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令和7年12月 本会議 定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開議

○議長(有若 隆君) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第3号のとおりであります。

                  日程第1
     市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
○議長(有若 隆君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議についてまで、及び報告第15号 専決処分の報告についてを議題といたします。
 昨日に引き続き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 9番 神島利明君。
 〔9番 神島利明君 登壇〕
○9番(神島利明君) 皆さん、おはようございます。
 通告に基づき、分割方式で質問させていただきます。
 まず初めに、マイナ保険証の利用促進についてお尋ねいたします。
 DXを推進する上で、マイナンバーカードの普及は極めて重要です。本市のカード保有率は、10月末時点で83.1%となっています。本年12月1日をもって、全保険者における発行済みの保険証の利用が終了となり、今後はマイナ保険証、もしくは資格確認書が必要になります。
 令和7年10月時点のマイナ保険証の利用率は、厚生労働省のデータによれば、37.1%にとどまっています。
 マイナ保険証には、次のように多くのメリットがあります。マイナポータルで過去の処方薬情報や特定健診の結果などを自分で確認できる、本人の同意があれば、医師や薬剤師が薬剤情報を確認でき、重複処方や薬の飲み合わせの問題を防ぐことができる、突然の手術や入院でも支払い限度額が分かるので、高額支払いが不要になる、マイナポータルで、確定申告時に医療費控除が簡単にできる。
 そこで、これらのメリットを踏まえると、マイナ保険証のさらなる利用促進のためにも、市民への周知を一層強化する必要があると考えますが、いかがでしょうか。見解を伺います。
 次に、マイナポータルにおけるワクチン接種情報についてお尋ねいたします。
 現在、マイナポータルでは、地方自治体が管理する法令に基づく定期予防接種、いわゆる子供の定期接種などの記録に加え、令和5年までの接種した新型コロナワクチンの記録が確認できると承知しております。
 しかしながら、それ以外のワクチン接種については表示されず、高齢者インフルエンザワクチンや帯状疱疹ワクチンなど記録は確認できない状況にあります。
 一方、市では、これらの接種情報についても入力作業を行っていると伺っております。これらの情報がマイナポータル上で確認できるようになれば、住民にとっては重複接種の防止につながり、また、医療機関においても、診療の参考情報として有効活用ができるなど利便性向上が期待されます。
 そこで、マイナポータルにおいて、全てのワクチン接種情報を確認できるようにする必要があると考えますが、いかがでしょうか。見解を伺います。
 次に、マイナンバーカードの行政窓口での活用についてお尋ねいたします。
 本市では、令和5年3月からスマート窓口システムを導入し、証明書の交付申請書や転入転出などに伴う住民異動届、さらには子供の出生に関する手続の様式などを自宅で事前に入力することで、市役所窓口において記入する手間なく手続が行えるようになりました。
 しかしながら、現状では十分に利用が進んでない状況と伺っております。
 3月の定例会の「書かない窓口」に関する質問に対し、スマート窓口について、多くの方に利用していただけるよう一層周知を図るとの答弁をいただきましたが、その後も利用状況に大きな改善は見られないとのことです。取組自体は非常に有意義なものであるものの、本市では、まだ利用が浸透するには時間を要するのではないかと考えます。
 そこで、行政窓口にカードリーダーを設置し、マイナンバーカードを読み取ることで基本情報を自動入力し、その他の必要事項については、担当者が聞きながら入力する方式を導入してはどうかと考えます。
 この方式であれば、利用者、担当者双方の負担軽減につながるものと考えますが、いかがでしょうか。見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 私からは、まず1点目のマイナ保険証の利用促進についての御質問にお答えいたします。
 マイナンバーカードを取得している人の割合、保有率は高くなってきており、多くの市民がマイナンバーカードを所持しております。
 75歳以上の後期高齢者の方のデータにはなりますが、本年7月の富山県のマイナ保険証の利用率は46.5%で、全国でトップの数字となっております。
 また、7月末時点で、本市の後期高齢者の方のマイナ保険証の登録率は74.7%、マイナ保険証の利用率は50%となっております。
 マイナ保険証の利用促進につきましては、ホームページで周知するとともに、国保の資格確認書、資格情報のお知らせを送付する際にパンフレットを同封したり、医療機関等にポスターの掲示を行うことなどで、随時周知を図ってきているところでございます。
 今月の12月1日に被保険者証の有効期限を迎えましたことから、カードの更新手続の際にマイナ保険証の利用について改めてお伝えし、周知を図ってまいります。
 次に、2点目のマイナポータルへのワクチン接種情報の反映についての御質問にお答えいたします。
 マイナポータルで情報連携できる予防接種の種類は国で定められておりまして、ロタウイルス感染症などのA類疾病、高齢者の肺炎球菌感染症などのB類疾病の一部、及び特例臨時接種の新型コロナウイルス感染症、これは令和6年3月分までですが、これらと限定されており、予防接種情報の全てを確認することは現時点ではできません。
 一方で、来年の6月にはマイナンバー連携の標準レイアウトのシステム改修が予定されていることから、改修が終了次第、帯状疱疹予防接種が確認できます。
 今後もA類疾病やB類疾病の定期接種が追加されるごとに順次、整備されていくものと期待しております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 私からは、3点目のマイナンバーカードの行政窓口での活用についての御質問にお答えいたします。
 スマート窓口システムは、来庁者がスマートフォン等で事前に入力をすることで、窓口での手続、手書き項目の減少につながるもので、利用者からは、手続がスムーズに進む、思っていたよりも簡単などの御意見をいただいております。
 一方で、現状では利用が十分に進んでいないことから、改めてSNSやケーブルテレビ等で利用方法等を周知し、利用の拡大に努めてまいります。
 また、直接来庁された方への窓口対応につきましては、今年度取り組んでおります窓口業務改革実施事業、いわゆるBPRと申しますが、その一環として行いました窓口利用体験調査においても、氏名等を何度も記入する必要があったことから、その改善点として報告をされております。
 現在、この調査結果を基に、窓口の業務フローを見直すことなど改革のロードマップを策定しているところであり、議員御提言のマイナンバーカードの活用を含め、窓口で繰り返し同じ内容を書かなくても済む方法などを検討してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 神島利明君。
 〔9番 神島利明君 登壇〕
○9番(神島利明君) 次に、2項目めは、市総合防災訓練における情報の取りまとめと共有化についてお尋ねいたします。
 本年9月28日に、東部地区を中心として市総合防災訓練が実施されましたが、本年度から新たに避難行動要支援者と共に行う避難所開設訓練、訓練開始の合図としてエフエムとなみ放送を活用、緊急支援物質輸送訓練の3項目が訓練内容として追加されました。
 これらを含め、各地区自主防災会等では訓練後の振り返りが行われ、よかった点、継続すべき点、反省点、課題、今後の検討課題が取りまとめられたと伺っております。
 例えば、今回の訓練では多くの市民が参加された一方で、避難所に地区住民以外の方が来られた際、対応する受付窓口が明確でなく、現場が混乱したとの報告がありました。
 実際の災害時には、当該地区の住民のみならず、地区内の介護・障害者施設の利用者や職員、企業の従業員、旅行者など多様な方々が避難してくることが想定されます。
 そのため、地区住民以外の受入れに関して、各自主防災会でも一定の理解はあるものと考えますが、改めて避難所運営マニュアルを確認し、受入れ体制を明確にしておくのが重要です。マニュアルの再確認及び周知の徹底を図る必要があります。
 また、各地区には固有の課題がある一方で、全市的に情報を共有することによって、改善につながる事項も多いと考えます。
 そこで、今回の市総合防災訓練で取りまとめた内容を市内自主防災会全体で共有する仕組みを構築し、その内容を踏まえて、各地区の避難所運営マニュアル等に反映させるべきと考えますが、いかがでしょうか。見解を伺います。
 次に、福祉施設における業務継続計画(BCP)策定についてお尋ねいたします。
 令和6年4月から福祉施設では、BCPの策定が完全義務化されております。BCPを策定する目的は、災害発生時や感染症拡大時においても施設利用者及び職員の安全を確保し、継続的に必要な支援を提供できるようにすることにあります。
 災害時には、施設内が危険と判断される場合、指定避難所への避難を行うこととされています。
 しかし、近隣に他地区の指定避難所が存在するにもかかわらず、施設管理者の方の中には、地元の地区避難所に避難しなければならないと認識されている方もおられます。
 緊急時においては、地区の区分にとらわれず、最も近くで安全に到達できる避難所に避難することが適切であると考えます。
 そこで、福祉施設の利用者や避難行動要支援者の一時避難所についても、地区に関係なく、地理的に近く安全性の高い避難所を避難先として設定するよう、BCPや避難行動要支援者個別支援計画の作成や改定時に検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 1点目の市総合防災訓練における情報の取りまとめと共有化についての御質問にお答えをします。
 今年度の市総合防災訓練におきましては、初めての試みとして、訓練終了後、各地の訓練会場においてKPT法、説明をいたしますと、KはKeepのKで、続けること、PはProblemのPで、問題点を、Tは、TryのTで、試してみたいことを表しており、この方法による振り返りを実施してみたところであります。
 これまでは、日を改めて訓練の振り返りを実施されておりましたが、今回は訓練直後でもあったことから、活発な議論が行われたと伺っており、次年度以降も同様に実施をしたいと考えております。
 今回の訓練の振り返りの報告では、議員御指摘のとおり、避難所受付窓口では課題もあったと報告をされております。これらの課題につきましては、市で作成しました避難所運営マニュアルに記載してある事項については、改めて確認いただくよう伝達するとともに、各自主防災会からの御相談等については、個別対応しながらよりよい体制づくりを支援してまいりたいと考えております。
 また、今回の総合防災訓練での取りまとめ結果につきましては、各地区において参考となる事例もございますので、各自主防災会に情報提供し、課題共有と改善を図ってまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 私からは、2点目の福祉施設における業務継続計画(BCP)策定についての御質問にお答えいたします。
 災害が発生したときの対応としては、施設の利用者や職員の避難場所、避難方法につきましては、BCPでは、施設に最も近距離にあります安全な指定避難所等を避難場所と位置づけております。
 これに基づきまして、利用者が施設利用時に発災した場合には、施設が指定している避難所へ避難誘導することが適切であると考えており、利用者や御家族の方にも御理解いただいているものと考えております。
 また、避難行動要支援者の個別支援計画そのものは、支援される方が御自宅にいることを前提として策定しているものであり、施設利用時には、必然的に施設が指定する避難所に避難することが適切であると考えております。
 引き続き、施設管理者との話合いの機会を捉えまして、災害時の避難所の確認や避難経路の在り方につきまして、施設の所在地区にとらわれることのないよう、改めて確認したいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 神島利明君。
 〔9番 神島利明君 登壇〕
○9番(神島利明君) 次に、3項目めは、中学校再編までの校舎の維持管理についてお尋ねいたします。
 庄川中学校体育館では、3年以上前から校舎から体育館の入り口部、ステージ下のガラスサッシ部などで雨漏りが発生しており、バケツで雨水を受けているなど雨天時には、大変御苦労されていると伺っています。
 庄川中学校は、再編計画の対象となっているため、解体を前提とした施設に多くの予算を投入しづらく、十分な対応が行われてこなかったのではないかと考えます。
 しかし、砺波市立学校規模適正化検討委員会において、中学校再編の開校時期が令和15年4月と示されたことでスケジュールが明確になり、庄川中学校体育館の雨漏り補修が実施されると伺いました。
 とはいえ、再編までにはなお8年もの期間があり、その間も在校生が安全かつ安心して学校生活を送る環境を整えることは、健全な育成のために極めて重要です。
 嶋田議員への答弁では、「老朽化等に伴う施設改修につきましては、生徒の教育環境の維持と安全性に十分配慮しながら、適時適切に必要な施設整備を講じてまいります」とのことでした。
 そこで、庄川中学校体育館のように、問題が長期間放置されることがないよう、改めて校舎の維持管理の在り方について見解を伺います。
 次に、中学校の教育環境についてお尋ねいたします。
 本年8月に、市内の全小学校の理科室及び2校の音楽室にエアコンが設置され、子供たちが快適な環境で授業を受けておられると伺っております。
 一方で、中学校につきましては、再編の時期は明確になったとはいえ、近年の猛暑を踏まえれば、再編対象校であっても、特別教室へのエアコンは必要不可欠であると考えます。
 夏の危険な暑さから生徒の命と健康を守るため、そして、市内で同等の教育環境を保障し、学びの機会を確保するためにも、特別教室への整備は避けて通れない課題ではないでしょうか。
 嶋田議員への答弁では、「令和8年度以降、国の交付金を活用しながら音楽室や理科室など特別教室への設置を計画的に進めてまいりたい」とのことでした。
 しかし、再編中学校における特別教室へのエアコン設置が令和8年度以降の計画となっているものの、再編までに残された期間は7年しかありません。生徒の安全と教育機会の確保を考えれば、より早期の設置が必要であると考えます。
 そこで、再編対象校における特別教室へのエアコンの整備を前倒しで進めることについて、見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) まず、1点目の中学校再編までの校舎の維持管理についての御質問にお答えいたします。
 これまでも学校施設の老朽化などに伴う修繕は、緊急的な、または安全性の確保が必要な箇所を優先して順次整備してきており、今後も生徒の教育環境に配慮しつつ、適切な施設管理を実施してまいります。
 なお、庄川中学校の体育館につきましては、老朽化による雨漏りの箇所が見受けられることから、現在、修繕工事の手続を進めているところであり、今年度中に工事が完了する予定となっております。
 次に、2点目の中学校の教育環境整備についての御質問にお答えいたします。
 今年度、小学校の音楽室や理科室などの特別教室に空調設備を設置したところであり、昨日嶋田議員へ答弁しましたとおり、中学校につきましても令和8年度以降、国の交付金も活用しながら、計画的に進めてまいりたいと考えております。
 また、授業の時間割や年間計画を見直すなど、引き続き、熱中症対策を講じてまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 神島利明君。
 〔9番 神島利明君 登壇〕
○9番(神島利明君) 最後に、重点支援地方交付金についてお尋ねいたします。
 国はエネルギー価格や食料品価格などの物価高騰が長期化する中、地方自治体が地域の実情に応じてきめ細やかな支援を実施できるよう、総額2兆円の重点支援地方交付金を11月21日に閣議決定しました。
 各自治体への具体的な交付額は、現時点では公表されていませんが、本交付金を最大限活用し、住民生活の負担軽減と地域経済の安定、発展を図っていくことが重要であると考えます。
 また、物価高対策には即効性が求められます。その一例として、水道料金の減免はほとんどの市民や事業者が対象となるため、家計や経営の支援として極めて有効な施策であると考えます。水道料金が軽減された場合、その分を食料品等の購入に回すことができ、生活の下支えにつながります。
 今藤議員への答弁では、「市民への生活者支援や各分野の事業者支援など多岐にわたる支援メニューを検討した上で戦略的に実施してまいりたい」とのことでした。
 そこで、本市における重点支援地方交付金を活用した今後の事業計画について、改めて見解を伺います。
 以上で私の質問を終わらせていただきます。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 1点目の、重点支援地方交付金を活用した事業の取組についての御質問にお答えします。
 代表質問でも答弁をいたしましたけれども、この交付金につきましては、本市といたしましては、市民や事業者の皆様に対して、物価高騰対策として支援効果が早期に発現する支援事業をしてまいりたいと考えているところでございます。
 まずは、早急に実施可能な事業につきましては、本定例会において、補正予算の追加議案の提出を検討しているところでございます。
 以上でございます。
○議長(有若 隆君) 5番 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 議長のお許しをいただきましたので、質問通告に基づき、一問一答方式で、質問と提案をさせていただきます。
 まず大項目の1、砺波市下水道計画についてであります。
 砺波市では、健全な水環境の保全のほか、市街化の進展や集中豪雨の増加による浸水リスクを軽減し、安全・安心で快適な暮らしを実現するため、整備事情等を記載した社会資本総合整備計画を策定し、社会資本整備総合交付金を充てて下水道事業を実施しています。
 砺波市下水道整備計画については、平成30年度に行われた砺波市下水道計画検討委員会の協議結果を踏まえ、令和元年度に砺波市議会や自治振興会及び自治会との協議を行い、さらに令和2年度には、今後予想される人口減少や空き家の増加などの社会情勢の変化や財政運営、整備期間の長期化など現状や今後の諸課題を踏まえ、早期に汚水処理の整備を進めることや、効率的に下水道整備を行うため、計画の見直しを行い、11地区の自治振興会及び各自治会と協議を進めた計画変更の内容に基づき、公共用水域の水質保全を図りながら事業展開を進めています。
 日頃、下水道未実施の地区民の方からは、いつになったら下水道が来るのか、普及が遅いという声も聞かれ、多くの課題を抱えている下水道事業について、経営戦略を含めた今後の取組について質問をいたします。
 まず、小項目の1点目、下水道未整備地区の施工計画の進捗状況についてであります。
 この下水道事業につきましては、仮称ではありますが、砺波警察署が砺波市苗加の国道359号沿いに建設予定で、2028年度の完成を目指す計画となっていることから、鷹栖地区内の施工の順番を変更し、今年度から市道広上町鷹栖線や市道鷹栖岩武線の発注分の工事が行われ、降雪前の年内完工を目指して、最後の検査待ちにまでこぎ着けたと伺いました。
 人口減少と空き家の増加がとまらない厳しい環境下で、未整備地区の解消に向けて、効率的な整備手法と財源確保などの課題について、老建設水道部長の見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 下水道未整備地区の管渠整備につきましては、令和9年度までは新警察署への管渠整備を優先して実施しているほか、並行して他の未整備地区の管渠整備を行っているところであり、新警察署への管渠整備が終われば、計画しております残りの未整備地区の整備を、順次、進めることとしております。
 下水道管渠は、勾配を利用して汚水を流しており、下流部から上流へ向かって整備することで、公共桝設置後、すぐに下水道に接続し、使用することが可能なことから、下流部から管渠整備を行うことが最も効率的な整備手法と考えております。
 一方、下水道管渠の整備を行わない合併処理浄化槽区域につきましては、浄化槽設置整備事業補助金や浄化槽維持管理事業補助金を助成することにより、効率的な設置との適切な維持管理に努めているところであります。
 なお、財源確保などの課題につきましては、引き続き、国の社会資本整備総合交付金や有利な交付税措置が受けられます企業債を活用し、整備を行うこととしておりますが、今後、国において未普及地域に関する交付金制度の見直しが行われ、整備が遅れる可能性があることから、国の制度改正等の状況を注視しながら、財源確保に努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 次に、小項目の2点目として、公共桝設置後の下水道への接続と水洗化促進補助金支払いの状況について伺います。
 下水道公共桝まで整備された区域内において、下水道が利用できるにもかかわらず、未接続の世帯が存在すると、費用対効果が見合わない状況が発生することになります。
 早期接続に向けた啓発や直接案内など、指導の強化の取組が必要だと思います。下水道への早期の接続化と水洗化促進補助金の支払いについて、老建設水道部長に伺います。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 下水道への接続につきましては、法令により下水道に接続可能となったときから、くみ取便所は3年以内、浄化槽は遅滞なく下水道に接続することが定められておりまして、接続件数を増やすことは、下水道事業の健全経営を行っていく上で重要であると認識しており、管渠工事着手前にも、こういった趣旨を地区で説明しております。
 このほかの取組といたしましては、市のホームページや広報となみにおいて接続に向け啓発を行うとともに、下水道に接続可能となったときから3年を経過した一般世帯や事業所に対し、計画的に接続依頼を行っております。
 また、下水道整備が完了した自治会では、接続啓発を行っていただいており、使用開始の翌年度から3年以内に下水道へ接続された割合が60%を超えた自治会に対しまして、水洗化促進補助金として、1接続世帯当たり1万5,000円を交付しております。
 今後も、こうした接続依頼を継続して行うことにより、接続件数の増加に努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 次に、小項目の3点目は、県道、市道への管渠工事後の仮舗装道路本復旧工事の進捗状況についてでございます。
 下水道管の管渠工事で掘削した箇所を車両や通行人が安全に通行できる状態にするため、一時的に道路を整備します。埋め戻した箇所が十分に安定、沈下した後、元の道路の状況に修復、舗装をします。
 一般的には6か月程度の養生期間を設ければ問題はないと思いますが、仮舗装後、養生期間が2年近くかかっているなどの場所も見受けられます。
 仮舗装道路は表面が凸凹で、自転車やシニアカー、車椅子などタイヤ幅の狭い車両は走りにくく、危険を伴うとの苦情もあります。
 農道から市道へ格上げした路盤強度と、最初から市道として造成した道路の路盤強度の違いで、養生期間が長くなっているのかも含めまして、建設水道部長の見解を求めます。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 管渠工事後の舗装本復旧工事につきましては、県道については、道路管理者であります県との協定により管渠工事を行った翌年度に実施し、市道においては、道路の交通量や仮舗装の劣化状況から総合的に判断し、期間を分けて実施しているところであり、路盤強度の違いで仮舗装の養生期間を変えているものではありません。
 また、舗装本復旧工事につきましては、管渠工事と同様に、国の社会資本整備総合交付金を活用して実施しておりますが、近年は交付金が要望額どおり交付されないことから、管渠工事を優先し、実施している状況であります。
 なお、舗装本復旧工事までに補修が必要と判断した場合は、早急に仮舗装の補修工事を実施し、通行に支障を来さないよう努めているところであります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 次に、小項目の4点目は、令和8年度の未整備地区の下水道工事施工計画についてであります。
 先ほど申し上げました2028年度中の完工を目指した新たな警察署が建設される国道359号沿いの苗加地区に向けて、市道黒河苗加線に沿って下水道の管渠工事が進められると聞いておりますが、これ以外の未整備地区の計画があれば、通知をお願いしたく、このことについて、老建設水道部長にお伺いをいたします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 新警察署への下水道管渠整備以外の未整備地区の整備計画につきましては、新年度では、鷹栖地区と高波地区において管渠工事を実施する予定であり、鷹栖地区は、市道工業高校四谷線及び市道鷹栖高儀線の一部を、高波地区は、市道江波荒屋1号線及び市道荒屋1号線におきまして、管渠工事を行う予定としております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 次に、大項目の2、市営住宅の維持管理についてであります。
 市営住宅を利用されている方は、主に住宅に困窮している低所得の世帯で、家賃負担をできるだけ抑えたい方が多いと思います。このような施設があり、本当に助かる、本当にありがたいと感謝される方も少なくありません。
 本市には、市営住宅として7団地25棟の管理がされており、管理上の主な課題は、施設の老朽化とそれに伴う維持管理、予防保全への対応など課題も多く、物価高で予算の確保も厳しくなってきていると聞いております。
 中には、昭和56年以前に建設された住宅棟が30%も存在し、耐震性や老朽化問題があります。
 外壁の汚れ、ひび割れ、仕上げ材の剥離などの劣化に対し、本市では数千万円の見積りが出る外壁改善を、現行の計画分については令和12年度までに完工できるように、順次、予算化して取り組んでおられますが、先月、市内21地区で開催した議会報告会の席でも、住民の方からの指摘事項として、市営住宅の入居率が低く、夜も明かりのつかない世帯が多く目立ち、団地も空き室が増えている、今後どうなるのかなどの心配の声がありました。
 入居率が60%を下回るところは、しっかり対策をする必要があると考え、質問をさせていただきます。
 まず、小項目の1、市営住宅の募集対応についてであります。
 市内7団地25棟の建屋を管理されており、うち約3割が新耐震基準適用前に建てられた住宅棟になります。市営住宅への入居は、民間の賃貸に比べ入居条件が細かく、住宅に困窮している低所得の世帯、単身の場合は60歳以上の方、定められた所得基準を満たす人など、厳しい入居条件があります。
 しかし、この制度をよく理解されずに対応され、苦慮されている市民のために、周知と理解促進について、老建設水道部長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 市営住宅の入居募集につきましては、市ホームページや広報となみ、ラジオにより周知しており、ホームページでは、募集している団地の部屋番号を含めた概要や、入居条件などの詳細を案内しております。
 そのうち、入居条件につきましては、住宅に困窮している低所得世帯や単身入居の場合など、条件設定が細かく、個別判断が必要なことから、ホームページでは基本的な考え方を総括的に示すにとどまらざるを得ないところであります。
 実際、入居希望者の世帯収入や家族構成、家庭内の状況などを直接伺った上での判断が必要となることから、入居希望者の方には必ず窓口に来所いただいており、その際、改めて入居条件等を丁寧に説明しております。
 本市といたしましては、窓口対応を継続するとともに、ホームページ等の掲載内容につきまして、他市等の内容を参考にし、より分かりやすい情報提供に努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 次に小項目2、市営住宅の長寿命化対策についてであります。
 住宅等の経年劣化が進みやすい外壁改善のほかに、LED化など主に国の交付金などを活用して対策されている改善事例の紹介と、長寿命化改善を進める上での課題について、建設水道部長にお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 市営住宅は、長寿命化計画に基づき、予防保全的な観点から計画的に修繕や改善を進めております。
 これまで、高道団地などの老朽化に伴う外壁のひび割れ補修や塗装による耐久性の向上、共用部照明灯などのLED化による省エネルギー化、電気温水器や給水ポンプの更新、浴室換気扇の設置など、入居者の住環境の改善も図ってきており、本年度は、東鷹栖団地4号棟、5号棟の外壁改善等の工事を進めております。
 市営住宅の長寿命化に向けた修繕や改善につきましては、おおむね計画どおり進んでおりますが、建設資材単価の高騰や労務費の上昇に加え、大規模な修繕も必要なことから、国の交付金を活用して事業を行っており、その配分額により、進捗に影響があるなど財源確保が課題となっております。
 本市といたしましては、計画どおりに修繕や改善が実施できるよう財源の確保について、引き続き国へ働きかけてまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) 引き続き、大項目の3、民生委員・児童委員活動についてでございます。
 民生委員・児童委員は、地域住民の一員として、住民の生活上の様々な相談に応じ、行政や適切な支援、サービスへつなぐ役割を果たすなど地域福祉を支える重要な存在です。
 特に高齢者、子供、障がい者に関する事柄など地域住民からの生活全般に関する相談に対応し、必要な情報提供や助言を行います。
 また、行政、専門機関へのつなぎ役として活動をされています。見守り、安否確認、いきいきサロンのような地域福祉活動、生活実態の把握など活動は多岐にわたります。
 活動を取り巻く環境は変化しており、特に委員の成り手不足という深刻な課題が顕著になってきております。
 高齢化や人間関係の希薄化、ひきこもりの子供対策、育児と介護のダブルケアなど住民の抱える課題が複雑化、複合化しており、委員からの悩み相談も増えております。
 委員の高齢化が進み、活動負担の増加からせっかく委員になっていただいても、早期に退任される方も出ています。
 当市でも、先月末で3年任期満了を迎え、更新の手続が進められましたが、各自治振興会では、継続のお願いや新人の発掘作業に対して、大変な苦労をされたと聞いております。
 今月12月から活動を担われる民生委員・児童委員の皆さんに、熱意を持って活動していただけるためにも、その思いから、今回の質問をさせていただきます。
 まず、小項目の1、活動負担、増加課題に対する対応についてであります。
 市内各地区で選考、推薦され、12月1日から3年間、情熱を持って活動していただくに当たり、多くの課題があります。
 成り手不足の主な原因として挙げられているのは、委員の高齢化と活動への負担感、制度の認識不足、活動の実情と報酬、就業率の上昇、市民の関心の低さ、このような原因が複合的に重なり、委員の成り手問題につながっております。
 このことは、地域福祉の停滞や社会的孤立の増加にも及びかねません。将来的な担い手を確保するためにも対策を進めていただきたく、このことについて、横山福祉市民部長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 昨日の林 教子議員の御質問にもお答えいたしましたとおり、民生委員・児童委員は、今月から新たに3年間の任期が始まりましたが、各地区からの推薦をいただく段階で、苦慮されている現状もお聞きしております。
 委員の皆さんの活動につきましては、これまでの社会福祉の分野のみならず、日頃の見守り活動から災害時の要支援者の把握や避難誘導など多岐にわたり、負担感が増大しているものと感じております。
 その業務を分担し負担を軽減するために、地区の福祉サポーターの方々の協力も得ながら連携して、支援の必要な方々を関係機関につなぐ役割を担っていただくことで、お互いの負担軽減につながればと考えておりますが、地区の実情によって状況が様々であることも承知しており、引き続き、少しでも負担軽減の効果が上がるように、アドバイスしてまいりたいと考えております。
 もとより民生委員・児童委員は、国の厚生労働大臣からの無報酬の特別職の公務員として委嘱されていることから、少額の費用弁償などのボランティアの要素をもって、活動支援に当たっていただいております。
 議員御指摘のとおり、様々な課題のある中で、委員の成り手不足の解消に向けまして、新任の民生委員・児童委員からも率直な御意見をいただき、就任に当たっての決め手などのヒントとして、次代の民生委員・児童委員の担い手確保につなげてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原田定範君。
 〔5番 原田定範君 登壇〕
○5番(原田定範君) これで最後になりますが、次に小項目の2、活動の周知と理解促進についてであります。
 民生委員・児童委員は、人格や見識が高く、広く社会の実情に通じ、かつ、社会福祉の増進に熱意のある方の中から推薦され、任期は今ほども説明がございましたように3年で、再任は可能となっております。
 委嘱は厚生労働大臣、職務に関する指揮監督は都道府県知事、給与の支給がない非常勤の特別職の地方公務員とされております。
 人口の減少は続くものの、今まで経験したことのない少子高齢化社会の中で、生活環境は大きく変化し、委員の活動の領域が広がるなどの新たな課題も生まれます。
 このような実態を踏まえ、活動の周知と理解促進について、横山福祉市民部長の見解をお願いして、私の質問を終わります。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 人口減少や少子高齢化に加えまして、定年延長等により社会情勢、世帯構造が変化し、働きながら民生委員・児童委員の活動をお願いしている方も多数おられます。
 このような場合には、民生委員・児童委員活動がスムーズに行えるよう、地域貢献の観点から、就労先の企業や事業所に対しまして、御理解と御協力をお願いするとともに、地域全般に対しましても、広報紙である民児協となみの紙面の中で、地域福祉の最前線での委員活動の大切さ、重要性を広く発信してまいりたいと考えております。
 また、委員の方々には、福祉課題のみならず、様々な課題が絡み合った複合的な課題に対する学びの機会として、市や市社会福祉協議会をはじめとした各種研修会のほか、毎月開催しております地区の民生委員・児童委員協議会の定例会に参加していただき、支援が必要な方と関係機関とのつなぎ役を担っていただきたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時02分 休憩

