか運用できなかったという話を聞いています。だけど、最近テレビで報道されている映像を見たら、結構そのハウスが建ち並んでいるんです、能登のほうでね。
 だから、そういうものもあるとか、インスタントハウスなるものも開発をされていて、仮設の住宅ができるまですごく時間がかかりますけれども、屋外に数時間で設置ができて、個別の家庭ごとに生活できる、空間ができるということで、ただ、価格がどれくらいするのかというの、私ちょっと分からないんですけれども、そういうことなどもまた検討いただいて、活用できるようでしたらぜひやっていただければいいのかなと思います。
 それと、もう一つ気になったのはトイレ事情なんですね。
 NPO法人日本トイレ研究会という皆さんがおられて、能登の被災地に入ってずっと調査をしておられるということなんですが、やっぱり避難所によっては一月以上、携帯トイレで皆さんが用を足していると。携帯トイレというのは、1回1回用を足すたびに、トイレに袋を設置して凝固材を入れて、用を足したらそれを片づけてきてということを毎回やっておられるわけで、それが一月以上というのは大変なことだと思うわけですけれども、言っておられるのは、事が起こってからではトイレの困難な状況に対応するのは物すごく難しいと。だから、事前にどれだけの備えをしておくかということが決定的だと言われているんですね。
 避難所だと、動線だとか照明の関係、段差があるかどうかをあらかじめ把握して、トイレをどこに据えるのか決めておくだとか、掃除はどうやって行っていくのかという計画だとか、それから、屋外に設置する場合は男性用と女性用、どうやって安全確保するのかということなども事前に考えておく必要があるよということだったんですね。
 私は地域の防災訓練などに参加をしていますけど、これは住民の皆さんに周知して一緒に協力しないとなかなかできないことだなと思ったりして、そういうことなども訓練のときに周知ができるようにすることがやっぱり必要だなと改めて感じました。
 余計かもしれませんけど、ぜひまた、そういう点も配慮して計画を進めていただきたいなと思います。
○山本委員長 要望ですか。
○境 欣吾委員 要望です。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 では、私から、議案第37号の補正予算の母子寡婦等福祉対策費393万3,000円について、端谷こども課長にお尋ねいたします。
 補正予算の内訳は、自立支援教育訓練給付金が2名から3名に増えた、高等職業訓練促進給付金が4名から6名になったと伺っています。
 この申請期間はいつなのか、決まっているかどうか伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 自立支援教育訓練給付金及び高等職業訓練促進給付金の申請時期につきましては、決まった時期はございません。随時受付をしております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 そうすれば、今後、こういった追加申請等がまたあった場合に、どういうふうに対応されるのか伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今後も、引き続き申請があった場合は、補正が必要となれば、今回と同様に補正予算で対応させていただきたいと考えております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 申請される方は、意欲的に専門の訓練とか、資格を取ろうとされていると思いますので、今後も温かい支援をよろしくお願いいたします。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 議案第40号 砺波市公民館条例一部改正について、金平生涯学習・スポーツ課長にお尋ねいたします。
 まず、議案書によりますと、条例施行日が8月1日からとなっている理由についてお聞かせください。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 東山見公民館と協議を進めていたところ、7月末までに庄川児童館内へ移転することでまとまったため、8月1日の施行期日としたものです。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 すみません、再質問みたいな話になりますが、8月1日とされたと。これは当然議決をされれば、今定例会の最終日に議決されるわけですよね。8月1日までは随分間があるじゃないですか。その理由は何ですかということなんですけれども。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 一応以前から移転期日については協議しておりまして、地元のほうで7月末までにふれあいプラザから庄川児童館内に移転することと、その期日が確定したものですから施行期日を8月1日とさせていただきました。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 同様に、議案書では、条項を砺波市庄川町金屋1092番地を砺波市庄川町金屋1743番地に改めるとあります。つまり、東山見公民館の活動拠点を水記念公園のふれあいプラザから庄川児童館内への移転ということなんでしょうが、所管が商工観光課から生涯学習・スポーツ課へと変更になりますし、この条文は位置変更だけでよいのでしょうか。
 どのように貸し出すことを予定されているのかをお聞かせください。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 公民館活動に関する事務は、生涯学習・スポーツ課の所管であり、現在、東山見公民館活動の拠点とされている商工観光課所管のふれあいプラザから庄川児童館内に移転することに伴い、住所、位置の変更を行うものでございます。
 また、貸出しにつきましては、庄川児童館の目的外使用の手続を取りまして、貸し出す予定としております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 その次なんですけど、庄川児童館のどの部分を貸し出す予定なのか、また、庄川児童館そのものは当然目的があるものですから、目的外使用になるのかならないのか、お聞かせいただきたいと思います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 庄川児童館内の場所についてですが、児童館正面向かって右側1階の一部屋、旧乳児室を貸し出す予定としておりまして、目的外使用の手続を取りまして貸し出す予定としております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 限りある施設を有効に効率的に使うという姿勢は本当によろしいと思っております。また、そういうことをどんどん進めていただければと思います。要望です。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見ございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第37号、議案第40号、議案第41号、以上、案件3件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第40号 砺波市公民館条例の一部改正について、議案第41号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、以上、案件3件、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山本委員長 挙手全員であります。よって、案件3件の付託案件は、原案のとおり可決することに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。
 次に、要望が2件、提出されております。
 2024年原水爆禁止国民平和大行進富山県実行委員会代表委員、中山洋一氏から、日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書採択の陳情が、成田さち氏から、ガザ地区の即時停戦のための積極的外交を政府に要求する意見書の提出を求める陳情が提出されておりますので、御報告いたします。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山本委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、意見等はございませんか。
 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 私からは、まず、本市の子供たちのキャリア教育について、幡谷教育総務課長に伺います。
 7月1日から、中学2年生の勤労体験、社会に学ぶ「14歳の挑戦」が行われます。これまでの活動が浸透しまして、また新たな事業所の御協力もいただけたということは非常にありがたいことだなと思っております。
 この活動を通して得たものを、生徒たちには今後の人生の中でぜひ生かしていっていただきたいと思っておりますが、ただ、この勤労体験を職業体験と捉える見方がいまだにあります。生徒の希望でない職業に就くことになったという声が、受入れ事業所の方の声も、生徒のお身内の中からも耳にすることがありました。これまでも広報となみなどで周知はされてきているわけなんですけれども、生徒が何を体験する機会なのか、まだちょっと残念ながら正しく理解されていないところがあるのではないかなと感じております。
 改めて、本来の社会に学ぶ「14歳の挑戦」が持つ意義と、理解を広めることについてお伺いします。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 まず、社会に学ぶ「14歳の挑戦」は、地域の方々との関わりの中で、生徒たちの生きる力を育むなどのため、勤労及び社会体験を実施しており、単なる職場体験活動ではございません。これにつきましては、各学校で開催しております保護者説明会でも同様の趣旨の文書をお出しして御説明しているところでございます。
 協力いただいている受入れ事業所等の受入れ人数にも限りがございますので、希望していない職業になるかもしれませんが、社会に学ぶ「14歳の挑戦」の勤労体験を通しまして、社会性を高め、将来の自分の生き方等について考えていただければなと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 確かに、参加される生徒、保護者への説明がありまして、それを聞いていらっしゃる方はちゃんと理解できると。ただ、やっぱり周りの、平たく言うと、おじいちゃん、おばあちゃんたちがそういうことを言われるということで、こういったところもまた何かのタイミングで伝えていただけたら―保護者の方にもということになるかもしれませんが―と思っております。
 さて、幼少期から勤労感とか職業感というのを醸し出していくことは非常に大事なことだなと思っておりますし、今までもそうしたことは進めてこられてきたと思います。いろいろな学習があると思うのですが、この学習の中で、県が作成したキャリア・パスポートというものがありますが、この活用がどの程度のものであるか、また、小中学校でこのキャリア・パスポートのデータの引継ぎなどがされているのか伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 このキャリア・パスポートにつきまして、現在、市内の各小中学校の全児童生徒が、特別活動や学級活動などを通して自分が頑張りたいこととか、将来なりたい自分などを記録して目標を立てておりまして、入学したときから現在に至るまで、どのように成長したかを確認するものとなっております。
 また、データにつきましては、富山県が作成いたしました富山県キャリア教育資料の「キャリア・パスポートのすすめ」というものがございまして、それに基づきまして、学校間の引継ぎについては、原則、児童生徒を通じて行っているところでございます。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 引継ぎされているということで、また、それを折々に子供たちも振り返って、こういうことを自分は考えてきたんだなということが分かればいいのかなと思います。
 よく耳にする大人の声といいますか、「今は将来、無理やり決めんでもいいから、とにかく勉強して普通科に入れるようにしられ」というような声があります。そういう考えではなくて、「大人になってこういった仕事をやりたい」と考えられる教育ですとか、近い将来、高校はどういったところかということを知る機会というのも、市内の児童生徒には必要なんじゃないかなと私は思っております。
 社会に学ぶ「14歳の挑戦」に行く前に、高校生が中学生に、企業に出向くときのマナーとか身だしなみについてレクチャーするといった取組が県内にはあったんですけれども、こうした取組も、高校ちゃどういったところかということを知る1つの機会になるんじゃないかなという感想を私は持ちました。
 そこで、小学校、中学校、市内の高校と連携した活動から、キャリアを考える機会の創出になるんじゃないかなと思うのですけれども、お考えをお聞かせください。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 本会議におきまして山本委員長の御質問にもお答えいたしましたが、例えば、砺波高等学校の課題研究発表の際には、市職員や地域の方と共に、市内中学生や砺波地区の中学校及び高等学校の教員の希望者が、探求的な学びにつきまして検証として連携を深めております。
 また、今年度は、砺波探究プログラムということが8月に開催されまして、砺波高等学校の2年生の生徒と市内中学生8名が同じ探究活動に取り組む予定となっております。また、そのほかにも総合的な学習を通して、県内高等学校が主催するオープンハイスクール、また、学校説明会なども活用しながら生徒と保護者が一緒になって自分の進路、キャリアですね。キャリアについて考えているところでもございます。
 今後も、このような市内高校とも連携しながら、自分のキャリアについて考える機会はつくっていきたいと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 それでは変わりまして、放課後児童クラブにつきまして、端谷こども課長に伺います。
 支援員の確保について伺っていこうかと思うのですけれども、支援員の皆さんの高齢化ですとか、成り手不足の声というのは非常に多いものであります。
 昨年の総務文教常任委員会では、9月に放課後児童クラブの運営委員会の皆さんと意見交換会を持ちました。12月には放課後児童クラブへの支援拡充を求める提言書を提出して、砺波市独自の対応を求めているわけなんですけれども、砺波市としても総合的な放課後対策の推進ということで、砺波市の放課後子ども総合プラン運営委員会が開催されております。昨年の11月の委員会の議事録を見ておりますと、例年、支援員の意見交換は6月、支援員研修は9月に行っているが、令和5年はまだ実施されていないと書かれておりました。
 今後各運営委員会と日程調整し、開催する予定と議事録には書かれておりましたが、この研修会、意見交換会の開催、その後行われたのかどうか、まず伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 令和5年度の支援員に対する研修会や意見交換会は、結局のところ実施しておりません。実は小学校において、インフルエンザなどの感染症の流行が続いたことから実施できなかったということであります。
 今年度につきましては、感染防止対策を図りながら早い段階で開催する予定としたいと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 ぜひ、意見交換、研修など行っていただきたいなと思います。
 さて、昨年行いました総務文教常任委員会の意見交換会の中で、支援員の方の非常に率直な声を伺うことができました。会合を開くことばかりが実は大事なんじゃなくて、ふだんから行政側からも訪問していただいて、現場の声をいろいろ聞いていただけたらなと思います。実際に足を運んでいただいて聞いてもらったことが非常にありがたいという声も実は聞いております。
 支援員の高齢化ですとか成り手不足、いろいろありますけれども、支援員として認められるためには、御存じのとおり児童福祉法で決められていて、受講資格を持った方が研修を受けることで初めて認められるということなんですが、補助員はそうした縛りがありません。例えば、大学などでは、放課後児童クラブへの活動参加をボランティアの単位として認定しているところもあります。
 先日、市のホームページにも支援員の募集の案内は出ておりましたけれども、個々の放課後児童クラブの皆さん、日常の活動で本当に手いっぱいでいらっしゃいます。補助員の募集をしたいなとは思っていらっしゃるし、口コミで何とかという声も聞いておりますけれども、例えば、市のほうからSNSとかホームページとか、各県内の大学などに補助員として来てもらえませんかというような直接のアナウンスができないかどうか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 例年、放課後児童クラブの支援員につきましては、特に夏休みに向けては、市の広報となみで募集をさせていただいております。
 ホームページのほうでも今募集しているところなんですけど、大学生のような若い方に、放課後の補助員として手伝ってもらえるというのは大変ありがたいことだと思っておりますので、SNS、Xなどを通じてぜひ募集を働きかけていきたいと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 知らない大学生も多いかと思いますので、ぜひそうした周知をお願いしたいと思います。
 変わって質問させていただきます。
 今ほどの放課後児童クラブの話に関連する質問ですけれども、児童の見守りについて、金平生涯学習・スポーツ課長に伺います。
 これは、市民の方から土曜日の放課後児童クラブの開設を求める声というのが非常にあるわけです。保護者の方が必ずしも土日が休暇でない場合に、安心して子供が過ごせる場所を求めていらっしゃるということだと思いますし、私も土曜、日曜に仕事を今までしておりましたので、非常にその気持ちがよく分かるわけです。
 ただ、先ほどの質問にもありましたけれども、意見交換会の中でも、支援員の皆さんが非常に御苦労されている現状を鑑みますと、単純に土曜日などに開設をしてほしいと求めていくのも、なかなか難しいんじゃないかなということもあります。
 見守りという趣旨ではないんですけれども、安心して過ごすことができて、有意義な時間を過ごせるという意味では教育委員会が開設されていらっしゃいます土曜学習教室というのがあります。この土曜学習教室をちょっと調べますと、平成26年に文部科学省、子供の豊かな学びを支えるために、多様な企業・団体・大学などに参画してもらい、土曜日をはじめとして、夏休み、冬休み、平日の授業や放課後などの教育活動に出前授業の講師、施設見学の受入などから、特色・魅力のある教育活動を推進することを目的としていると書かれておりました。
 この土曜学習教室ですけれども、残念ながら砺波市全地域で開催はされておりません。あと、時間が午前中のみの開催となっておりますけれども、例えば、この開催時間の拡充を支援していただいたりとか開催地域を広げていただくことで、土曜日に子供たちが安全で安心して過ごせる居場所につながるのではないかなと思うのですけれども、考えをお聞かせください。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 土曜学習教室は、学習活動や体験活動の機会を提供する場として、出町児童センターではわくわく教室を開催し、「庄川土曜教室」及び「学び場&遊び場inせんだんのHILL」の2か所については、地域において開設されております。
 現在、開催時間拡充の希望等は聞いておりませんが、実施団体から拡充の要望などがあれば検討していきたいと思っております。また、開催地域を広げる働きかけにつきましては、学び場&遊び場inせんだんのHILLで、以前独自に学習活動を行っておられたのでそちらに働きかけを行い、令和5年度から土曜学習教室として実施していただいております。
 また、開催を検討していただける地区等ありましたら、働きかけ等を行っていきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 いわゆるフリースクールの問題について、幡谷教育総務課長にお聞きしたいと思います。
 議会報告会の際にもフリースクールの問題が大変多く取り上げられていたなと、皆さんの関心も多いのかなと思っていますし、私も身近なところで該当することがやっぱりあったのでお聞きをしたいなと思っています。
