令和3年8月 決算特別委員会 定例会 2日目 本文

1.会議の経過
 午前 9時00分 開議

(8月定例会付託案件の審査)
○大楠委員長 ただいまより決算特別委員会を再開いたします。
 本日の午前中は、福祉市民部の決算について審査を行います。
 それでは、順次説明を求めます。説明については、10WAVE事業等の要点を主として、着席のままお願いします。また、時間もございますので、早口にならないようにお願いいたします。
○福祉市民部 〔所管について説明〕
○大楠委員長 以上で福祉市民部の説明は終了いたしました。
 この後、質疑に移ります。
 答弁をされる課長は、挙手の上、委員長の指名の後、御発言ください。
 それでは、質疑、意見をお願いいたします。
 神島委員。
○神島委員 では、私からは、令和2年度決算1,000万円以上の不用額があるものについての障害福祉費の中の扶助費で、不用額が7,500万円というのがありますが、この主な理由としましては、新型コロナウイルス感染症の影響によるサービス利用控えやサービスの受入れ停止、受診控えなどがあり、扶助費の支給の見込みが小さくなったと書いてありますが、これは前年度よりも費用としては増加していると思いますが、ほかにも何か要因があったのかなと思いますが、その辺どうなんでしょうか、お聞きいたします。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 今ほどの件につきましては、毎年予算の段階で、ある程度必要になる経費を多くといいますか、扶助費の場合、何が起こるか分かりませんので、そういったものも含めまして多めの予算立てをしております。そういったことも影響して、こういった形で不用額が多く発生するというものでございます。
 以上です。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 そうすると、新型コロナウイルス感染症の影響で実際に利用者が減ったとかサービスの受入れを停止したとか、そういったことも影響しているということなんでしょうか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 確かに障害者の方は特に基礎疾患をお持ちですので、利用されないといった方もいらっしゃいますので、それも十分理由に入ってまいります。
 以上です。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 でも、全体としては前年度よりも1,500万円か、多分増えていたと思いますが、それでも利用者が減ったということなんでしょうか。お伺いいたします。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 毎年利用される方の人数は変わってまいりますので、一概に前年度との比較で簡単にお答えできるものではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 分かりました。すみません。ありがとうございました。
○大楠委員長 山田副委員長。
○山田副委員長 それでは、同じく1,000万円以上の不用額です。在宅福祉費の報酬で1,426万6,000円余の不用額が出ております。率にして25%の不用額がとても多いなと思っておりますが、内訳といたしまして、ホームヘルパー派遣事業費の485万9,000円、そしてまた居宅介護事業費の317万円、それから地域包括支援センター運営事業費410万4,000円、またその他といたしまして222万3,000円とのことでございます。この理由として、人材確保ができなかったというふうに書いてありますが、これについて高齢介護課長に説明を求めます。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 今ほど、在宅福祉費のうち、報酬に係る不用額が1,400万円余となっているということでございますが、内訳につきましては、今の副委員長の御発言のとおりでございます。
 ホームヘルパー派遣事業で480万円ということでございまして、こちらは当初予算では13人計上しておりましたけれども、実際には9人の雇用となっております。また、居宅介護支援事業費で300万円余り、地域包括支援センター運営事業費で400万円余りでございますが、居宅介護支援事業費、地域包括支援センター運営事業費、どちらもケアマネジャーのパートタイム職員の報酬でございますけれども、こちらも当初予算では10人を見込んでおりましたけれども、実際は7人でございました。
 そういったことで、募集もかけていたんですけれども、人材確保がなかなかできなかったということで、その分、不用額が生じたものということで御理解いただければと思います。
 以上です。
○大楠委員長 山田副委員長。
○山田副委員長 私は、コロナ禍によって活動ができなかったのかなと思ってはいたんですけれども、人材が確保できなかったということです。
 先ほど課長の説明にもありましたこの件については、在宅で安心して生活できるように支援に努めるという事業だと思いますが、これについて、サービスの低下により困られた方とかがおいでるのではないかなという心配もしております。そしてまた、これについて十分な支援ができていたのか、教えてください。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 人数的には、なかなか思っていたよりも確保できなかったということでございまして、ヘルパーにつきましては、今いるヘルパーのできる範囲内でサービスを提供させていただいていたようでございます。
 申出があって、こちらでサービスを断るということは、ほとんどございませんでした。
○大楠委員長 山田副委員長。
○山田副委員長 それでは、利用者の皆さんには特別大きな支障はなかったと理解してよろしいんでしょうか。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 そのように思っております。
○大楠委員長 山田副委員長。
○山田副委員長 人員確保については、13人が9人とかという感じでちょっと少なかったですね。これについて、来年度は確保にどのような対応をしていかれるのか、教えてください。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 こちらに出ている不用額につきましては、パートタイムの会計年度任用職員の分でございます。このほかに、フルタイムの会計年度任用職員の給与の分もございますので、フルタイムとパートを合わせてどれだけ人数が確保できるかということでございます。
 現在もパートタイムのヘルパーは随時募集しているところでございますが、なかなか応募が今のところはないような状況でございます。また、新年度に向けまして、ホームヘルパー、ケアマネジャーの確保について努めていきたいと思っております。
 以上であります。
○大楠委員長 山田副委員長。
○山田副委員長 今、御存じのように、高齢化社会を迎えております。在宅での生活支援がとても重要になってきていると思いますので、今後これに対しての温かい支援をまたよろしくお願いいたします。要望です。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 今の件に関して関連してなんですが、令和元年度も、要は令和2年度と同じような費用だったと思いますが、令和元年度から人材が不足していたということになるんでしょうか、お伺いいたします。
○島田高齢介護課長 平成31年3月末に、実はフルタイムのヘルパーが3人退職いたしました。その補充ということで募集をかけたんですけれども、実際フルタイムで採用したのが1名だったと思います。そういったこともありまして、平成31年4月に砺波と庄川と庄東、3つのステーションを、砺波と庄川の2つに縮小といいますか、集約したわけでございますけれども、そういいながらもヘルパー全体の人数につきましては確保できていない状況が続いているところでございます。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 人材確保が大変難しいと思いますが、山田副委員長からもありましたが、市民のためにまた積極的にそういった募集ができるようによろしくお願いいたします。
 以上です。ありがとうございました。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 衛生費のほうで、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、無症状の高齢者等がPCR検査を受けられるように費用の助成ができる仕組みをつくったということなんですが、実績はどれだけあったんでしょうか。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 実績につきましてはゼロ件でございます。県内におきましても、1件だったか2件だったかというふうに聞いております。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 実績はゼロということですが、ゼロの原因は何だと考えていますか。要するに、検査を受けたいという要望のある方がおられないということなのか、費用の問題なのか、周知が足りないのか、どうだと考えておられますか。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 PCR検査につきましては高額ということで、1万円の補助ということであります。
 要望もなかったこともありますが、周知につきましても少し足りなかったのかなと考えているところであります。今年度も、繰越しをいたしまして、一応予算的には持っているところでございます。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 せっかくつくられる制度です。要望のある方がおられないわけではないと思っています。身近にもそういう声を聞きます。ただ、個人負担がとても高額だという話を聞いています。
 せっかくの制度なので利用しやすいようにして、生きる施策というふうにぜひしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 今の件につきましてPRもしていきたいと思いますが、現在はPCR検査、簡易検査も普及していることもありますので、この検査につきましてどれぐらいの要望があるかということも含めて考えていきたいと思っております。
○大楠委員長 向井委員。
○向井委員 民生費の不用額についてお尋ね申し上げます。
 不用額6億円近くがあります。これは、当然、補正予算が組まれて余ったものではないと思います。年度当初に事業計画に合わせて予算化されて、そして執行されたと思うんですが、6億円というのはあまりにも大きい決算不用額かなと。なぜこのような状況になったのか、当局の考えを聞かせてください。
○大楠委員長 村井福祉市民部長。
○村井福祉市民部長 民生費は、我々の所管する福祉市民部以外にこども課の部分もございますので、個々の事業について御指摘いただければ、それぞれの内容について対応させていただくんですけど、この全体を捉えてどうかということは、所管が複数にまたがるのでちょっと難しいなと思っております。