 午前11時10分 再開

○議長(有若 隆君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を続けます。
 6番 境 佐余子君。
 〔6番 境 佐余子君 登壇〕
○6番(境 佐余子君) 議長より発言の許可がありましたので、これより市政一般に対する質問を行います。
 昨日、砺波市議会で恒例となっております高校生との意見交換会を行いました。砺波高等学校と砺波工業高等学校の生徒さんから、どんなまちであれば住み続けたいのか、お話を伺いました。
 砺波は治安もいいし住みやすいけれども、働きたいと思える場がなければ、進学先から戻ってこないかもしれないという声がありました。
 また、市内全地区を回った議会報告会でも様々な声が寄せられました。いただいたそうした声は、市民の皆さんの率直な感想であります。それらを受け止めながら、本市がこれからどのような在り方を選び取っていくのかという視点で、第3次総合計画策定を議員として注目していくことは大切だと考えています。
 この総合計画に関する質問が今定例会で続く中にあって、さらに私からお伺いしますのは、本市の羅針盤として、この計画の役割が極めて大きいからにほかなりません。
 人口減少がじわじわと続き、地域の担い手問題、財政需要が増す中で、国の制度も大きな転換期を迎えています。
 さらに、呉西圏域での広域連携が加速し、私たちの暮らしを守る機能をどの単位で担っていくのか、自治体間の役割分担の見直しも避けて通れない状況です。
 将来世代にも砺波に住んでよかったと思ってもらえるまちの姿を、いま一度見詰め直し、示していく必要があると考えています。
 そこで、大項目、第3次総合計画の方向性、市政の持続性と砺波らしさの再構築として、小項目4つに分けて質問してまいります。
 初めに小項目1、制度改正、人口、財政環境の変化を踏まえた市としての全体設計図についてです。
 ここでは、個別の施策ではなく、これらの環境変化を、本市がどのように受け止め、計画づくりのよりどころをどう捉えようとしていらっしゃるのか、その基本姿勢について伺ってまいります。
 今回、国の制度改正では、重層的支援体制の整備や二地域居住の制度化など、従来の行政分野の境界を越えて、生活、地域、人のつながりを一体で支える方向へ、政策が大きく転換しました。
 これは高齢者、生活困窮、子育て支援、就労支援など、今以上に組織の垣根を越えた連携に向けて、自治体につなぎ役としての総合力を求めています。
 一方で、本市では、人口構造の変化も進み、公共施設の更新やインフラの再整備の必要性が高まる中で、限られた財源をどう生かし、そして、何を優先しながら地域を次の世代へ引き継ぐのか、その判断が求められていると考えます。
 こうした多様な課題が同時進行する時代において、総合計画が未来の姿を完全に描き切ることは現実的ではありません。
 しかし、だからこそ、何を優先し、何を守り、どこを効率化するのか、そういう判断軸が明確でなければ、計画は単なる施策の羅列にとどまるのではないかと危惧しております。
 そこで、小項目1として、今回の国の制度改正や人口構造の変化、そして、公共施設の更新需要をはじめとする財政負担の増加といった、本市を取り巻く大きな環境変化をどのように受け止め、次期総合計画の基本となる考え方としてどのように整理していかれるのか、来年度の策定作業を見据えた庁内全体としての取組の方向性を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 本市では、総合計画の策定時に想定していなかった新型コロナウイルス感染症や相次ぐ災害、DXの進展、経済物価高騰など、本市を取り巻く様々な環境の変化に、これまでも適時適切かつ迅速に対応してきたところであります。
 次期総合計画期間におきましても、計画の想定を上回ることは十分考えられるものと考えており、一般的な計画策定の方向性として申し上げるならば、現行計画で実施している各種施策の検証、整理を行った上で、市民アンケートや総合計画審議会などを通じて、市民の皆様などからの第2次総合計画への評価と次期計画に盛り込む事項などの御意見を伺い、それらを反映させたいと考えております。
 加えまして、施策を所管する関係部署など、全庁的に今後の社会情勢の動向や国や県などの新たな施策について情報を集めまして、時代に合った次期計画の各種施策に反映をさせてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 佐余子君。
 〔6番 境 佐余子君 登壇〕
○6番(境 佐余子君) 次に、小項目2、二地域居住、関係人口、重層的支援を地域力の再編として位置づける考え方について伺います。
 なお、二地域居住や重層的支援について、今日は制度個別の議論ではなく、人口減少社会の中で、地域をどう再編し支えていくかという視点で伺ってまいります。
 現在、私たちは人口減少という大きな波に直面しております。この状況で最も深刻なのは、隣近所で顔が見える関係や、困ったときはお互いさまといった地域の支え合いの精神や仕組みそのものが希薄になり、機能しなくなってしまうことだと思います。
 一方、暮らしや働き方が変わり、例えば、住民票は市外にあっても、働く、学ぶ、耕す、活動するなど、様々な関わり続ける人口は、本市にも存在しております。
 例えば、福祉であれば、長距離で、遠距離で、介護のために月1回、月2回帰ってくる方も、そうした人口の中にも入るのかもしれません。
 これらの多様な人々を、地域を支える一員としてどう受け止めるか、国が進める二地域居住と関係人口の制度化は、こうした多様な人々を、地域を支える新たな一員として受け止めるものだと理解しております。
 また、困り事が複雑化している今、高齢、子育て、障がい、困窮といった境界を越えて「助けてほしい」、また「助けたい」、これをつなぐ重層的支援体制は、単なる福祉制度ではなく、地域社会の助け合いの基盤そのものを組み直すものとも言えます。
 ここでお伝えしたいのは、こうした制度を別々の分野の政策として扱うのではなく、人口が減っても地域社会が回るための地域力の再編策として、1つの軸で捉え直していただきたいということであります。
 本市の市民生活において、自治振興会活動や地域での共助は重要であります。人口減少などでこうした地域力が弱くなれば、支えられるはずの人が支えられないといったことや、生活課題のさらなる潜在化など危惧されることがあります。
 そこで、小項目2、二地域居住、関係人口の拡大と重層的支援体制の構築を、本市として、将来の市民生活を支える地域基盤の再構築という視点でどのように位置づけ、第3次総合計画の方向性として示していかれるのか、考えを伺います。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 本市が今日まで持続的に発展してこられたのも、市内21地区全てにおいて地区自治振興会が組織され、地域ぐるみで各種活動や伝統行事の継承などに取り組まれてきたおかげであり、この地域力の高さは全国に誇れるものであるというふうに自負しております。
 第2次砺波市総合計画でも、地域力、家族力の向上を主要施策に掲げ、地区自治振興会や各種団体の活動促進による地域コミュニティーの活性化など、人の絆で支え合う温かい地域づくりを進めてきたところであります。
 このような中、全国的な課題ではありますが、人口減少やSNS等情報ツールの普及などを起因とする地域コミュニティーの希薄化が問題となっており、地域活動等を敬遠するなどの意識の変化も見られるところであります。
 御発言にありました二地域居住、関係人口の拡大や重層的支援体制の構築につきましては、人口減少対策として、国が令和9年度から導入予定のふるさと住民登録制度の活用も、一定程度は期待できる可能性はあるかもしれません。
 地域力の維持強化は、本市のまちづくりにとりまして、これからも主要な施策の一つでもありますので、議員御指摘の各種事業は、市民生活を支える取組として、次期総合計画に位置づけられるものと考えておりますが、その位置づけ方などにつきましては、策定を進める中で、市民の皆様の御意見を伺いながら決めていきたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 佐余子君。
 〔6番 境 佐余子君 登壇〕
○6番(境 佐余子君) 次に、小項目3、広域連携の進展の中で、砺波市が守るべき機能の明確化について質問します。
 ここでは、事務レベルの広域連携の是非ではなく、広域化の中で、本市として市民のために何を守り、どこを広域に任せられるかという価値判断の部分を伺っていきたいと思います。
 先日、全員協議会で説明がありましたけれども、今回の定例会で議案が通れば、呉西圏域では連携事業が第3期に入り、観光誘客、防災、デジタル、公共交通、産業振興など、これまで以上に協働化と広域化が進んでまいります。
 広域化は行政の効率化やスケールメリットを生んでいきます。しかし、本市にある散居村の景観や地域の互助、子育て環境、祭り、伝統文化など砺波らしさを形づくってきた価値などは、当たり前でございますが、広域化によって自動的に維持されるわけではありません。
 むしろ、人口減少や担い手不足が進むこれからの時代においては、行政だけでは守り続けることが難しくなり、市民がその価値を理解し、共に育てていく、守っていくことが不可欠です。
 広域連携が進む中で、本市として何を守るのか、どこを広域に任せるのかということを整理し、市民の皆さんと共有していくことが重要だと考えます。
 そこで小項目3、呉西圏域の広域連携が進む中、第3次総合計画において、本市が将来にわたり維持発展させるべき砺波らしい価値や固有の役割をどのように整理し、行政だけでなく市民と共有しながら政策の柱として位置づけていくのか、市の認識と方向性を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 本市が将来にわたって維持発展させるべき砺波らしい価値につきましては、一くくりで申し上げることは難しいのですが、伝統文化など価値の高い地域資源や強いコミュニティー組織などが挙げられると考えております。
 呉西圏域に限らず、行政サービス等の広域連携につきましては、スケールメリットを生かした事業費の適正化や事務効率化など主に自治体運営に資するものであり、あくまでも各市で実施するよりも、広域化にすることでメリットがあるというものに限られております。
 第3次総合計画の策定に当たりましては、広域行政も重要ではありますが、まずは本市の市民、企業、行政が一体となった協働のまちづくりと持続可能な地域社会を目指すことが重要な柱であると考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 佐余子君。
 〔6番 境 佐余子君 登壇〕
○6番(境 佐余子君) 御答弁いただきました。本市として大切にすべき地域資源、そして、コミュニティーについてお示しいただいたというふうに聞いておりました。
 ちょっと私の小項目3の質問の仕方があれだったのかなと思うんですけれども、私がお伺いしたかったのは、こうした個々の要素ではなくて、広域連携が進む中で、本市が何を優先的に守るかという価値の整理の部分だったんですけれども、この点を踏まえまして、小項目4、本市の未来の方向性について伺ってまいります。
 来年度の予算方針では、リボーン推進枠が示され、第2次総合計画の最終年度を見据えながら、既存事業の見直しと次の時代にふさわしい価値を見いだしていこうとする市としての姿勢が示されたのではないかというふうに感じております。
 さて、県では、総合計画の期間を10年から5年へと改め、人口減少への緩和と適応を重点に据え、計画そのものを絶えず見直し続ける仕組みへと転換しました。変化の速度が増している今、この考え方は、自治体運営全体に求められている姿勢だと、私は受け止めております。
 繰り返しになりますが、本市を取り巻く状況も、今までにない大きな動きの中にあります。これらの変化を踏まえ、本市の強みを改めて整理し、市民の皆さんと共有しながら、これからの砺波の在り方を着実に検討していく必要があると考えております。
 今回伺っておりますのは、個々の施策の是非ではありません。こうした変化の中で、本市が何をよりどころとし、どこに重点を置いて歩みを進めていくのかという大局的な方向づけについてです。
 次の第3次砺波市総合計画は、これからの砺波市の姿を左右する最も重要な指針です。今日申し上げた視点が、計画の初期段階から十分に生かされ、多様な市民が安心して暮らし続けられる砺波づくりに確実に結びついていくことを期待するものであります。
 最後に、小項目4です。人口構造の変化、財政状況、制度改正、広域連携などの環境変化を踏まえ、第3次総合計画では、何を最も大切にし、市民にどのようなよりどころとして示そうとされているのか、本来、市長のリーダーシップを示していただくテーマかとも思いますが、まずは計画づくりを担われます企画総務部長に考えを伺い、私の質問を終わります。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 先ほどの質問ではちょっとまだ舌足らずであるというような回答でございましたが、大局的な方向性ということで御質問をいただきましたので、そのようにお答えをしたいと思います。
 本市の総合計画の基本となります考えは、基本構想でお示しすることになります。議員が述べられましたように、様々な環境の変化の中でも、砺波市として目指す将来像や基本方針については、これまでと同様に大きく変わることはないと考えております。
 第3次砺波市総合計画においても、市民が住みよさや幸せを実感できることが目指すべき方向性として最も大切であると考えており、市民アンケートや総合計画審議会などを通じて、市民の皆様の御意見をお聞きした上で、ブラッシュアップ、あるいは新たに取り込んだものをお示ししてまいりたいと考えております。
 以上、大局的な答弁ということでお願いします。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 3番 原野 誠君。
 〔3番 原野 誠君 登壇〕
○3番(原野 誠君) 議長より発言の許可を得ましたので、通告に基づき、一問一答にて質問と提案をさせていただきます。
 大項目1、災害時における避難所の機能や運営体制の在り方についてでございます。
 本市では、緊急指定避難場所が、本年4月時点で36か所、指定避難所が80か所、そして各自治会が管理するその他の避難所が161か所と、様々な避難場所が指定されています。
 このうち、市内の小中学校12校の教育施設は、指定避難所として位置づけられており、特に体育館は大人数を収容でき、雨風をしのぐ場として非常に有効です。
 しかし、実際に長期間の避難生活となった場合、体育館のみの生活は体力低下を招き、結果として災害関連死につながりかねない深刻な課題でもあります。
 本来であれば、避難者の健康や生活環境を守るため、段階的に教室や特別教室といった小さな部屋に移動していただく運用が望ましいと考えております。
 実際、各避難所における避難所運営マニュアルの作成に当たり、使用範囲については施設管理者と地区自主防災会が協議し、事前に用途や使用可能なエリアを定めておられます。
 また、一部の学校では、一般開放されている教室を中心に、妊婦や要配慮者、体調不良者などの優先スペースとして使用を認めるなど、独自の運用が行われています。
 令和6年2月定例会においては、山本議員から体育館以外の特別教室等の活用について質問があり、その際、答弁では、「学校施設の使用範囲や方法について、今後、地域防災計画の見直しの中で検討する」とされました。その後、令和6年5月に、本市地域防災計画について、災害対策基本法第40条に基づく改定が行われています。
 本市地域防災計画(一般災害編)、第3章「災害応急対策」、第5節避難計画の第2の4「避難所開設の期間」には、教室、教育施設について、学校教育に支障のない範囲及び期間とするよう配慮するとのみ記されています。
 確かに学校再開時に児童生徒の学びを止めないことは極めて重要であり、避難所としての使用範囲を決めることは簡単ではありません。
 しかし、災害が長期化する場合、生活スペースの確保は、健康、衛生、プライバシーの維持に直結する問題であり、使用範囲を曖昧なままにしておくことは、結果として避難者に不利益をもたらす可能性があります。
 だからこそ、どの教室をどの段階で開放できるのか、どこまでを優先スペースとするのかなど、一定の基準を計画に明記し、事前に市民や学校、地域が共有できるようにすることが不可欠であると考えます。
 ここで、3点について、坪田企画総務部長にお伺いいたします。
 小項目1点目、指定避難所となる教育施設の使用範囲についてでございます。
 教育施設が指定避難所となる際の使用範囲、特に、教室や特別教室を含めたスペースの活用方針について今後どのように明確化を図っていくのか、本市の見解をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 各施設の避難所としての使用範囲につきましては、基本的には、避難所運営の中心となります各自主防災会と施設管理者との協議により、その使用範囲や用途を定めているものであり、その際の配慮すべき事項などを砺波市避難所運営マニュアルに記載をしているところでございます。
 避難所に指定している教育施設につきましては、現在の計画においても、特別教室の一部を要配慮者や乳幼児スペースとすること、一部の教室を避難スペースとすることについて明文化をしております。
 しかしながら、施設の構造や教室の使用状況などが学校ごとに異なるため、画一的に使用範囲を定めることは難しく、ある程度弾力のある取決めとして置くほうが有効ではないかと考えております。
 本市といたしましては、各自主防災会と施設管理者との協議により使用範囲を定めつつ、災害状況に応じて臨機応変に対応できる体制を構築してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原野 誠君。
 〔3番 原野 誠君 登壇〕
○3番(原野 誠君) 小項目2点目、人とペットの災害対策ガイドラインの周知啓発についてでございます。
 災害対策に関する業務は多岐にわたり、日頃から市民の安心・安全の確保のため御尽力いただいていることに、議会として、そして市民としても大変心強いことであり、改めて感謝を申し上げます。
 しかしながら、災害対策は行政だけの努力では完結しません。市民一人一人が情報を知り、それを基に行動できる状態をつくることが不可欠です。
 災害時、ペットは多くの市民にとって、単なる動物ではなく家族の一員です。そのペットを置いたまま避難する選択は、精神的にも極めて困難であり、避難行動を左右する重要な要素となります。
 したがって、平時からの準備、周知、訓練が非常に大切であり、これは、行政と市民が協働で取り組むべき課題であります。
 全国の災害事例からは、依然として多くの課題が浮き彫りになっています。特に2011年、東日本大震災においては、津波や急激な避難行動の中で、ペットを残さざるを得なかった家庭が多く、結果として多くのペットが命を落とすという悲しい出来事が全国で発生しました。
 これらの事例は当時大きく報じられ、災害時におけるペット同行避難の必要性が、社会全体の課題として広く認識される契機となり、それを受け、2013年に環境省は、ペット同行避難を基本とする、人とペットの災害対策ガイドラインを策定し、防災基本計画に初めて、同行避難してきた被災者を適切に受け入れるよう定められました。
 2016年の熊本地震では、環境省のガイドラインが一定程度普及していたこともあり、ペットを連れて避難所へ向かう市民が多く見られました。
 その一方で、ケージ利用が徹底されず、受入れ困難、避難所間での受入れ方針の違い、飼育エリアの資材不足などの課題が顕著となり、ガイドラインの実施しやすさや市民認知の重要性が浮き彫りとなりました。
 その経験を踏まえ、自治体などが地域に応じた独自の災害マニュアルなどを検討する際に参考になるよう、2018年にガイドラインの改訂が行われました。
 しかし、2024年の能登半島地震では、ケージに慣れていないため、避難所に入れず、車中泊を続けたケース、どの避難所がペット受入れ可能なのか分からず、屋外で朝まで過ごすことになったケース、避難途中で飼い主とはぐれ、徘回するペットが増えたケースなど、飼い主にも避難所にも大きな負担が生じました。
 これらは行政の体制だけではなく、飼い主側の準備不足、地域の共通理解の不足など複合的な問題が絡み合っています。
 環境省は、深刻化する課題を踏まえ、ペット同行避難を改めて推奨するため、本年10月に第1回検討会が開催され、8年ぶりとなるガイドラインの大幅改訂に踏み切る方針を示しました。
 関係機関の連携、災害の種類や状況の変化等を踏まえた対応、情報周知、情報収集等の課題が整理され、年内の改訂を目指しています。国、県の動きが大きく変わろうとしている今、本市の計画との整合性を図る大変重要な時期に差しかかっていると言えます。
 富山県は2017年12月に、動物同行避難所等運営マニュアルを整備されており、本市もこれに沿った対応を進められております。
 本市の避難所運営マニュアルは、県内でも高い水準で整備されており、ペット飼育エリアが避難所の必要不可欠な空間として位置づけられ、ペット登録台帳の整備、ペット飼育エリアのゾーニング、ケージの使用義務、ふん尿処理、衛生管理の徹底、飼い主による管理責任、動物アレルギー、恐怖症への配慮など多岐にわたる内容が詳細に整備されています。
 本市が真摯に検討を重ねてこられた成果であり、こうした取組の積み重ねによって、いざというときの混乱を減らすための基盤が整いつつあると感じております。しかしながら、これほど丁寧な内容でありながら、市民の認知状況は必ずしも十分とは言えません。
 市内のペット飼育者16名にヒアリングを行ったところ、ガイドライン等の存在や同行避難について、正確に理解していたのは僅か1名のみでありました。
 これは、取組の不足ということではなく、災害情報全体が多岐にわたり埋もれやすい、平時の行動につながりにくい、ペット同行避難がまだ社会全体として浸透途上といった全国共通の課題の現れだと感じています。
 ここでお伺いいたします。本市ホームページでは、環境省が示したガイドラインや同行避難のフロー図が整備され、掲載されています。しかし、災害対策情報の中の1項目として埋もれてしまい、市民の目に留まりにくい現状もございます。ガイドラインの内容は、市民の皆様が事前に理解しておくことで、避難時の混乱を大幅に減らすことができます。
 本市として、広報紙での特集、年間複数回の掲載、ペット同伴による避難訓練、動物病院、ペットショップでのチラシ、QRコードの掲示など現体制の範囲内で実施可能な取組を提案するものですが、本市として、ガイドラインの周知啓発の強化をどのように検討されているのか、お伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 令和6年能登半島地震を始めとした被災地での状況を踏まえまして、災害に備えたペットの同行避難への対応は重要な課題の一つとして認識しております。
 本市では、令和6年9月に作成し、全戸配布いたしました防災となみにおいて、ペットの災害対策を新たに記載したほか、犬の狂犬病予防接種の案内はがきに、人とペットの災害対策ガイドラインへの誘導をするためのQRコード掲載を行っており、周知を図ることなどを進めております。
 議員が述べられましたとおり、ペットの同行避難には、まずは飼い主の皆さんの責任として、日頃からのしつけや備えなどの準備が、同行避難や避難生活の際に重要であると思っております。
 本市といたしましては、引き続き、広報となみ等の媒体を用いた周知啓発を図るとともに、関係部署や関係団体と連携した新たな周知方法の検討や、各地区の自主防災訓練時におけるペット同行避難訓練の実施を促してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原野 誠君。
 〔3番 原野 誠君 登壇〕
○3番(原野 誠君) 小項目3点目、ペット受入れ可能な避難所の平時周知についてでございます。
 災害時に飼い主が最も困るのは、どの避難所がペットを受け入れるのか分からないという点であります。
 本市指定避難所一覧には、所在地、収容可能人数、設備状況などが丁寧に整理されており、ペット同行については、原則可能ではありますが、可否の明記が十分にされていない状況があります。
 例えば、一覧に、砺波北部小学校、ペット受入れ可、屋外に指定場所あり、このように、避難所ごとの受入れ可否が整理されれば、ペット同行避難者はどこに避難すべきかを平時から具体的に想定でき、災害時の混乱防止につながります。本市として、避難所一覧の情報整理と平時周知についての見解をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 避難所におけるペットの受入れにつきましては、本市避難所運営マニュアルにおいて、配慮する事項としており、避難所運営マニュアルを有する全ての主要避難所でその体制が整っております。
 一方で、それぞれの避難所は、規模や設備が異なることから、その受入れ方法などにつきましては、避難所ごとの判断になっておりますので、この点は、改めて各自主防災会に対し、主要避難所におけるペット同行避難の受入れの可否や体制について確認を行うとともに、その結果を公表してまいりたいと考えております。
 なお、ペットの受入れに係る運営や施設管理等においては、飼い主の皆さんが積極的に各自主防災会の活動に参加いただくことで、ペットにとっても、そして飼い主にとっても、よりよい避難所の環境づくりにつながるものと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 原野 誠君。
 〔3番 原野 誠君 登壇〕
○3番(原野 誠君) 大項目2、熊の出没に対する学校の対策についてでございます。
 近年、全国的に熊の出没件数が増加し、人の生活圏での被害も深刻化しています。住宅地はもとより農地や通学路、さらには学校施設の近くにまで出没するケースが報告され、これまであまり熊の被害を意識してこなかった地域においても、大きな不安が広がっています。
 こうした状況を受け、文部科学省と環境省は、本年10月30日、児童生徒を熊から守るための安全対策を強化するよう求める通知を、全国の教育委員会宛てに発出しました。
 通知では、環境省作成のクマ類出没対応マニュアルを踏まえ、日常的な情報収集の徹底や、必要に応じた通学路の点検、変更、熊出没時の学校内の避難体制や連絡方法の整理など、地域の実情に応じて実効性のある対策を講じるよう求めています。
 また、通知は、単に学校への注意喚起にとどまらず、地方自治体の鳥獣被害対策を担当する部局や地元警察署との連携を進めること、そして、各学校が定める危機管理マニュアルに熊への具体的な対応を追記し、職員、保護者、地域が共通理解を持てる体制づくりを行うよう促しています。
 さらに文部科学省は11月6日、都道府県教育委員会担当者を集めたオンライン会議を開催し、改めて通知内容の重要性を説明しました。
 会議では、これまで熊が出没しなかった地域であっても従来の認識は通用しない、児童生徒の安全を確保するためには、マニュアル整備や訓練、情報共有など対策の一層の強化が不可欠であると強く呼びかけています。
 本市においても、近隣市町での出没情報や全国報道を受け、保護者や地域から不安の声が寄せられている状況と聞いております。
 教育現場を所管する本市教育委員会としても、国からの通知内容をどのように受け止められ、どのように学校現場へ周知、指導されているのかは、市民にとって大変関心の高いところです。
 ここで2点について、安地教育委員会事務局長にお伺いいたします。小項目1点目、児童生徒の今後の安全確保についてでございます。
 国の通知及びオンライン会議の趣旨を踏まえ、本市の各小中学校に対して、具体的にどのような対応や周知を行われたのか。また今後の安全確保に向けて、現時点でどのような課題認識を持っておられるか、本市の考えをお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 本市では、熊に関する情報について、各課横断的に情報を共有しており、市民からの通報、またはAIカメラによる熊が検出された場合などには、教育総務課から該当する小中学校に電話やメールなどにて情報を伝えています。
 その上で、ふんなどの痕跡がある、また、熊が周辺に潜んでいる可能性があるなど市や警察が確認した場合には、登下校時は保護者による送迎や、教員が見守りながら集団下校するなど、対策を講じております。
 さらに、校外学習におきましては、見学場所の熊情報を事前に収集しながら、学校と市教育委員会が協議の上、実施について判断しております。
 しかしながら、安全メールなどで保護者に連絡しても、仕事の都合などによりメールを確認していただくことが難しいなどの課題もあることから、小まめな確認をお願いするとともに、引き続き、保護者や各小中学校との連携を密にしながら、児童生徒の安全確保に一層努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 原野 誠君。
 〔3番 原野 誠君 登壇〕
○3番(原野 誠君) 最後の質問になります。小項目2点目、学校の判断基準となる運用ルールの明確化についてでございます。
 熊の出没は突発的、局地的であるため、文部科学省や環境省の通知でも求めている判断基準の明確化が必要だと考えます。
 例えば、距離基準による行動判断として、学校から1キロメートル以内の出没を確認した場合、直ちに児童生徒を校舎内に待機させ、屋外活動を全面的に中止する、必要に応じ下校時刻の調整を行う、500メートル圏内に出没を確認した場合、直ちに校内への避難を徹底し、原則として下校を延期する、保護者引取りやスクールバス運行変更などの代替措置を検討する、学校敷地内に出没を確認した場合、直ちに安全な校舎内に避難させ、校舎体育館等の施錠を徹底する、110番通報を行い、警察及び猟友会による安全確認が完了するまで、学校外への立入り及び下校を禁止する、必要に応じて臨時休校措置を講じる。
 あくまでも例えですが、このように運用ルールを明確化し、学校危機管理マニュアルへ追記、見直しを行うことは、国が求める具体的な対応策の明確化にも合致し、学校現場の属人的判断を排し、迅速な意思決定を可能とするとともに、教職員の負担軽減、保護者への分かりやすい情報提供、そして全国で統一された対応体制の確立につながるものと考えます。
 以上のことを踏まえ、熊出没における学校の運用ルールの明確化を提案するものですが、本市の見解をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 各小中学校で作成している危機管理マニュアルには、連絡方法や初期対応など熊やイノシシなど有害鳥獣に対する対応項目を設けており、その対策について、校内で共通理解を図っているところであります。
 しかし今年度は、全国的に見ても、山間部周辺でなく住宅地でも熊が出没し、多くの被害が発生しております。
 本市といたしましては、議員御提言の一定の距離による行動基準につきましては、熊出没時は状況に合わせた判断が必要となることから、あえて運用ルールの明確化はいたしませんが、各小中学校で作成している危機管理マニュアルに加え、教育総務課において作成し、児童への指導例や熊出没時のチェックリストなどを記載したクマ出没対応マニュアルも確認しながら、児童生徒の身の安全を第一優先に考え、対応してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時54分 休憩

 午後 1時00分 再開

○議長(有若 隆君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を続けます。
 8番 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 議長より発言の許可をいただきましたので、質問通告書に従い、一問一答方式で、質問と提案をさせていただきます。
 大項目1、行政サービスの向上について伺います。
 まず、スマート窓口の利用拡大とデジタル化の恩恵を受けにくい層への具体策について伺います。
 砺波市のスマート窓口サービスは、窓口での手書きを極力なくすことを目的に、市民が市役所に来庁する前に、自宅などで手続に必要な情報をスマートフォンやパソコンから入力できるようにする仕組みで、令和5年3月の運用開始以降、順次、対象手続が拡充されており、特に子育て、保険関係の手続でワンストップ化が進んでいます。
 私も先月、このスマート窓口サービスを利用する機会があったのですが、スマートフォンから手続に必要な情報、氏名、住所、生年月日、申請内容などの共通する情報は一度の入力で済むため、複数の申請をまとめて作成する際にも大変便利でした。
 しかし、夏野市長の定例会見での発信や、市の広報紙広報となみ、公式ホームページ、SNSでの情報掲載、紹介動画の制作、公開、地域の自治振興会などへの出向いての出前講座など、これら多岐にわたる積極的な広報活動にもかかわらず、利用実績は窓口交付数の1%にもならず、市民の利用が進んでいない状況にあります。
 この現状は単なる周知不足ではなく、利用への動機づけが不足している、あるいは利用方法に対する心理的なハードルが解消されていない可能性があります。
 先日、ワーキンググループの職員が、住民になりきり市民課などの窓口を回り、写真や動画を撮影し、手続の時間も計測しながらワークショップを開催して、改善策を検討されたことを伺っています。
 ぜひ、スマート窓口の利用拡大とデジタル化の恩恵を受けにくい層への具体策について、本市の考えを坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 議員御指摘のとおり、スマート窓口のうち申請書の事前作成については、現状ではあまり利用が進んでいないところであります。
 一方で、3月から運用を開始いたしましたお悔み関係の手続につきましては、対象となる全ての方に御利用いただいており、来庁者の利便性向上と職員の事務負担軽減に効果が現れていると考えております。
 また、窓口交付件数のうち、大多数を占める各種証明書の交付につきましては、コンビニ交付数が毎年20%以上増加し、全体の25%近くを占める一方で、スマート窓口利用者も含めた窓口交付数が10%以上減少しているということから、コンビニ交付が最も手軽な方法として選択されていることがうかがえます。
 なお、一度に複数の手続が必要となるお子さんの出生時など申請書の事前作成は特に効果があると考えております。申請される方にとって非常に便利でありますので、例えば、出産が間近な方に、子育て支援アプリを通じて案内を行うなど、これまでの周知方法に加えまして、ターゲットを絞った効果的な周知を図ってまいりたいと考えております。
 次に、デジタル化の恩恵を受けにくい方々への対応につきましては、行政出前講座として、スマートフォン操作等の講座を継続して開催をしており、今年度も申込みの実績があったところであります。
 人生100年時代でありまして、例えば、先ほど横山福祉市民部長が答弁しましたとおり、本市の75歳以上のマイナ保険証の登録率は75%、その利用も50%を超えているという状況であります。
 このようなデータを見ましても、高齢者など、自分の生活にデジタル技術を活用して便利に暮らすという思いをお持ちの方も非常に多いのではないかというふうに感じておるところでありますし、デジタルのサービス側も、そのような方々に利用しやすいような改善も順次、図られていっているものと感じております。
 いずれにしましても、今後、窓口BPRによります業務改善を進めていく上でも、市民等がデジタル技術の恩恵が受けられるように、利用者目線に立った使いやすいサービスとなるよう努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 次に、生成AI活用を進める上で、セキュリティーガイドラインの策定について伺います。
 地方自治体にとって、生成AIの活用は、技術的な進化の問題というよりも、社会情勢と行政の機能維持という観点から、多くの課題やリスクを抱えつつも、使わないという選択肢はない段階に入っていると言えます。
 AIを使わないことで、職員のデジタルリテラシーや新しい技術への対応力が停滞し、組織全体の競争力が失われるなど、目指すべきはリスクゼロではなく、リスクを管理、制御しながら最大限に活用するというバランスの取れた戦略ではないでしょうか。
 そのため、リスクを恐れて立ち止まるのではなく、安全性の確保と利便性の追求を両立させる厳格なルールと体制を整備しながら、段階的に活用を進めていくことが求められます。
 生成AIを安全かつ効果的に活用するために、本市の考えを坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 生成AIは、文書作成支援、データ要約、アイデア出しなど、自治体の業務効率化や市民サービス向上に資する技術であり、本市においても、限られた職員数で多様な行政課題に対応していく上では、適切に活用していくということは重要なものであると考えております。
 このことから本市では、10月に砺波市情報セキュリティ対策基準を改定しまして、利用可能な生成AIサービスの指定や個人情報、未公表の内部情報の入力を禁止するなど、活用ルールを職員に通知をしたところであります。
 加えまして、12月18日には研修会を開催し、改めて基準の徹底を図るとともに、実際に生成AIを体験することで職務への活用を推進することとしており、引き続き、安全で効果的な運用に努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 次に、DX推進のために、外部からの人材登用または内部職員のデジタルスキルの向上について伺います。
 本市では、今年度からDX推進体制の強化を図るため、従来の情報政策班をDX推進課へ格上げされ、行政サービス全体の変革、DXをミッションとする部署を明確に位置づけられました。組織体制の整備はDXの第一歩であり、今後はこの体制を最大限に生かすための人材育成と外部連携が重要な要素となります。
 デジタル分野の専門家を外部から登用することは、最先端の知識とスピード感をもたらし、停滞しがちなDXプロジェクトを強力に推進します。
 また、外部人材の知恵を行政内部で生かし続けるためには、職員自身のデジタルリテラシーの底上げが必須です。砺波市の特性や市民のニーズを理解している職員がスキルを持つことで、真に根差したDXが実現できます。
 外部の知見という種をまき、内部職員のスキルという土台で育てていく、このハイブリッドな人材戦略こそが砺波市の特性を生かし、持続可能で質の高い行政サービスを実現する鍵になると考えますが、本市の考えを坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) デジタル分野の外部登用につきましては、DX推進の方策として有効である一方、絶対数の不足と都市部への偏在により、地方ではその人材の確保が課題となっております。
 この課題に対し、例えば、都市部に所在する企業等と自治体が協定を結び、社員を一定期間――6か月から3年なんですが――派遣する国の地域活性化起業人制度がございます。
 人的なマッチングがなかなかうまくいかないといったケースも見られますので、今のところは必要な業務の委託を継続することとし、議員御提言の外部の知見の活用につきましては、土台づくりを優先しつつ、必要に応じて検討を進めてまいりたいと考えております。
 そこで、土台づくりとなる内部人材の育成につきましては、昨年度から始めました若手職員のITパスポート資格取得の推奨及び支援を継続するとともに、今年度は中堅職員を対象に、DXを活用した業務効率化の進め方を学ぶ研修を実施しております。
 令和8年度以降も、情報リテラシーを高めるための研修を実施し、職員の役割に応じたスキルを計画的、効果的に習得するなど、デジタル技術の活用を推進できる職員の育成に努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 続いて、大項目2、地域防災の充実について伺います。
 まず、砺波市総合防災訓練のKPTから見えた課題や今後の動きについて伺います。
 9月28日の砺波市総合防災訓練では、主要避難所に指定されている柳瀬地区にある富山県西部体育センターが主会場に、南般若地区にある砺波東部小学校体育館、油田地区にある油田体育館がサブ会場として実施されました。
 今回は、避難行動要支援者と一緒に避難所開設訓練、エフエムとなみからの放送訓練、緊急支援物資輸送訓練、水循環式シャワー開設訓練など、新たな訓練も導入され、あらゆる災害リスクに対応できるように実施されましたが、訓練を単なるルーティンで終わらせず、KPT分析のように課題を特定し、次の行動につなげるサイクルを回し続けることが、実効性のある防災体制を維持するために不可欠であります。
 当日、油田地区においても、訓練終了後、担当者全員によるKPT分析の確認と課題の提示を行い、シューズカバーで体育館に入ったこと、受付業務が予想以上にスムーズに進んだこと、炊き出しが短時間で仕上げられたことなど評価できるものや、今後、実効性を高めるための課題が洗い出されるなど、これらの課題解決こそが市民の命を守る喫緊の責務であると考えます。
 そこで、砺波市防災避難訓練を実施し、KPTより出された課題等の概要とそこで得られた知見を市全体の全地区の訓練へどのように横展開していかれるのか、坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 今年度の市総合防災訓練におけるKPT法による振り返りの概要につきましては、まずKPTのK、よかった点、継続する点では、多くの地区民の参加や避難所運営マニュアルの実践ができた点などが挙げられております。
 次に、Pの問題点、反省すべき点では、地域内での連絡の混乱や避難所運営、レイアウトの見直しなどが挙げられております。
 また、Tの今後検討する点では、訓練内容や時期等を考慮した様々な訓練の実施や、体制確認、各種マニュアルの見直しなど、今回の訓練を生かした内容が挙げられており、次に生きる有意義な訓練であったと認識しておるものであります。
 これらKPTの取りまとめ結果につきましては、今後の各地区の状況に合わせた対応の参考となるように、各自主防災会と情報共有をしてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 次に、指定避難所にある災害用井戸の公表、周知について伺います。
 災害時における井戸の活用については、能登半島地震など大規模災害での断水被害の教訓を受け、国も自治体と連携し、普及と制度化を強く推進するとしています。
 それは従来の公助、行政による応急給水だけでは限界があるという認識に基づき、共助、地域・住民による助け合いの手段として、井戸水の利用を防災体制の重要な柱と国が位置づけたからです。
 本市においても、指定避難所となっている出町小学校、砺波東部小学校の2校の既存の井戸を活用し、災害時には給水可能となる蛇口を設置したり、手押しポンプを設置するなど、災害時の生活用水の確保に取り組まれています。
 今後、断水時の生活用水確保を目的として自治体が管理する公共の災害用井戸の設置場所として、指定避難所を最優先の設置拠点とすることを後押しする上でも、詳細な位置情報を含めた災害用井戸の公表、周知がどのように推進されるのか、本市の考えを坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 災害が発生し、実際に災害用井戸を運用する場合には、人の集中や使用マナーの問題など、現場で混乱を招くことがないようにすることが必要と考えております。
 そのため、施設整備に合わせて、井戸を所有している施設管理者だけでなく、実際の使用時に管理運営主体となる自主防災会と、管理運用方法や使用ルールなどをあらかじめ明確にしておく必要があると考えております。
 また、災害用井戸の場所の公表につきましては、平時の施設の管理の課題もあることから、今後その適否を含め、まずは市としての標準ルールを定め、各団体にお示しした上で、施設ごとの使用ルールなどを協議、検討してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 次に、指定避難所での砺波市固有の資源、地下水を生かした推進策について伺います。
 砺波市は、その豊かな自然環境と地理的特性から、豊富な地下水資源という、ほかの都市にはない大きな強みを持っています。
 砺波平野は、庄川が形成した扇状地であり、この地層構造が地下水を涵養し、良質な水が豊富に蓄えられています。
 仮に、大規模な水道管の破断による広域断水が発生しても、地下水であれば局所的な地下水脈は影響を受けにくく、避難所ごとに水源を確保できる可能性が高いという地理的な優位性があります。
 そのため、災害時に水の需要が最も高まると想定される指定避難所で地下水を活用できる災害用井戸の整備は、非常に理にかなった推進策であると感じています。
 今後、国や県の補助金や交付金をどのように活用していくのか、本市の考えを坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 令和6年能登半島地震における水道施設の甚大な被災や断水の長期化等による生活用水の確保に対する課題を踏まえて、国においても、災害時における代替水源としての地下水等活用の取組の重要性を認識し、令和7年3月に災害時地下水利用ガイドラインが公表されております。
 これを踏まえまして、富山県並びに本市においても、地下水の利用について検討を進めてきたところであり、本年の8月定例会で議決をいただきました既設井戸を活用した災害用井戸の整備はその一つであります。
 また、今後につきましては、当面現行の県の防災井戸整備費補助金を活用しながら、まずは主要避難所に近接する市所管の既設井戸を計画的に改修、整備するとともに、引き続き、国等の動向を注視し、有利な事業があれば積極的に活用を図り、災害用井戸等を整備してまいりたいというふうに考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 続いて、大項目3、こども誰でも通園制度について伺います。
 こども家庭庁は、親の就労に関係なく子供を預けられるこども誰でも通園制度を2026年度から――来年度ですが――全ての自治体で導入する運びとなりました。
 ゼロ歳から2歳児の約6割が未就園児である中で、保育の必要性のある家庭への対応のみならず、全ての子供の育ちの保障や子育て家庭への支援を強化するために、月一定期間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず、時間単位等で柔軟に利用できるようになります。
 一方、こども家庭庁が、子供1人当たりの利用時間の上限を月10時間とする方針を固めたことから、保護者側からは、月10時間では足りないと懸念する声、保育現場からは、利用時間が短いと保護者と信頼関係を築くのが難しいなど、戸惑いや懸念される声が上がっているようにも感じます。
 そうした中でも、来年度から導入されるこども誰でも通園制度、本市としてその制度の意義やメリットを生かしながら、まずは未就園児の保護者やその家族へ、どのように制度を周知し、利用促進を図ろうとしているのか、本市の考えを安地教育委員会事務局長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 令和8年4月から導入予定のこども誰でも通園制度につきましては、本定例会で設備や運営に関して条例案を提出しており、今後、広報となみ1月号や市のホームページ、SNS、また、子育て支援アプリ「となみっ子なび」などを活用し、制度の仕組みや申請方法等の周知を図ってまいります。
 未就園児の保護者に対しましては、利用される機会の多い子育て支援センターにリーフレットを配置するなど、4月以降の利用開始に向けて広く周知し、利用促進に努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 次に、保護者の多様なニーズに応えるためにどのように環境整備やその対応を充実するのかについてお伺いします。
 令和7年度からの砺波市こども計画には、こども誰でも通園制度を、「子どもの育ちを応援し、子どもの良質な成育環境を整備するとともに、子育て家庭に対して多様な働き方やライフスタイルにとらわれない形での支援策」で、受入れ体制を保育所または認定こども園に通所しないと見込まれる児童数を基準として、一時預かり事業の実施体制を拡充し、保護者からの利用希望を受け入れるとしています。
 しかし、その一時預かり事業とは、あくまで保護者の方が、入退院や冠婚葬祭、ボランティアや地域社会活動など、仕事や家庭における保育ができないときにその事業が生かされており、一方、こども誰でも通園制度は子供が主体の制度であり、同年齢、異年齢の子供と関わることで、社会性やコミュニケーション能力などの非認知能力を育む機会が保障されたり、家庭だけでは気づきにくい子供の発達上の特性や潜在的な才能を発見し、適切な支援や声かけを行うことができます。
 つまり、一時預かりが親のピンチを救う対症療法的な支援だとすれば、こども誰でも通園制度は、子供の成長を促し、社会全体で子供の育ちを支える予防的、権利保障的な支援であると言えるのではないでしょうか。
 全ての子供の育ちを保障するという理念を実現するためには、多様な背景を持つ全ての子供に集団生活の機会を提供することを目指しており、障がいや医療的ニーズの有無によって排除されることはあってはならないと考えます。
 そこで、保護者からの多様なニーズに応えるために、どのように環境整備やその対応を充実されるのか、本市の考えを安地教育委員会事務局長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) こども誰でも通園制度の環境整備には、在園児と合同で保育する在園児混同実施や、在園児とは別の専用スペースを設ける専用室独立実施などがありますが、本市では、専用室独立実施として、配慮を要する子供が落ち着いて過ごすことができるよう、環境を整備してまいります。
 なお、保護者からのニーズに全て応えることにつきましては、職員体制の関係上困難な場合もありますが、専任の保育士を配置することで、よりきめ細やかな保育を提供するよう努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 次に、制度導入による新たな研修内容や研修ツール、サポート体制についてお伺いします。
 こども誰でも通園制度を円滑に導入し、その理念である全ての子供の育ちの保障を達成するためには、保育現場の専門性を高め、研修やサポート体制の整備が極めて重要となります。
 短時間利用の子供が施設や保育士に安心感を持ち、集団生活に参加できるようにするための迅速かつ丁寧な慣らし保育の進め方、発達に特性のある子供や特別な支援が必要な子供を在園児と共に受け入れ、共に育ち合う環境をつくるための知識とスキルなどが求められます。
 利用時間が月10時間と短く、利用頻度も不規則になる可能性があるためにも、従来の入所型保育とは異なる対応が必要と考えますが、本市の考えを安地教育委員会事務局長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 制度の実施に当たりましては、安全性や専門性を担保するため、現在、こども家庭庁で制度に従事する職員向けに研修することとされており、今年度中に詳しい内容が示される予定となっております。
 保育士等を対象とする研修資材は、現場の負担感にも配慮した上で、制度意義等の職員間での認識共有をはじめ、従事者の定期的な振り返りや再学習ができるようになるとのことであり、本市としても、この研修資材を活用し、保育士の専門性を高めたいと考えております。
 また、新しい制度ということもあり、担当の保育士に過度に負担がかからないよう、実施施設をはじめ、こども課においてもこの点に配慮し、情報共有や環境整備など、適切にサポートしてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 向井幹雄君。
 〔8番 向井幹雄君 登壇〕
○8番(向井幹雄君) 最後に、来年度から実施されるこども誰でも通園制度を持続可能なものとするために、適切な運営費の確保と本格実施に向けた準備に御苦労があることと思いますが、砺波市の子育て家庭にとって大きな支援となることを期待したいと思います。
 砺波市の子育て家庭の未来にとって、大きな期待が寄せられているこの重要な制度の円滑な導入と成功を目指し、砺波市が現在計画されている、どこの受入れ施設で、そしてどのように受入れ体制を整えていくのか、その具体的な方針について安地教育委員会事務局長にお伺いし、私からの一般質問を終わります。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 市内には公立と私立合わせて12の保育施設がありますが、先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、在園児とは別の専用スペースを設ける専用室独立実施で適切な保育環境を整えるために、公立の1か所の施設、南部認定こども園で集約して受入れを行う予定としております。
 また、受入れ体制につきましては、同施設内において、在園児とは別の保育室で専任の保育士を配置することとし、受入れ対象者は生後半年から満3歳まで、利用時間は月10時間までと、基本的には国の基準に従った方針といたします。
 なお、こども誰でも通園制度は、保護者の多様な働き方やライフスタイルに関わらない形で子育て支援を強化することを目的に設けられた制度ではありますが、全国的に3歳未満児の未就園率が6割程度とされている中、本市は未就園率が2割程度低いことから、大都市に比べるとニーズは低いものと考えておりますが、国の方針に沿って体制を整えてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 10番 小西十四一君。
 〔10番 小西十四一君 登壇〕
○10番(小西十四一君) 議長に発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、一問一答により、大きく2点について質問と提案をさせていただきます。
 まず、砺波市においては、令和8年度において第2次砺波市総合計画が完了します。その上で令和8年において、第3次砺波市総合計画を策定する年度となっております。
 次期総合計画策定に向けては、各議員から質問や提案が実施されております。私からは、次期総合計画策定に向けた具体的な提案をしたいと考えます。
 少子高齢化や人口減少による利用状況の変化や建物の老朽化などから、公共施設の統廃合を考慮する時期と考えます。
 既に、庄西中学校、般若中学校、庄川中学校の3校のように統合が決定している施設もあります。また、中学校以外においては、これから検討が必要となる施設もあると考えています。
 その中で、出町児童センター、出町子育て支援センターと北部子育て支援センターの3施設が統合された砺波市こども子育て交流館「こどもおーる」がイオンモールとなみ内に、1月7日にオープンします。
 また、議会報告会などにおいては、子育て世代の市民の皆様から、市内に雨天や降雪時に子供を遊ばせる施設が少ないと、今年も意見をいただきました。
 そのため、今後統廃合に伴い、廃止される施設を上手に活用し、市民のニーズに対応する施設を再整備するなどの検討があってもよいと考えます。
 次期総合計画策定に向けて、施設の統廃合に伴い廃止される施設の活用について、さらに推進する必要があると考えますが、当局の見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 施設の統廃合の考え方につきましては、砺波市公共施設再編計画に示しておりますとおり、持続可能な公共サービスを提供するため、公共施設の適正配置に努めているところであります。
 その中で、統廃合に伴い廃止される建物につきましては、まず、民間等での活用が有効と考えております。
 これまで統廃合に伴い、閉園した幼稚園や保育所のコミュニティセンターとしての活用など、民間等へ譲渡した建物の多くは、現在も市民等のために有効に活用をされておるところであります。
 また、活用方法が定まらないまま廃止する建物につきましては、解体の前に売却や譲渡することも考えており、さらなる民間等への働きかけに努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 小西十四一君。
 〔10番 小西十四一君 登壇〕
○10番(小西十四一君) これまでの実績は熟知しております。私の一番言いたかったのは、市内に遊興施設、子供らが遊べるそういう施設も中に入れていっていただきたいと、新しい考え方も入れていただきたいということでございますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 続いて次に、2点目として、砺波市のシティプロモーション施策について伺います。
 昨年、合併20周年を記念して、シティプロモーション映像が作成されました。見事な出来栄えであり、砺波をPRするツールとしては十分と考えます。しかしながら、砺波市民の控え目な意識が変わったとは思えません。
 そこで、市民から砺波市のよさが分かる映像や写真を送付してもらう取組を設け、市民による市民のためのシティプロモーション施策を設けることについて提案いたします。
 砺波市においては、夢の平スキー場から散居村風景や小牧ダムの遊覧船の風景など、多数のPR写真が存在します。そのような立派なポスターや写真でなく、市民生活の中から降ってわいたような写真をホームページに載せることです。そのことにより、市民が当市の何気ない住みよさに気づき、情報発信することで、家庭におけるコミュニケーションづくりに役立つとともに、市外や県外に住む家族が市内に戻ってくるのではないかと考えます。
 当市においては、三世代同居や近居といった住宅支援に、令和7年度からさらなる支援を強化しました。その結果として、補正予算も組まれました。さらに、市民によるシティプロモーション活動が活発になり、意識が高揚すれば、当市の発展に寄与するのではと考えます。
 シティプロモーションの在り方を第3次総合計画に盛り込むことについて、当局の見解を求めます。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 議員御提言の本市の魅力を映像や写真で送付してもらうような取組につきましては、例えば、現在開催中のKIRAKIRAミッションでは、撮影したお気に入りの写真をインスタグラムに投稿する「#myキラキラミッション投稿キャンペーン」において既に実施しておるところであり、その効果を見ながら、今後もさらなる展開を検討してまいりたいと考えております。
 また、シティプロモーションの在り方には、第3次総合計画において、第2次計画に引き続き記載するとともに、観光情報の発信や市民によるPR発信などを含め、施策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 小西十四一君。
 〔10番 小西十四一君 登壇〕
○10番(小西十四一君) このシティプロモーションによって、砺波市がどんどん発展することを祈っております。
 続いて、大きな2番目の項目として、国の次年度施策に対する当市の対応について伺います。
 その1点目として、国は、小学校の給食費無償化を宣言しています。その内容については不透明な点がありますが、設備においては、給食センターの設備が22年も使用されており、そのメンテナンスに苦慮されているようです。また、メーカーからは新しい設備への更改が提案されているようです。
 残念ながら当市においては、大きな案件がある中で、給食センターの機械を新しくする余裕がないことは承知しております。
 しかしながら、機械が故障すれば、市内小学校、中学校の給食が配給できなくなるばかりか、家庭においては弁当を作ることが必要となり、市民生活への負担が大きくなることは明らかです。
 そこで、今回の給食費無償化の補助事業に対し、新しい設備の導入に向けた対応が必要と考えます。
 これまでも設備の更改に向けて、国との協議もされているとのことですが、国の補助要件には、現状維持の設備更改への予算措置はないとのことです。
 今回の全国小学校給食費の無償化における予算措置においては、これまでと異なることも想定されるのではないかとも考えます。予算獲得に向けて準備する必要があると考えますが、当局の見解を求めます。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 小学校の給食費の無償化につきましては、国の『「強い経済」を実現する総合経済対策』に盛り込まれているもので、詳細な事項については、いまだ公表されていない状況であります。
 今後、国の制度設計が明確に示されましたら、速やかに予算措置していくとともに、必要な事項につきましては、国や県に対して要望してまいりたいと考えております。
 また、給食施設設備につきましては、国の補助要件が、給食未実施校に対し先行的に支援を実施されることから、本市では該当しないものと考えております。
 なお、今回の措置とは別に、老朽化による修繕箇所につきましては、必要に応じ、適宜適切に対応してまいります。
 私からは以上です。
○議長(有若 隆君) 小西十四一君。
 〔10番 小西十四一君 登壇〕
○10番(小西十四一君) 給食センターの機械が壊れないことを祈っております。
 次に、米増産施策から生産調整への政策転換が図られることが、鈴木農林水産大臣から発表されております。
 先日、県東部の農家から私のところに「にじのきらめきの種が欲しい」と電話がありました。早速JAとなみ野に問い合わせたところ、全て完売しているとのことでした。
 にじのきらめきは高温に対する耐候性があり、多収品種として最近人気があります。富山県においては、主食用米として富富富やてんたかく、てんこもりを作付することを推奨していますが、農家にとっては多収品種により、より効率的に収入確保ができる品種を作付したいと考えています。また、消費者に人気のあるコシヒカリを作付する農家も多いのが現状です。
 砺波市においては、主食用米と酒米、モチ米、種もみ、飼料用米、米粉用米、輸出用米、そして備蓄米などの主食用米以外の作付について、これまでは転作扱いとしているものと転作扱いしていないものとがありました。
 今後は、酒米、モチ米や種もみは主食用米以外であることから、転作対象とするのか否かについて、当局の答弁を求めます。
○議長(有若 隆君) 高畑商工農林部長。
 〔商工農林部長 高畑元昭君 登壇〕
○商工農林部長(高畑元昭君) 昨日の今藤議員の代表質問でも市長がお答えいたしましたが、先週12月1日に開催されました県農業再生協議会におきまして、一定割合ではありますが、種もみにつきましては種子供給確保枠が、また、モチ米につきましては原材料米供給確保枠が、それぞれ新規枠として提示されたところであります。このほか、お尋ねの酒米なども同様の対応となったところでございます。
 このことは、本市関係者によるこれまでの様々な機会を捉えての要望活動の成果であり、まずは第一歩と受け止め、今後12月中旬に開催予定であります市水田農業推進協議会会長会議においては、この提示を踏まえた生産数量を情報提供していきたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 小西十四一君。
 〔10番 小西十四一君 登壇〕
○10番(小西十四一君) 今ほどもありましたが、今藤議員の代表質問、種もみ生産支援要望の手応えについての答弁において、種子供給確保枠が確保されたという答弁がありました。
 今までもずっと要求しておりましたけれども、新しい道がついたということで、大変喜ばしいことだと思っておりますし、これまで私から市長に対して、種もみのPRをどんどんしてくれというようなことを申し上げておりましたが、今回の要望はそういった意味ですばらしいPRになったと感謝しております。どうも大変ありがとうございます。それについて、1つ次の質問をさせていただきたいと思っております。
 令和8年産の作付に向けて、これまでの生産割当よりも少なく目標を設定して、既に大麦の播種は終了しておりますし、タマネギの種子、移植も完了しております。
 米、麦、大豆以外の新しい作物により転作を推し進めるような情報もありますけれども、確たる情報ではありませんが、そういう風のうわさもあります。そういった際に新たな作物を作るためには、新しい作業機械や施設、そして育成技術の取得等の問題があります。
 砺波市の農業人口は減少の一途にあり、高齢化が進み、耕作面積も減少する中にあって、さらなる作物の導入には無理があると考えます。当市における今後の展開について当局の見解を求めて、私からの質問を終わります。
○議長(有若 隆君) 高畑商工農林部長。
 〔商工農林部長 高畑元昭君 登壇〕
○商工農林部長(高畑元昭君) インバウンド効果などにより、米の需要が増加しているとの一部報道もありますが、国内人口が減少する中で、今後も生産調整を継続せざるを得ない状況にあるものと認識をしております。
 それらを踏まえ、これまで同様に、大麦や大豆を中心に、本市独自のチューリップ球根や雪タマネギ、県振興作物であるキャベツ、ニンジン、里芋など、高収益作物に取り組んでいくことが望ましく、議員が述べられますように、生産者の高齢化、担い手不足などの観点からも、新たな品種での産地化は難しいものと考えております。
 本市といたしましては、米、米粉用米、加工用米、備蓄米、新規需要となる輸出米など、水稲による既存農業機械を活用した取組につきまして、引き続き、関係団体及び生産者の御意見も伺いながら、必要な支援に努めていくことが重要ではないかと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) この際、暫時休憩いたします。