 学校に登校することができない子供が増えているとお聞きをしているのですが、今どのくらいおられて、また、そういった子供の推移がどんな状況なのかについて教えていただけますか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 境 欣吾委員、すみません。1点目はどれぐらいいらっしゃるかということで、2点目は、すみません、ちょっとよく聞き取れなかったので。
○境 欣吾委員 この数年間の推移ですね。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 まず、どのくらい今フリースクールに通う生徒がいるかということに関しましては、令和5年度につきましては、小学生が13名、中学生が5名、計18名という認識でございます。令和4年のデータ、今ちょっとこちらのほうに持ってはいないんですが、年々増加しているということは認識しております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 今、フリースクールに通っておられる子供の数ということでしたけど、学校に登校することができなくて困っておられるお子さんはもっと違うわけですよね。
○幡谷教育総務課長 不登校という意味ですか。
○境 欣吾委員 そうですね、はい。
○幡谷教育総務課長 不登校につきましても年々増加傾向にはございます。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 それで、今年度から、フリースクールに通う子供の保護者の負担について補助をすると。2分の1でしたっけ。上限が1万5,000円と聞いていますけれども、これはどういう仕組みなんですか。申請をしていただいて、認められれば給付をするということでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 補助の申請につきましては、民間施設のほうに申請していただいて、そこから県のほうにまた申請するという手順になっております。
 ただし、学校長が記入する欄もございますので、学校や市の教育委員会も関わって申請をしていただいております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 保護者が負担をする分は、毎月多分事業所のほうにお支払いという形だろうと思うのですけれども、いわゆる補助金が支給されるというのはどういう形で支給されるんでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 保護者に対して県のほうから支給されます。直接支給されます。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 それは毎月という形ですか。それとも学期単位ですか、1年単位ですか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 今年度からの事業でございまして、学期ごとの取りまとめなもので、まだ正確なこと、ちょっと情報を持ち合わせておりませんが、学期ごとに申請されるということは聞いておりますので、恐らく学期が終わってから県のほうが支出されると思っております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 本当に私事みたいですけれども、身近な例ですが、学校に行けなくて毎朝の親子のバトルが繰り返されると。ずーっと1年、そういうことがありました。ようやくにして子供を学校へ連れていっても、保護者がそこで付き添っていないといられないと。こういう生活がいつまで続くのかということがすごく深刻な問題になっていたんですけれども、フリースクールの存在を知ってそこに足を運ぶようになると、そこだったら行けるということに変化をして、フリースクールだったら、月曜日になったらすぐ行きたいと言う。待ち遠しいと。そんなふうな形になって、それで、学校のほうにもちょくちょくまだつながるという変化が出てきたわけですね。
 やっぱりすごく貴重な役割を果たしていただいているなということを思ったのですが、ちょっと聞いたら、ここへ通うことが、いわゆる通学扱いになるのかどうかということが、校長の判断に委ねられているという話を聞いたのですけれども、それはそうなんでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 富山県が策定いたします民間施設に関するガイドラインには、そのガイドラインを参考としながら地域の実情を考慮し、また、各民間施設への訪問等も通して活動内容を十分に把握すると、そして、総合的に判断することということが実は明記されておりまして、それらを基に学校長や砺波市教育委員会が判断し、出席扱いとしているところでございます。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 学校長や砺波市教育委員会が判断をしということですけれども、学校長というふうに私は聞いたものですから、そうすると、判断される先生によって、片や出席扱いになる、片や欠席扱いになるなどということになってはやっぱり駄目だなということでちょっと確認をさせてもらったわけですが、やっぱり大変公的な役割を果たしていただいているなと思うので、そういうことがないようにぜひお願いをしたいなということが1つですね。
 それと、やっぱりつくづく思ったのですが、これだけ公的な役割を果たしてもらえるのであれば、そうでない保護者の皆さんと同じ経済負担になるように近づけていくということがやっぱり必要だと思うんですね。だから、保護者の負担が、今のところ今年初めてこういう制度が出てきたということなんですが、これは、ぜひ保護者がこういう事態だから仕方がないということにならないようにしていただきたいということと、受けていただく事業所が安定的にこの事業を続けていけるような支援もぜひお願いをしたいと思います。
 これ要望ですけれども、ぜひそういう方向へ向かっていってほしいなと思います。よろしくお願いします。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 続きまして、私のほうからは、新紙幣の対応について、河合財政課長にお尋ねいたします。
 今年の7月3日から20年ぶりに新紙幣が発行されますが、市が保有している券売機はどのように対応されるのか伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 新紙幣の券売機等への対応につきましては、それぞれの担当部署で必要に応じて対応を行うこととなっているところでございます。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 では、現在、市が管理する券売機は、具体的にどこに何台ぐらいあるのか伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 市が管理をしております券売機等につきましては、4部署に合計13台ございます。
 具体的に申しますと、市立砺波総合病院に、お金の自動支払い機とかレジとか、合わせて6台でございます。また、市民生活課が管理しております駅前と駅南の駐車場が3か所、それから都市整備課のほうでは、庄川河川敷の砺波市パット・パークゴルフ場に1台、それから企画政策課のほうでは、市営バスの両替機3台で13台でございます。
 そのほか参考ですけれども、指定管理施設のほうで、指定管理者が対応しますが、2施設に2台ございます。1つが夢の平コスモス荘の食券の販売機と温水プールの券売機でございます。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 そうすると、7月から券売機が新紙幣に対応できるかどうか伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 既に各部署では対応に向けて準備を進めてきております。市が管理をします13台のうち、現時点の予定では、新紙幣発行までに対応可能なものが市立砺波総合病院の6台。それから、メーカーによってちょっと部品の調達にすごく時間がかかるような状態がございまして、7月には更新、ちょっとその時点では間に合わないものは、駅の駐車場と砺波市パット・パークゴルフ場の計4台。
 あと、使用頻度などから、今すぐに対応の予定のないものが市営バスの両替機3台でございます。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 7月に更新できないところは実施されない場合もあると思いますが、そういったところはどういうふうに新紙幣に対して対応されるのか伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 駅の駐車場につきましては、対応までの間、未対応の旨の告知を入り口等に掲示する予定でございます。
 また、砺波市パット・パークゴルフ場と市営バスにつきましては、受付の職員あるいは運転手のほうで両替の対応をすることとしております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 すぐに対応できない場合もありますが、市民へのサービスに支障がないようによろしくお願いいたします。
 では続きまして、ヤングケアラーの支援について端谷こども課長にお尋ねいたします。
 ヤングケアラーとは、本来、大人が担うと想定されているような家事や家族の世話、介護を日常的に行っている子供のことを示します。ケアに携わることで、家族の絆づくりなどはプラス面がある一方で、お手伝いの域を超えて、過度な負担が学業や健康、友人関係、将来の進路にも影響を及ぼすと指摘されています。
 そこで、市内のヤングケアラーと思われる方はどのように把握されて、また、どのぐらいおられるのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 砺波市のヤングケアラーの現状でありますが、明確にこれがヤングケアラーという線引きはなかなか難しいと考えております。
 市の要保護児童対策地域協議会のほうで、ヤングケアラーだと思われるような者の情報は把握させていただいております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 具体的に何人とかまでは言えないということですか。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 そうですね、具体的な数字は今ここではちょっと控えさせていただきたいのですが、ほんの……
○神島委員 いや、いいですよ。
○山本委員長 数値は出せないが、おられるということですね。端谷こども課長。
○端谷こども課長 そうですね。その方がヤングケアラーとはっきりとは言えないのですが、その可能性があると思われる方がいらっしゃる御家庭があるということです。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、そういったヤングケアラーと思われる方に対して、市としてはどんな支援体制になっているのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 ヤングケアラーを把握しまして、個別に、具体的に支援につなげるためには、まずはヤングケアラーが安心して自分のことや家庭の状況を話せる関係づくりが重要ではないかと考えております。
 そこで、こども家庭センターの職員のほうで日々相談業務を行っておりますので、その中で連携したり、あと、教育総務課、砺波市教育センターなどとも日頃から連携した支援体制を取っておりますので、そこでヤングケアラーを支援していきたいと考えております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 砺波市では、結構部署間の連携が日頃から行われて、情報共有もされて、いろんな問題も早期に発見して対応されていると思いますので、これからも市民サービスの向上ためにも横の連携を密にお願いいたします。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 今年、年度初めから大変な事件が起きました。私も元旦の日、午後4時10分頃だったと思いますけれども、家にいましたところ、家が壊れるんじゃないかなというような危険な目にも遭いました。そういうことで、いろいろとその中で実感したことは、やはり災害に対してどう備えていくかということを感じていかなければならないなと思っております。
 私も栴檀野地区でいろんな役員等もやっておりますけれども、やはり連携が大事だなと思って今日に至っているわけです。特に、私は避難所対策と地区内の情報網対策といいますか、迅速化に向けてどう進めていくかということが大きな課題ではないかなと思っております。
 私ども議会としても、議会報告会を開いていろんな御意見を聞いているわけでございますけれども、例えば、避難所に避難者が本当に入り切れるのかと、また、災害等が起きた場合、どのように行けばいいのかという心配をする意見も多々聞くわけですけれども、やっぱり避難所に対する認識というものをまだまだ強めていく必要があるんかなということであります。
 今回の代表質問の中でも、地域防災計画の見直しを行って、主要避難所の開設基準を震度5弱に下げるということを聞きました。今、市内には主要避難所という形で、公共施設等が避難所になっている指定避難所といわれるもの、それから、地区の公民館のように、その他避難所とあるわけですけれども、現状はどれぐらいあって、どのような状況になっているのか、また、避難所の施設等は十分完備されているのかどうか。これについても、指定避難所も含めて避難所の在り方について今検討していくということでありますけれども、これはハザードマップ等にも記載されておりますので、地域の地震の防災マップ等に記載して、やはり周知徹底していく必要があるのではないかなと思うんです。
 その対応について、二俣総務課長に、現状等踏まえて対応を聞かせていただければと思います。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 若干答弁が長くなりますが、御容赦願います。
 本市における避難所の指定につきましては、地域防災計画で定めておりまして、各地区の公共施設等を指定した指定避難所が81か所、それから、各地区自主防災会等で定めた自治会管理の公民館などのその他避難所が161か所ございます。また、指定避難所の中で、各地区自主防災会と協議を行い、地域の意向を踏まえた上で、各地区の拠点となる主要避難所が24か所定めております。いずれの避難所についても、災害の種別によっては使用不能な場合もございますので、先ほど委員の御質問にありました、洪水ハザードマップや砺波市地震防災マップ、いわゆる揺れやすさマップ等などにそれぞれ避難所が記載されております。
 また、市ホームページや市公式Xにも収容可能人数を含めた避難所一覧の電子データを掲載し、現在も周知を図っているところでございます。
 なお、先ほど質問の中で、避難者が入り切れるのかというような御質問が市民の方からあったということなんですが、そもそも避難所は全ての住民が避難する場所ではございません。自宅が倒壊するなどにより、居住の困難な方が一定期間避難生活をする場所であることから、市民全員が避難所に避難することを想定しているものでございません。加えまして、それぞれの避難所の活用や避難所間の移動につきましては、それぞれの地域等特性に応じて変わってくるため、各地区における避難所運営委員会で定めており、これに基づき、地区ごとに定期的な自主防災訓練が実施されていると認識しております。
 川岸委員の御心配も承知しておりますが、各地区で開催される災害状況に応じた自主防災訓練などに通じて、そこに住んでおられるか方がどこの避難所に行けばよいのかということの理解が深まると市としても考えておりますので、引き続き各地区自主防災会と連携しながら、避難所の周知に努めてまいりたいと思っております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 私、やっぱり避難所を開設するときに、大事なことは、マイ・タイムラインシートを自主的に作って、避難所等で検討する必要があるんでないかなと思うのですけれども、このマイ・タイムラインシートの活用ですけれども、これを十分徹底していないんじゃないかなと。やっぱりそういった行動、要するに避難行動や避難までの流れについて、十分、地区振興会等も含めてやっていく必要があるのかなと見ているんですけれども、マイ・タイムラインシートの作成状況はどのようになっているのかなと。よろしくお願いします。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 今ほどの川岸委員のマイ・タイムラインシートの御質問でございますが、市としましては、地震は突発的に起こりますのでなかなか事前準備というものは難しいこともございますが、台風等や大雨等については、ある程度タイムラインシートを用いて準備することが可能だということを以前から周知しております。
 ただ、広く周知されているかといえばそうでない点もあるかもしれませんので、現在改訂作業を進めております「防災となみ」についても、このシートの内容について掲載し、そちらを全戸配布する予定でございますので、そういったことを通じて、また改めて広く周知してまいりたいと考えております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 あと、2点目ですけれども、避難所のことばかり言っていてもおかしいんですけれども、地区内の情報連携の在り方等について、その迅速化を求めるためにも、やっぱり工夫するべきことがあるのではないかなと思うのですが、今回の地震の際にも、私ども栴檀野地区でありますので、栴檀野では結ネットという情報連携を強めているんですね。そして、皆さんの家との連携をしていると。安否確認も含めて大丈夫かどうかという安否確認。それと、いろんな情報を連携、発信しているのですけれども、この情報連携という在り方もやっぱりこれから工夫する必要があるのではないかなと。
 確かに老人の方もいらっしゃいまして、そういった携帯電話等を使い切れないという状況もありますけれども、大体皆さん使っていただいているところです。これは非常に便利だなといつも思っているんです。
 今回の地震の中でも、地区民の安否確認がほぼできた状況にもありますので、やはり市としても、情報による、携帯電話、スマートフォンとか使った安否確認システムを構築していくことも重要かなと感じているわけです。
 今回、代表質問において、情報受発信ツールの導入支援を検討していると。ちょっと私、間違えたのかもしれませんけれども、ちょっと聞いたんですけれども、非常にいいことだなと。今後、さらにデジタル化が進む中において、スマートフォンの活用した情報連携。とりわけ、災害時に活用するアプリ導入に支援するということであろうと私は理解していたんですけれども、これについて当局としては今後どのように考えておられるか。
 例えば、私ども姉妹都市である安城市。私も何回かお邪魔させていただいて、情報連携について、あそこはスマートフォン等でそういった災害情報を流しているということを聞いております。
 そういうふうに何らかの形で、確かにスマートフォンは使いこなしにくいかもしれませんけれども、そういった情報に対しての支援もひとつ考えていく必要があるのかなと思うのです。今回の代表質問の中でもそのような発言を聞いたものですから非常にいいことだなと思って、今後進めていただきたいなということを要望するんですけれども、それに対する考え方をお聞かせいただければと思います。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 本年の能登半島地震を受けまして、代表質問でもお答えいたしましたが、各地区自治振興会や自主防災会からのアンケート結果からも、安否確認手段として、一部地域でこの結ネット等の情報受発信ツールを有効に活用できたという報告を受けております。さらなるデジタル化が進む中で、こういうスマートフォンなどを用いた情報連携の必要性を市としても改めて再認識をしたところでございます。各地区自治振興会や、いわゆる町内会等の自治会における、結ネット等の情報発信ツールを一部先行して取り入れている自治会もあるというふうには聞いております。
 市としましても何らかの支援ができないか、現在他市の支援状況を確認するなど、制度設計の詳細を検討している最中でございます。できるだけ早い時期に、必要な施策をまた御提示して進めてまいりたいと考えております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 私も使っていて非常に便利であります。ただ元気でいるというボタンを押せば、事務局のほうへ行きますので、そういった簡便な方法でできますので、ぜひとも情報の迅速化に向けて取り組んでいただきたいなと思っているわけです。よろしくお願いいたします。
○山本委員長 ほかに御質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆様はしばらくお待ちください。

