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平成11年3月定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時03分 開議

◯議長(宮木君) これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(宮木君) 日程第1 議案第24号から議案第33号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外9件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案について御説明申し上げます。
 議案第24号から議案第30号までは、一般会計、特別会計及び企業会計の補正予算であります。
 まず、一般会計におきましては、歳入歳出それぞれ6億8,532万円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額は168億5,557万5,000円となるものであります。
 今回の補正の主な要因は、国の第3次補正予算に対応するものであります。
 歳出予算の増額補正の主なものとしては、
 地域情報化推進事業              1億2,350万0,000円
 介護保険対応事業               1億4,242万1,000円
 保育所施設整備事業                3,197万2,000円
 土地改良総合整備事業補助             4,511万2,000円
 企業誘致対策事業                 3,885万0,000円
 公営住宅建設事業               3億0,770万0,000円
などであります。
 なお、少額ではありますが、市単独事業といたしまして、
 大豆被害緊急対策事業交付金              650万0,000円
を計上しております。
 また、減額補正の主なものとしては、
 老人保護措置費                  2,289万4,000円
 生活保護費                    1,800万0,000円
 老人保健会計繰出金                1,774万0,000円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの財源といたしましては、
 地方交付税                  2億3,279万0,000円
 国庫支出金                  2億3,970万4,000円
 県支出金                   1億2,212万0,000円
 市   債                  1億9,120万0,000円
などを増額しようとするものであり、一方、不況の影響によりまして、
 法人市民税                  1億1,000万0,000円
を減額するものであります。
 継続費につきましては、国の第3次補正予算に伴う新栄町団地建替事業及び事業費が確定いたしました野球場施設整備事業について、継続費の年割額を変更するものであります。
 また、地方債につきましては、事業内容の変更等により、限度額を増額しようとするものであります。
 特別会計におきましては、砺波市国民健康保険事業特別会計など4会計について、所要の補正を行うものであります。
 国民健康保険事業特別会計につきましては、老人保健拠出金等を増額するものであります。
 これらの財源として、療養給付費交付金、繰越金等を増額し、基金繰入金を減額して財源調整するものであります。
 老人保健医療事業特別会計につきましては、医療諸費を減額するものであり、あわせて財源としての支払基金交付金、国庫支出金等を減額するものであります。
 下水道事業特別会計につきましては、国の第3次補正予算等によりまして、下水道管理費、下水道事業費を増額するものであります。
 財源として、国庫支出金等を増額し、基金繰入金等を減額するものであります。
 また、地方債につきましては、事業内容の変更等により限度額を増額しようとするものであります。
 農業集落排水事業特別会計につきましては、農業集落排水事業費等を減額するものであり、財源として、諸収入を増額し、市債、使用料等を減額するものであります。
 また、企業会計におきましては、国の第3次補正予算等によりまして、水道事業会計の補正を行い、病院事業会計につきましても、所要の措置を行うものであります。
 次に、議案第31号、議案第32号は、条例関係であります。
 市民の市政への参加機会の拡充を目的として、各種審議会の構成委員から市議会議員及び市職員を除くこととし、砺波市住居表示審議会条例等を一部改正するもの、また、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴い、砺波市病院事業の設置等に関する条例を一部改正するものであります。
 次に、議案第33号につきましては、砺波市土地開発公社が砺波市第4工業団地造成事業により整備を行ってきた専用排水施設部分を工事完了したことにより、砺波市が取得するものであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) この際、暫時休憩いたします。

 午前10時09分 休憩

 午前11時04分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

◯議長(宮木君) 日程第2 市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第33号まで、平成11年度富山県砺波市一般会計予算外32件を議題といたします。
 これより、市政全般に対する代表質問並びにただいま議題となっています案件に対する質疑を行います。
 通告により、発言を許します。
 21番 松本恒美君。
  〔21番 松本恒美君 登壇〕

◯21番(松本君) 私は、自由民主党砺波市議会議員会を代表いたしまして、本定例会に提案されました平成11年度砺波市一般会計予算案をはじめ当面する諸問題について、質問と要望をいたします。
 まず初めに、去る2月26日、砺波市名誉市民であります片岡清一先生の訃報に接し、在りし日を偲びまして、誠実で清廉潔白な政治家で、中国、カナダ等の国際的にも貢献の多かった先生が逝去されましたことは、まことに残念であります。
 長い間、本当に御苦労さまでした。心から御冥福をお祈り申し上げる次第であります。
 まず、平成11年度予算案についてお伺いいたします。
 新世紀を目前にして日々の新聞の紙面には、金融危機、経済不況、そして凶悪犯罪、不祥事件の見出しが多く見られ、先行き不透明であり、大きな変革の時期を迎えていると考えられます。
 国においては、まず、直面する景気の回復を最重点とした11年度予算は、一般会計の総額で81兆8,601億円となり、歳出は20年ぶりと言われる伸びを見せ、積極的な経済対策に取り組まれた景気浮揚を目指すものとなっております。ついては、実質経済成長率を0.5%まで回復すると強調されているところであります。早期に景気の回復を期待するものであります。
 一方、審議されております富山県では、本年度当初予算一般会計は6,176億1,978万8,000円で、10年度当初予算に比べ0.5%増のほぼ横ばいであり、県債発行を抑制するとともに、財政の健全化を目指したものとなっております。
 投資的経費の圧縮に努めた結果、借金返済に当たる公債費を除きますと1.8%減となり、3年連続実質マイナスの緊縮型予算であります。
 このような財政事情の中で、平成11年度砺波市一般会計予算は158億6,500万円、前年度比6.2%増。また、特別会計では75億1,400万円、対前年度比3.6%減。企業会計では122億6,730万円、対前年度比4.4%増となっております。平成11年度の砺波市予算総額は356億4,630万円、前年度比11億6,660万円、3.4%増を計上なされております。
 内容面では、新規政策、前年度よりの継続など第6次砺波市総合計画後期修正計画に基づき取り組まれたと思われますが、自民会が21世紀の展望に立った、今後とも「日本一住みやすいふるさと」「地域に誇りを持てる地域」を目指した活力ある砺波市政を実現するための18項目の重要要望事項に対しまして、積極的に推進をいただきますようお願いを申し上げます。
 では、新年度予算について、2、3お伺いいたします。
 まず、市民税でありますが、第6次総合計画修正後期計画3年次によりますと、平成11年度の市税額は56億500万円と計画をなされておりました。
 このたびの市税総額は52億768万3,000円と、前年度比3.2%の減となっております。市税収入のうち個人市民税は、対前年度比10.5%減の16億5,870万円、法人市民税は約3億8,000万円、前年度比2.6%減で、固定資産税では28億5,870万5,000円、対前年度比4.4%増となっております。
 増を見込まれるものは、固定資産税、市たばこ税の15.2%と、軽自動車税の3.4%であります。
 市税収入とりわけ市民税や固定資産税は、貴重な自主財源として、また歳入に占めるウエートも高く、この財源の安定的な確保は重要な関心事であります。これらを中心にした予算収入の見積もりの根拠についてお伺いを申し上げます。
 次に、市債についてお伺いいたします。
 市債は17億6,600万円と、対前年比23.6%増と見込まれ、歳入構成比は11.1%となっております。当面する出町小学校建設事業、また、総合病院の増改築事業をはじめ地方債を積極的に活用し、財源不足に対処されて生かされているものと思いますが、今後の動向について見解をお伺いするものであります。
 また、経済情勢の変化、環境の変化に伴い、市民ニーズが多様化する中にあって、臨時的に、また予定以外の新規事業に取り組まなければならないことも多々起きてくるのでありますけれども、財政運営はどのように対応されるのかお伺い申し上げます。
 次は、行財政改革と地方分権についてであります。
 国におきましては、明治維新以来130年、かつてないほどの行政改革の議論がなされ、中央あるいはまた地方の集権制度を根底から見直すと分権推進委員会が位置づけております。対等・協力の関係へと、また、中央行革も省庁数を減じ省庁を再編成し、新しい体制が叫ばれております。
 国及び地方公共団体が分担すべき役割の明確化、並びに地方公共団体の自主性の向上と個性的な活力ある健全な地域社会の実現を基本理念として推進なされている現状の中で、富山県は、新年度に行政改革推進本部を設置し、中沖知事を本部長に本格的に取り組むと言われております。
 一方、一般企業におきましては、不況の嵐の中で存続は限界とまで言われ、リストラ等企業努力し、生き残りをかけている今日、地方自治体の行財政の根本的な見直しを図り、その改革を進め、行政システムの再整備が求められているのであります。
 砺波市でも、平成10年より事務改善委員会及び行政改革市民会議が設置され、組織・人員の見直し、事務事業の3点の基本目標を掲げ検討を行っておられますが、審議の結果について、市長は提言をどのように反映をされるのか。取り組み状況についてお尋ねをいたします。
 1点には、地方分権の対応であります。
 地方分権については機関委任事務が見直されておりますが、現行においては、都道府県の事務の7~8割、市町村の事務の3~4割が機関委任事務で、残りが自治体が自らの条例を定めるなどして処理をされ、今後とも必要な事務は原則として法定受託事務で処理されると言われております。機関委任が見直されると、大量の事務が廃止となり、自治体の裁量の幅が広くなるわけですが、同時に責任も重くなるわけであります。市民サービスはどうなるのか気になるところであります。十分市民への説明を進めていただきたいのであります。
 今後、各種事業に対して、当然予算措置の問題があろうかと思われますが、受け入れ対応をどのように考えておられるのかお伺い申し上げます。
 行政の情報化の考え方についてお伺いします。
 ますます情報化が進んでまいりました今日、どのように取り組むかが課題であります。
 まず、行政によるものは、行政の情報、生活情報と同時に遠隔医療、在宅健康管理、防災、教育の関係、自動検針など、一般行政業務の住民票の発行などをどのように取り組めばよいか問題を提起いたしまして、自民会として取り組み、また研修を行ってまいりました。
 その中で、CATVの施設による水源池の遠隔制御、自動検針などを既に実施されておりますが、病院、他の遠隔診断については実験中とのことでありました。そこは、地域世帯数8万5,731戸、ホームパスすなわち視聴可能世帯が8万4,939戸で99.1%。うち加入世帯数8万258戸で93.6%であります。100%を目指すことが実の情報提供ができるのだと強く申しておられましたが、私も同感であります。早く100%実施を目指していただきたいのであります。そうして、そのためにもいかにどのような情報を提供し市民サービスを行うか、取り組みと将来構想をお聞かせをお願いいたします。
 次に、東海北陸自動車道の完成に伴う経済効果等についてお伺いいたします。
 新しい世紀に向けて、新規総合計画に環境及び社会の経済状況に対する策を考える重要なときであります。また、当市は、御存じのように幹線道路である南北に国道156号、東西に国道359号と、名実共に陸の港の感がいたします。加えて「新時代をひらく道」「多様性を生み出す道」として位置づけております平成17年度全線開通を目指す東海北陸自動車道、後に能越道の全線開通を踏まえ、当市と中京圏との関係や地域づくりの考え方、また経済効果はどうか、期待するものは何か、実現に向けての対応策、完成後の将来のビジョンなど数多くの課題と問題が山積しております。
 また、全線開通で、30年間で経済効果は2兆4,000億円と、同じく走行時間の短縮で、30年で18兆円との総合研究所の試算と伺っておりますが、砺波市はいかがか。
 この中で、中京圏も日帰り圏となり、産業、情報、観光、企業の進出等も考えられ、多様な分野で広域の比重も高められていくものと期待をしているものであります。
 当市も市街地の活性化を通じ、高齢化、少子化、環境対策も踏まえ、単に進出を受けとめるだけではなく、用地の用途変更も検討し、予想される企業進出の対応と新規工場団地の考えはいかがかお伺いいたします。
 将来ビジョンをしっかりと位置づけし、明確な指針と戦略に基づいた取り組みが必要であります。それが、今後とも「日本一の住みやすさ」と「地域に誇りを持てる地域」へとつながると考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 次に、議案第22号 砺波市水道事業給水条例の一部改正についてであります。
 砺波広域水道企業団では、供給原水単価1立米当たり、現在80円の基本料金を新年度から5円値下げして75円とするとされ、値下げは、同企業団を昭和51年に開始して以来初めてであり、値下げによる市の負担は、年間2,000万円の軽減となります。これを受けて、自民会で、いかに使用者へ平等に還元できるか数回にわたり検討を繰り返したのであります。
 まず1点は、一般会計より繰入金5,098万4,000円であること。立米当たりについて県下の状況を見ますと、黒部市が43円、富山市、滑川市などの70円台を別にいたしましても、高岡市が103円であります。また、基本水量については、氷見、滑川市の2市は8立米で、他の市町村は10立米での現況であります。
 水は毎日使用する日常生活に欠くべからざる水道水であります。健全な水道事業会計を保持すべき原点の中に使用者への平等の還元を考えたとき、原則はやはり一般会計の繰入金の減額ではないか。
 一方、先ほど申し上げました立米当たりの単価は、他の市町村から見ると168円、超過料金は190円と、料金は他の市町村に比べて割高であります。
 1つには、還元方法として、基本水量内の家庭の料金負担軽減を図り、見直す方法も考えられますが、国民白書によると、国民1人当たり平均使用水量は7トンと言われております。当市においては、65歳以上の高齢世帯の1人当たり平均使用水量は、高齢者単身世帯、高齢者のみの2人以上の家庭、また、上水道1人当たりの平均使用量は、いずれも1人当たり6立米であります。このことから、基本水量を見直すならば、6立米で妥当ではないかと考えるものであります。
 以上、各分野から調査検討をいたしてまいりましたが、定例会に提案されております供給単価の値下げによる2,000万円の対応については、基本的に2分の1は一般会計からの繰入額を減額し、一方、料金の引き下げ、13ミリ、20ミリの基本水量並びに超過水量をいずれも3円値下げであり、了とするところであります。
 根本的な料金体系の見直しについては、水道事業会計の赤字状況の続く中で、16年頃、健全財政の見通しであるそのときこそ抜本的に料金制度の見直しと値下げをすることが当然ではないかと考えるのであります。
 市長には、全体の料金引き下げについての見通しと、今後の引き下げの基本的な考え方をお尋ねいたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 松本議員の代表質問にお答えをいたします。
 まず、平成11年度予算についてであります。
 いろいろ金融・経済状況を眺めて、今日の国政あるいは県予算についてそれぞれ評価をいただいております。そのことについても十分承知をいたしておりますが、私は、予算編成方針につきましては、先般の提案理由で申し上げたとおりでございます。
 自民会から頂戴をいたしておりますそれぞれの要望につきましては、第6次総合計画がいよいよ最終年次に来ておりますし、その要望項目については、集大成の1つかと思っておりますが、さらに第7次等につきましても考慮をしていきたい、このように思っておる次第でございます。
 次に、具体的には市税についてのお尋ねでございます。
 市税につきましては特に重要かと存じますので、若干細部になると思いますがお答えを申し上げたいと思います。
 市税は、御存じのように、国の税制改正、恒久減税ということで削減をされました。そのことによりまして、個人市民税が減収になることは御承知のとおりであります。
 当市の影響額は、定率減税等を中心に2億6,000万円ぐらいになろうと思います。したがって、これも浮揚策の一環ということでございますから、その措置を講ずるのが当然だというふうに思っております。
 なお、長引く不況等によりまして、法人市民税が25%程度減収になるところであります。
 したがいまして、今年度の収入見込みは、平成9年度、先般決算を上げていただきましたが、その約80%落ち込むというふうに推定をいたしておるわけでございます。
 一方、固定資産税につきましては、企業の新規参入、民間の皆さんの宅地開発、そのことが引き続き順調な状況にございますので、前年度比4.5%増を見込んだところでございます。
 また、市たばこ税につきましても、今回の税制改正に伴いまして、国から地方へ税の移行が行われます。前年度比約3,000万円増額を見込んでおるところであります。
 市税の主な要因につきましては以上でございますが、新年度の歳入の大きな特徴の1つといたしましては、今申し上げました恒久的減税、それに関連いたしまして、地方特例交付金の創設がございました。
 財源不足の補填といたしましては、この地方特例交付金と減税補填債、これは借金になるわけですが、これが充当されるわけでございますし、もう1つは、たばこ税の税率改定による3つの施策で措置されるわけであります。
 以上、一般財源の主な事項について申し上げましたが、構成比の高い地方交付税や各種交付金等につきましては、前年度実績を見込みまして、地方財政計画の指導もございますので、それらを勘案して計上いたしたことをお答え申し上げる次第でございます。
 次に、市債についてお尋ねがございました。今後の動向はどうかということでございます。
 御承知のとおり、第6次総合計画は平成12年度で終わることになっております。現段階では、これからどのようなことになるか断定はできませんが、これからは高齢化対策に伴います老人福祉施設、それから病院でも議論をしていただきました健康づくりセンター、そして出町小学校跡地の文教ゾーン、そういった大型なプロジェクトが想定をされるわけでございます。
 したがいまして、次期の第7次総合計画策定時には、十分議会とも議論をさせていただきたいと思いますが、そのような方向で、私はやや上向きになるのではないかと。このことについては、市民の皆さんも理解をしていただけるのではないか、このように今後の市債の動向を申し上げておきたいと思っております。
 次に、臨時的に予定外の新規事業が来たらどうするのかということでございます。
 財政事情の好転がない限り、現況では突発的な事業はなかなか困難であろうと、このように認識いたしております。
 したがいまして、係る事態になれば財源確保に努めるとともに、いろいろ優先度も考えながら、既定の事業もございますので、検討をさせていただきたいと思っておる次第でございます。
 次に、行財政改革と地方分権についての御質問でございます。
 まず、行政改革の推進につきましては、前市長の岡部さんの時代に、行政改革大綱を定めてございます。その後、第8次、第9次の行政事務改善委員会を設置いたしまして、行政改革に関する事項を検討して、幾つか改革をしてまいったところであります。
 平成10年度につきましては、昨年10月に10年度の事務改善委員会を設置させていただきました。そして、基本的には市民サービスの向上、それと今の組織、人員体制でいいのかどうか、これをもう一遍見直そうではないか。さらに、後ほども申し上げますが、地方分権等が出てまいりますと、今のこのような形の事務事業でいいのかどうか、この3つの柱を観点として研究をしていただいております。
 なお、このことについては、市民の皆さんにも参画をしていただく市民会議を設置いたしました。そして、今、意見を聞いておるところでございます。
 私は今、事務改善の提案を受けまして、詳しくは申し上げることはできませんけれども、それぞれ職員提案がございます。それらを精査中でございますけれども、1つは、先ほど申しました市民サービスの向上では、皆さん方の公聴事業を拡充するために、「市長へ手紙」を出してもらいたいというようなこと、あるいは情報公開条例が答申を受けましたので、これを早期に制定をしたい、さらには議会でも幾つか議論がございましたが、入札業務等についてどうするのか、このことを改善をしていくことが、公正の確保と市政の透明性につながる、そのことが市民サービスにつながると思いますので、そんなことなどを今思っているところでございます。
 また、組織、人員等につきましてはいろいろございます。福祉施設やごみ施設での現場研修、そして自らが仕事を体得すると同時に、第一線で汗水を流す、このことが研修の一要因ではないかと思っておりますし、それから保育所等につきましては、父兄の要望もございますので、時差出勤体制を進める。あるいは福祉事業等が増大をしております。介護保険法も出ましたが、これについても、仕事の関係を含めながら、どう調和をとった福祉行政をやればいいのか、今の組織体制でいいのかどうか検討をさせていただく、このことも思っておるわけでございます。
 さらに、事務事業につきましては、できる限り民間へ仕事をしてもらう民間委託という時代ではないか、このように発想を切り換えたいと思います。
 それから、事務のOA化が確かに進んでおります。しかし、ソフトを含めてもっともっと高度化するだろうと思います。そのことの推進、対応を考えるべきだと思っております。
 それから、国の指導もございますが、公共事業等検討委員会を設置いたしましたが、これを有効に活用して、従来の公共事業が正しいのかどうか、いわゆる民間サイドからいろいろ御意見を賜る、こんなことなども必要ではないかと思っておるわけでございます。
 いずれにしても、今ほど申しました行政改革関連事項、事務改善委員会からまだまだ具体的な提案があろうかと思いますし、市民会議でも御意見を聞いているところでございます。これらを総合して、行政改革、そしてそのことが財政の改革にもつながる、このように思ってこれからも頑張ってまいりたいというふうに思う次第であります。
 次に、地方分権についての対応でございます。
 このことにつきましては、第5次勧告まで出されまして、これからだろうと思いますが、地方分権計画では、地方分権推進の基本的な考え方といたしまして、住民に身近な行政をできる限り身近な地方公共団体で処理することの基本をうたっておられます。そのことを基本にいたしまして、機関委任事務は自治事務と法定受託事務に振り分けられますけれども、今の国会から今後以降になりますが、480本ほどの法律改正が行われると聞いております。
 また、分権計画では、地方債歳出と地方税の収入の乖離がございます。その乖離の縮小、それから課税の自治権も言われております。財政面の自己決定権と自己責任の拡充、住民の利益と負担との関係の明確化、それらを重視をし、国と地方の税財源の配分の再検討も含め、地方税の充実を目指すとしているところであります。こうした地方分権が各自治体で成功するかどうかは、その自治体の住民や自治体関係者の意欲と力量次第だと思うところであります。
 そのためには、まず、地方分権に対応する体制づくりが不可欠でございますし、提案にもございましたように、住民にもう少し知らせるべきだということです。そのとおりだと思います。例えば第5次勧告では、公共事業を見直す、それから直轄事業も見直す、あるいは国が関与する各種の開発計画、整備計画も見直しをしなさいという勧告が出ました。中には、新産都市法、工特法それぞれ廃止をしろという厳しい一面もございます。
 地方は確かに国任せの点もあったでしょう。しかし、これからは、国任せや他人任せではなくて、自主的に地域づくりをしなければならないと思っております。
 したがいまして、市の職員の資質の向上、今のままではいけません。意識改革を促したいと思います。市の独自の条例を優先する時代になります。したがって、法律の知識を十分体得すること、さらに総合的な企画が必要となってくる。その意味では、企画力のある職員の養成が必要だろうと、このように思っている次第でございます。
 いずれにしましても、この分権対応は、今、市長会でも言われておりますように、国との財源を今のままではなくて、逆転で地方へ財源が回るように要望しなければならないということが1点ございますし、今申しましたように、我々自身も受け皿として、職員を含めて研鑽をする、このことが大事ではないかと、このように認識いたしておりますことをお答えを申し上げておきたいと思います。
 次に、情報化の問題でございます。
 市内全域にケーブル網を整備するに当たっては、今回の新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業補助等の国・県からの最も有利な補助を受けて整備を図っていくことが、私は得策であろうと考えております。できる限り早く市内全域にわたるケーブル網が実現するよう、国・県へ要望してまいりたいと存じております。
 次に、行政の情報化については、自民会でも関心を持たれて、先般も研修に行ってこられたようでございます。
 この情報化に対しては、新しく教育あるいは福祉問題も医療も防災もそれぞれネットワークを張りめぐらせて、有為に生活を安定することに私は活用できるのではないかというふうに思っております。
 ただし、いろいろ今のところ勉強いたしますと、行政として活用するためには、網を張るだけではなく、映像装置や通信用のコンピューター等を別途に多額の設備投資を要することも考えられます。市民生活への必要性や、情報技術についてはまだまだ発展するのではないかとも思いますので、この点、十分調査研究して検討してまいりたい、このように存じておる次第であります。
 次に、東海北陸自動車道の完成に伴う経済効果等についてでございます。御意見もございましたが、そのとおりだと思います。
 この幹線道の完成は、多くの経済効果が生まれると考えられております。日本海国土軸と太平洋新国土軸にある富山県と中部圏が直結することによって、観光客の増加、産業の波及効果、労働者の流入、大きな経済効果が見込まれると、いろいろ先般のフォーラムでも言われておったところであります。
 富山県は、伏木・富山新港がございますし、環大陸との表玄関になる可能性もあり、中部地域は日本全体の真ん中でございます。物流コストを減らす立地上のメリットもございます。その意味から、産業誘致が可能であろうかと存じます。幸いにも砺波市地域には、地域の持つ資源といたしまして、豊かな水、豊かな労働力、そして安価な土地がございます。これを生かした企業進出に期待するものであります。
 新規工業団地という話でございますが、社会経済状況の動向もございます。高速道路の全通効果を見据えて、次期総合計画等に位置づけたいと思っております。その準備作業に当たりたいと思います。
 また、工業団地ができるまでの間、企業誘致につきましては、用途地域内の工業地域及び準工業地域における未利用地が整備済用地で48ヘクタールほどございます。未整備用地では11ヘクタールぐらい存在をしております。特に砺波インターチェンジ付近では、地元の皆さんによる土地区画整理事業などによって整理済用地約25ヘクタールぐらいございますし、インターチェンジまでのアクセスも完了しており、サービス産業、ハイテク産業あるいは物流産業等について最適であろうかと思っております。多様な機会をとらえまして、誘致を働きかけてまいりたい、このように思っておるわけでございます。
 なお、これらを行うためには、提案でもございましたように、基幹道路の整備をやらなければいかんと思います。そして用途地域を含めました土地利用計画、都市計画審議会等を通じまして都市計画の見直しをする必要がありますし、もう1つは、この豊かな自然を持っている砺波でございますので、自然環境についてもバランスのとれたような環境整備をみんなでする必要があるのではないか、これが行政の任務ではないか、そのことによりまして波及効果をもたらしてくるものと思っておる次第でございます。
 次に、水道料金についていろいろ御見解もございまして、そのことについても、これから私どもも意を用いてまいりたいとこのように思っております。
 今後の見通しについてはどうかということでございます。
 まず、今回の対応につきましては、このたび砺波広域水道企業団の原水費が5円値下げになり、私どもの水道も約2,000万円の経営改善効果が見込まれることになりました。この還元策につきまして、1つは、おっしゃるように一般会計の繰入金を減額すること。2つは、料金値下げをすること。3つは、現在の赤字体質を変えるためになどなど考えたわけでございますが、今回は一般会計繰入金の減額と市民への還元を半々にしたい、このように考えました。
 なお、赤字部分につきましては、一層企業努力をする所存でございますので、御了解をいただきたいと思うわけでございます。
 そこで、市民への還元策としては、基本水量の見直しや料金値下げが考えられたわけですが、今回は料金値下げで対応することといたしまして、引き上げ財源の関係で、いわゆる一般家庭の基本料金、超過料金についての3円の値下げを実施をしたことにつきまして、御了解をいただきたいとこのように思うわけでございます。
 さて、今後の見通しでありますが、収入面では、おかげさまで人口増でございますし、住宅も若干ながら伸びております。そんなこともございまして、給水収益の若干の伸びがございます。
 企業債支払利息の減少もございまして、収益改善が若干ずつ見込まれております。ただし反面、設備改良によります減価償却、それから老朽管が随分多うございます。特に砺波の水道については歴史が深い関係もございます。したがって、老朽管を改善をしなければならないという一面もございます。したがって、依然収支的には厳しいものが予想されるわけでございます。しかし、今後、砺波広域水道企業団の原水費の値下げも予想されます。したがって、提案でもございましたように、上水道事業の経営状況をにらみながら、一般会計からの繰入金の減額及び料金値下げに反映できるように努力をしてまいりたい、このように考えておる次第でございます。
 以上、私のお答えといたします。

◯議長(宮木君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時52分 休憩

 午後 1時03分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第50条によって、それぞれ20分以内といたします。
 通告に基づき、順次発言を許します。
 12番 山岸銀七君。
  〔12番 山岸銀七君 登壇〕

◯12番(山岸君) お許しを得ましたので、私は、市政一般につきまして、4項目について若干の質問と要望をさせていただきます。
 まず初めに、砺波市の商業活性化対策についてお伺いいたします。
 現在、砺波市では、3月20日からの地域振興券の交付に向け準備が進められています。交付対象者は約9,700人で、交付額は2億円近くになります。これにあわせ、砺波商店会では、3月23日から6月末まで、大型店の休業日である火曜日に振興券を使って買物をした人に対し、1割のプレミアムをつけることにしています。また、砺波市商店街連盟でも、1,000円券1枚に対し、現金の当たる抽選券を渡すことになっております。また、先ほど商店会の戸田さんより、共通商品券もセールに入っているということでございますので、よろしくお願い申し上げます。
 こうした取り組みは、どうしても大型店に流れがちな消費者に地元商店街へ足を運んでもらう1つの対策として行われるもので、その成果を期待したいと思います。
 御存じのように、砺波市には本年7月にアピタ砺波店の営業が決定し、国道156号線を挟み、西の北陸ジャスコと東のアピタ砺波店の2つの大型店が対峙することになり、ますます中心商店街への影響は大きくなると懸念されます。それぞれの商店では、各自営業努力をされていますが、大資本に対して価格面で対抗するのは非常に厳しいのが現状であります。大型店では難しいアフターサービスなど消費者との結びつきや品ぞろえを豊富にする専門店化など、生き残りをかけた対策が必要となっています。
 砺波商工会議所では、こうした状況に対し、平成9年度に「砺波市商業活性化基本計画」を立て、集客できるイベントの実施などさまざまな取り組みを展開していますが、まだこれといった成果がないのが現状であります。
 市においても、こうした現状を踏まえ、平成11年度において「商業活性化を推進する会議」を組織し、活性化プロジェクト構想について地区一体のにぎわいづくりや空き店舗の活用を検討していくとのことですが、活力を取り戻し、特色ある商店街づくりを目指し、積極的な検討を望むものであります。
 そこで、市としても、今後の活性化支援策として明確な基本方針が必要と考えますが、市としてどのようなスタンスで支援していくのか、市長の基本的なお考えをお伺いいたします。
 現在、高岡市では、駅南への大型店の進出に対し賛否両論が展開されています。行政としては、地元商店街の振興と消費者の立場といった相対する問題を調整しなければならず、その調整結果が注目されています。
 砺波市では、地元商店会と大型店との共存共栄を目指す形となっていますが、大型店への消費者の流れを食いとめることができないのが現状であります。
 長野県の伊那市では、商店主らでつくる伊那市コミュニティカード協同組合で品物を買うと、100円につき1円のポイントがカードに加算されるICカード「いーなちゃんカード」をつくり、商店街の利用促進を図っています。このカードは、住民票などの手数料の支払いの際にも利用できるなど、行政もその一翼を担っております。
 今後、行政としても商店と一体となって取り組みを検討すべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 次に、ケーブルテレビ整備事業についてお伺いいたします。
 先ほども松本議員の代表質問の中にもありましたが、21世紀を間近に控え、我が国における情報化の進展は目覚ましく、産業分野のみならず広く市民生活の中にも情報化は着実に進展しています。
 砺波市では、こうした情報化社会に対応するため、平成9年度に「砺波市情報化計画」を策定し、また、広域圏においても平成8年度に「砺波広域圏地域情報化推進に係わる基本計画」が策定されております。こうした計画の中で、砺波市においても11年度予算においてケーブルテレビに関する調査費が計上されていることは、これからの情報化に向けて新たな一歩を踏み出す意味から、まことに時代に即したことと思います。
 御存じのように、現在、砺波市はTST(となみ衛星通信テレビ株式会社)によりCATV事業が展開されていますが、エリアは一部の市街地域のみに限られ、加入可能世帯は約2,000戸と、全世帯の5分の1程度にしか過ぎません。そのため、市内の行事や議会中継が放映されても、80%の人は見られないのが現状であります。このため、TST(となみ衛星通信テレビ株式会社)は、こうした情報の格差をなくし、放送エリアを拡大するため、第3次補正予算による郵政省の補助事業の申請を行いました。認可が下りると、砺波市は補助金として、事業費の8分の1の約3,000万円、また、出資金の増額分として2,470万円を支出することになります。しかし、この計画では、広域圏内の各市町村間で整備率に差があること、また、市内の加入可能世帯は約6,500戸、残りの40%の世帯は対象外となっており、情報格差を解消するものではありません。
 砺波市情報化計画の中では、「CATV網の整備を全市に構築し、市民生活の利便性向上など」とはっきり述べております。例えば非常災害時の情報は、全市に伝達されてはじめて有益となります。情報の格差は、必ず市政への不信感となってあらわれてきます。市長は公約の中で「公平で公正な市政を目指す」と言っていらっしゃいましたが、これは、全世帯が加入してはじめて実行できることと思いますがいかがでしょうか。
 私は、今すぐに全世帯が加入すべきだと言っているのではありません。何年後に全世帯が加入という明確な目標を示した上で、今回のTSTによるCATV事業に対し協力すべきだと言っているのであります。この点についてどのようにお考えなのかお伺いいたします。
 さて、郵政省は、テレビ放送の多チャンネル化を進めるためデジタル化への誘導を行っており、報道事業者の負担も高額なものになると聞いております。
 また、ケーブルや放送機器の耐用年数は10年から15年程度と聞いております。この更新にも多額な負担が必要となります。TSTは、今後この多額の資金をどのように調達し、事業を進めていくのか。また、当市として、出資金の増額分を支出するのか明確にする必要があると考えますがいかがでしょうか。
 また、ケーブルテレビの行政利用が、今回砺波市がTSTへ補助する最大の理由として挙げられていますが、このたびの自民会の長野県諏訪市視察では、行政利用はそれほど進んでいないというのが視察者全員の実感であります。先進地においてさえもこうした実態ですから、当市においても、今後どのように利用していくのか十分検討した上で事業を進めていく必要があると考えます。
 また、先日、TSTの説明会で、第三セクターとしての運営も考えているとのことですが、このことについても、あわせて市長並びに助役にお伺いいたします。
 次に、増山城跡の保存、活用対策についてお伺いいたします。
 南北朝時代の創築と言われる増山城は、県内でもまれな山城として、その存在価値は周辺を含めた歴史的な規模から見ても高く、城跡だけでなく周辺の屋敷跡、出城、城下町などはもとより、周辺の古墳や塚、古戦場、さらには荘園などの跡とともに、広範囲な一大歴史文化ゾーンとしてとらえられることができると言われております。私も何度となくこの増山城跡を取り上げ、的確な保存と有効な活用整備を訴えてきているところであります。
 市長も、かねて増山城跡について、砺波地域の特徴的な文化遺産として、将来悔いの残ることのないよう保存と活用の計画づくりをしなければならないと言っておられました。この歴史的文化遺産を中心に、多くの遺産群とダム湖、公園スポーツ施設などが、ここにしかない個性的な歴史探訪とレクリエーションゾーンの実現は、地元にとどまらず多くの市民の共感を呼ぶものと思いますがいかがでしょうか。
 増山城跡については、昭和40年の県史跡指定、昭和62年以降の書面調査、平成4年の県定公園区域の指定、一昨年からの国・県の助成による本格的発掘調査実施など、その歴史的文化遺産としての価値の認識が着々と進み、史跡の内容やその歴史的背景が明らかになりつつあることは周知のとおりであります。
 発掘調査は進行中であり、まだまだ相当の歴史的価値の発見があるものと楽しみでありますが、さらに調査区域・期間の拡大延長、県の史跡指定区域の拡大、用地の公有化等々、計画推進のための手立て、課題は目白押しであります。
 つきましては、今議会に提案の平成12年度予算案の増山城跡調査事業に、新たに活性化計画策定委託料として300万円が計上されていますが、市長としてどのような策定方針を持っておられるのかお伺いいたします。
 そろそろ、次期市総合計画の中に保存・整備事業計画を盛り込むための準備が始まるかと思いますが、冒頭に申しました増山城跡だけでなく、周辺を含めた歴史と北陸の文化の源の1つとも考えられる一帯の文化ゾーンを想定するとすれば、これだけ壮大な広域的構想でありますから、国の史跡指定を志望し、かねて想定の「丘の夢構想」にのっとり近隣市町村との連携のもと、市の枠を超えた県施行による整備事業を目指してはどうでしょうか。市長並びに教育長にお伺いいたします。
 また、県では、砺波地方の散居村を広大な博物館に見立て、昔ながらの屋敷林や畔道の復元などを行う「田園空間博物館事業」をスタートさせるため、来年度予算に調査・計画策定費3,000万円を計上しています。これは、小渕内閣が景気対策として打ち出した「生活空間倍増戦略プラン」の一環で行われるもので、砺波広域圏が対象地域となっております。
 私たちの生活空間の中に位置する増山城跡を含めた砺波地方を広大な博物館ととらえ、県に対してどのような具体策を提言していくのか、市としての明確なビジョンが必要と思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 次に、国保事業の今後の見通しについてお伺いいたします。
 国保事業は、我が国の国民皆保険体制を支える制度として、地域医療の確保と住民の健康保持・増進に大きく貢献しているところであります。しかしながら、国保制度を取り巻く環境は、若年被保険者の減少や、老人、低所得者層の増加により、財政基盤は構造的に脆弱であり、とりわけ老人医療費の負担が及ぼす影響が深刻になっているところであります。
 一方、平成12年度からの介護保険制度の導入により、社会的入院の是正、多様な民間事業者の参入促進により、現行制度に比べ費用の効率化が期待されるのであります。また、介護保険制度の創設に伴い、老人医療保険制度から介護保険に移った費用相当分については、原則的には医療保険の負担が減少することとなるわけであります。したがって、平成12年度から、国保被保険者の負担軽減方策すなわち国保税の減額措置をとられることは既定方針かと思われます。そのようなことから、平成12年度に抜本的に税率を見直しすべきではないかと私は考えるのであります。
 しかし、今回、国保税のうち資産割を15%から10%に引き下げを提案されています。平成11年度予算内容では、財政調整基金1億4,700万円を取り崩す歳入予算内容を見たとき、矛盾を感じるのであります。特に今年のようなインフルエンザの流行や近年の老人病院の建設ラッシュを見ると、医療費の増嵩による新年度の財政運営が懸念されるところであります。新年度の国保事業の医療費の動向をどのようにとらえておられるのかお伺いいたします。
 また、介護保険制度の導入の平成12年度以降については、当然のように税率改正に取り組まれるものと思います。過去の税率改正を見ますと、平成7年度には、均等割1,000円、平等割2,000円、所得割0.3%それぞれ引き上げ、資産割は据え置き措置でありました。また、平成9年度には、均等割、平等割をそれぞれ1,000円ずつ引き上げ、資産割は20%から15%に5%引き下げられたところであります。そして今回、資産割だけを5%引き下げするものとなっておりますが、今回改正による効果をどのように考えているのか。また、今後の国保税の負担のあり方並びに平成12年度以降の税率改正方針をどのようにお考えなのか、市長並びに民生部長にお伺いいたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 山岸議員さんにお答えをいたします。
 まず最初に、商店街の活性化でございます。
 商店街の活性化については随分厳しいものがあろうかと思いますが、これは、農業と一緒に考えなければいけない問題ではないかと思います。いずれにしましても、厳しい状況は把握をいたしております。
 商店街の活性化対策については、おっしゃるとおり大型店との競合がございます。したがって、大型店の行っているいろいろの技術等があると思いますが、それらを十分見きわめた上で、私は個々の商店会がそれぞれ協同した形でお互いに参画をする、そういう体制こそ必要ではないかとこのように思うわけであります。
 今、地域商業者が中心になりまして、先般発足いたしました「商業活性化推進委員会」で4つの専門委員会を設けられまして、この活性化等についていろいろプロジェクトを考えておられるところでございます。これらにつきましては、行政としても支援をしてまいりたい、このように思っておるところであります。
 中心市街地が勢いがないということになりますと、先ほど松本議員さんにもお答えをしたように、東海との交流になりますと、こんなさびれた町かというふうなことで評価が悪くなると思います。その意味では、市の顔である商店街がお互いに議論しながら活性化を図るという意味で、今回提案をいたしております「中心市街地整備基本計画」の策定をいたしたい、このように提案をしているわけです。このことは、建設省、通産省、自治省ほか12省庁がこれを提唱しているわけでございまして、ぜひ十分な議論をしていただいて、でき上がった成果をこれこそ行政的に対応してまいる、このことが大切ではないかと思っておりますので、ぜひこの基本計画策定に当たりましては、商店街の皆さんの御協力を賜りたい、このように思うわけであります。
 なおまた、商工会議所さんの御協力によりまして、空き店舗の活用など活性化のために御努力をいただいております。
 なお、山岸議員さんから提起をされましたが、今、砺波市商店街連盟は地域振興券特別売出しに際して賞金を贈呈されるようなことを聞いておりますし、また、協同組合砺波商店会も、6月末までに毎週1日延べ15日間にわたって砺波共通商品券並びに地域振興券のプレミアムをつけるということなどいろいろ企画されておるようでございます。市といたしましても、山岸議員さんとともに、その成果を期待をするものであります。
 このように、自ら立案されて、独自でにぎわいを展開をするということこそ大切ではないか。基本にこのことが大事だと、私はそのように思います。そのような企画に対しては、今後とも応援をさせていただきたい、このように思っておる次第でございます。
 次は、ケーブルテレビのことでございますが、基本的には先ほど松本議員さんにお答えしましたので、具体的な点についていろいろございましたので、補足して助役からお答えをいたします。
 次に、増山城跡の整備計画についてでございます。
 御承知のとおり、増山城は越中三大山城の1つとして、県内でも有数の規模を誇る山城として知られております。御所見のとおりであります。
 私は、市民全体の貴重な財産とも言うべき増山城とその周辺地域については、歴史遺産として保存しつつ、うまく活用したい、このように思っておるわけでございます。したがって正しい調査をして、できればこの後、国の指定を考えております。したがって、早急な開発と後世から批判を受けるようなことのないように、慎重に進めさせていただきたいと思っております。
 今ほど山岸議員さんから提案もございましたように、市民の皆さんや専門家の御意見を聞きながら、今後どう利用をしていこうか、このことを考えまして、増山城跡利用活性化計画策定事業を提案をいたしておるところでございます。
 以下、この問題や調査の方法、中身あるいは実態等につきましては、教育長からお答えをいたします。
 なお、このことにつきまして、田園空間整備等の話がございましたが、私は、増山城と直接結びつくかどうか判断に苦しむところでございますので、そのお答えは避けたいと思っておるわけでございます。
 次に、国民健康保険事業の今後の見通し等についてお答えを申し上げたいと思います。
 まず、運営方針につきましては、国民健康保険事業は地域医療の確保と住民の健康増進に大きく貢献してまいりました。しかしながら、一般的には、今、高齢化の時代を迎え、老人医療費等が増嵩してまいりました。しかし、若干本年度は少なくなったようでございますが、加入者の中には、少子化あるいは若年の被保険者が少ないわけでございまして、しかも低所得者が国保に加入されている、そういう状況から考えますと、負担能力の低下があるように考えるわけでございます。
 したがって、今後は、国民健康保険財政は、そう楽なものではない、そのように認識しております。
 しかし、おかげさまで当市の保険経理は緊迫したものではございません。したがってこれからも、医療費増嵩を抑制するために、健康相談やフォーラムの開催あるいは健康優良家庭の表彰あるいは検診事業の充実、そのことによって国民健康保険税の減税を図りたい、このように考えるわけでございます。
 それから、これに伴いまして国民健康保険税の改正等についていろいろ提案もございました。
 国民健康保険税につきましては、御所見にもございましたように、4つの方式がございまして、そのうちの資産割について15%から10%に引き下げしようとするものでございまして、全体的には約2,200万円の減税になろうかと思います。
 特に12年度以降の税率改正も提案をされて、抜本的にということでございます。ただし、お話にもございましたように、介護保険導入によりまして老人保健医療が介護保険へ移行することもございます。したがって、12年度に予定される医療制度の改正も実はあるわけでございまして、それがどのような形で出てくるのかによって見きわめなければならない、このように思います。
 12年度の上半期には、その医療費の動向が把握できると思います。したがって、御提案の12年度で減税をしろという提案等がございましたが、予測がつきませんので、私としては、もしやるのであれば13年度ぐらいが改正をする時期かなと、こんなことを思っております。
 したがって、介護保険法の動向、医療制度の改革等がどのような形で変化をするのか十分見きわめながら進めさせていただきたい、このように考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 山岸議員の御質問のケーブル事業関係の御質問のうち、まず第1に、今回のエリア拡大計画で、広域圏内の市町村間で整備率が異なること、これは問題ではないかという御質問にお答えをいたします。
 今回のエリア拡大につきましては、ケーブルテレビ事業を業務といたしますところのとなみ衛星通信テレビ株式会社いわゆるTSTが郵政省の新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業として、補助内示のあった事業費の範囲内でできるだけ多くの管内の世帯にサービス提供したいというTSTの経営方針に基づいて拡大計画がなされたものでありまして、御指摘のとおり、管内7市町村の整備率がそれぞれ異なったものになったものと思われるわけでございます。
 当初、当市に対しますところの拡大計画を示されました。その中には、実は市内17地域のうち2地域が入っておらなかったのでございますが、私どもは全地域にエリア拡大をするように要請しましたところ、そのように対応するというふうにTSTから回答をいただいているところでございます。
 次に、放送のデジタル化及び耐用年数を過ぎた機器の更新には多額の資金が必要であるが、TSTはどのような計画を持っておるのかという質問に対してお答えをいたします。
 放送のデジタル化への機器更新につきましては、数億円規模の投資が必要であるというふうに言われておるわけでございまして、県内のCATVいわゆるケーブルテレビ事業者間でこれらを共同化するなど、できるだけ投資規模を小さくするようにいろいろと検討しておると仄聞をしておるところでございます。
 また、施設の整備の更新についてどの程度の資金が必要であるかという点につきましては、具体的に設備更新の時期、減価償却等がどういうふうになっているのか、具体的なものが私どもに示されておりませんので、当市といたしましては承知をしておらないのが現状でございます。
 その次に、TSTは第三セクターとして運営することに対して市の考え方を問うということでございます。この質問にお答えをいたします。
 第三セクターは、公共性の高い事業を行う目的を持って、官・民が共同出資を行うことによって設立する団体でございます。
 第三セクターで運営する目的といたしましては、民間の技術力を集約し、民間資金を調達するとともに、民間の経営手法を公共的事業に活用するとか、資金的について申し上げますと、民間だけでは投資しにくい分野に公的信用を与え、投資の促進を図るというようなことを目的として、第三セクターでもって事業を運営をしていくということでございます。
 TSTは、いわゆる私ども自治体が出資しておりますところから、郵政省では第三セクターと認め、今回の補助事業の対象としているところでございます。
 第三セクターには、官主導の場合と民主導の場合があるわけでございますけれども、TSTにつきましては、従来から民間主導で運営をされてきているところでございます。
 今後、CATV事業を当市がどのように利用していくかによって、TSTとのかかわり方についても十分に検討してまいりたいというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、TSTは民間活力を生かした第三セクターとして運営をしているところでございまして、いわゆる私ども行政といたしましては、これを支援していくという形態が望ましいのではないかというふうに考えているところでございます。
 なお、このほか市内全域を整備する計画、それからまた、行政としてCATVの利用方法等の御質問につきましては、松本議員の代表質問に市長が答弁をしておりますので省略をさせていただきたいと思いますが、特に山岸議員とされましては、全地域を整備する時期を明示しろというふうな非常に時期的なものを申しておられるわけでございますが、繰り返しになって申し訳ございませんが、やはりCATV事業を拡大していきます上では、最も有利な補助事業を活用して事業を推進するのが得策であろうと考えるわけでございまして、できるだけ郵政省の現在のこの制度を活用して、できるだけ早く全地域にケーブル網が引かれますよう、国・県に働きかけてまいるのが得策であろうというふうに考えておるわけでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田敏雄君) 山岸議員さんの増山城跡の整備計画のうち、この後どのように整備事業を考えているのかという御質問についてお答えいたします。
 議員も先ほどおっしゃいましたように、増山城は、南北朝時代から江戸時代の初めまでの間、砺波地方における軍事拠点として使用された県内でも有数の山城で、昭和40年には県の史跡指定を受けております。
 近年、このような史跡や遺跡を保存しつつ、その周辺を整備して地域づくりの核としようという新しい動きが全国的に生まれております。
 山城では、静岡県三島市の山中城の歴史公園としての整備、近くでは、石川県鹿西町の雨の宮古墳公園の整備などがございます。市では、増山城の構造解明を図るとともに、保存活用の方策を探るため、平成9年度から国の補助を受け、試掘調査と測量調査を中心に増山城跡総合調査事業を実施してまいりました。
 その結果、3つの大きい点が判明いたしました。
 1つは、従来考えられていた以上に大規模な造成や掘削が行われていたこと。2点目として、少なくとも2回以上の拡張や縄張りの変更が行われていたこと。第3点は、遺構の残り方は大変良好であるということ、以上のようなことが判明したわけでございます。
 調査については、範囲拡大などについても考慮しながら、今後も継続して実施していく予定ですが、新年度からはさらに増山城跡利用活性化計画の策定にも着手する予定でおります。これは砺波市にとって、基本財産とも言うべき増山城跡を歴史遺産として保全しつつ、地域活性化にどのように活用すればよいか、市民の皆さんや専門家の意見を聞きながら、先ほど市長申しましたように探ってまいろうというものでございます。
 まず、新年度においては、この間の総合調査における調査結果を踏まえながら利用活性化に向けた基本計画を策定していく予定であります。まだ調査が継続されているので、具体的な整備計画はその調査結果を待ってからということになりますが、いずれにせよ、豊かな歴史と自然を生かしつつ、その歴史と自然を大切にする機運を育てていけるような空間としたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井 烈君) 山岸議員御質問のケーブルテレビ事業関係の御質問のうち、答弁の漏れました分と申しましょうか、議員の御質問の中で、本日追加提案いたしました平成10年度の補正予算の中で、新世代地域ケーブルテレビ施設事業費に、補助金といたしましての3,087万5,000円は計上させていただいておりますが、実はTSTが私どもに要請をしてまいっておりますのは、このほか議員御質問の中でございました約2,470万円の増資要請があるわけでございますけれども、今回はこれを計上しておりませんので、その点一つ御理解をいただきたいと思いまして、御答弁をしたわけです。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 再質問を許します。
 12番 山岸銀七君。