○大楠委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、別の角度で、ちょっと関連するかもしれないんですが、昨日も私、質問させていただいたんですが、今回の令和2年度の当初予算222億円が、期末時、要は決算時の予算現額が321億円になったということは、100億円近く補正が組まれたというのが現状です。その中で、大体70億円余りが新型コロナウイルス感染症対策であるということなんです。
 さて、それでは、また民生費に傾斜をかけるんですが、この民生費というのは大体どのぐらいの補正があったのかというのも、これは所轄が違うから難しいですか。お願いします。
○大楠委員長 やはり今ほど部長もありましたけれども、民生費といっても、こども課等も入って……。
 向井委員。
○向井委員 それでは、新人議員ですので、その辺は御容赦いただくということにしまして、要するに何を言いたいかといいますと、年度当初に予算化されたにもかかわらず、これだけ余る現状であったということは、翌年度の予算に向けてスクラップ部分も検討しつつ、あまり執行されなかった部分もあるかなと思いますので、その辺を検討して次年度に向けて生かしていただければということと、それが令和3年度に移行された部分については、それはそれでいいんですが、ただ、不用額というのは、次年度の予算に繰り越さなかったということは事実でございますので、また両方の当局のほうで検討いただければと思います。
 以上です。
○大楠委員長 村井福祉市民部長。
○村井福祉市民部長 当然、来年度の予算を組む際には、現在の令和2年度の決算の執行状況を見ながら編成していくものであります。不要なもの、やめる事業、新規に発生する事業、そういったことを見込みながら令和3年度の予算は編成していきます。
 先ほど藤森課長も申し上げましたが、障害者など先が見込めない、障害者のサービスによっては1人がべったり高額のサービスを受けると、それで高額になってしまうものですから、そういった見込めない部分は、おおよその概数でやる関係で、決算したときに大幅な不用額になってしまいますが、そういったものばかりではございませんので、こういった決算を見ながら令和4年度は予算編成してまいります。
○大楠委員長 林委員。
○林委員 私からは、地域医療推進事業費の医療圏急患センター運営費特別分担金のことについてお尋ねします。
 令和元年度では1,067万円ほどであったのが、令和2年度では2倍以上の2,737万8,000円となっている要因は何でしょうか、お聞かせください。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 この分担金につきましては、急患センターということで、患者さんが来られてということになるんですが、やはり新型コロナウイルス感染症の関係で受診控えがありまして、診療報酬が入ってまいりません。ただ、医者はスタンバイしていますので、その分の経費がかかっているということで、たしか昨年の11月補正で対応した結果、こういったことになっております。
 以上です。
○大楠委員長 林委員。
○林委員 新型コロナウイルス感染症の関係で、各部署、今までとは違う決算になっているのかなと思います。新型コロナウイルス感染症のことに関しては、本当に皆さん翻弄され、大変なところであると思いますが、市民のためにこれからもまたよろしくお願いいたします。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 生活保護費のことで質問したいと思います。
 先ほど数字の紹介はありましたけれども、この8,457万円という金額は、決算の前の年と比べてどうなっていますか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 保護費全般につきましては、令和2年度については、医療扶助がかなり減額しておりますので、全体的には300万円余りの減なのかなと思っております。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 世帯数、人数とも下がっている、少なくなっているということですか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 個々の人数についても、昨年に比べますと、数人ですが減ってはおります。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 ここに決算があるのかどうか分かりませんが、生活福祉資金の申込みの方が大変増えているという報告が繰り返しありましたけれども、年度の締めではどうかというのは分かりますか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 資金の貸付けの件数ということでよろしいでしょうか。
 年度といいますか、新型コロナウイルス感染症が発生してからということで集計しておりますが、それによりますと、緊急小口資金のほうでは122件の貸付けがございます。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 総合支援資金のほうも含めてお願いできますか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 申し訳ありません。総合支援資金のほうは43件の貸付けとなっております。総合支援資金の延長の分が16件になっております。総合支援資金の再貸付けというのもありまして、これが5件となっております。
 以上でございます。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 これらの生活福祉資金は、その前の年度と比べるとどうなっていますか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 前年度の件数につきましては、社会福祉協議会で受付をしているもので、はっきり把握しておりませんが、数件しか昨年度の貸付けはなかったかに聞いております。
 以上です。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 数件であったものが、先ほど話があった百二十数件という形に増えていると、どうしてこのように増えたと解釈しておられますか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 ほとんどの方が仕事の関係で、新型コロナウイルス感染症の関係で、例えばパートの方でしたら日数が減っているとか、あと職種によっては全く収入が入ってこないとか、そういったことがありまして、緊急小口資金の貸付件数が増大していると思います。
 以上でございます。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 気になるのは、生活福祉資金のほうに来られる方は随分増えているのに、生活保護のほうはかえって減っているというのは、どうしてだと思われますか。生活保護の対象になる方がおられないというふうに解釈しておられるのかどうか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 当市の生活保護の受給者につきましては、ほとんどが高齢の方が多いので、そういった方は、当然年齢がたちますと亡くなられたりということで、保護の件数自体は減っていきます。
 境委員のおっしゃられる収入がなくてという方につきましては、こういった貸付制度を利用されて今のところ対応しているということ、あと、収入が全くゼロになっての申請というわけではございませんので、保護の国の基準がございます。こういったものに照らし合わせると、保護の対象にまで収入は落ちていないといったような方が多いのかなと思っております。
 以上です。
○大楠委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 一人一人の状況を見ていただいて相談をしていただきたいと思うんですが、どうしても生活保護というと、申請をされる方自体の中にも敷居の高いところがあるということがあると思うんです。だけれども、せっかくある制度ですので、きちんと案内をして、生活を支える制度があるんだよということを示していただきたいなと思います。よろしくお願いします。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 関連してなんですが、前年度が48世帯で、令和2年度が45世帯ということで、境委員の話がありましたが、コロナ禍で今年度はどんな雰囲気になっているのか、途中経過でいいですからお聞かせいただけないでしょうか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 相談件数とか、そういったものでよろしいでしょうか。
 相談件数自体、まず社会福祉課では生活困窮者の自立支援事業を行っております。ほっとなみ相談支援センターのほうで、まずそういった方々のお話をお伺いして、生活保護へおつなぎしていくということになります。
 そういうふうに考えますと、困窮者の相談については、先ほどの資金の関係もございまして、非常に件数は伸びてきております。ただ、先ほど言いました国のいろんな基準がございますので、そこからすぐに生活保護というふうにはなかなか行かず、就労支援ですとか、ハローワークのほうに職員が一緒に行ったりといったようなこともしておりますし、そういったことで対応をしている状況でございます。
 以上です。
○大楠委員長 雨池委員。
○雨池委員 1,000万円の不用額があるという資料で気になるのが2つあるんですけれども、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために検診を予約制にしたと、そのために受診が下がったということだったんです。まず、予約にしたために何で不用額が出たかということを、まず1点、先にお聞きしたいと思います。意味分かりますか。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 検診につきましては4月、5月を中止しまして、検査件数が減ったので委託料が不用になったということでございます。
○大楠委員長 雨池委員。
○雨池委員 そうしますと、余ったというのは未受診だという考えでいいんですか。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 昨年から比べますと、受診者数につきましては全体で約5,700人ほど減っております。予約制にするということで、密にならないように1回当たりの検診の数も減らしておりますので、受診数は減っているということでございます。
○大楠委員長 雨池委員。
○雨池委員 予約制にされたということで、受診者に対する予約は100%なんですか。対象者が仮に1,000人いたら予約を800人にしたのか、全部予約できたのかどうかという確認です。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 こちらから提示しました予約数につきましては、100%の検診受診であります。
○大楠委員長 雨池委員。
○雨池委員 すみません、ちょっと聞き方悪かったですね。一応100%予約されたということですね。