○山本委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○山本委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
 本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
 皆さん、御苦労さまでした。

 午前11時01分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   山 本 篤 史



令和6年6月 総務文教常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            総務文教常任委員会

1.会議に付した事件
  ・6月定例会付託案件の審査
  ・市政一般における本委員会の所管事項について
  ・閉会中継続審査の申出について

1.開会及び閉会の日時
    6月21日  午前10時00分  開会
    6月21日  午前11時01分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 山 本 篤 史     副委員長 境   佐余子
   委員 今 藤 久 之       委員 川 岸   勇
   委員 境   欣 吾       委員 神 島 利 明

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 山 田 順 子

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 企画総務              企画総務部次長
 部  長 島 田 繁 則      企画政策課長 佐 伯 幹 夫

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 二 俣   仁      財政課長 河 合   実

 税務課長 境   真 一      砺波消防署長 加 藤 裕 久

 庄  川              会  計
 支 所 長 小 西 喜 之      管 理 者 三 井 麻 美

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉      事務局長 安 地   亮

 教育総務課長 幡 谷   優      こども課長 端 谷 真奈美

                   監  査
 生涯学習・スポーツ課長 金 平   裕      事務局長 林   哲 広

1.職務のため出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      議事係長・調査係長 佐 藤 秀 和

 議 事 係              調 査 係
 主  査 瀧 川 千賀子      主  査 榮   朋 江



令和6年6月 民生病院常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

(6月定例会付託案件の審査)
○川辺委員長 ただいまから民生病院常任委員会を開会いたします。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件3件であります。
 これより、議案第37号から議案第39号について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 小西委員。
○小西委員 それでは、私のほうから、議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)予防接種事業費1億1,799万1,000円について、当局にいろいろと質問をいたします。
 まず、本案件は、65歳以上の高齢者及び60歳から65歳未満の疾患保持者の約1万6,000人が対象でございます。1人当たり1万5,340円の費用がかかるということでございまして、国からの補助が約8,300円と聞いております。
 これにつきまして、この8,300円が国から補助されるという根拠につきまして、杉本健康センター所長にお伺いいたします。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 国から、接種1回当たりの標準的な接種費用として、当初、令和5年12月に7,000円と示されておりましたが、令和6年2月にワクチン価格を増額した1万5,340円に見直されまして、その超過した差額8,300円分につきまして、定期接種の移行期における緩和措置として基金管理団体から助成されることとなったものです。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 対象者の個人負担というのは、国の補助を差し引いた額の3割の負担ということで、大体2,100円ほどと聞いているんですが、後期高齢者の方々で1割負担の方だとか2割負担の方がいらっしゃいますけど、その方々の費用というのは幾らぐらいになるのでしょうか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 新型コロナワクチンの定期接種につきましては、これは医療保険の適用外でございますので、対象者の個人負担割合は一律となっております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 何かちょっとあれですけど、しかたないですね。そういう決めならね。
 続いて、昨年の秋の接種実績によって今回は8,800人と想定されておりましたが、接種希望者の数が増えた場合に、対応はどうなるのでしょうか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 昨年秋の新型コロナウイルス感染症の秋開始接種の接種率によりまして、今回8,800人ということで算定をしたところでございまして、この数をもし超えたということになれば、増額となった場合につきましては追加補正予算をお願いすることとなります。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 接種する先は市中の病院かなとは考えているんですけれども、このワクチンの保存期間、前にもありましたけど、何日間かとか1回使ったら使い切らないと駄目になるとか、そういったことがあったと思いますが、受付方法みたいなこととか、そういうことは具体的に何か考えてありますか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 受付方法につきましては、今、個別に対象者の方には接種券を郵送する形になります。それで、その接種券を受け取られた方については、各個人で医療機関に連絡を取っていただいてから接種いただくということになります。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 そうなったときに、各市中の病院で、今まで聞いていたのは、ワンアンプル5人ほどで使えるという話がありましたけど、病院によっては、ある日は1人しか来なかったりとか2人しか来なかったりとかいう場合が考えられると思うのですが、ワクチンが無駄になるような気がするんですがいかがですか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 今こちらで把握しているワクチンなんですけれども、今、5社ほど、実を言うと製造されているんじゃないかという情報をいただいておりまして、中には1バイアル1人分であったりですとか、1バイアル5人分ですとか、そのメーカーによって違います。あくまでも使われるワクチンについては各医療機関のほうで手配されるということになっておりますので、その医療機関のほうで判断されるということかと思います。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 そのときに、今まで、ファイザーやモデルナというワクチンの名前しか知らなかったんですが、今回もそういったワクチンのいろんな種類の選定というか、被接種者が選べるものなんですか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 先ほども言いましたけれども、医療機関のほうに事前に予約をしていただくことになりますので、その際に御希望を言っていただく形になるかと思います。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、私からは最後になるんですが、今回、補助の対象以外の人、要は64歳未満とかいろんな方がいらっしゃると思いますが、今までも「接種せい、せい」と言っとったけどなかなか接種できない状況下にあったわけですが、「いや、今度はしてみようかな」という対象外の人がいた場合は接種可能なのでしょうか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 任意接種になりますけれども、こちらの任意接種は既に4月1日からスタートしておりまして、希望される方は全く自費の全額負担となりますけれども、医療機関のほうで受けることができます。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 続いて、関連しまして、予防接種事業についてお伺いしたいと思います。
 今ほど、ワクチン5種類ほどの中から選べるというお話だったと思うのですが、またたくさん種類があると、受ける方もどれがいいのかという情報はどうやって判断できるのかなと思うのですが、そこら辺の仕組みについてはどのように進められるお考えでしょうか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 ワクチンの種類の把握についても、まずは医療機関で問い合わせていただくしかないのかなと考えております。というのも、医療機関のほうで個々に扱うワクチンが違いますので、まずどのようなワクチンを取り扱っているかということを確認いただいて、把握いただくということかと思っております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 これまででしたらそんなに選択肢もなかったし、それなりに皆さん、例えば、モデルナだったらこんな症状が出たという自分の体験もあったりするんですが、それ以外のワクチンも出てきているということだと思うんですね。何か接種される方に、やはり情報として流れたらいいなと思うのですが、そこら辺、健康センターからクーポン券等を発送される折には考えていらっしゃらないということですか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 結局、今まではファイザー、モデルナ、武田のほうが主流で、そちらの多分データはあるんだろうなということでいろいろ医療機関でも答えられるのかなと思うのですが、この後、出てくるのが第一三共と明治ということで、新たに聞いておりますので、そちらに関しては我々もちょっと結果というのを把握しておりませんので、医療機関にまずはちょっと確認いただくしかないのかなと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 ちょっと新しいワクチンのことがいろいろ不明なんですけれども、では、基本的には市内の医療機関については、どの市内の医療機関でも5種類とも選択することができるという状況なんですね。一応確認です。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 どのワクチンを使用するかというのは、あくまでも医療機関が決められることでございますので、その医療機関に問い合わせていただくしかないということになります。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 混乱のないように進められたらいいなと思っておりますが、先ほど新型コロナウイルス感染症の接種料が約2,100円ほどかなと私たちも聞いているわけなんですが、今、行われていますインフルエンザのワクチン接種料につきましては、砺波市1,300円と近隣の他市と比べて安価な設定となっているために、利用しやすい、接種しやすい価格となっているのかなと思っておりますが、このコロナワクチンの接種料に関しましては、砺波市が近隣よりも安くなるというようなことはあるのか、他市と横並びで進められるのか、そこら辺、お聞かせください。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 この個人負担金のまず設定の仕方といたしましては、この議決をいただいた後、これからワクチン単価を業者に見積りを取るわけなんですけれども、その価格と、あと初診料と手技料ということで打つ単価なんですけれども、それらを合わせた金額で砺波医師会と協議をいたしましてその価格を決定するということになりますので、他市と金額を合わせるということは、なかなかちょっとそういうことは難しいのかなと思うのですが、こちらの予想としては、先ほど言われた大体2,100円程度にはならないかということでは思っております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 昨日、富山市2,700円とか、上市町2,300円という数字も出ておりましたので、2,100円という接種料で進められるというのであればよいのかなと思っております。
 そこで、先ほどもお話が出ました対象外の接種される方につきましては、今の現時点でも任意接種というのを進めているので、あえて対象外の方も接種できますよというような御案内はされる予定はないのでしょうか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 案内する予定はございません。強いて言えば、この定期接種が始まった際には広報となみ等でPRというか周知しますので、その際には対象外の方も任意接種できますということでの記載は考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 対象外の方でもワクチン接種されたいと思っている方もおられると思いますので、ぜひそういう形で周知をお願いしたいと思います。
 そこで、次に、これまでワクチン接種を受けた後の副反応等で、発熱等の症状があったり、また、その後も体調の不良という後遺症に悩まされている方がおられるように聞いております。後遺症が怖くて、その後のワクチン接種もできなかった、やめたという話もありますが、これまでのワクチン接種による後遺症の発症についての状況把握というのは、どのような形でされていますでしょうか。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 後遺症の発症につきましては、実は状況のほうは把握しておりませんが、先ほど言われた副反応疑いにつきましては、報告基準の症状を一定期間内に診断した場合については、医療機関が国のほうへ報告しなくてはいけないという決まりがございまして、その情報につきましては県を経由して情報提供があるとなっております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 健康センターではなくて、かかられた医療機関から直接報告されるということなんですね。
 そこで、予防接種健康被害救済制度というのがありますけれども、この救済制度というのはどの程度の症状が出ればこの救済制度に該当するのか。また、砺波市において、この制度を申請された方、また、対象となった方がおられるのかお聞かせください。
○川辺委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 対象となる基準というのはちょっとなかなかこちらでは判断できないんですけれども、まずは基本的には、当該疾病の注射を打ったことによりまして原因となったということが認められる。あと、何か疾病が起こった場合に、通常起こり得る副反応の範囲を超えている場合について救済されると聞いております。
 そこで、実績につきましては、令和4年度に申請1件をいたしまして、その給付として令和5年度に給付を1件している状況でございます。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 砺波市にも、そういう対象になられた方が1人おられたということであります。申請されても国の判断等で対象にならない場合もあるようですけれども、今後もワクチン接種が始まりますし、対象となる方が出てくることも考えられますので、市民への予防接種健康被害救済制度の周知もしっかりとお願いしたいと思います。
 続きまして、議案第38号 令和6年度砺波市病院事業会計予算(第2号)について、医業費用経費2,770万円についてお伺いいたします。
 看護師のタスクシフトとして、市立砺波総合病院では既に平日に看護助手を配置されており、現在、正職員12人、会計年度任用職員21人、計33人が勤務されていると聞いております。看護助手の配置により、シーツ交換や食事の配膳等を担当してもらえて、看護師が患者に向かえる時間が確保され、手厚い対応につながっており、大変よい取組であると思っております。
 今回の補正で看護助手14人を増やされると聞いておりますが、配置される病棟について、まず田村病院総務課長にお伺いいたします。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 配置する病棟につきましては一般病棟を考えておりまして、精神科、それから、ICU、HCUを除く7病棟に配置をする予定としております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 今回配置される看護助手は午後4時半から11時までという、これまで配置されていない夜間となりますが、その意図についてお伺いします。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 現在、平日の日勤には看護補助者ということで配置をしておりますが、夜間につきましては看護師が全て業務を行っていることになります。
 例えば、夕食の配膳とかベッドメイク、それから、患者の見守りなどにつきましては資格がなくてもできるということで、看護補助者のほうにシフトをしまして、その分、看護師が容体急変などの対応ということで、安全性の確保にさらに努めていきたいということで今回配置をしたいと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 今回の看護助手の増配によりまして、さらに看護師の負担軽減が図られるとともに、働き方改革につながるのではないかなと考えます。