 午後 1時52分 休憩

 午後 2時05分 再開

○議長(有若 隆君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を続けます。
 11番 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) 議長の許可をいただきましたので、通告に基づき質問を行います。
 最初に、フリースクールの運営についての支援を要望し、質問します。
 学校での子供の集団に入れず、登校できないなどで困難を抱えている子供さんや保護者の方が増えていることについて、さきの議会でも質問しましたが、再びフリースクールの運営について要望します。
 校長が認めれば、フリースクールに通うことも通学とみなすという措置が、子供の教育を受ける選択肢を広げることにつながっています。居場所を見つけて生き生きと過ごす姿に安心を覚えた、救われた思いをしている保護者の方も少なくないのではないでしょうか。
 学校に通えないと悩む子供が増えている中、フリースクールの果たす役割はますます重要になってくると考えられます。
 教育委員会でも、各学校の教員に市内のフリースクールの案内チラシを渡し、内容の説明をしているが、そのことを通じての相談も多いと聞きました。
 説明会も開くなど、学校と連携を取りながらフリースクールと関わっておられることは大切なことだと思います。
 そこで最初に、フリースクールの役割についてどのように考えておられるのか、教育長にお伺いをいたします。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 県内でも不登校の児童生徒が増加傾向にある中、本市でもフリースクールの果たす役割は極めて重要であると認識しており、その役割として以下の3点が挙げられるものと考えております。
 1点目は、安全で安心できる居場所の提供であります。
 既存の学校環境になじめない、あるいは疲弊した子供たちにとって、自己肯定感を育み、エネルギーを回復させる拠点であります。
 2点目は、社会性を育むことであります。
 一人一人の心身の実態と発達段階に応じた柔軟な学習支援と生活指導を行うことで、社会生活へ適応する力――協調性や社会性などが考えられます――を育む場所であります。
 3点目は、家庭と学校をつなぐかけ橋となることです。
 保護者への継続的な相談支援を行うとともに、学校との情報共有を通じて再登校や社会的自立を支える重要なパイプ役を担います。
 本市では、公的な砺波市教育支援センター「ひよどり」の運営に加え、民間施設との連携強化を図っており、保護者、子供たちが安心して利用できるよう、現在も「となみ子供の居場所」のチラシ作成や説明会を実施し、施設の理念や指導内容、指導者の思い等を伝え、選択しやすい情報提供に努めているところであります。
 今後も多様な学びの場を運営される皆さんと手を携え、全ての子供たちへの切れ目のない支援体制を構築してまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) ありがとうございました。
 大切な役割を果たしておられるフリースクールですが、その運営は基本的にそれぞれの裁量に任されています。ほかの事業からの収益で賄うか、保護者から徴収する利用料で賄うしかありません。
 保護者の利用料については、県からの半額補助の制度が大変喜ばれていますが、運営についての公的な支援は一切ありません。そのため、物価高騰の折、やむを得ず当初の2倍になる利用料の値上げを余儀なくされたところもあるようです。
 就学援助の制度もありませんから、経済的に余裕のないお宅では、せっかく子供の居場所が見つかったとうれしく思っていたのに、通わせられないといった事態を招くことにならないか懸念されます。
 フリースクールについては、定められたマニュアルのようなものがないようなので、一律の基準で補助する制度というのはすぐには難しいのかもしれませんが、通学場所と認めながら公的な支援が全くないというのはいかがでしょうか。
 家賃補助があったら助かるという声も聞かれましたが、フリースクールの運営に支援をすることを要望するものです。教育委員会事務局長に答弁を求めます。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) フリースクールの運営に対する支援につきましては、今後とも県や他市町村の動向を注視しながら、どのような対策や支援が必要なのか調査・研究してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) 検討よろしくお願いします。
 次に、学校給食の無償化の問題について、質問、要望いたします。
 6月定例会においてこの問題で質問した際に、国では来年度から、まずは小学校の学校給食から無償化するとのことだが、まだ制度化されておらず、早急に制度を示すように国、県に求めるとのことでした。
 しかし、国からは今に至ってもまだ制度が示されていないようで、市町村はどのように対応すればよいのか困っていると聞きました。
 そこで、幾つか要望したいと思います。
 最初に要望したいのは、小学校の給食が無償になるのと引換えに、給食の質や量が落ちてしまったということにならないように方策を取ってほしいということです。
 現在、給食費には自治体間のばらつきがあり、富山県は全国的にも高額の負担が保護者に課せられています。国の制度がどのようなものになるのか分かりませんが、全国の平均で予算化された場合、給食費の高い自治体では不足が生じる可能性があります。
 国に対しては、それぞれの自治体にはそれぞれの経緯があり現在があるのであり、そのことを踏まえた措置を要望していただきたいと思います。
 十分に理解が得られなかったとしても、その場合は、市独自の努力で少なくとも現在の質と量を維持し続け、国に対して粘り強く働きかけをしていただきたいと思いますが、考えをお聞かせください。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 本市の学校給食は、砺波給食センターに配置される栄養教諭が、児童生徒の成長に合わせた栄養価を十分確保できるよう、毎月の献立を作成しております。
 したがいまして、児童生徒の健やかな成長を願う本市といたしましては、小学校の給食費が無償化された場合でも給食の質を落とすことはいたしません。
 一方で、小学校の給食無償化における国の制度はいまだ明確にされていないことから、本市としても、先月、既に給食の格差を生じさせる可能性のある地方負担が生じるような財政支援ではなくて、国の責任において、必要な額を全額国費で確実に確保する制度を構築するよう、県選出国会議員等に対して状況説明と要望を行ったほか、全国市長会においても官邸等に緊急要望が行われたところであります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) その方向での努力、ぜひお願いしたいと思います。
 次にお願いしたいのは、何らかの理由で給食を毎食食べておられない子供さんがおられます。そういった方にも無償化の恩恵が及ぶ制度を考えていただきたいと思います。
 不公平感が生じてはいけないと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) これまでも、食物アレルギーなど特別な理由があり、学校給食を食べられない児童生徒につきましては、アレルギーとなる食物の除去食、例えば卵とじの場合は卵を入れる前のものを提供したりとか、あるいは代替食、そばの代わりにソフト麺などを提供しております。
 小学校の学校給食が無償化になりましても、不公平感が生じないよう適宜対応してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) 次に要望したいのは、自治体独自の施策が実現できる制度を求めていただきたいということです。
 例えば、当市でもできるだけ地元で取れた食材を給食に使おうと努力をされています。そのことによる食材費への影響があるかもしれません。
 自治体によっては、有機農産物を給食に使おうと取組を進めておられるところもあります。給食費無償化の名で、自治体独自の施策を縛ることになってはいけないと考えます。
 合理的な理由のある自治体の施策を認める制度にすべきと思いますが、考えをお聞かせください。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 本市の学校給食の食材は、富山県のブランド米富富富やとなみブランドの雪たまねぎをはじめ、地元農産物を積極的に取り入れ、地産地消の推進や郷土愛を育む食育活動に取り組むなど、安全・安心で豊かな学校給食の提供に努めているところであります。
 給食費が無償化になりましても、引き続き地域の特徴を生かした給食を提供していくとともに、地域の特徴が生かせる自治体独自の施策が実現できる制度となるよう、必要に応じ国に働きかけてまいりますが、独自分については国の補助が入らないことも十分考えられることから、財源について検討する必要が生じるという危惧も持っているものでございます。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) 最後に、国はまず小学校からの無償化と言っていますが、この際、中学校の給食費も無償にすべきではないでしょうか。
 当市では、給食費を段階的に引き上げるということで、来年度からは物価高騰分をそのまま給食費に反映させる方針です。
 しかし、富山県の中学校の給食費は全国一高く、食育の観点からもこれ以上引き上げるべきではないと考えます。
 中学校の給食費の値上げをやめ、小学校に合わせて無償化にするよう求めますが、考えをお聞かせください。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 市内小中学校の学校給食につきましては、本年4月から段階的に値上げを実施し、地元食材の活用や栄養価の確保などに努めておりますが、物価高騰のため食材には相応の費用がかかっており、議員御提言の中学校の給食の無償化につきましては、今のところ予定しておりません。
 本市では、引き続き自治体間で保護者負担の格差が広がらないよう国等へ要望するとともに、今後も国の交付金などを活用しながら、児童生徒が楽しみにしているおいしい給食の提供に努めてまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) 次に、六厩産廃施設の問題について質問します。
 現在、建設を計画している産廃処理業者アルトにより、環境への影響を評価するための調査が粛々と進められていますが、岐阜県知事の裁決の期限がいよいよ近づいてきました。改めて市長の考えを伺いたいと思います。
 さきの議会でも述べたように、私たち呉西地区に住む者の命の水を供給する庄川の水源地に、産廃施設は絶対に造ってはならないものです。
 今回の計画の問題点は、多種多様な有害廃棄物が埋め立てられるということです。
 水銀などの分解しない重金属や未規制、未知の有害物質、ヒ素やダイオキシンなどといった、有害でそのままでは廃棄できないものをコンクリで固化した、いわゆる13号産業廃棄物までが対象になっています。
 未規制、未知の有害物質の典型がPFASですが、産廃処分場からの流出が各地で問題になっています。
 PFASに規制値は定められていませんが、暫定的な基準値が50ナノグラムパーリットルとされています。
 兵庫県明石市では、安定型処分場からの水路で10万ナノグラムパーリットル、管理型の処分場の水路からも210ナノグラムパーリットルのPFASが検出されています。
 また、周辺の地下水の汚染も報告されています。京都府綾部市では、管理型の処分場処理水から30万ナノグラムパーリットルを超えるPFASが検出され、福知山市三和町では京丹波町の処分場の下流に位置しており、浄水場で75ナノグラムパーリットルが検出されました。対策の除去装置に1億1,000万円を要したが補助制度がなく、水道料金の引上げにつながるのではないかとの懸念の声もあると報告されています。
 さらなる計画の問題点は、洪水、土砂災害、地震などによる施設の損壊、崩壊などによる甚大な影響です。想定降雨は30年に一度の大雨に耐えられるものとなっていますが、最近の洪水の経験からこれでは何の安心にもならないというのは多くの皆さんの思いではないでしょうか。
 付近には多くの活断層が走り、建築物の構造安定性は大丈夫か。また、業者は遮水シートの耐久性について90年は大丈夫と胸を張っていますが、呉西地区での人の営みは100年、1,000年と続いていくのです。水道水源の保護という点からも問題です。
 呉西圏域の水道水は松島浄水場及び和田川水道管理所から供給されていますが、水処理は凝集沈殿と砂ろ過による濁りの除去と塩素消毒による細菌の不活化、そして緊急時の有害物質の活性炭吸着です。一部の有害物質はある程度除去できますが、処理不可能な物質も多いと聞きます。一たび有害物質が流出した場合、対処できるのか。また、対策したとしてもそのための莫大な費用が、水道料金の引上げにつながるのではないかという不安を抱え続けなければならなくなります。
 2012年、群馬県高崎市の産業廃棄物処分場から流出したヘキサメチレンテトラミンが、利根川水系の浄水場で塩素と反応し、発がん性のあるホルムアルデヒドを生成し、千葉県内の36万戸が断水、減水を強いられる事件も起こっています。
 また、地下水の保護という点でも心配です。地下水の流れは緩やかで、一旦汚染されてしまうと回復までに膨大な時間を要することになるのです。
 さらに、農業用水に対する影響も問題です。庄川は、南砺市、砺波市、高岡市、小矢部市、射水市の農業用水源となっていますが、農業用地や農業用水の基準値のある物質は限定的であり、また、カドミウムの例が示すように、基準値以下の流出であっても、自然界値を上回っていれば土壌に蓄積されていきます。有害物質が流出した場合には、取水停止の事態も考えねばなりません。
 広島県三原市では、有機物や有害物質の混入しないはずの安定型の処理場から、悪臭を伴う汚染水が流出し、自発的に減反を余儀なくされた農家が、自分たちの食べる米も購入せざるを得なくなった事例が報道されていました。
 農業に限らず、内水面漁業や釣りの漁場でもある庄川の汚染は、アユ料理、川魚料理にも打撃で、風評被害の甚大な経済的損失も予想されます。
 産廃施設は必要ですけれども、広大な影響の及ぶ庄川の水源地に造ることが絶対あってはなりません。
 行政手続が進んでいますが、その進め方に問題がなければ許可が下りることは仕方がないとの声も聞かれます。
 しかし、さきに述べたような実際に起こっている事件や事故は、いずれも許可が下りて建設された処分場の結果なのです。
 香川県豊島産廃不法投棄事件では、ミミズの養殖を名目とした事業許可を得た豊島総合観光開発株式会社が、有害物質を含む産業廃棄物を大量に投棄し続け、これを県が隠蔽、便宜を図るなどしていたことが明らかになり、行政の在り方が厳しく問われました。発覚から40年、20年前から開始された産廃の処理がようやく終了したとのことですが、地下水の汚染はいまだに続いています。
 福井県敦賀市樫曲事件では、1987年にキンキクリーンセンターが採石場跡に管理型の産廃処分場を建設、当初11万立方メートルの容量をさらに増設することを求め、住民の反対を押し切って県がこれを許可しました。業者は、さらに許可容量を超える産廃処理を続け、県はそれを黙認しました。北陸トンネル壁面や周辺河川で汚水や悪臭が大きな問題になりましたが、事業者は倒産、許可容量の10倍を超える産廃を持ち込まれた処分場の始末は行政が担うことになりましたが、産廃を搬入させた他県の自治体の責任も問われる裁判闘争に発展しました。
 言いたかったのは、しかるべき行政手続がなされ、それによって県の許可が下りたというだけでは、住民の安全は担保されないということです。
 残念ながら、重要な河川の水源に産廃施設を造ることを禁じる法律はないのかもしれませんが、だから仕方がないとしたのでは、流域で暮らす私たちの未来に責任を持つ立場ではないと言わなければなりません。
 この地の将来を考えるならこの計画はやめさせなければならない。そう考える方たちの活動が活発になってきました。
 7月には庄川沿岸漁業協同組合連合会と富山漁協、飛騨、高山両市の漁協の皆さんが、飛越7漁協河川環境保全連盟を結成され、計画の撤回を求める署名運動を展開して岐阜県知事に申入れを行うとされています。
 11月には庄川流域六厩産廃処分場計画対策協議会の総会が開かれ、12月から5か月にわたって反対署名運動を行うと決められました。
 また、市民レベルでも計画についての学習、宣伝活動を行いながら、署名活動に取り組もうと、庄川水源の産廃施設に反対する市民の会が立ち上げられました。
 そして高山市では、計画時での建設は適切でないことのエビデンスを集めるための補正予算が採択され、田中市長は、建設をやめさせるためにできることは何でもやると記者会見で述べられました。
 そこで市長に伺いますが、岐阜県よりも広大な範囲での大きな影響が懸念される富山県呉西地区の動向が大変重要だと考えますが、関係する自治体の市長間でこの問題についての話合いはなされたのでしょうか。もし話されたのなら、その内容はどのようなものだったのかをお聞かせください。
 また、ないのであれば、そういう機会をつくるおつもりがあるのかお答えいただきたいと思います。
○議長(有若 隆君) 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 産廃施設の建設計画につきましては、これまでも岐阜県において、廃掃法や同県の条例に基づく審査等が行われてきたところでありまして、今後も適正かつ厳正に審査が行われていくものと考えております。
 また、今回態度を明確にされていなかった建設計画予定地の地元であります高山市長が、明確に反対の意思表示をされ、対応方針も示されたことにつきましては、庄川下流域の自治体の長としても深く受け止めておりますし、また、議員の御発言がありました呉西地域等での様々な動きについても承知をしております。
 本市といたしましては、これまでの議会で答弁したとおり、岐阜県が行う一連の手続の進捗状況について、関係機関と情報共有を図りながら、その動向に応じて適切に対応してまいりたいと考えております。
 なお現段階までにおいて、岐阜県の審査状況についての情報は、高山市、白川村も含め庄川流域の各市で共有しており、各市長の認識は一致しているものと考えており、話合いの機会を現段階で設けるということは聞いておりません。
 以上でございます。
○議長(有若 隆君) 境 欣吾君。
 〔11番 境 欣吾君 登壇〕
○11番(境 欣吾君) 最後にお聞かせいただきたいのは、市長は行政手続に基づいてこの計画が承認された場合は仕方のないことと考えておられるのか、高山市長のように何としてもやめさせたいと考えておられるのか、お聞かせください。
○議長(有若 隆君) 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) この計画が関係の法律や条例等の基準を全てクリアしたとしても、地元であります高山市長が反対の意思表示をされ、また、下流域を含め様々な団体の反対運動や反対署名活動が行われている中で、地域住民や関係住民の理解や納得が得られないまま、許可権者であります岐阜県がどう対応されるか、そういった状況でも許可が行われるのかどうかについては、厳しく注視していく必要があると思っております。
 庄川の水源地域での計画でありますことから、砺波市民をはじめ流域の住民の皆さんの心配や不安なお気持ちは、かねてから十分に理解をしております。
 去る11月17日に高山市長は、住民の不安や市議会の意見を踏まえ、計画の白紙撤回に向け、法的、科学的根拠のある対策を講じるというふうに表明されていることから、今後、高山市長から反対運動への協力要請などがあればその内容をお聞きして、岐阜県に対し具体的にどのような働きかけを行っていくべきかといった検討も含め、関係自治体間で協議していくことになるものと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 12番 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に基づき質問をします。
 新潟地方気象台が11月25日に発表した北陸地方における向こう3か月の予報によりますと、この期間の平均気温は低い確率が30%、平年並みが30%、降雪量は多い確率が30%、平年並みが40%となっています。
 また、11月10日に発表されたエルニーニョ監視速報では、現在はラニーニャ現象に近い状況となっており、期間の前半を中心に継続するようですが、その後は解消すると予想されています。
 しかしながら、昨シーズンは、前半は暖冬傾向かと思ったものの、2月になってから、全国ニュースでも砺波市が取り上げられるほど災害級の大雪と報道されました。
 目の前の大雪には人は敏感になるものの、それは一時的なもので、雪はいつか解けるものとのんびり構えることも大事ではないかと思います。
 それでは1点目に、各地区除雪オペレーターの担い手確保についてお伺いします。
 人口が減っても、除雪路線の総延長はそう減るわけではないので、オペレーターの確保は、引き続きとても重要な課題です。
 当市のオペレーターの年齢構成を見ますと、二、三十代が10%、四、五十代が50%強、60代以上が40%弱となっています。
 除雪作業に従事する際は、大型特殊免許と車両系建設機械(整地等)運転技能講習の2つが必要となり、当市では技能講習の際の受講費用を今まで2分の1補助していたものを、昨年から3分の2の補助と手厚くしましたが、本年度からは、新たに大型特殊免許取得費用についても2分の1補助することになりました。
 今回の助成の拡充についてどのように考えておられるのか、当局の見解をお伺いします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 当市の除雪体制は、地域を主体とした地域ぐるみ除排雪を積極的に推進しております。
 除雪ドーザー等を運転する際には大型特殊免許の取得のほか、車両系建設機械運転技能講習を修了しなければならず、その費用などが負担となっております。
 このことから、本市では平成26年度から技能講習費用の助成を実施しており、昨年度にはその助成割合を拡充し、オペレーターの育成に努めてまいりました。
 しかしながら、本年2月の大雪時には連日除雪作業が必要となり、オペレーターが不足する状況となったことから、大型特殊免許取得費用の一部についても助成することにより、さらなるオペレーターの育成を図ることとしたものであります。
 その結果、大型特殊免許の取得費用助成には多数の申込みがあり、効果があったものと考えており、来年度以降も継続してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 大変効果があったということで、引き続きこの制度は続けていただきたいと思います。
 続いて2点目に、隣接地域との除雪連携についてお伺いします。
 道路の利用者にとっては、同一路線で除雪担当が替わったとしても、均一な除雪を望むのが当然ではないかと思います。
 庄東地区では、徳万東保線や権正寺安川線は、東般若地区の路線であっても、主要地方道坪野小矢部線を境に南側の区間については、般若地区が除雪することになっています。
 また、増山東保線については、一部栴檀野地区の区間もありますが、増山バス停まで東般若地区で除雪しており、区切りのいいところまで一貫性を持って除雪する体制になっています。
 今後、各地区のオペレーターの人数の多寡によれば、隣接地区がフォローすることも必要となってこざるを得ない可能性もあるかと思いますが、隣接地域との除雪連携についてどのように考えておられるのか、当局の見解をお伺いします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 議員御発言のとおり、地区のオペレーターの人数により除雪作業が可能な範囲も限定され、隣接する地区の協力が必要な場合があることは承知しております。
 このことから、隣接地域との除雪連携につきましては、各地区委員会と協議し、相互除雪の体制を取っており、現在の担当路線となっているものであります。
 円滑に道路除雪を実施するためには隣接地域との連携が不可欠である一方、除雪作業には現地の状況を熟知していることが大切であり、隣接地域の除雪をするということは事前の習熟が必須であります。
 このようなことも含め、地域の方々の意見が大事と考えておりますので、必要に応じて地区委員会と協議調整を行い、柔軟に対応してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 今後の人材不足によっては、そういうことも考えていかなければいけないこともあると思い、質問しました。
 3点目に、本年度の各地区除雪対策委員会への支援体制についてお伺いします。
 昨年度までは、市購入の赤白のアルミ製のスノーポールを各地区除雪対策委員会に貸与し、必要箇所に設置していましたが、本年度からは、相応分の9万円を各地区除雪対策委員会に支給することにしたとのことです。これにより、各地区で必要な資材を購入することができ、不要な在庫を抱えるデメリットや市除雪対策本部の負担も軽減できるのではないかと思いますが、今までの課題と今回の体制変更について、どのように考えておられるのかお伺いします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) これまでの課題につきましては、スノーポールの購入は市が入札のために仕様を固定し、購入していたことから、現場に応じた弾力的な製品の供給などができないこともありました。
 今年度、各地区にアンケートを実施した結果、「木製や長いものなど、仕様の違うスノーポールをインターネットで安く購入」や、「ポールは足りているので除雪作業に必要なヘルメットやトラロープなど、消耗品等も購入できればよい」との意見が多く見られました。
 こうした意見を踏まえまして、本年度から、スノーポール購入費用相当分を準備費として支給することで双方にメリットがあると考え、体制の変更を行ったところであります。
 今後とも地区除雪委員会の活動が円滑となるよう、しっかり支援してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 実はうちの除雪対策委員会にもポールが30本以上たまっておりまして、非常にいい制度になったというふうに思っております。
 4点目に、第2次砺波市総合計画後期計画より、東山見地区、青島地区における除雪対策委員会の設置の是非についてお伺いします。
 第2次砺波市総合計画後期計画では、地区除雪対策委員会の数を2020年の18地区から、2026年の目標値として19地区としています。
 2024年度には新たに雄神地区で除雪対策委員会を立ち上げられ、現在は市内19か所の除雪対策委員会が立ち上げられており、目標値を既に達成しています。
 旧庄川地区においては主要となる道路の多くに消雪装置が設置してあり、機械除雪の路線延長は旧砺波市と比較するとかなり少ないのですが、残り2地区における除雪対策委員会の設置をどのように考えていくのか、当局の見解をお伺いします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 東山見、青島両地区における道路除雪は、庄川地域で建設業を営む会社10社に委託し実施をしております。
 現在のところ、除雪作業を担えない業者はいないものの、今後オペレーター不足等が懸念されるところであり、地域ぐるみでの除排雪はいずれ必要になるものと考えております。
 地域ぐるみ除排雪推進のための地区除雪対策委員会設置につきましては、将来を見据え早急に協議していく必要があり、自治振興会や自治会、現在の委託業者等に働きかけてまいりたいと考えておりますが、庄川地域から選出されている市議にもぜひ御尽力いただければと存じます。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 議員16名中庄川地区からは1人、頑張ってください。
 5点目に、同一路線における散水消雪と機械除雪の千鳥区間の解消についてお伺いします。
 市内では、同一路線でも機械除雪であったり散水消雪であったりする箇所があります。
 例えば南般若地区の公会堂前の路線、511号線は、高岡庄川線からスーパー農道までの区間で機械除雪と散水消雪が千鳥になっている特殊な区間です。効率的な機械除雪の面でも散水消雪にすべきだと思いますし、地元からも散水消雪設置の要望が出ています。
 こういった区間においては、用水量の調査などをした上で、可能であれば散水消雪の設置を進めていくことが必要ではないかと思いますが、当局の見解をお伺いします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 議員御指摘の区間につきましては、従来は機械除雪区間としていた箇所に新たな団地が造成され、家屋が連担する区間に散水消雪を設置したことにより、千鳥状態となったものであります。
 かつて山本議員の御質問に対しまして、消雪施設の整備や運用に係る費用は、機械除雪の費用に比べ約5倍から10倍に上るとお答えしておりますとおり、消雪の整備には多くの経費が必要となります。
 本市といたしましては、路線の大部分が散水消雪で一部が機械除雪の場合には、効率的な除雪の観点から散水消雪も検討いたしますが、当該区間のように家屋が連担する一部区間について、機械除雪を補完する目的で消雪が設置されている場合には、引き続き機械除雪を基本としてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 当該路線をオペレーターの立場で走っておりますと、非常に除雪のやりにくい区間であるということを日々思っております。
 それでは、続きまして、市内小学校における1時限当たりの授業時間の短縮についてお伺いします。
 中学校の1時限は50分、小学校は1時限45分となっており、それは私の子供のときから変わっていませんし、学校教育法施行規則によって標準と定められていますが、学校の実情に合わせて設定できるということになっています。
 そこで、次期学習指導要領改訂に向けてカリキュラムマネジメントの取組の一つとして、全国の幾つかの小学校で実施されているのが、1時限40分授業です。
 市内小学校では、2学期に複数の小学校で試行的に1時限の授業を40分間にしてみたようです。
 40分授業にすることで午前中に5限目まで実施することになり、一般的には子供の下校時間が早くなったり、個別指導が必要な子供への対応や教員の教材研究や研修などの時間が確保できることなどの効果が見込まれているとのことです。
 県内では40分授業に移行している学校はごく僅かとなっているようですが、2学期に試行したことによる児童への効果と課題等について、どのように把握しておられるのか。
 また、来年度以降の1時限の時間をどのように考えておられるのか、当局の見解をお伺いします。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 本市では、2学期から市内の4小学校におきまして、1時限を5分短縮した40分授業を試行的に実施しております。
 実施している学校からは、5分短縮することで集中力を維持しやすくなり、「授業の最後まで集中して学習に向かう子供が増えた」など、効果的であったと評価されております。
 また、40分授業に短縮することにより下校前にできた余裕の時間を活用して、これまで朝の短時間で行っていた健康観察――心の天気と呼んでいますが――そういった心の健康観察を下校前に再度実施できるようになり、児童の心の状態や小さな変化を教職員が把握しやすく、いじめや不登校の早期発見、早期解決につながるなど一定の効果があると報告されています。
 加えて、教職員の勤務時間外の在校時間の削減が問題視されている中、時短をすることで働きやすい職場環境となり、将来的には教員を志す若者の増加にも貢献できるのではないかと考えております。
 一方で、課題といたしましては、児童が午前中に5時限目まで実施することに慣れていないことから少し疲れが見えるケースもありますが、少しずつ順応していくものと考えております。
 これらのことから、40分授業は効果のあるものと考えております。
 以前の、教師の説明や話が長い授業では絶対無理でした。今、授業改善が進んだからこそできるものというふうに思っております。
 したがって、小学校だけですが、令和8年度からは全ての小学校で実施する予定としております。中学校はそれ以降また続くと思います。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 長い話は、大人も子供も嫌いです。
 2点目に、市内小中学校の体育館におけるエアコン設置計画についてお伺いします。
 富山県内の学校体育施設のエアコン設置率は、5月の時点で3.8%となっており、全国の18.9%と比較すると非常に低迷しており、早期の整備を求められています。
 文部科学省は、空調設備整備臨時特例交付金を創設し、事業費のうち2分の1かつ7,000万円を上限とし、学校体育館の空調設備を加速化する方針とのことです。
 また、残りの地方負担分については、地方債を活用でき、その元利償還金への交付税措置率50%を考慮すれば、実質地方負担は25%となるようです。
 空調工事だけではなく断熱性確保工事も補助対象となり、いずれも複数年にまたがって工事を行うことも可能となっていますが、対象期間は令和15年までの時限的措置となっています。
 当市はこの制度を踏まえた上で、学校体育施設の空調設備設置に対してどのような見解を持っておられるのか、お伺いします。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 市内全ての小中学校の体育館は、授業での利用に加え、砺波市地域防災計画において災害時の避難所として指定されていることから、空調設備の必要性は認識しております。
 しかしながら、空調設備の設置だけではなく、窓や天井などの改修が必要となるケースもあるなど、多額な費用を要することから、国の交付金の活用や安価な施工方法について調査研究し、計画的に整備してまいりたいと考えております。
 私からは以上です。
○議長(有若 隆君) 山本篤史君。
 〔12番 山本篤史君 登壇〕
○12番(山本篤史君) 当市では庁舎、そして中学校と大型案件が立て続けに迫っております。学校体育施設のエアコンに対しても非常にお金がかかると思うので、計画的な設置を求めます。
 最後に、学校体育施設を使わない運動の取組についてお伺いします。
 学校体育施設に空調をすぐに設置できるわけではありません。そうなると、猛暑の中、体育館や屋外で運動することは適切ではなく、屋内の空調の効いた空間を活用して体を動かすことになります。
 例えば、音楽室やランチルームなど学校施設の中でも比較的大きい部屋をうまく活用すれば、体育館を使わずともリトミックやダンスやマット運動、ボールが高く宙に浮くような競技を除けば、子供たちが適度に体を動かすことができるのではないかと思います。
 当市は、夏の暑い期間に子供たちが体を動かすことについて、どのような工夫をしておられるのか、お伺いします。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 各小中学校では、各校の危機管理マニュアルに熱中症対策の項目を設け、学校活動や部活動などの時間に熱中症を引き起こさないよう、環境省の暑さ指数WBGTに基づいて運動の中止や活動場所の変更などの判断を徹底しております。
 児童生徒の体力向上と運動の機会の確保は、子供たちの成長に極めて重要であることから、議員御提言のとおり、休み時間や授業は空調設備が整っている場所を活用することや、酷暑を避けるため運動会の時期をずらすなど様々な工夫を凝らしております。
 これらの対策を講じましても、酷暑によりやむを得ず運動を中止した日もありましたが、今後も十分な換気や水分補給、適切な休憩など熱中症予防の意識を常に高く持ちながら、子供たちの安全を最優先に考え、創意工夫を凝らして効果的な運動を推進してまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) これをもって、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたします。