◯12番(山岸君) 再質問をさせていただきます。
 今ほど市長さんには、商店街のことで温かい御答弁をいただきまして、いろいろと厳しい状況でございますので、砺波も大型店舗が2つ競合してやるということで、その仲を取り持つ商店街は非常に厳しくなるのではないかなというふうにと思っておりますので、戸田理事長さんも大変心配しておられた様子でございます。そういうことで、身を削って1割をサービスするということでございますので、ひとつまたいろいろと計画して考えて、商業活性化推進会議の中で目いっぱい取り組んでいただきたいというふうに私から要望しておきます。
 あと、ケーブルテレビでございますが、助役さん、いろいろと細かく説明していただきましたが、私はTSTには十分応援してあげて、立派な情報化にしたいというふうに思っております。
 ただ、私の言いたいのは、今TSTの国の3次補正の中で、60%は砺波市内に本線を張られるという話でございますが、あとの40%はいつごろになるかということが、私は砺波市の問題として心配しているわけでございまして、時期的にいつごろか。補助事業がつき次第という話は非常に遠い話でございまして、そういうことでは砺波の公平公正さがないんじゃなかろうか。そしてまた非常時の災害時には間に合わないということで、やはり3年、4年の間に全世帯がそういう情報を聞けるようにしていただきたいということが1つのお願いでございます。
 それとあと1点ですが、10年から15年でケーブルとか機器が耐用年数で破損して取り替えしなければならんということをこの間、視察に行ってお聞きしたところでございます。そのときにもお金が非常に多額にかかるということでございます。私はTSTへの負担とか多額の資金の調達とかちょっと言いましたけれども、これは今のところ行政も援助するということで出資も2,470万円、今回の議案にはないわけでございますが、いずれしていかなければならんということと、今後またそれに多額の当市としても出資があるのではなかろうか。40%まだ残っているうちにまた整備するときに、当市からも出資が言われてくるんじゃなかろうかということで、その辺のTSTとの詰めを調査して、理解をしていくことが必要じゃないかと思って質問したところでございます。
 また、諏訪市のほうのお話でございますと、30年余り経っているわけでございますが、その中でも非常に営業努力がありまして、15人、20人と営業マンがおって90%余りにしたということをお聞きしております。その中でも、じゃメリットは何だったんですかと聞くと、なかなか見合ったものは出てこない。チャンネルを余計張ったんじゃないかなという話もお聞きしましたし、NHKのほうが見る率が多いんじゃないかなというお話もありました。そういう中で、当市がどういうふうに今後行政としてこれに取り組んでいって、どういうふうにプラスにされるのか。市民が納得する情報網になるのかならないのか、それをお聞きしたいなというふうに思っているわけでございます。
 先ほど助役さんは、第三セクターで投資面だけするんだということは非常にいいことだと私も思っておりますので、あとそれ以外に深入りになるのかならないのかということを十分検討していただきまして、砺波広域圏の情報網をきちっと整備していただきたいというふうに思っております。
 ただ、補助がつき次第という答弁はちょっと私も情けないので、やはり市としても計画して、例えば市の単費でもいいからやって、TSTにリースで少し貸そうという、それはペイにならないかもしれないけども、何かそういう方法も考えていただきたいなと思うわけでございます。
 第2点目には、増山城跡のときに、田園空間博物館とつながらないかというふうに質問したわけでございますが、市長は答弁を避けられたわけでございますけれども、利賀のほうでは県知事さんは違った意味でやろうということで、計画されるように聞いております。これもやはり平野部だけでなしに、砺波市全体の田園空間博物館として増山城跡も立派な博物館でございますので、その辺を含めた何かの計画があってもいいんじゃないかということで私は提案申し上げたわけでございまして、これをここですぐどうのこうのじゃなしに、県とか国にお願いをして、何かこの辺でとらえるものはないかということで事業を探していただきまして、どういう事業でもいいですから、少しでも事業母体を探して早く整備をしていただきたいということが私のお願いの1つでございます。
 3点目は、税率改正の問題でございますけれども、財政基金の問題ですが、今回無理して下げる必要はなかったのではないか。ということは、平成11年度にもまた多額の財政調整基金1億4,700万円を取り崩す予算になっているわけです。先ほど追加提案になりましたが、10年度にも1億1,700万円を取り崩す予定が取り崩さないということでございますし、そういうことを踏まえて、その辺をきちっと整理しておかれたほうがいいんじゃないか。9年度末で2億8,480万円基金があるわけでございますが、今日の補正で10年度の今現在も同じ数字になったわけですね。だから基金は今2億8,480万円あるということですので、今後11年度の取り崩しについてもちょっと疑問があったので質問したわけでございます。
 いろいろとたくさん再質問しましたけど、よろしくお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 再質問にお答えしますが、ほとんど要望であったかと思いますので、私もそれなりにお答えをしてまいりたいと思います。
 中心市街地の活性化につきましては、何かお褒めをいただいたようでございますが、私の言わんとするところは、商店街も新しい、ユニークな計画、企画を持っていただければ、我々もそれなりに応援をしたい。ただしその場合には、個々ばらばらではなくて、できれば大型店に対抗するような、やはり連盟商店街という一つのそういう体制でおやりになったほうが、にぎわいの喚起になるのではないか、こんなことを思っておりますので、その意味で、お金をどんどん出すという意味では絶対ございませんので、御理解をいただきたいと思います。
 それから、ケーブルテレビ等につきましては、早くしろという、その気持ちはよくわかります。ただし資金的な問題もございまして、なかなかそうはいかない。ただ、皆さん方とともに要請をしていきたい。このことだけは申し上げておきたいと思います。
 なお、お金がなければ市で単独でやれとおっしゃいましても、これはそのようなわけにはいかない。公共事業であるがゆえに借金もできますしやれるんですが、単費でということになりますとやれません。それで単費でやって貸せばどうかと。それは行政財産になるわけですから、一民間に対して貸すことができるのかどうか。地方自治法上の問題もございますので、そうやすやすと私はいかないと思います。十分その辺研究しなければならないと思っております。
 それから、会社等の投資によっていずれは更新するだろう、随分金がかかるだろうということでございますが、会社経理というのはそのことのために経理しているのではないでしょうか。私はそんなことを思うわけです。会社というのは、そのことを十分償却をした上での積み立てがあるのが私は会社の方式だと思いますので、そのことについてさらに応援をしなさいというのはちょっと意に反していると思います。
 それから営業活動を一生懸命やるのだが、市もできないかということですが、第三セクターですから、気持ちの上では応援いたしますけれども、そのような商業活動は市としては持ち合わせておりません。
 それから次に、増山城の関連で、田園空間整備との兼ね合いでございますが、私の申し上げたところは、今直接結びつくかどうか判断ができないという状況を申し上げたわけでございます。
 おっしゃるように、この機会にいろいろ事業を探せということでございます。その面では探してまいりたいと思いますし、五箇三村の入った理由は砺波広域圏と一緒じゃないか。したがって一緒に参画をしたらどうかと。もちろんそのことによって五箇三村利賀という一つの地域もあるんですから、それは活用にもなるだろうという意味で入ったので、そこで博物館の具体的な事業をどうのこうのというのはまだまだ見えてこない、そういう状況でございます。
 ただし、山岸議員さん、増山城についてはそんなに私は焦る必要はないと思う。ただし意識の醸成だけはしていかないと、今むちゃくちゃに開発しますと、本当にあとから笑われ物になると思うんです。その意味で、慎重に取り扱いたいと思っておりますので、その辺は皆さんとともに議論をさせていただきたいと思っております。
 それから、国保の財政調整基金について矛盾があるのではないかということなんですが、1つは、12年度から介護保険が始まりますね。必ず私は医療費について移行するものがあると、その面を考えていただきたいということで、その意味で今先取りをさせていただいたということです。
 それから、財政調整基金につきましては、給付額の20%を限度にするという一つの条例規定があるんです。それにもう近づいているわけです。だからそのことを考えて、今回税でそれを調整しなさいということでございますので、引下げをさせていただいたということです。
 もう1つは、11年度に財調の引き落としをして予算的には会計に入れているじゃないか、それはいつ入れるかどうかわかりません。ただしそれは、一たびインフルエンザ等の発生等があればという意味もあるわけでございまして、現実的には私は今のまま残しておきたいという気持ちは多分にあります。そのことを理解していただいて、一応悠長な予算ではございませんが、そういう意中もございます。そのことを理解をしていただきたい、こんなことを思うわけです。
 以上です。

◯議長(宮木君) 15番 柴田豊明君。
  〔15番 柴田豊明君 登壇〕

◯15番(柴田君) 私は、市政一般について、砺波市長並びに教育長に質問をさせていただきます。
 今は鷹栖小学校の6年生、もう4月から中学生になるわけでございますが、今日社会科の勉強の一つにここに来られました。わかりにくいかもしれませんが、社会の勉強をしていただきたいと思います。
 まず、農業問題でございますが、米の関税化に伴う砺波型農業の方策についてお伺いを申し上げます。
 農業政策の基本であります新農業基本法の骨子が固まってきたようであります。それに伴う農業改革大綱策定など、戦後農政の大転換期にあります。新農業基本法の内容についても、今の農家にとっては将来が見えてくるものではありません。経済の自由化の波の中で、米の国境措置について11年4月から完全措置への切り換えを行うこととなりました。その理由として、WTO農業協定に基づいて実施期間中に関税措置への切り換えを行えば、ミニマムアクセス数量の増加が抑えられることと、二次税率が設定できることにあると聞いております。
 米の関税化措置への切り換え内容について、適用時期は平成11年4月1日からとなり、基礎となる関税は、昭和61年から63年までの国内外の価格差平均キログラム当たり402円となり、二次税率の関税については、11年度はキログラム当たり351円17銭、12年度以降はキログラム当たり341円と言われております。
 ミニマムアクセス数量(輸入数量)でございますが、平成11年度は72万4,000トンで4万3,000トン少なくなります。12年度以降は76万7,000トンとなり、8万5,000トン少なくなります。ですが輸入量の増加に変わりはありません。12年初めから開始される次期の農業交渉を待たねばなりません。
 農業は、国民食料の安定供給と農業・農村の持続的発展に努めなければならないと思います。これらのことを思うとき、今後米の価格低下が進み、転作継続も必要であり、農業の再生産は難しくなると思われます。農林水産省では、米の減反見直しが検討されており、年間需要を1,000万トンとした場合、必要な水田面積は潜在作付面積より70万ヘクタール少ない200万ヘクタールとし、70万ヘクタールを麦、大豆の生産を図るとされております。今年秋までに決定されると伝えられておりますが、秋では遅く、夏ごろまでには決定するように努力していただきたいと思います。
 砺波市農業にとっては、今農業の安定的生産を図るためにも大事なことではないかと思います。これらの現状を踏まえ、水稲単作地帯である砺波の農業・農村をどのように考えておられるのか。アグリTONAMI21計画をどのように検討し、具体的な推進をされるのか、市長にお伺いをいたします。
 次に、消防行政についてお伺いをいたします。
 消防業務は阪神・淡路大震災の後、大規模災害に対する的確で迅速な広域対応が求められ、消防の組織基盤の強化が必要になってきました。このこともあって、昨年4月に砺波広域圏内消防署の事務統一化がなされ、今年4月に広域圏内の10市町村が一本化されることとなっており、広域圏内全体の出動体制の強化、救急業務の充実、予防業務の高度化、大規模災害への対応を適切に行なうことにあり、適切な対応であったと思います。
 現在の火災救急救助統計を見ておりますと、これだけでよいのかどうかと思われます。広域圏内の合併は、現在の消防署が寄っただけであり、その充実について財政的に負担が多くなることが予想されます。今後広域化のメリットを生かすためにも合理化が必要であると思いますが、合理化策について広域圏の理事長である市長はどのように考えておられるのかお伺いをいたします。
 次に、火災現場活動についてお伺いをいたします。
 過日、火災現場に居合わせました。大きい火災ではなかったかもしれませんが、建物のトタンを取り外しているのは地元の消防団員数名でありました。当日は大変寒いみぞれの状況下でありましたが、その後、屋根裏にも火が回ったということで、屋根の瓦を取りに上がったのも消防団員が行い、水をかけていました。完全装備をした消防署員は下におられました。火災現場における火元への対応は反対でないかと思います。地元消防団員は鎮火後も、寒い中その後の警戒をいたしております。消火後の再発火による火災もあることですので、火災現場における消火、火の気確認は署員が率先的になすべきことだと思います。
 高度な災害訓練、消火技術を習得、装備していても、現場で間に合わなければ意味がありません。消防署員は、現場において消防団員を指導・指示をする対応を適切に行なっていただきたいと思います。現場での対応をどのようにされているのか、災害時における消防署と消防団の指示分担についてどのようにされているのか、市長にお伺いをいたします。
 次に、体育施設の整備についてお伺いをいたします。
 体育施設の整備につきましては、やなぜの運動公園に富山県西部体育館を中心に、各施設が2000年国体に向けて整備されており、今年のリハーサル国体に使用ができる見通しができたことはうれしい限りでございます。
 その反面、国体種目以外の競技施設については、整備の計画がない状況にあります。運動競技の基本である「より速く、より高く、より遠く」への体力を養成する陸上競技場施設の整備不良、道路交通事情から難しいマラソンコースの設定、コート面が少なく大会ができにくいテニスコートの整備、グラウンドゴルフの公認コースの要望など、施設について多くの課題があります。今の陸上競技場はトラック面においては排水が悪く、雨が降った後の使用ができない状況にあります。スタンドについても老朽化が激しく危険な状況にあります。
 現在の陸上競技場は、トラック面については全天候型が大会の中心となり、現に小学生の大会を小矢部市の陸上競技場で行なっている現状にあります。マラソン競技においては、道路で実施する場合、交差点が多く、交通規制も難しく、一般道路で実施することが大変困難となっております。マラソンを実施していないのは、市で当市だけであろうかと思います。庄川河川敷を利用したマラソンコースがいいのではないかと思います。
 私は、大井川町で散居村サミットに参加する機会がありまして、その折に大井川河川敷マラソンコースを見てきました。「川を感じる、川と遊ぶ、川を走る」リバーサイド42.195キロメートルで計画され、島田市、藤枝市、大井川町の2町1村のフルマラソンコースでございました。コース幅は全天候型弾性舗装3メートル、アスファルト舗装4メートルで、国際級と日常利用のマラソンコースであります。完成は平成15年の静岡国体までとのことであります。この砺波においても、良好な庄川河川敷がありますので、水に親しみ、散歩のできる10キロメートルぐらいのものができないものでしょうか。期待をいたしたいと思います。
 テニスコートについては、かねてより1カ所で大会のできる施設が要望されています。若い人から高齢者まで利用できることから、ぜひ整備が必要と思います。
 グラウンドゴルフ競技については、急速に高齢者から若い方にも普及し、多くの愛好者が増えております。ターゲットバードゴルフの競技もその1つかと思います。ターゲットバードゴルフについては、今整備の検討がなされているところでございますが、市内の空地ではどこでもできます競技でございますが、大会ということになりますと、公認コースの設置が要望されております。この設置については、使用されていない空地でできるのではないかと思います。
 今、2000年国体に向けて全力を投入するときとは思いますが、できるものから整備を進めていただきたいと思います。来るべき次期の総合計画に組み込んでいただきたいと思いますが、市長さんの御意見をお伺いいたします。
 次に、学校教育における問題点とその対応についてお伺いいたします。
 最近、学校では、生徒が授業中に教室内を歩き回ったり、奇声を発したりなどして授業が成立しなくなる学級崩壊が深刻になっていると報道されておりました。そこまで来たのかなと思いました。
 以前に教師のある方から、児童を自由に勉強させると聞いたことがあります。自由に歩いているのを見たこともあります。だれもが自由に行動すると集団活動はできなくなります。義務教育の場として規律を守らせ正しく教えなければなりません。教師は自信を持って教育に当たらねばならないと思います。
 何か事があると「学校の対応は」ということで報道が先になりますが、保護者の責任が問われることもあると思います。問題を起こさないためにも教師と教師、教師と保護者との連携の中での解決が必要であります。家庭の状況や親の態度についての問題もあろうかと思いますが、心身ともに発育途上の児童生徒であることから、適正に善悪の区別を教えることが必要であります。元気な子供を育てることが大切であります。現在の子供たちはテレビの影響で知恵も発達しております。テレビ番組についても正常でないものが大変多くなったと思います。教育の場にある皆さんには、よくない報道のあり方についてどのように対応されているのかお伺いをいたします。
 また、現在砺波市内の小中学校において、学校の問題、いじめ、不登校などどのような現況にあるのか。また、それらの対応をどのようにされているのか教育長にお伺いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 柴田議員にお答えをいたします。
 まず、米の関税化に伴う砺波の農業についてどう考えるのかということでございます。なお、これらに関連いたしまして、農業の厳しい実態等について状況を述べられました。私も理解できるところでございます。
 御存じのように国におきましては、新たな基本法の制定が今急がれているところでございます。昨年の食料・農業・農村基本問題調査会から答申を受けまして、農政改革大綱、農政改革プログラムが公表されて、それぞれ新農業基本法等の法律改正が今されようといたしているわけでございます。したがってそのことについては、これからも早急に受けとめながら対応していきたいと思います。ただし、この調査会の答申にもございますように、農業は重要な産業であるとともに、農業・農村の持つ多面的な機能により、豊かな暮らしの基礎となるものであるということでございます。したがって、農業は大地とともに育むものでございますので、重要であることは皆さん御承知だと思います。この中でも、特に農業そのものが生産調整を受けてお互いに抑制をしながらカバーをしてきたという実態が実はあるわけです。しかもそのことについては、今度変わるような状況も聞いております。したがって柴田議員がおっしゃるように、転作はいいとしてでも早く示せということについては私もよく理解をするところでございます。このことにつきましては、混乱のないように、取り組みについては早期決着をしてくれということでございますので、県及び市長会等を通じまして要望をしてまいりたい、このように思っているわけでございます。このことにつきましては、市であれこれなかなか言うわけにもまいりませんが、そのような要望で努めてまいるということだけお約束したいと思っております。
 ついては、アグリTONAMI21についてはどうするかということでございます。
 平成9年度から13年度までの5カ年計画で実践目標としてやってきたわけでございます。ただし、今申しましたように、新しい農業基本法が出てまいります。したがって、それらを受けながら改正すべきところは改正すべきではないかと思っているわけです。一部の説ではございますけれども、農業にもそれぞれ商社とか会社が入り込んでくる時代でございますので、それらに対応するような形、それと逆に一緒に生きていく、農業で生きていくというようなことも含めて今後考えていかなければならないと思っております。
 そこで私は、何よりも農業は食料の生産基地でございます。この食料を安定をする、安心して食べれるというものをつくるベースでもございますので、そのことを踏まえていった場合には、必ず私は成功すると思っております。したがって、生産調整には協力しながらも、安心してそしておいしいものをつくるという体制がいのではないか。したがって、アグリTONAMI21もその時期には見直しをしていきたいと思いますし、富山県計画でございますアグロピア21の動向も定めてまいりたい、このように思っております。
 それから次に、消防についてのいろいろ御批判を含めての質問でございます。
 まず、合併したメリットは何かと。金はよくかかるし、いろいろ心配だろう。もっと思い切って合理化をしたらというすばらしい提案でございます。
 御存じのように、平成10年の4月1日から常備消防のこういった合併になりました。1本部5署という大所帯でございます。消防車両にいたしましても42台持っております。通信体制については一体化をいたしましたが、署員が136名で今年10名も増やしまして146名で、まだ不足しているようなことも実は聞いております。いずれにしましても、従来の砺波市の約8.3倍の面積を守らなければならんという実態があるわけでございます。
 いずれにしましても、おっしゃるとおり合併のメリットは、もちろん相互にはしご車を買ったり、あるいは化学車を買ったりする必要はないんです。その面での若干のメリットはあるかもしれませんが、しかし同じようなポンプを署に2台、3台、あるいは広報車もそれぞれということになりますと、人員にも限りがございますので、有効に活用しているかどうか、若干理事長としても心配をいたしているところでございます。私は、11年度から車両の更新計画に当たりましては、まず既存の車両の廃止も含めて更新時期には厳選をしていく。あったから買うのではなくて、更新をする際に、もっとシビアに厳選をして、廃止も含めていけとこのように申しているところでございます。
 なおまた、今後は情報化や広域化の波の中で、そういう状況でもございますから、署の統合を大胆に提起すべきかなと、これは皆さんとも少し議論をしたいと思いますが、そういう時期に来ているのではないか。情報の一本化、しかもスピーディーな社会になりました。そんなことを考えますと、そういうことも提案をして議論をすべきでないかと思う次第でございます。御批判があろうかと思いますが、議論をしていきたいとこのように思っております。
 次に、火災現場においての実例も申されまして大変申し訳ないと思っているわけでございます。いろいろ批判はされてもやむを得ないと思っております。理事長として、まず1点はお詫びしたいと思っております。十分このことについては、周知をしてまいりたいとこのように思います。
 おかげさまで119番につきましては、3月3日から稼働しておりまして、消防緊急通信指令施設はすべて一本化をしてまいりました。出動区域につきましては、一斉にその形で配置をするわけでございます。出動体制につきましては、火災発生地点を管轄する署からポンプ2台、それから隣接する署からポンプ1台、救急車1台が出動する計画になっております。
 なお、砺波市に関連ございますけれども、上中野地区については、井波庄川署のほうが近いわけでございますので、井波庄川署の管轄に上中野は入っていることを申し添えておきたいと思います。
 なお、消防団との慣例あるいはその分担をどうしているのかというような話でございます。砺波広域圏の各消防団において連絡協議会ができました。したがって、ともに協調することで先般も出動訓練を開催してきたところでございます。現場で相互に協力し合って対応していくことが必要でございますので、そのように訓練をしたところでございます。
 なお、先ほども指摘がございましたように、署員が先頭に立って実施することが私は大事だと思いますが、ただ、機械でそれなりに指示をやっておりますので、そんなに多くも署員がおりませんから、全部現場へ行って屋根に上るというわけにもいかないかなと。ただし気持ちだけはその気持ちを持って体制強化を図ることが大切ではないかと思っている次第でございます。御指摘の点は十分指導してまいりたいと思っております。
 次は、体育施設等について、御意見あるいは提案等がございました。十分受けとめてまいりたいと思っております。
 今御存じのように、2000年国体を迎えましての総合運動公園内における県営の体育館あるいは温水プールあるいは公園等の整備を一生懸命やっているところでございます。御指摘のございました陸上競技場あるいはテニスコート、それぞれ老朽化していることは承知をいたしております。少し維持補修をしながら、中・長期的には7次総合計画の中で考えさせていただきたいと思っております。
 また、マラソンコースなどの御意見もございました。いろいろあろうかと思いますが、まずこのマラソンコース等につきましては、私はひとつ陸連の会長さんでもございますので、諮問したいと思います。そして陸連側として、今はこのコースがどうだろうか。そこで手直しするところは手直しする、もちろんこれは交通安全の兼ね合いもございますから、いろいろ議論のあるところでございますが、提案をしていただきたいと思う。そして、なおまた、中・長期的にはこういう方法がどうだろうかという経験を積まれた陸連の皆さんでございますから、あちこちも見ておられると思いますが、教育委員会を通じて体協なり陸連に私は諮問をして提案をしてもらいたい、このように思うわけであります。私もマラソンコース等については、もともとそのような話をしていた経緯もございますので、専門家の皆さんの御意見を拝聴したいと思います。
 なおまた、グラウンドゴルフなどいろいろ生涯スポーツの関係につきましてもお話がございました。このことについても、関係団体の具体的な意見、あそこでやったらどう、ここでやったらどう、ここでやったら余り山を削らなくてもいいとかいろいろあろうと思います。そういうことで御提案をいただければいいんではないか。その上に立って、皆さんともに議論をして位置づけをしていきたい。みんなでつくり上げるという立場で提案をしてほしい。こんなことを実は思うわけでございます。
 以上、柴田議員にお答えをいたしました。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田君) 柴田議員さんから質問がありました学校教育の問題点とその対策ということで、2点あったかと思います。
 1つは、学級崩壊、いじめ、不登校等の現況と対策、2点目はテレビ番組内容の正常化についての対応ということでございました。
 まず、第1点から申しますと、学級崩壊、いじめ、不登校等の現況と対策でございますが、議員さん御指摘のとおり、教育現場の荒廃ぶりについては、連日のごとく報道されており、慨嘆にたえない次第です。しかし、私たちの砺波市では、学級崩壊の事実は一つもございません。このことは前もって御報告をさせていただきます。またごく最近の報道では、幼稚園での入園式が、じっとしておられない園児たちによって挙行できないという大変困惑している様子も一部報道されております。
 この問題の根本には、大きく3つの問題点があると思います。
 まず第1点は、家庭教育の問題です。乳幼児期の教育ですが、まず親と子供の信頼関係をしっかり確立させる乳児期の子育てが一番大事なものとしてございます。その次には、基本的な価値観を育てるということです。つまり3歳までの間に基本的な価値観は育つものというふうに言われておりますが、その間の親の子供に対する価値観の植えつけがしっかりできていないということ。そしてさらには、基本的な生活習慣を身につけさせていない不十分な面があるということでございます。このことが例えば幼稚園の入園式ができないという様子の報道の一部にありますのは、部屋に入ってきてごろごろ寝っころがっていて起き上がらない。一人で大きい声でわめきながらステージの上に駆け上がる子供がいる。とにかく勝手なことをし放題にしているので収拾がつかないため、幼稚園の入園式ができていないという新聞の報道でございました。これらのことは先ほど申しました3点、これが十分に育てられていないという証拠かと思います。
 第2点目には、学校教育の問題がございます。先ほど議員さんがおっしゃいました、教室の中を目的もなくふらふら歩いていても、それが注意をされなかったり、勝手な行動が学級の学習を乱すというような状況があっても、学校では教師はそれを注意しないのかというふうな質問の中の一部がございましたが、これは決してよいことではございませんし、間違いでございます。そういった意味では、集団生活における義務と責任感をきちっと育てるということが大変大事になってまいります。
 その次には、集団生活における社会規範と道徳力を身につけさせるということ。自分の勝手な行動が周囲にどのような迷惑をかけているのか。また、みんなが協力をしてつくり上げていかなければいけないときに、数名の子供がそれを怠けることによってでき上がらないという面も、これはある意味においては社会規範にも属することでございますし、義務と責任ということを放棄した姿とも言えるでしょう。また、いわゆる道徳の授業に道徳性を身につけるだけではなくて、学校生活全体の中で道徳性というものは身につけなければならないことだと思います。
 そして3番目には、体を通し汗を流して学ばせることにより、子供に忍耐力をつけさせるということが大事だと思います。
 こういう諺がございます。「よくしゃべる怠け者」。口ではうまいことをよく言うんだけれども、実際に体を動かしてそれをやらせようと思うとやらないというのが私たちかつて教師であった者の戒めの言葉としておりますが、そうではなくて、体を通して汗を流して学ぶことにより、つらいことはもちろんございます。しかし、それを乗り越えるところに成就感、成し得たという喜びも生まれますし、さらにその過程において忍耐力も育つというふうに思います。
 第3点としましては、地域社会の教育力の問題でございます。
 まず、子供を社会の財産とみなし、地域の財産として積極的に援助、協力する心構えを持っていただきたいと思います。そしてまた、子供の健全な育成に積極的に提言し行動していただき、そして地域住民として相互に情報交換を行い、コミュニケーションを深めながら連帯の力を強めていただきたいというふうに思います。
 このような家庭と学校と地域が、それぞれにしっかりとその時期における教育をして、この三者ががっちりと組み合ったときに本当にしっかりした子供たちが育つものというふうに思います。なおこのことは、大変焦眉の急と申しますか、おろそかにしてはおけないことでございますので、どうかひとつ皆さんにもお力添えをいただきたいというふうに考えております。
 第2点目に、テレビ番組の内容の正常化とその対応でございます。
 子供とテレビ視聴の問題についても、議員のおっしゃるとおり目に余るものがございます。青少年の健全育成上いかがかと思われる番組が夕方7時台に放映されているのもまた事実でございます。報道における倫理上の問題点を検討する審査委員会などもございますが、言論の自由との兼ね合いで実は余り実効を挙げていないというふうに思われます。
 先月2月22日に、日本PTA全国協議会がテレビ番組のモニターの第1次調査の結果報告がありました。これは『内外教育』という週刊時報に載っていたのでございますが、その調査結果によりますと、過激な暴力描写が非常に多い、行き過ぎた性描写がある。その次には、いじめのヒントになるような描写があるというふうなことで、この日本PTA全国協議会でも大変問題にしておりまして、引き続き調査をしていくというふうなことでございます。PTAの皆さんも協力して、この問題については具体的な対応を今後継続していくということでございますので、委員会のほうからも保護者及びPTAの皆さんにもお願いをして進めてまいりたいというふうに思っております。
 なお、いじめについては、1、2学期中に小学校では20件、中学校では19件の報告がございます。内容につきましては、ひやかし、からかい、仲間外れなどがほとんどでございます。しかし、これらのほとんどの件数は解決いたしましたが、若干のものについてはまだ継続して指導中でございます。
 学級活動や学年集会でいじめを許さない雰囲気を盛り上げたり、心の痛みを理解させるような指導をしておりますが、不登校については、小学校では10名、うち3名は今適応指導教室に通級中でございます。
 中学校では、情緒不安定や無気力による者が29名ございます。遊びや非行、意図的拒否による不登校はございません。これについての具体的な対応としては、保健室、相談室、適応指導教室で指導を行い、子供たちの登校意欲を起こさせるように努力しておりますし、特に中学校では、心の相談員が気軽な話し相手として相談に乗り、悩みや不安を解消し、ストレスを和らげることができるようにしております。また、事例研究など、全教師の共通理解を深めるようにしております。さらにすべての教師が当該児童生徒にふれあいを多くするなど、学校全体で指導に当たるようにしております。また、家庭訪問を行い、学業や成績面での相談に乗る、このような方法で登校できない子供たちに対して、一人一人に即したきめ細かな指導を行うように努力している次第でございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) ここで暫時休憩いたします。

 午後 2時43分 休憩

 午後 2時51分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 8番 高田隼水君。
  〔8番 高田隼水君 登壇〕