 今回の看護助手の配置につきましては診療報酬の加算で対応されるということですが、平日のみではなく、土日の配置については、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 現在、この看護補助者の配置につきましては、人材派遣の委託による配置を考えております。今回初めて委託業者にお願いをするということもありますので、まずは一般病棟で、開始時に指示ができる病棟の師長がいる時間帯ということで、平日の夜間ということでまずは進めていきたいと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 そのお話、今から聞こうと思っていたんですが、今回初めて委託会社に人材の派遣をお願いされるということなんですが、派遣会社を通して看護助手を派遣してもらう意図についてお聞かせいただきたいと思います。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 人材の確保につきましては、実は看護補助者は、当院でもハローワークに求人を出しまして募集をかけているのになかなか集まらないという状況があります。それと、採用しても研修とか人材育成にかなり時間がかかるということもありますので、今回は医療的な基礎研修を受けた、そういう人材派遣の会社に委託することを考えているものであります。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 この派遣会社についても、実績あるのかなということを今からお聞きしようと思っていたんですが、研修等々についてもしっかりしている派遣会社であるというお答えだったと思います。
 本当、今、求人が困難な状況の中でありますので、今後とも看護助手の人材の確保に配慮いただきたいと思います。要望です。
○川辺委員長 ほかに質疑等はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 質疑がないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決します。
 ただいま議題となっております議案第37号から議案第39号を一括して採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第38号 令和6年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第39号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、以上、案件3件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○川辺委員長 挙手全員であります。よって、案件3件は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○川辺委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見等はございませんか。
 島崎委員。
○島崎委員 では、大きく2点お伺いしたいと思います。
 初めに、能登半島地震の課題を踏まえまして、災害ボランティアの受入れによる、被災地の支援体制について、河西社会福祉課長にお伺いします。
 石川県では、ボランティアの受付を県の窓口での登録制として、改めて県からの要請が来るまで待機することをボランティアの皆さんに求めた結果、現場でのマンパワー不足が続いたと聞いております。
 そこで、本市で大規模災害が発生した際の災害時、ボランティアの受入れ体制についてお伺いをしたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 災害時のボランティアの受入れについては、市町村で被災状況を把握し、社会福祉協議会と協議の上、社会福祉協議会においてボランティアセンターを開設することとしています。また、ボランティアセンターの運営については、災害ボランティア協定を締結している団体や、災害協定を結んでいる全国の行政機関等のネットワークを通して各種団体の協力を得て行い、受入れ体制を整えるものと認識しております。
 なお、今回の能登半島地震では被災状況が広域的かつ甚大であり、ボランティアニーズを把握した上で、被災地の地理的要因や道路事情等、ボランティア受入れ側の状況をも考慮し、全国からのボランティアが直接行き過ぎないよう配慮されたものと認識しております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 テレビや新聞等では、民間人でありながら、即戦力としていち早く災害の最前線で活躍をする予備自衛隊、自衛官補の姿が報道されておりました。災害ボランティアの世界にも、医療的な知識をお持ちの方あるいは重機の免許を持つ方あるいは調理師、電気工事士、土木士、こういったかなりのスキルをお持ちの経験豊かな方もいらっしゃいます。今回の能登半島地震における初期のボランティア活動のときから、こうしたすみ分けができていれば、被災地の痛みも随分と違っていたのではないかなとも思います。
 そこで2点目に、実績のあるこうしたボランティアに対して、安心と期待を持って依頼できる仕組みづくりについて、現状をお尋ねしたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 まず、技術が必要なボランティアにつきましては、それぞれの業界や協力団体に依頼することになります。また、ボランティアセンターの受付票には登録される方の活動経験や資格、特技等の記載をしていただく様式となっておりますので、個別にマッチング等でそれを活用できればよいのではないかと思っております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 関連して、今回の災害では、例えば、水没した家電の復旧あるいは浸水した家屋の床下の乾燥、こういった特別な知識を有する作業、一般のボランティアでは活動が困難なケースもありました。被災者からのこうしたニーズを的確にどう受け付けるか、あるいは知識や技術を持ったボランティアとの連携などが大きな課題として1つ挙げられておりました。
 そこで、これら顕在化した課題の解消に向けまして、災害ボランティアスタッフの実践的なスキル向上につながるレベルアップ講座等の開催が必要ではないかなと改めて感じたところでありますけれども、市の考えをお尋ねしたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 本市独自で専門性の高い研修会を開催するのはちょっと難しいのですが、例年の本市の防災訓練等でそういったことが取り入れられたり、あと、ボランティアセンターの運営訓練の中にそういったことを取り入れたり、一部でもできればやっていけばいいのかなと思うのですが、各種団体等でも今回の震災を受けまして、県をはじめ県の社会福祉協議会とか、いろんな団体のほうでもそういった訓練、研修会を実施されていくと思うので、まずは参加を促してまいりたいと思っております。
 また、これまでの各地の災害支援、たくさんあったと思うのですが、今回の能登半島地震での支援対応経験を通じまして学んだ、各種支援に向けたスキル向上につなげていくよう努めたいと考えております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 この項の最後の質問ですが、先般の代表質問では、災害時受援計画について、現在見直し作業を進めているということでありました。ボランティアに関する部分ではどのような見直しをなされるのか、現在検討されているのか、内容が分かれば教えてください。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 ボランティアに関する部分であれば、砺波市の社会福祉協議会において、災害救援ボランティアセンターの運営マニュアルを持っておりますので、そちらの見直しを行っているということです。
 また、受援計画については、総務課の防災危機管理班とも連携してまいりたいと考えております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 それでは2つ目の質問です。
 高齢者のフレイル予防対策について、朝倉高齢介護課長にお尋ねしたいと思います。
 健康寿命の延伸を考える中で、健常から要介護へ移行する中間の段階にあるフレイル。これは、適切に支援を受けることによって健康な状態に戻すことができるという時期ともされておりまして、現在非常に注目が集まっております。
 厚生労働省が先月発表したデータでは、2025年度末時点での65歳以上高齢者数は3,607万人、そのうち要支援、要介護認定者は717万人ということで、認定率は19.9%になることが分かってまいりました。他方、砺波市の要支援要介護認定率は、平成27年3月の19.2%をピークにして、令和5年3月末では17.9%、本年3月末時点では17.8%と非常に順調に推移をしています。砺波地方介護保険組合の構成他市が19.9%あるいは18.5%と足踏み状態が続く中にあって、砺波市は取組の成果がしっかりと数値上にも表われておりまして、評価したいと思います。
 そこでまず、砺波市高齢者保健福祉計画(第8期計画)が本年3月末で終了いたしましたけれども、フレイル予防に対する主な成果並びに進捗状況をお聞きしたいと思いますし、また、今年度から始まりました砺波市高齢者保健福祉計画(第9期計画)のポイントについて、簡単にお尋ねをしたいと思います。
○川辺委員長 朝倉高齢介護課長。
○朝倉高齢介護課長 砺波市高齢者保健福祉計画(第8期計画)のフレイル予防の成果と進捗につきましては、フレイルを予防するために重要となる身体活動、栄養、社会参加の3点に重点を置き進めてまいりました。
 まず、身体活動の面からは、いきいき百歳体操のほか、庄川健康プラザでは、プールを活用したウオーキングや体操教室などを実施し筋力アップに努めたところであり、いきいき百歳体操では目標としておりました100グループに到達し、6月6日には交流会を開催したところであります。また、栄養の面からは、令和5年度には福祉関係者を対象に、「低栄養やフレイルを予防する高齢者と栄養」と題して研修会を実施するなど、栄養の重要性を啓発したところであります。
 さらに、社会参加の面からは、新たな取組として、地域で実施しているサロン活動において、男性が興味を引くeスポーツを活用することなどで、フレイル予防に取り組んできたことが介護予防につながった一因ではないかと推察をしているところであります。
 砺波市高齢者保健福祉計画(第9期計画)においても、引き続き健康診査の受診による重症化予防と、いきいき百歳体操などの通いの場へ運動指導士や作業療法士を派遣するなど、関係課が連携をいたしまして、介護予防、それから、健康づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 フレイル対策につきましては、1つはしっかりと栄養を取る。そのためにも丈夫な歯を持つ。それから、2つ目には適度な運動をする。そして3つ目には、社会参加。社会としっかりとつながっていくという、この3つの要素が大変重要だと言われております。
 そこでまず、オーラルフレイルの取組について伺いたいと思います。
 人は加齢とともに口腔機能も次第に衰えていきます。このことをオーラルフレイルと言いますが、1つの要因として歯の喪失がありまして、その最大の原因は歯周病によるものであります。最近の研究結果からは、歯周病菌がアルツハイマー型認知症の発症要因の一つであることが解明されております。また、嚥下困難あるいは誤嚥によって肺炎を発症するリスクも高いと言われております。
 そこで、現在の要支援、要介護認定率を維持向上させるためにも、こうしたオーラルフレイルへの取組というのは大変重要だと思っておりますが、取組の現状についてお尋ねしたいと思います。
○川辺委員長 朝倉高齢介護課長。
○朝倉高齢介護課長 オーラルフレイルを予防するためには、口腔機能を維持し、歯周病にならないことが重要であり、まず、健康センターでは、節目検診として65歳、70歳の方々を対象に歯周病検診を実施しております。また、後期高齢者医療では、75歳を迎えられた方々を対象に歯科健診を実施しており、引き続き事業を周知し、オーラルフレイル予防に取り組んでまいります。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 ぜひ、いきいき百歳体操の取組のように、もう必達100グループといったような具体的な成果目標を定めていただいて頑張っていただきたいと思います。
 そこで、フレイル対策のこの3つの要素を取り込んだのがいきいき百歳体操の取組だと思っております。本年3月末時点でのいきいき百歳体操の加入者数1,595人、うち65歳以上高齢者数は1,555人という実績であります。特に男女の割合は、女性の参加者数1,267人、81.5%に対して、男性が288人、18.5%ということで非常に低い状況でございます。また、砺波市の65歳以上高齢者に占める割合は、女性が15.6%に対しまして、男性は僅か4.7%にとどまっております。
 見方によれば、こうした男性の部分をもっと引き上げることによって、やり方次第ではまだまだ伸び代があると思いますけれども、このいきいき百歳体操に男性をどう呼び込むかについて、当局の考えがあればお聞きしたいと思います。
○川辺委員長 朝倉高齢介護課長。
○朝倉高齢介護課長 いきいき百歳体操の男性の参加が少ない状況は、いきいき百歳体操に限らず、外へ出ることに消極的な男性の傾向であると考えられます。
 そのような中で、いきいき百歳体操に男性の参加を呼び込む取組として、いきいき百歳体操に興味はあるものの自分の地域にはグループがない、また、地域での参加を好まれない方々がおられることから、令和4年度から10回コースのいきいき百歳体操チャレンジ教室を始めたところであり、今後も男性が参加しやすい工夫を取り入れ、フレイル予防に取り組んでまいります。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 この問題は、これまで小西委員からも同様の質問があったところでありますが、対策を各地区で考えるといった単純な話では決してないと思っております。いきいき百歳体操を現在取り入れている全ての自治体において、共通の課題とも言えると思っております。
 私もいろいろ調べてみたんですけれども、例えば、ボランティアポイント制度をいきいき百歳体操などの健康づくりにも付与している自治体、あるいは男前百歳体操ということで、男性に特化した百歳体操を開発して実施している自治体などがあります。もう一つかなと思うのですけれども、その中で1つ、デジタル技術の活用によるフレイル予防推進事業というのが目に留まりました。
 この事業は、3Dセンサーによりまして体全体の歩行姿勢を点数化して、運動機能の課題を可視化すると。状態に応じて効果的なフレイル予防を推進する事業であります。要望のある公民館に出向いて、歩行姿勢の分析や分析結果に基づくアドバイス、あるいは運動プログラム等を実施し、いきいき百歳体操に結びつける取組として進められております。あるいは、歩行姿勢や健康チェックの分析結果をデータベース化して、効果的なフレイル予防を検討するものでもあります。
 この事業のポイントというのは、標準的な身体機能と比べて御自身がどのような状態にあるのかということを気づいてもらうと。それから、健康づくりへの強い動機づけになるといったことがポイントのようであります。実施会場には支援を行う専門職を配置して、高齢者一人一人の状態を的確に把握して、個人の状態に応じた指導等につなげているといったこともポイントでございます。
 ぜひ、いきいき百歳体操へ、男性の誘導策の一つとして、また、200グループ達成に向けての大きなツールとして、このような事業を検討していただきたいと思いますけれども見解を伺います。
○川辺委員長 朝倉高齢介護課長。
○朝倉高齢介護課長 3Dセンサーによる分析については、計測を行う機器の整備や、計測や分析を行う専門職員の配置が必要となり、実施についてはなかなか難しいのではないかと考えております。
 現在、いきいき百歳体操を開始するときには、歩行の速さを計測し、開始後の3か月後、1年後、2年後ということで、1年ごとに歩行する速さを計測することで、参加者個々の評価を行っており、歩く速度が速くなったなどの効果が出ております。
 また、いきいき元気教室や、庄川健康プラザで実施している介護予防教室では、例えば、背中が丸くなってきたとか膝が痛いなど、個々の症状に応じた個別指導も実施しており、こちらについても専門職による助言で効果が見られており、今後も既存の介護予防教室を中心に継続してまいりたいと考えております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 先ほどのお話の中で、特に男性は外に出るのを嫌がるという話もございました。しかし、やっぱり本人が自分の身体機能をまず理解して、これはもう健康事業に参加せなあかんなという強い動機づけになるような取組をぜひとも進めていただきたいと思います。
 昨年の常任委員会の中では、結構高齢者対策に対する寄附も多いと聞いておりまして、そんなにたくさんお金がかかる事業ではないと思っておりますので、それよりも、やっぱり高齢者医療費等を削減するという観点からも、ぜひ前向きに御検討をお願いしたいと思います。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 今の島崎委員ほうからも話ありましたけれども、老人の、特に医療費削減という観点から、私のほうからは、糖尿病の重症化予防の取組について、大西市民課長にお伺いしたいと思っております。
 まず1点目としましては、直近の糖尿病受診勧奨者数、それと未治療の数、過去5年間の透析患者の数、新規透析患者の数。そして、透析にかかった医療費、幾らほどかかっているのかお伺いいたします。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 まず、糖尿病の受診勧奨者につきましては、令和5年度に実施した方については、令和5年度の6月から9月までの特定健診の受診者のうち、ヘモグロビンA1cという値があるんですが、その基準を超える方、また、その基準を超えた方のうち、かつ尿たんぱくがプラスであったり、高血圧などの症状がある方を含めまして103人を受診勧奨者としております。
 未治療者につきましては、特定健診を受けた方のうち、質問票があるのですが、その中で糖尿病の服薬なし、結局薬を飲んで治療していないという方が73人おられました。その方も含めて受診勧奨を行っております。
 もう一つの質問ですが、透析の患者の状況につきましては、こちら、国保の被保険者の状況ですが、KDB(国保データベース)から集計しましたところ、透析患者数は令和元年度には30人おられましたが、その後、令和2年度には28人、令和3年度には25人、令和4年度には18人、令和5年度は11人ということで徐々に減少している状況です。新規に透析になられた方につきましては、年間3人から5人ということで、令和4年度には2人が新規に透析になられたという集計になっております。