               議案の常任委員会付託
○議長(有若 隆君) ただいま議題となっております議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議については、会議規則第37条第1項の規定により、あらかじめ配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

○議長(有若 隆君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 次に、議会の日程を申し上げます。
 明12月10日は文教民生病院常任委員会を、11日は総務産業建設常任委員会をそれぞれ開催し、付託議案等の審査を行います。
 お諮りいたします。明12月10日から12月14日までの間、議案審査等のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、明12月10日から12月14日までの間は、議案審査等のため本会議を休会することに決しました。
 なお、次回の本会議は12月15日午後2時から再開いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 皆さん、どうも御苦労さまでした。

 午後 2時59分 閉議



令和7年12月 本会議 定例会(第3号) 議事日程・名簿

        令和7年12月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
   第1 市政一般に対する質問、並びに議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議についてまで、及び報告第15号 専決処分の報告について
      (一般質問、質疑、委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   12月9日  午前10時00分  開議
   12月9日  午後 2時59分  閉議

1.出席議員(16名)
   1番 米 山 勝 規 君     2番 嶋 田   充 君
   3番 原 野   誠 君     4番 仁 木 良 市 君
   5番 原 田 定 範 君     6番 境   佐余子 君
   7番 林   教 子 君     8番 向 井 幹 雄 君
   9番 神 島 利 明 君    10番 小 西 十四一 君
  11番 境   欣 吾 君    12番 山 本 篤 史 君
  13番 有 若   隆 君    14番 川 辺 一 彦 君
  15番 島 崎 清 孝 君    16番 今 藤 久 之 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 島 田 繁 則 君

 企画総務              福祉市民          
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 高 畑 元 昭 君    部  長 老   雅 裕 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君    総務課長 二 俣   仁 君

 企画総務部次長           福祉市民部次長
 財政課長 河 合   実 君    社会福祉課長 河 西 晃 子 君

 建設水道部次長           商工農林部 
 土木課長 金 子 幸 弘 君    商工観光課長 杉 本 賢 二 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 田 村 仁 志 君

 病  院              会  計
 総務課長 瀬 尾 浩 昭 君    管 理 者 三 井 麻 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 安 地   亮 君

 教育総務課長 幡 谷   優 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      調査係長 佐 藤 秀 和