◯8番(高田君) お許しを得ましたので、市政一般について3項目ばかり質問と要望をさせていただきます。
 第1項目は、環境保全(ダイオキシン、終末処理場)についてお伺いをいたします。この件に関しましては、12月定例議会で同僚議員の質問に対しまして、現況、今後の対策、あるいは方針等について回答が当局からあったところでございますが、11年度予算編成に当たり、さらなる具体的な進捗状況についてお伺いをいたします。
 第1点は、一般廃棄物の燃焼に伴うダイオキシンです。国は平成10年8月、廃棄物処理法の改正による排出濃度が80ナノグラム立方以上の施設については、施設の改善、緊急的対策の実施を指導しております。砺波市の場合は20ナノグラム立方とのことで、問題はないと思います。しかし、平成14年11月30日までには、既設の施設でも5ナノグラムと基準値が厳しくなると規定しております。
 上記の基準値に適合すべく「クリーンセンターとなみ」のごみ焼却施設の改善について、改善内容、工事期間、資金の問題あるいは事業費等についてお伺いをするものであります。
 第2点は、クリーンセンターとなみ一般廃棄物最終処分場建設と、現在の処分場閉鎖事業についてであります。
 平成7年12月、厚生省通達により、「基準に適合しない処分場(安定型処分場)は速やかに閉鎖すること」を受けて、新規に建設予定の管理型処分場については、計画を10年9月に県の環境政策課に提出、ヒアリングを経て、11月に厚生省でのヒアリングが行われ、国の構造指針に合致し、問題がなかったと12月議会での市長答弁でございましたが、その後の事業計画の進捗はいかがでしょうか。建設場所あるいは年度、水処理施設、放流水質の基準、洪水調整池、事業費等、また現在の処分場の閉鎖工事の内容についてお伺いをいたします。
 ごみは、「燃やす、埋める、資源に出す」の三原則が柱となっていますが、現在、「燃やす、埋める」ということが一歩先んじて提起されていますが、「資源に出す」というリサイクル型社会への転換も重要であることは言うまでもございません。その点から、例えば焼却時の熱エネルギーの利用、例えば魚の養殖とかまた既設閉鎖処分場の利用、最終処分場の洪水調整池、あるいは水処理をした排水等を利用した小公園的なものはいかがでしょうか。市民はごみ焼却施設及び一般廃棄物最終処分場などは、2次的に有害な物質が排出されるのではないかと常に警戒心があると思います。上記のような施設から出るものをつくることによって、2次的資源を市民が直接に再利用することにより警戒心を解き、またごみ問題について深く市民が関心を持つことにもなると思います。
 例えば身近でございますが、聞き及ぶところによりますと、東般若の農業集落排水事業では、排水施設からの水で池に流しているわけですが、その池に庄川からアユが上がってきており、住民は驚くやら、また排水に対してこれなら大丈夫だと安心をしておられるとのことも聞いております。今回、特に最終処分場関係施設の整備及び建設をされるに当たり、ぜひ住民の例えば憩い場的な小公園、あるいはハイキング的な小公園、そのようなものをつくって公害に対して大丈夫だと市民に示すことも必要かと思いますので、要望いたします。
 第2点は、田園整備事業についてお伺いいたします。
 その種の内容、あるいは事業主体、期間、地域、事業費等々についてお伺いするとともに、若干の要望を申し上げます。
 この事業では、散居村が重要な位置を占めていることは言うに及びません。以下、散居村について要望を申し上げます。
 第1点、保全について。
 散居村の主体は景観であり、屋敷林の面の集合体であり、散居村の保存はすなわち屋敷林の保存になるということでございます。近年、屋敷林は減少の経過をたどっております。住宅を新築する場合、調査によりますと約8割ぐらいは屋敷林を伐採するとのことです。理由は、先人たちからの知恵よりの屋敷林の効用が生活様式の変化により必要なくなったからです。屋敷林の効用としてはいろいろございますが、新築時にその屋敷林を用材に使うとか、風、雪を防ぐ暴風、防雪あるいは落ち葉を集めて燃料にしておったとか、そういうことでございましたが、それぞれ現在では外材なりアルミサッシ、あるいはプロパン等に変わってしまったからではないでしょうか。平成5年4月に「花と緑のまちづくり条例」が施行され、条例第8条に、「散居及び屋敷林の保全」とあり、「市は市民と一体となり、学術的に貴重な散居及び屋敷林を保全し、緑あふるる快適な生活環境の創造に努めなければならない」とあります。今回の田園整備事業のスタートに当たり、市民の声も十分聞きながら、第8条をさらに充実をして、例えば散居村屋敷林景観保存条例を考えたらいかがでしょうか。
 砺波市だけでなく、近接市町村とともに連携をして、砺波平野の散居、一度伐採をすると50年はもとに戻らないと言われているこの貴重な景観資源、散居、屋敷林を今度は文化遺産として保存することが必要ではないでしょうか。また屋敷林の管理には、樹木医のアドバイスも必要かと思いますが、現在砺波市に何人ぐらいの樹木医がおられるのか。そしてまた、それらの方が花と緑の条例を通じて市とどのような関係にあるのかもあわせてお伺いいたします。
 第2点は、観光資源としての散居村。
 市での主な観光資源は、春のチューリップ、しょうぶ、夏のカンナ、秋のコスモス等がありますが、今回の事業では、散居村を博物館に見立てるとあります。四季を通じての散居村を観光面で宣伝をし、散居の景観を取り入れた新しい観光メニューをも考えることが必要ではないでしょうか。例えばでございますが、散村地域研究所をまず皮切りにここでいろいろ資料等を見、四季彩館へ行ってパネルを見て、夢の平展望台または増山城跡等の展望台へ足を運ぶ、そして散居村をそこから実際に見るというコースも一つの選択肢ではないかと思います。とりあえず展望台と展望台に通じる道路の整備が必要かと思います。なぜならば、砺波ロイヤルホテルの関係者の話として、宿泊客を夢の平展望台に案内すると、眼下に広がる砺波平野の散居村を見て、何とすばらしい緑の景観なのかと感嘆の声を発せられるとのことでした。しかし、道路と展望台が整備されたならば、なおいいのでないかとのことです。また、2000年国体に来られる皆さんに、ぜひこの機会にPRすることは言うまでもないと思います。
 第3点、市の今後の散居村に対する取り組み方と、市民の参加についてお尋ねいたします。
 昭和58年4月、砺波散村地域研究所が開設されて、自治体が研究機関を持つことがその当時では非常に珍しいのに、しかもその対象物が散居という景観を対象としたというのは、いかに散居に愛着を感じ、散居のあり方について関心度が高かったということを示しているものであると思います。研究所では、毎年研究紀要を発行しておられ、学術的にも高い評価を得ておられますが、これまでは散村の風俗、歴史等が主体であり、これからは景観保全がいかにして市民、住民と適合、共存共栄していくかが課題になると思います。
 研究所のアドバイスを得て、これまでのいろいろな研究のまとめとして、砺波市としての散居村屋敷林に対する方針を、田園整備事業が始まることですし、この機会をとらえて策定をしたらいかがでしょうか。
 また、安念市政の広く市民の声を聞くという方針にも沿って、市民参加を考えたらいかがでしょうか。平成9年4月に発足した「砺波カイニヨ倶楽部」というのがございますが、ここらの皆さんの御意見もある程度参考にしたらいかがでしょうか。
 砺波カイニヨ倶楽部は、年数回、砺波広域圏内の代表的な散居カイニヨを見学して、学識経験者よりカイニヨのよさ、歴史的意味、今後のあり方等を話し合っている会です。会員は、福光、井波、福野、城端、富山市が各々1名、小矢部市が3名、高岡市が4名、砺波市が45名、計57名、うち女性が15名です。砺波広域圏以外の会員の方で、散居のよさに魅せられてしまって、緑の景観のとりこになってしまったという方もたくさんおられるような次第でございます。
 ここで、一例でございますが、屋敷林の保存事業、それから屋敷林所有者の経済的負担の軽減措置として提案をいたします。
 保全育成事業としては、1)屋敷林の総合的保全育成計画の作成、2)病害虫の防除、管理作業等の援助、3)伐木、枝打ち整理等の業者への教育、4)地域の屋敷林に適した樹木の苗木の供給体制、5)みどりのドクター樹木医の利用、6)観光資源としての屋敷林の整備と活用、7)自然と人間の共存モデルとして地域紹介に活用。
 また、経済的軽減措置の一例として、1)屋敷林の管理に要した経費の一部負担、2)屋敷林に適した苗木植えつけに対する助成、3)屋敷林について、屋敷林は非常に面積が大きいわけでございますから、林分面積に応じた固定資産税の軽減措置等、これはほんの一例でございますが、以上のようなことも考えるべきであるかと思います。
 散居、屋敷林の保全については、自然と人間の共生を図るあらゆる実体験の場、また自然と親しみ、遊びを含めた総合教育の場としても大切であり、保存育成が屋敷林の所有者のみの努力で維持することが困難な状況になりつつある現状では、その主体は所有者自身にあるが、行政の積極的な関与と、地域挙げての取り組みが必要だと思い、本会議で平成5年、6年、10年と質問をし、先人たちが残してくれた緑の景観資源を保存することを景観保存条例を含めてただしましたが、当局の答弁では、機いまだ熟せずの感があり、回答に要領を得なかったことも多かったかと思います。今回は、国・県が散居村に取り組むことでもあり、機の熟した回答、答弁を期待をするものでございます。
 第3項目は、知的障害者の施設整備について。
 第1点は、砺波知的障害者福祉施設建設について、11年度予算に建設準備分担金として232万5,000円計上されていますが、建設予定施設の内容、場所、収容人員、事業費あるいは運営方法等についてお伺いいたします。
 第2点は、砺波市作業所の施設及び内容整備について。
 施設は老朽化が進み、雨漏りもするので対応が急がれます。職員は3名、入所者は現在18名、4月より20名となります。この種の作業所は入所者の知的障害の程度の差にもよりますが、平均的な数値は職員1人に入所者5人ぐらいです。すなわち職員数が最低1名不足の状態です。現在職員3人の年額支給額は約500万円、現在の予算では職員の増員ができないので、砺波市及び関係市町村とで補助金の増額をし、職員を1名増員することが必要でないでしょうか。
 ちなみに砺波市福祉圏以外の1例を申しますと、入所者10人から18人で職員3人で、年間支給額640万円、19人から27人で職員4人で820万円ぐらいとなり、また重度加算として、身体障害者1・2級、知的障害者Aには1人年次11万3,000円となっており、砺波作業所と比較すると大差が生じています。南部知的障害者福祉施設が建設されると、砺波作業所の入所者のうち数名が新しい施設に入所することとなるならば、南部知的障害者福祉施設の職員ということで先行的に増員1名は何かならないものでしょうか。
 また、当事業所周辺では、平成11年度に勤労者多目的運動場施設の予定があるようですが、いろいろな関係から、万一作業所が移転、取り壊し等の問題が生じたならば、知的障害というハンディを背負いながら、必死に社会生活をしている入所者、決して高くない給料で作業所を支えている職員、あるいは子供のことを心配しない親はございませんが、知的障害児であるがゆえに深く熱い愛情を注ぎ、あるいは自分の勤めを辞めてかかりきりで世話をし、核家族化により、年老いた両親は、自分の身体の衰えよりも障害を持つ子の行く末が心配となり、日夜いろいろと悩んでいる保護者等がいることも考慮して、十分考えるべきだと思います。運動場施設建設がされることであり、周辺を整備して、作業所を新築等すればこれは一番いいわけですが、とにかく現状が点を欠かないように十分考慮をするべきでないかと思っております。
 第3点は、知的障害者に対する行政の考え方について。
 行政面で、知的障害者福祉問題と他の福祉問題にあって取り組み方の違いがあります。例えば老人福祉問題では、最初に行政が主体となって問題の把握、提起、解決を行いますが、知的障害者福祉問題では、保護者が主体となり、行政が従となることです。例えば施設の建設にしても、まず保護者が寄附金を集めてから行政が追従するわけです。むろん保護者が熱意を持つことは必要ですが、他の福祉問題と同様に、まず行政がリードして、障害を持ちながらも力一杯生きている人たちが人間として生まれたことの喜びを感得できるように問題解決に当たるべきと思いますが、市長のお考えをお伺いいたしまして、質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 高田議員にお答えをいたします。
 まず、環境保全についてでございます。
 このことについての進捗状況等お答えを申し上げます。
 クリーンセンターとなみにおきますダイオキシン類等につきましては、鋭意これから整備を進めさせていただきたいと思っておりまして、先般の広域圏議会でもお話をしたところでございます。
 今、高田議員さんからも御指摘がございましたように、平成14年11月30日までには、現在の炉から出るダイオキシンは5ナノグラムにしなさいという改善命令が出たわけでございます。これを受けまして、新年度においてその基準に合った施設整備をするように計画を進めさせていただきたい。特に13年度まで立ち上がるものについては、補助金を多く上乗せしてやるぞという促進法が出ましたので、これに対応してまいりたいと思っているわけでございます。
 ダイオキシン類の削減のためには、排ガス温度を200度以下に抑える必要がございます。電気集塵機を濾過式集塵機いわゆるバグフィルターに取り替えることになるわけです。これに関連します周辺の機器をあわせまして大幅な改良事業になると想定をいたしております。事業につきましては、平成12年、13年度で予定をいたしております。
 お尋ねの事業費は幾らか、資金計画はどうかということでございますが、そのための整備計画を本年進めさせていただきたいと思っております。整備計画が出ましたならば、提案をしてまいりたいと思いますが、皆さん方とも協議をさせていただきたいと思っております。
 それから、2点目の終末処理場の施設改善についてでございます。
 これは御存じのように、徳万地内にございます最終処分場でございますが、厚生省は、今の安定型処分場ではいけません。可及的速やかに閉鎖をして、最終処分場は管理型にしなさいということでございます。したがってそのようにしてまいりたいということで、今進めさせていただいております。
 先般これにつきましては、県に対して施設整備計画を提出いたしました。11月には国のヒアリングも厚生省で行われまして、一応決定をしているわけでございます。11年、12年度の2カ年で建設いたします。埋め立ての面積は1万500平方メートル、容積として5万7,000立方メートル、埋め立て期間は約15年間ということでございまして、こういう計画で進めさせていただきたいとこのように思っております。
 今御指摘にもございましたように、水処理を含めまして、きちっとしたいわゆる遮断をして二重シートを張って地下浸透しない、その水を処理をするというすばらしいものになろうかと思います。これに要する経費は19億4,639万2,000円と先般議決をいただいたわけでございます。国庫補助金、起債、その他市町村の分担金で実施をさせていただきたいと思います。起債等につきましては、交付税措置があることを聞いております。いずれにしましても、早ければ本年の9月から建設着手をしたいとこのように思っております。
 この最終処分場の跡地については、いろいろ御提案ございました。公害の勉強をするようなそういう場であってほしいと同時に、小公園等をつくったらどうかということでございます。なるほど従来のものについては上を簡易アスファルトにして閉鎖いたしますので、何か活用できないかなと思ったんですが、県・厚生省のヒアリングの段階でいろいろ注文つけられるという点もございましたので、一応決定した後、皆さんとも協議して活用方法を考えていきたいと思っております。
 なお、提案でもございましたように、リサイクルの社会でございます。なるべく埋め立てが少ないようという指導も全体でしていくべきかと思っている次第でございます。
 次に、田園整備事業につきまして申し上げます。
 高田議員さんからはいろいろ御提案もございました。なるほどという所見もございますが、今私どもが聞いております整備計画につきまして、若干御説明を申し上げたいと思います。
 「田園空間整備事業となみ野」ということで対象区域にいたします。砺波広域圏を構成する10の市町村の区域をそのような認定をしてもらうということでございます。基本的な進め方としては、第3次補正で予算がつきましたので、いずれ繰越しになると思いますが、そこで基本構想をつくろうということでございます。もちろんこれにつきましては、関係市町村、学識経験者等々によって委員会もおつくりになるようでございます。なお、それらにつきましては、相当高度な知識を擁する皆さんにもお集まりをいただいて、いろいろディスカッションしていただいて構想を練り上げる予定にされております。そしてでき上がったものにつきましては、それぞれ県営事業で対応しようということのようでございます。標準事業費は1地域15億円ですから、そう大きいものではないと思います。その中にハードもありましょうし、ソフトもあろうかと思います。そういうことでございますので、いずれこのことについては、小渕内閣の一つの指針でもあるようでございますから、もっと予算が出るかもしれません。しかし今のところは定かではないということです。内容的には、今御意見にもございましたように、景観保全の整備、それから集落水辺環境等々がございます。そのように聞いておりますので、いち早くどのようなものが我々の地域に適合するのか、そのことを考えていきたいと思います。
 なお、高田議員も強調されておりましたように、砺波市は散居村の歴史的な伝統的な場でもございます。これらの保全を図ること、そのことが生活空間といいますか、交流の場になると思いますので、都市からの皆さんも招き入れるという立場から考えますと、そういう空間をつくるということが最もいいのではないかという意味で、提案されました事項等については、参考にさせていただきたいと思っております。
 回答はあちこち飛ぶかもしれませんが、樹木医等については、圏域内に今1名でございます。砺波市の保存樹等指定委員会等にも参加をしていただいていろいろ御指導を賜っているわけでございますが、でき得れば何人か近くにおられまして、いろいろ指導を受ければいいなと、こんなことを実は思うわけでございます。
 それから、観光資源としていろいろ御意見もございました。おっしゃるとおりそのような一面があろうかと思います。観光ということになりますと、それなりにこちらのほうもいろいろの施策をそこの中に織り込む、そしておっしゃるようなコース取りもいろいろしなければならないと思います。
 おっしゃいました散居村の展望台等についての関係、あるいはそれにつながる道路など、逐次整備を行っているわけでございます。そのようなことなども含めまして、全体的に進めさせていただきたい。ただ、前にも御提案がありました景観条例ということにつきましては、もう少し時間をかしていただきたい、このように思うわけでございます。
 屋敷林の重要性は私も認識しておりますが、これは当市だけのことではないのでございまして、広く皆さんの御意見を聞いていかないと、全体展望が開ける散居村が、うちだけが景観条例を持っていていいものかどうか。うちだけが特殊な施策でいいのかどうか。そうではなくて、広い意味でこれこそ広域圏全体で考えるということがどうかなと。その意味では、独自の景観条例でいいものかどうか、研究をさせていただきたいと思います。
 その間、砺波市の花と緑のまちづくり条例を活用させていただいて、御趣旨にありますような屋敷林の保全等を進めさせていただければと私は思っております。もっとこの辺を勉強していきたいと思いますし、幸い皆さん方の議決によりましたら、散村研究所も条例で格上げになります。そして職員も1名配置をしていきたいと思いますので、所員の皆さん挙げて、どういう意見でどのように整理をしていくのか、これも期待をしているところでございます。
 なお、苗木のことやらあるいはユニークな発想で固定資産税の軽減など、いろいろ提言がございましたが、検討させていただきたいと思います。
 もし私の答弁で漏れている面がございましたら、後ほどまたお答えをしてまいりたいと思いますが、いずれにしましても多くの提案がございましたので、それなりに受けとめてまいりたいと思っている次第でございます。
 次は、知的障害者の関係でございます。
 知的障害者に対する基本的な考え方を市長は示せということでございます。
 障害者の方は、高齢者に比較いたしますと対象者が少ない、障害の種類によっては対応がいろいろ異なっております。しかしながら、福祉的な対応はまだまだ十分ではないと思っておりまして、人として人権を守るという立場から、もっと私は見直す必要があろうかと思っております。このような人々の支援やあるいは措置は、私は広く県等で対応するのが正しいのではないか。
 砺波市の場合は人口4万もございますので、ある程度のベースはできておりますけれども、これが市町村段階ということで町や村が受け持つということになると、私はできないのではないか。したがって県がもう少しこの面で目を向ける、広く対応するというのが原則ではないかということを実は思っております。
 そして、御意見の中にありましたように、たしかに家族の皆さんが中心になって自主的な活動をされていることも存じております。そして献身的なボランティア活動をされている、そういう方々にも私は感謝を申し上げたい、このように思っているわけでございます。
 障害者施策につきましては、従来も議論をされておりまして、先般も広域的に対応しようということで第2渓明園的な発想で井口につくろうということをほぼ首長会議で決めました。この後事務的にも進めていくと思いますが、いずれにしても、今は関係市町村間で調整をしながら県の援助をいただいて進めさせていただきたい、このように思っているわけでございます。
 あとは知的障害者福祉施設の内容、それからいろいろ御意見もあったようですが、これらにつきましては、細部は民生部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 民生部長 小倉隆男君。
  〔民生部長 小倉隆男君 登壇〕

◯民生部長(小倉君) 高田議員御質問の知的障害者の施設整備、そのうち砺波南部知的障害者福祉施設の建設につきまして、それと砺波市福祉作業所につきまして御答弁申し上げたいと思います。
 ただいま市長のほうからも答弁があったとおりでございますが、昨年8月3日、南部知的障害者の福祉施設建設ということで、砺波地方の2市6町4村で砺波南部知的障害者福祉施設建設促進連絡会議を発足されました。その事務局といたしまして、県西部の社会福祉事務所において、兼務で事務局を発足されまして、実態調査と施設整備の規模を決めるための実態調査等をされて、その後取りまとめが進められております。また昨年の10月には、幹事会も開催されまして、井口村の蛇喰地内に、2万平方メートルの用地が井口村提供ということで建設用地が確保されました。そしてまた運営につきましても、社会福祉法人の渓明会とすることで連絡協議会で合意がなされたところでございます。
 御質問の収容人員、事業費、資金計画あるいは運営方法その他につきましては、新年度におきまして、新しく施設整備の専属の事務局が設置されることになっておりまして、そこで検討されて関係市町村と協議がなされるというふうにお聞きいたしております。
 次に、砺波市福祉作業所につきましてでございますが、この運営につきましては、「砺波市手をつなぐ育成会」の作業所指導員、それから砺波養護学校と相互に連絡をとらせていただいておりまして、職員の増員そして補助金の増額についても協議を進めておりまして、11年度には関係の来ていただいております市町村とも協議を実施することにいたしております。施設が老朽化いたしておりますことは十分承知いたしております。関係機関と協議いたしまして検討してまいりたいと思っておりますし、この施設廃止などということは毛頭考えておりません。十分に力を添えていきたいというふうに思っておりますので、よろしく御指導賜りますようにお願いしたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 17番 金堂久哉君。
  〔17番 金堂久哉君 登壇〕

◯17番(金堂君) お許しを得ましたので、通告いたしましたことについてお聞きいたします。
 当市は「散居の中に花と緑のふるさとづくり」を基本とし、これまで各種の施策が実施されてきました。それが昨年「住みよさ日本一」の評価を受けたのではないかと思っております。それを実証するように毎年着実な人口増があり、本年2月末では4万430人となっています。
 田園都市という名のもとで、当市は17カ町村合併で発足しました。農業の主たる米作は当然として、あわせてチューリップをも砺波市を代表する産業に育成するための努力が、チューリップ公園でのチューリップフェアとして定着し、今では期間中に40万人以上の観光客の訪れる一大観光産業に育ちました。このために、公園周辺を花と文化の一大ゾーンとしての整備計画もでき、文化会館の建設から始まって四季彩館、美術館の建設でその形態も整いました。当然訪れる観光客、見学者のための駐車場も造成され、道路整備もできて昔を知る者にとっては目を疑うばかりに変貌いたしました。当然これだけの大型開発が集中すれば必然として発生します。特に排水処理問題が浮上しております。四季彩館建設時には油田土地改良区との協議で排水のための河川改良工事も実施されましたが、それ以後の美術館建設あるいは中村多目的運動場の拡大、そしてさらにはこの近くでの駐車場造成という開発が重なったにもかかわらず、油田土地改良区から排水改良提案が出されたのですが、実らずに今日に至っております。
 以前は、大体20ミリ程度の雨でも問題も発生しなかったようでございますが、現在では12~13ミリの雨でも一時雨水の被害が油田では宮丸川用水と呼んでいる河川で発生するようになり、この河川の改良について市を通じて県へ陳情していたところでございますが、このたび国では、緊急防災ため池等対策事業として認可があり、平成10年度から3カ年事業として事業費8,900万円で240メートルの工事が予定され、昨年10月ごろまで関係者にも説明があったところです。
 土地改良事業となれば当然組合員に10%負担が課せられますが、一部の組合員には、行政の開発行為になぜ農家負担があるのかとの意見もあったようですが、地域連帯感から、困ったときはお互いに助け合おうの精神でやろうということで一応の了解も得たようでございます。そして11月からでも始まる工事がいまだに気配が見えないがどうなっているのかという関係者からの声も出ました。その様子を聞きますと、工事についての精査をしたところ、工事に伴う補修工事があったり、その他調査見積もりの折に若干の間違いがあり、当初計画した240メートルの改修には総額1億1,300万円を要し、現下の8,900万円では160メートルしか工事ができず、その差額の2,400万円と80メートルの外れた改良地をどう処理するかについての結論が出ていないためとのことです。理事長からこの件についての申入れもあったと思いますが、農家負担の増大を危惧する人からは、行政の責任において実施してほしいとの声もあります。この問題についての市長の見解をお聞きいたします。
 もう1件、用排水の改修についてお尋ねします。
 油田地区では、中村の一部、市役所を含む約31ヘクタール、農地約55%を対象に、平成に入って区画整理事業が着工され、平成5年10月に完了し、平成7年5月に中村区画整理組合も解散し、今はその実施地域の地名も栄町に変更されました。そして4、5年も経ちますとスーパーの進出や商店、アパートの建設も目立つようになって、行く行くは現在残っている農地も宅地化され、区画整理事業の目的が達成するものかと思っております。
 ところで、31ヘクタールのうち農地約17ヘクタールが全部宅地化したときの一時雨水の対応はできていたのでしょうかという一つの疑問が発生しました。今は市条例によって3ヘクタール以上の開発については調整池の設置を義務づけていますから、現在工事中の組合やこれから設立される組合には、そういった指導もされているかと思います。
 油田土地改良区では、中村区画の排水を新又川で受け、約1キロメートルほど流れており、その若干の改良で下流の高岡市へ流していたわけですが、最近になって下流の高岡市で被害が発生しているようです。発生地の高岡のある土地改良区から油田の土地改良区へ費用の分担の相談があったようで、その理由は、原因者中村区画整理にその責任があり、油田も中村区画と一緒の地区だからひとつ面倒を見てくれといったような話だったそうでございます。油田土地改良区としては全然関係のないことでございますので、一応市当局にも申し入れているようですが、なかなかその返事がないといったことで非常に困っておられます。今現在、砺波市でも、太郎丸東部あるいは深江地区、そしてまたこれから杉木の区画整理事業といったものが計画されておりますが、これらが全部完成し、その10年後、15年後に果たしてどのようなことが起きるか、特に油田の事情から考えますと、林地区、鷹栖地区にも同じような問題が起きるのではないかと私は危惧する一人でございます。同一市内なら行政のほうへ何とかできますが、今現在のように行政の異なった高岡市からのこのような苦情に対して、これは当然市当局が対応すべきではないかと私は思います。当然県に対して、砺波市、高岡市から申し入れて解決していただきたいとかように思いますが、市長の見解をお聞きいたします。
 次に、自衛隊の件で申し上げますが、この件については、私は自民会の皆さんと十分に協議している時間がありませんでしたので、一応私の個人的な意見としてお聞きください。
 私は、自衛隊富山駐屯地の存続そしてさらに隊員の増強、すなわち普通科連隊規模の部隊が富山駐屯地に常駐すれば、砺波市の活性化、発展に大いに寄与するものと思い、この問題を取り上げました。
 まず、富山駐屯地の生い立ちと活動状況について簡単に述べますが、昭和30年の初頭ころから当時の五島市長、岩川県議や地元有志の方々が庄東地区の開発発展のための自衛隊誘致を計画され、候補地として頼成山周辺を考えていましたが、紆余曲折を経て現在地に決定されたようです。駐屯地の主力部隊である第321地区施設隊は豊川駐屯地で要員100名をもって編成されており、この部隊が昭和37年10月10日に砺波市に移駐し、金沢駐屯地の分屯地として発足しました。砺波市移駐早々にあの38豪雪に見舞われ、砺波市あるいは高岡市の交通確保の除雪作業に出動し、その翌年の39年には氷見市で地滑り災害の復旧工事、40年には津沢での台風24号による小矢部川の堤防決壊防止作業と、連続に災害派遣がありました。以後、県内、県外も当然あったわけですが、特に県内の自治体の要請による山間地の道路建設や、公共用地の敷地造成等で自治体の財政をも援助する活動をしてきております。近年では、阪神・淡路大震災での災害復旧の出動や、2年前の日本海沿岸のロシア船による油流出被害地への出動等は記憶に新しいところです。
 この間に、昭和41年2月に、分屯地から陸上自衛隊富山駐屯地に昇格し、以後、方面調査隊、基地通信隊が創隊され、平成5年4月に陸上自衛隊第301施設隊が新設され、第321施設隊は廃止されました。現在全体の隊員定員140人のところ約100名のはなはだ小さい部隊で、富山の部隊と同じ規模の部隊は、福井の鯖江と和歌山の部隊の3県だそうです。
 ところで、防衛庁では、平成7年11月、新防衛大綱が決定されました。これも世界を東西2つに分けていた米ソの冷戦状態がソ連邦の解体で国際協調時代に入ったことからで、我が国でも北方重視の部隊編成が見直され、定員18万人を14万5,000人とし、師団も規模の小さい旅団に再編し、全国均等配置の方針がその大綱によって示されました。
 このため、九州、四国では盛んな誘致運動が始まり、部隊の配置替えで隊員の減少を心配する北海道では、市民総ぐるみで存置運動を行っているとの新聞報道もありました。
 このような情報の入手もあり、前岡部市長には、富山駐屯地の存続と同駐屯地の拡張要望による普通科連隊以上の部隊の常駐を要望する要望書を、平成9年7月に金沢の連隊を通じて中部方面総監に提出されました。私も当時議長として同行いたしました。以後1年余りを経過してまいりましたが、昨年の北朝鮮のミサイルが我が国の上空を飛来し、そしてその後の動向は日本の防衛体制にも少なからず影響を与えているようでございます。
 この機会に、綿貫先生からも、前岡部市長から提出の要望事項の実現について関係機関への働きかけをお願いしたところ、先生も、富山県や日本海側の不安定状態を心配され、快く引き受けていただきました。今後は先生にお任せすることにいたしたわけでございます。
 ところが、本年2月、綿貫事務所から電話があり、先生が直接防衛庁長官に要望書を提出するから出てくるようにとのことで、2月10日、駐屯地協会の役員2人と先生に同行し、衆議院議員綿貫民輔の名前で、富山県駐屯地の存続と部隊増強の要望書を先生から野呂田防衛庁長官に提出され、その場に私は立ち会ってまいりました。そのことについては、私からも帰ってから市長に報告いたしましたが、以後のことについては綿貫先生にお任せすることについては市長も同じ考えでした。
 ところがその後、自衛隊関係に詳しい人から、長官へ要望書が提出されたとなると、防衛庁関係から調査が入るだろうとのこと。その内容はと聞きますと、基地周辺の住民は自衛隊にどのような感情を持っているか。友好的か、非協力的か。また、市民は本当に自衛隊の駐屯地の存続拡大を熱意を持ってやっているのかといったようなことでございます。調査に来てみたら、砺波市民は全然無関心だったとの報告をされぬように、市の体制を整え、県へもお願いし、要望の実現に市長が先頭に立ってほしいと思いますが、市長の意見をお聞きいたします。
 なお、後先になりましたが、富山駐屯地の隊員は600人ぐらいとなると、まず砺波市の人口増は1,000人以上が期待できるのではないかと思います。そのほかに経済的効果は計り知れぬものがあり、特に不振を訴える商店街にも非常な活気がよみがえってくるだろうとかように思っております。
 また、一番喜ぶのは、富山県出身の自衛隊員だろうと思っております。現在、富山県出身自衛官は約1,000人以上はいるようでございますが、この人たちにも定年、除隊がありますが、その1年前に希望すれば、富山県の部隊へ転属でき、ここで再就職のための技術や資格の習得ができます。今、100人程度の部隊では受け入れできるのはせいぜい1、2名だそうで、これまで多くの富山県人は隣の金沢連隊に転属し、ここで除隊しているようでございまして、石川県人口が富山県人口よりも多くなっているのはこういったことにも原因があるのではないかと、私らはそういう話をしているわけでございます。
 砺波市がそういった600人程度の部隊になれば、相当数の富山県出身者が帰ってきて、そして今言ったような状況で除隊すれば、当然当市や県内のどこかで住居を持ちますから、県・市の人口増にもつながらないかとかように思います。こういったことを考慮していただいて、市長からぜひとも前向きの答弁をお願いしたいとかように思っています。よろしくお願いいたします。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 金堂議員にお答えをいたします。
 最初に、用排水事業についての御質問でございます。
 私の見解を述べよということでございますが、詳細にその実態等につきましては産建部長から申し上げます。
 私は、用排水事業というのは1市町村あるいは1土地改良区だけで実施するものではないと思います。例えば1土地改良区で対応いたしますと、上流、下流がございます。そのことから、土地改良区の指導というのは県にあるのが妥当でございまして、県の指導をもってそれぞれ用排水事業等については実施をされていることは御承知だと思います。したがって市長、お前どう思うかということについては、私は答えられないということだと思います。
 なお、実態等につきましては、産建部長からお答えをいたします。
 それから、陸上自衛隊の存続ということと、後段では600人ぐらい増員したらという意見等ございましたが、陸上自衛隊富山駐屯地の将来展望等について今いろいろ提案がございました。この提案につきましては、ただいま細部を聞いたわけでございまして十分承知しておりません。おっしゃるとおりでございましたら、18万人が14万5,000人体制になるんだということなんでしょう。
 私は、もともと防衛というのは市町村の陳情や市町村でやるものなのかどうか、疑問だと思います。国土の防衛というのは、やはり国が地形あるいは今の実態、いろいろガイドライン等議論されておりますが、その上に立って考えられるものではないかと思います。したがって、住民の運動やあるいは綱引き、そんなもので配置されるのでしょうか。これが正しい防衛のあり方かどうか、私は若干疑問に思います。
 なおそして、150名ぐらいのものが600人あればということになりますと、逆に再編整備をされて、体制も少なくなるのに増やすということが本当にできるのかどうか。いささか疑問のあるところでございます。ただし、金堂議員さんの御意見を参考にさせていただきたい、このように思っております。
 なお、駐屯地等につきましては、県内唯一の基地でもございます。その重要性と波及効果については理解をいたしております。当市におきましても、先ほど御意見がございましたように、38豪雪、あるいは今は夢の平では参加はしておられませんけれども、もともと雪の多いときにはいわゆるラッセルの立場で自衛隊の皆さんにスキー場の整備をしてもらったことを私は覚えております。それから、庄東地区におきましても、先般から改良工事に携わっておりますし、チューリップフェア等につきましては、それぞれ行事にも参加をしていただいておりますし、先般は花の入れ替え等についても随分御協力をいただいております。なおまた、おっしゃるとおり、災害等がございましたら、力強い支援体制がございますので、安心して暮らせるのではないか。このことを考えますと感謝を申し上げるわけでございます。
 そんなことから、陸上自衛隊の効率的な整備や再編に当たりまして、最初におっしゃいましたように、今後とも存続していくということについては私は働きかけることについてはやぶさかではない、このように思います。ただ、みんなで旗を振って防衛施設あるいは増員あるいは基地というものについては、そんな一住民が、市民がという形でやるのが正しいのかどうか、そのことを考えますと一考を要するのではないか、このように思っているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 金堂議員さんの御質問にお答えいたします。
 宮丸川の改修につきましては、これは土地改良事業ということで行われているものでございまして、県と協議のとき、これは混住化地域であるからということで農業用施設緊急防災事業というものが取り入れられるということで採用になったということでございます。普通、市の補助金は10%でございますが、10%上乗せして20%というふうにして対応しているということでございます。
 この路線につきましては、先ほど議員さんが申されたとおり上流に市の施設もございますので、土地改良区とよく協議して市はその一部も施工するということで協定が終わっております。
 したがいまして、今いろいろと費用が多くかかる、あるいはそれを市が負担せよということでございますが、その費用算出については市はかかわっておりませんが、市は土地改良区と協定を結んだものについては負担をしていくということで考えております。
 それから、区画整理事業が進む中でいろいろと問題が起きてくるということでございます。
 土地区画整理事業につきましては、事業計画をつくる際に、排水計画を含めて関係機関とよく協議をしながら同意を得て実施しているのが実情でございます。また、開発行為につきましては、議員さんが申し上げられましたが、平成7年度より調整池機能を義務づけて改良を進めているところでございます。基本的な考え方は市長から申されましたが、当市はやはり幹線的な排水を持たないということで、これを早急に整備すべきと考えておりまして、これらの整備を国や県に早急に改修いただくよう働きかけることが大事かというふうに考えております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 再質問を許します。
 17番 金堂久哉君。

◯17番(金堂君) 私は、市長に自衛隊の増強に対して街頭へ出て旗を振って運動してくれと言っているつもりではございません。せめてそういった調査に参ったときに、いや砺波市でも市長を中心にそういった小さなグループあるいは自治振興会長さん方にお願いしてそういった組織みたいものをつくったよとか、そういった程度でも結構だと思っております。
 それと、今ほど産建部長からのお話を聞きますと、いわゆる総額1億1,300万円を要する工事に、今の許可のなった8,900万円では、約80メートル事業ができない、それについてどのように考えておられるのかということをもう1回お聞きしたいと思っております。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。要望かと思いますので簡潔にお願いします。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 御要望にお答えをいたしたいと思っております。趣旨はよくわかりました。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 費用が多くかかったということでございますが、建設当時そういうことを含めて計画をして土地改良区で計画されたものと思っております。これには市は直接関与しておりませんので、その辺は間違いなく聞き取っていただきたいと思いますが、そのやり方としてはいろいろあると思います。それは私どものほうへ来られますれば我々も相談に乗りますし、給付のときに総体枠が膨れたから全部市が土地改良区の事業を負担せよという議論はどうかと私は思っている次第でございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 4番 松本 昇君。
  〔4番 松本 昇君 登壇〕

◯4番(松本君) それでは、お許しを得ましたので、先に通告いたしました事項についてお尋ねとお願いを申し上げます。
 まず第1点目、介護保険で市民が老後を大変に心配をしているという条件についてお尋ねをいたします。
 介護サービスを受けるときには、手続が簡単であることを切にお願いするとともに、第2番目の必要に応じて十分なサービスの給付を受けたいというのがだれもが人間の要望するところであります。
 ただし各自の人間の満足度に違いがありますので、大変に難しいと思いますが、公平平等の観点からぜひともよろしく御配慮のほどをお願いを申し上げたいと思います。
 なお第3点は、保険加入者、利用者の負担となる保険料、サービス利用料の双方が適度に設定されるかということでございますが、保険料については現時点ではまだ未発表だと思いますし、サービスについてもケアプランが作成された以後だから、その場で即回答はなかなか難しいと思いますが、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 特に所得の少ない方々(市町村民税非課税の方)には特に考慮を願いたいと思います。負担の軽減をきめ細かく考慮されることが大切かと思っております。
 以上の事柄は、決して机上の理想論だけでなく、現在の老人保健制度や医療保険制度も建前は大変満たされているようでありますが、大変不満も多いようでございます。医療保険、介護保険法案は現時点ではまだ未解決で満たされておらず、老後は大変に不安だらけと憂慮しているところでございます。
 老後の不安を少しでも軽減するため、改良改善を行い、介護保険から介護サービスを受けるための原則として、今度できます広域圏組合の市町村窓口申請を義務づけていただくことが大切かと思います。
 要介護認定を受け、ケアプランの作成を実施されるときでございますが、例えば寝たきりの高齢者を在宅介護する場合、本人の状態、家族の状況などにより、保健婦、福祉の専門家などケースにより大変異なると思いますが、ケアプランを作成されるに当たり、それに基づいてホームヘルパー、デイサービス、訪問看護、ショートステイなどの種類が決まると思いますが、実際のサービス利用の段階でどういうことが必要になるかということも十分御検討願いたいと思います。
 これまでの医療保険では、保険証1枚あればどこどこの医療機関へ行けば簡単に診療や治療を受けられたというのが年寄りの頭に十分こびりついていると思いますので、以後複雑化のないよう考慮願いたいと思います。
 実現を踏まえて、当市も超高齢化の福祉対策行政でありますので、今後病院の増改築により拡大される福祉対策について、他の地方でミスがたくさん発生しておりますことを十分考慮していただき、市民もこれから税金、年金、医療保険、そして介護保険が加わり、将来相当な負担を覚悟するという心構えについても、行政の立場として十分PRを願いたいと思います。
 次に2番目につきましては、広域圏並びに地区のイベント会場までの事柄についてお願いを申し上げます。
 アクセス道路整備、これは前の高速道路を下りるときに、砺波の顔と言っておりました昔の電光板を、皆さんにお諮りしなければ勝手には言えないことだろうと思いますが、広域圏の共有のものとして時間の空いているときにはPRに使っていただければどうかと思うことであります。
 なお、広域圏は高速道路が2本も走っており、砺波のインターチェンジは玄関口として各地のPRを実施されてもいいのじゃないかと思います。当市においてもチューリップフェア、城端の麦屋祭り、福野の菊祭りそして観光地もありますので、圏内でのイベント開催PRを考えるとともに、国道41号、156号、304号、47号を利用してのアクセス道路の整備を篤と考えていただきたいと思います。
 路線では道の駅も8カ所あり、これについてでも常に良好な状態で保っていただきたいと思います。地域的にも強く広域圏としても要望されていることだと思いますので、先ほど自民会の会長が申されたとおり、経済効果も大変にいいと思いますし、経済もこれから早急に好転するとは思われませんので、行政のお力を篤とお願いを申し上げます。
 産業や交通の発展で市民の日常生活の生活圏が大変に広がりますので、広域圏の対応が求められるというのは必達事項だろうと思います。
 2番目には、社会環境が変わり、生活様式、福祉行政の展開も地域別にサービスが多様化すると思いますので、そのときには弱小の市町村の行政需要に対応できるよう財政能力が望まれると思いますので、そのときも広く広域圏の理事長として対応をお願いいたします。
 3番目には、産業基盤の形成の効果的な実施でありますが、強力な広域的行政主体が必要であろうと思いますので、当局の御見解をお聞きいたします。
 昨年の12月、東海北陸能越フォーラムでパネリストとして広域圏理事長、そして当地の砺波市長として発表されました砺波広域圏の「日本一の住みよい地」のPR「広域圏を日本の発信地とする目標を持てば」ということは大変に結構なことだと思いますので、力強いお力添えを篤とお願いを申し上げます。
 砺波は、北陸の玄関口としたいという発言もあったように思っておりますので、重ねてお願いを申し上げておきます。
 人の出入り、モビリティというのですか、新しい人が出入りしますと地域差によって移動が激しいと思いますので、都市型の行政需要に的確にかつ効果的に対応することが行政では不可欠でないかと思いますので、この点も十分に考慮していただきたいと思います。
 次に3点目でございますが、市内の公共施設に伴う保全管理についてでございますが、地区内にある保育所、小中学校の冬期間の除雪に伴う回りの囲い、ネットフェンスでございますが、この脱着可能になるような改良をしていただけないものかということを御検討願いたいと思います。
 各地区におきましては除雪協議会がございますので、敷地と建物の間に積雪する雪の対応に大変困難するとのことでございますので、篤と考慮を願いたいと思います。
 子供たちの非常用通路を確保するため、設備機械の点検、給油等に関することなどがございますので、除雪車は一方通行のみ押すというような機種が大変多いように見受けられますので、除雪時は大変に苦労しておいでるということであり、押した雪は山積みにされているような状態でございます。敷地の関係で広場がない場合もございます。散居でございますので隣は水田が多いと思いますので、地域の協議会と検討されて、その場所を借用していただくよう地元でお願いし、学校の施設の改良を御検討していただくよう、これは協会からも言われておりますので、よろしく御検討をお願いいたしたいと思います。
 以上をもって、私の質問を終わります。ありがとうございました。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 松本議員にお答えをいたします。
 介護保険につきましては助役からお答えをいたします。
 次に、広域圏の高速道路等についてのお答えをいたします。
 1つは、インタービジョンを広く広域圏として活用したらということでございます。文化的な催し物その他については、広域圏で連携をとりながら「じゃんとこい」という広報紙に載せまして、各家庭に送っておりますが、そのような形で必要な行事等、申し出があれば載せておるところでございます。したがって、もっと利用したらという意見でございます。そのことが広く全体の経済効果にもつながると思っておりますので、十分利用をしていきたいとこのように思っておるわけです。
 このようなインタービジョンが要所要所にあればなおいいかなと思いますが、これはうちだけではなくて、広く広域圏内で主要なところに整備をしていただければということも思うわけですが、それは各市町村の財政のこともございますので、要望するわけにはまいりませんが、そのように思うわけでございます。
 ただ、施設設置としては余りにも出入口というのはどうかという疑問も実はございまして、直接私もそのように言われた経緯がございます。交通安全上支障もありますので、もっとゆっくり楽しんでもらえ、しかも活用できるものがあればということを思っている次第でございます。
 今、松本議員さんからいろいろ提案、提起をされましたので、参考にさせていただきたい。利用についてはもう少し利用拡大のために努力をしてまいりたい。そして広く広域圏がお互いに経済効果を得るようなそういうことで進めさせていただければと思っている次第でございます。
 それから次に、東海北陸自動車道等の関係から、先般のフォーラムの話あるいは代表質問でもお答えしましたそのことについて、私の考え方について御支援をいただいたものとこのように思っているわけでございます。
 少なくとも国体までには上平にまで行きますので、その後もう少し時間がかかるようでございますが、いずれにしても体制づくりをしておくということが大事でございますし、そのことが今国土庁が訴えておりますグランドデザインにも合致するのではないかと思います。いわゆる太平洋岸と日本海、しかもちょうど中央でございますので、このようなすばらしい幹線は私はないと思います。その意味でもう少し早まればなと、こんなことさえ思っているわけでございます。
 その他、このことにつきまして幾つか提言がございました。そのことも参考にさせていただきたいと思っております。
 除雪等につきまして、産建部長からお答えいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 松本 昇議員の、市民が老後を安心して暮らせるような介護保険制度の確立についての御質問のうち、まず第1に、介護サービスを受ける手続の簡素化についての御質問にお答えをいたします。
 介護サービスを受ける手続につきましては、介護保険サービス事務につきましては、砺波地方介護保険組合が行うわけでございますけれども、要介護認定申請をされます方は、まずそれぞれの市町村、砺波市の場合でございましたら、砺波市で受付をいたします。当市の場合、現在考えておりますのは、市の健康福祉課、それから在宅介護支援センターを設置しておりますやなぜ苑、庄東デイサービスセンター、南部デイサービスセンター、それから市立砺波総合病院の5カ所を窓口に考えておりますので、この5カ所のどちらにでもお出かけをして申請をしていただけたらと思っております。
 その次に、その申請されました方に直接面接調査を行ういわゆる訪問調査をするわけでございますけれども、そのときに応対をしていただけたらと思うわけでございます。その後は当介護保険組合で、介護認定審査を行いまして、介護度を決めるということになるわけでございます。その介護度が決められましたら、その介護度に基づきまして申請をされました方はケアマネージャーにケアプランを相談をして立ててもらうということになるわけでございますが、このケアマネージャーも、先ほど言いました砺波市の場合は、民間等もいろいろあろうかと思いますが、公立といいますか、市関係では当初申し上げました申請を受付いたします5カ所にそれぞれこのケアマネージャーを置きまして相談をしていただくというふうに考えておるわけでございます。そのケアプランに基づきまして、ホームヘルプ、デイサービス等々の介護サービスが開始されるわけでございます。したがいまして、介護を受けようとする申請をされます方につきましては、まず最初に市の5つの窓口のどちらかに申請をしていただくこと、そしてその後ケアマネージャーと相談してケアプランを作成していただくこと、つくっていただくときに自分の思いを述べていただく。それだけが申請者の方の仕事になろうかと思うわけでございます。
 いわゆる松本議員の御質問にもございましたように、何か複雑な難しい手続があるのではなかろうかという御心配は全くございませんで、ただいまのように医療保険等と同じような非常に簡単な手続で仕事を進めていくように考えております。
 なお、11年度におきまして、これらもどういうぐあいに進めていくか、そしてまた御質問の中にございましたような公平さ、例えば訪問調査におきますところの訪問調査の調査員によるところの差とか、地域的な差とかそういうふうなもののないように、11年度におきまして十分研修等も積みまして、公平さを保っていきたいというふうに考えているわけでございます。
 その次に、必要に応じて十分なサービス、給付を受けたいとの御質問にお答えをいたします。
 当市のサービス基盤の整備状況を申し上げますと、まず在宅サービスにつきましては、ホームヘルパーが23名おります。それから訪問看護、これは看護婦を4名配置しております。それからデイサービスは、1日の利用定員が84名でございます。それからショートステイにつきましては、やなぜ苑に20床用意してございまして、おおよそこの公的サービスでほぼ需要に対応できるものと考えておるわけでございます。
 なお、訪問入浴、それから24時間型ホームヘルプサービスにつきましては、民間業者の参入が期待されますので、これらを活用して対応していきたいと考えておるところでございます。
 次に、施設サービスについてでございますが、療養型病床群は399床、それから老人保健施設100床があるわけでございまして、十分に対応できるものと考えております。
 なお、特別養護老人ホームにつきましては、介護保険組合の圏域内で現在485床あるわけでございますが、今井波町で建設しております平成12年の4月には、50床が開設されるわけでございます。そうしますと535床になるわけでございます。このことを勘案いたしますと、現在当市では待機者が36名おられるわけでございますけれども、ある程度対応もしていけるのではないかと考えておるわけでございます。
 その次に、保険加入者の利用負担となる保険料とサービス料の両方の徴収というのは負担になるのではないかという御質問にお答えをいたします。
 介護サービスに対する支払い、いわゆる保険給付額の構成につきましては、本人の負担が10%、残り90%のうち、国が25%、県が12.5%、砺波地方介護保険組合が12.5%、それからいわゆる65歳以上の第1号被保険者の方の保険料で17%、それから40歳以上の第2号保険者の保険料で33%を負担するということに相なっているわけでございます。まだ本組合の保険料等々はこの11年度で十分審議され、また組合の議会等にもお諮りをして相決まることになろうかと思うわけでございますが、まず保険料について申し上げますと、いわゆる65歳以上の第1号保険者の保険料は、先ほどの御質問にもございましたように、所得に応じて標準額がございまして、それのプラマイ2割5分増減、それから5割増減、いわゆる5段階となっているわけでございます。それから、40歳以上の第2号被保険者の保険料は、自分が加入している医療保険の保険料に加算されまして、医療保険者から社会保険診療報酬支払基金に納付するということになっているわけでございます。
 次に、介護を必要とする場合のサービス料、サービスを受ける人が10%を納めることにつきましては、なぜこの10%というものを設定したかということにつきましては、これは厚生省のほうで設定したわけでございます。いろいろと理由はあるようでございますけれども、その最も大きな理由といたしましては、サービスを要する人と要しない人との公平さを図るためにその利用料を10%いただくというふうに設定したというふうに聞いているわけでございます。この額は要介護度によって決められるわけでございます。これもこれから11年度に決められるわけでございますけれども、今のところの試算では、「要支援」の場合で利用限度額6万円を試算しているわけでございますけれども、それの10%いわゆる6,000円から、「要介護度5」の場合の利用限度額35万円の10%、3万5,000円を御負担をいただくということになるわけでございます。したがいまして、介護を受けていただく場合は、このサービス料の10%を本人負担をしていただくわけでございますけれども、サービス料を支払われるにつきましては、以上述べましたように、保険料のほか、国・県それから砺波地方介護保険組合の負担金もまた大きなウエートを占めているということを御理解をいただきたいと思うわけです。
 なお、御質問にございました低所得者等への本人負担の減免につきましては、当市としてどのように取り組むかということにつきましては、国・県の方針や他の市町村の状況などを見て、十分に検討してまいりたいと考えておる次第でございます。
 いずれにいたしましても、老後の不安そして家族の方々に介護の手助けをするというこの高齢化社会を安心と幸せの生活を送ってもらえるよう、介護制度を十分に11年度で整備してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 降雪期間の敷地等のフェンスの脱着改良についての御提案でございます。
 今年度の除雪の実態を調査いたしまして、必要な箇所につきましては、施設管理者と協議いたしまして対応していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 以上をもって、本日の日程を終了いたします。
 次回は、明3月9日午前10時から開会いたします。
 本日は、これをもちまして散会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。