 医療費につきましては、透析患者1人当たりの医療費、国保に関して見ますと、1人当たり、令和元年度には377万5,000円ほど、またその後、令和2年度、令和3年度、令和4年度につきましても、1人当たり330万円以上はかかっている。年間ですがかかっております。令和5年度につきましては、434万円余りということでちょっと金額が上がっている状況です。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 大変お金がかかるということで、糖尿病の未治療者の方々に、どんなようなことで勧奨して、糖尿病の治療しなさいという勧奨をされていらっしゃるのかお伺いいたします。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 未治療者の方に対する受診勧奨につきましては、健康センターの管理栄養士と保健師で主に家庭訪問を実施しております。訪問してもなかなかおうちにおられない方につきましては、はがきを送付するなどして案内しているところです。
 また、先ほども言いましたが、尿たんぱくがプラスでしたり、高血圧があるという方につきましては、特に腎機能、腎臓が悪くなるという方には、特に特定健診の結果、医療機関での受診が必要ですよという手紙を先にお送りしております。その中には、医療機関に受診結果を記入して健康センターのほうへ返送してもらうはがきを同封しておりますので、受診時にお医者さんに書いてもらうようにしております。医療機関でそのはがきに再検査の結果を記入してもらって返送されますので、その方が受診したなということが確認できます。
 ただ、その返書がない方につきましては、再度家庭訪問などを行って受診を勧奨しております。なかなかそれでも手ごわいなという、なかなか受診されない方には、特定健診を受診された医療機関にも連絡を取りまして、協力をお願いしたりしている状況です。受診が確認できましたら、その後もレセプトで受診状況が確認できますので、継続して確認しているところです。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 努力されていることはよく分かりました。
 それで、ちょっと私、調べたところによりますと、糖尿病といいますのは、厚生労働省の関係で言いますと、令和元年国民健康・栄養調査報告によりますと、糖尿病が強く疑われる人の数というのは調査を始めた平成9年の690万人から増え続けておりまして、2019年の時点では、推計ですが1,196万人。これに加えて可能性を否定できない人の数というのは1,055万人になっているということでございます。糖尿病のリスク、合わせて2,251万人と言われておりまして、特に糖尿病が強く疑われる人の割合というのは、男性が19.7%、女性は10.8%ですけれども、年齢が高い層での割合が高くて、男性の50代では17.8%、60代では25.3%、70歳以上になりますと26.4%ということでございます。そして、女性の50代で5.9%、60代で10.7%、70歳以上では19.6%にも上ります。
 この病気というのは加齢とともに血糖値を正常に保とうとする働きが低下して、糖尿病への危険度というのは増加していくと。糖尿病の有病率の増加というのは、高齢化が主な要因だと考えられています。今後の高齢化に向けても、糖尿病というのは透析をするということになれば非常に日常の生活も苦しくなりますし、お金もたくさんかかるということで、ぜひともそういったものを予防していくのがこれから必要なことでないかなと。
 先ほどの答弁から言いますと、砺波市の場合、令和元年からだんだん減っているということでございますが、基本的には隠れている人が、逆に言うとたくさん増えてきているのではないかというふうにも考えられるわけです。
 そういった意味から3番目の質問になりますけれども、ほかの市では、医師や薬剤師等の医療関係者だとか、栄養士、有資格者及び保険者などで構成する糖尿病重症化予防対策協議会なるものを設置して、健診結果や医療機関での受診状況の情報を共有して、治療の継続と適切な生活習慣改善につなげる仕組みについて協議するなど、効果的な重症化予防の取組を推進していらっしゃるところもあります。
 そんな中で、先ほども市民課長からも少しいろんな対応をやっているという話がありましたが、もっと突っ込んだそういったことが必要ではないかと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 砺波市では、医療機関などの方を交えた会としまして、砺波市糖尿病対策地域連携連絡会を平成30年度から開催しております。こちらの会の構成員としましては、医師会長、糖尿病の専門医、また、市立砺波総合病院の腎臓の専門医、また、砺波厚生センターと協会けんぽ、あとは市の健康センターと市民課の国保年金係で構成しております。
 この会では、特定健診から見られる砺波市の現状ですとか、その年度の受診勧奨すべき方の被保険者の状況、また、実際に訪問して実施した状況、また、前年度の結果などを共有して、専門医の先生の御意見をお聞きしております。その専門医の先生によれば、糖尿病はやはり腎臓を悪くしていく、そうすると透析につながっていくということですので、糖尿病の疑いのある方、また、糖尿病になってしまっている方は重症化する前に、透析まで至らないように早く専門医につないで、適切な治療を継続することが必要ではないかという御意見をいただいております。
 また、協会けんぽからは、将来的に協会けんぽの方は国保に加入されますので、協会けんぽでも糖尿病の重症化予防をしていらっしゃるということですので、その状況を共有しており、各立場での糖尿病の重症化予防についての理解を深めております。
 また、このほかに健康センターの保健師や市民課の保健師もおりますが、集まりまして、専門医の先生をお呼びして事例の検討会を行いまして、保健指導のためのスキルアップや情報共有を図ることとしております。今年度も予定しております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 努力されていることがすごく伝わってきました。
 それで、具体的に市民の方にそういったことをやるよということで、どのように周知されていらっしゃるのかというのは、ちょっと私も勉強不足なのかも分かりませんが、そこら辺り、周知方法について教えてください。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 先ほど、受診勧奨者の方がいらっしゃると言いましたが、その方々には糖尿病になる可能性がありますよという、ヘモグロビンA1cという値の低い方で糖尿になる可能性のある方に対しては、糖尿病教室ということで健康センターで行っているんですが、その教室に来て、まず食事の注意ですとか生活習慣の改善などについての指導をしたりしております。
 また、受診が必要な方には突撃訪問などもしたりしておりまして、受診を勧めているところです。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 ぜひとも、これからの高齢者が健康で元気で過ごせるように御協力をお願いいたします。ありがとうございました。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 私からは、スマート窓口について幾つか質問させていただきたいと思います。
 まず最初に、スマート窓口は令和5年3月から本格導入されまして、必要な書類を選択し、項目を入力するとQRコードが発行され、これを持ち、窓口に提示することで書類を印刷してくれる仕組みとなっております。今年の3月1日からは国民健康保険に関する手続、子供の出生に伴う手続が拡充されており、その内容がどんどん増えてくるのかなという期待もあるところでございます。
 自分も住民票が必要だったもので、この仕組みを1度使ってみたことがあります。自宅で自分のペースで申請ができたことから、この仕組みを知っている人は再度利用することにつながるんだろうなという期待を持っております。入力間違えしたときでもすぐ訂正できるので、書類に書くよりもすごく便利だなと感じております。これをデータとして受け取る窓口側も文字が読みやすいし、確認もはかどるのではないのかなと感じているところでございます。
 最初にこの仕組みがスタートして1年以上が経過しまして、この1年間での利用状況を、これを入れるに当たって多分年間予測とか計画とかいうものをお持ちだったかと思うのですが、そういったことでこの実績について今はどのようにお考えでしょうか、まずお聞かせください。大西市民課長、お願いします。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 スマート窓口につきましては、利用状況は、昨年の3月に開始したときには広報となみに掲載がありまして、そのときは1か月に40件近く利用されておりました。しかしその後、なかなかちょっと浸透しておりませんでしたが、今年の3月に利用できる手続が増えたときにも広報となみに掲載されまして、利用者はまたそのとき若干増えております。
 3月から6月の中旬につきましては39件ほどの利用があります。これにつきましては、こども課での利用も含まれております。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 この利用状況が、実は窓口との比較をすることで、この仕組みを知っている人がどれだけいるのかなということが分かるかと思うのですけれども、仕組み自体はすごくいいものだと、個人的に利用すると思います。3月から国民健康保険に関する手続とか、お子様が出生された方の手続も加わったことで、利便性というのはさらに増している状況だと思っております。
 このように、ここでの手続ができる書類というのは今後も何か増える予定はありますでしょうか。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 今後につきましては、今年度、お悔やみに関する手続にもこのスマート窓口を利用できるよう、今、関係各課と調整をしているところでございます。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 今ほど、加わるお悔やみのこともあったと思うのですけれども、さらに加わる予定は何かお考えの部分はまだありますか。様子見という感じでしょうか、これで。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 今のところ、今年度のお悔やみに関するものをまずは進めていくということで関係課と調整しております。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 どんどん増えていくことを期待するところであります。
 続きまして、このホームページなんですけれども、スマート窓口にたどり着くまでになかなか大変な気がしております。といいますのは、ホームページのトップ上を見ますと、手続のボタンのほうが先に目に行っちゃうということで、そこを開きますと、手続申請にこういった証明がありますよということで飛んでしまいます。そこに行くと、なかなか今度スマート窓口までにたどり着かないような状況になっているんじゃないかなと思うのですけれども、まずスマート窓口を周知することもすごく大事だなと感じております。
 ホームページ上で、トップ画面にもスマート窓口、書かない窓口ということで、まずその言葉を知っている人もなかなかいないんじゃないかなと思うのですけれども、そういった部分をアナウンスするような仕組みがあればいいかなと思いますけれども、こういったスマート窓口にリンクしやすい、みんながこれは何だろうということを知り得るようなホームページ構成というのは、なかなかそういったものをつくっていくこと、提案とかできたりしないものなのでしょうか。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 ホームページの構成につきましては、また企画政策課の情報班と相談したいと思っております。特に要望ですとかは、私たちの耳にはまだ入っていないところでございます。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 実際にこれを触ってみた方は、この仕組みによって、多分家で書くことなので、窓口に行った後、QRかざした後の時間もなかなか短くてすぐ出てきたような気がしております。
 このように、窓口で実際にこれをやられた方は、この利便性について気づかれたかと思います。例えば、窓口で書いて申請された方に対して、こういった仕組みがありますよというアナウンスというのは取り組んでおられますでしょうか。もしそれをされると、次回、これやってみようかなという気にもなって、この利便性がどんどん広まっていく気もします。そういったアナウンスというのはすごく大事だと思うのですけれども、今、市民課のほうで実際にそういったことをやっておられるか、また、やっていないとするならば、どのような感じで今後やっていくかということをお教えください。
○川辺委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 現在は特に窓口で声かけなどをしておりませんが、これからはやはりスマート窓口1回使って、開田委員のように使われた方は便利だったなと感じていただけると思いますので、今、市民係の前に、待合のところにモニターがついておりますので、そちらのほうにまたスマート窓口に関する案内を流したり、国保に関する手続が今あまり使われていない状況ですので、国保年金係の窓口のほうでも掲示をしたりして周知できたらいいかなと思っております。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 システムの開発には時間とそれに携わる、関係する職員の方、そういった方がおられて、実は費用がかかっているものだと思っております。多くの人に使われて、昔と違ってよくなったねということを感じてもらえるように周知というものがすごく大事だと思いますので、お金のかからないような周知の仕方をまたやっていただければと思います。要望です。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 私のほうから、一般質問でもしましたけれども、第2次の砺波市環境基本計画について、篠島市民生活課長に少しお伺いしたいと思います。
 まず1点目ですけれども、本基本計画の中に、今までにないPDCAを使ってこの基本計画を見直すという項目が書いてあります。ただ、それがどの時点でやるのかというのは明確になっておりません。
 これについて、どのように考えてあれが書かれているのかお伺いいたします。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 計画における各項目の目標値につきましては、具体的な取組に対するそれぞれの行動指標ごとに、令和4年度の数値を基準として令和10年度の中間目標値、そして、令和15年度の目標値をそれぞれ設定しております。5年後の令和10年度の中間目標値の達成状況につきましては、令和11年度に環境審議会に報告し、外部の視点からの点検評価を行い、必要な改善や見直しを行うこととしております。
 また、指標の各担当課において、毎年目標値に対する進捗状況などの進行管理を行い、取組や行動指標、目標値などの見直しが必要になった場合は改善を図り、計画に反映した上でこれに沿った施策を展開していくこととしております。
 本会議での副市長の答弁とも重複いたしますが、10年という長い計画期間でありますので、当然、急速な社会情勢の変化ですとか、科学技術の進展などにより計画の推進と行動目標に乖離が生じることですとか、計画策定時には想定できなかった新たな施策が必要になることも考えられます。
 計画全体の所管課といたしましては、目標値を意識し、それぞれの取組、行動指標の進捗を注視するとともに、実情に見合った見直しや改善など柔軟に対応することで、より実効性のある計画の推進、実現につなげたいと考えております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 そこら辺が、どこまで技術的な、そこが変わったとかいうのを判断する基準がちょっと曖昧というか、そういうところがちょっと疑問かなと思っていますが、ただ、今回の策定に関しては、いろんな市民の方や事業者の方のアンケートを含めて今回の第2次の計画が策定されたと聞いておりますが、今回、第1次と第2次と大きな違い、改定の違いがもしあればお聞かせください。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 今回アンケートを実施しておりまして、市民や市内事業者へのアンケートにつきましては、この計画の策定に当たりまして、それぞれの環境に対する意識などを調査し、今後の環境施策に生かしていくことを目的に行ったものでございます。
 このアンケートの中で、特に自由に意見をいただいた中では、やはり散居景観、屋敷林等の保全に関する御意見が多く寄せられておりました。これは市としても想定をしていたわけでありますが、環境保全の観点から、剪定枝の戸別回収、剪定枝リサイクル大作戦や、グリーンバッグによる野焼きによらない処理方法を推進していくこと、また、落ち葉や剪定枝の堆肥化などによる資源の循環化に向けた調査研究の取組を計画に盛り込んでおります。
 また、アンケートの中で、特に重点的に進めてほしい項目ということで多く寄せられましたのが、空き家の適正管理や利活用の促進、発生予防の啓発などの対策を望む声が一番多かったことから、空き家対策を進めるまちとして、これまでの適正管理、有効活用の取組に加え、空き家発生の予防啓発についても盛り込んでおります。
 あと、前回の計画から特に変わったところといたしましては、これは時代の要請でもありますが、基本目標の中に脱炭素社会の推進を追記いたしました。温室効果ガス排出削減及びSDGsの実現に向けた対策、カーボンニュートラル、ZEH、ZEBの啓発や普及促進、GXなどを新たな課題として計画に盛り込んだところでございます。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 特に、今、篠島市民生活課長からもお話がありましたが、ZEBであるとかZEHであるとか、そこら辺り、より具体的な目標値があればよかったなというふうにあれを見ていて思った次第です。
 今話題になっている新庁舎についても、当然ZEBのことを考慮した設計になるんだろうなと思っておりますが、ぜひともそういったことを今度の5年後の見直しまでの間に、一般市民の住宅についても、例えば断熱性、そういう加工というか、修理とか、そういったものを考慮した際に、何か補助をするであるとか、そういったことでZEHに向けた数値が向上していくという方法も考えながら、今後は進めていっていただければいいかなと思っております。ありがとうございます。
○川辺委員長 要望ですね。
 ほかに質疑、御意見等はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 質疑、御意見等がないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 市長をはじめ当局の皆様、御苦労さまでした。委員の皆さんはしばらくお待ちください。