 そうしますと、今ほど申し上げたように、予約がなかったので受診されなかったという方が必ずおられると思うんです。これに対する受診勧奨というのはどうされておりましたか。
○大楠委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 こちらにつきましては、勧奨はがき等はそれぞれ対象の方には出しておりまして、昨年につきましては、予約数がこれ以上できない、予約数がいっぱいということで、今年度につきましては4月から完全予約制でやっております。それにつきましては、受診を受け付けて行っているということで、それにいたしましても、これまでのような各地区で集団でというか、各公民館のほうで予約もなく来られたものと比べますと、どうしても少なくなってしまう。密にならないような対策を取っていますので、その辺はどうしても少なくなってしまうという現状がございます。
○大楠委員長 すみません、私から確認ですが、受けたい方が受けられない予約体制ではないということで理解していいんですね。それだけの、受けたい方を受け入れる幅を持たせた予約体制だということですね。――はい、分かりました。
 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 在宅福祉費を見ておりましての質問になります。
 この中で、三世代同居推進事業の介護者もちょっと一息事業というのがあります。これを利用された方が8人ということなんですが、感覚的にこれは数が少ないのではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 介護者もちょっと一息事業につきましては、三世代同居世帯で在宅の要介護高齢者を介護していらっしゃる世帯に対して、ショートステイの利用について助成する事業であります。対象となる要介護高齢者の方は、介護度4または5の重度の方となっております。
 そこで、令和2年度の実績は8件でございます。少ないのではないかということでございますが、令和元年度の実績が10件でございまして、2件減ということでございます。新型コロナウイルス感染症の影響で、若干ショートステイの利用控えもあったのかなと思っております。
 以上です。
○大楠委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 新型コロナウイルス感染症ということでいろいろなものを皆さん控えられているのかなというのは分かるんですが、これはあくまでも介護が必要な方、自宅で介護していらっしゃる方をショートステイのほうに一息というか、お願いするということなんですけれども、逆に介護していらっしゃる方が一息つくというのが、このねぎらい事業になるわけでしょうか。思い違いでしょうか。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 要介護4以上ということで結構重い方でございまして、食事、排せつ、入浴といった日常生活全般において全面的な介助が必要である方が多いわけでございまして、同居する家族の方にとっても介護の負担が大変大きいものになります。
 そこで、ショートステイをしていただく間、介護していらっしゃる方の若干の休みになるということで、御質問のとおりかと思います。
○大楠委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 実はこれを読んでいたときに、いわゆる高齢者の介護なんですけれども、そうじゃなくて若い世代というか、高齢までいっていない方の介護の一息事業にも使えるのかなと一瞬思ったんですが、そういうことでは全くないということですか。例えば、レスパイトケア的なものになるのかなと思ったんですけれども、そういうことでは全くなくて、実際に介護が必要な方が行くことによって、介護していらっしゃる方の自分の時間ができるということでよろしかったですか。
○大楠委員長 対象者は介護度4と5の方になっていますね。
○境 佐余子委員 そうです。介護度4、5の方だけ、65歳以上。すみません。分かりました。ありがとうございます。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 島田高齢介護課長にお伺いしますが、私が6月定例会のときに一般質問でこの件について質問をさせていただきました。
 これがもう少しPRして、そういったものをもっと広げたらどうかというお話をさせていただきましたが、この件に関しても要介護4、5ということで、限定した人になっていることから、介護度合いを3ぐらいに引き上げて、せっかくのお金があるということで、もう少しそれを枠を広げてやってはどうかという意見、今、境委員の質問はそういうふうに聞こえてきます。それに対して、どう考えているのかということをお伺いしたいと思います。
○大楠委員長 島田高齢介護課長。
○島田高齢介護課長 対象は要介護度4、5以上ということで、大変重い方でございます。本来でしたら施設に入られるような方が在宅で頑張っておられるということで、その方を支えておられる家族に対しての助成ということになっております。
 介護度3まで広げますと、相当対象者も増えてまいります。今、要介護度4、5で在宅の方は大体百五、六十人、今手元にある資料ではそういうことになっております。そのうち三世代の世帯がどれくらいあるのか、そこははっきり分かりませんけれども、約2割といたしますと30世帯ほどかなと考えております。そのうち昨年申請されたのが16件、そのうち実際に利用された方が8件ということで、今ほどの8件というデータになったわけでございます。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 要介護3にすると対象者がぐんと増えるということであれば、今の話の中でちょっと引っかかったのは、三世代同居のうちで要介護4、5ということになっているので、では、三世代を外してやるというようにしてもいいかなという1つの案と、もう一つは、介護度4、5の人は本来なら施設は入らんならんがやと、そういう施設をもっと増やさんかいという話とあると思いますが、そういったのをもっと造ったらどうやという話をしたら、それは自治体で造るのではなくて、ノウハウがあるので民間が造って、民間が造ったところに市が補助していくんやという回答でありましたけれども、そこも含めて、この8期計画の中で今後どうしていくのかなというところ、拡充するというところを聞かせていただきたいと思います。
○大楠委員長 まず、三世代の枠を外すこと、それから施設の今後の計画ですね。
 島田高齢介護課長、お願いします。
○島田高齢介護課長 この事業、まず最初の出だしが三世代同居を支援するための事業でございまして、そこが大前提でございます。その三世代の方の家族が同居の継続が実現できるようにこの事業をスタートしたわけでございますので、そこは御理解いただきたいと思います。
 それと、8期計画におきましては、新しい施設は計画して公募いたしておりましたが、締め切りましたけど、今年度は応募がありませんでした。今後とも、施設については、計画にまた盛り込んでいきたいと考えておりますけれども、なかなか現状は難しいかもしれません。また、施設を造りますと、その分介護保険料も高くなりますので、そこら辺もまた御了解いただければと思います。
 以上です。
○大楠委員長 有若委員。
○有若委員 昨年の常任委員会だったかと思いますけど、川岸委員からも質問、いろいろ議論があったところなんですが、老人クラブの関係についてお願いしたいなと思っているんですけれども、老人クラブの補助金700万円余りありますが、単位老人クラブと連合会とありますけれども、連合会の補助金額は幾らなんですか。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 申し訳ありません。今、予算書を確認しておりますが、単位老人クラブの活動助成のほうが連合のものよりもかなり多かったように記憶をしております。
○大楠委員長 有若委員。
○有若委員 その額、また早急に調べて報告していただきたいと思います。
 何でこの質問をするかといいますと、連合婦人会、山田順子議員は大変苦労されたんですが、栴檀野地区から脱退が始まってから崩壊いたしまして、こういう状況であります。それから、連合青年団も一緒なんですが、老人クラブ連合会も東般若地区から始まったこの脱退が、波のように波及しているわけですね。
 3人に1人が高齢化社会になって、お互いに地域コミュニティーといいましょうか、いろんな情報交換をするには非常に大事な組織だと私は思っているんです。いろんなことで行政にひとつ行政指導していただきたいと申し上げても、それはできないと。でも、補助金を出している団体に何で行政指導ができないかということなんです。
 連合会も大変行事が多くて、老人クラブの役員の方も大変疲弊しておられるわけです。そういう話を僕はどんどん聞くわけです。これを行政当局に届けてほしいと言いましても、行政指導はできないとおっしゃるんですが、補助金を出しているのに何で行政指導できないかと、私はそう思うわけですね。これについて、ひとつ部長の答弁をお願いしたいと思います。
○大楠委員長 村井福祉市民部長。
○村井福祉市民部長 老人クラブになぜ行政指導ができないかということなんですけれども、例えば、老人クラブの加入年齢をめぐっては、これまでも議会の中から何回も質問をいただいておりますが、老人クラブ自体、本来自主的に発足しているような性格のものであります。そういったグループに、例えば60歳の加入を65歳にしなさいとか、そういったことは、やはりいくら補助金を出しているといっても、そこまで権限を振るうような立場ではないのではないかなと。
 あらゆる団体にいろんな補助金を出しています。その補助金が適正に使われているかどうかという指導は当然いたすわけですけれども、根幹に関わるようなところを、補助金を出しているというだけで一律に指導ということは、なかなか難しいのかなと思います。加入年齢とか、在り方についても、各地区によって全然温度差もありますので、それを市役所から一律的に言うというのは、現状では無理なんじゃないかなと思っております。
○大楠委員長 有若委員。
○有若委員 そういうような団体が崩壊をしていったという今までの歴史があるわけでありまして、大変そういう組織の危惧をするわけです。少子高齢化社会になって、非常に大事な組織だと思っておりますし、そういうものはだんだん、お互いに連合体でいろんなものを情報共有しながらやっていくという、組織としては僕は大変重要であるんじゃなかろうかなと。
 婦人会も連合婦人会が崩壊してから、それぞれの各地区の婦人会ももう崩壊いたしました。崩壊と言ったら表現がおかしいのかな。解散をしたといいましょうか、それに代わるべき組織ができているわけでありますけれども、コロナ禍によっていろいろ活動が制限されているときでもありますけれども、やはり大変心配をしているということなんですね。
 世話をしている人も、定年延長によって65歳、そしてまた70歳まで働いておられる。それが、聞きますと、役員会も日中あると。そんなもん、どうして休んで行けるがいと。夜やりゃいいねかと言ったら、高齢者は夜は大変危ないという話もありますが、そういうことで、大変市民の方は困っておられるわけでありまして、こういうこともひとつ頭の片隅にしっかりと置いていただきたいと、そして行政を進めていただきたいという要望でございます。