 午後 4時28分 散会



平成11年3月定例会 議案一覧 

      本定例会に付議された議案等の件名

議案第 1号  平成11年度富山県砺波市一般会計予算
議案第 2号  平成11年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算
議案第 3号  平成11年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計予算
議案第 4号  平成11年度砺波市老人保健医療事業特別会計予算
議案第 5号  平成11年度砺波市赤坂霊苑特別会計予算
議案第 6号  平成11年度砺波市下水道事業特別会計予算
議案第 7号  平成11年度砺波市農業集落排水事業特別会計予算
議案第 8号  平成11年度砺波市水道事業会計予算
議案第 9号  平成11年度砺波市病院事業会計予算
議案第10号  砺波市福祉センター設置条例の制定について
議案第11号  砺波市立砺波散村地域研究所設置条例の制定について
議案第12号  砺波市総合計画審議会条例の一部改正について
議案第13号  砺波市職員定数条例の一部改正について
議案第14号  砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
議案第15号  砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について
議案第16号  砺波市税条例の一部改正について
議案第17号  砺波市社会福祉事務所設置条例の一部改正について
議案第18号  砺波市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部改正について
議案第19号  砺波市デイサービスセンター設置条例の一部改正について
議案第20号  砺波市道路占用料条例の一部改正について
議案第21号  砺波市都市公園条例の一部改正について
議案第22号  砺波市水道事業給水条例の一部改正について
議案第23号  財産の取得について
議案第24号  平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)
議案第25号  平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第26号  平成10年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)
議案第27号  平成10年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第28号  平成10年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
議案第29号  平成10年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第30号  平成10年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第31号  砺波市住居表示審議会条例等の一部改正について
議案第32号  砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第33号  財産の取得について
議案提出議案
第 1  号  建設省北陸地方建設局及び直轄事業存続を求める意見書
請    願  「消費税を三%にもどすことを求める」意見書についての請願
請    願  国民年金等年金制度の改善に関する請願
砺波地方衛生施設組合議会議員の選挙について
砺波地方介護保険組合議会議員の選挙について
所管事務調査に係る閉会中の継続審査について



平成11年3月定例会 目次

     平成11年3月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(3月3日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  3
  報告事項 ……………………………………………………………………………  3
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第1号から議案第23号まで
    提案理由の説明………(安念市長) ………………………………………  3

★第2号(3月8日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 21
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 21
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 21
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 21
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 22
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 22
  議案第24号から議案第33号まで
    提案理由の説明………(安念市長) ……………………………………… 23
  市政全般に関する代表質問
   21番  松本 恒美 議員 ………………………………………………… 25
      ・平成11年度予算案について
      ・行財政改革と地方分権について
      ・東海北陸自動車道の完成に伴う経済効果等について
      ・水道料金について
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
   12番  山岸 銀七 議員 ………………………………………………… 37
      ・商店街活性化対策について
      ・ケーブルテレビ事業について
      ・増山城跡の整備計画について
      ・国保事業の今後の見通しについて
   15番  柴田 豊明 議員 ………………………………………………… 52
      ・米の関税化に伴う砺波農業の方向について
      ・消防行政の対応について
      ・体育施設の充実について
      ・学校教育の問題点とその対策について
    8番  高田 隼水 議員 ………………………………………………… 62
      ・環境保全について
      ・田園整備事業について
      ・知的障害者の施設整備について
   17番  金堂 久哉 議員 ………………………………………………… 73
      ・用排水路の改良事業について
      ・陸上自衛隊富山駐屯地の現状と将来計画について
    4番  松本  昇 議員 ………………………………………………… 80
      ・介護保険で市民が老後安心できる条件について
      ・広域圏の高速道路~アクセス道路整備について
      ・市内の公共設備に伴う保全管理について

★第3号(3月9日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 89
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 89
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 89
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 89
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 90
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 90
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
   11番  河原  誠 議員 ………………………………………………… 91
      ・青少年問題について
      ・下水道計画について
      ・2000年国体の準備状況について
    6番  石田 隆紀 議員 …………………………………………………105
      ・平成10年度農作物生産の反省と今後の対応について
      ・ ‘99砺波チューリップフェアの取り組みについて
      ・市特産の球根生産拡大の対策について
    3番  江守 俊光 議員 …………………………………………………114
      ・職員の勤務体制について
      ・地区公民館の運営について
    5番  池田 昭作 議員 …………………………………………………119
      ・総合病院の増改築と経営方針について
      ・老人保健施設について
      ・庄川河川敷の整備について
      ・文化財(石仏)の保存対策とPRについて
   13番  西尾 英宣 議員 …………………………………………………133
      ・平成11年度予算について
      ・下水道事業について
      ・社会福祉及び介護保険にかかる問題点について
      ・こて絵の土蔵の保存について
    2番  金嶋 久貴子 議員 ………………………………………………149
      ・「建設投資」より「福祉の充実」
      ・砺波の文化遺産について
      ・幼児教育は子供の立場での取り組みを
      ・給食センターの改善
   18番  前田 喜代志 議員 ………………………………………………162
      ・99年度予算について
      ・介護保険体制と保険外の高齢者福祉について
      ・図書館の分散配置を
      ・人と自然にやさしいまちづくりについて
      ・下水道計画の見通しについて
  議案の常任委員会付託 ……………………………………………………………180
  請願の常任委員会付託 ……………………………………………………………180
  各特別委員会の審査報告 …………………………………………………………181

★第4号(3月17日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………191
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………191
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………191
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………191
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………192
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………192
  議案第1号から議案第33号まで
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………193
   質 疑 ……………………………………………………………………………201
   討 論
    討論……………(西尾議員) ………………………………………………201
   採決(議案第1号及び議案第33号まで) …………………………………202
  請願 2件
   「消費税を三%にもどすことを求める」意見書についての請願
   討 論
    反対討論………(西尾議員) ………………………………………………204
   採 決 ……………………………………………………………………………205
  国民年金等の年金制度の改善に関する請願
   討 論
    反対討論………(西尾議員) ………………………………………………205
   採 決 ……………………………………………………………………………206
  砺波地方衛生施設組合議会議員の選挙 …………………………………………206
  砺波地方介護保険組合議会議員の選挙 …………………………………………207
  議員提出議案第1号
   提案理由の説明……(石田議員) ……………………………………………208
   質疑・討論 ………………………………………………………………………209
   採 決 ……………………………………………………………………………209
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査 …………………………………………209
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………210
  請願審査結果 ………………………………………………………………………213



平成11年3月定例会(第1号) 議事日程・名簿

     平成11年3月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
  第1 会議録署名議員の指名
  第2 会期の決定について
  第3 施政方針並びに議案第1号から議案第23号まで、平成11年度富山県砺波
     市一般会計予算外22件
     (提案理由の説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   3月 3日  午前10時15分  開議
   3月 3日  午前11時07分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成11年3月定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時15分 開議

◯議長(宮木君) 会議に入るに先立ち、去る2月26日に御逝去されました、砺波市名誉市民の片岡清一氏の御冥福をお祈りするため、1分間の黙祷を捧げたいと思います。
 全員、御起立をお願い申し上げます。
 黙祷、お願します。
  (黙 祷)

◯議長(宮木君) 黙祷を終わります。御着席ください。
 どうもありがとうございました。

◯議長(宮木君) ただいまより、平成11年3月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願いいたします。

◯議長(宮木君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名いたします。
  11番 河 原   誠 君
  12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君
を指名いたします。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本3月定例会の会期は、本日から3月17日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月17日までの15日間と決定いたしました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第3 施政方針並びに議案第1号から議案第23号まで、平成11年度富山県砺波市一般会計予算外22件を議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、ここに平成11年3月砺波市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多忙中にもかかわらず、御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。
 まず最初に、去る2月26日に砺波市名誉市民で、元砺波市長及び元郵政大臣を歴任された片岡清一先生が御逝去されました。清廉潔白な人柄で、国政での御活躍とともに郷土砺波市発展のために尽力されました。先生の御功績を市民一同とともに讃え、謹んで哀悼の意を表し、心より御冥福をお祈りするものであります。今月20日には、皆様とともに「お別れの会」を挙行する予定にいたしております。
 さて、これより市政運営についての所信を述べるとともに、提出いたしました平成11年度一般会計予算案をはじめとする重要諸案件についてその大綱を御説明申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じております。
 私は、昨年1月に市長に就任して以来約1年余りが経過いたしました。その間、市民参画の市政を目指し、積極的に各種諸会合等に出席し、市民の皆様の目線でものを考え、市勢の発展に懸命に努力をしてまいりました。2年目を迎え、これからも4万市民の期待に応えるよう全力を尽くす所存でありますので、議員各位並びに市民の皆様の御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 本年1999年は、1900年代最後の年であると同時に、次の新しい世紀を迎える前夜であります。新世紀をまたごうとしているこの重要な時期に、我が国は今まで経験したことのない経済的危機に直面し、さらには、地球温暖化やダイオキシンなどの環境問題、少子・高齢化や情報化の進展、多様化する犯罪など問題が山積しております。
 こうしたなか、国においては、安定した政治基盤をつくることが肝要との判断から、連立政権が誕生いたしました。そして、今年を「経済再生元年」と位置づけ、景気回復を目指した平成11年度予算案の審議が、最も速いペースで進められております。
 私は、21世紀を間近に控え、来るべき新世紀のためにも、今こそ行政改革、財政改革、教育改革などの構造的な改革を進めることが肝要かと存じます。
 一方、地方自治体においても、財政が危機的な状況にあり、歳出内容を吟味し、財政の健全化に努力していかなければなりません。しかしながら、市民ニーズはますます高度化・多様化しており、豊かな市民生活の実現と福祉の向上のため、創意工夫を行いながら、諸施策を推進する必要があります。
 現在、砺波市は、4万人を超えた人口がその後も着実に増加しており、活気あるまちとして市内外から高い評価を得ております。こうしたときこそ市民の皆様の協調と融和のもとで、住民サービスを推進し、個性豊かな地域づくりと活力ある市政運営をしてまいりたいと考えております。
 次に、平成11年度の予算編成の基本方針について申し上げます。
 我が国経済は、依然として景気の足踏み状態が続いておりますが、金融システムの安定化策等により、不良債権処理、金融機関の再編が進み、緊急経済対策をはじめとする景気回復のための諸施策の実施により、緩やかながら回復の兆しがあらわれてくるものと期待しております。こうした状況のなかで、政府は平成11年度をプラス成長へ転換する年として位置づけ、平成11年度の経済運営においては、財政構造改革の基本的な考え方を維持しながらも、当面の景気回復に全力を尽くすという観点から、平成10年度第3次補正予算と一体的にとらえた予算編成とされたところであります。
 一方、地方財政におきましても、国と同一基調により地方財政計画が決定され、地方財政計画の規模は約88兆5,300億円、一般歳出ベースでは74兆6,800億円程度と対前年度比1.8%の増とされたところであります。
 このような状況を踏まえ、当市の新年度予算編成の基本方針は、国・県の新年度予算編成方針に加え、地方財政計画等を勘案しながら、当面する少子・高齢化、環境対策等の時代の要請に応えると同時に、一層の経費の節減を図る等、財政の健全化に意を配し、第6次砺波市総合計画後期修正計画に基づき、各種施策を着実に推進することとしたところであります。
 このような基本方針に基づき編成いたしました平成11年度の会計別予算案の規模は、
 一般会計158億6,500万円(対前年度比9億3,200万円 6.2%増)
 特別会計 75億1,400万円(対前年度比2億7,890万円 3.6%減)
 企業会計122億6,730万円(対前年度比5億1,350万円 4.4%増)
 総  額356億4,630万円(対前年度比11億6,660万円 3.4%増)となったところであります。
 次に、歳出予算の概要及び市政の運営と施策につきまして、5つの施策に基づき、御説明申し上げます。
 第1に、「行財政改革と広域行政等の推進」について申し上げます。
 今まで、行財政改革の声は、国、地方を問わず幾度となく叫ばれてきましたが、日本経済の成長基調の中で大きな進展は見られず、国・地方の財政赤字は毎年増え続け、主要先進国中最悪の状況に陥っております。しかし、地方分権の推進や規制緩和、官民の役割分担の見直しなどが叫ばれ、新時代に対応する新たなシステムの構築が求められている今こそ、真摯に行財政改革を推し進めなければならないと考えております。
 まず、行政改革の推進につきましては、昨年、平成10年度事務改善委員会を設置し、「市民サービスの向上」「組織・人員の見直し」「事務事業の見直し」の3つの基本目標ごとに具体的な提案事項について研究を行っております。この委員会での提案事項を含め、行政改革の推進に関する事項で具体的に実施に移すものについては、昨年10月に設置しました行政改革市民会議で十分御審議をいただき、御意見、御提言を反映してまいりたいと考えております。
 また、特別職の報酬の改定につきましては、去る1月14日に砺波市特別職報酬等審議会を開催し、昨今の経済情勢、地方自治体の行財政改革の必要性の観点から据え置きの答申をいただきましたので、改定は行わないことにいたしました。
 次に、広域行政の推進について申し上げます。
 消防の広域化につきましては、現在の1市5町1村に加え、この4月より五箇三村の政令指定を受け、1市5町4村の砺波広域圏全市町村の加入により、常備消防事務を砺波広域圏事務組合で実施することになります。
 また、介護保険実施に向けた体制として、介護保険認定審査会、保険給付事務等については、砺波地方12市町村で構成する砺波地方介護保険組合で実施することとし、準備を進めております。
 私は、今後の地方分権の受け皿となるためにも、総合的・効率的な行政を展開し、各市町村の特色を有機的に結び、圏域内の住民福祉の向上を主眼に、さらに行政の広域化について幅広く話し合ってまいりたいと考えております。
 次に、まちづくり計画につきましては、本年・来年が現行の総合計画の仕上げの時期に当たるとともに、新世紀への計画づくりの年であると位置づけております。輝かしい21世紀の砺波市を建設するため、新総合計画をはじめ中心市街地整備計画、緑の基本計画など、諸計画の策定に全力を傾注してまいりたいと考えております。
 次に、男女共同参画の推進につきましては、少子・高齢化や女性の進出分野の拡大など女性をめぐる社会環境の変化に対応するため、21世紀に向けて女性と男性が互いに協力・信頼し合い、支え合う社会づくりを目指して、男女共同参画基本法案が今国会において審議される予定になっております。
 当市においても、その関連施策推進の指針となる「砺波市男女共同参画プラン」の策定を行うため、昨年、企画推進会議や策定委員会などの庁内組織と庁外の組織である男女共同参画プラン市民委員会を設置し、現在庁内の策定委員会において、基本目標や課題等について調査・研究を進めております。本年の秋までには、計画の中間報告書をまとめたいと考えております。
 また、情報公開につきましては、砺波市情報公開審議会において昨年から4回にわたり審議が行われ、去る2月15日に答申をいただきました。今後は、この提言を受け、6月定例会に砺波市情報公開条例案を上程いたしたいと考えております。
 次に、国際交流事業につきましては、平成元年10月3日に当市とトルコ共和国ヤロバ市とが姉妹都市の締結を行い、それ以来国際親善を深め、両市間の友好交流を図ってまいりましたが、このたび姉妹都市盟約の締結10周年を迎えることになりました。
 本年は、当市の市制施行45周年の節目の年に当たり、その記念式典の際に、ヤロバ市長御夫妻を招待して式典に華を添えていただきたいと考えております。
 また、本年はオランダ王国リッセ市のキューケンホフ公園が開園50周年を迎えることになり、リッセ市長から記念式典への招待を受けております。私は、4月に行われるこの記念式典において祝意を表するため、議長とともにリッセ市を訪問し、両市の友好交流を一層深めてまいりたいと考えております。
 第2に、「若者の定着と豊かな高齢社会の実現」について申し上げます。
 今や日本人の多くが、人類の願いである長寿を享受できるようになりました。その一方で、老後の生活に対する不安も広がっております。21世紀の本格的な少子・高齢化社会に向けて、明るく健康で生きがいを持って充実した生活を送れるよう、社会の仕組みや人々の意識を変えていく必要があると考えております。
 こうしたなか、平成10年度において計画の策定を進めてまいりました「砺波市障害者福祉計画」並びに「砺波市児童育成計画(エンゼルプラン)」の計画ができ上がりましたので、今後は実施に移してまいりたいと考えております。
 また、老人保健福祉計画につきましては、見直しを図ることで準備を進めております。
 社会福祉事業につきましては、平成9年度から2カ年の継続事業で建設を進めてまいりました(仮称)南部福祉センター・デイサービスセンターの工事がほぼ完成いたしました。福祉センターの名称を「苗加苑」とし、竣工に向けて諸準備を進めているところであります。また、利用者の利便性に配慮するため、麦秋苑を含めて、従来の開館時間を30分繰り上げ午前8時30分としたいと考えております。
 このたび、社会福祉法人「たびだちの会」が、精神障害者の方が共同生活により自立を目指す男性のグールプホーム「ゆうゆう荘」を市営東矢木団地に開設いたしました。市営住宅でのグループホーム事業は富山県内では初めての試みであり、開設に向け御尽力くださいました関係の方々、そして事業実施に御理解と御協力をいただきました団地並びに地域住民の皆さんに対し、心から感謝を申し上げたいと存じます。
 なお、平成9年に油田地内で女性のグループホームを開設しており、今回の男性のものとあわせて男女それぞれのグループホームを開設したことになります。
 今後とも、ノーマライゼーションの理念のもとに、施設のみならず心のバリアフリー化を図るための施策を積極的に推進し、障害のある人もない人も共に生きる社会の実現を目指していきたいと考えております。
 児童福祉対策につきましては、平成10年度におきまして、鷹栖保育所の増築工事を施工してまいりましたが、予定どおり4月から3歳以上児のクラス増及び2歳児の受け入れ枠の拡大に対応できることになりました。
 平成11年度の入所申込みに際しましては、育児休業明けの乳児や低年齢児の保育の希望が高まってきているなか、できる限り保護者の要望に応えるため、出町保育所、鷹栖保育所及び油田保育所におきまして、定数の改定が必要となりましたので、所要の措置を講じて受け入れをしてまいりたいと考えております。
 また、国の第3次補正予算によりまして、平成11年度に整備を予定しておりました鷹栖保育所乳児室の整備が、国庫負担事業として認められましたので、早急に工事に着手し引き続き整備を進めてまいりたいと考えております。なお、保護者からの要望の多い乳児保育や、乳幼児の健康指導、育児相談業務などに対応するため、保育所に保健婦を1名配置してまいります。
 さらに、一時的な事由により、家庭での育児が困難になった保護者のための一時保育事業につきましては、平成9年度から東般若保育園で実施してまいりました。これまでの利用状況などを検討し、平成11年度において新たな事業の実施について準備を進めてまいります。
 次に、少子化対策につきましては、最近の当市の出生数は平成2年の312人から増加傾向に転じ、年間400人前後と増えており、今後とも「安心して産み、育てる」環境づくりに努めたいと考えております。そのための支援といたしまして、昨年度に引き続き、通院医療費の助成を2歳未満児から3歳未満児までに引き上げることにいたしております。このような児童福祉対策と少子化対策の推進により、若者の定着化を図りたいと存じております。
 次に、高齢化対策について申し上げます。
 だれしもが、健康で生きがいを持って一生を送ることが課題であります。平成12年度から介護保険制度も始まりますが、寝たきりにならないための施策を展開しなければなりません。そのために、従来から実施しております基本健康診査、がん検診等の受診しやすい体制に努めるとともに、生活習慣病予防のための食生活改善等の施策や保健婦を増員して訪問指導等をきめ細かく実施してまいります。
 また、介護保険事務のうち、申請受付、訪問調査、保険料の普通徴収、サービス提供等については、各市町村の窓口等で対応するため、その体制整備に努めているところであります。さらに、国の第3次補正予算で介護保険関連施設整備事業により機能回復訓練や介護教室、健康教室等が実施できる(仮称)砺波市高齢者能力活用センターを建設し、高齢者や障害者等の支援や情報提供の場として利用していただきたいと考えております。
 一方、寝たきり等のサービスの供給体制につきましては、ホームヘルパーを昨年度に引き続き増員し、午前7時から午後9時までの巡回型サービスを開始する予定にいたしております。デイサービスにつきましては、南部デイサービスがオープンすることから、最低1週間に1回の利用ができることになります。この南部デイサービスセンターに併設してヘルパーステーション、在宅介護支援センターを開設することにしております。
 在宅介護支援センターにつきましては、市役所、やなぜ苑、総合病院、庄東と南部の間にネットワーク化を図り、各支援センターが介護保険の受付、訪問調査、ケアプランの作成の業務を行い、介護保険スタートに備えてまいりたいと考えております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 病院事業を取り巻く環境は、引き続き非常に厳しい状況にありますが、昨今の医療情勢、地域社会の医療ニーズ、さらには将来の見通しを的確に見きわめて、増改築事業の推進、業務の効率的運営により健全経営を図り、保健・福祉とも連携しながら、安定的医療供給の確保に努めてまいりたいと存じます。
 増改築計画につきましては、必要な諸手続を済ませた後、工事の発注をしてまいりたいと考えております。工事の方法は、まず最初に、西棟の工事に取りかかり、次に、東棟の工事、既存棟の改修と順次工事を進め、すべての工事の完成は平成16年度を予定しております。
 第3に、「快適な環境の都市づくり」について申し上げます。
 大量生産・大量消費型の社会は、大量の廃棄物を生み、地球環境に大きな負担をかけております。美しい環境を守り子孫に引き継ぎ、循環型の経済社会を築き上げることが重要であると考えております。私たちは、散居村というすばらしい環境の中で、恵まれた自然を守りながら、快適で安心して暮らせるまちづくりを進めていかなければなりません。
 県では、国の第3次補正予算により農林水産省の補助を受け、砺波平野の散居村の保存活用事業に乗り出す計画もあり、散居村の中心に位置する砺波市としては、これに対し積極的に協力を行っていく考えであります。
 このように、近年、散居村の景観保存など、散村に関する関心が高まっております。この総合的な研究を進めるため、砺波散村地域研究所では、全国的な人文地理学会を開催するなど成果を上げてまいりましたが、さらに、その機能を充実させるため、砺波市立砺波散村地域研究所設置条例を制定し、研究所を市の機関としてその存在を明確にしてまいりたいと存じます。このことにより、散村地域と砺波平野そしてその周辺全域にわたる自然、人文、社会の諸分野において、総合的な研究をより一層推し進めていきたいと考えております。
 次に、土木関係事業について申し上げます。
 高規格幹線道路につきましては、北陸自動車道の4車線化、能越自動車道の整備が鋭意進められております。東海北陸自動車道につきましては、平成11年度に白鳥ICから荘川IC間、平成12年には福光ICから上平IC間の開通が予定されており、平成17年度の中部国際空港の開港までに全線開通を視野に入れ、石川県から和歌山県に至る「日本大横断連携軸構想」において、多様な広域連携に向けた調査が国において進められます。
 国道整備として、国道156号砺波除雪拡幅事業につきましては、荒高屋地域全域を対象とした用地買収を進め、一部において工事着工が予定されております。また、国道359号砺波東バイパスにつきましては、昨年11月から工事が着工され、2000年とやま国体までの一部供用開始を目標として進められているところであります。
 県道整備につきましては、砺波福光線は、平成11年度も引き続き物件移転、用地取得及び工事が進められ、また、井栗谷大門線は、本年秋ごろに(仮称)峰橋の施工が完了し供用開始される予定であります。
 市道につきましては、十年明鷹栖線において、現在進めております工区の年内の完成を予定しており、一層の交通の円滑化が図られるものと思っております。頼成徳万線につきましては、本年度で大型物件の移転契約も終え、平成11年度に歩道新設事業が完了する予定であります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 街路事業のうち、国道359号の西町・末広町地内の整備につきましては、用地買収・物件移転が完了した箇所から順次道路築造工事が施行されており、平成11年度においても引き続き事業の進捗を図るものであります。また、都市計画道路豊町高道線は、道路築造工事が完了し、現在交通安全施設等の附帯工事を進めており、太郎丸東部土地区画整理組合の施行区域も含め4月から全線の供用を開始する予定であります。
 また、秩序ある市街化を図るため、都市計画の用途地域の見直しを行い、中神・杉木地区等の一部約34ヘクタールを用途地域に含めていくことで、現在都市計画決定に向けた手続を進めているところであります。
 一方、出町中心市街地の整備改善と商業の活性化の一体的な推進を図るため、都市基盤・居住環境の整備を目的とし、地元関係者とともに地域のまちづくりの方針を検討、協議を行い、中心市街地整備の基本計画の策定を行っていきたいと考えております。
 公園建設事業の砺波総合運動公園の整備につきましては、今年6月に開催されるプレ国体までに、(仮称)富山県西部総合体育館や(仮称)砺波市温水プールの建築工事との一体的な整備を図りながら、公園西側をおおむね完成するよう整備を進めてまいります。
 土地区画整理事業の組合施行につきましては、太郎丸東部地区においては補助事業完了に向け、また、深江地区においては出町文教ゾーンの整備にあわせてそれぞれ工事が進められ、太郎丸西部地区及び砺波駅南地区においては換地処分及び清算業務に入る予定であります。また、杉木地区においては引き続き組合設立に向け準備が進められております。
 公営住宅建設事業につきましては、新栄町団地の3号棟27戸の建設に昨年12月より着手し、鋭意工事を進めております。平成11年度は引き続き4号棟12戸及び5号棟の中堅所得者層を対象とした特定公共賃貸住宅12戸の建設に着手する予定にしております。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 公共下水道事業につきましては、約430ヘクタールの事業区域において整備を進めております。進捗状況は3月末で281ヘクタールの供用開始となる予定であります。平成11年度において、深江、鷹栖東町の整備に着手することにしており、深江土地区画整理区域内については整備が完了する予定であります。
 特定環境保全公共下水道につきましては、約241ヘクタールの事業区域において整備を進めております。進捗状況は3月末で、82ヘクタールの供用開始となる予定であり、平成11年度においても引き続き油田地区の整備を図ってまいります。
 農業集落排水につきましては、東般若地区において、水洗化率は92%となっており、施設も順調に稼働しております。般若地区では処理施設が昨年4月1日より供用開始し、本年度において管路整備が完了いたしました。また、栴檀野地区では、平成11年度において管路工事を進めるとともに、処理場建設工事にも着手することにしております。
 なお、水洗化の促進につきましても、積極的に啓発活動に取り組み、下水道に対する認識の高揚を図り、水洗化率の向上に努めてまいります。
 また、下水道整備基本計画の見直しにつきましては、昨年8月から本年2月まで3回にわたる下水道計画検討委員会で御審議をいただき、去る2月10日に下水道マップの見直しについて答申をいただいたところであります。この答申につきましては、議会で御審議をいただき、下水道マップの見直しをしてまいりたいと考えております。
 次に、上水道料金について申し上げます。
 当市の上水道事業において、砺波広域水道企業団では平成11年度から供給単価が引き下げられることにより、収支改善効果が見込まれますので、その還元方法として、多くの一般家庭が使用しているメーター器口径13ミリメートル及び20ミリメートルの基本料金単価を立方メートル当たり3円引き下げるとともに、一般会計からの繰入額を減額しようとするものであります。
 次に、ごみ対策について申し上げます。
 昨年4月から家庭用小型焼却炉への助成を廃止してから、可燃ごみの処理量が約10%余り増加しております。この可燃ごみのうち家庭から出る生ごみは約18%であり、従来から推進しているコンポストによる生ごみの堆肥化をさらに進めるとともに、ごみ減量化対策の一環として、本年4月から「電気式生ごみ処理機」に対する助成を実施してまいりたいと考えております。
 なお、砺波広域圏事業でありますが、終末処理場を安定型から水処理を行う管理型に移行するための事業に着手いたします。
 さらに、これからの情報化社会に対応したまちづくりは、21世紀に向けての大きな課題でありますが、国の第3次補正予算で新世代地域ケーブルテレビ施設整備の促進が図られることになりましたが、今後、市行政でどのように広く活用を図っていけばよいのか、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。
 第4に、「スポーツと文化・教育の推進」について申し上げます。
 スポーツは日常生活の中で、私たちの心や体を鍛えるとともに、コミュニケーション形成にも欠くことのできない重要な役割を果たしております。
 現在当市では、市民がいつでも、どこでも気軽にスポーツに親しめるよう、小・中学校の体育施設を開放するとともに、推進役である体育指導委員やスポーツ指導員の研修会などを開催し、資質の向上を図っております。
 また、2000年とやま国体を目指し、砺波市体育協会と連携して指導者育成や選手の育成・強化に努めるとともに、競技会場の整備についても庄川河川敷内のサッカー・ラグビー場の改修や多目的競技場の一部改修を予定いたしております。
 総合運動公園においては、(仮称)富山県西部総合体育館をはじめ、(仮称)砺波市温水プール、野球場夜間照明施設が今年6月に完成いたしますので、職員を配置し、市のスポーツ施設の管理運営機能の充実を図るとともに、県と連携して市民が利用しやすい運営に努めてまいりたいと考えております。
 次に、2000年とやま国体の準備の状況について申し上げます。
 本国体開催を来年に控えた平成11年度は、競技別リハーサル大会開催の年であります。
 6月のラグビーフットボールを皮切りとして、当市開催4競技大会を本国体の運営の習熟、国体歓迎機運の盛り上げの機会として鋭意準備を進めており、各専門委員会では、リハーサル大会の実施計画に反映する各種要項や要領をはじめ、会場レイアウトなどの詰めを行っております。
 競技会は、実行委員会に実施本部を設けて運営することとなりますが、組織的には市職員がその骨格を担い、多くの市民に各業務の協力員、補助員として準備、運営に参加していただくこととして、市民総参加の国体となるよう関係団体に御協力をお願いしております。また、競技協会の役員編成やアナウンサーなどの公募による式典協力員、さらに合唱隊、吹奏楽隊も学校や市民団体の協力により編成が決まり、リハーサル大会における実施体制を整えております。
 次に、教育の振興について申し上げます。
 学校でのいじめや不登校など子供たちが直面する問題はますます深刻化しており、今こそ学校・家庭・地域がお互いに手を携え、人間尊重の精神に満ち、人間として必要な基本的資質を養いながら個性や能力を伸ばし、たくましく「生きる力」を育てることが大切であります。中央教育審議会の中間答申、教育課程審議会最終答申の中でも、子供たちが身につけるべき「生きる力」を育むには、心の教育の推進が大事であると示されています。当市では、来年度も引き続き「心の教育推進事業」を進めてまいります。
 一方、出町小学校建設事業につきましては、子供たちが楽しく通学したくなるような愛着心が芽生える学校、地域住民が利用しやすい学校とするため、子供たちの意見、地域住民の意見、先生の意見等を参考にするとともに、学校視察等もしながら基本設計作業を進めているところであります。平成11年度には用地取得を進めるとともに、実施設計に着手したいと考えております。
 また、般若中学校の施設改修を図るための準備として、耐震診断を行ってまいりたいと考えております。
 幼稚園においては、平成11年度より子育て支援を図るため、出町幼稚園、北部幼稚園、般若幼稚園の3園において「預かり保育」を試行的に行ってまいります。
 生涯学習の振興につきましては、新たに学校・地域・家庭の相互の関係を深め、世代間交流を推進する事業を実施する予定であります。これは新旧の諸事業を再編・強化し、子供たちが人とのふれあいの中で直接体験したり、奉仕活動に参加するなどの体験を通し、その個性を確立できる機会を提供するものであります。また、「生涯学習と連帯感にあふれた地域づくり」をテーマに、市民大学「学遊塾」などの各種講座を充実させ、地区公民館活動をはじめとした社会教育関係団体の活動を支援してまいります。
 青少年の国際交流につきましては、姉妹都市のオランダ王国リッセ市のジュニア使節団を4月から5月にかけて招聘し、市内の一般家庭におけるホームステイや学校訪問などを通して市民の皆さんとの交流を深めていただく予定であります。
 文化財保護につきましては、富山県の中世3大山城として学術価値の高い増山城跡総合調査の3年次調査を行うとともに、増山城跡の保存活用並びに整備に向け増山城跡利用活性化計画の策定に着手いたします。また、市内における開発行為等に基づく埋蔵文化財調査を実施してまいります。
 文化会館につきましては、幼稚園児から中学生までの発達段階に応じた団体鑑賞プログラムを展開するとともに、11月23日に市制45周年記念事業として、市民参加による合唱団とリトアニア国立交響楽団による「第九」となみ公演を開催するなど、多彩な自主事業を計画しております。
 美術館につきましては、パリに暮らす人々の日常をとらえた「ロベール・ドアノー展」、アメリカの雄大な風景を撮り続けた「アンセル・アダムスの世界展」、一貫して前衛書道を追求している当市出身の「表立雲展」、幻想的な夢の世界を描いたベルギーの「ポール・デルヴォー展」などを予定しております。また、市内の児童、園児を対象にした「子供の造形アトリエ」などワークショップによる美術館教育を推進するとともに、収蔵美術品の収集や市有美術品の調査も行いたいと考えております。
 第5に、「産業経済の振興」について申し上げます。
 最近の我が国経済の動向は個人消費税の落ち込みが長く、先行き不透明感もあって低調な動きが続いている一方で、一部に新しい胎動も感じられ、底を打ったとの見方も出ています。
 しかし、本県では景気は低迷状態が長引き極めて厳しい状況にあり、当市においては、中小企業金融安定化特別保証をはじめとする各種制度金融で中小企業や地場産業の経営安定に努めているところであります。
 また、勤労者の生活安定のため、勤労者小口事業資金の貸付制度を新たに実施して勤労者の支援をしたいと考えております。
 一方、個人消費の喚起や地域経済の活性化を図ることを目的に交付する地域振興券につきましては、3月20日から交付を開始し、15歳以下の児童のいる世帯の世帯主には郵送とし、65歳以上の交付対象者には申請手続をする必要があるため、3月20日から3月22日の3日間は、市役所の休日開庁や17地区へ出向くなど、便宜を図りたいと考えております。
 次に、工業の振興について申し上げます。
 第4工業団地につきましては、北陸コカ・コーラボトリング株式会社が昨年11月、隣接の中越テック株式会社が12月に完成し、この4月より本稼働に入る計画であります。
 また、松下電子工業株式会社の第3期工事につきましては、工場の建設が完了し、7月操業を目指し準備が進められております。
 さらに、東海北陸自動車道全線開通を見据えた工業団地の準備調査に着手したいと考えております。
 次に、商業の振興について申し上げます。
 砺波市商業活性化基本計画の実行につきましては、商業活性化推進会議を組織し、活性化プロジェクト構想について短期的なプロジェクトの具体化として、地区一体のにぎわいづくりや空き店舗の活用を検討してまいります。
 次に、観光について申し上げます。
 今年のチューリップフェアは、メインテーマを「世界に広げる花の感動」とし、特に花の植え替え量を増やす等の内容を充実させ、期間中きれいな花であふれるような会場づくりの諸準備を進めております。この施設の準備と並行し、フェアが市民ぐるみで盛り上がるよう、期間中の催事への参加やボランティア活動の募集を行っているところであります。
 また、夢の平レクリェーション地帯の整備につきましては、年々増えるコスモスウオッチングやスキー客の利便を図るため、駐車場の整備を進めるほか、夢の平全体の利用方法も検討したいと考えております。
 次に、緑花関係事業につきまして、平成12年に砺波市において、全日本菊花連盟全国大会を予定しております。この大会は全国の菊花愛好者が丹精込めた菊花を一堂に展示、審査するもので、全国から約1,200名、約4,000点の菊花が出品される菊花コンクールとしては国内最大規模のものであります。平成11年度には全国評議会、全国総会が本市で開催される予定であり、大会の成功に向けて準備委員会を組織し、準備を進めてまいりたいと考えています。
 次に、農林業について申し上げます。
 国民生活の基盤である食料の安定供給や洪水の防止、水資源の涵養など、多面的機能を持つ農業・農村の持つ役割は極めて重要であり、今後とも21世紀を展望した国際競争に対抗できる産業として自立できる農林業を確立することが必要であります。
 国においては、新農業基本法案等新たな食料・農業・農村政策の構築に向けて審議されているところであります。市といたしましては、これらの推移を見ながら砺波型農業の確立を図っていきたいと考えております。
 次に、米の生産調整につきましては、平成10年度と同面積の1,245.9ヘクタールの配分を受けており、転作の団地化への誘導、米需要安定対策、稲作経営安定対策への加入促進により確実な実施に努めてまいります。
 また、本年4月からの米の関税化への切り換え等、市場性がより強まる米流通につきましては、JAとなみ野の販売戦略の構築を関係市町村とともに支援し、有機米など付加価値の高いものや、食味がよく、市場競争力の高い米の生産促進に努めてまいります。
 園芸特産関係につきましては、チューリップ球根の維持拡大や圃場条件の改良に向け、良質堆肥の投入、土壌改良剤の散布への支援などの各種施策を推進してまいります。また、白ネギなどの野菜や果樹、花卉を取り入れた複合経営の取り組みを誘導するよう関係機関とともに努めてまいります。
 農業農村整備事業につきましては、基盤整備促進事業農道舗装「西宮森地区」の整備を予定しているほか、ふるさと農道「南砺地区」は、平成11年度より本格的に改良工事を進めてまいりたいと考えております。
 県営事業関係では、かんがい排水事業「庄川地区」をはじめ、土地改良総合整備事業3地区、「鷹栖北部地区」「太田地区」「太田西部地区」がそれぞれ11年度で完了予定となっております。なお、県では、引き続き平成12年~13年ごろの着工を目途に、庄川左岸流域における基幹用排水路の整備等について調査を進めているところであります。
 林業政策につきましては、民間でのシイタケ栽培用オガ粉の需要が旺盛で、その供給が追いつかない状況であり、生産性の向上と経営の強化を図るため、オガ粉製造施設の増設と、それに伴う効率化機械の導入、また、林業家のオガ粉生産用原木供給用の作業道開設等の要望に応えるため、砺波森林組合が平成11年度より3カ年計画でスタートさせる経営基盤強化林業構造改善事業に対し、支援を図ってまいりたいと考えております。
 また、中山間地域の活性化及び国土保全対策として進めております県営中山間地域総合整備事業により、ため池の整備並びに集落道の整備を引き続き実施してまいりたいと考えております。
 次に、歳入予算のうち、主なものについて御説明申し上げます。
 まず、一般会計におきましては、市税は52億768万3,000円、前年度比3.2%減を計上いたしました。この見積もりに当たりましては、経済情勢や資産評価等の動向と税制改正の内容及び地方財政計画を勘案し、過去の実績等を踏まえて、見込み得る額を計上いたしました。
 特に、個人市民税につきましては、恒久的減税の実施により、前年度比10.5%減を見込み、また、法人市民税につきましても、最近の経済情勢から前年度比24.6%減を見込んで計上いたしました。
 なお、今回の恒久減税に伴う財源措置については、たばこ税の一定割合の地方への移譲、地方税の代替的性格を有する財源として地方特例交付金の創設、減税補てん債の発行により、財政運営に支障がないよう措置されることになっております。
 また、固定資産税につきましては、0.05%の税率の引き下げをいたしますが、企業の新規参入や民間の開発行為により前年度比4.4%の増を見込んで計上いたしたところであります。
 国民健康保険税率につきましては、おおむね2年ごとに改定を行っており、最近の経済情勢や財政調整基金等の状況を勘案し、今回見直しを行い、資産割の税率を現行の15%から5%引き下げて10%に改定しようとするものであります。
 次に、地方交付税につきましては、公共事業等の財政措置が引き続き実施されることや、過去の実績等を勘案し、41億円、前年度比7.9%増を計上いたしております。
 また、国・県支出金につきましては、民生費負担金、公共事業費補助金など歳出に見合う額を算定し、国庫支出金9億6,260万円、前年度比9.4%減、及び県支出金7億9,871万1,000円、前年度比55.2%増を計上いたしました。
 市債につきましては、地方財政計画や地方債計画を勘案して、適債事業を慎重に検討しながらも、出町小学校建設事業の着手もあって、17億6,600万円、前年度比23.6%増を計上いたしました。
 その他の収入につきましては、社会・経済情勢の動向を考慮するとともに、過去の実績などを検討の上、計上いたしております。
 また、特別会計及び企業会計につきましては、国庫支出金、使用料及び手数料、繰入金、市債、事業収益などの収入を過去の実績、業務予定量など精査のうえ、計上いたしております。
 次に、予算以外の案件について申し上げます。
 条例関係につきましては、砺波市福祉センター苗加苑の新設に伴いその管理運営に関し必要な事項を定めるもの、砺波散村地域研究所の研究体制及び調査等事業の強化を図るためのもの、そして、市職員の定数を見直すものなど13件であります。
 条例以外の案件につきましては、美術館収蔵美術品として財産を取得するもの1件であります。
 以上をもちまして、平成11年度における市政運営の基本方針及び提出いたしました諸議案の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明4日から7日までの4日間は、議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、明4日から7日までの4日間は休会とすることに決しました。
 次回は、3月8日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午前11時07分 閉議