 議事係長 瀧 川 千賀子



令和7年12月 本会議 定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開議

○議長(有若 隆君) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第2号のとおりであります。

                  日程第1
     市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(代表質問)
○議長(有若 隆君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議についてまで、及び報告第15号 専決処分の報告についてを議題といたします。
 これより、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 16番 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 皆さん、おはようございます。
 自由民主党砺波市議会議員会を代表し、質問通告に従い、以下、質問と提案いたします。
 初めに、令和8年度砺波市の予算編成方針についてお伺いします。
 本市ではこれまで、持続可能で活力あるまちづくりの実現を目指し、限られた財源の中で選択と集中を図りながら、公共施設の長寿命化や子育て支援、デジタル化の推進などに取り組んでこられました。
 令和8年度は、第2次砺波市総合計画後期計画の最終年度となる重要な年度です。物価の高止まりや人件費、エネルギーコストの上昇など厳しい社会経済情勢の下で、地域の持続可能性をどのように確保していくか問われています。
 国では、令和7年度補正予算の編成が進められる中、発足した新内閣では、強い経済を実現する総合経済対策において、責任ある積極財政を掲げています。
 こうした国の方針と歩調を合わせながら、本市としても令和8年度の予算編成を進めておられることと思います。
 そこでまず、令和8年度の砺波市予算編成に当たっての基本的な考え方、そして重点を置く分野や、特徴的な取組について、リボーン推進枠などポイントはどこにあるのか、市長の考えをお聞かせください。
 次に、新内閣発足による来年度の当市予算等への影響についてお伺いいたします。
 新政権の下、強い経済を実現する総合経済対策において、重点支援地方交付金を拡充する旨が盛り込まれたところです。
 この交付金は、物価高騰対策や子育て、地域産業の振興など自治体の判断で柔軟に活用できることから、地方創生の大きな財源となり得るものです。
 本市として、この交付金の拡充が財政運営や地域への投資にどのような影響を与えると見込まれているのか、そしてこれをどのように戦略的に活用していこうと考えておられるのかを伺います。
 先般、国では、ガソリンの暫定税率を廃止する法案が可決成立しました。これにより、自動車関連の税収や道路特定財源の減少が懸念されており、地方における道路整備や維持・補修への影響も指摘されています。
 本市としてこの暫定税率廃止が、来年度の道路維持管理、インフラ更新にどのような影響を及ぼすと考えておられるのか、財源の確保策を含めてお伺いいたします。
 さらに、来年度から施行が予定されておりますふるさと住民登録制度についてですが、この制度により、居住地に関係なく地域と関わりを持つ人が増えることが期待されております。寄附金や地域活動への参加を通じ、新たな関係人口の拡大につながるとされています。
 本市としてもこの制度が、地域づくりや予算編成に、今すぐにではなくても、将来的にどのような影響をもたらすと考えておられるのか、お聞かせください。
 以上、国の政策動向を踏まえながら、令和8年度の砺波市予算編成の方針と特徴、そして新たな内閣発足による環境の変化に対する市の対応について、市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。自由民主党砺波市議会議員会を代表しての今藤議員の御質問にお答えいたします。
 まず、第1点目の令和8年度砺波市予算編成方針についての御質問にお答えいたします。
 昨今の資材費や人件費の高騰によります多岐にわたるコスト高をはじめ、少子高齢化による社会保障費の増加や老朽化が進む公共インフラの維持・修繕に加え、近年は自然災害等への緊急対応も重なりまして、地方財政を取り巻く環境は、厳しさを増しております。
 このような中、令和8年度予算は、これまで以上に事業の選択と集中を図る必要があると考えておりまして、既存事業の見直しによります歳出削減に合わせ、創意工夫による新たな財源確保にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 そこで、予算編成の基本的な考え方につきましては、令和8年度は第2次砺波市総合計画の最終年であり、10年間のまちづくり計画の集大成として、各種施策と評価指標でありますKPIの達成に注力するとともに、第3次総合計画への新たなステップをスムーズに踏み出せるよう、新規事業の始動もイメージした予算編成といたしたいと考えております。
 また、当面の課題や、今求められております市民ニーズに速やかに対応するため、6項目に重点を置いて編成することとしておりますので、それぞれ特徴的な取組の一端について、これから御説明をしたいと思います。
 まず、重点項目の1つ目は、第2次総合計画の実現に向けた着実な事業展開であります。
 重点施策であります「10WAVEプロジェクト」につきましては、その波及効果も見据えながら、事業の完遂を目指しております。
 次に2点目は、少子化対策と子育て支援の充実であります。
 1月にオープンいたしますこども子育て交流館「こどもおーる」をはじめとした子供を産み育てやすい環境の整備や、中学校の再編などを進めてまいります。
 次に、3つ目は、住みよさの向上と定住支援等による社会増の推進であります。
 県内トップクラスの総合的な移住定住施策に引き続き取り組みますとともに、JR城端線・氷見線再構築など公共交通の再編や砺波チューリップ公園再整備など都市基盤の充実を図ることで、社会増や関係人口の増加に努めてまいります。
 次に、4つ目は、安全・安心な地域づくりの充実強化であります。
 地震や豪雨に加え、渇水による農業被害や熊の出没増加など、多様な自然災害や非常事態へスピード感を持って対応できるよう、各種施設整備や備品等の充実、応急体制の強化を図ることで、これまで以上に安全・安心な地域づくりを進めてまいります。
 次に、5つ目は、DX及びGXによる変革の推進であります。
 生成AIなどデジタル技術を活用した市民サービスの向上と業務の効率化を進めるとともに、再生可能エネルギーの導入によって、地域ぐるみで温室効果ガスの削減と経済性の向上に取り組んでまいります。
 最後に6つ目でありますが、新庁舎整備の推進と市民サービスの向上、業務改善への取組の推進であります。
 新庁舎整備の推進に加え、窓口BPRや文書管理適正化など新庁舎を見据えた行政サービスの向上や、業務改善の取組を積極的に推進してまいります。
 以上、これら6つの重点項目には優先的に予算配分をしてまいりますが、一方で財源確保には、徹底した既存事業のスリム化を図ることが不可欠でもあります。
 このような中、とりわけ若い職員のチャレンジ意欲を刺激し、新たなアイデアを引き出すため、既存事業の見直しによる財源を確保した上で、事業を創出するリボーン推進枠を設け、第3次総合計画に向けた事業のいわゆる生まれ変わりを目指すものであります。
 加えまして、今般の物価高や様々な災害等への対応など、新内閣による新たな経済対策を中心とした財政出動にも速やかに呼応しながら、当初予算編成に取り組んでまいります。
 次に、2点目のうち、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の拡充についての御質問でございます。
 この交付金につきましては、物価高騰の影響を受けます市民や地域経済を支援するため、地域の実情に応じた、柔軟かつきめ細かな対策に取り組むため、交付されるというものであります。
 この交付金の配分額は、今臨時国会で審議中でありまして、詳細は明確ではありませんが、これまでに交付された金額を3倍程度上回るということが予想されております。
 家計の負担軽減ですとか地域経済の活性化、本市の財政運営にも十分に効果が期待できるものと考えております。
 本市といたしましては、この財源を最大限に有効活用するため、優先的に求められております支援対象や内容、その費用対効果などを考慮するとともに、市民への生活者支援や各分野への事業者支援など多岐にわたる支援メニューを検討した上で、戦略的に実施してまいりたいと考えております。
 まずは、早期の効果発現に向けまして、迅速な対応が必要なことから、これまでの支援スキームを活用して速やかに実施できる事業などにつきましては、本定例会での追加補正予算案の提出に向け、調整をしているところでございます。
 次に、2点目のうち、ガソリン暫定税率の廃止についての御質問でございます。
 本市におきます影響額につきましては、年間で1,000万円程度の歳入減として試算しているところでありまして、もちろん大きい額ではあるんですが、新年度事業への影響は、ある程度限定的であると考えております。
 一方で、この暫定税率廃止は、自動車利用の多い地方ほど恩恵を受けると言われておりまして、自動車保有率が全国トップクラスと言われます本市では、家計や事業活動に好影響が及ぶものと考えております。
 なお、この財源廃止に伴います代替財源につきましては、今後の国会において積極的に議論され、地方財政に大きな影響を与えることがないようしかるべき措置が講じられるべきであり、関係者でしっかりと協議されるものと存じております。
 いずれにしましても、本市といたしましては、新内閣が打ち出した総合的な経済対策によって、個人住民税をはじめとした市税の上振れに期待するとともに、あらゆる行政サービスが滞ることがないよう、既存事業の見直しによる歳出削減を図りながら適切に対応してまいりたいと考えております。
 次に、ふるさと住民登録制度についての御質問にお答えいたします。
 これまで全国各自治体では、移住定住につながる施策を押し進めてまいりましたが、結果的には人口減少社会の中で、地域間での人の取り合いといった側面もあり、根本的な解決策とは言えないのではないかと感じております。
 国ではこれを見直して、定住はしないものの特定の地域と関わる、言わば関係人口の創出、拡大に向けてかじを切ったというものというふうに見ております。
 その取組の一つとして、本来の住所地以外に関係する自治体を複数登録できるふるさと住民登録制度を令和9年度から導入することとし、自治体向け共通登録システムや、住民専用アプリを構築する予定となっております。
 ただ、この制度につきましては、まだ具体的な内容が決定しておりませんので、本市にとってどのような影響をもたらすかは正直想定しかねますが、ふるさと納税のように、言わば返礼品競争となるような、ああいう姿ではいけないのではないかと思っています。
 本市といたしましては、人口減少によって生じる地域課題や地域産業の担い手、また、後継者不足など様々あるわけでありますが、この関係人口の創出や拡大がこういった課題の解決にもつながるものであるとすれば、期待はしたいと思っています。そういった意味では、正直、今は分からないので、何とも言えないという状況であります。
 ただ一方で、今まで申し上げているように、あくまでも定住者とは一線を画すものでありますから、一過性のものではなくて、ずっと、例えば砺波を好きになってもらうような働きかけを通じて、関係人口が行く行くは移住・定住に結びつくよう、制度の有効的な活用に向け、しっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 令和9年3月末をもって閉園する富山県花総合センター、エレガガーデン跡地を砺波市新庁舎とすることの在り方についてお伺いいたします。
 現在、市では、老朽化が進む現庁舎の更新に向け、県の施設であるエレガガーデン跡地を活用しての新庁舎整備計画を進めておられます。
 エレガガーデンは、これまで多くの方々に親しまれ、展示や交流の場として活用されてきた施設ですが、これからは市政運営の中心として、長期間にわたり使っていくこととなります。
 新庁舎整備に当たっては、災害対応や維持管理コストといった機能面に加え、市民にとっての使いやすさや、まち全体との調和、そして砺波市の顔としての象徴性にも大切な視点であると思います。
 これまで親しまれてきた県の施設を、今後、砺波市役所として長く使い続けることについて市としてどのように考えておられるのか。また、その意義をどのように位置づけておられるのか、市長のお考えをお聞かせください。
 次に、新庁舎開庁に向けた市役所の取組について伺います。
 新庁舎はおよそ5年後の完成を予定しており、その時代には行政を取り巻く環境もさらに変化していると思われます。
 デジタル化の進展やリモートワークの拡大、住民ニーズの多様化などに対応するためには、柔軟で効率的な働き方を支える庁舎づくりが求められます。
 完成時だけではなく、将来にわたる新しい働き方を見据えながら、執務スペースの配置や窓口のワンストップ化、ICT環境の整備など時代に応じた設計と運用が必要です。
 市として、これからの行政運営の姿をどのように描き、それを庁舎設計にどう反映していくのか、お聞かせください。
 現庁舎跡地の利用についてお伺いいたします。
 長年市民と共に歩んできた現庁舎の跡地をどのように活用していくのかは、市民にとっても大きな関心事です。
 公共施設としての再利用、あるいは民間への譲渡など様々な方向性が考えられますが、まずは、その基本的な考え方を、事前に市民に示していただきたいと思います。
 また、同じ敷地内に移設予定の健康センターについては、市立砺波総合病院に空きスペースができることとなります。その利活用方法や今後の運用について、現時点での見通しをお聞かせください。
 以上、新庁舎の建設に関し、施設の在り方、将来を見据えた設計、そして跡地活用の3つの観点から、市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) まず、1点目の富山県花総合センター跡地を砺波市庁舎とすることについての在り方についての御質問にお答えいたします。
 この施設は、花の栽培技術や活用方法など花に関する情報を総合的に発信し、花の生産拡大と花に親しむ意識の高揚を図るための拠点施設として、県が設置して、38年間親しまれてきたものであります。
 しかしながら県では、花総合センターが、施設設備の老朽化など維持管理費の増加が課題となってきていること、今後の在り方を検討してきた結果、その機能が、県のほかの施設、例えば、中央植物園等に集約が可能であるということから、現在の指定管理期間が終了いたします令和9年3月末をもって閉園するという決定をされまして、去る10月23日には、本市に敷地譲渡することとして、基本合意書の締結に至ったところであります。
 花総合センター敷地には様々な花や樹木が植えられておりますが、市民による検討委員会では、景観などの周辺環境との調和を図りつつ、将来に負担をかけないよう配慮する必要があるという御意見をいただいておりまして、市としても同様の考え方でございます。
 つきましては、花総合センターでこれまで育まれた緑化環境を庁舎にどのように生かすのか。また、砺波らしさをどのように表すかを考え、周辺環境との調和や、また機能性を有し、さらには社会的変化を受入れながら、長く愛され使い続けられるよう新庁舎整備事業を進めてまいりたいと思います。
 10月23日にも新田知事の、「こういった施設が市の庁舎として使われることは大変意義深い」という御発言もありました。そういった思いも受け止めながら、しっかりしたものにしていきたいと思っております。
 次に、2点目の新庁舎開庁に向けた砺波市役所の取組についての御質問につきましては、地方行政を取り巻く環境は、今後想定を超えてさらに変化していく可能性があるものと考えておりまして、それらを見据えた庁舎にしていく必要があると考えております。
 多分、現庁舎を造ったときには、今のDXという発想はみじんもなかったと思いますし、また、危機管理という趣旨でも、庁舎が危機管理の拠点といった考え方もほとんどなかったのではないかと思います。
 と考えるとこの先、新しい庁舎を40年、50年使うとすれば、我々が今想定していることを超えるいろんなことが起きるわけでして、それを全て考慮して考えるというのは無理でありますが、そこら辺を含めて、できるだけ柔軟に対応できるような形にしていくというものが必要かと思っています。
 砺波市の人口は、平成25年をピークにしまして、総人口や生産年齢人口が減少して高齢化が徐々に進行してきておりまして、このことに伴い、税収入の減少ですとか社会保障費の増加など、将来的な行政サービスに影響が出ることが考えられます。
 加えまして、先ほども言いましたが、激甚化する自然災害や多様化・複雑化した地域課題、さらには、新たに発生いたします行政課題への対応など、求められる行政サービスの変化に市民目線でかつスピード感を持って対応していくことが必要であると考えております。
 そのため、これまでの業務を見直して、ICTによります効率化を図ることで、市民の利便性の向上を図るとともに、職員側の負担軽減も図りたいと考えております。
 また、新庁舎の設計に当たりましては、外観や庁舎規模とともに維持管理コストやエネルギー効率なども踏まえ、基本理念であります「市民の安全を守り、環境と人にやさしく、機能的でコンパクトな庁舎」を目指して、設計内容に反映してまいりたいと考えております。
 なお、行政改革や窓口の改革につきましては、新庁舎の開庁を待つのではなく、現庁舎においても可能な改革をできるものから進めてまいりたいと考えておりまして、既に、一部着手をしているところでございます。
 次に、3点目の現庁舎の跡地と健康センターの空きスペースの利用についての御質問でございます。
 現在、策定を進めております砺波市新庁舎整備基本計画においては、現庁舎の跡地利用についても表記したいと考えております。
 基本的な方向性といたしましては、現在本市では、公共施設の再編によりまして、その総量縮減などを目指しており、現庁舎の跡地は、市では使用するという予定はございません。
 御承知のとおり現在の庁舎敷地は、周辺の土地区画整理事業が完了し、国道156号の幹線道路に接しているなど利便性が高いことから、基本的には市ではなく民間の動向も勘案した利活用を検討していくことになるものと考えております。
 また、健康センターにつきましては、新庁舎敷地への移転を予定しておりますので、移転後の市立砺波総合病院内にあります空きスペースの活用につきましては、現在の庁舎で行っております業務のうち、医療や介護の分野において、市立砺波総合病院と連携することによって効率的にできる業務の移転、そういったものがあるのであれば、その可能性について調査していきたいと考えております。
 現庁舎の跡地と健康センターの空きスペースにつきましては、いずれも有効かつ適正に活用することを意識するとともに、経費の節減にも意を配しまして、取組を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 大項目の3点目、JR城端線・氷見線再構築事業について伺います。
 まず、沿線4市であります氷見市、高岡市、南砺市、そして本市の負担割合が先般公表され、再構築事業に向けた大きな一歩が示されたことに敬意を表します。
 ここに至るまでは、各市の事情や財政状況を踏まえた調整が続き、担当各位を含めた関係者の御苦労は大変大きかったものと推察いたします。
 今回示された負担割合においては、施設整備等に係る部分とJR城端線・氷見線の直通化に係る部分が区分され、より透明性の高い整理が行われたと評価をされるところであります。まずはこの間、調整に尽力された担当者の皆様に、心からねぎらいを申し上げます。
 今回示された負担割合に基づき、今後は駅施設や線路設備の更新、既存設備の再整備が、現在既にレール、枕木交換など具体的に動き出しております。
 これらの工事は鉄道運行と並行して進められるため、一定期間、ダイヤの変更や運休を含む影響が避けられないと考えられます。市民生活に密接に関わる公共交通であるからこそ、影響の最小化と丁寧な情報提供が重要となるものです。
 そこで、既存施設の再整備に関する工事スケジュールやダイヤへの影響など、今後の見通しについてお聞かせください。
 2点目に、再構築事業の機運醸成について伺います。
 今後は、ICカード対応機器の設置や新型車両の導入、パターンダイヤによる乗り継ぎ改善など、利便性向上に向けた施策が順次進んでいく予定となっています。
 これらは、市民の皆さんに鉄道の魅力を再認識していただく好機であり、併せて再構築事業を地域全体で支える機運を高めることが不可欠です。
 鉄道は単なる移動手段ではなく、観光や交流、通勤通学の基盤でもあり、沿線地域の将来を左右する重要な社会インフラとなるものです。利活用の拡大に向けて、市としては、利用促進策や広報の充実、学校や企業との連携、観光施策との組合せなどどのような方針で機運醸成に取り組んでいかれるのかを伺います。
 以上、負担割合決定を踏まえた既存施設整備と再構築事業への市民理解、利用促進の2点についてお尋ねいたします。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) まず、1点目の既存施設の再整備についての御質問でございます。
 既存施設の再整備につきましては、レール、枕木の交換が順次実施されておりまして、新年度からは、分岐器などの改良、ホームのかさ上げ工事が実施されるなど本格化する予定でございます。
 市役所の裏のJR城端線には、既に線路とか枕木、新しいものが置いてあると思いますし、JR氷見線では、一部ホームについても工事が始まったと聞いております。
 具体的な工事内容につきましては、レール交換は約27キロメートル、枕木交換は約1万1,000本、ホームのかさ上げは17駅で22ホームの改修、運行本数増加による分岐器などの改良となりまして、JR城端線・氷見線においては、過去に例を見ない大規模な工事となります。
 こういうような大規模な工事を、あいの風とやま鉄道に移管する令和10年度末までに完了する必要がありまして、できるだけの工事時間を確保する必要がございます。
 そのためJR氷見線では令和8年度、また、JR城端線では令和9年度から10年度までにおいて、約1時間程度の最終列車の繰上げを、また令和8年度から令和10年度までの3年間で、いわゆる昼間の運休を1日約6時間、最大5日程度を年4回程度実施される予定であると伺っております。
 当然ながら市民生活への影響を最小限にするため、あいの風とやま鉄道線や北陸新幹線との接続への調整、また、昼間の運休は、学校など周辺施設の行事と重ならないようにすること、また、実施ダイヤについての詳細は、できるだけ早く公表することなどの配慮を、JR西日本には、沿線各市、県も併せて要望しておりまして、JR西日本も、これらの点については可能な範囲で対応したいと言っております。
 また、通勤や通学で利用される市民などへの周知につきましても、JR西日本はもとよりですが、県、沿線市が連携を図りながら、様々な手段を通じまして、積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。
 次に、2点目の再構築事業の機運醸成についての御質問でございます。
 機運醸成につきましては、これまでもあらゆる機会を通じてPRなどに努めているところであります。ひときわ注目されます新型車両につきましては、現在、富山県美術館において車両デザインの実物大シート、それから35分の1スケールの模型の展示が行われております。
 その後、この模型は、沿線各市でも持ち回りで巡回展示されることになっておりまして、砺波市では、チューリップ四季彩館で開催いたします春を呼ぶチューリップ展に合わせて、2月10日からイベント終了の期間まで展示することとなっております。
 また、念願でありました交通系ICカード対応の改札機の導入につきましては、3月中頃の利用開始が予定されておりまして、これに合わせて記念式典を砺波駅で開催するということが決定しております。
 本市におきましては、広報となみの来年の3月号に掲載するほか、市ホームページやSNSでの発信をはじめ、チューリップフェアの各種PRイベントなどの機会を利用して、情報発信を図ってまいります。
 チューリップフェアのときに、砺波駅が大混雑するということがもうありませんよということも併せて広報したいということでございます。
 また、加えまして、県とJRにおきまして、沿線4市の小中学生に向けた講演ですとか、ICカードでの乗車体験などの機運醸成の事業が行われておりまして、本市での実施も計画したいと考えております。
 今後の利用拡大策につきましては、これまでも実施しておりますチューリップフェアなどの観光イベントとの連携ですとか、市内関係事業者などとのタイアップを引き続き行いますとともに、全国の先進事例も参考に、県やJR、それから沿線各市と一体となって、JR城端線・氷見線の利用促進に努めてまいります。
 ほかの例では、ICカードを使ったときに何かセールをするみたいなこともあったようですので、そういうことができるのかどうかも含めて、お願いしていきたいなと思っています。
 議員の皆さんにおかれましては、出張などの際のJR城端線の利用はもちろんでございますが、SNSのフォロワーをたくさんお持ちの議員の方もいらっしゃると聞いておりますので、ぜひ、それを使っていただいて、JR城端線・氷見線の利用促進に向けた機運醸成にも一役買っていただければと思っております。よろしくお願い申し上げます。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 次に、大項目4点目、中学校の再編について伺います。
 まず、本市では、庄西中学校、般若中学校、庄川中学校の3校を新設統合し、新たな中学校を令和15年4月1日の開校を目途に整備する方針が示されています。
 新校舎については、現在の庄西中学校周辺に建設する方向で検討が進められており、既に、地域や保護者の皆様を対象とした再編計画案の説明会は終了しております。
 また、11月中旬まで実施されたパブリックコメントも行われ、計画推進に向けた意見の集約が進んでいる段階と承知しております。
 そこで、まず1点目として、これまで開催された地域、保護者への説明会では、どのような意見や質問が寄せられたのか。また、それに対し、市としてどのように回答したのかを伺います。
 中学校再編は、子供たちの学習環境だけではなく、地域コミュニティーや学校との関係づくりにも大きな影響を与えます。
 説明会では、通学手段や安全確保、新校舎の教育環境、部活動の運営、さらには地域との協働の在り方など多岐にわたる関心が示されたと推察をしております。
 市としては、丁寧な説明を尽くされたと理解していますが、寄せられた主な意見とその回答内容を具体的にお示しいただきたいと思います。
 2点目は、今後のスケジュールについてです。
 開校予定を令和15年4月としている中、基本設計から実施設計、工事着手、完成、移行準備に至るまで多くの工程が必要となります。
 学校づくりにおいては、教職員体制や部活動の統合、通学方法の詳細決定、保護者、地域との連携調整など、校舎建設と並行して進めるべき事項も多々あります。
 したがって、現時点で市が見通している再編の具体的なスケジュール、年度ごとの主要な取組項目、並びに今後の説明や関係者との意見交換の在り方について、明確な方針を伺います。
 3点目として、統合後の般若中学校及び庄川中学校の今後について伺います。
 学校施設は、地域の核となる重要な公共資産であり、廃校後の活用方法については、地域の意向を尊重しながら、公共利用と民間活用の選択肢を含め、早期に方向性を示すことが求められると考えます。
 また、跡地利用を検討する際には、地域コミュニティーの維持、利活用の持続性、財政負担など多角的視点が必要です。
 市として現時点ではどのような方向性を想定しているのか、今後の進め方やスケジュールについて教育長にお尋ねいたします。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) まず、1点目の地域・保護者等の説明会での意見についての御質問にお答えいたします。
 砺波市立中学校再編計画案の説明につきましては、9月から、説明要望があった対象校区の地区自治振興会及び保護者を対象に実施するとともに、10月からパブリックコメントの募集を行い、幅広い御意見を伺ったところであります。
 その説明会における主な御意見としましては、新設中学校の具体的な位置や通学距離が遠くなる生徒に対するスクールバスの運行、及び公共交通機関のルートの見直しなどがありました。
 これに対しまして、新校舎の位置は今後策定する新設中学校整備基本計画で決定すること、スクールバスは運行予定ではあり、ルートや時間などについては、今後、新設中学校開校準備委員会で具体的な協議をしていくこと、公共交通機関のルートの見直しは関係機関と協議すると回答したところであります。
 また、新設中学校の開校までの間の事前交流の実施やPTAの再編時期などにつきましても、多くの御意見を伺ったところであります。
 事前交流につきましては、同学年間において、一緒に集っての交流やタブレット端末機を活用した遠隔での合同授業の実施など統合しやすい環境づくりを行うこと、また、PTAの再編時期につきましては、保護者の皆様の御意見を伺いながら、開校準備委員会などで話合いをお願いしたいと回答したところであります。
 なお、詳細な内容につきましては、今後、説明会の議事録なども市のホームページに掲載いたしますので、そちらも御覧いただいただければと考えております。
 次に、2点目の今後のスケジュールについての御質問にお答えいたします。
 基本設計及び実施設計と建築工事を別々に発注する分離発注方式で実施する場合では、令和9年度から用地交渉や造成部分の基本設計及び実施設計並びに建築部分の基本設計、令和10年度には建築部分の実施設計を行うと予定しております。
 また、令和11年度から開校準備委員会を設置し、教育目標の企画・立案、通学路の安全対策や遠距離通学者への通学支援などの協議を進め、令和12年度から建築、造成部分の工事を実施し、令和15年4月の開校を目指します。
 なお、現在作業を進めております砺波市中学校再編計画案の中では、PFIなど民間と連携した事業手法の検討も行うこととしており、その事業手法や資機材の高騰など様々な要因によってスケジュールが変更される場合もありますことを御理解願います。
 また、今後の説明会や意見交換の場の在り方につきましては、事業の進捗状況や関係地区民の意見も踏まえながら、適時適切に実施してまいりたいと考えております。
 次に、3点目の般若中学校、庄川中学校の今後についての御質問にお答えいたします。
 現在、作業を進めております砺波市立中学校再編計画案の中では、閉校する学校施設及び敷地の取扱いにつきましては、今後のまちづくりの観点からも非常に重要であると認識していることから、まずは、地元の自治振興会など地域の皆様の考えをお聞きして検討していくことになるものと考えております。
 本市といたしましては、できるだけ早期に方向性を示すことが必要であると考えており、文部科学省の廃校活用事例集なども参考に、公共利用と民間活用の選択肢なども含め、今後の進め方やスケジュールについて検討してまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 次に、市立砺波総合病院についてお伺いいたします。
 本市の基幹的医療機関である市立砺波総合病院は、これまで地域の中核病院として、市民の健康と命を守る重要な役割を担ってこられました。
 高度急性期から回復期まで幅広い医療機能を有し、周辺自治体の住民にとっても欠かせない存在であります。
 しかしながら、近年、全国的に医師や看護師等の医療人材不足が深刻化する中で、診療体制の維持や病棟運営の効率化、さらには経営健全化など、地方公立病院を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあります。
 昨今の人件費や物価の高騰により、令和6年度において、全国の自治体病院約9割が赤字決算という状況の中、本市においても、市立砺波総合病院は2年連続で赤字決算となり、経営の持続性が大きな課題として浮き彫りになっています。
 地域医療を守り抜くためには、現状を正確に把握し、将来を見据えた改革と支援の両輪で取り組むことが求められます。
 そこでまず、患者数の推移と医療需要の変化についてお尋ねいたします。
 近年、少子化、高齢化の進行に伴い、入院医療から在宅や介護施設での療養への医療需要の構造そのものが変化してきています。
 市立砺波総合病院においても、新型コロナウイルス感染症の流行期以来、外来患者数や入院患者数に変動が見られると聞いております。
 過去5年間の外来、入院患者数の推移はどのようになっているのか。また、診療科別に見た需要の変化、特に高齢者医療やリハビリ医療の需要増加など地域の医療ニーズにどのような変化が生じているのかについて伺います。
 あわせて、こうした需要変化に対して、病院としてどのように分析をし、対応を進めているのか、お聞かせください。
 次に、医療人材の確保について伺います。
 医師、看護師をはじめとする医療従事者の確保は、病院運営の根幹であり、診療体制の維持に直結する課題です。地方病院では、都市部への人材流出が続いており、特に専門診療科の医師不足が深刻化しています。
 市立砺波総合病院においても、働き方改革への取組はあるものの、医師の年齢構成や勤務環境の負担増などが経営課題に影響していると考えられます。
 これまで病院では、大学医局との連携強化や、富山県地域医療支援センターを通じた医師派遣、看護師養成機関との協働など人材確保に向けた取組を進めてこられましたが、その効果と課題をどのように分析しておられるのか。また今後、若手医師の定着や女性医療職員が働き続けられる環境整備、地域枠医師の活用などについてどのような方向性を持ち取り組まれるのか、伺います。
 次に、令和7年度の経営状況について伺います。
 病院事業会計においては、令和5年度、令和6年度と2年連続で赤字が生じ、経常収支の改善が喫緊の課題となっています。
 診療報酬改定の影響、医療材料費や光熱費の高騰、さらに人件費増など複合的な要因が経営を圧迫している状況にあります。
 令和7年度当初予算では、どの程度の収支見通しを立てておられたのか。また、例えば回復期リハビリ病棟の稼働率向上、地域包括ケア病棟の活用、検査、手術件数の増加等と収益確保に向けて重点的に取り組む分野はどこに置かれているのかについて、具体的にお聞かせください。
 この項目の最後に、経営改善に向けた取組について伺います。
 まず、令和7年10月に策定されたコスト適正化計画の進捗状況についてです。
 医薬品や診療材料の共同購入、在庫管理の最適化、業務委託の見直しなどコスト削減の取組を進めておられると承知しておりますが、これまでにどの程度の経費削減効果が得られたのか、今後どのような効果を見込まれるのか。また、どのような課題があるのか、お伺いします。
 次に、病棟再編の効果についてお伺いいたします。
 令和7年度から実施された病棟機能の見直しにより、入院患者のニーズに即した病床配置が進められたと聞いております。
 再編により、稼働率の向上や人員配置の適正化などどのような効果が現れているのか。また、今後の病床機能再編の方向性についてもお聞かせください。
 この項目の最後に、病院機能を維持していくための今後の取組について伺います。
 地域医療構想の中で、市立砺波総合病院が果たす役割は大きく、急性期医療の維持とともに在宅医療や介護との連携強化が求められています。
 このことは、経営面だけではなく、地域の医療ネットワーク全体を見据えた持続可能な医療提供体制の確立が要となります。
 今後、砺波医療圏の中で市立砺波総合病院がどのような機能を担い、他機関との連携をどのように深めていくのか、お聞かせ願います。
 以上、地域医療の最後のとりでである市立砺波総合病院が、持続的に市民の命を守る役割を果たし続けられるよう、現状を踏まえた具体的な対応と今後の展望について、病院長の答弁をいただきたいと思います。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 病院長 河合博志君。
 〔病院長 河合博志君 登壇〕
○病院長(河合博志君) まず、1点目の患者数の推移と医療需要の変化についての御質問にお答えいたします。
 過去5年間の患者数の推移につきましては、外来患者数は、令和2年度は約19万9,000人だったものが、令和6年度には約19万4,000人と減少傾向にありますが、開業医からの紹介患者数は増加傾向にあることから、機能分化が進んでいると考えられ、この傾向は今年度も続いております。
 また、入院患者数につきましては、令和2年度には約11万8,000人でしたが、令和3年度以降、約11万1,000人と横ばいの状況となっており、依然として新型コロナウイルス感染症の流行前の水準には至っておりませんが、今年度に入ってからは、新入院患者数が増加傾向にあります。
 次に、地域医療ニーズの変化につきましては、高齢化の進展に伴う慢性疾患の長期化や在宅医療の需要拡大が見込まれており、医療・介護の複合ニーズが増加するものと予測されます。
 また、国が示す新たな地域医療構想では、治す医療と治し支える医療を担う医療機関の役割分担を明確化し、地域完結型の医療・介護提供体制を構築することとしております。
 このような状況の中、当院は砺波医療圏の中核病院として、急性期の治療、入院、手術などの高度医療を提供し、必要な場合には開業医へ適切に患者を戻せる退院支援や在宅復帰の支援を行い、患者さんの継続的なケアが途切れないよう引き続き、地域医療連携の強化に努め、地域医療のニーズに対応してまいります。
 次に、2点目の医師、看護師等の医療人材の確保についての御質問につきましては、医師においては、大学医局との連携強化並びに自治医科大学を卒業した医師の派遣により、安定的に医師数を確保できているものと考えております。
 加えまして、研修医の採用につきましても、積極的に医学生の見学や実習を受け入れており、院内一丸となって研修体制を整備しております。
 このことにより、医師臨床研修マッチングでは、当院の採用枠6名全員のフルマッチを5年連続で達成しており、医師に選ばれる病院として評価されてきているものと考えております。
 また、看護師においては人材確保が難しい中、今年度の職員採用試験の申込み数が募集定員25人を上回る29人となるなど、看護師養成機関等との連携を進めてきたことなどの効果が現れているものと評価しております。
 今後につきましても若手医師の定着を図るため、教育プログラムの充実や指導医体制の強化を進め、研修・勤務の両面で魅力ある環境づくりを進めるとともに、併せて女性職員が働き続けられるよう、短時間勤務制度の活用促進や、院内保育所の機能向上など柔軟な働き方を可能とする働きやすい職場環境の整備に取り組み、人材確保と定着に努めてまいります。
 次に、3点目の令和7年度の経営状況についての御質問につきましては、令和5年度から2年連続で経常収支が赤字となり、今年度におきましても、依然厳しい経営状況が続いております。
 令和7年度の当初予算策定時における収支見通しにつきましては、診療報酬の改定や物価、人件費の上昇などの支出の増加を見込み、入院患者数と病床利用率の向上による収益改善及び医療器械や、建物整備時期の平準化など、経営改善に向けた取組を反映した収支の見通しを立てたところであります。
 また、収益確保につながる取組といたしましては、引き続き、集患対策を推進するとともに、病床数を削減したことによる病床利用率の改善や緩和ケア病棟の開設、手術件数の増加など重要業績評価指標(KPI)に対する取組強化により、診療単価の改善を図り、収益の向上に努めているところであります。
 このような取組により、令和7年度上半期の経営状況は、平均在院日数の短縮に伴い入院患者数は減少しているものの、新入院患者及び予定手術件数ともに増加し、診療単価が上昇していることから、医業収益は前年度に比べ増収している状況にあります。
 一方で、費用においては、給与費や材料費、委託料等の増加が大きく、経営が厳しい状況は変わらず、病院の取組には限界があるものの、引き続き、病院経営強化プランを着実に実行し、持続可能な医療提供体制の維持に努めてまいります。
 次に、4点目の経営改善に向けた取組についてのうち、コスト適正化計画の取組状況についての御質問につきましては、本年10月に策定した市立砺波総合病院コスト適正化計画は、令和9年度までの3か年を計画期間として38項目の取組内容を設定し、節減等による効果は概算で約1億8,000万円を見込むものであります。
 本計画の実施により、これまで主なものとして、光熱水費における電気料について、院内照明灯の間引きや冬期間を除きトイレの便座ヒーターの節電などに取り組んだ結果、昨年度と比較して、令和7年度上半期累計で約500万円のコスト削減となったところであります。
 また、材料費につきましては、物価高騰や人件費の上昇に伴い診療材料価格が高騰していることから、価格交渉や同種同効品の調査を専門とする業者に材料等の調達支援を委託し、仕入価格を削減することとしており、令和8年度の実施に向け業者選定の手続を進めているところであります。
 本計画の取組効果といたしましては、職員一人一人がコスト削減の共通意識を持ち、関係部署と協働、連携を図ることで経費削減に取り組むほか、単にコストの削減や無駄の排除だけでなく、業務効率の改善や働く環境の改善など職員自ら考える相乗効果も見込んでおります。
 また、取組効果をさらに高めるためには、まず高度急性期、急性期医療の提供体制と医療の質、安全の維持を前提として、効果の検証と取組の定着化を図りながら、引き続き、病院全体でコスト削減に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、病棟再編の効果についての御質問につきましては、県の地域医療構想で示された医療需要の変化等を踏まえ、本年4月に病棟機能の見直しを行い病床規模の適正化を進めたところであり、その効果は着実に現れているものと認識しております。
 まず、病床が集約されたことにより、病床稼働率は本年度上半期で70.8%と前年の62.5%から8.3ポイント改善いたしました。
 加えまして、人員配置の適正化により、急性期病院の看護師配置の要件を無理なく満たすことが可能になり、さらには、全ての一般病棟において、看護師の夜勤3人体制を取ることが可能となり、安全で安心な医療提供体制が整えられているものと評価しております。
 今後の病床機能再編につきましては、県の地域医療構想などを踏まえ適切に対処していくとともに、地域の医療ニーズを反映し、引き続き、地域に必要な医療を安定的に提供できるよう、持続可能な病院運営に取り組んでまいります。
 次に、病院機能を維持していくための取組についての御質問につきましては、当院は地域医療構想において、砺波医療圏の中核病院として位置づけられており、高度急性期、急性期医療を安定的に提供していくことが最大の役割と認識しております。
 その上で、地域全体で切れ目のない医療提供体制を構築するため、在宅医療や介護サービスとの連携強化がこれまで以上に重要となっており、今後は、地域の開業医や訪問看護ステーション等との情報共有の促進や退院支援機能の充実を図り、地域全体で患者を支える仕組みづくりを進めてまいります。
 また、砺波医療圏全体の医療提供体制が持続可能なものとなるよう病院間での機能分担を明確化し、急性期から回復期、在宅へと至る医療の流れを円滑にすることが重要であることから、引き続き、地域の医療機関や関係機関との連携を密にしながら、果たすべき役割を担ってまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 次に、介護保険制度について伺います。
 団塊の世代が全て後期高齢者となる令和7年を迎え、さらには少子高齢化など人口構造の大きな変化や、核家族化等により、独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が増加しています。
 こうした中、家族の介護負担を軽減し、介護を社会全体で支えることを目的に、平成12年に介護保険が創設され25年目を迎えました。この間、サービス利用者は年々増加を続け、これに伴い介護サービス事業所が増え、さらには創設当時にはなかった新たなサービスの導入等により、介護保険を利用しながら、安心して生活を送ることが可能となっています。
 本市の介護保険の運営については、砺波市、小矢部市、南砺市で構成する砺波地方介護保険組合が行っており、介護保険組合では、高齢者人口や介護認定者数、サービス量の見込み等を基に、介護保険料の算定や介護サービス整備量等を第9期砺波地方介護保険事業計画で策定し、介護サービスの見込み量を示しています。
 今後も、高齢者の増加に伴い、介護需要も増大すると見込まれる中、介護サービスを安心して受けることができるよう、計画的な介護保険のサービス運営が求められます。
 そこでまず、計画における介護認定者数や介護給付費等の実績と今後のサービス量の見込みについてお尋ねいたします。
 高齢化の進展に伴い、介護サービスの需要が高まっており、さらには、医療ニーズの高い高齢者や認知症高齢者など複合的な課題を抱える世帯の増加が見込まれる中で、介護サービス利用者の一番近くにいて、サポートするケアマネジャーには、多様な対応が求められ、その役割は重要となってきています。
 一方で、ケアマネジャーの資格取得に必要な介護支援専門員実務研修受講試験の受験者数が減少傾向にあること、さらにはケアマネジャー自身が高齢化しているとのことからも、ケアマネジャーの不足により、介護を必要とする人が適切なサービス提供を受けられなくなるのではないかと懸念されるようになってきています。
 介護を取り巻く環境は、少子化、高齢化の進行に伴い、今後ますます厳しさを増すことが予想されます。在宅介護を支える基盤整備は一定の成果を上げてきたものの、全国的には課題が顕在化してきているとお聞きしています。
 今後も住み慣れた地域で、できる限り自分らしく暮らし続けたいという願いを支えるためには、制度と現場の両面から対策を講じる必要があると考えます。
 そこで、在宅介護の要となる介護支援専門員の充足状況について、併せて今後の人材確保策に向けた取組をどのように進めていくのか、お聞かせください。
 市としては、地域ごとに介護サービス事業所の数を把握し、必要な整備を進めておられると思います。
 しかしながら、実際に、利用希望者が希望する時期に希望するサービスを受けているかという実質的な充足状況は、別の問題と考えます。
 例えば訪問介護では、ヘルパー不足によるサービス提供が難しいケースもあるとお聞きしています。また、通所介護では、介護人材の確保難により、休止や縮小を余儀なくされている事業所もあります。
 そこでお伺いいたします。本市において、介護サービスの実質的な充足状況をどのように把握しておられるのか、お聞かせ願います。
 高齢化の進展に伴い、介護保険料や財政負担が増加の一途であり、人材不足の観点からも財政的な広域化とともに、事務の簡素化や広域処理の検討が必要であると考えます。
 介護保険が将来にわたって持続可能な制度となるよう、介護保険運営のさらなる広域化を検討すべきではないかと考えます。
 近年、介護保険を含む社会保障分野では、制度運営の複雑化と職員負担の増大が問題となっています。特に、中小規模の自治体では、専門職の確保や事務の継続性に課題を抱えており、制度改正やシステム変更への対応にも多くの労力を要しています。
 一方で、介護や保険事務は、市民に最も身近なサービスであり、地域の実情に即したきめ細やかな対応や、顔の見える対応が不可欠でもあります。業務の効率化と住民サービスの質をどう両立させるか、今後の行政運営にとって大きな課題となっております。
 現在、県内の介護保険の保険者は9保険者であり、うち3保険者、砺波地方介護保険組合、中新川広域行政事務組合、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合が複数市町村で運営をしていますが、介護保険が将来にわたって持続可能な制度となるよう、例えば呉東と呉西で2か所であるとか県内で1つであるとか、さらなる広域連携による効率化や、県が市町村の仕事の一定部分を担う可能性について、本市としてどのように考えておられるのかをお聞かせください。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) まず、高齢者関係の実績と今後の見込みについての御質問にお答えいたします。
 高齢者保健福祉計画におけます介護認定者数につきましては、令和6年9月末の計画値2,554人に対しまして、実績は2,551人とほぼ計画どおりでありました。
 また、令和7年9月末は、計画値の2,571人に対しまして実績は2,590人と、計画比では19人の増、前年比では39人の増となったところであります。
 直近の10月末の介護認定者数は2,601人とさらに増加しておりまして、後期高齢者の人口増加に伴い、今後も増えることが見込まれます。
 次に、介護給付費につきましては、砺波地方介護保険組合によりますと、本市の令和6年度の介護給付費総額は、計画値であります43億7,000万円余りに対しまして、実績値は42億3,000万円余りとなり、計画に対する率では96.7%、前年比では2.5%の増となったところでございます。
 また、令和7年度では、計画値44億300万円余りに対しまして43億4,000万円余りと見込んでおりまして、計画に対する率では98.6%、前年比では2.6%増を見込んでいるところであります。
 次に、介護支援専門員、いわゆるケアマネジャーと介護サービスの充足状況についての御質問にお答えいたします。
 市内のケアマネジャーは、本年6月に実施いたしました調査によりますと、27名が登録されております。
 また、毎月、地域包括支援センターで調査しておりますサービス事業所空き情報では、現在、13事業所のうち4事業所では介護認定者のケアプラン作成が可能であることから、現時点では必要に応じたサービス提供ができているものの、先ほど紹介されたとおり、将来的には万全とは言えない厳しい状況にあるのではないかと考えております。
 このことから、ケアマネジャーの新規資格取得者の減少が課題となっておりまして、現在、国の社会保障審議会介護保険部会におきまして、資格取得要件の緩和ですとか更新制廃止などの議論がされておりますことから、今後のそういった動向を注視していきたいと思いますし、その情報提供なども関係先にしていきたいと考えております。
 さらには、厚生労働省でのケアプランデータ連携システムの活用を促進いたしまして事務軽減を図ることで、人材の不足が懸念される中でも効率的に運営できる体制を推進していきたいと考えております。
 次に、介護サービスの充足状況につきましては、特別養護老人ホーム等の施設サービスに待機者はあるものの、通所系及び訪問系サービスでは、多くの事業者で受入れが可能な状況でございます。
 特に、通所系サービスにつきましては、4月の市内全体の稼働率は63.5%と十分に空きがあるという状況であります。
 またさらには、小規模多機能型居宅介護ですとか有料老人ホームなど、新たなサービスの参入によりまして選択肢は増えておりまして、介護サービスは一定の充足はされていると考えております。
 質問の中では、実質的な充足度はどうかということでありますが、個別の案件がかなり特殊なものもありますので、なかなかそれについては分析がしにくいというところでありますが、かなりそういった面では余裕のあるところもあるということを御理解いただきたいと思います。
 砺波市といたしましては、今後も本人や家族の希望に沿ったサービスが受けられるよう、サービス事業所連絡会というものがございますが、そういったものを通じて支援をしてまいりたいと思っております。
 次に、介護保険制度のさらなる広域化についての御質問でございます。
 高齢化率などの高齢者を取り巻く実態や、地域課題も市町村により様々でありますことから、介護保険の利用にも差異が生じていまして、結果として介護給付費や介護保険料などに影響することから、議員御提案の、例えば、呉西圏域ですとか県をひとまとめにした広域での介護保険の運営というものは、現状ではちょっと難しいのではないかと思います。
 一方で、先ほど答弁でも申し上げましたとおり、介護支援専門員、ケアマネジャーをはじめとした専門職員の確保には、多くの市町村や介護保険組合が苦慮しているところでありまして、業務の効率化を進めることは当然大切であります。
 今般、厚生労働省では、保険者、市町村、介護事業所、医療機関が要介護認定ですとかケアプラン情報等を共有することができます介護情報基盤の整備を進めているということでありまして、先ほども言いましたが、この仕組みを有効に活用して、保険者であります砺波地方介護保険組合ですとか構成市が連携することで、事務の効率化を図り、職員の負担軽減や事業所の専門職員の確保につなげてまいりたいと考えております。
 こういったことも想定して、砺波地方の3市では、他に先駆けて砺波地方介護保険組合を組織して対応してきたところでありますし、課題は当然残りますが、この点も御理解いただきたいと思います。
 また一方で、広域化することによって、それぞれの市独自の高齢福祉施策、例えば地域支援事業とか自立支援事業、介護予防事業といったものとの連携がだんだん薄れるんじゃないかといった懸念もございます。
 まだうちは管理市町村なので、介護保険組合との連携はできていると思いますが、そういった中で、市民から見るとトータルの話でございますから、これは市だ、これは介護保険組合だと言われてしまっても困るわけで、両方のことにある程度精通した職員が必要でありますが、それがもし、呉西圏域だとか県全体になってしまうと、ますます、それぞれの高齢福祉施策との連携という課題が新たに生ずる可能性もあるということでありまして、どこがいわゆる適正規模かということを考えると、なかなか難しいところでありますけれども、今のこの3市の範囲というのは、ぎりぎりのところかなと思っておるところでございます。
 私からは以上でございます。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 次に、農業施策についてお伺いいたします。
 新政府による米価維持と備蓄米買入れ再開方針が本市農業に与える影響についてお伺いをするものです。
 新内閣では、食料安全保障の強化を目的に、米の安定供給体制を確保するために、政府による備蓄米の買入れを再開する方針が示されております。
 あわせて、米価の上昇を抑えるため、生産調整の見直しや主食用米の需給バランス安定化に向けた対応も検討されています。
 令和7年産米については、全国的に豊作傾向となる中で、相対取引価格が上昇基調にあり、生産者の経営を底上げしている状況にあります。
 本市におきましても、園芸作物や飼料米などへの転換が進む一方、依然として主食用米を中心に経営を行う農家が、多くを占めております。
 こうした中で、国の米価維持方針や備蓄米買入れの再開が本市農家の経営安定や次年度の作付計画にどのような影響を及ぼすと見込まれるのか。また市として、国の動向をどういった方法で把握し、農業者への情報提供や経営支援にいかなる方法で生かしていくのか、見解をお伺いいたします。
 次に、種もみ生産支援要望とその手応えについてお伺いいたします。
 本市では、国内有数の種もみ生産地として、長年にわたり良質な種もみの安定供給に努めてこられました。
 しかし、近年は高齢化や労働力不足に加え、資材費や燃料費の高騰により、生産コストの上昇と採算性の確保が大きな課題となっております。
 こうした状況を踏まえ、夏野市長は、JAとなみ野の組合長と共に、県に対し、「安定した米の供給には既存農家への支援と需要に応じた生産体制の構築が不可欠である」と、国に働きかけを求める要望をなさったと報道がありました。種もみ生産体制の維持や経費負担の軽減に向けた支援を要望してこられたものと承知しております。
 そこで、要望活動に対する県の反応並びに来年度予算への反映見通しについてどういった手応えを得ておられるのか、お聞かせください。
 以上、米価動向と種もみ生産の両面から、本市農業の持続可能性をどのように確保していくのか、市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) まず、1点目の政府の米価維持と備蓄米買入れ再開方針の影響についての御質問でございます。
 米価は需要と供給のバランスによって形成されるというものでありますけれども、令和6年産の米不足の影響を受け、令和7年産は集荷業者が買取り価格を大幅に引き上げたということから、新米が出回っている現在も高値となっている状況であります。
 また、御承知のとおり、昨年の米不足によって高騰いたしました米価を引き下げるため、当時、国では備蓄米の放出ですとか需要に応じた増産の方針が示されておりましたが、現在は一転して、従来からの需要に応じた生産にかじが切り替わり、米の減産につながるのではないかという市内生産者からも懸念の声が上がっております。
 こういった中、先週12月1日の県農業再生協議会で示されました令和8年産米の本市の米生産の目標となる米――水稲作付面積におきましては、本年産――令和7年産でございますが――を約160ヘクタール上回る2,855ヘクタールとされたところであります。
 他県では減産の方針を打ち出しているところもある中、本県においては、全国の需要動向並びに本県産米の需要動向を踏まえた上で、増産を設定されたものと考えておりますので、本市の生産者にとっても影響はない、影響が少なくなったと。全くなくなったわけじゃありませんが、減産ではないという方向になったことは、一定の評価をする必要があるかなと思っています。
 なお、もう一つの備蓄米買入れの再開の方針につきましては、令和7年産に限り、米不足の解消を図るため臨時的に主食用米に転換されたものでありますので、これらのものについてはやむを得ないものかなと考えております。
 また、国の動向につきましては、北陸農政局や富山県などの関係機関を通じて適時情報収集などに努めているところでありまして、その情報につきまして、市内21地区の水田農業推進協議会会長ですとか関係団体等へ速やかに提供を行いますとともに、例えばセミナーですとか情報交換の場において、有効な情報として活用しているところであります。
 砺波市としては引き続き、関係機関及び関係団体との連携を図りながら、農業者への情報提供や経営支援に努めてまいりたいと考えております。
 次に、種もみ生産支援要望の手応えについてでございますが、本市では、となみブランドにも認定しております優良な種もみにつきまして、本県において全国の受託生産量の約7割を生産し、その中でも本市では約6割を生産していると、言わば日本一の産地でございます。
 しかしながら、令和7年産におきましては、需要が大きくて全国からの注文に応えられないという状況でありまして、その背景には、生産調整面積の制限などが要因ではないかと思っております。
 そういった中、米増産方針が示されまして、種もみ需要が一気に加速したものの、本年の作付が終わった段階だったということから、ある意味、手の打ちようがなかったということでありまして、そういった現状があったということでございます。
 こういった背景がありましたので、令和8年産米についてはこんなことがないようにということで、生産調整の配分対象面積から種子作付面積の除外などを国や関係機関に働きかけていただくよう、県、それから県の農業再生協議会の事務局を担います県農業中央会のほうにも要望してきたところでございます。土田組合長と一緒に行ってまいりました。
 その結果ですが、12月1日に開催されました県の農業再生協議会では、これこそ一定の割合でありますが、種子供給確保枠、通常の主食用米とは別の枠で一定割合が認められた、新規に創設されたということで、要望の成果は一定程度あったのかなと思っております。
 関係者に聞きますとまだまだだということでありますが、少なくともそういった枠をぶち破ってつくったということは、大きな成果ではないかなと思っています。
 そういったことでありますので、これで安心することなく、令和9年度からの水田政策の見直しにつきましても、需要に応じた生産体制の構築となるように要望していく必要があると思っています。
 砺波市としては、本市の農業者が将来にわたって希望を持って、また、将来が見えて、安定した形で生産できるよう、引き続き関係機関と連携して、本市の農業の発展に努めていきたいと考えております。
 私からは以上でございます。
○議長(有若 隆君) 今藤久之君。
 〔16番 今藤久之君 登壇〕
○16番(今藤久之君) 大項目の8点目、観光施策についてお伺いいたします。
 本市ではこれまで自然や歴史、文化、花や緑など多様な観光資源を生かした地域振興に取り組んできました。
 近年は、国内外からの観光需要回復が進む中で、地域の魅力をいかに効果的に発信し、来訪者の満足度を高め、滞在、消費へとつなげていくかが重要な課題となってきています。
 観光は、単なる交流人口の拡大にとどまらず、地域経済の循環を促す大きな力であり、持続可能な地域づくりの観点からも、その施策の充実が求められます。
 観光地を訪れる多くの方々にとって、スマートフォンによる情報検索、地図アプリの利用、SNS投稿などは、今や旅の一部となっています。
 特に、本市の一大イベント、チューリップフェアでは、インバウンド、外国人観光客にとっては、オンラインでの翻訳機能やキャッシュレス決済の利用など、通信環境の有無が観光体験の満足度を大きく左右します。
 一方で、本市内の観光スポットや山間部の一部エリアでは、依然として通信が不安定、あるいは圏外となる地域があると伺っております。緊急時の安全確保の観点からも、観光地で通信が途絶することは望ましくありません。
 国においても、総務省がデジタル田園都市国家構想の中で、地方における通信インフラ整備を推進しており、携帯電話基地局の整備支援策も進められています。
 こうした国の補助制度や通信事業者との協働を活用しながら、市として観光スポットの電波環境を面的に改善していくことが重要と考えます。
 観光誘客の促進や安全対策、さらには地域のデジタル化の基盤づくりという観点からも、本市としてどのように現状を把握し、改善に向けた取組を進めていくお考えなのか、お聞かせください。
 次に、観光振興の財源として宿泊税を導入することについて伺います。
 観光関連事業の充実には一定の財源が必要です。近年、多くの自治体では、観光施設の整備、観光案内の多言語化、2次交通の確保、環境保全などを目的として宿泊税を導入する動きが広がっています。
 京都市や金沢市、福岡市、北海道などでは、税収を観光振興や受入れ環境整備に充てることで、地域のブランド力向上に寄与しています。県内においても、立山町では検討段階に入ったとお聞きしています。
 本市においても、観光客数が回復しつつある今こそ、観光施策の持続的な財源確保を検討する好機ではないでしょうか。
 宿泊税は、観光客がその地域の魅力を享受する対価として公平に負担するものであり、地域住民の税負担を増やすことなく、観光基盤を強化できる仕組みであります。
 もちろん、導入に当たっては、宿泊事業者や観光関連団体との丁寧な協議、税率設定の妥当性、使途の透明性確保などが不可欠です。しかし、将来を見据えた観光戦略を進めるためには、安定的な自主財源の確保が避けて通れません。
 観光は稼ぐ力を持つ産業であり、市民生活を支える地域経済の柱の一つです。電波環境などの受入れ基盤を整備し、安定した財源の下で戦略的な観光施策を展開していくことが、本市の魅力をさらに高め、持続可能な地域づくりにつながると考えます。
 以上2点について、市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 答弁を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) まず、1点目の観光スポットにおけます携帯電話の電波状況についての御質問にお答えいたします。
 観光地におけます通信環境の整備は、観光客の利便性の向上や誘客促進、また緊急時の安全対策はもとより、地域におけるデジタル化の基盤づくりや地域経済の活性化など様々な効果を生み出すことから、もう既に社会的インフラとして、必要不可欠なものであると十分認識しております。
 そういった中、昨年のチューリップフェアでは、多数の来場があった休日に通信障害が生じました。
 そこで、今年のフェアでは、新たに複数の基地局の新設や会場内でのWi―Fiアクセスポイントの増設によりまして、通信環境の改善を図り、ほとんど問題ないという状況でありました。
 これについては、携帯電話会社の御協力、それからケーブルテレビ等の協力も得まして、対応できたものと考えております。
 来年のフェアでは、さらに飲食や荷物預かりなどのサービス面において、さらなるキャッシュレス化を推進するなど通信量の増加が想定されますことから、現在、通信事業者と常設または移動基地局の増設について協議を進めておりまして、万全な通信環境の体制に努めてまいりたいと考えております。キャッシュレスが増えますと、当然通信が増えるわけでして、そういった面でも注意が必要だと思っております。
 また、一方で、頼成の森花しょうぶ祭りの会場につきましては、通信環境が十分でないという状況にございます。定住人口がないものですから、なかなか携帯会社もそこにアンテナを立ててくれないという状況でありまして、いずれにしても施設管理者は県でございますので、県のほうにもしっかりと、観光対策はもちろんでありますが、例えば熊が出るということもあります。AIカメラというのは通信環境がないと効かないわけでして、そういった意味も含めまして、ぜひ、県のほうでもしっかりと対応、要望をしてほしいとお願いしておりますので、引き続き、要望していきたいと思っております。
 このほか、市内のそれぞれの観光スポットでは、ほぼ計画的な整備を進めてきておりますので、現時点では、大体観光スポットと言われるところではWi―Fi環境は整っていると思っております。
 いずれにしても、今後、定期的な電波・通信状況の調査をするとともに、観光客のアンケートなども参考にしながら、課題、またニーズなども把握しながら、もちろん費用対効果もありますので、そんなことも含めまして、観光客にとっても、また先ほど言いました安全対策にとっても、必要なものについては整備や改善を、自らできるものはありますが、要望していきたいと考えております。
 次に、宿泊税の関係でございます。
 今後、人口減少がますます加速していくという中で、観光施策を継続的に推進していくためには、安定した財源の確保が必要ということでありまして、他の自治体では宿泊税の導入はそのために有効な手段と考えられて、導入や導入検討を始められたと聞いております。
 砺波市の場合は、既に法定目的税であります入湯税というものを課税しております。これは温泉でないとかからないわけですけれども、そういったところで目的税として観光といったものに使うということになっています。
 宿泊税をもし入れるとすれば、そういったこととかなり似てくるわけでして、宿泊税というのは法定外目的税なので、法定外目的税を入れるためには、それなりの理由が必要なわけですよね。
 例えば、先ほど例に出されました京都ですとかいったところは、まさにそういった意味では説明もしやすいですし、また、大方の人の納得も得られるのではないかなと思いますが、では、砺波はどうかというと、宿泊者がほかと比べ、そんなめちゃくちゃたくさんいて、観光公害になっているかと、オーバーツーリズムかと言われると、そういった面では、今の段階ではそっちをよくするという必要性はあまりないと。
 いずれにしても、そんなことも考えますと、今、直ちに宿泊税を考えるという段階ではないのではないか。それから、前例を見ましても、やっぱり多分、特別徴収義務者になります観光業者さんは、基本的にはまず嫌がられるわけでして。そういった方々にとって、やっぱり見かけの料金が高くなってしまいますし、そんなことも含めると、今の段階ですぐという考え方は、私としては持っておりませんが、今後、観光団体の皆さんがどうお考えになられるのか、向こうからそんな話が出たことがありませんので、今後そういう話があれば、当然、必要な研究もしていきたいと思いますし、皆さんの意見を聞いて、検討していきたいと考えております。
 私からは以上でございます。
○議長(有若 隆君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時38分 休憩