 これについて答弁は要りません。
○大楠委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 先ほどの有若委員からの御質問の、連合会への補助金の額につきましては150万円余り、あと単位老人クラブについては510万円余りとなっております。
 以上です。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、定住促進空き家利用補助事業費について、安地市民生活課長にお伺いしたいと思います。
 令和2年度では、補助事業で212万8,000円となっておりまして、定住・移住のこの資料から言いましても、ちょっとずつ増えているという格好に見えています。
 今年、令和3年度、定住の資料で補正がかかっています。要は、当初、予算したよりもでかいと補助金を頂戴と言うて市民から手が挙がったということで、補正がかかったということで、非常にいいことかなと思っておりますが、この増加率からいって、来年度に向けて予算措置をもうちょっと増やすがやというのかどうかという点、1点目だけ、まず区切ってお話しします。お願いします。
○大楠委員長 安地市民生活課長。
○安地市民生活課長 今回補正させていただきまして、ありがとうございました。
 まずもって件数ですが、件数的にはまだ実は3件でございます。その中で、令和3年度につきましては、三世代同居という形で200万円という大きなものがございました。そのような部分でありましたために、新たに追加して補正させてもらったところでございます。
 今ほど小西委員が言われましたように、どんどん増えてきておりますので、来年度の予算措置につきましては、計算してまた財政担当部署に要求してまいりたいと考えております。
 以上です。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 もっともっと増えるように期待しています。
 もう1点はちょっと違う観点からなんですが、今のように予算が足らんかったから補正するというような案件と、例えば島田高齢介護課長のところなんかは、パートの人数が、本来15人雇うつもりが10人しかなかったので余りましたという話もありますけれども、そういったのが本来あるべきいろんなサービスに向かって、15人要るなら15人要るから当初予算に組みました、でも来なかったのでこれだけ余りましたと、そういうものの違い、例えば当初、空き家住宅のところでは10件想定していたけど、13件になったから3件分を補正して追加しますという話はありますけど、それと、例えば、予算を当初これだけ思っていたけど、それでやめたと言って打切りということはないですか。
○大楠委員長 安地市民生活課長。
○安地市民生活課長 今ほどの御質問でございますが、基本的には予算の範囲内ではございますが、私どもとしては非常にいい制度だと思っております。その際、予算をつけるには議会の議決をいただく必要がございます。そういう形で追加していくものでございます。
 今回の令和3年度の予算につきましては、270万円で見ているところでございます。昨年、212万8,000円ということで、動きを見て予算を増やしておりますが、先ほど申しましたように、三世代の200万円というものが出ましたので、今回また補正させてもらったものでございます。
 補正については、議会の議決を得ながらやってまいりたいと私のほうの部分では考えております。
 以上でございます。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 部長にお伺いしますが、例えば、予算措置して上限になったから、それで頭打ちだよというような事業はないですか。
○大楠委員長 村井福祉市民部長。
○村井福祉市民部長 補助金の要綱の中で予算の範囲内というふうに定めているものにつきましては、予算がないからこれで今年度は終わりですというようなものは当然あります。ただ、事業にもよりけりですけど、必要度に応じて増額する場合も中にはございます。それは、それぞれの補助金の定めるところによってばらばらであります。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 そうしたら、補助事業の決めた規約というか法律というか、そういうものに沿って打切りの場合と、補正して追加していく場合とあるという意味ですか。
○大楠委員長 村井福祉市民部長。
○村井福祉市民部長 そうでございます。ただ、予算の範囲内というふうに書いてありますけれども、先ほど申しましたように、補助メニューの内容によっては、定住とかそういったものは当然増やしますし、増額の補正もします。ですので、それは個々の事業の内容によって判断ということになろうかと思います。
 実際、防犯灯のLEDなんかの場合は予算で大体打ち切ります。そういったものは打ち切ったりします。全部が全部打ち切るわけではございません。そういったものもあります。
○大楠委員長 島崎委員。
○島崎委員 安地市民生活課長にお尋ねしたいと思います。
 環境衛生対策費の中の砺波駅の公衆トイレの件です。結構なお金が年間使われているなと思うんですが、これまでも常任委員会でありますとか、こういった場で、とにかく汚いと、トイレが使い物にならんという提起を再三議会からしております。
 私も昨年度は視察はなかったんですけど、一昨年度、視察に行くときは砺波駅から行きますので、なるべくトイレを見るようにしていたんですが、やっぱり全然これは使えんわというくらい汚いですね。
 そこで、令和2年度、トイレが汚いということに対してどんな対策を取られたのか、それをお伺いしたいと思います。
○大楠委員長 安地市民生活課長。
○安地市民生活課長 トイレの清掃につきましては業務委託しておりまして、そちらのほうにお願いしておるところでございます。また、今ほどのような話がございますので、電話が入った場合にはお願いしているところでございます。あわせまして、昨年も申し上げたかもしれませんが、芳香剤を入れるなどして臭い対策を少し取ったところでございます。
 以上でございます。
○大楠委員長 島崎委員。
○島崎委員 芳香剤も、どうなんですかね。要するに、マナーが悪いんですよね。僕らは視察に行くと、大きな人口の市もあれば、砺波市ぐらいの人口で無人駅みたいな駅もあります。僕はトイレ近いほうなので、トイレに行きますけど、こんなに汚いトイレはほかにはないですよ、本当に。
 砺波駅というのはまさに砺波市の表玄関なので、本当に真剣に取り組んでいただかないと、いくら駅前広場を整備しても、何だこれはということにもなりかねないので、ぜひマナーの向上ということについて何かできないかなと思っておりまして、その点よろしくお願いしたいと思います。
○大楠委員長 安地市民生活課長。
○安地市民生活課長 今ほどおっしゃいましたように、確かに砺波駅は市の入り口でございます。マナーにつきましては、今もしてございますが、貼り紙等もしながらマナーの向上を図るようにしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○大楠委員長 島崎委員。
○島崎委員 ちょっと思いついて聞きます。
 課長は、実際に見に行かれたことは何回かありますか。
○大楠委員長 安地市民生活課長。
○安地市民生活課長 私は家が近いものでございまして、夜に呼び出しを食らったこともございます。よく見ております。
○島崎委員 よろしくお願いします。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、環境衛生対策費のところで、これも安地市民生活課長になるのかな。スズメバチの巣の駆除費補助金と書いてございまして10万2,000円支払いされておりますけど、実はスズメバチもさることながら、当中野地区は、ゴールデンウイークを過ぎた頃、ちょうど田植が終わった頃から、庄川から真っすぐの幹線道路がありますが、あこら辺近辺、カラスでわやわやになって、真っ黒けっけになるがですよ。
 その都度、毎年毎年、多分安地市民生活課長のほうにカラスの駆除頼むちゃ言うて電話していると、中野自治振興会長から話していると思いますが、これ、費用はかからないのですか。
○大楠委員長 安地市民生活課長。
○安地市民生活課長 カラスの駆除につきましては、市の中で、農業被害関係になってくるものにつきましては農業振興課、町なかの市街地については市民生活課のほうで対応させていただきます。町なかのほうにつきましては、出町自治振興会と連携を取らせていただきながら、昨年でありましたら、町なかを電気をつけて回るとか、そういうことをさせていただいているところでございます。
 費用につきましては、お配りしたのが、がらがらという音を出すための竹を割ったものとかでありますので、個人宅の竹を割って持ってまいりましたということで、費用はかかってございません。
○大楠委員長 有若委員。
○有若委員 今のカラス追い出し作戦、出町地区の自治振興会長も自慢げに僕に任してと言われるんだけど、出町地区で追い出したものは庄下地区とか東野尻地区とか五鹿屋地区とか、周りに来るだけなので、個体数を減らさない限り駄目なので、その施策は本当に正しいのかどうかですよ。そう言われたから僕は申し上げるんだけど、施策として僕はおかしいんじゃないかなと思うんですね。
○大楠委員長 村井福祉市民部長。
○村井福祉市民部長 確かに言われるように、個体数を減らさないと変わらないんじゃないかということなんですけど、先ほど言いましたように、市街地は住民の手でやっておりますし、農業被害のあるようなものは農業振興課のほうで、例えば鉄砲とかわなとか、そういったもので駆除をしております。
 ただ、富山県の統計も見ていただければ分かるんですけど、この個体を100羽撃ち落としたら、もうそれから増えないわけではなくて、数か月すると、その100羽減った分がまたどこからか飛んできて元の数になるということで、何を言いたいかといいますと、これでやって終わりということはないということで、継続的に続けていかんなんなと思っています。
 出町地区で初めてカラスの対策委員会をさせていただいたときは、堀田島、太郎丸などの3町内でやりました。最初3町内やったら、3町内は調子よくなったんですけど、それ以外の出町地区のほうに、今までカラスが来なかったところに来るようになりました。それで、これじゃまずいなということで、出町地区全域でやるようにしました。そうすると当然今度は東野尻地区とか油田地区のほうに行くわけです。
 ですので、全員が同じような気持ちで一斉にやれば、カラスも砺波市から逃げていくんじゃないかと。部分的にやれば、確かに言われるように、追い出しただけで、ほかのほうに迷惑がかかることになると思います。ですので、出町地区は一斉にやる日を決めたりとか、そのようなことをやっておられます。
 これはいつで終わるというものではなくて、同じことを繰り返すことになるかもしれませんけど、新しい方法も取り入れたりして、続けてやっていかんと終わりがないのかなと思っています。
 ただいまの小西委員の質問ですけど、当然発生する状況は、農業サイド、そして市街地サイド、両方同じようなことを情報共有しながら対策は行っているところであります。
○大楠委員長 横の連携を密にして取り組んでいただきたいという御質問だったと思います。