平成10年12月定例会(第4号) 議事日程・名簿

     平成10年12月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
  第1 議案第67号から議案第83号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補
     正予算(第4号)外16件
     (委員長報告、質疑、討論、採決)
  第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願外2件
     (討論、採決)
  第3 議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について
     (提案理由説明、採決)
  第4 議員提出議案第6号 道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出につい
               て
     (提案理由説明、討論、採決)
  第5 議員提出議案第7号 高金利の政府資金地方債の借り換え等を求める意見書
               の提出について
     (提案理由説明、討論、採決)
  第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月22日  午後 2時32分  開議
  12月22日  午後 3時44分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成10年12月定例会(第4号) 本文 

1.会議の経過
 午後 2時32分 開議

◯議長(宮木君) 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) これより、本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。
 日程第1 議案第67号から議案第83号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外16件を議題といたします。
 これより、各常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 石田隆紀君。
 〔産業建設常任委員長 石田隆紀君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(石田君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外4議案、請願2件を審査するため、去る12月16日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会所管部分、議案第69号 平成10年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第70号 平成10年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第72号 砺波市高道勤労者運動施設設置条例の制定について、議案第79号 市道路線の認定及び廃止について、受理番号37番 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願、受理番号51番 コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願、以上議案5件、請願2件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願2件については、いずれも不採択とすることに決したのであります。
 ここで、要望、意見について申し上げます。
 まず、株式会社フラワーランドとなみの経営状況の報告の中で、今年の集中豪雨による浸水被害の状況と、今後の対策並びに特産品の販売等の今後の展開についてただしたところ、8月の大雨は時間当たり51ミリという記録的な豪雨であったことに加え、用水路の構造的なものがあり逆流したことや、施設がバリアフリーとなっているため店内に水が入りやすい状況にあったことが今回の浸水の被害となった原因であったとのことでありました。
 施設の対応として、今後の大雨に備え、ビニールシートや土のうで一時的にしのぐこととしているが、根本的には、用水路の改修を含め、関係機関とも協議を行い対処しなければ解決しないとのことでありました。当委員会からも、関係機関と協議を行い対策を講ずるよう要望したところであります。
 また、特産品の販売に当たっては、今年から新たにインターネットを開設し、通信販売の方法などを取り入れることにより、より範囲を拡大し、全国に向け情報の発信を行ってきたとのことであり、球根、鉢植えセット、切り花や大門そうめんの注文の売上高は全体の25%を占めているとのことでありました。
 また、近年のガーデニング等のブームもあることから、花の市場はかなり広いと思われ、瞬時に情報を流し、瞬時に注文を取り配送するシステムをとりながら、砺波市のチューリップなどの特産品について、さらにPRしながら販売の普及と売り上げの増進に努力をしていきたいとのことでありました。
 次に、転作率が101.75%と高い達成率となっているが、その状況と転作内容についてただしたところ、市内17地区に転作地区対策会議が設置されており、転作配分を行っているとのことであり、地区全体で転作計画を進めている地区については、達成率が100%近く行われておりますが、転作が取り組みにくい中山間地につきましては達成率が高い状況にあることから、地区間において調整が行われる場合もありますが、地区間の移動についてはまとまりにくい状況もあり、達成率が100%に近づくよう要請していきたいとのことでありました。
 また、実転作については、今年の1,245.9ヘクタールの転作生産調整面積が配分され、そのうち作付けされた面積は1,004ヘクタールで、果樹等は6ヘクタール、大麦22ヘクタール、大豆586ヘクタール、飼料作物82ヘクタール、花卉球根62ヘクタールが主なものであり、その他、調整水田66ヘクタール、保全管理6.7ヘクタールという実績となっているとのことでありました。
 しかし、このことは、昨年の転作の面積配分が遅かったこともありますが、今年も昨年同様の面積配分となることから、101%以内となるよう農家に対し早く指導を行っていただくこと、また調整水田や保全管理に対しても作付指導を行うよう意見を付したところであります。
 次に、長雨の影響により大麦、大豆に影響が大きかったが、そのうち大豆の規格外Aについての取り扱いについてただしたところ、過去において、大豆の需要があるにもかかわらず出荷ができないという状況があり、平成5年度に枠が拡大され、3.5等の加工用大豆として設け、交付対象を行った経緯があり、現在、規格外Aとして交付の対象とする旨、県から農林省へ要望をしていただいたところでありますが、規格外Aを交付の対象とすることは難しい状況であるとのことでありました。
 なお、農業共済金については、12月25日に支払いの予定となっていること、転作の奨励金につきましても、国からの8割に加え、JA農協が2割立替払いをし、共済金同様の12月25日に支払う予定となっているとのことでありました。
 また、麦・大豆緊急対策事業の助成金の支払いについて状況をただしたところ、麦・大豆緊急対策事業につきましては、国の制度内容が市町村まで届くのが遅かったことがありますが、近日中に転作会議を開催し、新たな緊急対策補助制度について周知をするよう進めるとのことであり、その中で、緊急対策助成金については今月25日の支払いを予定として進めており、転作関係の県単独事業の大麦・大豆の種子代助成については、現在播種されている大麦と来年に播種される大豆についての590ヘクタール分は、申請・交付作業を早めに進め対応するとのことでありました。
 次に、中小企業金融安定化特別補償制度の申し込み状況及びその対応についてただしたところ、今年の10月から始まった制度でありますが、中小企業に対する資金の貸し渋り問題が取りざたされている中で、土地などの担保がないために資金が借りられないということがありますが、現在の砺波市への申し込みは98件になっており、すべて認定をし銀行への手続きを行っているとのことでありました。
 利用者については、破産、会社整理、銀行取引停止、粉飾決算がない中小企業者に対し融資を行うもので、運転資金を保証協会が保証するものであり、2.2%から2.5%で貸し付けを行っているとのことでありました。
 次に、庄東地区において農業集落排水事業が取り組まれているが、事業規模及び負担金等の状況をただしたところ、東般若地区農業集落排水事業については既に完了しており、平成9年度から供用を開始しているところでありますが、総事業費として24億7,900万円、加入者420口、1口当たり59万円となっております。
 また、般若地区は35億3,000万円で611口、約58万円であります。栴檀野地区におきましては、事業認可の事業費として30億5,800万円で408口あり、これを単純に割り返しますと75万円になりますが、地形勾配や土質を考慮に入れた事業費であり、現在、管路の実施設計が完了し、管路工事の60%完了した段階では75万円に達しないと見込んでいるとのことでありました。
 このほか、土木・農地災害における補助対象外事業の取り組み、農家の育成と農業の将来見通し、高道勤労者運動施設の関連施設等の状況、公共工事の前払いの状況、下水道マップ見直し等について意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会は先進地の調査研究として、9月28日から30日まで秋田県大潟村及び横手市を行政視察いたしました。
 大潟村では、日本のモデルとしての農業施策を展開しており、昭和41年から始まった八郎潟干拓事業は、主要食糧の米の増産を目的に着手され、生産性及び所得水準の高い農業経営の確立を目指して取り組まれており、その状況について調査いたしました。
 また、横手市では、防雪都市づくりを市の最重点施策の1つに掲げ、機械除雪の充実、流雪溝の整備、小路対策を柱に、雪を克服する市民運動が積極的に進められており、市民の協力を得ながら都市づくりを進めている状況について調査をしてまいりました。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(宮木君) 民生病院常任委員長 高田隼水君。
  〔民生病院常任委員長 高田隼水君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(高田君) 民生病院常任委員会の審査の結果とその概要について御報告を申し上げます。
 今定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外4議案を審査するため、去る12月17日、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第68号 平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第71号 平成10年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第78号 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について、議案第80号 砺波地方介護保険組合の設立について、以上5議案であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、今定例会に議案提案されております砺波地方介護保険組合が設立されるに当たり、関連して介護サービスを受けるために必要な手続きについて説明を求めたところ、申請に当たり、どの程度の介護が必要かを判断するために、本人または家族が要介護認定の申請を行うことから始まることとなりますが、受付については平成11年10月から行うことになり、申請を受けた後、利用の状況など85項目を調査し、その調査結果や医師の意見書をもとに、介護認定審査会で要介護、要支援の状態が判定されるとのことでありました。その後、介護の必要度に応じたサービスの種類ごとに、利用限度額の範囲内でケアプランを作成し、保健・医療・福祉サービスが総合的に受けられることとなるものであります。
 なお、在宅サービスの費用として、最高限度額に対し10%の自己負担として見た場合に、週2回の通所リハビリテーションが利用できる要支援の場合の月額6,000円となるものから、要介護5の生活全般にわたって、全面的な介護が必要な場合の月額3万5,000円までの6段階の区分があるとのことであり、また施設サービスの場合では、特別養護老人ホームで、食事代を含め月額の自己負担5万4,000円、老人保健施設で5万7,000円、療養型病床群では6万9,000円となる見込みであるとのことでありました。
 次に、介護保険電算システム及び介護保険広域化事務推進協議会負担金について負担内容等をただしたところ、まず介護保険電算システム委託料として、今回、砺波市分の2,000万円を予算計上しており、国庫補助金が2分の1あるもので、12市町村の事業費総額は1億3,000万円となるものであります。
 このことは、12市町村の住基システムと介護保険システムを広域化として結ぶ必要があることから、それぞれ異なった機種や単独システムを統一するために高額となりますが、広域化を前提としたソフト開発を行うことにより経費を縮減しているとのことでありました。
 また、介護保険広域化事務推進協議会負担金の総額については1,800万円を見込んでおり、砺波市は410万4,000円を予算計上したとのことであり、今回の予算は準備段階のものとしての考えから、広域福祉圏の負担割合に準拠し、均等割10%、人口割90%で積算したとのことでありましたが、今後の市町村の負担割合については、事務組合の運営費にかかる経費と介護サービスの費用に対し、どのような基準が適当であるかなどを協議し、今後進めていきたいとのことでありました。
 次に、市内において土地区画整理が完了し、新たに住居表示が行われている中で、地域と行政とのかかわりについてただしたところ、新たな地名、町名をつけることは地区の住民の意見を大切にしていくことが必要であり、行政が規制できるものではないと考える。しかし、歴史的な地名、町名が消えていくことから、住民の方たちで十分に協議をしていただきたく、新たな住居表示の提出がなされた場合には、行政としては住居表示審議会に諮り審議をし、手続きを進めたいとのことでありました。
 なお、区画整理事業を行う場合に、区域の範囲が示された場合には、地名、町名の表示などについて事前に説明をし、理解を得ておくことを確認したところであります。
 次に、空き缶等のポイ捨て防止及び犬のふんの始末についての啓発や指導など総合的な防止対策についてただしたところ、空き缶等のポイ捨てや犬のふんの始末については一人一人のモラルの問題でありますが、2000年とやま国体を間近にし、砺波のイメージアップを図り、また生活環境美化の促進という観点から、チラシの配布や看板の設置などについて対策を講じてまいりたいとのことでありました。
 次に、エンゼルプランの策定に当たり、意見聴取した内容及び育児の教育をどのように関連づけていくのかただしたところ、小学校1年から3年までの児童や幼稚園、保育所などの入所者の親及び家庭で保育をしている方を対象に、子育てをするための希望や小学生の放課後の生活実態などについてアンケート調査を実施したとのことであり、調査結果として、病気回復時の子供の対策、一時保育の要望、児童館の利用、安心して遊べる広場などの内容のものが多かったとのことでありました。
 これらのアンケートの調査結果をもとに、また先の策定委員会での多くの意見などを取りまとめ、砺波市独自のエンゼルプランを策定していきたいとのことでありました。
 このほか、広域入所保育所の状況、地域振興券の高齢者交付対象者へのPR、民生児童委員の実務の実態、砺波医療圏の今後の動向、療養施設等の受け入れと将来的展望等について意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会は先進地の調査研究として、10月27日から29日にかけ、広島県御調町及び広島市、東広島市を行政視察いたしました。
 御調町の公立みつぎ総合病院では、地域住民の健康づくり、疾病予防から治療、リハビリテーション、在宅ケア、さらには福祉までも含む包括的医療を提供することを理念として病院運営が行われており、現在、診療圏域人口7万人の地域中核的総合病院として、保健・医療・福祉の連携と統合を図っており、これらの保健福祉活動について研修をいたしたところでございます。
 また、広島市では、市営住宅の建て替えに合わせて、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、在宅介護支援センターを一体とした高齢者福祉施設と高齢者住宅を併設した江波沖住宅の運営と現状について、また東広島市では障害者や高齢者にやさしいまちづくり総合計画について調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、民生病院常任委員会の報告とさせていただきます。

◯議長(宮木君) 総務文教常任委員長 山岸銀七君。
  〔総務文教常任委員長 山岸銀七君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(山岸君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外8議案、請願1件を審査するため、去る12月18日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第73号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第74号 砺波市税条例の一部改正について、議案第75号 工事請負契約の締結について、議案第76号 工事請負契約の締結について、議案第77号 字の区域の新設について(出町地区)、議案第81号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第82号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特別会計予算、議案第83号 砺波市地域振興券交付事業特別会計条例の制定について、受理番号49番 消費税の減税を求める請願、以上議案9件、請願1件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件については不採択とすることに決しました。
 ここで、要望、意見について申し上げます。
 まず、今回の地域振興券交付事業の実施に際して、特別会計の設置条例及び予算の提案がなされたことについて、65歳以上の交付対象者の範囲の拡大を図る考えはないかただしたところ、市において地域振興券交付事業の実施に向けプロジェクトチームを設置し準備を進めているところであり、またこの事業の財源のすべては国の補助となっており、一般財源の持ち出しは行っておらず、このとから、国の基準に示している対象者に限り交付するものとして実施することとし、市単独で交付対象者の拡大を図ることについては考えていないとのことでありました。
 また、地域振興券の申請及び交付事務手続きに際しましては、先の臨時福祉金の対象となった65歳以上の方を中心に、比較的高齢で交通に不便な方々が多いことなどから、対象者すべてに振興券が行き渡るように配意すべきではないかとただしたところ、一定期間を定め、土曜、日曜についても各地区またはブロック単位に巡回受付会場を設置し、対象者に便宜を図るとともに、PR、周知に努め円滑な交付手続となるよう計画をしていきたいとのことでありました。
 次に、砺波市情報公開制度の実施に向け審議会が設置され、また市議会においても情報公開検討委員会を設置し検討を進めることとしたが、情報公開審議会の進捗状況と今後の取り組みについてただしたところ、過日、第1回目の審議会を開催し、情報公開制度の導入経緯及び取組状況、主な検討事項等について説明を行ったところであり、次回の審議会から具体的な内容について審議していただくとのことでありました。
 また、今後の取り組みとして、国の情報公開法案の進捗状況等を勘案し、市の立場で今後どのように進めるかについて審議会等の意見を聞き、実施時期を含めて検討していきたいとのことでありました。
 次に、地区公民館分館について、現在の建設補助金の申請件数及び補助金支出と県民福祉条例との符合についての考え方をただしたところ、地区公民館分館建設補助金については、現在、新築で4館の申請があり、補助金の支出に関しては、県民福祉条例に定めるバリアフリー化の条件があることから、申請について様式を変える必要があり、再度申請手続きを行っていただき、確認の上、補助金の交付をしていきたいとのことでありました。
 なお、今後において、公民館分館の新築、増改築に際しては、県民福祉条例の趣旨にのっとった整備を周知するとともに、事前に施行内容を確認するなど、手続に関して配意するよう要望したところであります。
 次に、固定資産税の税率の改正により約1億円の減収になるが、ほかに景気対策を講ずる施策がないのかただしたところ、基本的には、現在の経済情勢にかんがみ、国の恒久的減税と相呼応しての景気浮揚、不況脱却対策として税率の改正を行うものであり、現時点での歳入予算見積もりでは、平成11年度の固定資産税は増収の見込みであるとのことでありますが、今後の経済情勢により、新規の設備投資がなく、現状のまま推移すれば、平成12年度の固定資産税の税収はやや減収となることも考えられるとのことでありました。
 また、今後の税率改正については、議会とも協議をし判断をしていきたいが、現時点では当面変えない方向であるとのことでありました。
 なお、当委員会として、各地区からの各種の多様な行政需要、要望については、今後、税収の確保に努めるとともに、施策の緊急度、優先度等を勘案し、住民サービスの向上に努められたい旨の要望をいたしたところであります。
 このほか、審議会等の審議状況の公表、美術館入館者の対策、入札業務、幼稚園の3歳児受け入れ対策、国体の準備状況などについて意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会は先進地の調査研究として、10月5日から7日にかけ山形県長井市及び天童市を行政視察いたしました。
 長井市では、家庭からの生ごみ等を原材料とした堆肥の生産を行うこととし、レインボープランについて先進的に取り組んでいる循環型地域社会を目指す事業の取り組みを研修し、市民ぐるみの運動と行政のかかわりについて状況を調査してまいりました。
 また、天童市では、昭和63年に条例制定された情報公開の制度化までの取り組み等について先進地調査を行い、市民の市政への参加を一層推進させるための体制等についてその状況を調査してまいりました。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げ、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(宮木君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 議案第67号 一般会計補正予算介護保険広域事務費並びに議案第80号 介護保険事務組合の設立について反対の立場で討論いたします。
 砺波市としての高齢者福祉事業のこれからの中核をなす介護保険事業を、特別会計を含めてすべてを広域圏事務組合にゆだねることは、市の福祉事業を放棄するに等しいものであります。
 本来、市町村には、介護認定や保険料、介護サービスの水準などをどうするのか決定する権限があります。住民に身近な自治体として、議会議員や市長が直接選挙で選ばれることから、住民の意思でコントロールをしやすい関係にあります。ところが、特別会計を広域圏に移せば、住民のコントロールが働かなくなるおそれがあります。
 介護保険が実施されると、40歳以上の人は例外なく保険料を取られます。ところが、いざサービスが必要になっても、介護認定から外れればサービスは受けられません。現在、各自治体で行われている要介護認定のモデル事業についても漏れるのに、広域圏事務組合で行うとますます増える危険性があります。湊谷県議会議員の質問に、「認定に漏れる例もある」との原厚生部長の報告があります。
 また、保険料やサービスの利用料金を負担できないような経済的弱者は、サービスを受けられなくなる可能性が強いのです。これでは、「保険あって介護なし」「第2の消費税だ」と言われるゆえんです。そうさせないための対策を国に要求するとともに、砺波市としても独自に対策を考える必要があります。
 例えばホームヘルパーの手数料減免を受けて、無料の人たちについての対処が問題です。保険料をもらう以上、現在より制度を後退させてはならないと考えるからです。もっと言えば、保険料をもらう以上、現在の福祉サービスに加え、さらによくなるようにしなければなりません。
 11月に行われた介護保険の広域化についての市町村長会議でも、事務庁舎の建設、連絡用車の購入、電算システムの構築、職員が派遣できないことなど強く要望が県に出されていますが、「県は冷たい返事」と11月10日の新聞に報道していますが、不明確なままの出発でよいのでしょうか。
 自民党の議員からも、議員数の問題や高齢化率の違いなどの質問が出されましたが、40名の議員が必要だが24名の議員で出発したいと議会軽視のスタートにしようとしています。一部事務組合で、当市独自の施策を実行しようにも、他の市町村が認めなければ実行できないことは明らかです。
 福祉や介護は、本来、身近な市町村が住民の顔が見える規模の行政区域できめ細かに実施すべきもので、介護保険法では事業の実施主体は市町村に定めています。十分に時間をかけて検討すべきものです。広域化が必要であっても、介護保険開始をしてからでも決して遅くはありません。
 以上の理由により、私はこの議案に反対するものです。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、議案第67号及び議案第80号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)、議案第80号 砺波地方介護保険組合の設立についての委員長報告は、原案のとおり可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、議案第67号及び議案第80号は、原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第68号から議案第79号まで並びに議案第81号から議案第83号までの15議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第68号 平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第69号 平成10年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第70号 平成10年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第71号 平成10年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第72号 砺波市高道勤労者運動施設設置条例の制定について、議案第73号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第74号 砺波市税条例の一部改正について、議案第75号 工事請負契約の締結について、議案第76号 工事請負契約の締結について、議案第77号 字の区域の新設について(出町地区)、議案第78号 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について、議案第79号 市道路線の認定及び廃止について、議案第81号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第82号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特別会計予算、議案第83号 砺波市地域振興券交付事業特別会計条例の制定について、以上15議案に対する委員長報告はそれぞれ原案のとおり可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議案第68号から議案第79号まで並びに議案第81号から議案第83号までの15議案は、原案のとおり可決されました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願外2件を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。
 これより、受理番号37番 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願について討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、本請願を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号37番 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
 続きまして、受理番号49番 消費税の減税を求める請願について討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 緊急の景気対策として、消費税3%に戻すことを求める意見書の提出について賛成討論をいたします。
 本案を提案する理由を述べますが、議員として我が国経済を憂え、国民の生活を憂える立場を鮮明にされるように最初に訴えるものであります。
 24兆円に上る政府の緊急経済対策のうち、直接国民の消費購買力を引き上げる政策として商品券8,000億円が計上されました。このことは、所得税減税によって結局は預貯金に回ってしまう対策をとるよりも、直接消費に回る対策が必要と考えられ始めてきたものとして意義があると考えます。このような政策展開は、国民をして一層直接消費拡大につながる方法を求めさせるものとなります。
 11月11日から15日まで、消費税の5%分還元セールに最初に踏み切ったのはイトーヨーカ堂でしたが、大型店はたちまちこれに追随したではありませんか。国民の多くは、昨年4月からの消費税については、2%上がったとは受けとめておらず、5%取られるという心理が作用したのであります。消費を妨げるこの重い5%を下げるか取り払うか、砺波市民の切実な願いであります。
 零細なお店では5%還元はおろか、2%割引もできないのであります。ここに消費税の残酷な一面が出てきます。
 林 義郎会長が率いる自民党税制調査会では、去る11日、来年に実施する所得税減税で定率減税方針を正式に決定しましたが、大蔵省モデル、子供2人と片働き夫婦の4人家族を使った我が党の調査では、年間所得862万円以下が増税になることが明確になっています。
 また、97年分の国税庁の統計では、年収800万円以下の給与所得者は全体の86.3%も占めているのであります。特に、特別減税の廃止により、所得税、住民税の課税階層が、年収427万円以上のクラスから306万円以上のクラスへと引き下げられるために、今まで課税されなかった中低所得者層では新たに課税されることとなります。これでは、減税によって不況対策が進むどころか、ますます不況を長引かせ深刻化することは火を見るよりも明らかです。
 自民党小渕内閣の緊急経済対策は、こうして見てくると、第1に、3年前に政府自身がやめるべきだと判定した従来型公共事業の積み増し、第2に、庶民に増税、大金持ちと大企業に減税という逆立ち筋違い減税、第3に、景気対策に役立たない商品券発行という愚策3点セットと言うべきです。
 今年6月、経済企画庁景気緊急検討委員会は、昨年4月の消費税5%から景気後退が始まったとしています。地方自治体の取り分を現行のまま確保した上で、消費税3%へ減税することによって、すっきりと政府が不況対策に乗り出す潮時ではないでしょうか。ぜひとも消費税を3%に戻し、食料品は非課税にする意見書の提出を求めるものであります。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号49番 消費税の減税を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。消費税の減税を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
 続きまして、受理番号51番 コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願について討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) コメの関税化をやめWTO協定の改定を求める意見書の提出について、この意見書案は極めてわかりやすい問題であり、党派を超えて御賛同いただくよう心からお願いをするものです。
 農水省は、2000年のWTO協定の見直し協議を前に、突如として4つの選択肢なるものを持ち出し、全国の農業団体にどの選択肢を選ぶかと慌ただしく求めてきました。しかし、農水省が示した選択肢には、初めからWTO協定を改定するという選択肢は全くありません。国際化時代とは、かつて中曽根内閣の時代に自民党が打ち出したフレーズでしたが、もし真に国際的な視点で物を見るなら、1996年の世界食料サミットでは、21世紀の食料不足に警鐘を乱打し、各国に増産を呼びかけていることを直視する必要があります。
 インドネシアの政変は、我々にIMF体制の危険を知らせるとともに、インドネシア国民が直面している生活の逼迫を如実に知らせてくれたものでありましたが、その中で浮き彫りになったことは、この国では数百万トンもの米不足が発生しているという驚くべき実態です。
 言うまでもないことながら、WTO協定第9条第3項の義務免除規定で、米の輸入義務を除くことができることとされており、加盟国の3分の2以上の支持があればこれは実現するのであります。しかも、先に述べたように、現実には、国際環境の点では、発展途上国やEUの認識を勘案すれば、外交努力は実を結ぶ可能性が大きいと考えられるのでありますから、初めからWTO協定の改定を度外視する農水省はまことに弱腰外交であり、憤りさえ覚えるのであります。
 日本が米の輸入をやめれば、発展途上国の食料難を緩和する上でどれほど大きな影響を与えることでしょう。北朝鮮の食料不足なども慄然とさせられる現実ではありませんか。
 自民党は、かつて米自由化反対決議をしたことがありました。コメという主食の問題で、政党丸ごと変節し、転向者になっていいのですか。農家と農村に密着している我々地方議員は農業を見捨てていいのですか。
 とりわけ、世界にも誇る散居村、砺波市の農業を破滅に導く米自由化を容認させてよいのですか。いま一度考え直していただきたいと思うのであります。
 「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますが、ローマ帝国が食料生産を植民地に依存した瞬間から滅亡を迎えました。一日にして成らないローマは、しかしその衰退も早かったのであります。我が国の飽食の時代もいつかは終わる、こんな罰当たりなことをしていていいのですか。この不安はだれしも抱いていることではありませんか。
 皆さんの御賛同をいただくよう心から訴えるものであります。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号51番 コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第3 議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。

◯議長(宮木君) 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。
 現砺波市固定資産評価審査委員会委員の水木保男氏については、12月22日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を砺波市固定資産評価審査委員会委員として選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御同意賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) お諮りいたします。本議案については事情を十分御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第84号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号は原案に同意することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第4 議員提出議案第6号 道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 6番 石田隆紀君。
  〔6番 石田隆紀君 登壇〕

◯6番(石田君) 議員提出議案第6号について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 道路は生活を支える最も基本的な社会基盤であり、また21世紀に向けて、国土の均衡ある発展と地域間の連携、交流が確保されるとともに、活力とゆとりある地域社会を実現するために欠くことのできない重要な基盤施設であります。
 このため、道路交通機能の確保はもとより、住みよいまちづくりの要として、さらには高齢化、少子化が進展している中、どこに住んでいても快適な生活が営める「全県一都市社会」を実現するためには、生活道路から高規格道路、高規格幹線道路に至る体系的な道路網の整備を一層促進する必要があり、道路予算枠の確保、拡大はもとより、それを支える道路特定財源をぜひとも堅持していかなければなりません。
 とりわけ、本市は富山県の西部に位置し、北陸自動車道、東海北陸自動車道と国道156号、359号が交差する要衝として道路整備を進めているところでありますが、扇状地における散居村としての地理的制約や、雪に強く、安全で住みよい生活環境づくりの実現のための道路整備を図ることが重要な課題であります。
 よって、政府におかれましては、道路整備の安定的確保を図るため、揮発油税、自動車重量税などの道路特定財源制度を堅持するとともに、地方の道路整備予算の確保、重点配備について特段の措置を講じられるよう強く要望いたします。
 砺波市議会といたしましても、適切な御決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(宮木君) これより、提案理由に対する討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 道路特定財源の堅持に関する意見書の提出について一言申し述べます。
 本件は、道路建設のみに対する異常に突出した投資を目的としています。
 日本の本格的な道路建設は、1954年の第1次道路整備5箇年計画策定から始まり、道路投資額は1956年から1986年までの30年間に86.3倍となり、建設的経費については101倍となっています。中でも、高速道路など有料道路の建設投資額は717倍という驚異的な伸びを示しています。
 また、毎年多大な人的・物的被害を出している河川災害などを防止するための治水事業5箇年計画は、道路投資の4分の1以下に過ぎません。また、下水道整備も4分の1以下、都市公園整備に至っては道路整備の5%以下というお粗末な状況です。
 社会資本整備に関する世論調査では、社会資本の整備についての要望の第1番が福祉・厚生・医療関係施設で27.1%、2番が治山・治水で22.8%、3番が防災施設で19.9%となっており、道路は19.2%と4番目に過ぎません。国民が望むものとは著しく異なるものになる危険をはらむものと考えます。
 99年度予算大蔵原案でも、高規格幹線道路など巨大プロジェクトが計画されていますが、国債発行31兆500億円、一般会計総額に占める国債依存度は37.9%と当初予算としては過去最大となっています。
 以上の理由により、道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出について反対をするものです。

◯議長(宮木君) ただいまは反対討論がありました。
 次に賛成の討論があります。
 19番 林 紘君。
  〔19番 林 紘君 登壇〕

◯19番(林君) 私は、賛成の立場で簡単に申し上げます。
 砺波市は、北陸自動車道、東海北陸自動車道及び能越自動車道と国道156号線、国道359号線が交差する交通の要衝として道路整備が進められているところでありますが、その水準はいまだ不十分であるがため、より一層推進する必要があります。
 以上のことから、道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出については賛成をいたします。
 以上で終わります。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、議員提出議案第6号 道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第5 議員提出議案第7号 高金利の政府資金地方債の借り換え等を求める意見書の提出についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 12番 山岸銀七君。
  〔12番 山岸銀七君 登壇〕

◯12番(山岸君) 議員提出議案第7号について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 全国において、過年度に発行した金利の高い縁故債について、適宜、繰上償還や借り換えを行っている中、当市におきましても、先の決算審査特別委員会の委員長報告にも述べられておりましたように、平成8年度及び平成9年度において、高い金利の縁故債について借り換え等の対応をされたところであります。
 しかし、政府資金については、こういった縁故債のような借り換え等に応じられておらず、このことは地方公共団体の財政運営において主たる財源が地方債で措置されたことなどから、その残高及び公債費は増嵩を続け、高金利の地方債の償還は重い負担になっております。
 地方公共団体を取り囲む環境が急激に変化し、金融システムや行財政等制度的枠組みも大きく変わろうとしている局面を迎え、長期償還の起債借り入れによる資金調達は、環境変化に対して地方財政の大きな負担を生じさせるに至っている状況であります。
 したがって、今日の地方財政の苦しい状況を、単に地方自治体の責任としてだけとらえることはできず、国と地方自治体一体の問題として認識する必要があります。
 よって、政府におかれましては、政府資金地方債についても、高金利のものについては低利借り換えを認めるなど、地方公共団体の公債費負担の軽減措置を講ぜられるよう強く要望いたします。
 砺波市議会といたしましても、適切な御決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(宮木君) これより討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、議員提出議案第7号 高金利の政府資金地方債の借り換え等を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(宮木君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。
 これをもちまして、平成10年12月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長より御挨拶がございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 今回の12月定例会に提出いたしました議案につきましては、それぞれ議決を賜りまことにありがとうございました。深く御礼を申し上げます。
 議会中、貴重な御意見や御忠告を賜りまして、十分その意見を体得して今後対応してまいりたい、このように思っている次第でございます。
 一般会計で3億7,400万円、下水道等で1億1,000万円、さらに地域振興券発行の特別会計等につきましては2億1,000万余円など、これから作業を進めるわけでございますが、いずれにいたしましても、それぞれ景気回復のための予算でございまして、鋭意作業を進めてまいりたいと思っている次第でございます。
 なお、このような厳しい状況の中にあって、職員のベースも引き上げていただきまして、深く御礼を申し上げます。この上は、さらに市民サービスの向上のために督励をしてまいりたいと思っている次第でございます。
 本年は、経済不況でもあり、あるいは議会中でも議論のあった異常気象による農作物等の不作で農村も冷え込んでいるところでございます。この後、さらに生産調整の話やあるいは明年度予算など、いろいろ仕事もまいっておりますし、あるいは、今天気はようございますけれども、いつ雪が降るか、その意味で除雪対策も考えておりますが、職員ともども努力をしてまいりたい、このように思っている次第でございます。
 いよいよ年末を迎え、本日は大変いい天気でございますけれども、寒さも加わってまいりますので、御健勝でよいお年をお迎えになられんことをお祈り申し上げまして、御礼の御挨拶といたします。
 ありがとうございました。

◯議長(宮木君) これをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後3時44分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成10年12月22日

      議    長    宮 木 文 夫

      署名議員      高 田 隼 水

      署名議員      村 中 昭 二

      署名議員      堀 田 信 一



平成10年12月定例会[ 請願審査結果 ]

                請  願  審  査  結  果
┌────┬────────────┬────────┬─────┬─────┬────┬───┐
│受理番号│  件      名  │請願者住所氏名 │紹介議員名│委員会名 │審査結果│意 見│
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │食料自給率を引き上げ、日│国民の食糧と健 │     │     │    │   │
│ 37 │本の食と農を守る意見書採│康を守る運動富 │西尾 英宣│産業建設 │不採択 │   │
│    │択を求める請願     │山県連絡会代表 │     │常任委員会│    │   │
│    │            │森川 潔    │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │            │全日本年金者組 │     │産業建設 │    │   │
│ 49 │消費税の減税を求める請願│合砺波支部支部 │西尾 英宣│常任委員会│不採択 │   │
│    │            │長 川島 一夫 │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │コメの完全自由化(関税 │農民運動富山県 │     │産業建設 │    │   │
│ 51 │化)を許さず、WTO協定│連合会     │西尾 英宣│常任委員会│不採択 │   │
│    │の改定を求める請願   │森川 潔    │     │     │    │   │
└────┴────────────┴────────┴─────┴─────┴────┴───┘



平成10年12月定例会(第3号) 議事日程・名簿

     平成10年12月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問並びに議案第67号から議案第81号まで、平成10
     年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外14件
     (一般質問、質疑、委員会付託)
  第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願外2件
     (委員会付託)
  第3 議案第82号及び議案第83号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特
     別会計予算外1件
     (提案理由説明、質疑、委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月15日  午前10時04分  開議
  12月15日  午後 3時34分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成10年12月定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時04分 開議

◯議長(宮木君) ただいまから本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。
 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第67号から議案第81号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外14件を議題といたします。
 昨日に引き続き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第50条によって、それぞれ20分以内といたします。
 通告により、発言を許します。
 16番 中西宏一君。
  〔16番 中西宏一君 登壇〕

◯16番(中西君) お許しを得ましたので、私は、市政一般について、質問と要望をいたします。
 激動の平成10年も12月となり、あと少しで新しい年を迎えることになり、今年最後の議会となりました。
 今年は、当市にとってもいろいろなことがありましたが、今年一年を振り返って、砺波市にとってどんな年であったのか。成果と回顧を含めて、安念市長の印象をお聞かせいただきたいと思います。
 昨日の各議員の質問に対する御答弁のあったところですが、来年はどのような年と位置づけるのか、抱負をお聞かせください。
 毎年、今の時期には、国・県・市町村において、新年度予算編成に当たられるわけですが、当市はどのような考え方で臨むのか。核となる施策は何かをお伺いいたします。
 次に、地方分権と行政改革について、市長の考えておられる行革とはどんなものか、市民に具体的に提示していただきたいと思います。
 私の記憶では、平成7年に分権が始まり、今年5月に地方分権推進計画が作成され、それぞれの県や市町村が地域に根ざした行政のあり方を探し始めました。住民の声を聞き、かゆいところに手が届く行政、これから迎える21世紀の少子・高齢化社会に向けて、福祉施設や社会基盤整備に向けて、行政基盤の充実強化を図っていくことが求められている。第6次勧告では、基準を明確にする必要がある。構造的改革が必要。プランづくりは終わり、実行の段階だが、残された課題がたくさんある。地方がどう受けとめて実行するか。今までは、国と地方は上下関係から対等の関係になるも、法律をどのように改正するのか。すみ分けできる原則、法律の解釈が国と地方では違う。基本的な仕組みが変わった。地方と国の考え方は、パートナーの立場、さまざまな構想を通してさまざまな戦略に現実にいかにかかわっていくか、きっちりと議論をしていくことが必要になる。地方分権とは、国がやっている基本を地方が担当する。したがって、地方の仕事が増えることになる。片方では行政改革をやり、国の仕事を地方がやる。相手方の趣旨を理解して行動する。分権戦略は、都道府県市町村枠組みの中で現在の制度を基本としていくが、地方行政改革の整備が必要となる。市町村の規模の問題、広域化を進める、合併を推進する。ガイドラインをどうするか。介護保険制度・広域行政など、小規模の市町村は財政問題で合併せざるを得なくなる時代になっている。地方自治体の主役は住民である。最終は住民の投票権にあるが、なかなか難しい。地方議会が中心になる。発想の転換、改革アイデア、設計図を描き、どのように実施していくか。コスト関係をいかに効率的に取り組むか。民間の経営感覚・新しい合理的な感覚で、少ない負担でより質の高いサービスをしていくかを決定し、実行する。住民を含めて行政改革を積極的に責任を果たす。きちんと物事をやることが望まれているが、安念市長は12市町村の会長であり、どのように対処されるのかお伺いいたします。
 次に、環境保全型農業の推進について申し上げます。
 地球は太古の昔より、純粋な水、新鮮な空気、肥沃な土など、我々人類の繁栄のために多大な恩恵を無償で与えてきました。一方人類は、こうした自然の恵みをより生かす道として農業を営み、さらに商業、工業の発展を遂げてきたのです。しかし、今、21世紀を迎えるに当たり、産業革命以来、急速に発達してきた我々の文明は、周知のとおり大きな過渡期を迎えています。果たして人類は、現在の趨勢のままで、今までのような進歩が今後とも期待できるのでしょうか。
 私は、先日、農学博士の陽 捷行先生の講演を拝聴し、感銘をいたしました。その一部を紹介すると、「人類の活動が地球環境に深くかかわって、地球のあり方を根底から覆しつつある。このような人類の活動に対して、地球生命圏の悲鳴が至るところで聞こえる。それは、地球温暖化・オゾン層破壊・酸性雨・土壌侵食・地下水汚染や枯渇など。このような環境の悪化は、農林水産業にも顕在化している。かなりの既存農地で生産が低下し、耕地の拡張は既に頭打ちの現実がある。森林は伐採され、漁場は乱獲され、土壌は侵食され、食料生産は既に陰りが見られる。今、地球は人口が増え続け、食糧増産なくして増加しつつある人口を養うことは不可能である」というのが概要であった。
 さて、私たちは、21世紀に向けて、このような難題を農業生産と環境保全の面からどのように解決したらいいのでしょうか。農業の持つ環境保全機能を強化させ、少しでも問題の解決を図る策を提案したい。
 農林水産省に「環境保全型農業対策室」があり、「有機減農薬農業振興協議会」が設置されている市が数多くあるが、砺波市はどのように推進していくのかお伺いいたします。
 また、有機減農薬が広がりを見せているが、必要な資材、施設、機械はいずれも生産者の負担となっているので、市として、これらのメニューを早急に取り込み、必要な資金枠を確保するとともに、有機農産物に取り組む生産者に広く周知することが重要と考えるが、これに対してどう取り組まれるのかお伺いいたします。
 また、有機農産物及び無農薬農産物の認証制度が始まっているが、どのように対処されるのかお伺いいたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 中西議員にお答えをいたします。
 まず、どんな年であったか、そして、これからどう考えているのか、その抱負を述べよ、そのことにつきまして、私の所見を申し上げたいと思います。
 今年の1月に前市長から引き継ぎをいただきまして、基本的には岡部市政を継承しながら市政の執行に携わることを皆さん方に申し上げたところでございます。
 さて、御意見の中にも若干ございましたが、少子・高齢化、情報化、価値観の多様化、さまざまな条件が、今変わろうとしておるところでございます。大変重要な任務を引き継いだことを考えると、改めて身の引き締まる思いでございます。先日も、「にこやかにやれ」という激励もいただきましたが、緊張の連続であることを申し添えておきたいと思います。
 回顧と印象ということでございますが、年当初からの不況感といいますか、都市銀行あるいは大手証券会社あるいは上場企業等が倒産をするような状況でもございますし、天候不順によります農産物の被害あるいは社会的には毒物混入事件など実に悲惨な事件もございまして、何か暗いような1年であったように思うわけでございます。
 ただし、その中で、その成果といいますか、実態を申し上げますと、新しい取り組みといたしましては、行政改革あるいは情報公開、男女共同参画の時代を迎えますので、それらの取り組みを議会の皆さんにも御了解を得て、今、審議会を開催し、市民の皆さんの御意見を頂戴をしておるということでございます。
 それから、建設等の事業につきましては、これは引き継いだ事業でございますけれども、シルバーワークプラザができたり、あるいは砺波の橋上駅ができたり、あるいはハイテクミニ団地もでき上がったわけでございます。さらに着工といたしましては、温水プールあるいは高道勤労者体育館などを着工させていただいておるわけでございます。さらに、イベントといたしましては、富山県の生涯学習フェスティバルあるいは星野富弘さんが「花の詩画展」を開催してくれまして、多くの皆さんに参加をしていただいたことをうれしく存じておるわけでございます。また、表彰などにつきましては、在宅福祉事業の推進に対する表彰で厚生省からも頂戴をし、あるいはアメニティーあふれる優良地方公共団体ということで表彰もいただきました。また、年の初頭でございましたが、ある報道機関から「住みよさ第1位」という評価もいただいております。また、そのほかには、消防の広域化あるいは農業共済組合の広域化、福光を含めまして大型になったということでございます。さらに、皆さん方にもいろいろ検討していただきましたが、大型プロジェクトとして、総合病院の増改築を決定をしていただきまして、いよいよ事業に取りかかるわけでございます。さらに、これに関連いたしまして、民間では大型のホテルあるいは療養型病院の建設ラッシュになったことなどがあるのではないかと思っております。さらに、2000年国体を迎えまして、市民会議を設立をさせていただきまして、今、そのことについて一生懸命努力をいただいておるわけでございます。
 これらの成果につきましては、私の成果ではございませんで、市民全体の成果であろうと思っておるところでございます。
 いずれにしましても、初めての課題で苦労の大きい年であったということを感じております。新しいことを実行するということになりますと、幾つかの困難な問題も生じてまいります。いずれにしましても、住民の福祉の向上、住民の幸せのために、皆さんとともに対話をして、ニーズに応えるように努力してまいりたい、このように思っておるわけでございます。
 そして、来年の抱負はどうかということでございますが、簡単に申し上げますと、来年、再来年は、20世紀から21世紀へつなぐ時期であると私は思います。その意味で、現行の総合計画を何とか仕上げたい。そして、新世紀へつなぐ総合計画もつくって、皆さんとともに明るい21世紀を迎えたいというふうに思っておりまして、職員ともども精力を挙げて対応していきたいと思っておる次第でございます。
 次に、地方分権等につきましての御意見がございました。
 地方分権につきましては、経済基調が、御存じのように、高度経済から低成長経済へと転換をしてきたわけです。そして、先ほども申しましたように、環境の問題、福祉の問題、新しい都市づくりの問題等、いろいろ出てまいっておりますし、特に高齢化社会を迎えるために多様な要請を抱えることになるわけです。そのことから、中央主導で、中央で旗を振るだけでは市民の幸せにはつながらないということで、地方へのシフトを考えられておることは、皆さんも御承知だろうと思います。したがって、地方分権の必要性が叫ばれまして、国でも「地方分権審議会」等で検討されて、先般、数次にわたって勧告をされておることは御承知だと思います。
 したがって、その論議の中の一節を見ましてでも、地域の住民が自分たちで決定をする。その責任も自分たちが負うという行政システムであるべきだろうということでございます。したがって、自分たちの要求は自分たちでやる。何もかも国のペースでやるということになりますと、膨大な財政も必要になってまいるわけでございますので、地方への移管というのは、その一面もあるのではないか。国全体としては、統一性や公平性ということを重視はしておりますが、それぞれ画一的であったり、あるいはそのことによって集権を中央に吸い上げることを避けたいということでございます。
 何度も申し上げますが、地方は地方で特色のあるものを目指していくということだろうというふうに思っております。具体的に言われておりますのは、機関委任事務の廃止や権限委譲の推進、国庫補助金等の整理合理化、地方税財源の確保などいろいろ言われておりますが、私もそのように感じておるところでございます。
 したがって、我々地方自治体におきましても、これを受けるとすれば、もう少し体力・力を備えていくことが大切ではなかろうかと思います。
 中西議員さんが述べられたように、おおむね私は合致しているのではないかと思っております。そして、十分に議論せよということでございます。職員を含めまして議会の皆さん、市民の皆さんともよくこの点を議論をしてまいって、それなりの体質強化を図るべきだと、このように思うわけでございます。
 次に、地方分権に関連いたしまして、町村合併等についての御意見もございました。これにつきましては、6月議会でも中西議員さんに申し上げたところでございます。
 制度としてはなかなか進まない。したがって、住民発議、それらを認めるという状況にございます。そして、合併協議会などを設けて、いわゆるなかなか進まない合併論議をここらで掘り起こしていこうという考え方も一部あることは御承知のとおりでございます。
 なお、今日、合併の動きというのは、そう多くはございません。現状では随分遅いようでございますが、地方分権あるいは地方財政という立場から、ある程度国は指導をしておりますけれども、なかなか進まないのが今日ではないかと思います。
 砺波市といたしましては、御存じのように、ごみ処理問題でございますとか、消防とか共済あるいはこれから始まります介護保険等につきまして、広域的な取り組みをして、広域的なスケールメリットを出していこうというふうに、積極的に進んでおるわけでございます。
 なおまた、話し合いによりまして、幾つかの事務等を一緒にやろうという話が出てまいった段階では、皆さんとともにお話をしてまいりたいと思うわけでございます。
 いずれにしても、広域合併につきましては、分権論議の中で十分議論されております。国の指針であろうかと思いますが、他の市町村との関係もございまして、慎重に私は住民の意向などを大切にして議論をされるものと思っておるわけでございます。
 この議論の中で、一般民家につきましては、それぞれやっているではないかという御意見、全くそのとおりだと思います。経済におきましても、金融ビッグバンという中で、それぞれの金融機関が大型合併を施行したり協定したり、業務提携をやっておりますし、企業の大型合併もございます。これは、そのような意味でも、これから21世紀へ向かう経済の基盤をつくるためにもつくられておるのではないかというふうに思いますので、これらを参考にしながら我々も対処していくべきだというふうに思っておる次第でございます。
 次に、環境保全型農業等についての御意見でございます。御指摘のとおりだと思っております。
 二酸化炭素との関連で地球が温暖化し、フロン等によりオゾン層の破壊等、地球環境が随分深刻化していくことについては、先般の京都会議でも示されたとおりでございます。我々も、そのような削減目標を設定する、地方自治体もそれにかかわることが必要でございますので、このことも対処してまいりたいと思っておるわけでございます。
 また、この面での農業の問題は、私は十分かかわりがあるというふうに思うわけでございます。長い歴史の間、農業の役割というのは、そのような意味で、国土の保全、地域社会を形成するという立場で、農村の役割が多分にあったというふうに思っております。御意見のとおり、環境保全型農業の推進に当たっては、官・民一体で努めるべきだと、このように考えておるわけでございます。
 その他、有機農業等につきましては、産建部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 中西議員の有機農業についてお答え申し上げます。
 有機減農薬農業につきましては、現在、一部の農家で行われております。これは、砺波普及改良センターにおいて、実施田の生育調査あるいは品質調査を行い、普及促進の資料を今つくっておるところでございます。
 また、市といたしましても、豊富な土づくりを行うため、堆肥の散布にかかる費用の一部も助成しているところでございます。
 有機農産物の認証制度ということでございますが、中西議員さんにおかれましても、環境保全型農業に取り組んでおられますことは伺っておりますが、有機農産物の認証については、化学農薬、化学肥料を一切使わないで3年間経過したもの、いわゆる堆肥による土づくりを行った補助について登録が表示されるということになっております。
 今後、このような有機農産物をつくるためにはいろいろな問題をクリアしなければならないというふうに思っております。しかしながら、「特別栽培農産物」という表示もございまして、これは化学肥料や化学農薬を5割以下に抑えるというものでございます。現在、東般若や高波地区で約50ヘクタール栽培しておられますが、「特別栽培米」として出荷されており、非常に好評であります。
 市としても、有機農産物は理想だというふうには思っておりますが、いろいろな問題点もございますので、その中間的な減農薬農業を推進していきたい。そして、付加価値のある農産物の普及に、関係機関と協議しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 6番 石田隆紀君。
  〔6番 石田隆紀君 登壇〕