 午後 1時00分 再開

     市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
○議長(有若 隆君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を続けます。
 通告により発言を許します。
 4番 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 有若議長から質問の許可をいただきましたので、質問通告書に基づき、一問一答方式により、市政一般に対する質問と幾つかの提言をさせていただきます。
 まず、通告しました大項目1、砺波市のにぎわいづくりと次期総合計画について質問いたします。
 砺波市においても人口減少が現実化しており、自治体間においてはまちの魅力づくりによる関係人口の確保競争は激化するなど、本市を取り巻く環境は大きく変動しております。
 本市が将来にわたり活力ある地域社会を維持していくため、固有の地域資源を最大限に生かし、市内全域での持続的なにぎわいづくりが不可欠と考えます。
 富山県が9月5日に公表した令和6年富山県観光客入込数等によりますと、イベント、祭りにおける入り込み数では、チューリップフェアが30万3,000人で県内第1位となる一方で、本来の本市の観光地、観光施設の入り込み客数は、ランキング上位の10施設にも入っていない状況でございます。
 これは、本市の観光資源が、潜在的な力を十分に発揮しきれてない現状を示すものであり、一方、同時に市内全域におけるにぎわいづくりには、大きな伸び代があることを示唆していると思っております。
 また、令和7年度から令和8年度にかけて、次期総合計画策定に向けた集中期間であり、この期間における将来像の明確化、市民参画の手法、地域ごとの役割や構造の整理は、計画の質を左右する極めて重要なところでございます。とりわけ、にぎわいづくりは次期総合計画にも盛り込むべき重要なテーマの一つであると考えております。
 以上のような認識の下、本市のにぎわいづくりの方向性と次期総合計画策定に向けた基本姿勢を確認するため、以下6点について、順次、伺っていきたいと思っております。
 最初に、小項目1点目として、庄川地域、南の玄関口のにぎわいづくりについて質問いたします。
 庄川地域は、総合計画においては「庄川と散居が織りなすまち」の象徴として、観光振興戦略プランにおいては市内の中核観光エリアとして、都市計画のマスタープランにおいては滞在型観光拠点ゾーンとして、本市の主要計画のいずれにも明確に位置づけられている地域でございます。
 私も先日、庄川ゆずまつりに伺いましたが、会場の対岸の紅葉があまりにもきれいで、思わず午前中の市長からの言葉に先んじて、SNSで発信したところでございます。
 砺波嵐山とも称されるのも納得したところでございますが、この砺波の嵐山を、もう少しPRしてもいいかと思った次第でございます。
 ほかにも遊覧船、庄川温泉郷、そして再整備の進む庄川水記念公園など本市を代表する観光資源が集積しており、ハード整備と併せてソフト事業の強化が極めて重要と考えております。
 最近では、県の持続可能な魅力ある田園地域創出事業を活用した「SHOGAWA HANDS~水と木のクラフト展~庄川水まつりin autumn」など、地域主体のイベントも動き出しているところでございますが、例えば冬の花火による冬季の魅力創出や遊覧船との動線連携、潜在的魅力の発掘など、さらなるソフト施策の余地は大いに残されていると考えております。
 ついては、本市の主要計画に明確に位置づけられている庄川地域の今後のにぎわいづくりについて、特にソフト施策の強化に関する方向性を、高畑商工農林部長に伺います。
○議長(有若 隆君) 高畑商工農林部長。
 〔商工農林部長 高畑元昭君 登壇〕
○商工農林部長(高畑元昭君) 本市では、これまでにも庄川地域の魅力ある観光資源と組み合わせた周遊型観光メニューの造成や、となみブランドである庄川ゆず、庄川おんせん野菜を活用した食の魅力発信など、地域が主体になって取り組むにぎわいづくりに対して、積極的に支援を行ってきたところであります。
 また、庄川水記念公園につきましては、現在再整備を進めておりますが、その整備に合わせて、庄川水記念公園再整備アドバイザー業務を市から庄川峡観光協同組合へ委託し、今後の水記念公園の利活用を見据えた効果的な取組について、ハード、ソフト両面から検討を進めております。
 現時点では具体な方針までは決定しておりませんが、例えば外部専門家、地域力創造アドバイザーの招聘など、ソフト事業の強化策も検討しているところであります。
 本市といたしましては、庄川峡観光協同組合から年度末、おおむね2月を予定しておりますが、最終的な調査結果や提案内容の報告を受けることとしており、関係部局と連携しながら、再整備計画への反映や個別具体のソフト事業の実施支援など、今後の庄川地域のにぎわい創出につなげてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 続きまして、小項目2点目の北部地域、北の玄関口のにぎわいづくりについて、質問いたします。
 小項目1点目でお伺いした南の玄関口、庄川地域とは対照的に、北の玄関口と言える北部地域につきましては、総合計画、観光振興戦略プラン、そして都市計画マスタープランのいずれにおいても、地域として位置づけが相対的に薄い状況でございます。
 しかしながら、例えば一番北側に位置する高波地区では、市の支援もあり、旧高波幼稚園を活用した「いこいの家たかなみ」が活動しております。
 このいこいの家のコンセプトは、子育て交流、福祉交流、高齢者交流などであり、その実現の一つとして、住民交流のためのカフェがオープンするなど、地域主体による地域のにぎわいづくりがようやく緒に就いたところでございます。
 こうした動きを地域全体のにぎわいづくりにつなげるために、地域の創意工夫を支える伴走支援や財政支援、アドバイザーや専門家派遣など、次の一手となる具体的な支援策が望まれているところでございます。
 自治振興会を対象とする“となみ地域力”推進交付金支給事業は、広範な適用趣旨から効果を上げていると聞いております。
 加えて、北部地域におけるさらなるにぎわいづくりを行う団体組織を支援するため、本市としてどのような具体的方策が考えられるのか、坪田企画総務部長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 本市では、庄川地域や北部地域に限らず、市内の各地域においてのにぎわい創出は、どの地域であっても必要なものと考えております。
 議員からは、支援の具体的方策についてお尋ねでありますが、地域づくりにはその地域の皆さんが、意欲や想いを持って、どのような地域づくりを目指すのかという共通認識を持つことが大切で、その上で助成制度などの活用について、方策を検討されるものであると考えております。
 そういったプロセスを経ないことには、市が伴走型の支援を行っても成果は上がりにくいものと考えており、市内でも地域づくりに積極的に取り組んでいるところにおかれましては、そのように進められておりますので、参考にされてはいかがかと思います。
 以上でございます。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 次に、小項目3点目の21地区の均衡ある発展について質問いたします。
 これまで南北の地域のにぎわいづくりについて議論を進めてきましたが、今ほども言われましたとおり、本市全体を見渡した場合、砺波市が将来にわたって持続発展していくためには、市街地、散居村、丘陵地が広がる21地区が、それぞれの特色を生かしながら、南北東西、さらには平野部と中山間部の双方の視点を踏まえた一体的な地域構造として、均衡ある発展を図っていくことが極めて重要であると考えております。
 このような中で、人口減少や地域機能の担い手不足が進む中、地域ごとの課題や役割が複雑化しており、単純に均衡といっても地域間の特性の違いを踏まえた整備が求められているところでございます。
 例えば中山間地域である栴檀野地区では、県の制度を活用した、せんだんの未来会議が開催され、住民主体の議論が実際のまちづくりにつながる好事例となっております。
 この制度は中山間地域に限定され、市内21地区の多くを占める平野部では同様の仕組みが活用できないという課題がございます。
 当然ながら、将来像を住民と行政が共有する地域の話合いの場の必要性は、平野部、中山間部を問わず存在しております。
 そこで伺います。21地区がそれぞれの特色を生かしながら均衡ある発展を目指す上で、その実現に向け、せんだんの未来会議のような住民主体の議論の場をつくりたいという要望があった場合に、どのような具体的なメニューで支援していけるのか、企画総務部長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 現在、栴檀野地区で開催されているような県の中山間地域支援制度、「話し合い促進事業」を活用した住民主体の議論の場を設けられたい場合には、特定の地域にかかわらず活用できる一般財団法人地域活性化センターの地方創生アドバイザー事業など複数の支援メニューがございますので、毎年、各自治振興会に対しまして、情報の提供をしているところでございます。
 また、さきの答弁の繰り返しとなりますが、地域づくりは地域の皆さんの意欲や想いが大切であり、幸いにも本市と自治振興会等の間には、日頃から容易に意見交換や情報交換などができる関係が構築されておりますので、まずは私どものほうに御相談いただければ、共に最善の対応を検討できるものと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 続きまして、小項目4点目の人口ビジョンの見直し、人口動態の分析について伺います。
 地域の均衡ある発展を実現していくためには、その前提となる人口動態の現状と将来の姿を正確に把握することが何より重要でございます。
 我が国の人口減少が加速する中で、本市でも出生数の減少、進学就職に伴う若年層の流出、特に若年女性の市外流出が顕著となっているのではないかと考えております。
 加えて、長寿命化によりまして、地区別の年齢別人口ピラミッドにおいては逆三角形型のような状況のところもあります。地域コミュニティーや産業基盤に深刻な影響が生じております。
 次期総合計画を策定する上では、こうした人口動態を精密に把握し、前提となる現行の人口ビジョンを抜本的に見直す必要があると考えます。
 そこで、若年女性の流出を中心とした人口動態の実情をどのように分析し、その結果をどのように政策へ反映していくのか。また、人口ビジョンの見直しをどう考えているのか、基本的な方針について企画総務部長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 議員お尋ねの人口動態の実情と政策への反映につきましては、出生、死亡、婚姻、離婚、転入、転出などの変動要因による人口動態を分析した上で、今年度実施予定の市民アンケート、大学生や高校生などの若年層の意見も参考にしながら、第3次総合計画の各種施策につなげてまいりたいと考えております。
 また、人口ビジョンにつきましては、本市の人口や年齢構成、社会動向、社人研の推計などに基づく現状の把握、自然増減や社会増減を分析し、県の将来人口の見通しなどを参考にしながら、見通しを行いたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 次に、小項目5点目の職員提案制度におけるリボーン推進枠についてお伺いいたします。
 令和8年度は第2次砺波市総合計画の最終年度であり、次期総合計画への橋渡しとなる重要な年度でございます。
 市では、新たな施策創出を促すために、リボーン推進枠を予算要求枠として設け、従来の枠にとらわれない発想を取り入れようとされていることを高く評価しているところでございます。
 一方で、現行の予算要求の仕組みでは、担当部署が所管する事業しか要求できないことから、どうしても所属課をまたぐ横断的な政策提案は行いにくい面があると感じております。
 職員提案制度においても同様に、提案の多くが所属課内の業務改善にとどまり、若手職員を含め、市全体を俯瞰したアイデアが生まれにくい状況にあるのではないかと考えております。
 これからの砺波市を支える20代、30代の若手職員の柔軟な発想を、にぎわいづくりをはじめ、子育て支援や人口減少対策、産業の活性化や福祉医療の向上など幅広い政策分野で生かしていくためには、担当業務の枠を超えて提案できる仕組みが、総合計画策定の時期と併せて必要ではないかと考えます。
 そこで、次期総合計画の策定に向けて、職員提案制度にもリボーン推進枠を設けて、所属部署に限定されない横断的な政策提案が行える期間や仕組みを設けることが必要ではないかと考えますが、このことについて企画総務部長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) 本市では、行政サービスの最適化を目指して行政改革の取組を進めておりまして、その一つに、職員から市の施策や事務・事業の点検、従来の考え方や仕事の進め方の見直しなどについて、提案を募集する職員提案制度を実施しております。
 この制度は、今ほど議員からも御提言いただきました、所属部署に限定されない横断的に政策提案が行われる制度として運営しておりまして、提案の募集の期間を限定することもなく、いつでも提案できる制度として運用をしておるところでございます。
 また、「提案の多くが所属課の業務改善にとどまり、市全体を俯瞰したアイデアが生まれにくい」との御指摘でございますが、本市は御指摘には合わないものでありまして、具体的には、今年度寄せられました30件の提案のうち、8割に当たります24件が、所属課に限らず横断的に提案されたものでありまして、全庁的に考える習慣が職員の身についているものと考えております。
 私からは以上でございます。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 大項目1のまとめとして小項目6点目、次期総合計画の策定準備について質問いたします。
 本市は令和7年度当初予算で次期総合計画策定支援等業務費として400万円を計上し、外部委託をされています。
 この業務には、現状分析や将来推計、市民アンケートなど計画策定の基礎となる作業が包括的に含まれております。
 先ほど申し上げましたとおり、令和7年度から令和8年度は次期総合計画策定に向けた集中期間でございます。
 したがって、市民参画の在り方、地区別の意見聴取の手法などは、極めて重要な要素と言えます。
 そこで、令和7年度に予定している市民アンケートについて、どのような方針を考えておられ、調査項目や方法など現時点の進行状況を伺います。
 また、次期総合計画の策定に向けて、今年度はどこまで進め、令和8年度にはどのように対応していかれるのか、島田副市長に伺います。
○議長(有若 隆君) 副市長 島田繁則君。
 〔副市長 島田繁則君 登壇〕
○副市長(島田繁則君) 第3次総合計画策定に向けて、市民に対する市民ニーズを把握するため、市民アンケートを今月下旬から来月1月にかけて実施する予定としております。
 アンケートにつきましては、前回との比較をしやすいように、同様の調査項目を基本とし、本市に対する満足度やよい点や課題、また、現行基本計画の主要施策に対する満足度、重要度、さらには重視すべき施策などを調査項目といたします。
 調査対象者は、市民から1,300人を無作為抽出してアンケートを郵送し、回答は郵送またはネットで行っていただくこととしており、今回は新たに、抽出者以外の方にも、市広報や市ホームページ等からネット回答ができるようになります。
 現時点の進行状況といたしましては、アンケート内容の精査及び発送準備を行っているところであります。
 年度内には、市民アンケート結果を取りまとめるとともに、第2次総合計画の進捗管理をしながら、第3次総合計画の基本構想の体系等を固め、次年度前半には基本構想を、次年度中には基本計画の策定を目指しているものであります。
 また、策定に当たりましては、市民アンケートを踏まえまして、企業や様々な団体の会合の機会などを捉え意見交換を行うなど、多くの皆さんからの御意見もお伺いしながら進めてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) それでは、続きまして、2つ目の大項目として、新児童施設、こども子育て交流館の設置と、利用児童生徒への配慮について質問いたします。
 6月に本市が実施した保護者、児童生徒へのアンケート結果を見ますと、来年の1月7日からイオンモールとなみ内に開設される新児童施設、こども子育て交流館、愛称「こどもおーる」に対して、市民の期待は大きい一方で、安全性や利便性、また子供たちが安心して過ごせる環境づくりに関する多くの意見、懸念が寄せられていることが分かります。
 新施設は、放課後の児童の居場所づくりとして大きな役割を担うものであり、その運営方針や安全対策、職員体制、さらに学校との連携方法について、事前に十分な検討と準備が不可欠でございます。
 とりわけ、校区の地域によって利用しやすさに大きな差異が生じると思えることや、施設集約に伴う既存利用者への対応など、本市として解決すべき課題が多岐にわたっております。
 このような背景を踏まえまして、以下、4点についてお伺いいたします。
 最初に、小項目1点目として、アンケートの意見に対応した具体策について質問いたします。
 6月に実施された保護者や児童生徒へのアンケートでは、「安心して遊べる屋内環境であってほしい」、「防犯面、交通安全面が心配だ、専用トイレはあるか、駐輪場はあるか」、「運動スペースと読書、学習スペースはしっかりエリアを分けてほしい、読書や学習は静かな空間で落ち着いて取り組ませたい」といった意見が寄せられたと聞いております。
 そこで、市としてこれらの意見をどのように認識されているのか、そして、どのような安全対策を設計運営へ反映したのか。また、今後検討している追加の安全策等について、安地教育委員会事務局長の見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 新しい施設の運営や設備について、御意見や御希望を把握し、必要なことを取り入れていくため、6月にアンケートを実施したところです。安全対策でいただいた御意見により、反映した実例を幾つか御紹介いたします。
 まず、居室につきましては、乳幼児が安心して遊べるスペースの確保や、運動と読書スペースをしっかりエリア分けするため、壁などの仕切りを整備いたしました。
 次に、児童生徒の防犯面、交通安全面につきましては、子供が新児童施設に入退館したことを保護者に写真つきのメールで通知するシステム等を活用し、子供の居場所を保護者が把握できるよう防犯対策を施しており、また、駐輪場につきましても、安全面を考慮して、映画館側の入り口付近に整備いたします。
 また、トイレにつきましては、イオン内の共用トイレを利用することとしており、子供たちは専用のスリッパを利用することで、児童施設を利用している子供であることが周りからも分かるようにしており、他の店舗も含め、見守りに協力いただけるものと考えております。
 今後の追加の安全対策につきましては、駐車場における児童の通り道の標識など、必要に応じてイオン側と協議し対策してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 次に、小項目2点目として、子育て支援センター移転に伴う職員体制等について質問いたします。
 新児童施設の開設に伴いまして、北部子育て支援センターと出町子育て支援センターが同施設へ移転集約されます。
 これによりまして、これまでの利用者に加えて出町、北部以外の地域からも新規利用が増えること、また、土日の利用が増えて混雑することが予想されます。
 その結果、現行の職員体制では、相談対応や支援が十分に行えなくなるのではないかという懸念が想定されます。
 まとめますと、2拠点分の利用者が1か所に集中すること、新規利用者の増加が見込まれること、このため、育児相談等の増加に伴うスタッフの負担増が見込まれることが想定されます。
 そこで、増加が見込まれる利用者に対して現行体制では対応可能と考えているのか、困難が見込まれた場合は、職員増員、支援体制強化などどのような改善策を検討しているのか、教育委員会事務局長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 現在、市内の子育て支援センターは、各認定こども園にそれぞれ併設しており、利用者については、設置地域に限定されているものではなく、地域外からも多く利用されており、新施設は土日も利用できることから、利用者の増加が考えられます。
 現行体制で対応が可能かとの御質問ですが、児童館及び子育て支援センター職員間で連携していくことから、現行の職員体制でも十分可能であると考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 次に、小項目3点目の児童館利用における学校との責任分担について質問いたします。
 現在お聞きしているところでは、児童は一度自宅へ帰宅してからでないと児童館へ向かえない運用になると伺っております。
 しかし、日中は保護者不在の家庭が多い、また、学校から自宅と児童館が逆方向の場合など、むしろ自宅へ帰ることで時間のロス、その間の移動リスクが高まる場合が想定されます。
 このような事例に対しまして、学校から児童館への引継ぎ体制、児童館での受入れ確認体制、外部の見守り体制などが整備できれば、直接児童館に向かうことも可能になると考えます。
 そこで、下校後、児童が直接児童館へ向かえる仕組みを学校と連携して整える考えはないのか、教育委員会事務局長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 新児童施設につきましては、託児所でも放課後児童クラブでもなく、子供の遊び場や子育て世代の交流の場となる施設であります。
 議員の御提案につきましては、近距離の学校である出町小学校や砺波北部小学校とこれまで検討を重ねてきましたが、現在の児童センター児童館の利用方法と同様に、一旦自宅へ帰宅した後、家族に同意を得て、交通ルールを守りながら来館することといたしました。
 したがいまして、子供たちに対して、一旦帰宅した後で来館するよう、学校を通じて周知してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 仁木良市君。
 〔4番 仁木良市君 登壇〕
○4番(仁木良市君) 最後に、大項目2のまとめとして小項目4点目、長距離を移動する児童のための配慮について質問いたします。
 児童館の利用については、小学生が自力で通う施設であるため、今ほど答弁がありましたとおり、一旦家に帰らないといけないということになると、居住地域による通いやすさの格差が生じやすい問題が予想されるところでございます。
 具体的には、出町小学校と砺波北部小学校の所在する直線区間の児童は利用しやすい反面、高波地区、出町南部地区などの遠方地域の児童は、現実的に徒歩利用が困難と考えられます。
 このままでは通える児童と通えない児童の二極化が生じ、放課後の居場所づくりとして公平性を欠くものとなりかねません。想定される地域差による事実上の利用格差を、市としてどのように認識して、例えば市バスとの連携、増便、時間調整など、児童の公平性の確保のためにどのような対策を検討されているのか、最後に教育委員会事務局長に見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 新児童施設につきましては、これまでの公共施設と同様、施設利用者に対して公平に利用いただくように努めてまいりますが、移動手段等につきましては、多くの公共機関と同様に特別な配慮は必要ないものと考えております。
 つきましては、市営バスの増便や時間調整などは行わず、これまでの出町児童センターや庄川児童館と同様に、自力で通うことが可能な児童をはじめ、家の方の送り迎えが可能な児童に、放課後の居場所として活用していただきたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 7番 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 議長の許可をいただきましたので、通告に基づき、質問と提案を行います。
 大項目の1、人生100年時代にふさわしい健康寿命の延伸に向けてお伺いします。
 人生100年時代が現実となりつつある中、本市においても高齢化は着実に進行しています。
 本市の資料によれば、本年10月末時点で65歳以上の人口は1万4,200人、人口全体の30.6%を占め、そのうち100歳以上の方は、女性51人と男性2人を合わせ、53人に達しています。
 100歳以上の高齢者を、英語でセンテナリアン、日本語では百寿者と呼びます。単に長寿であるだけでなく、生活習慣、健康状態、地域との関わりなどに特色が見られることから、健康寿命を考える上で重要な指標とされています。
 本市におけるセンテナリアンの増加は、長寿社会の進展を象徴すると同時に、超高齢化を見据えた支援体制に向け、さらなる強化の必要性を示すものだと考えます。
 令和6年度から令和8年度を計画期間とする高齢者保健福祉計画では、「いきいき、安心、支えあい、共に暮らせる共生社会の実現」を基本理念に掲げ、令和7年度には高齢化率が31.6%に達するとの予測の基、人生100年時代を見据えた地域づくりを推進する姿勢が示されています。
 市民一人一人が、年齢を重ねても自立し、自分らしい人生を送ることができる持続可能な健康寿命のまち砺波の実現は、喫緊の課題であるとも考えます。
 センテナリアンという言葉を初めて聞いたとき、何となく近未来的なイメージを持ちました。しかし、実際には1世紀以上を生き抜いてこられた方を指し、この方々の生活背景や長寿の要因について、本市としてどのように分析しているのか、これまでの日常生活の状況、家族や地域との関わり、食生活や運動習慣、医療、介護サービスの利用状況などから得られる知見を、今後の健康寿命の延伸施策に生かしていくことが重要であると考えます。
 そこで、センテナリアンを知り、健康寿命延伸への示唆について、横山福祉市民部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 100歳以上の方は市内に53名おられ、その方々の日常生活状況や家族、地域との関わり、食生活や運動習慣等については、直接的には把握しておりませんが、介護認定の状況につきましては、介護の認定なしの方が14人、介護認定ありの方は39人となっております。
 100歳の長寿のお祝いで御自宅に伺った際に、健康で長寿である秘訣をお聞きしますと、体を動かすこと、好き嫌いせずに食べること、自分でできることは自分ですることなどの回答が多いように思われ、健康寿命の延伸につながる参考となるものと考えております。
 本市では、第3次砺波市健康プラン21において、健康寿命の延伸に関与する要因といたしまして、死亡率の低下と日常生活で介護が必要になる状態を遅らせることを挙げております。
 いずれも若い世代からの生活習慣が大きく影響することから、市民の健康状況を踏まえた目標設定を行い、発症予防対策、早期発見・早期治療対策に加えまして、生活習慣病に罹患しても必要な療養をしながら心豊かに生活していけるよう、各種の対策を行っております。
 中でも、食生活に関しましては、となベジプロジェクトにおいて、負担なく生活習慣の改善につながることをPRしております。
 これらの取組が100歳まで健康で長生きする健康寿命の延伸につながるものと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 次に、100歳時代に対応した介護・医療体制の強化についてお伺いします。
 超高齢化が進み、高齢者が増加する中で、医療・介護のニーズは多様化、高度化しており、現状の体制を維持するだけでは対応が困難になると考えられます。独り暮らし高齢者、高齢者のみ世帯が増加傾向にあることも否めない状況です。
 高齢者一人一人が自立した生活を可能な限り長く維持できるよう、介護と医療体制をどのように維持し、連携を強化していくのか、横山福祉市民部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 現在の地域包括ケアシステムは、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく生活を続けられるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援を一体的に提供できる体制を目指すものであり、中でも介護と医療の連携は、生活の質を維持させていく上で重要な要素であります。
 介護保険制度では、ケアマネジャーは利用者が退院し、在宅へ移行する場合には、病院から必要な情報を受け取ることで入院時情報連携加算を、また、在宅から医療入院が必要になった場合には、介護サービスの利用状況などを病院に提供することで、退院・退所加算を取得することができます。
 一方、病院側にも、診療報酬としての同様な入退院支援加算があり、医療と介護が連携し、それぞれの分野において加算を取得することで、持続可能で切れ目のないサービス提供につながっております。
 また、市立砺波総合病院の患者総合支援センターである「おあしす」では、ソーシャルワーカーなどの専門職員を配置し、患者の皆さんが安心して入院生活を送り、退院後も地域で療養生活が送れるよう関係機関との調整を行っているところでございます。
 加えまして、家族関係の希薄化などにより身寄りが少ないケースでも、施設入所や入院時に困ることがないよう、後見制度の活用などを勧め、支援に努めているところです。
 来年2月には、医療、保健、福祉、介護に携わります方々を対象に、在宅医療・介護連携推進事業研修会を開催する予定であり、今後も、医療と介護の連携の重要性を広めることで、高齢者の皆さんが安心して過ごせるように支援してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 次に、独り暮らし高齢者、高齢者のみ世帯の増加と支える人の不足に備えた包括ケアの充実についてお伺いします。
 独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が増える中、それを支える人材の不足が、本市においても懸念されています。
 現状では、地域の民生委員・児童委員や自治会の方々頼みの部分もあり、この体制が今後も持続するためには、負担の軽減が必要だと考えます。また、生活支援や見守りを支える介護職員の確保や定着も重要な課題です。
 職員の育成や働き続けられる環境づくりが十分でなければ、包括ケア体制そのものの継続性に影響を及ぼすおそれがあります。
 独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯に対する生活支援、見守り体制を、今後どのように維持していくのか、地域の支え合いという本市の大きな強みを大切にしつつも、民生委員・児童委員や自治会に過度に依存することなく、介護職員も含めた生活支援や見守りを中心とした体制の質を低下させることなく、どのように充実させ継続していくのかを横山福祉市民部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 民生委員・児童委員の方々につきましては、本年は一斉改選の年であり、各地区自治振興会から推薦をいただきました111名の皆さんに、過日、委嘱状を交付したところであります。
 本市では、独り暮らし高齢者、高齢者のみ世帯の生活支援策といたしまして、ケアネット事業、緊急通報体制整備事業、みまもり配食事業の3つの事業を柱といたしまして、民生委員・児童委員の皆さんをはじめ、地域の方々に御協力をいただいております。
 一方で、民生委員・児童委員の成り手不足や、独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯の増加が進む中、地域への負担も重くなっていると感じてきております。
 今後の見守り体制の考え方といたしましては、ケアネット事業でのごみ出しなどでは負担のない範囲で協力をしていただき、緊急通報体制整備事業については、利用者の多くは親族が遠方に住んでいることから、今後も地域の方々の御協力をお願いしたいと考えております。
 次に、みまもり配食事業につきましては、民間事業者による配食サービスの参入もあり、市社会福祉協議会からの御意見も聞いた上で、第10期の砺波市高齢者保健福祉計画の中で検討し、見守り体制が継続できるよう努めてまいります。
 また、介護職によります生活支援体制の充実については、先日閣議決定されました総合経済対策では、介護報酬の臨時改定が予定されているとの報道があったところであり、介護職員の定着につながるよう期待をするものであります。
 本市におきましても、物価高騰対策といたしまして、福祉施設への支援を検討しておりまして、高齢者を支える地域包括ケア体制の充実と維持を図ってまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 次に、大きい項目の2として、骨粗鬆症予防の強化に向けてお伺いします。
 本市では、健康寿命の延伸と生活の質の向上を重要な施策として推進されていますが、骨粗鬆症は高齢期の自立を妨げ、要介護状態へ移行する大きな要因の一つとなっています。
 早期発見や生活習慣の改善によって予防できる疾患であるにもかかわらず、特に中高年層や若年層において、十分な検査機会や正しい知識が行き届いていない現状があります。
 また、骨の健康は若年期からの栄養や生活習慣が大きく影響する一方、生涯を通じた継続的な予防と意識づけが不可欠であります。
 本市としても、若い世代への食育や啓発、検診体制の拡充、そして地域での健康づくりの推進など、多方面から予防に取り組むことが求められていると考えます。
 まず、若年層に向けた栄養指導についてお伺いします。
 骨粗鬆症は高齢期の病気という印象がありますが、骨量のピークは20代前半で形成され、その後は加齢とともに減少していくことが知られています。
 したがって、成長期や若年期に十分な栄養を取り、強い骨をつくることが、将来の骨粗鬆症予防に大きく寄与します。
 近年、若い世代のやせ志向やカルシウム、ビタミンD不足が課題として指摘されており、適切な栄養習慣の確立が重要であると考えます。
 特に高校生は、市の施策が直接届きにくい年代である一方、将来の骨の健康を左右する非常に大切な時期でもあります。
 本市としても、より積極的に情報を届け、啓発を進めていく必要性があるのではないかと考えます。
 若年層、特に児童生徒、そして高校生を含む若い世代に対して、骨の健康を守るために、栄養指導や食育の取組をどのように進めるのか、確実に情報が届くためにどのように強化していくのか、横山福祉市民部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) どの年代におきましても、栄養指導の基本は、毎日のバランスのよい食事を取ることが大切であります。
 食事に加え、適度な運動、睡眠、休養といった正しい生活習慣を身につけることで、健やかな成長や発達を促し、生活習慣病を予防することになり、ひいては骨粗鬆症の予防につながることから、骨を守るための特別な栄養指導は行っておりません。
 一方で、本市では年代に合わせた食育活動を実践しており、一例を挙げますと、未就学児には、認定こども園等におきまして食事の話や「となベジの歌」を流して、楽しく興味を持ちながら食と関わりを持っております。
 また高校生には、食生活改善推進員と共同で若者世代講習会やとなベジプロジェクトを実施し、食や生活の多様化に対応した生活習慣を実行できるように努めております。
 骨の健康を守るための栄養指導につきましては、今後も食育を通じた栄養指導を基礎として、関係機関と連携を取りながら、若年層のみならず各年代に応じた取組を続けてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 次に、骨粗鬆症検診を節目検診に導入することについてお伺いします。
 本市で実施する検診には骨粗鬆症検診が含まれておらず、現在はミニドック受診時にオプションとして追加する場合に限られています。そのため、誰もが気軽に受診できる体制とは言えない状況です。
 一方で、骨粗鬆症は静かな病気とも呼ばれ、40代、50代から骨量が低下し始めるにもかかわらず、この年代は検査の機会が非常に限られています。その結果、気づいたときには骨折リスクが高まっているケースも少なくありません。
 大腿骨や脊椎の脆弱性骨折は、寝たきりや介護につながり、健康寿命にも大きく影響を及ぼします。
 全国では約63%の自治体が骨粗鬆症検診を実施しており、誰もが安心して暮らせるまちに向けて、本市においても導入を検討すべき段階に来ていると考えます。
 骨量低下を早期に把握し、治療や生活改善につなげることは、将来の骨折や介護予防につながり、医療、介護費の抑制にも寄与します。40代は骨量減少の節目であり、この項目を検診対象とする意義は大きいと考えます。
 そこで、40歳からの骨粗鬆症検診を行う必要性をどのように認識しているのか。また今後、本市において骨粗鬆症検査を節目検診に導入することを検討する計画があるのか、横山福祉市民部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 本市における骨粗鬆症検診につきましては、健康増進法により、平成14年度に検診を始めて、平成22年度までの期間実施してきた経緯がございます。
 当時の検診の結果といたしまして、40歳、50歳の精密検査該当者はゼロ人と、若い世代では発見されていないこと、70歳では約半数が要精密検査に該当しましたが、生活指導につながりにくい状況であったことや、健康増進法に努力義務で位置づけられていた検診であったため、現在では検診を実施しておりません。
 また、令和5年の国民健康・栄養調査では、体格指数――いわゆるBMIですが――が18.5未満の「やせ」の者の割合は、20歳から30歳代の女性では20.2%という数字であり、しかもこの年代の女性のやせの者の割合はここ10年間改善されておらず、国の健康日本21におきましても、その割合を減少させることが目標となっております。
 そのため、やせの割合が高いとされております40歳代では、骨粗鬆症などの影響が現れる可能性があるとの認識に立って、節目検診での骨粗鬆症検診の再導入が必要であるかについて検討してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 日々患者に向き合う医師も、骨粗鬆症検診の重要性、必要性を言っております。ぜひとも前向きに導入に向けた検討をしていただきたいと思います。
 次に、厚生労働省では、毎年3月1日から8日までを女性の健康週間と定め、女性の健康づくりを国民運動として推進しています。
 本市においても、乳がんや子宮がん検診の受診をホームページなどで啓発するなど、女性の健康づくりを進めています。この取組は重要であり、引き続き推進していただきたいものだと考えます。
 骨の健康に関しても、若年層から高齢期まで一貫した啓発の強化が必要です。そこで、女性の健康週間において、骨粗鬆症の予防や骨の健康に関する情報発信も加え、女性が自分の骨の健康にもっと関心を持てるようにすることも大切だと考えます。
 女性の健康週間の取組に骨粗鬆症予防も追加することについて、横山福祉市民部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 本市では、女性のライフステージに応じた健康づくりを目指しているところであり、3月1日から国際女性デーである3月8日までの8日間は、女性の健康週間として、女性の生涯を通じた病気やリスクの予防、女性特有の子宮がん、乳がん検診などをはじめとした女性特有の疾患、疾病の受診啓発に努めております。
 今後はこれらに加えまして、骨の健康に関することや、骨粗鬆症予防についても積極的に発信し、女性の健康週間に限らず、年間を通じて女性の健康づくりの啓発普及、情報発信に努めてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 続いて大項目3、学び、備え、インフラ整備の充実による防災・減災対策の強化についてお伺いします。
 近年、全国的に自然災害が頻発し、どの地域においても、日頃からの備えや地域全体で防災意識を高めていくことが、これまで以上に重要になっています。
 本市においても、豪雨による浸水被害や少雨による渇水被害対策、地震への備えなど多くの課題に向き合い、迅速に対応されながら市民の命と暮らしを守るために、防災・減災対策が進められているところです。
 とりわけ、未来を担う子供たちが地域と共に防災を学び、自ら考えて行動できる力を育むことは、将来の地域防災力を高める上でも非常に大きな意味を持つものだと考えます。
 また、災害時に実際の拠点となる避難所の環境の改善や資機材の管理、水道の安全確保などハード、ソフト両面の充実も欠かすことはできません。
 こうした観点から、子供たちの防災教育のさらなる充実と市全体の防災・減災対策を一層強化するために、以下の点について伺います。
 砺波市防災デーに参加した小学生の学びと教育効果についてお伺いします。
 これまでの3年間に、3つの小学校が砺波市防災デーに参加し、地域の皆さんと共に防災について学んできました。児童が地域と一体となって防災に向き合う機会は、今後の防災教育にとって大きな意義があると考えます。
 そこで、まずはこうした防災デーへの参加を通して、児童にどのような学びや成長が見られたのか、また、どのように評価しているのか、地域と共に協働して行う体験学習は、児童の防災意識や地域への理解にどのような効果を与えていると考えているか、さらに、これまでの取組を踏まえ、今後行われる防災デーにおいても引き続き参加を考えているのか、白江教育長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 市防災デーに参加した児童からは、様々な訓練や体験活動を通して、「いざというとき自分にもできることがあると分かった」、「命を守るためには自分で判断することはもちろん、周りの話を聞くことも大切だと分かった」など自分の言葉で様々な意見が聞かれることから、児童は大いに成長しているものと考えており、非常によい取組であったと評価しております。
 また、地域での体験が与える効果につきましては、「自分の地区の防災のことが分かった」、「避難場所でどんなことをすればよいかが分かった」という意見があり、地域での自分の役割や自助、共助、公助を改めて考える意義のある活動であったことから、防災意識や地域活動への理解につながったものと考えております。
 これらのことから、さらに児童の防災意識を高めていく上でも、今後も防災デーに参加するよう学校に働きかけてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 7番 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 次に、小中学生への防災教育の充実についてお伺いします。
 市内の小中学校では、防災学習や避難所体験、防災倉庫の見学などを行っている学校があり、防災意識を高める上で、大変有効な学習機会であると考えます。
 私が地域の防災士として参加した出町小学校では、防災倉庫の中身を実際に確認し、避難所での活動を体験するという取組が行われており、災害時の行動などを児童が具体的にイメージできるため、防災を自分事として捉えるよい契機となっています。このような経験は、児童生徒の防災意識の醸成に大きく寄与すると感じています。
 そこで、市内の小中学校で実践的な防災学習を広く実施され、子供たちの防災への意識や知識と経験に差が生まれないようにしたいと考えます。
 今後、児童生徒に向けた防災教育の基準づくりが必要ではないか、白江教育長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 小学校4年生の社会科では、「自然災害からくらしを守る」の単元で地域の防災の仕組みについて学習しており、本市から一人一人に配布されたハザードマップを用いながら、災害時にどのように自分の安全を守るか、市や地域によってどのように自分の暮らしが守られているかなどを学習しております。
 また、小学校5年生では、校外学習を通して、県の防災学習施設四季防災館を訪問し、様々な災害発生時における危険について学習するとともに、災害に適切に対応する力を養っております。
 加えまして、本市の防災・危機管理室による行政出前講座や、毎年各地域で開催されている市防災訓練などを通して、防災に対する知識や理解、経験を全ての学校において深めております。
 これらのことから、防災教育に対する基準づくりは特段必要ないものと考えておりますが、引き続き、児童生徒が様々な自然災害に対して、的確に判断し迅速に対応できるよう、防災教育の充実を図ってまいります。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 次に、地域防災力を高める資機材管理環境の改善についてお伺いします。
 大規模災害が発生した際には、指定避難所の早期開設と適切な運営が何より重要となります。その際、避難所において必要となる資機材が円滑に利用できる体制が確保されていることは、住民の安全確保に直結するものです。
 しかしながら、市内には避難所のそばに防災倉庫が設置されていない箇所も見受けられ、このような状況では、災害時に資機材の運搬に時間を要し、避難所開設の初動に影響が出るおそれがあると考えます。
 また、実際の災害時には、各自主防災会が中心となり、避難所の開設や運営に携わることになります。その意味でも、必要な資機材が避難所の内部あるいは敷地内に確保されていることは、迅速で円滑な避難所運営に役立つものと考えます。
 避難所開設の初動対応を円滑に進めるために、自主防災会の資機材を避難所施設内に保管できるようにする、または、避難所敷地内に防災倉庫を配置できるようにするなど管理環境を改善する考えはあるのかを、坪田企画総務部長にお伺いします。
○議長(有若 隆君) 坪田企画総務部長。
 〔企画総務部長 坪田俊明君 登壇〕
○企画総務部長(坪田俊明君) これまでも資機材の配置や防災倉庫の設置につきましては、各自主防災会からの要請に基づき、避難所内や近接する市有地を貸与するなど行っているところでございます。
 一方で、本市が指定している避難所につきましては、市有施設以外にも県有の施設等もあることから、その施設管理者が、借用することの適否について判断をされているところであります。
 とりわけ学校施設につきましては、児童生徒の活動に制限が生じたり、建物の構造や敷地内に余裕がないといったことなどにより、現状では、施設や敷地内での新たな保管場所の確保は困難であると判断されているところであります。
 つきましては、避難所内または敷地内で資機材を配置することができない場合には、これまでと同様の対応となることを御理解いただきたいと思います。
 私からは以上です。
○議長(有若 隆君) 林 教子君。
 〔7番 林 教子君 登壇〕
○7番(林 教子君) 最後の質問です。災害に強い水道インフラを目指した水道施設の耐震化の進捗についてお伺いします。
 水道は市民生活に不可欠なインフラであり、災害時にも安定して供給できる体制を整えておくことが極めて重要だと考えます。
 本市の水道施設にある全ての貯水タンクは、耐震基準に適合していると承知していますが、一部の電気室については、耐震に適合しない施設が存在しています。
 今年度、主要施設である安川配水場の電気室の耐震化工事が完了したことは意義深い成果であり、市民生活の安全確保につながることだと考えます。しかし、上中野配水場の電気室はまだ耐震化がされていない状況にあると伺っています。
 今後において、主要施設をはじめとする水道施設の電気室の耐震化についてどのように進められるのか。また、耐震化は計画に基づいて行われているのかについて、老建設水道部長にお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 老建設水道部長。
 〔建設水道部長 老 雅裕君 登壇〕
○建設水道部長(老 雅裕君) 本市の水道施設の耐震化につきましては、水道水を貯水するタンク部分の耐震化は全て終えているものの、電気室については、安川配水場は今年度耐震化を終えたところでありますが、耐震化が必要な施設があと7か所ある状況でございます。
 上中野配水場の電気室も該当施設でありまして、耐震化が必要なことから、新年度から3年間をかけて耐震化を行う計画としております。
 また、水道施設の施設耐震化、施設更新につきましては、水道ビジョンに基づき計画的に実施しているものであり、上中野配水場をもって主要施設の耐震化が完了することから、その後、中山間地域に所在します小規模な配水施設、さきに述べました7か所のうちの6か所に当たりますが、その耐震化を令和18年度までに順次行う計画としております。
 なお、実施に当たっては、各年度の決算状況や補助制度の動向などを確認しながら、可能であれば投資額を増額し、事業の前倒しを行うなど早期に耐震化を図ってまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時15分 休憩