 それでは、ほかに質疑、意見等、ございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 それでは、ほかに質疑等がないようでありますので、以上で午前の審査を終了いたします。
 なお、午後1時から商工農林部及び農業委員会の決算について審査を行いますので、よろしくお願いいたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午前11時10分 休憩

 午後 1時00分 再開

○大楠委員長 ただいまから決算特別委員会を再開し、商工農林部及び農業委員会の決算について審査を行います。
 それでは、順次説明を求めます。説明については、10WAVE事業等の要点を主として、着席のままお願いします。また、時間もございますので、早口にならないようにお願いいたします。
○商工農林部・農業委員会 〔所管について説明〕
○大楠委員長 以上で商工農林部及び農業委員会関係の説明は終了いたしました。
 この後、質疑に移ります。
 答弁をされる課長は、挙手の上、委員長の指名の後に御発言ください。
 それでは、質疑、意見をお願いいたします。
 向井委員。
○向井委員 多面的機能支払交付金のことでお尋ね申し上げます。
 1億8,000万円等々のことだと思うんですが、今後の見通しを含めて、令和2年度の当初予算より令和3年度、この数字では見ることはできないんですが、予算が少し減額されています。坪単価等々での減額でありますが、この制度が始まったのは、これで5年間が1回終わって、今年2期目、5年計画の多分3年目かなというふうに想像しているんですが、これについては、のり面の草刈りであるとか緑花運動だとか、いろんなことで地域の方が非常に喜ばれている機能支払いでありまして、額も相当、各地区のほうに流れていて、多面的に使われているということです。
 地域の方は、この計画が終了して、今後一切支払われなくなる、入ってこないのは非常に困られるのではないかなと。今は2期目の3年だと僕は想定しているので、今後の見通しも含めて、そして、今年は予算減額されたということもあって、来年以降、増額なり維持等を多分市民の方は期待しておられるのでないかなと思います。その辺のところを聞かせてください。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 多面的機能支払交付金事業につきましては、平成19年から事業開始がなされたところでございまして、砺波市におきましても、開始年度から各組織において協力をいただきながら取り組んでいるところでございます。
 そこで、令和2年度から令和3年度で減った理由でございますが、まず、組織的には非常に多くの組織に取り組んでいただいておりまして、微増ではございますが、組織は増えているところでございます。その要因といたしましては、現在、砺波市内の基盤整備事業につきましては、整備後、約四、五十年ほど経過しておりまして、県営事業でございます農地整備事業の採択等が各地区において計画がなされているところでございます。
 その計画の県が決めている要件の一つに農地多面的機能の協定を地域で頑張っているんですよねというようなところがございまして微増しているようなところがございますが、ただ、その中で、各組織におきましては、協定面積、協定エリアを持っていらっしゃいますが、当初予定していた中でも、例えば転用されて農振除外をされたりとか、この場所については含めないとか、各地域の組織の事情等がございまして、面積減によりまして交付金のほうも減ってきたところもございます。
 本市といたしましては、先ほども申し上げたとおり、今後、地域で農業農地を保全していただくことは非常に重要なことと捉えておりますので、今後とも行政出前講座などを含め、組織が増えていくように推進していきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、津田農業振興課長にお伺いしますが、中間管理業務を積極的に推進して、279戸、1,070筆、207ヘクタールの農地を借り受けて、43経営体へ貸し付けたとありますが、この結果によって集約率は何%になったんでしょうか。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 集約率といいますか、農地中間管理事業の中では担い手シェア率という言い方をしておりまして、このシェア率では74%余りの数字が出ております。
 以上であります。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 74%のシェア率といいますのは、富山県の中にあって似たような地域、南砺市とか氷見市とかもありますが、そこら辺りと比べて遜色がないかどうかということについてはいかがでしょうか。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 私がお聞きしているのでは、順位が上から何番目という細かいことは分かりませんけれども、富山県の中では中くらいよりちょっと上ぐらいの担い手シェア率だとお聞きしております。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 そのことによって、経営形態がずっと少なくなって、今後の農業経営においてますますよくなるというか、そういったシェア率というのは何%ぐらいがいいと思っていますか。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 国で目標としておりますのは、たしか9割でなかったかなと思います。私自身、何%がいいのかということは分からないわけでありますが、ただ、砺波市といたしましては、やはり国の目指すべきところへ進めなければならないかなと思います。
 といいますのも、私も聞いてみたんですけれども、国は、同じ農業経営をするならば、効率のいい、もうかる農業というものでなければならないという考え方でおります。そういった中で、現在の農業者も大事にしながら、これでリタイアするよという方は、申し訳ないんですけど担い手の方にお願いいたしまして、担い手の方は農地を守っていただいて、効率のいい経営をしていただくというのが望ましい形かなと私は思っております。
 以上であります。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 そういったのは具体性に欠ける答えで、非常にあいそんない答えかなというふうに思っていて、こんなことを言ってはなんですが、中山間地域のなかなか集積がかからない地域であったり、私は中野の出身で、種もみを作っているという観点から言うと、下手に集約をかけてたくさんの面積を持つと、種もみというのは非常に管理が細かいところでありまして、1人の人というか、そういった形で管理できる農地というのは、ある程度の限界があるということから言うと、80%なり90%にしてしまうと、種もみなんかは生産が非常に難しくなるという観点があったり、やり方については今後検討せんならんところはありますが、そうは言いつつも、中山間のところというのはなかなか集約がかからんよねということがあったりした場合に、そんな9割を目指すというような話ではなくて、もっと砺波市らしい目標数値があって、そこにはどんなものを作るがやみたいなこともセットにして考えていく必要があるのではないかなと思いますが、津田課長の、今後こんなふうにしてやっていきたいというような心意気をお伺いしたいと思います。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 確かに、国では担い手シェア率、8割、9割という数字で目指してはおりますけれども、やはりその地域の特性というものも大事だと私は思っております。
 今ほど小西委員が言われましたように、中野地区、庄川地域においては種場ということもありまして、私はふだんから見ておりまして、ヒエ一つないという状況でございます。こういった地域は砺波の重要な種もみでもございますし、となみブランドとしても大事にしていかなくちゃならない部分だと思っています。
 一方、中山間地域ということで、これは非常に大きな問題であります。従来ですと、中山間地域でも若手の農業者がいらしたんですけれども、この方も規模をだんだん縮小されていくという現状の中で、どうしていけばいいのかということについても、なかなか難しい現状ではありますけれども、今後とも地域の方ともどうしていけばいいがかということで、またいろいろ議論していかなくちゃならないなと思っております。
 小西委員の答弁にはなっていないかもしれませんけれども、今後ともそれらの対策も含めてまた頑張っていきたいと思いますので、こういった答弁でよろしくお願いいたします。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 8月定例会の私の一般質問の中で、市長の答弁にもありましたが、意欲ある担い手へ農地集積とかいろんなこと、そして、砺波市で若い人の成功事例もたくさんあると聞いておりました。ぜひ、どんなことをしたらもうかった、若者に、農業にも新しい将来があるよという勉強会であったりとか、いろんな周知を図りながら、農業が魅力ある、将来性ある職業であるという発信をして、砺波市にたくさんUターンとかができて、農業がますます発展するように努力していただきたいというふうに要望します。よろしくお願いします。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 いろいろありがとうございます。
 実は、今現在、農業をやりたいという若者からの問合せが窓口のほうに結構ございます。ただ、ここで問題なのは、この農業をやりたいという方たちは全く経験がないんです。そういった中で農業をやりたいと窓口へいきなりおいでるものですから、私たちが今話をしているのは、まず農業は何ぞやということで、県のほうにとやま農業未来カレッジがございますので、とやま農業未来カレッジへ行って勉強してこられと。そして、自分が農業の中でも何をやりたいのか、園芸をやりたいのか、主穀作をやりたいのかということもそこで勉強して、選んでからではどうですかということでお勧めはしております。
 ただ、彼らは今すぐにでもやりたいと。例えば、個別に言ってなんですけど、東般若の宮崎ぶどう園がうまくいっているから自分もブドウをやりたいがやという方がいらっしゃいます。でも、彼ら、窓口に来られる方は、今までのいろいろな苦難を乗り越えて現在のブドウ経営があるのですが、それを知らないんですね。それを、先ほど言いましたとやま農業未来カレッジで勉強して、いろいろ研修に行ったりして、それから取り組んでみてはどうですかということで、今、少しずつではありますけれども、やりたいという方々にいろいろ紹介もしながら、研修もさせながら、また育てていきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、景観保全の観点から1つ教えてください。
 屋敷林の補助がありましたね。散居景観保全事業補助費、71戸ということで話がありました。これは令和2年度分でございます。実は私、令和4年度の屋敷林の剪定の補助事業に申請しました。そうしたら、予算にある程度なったので、あなたは却下ですと言われて、却下が来ました。
 何が言いたいかと言うと……。
○大楠委員長 小西委員、申請されたのは令和2年度?