◯6番(石田君) お許しを得ましたので、市政一般について3項目の事項について、質問と提案、要望をさせていただきます。
 初めに、今年の農産物収穫状況についてですが、水稲は初期の生育が平年より良く、その後の幼穂形成期の大事なころより雨の日が多く、8月12、13日の集中豪雨による稲の倒伏に加え、9月には2度の台風に遭い、穂発芽による品質の低下と減収で痛手を受けました。
 春はチューリップの開花が早まり、チューリップフェアには大変な影響がありましたが、その後、天候は平年並みになり、チューリップ球根の生育もよく、平年並みの収穫となりました。
 大麦の生産は、収穫前の日照と高温により登熟が進まずやせ細ってしまい、減収となりました。
 大豆におきましては、長雨による軟弱徒長に加え、台風の影響で葉が吹き飛ばされた上、雨による腐敗粒の発生が多く、収穫時には大豆コンバインによる汚損粒も多く、栽培管理者泣かせの年でした。
 秋野菜に至っては、長雨と台風の打撃で全国的な不作と言われています。キャベツやレタスの緊急輸入がなされましたが、値段の高騰は避けられない様相となっています。砺波ふれあい市でも、野菜は30分足らずで品切れだったようです。また、夕市においても、野菜を求める人が多いと聞いています。
 今年は農家にとって、米の減収と品質の低下、転作面積の増加に加えて転作作物の減収と、ダブルの痛手でした。請負中核農家にとっては、賃借料の支払いを11月末に清算しなければならないことから、資金繰りに大変だったようです。米価の引き下げと大豆や大麦が収益につながらなかったのがその原因のようです。
 いろいろと申し上げましたが、これが今年の農業の姿ではないでしょうか。
 昨日、松本 昇議員からも質問がありましたので一部ダブるところもありましょうが、私のほうから、今年から始まりました「緊急生産調整推進対策」を実施するための基盤となる用排水対策について要望します。
 今年の集中豪雨に関しましては、記録的なことでありましたが、水田の持つ水の調整機能がいかに大切であるかをまざまざと見せつけられました。8月、9月は、水稲にとっては水の要らない時期であり、雨水はすぐに排水路に流れ込み、下流では受け切れずあふれたものです。しかし、これが梅雨時期であればどうなっていたのかわかりませんが、28%の転作面積での排水路の規格が合致しているのかどうか。これ以上の転作をしてもその機能があるのか。基盤整備の設計はどの程度を基準としてなされていたのか心配です。来年の転作面積も、今年と同様28%の転作率であると伺いましたが、今年と同じ転作面積では、排水路の改修が必要ではないでしょうか。
 当市は、いち早く基盤整備に取り組まれたところでもありますし、現在、都市総合整備事業で河川の改修がなされているところもありますので、今後の改修を推進していただくように、県や国に要望していくべきと思いますが、当局の考えをお伺いいたします。
 次に、先に申し上げました今年の大豆についてお伺いいたします。
 今年集荷された大豆の品質検査のうち、1等から3等のものが17.7%、何とか合格が30%とのことでしたが、大豆コンバインによる収穫で、よい大豆がさやから弾いてしまい、ロスが多かったようです。刈り取った圃場には多くの発芽大豆が見受けられたことからもうなずけますが、来年度の作付種子の確保が心配です。
 エンレイ品種は大豆の中でも品質もよく、豆腐づくりには最適と聞いていますが、種子の確保について、JAとなみ野や農業共済と協力して対応されるよう要望するものです。
 さらに、今年の大麦の作付は、砺波市全体で61ヘクタールとなっていますが、昨年よりも1ヘクタールほど増えています。中核農家にはメリットもなく、敬遠されています。大豆のような栽培管理者への補助制度もなく、今後、県やJAに働きかけていくべきではないでしょうか。
 また、当市には、大門そうめんという立派な特産品があります。私の記憶では、小学生のころ、小麦を栽培して、水車を利用し製粉して、そうめんの原料とするために二毛作栽培していたのが思い出されます。現在は、すべて輸入小麦になっているようですが、少しでも地元産の小麦を使用して生産すべきと思います。春まきの小麦もあるようですし、今後、県農業試験場や砺波農業改良普及センターへ話しかけ、実現するよう願うものです。
 来年1月には、食料、農業、農村基本法案が国会に提出予定であり、WTO次期交渉では、新たな農産物貿易ルールの確立を求められています。ミニマムアクセスに変わって関税化される米の輸入自由化が進もうとしています。多様化した農業形態の中で、これからの対応が懸念されます。的確な情報の収集と対応が砺波市農業の発展につながるよう努力していくべきと思います。
 次に、高齢化社会を迎えて、温泉掘削をすればいかがなものでしょうか。
 砺波広域圏1市5町4村のうち、温泉掘削を行政でしていないのは当市だけではないでしょうか。温泉やお湯のつく施設は市内にも幾つかありますが、温泉として加温しないでお湯が出ているところはありません。
 昭和62年から3年にかけて、市では温泉脈の調査がなされています。その報告書には、2~3カ所の場所が示されています。すべて栴檀山地区にありますが、そのうち、伏木谷周辺で、やや浅いところにあるようです。
 栴檀山定住圏創造施設コスモス荘のオープンから4年、利用者の増大もままならず、減少気味と伺っています。風呂もありますが、天然温泉となりますと、また違った効果が出るのではないでしょうか。
 さらに、湯治のできる老人健康施設の併設を考え、これからの高齢化に対処すべきではないでしょうか。市長の御意見をお伺いします。
 次に、今年度の除雪対策についてお尋ねします。
 11月1日に除雪対策本部が設置され、本格的な冬に向け、準備が整えられたところです。18年周期の寒波襲来の年と言われていますが、既に関東平野に初雪が降り、昭和38年の豪雪によく似ていると言われています。
 全員協議会の説明では、万全を尽くすとお伺いしましたので心強く思いますが、2点についてお願いをいたします。
 1点は、学校周辺の歩道除雪を登校前に完了しておくことです。
 消雪装置のある道路でも、歩道の消雪はなされていないのが大半です。早い時間帯の歩道除雪を実施していただきたいと思います。
 2点目は、道路のわだちやくぼみの水たまり、車道と歩道の縁の水たまりが、歩行者や自転車通学の人にとっては水はねがあり大変です。散水されているときに、実情を把握して対処していただきたいと思います。
 また、歩道のないところでは、路肩に堆積された土や草などを除去して、雪解け水の排水に努力していただきたいと思います。
 関係当局の取り組みと努力をお願いし、質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 石田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。
 最初に、農産物等の状況から農業の実態につきましていろいろ述べられました。今年1年は、厳しい農業・農村の実態ではなかったかなと、このように思っておりますので、認識は一緒だというふうに思っております。
 その中で、生産調整に対する御意見でございます。
 平成10年度から始まりました生産調整対策につきましては、過去最高の28%を上回る転作率でございました。この取り組みにつきましては、それこそ地元の皆さんに話し合いをしていただきまして進めていただいたことに深く感謝を申し上げるわけでございます。そして、転作田の団地化を進めるなど、それぞれ基幹作物はチューリップをはじめいろいろございますが、特に大豆、大麦等の作付推進をお願いをしてきたところでございます。
 御存じのように、現場では3分の1にわたる転作率でございますので、私は、限界感があるように存じておるわけでございます。これ以上転作ということになると、私どもも少し考え直さざるを得ないのではないかと思います。
 そこで出てまいったのが、いわゆる今御指摘の保水力がなくなってしまって、下流に全部水があふれるという実態でございます。これが全部水田でございましたら、そう問題は発生しないと思いますが、いわゆる豆であったり大麦であったりしますと、それぞれ一挙に排水されますので、おっしゃるとおり、問題が生じておることは、私も承知しておるところでございます。
 そこで、御指摘にもございましたように、土地総合整備計画事業等が行われております。その段階では、設計基準等を見直してもらわないといけないのではないかと思います。頭から、それぞれ計算上、このような断面になっているということではなくて、もっとこのことも考え、いわゆる田の汎用性を考えて、これから私はお願いすべきものだと思っております。
 どうか石田議員さんも専門家でございますので、いろいろ御提言をいただければありがたいと思います。そして、このことにつきましては、市の問題ではなくて、広い意味で、県をはじめとする関係団体にもそのことを訴えてまいりたい、このように思っておる次第でございます。
 次に、大豆等につきまして、御意見等を賜りました。
 大豆と麦との組み合わせによります団地化というのは、今年も進めることになっておりますので、それらについても十分配慮してまいって、特に大雨の段階、台風のとき、それらを見ますと、そのことによって腐敗粒等が発生したわけでございますから、技術的にもいろいろ指導を仰ぎたいなということを実は思っております。
 先般、農業士の皆さんの会合がございまして、そんなような指導も、市に対しての要望でございますが、県に対しても強い意見もございましたので、技術的な面におきましても要望してまいりたいと思っておるわけでございます。
 ただし、国の政策でございますし、米を守るという立場から、一応受けざるを得ないかなと思っております。そのためには、どうしても今県が指導しております大豆と大麦に頼らざるを得ないかなと思っております。
 ついては、先般からこのことについての種子の問題等を要請をしてまいりました。今回の予算の中にも、緊急生産調整推進対策並びに大麦・大豆生産振興特別対策事業等の予算を盛り込んでおります。十分ではないかもしれませんが、種子の確保とそれらにつきまして、さらに技術的な問題あるいは生産に対する協調の面につきまして、農協あるいはそれらの関係団体に助成措置を講じていくようにお願いをしておるところでございます。
 それから、麦の問題につきましては、61.5ヘクタールという麦を今年の秋にも播種されたところでございます。
 これからは、いろいろ品種的な問題で議論もあったようでございますが、富山県産の大麦の品質は利用者からも要望されておるようでございますので、今のところ、この品種しかないというような状況でございます。いろいろ議論のあるところでございますが、これを受けて立っていくべきかなと思っております。
 それから、小麦栽培等につきまして御意見がございました。
 石田議員さんがおっしゃるとおり、我々も少年のころには、二毛作で小麦をまいた覚えがございます。それは、地元で消費をして、地元の産品として加工されたことを聞いております。おっしゃるとおりでございますので、これからはそういう意味で、需要が確実でございましたら、そのような指導もあるのではないか、このように思っておるわけでございます。そのようなことも含めながら、今後検討させていただきたいと思います。
 なおまた、米の問題で若干申されましたが、関税化への指向といいますか、方向が出たようでございます。このことが正しいのかどうか、生産者団体を含めまして、十分議論されるべきと思っておるわけでございます。
 いずれにしましても、麦・大豆とも不作であったことから、転作等の団地化定着等について随分苦労が多いと思いますし、心配もしておりますが、何とか国の施策に、あるいは県が要望している方向で努力をしてまいりたいと思っておるわけでございます。
 次に、コスモス荘に温泉をつくったらどうかということです。
 確かに秋のコスモスウオッチングあるいは春のチューリップフェアあるいは冬のスキーシーズンにつきましては、おかげさまで利用をいただいておりますが、平日の利用率は、そう芳しいものではございません。したがって、御指摘のように、温泉でもあればお年寄りの皆さんもどんどん来てくれるのではないか、私もそのように感じております。
 このことにつきましては、大分以前でございましょうけれども、議会でも議論のあったことを承知しております。そして、前市長が調査をするということで、富山大学の先生が調査をされまして、確かに温泉は出るという結果は出ております。しかし、温泉開発については相当の経費負担が要るわけでございまして、そのリスクがどうなるのか、そのことについては、どなたもまだ十分議論されておりませんし、「私が資本を出そう」というような人もございませんので、今、見合わせておるところでございます。
 そういった面でのいい面もございますけれども、あとのリスクを考えますと、なかなか着手できないのが現状ではないかと、このように思っております。気持ちは十分わかりますけれども、いましばらく考えさせていただきたい、このように思うわけでございます。
 あと、除雪対策等につきましては、産建部長から申し上げたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 石田議員さんの歩道除雪についてお答えを申し上げます。
 現在、市内の市道の歩道は63キロメートルございますが、歩道の幅員の広いものにつきましては、常用の除雪車で約20キロメートルの除雪を本年行います。それから、歩道の幅員の狭いものにつきましては、いわゆる小型のハンドガイドというもので15キロメートル、全歩道の約55%ほど除雪計画しております。
 ただ、歩道の除雪については、広い道路いわゆる除雪帯のある道路については並行してやれるのでありますが、現在、市内の市道の中でそういう道路が少のうございますので、どうしても車道のほうからあけます。その後、歩道のことになりますので、朝の通学路に支障の出ることもございますが、努力してまいりたいというふうに思っております。
 将来的には、やはり地区ぐるみの中で対応することも今後検討していくべきだというふうに考えております。
 それから、融雪等の路肩の整備でございますが、これにつきましては、機械でやるほうが非常に難しゅうございまして、どうしても人間の手が必要ということになります。それらのことも研究しながら、今後、市民の皆さんとともに協力を得ながら改善していくべき課題だろうというふうに考えておりますので、今後とも、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 参議院選挙の惨敗によって総辞職に追い込まれた橋本内閣にかわって小渕内閣は、国民の切実な願いよりも銀行やゼネコンを助ける政治を行い、不況が一層深刻な事態になっています。不況打開に無策の小渕内閣のもとで、国民の悲鳴と生活防衛の切実な願いが渦巻いています。今こそ不況打開に力を入れていくのが政治の緊急課題です。
 当面する市政の諸問題について伺います。
 2000年4月へ向けて介護保険法の実施の準備が始まっています。開始まであと1年4カ月です。重い保険料、利用料負担、介護基盤の深刻な立ち遅れなど多くの問題点を持つ介護保険に、市民は不安を募らせています。全国市長会のアンケートでも、市の4割が、「必要な体制が整備できるかどうか自信がない」と答えています。保険料だけ徴収されて、いざ介護が必要な状況になっても、サービスの体制は十分とは言えない心配があります。1年4カ月で、要介護認定実態調査、介護給付、保険料徴収体制を確立することが差し迫った課題となっています。
 高齢者実態調査が行われましたが、この結果、介護保険事業計画書にどのように生かしていくのか伺います。
 遅くても来年度の後半に計画書を作成することになりますから、11年度予算に反映すべきものと考えます。特に特別養護老人ホームの待機者35名の対策または訪問入浴サービス、給食サービス、ケアホームなど、砺波市で行われていませんが、対応をどのようにされるのか伺います。
 第2に、介護保険事業計画については、委員の半数は一般公募とすること。討議内容を公開し、委員以外の医療、福祉関係職種団体の意見を広く聞くこと。追加的サービスを行うに当たっては、介護保険料を増額しなくても行えるように措置をされたい。
 現状のサービスを低下させないということは、サービスの回数量を減らさない、サービスの種類を減らさない、サービスを受けやすい状態を保つ、手続き、利用料を増やさないと考えますが、見解を伺いたい。
 一部事務組合になって、具体的にこういうサービスを守ることができますか。
 第3に、介護保険監視市民オンブズパーソンを設置することを求めるものであります。
 次に、介護保険を広域的に行うことで計画されています。福祉や介護は、本来身近な市町村が住民の顔が見える行政区域できめ細かに実施すべきもので、介護保険事業の実施主体は市町村に定めています。
 市長は9月議会で、中核都市として責務があり、デメリットは全くないと述べられました。しかし、広域化は市町村の責任原則を曖昧にするデメリットがあります。一部事務組合という緩衝地帯を設けて市町村責任を間接化することになります。
 第2に、行政の中身を組合方式に切り換えることで、一層わかりにくく、見えなくなっていきます。行政の中身が不透明感を増すだけ、行政責任が一層曖昧になっていくおそれがあります。一部事務組合が行っている行政や事業の内容について構成団体の住民は参加しにくく、地域住民の暮らしや要求から遊離した存在として機能するなど制度的な欠点があります。
 第3に、組合方式の非民主的な運営、秘密主義があり、事務局の独善的な運営と議会制民主主義の形骸化が各地で起きています。組合の事務執行に対し、各市町村の議会で選ばれた議員で構成しますが、監視やチェックの目が届きにくくなります。財政負担の軽減や効率化だけを目的にして、公的介護保障の目標である「きめ細かなサービス」や「住民参加」の保障がなおざりにされます。市民は広域化を決して望んでいません。
 市民の老後を支える仕事をだれがするのかという大事な問題を、もっと時間をかけて検討すべきです。本当に必要な場合、介護保険開始してからでも遅くはありません。
 富山県は、西部社会福祉事務所を設けて、町・村の福祉を支えています。他の町・村のこともありますが、市民のことをまず考えるべきであります。
 市長は、議会や住民の意見を十分に聞かずに、一部事務組合の進めることを撤回すべきです。市長の見解を求めます。
 次に、国保のことを伺います。
 「国保の保険証が取り上げられたため病院に行けない」「国保税が高いので医者にかからず保険税だけを納めている」、昨年春の民放の報道は大きな反響を呼びました。
 国民健康保険法第1条「社会保障と国民保健の向上に寄与する」と定めています。国保は国の責任で医療を国民に保障する社会保障制度の一つです。保険料の滞納者が年々増えています。督促状対象者は566名、加入者の11%にもなって深刻な実態です。
 昨年より、3カ月保険証を発行、資格証明書も10件発行しています。年間の保険税は平均で8万2,283円、所得に対する負担率は6.9%です。健康保険組合では3.7%ですから、国保の負担は極めて高いことがわかります。低所得者に過重な負担が押しつけられています。全国平均では、所得150万円から200万円という低所得者でも、平均保険税は16万1,000円、負担率は9.3%、さらに100万円以下では10~20%という過酷な負担です。国保は、被保険者の高齢化とともに、低所得者、無職世帯が増えており、無職世帯は43.5%、過去最高になっています。
 国保証の取り上げは11年前より開始されていますが、大きな社会問題になっています。高過ぎる保険税が滞納の原因であるにもかかわらず、長期滞納者を悪質と決めつけて保険証を取り上げていますが、保険税さえ払えない人に医療費負担を全額払わせる、まさに非人道的な措置、生存権を否定するものです。3カ月保険証も同じです。
 不況の深刻化の中で市民の生活を考えると、市長の公約であります「国保税の引き下げ」を求めるものです。資格証明書の発行や短期保険証の発行を直ちにやめられたい。市長の見解を求めます。
 砺波福祉作業所の対策について伺います。
 旧油田小学校の建物を使って行われていますが、老朽校舎であり対策が急がれます。砺波養護学校からも、通所や実習希望者の受け入れができるように職員の増員のための要望が提出されています。来年度は3名の入所の要請がありますが、指導員不足で預けることはできない状況です。油田自治振興会からも改築の要請があります。
 厚生省からは、現在、福祉作業所に対して、事業費の1割、年間110万円の補助が出されています。厚生省自身も「老朽校舎で大変危険です」と述べ、知的障害者のデイサービスや授産施設への移行を打ち出しています。整備費もつきますし、運営費も15人規模で1,100万円の補助金が出ることになります。15人以上になると、授産施設への移行をされればもっと補助率がよくなるとの回答でした。
 現在の入所は19名、そのうち砺波市民は10名であり、早急に検討されることを求めます。
 次に、農業問題について伺います。
 今年の異常気象は大水害を引き起こし、転作大豆は壊滅的な被害を受けました。平成2年に次ぐ大被害であったが、平成2年のときには「大豆種子確保緊急対策事業実施要綱」を定め、脱粒経費、乾燥調製経費、手選別の経費が出ています。規格外大豆についても交付金が支出されています。今年は「規格外A」という特別枠を設けて実施されましたが、交付金の対象にならないと言っています。
 市として、農家の苦労に報いるためにも対策が必要であります。
 大豆は「エンレイ」1種で580ヘクタールの作付が行われていますが、大規模農家は収穫時期も同じときになって大変です。また、エンレイの品種改良によって、多少雨風が強くても耐え得る品種の改良が求められています。
 共済金の早期支払いを実施するとともに、大豆共済の引き受け方式を農家単位ではなく、水稲や麦のように一筆単位に改善するように、国に働きかけられたい。
 転作について伺います。
 来年度も、今年と同じ配分を検討されていますが、大麦、大豆の被害から、昨日の松本議員、先ほどの石田議員の質問にもありましたが、自主的転作こそ農家のやる気を出すことになるもので、根本的に転換をしていかなければならないと考えます。
 ふれあい市では、野菜は30分で売り切れるようになりました。市内の消費者が市内の農家から直接購入できるように流通システムを検討するときであります。
 さて、日本農業がWTOの体制に移行、食管制度が解体されてから、砺波市農業はさまざまな困難に直面しました。特に大規模農家ほど深刻な状況に追い込まれています。今年は特に作業委託を受けた刈り取りを優先し、穂発芽米発生などによる等級落ちで大変なダメージを受けました。中核農家は、これ以上の面積の拡大はできないと訴えています。
 「アグリTONAMI21」では、農地の流動化率35~55%までに高める計画になっていますが、家族農業をもっと重視し、支援する方針で取り組んでいくことこそ、砺波の農業を守る施策であります。
 特定農家への土地の集積のために兼業農家をやめさせる施策をやめられ、認定農家も家族農家も協調して行っていくことこそ大切です。伊那市では、小規模農家も活用できるスーパージャンプ資金で、農家から大変喜ばれています。国際的な食料不足が叫ばれているとき、食料自給率42%の日本がこれ以上の農業破壊を進める米の完全自由化(関税化)を許すことは、民族の死活にもかかわる重大な事態を招くものです。
 米の完全自由化についての見解を伺います。
 次に、下水道の対策について伺います。
 自然豊かな散居の里砺波、この美しい自然を保ち、快適な生活環境を築くためにも、下水道の普及は急がなければならない重要な課題です。
 当市の下水道の普及率は28.5%、9市では最低、県下の自治体の中でも下位グループ、県は12年までに72%の目標を立てています。
 下水道計画検討委員会の中間報告が提出されました。「合併浄化槽の排出先の下流では汚れている」「設置費は安価であるが、排出先が用水路を兼用している場合、安易に受け入れられない」と述べて、「長期的には、耐用年数、維持管理、排出先の問題があり、広い範囲で取り入れるべきではない」とまとめています。2つの重大な事実の誤認を前提に結論を出しています。合併浄化槽は汚水処理はできない。能力がないと前提にしています。
 高岡市の水道原水を受け入れている和田川の直前の上流のアリーナの合併浄化槽が設置されて排出されています。これは明らかに水道の原水を汚していない、完全に処理をしている証明ではないですか。耐用年数は短期にしか持たないと述べておられますが、強化プラスチックが地下へ埋めてありますから半永久的と言われ、モーターは7年間は持ち、年間の維持管理費も2~3万円です。団地からの汚水についての科学的な根拠は全くない、合併浄化槽の能力を知らない報告です。合併浄化槽は、集合処理ができるまでの措置としていますが、下水道整備基本計画の1つの柱として考えていくもので、政府も認めています。
 般若地区の農集で1軒のみ離れている家は、合併浄化槽で取り組まれました。砺波市は自治省方式で行われたために、起債対応のみで借入金と利息を砺波市に負担させています。厚生省方式では、国庫補助55万5,000円が来るものです。
 厚生省は、今年度いっぱいで単独浄化槽を製造中止、合併浄化槽を普及するための条例や要綱を制定するように指導しています。県下9市で取り組まれていないのは砺波市だけであり、異常事態、環境を守る姿勢が疑われます。
 過日、厚生省交渉で、「農業振興地域内であって、農業集落排水施設の処理区域周辺地域を新たに特定地域生活処理地域にする」さらに「第3次補正で、下水道計画以外のところであれば対処する」と述べています。
 受益者負担1割で面的な整備ができるもので、ぜひ検討していかなければならないものであります。下水道の取り組みについて伺います。
 次に、ごみ問題について伺います。
 県下の自治体に先駆けて、ごみを減量するためにと有料指定袋制度にされて7年経過しました。しかし実態は、可燃ごみは増える一方で、平成3年度の6,442トンが9年度は7,161トンに、逆にごみは増えているではありませんか。事業系のごみは激増、4年度1,530トンが9年度2,837トン、2倍に増えています。手数料収入も9年度決算では3,600万円と、市民の負担は大変深刻です。簡易焼却炉の補助をダイオキシン対策でやめられたことは評価できますが、有害なごみを集める全市収集体制になっていなく、有害なごみは心配です。今こそ、有害なごみを燃やさないためにも、全市収集することが求められています。
 現在の自治体のごみ行政は排出後の対策で、ごみを燃やし、ごみを埋める対処施策ですから、大規模な焼却炉と最終処分場に莫大な投資をしなければならない。自治体の財政を圧迫しています。
 ごみを減量するために、事業所へのごみの減量化計画書を提出されることなど、市が強力に指導すべきです。
 婦人会やPTAなどボランティア任せで新聞や雑誌の収集を行っていますが、市が缶や瓶を集めているように、古紙や古布など10種類に分別して、市が収集することでないですか。また、生ごみ処理機を学校や保育所へ設置されたい。また、家庭用の生ごみ処理機に他の自治体で補助を出しているように、ごみの減量とリサイクルにもっと力を入れていくことが求められています。
 最後に、油田地区に、勤労者体育館の建設について伺います。
 油田地区は、油田小学校が東部小学校に統合されて以来、地域に体育館がなく、大変不便な思いでいます。砺波市の中で最も人口が増えた地区で、4,116人、1,242世帯となりましたが、勤労者が勤めを終えた後の心地よい汗を流す場所がありません。婦人会やスポーツ愛好者が東部小学校の体育館が使えないこともよくあります。
 「一市民一スポーツ」を砺波市のスローガンにしていますが、中央体育館だけでなく、近くに体育館こそ必要ではないですか。
 市民総参加で進められている2000年とやま国体を目前に控え、油田地区に気軽に活用できるスポーツの施設を強く要望いたします。
 災害の避難場所は油田地区にはなく、震災や台風など災害が起きたときの対策としても必要ではないですか。
 過日、通産省に出向き補助金について伺うと、「電源地域産業再配置促進費補助金」がありますが、体育館の要望は多くあり、11年度についてはヒアリングをしているところであります。市長からも要望が来ていますが、来年の1月か2月までに11年度予算を検討していますと答えています。ぜひとも、人口急増の油田地区に体育館を要請いたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 西尾議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、国民健康保険の高邁な理論がございました。全面的に、私は受け入れるつもりはございません。
 御存じのように、国民健康保険制度は相互扶助で、その理念に基づいて実施をされておるわけでございます。病気やけがという医療費の支払いに備えるために、普段から被保険者の方々に納めていただく国民健康保険税と国庫補助金などで賄うことになっておることは、西尾議員さんも御承知だと存じております。
 そこで、具体的にございました資格証明あるいは短期保険証の廃止についての御意見でございますけれども、長期滞納者等、随時訪問をいたしまして、納税相談を実施をしております。そのような形で徴収に努めておるわけでございますが、御理解をされない納税者については、相談の機会も多く持つ意味で、短期保険証を発行するという手立てでございます。そのような現状を御理解をいただきたいと思います。
 このことにつきましては、監査委員さんからも厳正に対処するよう、平等性からいって徴収をするように努めよという御指摘もいただいておるわけでございますので、相互扶助の理念に基づいて、ぜひことのことを理解をしていただきたいと思うわけでございます。
 いろいろその他に御意見がございましたが、介護保険法等が出てまいりますと少しは変わってくるかと思いますが、おかげさまで市民の御協力によりまして、国保会計も何とか黒字を残し、そして基金も積立てすることができるわけでございます。
 なお、前にも例がございましたように、インフルエンザが発生いたしますと、急遽に予算が膨大になるわけでございますので、その辺のこともお含みおきを願いたいと思います。
 それで、保険税につきましての御質問でございます。
 国民健康保険税につきましては、医療給付費の動向や制度の改正も一時ございます。そのことから、2年に一度議会の皆さんとも協議をしながら改正をいたしております。ちょうど今年は2年目に当たります。現在、事務的にいろいろ検討いたしております。
 これにつきましては、医療費の動向あるいは今の繰越金のこと、あるいは基金のことなどいろいろ考えなければいけませんが、御存じのように、平成12年から介護保険法が出てまいりますと、重税感というのは少しあるのではないかという懸念が私はございます。そのことを踏まえまして、片や性格は違いますが、国民健康保険税があって、さらに介護保険もある。ただし、片一方は療養型の病院にも入るわけですから、その分については国民健康保険の関係から、そちらのほうへ回るという状況もございますので、この際、今が改正をする時期ではないかな、このように思っております。
 ただし、12年から介護保険が始まりますと、先ほどもいろいろ議論されておりましたけれども、どのように介護保険がなるのか、その辺の動向も見極めなければいけないのではないか、このように思っておりますので、専門家の意見も若干聴取をしながら改定の方向で進みたいと思っておるわけでございます。
 次に、福祉作業所の改築問題であります。
 御指摘のとおり、砺波市福祉作業所は油田にございます。市有物件でございます旧油田小学校の建物を利用して、今、知的障害者の方々のために対応をいたしておるわけでございます。したがって、これを利用していただきまして、それぞれが社会復帰をされることを念願をしておるところでございます。
 先般、この施設が老朽化をしたということで、内部も一部改修してあげました。福祉圏域内には、知的障害者ということで新しく施設もつくろうという動きもございまして、先般、提案理由の説明の中でも申し上げました。それとは別に、通所ということでございますので、存続を今希望されております。ぜひこれはそのように存続させてあげたいと思っております。ただし、関係者の皆さんは、法人化等については望まない、自主的な任意団体で、私たちでやりたいんだという意見がございます。
 西尾議員さんのおっしゃるように、法人化して、それだけの職員も置いて、そのような施設にするとすれば、これは措置費、その他もございますので、おっしゃるような財源も出ると思いますが、この親御さんたちは、自分たちは自主的で任意団体でいいんだと。この任意団体につきましても、実は県からも補助をいただいておりますし、それに相呼応する立場で、市税からも実は支出をさせていただいておるわけでございます。
 言われる趣旨も理解できますので、これからは皆さん方とも協議しながら、施設の整備あるいは充実等については検討してまいりたい、このように思うところでございます。
 次に、最後の御質問でございましたが、体育館の整備につきまして、先般の林議員の代表質問でもお答えをいたしましたし、今後の自民会の大きい要望の中にもございましたので、そのことについては十分理解をしておりますし、市民もそのように要望されておることは認識をいたしております。
 ただ、小・中学校の体育館あるいは体育施設がないところが優先されるべきだと思っております。油田地区ももともとそのように言われておったところでございますので、ぜひ建設をしたいなと、このように思うわけでございます。
 これらにつきましては、通産省にも行ってこられたようでございます。そのように進めたいと思いますけれども、2年続きの体育館建設で、おまえのところばっかりという御意見も実はございます。何とか努力をしていきたいと思いますが、住民はそれぞれ待っておられます。油田だけではなくて、他の市町村もお待ちになっているようなことでございますので、総合的に知恵を絞って対応していきたいと思っております。
 これらにつきましては、皆さん方の御協力もお願いを申し上げて進めさせていただきたいと思います。
 あと、介護保険等につきましては、助役から申し上げますが、特に組合立にすることについては、メリットよりもデメリットが大きいという手厳しい御批判でございますが、私はそうでないと思います。そのことについては、議員の皆さんにも御了解をいただいておりますが、やはり広く砺波圏域が公平にそれぞれ措置されること。そして、そのことが経費負担の減少にもつながればなどなどございますので、そう手厳しい言い方で御批判されても困るのではないか。
 なおまた、私は、福祉サービスについては、現在皆さん方の御意見もお聞きして、今日進めさせていただいておるわけでございます。市といたしましては、このようなサービス、組合がそれぞれの一定ラインで仕事をいたしますけれども、それ以下のものについては、私は市独自で措置をいたしますので、サービスは絶対に落としたくない、このように思っております。これも皆さん方との議論のあるところでございますが、そんなことなど思っておりますので、組合設立について、撤回ということでございましたが、私は、撤回いたしません。
 その他、細部につきましては、助役からお答えを申し上げたいと思います。
 なおまた、一つ気にかかった問題がございますが、大豆の転作等でございます。
 高度な理論でございますけれども、石田議員にもお答えしたように、今、日本の置かれている米の状況、この現実を私は見なければいけないと思います。頭から否定するのはいかがなものか、そのところの調整を、好きでやっているわけではないんですけれども、その現実を私は見ることが大切ではないかと思います。そのことを踏まえまして、後ほど産建部長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 西尾議員の御質問のうち、福祉施策と介護保険対策について御答弁を申し上げます。
 ただいま、介護保険の御質問につきまして、基本的なことを市長から答弁がございました。あと、市長の答弁以外のところを私のほうからお答えをいたします。
 まず、介護保険に係る準備状況でございますが、この準備状況のうち、介護保険事業計画で策定する内容等につきましてはどのように進んでおるかということでございますが、実は、まだ正式に介護保険事業計画の中身をどういうぐあいにしてつくるのかというふうなことが厚生省から示されておりませんけれども、事務段階では、それの準備対応をいろいろと進めているところでございます。
 それからまた、委員の選考に当たりましては、住民の意見が反映するように、十分に配意をして進めていきたいと考えておるところでございます。
 それから、保険料につきましては、これも厚生省から、まだ正式な策定プログラムが示されておりません。これが提示されれば、それに基づいて試算をすることにしておるところでございます。
 次に、介護保険監視市民オンブズパーソンの設置をしろということでございますが、ただいま御提案をしております規約には、そのような規定を織り込んでおりません。
 ただ、監査委員には、識見のある民間の方にお願いをしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 それから、介護保険の給付サービスの整備状況でございます。
 これは、昨日の高田議員の御質問に、個別の状況につきまして縷々御答弁を申し上げましたので、総括的に申し上げますならば、要介護認定されました市民の方々に対しまして、希望されるサービスにはいろいろ選択があるわけでございますけれども、十分に対応していけるような整備が平成12年4月までには相整うもの、また、相整わなければならないというふうに考えておる次第でございます。
 あと、基本的なところは市長から答弁がございましたので、次に、環境施策についてのうち、下水道の推進についてお答えをいたします。
 まず、水洗化率の状況についてでございます。
 先ほどの西尾議員の御質問の中でございましたのが、処理人口普及率が約29%ではないかということでございました。いわゆる水洗化率の状況については、10月末現在で、各それぞれ事業別の水洗化率の状況につきましては、まず、公共特環事業では、処理区域内の戸数が2,087戸に対しまして、水洗化済戸数が1,341戸ということで、水洗化率は64%でございます。それから、農集のほうは、処理区域内の戸数が995戸に対しまして、水洗化済戸数が568戸でございまして、水洗化率は57%でございます。
 次に、下水道の御質問のうち、現在いろいろと進めておる中で、公共と農集は事業費が高く、合併処理浄化槽を取り入れて下水道事業を推進すべきでないかという御質問についてお答えをいたします。
 下水道整備基本計画につきましては、見直しをさせていただくということでございます。この8月に、下水道計画検討委員会を設置をいたしまして、現在まで2回の委員会を開催してきているところでございます。
 第1回目の委員会での御意見、御要望に基づきまして、去る12月1日の第2回目に複数の案をお示しをして、ただいま検討いただいておるところでございます。
 1月下旬には検討委員会の意見がまとまりますので、それを踏まえまして、市長から年度内には議会に御審議をいただくというふうにして、御審議をいただいた上で、下水道マップの見直しを行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、同じく環境施策の御質問のうち、ごみ対策についてでございます。
 ごみの減量化やリサイクルを目指しまして、平成4年7月に、県下で初めてごみの分別収集を開始したわけでございまして、現在7年目を迎えておるわけでございます。
 分別収集につきましては、地区ごみ対策委員会などの御協力をいただきまして、順調に推移をしているものと考えておるところでございます。
 ごみの量につきましては、分別収集を開始して以来、年々減少してきていたのでございますが、本年4月と前年同月比、昨年との比較を見ますと13.6%ということで、増加をしておるわけでございます。
 この要因といたしましては、1つには、最近ダイオキシン問題が生じまして、平成9年度で簡易焼却炉の補助制度を廃止したことに見られますように、家庭、事業所での焼却が減少したということが大きな原因だろうと思うわけでございます。それからまた、平成4年から見ますと、人口が約2,600名ぐらい増加しております。こういうような人口増というようなこともあろうかと思います。それから、事業所の事業活動の活発化というようなことも挙げられるのではなかろうかと思うわけでございまして、これらがごみの量の多くなった要因ではないかと思うわけでございます。
 それから、ごみの減量化、リサイクルを進めていくためにはどうかということで、特にリサイクル等については、婦人会とかPTAに頼っているのではないかということでございますが、分別収集は市の業務として厳然として行っておりますので、そのことはよろしく御理解をお願いをしたいと思うわけでございます。その上で、婦人会とかPTAの皆さんの御協力をいただいている、ボランティアでお願いしている、そういうものが相まって、この事業を進めておるということを御理解を賜りたいわけでございます。
 まず、ものを大切に使う、それから、ごみになるようなものはできるだけ買い求めない。そして、どうしてもごみを出される場合は、リサイクルまたは再利用していただくというようなことにつきまして、いろいろとPRをしてお願いをしておるところでございます。それからまた、各地区で実施をされます婦人会やPTAなどによります有価物集団回収や、婦人会が実施しておられますマイバッグ運動などに支援をいたしまして、ごみの減量化やリサイクルを進めているところでございます。それからまた、スーパーや大型店など事業者の方々が行っております牛乳パックやトレーの回収は、リサイクルの大きなウエイトを占めるものではないかと思うのでございますが、これらに市民の皆さんの協力をお願いをしておるわけでございます。さらに、瓶、缶、ペットボトル等につきましては、資源ごみとして収集をしておりまして、これらはそれぞれ、瓶、自動車などの部品、衣服などにリサイクル活用をされておるわけでございます。
 このように、ごみの減量化やリサイクルにつきましては、市民、事業者、行政が一体となって進めているところでございますけれども、より一層の推進を図ってまいりたいというふうに考えておるわけでございます。
 その次に、有害なごみ対策についてでございますが、市内全域にわたっていないんじゃないかという御指摘でございますけれども、このごみの収集につきましては、市全域を対象としておるわけでございまして、有害なごみにつきましては、家庭で処理せずに分別収集のところへ出していただくように、市民に協力をお願いをしておるところでございます。
 次に、生ごみ対策について申し上げます。
 生ごみを処理をする方法といたしましては、当市といたしましては、コンポストによる堆肥化をいたしまして、土に返すことを優先として考えているところでございます。
 しかし、最近、電気式生ごみ処理機が一般家庭に利用されてきておるところでございます。しかしながら、電気式生ごみ処理機はエネルギーを消費するものでございまして、普及の促進を図るための補助制度を取り入れたらよいかどうか、このことにつきましては、十分に検討させていただきたいと考えておるところでございます。
 また、学校や保育所での電気式生ごみ処理機の導入につきましては、これらでのごみの発生量が多いわけでございまして、現在の電気式のものでは処理が困難であるというようなことで、導入は難しいのではないかというふうに考えておるわけでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 西尾議員さんの農業政策についてお答え申し上げます。
 大豆の被害等につきましては、先ほど市長のほうから答弁のあったところでございます。
 その中で、「規格外A」のランクのことでございますが、今年度は大変なときであり、「規格外A」というランクを設けて検査を実施したところでございますが、県といたしましても、農林省へ要望されたところでございます。
 国のほうでは、平成5年に、1、2、3等というのから、特に特定加工用大豆ということで、当時の規格外を認定した。さらに上乗せということが今のところ難しいというお話を伺っております。
 大豆共済の加入の一筆単位とのことでございますが、現行は農家単位であります。要望については共済組合へ申し入れいたします。
 家族農家を主体とした砺波型農業という御提案でございます。
 砺波市は、御承知のとおり、米単作地帯ということでございます。このような状態の中で、米の生産費の中の機械等の割合が30%、肥料等農薬15%がかかると言われております。これは大きな農家のことでございますので、これが小さな農家になると、機械の経費がもっとかかるというふうに思われます。そういう意味から、市では集落営農を推進しておるということでございます。
 それから、農産物の自由化についてでございますが、国では、今月中にWTOに通報するための最終調整を行っているとお聞きしております。
 その方向は、食料安保や農業・農村の多面的な機能の維持という考え方を協定に反映したいということ。それから、輸出国、輸入国のバランスのとれた協定、米の輸入量を最小限に抑えるというのは基本方針であると伺っております。
 市といたしましても、米は国民の主食であり、稲作自体の市農業に与える影響も大きいので、国内自給を基本としたルールづくりが大切だというふうに考えておりますが、こういう基本的なことは、国のほうで定めるべきと思っております。
 以上であります。