 午後 2時25分 再開

○議長(有若 隆君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を続けます。
 2番 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に基づき、質問をいたします。
 会派の代表質問において、本市の中学校再編に関する基本的なスケジュールや、これまでの地域、保護者説明会での意見集約状況について、既に答弁がありました。その上で質問させていただきます。
 今回の再編は、単に教育環境を整えるという視点にとどまらず、合併後20年を経た砺波市の未来戦略の核心として捉え直すまたとない好機であると確信しております。
 それでは、質問いたします。大項目1、中学校再編を好機と捉えた戦略的ビジョンについて。
 先日、庄川小学校創校60周年記念の学習発表会を拝見する機会がありました。そこで6年生が演じた劇は、子供ながらに将来のまちの在り方を真剣に憂い、考える姿そのものであり、学校統合におけるまちづくりの核心を突くものでありました。
 かつて庄川地域にあった4つの小学校が1つに統合されるまでの葛藤や議論をテーマとし、最終的には、将来を見据え学校を1つにすることが地域全体にとっての最善であるという未来志向の結論を、子供たちは強く表現してくれました。
 彼らが自ら学び、体現してくれたこの教訓は、今回の砺波市立中学校再編において、私たち大人が決して忘れてはいけない視座です。
 先日実施した議会報告会でも意見がありました。今回の統合は、単に子供たちの教育環境を整えることにとどまらず、砺波市全域にとって、未来への利益、すなわちまちの再構築につながる好機と捉えるべきではないでしょうか。
 今回の砺波市立中学校再編を、単純な規模適正という議論にとどめるのではなく、合併後20年を経た真の砺波市の一体感醸成、そして未来のまちをつくる、まちの再構築の戦略的起点、チャンスと捉えるべきです。
 これは、夏野市長が掲げる「発展砺上、もうひとつ上の“となみ”4thステージ」の実現に向け、教育とまちづくりの両輪で飛躍を期す、まさに合致した政策となります。
 特に、一級河川庄川を挟む中学校の統合は、市民の歌や市民憲章にうたわれる庄川が育んだ歴史と文化を未来へつなぐまたとない機会です。
 行政当局におかれましても、この再編を戦略的に捉えているとは拝察しますが、地域に活力を生む好機とするためには、閉校施設の将来の利用計画も含めた、教育と都市計画を一体化させた未来志向の戦略を直ちに策定、具現化することが、市民合意の獲得に不可欠であると強く申し上げます。
 本質問は、この統合を機に、市がより積極的かつ統合的な戦略へと踏み出すための見解と具体的な提案を求めるものです。
 中項目1、統合を見据えた教育環境の維持・改善と生徒への配慮について。
 新設中学校の開校までには長期の時間を要し、その間も現行の学校施設は使用され続けます。長期スケジュールを鑑みれば、現在の在校生の学習機会と安全を確保することは、行政の重大な責務です。
 小項目ア、統合完了までの教育環境の維持・向上に向けた老朽化対策について。
 既存学校における施設改修、例えば、空調設備の更新、老朽化箇所の修繕などを計画的かつ優先的に実施し、統合完了までの間、現在の生徒の教育環境の維持・向上を図るということは、行政の責務であるとの認識に立ち、その取組の方向性や基本的な考え方を教育委員会事務局長に伺います。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 既存中学校である庄西中学校、般若中学校及び庄川中学校の老朽化等に伴う施設改修につきましては、生徒の教育環境の維持と安全性に十分配慮しながら、適宜適切に必要な施設整備を講じてまいります。
 また、空調設備につきましては、令和8年度以降、国の交付金を活用しながら、音楽室や理科室など特別教室の設置を計画的に進めてまいりたいと考えております。
 私からは以上です。
○議長(有若 隆君) 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) 統合は、長期にわたるプロセスにおいて、生徒が抱く学校生活の変化に対する身体的、心理的不安に対し、万全の配慮が必要です。
 それでは、小項目イ、統合完了までの生徒の心身の健全な成長への具体的な配慮と交流事業について。
 生徒の不安軽減と円滑な統合準備を図るため、例えば現3中学校間の交流事業を検討し、それを統合への重要なステップとして戦略的に位置づけるべきだと考えます。
 専門職による心のケア体制の強化や、生徒、保護者への丁寧な情報提供と対話など、生徒一人一人の心身の健全な成長に配慮した対応と、この交流事業をどう連携させていくのか、統合までの長期的な期間を見据え、そのための段階的な計画の策定をどのように位置づけておられるか、基本的な考え方を教育長に伺います。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 現在、作業を進めております砺波市立中学校再編計画案の中では、対象中学校の生徒及び校区内の小学校児童に対して交流事業を行うこととしております。
 また、その交流事業につきましては、新設中学校開校準備委員会を設置し、対象校ごとに、交流学習担当者――対象校の教員を想定しております――を設けて、授業や課外活動など通常の教育活動に無理が生じないよう、計画的に実施することとしております。
 本市としましては、統合に伴う交流事業のカリキュラムは重要であると捉えており、児童生徒が統合に対する心理的な不安が生じることがないよう実施してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) 続いて中項目2、新設中学校の存在意義と未来を担う人材育成戦略について。
 中学校再編の真の目的は、単純な規模適正化ではなく、未来の砺波市を担う人材を育成することにあると考えます。統合後の学校像を定める上で、最初に確立すべきは理念であり、議論を先送りすべきではありません。
 それでは、小項目ア、地域協働推進の教育理念確立への認識について。
 私は、新設中学校及び出町中学校を含めた砺波市の教育全体を通して、例えば、地域の伝承、価値創造、課題解決といった未来志向の視点を教育目標に組み込み、それを事業としてどう地域と連動させ、理念を確立するかが最重要課題であると考えます。
 教育委員会として、こうした理念の確立を中学校再編のプロセスにおける最重要事項の一つとして認識されているか、御見解を教育長に伺います。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 各小中学校の教育目標は、令和4年に策定した砺波市教育大綱で定めている「ともに輝き支えあう人づくり」の基本方針を基に、学校ごとに学校の実態に応じた特色ある教育目標を掲げています。
 新設中学校の教育目標につきましては、現在作業を進めております砺波市立中学校再編計画案では、新設中学校開校準備委員会を設置した後に、対象校の教職員及び保護者、地域住民などの皆さんの御意見をお伺いし、立案していくこととしております。
 なお、地域の伝統文化を生かした砺波らしい教育活動や地域の皆さんの学校行事への参加、登下校の見守り活動など既に地域の皆さんと協働している事業も多くあり、新設中学校においても、地域や保護者などの御協力をいただき、進めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) 続いて小項目イ、理念実現に向けた全庁横断的な連携体制の構築について。
 私はこの理念を確立していくプロセスにおいて、市長部局と緊密な連携の下、全庁横断的な縦割りではなく、例えば関係各課が集まるプロジェクトチームなどを組織し、格子状の組織体制を構築することが不可欠であると考えますが、この点についてどのようにお考えか、見解を教育長に伺います。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 質問の趣旨が明確に分かりませんが、今ほども答弁しましたように、学校教育に関する理念の重要性は認識しております。
 学校の理念を確立するプロセスにおいて、議員御提言の体制を構築することは、特段必要ないと考えます。
 統合の推進に当たり、課題解決に向けて、必要な場合は庁内各部局とも適宜連携してまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) それでは、小項目ウ、教育の魅力を高めるための地域課題研究、仮称砺波ふるさと探究学の戦略的導入について。
 今回の中学校統合を機に、この既存の取組を単なる地域学習にとどめることなく、未来の砺波市を支える、行政施策への参画、提言レベルへと戦略的に引き上げるべきだと考えます。
 本市の姉妹都市である北海道むかわ町においては、地域おこし協力隊などの外部人材を活用して、鵡川高等学校の魅力ある教育の一環として実施されている探求学習「むかわ学」が、現在は町内の小中学校に広がり、段階的な学習プログラムとなっております。
 また、その近隣の先進地では、同じく地域おこし協力隊などの外部人材をコーディネーターとして配置し、教育の負担を増やすことなく、地域と学校をつなぎ、教育の質を飛躍的に高めております。
 ついては、新設中学校の開校を機に、既存の出町中学校も含んだ教育において既存のカリキュラムを再構築し、一級河川庄川が育んだ各地区の固有の地域資源、歴史、文化、例えば、チューリップ、種もみなどのとなみブランド品、利波臣志留志(となみのおみしるし)、増山城、庄川合口堰堤、瓜裂清水、中筋往来の石仏群、雄神神社弁財天の御開扉、木材流送、電力開発、夜高あんどんなどを核とした、仮称砺波ふるさと探求学として導入することを提案します。
 この学びを行政の重要戦略として位置づけ、先進事例に倣い、地域おこし協力隊や地域活性化起業人などの制度を活用して推進体制を整備することで、子供たちのアイデアがまちづくりに直結する仕組みを構築する考えはないか。また、それが砺波市文化財保存活用地域計画の推進や、コミュニティ・スクールの実質化に寄与すると考えますが、こういったことをするときには、庁内横断的な組織がないと駄目だと思っております。現段階の教育長の見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 教育長 白江 勉君。
 〔教育長 白江 勉君 登壇〕
○教育長(白江 勉君) 現行の学習指導要領では、「総合的な学習」の目標や内容は、各学校の教育目標を鑑み、学校や地域の実態などを踏まえて決めることとされております。
 市内の中学校では、それぞれの学校の実態や地域の特色を生かしながら、目標や内容を設定した上で、年間の活動計画を作成して進めています。
 例えば、大門素麺資料館に赴き、担い手不足をどう解消したらよいか改善策を検討したり、県外への校外学習を通して砺波市のよさを再認識したりと、生徒の興味関心に合わせて地域の方々から話を聞いたり、地域の財産を活用して学習しております。
 また、般若中学校では、グループごとに地域のイベントを調査し、課題や成果をまとめた後コスモスウオッチングに参加したり、庄川中学校では、庄川木工挽物会から講師をお招きし挽物体験をさせていただくなど、地域独自の特色を生かしたふるさと学習も実施しております。
 なお、小学校でも総合学習や社会科学習を中心に、ふるさと砺波について学習しております。
 これらのように本市では、学校、家庭、地域が一体となって自分たちの地域の自然や歴史、文化などを学習するふるさと教育が充実していることから、今後も現在の活動を継続することで、地域に根差した探究学習の実施と心豊かな児童生徒の育成に努めてまいります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) 閉校となる学校施設の跡地利用は、地域の都市計画機能の再編、さらには将来のまちづくりに直結する重要な課題です。統合効果を高めるためにも、市は、閉校施設を単なる未利用財産として処理するのではなく、再編の早い段階から、未来のまちづくりに資する戦略的資産と明確に位置づけるべきです。
 それでは、小項目イ、閉校施設の跡地利用戦略と上位計画への位置づけについて。
 閉校となる学校施設の跡地利用は、地域の喪失感への対策にとどまるものではなく、その後の地域の都市機能の再編、ひいては持続可能なまちづくりを左右する極めて重要な課題です。
 ついては、第3次総合計画を最上位計画とし、公共施設再編や都市計画マスタープランとの連動性について現段階でどのような方向性を持っているのか、教育委員会事務局長に伺います。
 また、閉校施設の跡地利用戦略の検討において、地域住民の意向を早期に反映させるためのまちづくりの方向性を示す指針、ビジョンを策定すべきと考えますが、この統合をまちの未来にどう生かすのか、改めて教育委員会事務局長に伺います。
○議長(有若 隆君) 安地教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 安地 亮君 登壇〕
○教育委員会事務局長(安地 亮君) 現在、作業を進めております砺波市立中学校再編計画案は、第2次砺波市総合計画を最上位計画としており、第3次総合計画の策定に連動して修正していくこととしております。
 また、閉校する学校施設及び敷地の取扱いにつきましては、先ほどの今藤議員の代表質問にもお答えしましたとおり、慎重に検討してまいりたいと考えております。
 次に、公共施設再編計画との連動性につきましては、これまでも公共施設の再編により施設の縮減を目指しておりますので合致するものと考えておりますし、都市計画マスタープランにつきましては、基本的なエリア設定などの変更は、今のところ必要ないものと考えております。
 また、まちづくり方向性を示す指針、ビジョンについても、現段階では同様に考えております。
 中学校の統合再編は、本市の将来を担う子供たちにとって最適な教育環境を整備することを目標としておりますので、まずはそれを優先すべきと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 嶋田 充君。
 〔2番 嶋田 充君 登壇〕
○2番(嶋田 充君) 学校再編は、長期にわたる大きな課題です。議会は車の補助輪ではなく、これまでのように引き続き、行政当局と両輪となって、一緒にこの課題をまちづくりとして捉えて取り組めることを願います。
 それでは、続きまして大項目2、富山県との協働を見据えた関係人口創出、拡大の推進について。
 本市の持続的な発展と将来にわたる関係人口の創出、拡大は喫緊の課題であり、これは市単独で完結する問題ではありません。国や県の動向、そして広域連携の枠組みを最大限に活用し、砺波市のファンづくりにつながる実効性のある施策の展開が求められます。
 そこで、とやま呉西圏域都市圏ビジョンにおける連携事業を活用した次の具体的な課題への取組について、当局の考えを伺います。
 中項目1、とやま呉西圏域都市圏ビジョンにおける連携事業を活用した二地域居住、空き家利活用支援の展開について。
 国において、ふるさと住民登録制度の創設が検討される動向を踏まえ、富山県は「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域・富山~」をビジョンに掲げ、佐藤副知事がモデレーターを務めるセミナーを開催するなど、将来を見据えた関係人口の創出、拡大に力を入れ始めています。
 本市は、この国と県の動向に乗り遅れることなく、砺波市のファンづくりを目的とした調査研究を加速すべきです。その具体的な施策の検討として、二地域居住の促進と喫緊の課題である空き家利活用の支援に力を入れるべきです。
 これらについて、議会報告会でも空き家利活用のみならず、将来的なふるさと住民登録制度に関する市民からの意見が寄せられており、取組の強化が求められています。
 本市は、8月定例会における仁木議員の女性のUターン施策に関する質問に対し、福祉市民部長が、「里帰りを契機とした短期利用型テレワーク施設や、支援制度の創設につきまして、Uターンの呼び水効果が期待できることから、将来的な新たなUターン施策として研究してまいりたい」と答弁されており、既に二地域居住につながる具体的な施策の研究を進める姿勢を示されております。
 しかし、これらの施策を効率的、効果的に推進し、来るふるさと住民登録制度に備えた調査研究体制を確立するためには、市単独ではなく広域連携が有効です。この分野は、国の方針が流動的であり、市単独の調査では専門性や速度に限界が生じます。
 広域的なチーム編成により情報の遅滞を防ぎ、先進的な知見を迅速に共有、応用することが不可欠であり、とやま呉西圏域の枠組みを最大限に生かして進めることが最善と考えます。
 8月定例会におけるカーボンニュートラルに関する私の質問への答弁で示された広域連携の理論、すなわち「県単位または呉西圏域単位であれば、スケールメリットを生かした象徴的で効果的な啓発につながる」と同様に、とやま呉西圏域都市圏ビジョンにおける連携事業の枠組みを活用し、二地域居住と空き家利活用支援に特化した調査研究チームを率先して発足させるべきと考えます。この提案に対する福祉市民部長の見解を伺います。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 今藤議員の代表質問に、午前中、市長からお答えしましたとおり、二地域居住につながりますふるさと住民登録制度の導入に向けた施策につきましては、課題はあるものの検討は必要と考えております。
 また、空き家利活用の支援につきましても、本市では支援事業を拡充するなど積極的に取り組んでおりますが、呉西圏域では、空き家の解体により損なわれていく美しい散居景観をどう守っていくか、空き家を利活用することで散居景観を維持していく取組の支援など、既に本市をはじめ南砺市、小矢部市、高岡市も加盟しております全国散居村連絡協議会などで課題解決の検討をしてきていることから、さらに、特定の課題で連携していく必要性やメリットがあるとすれば、検討することもあり得ると考えております。
 また、議員からの二地域居住と空き家利活用支援に特化した調査研究チームの発足についての御提言につきましては、既に担当の部署もあることから必要性は薄いと考えておりますが、呉西圏域全体での効果的な取組につながるようであれば、研究してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 1番 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) 通告に従いまして、一問一答にて大きく3点、質問させていただきます。
 今年の10月から今までにかけて、砺波市議会では、各自治振興会21地区を全て回らせていただきました。先ほど嶋田議員からもありましたように、空き家についてのテーマを主に掲げて回らせていただきました。その間に、非常に重要な御意見を多数いただきました。その内容も踏まえて、今回の質問に至っております。
 また、今回の12月補正予算案を拝見しますと、熊対策費の遡及適用、住宅取得支援事業の増額など、市民の命と暮らしを守り、また、定住を促進するための迅速な予算措置などが設けられております。
 さらに、その点を踏まえまして、本日は、これからの施策を単年度の取組にとどまらず、第3次総合計画の内容の充実にもつながりますよう、さらに実効性を高める観点から質問いたします。
 1点目、移住定住促進の補助制度の拡充についてでございます。横山福祉市民部長に答弁を求めます。
 現在、人口減少対策は、本市の最重要課題の一つであります。
 例年、住宅取得支援の適用も堅調に推移しており、制度の利用に積極的な方が多いことが分かります。
 今回は、定住促進と空き家の利活用という近いようで異なる事象を同時に満たすための現行制度に、もう一歩踏み込んだ内容を望むものであります。
 小項目の(ア)でございます。1点目、住宅取得支援制度の補助制度対象者を移住後5年まで延長する可能性についてでございます。
 現在の要件は転入後3年以内とされております。しかし、近年は建築資材の高騰の影響もあり、住宅取得へ慎重な世帯が増えております。まず賃貸アパート等で砺波市の暮らしを体験し、数年住んでみて、環境のよさを実感してから購入を決断するといった考え方です。
 3年という期間は、地域になじみ、人生で最大の買物をする、そういった決断には少し短いようにも感じられます。
 こうした堅実な定住意識を持った方々を逃さないためにも、補助対象となる期間を転入後5年程度まで延長するなど、要件を緩和できる余地はないでしょうか。当局の考えを伺います。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 住宅取得支援制度につきましては、今年度、制度を拡充したところ、予想を超える申請がありまして、今定例会に補正予算案を提出したところであります。
 議員の御提言につきましては、制度を利用される方々にとりましては、一定の判断の基準というふうには理解できますが、一方で、定住を決断するまでの期間が先延ばしされる懸念もございます。
 本来、助成制度は、事業推進のための支援でもありますので、市といたしましては、少しでも早い段階で、アパート暮らしの中で砺波の住みよさを実感していただき、やっぱり砺波に住み続けたいと一軒家を求める大きな一歩につなげていただくための制度と捉えております。
 このことから、現時点での要件緩和につきましては、慎重に考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) 続きまして、小項目(イ)に移ります。空き家の家賃助成の補助対象者の拡充についてでございます。
 定住促進空き家利活用補助金という家賃の補助事業があります。この家賃助成は、現在、市外からの転入者が対象となっており、移住の促進を意図した事業だと思われます。
 ここで、市内在住の若者が御実家から独立する場合、あるいは子育てで手狭になったアパートから一旦広い一軒家へ住み替えたいと思った場合を考えてみます。
 生活資金にも不安があるこのタイミングで、近隣市外各所でPRしている転入者の家賃助成の情報を取得されるかと思います。少しでも生活の支援となる方法はないかと考えるとき、市外への転出が視野に入ってくるかもしれません。
 一方で、賃貸でも利活用可能な一軒家の空き家という地域資源は、これからもどんどん増えてまいります。
 さらに、若い世代では、空き家など古いものでも使えるものは使っていきたい、少し失敗しても、不格好でもいいからDIYで自分の好みな家を作っていきたい、そういったニーズが顕在化してきているところでございます。
 空き家活用の重要な担い手である市内在住の若者世帯の市外流出を防ぎ、市内に住み続けることに迷いが生じにくいよう、空き家の家賃助成の対象を、市外の方だけでなく市内の空き家を利活用したい層にも広げるべきだと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 本市の空き家情報バンクに登録された空き家を購入され、賃貸用に改修された場合には、最大で50万円の補助制度を設けており、登録された物件を市外の方が転入して借りられた場合には、月額1万円、最大3年間で36万円の家賃助成を行っております。
 そもそもこの制度の趣旨は、転入された方々にとなみ暮らしを実感していただき、本市での生活が自分の生活スタイルになじむかの確認も含め、本市への転入を促すものであることから、市内の方々を対象から外してきたという経緯がございます。
 ただ、こういった場合でも、できれば賃貸ではなく、今年度に大きく制度を拡充いたしました空き家情報バンク掲載の空き家を購入して改修された場合の支援制度、改修費の2分の1、上限で137万3,000円を活用いただくことにより対応ができることから、このような点についても、制度の周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) 大項目の2つ目に移ります。こちらも横山福祉市民部長に御答弁をお願いいたします。
 引き続き、空き家、空き地の管理に対する働きかけについてです。
 移住定住に関する施策が進む一方で、空き家や空き地の管理の問題は、近隣住民にとって切実な悩みとなっております。
 特に、夏場の雑草、害虫の発生、景観の悪化、不法投棄の誘発など地域の住環境を著しく損なってしまう可能性があります。それ以外にも、空き巣や放火などの住まいの安全を脅かす状況を招くことも事実であります。そして、実質的な被害を被るのは、所有者ももちろんですが、近隣にお住まいされている方でもあるということになります。
 しかし、実際に相談された方としては、所有者への指導がお願いベースにとどまっているのではないかという声もありました。私としては、もしかしたら条例が十分に機能しにくい要因もあるのではないかとも感じております。
 そこでお伺いいたします。1点目は、雑草等の処分に対するより強い指導や措置の必要性についてです。
 本市には、既に空き家等の適正管理及び有効活用に関する条例というものがあり、助言、指導だけでなく、勧告、命令の規定も整備されています。しかし、現場の実感としては、改善が進まないケースもあるということでございます。その状況を見過ごすことが、特に倒壊の危険や著しい衛生環境の悪化を招きかねないかとも思います。
 空き家や空き地の雑草等は、市民の安全で快適な生活環境を脅かす入り口であるとも考えられます。雑草等の処分に対する働きかけを強化し、指導に従わない場合の勧告や命令をより厳格に行うなどの措置をすべきと考えますが、当局のお考えをお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 議員御発言のとおり、空き家や空き地が適正に管理されず、そのような状況を見過ごすことが、将来的に老朽危険空き家として倒壊の危険や地域環境の著しい悪化につながることは、市といたしましても懸念を抱いているところであります。
 これまでも、境界を越えて近隣住宅や公道等に影響が及ぶような場合は、所有者や管理者に対して状況を説明し、速やかな適正管理を促しており、対応いただける場合もございますが、遠方に在住されている場合など、早急に対応されないケースもございます。
 一方的に管理を促すだけではなく、何がネックになっているのか、管理できない理由を聞き取り、そういった部分の解消に努めるなど、所有者に少しでも管理に前向きになるよう働きかけた上で、それでも応じない悪質な場合には、勧告や命令といった手続を、毅然として進めたいと考えております。
 なお、条例では、市と市民等が連携協力して空き家の適正管理を行うこととなっております。先ほど議員も懸念されてございましたが、空き家の所有者に対しましては、御近所の方々や御親族、御縁者の方々からの一言や声かけが有効な場合もございます。地域の皆さんのお力も引き続き、お借りできればと願うものであります。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) 2点目に移らせていただきます。空き家や衛生管理のための条例改正の可能性についてでございます。
 今ほどの答弁にもございましたが、住民の方々、地域の方々との連携、この地域の力を使っていくというところに賛同するものの、やはり他市では、住宅地の隣の空き地、空き家などの雑草の管理に対する問題が深刻化しており、条例改正を行い、積極的な指導や勧告を行っているところもございます。
 砺波市は、富山県内でも空き家率というのはかなり低い水準を保っております。県内平均が14.7%のところ、砺波市は10.4%と、4.3ポイント低いといった現状がございます。
 しかし今後の推計を考えると、このままでは近い将来、どうしても他市と同様の水準に迫っていくのは避けられないものと考えております。
 現行の空き家条例では、例えば雑草の繁殖や枝の越境といった、直ちに倒壊の危険性はないものの、生活環境を著しく害する事案に対して、行政が強制力を持って介入することは難しい、ハードルが高いというのが現状でございます。
 しかし、こうした管理不全な状態こそが地域住民の最大の悩みでもあるということを踏まえて、住環境という地域資源を守り抜くためには、雑草等身近なところの環境衛生上の問題に対しても、市がよりスムーズに措置が行えるよう、条例の改正やより実効性の高い新たなルールの制定を検討すべき時期に来ていると考えます。
 新しく空き家特措法も、既に国のほうではどんどん変化している現状も踏まえて、当局の見解をお伺いしたいと思います。
○議長(有若 隆君) 横山福祉市民部長。
 〔福祉市民部長 横山昌彦君 登壇〕
○福祉市民部長(横山昌彦君) 空き家特措法の改正により、管理不全空き家に認定された空き家の所有者に対する行政指導や固定資産税軽減措置の解除等が、市町村の条例において規定できることとなりました。
 条例の改正における管理不全空き家の定義や認定要件については、改めて他市の状況も踏まえて検討することとなりますが、一方で、空き家の所有者、管理者に対し大きな強制力を持つ制度であることから、管理不全空き家の認定作業をどう進めるか、また、行政指導をどのような形で進めるかなど、その運用についても詳細にわたる制度設計が必要となってまいります。
 空き家は増加の一途をたどり、その中でも老朽危険空き家や管理不全空き家の増加が想定されることから、できるだけ速やかに条例の改正に向けて対応してまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。
○議長(有若 隆君) 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) それでは、大項目3番に移ってまいります。
 続きまして、熊の被害対策についてでございます。こちらは高畑商工農林部長に答弁をお願いしたく存じます。
 今年度は全国的な熊被害が絶えず報道された年でありました。環境省の発表によると、今年度の11月末現在の速報値で人身被害は209件、これは過去最多を更新しているということでございます。
 また、今年を含む過去17年間のデータを調べました。人身被害が100件を超える年は8回ありました。17年間のうち8回ということで、実に2年に1回に迫る勢いでございます。
 猛暑や雨が少ない年に、熊の食べ物が凶作になった年に起こっていることも、また年々この凶作の頻度が上がってきていることも、御案内のとおりかと存じます。
 本市においても、熊の発見件数を踏まえれば例外ではなく、人身被害こそ免れているものの、市民生活に大きな不安を与えております。
 一方で、今回の補正予算でクマ捕獲報奨金などが拡充され、4月に遡及して適用されることなど、迅速な対応には喜ばれているところでございます。
 これらを踏まえて、1点目です。既存の対策の継続と拡充についてでございます。
 12月の補正予算案の捕獲報奨金の増額は重要ですが、これに加えて、これまで実施されてこられたAIカメラの設置、助成といった、ICTを活用した監視体制やおりの設置の強化も極めて有効と考えています。
 例えば、栴檀山地域では、富山大学との研究事業と協力して設置していたAIカメラ、これは10台、今年で貸与の期間が切れるということもございました。
 今年度、この貸与措置が終了するタイミングということで、カメラの存在によっての注意喚起が、地域内で写真を共有したり、効果的な身の安全の呼びかけができていたということを聞いております。つまり、非常に重宝されていたということでございます。
 熊被害は今後も継続的な脅威であります。来年度以降もAIカメラの継続設置や維持管理ができるよう、また、おりの設置なども含めて、市としての既存の対策の継続と拡充について支援を行うお考えがあるか伺います。
○議長(有若 隆君) 高畑商工農林部長。
 〔商工農林部長 高畑元昭君 登壇〕
○商工農林部長(高畑元昭君) 本市におけるAIカメラの導入につきましては、昨年5月の若林地区での熊出没を契機に、他市に先駆けて導入したものであり、本年度にはさらに増設し、全て市の備品として設置をしております。
 議員が今ほど例に出された栴檀山地区に設置されているトレイルカメラというものにつきましては、富山大学が、研究の一環として当該地区との協定締結により10台設置されていたものであり、1年間延長されたものの、本年度をもって撤去されると伺っておりましたが、実は先週、大学と地区との協議により、地区の強い要望もございまして、もう1年延長されるということがかなったということでございます。
 しかしながら、そもそもこれらのカメラは熊の生態研究の目的のため設置されたものであり、熊の出没警報のためのものとは設置場所の考え方に違いがありましたが、一定の役割を果たしてきたことから、今後も一定数のAIカメラの設置は必要と考えており、来年度の返却時までには、これまでの実績や効果を踏まえた上で、ある程度の補充について検討してまいります。
 大学の設置の有無にかかわらず、栴檀山地区にはAIカメラの設置は必要と考えておりますので、常設をしたいと考えております。
 なお、台数等詳細につきましては、今後示される国のクマ被害対策パッケージを活用し、関係地区及び団体等とも管理方法なども含め、協議しながら進めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) 2つ目の質問に移ります。来年度以降の対策方針の表明及び安心な市であることのPRについてでございます。
 11月は全国ニュースでも砺波市の熊のニュースが報道されたところでございます。これはたまたまですが、私、県外の移住予定者の方と話していると、砺波市に不安の声があったということもありました。
 これは事実でありますが、同時に砺波市としては、今ほど答弁のありましたように、ICTを活用した情報連携ですとか、これから継続して施策を拡充していくといった体制であったり、捕獲のための助成、柿の木を切る際の補助事業など様々な対策を行っているところです。
 自然豊かな環境と野生動物の存在、これは表裏一体です。重要なのは、被害対策を徹底していること、そして万が一の際の連絡体制や、安全確保が確立されていることです。
 熊の出没の情報発信があった場合も、これらをセットで発信し、対策が万全で安全な市であるということを対外的に強くPRする、そういったチャンスでもあると考えますが、そのような方針を示されていくのか、お考えをお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 高畑商工農林部長。
 〔商工農林部長 高畑元昭君 登壇〕
○商工農林部長(高畑元昭君) 本市は、自然災害や犯罪が少なく、安全で安心、住みよいまちとして、民間の住環境ランキングでも毎年上位の評価をいただき、その点からも本市に移住される方も少なくないものと認識をしております。
 そのような中、去る11月10日には、平野部での熊出没により緊急銃猟を実施したことが全国ニュースとして取り上げられました。
 このことは、人身被害もなく迅速な対応であったという安心感と、一方では、熊が出没するところという不安感の、本市に対する両面のイメージが発信されたものと理解をしております。
 本市は中山間地エリアもあり、自然豊かな環境下では熊の出没は避けられませんし、十分な対策をしましても、必ずしも万全ということはありません。
 しかしながら、本市が砺波市鳥獣被害対策実施隊や警察、地域の皆さんと連携して熊対策、安全対策に努めているということは、しっかりとPRしていくことが大変重要であると考えております。
 その意味では、先週12月2日には、熊緊急銃猟に関する全国版の一部報道紙におきまして、警察と市が連携し、住民の安全確保や通行制限がスムーズにできたという砺波市の対応をモデル的に紹介する記事が掲載されたところでもありました。
 今後も平常時から緊急時まで、対策がしっかり確立されていることや、さらなる熊対策の充実、強化につきましても、引き続き、強く発信してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(有若 隆君) 米山勝規君。
 〔1番 米山勝規君 登壇〕
○1番(米山勝規君) 最後の質問でございます。国への狩猟免許の取得要件緩和等ハンターの養成強化を訴えることについてでございます。
 根本的な問題として、先ほど私も述べたように、どんどん熊の被害というのは全国的には多くなっている、熊の出没も多くなっている現状があります。
 捕獲ということが根本的な解決策の一つになってくると思います。この捕獲を担うハンターの高齢化、減少が背景としてございます。これは一自治体だけで解決できる問題ではないかと思います。
 国に対して、狩猟免許の取得要件の緩和、免許更新手続の簡素化、あるいは若手ハンター育成の財政的な支援など、こういったハンターの養成強化に向けた法整備、支援を市として、また、広域連携などを通じて強く訴えかけていくといったことが必要だと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。
○議長(有若 隆君) 高畑商工農林部長。
 〔商工農林部長 高畑元昭君 登壇〕
○商工農林部長(高畑元昭君) 緊急時に猟銃を取り扱うことができる砺波市鳥獣被害対策実施隊のハンターの在籍数は22名であり、平均年齢は57歳と高く、若手ハンターの確保や育成は課題であると認識をしております。
 また、狩猟免許を取得するための費用につきましては、猟銃で約10万円、わなでは約4万円が必要なことから、本市では、昨年度から独自に狩猟免許取得補助制度を設け、半額相当額を支援しておりますが、国による統一的な支援が必要と考えております。
 一方で、銃は大変危険な道具であるとともに、熊やイノシシは人に危害を加えるおそれがある大変危険な動物、鳥獣であることから、一定の研修の下、専門的な知識の習得は必要であり、この部分での取得要件の緩和については難しいのではないかと考えております。
 本市といたしましては、県が主催となって開催されますクマ対策会議など様々な機会を捉えて、関係機関、団体、及び近隣自治体など広域的な連携も図りながら、財政面も含め、人材の確保並びに育成支援について、引き続き国や県へ要望してまいります。
 私からは以上であります。

○議長(有若 隆君) 以上をもって、本日の日程を終了いたします。
 次回は、明12月9日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 皆さん、御苦労さまでございました。

 午後 3時24分 閉議



令和7年12月 本会議 定例会(第2号) 議事日程・名簿

        令和7年12月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
   第1 市政一般に対する質問、並びに議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議についてまで、及び報告第15号 専決処分の報告について
      (代表質問、一般質問)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   12月8日  午前10時00分  開議
   12月8日  午後 3時24分  閉議