○小西委員 いや、令和4年度です。今年、令和4年度分で申請したんです。
○大楠委員長 分かりました。
○小西委員 そうしたら、要は令和4年度の予算の枠より出たからということで、却下ということで来ました。
 例えば、住宅なんかですと、新しく移住してきた人の家の改修とかは、補正したりなっておりますが、この事業、景観保全というのは砺波の非常に重要な案件かと思うんですが、これは補正というか、令和4年度の予算はまだこれからになるわけだと思っているんですが、たくさんあったら、その分もうちょっと予算を増やすとかということはできないものなんでしょうか。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 今の御質問の内容は、令和4年度分のことに対して予算の増額はならないかという御質問やったかなと思っております。
 今まとめておりますものは、令和4年度分の要望について、本年の5月から7月にかけて各組織のほうに要望の取りまとめを行ったところでございます。
 そこで、要望量については、今後、10月、次回の議会の定例会に承認を求めたいと考えておりますが、基本的なことから申し上げますと、現在この事業費につきましては県単独事業を活用している事業でございます。
 この県単独事業につきましては平成14年から始まった事業でございまして、砺波市と南砺市のみ、県内15市町村ございますが、2市だけの事業でございまして、他のところでも散居景観を有しているところも多々ございますが、特に2市だけということで、県の予算現額の限度額が決まっているところでございます。今まで、県と砺波市の予算を合わせますと、多いときで1,400万円ほどの負担をしてきたところでございます。
 事業の内容から申し上げますと、事業費の2分の1の半分ずつを県と市が補助するということで、昨年までは、上限として県が10万円、市が10万円プラス5万円ということで行っておりました。本年からは、県が10万円、市も10万円ということで、40万円の事業に対して半分を支援するという事業でございます。
 そこで、私どもも小西委員がおっしゃるとおり、要望について、要望を全部受けるということは大変重要なことかと思いますが、実態調査も行いましたが、砺波市内には約4,800ほど屋敷林を持っていらっしゃる世帯がございまして、本数でも、全部合わせますと10万本を超す本数にもなりますし、全ての要望をかなえておりますと、一般財源が非常に多くなるということもございまして、私どもでは、令和5年を目標に、現在の1,400万円余りから1,000万円になるような計画を立てて受付を行っているところでございます。
 この受付につきましては、大変申し訳ございませんが、まず、一番に優先するものは、初めてこの制度を御利用される方、次に、公民館とか神社とか、公共的な施設、3番目に、複数回、2回以上御利用された方ということで、これについては、屋敷林保全委員会の皆さん方と、添付されております写真とか現地を見て判断をさせていただいて、お断りといいますか、令和4年度分の事業化にはちょっと御遠慮いただきたいというような通知をしたところでございます。
 その年によって要望件数はどうなるかは分からないのでございますが、ただ、限られた予算の中で有効に使わせていただきたいということも御理解いただきたいなと思うところでございます。
 私からは以上でございます。
○大楠委員長 それでは、確認なんですけれども、令和2年度におきまして、小西委員のように、もう上限だから申請は受け付けられない、また、今言われた優先順位からいくと下位になるので、あなたは受け付けられないよと言われた件数はあったんですか。
 林農地林務課長。
○林農地林務課長 今ほどの御質問ですが、この優先順位をつける対応につきましては、令和4年度分から対応しているところでございます。
 なお、このことにつきましては、実は昨年4月の全員協議会の中で、先ほども申し上げましたが、補助金額の最高額を25万円から20万円に減額しますよという御説明をさせていただいたところでございますが、その資料の中に若干記載をさせていただいているところでございます。
 以上でございます。
○大楠委員長 小西委員。
○小西委員 委員長にサポートしていただきまして、ありがとうございました。
 私が聞いていたのは、何回も何回もやっている人、使っているのは同じ人が多いというようなこともあって、25万円から20万円にするというふうに聞いたように思っております。
 そうは言いつつも、今、林農地林務課長がおっしゃったように、公共施設みたいなところであるとか、予算に限りもあるということから、今後対応していただいたらいいかなと思っていますが、そのためには、市民が、こんなひどいが、どうしてほしいがやということのPRというのは非常に大事だと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
 いずれにしても、今の話にもありましたけれども、これまでは大体それを超えるような要望がなかったということなので、また令和4年度の話をしますが、令和4年度からそういった基準を設けましたということで、分かりましたので、今後またひとつ対応方、よろしくお願いします。
○大楠委員長 ぜひ、本当に市民にとっては大変需要のある事業だと思いますので、しっかりと公平に進めていただきたいと思います。
 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 お願いします。新型コロナウイルス感染症の影響でということで、花で心と免疫力アップ運動についてお伺いしたいと思います。
 こちらなんですけれども、資料を事前に請求させていただきまして、9月から11月は花束もしくはフラワーアレンジメント、花の種類や色は問わないと。12月から2月はチューリップの切り花の花束を配ったということなんですけれども、今回、令和2年度に行われたわけなんですが、効果、そして評判といいますか、持ってこられた施設の皆さんの感想などというのは当局に入っておりますでしょうか、教えてください。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 委員おっしゃられましたとおり、花で心の免疫力アップ運動について実施させていただいたところでございます。市内100の施設にお配りさせていただいたところでございます。
 まず、老人福祉施設などにおきまして、感想といいますか、聞いた言葉をそのまま申し上げますと、毎月、きれいな花――フラワーアレンジメントであったり、チューリップ切り花の花束であったり――が届いて、お年寄りの方々は、子供のような笑顔で、花束を見ながら笑顔を浮かべておいでましたよとおっしゃっておいでます。また、保育所では、子供たちが「花、きれいやね」と先生に話しかけてくれたり、「この花、どこから来たがけ」と先生方に尋ねたり、先生方からは、子供たちとチューリップなどの花を介して花の話題がたくさん増えたんですよ、ありがとうございましたというようなことを、持っていった先の方々はそんなふうにおっしゃっておいでます。
 また、今度は花屋さんであったり、生産者の方々にお話を伺いますと、同様に、花束などを施設に持っていかれますと、花束を受け取った職員の方々であったり、そこに入所していらっしゃる方々であったり、非常に笑顔を見せていただき、うれしそうに花束を持ったりして話をしておいでましたよと。特に、生産者の方々などについては、このプロジェクトに関わることができて非常にありがとうございましたと、目的でもございます新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ花の需要、少し助かりましたというお話をいただいたことがございます。
 私どものほうも、今ほど申し上げたようなことから、本事業によりまして多くの市民に心の癒やしと笑顔が届けられたものと考えているところでございまして、花で心の免疫力がアップできたものでないかなというふうに感じているところでございます。
 以上でございます。
○大楠委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 本当に今のお話を伺っていてもすばらしいなと思いましたし、また、持っていった先での笑顔もそうですし、持っていった方にも笑顔が生まれたんじゃないかなと思います。それがまた花卉、砺波で大切にされている産業でございます花のことで、花を介してみんながいい笑顔になったというのはすばらしいなと思います。
 ただ、残念なことに、いただいた資料の中に、当初予算で令和3年度の予定はありませんということで、今後も続いていけばいいなというふうに非常に思いました。また、ぜひ今後、こういうみんなが笑顔になるような事業に続けていっていただければなと思います。
 以上です。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 ありがとうございました。確かにこの事業は、先ほども私が言葉を申し上げましたように、両方に対してすごくメリットがあった事業であったと思っております。
 ただ、申し訳ございません、本年度におきましては、予算化といいますか、実施する予定はございません。昨年この事業に取り組んだ経緯から申し上げますと、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されたことから、落ち込んだ心を花で何か盛り上げていきたいなという思いもございまして、この交付金を使ったところでございます。
 今後、有利な充当財源がございましたら、同じようなとは言いませんが、また取り組んでまいりたいなと考えているところでございます。
 以上でございます。
○大楠委員長 花と緑のまち砺波でございますので、何か流用できるものがないか、ありましたら、ぜひまた続けていただきたいと思っております。すみません、私の個人的な意見で。
 山田副委員長。
○山田副委員長 今も女性らしい、境 佐余子委員、そしてまた委員長も、女性の立場から、チューリップ切り花、みんなの心を癒やす本当に優しい事業の取組だなと受け止めました。
 私もちょっとこれに関連してなんですけれども、津田農業振興課長にお伺いしたいと思います。チューリップ切り花のことについてでございます。
 市内には切り花に携わる4つの経営体がありまして、令和2年度は合計205万本となっております。特に、高波の株式会社センティアが、令和元年度は130万本だったんですけれども、令和2年度は頑張って160万本の生産ということになっております。今後、若い方で200万本を目指して、目標にして一生懸命取り組まれるようでございます。本当に頑張っていただきたいなという思いでおります。
 やはり生産されたら販売ということになるかと思いますが、これについて、都会では日本橋とやま館、イオンモール木更津とかでいろいろPRして、説明、販売したとお聞きしておりますが、聞きましたら、恵比寿三越が閉店しましたが、ここでも販売されておりまして、次の販路拡大の取組として切り花に対するPRの展開はどうされていくのか、教えていただきたいと思います。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 まず、切り花生産につきまして述べさせていただきます。