◯議長(宮木君) 答弁漏れについてのみ、再質問を許します。
 13番 西尾英宣君。

◯13番(西尾君) 2点について、再質問をいたします。
 介護保険の広域化についても、財政基盤の安定あるいは職員が少なくても済むとか認定審査にばらつきがない保険料の統一を挙げておられます。
 高齢化率は、平村31.4%、利賀村26.4%、上平村24.5%、城端23.7%、井口23%、庄川21.7%、福光21%、福野20.51%、砺波市18.8%、砺波市だけでやるよりも、保険料は高くなることは明らかです。デメリットはないとのことですが、手続きや保険料が高くなることなど大変です。
 今までも、やなぜ苑80床のみでは待機者が35人、砺波広域圏では150人おられ、何度も何度もこの場で、特別養護老人ホーム増室を要望いたしましたが、砺波福祉圏の中で検討している、砺波市にはなかなか難しいという当局の答弁でした。厚生省か県の方が言っておられるのかと、私は耳を疑いました。
 昨日の高田議員の質問にもありましたように、議員についてもできるだけ少なくし、村は1人、町は2人、市は4人と。政策立案あるいはチェック機能についても全く軽視をするものであり、私は、介護保険の広域組合による実施については再検討されたいと思います。
 次に、合併浄化槽について、私が耳を疑ったのは、今井助役は、砺波市は下水道が進んでいるとの御答弁でした。これは普及率で見なければならないんです。砺波市全域でどれだけなっているかと。

◯議長(宮木君) 西尾議員、再質問ですので簡潔にお願いします。

◯13番(西尾君) 普及率は、新湊市76.6%、富山市75.4%、高岡市72.5%、砺波市は28.5%、県下の自治体でも最低のランクです。
 そういう面で、合併浄化槽についての見方について何の答弁もないのです。合併浄化槽の整備事業の手引き、昭和63年9月12日厚生省の通達では、「合併浄化槽は製造、施工、維持管理が適正に行われて、機能が有効に生かされる。下水道と並ぶ生活排水処理施設として確立しているものである」しかも、63年10月27日には、「合併処理浄化槽は一般に処理機能もよく、し尿に加えて生活雑排水の適正処理も行うことから、放流同意者の添付を一律に求めることは違法の疑いがある。単独処理浄化槽の場合は、生活雑排水については無処理であるため、地域によっては合理的範囲の者の同意を求める指導を行うことも強用される場合もあり得るが、このような場合には、むしろ合併処理浄化槽の設置について積極的な指導を行われたい。地域住民の慣習として、放流同意が存在する場合には、浄化槽に対する正しい理解、知識の普及を図り、不合理な放流同意の解消に努められたい」。
 検討委員会の中間報告も出されましたが、これによると、設置費が安価であるが、排水先や用水路を兼用している場合もあり、安易に受け入れられないとか、団地などの合併処理浄化槽の排水先の下流では、明らかに汚れているのがわかる。公共特環で対応できる区域は集合処理とすべきである。まさに合併処理についての見解が全くない見方をしておる。

◯議長(宮木君) 西尾議員、端的に言ってください。

◯13番(西尾君) この合併浄化槽に対する見識について、砺波市当局の見解を求めたい。
 この中間報告についても、放流同意を得るものでないということを、私は合併浄化槽について述べたいと思います。厚生省でちゃんと通達を出して不合理な放流同意の解消を求めているんですから。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。

◯市長(安念君) 西尾議員の再質問にお答えをいたします。
 第1点は、介護保険法のことについてでございます。
 高齢化率で左右するのはいかがなものでしょう。随分高齢化率の高いところでも、今の国保のデータの中に、受診率もないし、寝たきり老人も少ないという村もあるわけです。いつかそういうことをおっしゃっておられたことを思うわけですが、だから一概に、私は、そういう人口に対する高齢化率で判断をして、一種のセットといいますか、そういうことでいいのかどうか。それを私はもう少し考えていただきたいと思います。
 そのことによって、砺波市民が保険料が高くなる、こういう限定の仕方もいかがなものかなと思うわけでございます。確かに国庫補助あるいは県費と市費と保険料で賄うのが介護保険のやり方ですが、十分に国庫補助も半分入ってきているという理解の上に立って、12.5%をどのような形で平等にやるのか、これから少し議論させていただきたいと思います。
 西尾議員さんは限定されたような形で、専らセット方式でものを考えるのはいかがなものかと。私は、今、時代はまさにボーダレス時代で、いわゆる市町村境界のない時代だということを考えますと、理論的に進めさせていただきたいと思います。
 今言われたことにつきましては、これから事務当局でもいろいろ勉強させていただくということで、御理解をいただきたいと思います。
 それから、合併浄化槽は絶対にないという、そういう意見で、今、答申しておるわけではございません。今、議論をしていただいているんです。あえて砺波市が云々という言い方にこだわられますけれども、そうではなくて、みんなの御意見を聞いて、その合併浄化槽のいいところも皆さんにお話ししているわけですから、しかも、地域的に考えますと、膨大な経費と、これによるともっとこれだけ安くなりますよという話もきちっとしていますので、その上で、できれば皆さんで協定をしながらやるというのがいい方向ではないかと思っておりますので、そんなにおしかりをこうむるようなことはしていないことを申し上げて、お答えにするところでございます。

◯議長(宮木君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時52分 休憩

 午後 1時02分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き、市政一般に対する質問を続けます。
 2番 金嶋久貴子君。
  〔2番 金嶋久貴子君 登壇〕

◯2番(金嶋君) 今月の4日、「男女共同参画プラン市民委員会」の第1回が公募の委員も含めて開かれました。市民においては、男女共同参画社会は「聞いたことがある」といった程度の認識で、実際のところ何のことかさっぱりというのが現状です。ですが、私たちは、この社会を生きやすいものにするために、多様で厚みのある社会を目指して、この男女共同参画社会の実現に取り組まなければなりません。そのためには、プラン策定段階でいかに市民を参画させるか、つまり巻き込むかが重要です。
 プランづくりは、能力のある職員が学習をすれば、ある程度はできます。ですが、それでは市民のものとはなり得ず、絵にかいた餅でしかありません。機能することはなかなか望めないのではと思います。プラン策定の過程でいかに市民を巻き込んで十分に意見を交わすかが、とりもなおさず意識改革につながることになり、その後の変革が図りやすくなるものと思います。
 助役さんが推進会議長と伺っておりますが、委員会に公募が入った、各界からの人にも委員になってもらった、議論はそれで十分できる、4回開催して意見聴取すれば市民にも反映できるとは、まさかお考えになってはいらっしゃらないでしょう。市民委員会の報告を広報に載せるなどあらゆる機会をとらえてアピールをしなければ、なかなか展開しないのではと思います。
 そこで、今後の市民への参加・呼びかけ方法としては、アンケート等の意識調査、中間発表、意見募集、公聴会、アピール、啓発のチラシの定期的発行、講座開催、啓発ビデオや映画の上映などさまざまな手段・努力が考えられますが、今後具体的にどのような方法をお考えでしょうか。現時点ではどのような計画をお持ちなのか。後期計画第4年次実施計画を見ますと、平成11年度には120万円の計上がされていますが、どのように取り組まれるのかお聞かせください。
 また、プラン策定に当たっては、市民委員会、庁内策定委員会、県の男女共同参画推進員との連携をどのようにされていくのかお聞かせください。
 国のほうでも男女共同参画社会基本法の制定が進展しており、来年度には成立の運びとなります。男女共同参画審議会では、5つの基本理念を答申として出しました。
 1.個人としての人権を尊重する。
 2.男女が平等であることを阻んでいる要因を取り除く。
 3.男女が対等に政策や方針決定にかかわる。
 4.家族としての責任を男女で担う。
 5.男女共同参画の視点に立って国際協力を進める。
とあります。
 さらに、この法案にはポジティブアクションが盛り込まれております。ポジティブアクションとは日本語で言えば「積極的是正措置」の意味ですが、例えば女性管理職を一定期間内に意識的に増やす、またそのための資質向上の研修を積極的に行うといったことです。これをプランに盛り込むのは当然必要ですが、砺波市のプラン策定を待ってから行うのではなく、現在、即、順次取り組むべきであると思います。
 そこで、市長はどのような方針で当市の女性管理職の登用及び職員の研修を計画されているのか、この分野での市の方針を市民に伝えることも、男女共同参画社会の実現に向けての1つの大きなアピールでありステップと思いますのでお聞かせください。
 このような基本的な意識改革・改善は生活全般に及び、重箱の隅をつつくと言われるようなことも当然出てまいります。それは細かなところまで意識差があり、差別があり、配慮が必要だということだというふうにお考えください。重箱の隅がきれいになっていないと、幾らいい料理を盛り込んでも、そこから腐ってまいります。
 例えば、具体的にはお茶くみ、されどお茶くみであります。私は庁内でお茶をあちこちでいただきますが、出してくださるのはなぜかいつも女性です。たかがお茶ではありますが、仕事は中断されます。女性だから中断は当たり前、気配りは女性がするものというものではないでしょう。礼儀とかサービスとして必要ならば、男女平等に交代すべきであると思います。
 2項目としまして、情報公開条例制定について申し上げます。
 審議会を5回開催し、来年3月制定予定とのことですが、専門家ばかりの審議会ならいざ知らず、わずか5回の審議で十分な検討ができるとは考えられません。このような市民参画のための重要な条例制定には、もっと時間をかけて検討すべきと考えます。少なくとも1年以上はかけるべきではないでしょうか。その間に、先ほど、男女共同参画策定の際の市民への呼びかけ・参加方法として8つの案を挙げましたが、このことを情報公開条例でも取り組まれ、市民の理解を得た上で制定されたいと存じます。安易な制定は市民の理解が得られず、利用がされないということが生じては意味がありません。現に、お隣の高岡市では、制定はしたけれど数カ月間利用は全くなかったと聞いております。そのようなことがないように、今後は十分に市民へのアクセスをとるべきと考えます。方針をお聞かせください。
 また、情報公開の対象となる文書は、国の法案に準じたものにされたい。今法案は案の段階ですが、内容を見ますと、「決済・供覧という手続を受けたもの」に限定せず、「行政機関の職員が職務上作成しまたは取得した文書・図画及び電磁的記録」、例えば意思形成過程文書、資料、議事録を含めたものにしていただきたい。
 決済されたものは当然公のものであり、それに基づいて施政が行われるものであって、公開というよりはむしろ納得していただけるよう説明をしなければならないものであります。今までは、決済手続を経ていないものは未確定なものであり、公開すると混乱が生ずるとされて、公開対象にはなっていないことが多うございました。ですが、重要なのは、決定されてからではなく、その意思形成過程がどのようであったか、何に基づいて判断され決定されたのかということであり、それこそが透明性の求められるものであります。対象文書には、意思形成過程のものも含むべきで、それがなければ条例の意義は半減すると私は考えております。
 また、情報公開請求権者は砺波市民に限定せず、「何人も」とされたいと思います。情報公開条例の大きな目的の1つである市民参画は、広くさまざまな角度の視点が必要です。例えば、他市町村在住の当市出身者が、現在の居住地と比較して砺波市のことを知りたいと思ったとき、あるいはかつて砺波市に住んでほかへ移った人が利用したいと思っても利用できないというのは、いかにも狭義ではないでしょうか。限定する理由は何なのでしょう。国の法案でも「何人も」となっております。要綱案では「国民に限定し外国人を排除する積極的な意義が乏しく、他方広く世界に情報の窓を開くことにより政策的意義を認める」とありました。砺波市が請求権者を「何人も」と門戸を広く開放することにより、その波及効果は他市町村にも及び影響は大きいものと思われます。ぜひともそのようにされたいと存じます。
 次に、育児対策について申し上げます。
 働いているお母さん方から何度も聞くこととして、急な残業や子供の病気のときなど、既存の保育制度では対応がかなわず、夫婦そろってやりくりに四苦八苦するとのことです。また、専業主婦の人でも、急な用事で一時預かりを頼みたいが親戚は遠いということがあって、どうにもならず苦労するということを聞きます。
 そこで、このような変動的・変則的保育への対応として、労働省の事業に「ファミリーサポートセンター制度」というのがございます。これは地域における育児の相互援助活動を有償で行うものです。現在は富山市で実施しており、利用会員128名、援助会員60名、両用会員21名の合計219名が、月平均50~60回利用しているとのことです。労働省の補助は2分1、県の補助は4分の1、自治体負担が4分1であり、富山県は現在700万円の予算で運営、市の持ち出しは175万とのことでした。
 労働省に直に問い合わせたところ、要件としては、人口5万人以上、会員300名、アドバイザー1名設置とのことでしたが、この要件は絶対ではなく、アドバイザーは必置ではあるけれども、人口は4万人でもよく、会員は当面150名ぐらいでもよいとのことでした。砺波市にもこのような制度があれば、子育てがしやすくなり、安心して働け、また気分にもゆとりができて暮らしやすくなるのではと思います。来年度予算にぜひ盛り込んでいただきたいと思います。
 次に、市役所の中で私はよく生活環境課を訪れますが、この部門は福祉部門と並んで市民の日常生活と密着しております。環境保全(公害や地下水関連)、ごみやし尿関係、自然保護、犬・鼠族、昆虫関係、公共交通関係、駐車場、駐輪場の管理、消費生活関連などを受け持っておりますが、それらに関する苦情・相談が年間1,300件前後もあり、その対処に追われているのが現状です。このほかに窓口対応なども毎日毎日数件もあり、多忙を極めております。対処に追われ、最も重要な環境保全のための立案や啓発、さまざまな施策を環境面からチェックする余裕がなかなかありません。他の自治体では、行政自らがISOを取得したり基本計画を策定し、それに基づいての環境監査をする機能を持つ行政も増えつつあります。
 近年、ダイオキシン問題や環境ホルモン問題等環境関連のことが多く浮上しております。また、企業においてもISOやHASAAPに取り組むところなど、砺波市内にもたくさん出ております。このような市民生活あるいは経済活動に密着した重要な部門なのですが、今の体制・人員ではとてもそこまでできないのではと思います。昨日も市長は、「21世紀は環境文明を迎えるのではないか」とおっしゃいました。そこで、来年度には人員の配置をぜひとも強化し、環境行政に取り組まれたいと思います。
 次に、先般、北陸地方建設局が本年8月27日に発表した「平成11年度予算概算要求資料」と同じく同省本年発表の「ダム事業に関する総点検項目」を見ておりましたら、利賀ダムのところで気になるところがございました。事業目的の3点の1つに「工業用水」というのがあるのですが、「地域開発、利水事業の状況(利水)」の項で、「富山県西部地方拠点都市の指定(平成5年)を受け、高岡市では高岡オフィスパーク、砺波市では第3・第4工業団地の整備に伴う工業用水、神通川左岸流域下水道の整備に伴う上水道の需要の増加が考えられる」と、今年度の発表にありました。
 さて、砺波市の第3・第4工業団地は、今後工業用水の利用の計画がまだあるのでしょうか。建設省の思い違いなのでしょうか。建設省は、利賀ダム計画の理由の1つに、「利水の要望がある」としております。高岡市にしろ砺波市にしろ、先の利水事業はほとんど終了しているにもかかわらず根拠に挙げられているというのは、何とも不思議なことです。これはどういうことなのでしょうか、お答えください。
 いずれにしろ砺波市は利水者の1人と挙がっております。これまでの日本のダム事業を見る限り、砺波市には当然受水団体としてのアロケーション(費用割り当て)があると想定されます。当市としては、どのような利水計画のもとにどのように試算をされているのか。毎年要望書は出しているけれども何も考えてはいないわけではないと私は思います。お聞かせください。
 さらに、この利水計画は、富山県の水需要の推移を全く考慮していないのではと考えられます。1997年改定の「富山県長期水需要の見通し」によりますと、1992年の生活用水需要は1億3,780万トン、供給可能量は2億5,010万トンで、181%の過剰供給が可能となっております。同じく工業用水の92年度の需要は3億1,750万トン、供給可能量は4億5,370万トンで、これも143%の過剰です。大幅に余っているのが、今も同じ実態として続いております。この長期水需要見通しによりますと、2010年には、生活用水の下水道整備の利用増を見ても、宇奈月ダム、利賀ダムの完成により、さらに倍近くの供給過剰となると書いてあります。今日、節水こそすれ、過剰をどんどん増やすというのは全く不思議な計画ですが、これは県のこととして置いておきましょう。
 また、地下水の適正揚水量は、2010年になっても2億9,400万トンの余裕があるとされています。逆に、工業用水の県西部の需要量は、2010年には年間2,141万トンの減少と予測されています。
 つまりは、現在でも供給過剰で、将来は下水道整備や生活用水の利用は増でも、人口の減少による推移や工業用水の需要の減が見込まれているにもかかわらず、利水を見込んでダムをつくるというのがこの計画です。これは税金でつくられるのであります。利賀ダムからの利水は年間約300万トンが想定されていますが、この分では利水が見込めず、遊休施設となることは明らかと判断されます。しかも、その利水の対象の一部は、我が砺波市ということで記録されております。それは、我が砺波市が「工業用水の確保をする上で欠かすことのできない重要な事業」と利賀ダムを位置づけ、建設促進の要望を毎年建設省に行い、市長は建設促進期成同盟会で役員を務めていらっしゃいます。そこで、当市としては、今後の水需要をどのように考えて要望されているのかお聞かせください。
 利賀ダムの事業目的のその1に「洪水調整」が挙げられております。これもまた何とも不思議な計算の上に立っております。87年度策定の「庄川水系工事実施基本計画」では、基本高水流量のピークを150年に一度の大降雨として、毎秒6,500トンとしております。ですが、県営ダムでは50年に一度、宇奈月ダムでさえも100年に一度という想定で、150年に一度というには余りにも過大な計画で、妥当性を見出すことが全くできません。
 そして、これに基づいて設計された利賀ダムの機能は、計画高水流量毎秒770トン、そのうちダム建設により毎秒550トンの洪水調整となり、約65%のカットとされています。ですが、これは下流の雄神基準地点では、計画高水流量の13%のピークカットとなり、具体的には30センチのカットにすぎません。現在、雄神基準地点の庄川合口用水堰堤から下流域では、堤防幅9メートル、堤防高は計画高水位プラス2メートルの高さを目標として順次整備を行い、現在60%の整備がされております。今後ともこの計画は進み、整備をされることになっております。片や2メートル対応の整備ができつつあるにもかかわらず、30センチのために900億円を投資して新たにダムをつくる必要性をどのように考えて、当市では「重要な治水事業」と位置づけ、建設促進を要望されているのでしょうかお聞かせください。
 利賀川は土砂崩壊の激しい川で、昭和48年につくられた県営利賀ダムの堆砂率は、24年経過後の平成8年では67.8%埋まっております。昭和49年建設の利賀川ダムでは、約40%の堆砂であります。両者とも50年を待たずに埋まってしまう可能性がございます。同じ川でつくられる利賀ダムが、150年間65%カットの水量調節可能の状態を維持するとは到底考えることはできません。これも納得のいかないことです。事業目的の3には「流水の正常な機能維持」とありますが、現在の自然に流れている川の流量は正常ではないとどこで判断されるのか、建設省に問い合わせても、現在のところ回答は返ってまいりません。
 今まで述べましたように、私はこのダムの目的には整合性が見出せません。しかるに、当砺波市では毎年建設省へ利賀ダムの建設促進を要望し、市長は促進期成同盟会の役員を務めていらっしゃいます。そこで、建設目的の「利水」「洪水調節」「流水の正常な維持」の3点と150年対応計画を砺波市はどのように妥当と考え判断し、要望・促進をされているのか、さらにアロケーションについてもお聞かせください。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 金嶋議員の質問にお答えをいたします。
 男女共同参画社会の実現に向かいまして、審議会を開催をして進めさておるところでございます。いろいろ具体的な専門的な御意見もございました。この面につきましては、助役から御説明をいたしたいと思います。
 次いで、ポジティブアクションにつきましての問いでございます。
 お話にもございましたように、積極的な是正措置、審議中にかかわらずさらに前向きの姿勢で早く実施をせよということでございましょう。その趣旨につきましては、よくわかっておるつもりであります。
 現在、砺波市の女性職員につきましては、平成10年度定員管理で女性職員の占める割合は、42.6%まできておるわけでございます。私の若い職員時代を思い起こしますと、隔世の感があるのではないかと思っております。ただし、庁内だけではございませんで、幼稚園の先生とか保母さんあるいは保健婦さんという特別な技術を必要とする現場に私どもが皆さんの要請に応えて配置をしているということでございましょう。その意味で、女性の皆さんに随分頑張っていただいているということを理解をしているわけです。したがいまして、市役所も人員配置等については率先して適材適所に進めまして、その能力を十分発揮をしていただきたいと思っております。そのためには、女性の皆さんもよく研究をしてもらいたいし、勉強もしていただきたいし、研修にも参加をしていただきたい、このように思っております。
 したがって、今お尋ねの登用計画については、数字で示しなさいということでございますけれども、市民サービスの視点に立って登用することが必要だろうと思っております。今後においても、男女別け隔てなくその資質の向上のために研修に参加していただいて、男女共同参画の趣旨に沿って対応してまいりたい、このように思っている次第でございます。
 なお、また、御意見の中にお茶くみなどの御意見もございました。拝聴すべきものと考えております。私も35、6年前になりますけれども、アメリカで生活をしておりまして、そのような仕事もしてまいりました。これは今日当然のことだと思っておりますので、そのように指導をしてまいりたいと思っております。
 次に、情報公開条例につきまして細部にわたる御質問でございます。
 当面考えておりますことを申し述べたいと思います。
 情報公開への市民の関心・ニーズが一応高まってきておりますし、広く市民サービスの面から、私は早急に制度化いたしたいと思っております。金嶋議員さんはゆっくり時間をかけてということでございますが、国の情報公開案が現在継続審議中でございます。平成12年の4月までには施行されるという予定であります。また、国から条例化をするようにという指導をいただいておりますので、住民に十分周知をいたしまして、私はなるだけ早期に公布し、むろん議会の議決も要するわけでございますが、1年の周知期間を置いて平成12年度からできれば実施したいと思っております。
 なお、現在、公開審議会を開催いたしております。委員の皆さんの意見も尊重してまいりたい、このように思っている次第でございます。
 次に、細部にわたりますが、決済・供覧等の事案決定前の文書に掲載される内容は、まだ最終決定したものではございませんので、組織的に認知された情報とはなっておりませんので、事案決定前の文書に記載される内容について、責任のある対応ができないのではないかと、私はそのように思っております。事案決定前に文書を開示することは、特定の個人または団体に不当な利益をもたらしたり、不測の損害をこうむらせたりするおそれがあるのではないか。また、開示後内容の変更が発生しますと無用の混乱も生じますので、行政への信頼を失わせてはいけない。不信感を抱かせる、そういうことも予想されるからでございます。
 したがって、公開対象文書は、決済・供覧等一定の手続を終了したものとするべきではないか、このように思っております。意思決定過程にあってでも、住民の利益になるような情報については、これはおっしゃるとおり提供すべきものと思っておりますが、今のところ私は意思決定過程というのは少し考えものだと思っております。なお、最終的にはこれも審議会の皆さんの意見を承りたいと思っております。
 次に、請求権者についてでございます。一般市民だけでなくて、広い皆さんにも公開すべきではないかということでございます。
 当市の行政活動としては、私は市民に対してなされるものであると思います。したがって、その目的は、市民に市政へ参画をしてもらうということにあるのではないかと思います。当市の運営に関する経費負担は、御存じのように実は市民が負担をいたしております。それを「何人にも」、そんな形で言いますと、市外の皆さん、特に商業目的等で行政情報を利用される可能性もあると思います。その面では、国の法律との整合性もございますので、十分考えさせていただきたいと思います。ただし、現行の行政活動、他の市町村に住所を有する通勤・通学者たちにもという趣旨もよく理解できます。確かに通勤・通学者や、あるいはそこに土地を持っておられるという方もおられるわけです。そのことを考えますと、これらを含めた広義な市民、そういう人たちには開示をしてもいいのではないかと思っておりますので、これも審議会の皆さんの意見を聞いてみたいと思っておるところでございます。
 それから、次は生活環境課の強化でございます。
 生活環境課の課題、事務については、増加しておることは私も十分認識しております。ごみ問題、環境問題、多くのことにつきましては、市民の皆さんにも協力をいただいて実施をしている今日でございます。市民の日常生活と直結している場が、実は生活環境課でございます。特に、近ごろ、公害問題でございますとか、苦情だとか、相談だとか、金嶋さんがおっしゃったように多くの相談業務もございます。近ごろ言われておりますダイオキシンや環境ホルモンにつきましても、あるいは自然保護の関係につきましても、あるいは散居村の形態云々という意味におきましても、いろいろ相談窓口になっております。そのことから強化をしていきたいというのが本音でございます。
 ただし、職員の配置については、限られた職員定数の中で、事務事業も厳しく見直して、住民サービスに怠りのないようにしておりますが、そこだけを増員をするという約束は今できないと思いますので、今後慎重に取り扱いをさせていただきたいと思っております。
 それから、次は、利賀ダムの建設についてでありますが、利賀ダムのことにつきましては随分よく調査をされて質問されました。
 基本的には庄川に氾濫があってはならない、これがまず原則であります。数字的にも申されましていろいろ御指摘もございましたが、洪水が起こるたびにその計画高水等については改定をされております。御質問にもございましたように、そのように今計画高水を修正をして、その一部分を利賀ダムでも認めるというようなことになっていることは、私も聞いております。
 先般、南町あるいは出町の中心市街地で、雨によります溢水があったわけです。これにつきましては、当時私も都市開発課長を長くやりまして、実はそれなりに雨量を計算して断面をつくりまして補助金をもらうという仕事をしてまいりましたが、いかんせん予想に反した、しかも集中的な豪雨によってあのような形になるわけです。計算だけで物事はなかなか判断できないのではなかろうか、こんなことを実は思っております。そんなことから、氾濫があってはならないということで、特に自然災害というのは絶対という言葉が当てはまらないのではなかろうか、より安全なところで計画してほしいなというのが私の本音でございます。
 そして、また、流水につきましては、私も庄川べりでございますので、小さいときから庄川で泳いだものでございますが、昔はもっと水量があったのではなかろうか。ただし、戦時中は一時途絶えたことは御承知だと思いますが、私の小さいときにはもっと流水があったような気がいたしております。現在も、庄川漁連等から増水を要望されております。したがって、定時に常に一定水量の確保が必要なことだと思いますし、そのことがこの地域の地下水の涵養になると思いますので、ぜひ常時流水を期待したい、こんなことなどを実は思っておるわけでございます。
 なお、用水等の利用あるいはアロケーションとかいろいろ言われた問題もございますが、これらにつきましては産建部長からお答えをいたします。
 だだし、そこで、現在の利賀ダムにつきましては、御存じのように事務所が砺波市にございまして、もう工事用の道路が発注されているわけです。このことから、直轄の関係機関が今おっしゃいました事項等についてはいろいろ議論されると思いますが、同じ砺波広域圏管内であります利賀を含めて、この過疎地域がこのことによってより豊かな山村となり、そしてそれに波及する市町村も発展することになるのではないか、経済的な効果、経済的な浮揚策にもなるのではないかということを期待をいたしておるわけでございますので、その点、御理解いただければ幸いだと思います。
 その他細部につきましては、産建部長からお答えをいたします。
 なお、男女共同参画プランにつきましては助役、児童対策につきましては民生部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 金嶋議員の御質問のうち、男女共同参画社会実現に向けて、市民の参加によるプランづくりを進める必要があるのではないかという御質問にお答えをいたします。
 砺波市男女共同参画プラン策定のために、庁内に関係部課長で構成いたします企画推進会議が設置されたわけでございますけれども、私がその取りまとめ役を仰せつかっておりますので、このプランを策定するに当たりましての基本的な考え方を申し上げたいと思うわけでございます。
 この計画の策定に当たりましては、1つには、市民に男女共同参画社会実現のための必要性を啓蒙普及すること、2つには、この実現に向けて市が具体的にどのような施策を講ずる必要があるのか、3つには、市民に何をお願いし、そのためにどのような施策を講ずる必要があるのかなどに重点を置きながら、策定に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
 このプラン策定に当たりましては、総合計画やエンゼルプランなどの市の各種計画と十分調整を図りながら策定する必要があると考えておるところこでございますので、そういう各プランとのすり合わせの必要があろうかと思っておるところでございます。
 この基本的な考え方に基づきましてプランを策定するに当たりましては、議員の御質問にございましたように、プランをプランに終わらせることなく、プランづくりから市民を巻き込んで進めていくということは大変重要であるというふうに考えております。
 御提案をいただきましたいろいろな方法を参考に、どのように進めていけばよいか十分検討を進めてまいりたいと思うわけでございますが、具体的な方法といたしましては、1つには、県が設置しております市内の富山県男女共同参画推進委員の方々とタイアップをして進めていくことが重要ではないかと思っておるわけでございます。それからまたアンケート調査、また市の広報によるPR、これらも必要なことであろうと思っておるわけでございます。
 次に、平成11年度の総合計画における事業費の内容でございますが、総合計画には男女共同参画社会実現のための事業費を計上しているわけでございます。これらにつきましては、11年度の予算要求に向けましてその内容の精査等を十分にいたしまして、市民会議の運営、また県の男女共同参画推進委員との合同研修や仕事の進め、それからシンポジウムの開催、そしてまたプランかできました計画書やそのダイジェスト版の策定というようなものを盛り込んでおるところでございます。3月議会には御提案をいたしまして、十分にその内容の御審議をお願いしたいと思っているところでございます。
 次に、庁内の企画推進会議、そして市民会議、策定委員会、それから県の男女共同参画推進委員の皆さんとの連携についてのお尋ねにお答えをいたします。
 先ほど申し上げましたように、庁内の企画推進会議が市長の命のもとに計画を策定するということになっておるわけでございますが、その会議のもとに、ワーキンググループといたしまして、実務レベルの機関として、策定委員会というものを設置しているわけでございます。この庁内の2つの組織に対しまして、各種団体や公募された方によります市民委員会の皆様方には、いろいろと御提言をいただきまして、プラン策定に反映をさせていきたいと考えておるわけでございます。
 先に開催いたしました第1回の会合でもそのことをお願いいたしましたところ、既に現在までにもいろいろと意見をお寄せいただいておるところでございます。したがいまして、4回の会議でこの委員会を閉じるというつもりは毛頭ございませんで、必要に応じてまた開催をする予定にもしておりますし、また随時御意見をお伺いするということをしながら計画に反映をさせていきたいというふうに考えております。
 それから、富山県男女共同参画推進委員の皆さんには、日常の活動を通じていろいろと感じておられますところを御提言をいただきたいというふうに考えておるわけでございます。また、推進委員の皆さん方には、市民に啓発普及をしたり、市民を巻き込んでいろいろとこの策定に参画いただく、そういう面におきまして御協力をお願いしたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 民生部長 小倉隆男君。
  〔民生部長 小倉隆男君 登壇〕

◯民生部長(小倉君) 私のほうから労働省の推奨いたしておりますファミリーサポートセンター事業につきましてお答えしたいと思います。
 議員おっしゃいますように、これは労働省が補助制度として進めておるものでございまして、平成10年度に全国で41カ所が開設されているというふうに伺っております。砺波市のほうでは、乳児保育の希望というのが非常に年々高まってまいりまして、公立の保育所では、スペースをつくりながら、設備をしながら、乳児保育の対応を行ってまいりました。そしてまた、保育所へお子さんを出していらっしゃらない方々の保育相談「すくすく広場」を毎月各保育所で1回ずつ実施して進めてきております。
 今、平成9年度から東般若の私立の保育所で「一時保育」というのを実施していただいております。1日当たり3名程度の利用があるようでして、少しずつ希望も多くなっておるというふう伺っております。
 今進めております「砺波市児童育成計画」の中では、実態調査をさせていただいておりましたが、この中でも緊急時や突発的なことが発生した際の保育サービスを望まれる御意見が多くありました。こういったことをいろいろと私どもも考えておるわけですが、策定委員会の委員さんの中でも、こういった突発的な保育対応というのは必要でなかろうかという御意見もちょうだいいたしております。こういったことから、エンゼルプラン策定の中でこの対応をどういふうにしていくか、進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 金嶋議員の利賀ダムについてお答え申し上げます。
 ダムの基本計画では、洪水調整量が1,970立方メートル、利水用のうち流水の正常化の容量が622立方メートル、いわゆる工業用水と言われるものが48万立方メートルとお聞きしております。洪水と流水の正常化容量が99.34%、工業用水と言われるものは0.6%の割合というふうにお聞きしております。
 洪水の確率のことでございますが、いわゆる中小河川では50分の1、50年に一度の確率。大河川では、河川の特徴あるいは下流の都市の対応等で、100分の1から200分の1の計画で、大都市では200分の1ということで計画されておるようでございます。これは日雨量で計画されておりまして、例えば100年の確率でありますと2日間で350ミリ、150年の確率でありますと2日間で約370ミリを想定しているようでございます。今年の洪水のときの雨量等の発表を見ますと、400ミリ以上のところが新聞・テレビで多く報道されていたように思います。
 工業用水については、1日最低8,640立米、毎秒0.1立米の許容が可能とお聞きしております。砺波市の第3・第4工業団地につきましては、既に県のほうから認可を受けておりますので、その中でそれぞれ対応されておりますが、将来市としても工業団地あるいは工場等の誘致のときに利用することがあれば幸いであるというふうに思っております。工業用水の流量はどれだけほどのものかという例えでございますが、企業団の最大水利権が1日5万5,000トンであります。毎秒0.637立方メートルでありますので、大体この6分1程度が想定されていいのではないかと思っております。
 アロケーションにつきましては、直接は市の協定でございませんので定かではございませんが、県に対しては通常のダムの建設の場合は約3分の1だというふうに伺っております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 再質問を許します。
 2番 金嶋久貴子君。

◯2番(金嶋君) 情報公開条例についてお伺いいたします。
 意思形成過程については混乱を生じるというふうにおっしゃいましたけれども、それを対象情報とすることと公開・非公開の判断は本来は別のものであります。公開・非公開は文書の内容によって判断すればよいことであって、あらかじめすべて非公開とすることは住民に対して非常に不親切であると思います。ですから、条例としては、「意思形成過程も公開する。ただし……」という形で、決定の材料を別に設けるという形にするべきではないかと思います。
 それと、工業団地のことですが、第3・第4工業団地については、地下水で今対応こされていらっしゃるという話ですが、建設省ではそうではなくてダムのというふうになっております。それは、今おっしゃったように、「将来的な」というふうにすり替えをされてもそれはよしとしましても、その辺はそういう簡単な安易なところで建設目的とされて、そしてなおかつ砺波市も希望的観測でやっているという、砂上の楼閣ではありませんが、それがそのダムの目的になるというような形のものについては、私は非常に行政としてはいい加減ではないかなというふうに思いますがいかがなものでしょうか、お聞かせください。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 情報公開につきましての公開・非公開等の問題につきまして、御趣旨も理解をいたしますが、今公開制度審議会を開催をしておりますので、その趣旨も申し上げて、事務当局の考え方も申し上げて議論をさせていただきたいと思っております。
 それから、利賀ダムにつきましては、随分曖昧ではないかというお話でございますが、計画されましてから随分時間もたっております。その上に立って、今いろいろ別の視点から勉強されておるようでございますが、先ほども私が申し上げましたように、直轄でございますので、関係機関あるいは技術的な問題、その後、公共ダム等についてはいろいろ議論されていることも承知しておりますので、その面については遺憾だとは言いませんけれども、さらに議論されてきて整合性のある答えが出てくるのではないかと思っておるところでございますので、私のほうからとやかく返事できるものではございませんので、その点、御了承願いたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 5番 池田昭作君。
  〔5番 池田昭作君 登壇〕