○川辺委員長 それでは、お諮りをいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 それでは、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○川辺委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
 本民生病院常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 では、以上で民生病院常任委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前11時14分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会民生病院常任委員会

   委員長   川 辺 一 彦



令和6年6月 民生病院常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            民生病院常任委員会

1.会議に付した事件
  ・6月定例会付託案件の審査
  ・市政一般における本委員会の所管事項について
  ・閉会中継続審査の申出について

1.開会及び閉会の日時
    6月20日  午前10時00分  開会
    6月20日  午前11時14分  閉会

1.出席委員(5名)
  委員長 川 辺 一 彦     副委員長 大 楠 匡 子
   委員 島 崎 清 孝       委員 開 田 哲 弘
   委員 小 西 十四一

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 山 田 順 子

1.説明のため出席した者の職・氏名

                   福祉市民
 市  長 夏 野   修      部  長 横 山 昌 彦

 福祉市民部次長           福祉市民部次長
 社会福祉課長 河 西 晃 子      市民課長 大 西 立 子

 福祉市民部
 高齢介護課長 朝 倉 由紀子      健康センター所長 杉 本 賢 二

                   庄  川
 市民生活課長 篠 島 彰 宏      支 所 長 小 西 喜 之

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志      事務局長 嶋 村   明

 病院事務局次長           病  院
 総務課長 田 村 仁 志      管財課長 瀬 尾 浩 昭

 病  院
 医事課長 小 竹 義 憲

1.職務のため出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      議事係長・調査係長 佐 藤 秀 和

 議 事 係
 主  査 瀧 川 千賀子



令和6年6月 産業建設常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

(6月定例会付託案件の審査)
○有若委員長 ただいまから産業建設常任委員会を開会させていだだきます。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件2件であります。
 これより、議案第37号及び議案第42号について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される委員の方、どうぞ。
 林副委員長。
○林副委員長 私からは、議案第37号 令和6年度一般会計補正予算 四季彩館管理運営費123万4,000円についてお伺いします。
 今回、チューリップ四季彩館に音声ガイドを導入し、館内の案内をすることは非常に好ましいと考えます。音声ガイドは、QRコードを個人のスマートフォンに読み取ることで簡単に音声ガイドにつながります。国内外からの観光客、特に個人観光客に向けて、チューリップ四季彩館に展示されている花やコーナーを視覚と聴覚を使い館内を回ることで、より鮮明に来館の記憶が残ると考えます。また、インバウンドに向けた受入れの体制づくりは非常に必要だと考えております。
 今回導入される音声ガイドはいつ頃から館内での使用が可能であるか、また、チューリップ四季彩館ではいろいろな催しが開催されていますが、特に春を呼ぶチューリップ展で使用が可能であればと思うのですが、高畑商工観光課長にお伺いします。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 導入につきましては、この後、当然議決を受けてからの発注ということで今後事業者と調整をしていくわけですが、目標といたしましては、今おっしゃられました春を呼ぶチューリップ展、来春ですね、1月下旬から2月中旬にかけて行うことをチューリップ四季彩館では予定しておりますので、そのときに間に合うように入れたいと目指しているところでございます。
○有若委員長 林副委員長。
○林副委員長 ぜひ間に合わせていただきたいと思います。
 続きまして、設置は15か所とお聞きしていますが、案内の時間はどのくらいでしょうか。実際に美術館で使用したときに、3分ぐらいあるとちょっと長いなという感じを持ちます。
 実際、このチューリップ四季彩館で案内をされるときにはどのくらいの時間を目安とされているか、高畑商工観光課長にお伺いします。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 ガイドの案内につきましては、私らも今導入している県内の施設も参考にしております。その中で、おっしゃるとおり3分というのは長いかなと思っていまして、約1分半から2分ぐらいのガイド案内にしたいなと考えているところでございます。
○有若委員長 林副委員長。
○林副委員長 続いて、ガイドの言語は3か国語と聞いております。音声ガイド以外に文字でデータを見ることができるようです。中国語は簡体字か繁体字か、高畑商工観光課長にお伺いします。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 今、チューリップ四季彩館のほうの来館の多い外国人の方は台湾のお客さんが非常に多うございますので、台湾の中で主の言語として使われている繁体字で対応したいと考えております。
○有若委員長 林副委員長。
○林副委員長 現在は台湾からの観光客が多いようですが、チューリップは大変人気のあるは花で、年中咲いているのはここチューリップ四季彩館だけであります。これからは中国本土、シンガポールなどからの来訪も増える可能性があると思います。あるいはヨーロッパからも来客が増えたときは、ぜひこの音声ガイドの言語の数を増やしていただきたいと思います。多くの来客をお迎えする体制を引き続き整えていっていただきたいと思います。
○有若委員長 要望ですね。
 山森委員。
○山森委員 では引き続いて、議案第37号について少しお尋ねをしたいと思っております。
 多国語のガイドを入れなきゃいけない状況になったことは大変すばらしいことだなと思っております。それで、たくさんのお客さんが来てくれるようにする何か作戦というか、策があったのではないかなと感じますし、また、今後さらに増やしていくことも考えておられるのではないかと思いますので、その辺についてお尋ねしたいと思います。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 当然、これまでも誘客に向けて一生懸命事業を展開したり、キャンペーンを行ってきております。幾つか例を申しますと、となみチューリップフェアのPRというのは例年全国主要都市を中心に行っておりまして、そのときに、となみチューリップフェアと併せて、通年のやはりチューリップ四季彩館への誘客を当然呼びかけてセールスしてきております。
 また、台湾とか非常に多くなってきていることにつきましては、昨年も行っておりますが、市長もトップセールスということで、昨年11月、台湾のほうへキャンペーンを行ったほか、近年では、昨年から特に力を入れておりますランドオペレーターということで、ASEAN諸国を対象に誘客を図っている事業所のほうへ売り込みに行って送客を依頼しております。
 それと、何といってもやはりSNSの活用ということで、インスタグラムであったりXなどを活用して、市の広報担当課とタイアップをして、相乗効果を上げながらやはり発信を強化したということが来場者増員につながっていると思います。これらを引き続き継続的にやっていくことがやはり大事だと考えております。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 さらに誘客が図れるような策を講じていっていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○有若委員長 これは要望でございますね。
 山本善郎委員。
○山本委員 議案第42号 工事請負契約の締結ついて、4点ほど少しお伺いしたいと思っております。
 議会が終われば、粛々進めていただければそれで私はいいと思いますが、そこで、完成を含めて、その間のスケジュール等少しお話しいただければいいなと思いますが、よろしくお願いします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 今ほど御質問にあったのは、議案第42号の南門の新築ということで、南門そのもののスケジュールということでよろしいでしょうか。
 南門の新築工事につきましては今、仮契約の状況でございまして、議会に提案させていただいたところでございます。議会終了後に本契約が終わりますと、その後、資材の発注ということが行われ、他の工事との調整もございますが、7月には仮囲いを行いまして、8月から9月にかけて基礎の工事、10月には鉄骨の建方、11月からは内装や外装が始まりまして、2月下旬ぐらいには南門の形はほぼできて、その後、外構とか片づけとか行いまして、工期3月31日としておりますが、3月工期前には完成するような形で考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 年度内の予定だということでございますが、工事期間が非常に長くなるということでございます。さらにはその間、公園の利用者がおいでになるということでございます。
 そうしますと、あえて南門から入る人はいないのかもしれませんが、そこからの入園は可能なのでしょうか。それと、今、年度末までということでございますが、結果的にはこの南門は、来年のとなみチューリップフェアには間に合いますよね。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 現在の南門が利用できるかということにつきましては、工事中につきましても、仮囲いをしまして南門から入園できる状態で工事を進めようと考えております。
 また、来年のとなみチューリップフェアに間に合うかということでございますが、となみチューリップフェアまでには間に合わせて、そこから入園していただこうと考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 ぜひとも間に合わせていただきたいなと思っております。
 それで、関連してでございますけれども、再整備が本格的にこれで動いているわけですが、南門新築工事以外の工事というのは期待したいわけですが、どのような工事を予定されておりますか。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 南門以外の工事につきましては、今年度におきましては、南門新築工事に併せまして、南門に付随する電気設備の工事1つ、また、給排水など設備を整備します機械設備工事も発注しております。さらに、南門のそのものの国道の359号側のエントランスの広場も整備する工事も併せて発注しております。さらには、それらの区間、全部の工事の箇所に樹木や構造物などがございまして、それらを撤去する工事がございます。
 ということで、南門そのものの工事、電気設備工事、機械設備工事、周辺の広場を整備する工事、さらには周辺を撤去する工事ということで5つの工事が今、ふくそうして動いていくことになっておりまして、現在、今回の南門新築工事以外につきましては契約が全て終えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 長期にわたるわけでございますので、事故のないようにひとつ進めていただければいいと思っております。
○有若委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第37号及び議案第42号、以上、案件2件を一括して採決をいたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)、議案第42号 工事請負契約の締結について、以上、案件2件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手全員であります。よって、案件2件については原案のとおり可決することに決しました。
 次に、陳情1件、最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情を審査をするため、委員間討議をいたしたく暫時休憩といたします。

 午前10時13分 休憩

 午前10時14分 再開

○有若委員長 それでは、再開をいたします。
 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、委員間討議を開始させていただきます。
 受理番号5番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、陳情要旨を事務局に朗読させます。
○榮主査 受理番号5番、件名、最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情。
 陳情者の氏名、富山県労働組合総連合議長、中山洋一氏。
 陳情の要旨、日本の労働者の実質賃金が下がり続け、これに加え、円安やウクライナでの戦争などにより、食料品など生活必需品の値上がりが続いています。物価の高騰は所得の低い人ほど影響が大きく、パート、派遣、契約、アルバイトなど非正規雇用やフリーランスなど、弱い立場の労働者の生活破綻が深刻です。同時に、価格転嫁ができずに苦しむ中小零細企業の経営にも深刻な打撃を与えています。
 日本の最低賃金は、最も高い東京は時給1,113円、富山県は948円で、165円もの格差があります。本県の最低賃金額では月12万円程度の手取りにしかならず、自立して生活することは困難です。日本の最低賃金が地域別である限り、最低賃金額が低い地域では、その現状の支払い能力や経済状況を基に最低賃金額が決められ、低いままとなります。地域間格差の是正は喫緊の課題です。
 こうした状況を踏まえ、貴議会におかれましては、次の事項を含む別紙の意見書を政府等へ提出していただきたく陳情するものです。
 1、国民の暮らしを支え、消費を拡大するため、最低賃金を大幅に引き上げること、2、生計費の実態に合わせ、最低賃金の地域間格差を是正すること、3、最低賃金引上げの際には、賃上げに伴う経営支援、下請取引の適正化、各種財政支援など、中小企業への支援を強化すること。
○有若委員長 陳情要旨について朗読していただきました。
 これより各委員の御意見を賜りたいと思いますので、林副委員長から順次お願いしたいと思います。
 林副委員長、どうぞ。
○林副委員長 私は、最低賃金の引上げは必要と考えますが、地域の暮らしに応じた額の引上げが重要であると考えます。
 大幅な引上げにより労働者が、例えば、労働の時間切りをされ、収入が減れば本末転倒だと考えます。また、地域の中小企業や小規模事業者は、資材の高騰、人手不足の中、大変苦しい中での経営を余儀なくされており、大幅な賃上げにより経営が立ち行かなくなっても大変困ると考えております。
 賃金の引上げは一度に大幅に上げるのではなく、段階的に上げていくことが大事だと考えます。よって反対です。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 今ほど陳情文書を読んでいただいて、ああそうだなと思いながら聞いていました。でも、砺波市の現実的な状況を鑑みたときに、2つのことをおっしゃっているんですね。最低賃金を上げましょうということと、中小企業の支援をしようという2つのことをこの紙に書いてあるわけでして、なかなか同時に2つのことをかなえることはできないのではないかなと思っています。
 砺波市の場合はやっぱり中小企業の支援が先で、そこがしっかりと企業としてまた成り立っていくのがいいのではないかなという、私はそういうふうに考えています。それで、大幅に最低賃金を上げることによって、工場といいますか、そういうところがかえって疲弊したり、そういうことにつながるのではないかなと思いまして、この意見書の採択には反対の立場でございます。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 この陳情につきましては、趣旨はよう分かるわけでございまして、引上げにつきましては別に反対するつもりもございませんが、この後も上げていただくことをしていかなければならないことは分かります。ですが、先ほどからもおっしゃられましたとおり、急激に一方的に上げるというのはいかがなものかと思っております。
 そういったことから、私は、意を含んだ新たな意見書をこの常任委員会として出せばいいのかなと思っております。
 そういったことから、今陳情された部分につきましては賛成しかねるということでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど陳情書を聞かせていただきました。最低賃金の引上げと中小企業。要するに、消費者と事業者の双方が、お互いに歩み寄りながら物事を進めるべきではないかなと僕は思っています。賃上げが当然あるだろうと。それに併せて物価上昇のバランスもあります。大幅な賃上げというのではなくて、バランスに準じて、今ほど副委員長がお話されましたが、段階的にというのが適切であろうなと僕は思いますし、まずは市民の側である消費者、そして企業側である事業者側、双方が共に歩んでいけるような賃上げの具合がよいのではないかなと思っております。
 ですので、今回のこの陳情については反対を申し上げます。
○有若委員長 それぞれ委員より発言をしていただきました。意見も出尽くしましたので、これで陳情に対する委員間討議を終了し、暫時休憩します。