 今ほど山田副委員長が言われましたように、株式会社センティアに確認いたしましたところ、今年、この後、植え付ける分につきましては200万本はやる予定だと聞いております。したがいまして、市内の4つの経営体での切り花生産は約250万本ぐらいにならんかなというふうに推測しております。
 そこで、今後の販路開拓といいますか、展開の話になるわけでございますけれども、今ほど申し上げましたように、本年2月をもちまして恵比寿三越が閉店したということであります。現在、恵比寿三越にいらした方々を伝って、また新しいところ、三越伊勢丹グループの百貨店の中で何かできないかということで、今、交渉を続けております。向こうからの返事は、もう少し待ってください、どこか探してあげるということで聞いておりますので、また引き続いてこちらのほうでは行っていきたいと思っておりますし、日本橋とやま館なりイオンモール木更津も、できれば引き続いて行っていきたいと思っております。
 また、もう一方で、これまで恵比寿三越でやっていた中で、新型コロナウイルス感染症で行けなかったということもありまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使いましてインターネットのほうも強化いたしましたところ、インターネット販売も結構順調に来たものですから、インターネット販売も今後の展開の中では力を入れていきたいなと思っております。
 以上であります。
○大楠委員長 山田副委員長。
○山田副委員長 昨年、コロナ禍でございまして、ほかの販売も、需要がネット販売によって大変高まっているということで、切り花に対してもこの辺の販路拡大をどんどんPRして、進めていってほしいなという思いでおりました。先ほどお答えいただいたことで、また一生懸命、支援のほうをお願いしたいと思います。
 砺波市の切り花は本当に評判がよくて、暮れによく私も贈答品として市内外の方、県外の方にお送りするんですけれども、寒い時期なものですから1か月以上も長もちして、心の慰めになるということで、やっぱり花の持つ効果は本当にすばらしいなという思いでおります。
 砺波市はチューリップの町でございまして、球根の販売、収穫も大切でございますが、チューリップの花の販売支援についても、またいろいろ御支援のほど、お願いしたいと思います。要望です。
○大楠委員長 川岸委員。
○川岸委員 地場産業の振興についてお尋ねをしたいと思います。
 庄川地域では庄川挽物木地ということで、令和2年度にも39万円だったか、予算が執行されているんですけれども、観光を守るということでこれは過去から積み上げてきたんだけれども、これは現在どのような状況になっているのか。挽物業者がだんだん庄川地域、青島地区、減ってきていると、危機的な状況にあるというふうに私は認識していますので、それの支援について状況を示してください。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 庄川挽物木地につきましては、県の伝統工芸、国の伝統工芸ということで、毎年、県の伝統工芸品展というのを実施しております。この事業費の中には、その参加費の負担金補助金も入っています。
 開催場所につきましては、イオンモール高岡のホールで開催しています。新型コロナウイルス感染症ということで、体験ということはちょっとできないということで、庄川挽物木地につきましては、ろくろの体験というより、絵皿体験をしていただいているということで、これにつきましては非常に好評だったと聞いておりますが、イオンモール高岡のホールはちょっと手狭ということで、もう少し広くしてくれないかということも考えておりますし、今、県のほうでKOGEIミライ会議ということで、知事を中心に伝統工芸品の推進、促進といいますか、復興と言ったらおかしいですけれども、そういったものもやっておりますので、庄川木工、実は伝統工芸士も大分減ってきています。ただ、その中では若い方も入っておられますし、そういった方の商品も、実は明日から始まるとなみのめぐみフェアで、イオンモールとなみのほうで販売いたしますので、そういったものもまた御覧いただきたいなと思っています。
 本当に高齢化ということで、そこを何とかしていきたいなと思っているところでございます。
○大楠委員長 川岸委員。
○川岸委員 私も大変危機感を覚えているので、何とかこういった補助金で伝統ある庄川地域の産業を守ってほしいなと思っているんです。
 それで、とやま呉西圏域連携事業として伝統産業連携PR事業というものが実施されているんですけれども、具体的にはこの予算を使ってどのような取組がなされて、どのような産業振興を図ろうとしているのか、伝統産業を守ろうとしているのか、そこの点を御説明願います。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 とやま呉西圏域連携事業につきましては、もちろん庄川木工だけではなくて、井波彫刻とか高岡銅器とか漆器とか、そういうものも含まれていまして、そういった地場産のPR用のパンフレットを昨年作成しました。まず、日本語用の改訂版については8,000部作成しまして、それプラス、外国人の方にも見ていただこうということで、多言語版(英語)のパンフレットについても5,000部作成いたしました。
 伝統工芸6品目――高岡銅器、高岡漆器、五箇山和紙、井波彫刻、庄川挽物、菅笠ということで、この6つの品目の共同パンフレットを作成したというもので、この事業費でございます。
○大楠委員長 山本善郎委員。
○山本善郎委員 それでは、がらっと変わりまして、イノシシシリーズに行きたいと思います。
 熊の場合は市鳥獣被害対策実施隊、これは俗に言う猟友会の話ではないんですかね。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 猟友会イコール実施隊というふうに思ってください。一緒です。
○大楠委員長 山本善郎委員。
○山本善郎委員 その実施隊というのは、高齢化によって人数が減っていったと、過去にそういう話があったんですが、昨年の場合は充実化しましたでしょうか。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 猟友会、実施隊の隊員の人数はどうかという御質問でよろしいんですよね。今現在、実施隊の人数は43名でございまして、昨年と変わらないような状況であります。
○大楠委員長 山本善郎委員。
○山本善郎委員 何せ充実するようにまた努力していただきたいと思います。
 そこで、昨年度は276頭を捕獲されたと、これはイノシシの数でありますが、このうちジビエに回った頭数はありますか。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 自家消費に若干回っているだけでありまして、ジビエという世界のほうにはゼロでございます。
○大楠委員長 山本善郎委員。
○山本善郎委員 なかなかジビエちゃ難しいですよね。自家消費になるんだろうと思います。
 そこで、午前中、市民生活課のほうでしたか、死獣の処理が31件あったという話があったわけでございますけれども、砺波広域圏事務組合のほうでもクリーンセンターとなみを持っているわけですが、これは前にもお聞きしたわけですが、どっちへ行くのが正しいんでしょうか。
○大楠委員長 処理ということですね。
 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 適正な、法律上の処理で正しいのは、クリーンセンターとなみのほうで処分するのが正しいやり方であります。
○大楠委員長 山本善郎委員。
○山本善郎委員 そんな大きな話にしませんので、ここで収めたいと思います。
 そこで、中山間地のほうはイノシシで一生懸命ですが、実は、私のほうにおきましても、キツネとタヌキと鹿が来るということで困っているわけでございますが、特に、1つの例として、キツネの場合は、敷地内で死んだものがあると、それには触るなということで、これは農業振興課とは関係ございません。恐らく市民生活課の範疇になるだろうと思います。
 ところが、生きたやつを捕獲することがやっぱり過去に何回かあるんです。その生きたやつを今度は処理する方法がないということで、まず殺すことはできないという法律があるということでございまして、じゃ、一体、捕まえたらこれはどうするがやという話になるのでありますが、何かいい方法はありませんか。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 生きたものについては、今ほど言われましたように、何でもかんでもやるわけにいかないので、県の自然博物園ねいの里に御相談いたしまして、山奥へ放すなりなんなりということになります。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、大浦商工観光課長、よろしくお願いします。金融対策費でございます。
 毎年のように必ずこうやって市中銀行へ預託されて、5億円という上限を設けながらやっていらっしゃいますが、毎年のようにあまり伸びはよくありませんね。
 言わずと知れず、令和2年度も、いろんな要素はあったんでしょうけれども、これは過去からすれば大分低いほうじゃないですか。どんなもんでしょうか、まずお聞きしたい。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 今年は執行額が1億4,500万円余りということで、昨年よりかなり低い執行率になっています。
 この要因としましては、新型コロナウイルス感染症の対応資金が、国、県のほうで制度化、これは昨年の3月から5月ぐらいにできました。実は、それまではこの市の制度資金、県の制度資金、これがかなり需要があるだろうということで見込んでおりました。これがないとなかなか難しいということで、引き続き5億円ということで予算化したものでございます。減少率はちょっと低い、大分あるということになっております。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めたことによって、新型コロナウイルス感染症に対する制度資金が出てきた、そのことも多分に影響したのではないかと考えております。
 その中におきまして、されども一方では、新型コロナウイルス感染症がなくてもというような、過去の話の中で、例えば今の金利ゼロ政策という全国的な、日本国の金利政策の中で、貸付金利がどんどん民間のほうが下がっていっている、なのに、この融資制度のほうは変わっていないんじゃなかったかなと思うんです。要は、行政が行っている、市中銀行に託しているこの制度、融資要綱自身を変えるようなことはできないんですかね。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 融資の利率は、今、国のほうでは大体1.25%になっています。市の制度資金については1.7%から1.8%ということで、これにつきましては、要綱上に何%という記載はされていませんので、金融機関との定めによるということになっていますので、利率についてはこれまでも協議はしておりますが、昨今の低金利の時代、また、いろんな融資の需要の問題もありますので、特に市の金融協会とも相談しながらいろいろと協議していきたいなと思っております。