1.出席議員(16名)
   1番 米 山 勝 規 君     2番 嶋 田   充 君
   3番 原 野   誠 君     4番 仁 木 良 市 君
   5番 原 田 定 範 君     6番 境   佐余子 君
   7番 林   教 子 君     8番 向 井 幹 雄 君
   9番 神 島 利 明 君    10番 小 西 十四一 君
  11番 境   欣 吾 君    12番 山 本 篤 史 君
  13番 有 若   隆 君    14番 川 辺 一 彦 君
  15番 島 崎 清 孝 君    16番 今 藤 久 之 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 島 田 繁 則 君

 企画総務              福祉市民          
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 高 畑 元 昭 君    部  長 老   雅 裕 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君    総務課長 二 俣   仁 君

 企画総務部次長           福祉市民部次長
 財政課長 河 合   実 君    社会福祉課長 河 西 晃 子 君

 建設水道部次長           商工農林部 
 土木課長 金 子 幸 弘 君    商工観光課長 杉 本 賢 二 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 田 村 仁 志 君

 病  院              会  計
 総務課長 瀬 尾 浩 昭 君    管 理 者 三 井 麻 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 安 地   亮 君

 教育総務課長 幡 谷   優 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      調査係長 佐 藤 秀 和

 議事係長 瀧 川 千賀子



令和7年12月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時04分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(有若 隆君) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより令和7年12月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第1号のとおりであります。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名
○議長(有若 隆君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
 10番 小 西 十四一 君
 11番 境   欣 吾 君
 12番 山 本 篤 史 君
以上といたします。

                  日程第2
               会期の決定について
○議長(有若 隆君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本12月定例会の会期は、本日から12月15日までの15日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から12月15日までの15日間と決しました。

                  日程第3
        議案第60号から議案第81号まで及び報告第15号
○議長(有若 隆君) 次に、日程第3 議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議についてまで、及び報告第15号 専決処分の報告についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)
○議長(有若 隆君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。市職員の中でもインフルエンザが流行っております。また、庁舎のほうの暖房もちょっと壊れまして、ストーブなどで対応いたしますが、そういった中でもしっかりと議会を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。
 令和7年12月砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました令和7年度一般会計補正予算案をはじめといたします諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げます。
 初めに、熊対策について申し上げます。
 全国各地で熊によります被害が深刻化しており、本市でも11月24日までに昨年比で約7.4倍となる52件の目撃情報などが寄せられております。
 こうした中、去る11月10日には庄川町古上野地内に成獣の熊1頭が出没し、人の日常生活圏であったことから、本市で初となります「緊急銃猟」を実施し、捕獲に至ったところであります。
 これは地域における情報連絡体制が確立されていたことから、早期に個体の発見に至ったもので、市鳥獣被害対策実施隊や警察等に御協力をいただき、幸い人身事故もなく安全かつ迅速な対応ができたものと考えております。
 なお、市では、これまでもAIカメラによる熊検知システムの導入をはじめ、狩猟免許取得補助、放任果樹の伐採補助など、他市に先駆けて総合的な対策を講じてきたところでありますが、危険を伴うハンターの活動をさらに支援するため、本定例会に捕獲報奨金に係る補正予算案を提出することとしております。
 引き続き、市民の安全・安心を守るため、行政、関係団体、地域が連携し、危機意識を持って熊対策の強化に努めてまいります。
 次に、新年度の予算編成方針について申し上げます。
 令和8年度は、「第2次砺波市総合計画」の最終年であり、10年間のまちづくりを評価する区切りに当たることから、計画の集大成として各種施策とKPIの達成に注力するとともに、第3次総合計画への新たなステップをスムーズに踏み出せるよう、新規事業の始動もイメージして予算編成を進めてまいります。
 中でも「10WAVEプロジェクト」は、その進捗も考慮しながら施策の総仕上げに向けた取組を進めるものであり、特に、少子化対策・子育て支援の充実をはじめ、DX・GX事業や新庁舎整備と市民サービス向上・業務改善の推進など全6項目を令和8年度当初予算の重点事項と位置づけ、優先的に予算配分してまいります。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、新庁舎整備事業につきましては、建設地となる県花総合センター敷地等の譲渡を円滑に進めることを目的として、去る10月23日に県知事と基本合意書を締結したところであり、今後は譲渡に向けた手続きや地盤調査等を進めてまいります。
 また、新庁舎整備基本計画案につきましては、先般の検討委員会において了承が得られたところであります。現在、パブリックコメントでいただいた御意見を踏まえて内容を精査し、近日中に決定し公表することとしており、引き続き、基本設計等を進めてまいります。
 次に、物価高騰対策について申し上げます。
 第7弾の砺波市プレミアム付商品券につきましては、11月末をもって利用期間が終了し、現在、実績の取りまとめを行っておりますが、昨年に引き続き2次販売を実施したことから、多くの皆様に御利用をいただきました。物価高騰により家計の負担が増える中、市民生活の支援と地域経済の活性化に大いに貢献したものと考えております。
 加えて、今臨時国会において審議されております「重点支援地方交付金」によります国の経済対策にも速やかに呼応し、必要に応じて追加補正予算を編成するなど、さらなる物価高への支援を講じてまいります。
 次に、観光振興について申し上げます。
 10月3日から13日まで開催されました「2025となみ夢の平コスモスウォッチング」につきましては、雨天の日が多かったものの、4万人もの来場があり、期間を通じてゲレンデ一面に咲き誇るコスモスを十分に楽しんでいただけたものと考えております。
 なお、今年度から有料入場制となったことから、実行委員会のほうからは持続可能なイベントの運営に大きな成果があったとの報告を受けております。
 また、「KIRAKIRAミッション2025」につきましては、市造園業組合の御支援により樹木などの剪定作業が行われたほか、11月22日のボランティアデーには、砺波、砺波工業の市内2高校の生徒をはじめ、今回新たに市内のバスケットボール地域クラブの中学生や、多くの企業や団体など過去最大となります200名を超える幅広い市民の皆様に会場の準備をしていただきました。この場をお借りして、御協力をいただいた皆様に心より感謝を申し上げます。
 なお、本日18時からは点灯式が行われるほか、21日のイベントデーでは、となみミュージカルキッズのクリスマス公演や、商工会議所青年部によりますカラフルなランタンが上げられる予定となっております。今月25日までの期間中、多くの方々に光の演出を楽しんでいただけることを期待しております。
 次に、農業振興について申し上げます。
 水稲につきましては、6月中旬からの記録的な高温・少雨により、品質低下が懸念されたところでありますが、収量は、渇水被害のあった地区では若干減少したものの、市全体としては平年並みであり、品質におきましても、本年のとなみ野農協管内の1等米比率は9割を上回ったところであります。
 次に、屋敷林保全支援について申し上げます。
 去る11月8日、9日の両日に行いました「秋の剪定枝リサイクル大作戦」につきましては、初日に1日としてはこれまでで最高の1,469台の運搬車両を受け入れ、2日間で過去2番目となる244トンの剪定枝が集まったところであります。
 この剪定枝を材料とする堆肥につきましては、昨年に引き続き、東京都で開催されます「臨海副都心チューリップフェスティバル」の一部の花壇に使用されることとなっております。
 なお、去る11月13日には、同イベントを主催いたします「東京臨海副都心まちづくり協議会」との間で、「まちづくり及び相互交流に関する包括連携協定」を締結したところであり、これを契機とし、堆肥の活用のみならず観光及び花と水と緑にあふれたまちづくりに向けた連携を深めてまいります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 市道改良事業につきましては、十年明千保線や鷹栖高儀線において、今年度発注分の工事は年内の完了を目指して工事を進めているところであります。
 次に、除雪対策につきましては、本日、市除雪対策本部を開設し、道路除雪実施計画に基づき市道641キロメートルと歩道95キロメートルの除雪作業に向け準備を進めているところであり、各地区除雪委員会等の御協力の下、冬期間における安全・安心な生活道路の確保に努めてまいります。
 次に、都市整備事業について申し上げます。
 庄川水記念公園の再整備につきましては、親水・水辺ゾーンの休憩施設や遊歩道の再整備に向けて、測量設計を進めているところであります。
 また、砺波チューリップ公園南門周辺の再整備につきましては、チューリップステージ南側に整備を進めております新たな撮影スポットとなります階段状の花壇は、年内の完成を予定しているところであり、残るエントランスや駐車場においても来春のチューリップフェアの開幕に向け、事業の進捗に努めてまいります。
 次に、水道事業につきましては、安川配水場電気室の耐震化工事が完了するとともに、出町、五鹿屋、東野尻、油田及び東山見地区において年度内の完了に向け基幹配水管の耐震化工事を進めているところであり、災害に強い水道施設として、引き続き、安全・安心な水道水の安定供給を図ってまいります。
 次に、下水道事業につきましては、鷹栖及び油田地区の枝線管渠工事が完了するとともに、軟弱な地盤に能登半島地震の影響を受けたことから実施してまいりました般若地区の管渠布設替工事は、年度内の完了に向け事業を進めているところであり、今後は下水道の使用が可能となった区域の下水道事業推進協議会と連携して接続の推進を図ってまいります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 去る11月4日に「経営改善委員会」を開催し、「病院経営強化プラン」に基づく経営改善に向けた取組に加え、10月に策定いたしました「コスト適正化計画」の取組内容について御意見をいただいたところであります。今後は、この内容を踏まえ、地域医療の中核病院として、市民の皆さんが安心して医療を受けられる体制を維持するため、より一層の経営改善が必要ではありますが、病院の努力にも限界があり、診療報酬の改定を適切に実施していただくよう、あらゆる機会を捉えて引き続き要請をしてまいります。
 次に、学校教育の充実について申し上げます。
 中学校の再編計画案につきましては、9月から該当する地区自治振興会やPTAへの説明会をはじめ、パブリックコメントを行い、幅広く御意見を伺ったところであり、今月中には「市総合教育会議」に諮り、年内に策定をいたします。なお、本定例会には新設中学校の整備基本計画策定等に係る補正予算案を提出したところであり、速やかに開校に向けた準備を進めてまいります。
 次に、文化芸術の振興について申し上げます。
 現在、かいにょ苑の利活用について、サウンディング型市場調査として複数の民間事業者との対話を通じて公募条件等の把握に努めたところであり、今後、公募型プロポーザル方式による選定に向けた取組を進めてまいります。
 次に、子育て環境の充実について申し上げます。
 イオンモールとなみ内に「子供の屋内の遊び場」として整備を進めてまいりました児童館と子育て支援センターなどの機能を複合化した新たな施設につきましては、このほど「砺波市こども子育て交流館こどもおーる」として、来年1月7日にオープンの運びとなりました。
 子供の健全育成と子育て家庭を支援する拠点として、子供や子育て世代の交流の場となるものと期待しております。
 それではこれより、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ7億2,044万7,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ252億7,879万5,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  障害福祉費                1億6,400万円
  児童措置費                  6,000万円
  保育所費              8,503万1,000円
  農地災害復旧費              2億2,200万円
などであり、そのほか当面必要となってまいりました、やむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出予算に対する財源の主なものは、
  国庫支出金             3億788万6,000円
  県支出金              8,544万5,000円
  市債                     5,230万円
などであり、不足いたします額1億9,327万6,000円を繰越金で措置するものであります。加えて、留保しておりました繰越金のうち7億9,600万円を充当し、当初計上しておりました基金からの繰入れの一部を取りやめるものであります。
 また、債務負担行為につきましては、令和8年度以降の公の施設の指定管理委託のほか、令和8年度の施設保守管理業務委託などについて追加するものであります。
 次に、議案第61号 令和7年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、一般被保険者高額療養費の不足額のほか、人件費などを補正するものであります。また、債務負担行為につきましては、令和8年度の電算保守管理等業務委託について設定するものであります。
 次に、議案第62号 令和7年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、工業団地造成事業に係る償還利子を補正するものであります。
 次に、議案第63号 令和7年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第64号 令和7年度砺波市下水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、ともに令和8年度の施設保守管理等業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第65号 令和7年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、企業債の借入額のほか、国の人事院勧告に準拠した給与改定等に伴う給与費などを補正するものであります。また、債務負担行為につきましては、令和8年度の電算システム等賃借及び施設保守管理等業務委託について追加するものであります。
 次に、予算関係以外の議案について御説明いたします。
 条例関係につきましては、8件ございます。
 こども子育て交流館条例をはじめ条例の制定が2件のほか、砺波市職員の給与に関する条例等をはじめ条例の一部改正が6件でございます。
 条例関係以外の案件につきましては、工事請負変更契約の締結が1件、指定管理者の指定が2件、とやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議が5件であります。
 次に、報告第15号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について1件報告するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。
 よろしく御審議の上、可決いただきますようお願い申し上げます。

○議長(有若 隆君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明12月2日から12月7日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、明12月2日から12月7日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会することに決しました。
 次回は、12月8日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時24分 閉議
  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   有 若   隆

   署名議員   小 西 十四一

   署名議員   境   欣 吾

   署名議員   山 本 篤 史



令和7年12月 本会議 定例会(第1号) 議事日程・名簿

        令和7年12月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定について
   第3 議案第60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議についてまで、及び報告第15号 専決処分の報告について
      (提案理由説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   12月 1日  午前10時04分  開会
   12月 1日  午前10時24分  閉議

1.出席議員(16名)
   1番 米 山 勝 規 君     2番 嶋 田   充 君
   3番 原 野   誠 君     4番 仁 木 良 市 君
   5番 原 田 定 範 君     6番 境   佐余子 君
   7番 林   教 子 君     8番 向 井 幹 雄 君
   9番 神 島 利 明 君    10番 小 西 十四一 君
  11番 境   欣 吾 君    12番 山 本 篤 史 君
  13番 有 若   隆 君    14番 川 辺 一 彦 君
  15番 島 崎 清 孝 君    16番 今 藤 久 之 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    企画総務
                   部  長 坪 田 俊 明 君

 福祉市民              商工農林
 部  長 横 山 昌 彦 君    部  長 高 畑 元 昭 君

 建設水道              企画総務部次長
 部  長 老   雅 裕 君    企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 二 俣   仁 君    財政課長 河 合   実 君

 福祉市民部次長           建設水道部次長
 社会福祉課長 河 西 晃 子 君    土木課長 金 子 幸 弘 君

 商工農林部
 商工観光課長 杉 本 賢 二 君    病 院 長 河 合 博 志 君

 病  院              病  院
 事務局長 田 村 仁 志 君    総務課長 瀬 尾 浩 昭 君

 会  計
 管 理 者 三 井 麻 美 君    教 育 長 白 江   勉 君

 教育委員会
 事務局長 安 地   亮 君    教育総務課長 幡 谷   優 君

                   監  査
 監査委員 佐 野 勝 隆 君    事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      調査係長 佐 藤 秀 和

 議事係長 瀧 川 千賀子



令和7年12月 本会議 定例会 目次

          令和7年12月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(12月1日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第60号から議案第81号まで及び報告第15号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………  4
★第2号(12月8日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 13
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 13
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 13
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 13
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 13
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 14
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(代表質問)
   16番  今藤 久之 議員 ………………………………………………… 15
      ・令和8年度砺波市予算編成について
      ・新庁舎について
      ・城端線・氷見線再構築事業について
      ・砺波市立中学校の再編について
      ・市立砺波総合病院について
      ・介護保険制度について
      ・農業施策について
      ・観光施策について
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    4番  仁木 良市 議員 ………………………………………………… 46
      ・砺波市の賑わいづくりと次期総合計画について
      ・新児童施設(こども子育て交流館)の設置と利用児童生徒への配
       慮について
    7番  林  教子 議員 ………………………………………………… 57
      ・人生100年時代にふさわしい健康寿命の延伸に向けて
      ・骨粗鬆症予防の強化に向けて
      ・学び・備え・インフラ整備の充実による防災・減災対策の強化に
       ついて
    2番  嶋田  充 議員 ………………………………………………… 69
      ・中学校再編を好機と捉えた戦略的ビジョンについて
      ・富山県との協働を見据えた関係人口創出・拡大の推進について
    1番  米山 勝規 議員 ………………………………………………… 78
      ・移住・定住促進の補助制度について
      ・空き家・空き地の管理に対する働きかけについて
      ・クマ被害対策について
★第3号(12月9日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 89
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 89
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 89
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 89
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 89
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 90
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    9番  神島 利明 議員 ………………………………………………… 91
      ・マイナンバーカードの活用について
      ・防災対策について
      ・学校の環境整備について
      ・重点支援地方交付金について
    5番  原田 定範 議員 ………………………………………………… 99
      ・砺波市下水道計画について
      ・市営住宅の維持管理について
      ・民生委員・児童委員活動について
    6番  境 佐余子 議員 …………………………………………………108
      ・第3次砺波市総合計画の方向性-市政の持続性と砺波らしさの再
       構築について
    3番  原野  誠 議員 …………………………………………………114
      ・災害時における避難所の機能や運営体制の在り方について
      ・クマの出没に対する学校の対策について
    8番  向井 幹雄 議員 …………………………………………………123
      ・行政サービスの向上について
      ・地域防災の充実について
      ・こども誰でも通園制度について
   10番  小西十四一 議員 …………………………………………………133
      ・第3次砺波市総合計画策定に向けた提案について
      ・国の次年度の施策に対する当市の対応について
   11番  境  欣吾 議員 …………………………………………………139
      ・フリースクールの運営への支援について
      ・学校給食の無償化について
      ・六厩産廃施設問題について
   12番  山本 篤史 議員 …………………………………………………149
      ・除雪対策について
      ・子供の学習環境づくりについて
  議案の常任委員会付託(議案第60号から議案第81号まで及び報告第15
  号) …………………………………………………………………………………157
★第4号(12月15日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………159
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………159
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………159
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………159
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………160
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………160
  議案第82号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………161
   質 疑 ……………………………………………………………………………162
   議案の常任委員会付託(議案第82号)………………………………………162
  議案第60号から議案第82号まで
   各委員会の審査報告 ……………………………………………………………163
   質 疑 ……………………………………………………………………………167
   討 論 ……………………………………………………………………………167
   採 決 ……………………………………………………………………………170
  議員提出議案第5号
   提案理由の説明 ………(向井議員)…………………………………………170
    質 疑 …………………………………………………………………………171
    討 論 …………………………………………………………………………171
    採 決 …………………………………………………………………………171
  庄川水害予防組合議会員の補欠選挙について …………………………………172
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査について ………………………………173
  議案第83号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………174
   採 決 ……………………………………………………………………………174
  議案第84号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………175
   採 決 ……………………………………………………………………………175
  議案第85号から議案第87号まで
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………176
   採 決 ……………………………………………………………………………176
  閉会の挨拶 …………………………………………………………………………177
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………179



令和7年12月 本会議 定例会 議案一覧

            本定例会に付議された議案等の件名

議案第 60号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第4号)
議案第 61号 令和7年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 62号 令和7年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 63号 令和7年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第 64号 令和7年度砺波市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第 65号 令和7年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第 66号 砺波市こども子育て交流館条例の制定について
議案第 67号 砺波市乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
議案第 68号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第 69号 砺波市児童館条例の一部改正について
議案第 70号 砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第 71号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 72号 砺波市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 73号 砺波市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 74号 工事請負変更契約の締結について
議案第 75号 指定管理者の指定について
議案第 76号 指定管理者の指定について
議案第 77号 高岡市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 78号 射水市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 79号 氷見市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 80号 小矢部市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 81号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
報告第 15号 専決処分の承認を求めることについて
 専決処分第10号 損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について
議案第 82号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第5号)
議案第 83号 砺波市教育委員会教育長の任命について
議案第 84号 砺波市教育委員会委員の任命について
議案第 85号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について
議案第 86号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について
議案第 87号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について



令和7年8月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(有若 隆君) ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                  日程第1
   議案第45号から議案第56号まで、及び認定第1号から認定第9号まで
○議長(有若 隆君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)から議案第56号 財産の取得についてまで、及び認定第1号 令和6年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和6年度砺波市病院事業会計決算認定についてまでを議題といたします。

              (各委員会の審査報告)
○議長(有若 隆君) 以上の案件につきましては、各常任委員会及び決算特別委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 文教民生病院常任委員会委員長 向井幹雄君。
 〔文教民生病院常任委員会委員長 向井幹雄君 登壇〕
○文教民生病院常任委員長(向井幹雄君) 文教民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、外3件について審査するため、去る9月3日午前10時から、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第46号 令和7年度砺波市霊苑事業特別会計補正予算(第1号)、議案第51号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、議案第56号 財産の取得について、以上、議案4件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程における内容について、次の2点について申し上げます。
 1点目に、議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分のうち、老人福祉施設整備費、認知症高齢者グループホーム等防災改修等支援事業補助金については、国からの内示を受けた、認知症高齢者グループホーム2施設に対するもので、1施設は施設の老朽化に伴う大規模修繕、1施設は消雪装置の整備及び中庭への避難経路の段差解消を実施するとのことでした。
 市内のグループホームにおいて大規模改修等が必要となる場合、国の補助金を希望し内示を受けられた場合に補助が受けられるとのことでした。また防災対策については、全てのグループホームで業務継続計画(BCP)が策定されており、様々な訓練や研修が実施されているとのことでした。
 2点目に、空き家対策事業費、空き家再生等推進事業補助金については、空き家を活用し、地域活性化や地域の関係人口の増加を目的とした事業に取り組む事業者に対し、空き家の改修等に係る経費を補助するとのことでした。
 今回の事業は、地域の方々が気軽に立ち寄れる「空き家相談所」の開設や創作アトリエで親子の創作プログラムなどを開催し、地域の方々と連携する計画があるなど、地域との関わりを深め、地域の活性化につながるものであるとのことでした。
 次に、市政一般に関する審議の過程において次の要望がありましたので申し上げます。
 1点目に、中学校再編計画については、今年度に「砺波市立中学校再編計画」を策定後、基本計画や基本設計に加え、農振除外や農地転用などの諸手続き、用地選定及び用地買収、建築工事などを実施すると、一定期間かかると予想されることから、令和15年4月を開校目標としたとの事でした。
 新しい校舎では、従来のような一方向的な授業ではなく、子供たちが自ら学び方を選び、自由に学習空間を移動しながら学ぶことが可能となり、教員や生徒数が増えることで多様な価値観に触れ合う機会ができるなど、こうした環境が、よりダイナミックな授業展開を可能にし、教育の質の向上につながるとのことでした。
 委員からは、拙速に進めるのではなく、しっかり準備を重ねていただきたいと要望がありました。
 2点目に、市立砺波総合病院のコスト適正化プロジェクトチームの動きについては、本年5月に院長直轄のプロジェクトチームを設置し、これまで月1回のペースで計4回の会議を開催し、コスト適正化に向けた課題の整理と対応策の検討を進めてきたとのことでした。
 その中で、コスト削減項目として当初は57項目を抽出し、精査・集約の結果、現在39項目に絞り、医薬品・診療材料の在庫管理、検査項目や手順の見直しによる材料費の適正化などに取り組むとし、今後は「コスト適正化計画」を策定し、実践を通じて削減効果を評価していくとのことでした。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、文教民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(有若 隆君) 総務産業建設常任委員会委員長 小西十四一君。
 〔総務産業建設常任委員長 小西十四一君 登壇〕
○総務産業建設常任委員長(小西十四一君) 総務産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、外5件についてを審査するため、去る9月4日午前10時から、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第47号 令和7年度砺波市下水道事業会計補正予算(第1号)、議案第48号 砺波市議会議員及び砺波市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について、議案第49号 砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第50号 砺波市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、議案第52号 砺波市夢の平リフト条例の一部改正について、以上、議案6件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の3点について申し上げます。
 1点目に、議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分のうち、防災対策費については、防災井戸整備モデル事業として避難所となっている、出町小学校と砺波東部小学校の既存井戸を改修し、災害時に使用できる給水栓を新たに設置するものであり、運用時の課題などの整理を行い、次年度以降、順次各地区の主要避難所への整備拡大を進めるとのことでした。
 委員からは、いざという時に混乱が生じないよう維持管理方法等についてルール作りを進めていただきたいとの要望がありました。
 2点目に、農地利用効率化等支援事業補助金については、農地引受力の向上等に資する、地域計画に記載のある経営体に対して、農業用機械導入に係る国からの補助金が市を通じて交付されるものであるとのことでした。
 委員からは、その他の営農組織においても高齢化や担い手不足を理由に耕作ができなくなるなどの状況に注視して農家の支援を実施していただきたいとの要望がありました。
 3点目に、諏訪堂水路水門改修工事については、水門は設置から60年以上たっており、水門を昇降操作した場合に、破損するおそれがあり足場が悪く危険が伴うため改修するとのことであり、これにより豪雨の際、下流域である中田口用水路から和田川へ流れる水量分がほぼカットされ、下流域における溢水は抑制されると考えるとのことでした。
 委員からは、これからも想定される豪雨に対して迅速に排水対策が可能となるよう、下流域とも連携して住民に安心できる環境の整備をお願いしたいとの要望がありました。
 次に、市政一般における審議の過程において、となみ夢の平コスモスウォッチングの有料化について、ほか1件の意見・要望がありました。
 なお、去る7月30日、中山間地における渇水状況を現地視察し、緊急的な支援策の必要性を確認したとともに、具体的対応方法や今後の抜本的対応について、現地農家の御意見を伺いました。
 また、8月5日には、農業委員会との意見交換会を行い、各地区における農業経営の現状と今後の課題について意見交換を行いました。
 以上、審査の結果と意見・要望について申し上げ、総務産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(有若 隆君) 決算特別委員会委員長 山本篤史君。
 〔決算特別委員長 山本篤史君 登壇〕
○決算特別委員長(山本篤史君) 決算特別委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 去る9月2日開催の本会議におきまして、当特別委員会に付託されました議案第53号 令和6年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてから議案第55号 令和6年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び、認定第1号 令和6年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和6年度 砺波市病院事業会計決算認定についてまでを審査するため、去る9月8日、9日、10日の3日間にわたって決算特別委員会を開催いたしました。
 付託案件は、議案第53号 令和6年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、議案第54号 令和6年度砺波市工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、議案第55号 令和6年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、認定第1号 令和6年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 令和6年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 令和6年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 令和6年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 令和6年度砺波市工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 令和6年度砺波市水道事業会計決算認定について、認定第7号 令和6年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について、認定第8号 令和6年度砺波市下水道事業会計決算認定について、認定第9号 令和6年度砺波市病院事業会計決算認定について、以上、議案3件及び認定9件についてであります。
 審査に当たりましては、最初に監査委員から各会計決算についての審査所見の後、当局から詳細な決算内容の説明を受けるとともに、事前資料の提示を求め、予算執行の適否等について審査しました。
 その結果、議案第53号から議案第55号までについては、「全会一致」で、原案のとおり「可決」、また、認定第1号から認定第9号までによる各会計決算については、法令、並びに議決に基づき適正に執行され、所期の事業を計画的に遂行されており、行政効果も上げられていることから、全て原案のとおり「認定」すべきものと決したのであります。
 以下、審査過程における主な質疑、意見、要望等の概要について報告します。
 1点目、令和6年度の新規及び拡充事業の市民への周知については、各種事業については、前例踏襲することなく、常に各団体からの要望や市民アンケート、社会情勢を勘案し、各種計画の中で優先順位を決めて実施しているとのことでした。総合計画では、これまでも、評価指標となるKPIの達成状況について、「総合計画審議会」や「行政改革市民会議」など、市民目線でのチェックを行い、必要に応じてKPI指標の再設定など改善に努めているとのことであり、これからも、アンテナを高くし、市民ニーズを集約し、適正な目標設定、事業の進展に努めるとのことでした。
 次に、市民ニーズの的確な把握と効果的な市民への情報発信については、各種計画を立案する際、市民へのデジタルアンケートや各種団体の会合などの意見交換や要望、各地区への地域アンテナ隊の派遣、行政出前講座、市長への手紙など様々な機会を通して把握に努めているとのことでした。また、デジタル化が進展する中、市民の目線に立って情報を分かりやすく伝えることを念頭において、AIなど人工知能などを使うなど、工夫を凝らし、効果的な情報発信に努めるよう、職員の意識を高めるとのことでした。
 これからも、市民ニーズの把握や市民への情報発信に一層取り組み、市民にとってよりよい施策の展開を望むものであります。
 2点目に、病院事業会計については、決算が赤字となったことから、コスト適正化プロジェクトを推進し、病院経営強化プランに基づき、収益の確保と経費削減に取り組んでいるが、医療報酬の制度上に問題があるとの指摘があり、病院の経営健全化に向けて、適正な診療報酬の改定や国による支援施策が不可欠であることから、議会としても国に働きかけを行うこととしているが、引き続き、市としても国への要望を強く望むものであります。
 3点目の、砺波市プレミアム付商品券の経済波及効果については、砺波市プレミアム付商品券の販売額は3億6,000万円で、利用率は99.67%と非常に高い状況となりました。また、「おつりが出ない」仕組みにより、利用者が額面以上の支出を行う傾向がみられ、砺波市プレミアム付商品券の利用額以上の消費拡大につながり、年末商戦前の例年消費が落ち込む11月末を使用期限としたことで、地域経済に大きな波及効果をもたらすことができたと考えているとのことでした。引き続き、物価高騰の影響を受けた市民の支援とともに市内事業者の事業継続を図れるよう、地域経済に対する活性化の促進を望むものであります。
 4点目の、イノシシ被害防止対策については、イノシシによる被害面積及び被害額は、平成25年度の215アール、227万4,000円がピークであったが、各地区の地域ぐるみでの電気柵の設置等、被害防止対策に取り組んだ結果、令和6年は被害面積10アール未満、被害額10万円程度まで減少し、大変効果があったとのことでした。この防止対策を行うことで、農作物の被害を無くし、耕作放棄地を増やさない取組にもなるので、継続した支援を望むものであります。
 5点目の、定住促進事業については、県外からの移住定住者は、昨年と比べると減少しているが、となみ暮らし応援プロジェクトの住宅取得・家賃支援の実績は昨年を上回っており、市がPRしている住みよさとの相乗効果で、定住促進に大きく貢献しているとのことでした。さらに効果的なプロジェクトとなるよう制度の見直しを検討し、令和7年度から「砺波らしさ」を意識した循環型住宅等へのオプション加算を取り入れた支援制度をスタートしたところであります。さらなる移住・定住促進に向けて、施策のPRにも力を入れることを望むものであります。
 6点目の、こども家庭センターについては、令和6年4月から開設し、児童福祉と母子保健の一体的な相談支援について、部局を超えて役割分担を確認・理解し合い、各担当の強みを活かして関係機関との連携が図られているとのことでした。今後とも、こども家庭センターの認知度を上げていき、市民の方々や関係機関にも相談支援の場として気軽に利用できるようにしたいとのことでした。各関係機関が横断的に取り組み、切れ目のない子育て家庭への支援がスムーズに遂行されることを望むものであります。
 本委員会中で出た意見、要望等について十分に精査し、より一層の行財政運営に努めるよう申し上げ、決算特別委員会の報告といたします。
○議長(有若 隆君) 以上をもって、各常任委員会及び決算特別委員会の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)
○議長(有若 隆君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

                 (討  論)
○議長(有若 隆君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

                 (採  決)
○議長(有若 隆君) これより採決をいたします。
 まず、議案第45号から議案第52号まで及び議案第56号についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各常任委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(有若 隆君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第53号から議案第55号まで及び認定第1号から認定第9号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する決算特別委員長の報告は、原案のとおり可決または認定であります。以上の案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(有若 隆君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、委員長報告のとおり可決または認定することに決しました。

                  日程第2
               議員の派遣について
○議長(有若 隆君) 次に、日程第2 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、派遣する議員については、配付いたしました議員の派遣についてのとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員の派遣をすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣については配付文書のとおり、議員を派遣することに決しました。

                  日程第3
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(有若 隆君) 次に、日程第3 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会からの申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

            追加日程第4から追加日程第6まで
○議長(有若 隆君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から、議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第58号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、議案3件が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第4、追加日程第5及び追加日程第6として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号から議案第59号までを日程に追加し、議題とすることに決しました。

            議案第57号から議案第59号まで
○議長(有若 隆君) これより、追加日程第4 議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、追加日程第5 議案第58号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて及び追加日程第6 議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてまで、以上、3議案について、関連がありますので一括して議題といたします。

               (提案理由の説明)
○議長(有若 隆君) 各議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加提案いたしました議案第57号、議案第58号及び議案第59号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明いたします。
 現人権擁護委員の伊東幸惠氏、岡部淳子氏及び南部光宏氏の任期が本年12月31日をもって満了となります。つきましては、議案第57号において伊東幸惠氏を、議案第58号において、岡部淳子氏を引き続き、また、議案第59号には、南部光宏氏の後任として平田 淳氏を人権擁護委員の候補者として推薦することといたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 何とぞ御審議をいただき、意見をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(有若 隆君) お諮りいたします。本案については、事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議はございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)
○議長(有若 隆君) これより議案第57号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、伊東幸惠氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号については、伊東幸惠氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第58号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第58号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、岡部淳子氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、議案第58号については、岡部淳子氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第59号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、平田 淳氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、議案第59号については、平田 淳氏を適任とすることに決しました。

○議長(有若 隆君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(有若 隆君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 8月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提出いたしました本年度の一般会計補正予算をはじめ、当面必要となってまいりました諸案件並びに令和6年度の砺波市一般会計をはじめ、各会計の決算及び関連議案につきまして、議員各位には慎重審査の上、それぞれ可決、認定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも留意しながら、適正で効率的な予算執行と市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 さて、今会期中の9月7日には恒例の庄川水まつりが開催されました。
 この祭りも1985年の第1回の開催から今年でちょうど40年を迎えるということで、水に親しみ、水を楽しむ地域イベントとして、今年も多くの参加者や来場者でにぎわいました。
 一方で、今年の夏はこの水が大きな悩みの種ともなりました。7月の記録的小雨によります水田の水不足や、一転して、8月には観測史上最大となる豪雨による農地災害など、短期間に少な過ぎる水と多過ぎる水への対処という、過去に例を見ない経験をしたところであり、国・県など関係機関や企業の御協力や、また、本市の職員の迅速、的確な緊急的対応によりまして、深刻な被害にまでには至らなかったものと考えておりますが、改めて自然の厳しさを実感せざるを得ない状況でございました。
 本定例会では、これらの災害対応に加え、諏訪堂水路の水門改修など排水対策事業に対する補正予算も提出したところであり、本日可決いただきましたことから、早急に事業に着手してまいります。
 なお、来る9月28日には、県と合同で、砺波市総合防災訓練を関係団体等との連携を図りながら、より実践的な訓練として実施をいたします。
 引き続き、恵みと災いという、両方の顔を持つ自然と向き合いながら、あらゆる災害に迅速かつ柔軟に対応できるよう、市民の皆さんの御理解と御協力も得ながら、防災体制の充実強化に努めてまいりたいと考えております。
 結びになりますが、議員各位をはじめ関係各位に重ねてお礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(有若 隆君) これをもちまして、令和7年8月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 皆さんどうも御苦労さまでございました。

 午後 2時35分 閉会
  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   有 若   隆

   署名議員   林   教 子

   署名議員   向 井 幹 雄

   署名議員   神 島 利 明



令和7年8月 本会議 定例会(第4号) 議事日程・名簿

         令和7年8月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
   第1 議案第45号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第3号)から議案第56号 財産の取得についてまで、及び認定第1号 令和6年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和6年度砺波市病院事業会計決算認定について
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第2 議員の派遣について
   第3 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
  追加日程
   第4 議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
   第5 議案第58号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
   第6 議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    9月16日  午後 2時00分  開議
    9月16日  午後 2時35分  閉会

1.出席議員(15名)
   1番 米 山 勝 規 君     2番 嶋 田   充 君
   3番 原 野   誠 君     4番 仁 木 良 市 君
   6番 境   佐余子 君     7番 林   教 子 君
   8番 向 井 幹 雄 君     9番 神 島 利 明 君
  10番 小 西 十四一 君     11番 境   欣 吾 君
  12番 山 本 篤 史 君     13番 有 若   隆 君
  14番 川 辺 一 彦 君     15番 島 崎 清 孝 君
  16番 今 藤 久 之 君

1.欠席議員(1名)
   5番 原 田 定 範 君

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 島 田 繁 則 君

 企画総務              福祉市民          
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 高 畑 元 昭 君    部  長 老   雅 裕 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君    総務課長 二 俣   仁 君

 企画総務部次長           福祉市民部次長
 財政課長 河 合   実 君    社会福祉課長 河 西 晃 子 君

 建設水道部次長           商工農林部
 土木課長 金 子 幸 弘 君    商工観光課長 杉 本 賢 二 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 田 村 仁 志 君

 病  院              会  計
 総務課長 瀬 尾 浩 昭 君    管 理 者 三 井 麻 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 安 地   亮 君

 教育総務課長 幡 谷   優 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 石 黒 哲 康      議事係長・調査係長 佐 藤 秀 和
 議 事 係
 主  査 瀧 川 千賀子