 午前10時23分 休憩

 午前10時30分 再開

○有若委員長 それでは、委員会を再開いたします。
 陳情の処理についてお諮りをいたします。受理番号5番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、これを採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手なしでございます。よって、本陳情は不採択と決しました。
 以上で、付託並びに送付されました案件の審査を終了いたします。
 次に、先の委員間討議にて委員から発言がありましたように、最低賃金の引上げ、段階的に地域の実情に合わせるように、そしてまた、小規模事業者への配慮した支援ということの意見もございました。これを加味した最低賃金の引上げ及び中小企業、小規模事業所への支援拡充の意見書の提出についてお諮りをいたします。
 当産業建設常任委員会にて意見書を作成し、本定例会の最終日に提出することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようでございますから、そのように決定をさせていただきます。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○有若委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について、質疑、御意見等はございませんか。
 向井委員。
○向井委員 それでは、私から熊対策について、小西農業振興課長にお伺いしたいと思っております。
 先月、5月27日だったかと思うんですが、平野部の狐島で熊が出没したことを受けて、31日に緊急の対策会議を開催されたということであります。そこでは、今後の出没事案があった場合の連絡体制など、様々な改善点があったということであります。
 そこで、今回の緊急対策会議を受けてどのような課題が挙げられて、今後、市民にとってよい連絡体制をどのように取られるのか、お伺いしたいなと思っております。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 5月27日の熊出没につきましては、警察、鳥獣被害対策自治体の関係者が連携し、人身被害なく駆除できたことは大変よかったと思っております。一方、駆除まで長時間を要し、この間の情報発信がなく、住民が不安に感じられた点は課題となりました。
 一般的に熊の目撃情報や出没に際しましては、広報車により広報を実施しておりますが、今回は、熊を刺激するのではないかという関係機関から、やめるような指示があり、それ以降広報ができなかった経緯がございます。
 このことから、今後は、途中経過等を該当地区及び隣接地区の自治振興会長等にメールで情報発信することとしたものであります。なお、情報発信を該当地区及び隣接地区の自治振興会長等に絞ったのは、見物等の者が捕獲活動の支障となることを避けるためであります。事実今回の案件では、熊が逃げる方向に報道機関の方がカメラを構えており発砲できませんでした。こういった経緯を踏まえたものであります。
 また、4月に林地区でニホンシカが出没した事案においても、有害鳥獣を駆除することは住民の安全を第一に法令や富山県管理計画に基づき行うものでありますが、この行為に対して批判的な方も少なからず見られ、それらが捕獲活動の支障になることや、対応した関係職員に対し、批判や業務妨害する行為も見られました。このようなことを避ける目的もあります。
 このたびの事案を踏まえ、今後も市民の安心と安全を確保すべき適切な対応に努めてまいります。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど詳細な御説明をいただきまして、本当にどうもありがとうございます。
 内容を聞きますと、やはり住民の安全・安心を第一に情報発信されるということで、そういう気持ちが非常に強く伝わりました。
 非常に難しいことがあります。途中経過の連絡を、例えば熊が出没しました、捕獲しましたというのはもう事実があって非常に分かりやすいところではあるんですが、その途中経過をということで会議では出てきたわけでありますけれども、具体的に発信するにしても非常に難しい内容であるんだろうなと思います。ただ、市民への情報発信は必要な部分でもあるし、いたずらに余計な情報を提供するのも非常に課題がある部分かと思うんですがその辺のところは随時対応すべき内容と言いながらも、今現在でどのようにお考えでしょうか。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 具体的には、今回は地域住民からの一報を受けまして、熊らしき動物ということで情報発信をし、緊急メールで行っておりますが、8時30分頃に再度目撃された時点で、自治振興会長のほうには目撃を確認したということで、再度目撃したというような情報、それと、次に市職員において、熊の個体が確認できたという状態のとき。また、今回の場合は、熊が木に登って長時間膠着状態が続いたわけなんですが、木に登って膠着状態が続いているとか、そういうような情報を今後細かく情報発信していきたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 適宜、適切に対応いただければありがたいと思っておりますが、何はともあれ、当該地区並びに近隣地区へのメールの発信がされますので、その一文字一文字も非常に敏感に市民はキャッチする部分でございますので、また御配慮いただければありがたいなと思っております。
 続いて、関連してございますが、来月から初めて試験導入されますAIカメラ2台についてお伺いしたいと思っております。
 そのAIカメラ2台は、中山間地に設置されるという話を伺っているわけでありますが、非常に広範囲に及ぶ中山間地であります。具体的にどのような場所に設置の予定があるのかお聞かせください。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 本機につきましては、地域連携協定に基づき、北陸電力株式会社様から貸与を受け、今年度限り試験導入するものであります。
 2台につきましては、県の専門的な方とも相談をしており、1つには公共施設周辺、2つには河岸段丘の集落周辺がより有効的な設置場所ではないかという御意見をいただいております。これらの意見を受けまして、関係地区の方と十分に協議調整をし、進めてまいりたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、AIカメラを設置することで情報が入って、まず市の緊急メールに流されるわけでありますけれども、その機能でございます。そのAIカメラは人工知能なので熊を発見したらということでありますけれども、まずもって熊を認識したときに、どなたにまず一報が入って市への緊急メールなり、いろんな手続に入るのか、その辺を聞かせてください。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 連絡先につきましては、今のところ農業振興課及び農業振興課の職員個人、それと、関係施設管理者のほうへということで考えております。熊を限定した場合については、24時間体制でメールが流れてくると。それを受けて、市より該当地区などへ連絡するような体制にしていきたいと考えておりますが、これにつきましては、この後も調査研究をしながら進めていきたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは最後になりますが、今回は試験的導入のAIカメラの増設ということでありますけれども、地域によっては要望等があって、さらに上乗せ台数をお願いしたいということも出てくるかもしれません。県の熊対策推進事業を活用しながらということではあるんですけれども、今後に向けて検討いただきたいと思っているわけでありますが、どのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 今回の平野部での出没を受け、本市では、富山県に対し、本年度の熊対策推進事業の要望を行ったところであります。AIカメラの導入を視野に入れており、専門家や導入する地区自治振興会等々、協議調整をして進めてまいりたいと考えております。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 私からは、ふわふわドームの屋根の設置等について、4点ほどお伺いしたいと思います。金厚都市整備課長にお伺いいたします。
 砺波チューリップ公園のさらなるにぎわいの創出を目的に、令和4年3月25日に、念願の子供たちに人気の高いふわふわドームを設置していただきまして本当にうれしく思っております。公園全体の魅力も高まり、子供連れの家族など、さらに多くの方が公園を利用されておられるようで、人気のスポットとなっているところでございます。また、子供と一緒に美術館を訪れる機会にもなっているようです。
 私は提案した手前、ついつい気になって近くを通るたびに様子を見てくるのですが、いつもたくさんの子供たちが元気に飛びはねておられる様子を見て、本当によかったなと思っております。
 ところで、昨年実施しました市議会の報告会で、子供たちと遊ぶ屋内遊技場の要望が多くございました。また昨今、地球温暖化等で暑い日が多い中、子供たちの大好きなふわふわドームに屋根をつけていただきたいとの若い世代からの要望もたくさんありました。
 そこで、熱中症の予防のためにもふわふわドームに屋根をつけていただきたく思うのですが、当局の考えをお伺いいたします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 ふわふわドームに屋根を設置することにつきましては、過去の産業建設常任委員会においても同様の提案がありまして、その際も回答させていただいたことがありますが、ふわふわドームそのものを覆う屋根を設置する場合には、ふわふわドームそのものを幾つも造ることができるような莫大な費用がかかるということで、屋根を設置することを断念したという経緯がございます。ふわふわドームを覆う屋根になりますと、広い開口部が必要となりますので、支柱と支柱の距離を長くするとか高さを高くするとか多額の費用が必要となってまいります。現在のところ、ふわふわドームの屋根を設置することは、そういったことで考えておりません。
 なお、ふわふわドームを設置する際には、熱中症対策ということで、近くにあずまやと水飲み場をその際に設けさせていただいたところでございます。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 ふわふわドームの耐用年数を聞きましたら、約20年ほどと聞いておりますが、ドームの設置費用も約3,000万円ほどと高額な施設であると思います。それで、経年劣化を防ぐためにもやっぱり屋根の設置はすべきと考えるのですが、総合すると、やっぱり屋根をつけたら大変負担がかかるということで捉えてよろしいのでしょうか。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 今ほど、経年劣化を抑えるためにも屋根をという御提言だったと思いますが、屋根を設けることによって紫外線を抑えるとか、雨を防ぐということで経年劣化を多少なりとも抑えることはできると思いますが、大幅に経年劣化を抑えることができるわけではございませんので、先ほどの回答と繰り返しになりますが、屋根の設置には多額の費用が必要になりますので、ふわふわドームに屋根を設置することは考えておりません。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 私、去る6月16日、一番気温の高い14時頃にふわふわドームに行ってきました。その時間の気温も31度でございましたし、とても暑い日でしたが、それでも十五、六人の子供たちが元気に、そして、楽しそうに飛びはねておられました。私は子供たちの柔らかい足の裏がやけどされないか心配で、ちょっと手で触ってみたり足で踏んでみたり、そのようなことをしてまいりましたが、やけどされるということはなさそうでした。
 しかし、ベンチで見守っておられる家族の方から、暑いのでベンチに屋根をつけていただきたいとの要望がありました。そうしましたら、子供たちも遊びの間に一緒に涼めるのではないかという意見をいただきました。今日もとても朝から暑かったです。市庁舎に入る前に、外は暑かったんですけど、屋根の下に入ったら、やっぱりちょっと爽やかな風もあったのか涼しく感じました。
 そこで、せめて今5基あるベンチに屋根を設置していただきたく思うのですが、考えをお聞かせください。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 今ほど御提案ありましたが、ふわふわドームの周りにありますベンチに屋根をということでございますが、こちらにつきましてもハード整備ということで費用がどうしても発生してくることでございます。実際運営している指定管理者の公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団とも協議しながら、できれば費用のかからないことで何かできないかは検討していきたいと思います。
 今現在、木陰で休んでいただくとか、あずまやが近くにありまして、そこを利用していただくとか、そういったことで暑さをしのいでいただいていると思っておりますが、さらなる暑さ対策、できればお金がかからない形で何かできないかというのは、運営している指定管理者の公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団と協議してまいりたいなと思います。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 なかなかお金をかけないでというのはちょっと難しいかなという思いでおります。
 それでは、熱中症予防の対策等のためにも、例えばサマータイムを設けるなど、夏場の終了時間、今17時になっておりますが、利用時間、朝9時から5時までというふうにパンフレットに書いてございます。最近は本当に早い時期から暑く、日中の利用もできないので、せめて、となみチューリップフェアの開始時期から10月頃まで日も長うございますので、サマータイムとして終了時間を18時まで延長すべきと思うのですが、そうしたら利用もたくさんしていただけるかと思いますが、その辺の考えについてお伺いいたします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 サマータイムということで利用時間を延長したらどうかという御提案につきましては、県内の公園につきましても砺波チューリップ公園と同じように9時から5時までの屋外での利用というのは多くございます。ただ、幾つかの公園におきましては、今ほど言われたように、夏の期間だけ時間を延ばしているという利用実態がございます。
 ただ、こちらにつきましても管理運営している指定管理者の財団の人員配置、今現在も5時までにしているのは、5時になってふわふわドームがしぼみ始めて、その後、従業員がいる間にしぼみ始めたときに、けがとかをされる方がいないかとかいう確認した上で今帰っておられるという実態があると聞いております。
 実際、延長できるかどうかにつきましては、また指定管理者と具体的に協議はしてまいりたいと思います。管理運営上、支障がなければ、実現に向けては協議していけばいいかなと考えております。
○有若委員長 夏野市長。
○夏野市長 今の答えはほとんどお金の話でできないみたいなことを言っていましたけど、そもそもふわふわドームに天井あったら解放感も何もないです。私、氷見のも見てきましたし、それから高岡のおとぎの森もあります。開放感も何もないよね。ジャンプしているのはいいけど。やっぱり青い空を見て、ぴんと飛び上がるから開放感があって楽しいので、そんな箱の中で踊るがなら高岡行けってことになるわけで、やっぱりそこら辺考えて、何でも屋根がありゃいいっちゅうもんじゃないと思う。
 それから、ベンチで……日傘持ってきなさいよって思うでしょう。
 それからあずまや。あれはかなり大きなあずまやを造ったので、何でもそんなんして囲ってしまうというのが、本当にいいことかよく考えてほしいなと思います。
 やっぱりふわふわドームは、ああいう空に向けてジャンプする開放感を考える。子供がそれで1つのカタルシスかどうか分かんないけど、何であんなもの面白いかと思うけど、子供があんなに好きなのは何でそうかってこと、考えてほしいわけですよ。屋根をつければいいってものではないということをもう少し考えて御質問してほしいなと思います。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 子供たちの気持ちも今、市長おっしゃったように確かにそうかと思いますが、やっぱり周りの見守られる保護者の意見もそのような意見がたくさん聞かれましたので提案してみました。
 終了時間の延長など、また前向きに御検討をいただきたいと思います。これ要望です。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 それでは気分を変えまして、地震によると思われる農地の被災について少しお伺いしたいと思っております。金子農地林務課長、小西農業振興課長、よろしくお願いいたします。
 そこで、私もちょっと経験したことがないことでございまして、特に被災状況の中に液状化現象ということで、これは他市の話ばかりかなと思っていたんですが、砺波市にもあるということをお聞きして、現地を見てきたわけでございます。広範囲にわたるわけでございますが、そういうことから、まず被災した農地の現状について金子農地林務課長にお伺いしたいと思います。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 地震では、液状化が発生した高岡市、小矢部市境にある高波地区の4筆、約1.7ヘクタールを把握しております。その場所では、砂による噴砂及び多少の陥没、その噴砂、陥没の箇所が約40か所余り発生しております。また、この噴砂した農地のあぜは泥ではなくて、コンクリートによる畦畔、あぜが施工されておりまして、地震による振幅運動で破断が起こりまして、数か所、液状化の影響で沈下しております。
 以上の現状を把握しております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 1.7ヘクタールということでございますので、結構面積的には広いなと思っております。場所は、恐らく地下水位が高いところであることからして、そういうことになるのかなと私はそう思いますが、この液状化のメカニズム等があれば伺いたいと思います。
 特に、震度5以上の場合は発現すると聞いているわけでございますが、その結果としてどのような状況になるか、伺いたいと思います。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 液状化はどこでも起こるわけではございませんので、委員御発言の震度5以上の揺れのほか、2つの要因。1つ目は河川の扇状地などに多く見られます緩い砂地盤。あと、地下水位が地表面に近いところにあるという、その2つの要因がそろったときに液状化が起こる可能性が高くなると言われております。
 平常時は、砂地盤の中で砂の粒同士が点で接触しているということで強さを保っているんですが、液状化しやすい砂地盤は、その粒と粒の隙間に水が入っております。これが地震の揺れによって変形して、押し出された水が泥水のように噴砂したり、噴水したりと表面に出てくるものです。地震後に泥水が噴砂し、その出た分が沈下したりという、こういった現象が起こっているようです。
 今回の箇所は扇状地でありますし、その末端で、すぐ横に岸渡川がございます。圃場整備前も、もともとこの地形は地下水を自噴したりしていたような箇所ではないかなと考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 おっしゃるとおり、昔は地下水位が非常に高かったわけでございますが、範囲は大変広いものだと思っております。
 そこで、県では、宅地等の復興に向けた新事業を創設されているということでございますけど、生活再建支援制度というのが設けられているような恰好ですが、対象が田である場合はそのような制度設計というものはどういうことになっているものでしょうか。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 まず私のほうから、ハードの面につきましては、農地及び農業用施設の復旧は、従来、既存の災害復旧によって現状どおりの復元を施行するものであります。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 それでは、今度は小西農業振興課長にお聞きしたいと思います。
 被災した農地の助成策について伺います。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 元日に発生した能登半島地震により被災し、水稲の作付ができず、生産調整、転作へ転換した場合につきましては、戦略作物である大豆を作付された場合につきましては、水稲作付困難補助、代替作物支援事業として10アール当たり9,000円を上乗せ支援していきたいと考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 手厚く助成してあげていただきたいなと思っております。大豆をまかれたところもちょっと見てきたんですがやっぱり表面は凹凸があるということで、これは何かの時点で均辺にしなければならないなと思っております。
 そういったことから、現在は査定中と聞いておりますが、この後の復旧内容、スケジュール等について分かれば伺いたいと思います。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 まず、農地の自噴した箇所については、穴、自噴した場所を中心に、1メートル四方で、高度、厚さ20センチメートル、その下、深度30センチメートルと分けて掘削し、そのおのおのの深さで、それぞれ埋め戻し、転圧、均平を行います。沈下した畦畔につきましては、コンクリートですが取壊しして農地の外へ搬出し、現状と同じ寸法の20センチメートル幅のコンクリート畦畔をまた復元したいと思います。
 現在査定中ですけれども、その査定が終了し、そのまま通れば、その査定申請調書を速やかに提出しまして、その後、事業費の決定通知というのが国のほうから来るんですけど、通常半年近く要するものであります。その申請の前に着工するという、事業費決定前着工という申請をまた国に行いまして、その承認をいただければ速やかに発注して、年度内の完成ができないかなということを今現在考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 質問を終わろうと思ったんですが、今、言葉の中に、畦畔を入れるという話があったわけですが、今現在はコンクリートであぜできているところへもってきて、壊して、その後に畦畔を入れるということになるんですか。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 今ほどの畦畔というのは、コンクリートがもう出来上がったものが現在沈下しまして、隣の田んぼでは水がたまらない状態になっているので、それをまた同じ高さまで復元するという意味で、壊してまた新しいものを造るという復旧を考えているものです。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 壊したものは直してもらえればそれでいいんだけど、今おっしゃったのは、今現在コンクリートでできとるところへ持ってきて、それを除外して、畦畔を入れると言われたわけね。畦畔ちゃ、またブロックみたいもんやぜ。という形にされるということなんですか。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 委員のおっしゃっているのは畦畔ブロックだと思うんですけど、ブロックではなくて、現場打ちのコンクリート擁壁みたいなもの。コンクリート製の畦畔ということでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、砺波市プレミアム付商品券発行事業につきまして高畑商工観光課長にお伺いしたいなと思っております。
 私の今、左手にありますが、月曜日に自宅に届きました。おかげさまでミシン目切って、もう早速郵送させていただきましたが、今回第6弾ということで、市民の皆さんも非常に心待ちにしていた事業ではないかなと思っております。
 そこで、前回の第5弾、昨年と比較しますと同じ3万セット。場合によっては同じ時期ということで、ほぼほぼ同じような時期で内容かなと思っていたんですが、昨年の課題なのでしょうか、若干の変更がなされております。特に気がついたものは、例えば、2次販売ということで、昨年はなかったんですが幾つか変更点について、どのような課題があったのか、その辺のところも聞きたいなと思っておりますので、課題があって今回の変更に至ったのだろうなと推測されるわけでありますが、その辺のことにつきまして、まず2次販売について聞かせてください。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 まずは、この砺波市プレミアム付商品券事業の実施主体は砺波商工会議所と庄川町商工会でございます。これまでの第5弾までの、今おっしゃられたように課題であるとか反省点、これは多くの市民、事業所の声をお聞きになって改善を図って、より使いやすいもの、さらには経済の活性化という点でやっていらっしゃいます。
 その上で、今回2次販売されることにつきましては、前回までの実施の中で、やはり何らかの理由で、最終的に商品券を引換えに来られなかった未引換え分の部分が過去に当然ございました。その部分については予算の未執行という形で、世の中の経済には回らなかったお金があるんです。それらはやはり本来の目的であります、物価であるとか、燃料高騰の支援であるとか、経済活性化ということがやはりこの事業の大事な観点でございますので、正直言うと、せっかくついた予算をしっかりと地域に、経済に循環していく必要があるのではないかということで、未引換えになった部分も、これはまたこの事業主体の両者のほうで、非常に事務的には負担はかかるんですが、やはり経済の活性化のために行いたいということで2次販売を行う予定にしております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど、未引換え分があるということで、予算がある中で、やっぱり経済の活性化、動かすためには非常に必要なことだなと感じております。
 続いて、有効期限であります。
 昨年は年末までの期限だったのではないかなと。それが、今11月末までに変更された部分につきまして、何か狙いがあるのかどうか、その辺のところを聞かせてください。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 この事業につきましては、当然、商品券を使う側の消費者の方の立場、それと、この商品券が使える場として場を提供される事業所の双方の立場が成立する条件になります。やはり双方にとって、それぞれの事業効果が発揮をされたり波及されるように当然配慮される必要があります。
 この観点から言いますと、今回の改善につきましては、これまではどちらかというと消費者側目線で行っておりましたが、多くの事業者側の声が今回多うございまして、結論から言うと事業者側の意見を取り入れて今回改善を図ったということであります。
 お尋ねの狙いというのは、本来12月であればもともと消費がやはり年末商戦ということで大きい月であります。しかし、一方では、その前の月である11月などは、1年の中でもやはり最も消費が落ち込む時期の一つでもあります。この11月に何とか消費を促して物価高騰の影響を受けている事業者の事業継続とか、市内の活性化につなげたいというような、今回は事業者側の多くの意見も取り込んで11月末ということに改善をされたところでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど2次販売、そして、有効期限の変更点について聞かせていただきました。いずれも市民側の立場、そして事業者側の立場、双方の立場を考えた今回の変更点ではないかなと思っております。何はともあれ、事務手続が2次販売だと2回目になりますから大変でございますが、ぜひぜひ前へ進めていただければと思っております。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 砺波市の観光を産業化というちょっと新しい分野といいますか、何とかしてこれ、一連の流れの中で産業化することができないかということについて少し意見を述べて見解を求めたいと思っています。
 砺波市の観光は何ですかってことになると、まずはやっぱりとなみチューリップフェアだと思うんですよ。ここ10年ほど、となみチューリップフェアのやっぱり情報発信力というのは、もうすごいもんだと思っています。砺波市はもちろん、もう代表的なイベントです。後に続くイベント、何ですかということですけど、いっぱいあるんですよ。だけど個々に催ししていて、これがなかなかつながらないと感じています。これをつなげることによってイベントそのものもそうだし、宿泊、飲食、物販につながっていくのではないかなと考えます。これやっぱり、もうそろそろこういう感覚の中で取り組んでもいいくらい、砺波市の観光というのはエネルギーというか、パワーを持っているのではないかなと思います。
 今この機会に、この辺にやっぱり取り組んでも十分できるのではないかなと考えておりまして、まずはこの辺を、商工観光課の見解をまず求めていきたいと思っています。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 砺波市において、観光産業化ということにつきましては、実は第2次の総合計画の10WAVEプロジェクトにも位置づけておりますように、10WAVEプロジェクト、稼ぐ産業振興プロジェクトということで、さらには砺波市の第3次砺波市観光振興戦略プランにもそういったことを位置づけまして、現在それに取り組んでいるところでございます。
 例を申しますと、例えば砺波市農商工連携推進協議会による、こちらの農業振興のほうとも協力をしまして、6次産業化の取組でありますとか、ちょうど明日、その総会がありまして、今回新たにその事業者、1次産業者も巻き込んで意見交換会、交流会を食事つきでやろうかなというような展開を今考えております。
 それと、飲食、宿泊につなげる点については、これもコロナ明けからでございますが、TONAMI―STAYということで、宿泊事業者の皆さんで組織する実行委員会を市が支援をいたしまして、こちらのホームページ見ていただければ分かるんですが、お泊まりになられます。そして、こういうおいしいお食事のお店があります、砺波市の年間の四季にこういったイベントがございます、という紹介をしながら、宿泊、食、物販も連携したような組織で動いていただいております。
 あと、今現在、頼成の森花しょうぶ祭りが行われておりますが、こちらのほう、先ほど言いましたいろんなキャンペーンをしている中で、頼成の森花しょうぶ祭りのPRは当然なんですが、それに併せて、例えば砺波市のお食事とか観光どうですかという提案を今までしてきております。その中で、ちょうどうれしかったのは、先週の土曜日、ある旅行会社のツアーを見ると、頼成の森花しょうぶ祭りと農家レストラン大門のお食事、さらに庄川峡遊覧船というツアーで、私はちょうど安城市の方をお連れして農家レストラン大門へ行ったんですが、もうそのツアーも含めてお客さんがいっぱいでございました。
 そういった形で、まだまだお伝えしたいことはいっぱいあるんですが、このように産業化というのは、やはり市内の事業所の皆さん、そして地域のいろんな団体の皆さんの意識が高まってきております。総合計画プロジェクトにもなっているということで、そういった意味では、ある程度は自主的にいろんな事業所、地域の皆さんが取り組んでいただくものだと、市はそれを支援する形だと思っていまして、そういった動きも着実にできてきていると現在は考えておりますので、やはり結果が出るには粘り強くやらないといけないと思うんですが、今後も継続的に支援をしていきたいという思いでおります。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 少し私の認識不足もあったようでありますが、既に取り組んでいらっしゃるということであります。
 今、高畑商工観光課長が言われたように、今の形をさらに前進させて、しっかりとした、やっぱり組織化という言葉が堅過ぎるかも分かりませんが、やっぱり何か組織的なつながりの中で進めていかなければならないかなと思います。ぜひとも積極的に進めていただきたいと思っております。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 今、御要望も含めての御意見だと思うんですが、先ほど申しましたいろんな団体含めた組織化になって今、立ち上がってきているものと思っております。観光協会の総会などはまさしくそれの結集で、いろんな事業所、いろんな分野の皆さんが参加をしていらっしゃいますので、それをやはりみんなでさらに盛り上げて継続をしていくこと、みんなで力を合わせて連携していくことが大事だと思っておりますので、今ほどの御意見も十分受け止めまして進めていきたいと考えております。ありがとうございます。
○有若委員長 ほかに質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 質疑、御意見はないようでございますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 市長をはじめ、当局の皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆さんはしばらくお待ちください。