 預託の件につきましては、合計の枠でございますが、昨年度もこの場で島田商工農林部長が災害時の対応ということで説明させていただいておりますが、昨日も地震がございましたが、市のほうで短期資金というものがございます。これは、500万円が上限ということで、7か月の資金でございます。災害時には県の高度化資金を使うことができますけれども、そのつなぎとしてこの500万円を使っていただけないかということで、20社あれば1億円ですので、50社ぐらいの対応はできるわけでございます。そういったものを含めて、金融協会と協議を進めていきたいなと思っております。
 以上です。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 確かに、砺波市だけがそれに対して金利を下げるということは難しいのかなとは思っております。ましてや、災害対策であったり、やはり公共として対応していかなければならない制度資金だということは理解はしているんですけれども、その中でも、使っていただくための資金でもあるということからすれば、少しでも今の現状に合わせるような対応も取っていただきたい、取っていただけないものかなという思いでいるところでありますので、どうかまたよろしくお願いします。要望であります。
○大楠委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 それでは、中小企業等緊急支援事業費についてお伺いしたいと思います。
 今月末ぐらいでステージは解除されるのではないかと言われているんですが、この執行、令和2年度の負担金などを出された事業所というか、お店からは、現状に対する悩みとか、この支援金をいただいたことによって助かったとか、いろんな意見があるかと思いますが、どのように現場の意見を聞いておられますか。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 新型コロナウイルス感染症の緊急支援事業ということで、特に営業時間の短縮要請、休業要請の延長に関する協力金の市の上乗せというものにつきましては、直接、商工観光課のほうへ申請されています。そういったときに、経営の状況とか、どういった感じですかということも聞いているんですが、やはり営業時間の短縮というのはなかなか厳しいということも言われていますし、これは令和2年度のときもそうですけど、まさに今もそういう状況でございまして、お金があるから短縮しますというものでは収まらないという話をよく聞きます。
 ただ、やっぱり協力金の支給は非常にありがたいということで、これにつきましては、市の上乗せ分も含めて、非常に助かっているということをよくお聞きします。特に、私どもの課のほうには、飲食店、特にスナックの方とかも来られますので、そういった声を聞きながら、今後も含めていろんな施策を協議してまいりたいなと思っています。
○大楠委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 すみません、先ほど聞き忘れたかもしれませんが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止協力金が197件とお聞きしていますが、そのほかに市単独で営業時間の短縮要請と休業要請というのがあると思うんですが、それも大体似たような件数の申請があるんでしょうか。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 富山県のものは197件と。営業時間の短縮要請、550万円のところは55件でございます。休業要請の延長に係る協力金につきましては、410万円ですが、41件ということで、10万円ですので、それを掛けていただければこの件数になります。
○大楠委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 先ほど課長が言われたように、今もその渦中で、非常に苦しい思いをしながら、何とか生き延びていかなきゃいけないと考えておられると思います。
 恐らくこういう状況が二、三年続くだろうというふうに政府のほうでもお話をされておりまして、当市としても二、三年というふうに長期的に支援していただきたいなと思うんですが、その支援の考え方についてお伺いします。
○大楠委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 新型コロナウイルス感染症の感染とか、あとはワクチン接種等も含めて、人流とかがどうなっていくかということもそうですが、市の実態、本市内の状況というのは、私どものほか、商工会議所とか商工会とか飲食店組合とか、そういった方の話も聞きながら、いろいろと検討してまいりたいなと思っています。そういった人との連携を密にして進めていきたいなと思っています。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 林課長、お願いします。
 先ほどの森林経営管理費の中で、森林環境譲与税とかも入ってきたことによってだったと思いますけど、森林所有者に対してアンケート調査をされたということでありましたが、結局この意向調査はどういう結果が出てきたのか、お答え願えませんか。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 森林経営の意向調査結果につきましては、ほとんどの方が自分でできませんと。まず、その前に、あったんですかと。世代が代わってしまっておりまして、あったんですね、どこでしょうかというところからまずスタートしているようなところが多かった印象でございます。
 その中で、やはり自分では管理できないので、どなたかできる専門業者、ここら辺で申し上げますと、西部森林組合だろうと思いますが、そういった方に預けというか、管理をお願いしたいという結果が主でございました。
 以上です。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 ということになれば、このアンケート調査は大変、要望の掘り起こしといいましょうか、または所有者の掘り起こしになったわけなんですね。
 結局、その掘り起こしたものを森林組合のほうへということになっていくんだろうと思いますけれども、中には、売りたいとか、そういう話は出ないものですか。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 実際、設問の中に売買についての設問はなかったわけでございます。ただ、自分では管理できませんという中に、将来どなたかに管理をお願いしたいという意味合いのもので記載してあったものはたくさんございました。
 以上でございます。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、そのアンケートによって、要は森林組合でということになるんだと思いますけど、管理する面積を増やすという方向には動いているということですね。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 管理するほとんどが森林組合、プロでございますので、そちらの組織へ下草刈りとか間伐といった管理はお願いされるだろうと思いますが、一部、民間のところでもそういった管理に携わっていらっしゃる、なりわいとしていらっしゃるところもございますので、そちらのほうにお任せされるお方もあるやに聞いております。
 以上でございます。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 要は、このアンケートによって、放置されてしまった山というものが少なくなっていくのか否かということなんですけど、そこら辺はどう捉えていらっしゃいますか。
○大楠委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 管理ができずに放置されるのかどうかということにつきましては、例えば森林まで行く作業道であったり林道であったり、条件がいいところについては、そういった道路を通って管理することが可能だろうと思っております。したがいまして、条件のいいところは放置が少ないと考えております。
 一方、そこまでたどり着けない、山の中をずっと歩いていかなきゃいけないようなところにつきましては、今後、森林環境譲与税を活用しながら、例えばそこまで行く間に作業道をつけたりして管理をしていくことを国から言われておりますので、減るかとおっしゃられますと、減っていくように努力はしていきたいなと考えております。
 以上です。
○大楠委員長 この意向調査をされたことを生かして、例えば計画云々などの作成とかは考えていらっしゃるのかしら。
 林農地林務課長。
○林農地林務課長 この意向調査を基に、私どもではコンサルタント会社に、砺波市の森林整備について、計画的にどこの場所からどんなふうにしていけばいいかということを業務委託をお願いしているところでございまして、その計画に基づきながら森林整備のほうを、また、森林整備に入る前には、当然、所有者の方に地元説明を行いながら、そういったことについて進めてまいりたいなと考えているところでございます。
 以上です。
○大楠委員長 本当に意向調査は大変重要なものでありますし、実質的な声も聞けていると思いますので、ぜひ生かしていっていただきたいと思います。ということで、よろしくお願いいたします。
 小西委員。
○小西委員 それでは、令和2年7月に農業委員会が改選になりました。私も農地利用最適化推進委員をやっていたときに、農地利用最適化推進委員をやめればどうやということで提案した一人であります。
 その結果、農業委員会が何か変わったかどうか、津田課長、ひとつ答弁をお願いします。
○大楠委員長 津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 まず、これまで農地利用最適化推進委員の方がいらしたときでありますけれども、地元のほうで農地の除外なり転用があった場合には、農地利用最適化推進委員は各地元に1名ずついたので、その方はまず知っていらっしゃいました。ところが、一方では、農業委員というのはブロックに何人ということだったので、場合によっては自分の地区に農業委員の人がいないということが生じました。したがいまして、農業委員の人は何が起こっているのか分からない、自分の地区なら分かったけどということはよくあったんですけど、そういう問題がございました。
 しかしながら、今回の改選によりまして農業委員に一本化したことによって、それが一通り全部分かるようになってきたということで、違った意味ではよかったのかなと思っております。
 以上であります。
○大楠委員長 ほかに質疑等はございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 ほかに質疑等がないようでありますので、以上で本日の審査を終了いたします。
 なお、次回は、週明け9月21日火曜日午前9時から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
 今日はどうも御苦労さまでした。

 午後 2時53分 閉議

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会決算特別委員会

   委員長   大 楠 匡 子