◯5番(池田君) お許しをいただきましたので、若干の質問と要望をさせていただきます。
 まず初めに、今年の正月元旦のある新聞社の社説の中で、「国難という言い方が決して誇張とは思えない状況の中で新しい年を迎えた。今の日本は、市場経済の世界化という大潮流に合うように、戦後の経済や行政の仕組みを懸命につくり直しているところであるから、そのためにいろいろなところでギシギシときしみ、傷つき、血を流しているということだろう。しかし、現在の困難は一朝一夕に乗り切れるものではなく、日々の事象に動転せず、事の本質を見極めながら黙々と粘り強く進むほかはあるまい」、こういうふうに報じられておったわけでありますが、残念ながらこの一年、全く年頭の指摘のとおり、政治・経済・金融などあらゆる分野におきまして不況・不安にさらされてきたという実態でありますが、このときこそ行政としてしっかりした将来像を見定め、まちづくりの指針を市民に訴えていかなければならないと思います。
 さて、本年度は、午前中の石田議員の質問にもございましたように、農家の経営上は大変苦しい年となりました。本年度は例外としても、今こそ日本農業の未来を真剣に考えていかなければなりません。
 その点から考えられることは、今、日本農業の最大課題は、まず第1に、米を含めた農産物の総輸入自由化時代において、21世紀に向けての食料供給システムをどう確保するのかということであります。第2点は、条件の不利な中山間地域においては、後継者・担い手が減り続け、その結果、地域社会構成や経済基盤が崩れかかっている状態をどう立て直すかであります。第3には、国民が求める安全な生活環境、そして食の安全性という新しい社会的ニーズに対して、農政がどう応え、現場の農村がいかに対応すればよいかということであります。
 また、農業を取り巻く社会情勢が著しく変わってきていることを知らなければなりません。すなわち、第1に、広く国民の間で、物だけに頼る物質的な豊かさから、心のゆとり、自然や環境面での豊かさに重きを置く価値意識がより強くなってきたということであります。第2には、先ほどのお話もございましたが、世界の食料需給の見通しは、21世紀に向けてかなり逼迫する様相が各方面から指摘されておるということであります。第3に、従来の農業政策と言えば、米価を引き上げたり、規模拡大や効率性の向上のための財政支援というどちらかと言えば価格支持政策でありましたが、国際化された今日、政策の軌道修正が求められているということであります。
 要約すると、新しい農政のシグナルは、環境対応であり、資源管理であり、そして国民や消費者に安全・安心・安定を供給するための食料供給システムをどうつくるかであります。国では、今、食料・農業・農村政策の再構築を図るため、新たな農業基本法の制定を目指しておりますが、田園都市砺波市も、時代の動向を見ながら、21世紀に向けて砺波ならではの個性ある農業・農村を築き上げていかなければなりません。
 それでは、広範な農政問題の中から一部分ではありますが、当面の具体的な農政問題についてお伺いをいたします。
 まず、農業振興公社の開設についてお尋ねいたします。
 今後ますます顕著になっていきます農家数の減少、農業従事者の高齢化に対処するためには、農地の利用集積、農作業の受委託等を推進することで農業者の経済力の向上を図るとともに、若い担い手の育成などが当面の急務となってきているのでありますが、改善の動きは鈍いようであります。
 となみ野農協さんの「一村一営農組織運動」の企画があることも承知しておりますが、ここはやはり第三セクター方式で(仮称)農業振興公社を開設して、積極的に進めることが重要かと存じます。
 ちなみに滑川市では、本年4月から財団法人滑川市農業公社を発足させ、農地保有合理化及び農作業受委託の推進に関する事業、担い手の育成に関する事業、農業者等研修支援事業、都市農村交流活性化事業、地域特産品開発流通支援事業、農業情報集発信支援事業などの事業を推進しているとのことであります。
 なお、先般、砺波市農業委員会からなされました平成11年度農業施策に関する建議の中にも、農業振興公社の開設について要望がなされていると聞いております。当市として積極的にこれに対応される意思がないかどうか、市長の御所見をお聞かせください。
 次に、地域の農道・用排水改修事業に対し、市単独の助成制度を設けられる考えがないかであります。
 土地改良整備事業等によって進められている農道・用排水改修事業等につきましては、市から国で定められました基準の助成措置は講じていただいておるわけでありますが、しかし、混住社会が進む中で、地域の農道・用排水は、農業用としてはもちろん、地域全体の生活環境の面からもなくてはならない重要な施設となっているのであります。今、農道・用排水等の改修に当たっては、環境に十分配慮した施設の設置や、道路、路肩や水辺の安全対策として、ゆとりある広場、公園等の設置が求められているのであります。その点から、農家負担軽減のため、地域の環境対策の一環として、改修事業に対し助成をしてほしいという要望が強いのでありますが、対応される考えはないかどうかお尋ねをいたします。
 第3点は、集落営農組織の育成であります。
 集落営農組織化がなかなか進まないのが実態のようであります。その理由はいろいろあると思いますが、1つには、集落営農を始めようとしても、法人組織化の問題、税金問題を含め会計経理が複雑なこと、補助事業としての基準が厳しいこと、事務的な面でも手続が厄介なことなど、取り組みがたい面があるのではないでしょうか。
 また、集落営農にはさまざまな助成措置がある反面、農協への米出荷やカントリーエレベーターの利用などが義務づけされるのであります。さらに、集落営農を選択すれば、せっかく自前で投資した乾燥調製施設を捨てなければならず、農家の貴重な現金収入となる乾燥調製作業を奪うことにもなるのであります。補助事業だからやむを得ない面もありますが、国・県に要望され、規制を緩和して、取り組みやすく指導していただきたいものであります。市内の集落営農組織の実態と、市の指導・育成方針をお聞かせください。
 次に、環境保全型農業の推進についてでありますが、このことにつきましては、午前中、中西議員が質問されておりますので、重複しないように簡単に申し上げます。
 近年、国民の環境に対する関心や健康・安全志向の高まりの中で、土づくり等を重視して、化学肥料・農薬の節減等による環境保全型農業への取り組みが注目されております。
 経済ジャーナリストの浅井隆氏によりますと、近い将来、確実に農業の時代がやってくる。無農薬・有機栽培の自然食が21世紀の食文化の主流になると強調されているのであります。既に欧米では食の一大革命が始まろうとしており、現に知識人の間で玄米や野菜を中心とした自然食ブームが起きていると言います。すなわちアメリカやヨーロッパでは、かなり早い時期より食への安全に対する現象として、有機農産物やオーガニック食品へのニーズが高まっているということであり、自然食レストランが開設されておるということでもあります。
 さて、農水省の調査によりますと、平成7年度に環境保全型農業を実施した農家数は10万7,300戸で、水稲販売農家に対する割合は5%と低い数字ではありますが、生産者の7割の方は「経営は成り立つ」と回答しておるとのことでありますし、今後この事業は確実に伸びるものと期待されています。
 ついては、指導のための指針等の作成、展示圃の設置、シンポジウムの開催、栽培基準・認証制度の制定など、積極的に今後この面での指導・育成を強められるよう要望いたしておきたいと思います。
 次に、新規就農者のための支援策についてお尋ねいたします。
 農業に従事する若い担い手は、長期にわたる減少傾向を脱し、わずかながらもここ数年増加傾向で推移しており、また農業生産法人、市町村農業公社等の増加に伴い、雇用者として農業に参入してくる者も近年増加しつつあるということであります。資料によりますと、農家子弟の新規学卒就農者数と39歳以下のUターン就農者の合計は、平成2年度から徐々に増加しており、8年度では8,500人にもなっておるということであります。
 さて、若い人たちの新規就農に当たっての問題点は、技術、農地、資金であるとされており、これまで各地において多様な取り組みが行われているようでありますが、各種支援策を実施している市町村ほど新規就農者が多くなっているとのことであります。
 ついては、当市における新規就農者の動向はどのような状態でございましょうか。あわせて、新規就農者に対する支援策についてお聞かせください。
 次に、農家女性の活動支援と農業者年金の加入状況についてお伺いします。
 『農業白書』によりますと、農家女性の就業状況の変化を見ますと、「家事等が主」から「農業が主」になった者は、平成2年以降増加傾向にあり、8年度は3万2,500人であり、このうち39歳以下の比較的若い女性は5,200人にもなっていると言います。また、農協の正組合員として活動している女性の数は71万9,000人に上っており、農協理事としての役員数も113人と、この5年間に倍増しているということであります。さらに、選挙によって選出された農業委員は、平成8年の改選では、前回よりも2倍の102人が誕生しているといいます。
 このように、農村・農家経営上に占める女性の活動は目覚ましいものがありますが、しかし、農村における古い因習や役割分担意識等によって女性に対する評価はまだ不十分な状況にあります。女性が男性と対等なパートナーとして、農村社会の活動に参画していくことが不可欠であることから、女性の貢献を正当に評価し、その地位を高めていくことが求められているということであります。現在、平成4年に国が策定いたしました「農山漁村の女性に関する中・長期ビジョン」等により、いろいろな取り組みをされておるところでありますが、例えば夫婦の間での役割分担やルールを明確にした家族経営協定の締結、男女共同参画2000年プランの策定、男性の意識改革を目指しての研修会の開催等を行っているところがあると聞いております。市としての考えがあればお聞かせください。
 また、農業者年金について、当市における女性の加入状況はどのようになっているのでありましょうか。ようやく平成8年4月から農業者年金加入者の配偶者も加入の道が開かれたことがありますが、潜在的に加入対象者があると見られますので、女性の福祉向上のためにも、この制度の普及・推進を図っていただきたいと思いますが、実態はどのようになっているかお尋ねをいたします。
 最後に、土地利用計画を見直し、具体的に優良農地を確保する対策を立てるべきではないかと思うのであります。
 農業が衰退し、都市地域が漫然とスプロールに拡散してきて、地方都市は都市だか農村だかわからないところが増えてきているからであり、さらに中山間地では過疎化と高齢化で荒廃農地・荒廃林地が増えておるということであります。このような事態の複合進行で、高度成長以来、日本は110万ヘクタールの農地が減ったわけでありますが、我が砺波市も例外ではなく、30年前には5,078ヘクタールありました農地が現在は4,130ヘクタールと約20%、950ヘクタールが減少しているのであります。このことから、今の状態で推移すれば、全国的にも有名な散居村集落の自然豊かな砺波の農地集団が、虫食い状態になってしまうのではないかと懸念されるのであります。
 新農業基本法の案では、いかなる事態においても国民を飢えさせない体制、食料安全保障の確立を図ることが一番重要であるとし、そのために確保されるべき農地面積を、どこの地でどういう農地をどれだけの量を確保するのか明確にするよう求めているのであります。
 以上の観点から、優良農地を確保しながら、散居村の景観を保持し、砺波農業を守っていかなければならないと思います。
 なお、まちづくりで最も大切なことは、土地利用計画をきちっと決めることでもあると言われております。いろいろな観点から土地利用計画を確立することが当面重要かと考えますが、市長の御所見をお聞かせください。
 以上で、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 池田議員の質問にお答えをいたします。
 質問の冒頭に、国難時代である、しっかりやれという声援をいただきました。その意に沿って進めさせていただきたいと思います。
 なお、池田議員からは、農業・農村論を拝受をいたしました。御趣旨のとおりだと存じております。御指摘にもございましたように、いずれ「新農業基本法」が定まれば、それらの問題についても指針を示されるものと、このように存じておるわけでございます。
 お尋ねのことにつきまして、私の所見になると思いますが、お答えを申し上げたいと思います。
 まず、第1点は、農業公社の設立でございます。
 公社の主なる仕事は、農地の受委託であろうかと思います。農地を集積して合理的にそれを耕作して経済性を発揮するということでございましょう。その面では、砺波市は流動化率が最も高いわけでございまして、現在のところ26%と県内でも優位な地位があります。これに先駆けまして、農業機械銀行、パイロット事業、そういったことがそれぞれ起因をして、今日の大型な住宅農家ができ上がったものと思っておるわけでございます。
 近年は、米価の下落や生産調整が多くなったということで、鈍化をしているようでございます。その意味で、農業経営基盤の強化を図るためには、1つの方策でもあろうかと思います。したがって、農業公社というのは、砺波市の場合、農地流動化という主眼点を置くとすれば、そう必要ではないんじゃないか、このように私は思います。流動化政策だけでなくて、先ほども御指摘がございましたように、農業諸事業、消費者の交流あるいは特産物等の販売、それら幾つかあると思いますが、そんなことを複合的にやる公社であればと思います。
 そこで、先ほども意見の中にございましたが、農業委員会から建議をされました。私も、建議を頂戴しながら議論をいたしました。具体的にどんな方法があるのだろうか、申し上げました。資金の関係、人材の関係、それよりもどういう事業にウエートを置くかというベースがないのではないか。公社をつくれという建議はありがたいのですが、中身もしっかりしてください、そのように私は逆に意見を求めておるところでございます。
 そこで、農業委員会との約束ですが、あちこちにいい公社があるようだからという話でございました。私は、そうではなくて、具体的に見ていただいて提言をしてくださいと申し上げておりますので、その時点でまた具体化されるならば、皆さんと一緒にお話し合いをして方向を定めたい。当面は、流動化だけのものでございましたら、混乱が生じても困りますので、人の問題や部屋の問題や資金の問題がございますので、もう少し考えさせていただきたいと思っております。
 次に、用水事業等に対する市単の助成策でございます。
 このことについては、言われる趣旨はわかりましたし、先ほど石田議員からも言われておりますので、それなりに配慮してまいりたいと思いますが、今年から新しく「ため池等整備事業農業用施設緊急防災事業」というメニューがありまして、本年から20%に補助率をアップしているわけでございます。そうすれば現行で受益者負担は10%になるわけで、そのように措置をしておりますし、それから土地改良区の農業用水利施設の維持管理費の低減を図るために維持管理適正化事業を始めました。これについても10%出すことにいたしまして、議会でも了解をいただいております。
 そんなこと等がございますから、今申された、例えば、さらに転作が続いて基幹の排水がどうしても老朽化したというような話でございましたら、汎用という考え方で少しまた議論をさせていただきたい、こんなことを思うところでございます。
 それから、次は、優良農地の確保でございます。
 言われるとおりでございます。現在の農地のスプロール化が進むことによりまして、砺波の美しい散居村が実は壊れるというようなこと、ぜひひとつこのことは考えていかなければいけないと思います。一面、開発もしたいし、保全もしたいという相反する状況ではございますけれども、できる限り世界にまれな散居村という形態を守りたいというのが私の本音でございます。したがって、農地利用あるいは土地政策というものにつきましては、これから総合計画を考えます基本的なフレームになりますので、十分有識者の皆さんの御意見も聞いて樹立をしてまいりたいと思っておるわけでございます。
 いろいろ提言をしていただきましたが、これらのことにつきましても、新農業基本法等につきまして、どのような指針が出るか、重大な関心を寄せていきたいと思っているわけでございます。農地は確かに個人の資産でありましょう。ただし、狭義な意味では、公共の財産でもあると思う。そこで、環境問題も言われている今日、農業・農村の果たす重要な役割を認識いたしておりますので、その点、農家の皆さんにも御理解をしていただいて、優良農地等についてはぜひ確保といいますか保全をしたいという私の気持ちを述べまして、お答えといたしたいと思います。
 なお、集落営農、環境保全型農業の関係あるいは新規就業者、女性の農業者等につきましては、産建部長からお答えをいたします。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 池田議員さんの、まず最初に集落営農組織の育成についてお答え申し上げます。
 現在、市内では共同利用が17組織されております。営農組織というのは、リーダーが必要だというふうに思っております。そういうことで、現在17組織されております。
 先ほども申し上げましたが、農業に関する機械のコストが非常に高い、それをいかにコストダウンするかということが、議論の最大のところだろうというふうに考えております。そういう意味で、カントリーエレベーターとかをつくっているわけでございます。そういう意味で、今後とも集落営農というものの体制を整えながら、それを裏づけするいろいろな政策をやっていきたいというふうに思っているところでございます。
 それから、環境保全型農業につきましては、中西議員さんにもお答えいたしましたが、将来的には無農薬の有機農産物が最高だと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、中間的には特別栽培農産物を進めていきたいというふうに思っております。それには、良質の堆肥等の製造を支援していく必要があろうというふうに思っておるところでございます。
 新規就農者支援につきましてですが、平成7年から10年まで15名となっております。その中には、14名が営農組合への就職、1名が自立しておられます。
 現在の支援策でございますが、就農研究資金あるいは就農準備資金制度、長期研究事業の実施等の整備がされております。また、新規就業者におきましては、県・市の補助による「新規担い手規模拡大事業」等により、農業機械とか施設整備の支援をしているところでございます。
 それから、男女共同参画によるいろいろのことで御提言がございましたが、これは今男女共同プランのほうでいろいろ御検討されると思いますが、夫婦の間の農業まで提言できるのかどうかということは、私はそこまでタッチすべきではないというふうに思っております。
 それから、女性の農業者年金のことについてお聞きでございますが、これは農業委員会の業務でございますが、私がお聞きしているところで申し上げますと、現在のところ、砺波市では一般の女性加入者は8名であると伺っております。
 平成8年4月から農地の権利名義を持たない女性も年金に加入する可能性があるというふうにお聞きしております。しかしながら、単に農業に従事しているというだけではだめなので、国民年金掛金者であり、かつ夫も農業者年金に加入していなければ女性は入れないということでございます。このような人が砺波市にどれだけいるかといいますと、当市では大体15名ほどおられるのではないかと思っております。これらについては、農業委員会のほうでいろいろとこれから進めていかなければならんだろうというふうに思っております。
 以上であります。

◯議長(宮木君) 18番 前田喜代志君。
  〔18番 前田喜代志君 登壇〕

◯18番(前田君) 私は、4点にわたりまして、市政一般についての質問をいたします。
 最初に、男女共生社会の推進についてお伺いしたいと思います。
 2010年に砺波市はどんな雰囲気のまちになっているか。一人の人間が生まれて教育を受け、働き、老年世代となって死を迎えるまで、医療をはじめ保育、教育、労働条件、自然環境、住環境、地域社会の条件、文化や年金、介護等々さまざまな問題と出会いがあります。
 男女がともに生き合える社会づくりを進める上で、労働時間、労働環境など労働条件がどのようであるかは、妊娠・出産・育児、介護への気兼ねと結びついております。ましてパートあるいは派遣というような雇用形態による差別は、それを倍加させております。子の育ちを考えるとき、保育所、児童館、公園、遊び、あるいは通所・通園・通学、安全性、見守りといった地域条件はどのようであるか。家庭での家事・育児・介護などの男女による支え合いはどうか。住まいの広さ、家賃の高さ、近隣との関係、通勤や保育所への送迎、出産費、保育料・教育費の負担、受験・就職の壁など、本当にたくさんのことがまさに絡まり合っております。生活は生まれて死ぬまでずっとつながっており、そのトータルが一人一人の生涯であるから、どのように縦横に連携のとれた施策が実行されていくか、本当に重要事であります。
 仕事と家事が両立できて、子供を生み育てることに夢を持てる社会に、2010年ぐらいにこの砺波市もちゃんとなり得るか。2010年の砺波市の到達目標をどんなところに置いてプランづくりの議論が進められていくか、市長の基本認識を伺っておきたいと思います。
 また、具体的な環境整備をどのように進めていくか。
 先ほどからもありましたが、民主主義的な形式ができても実質が伴わないという問題は大変重要です。これまで足かせをされていたために走った経験がなかったし訓練もされていなかった者に、「さあ、足かせを外したから一緒に走れ」と言われても、そこには無理があります。歴史的・社会的にこれまで足かせをはめられて力をつける機会を奪われてきた人に対して、社会全体で支え持ち上げていく一つの仕方としての積極的な差別是正の措置、この砺波市版をどう展開していくか。
 例えば、公募による市民中心の「となみ男女共生広報紙編集委員会」などを組織して、市民委員会と連携しながら、市民による手づくりの広報紙をつくり上げて、編集委員会が自ら企画し、執筆し、校正もやって、日常的な問題を取り上げながら男女共生を効果的に進めるとか、あるいは市の審議会などには、当然両性の参加のための割当制をとって、女性委員の比率を何%にするといった段階的な目標値を定めて、女性の政策決定の場への参画をさらに一層促していくとか、職場における性的嫌がらせ防止対策の実施を直ちに取り組むなどして、男女共生社会に向けていよいよ市役所が本腰で動き出した、職員全体にそのように波及していくような手法をとるなど、足元から率先実行に移して、市役所が事業体のモデルとなって推進指導に当たるような具体策を求めたいのであります。市長の考えを伺っておきたいと思います。
 市民への継続的な啓発についてどう取り組まれるか。
 国全体でさまざまな差別解決に向けたプログラムを持ち、法的な強制力とともにこれを監視し、是正し改善して実質化していく、そして法の強制力なしにでも差別がより少ない一定の社会水準に行き渡り、人々が生活を楽しめる社会になっていくとき、この是正措置の役割が終わります。
 社会的に残る観念や慣習による間接的な差別、そのために事実上女性が不利になることはまだまだいっぱいあります。それだけに、意識改革の仕事は容易なことではありません。性差別でも、肌の色の差別でも、出身地の差別でも、人としてとってはいけない行動があるということを社会の共通の認識にしていくこと。差別する側、される側の両方が変わる必要があり、それは社会の力になっていく、差別の解消が社会を強くするという積極性をみんなで育てていくような、そういう姿勢が大事です。
 1988年にスウェーデンでは「平等政策5カ年計画」が始まりました。労働環境では、男女の賃金差をなくし、各職員の男女比率を均衡させ、労働時間の男女差を縮める。教育では、技術系の3分の1は女子に、保健・看護科の20%は男子にする。家庭では、もっと多くの男性により長期の連続育児休暇を、もっと多くの男性に育児のための短縮労働など、スウェーデンの平等政策のねらいは、職場での優位にしがみついて家庭での役割を担おうとしない男性の意識を改造しようとするところにあったと言われます。
 意識改革と法のしばりは車の両輪であります。そこで、「男女共同参画啓発月間」を設けるとか、あるいは広報で毎号にわたり意識改革を促すとか、市のプランを待たずとも取り組めるものから着実に手がけていく姿勢を示していただきたいのであります。
 第2点目は、情報公開についてでございます。
 まず、実施機関に外郭団体も加えていただくことについて質問をいたします。
 市の出資比率が50%以上で、地方自治法に基づき、議会に対し経営状況報告が義務となっている団体はもちろん、25%以上出資している団体についても公開対象にされたい。市の情報公開条例の条文中に、出資法人等の情報公開の責務を明記していただきたい、このように思います。
 この間、議会の中でも、各外郭団体の状況報告がないじゃないかということで議論もあったように、議会にはもちろん、市民にも開かれた市政として進めていかなければなりません。市民から見れば、文化振興会や花と緑の財団はもちろん、社会福祉協議会、シルバー人材センター、砺波福祉会でなされている働きはすべて市役所の仕事の一環をなしているのであり、これらの外郭団体の予算書や決算書など、団体の財務関係書類や事業報告書くらいは公開されるのは当然と思います。土地開発公社も同様とされたいと思います。
 さらに、農業共済や広域水道、あるいは広域圏、衛生施設、新たにできる介護保険などの一部事務組合については、個々に条例をもって情報公開が進められるように、ぜひ努めていただきたいと思います。
 次に、請求権者の範囲について。
 「何人も」という表現について先ほど答弁もございましたが、ストレートにそういう表現ができないとしても、「情報の入手を必要とする理由を明示して、請求する個人及び法人その他の団体」というような表現をして、実質的には制限を設けないような、まさに市民の側に立った公開制度となるよう最善の努力を払われたいと思います。
 非開示事項の定め方については、「非開示情報が記録されているときは開示しないことができる」、その旨を規定している自治体がたくさんあるわけですけれども、「非開示情報が記録されているときを除き開示しなければならない」、このように改正している自治体が最近増えております。原則公開の考えをより明確にするためのものであります。
 さらに、先ほどもございましたが、意思形成過程にかかる情報で事務事業の意思形成に著しい支障を及ぼすおそれがある場合でも、その著しい支障を立証できない場合は原則公開としなければ、事実上市民参加を弱めることになるので、この点でも原則公開の姿勢を貫いていただきたいと思います。
 第3点は、わかる授業・楽しい学校を目指して今何が大切になっているか、この点について教育長にお伺いをいたします。
 ゆとりを生む学校・学級づくりが今課題ではないでしょうか。数年前、国の1学級40人の学級編制基準に違反して、児童・生徒数が40人以下でも2つの学級に分けて少人数学級を実施している学校があり、会計検査院がこの是正を指摘して社会問題になりました。その後、文部省はチームティーチング方式の導入を進めましたけれども、学級編制基準の40人を見直すことはしてきませんでした。現場では、少人数のほうが教師の目が行き届き、きめ細かな教育が可能だ。だから、現場に合った基準に法律のほうを直してもらいたいとの期待が強かったのに、文部省は現場が法律に合わせるべきだとしてきたのです。
 そして、地方分権の時代の学校教育はどうあるべきかが論じられ、この9月、小・中学校の学級編制や教職員の配置を県や市の判断で弾力的に運用できるよう、2001年実施に向け法整備を図る旨、中央教育審議会の答申が出されるに至りました。「国の定める40人は、あくまでも教職員の人件費算定基準である」「都道府県、市町村の裁量で少人数学級を実現することは可能」として、また「市町村立学校の学級編制は、県の認可制から事前協議制・届出制に改める」などの内容です。
 一方で、既に長野県のある町では、村で少人数学級を実施しています。その町や村の教育委員会が独自に予算を組み、講師を採用しているわけです。その根拠を聞いてみますと、1人転出して40人になった。ずっと20人と21人の2学級だった。40人1学級より教員の目が行き届いて子供のためになる。新しい校舎の教室を有効に使いたい。少人数のほうがゆとりがある。障害のある児童がいる。非行など問題がある。特殊学級3人いないけれども、通学に無理が出てくるし、友達と離れるのはつらいだろうなど、教育にかける自治体の姿勢がそこにうかがえます。
 人づくりにことのほか熱心な我が砺波市で、どう現場の期待に応えるか。
 30人学級の実現について、県が予算措置するように強く迫っていただきたいと思います。直ちにすべての学校で、すべての学年でとの願いはあるけれども、11年度から一歩ずつ実施に移れないか。例えば11年度の砺波市の小学校全校・全学年で実施したとして、20人、25人の教職員を一挙に増員しなければならない。そんなことはできるわけがないと非難の声も上がるかもしれないわけです。
 そこで、まず第1に、「30人学級移行6カ年計画」によって学年順位で移行できないか。小学校1年生だけなら、4~5名の教職員の配置で十分可能なわけです。県がだめでも、市独自でできる範囲であります。長野県の小さな町や村でもやっていることです。
 第2に、特別非常勤講師による対応の現状と活用法について。
 専門の知識や技術を持つ地域の人たちを学校に迎え、趣味や経験を生かして授業で先生を補佐する。地域の人材を教育に生かし、開かれた学校づくりを進めることで、「普段の授業以上に面白い、楽しい」と生徒の声が聞こえれば、非常にいい面が出てくるのではないか。単に進路指導のために社会人が教壇に立つというのではなく、英語、国語、社会、理科、音楽、コンピューター、美術、保健体育、技術家庭、道徳など、担当教諭と相談しながら授業を組み立て、経験を生かしてアドバイスをいただく。特別非常勤講師としては、国の補助金制度も生かせるわけですが、特別非常勤講師という枠にはまった形ではなくても、無報酬のボランティアでいいからアシスタントティーチャーとして委嘱されれば、都合のつく範囲で協力したいという方もあるのではないか。
 第3に、全小学校に教育活動指導助手を2人ずつ配置して、教科学習をバックアップしたり児童の相談に乗るなど、学校の教育活動全般にわたって補助的な役割を果たしていただく。例えば、特に算数や国語の理解度に個人差の出てくる小学校3年生から5年生に教科補助者を置き、授業に当たっては担任が児童一人一人の理解度を指導助手に伝え、それに基づいて2人で効果的な授業を実施してもらい、小学校時の教科嫌いをつくらない。早い時期に手を打つことで、その後の中学校や高校での学習への取り組みに響かないようにする。また、学校現場には不登校などさまざまな課題もあり、指導助手の配置で担任の先生に多少でもゆとりができて児童との接触が増えるようになれば、効果は何倍にもなる。これも全小学校に直ちにできなくても、職員配置全体を見ながら、当面35人、40人という学級を抱えているところから試行的に実施するなど、学ぶための基礎学習のときだけに、学力差、教科嫌い解消に力を入れなければならないと思います。
 第4に、小・中学校各校に専任の司書教諭の配置を求めたいと思います。
 以上のことなどを着実に実行に移して、児童・生徒に対するきめ細かな指導を進めることで、今抱えている解決困難なさまざまな問題も、結果としてよい方向になっていくのではないか、こういう期待を持つところであります。
 最後に、子供が遊びやすい環境にある川はどれほどあるか。
 公共事業に、ビオトープの考え方をぜひ取り入れていただきたい。米づくりだけを考えて用排水路を整備してきてしまった。今、コンクリートのない水辺はどこにあるでしょうか。セミの鳴き声を聞けない、トンボやホタルの舞が見られない。生き物を身近に感じられる場は激減しています。普通のふるさとの風景が思い描けなくなっているわけです。セミやトンボを追いかけて遊んだ風景画に変わって、大空に浮かぶ熱気球が見えてくるわけです。動植物が生息する水と緑のネットワークを図ることで生き物たちの生息空間を復元し、生物の多様性を確保していく。川の整備に当たっては、コンクリートを使わない区間を設けて川幅を広げ、えざらいをしないで、自然に育ってきた灌木をそのまま残すなどして「子供の水辺」を再生したり、流線を曲線状にすることで、水深や流れの速さ、川底に変化を持たせ、いろいろな種類の生物が住みやすいようにするなど、公園や川などの公共事業の実施に当たっては、ぜひともこのビオトープ創造への指針を定めていただいて、施策推進に当たっていただきたいのであります。
 ことに、週休2日制完全実施を目前にしておりながら、子供の遊び場はどこにあるか、このような時代です。ぜひとも力を入れて推進いただきたいと思います。
 以上で、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 前田議員にお答えをいたします。
 まず第1点は、男女共生社会の推進ということでいろいろ御意見を賜りました。賜りました御意見につきましては、十分配慮してまいりたいと思っております。これから21世紀を迎える新世紀でございますので、その意味からも今から十分配慮しながら、明るい社会に向かって皆さんとともに努力をしていきたい、こういうことでございます。このことが男女共同参画社会ということで、総理府も推奨し、労働省もバックアップをしているわけでございます。
 総理府が先般この男女共同参画社会の推進で、「行政に望むことは」ということでアンケート調査をいたしました。その1番は、保育の施設、高齢者や病人の施設、介護サービスの充実ということであったようであります。2番目は、男女平等を目指した法律や制度制定を早く行いなさいという促進の調査のようであります。3番目は、女性を政策決定の場に積極的に活用するということで労働省は集約をされておりますので、ほとんど皆さんがこのような期待をお持ちのようでございます。
 これは我々も十分承知した上で、これから砺波市民の意向も踏まえまして、砺波市に即応する、そしてどこの市町村よりもすばらしいと言われるような形のものをつくり上げたいというのが、私の気持ちでございます。
 先般、助役を中心にしていろいろ議論をしていただいて、それを今の委員会に提案をしました4つの基本目標というのがございます。1つは、平等観に立った教育・啓発の推進、2つは、社会活動への男女共同参画の促進、3つは、働く場・家庭・地域における男女共同参画の推進、4つは、健康づくりの推進と福祉の向上、こういうことを集約をして、これから皆さん方の御意見も拝聴するわけでございますが、労働省が調査をしたそのことも念頭に置きながら目標設定等をこれから進めさせていただきたい、このように思っておるわけでございます。
 次に、具体的な環境整備ということでございます。
 確かに差別と言われる実態もあるようでございます。そのことについては十分配意をしながら是正をするという行政の一端もあると思います。現在、ワーキンググループの中でも研究をされております。その段階で、即数字というわけにはいかないと思いますが、目標設定というものがなければ具体化はしないだろうと思っておりまして、そのような議論もして環境整備を図りたいな、こんなことを思っております。
 ただ、即時に数字を出しなさいという、先ほど金嶋議員さんの御意見もございましたが、もう少し時間をかしていただいて、いずれそれぞれに数値目標を出すことも必要だということで、全部が否定しているわけではございません。そのことによって環境整備が行われるというように私も思いますので、その辺は、審議会等もございますが、それぞれワーキンググループ内で議論をしていただいて、調査研究をしていきたいと思っております。
 次に、啓発等の問題でございます。
 これは確かに重要なことでございますが、男女共同参画社会というその言葉自身が意図することは今十分ではないということでございますから、これらを違和感なく使ってもらえる社会にならなければいけないと思っております。そのことも含めまして必要なことは、我々を含めて、私を含めて、意識改革ではないかと思います。そのような気持ちで市役所が中心になりまして意識改革を図り、先ほどから幾つか実行提案も申されましたが、それら提案のありましたことも含めまして対応してまいりたいと思っておる次第であります。
 次に、情報公開についてでございます。
 法解釈上、独立法人である外部団体を実施機関とすることはできなく、全国的にもほとんどの自治体で実施機関とはしていないのでございますが、御指摘にもございましたように、出資比率が50%以上あるいはそれに相当する機関等については、措置を講ずるように協力を要請したいと思っております。
 それから、当市では、先般、11月に関係機関・団体に集まっていただきまして、情報公開に対する説明会をいたしまして、できるだけ情報公開ができるような体制づくりを実はお願いをいたしたところでございます。これは強制はできませんけれども、市はこのような方向で進めたいということを申し上げて、御協力をお願いをいたしておるところでございます。ぜひ皆さん方にこのことを理解をしていただいて、情報公開の趣旨を了知していただいて参加をしていただければありがたい、このように私は思っておるところでございます。
 なお、請求権者、非開示事項等につきましては、先ほど金嶋議員にも申し上げましたが、細部につきましては総務部長から申し上げたいと思います。
 いずれにしましても、住民の利益を考えて行うべきであることは基本でございますので、それをベースにした上で情報公開制度の内容を定めていきたい、このように思っておるわけでございます。
 あと、学級問題、ビオトープ等につきましては、教育長及び助役からお答えを申し上げます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 前田議員の御質問のうち、公共事業にビオトープを取り入れたらどうかという御質問にお答えいたします。
 自然と人間の共生が叫ばれ、地球環境を守ることの必要性が認識されております今日、公共事業にビオトープを取り入れることは大変重要なことであると考えております。
 国や県におきましても、河川や公園、用排水路などの農村基盤、また学校における校庭の整備などにこの考えを取り入れており、治水事業や公園整備事業、農村基盤整備事業、また屋外教育環境整備事業などの公共事業に、このビオトープを取り入れることとしておるわけでございます。
 当市におきましても、これまで砺波チューリップ公園内の「郷土の森」や各小・中学校にある学校名をつけた「南部の森」とか「北部の森」には、鳥がすみつきやすいように巣箱を設けたり、区画整理事業における児童公園にホタルが生息するような水辺空間を設けたりしているところでございます。また、現在建設中の総合運動公園内の「花の咲く池」にもビオトープを取り入れ、動植物、昆虫、魚などが生息しやすいように配意をしておりますが、今後公共事業において十分にこのビオトープ事業を取り入れるよう配慮してまいりたいと考えておる次第でございます。
 それから、実は、昨日の松本議員の御質問の中で御紹介をいただきましたし、また本日、中西議員の御質問に市長が今年を回顧いたしました中で申し上げましたが、環境庁から「アメニティーあふれる優良地方公共団体表彰」を受賞したわけでございます。これは本県で初めての受賞でございまして、花と緑に包まれた自然豊かな中に、環境保全に市民ぐるみで取り組んでまちづくりをしてきたことが評価されたわけでございまして、今後ともこの受賞に恥じないように、市といたしましても、公共事業を進めるに当たりましては、自然との共生に配慮したまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田君) 前田議員の質問にお答えしたいと思います。
 4点あるかと思いますが、第1点目から順次申し上げます。
 まず第1点の、6カ年で小・中学校の30人学級の実現を考えなさいという御質問でございますが、議員御存じのように、学級編制の基準については、いわゆる義務教育の標準法で定められておりまして、先ほどのお話の中に40人の定員ということで申されたそれでございます。
 今回の中教審の答申では、これを国が教員給与費を負担するための基準とし、国の負担によらない場合の40人以下の学級編制や定数以上の教職員配置を都道府県や市町村の裁量で弾力的に運用できるようにすることが盛り込まれておりました。
 ゆとりのある教育の実現のために、あるいは少子化という時代背景からも、学級定員の削減は将来的な流れではあるというふうに思います。地域の特性に応じた教育ができる反面、施設づくりと人づくりのどちらに主力を置くかというような選択は別としましても、財政力のある地方とないところでは格差が生じることになるということが問題でございます。単に教員給与費に限らず、学級定員の削減によって、将来教室数の不足が生ずる場合の増改築などの建設費に対しても、国・県の負担が明記されないと、なかなか市町村の裁量も発揮しにくいというのが現実であると思います。
 ここ2、3年は、小学校1年から3年生の各クラスは、21人~40人というところで推移をしておりますが、40人に近い人数のクラスは少ないわけでございまして、大体30人を1~2名超えても、これを2クラスに分け、市独自に教員を配置するというのは、現在のところ大変困難でございます。
 砺波市の場合、大体40人定員でございますが、2クラスで少ないところは20名と21名、つまり41名で2クラスになっている学校が現在ございます。ですから、私たちが一般的に聞きますと、40人が定員だからどのクラスも40人になって、そしてはみ出した分で1クラスつくられるというのでございませんで、40人をオーバーしたらとにかく2クラスになるということで、今申し上げたように、砺波市内の場合にも、20人の学級と21人の学級があるわけです。したがって、平均いたしますと、砺波市の場合には、1学級大体33~34名というところでございます。これが現在の状況であります。
 ただし、今のままの状態でよろしいというふうには私も考えません。財政的な措置ができましたならば、非常に大きいクラスは今38名というクラスもございますが、これらについてやっぱり何か補助教員のような人がおることが学級経営上好ましいのではないかというふうに考えております。
 次に、第2点目の、特別非常勤講師による対応の現状と拡充についてでございます。
 特別非常勤講師は、すぐれた知識や技能を有する社会人を学校教育に活用することによる学校教育の多様化と活性化を狙いに、教員免許を有しない者でも、都道府県の許可により、小学校では音楽・図画工作・家庭科・体育に限って、また中学校では全教科を担当できるように、昭和63年に制度化されました。今回、教育職員免許法の改正により、都道府県への届け出で済むように簡略化するとともに、小学校でも全教科担当することができるようになったわけでございます。
 そこで、富山県においては、ほかの県に先駆けて中学校のクラブ活動に非常勤講師制度が導入され、砺波市の3中学校へは21人の非常勤講師が派遣されています。なお、市の単独の費用として、別途11人を委嘱しているところでございます。したがって、県のほうからの派遣と市単を合計しますと、32名の非常勤講師を委嘱しているわけでございます。
 次に、教科への導入については、県の教育委員会としては、財政当局に予算要求をしているが、今のところは大変厳しい財政状況であり、見通しは決して明るくないようでございます。
 その次に、産休や育児休業の代員講師とは当然別のもので、制度化されても届け出すばすぐ配置されるものではないけれども、制度化と配置を県に要望していかなければならないというふうには考えております。特別非常勤講師の活用ではございませんが、市内の現在の学校では、社会人の方の活用状況はどうなっているかということでございます。
 これは、例えば、小学校では、茶道やゲートボールクラブ、それからお茶とかお花、焼き物というふうなクラブ活動に援助して指導していただいている方がおりますし、またスキー教室の指導、それから生活科の地域探検ということで校下に出かけて行ったりした場合にその先々で御指導いただいているとか、学校園の栽培などのときに来ていただいて一緒に指導を受けながらお世話をしていただいているというようなことが、小学校の場合ではございます。
 また、中学校の場合は、地域学習だとか保健指導、進路指導、ボランティア活動、スキー教室などといったことで、3中学校ではそれぞれに社会人の方の御指導を仰いでいるというのが現状でございます。
 これらの社会人の方の御指導を仰いでいるのは、いずれもボランティアということでお願いをしているのが実情でございます。
 3番目に、全小学校に教育活動指導助手の配置ということでございますが、チームティーチングなど指導方法の改善ができるような教職員配置の改善が、平成12年度までの8年計画で実施されており、全学年・全教科というわけにはいかないまでも、無担任教諭や教務主任・教頭などで、できる限りそのような対応に当たることに努力していきたいと思っております。現在、県からチームティーチングの先生の配置は、大変数が少のうございます。
 その次に、市で教育活動指導助手を配置するのは、現在のところ財政的には大変困難ではないかというふうに考えております。
 4番目に、小・中学校各校に専任の司書教諭をということでございます。
 学校図書館法の附則には、「当分の間置かないことができる」とあります。実はこれはもう何十年も前からこのままになっておりまして、私どもも何十年間、毎年の図書館大会のときに陳情してまいりましたが、やっと今回、中央教育審議会からこれは義務づけなさいというふうな話が出て、決まったわけです。そして、2003年までにすべての学校に学校図書館司書教諭が配置されることに決まりました。保健室に養護教諭がいるように、学校図書館には学校図書館司書がいるというような形で配置されれば問題はございませんが、今のところ専任としての位置づけがないようでございます。したがって、そうなりますと、ほかの教科やクラス担任とのかけ持ちというふうなことになるわけでございまして、これでは本来の司書教諭としての仕事が立派に果たせないという心配を私たちは大変しております。そこで、全国の都市教育長会議、また全国の教育委員連合会から、専任でなければだめだということで、現在も陳情を続けているところでございます。この後もさらに国や県へ働きかけていく所存でございます。
 では、砺波市の場合にはどうするかということですが、その間については、富山市や高岡市、小杉町などの例を参考にしまして、まず来年度(11年度)は、各中学校に午後半日ずつの嘱託職員を配置することを現在考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 総務部長 中島和之進君。
  〔総務部長 中島和之進君〕

◯総務部長(中島君) 前田議員の情報公開について、補足して御説明を申し上げたいと思います。
 基本的には先ほど市長から御答弁申し上げたところでございますし、先に金嶋議員さんにもお答えしたとおりで、それ以上のことをあえて申し上げることはないわけでありますが、ここで少し申し上げたいのは、まず請求権者の範囲で、両議員とも「何人も」を挿入すべきという御主張でございます。
 そもそも行政情報の公開制度の主たる目的は言わずもがなのでございますが、民主主義の健全な発展に資するためには、行政が市民に対してその諸活動状況を具体的に明らかにし説明する責務を全うする制度を整備することが必要という趣旨でございます。この目的・趣旨に照らして、市民に情報が公開されるということは、市民一人一人がこの情報を吟味し適正な判断で適正な意見を形成することを可能にし、さらに市民による行政への監視と参加の充実につながると考えられるからであります。
 以上のことから、情報公開は、「行政に対する理解と信頼の確保」「開かれた行政の実現」「行政への住民参加の推進」の3点が大きな理念となっております。そういう意味におきましては、ベースは「市民」と認識するということでございます。「何人も」という御意向はわかるわけでございますが、情報公開制度は市民をベースにということであれば、「何人も」という表現にこだわるわけではございませんけれども、これについては、情報公開審議会等の御意見も聞きながら、最終的に条例制定時に議員の皆さん方の御意向も審議いただける機会が当然あろうかと思っておるところでございます。
 さらに、非開示事項の基準の定め方につきまして、両議員とも意思形成過程の文書の開示をおっしゃっておるわけでございますけれども、これにつきましても市長は縷々御説明申し上げておるところでございます。最終的には行政の意思決定の後の行政の公文書ということになるわけでありますが、意思形成過程における行政の最終結果に至るまでの必要な資料あるいは公的統計数値等については、当然、いろんな機会に公表されておるものについては公表するわけです。おっしゃる趣旨は、プロセスにおける情報ということですが、それらの大部分は、あらかじめ示されております実態・実績の数値あるいは公式統計等の数値が主たるものになろうかとも思いますので、意思形成過程における云々という文言につきましては、先ほど市長は、いたずらに後々混乱を生ずることのないようにという思いで申し上げておる次第でございます。これにつきましても、情報公開審議会等の御意見を尊重しながら、条例制定に向けて各位の意見を吸収しながら最終条例に織り込んでいくことになろうかと思いますので、その節はよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 以上をもって、通告による質問並びに質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これをもって市政一般に対する質問並びに上程全議案に対する質疑を終結いたします。

◯議長(宮木君) ただいま議題となっております議案第67号から議案第81号までの15議案につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願ほか2件につきましては、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(宮木君) この際、10分間休憩いたします。

 午後 3時18分 休憩

 午後 3時31分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、日程第3 議案第82号及び議案第83号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特別会計予算ほか1件を議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案について御説明申し上げます。
 今回提案いたしました2議案につきましては、政府の緊急経済対策の一環として、若い親の層の子育てを支援し、あるいは老齢福祉年金等の受給者や所得が低い高齢者層の経済的負担を軽減し、もって個人消費の喚起・地域経済の活性化を図ることを目的に、砺波市が地域振興券を交付するものであります。
 議案第82号につきましては、地域振興券交付事業に係る特別会計予算を設け、歳入歳出予算総額は2億1,365万4,000円となるところであります。
 また、議案第83号につきましては、地域振興券の交付に係る事業の円滑な運営とその経理の適正を図るため、特別会計の設置条例を制定するものであります。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) これよりただいま議題となっています議案に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっております議案第82号及び議案第83号につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(宮木君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。12月16日から21日までの6日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、12月16日から21日までの6日間は休会することに決しました。
 なお、次回の本会議は、12月22日午後2時から開会いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時34分 閉議