○有若委員長 お諮りします。本委員会の審査経過と結果報告の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○有若委員長 次に、閉会中の継続審査についてお諮りをします。
 本産業建設常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定をさせていただきます。
 以上で産業建設常任委員会を閉会いたします。
 皆様、御苦労さまでございました。

 午前11時14分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会産業建設常任委員会

   委員長   有 若   隆



令和6年6月 産業建設常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            産業建設常任委員会

1.会議に付した事件
  ・6月定例会付託案件の審査
  ・市政一般における本委員会の所管事項について
  ・閉会中継続審査の申出について

1.開会及び閉会の日時
    6月19日  午前10時00分  開会
    6月19日  午前11時14分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 有 若   隆     副委員長 林   教 子
   委員 山 森 文 夫       委員 山 本 善 郎
   委員 山 田 順 子       委員 向 井 幹 雄

1.欠席委員(なし)

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明      部  長 構  富 士 雄

 商工農林部次長           建設水道部次長
 商工観光課長 高 畑 元 昭      土木課長 老   雅 裕

 商工農林部
 農業振興課長 小 西 啓 介      農地林務課長 金 子 幸 弘

 建設水道部
 都市整備課長 金 厚 伴 行      上下水道課長 石 黒 一 憲

1.職務のため出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      議事係長・調査係長 佐 藤 秀 和

 議 事 係              調 査 係
 主  査 瀧 川 千賀子      主  査 榮   朋 江