平成16年3月定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時03分 開議

◯議長(石田君) ただいまから本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(石田君) これより、日程に入ります。
 日程第1 議案第1号から議案第36号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計予算外35件並びに報告第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 これより、各常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 齊藤源秋君。
  〔産業建設常任委員長 齊藤源秋君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(齊藤君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算所管部分外13議案並びに報告1件を審査するため、去る3月12日、三役を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託議案は、議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算所管部分、議案第6号 平成16年度砺波市下水道事業特別会計予算、議案第7号 平成16年度砺波市農業集落排水事業特別会計予算、議案第8号 平成16年度砺波市水道事業会計予算、議案第9号 平成16年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第12号 砺波市工業用水道事業給水条例の制定について、議案第20号 砺波市農村環境改善センター条例の一部改正について、議案第22号 砺波市水道事業給水条例の一部改正について、議案第26号 市道路線の認定及び廃止について、議案第27号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)所管部分、議案第32号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第33号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、議案第34号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第3号)、議案第35号 平成15年度砺波市工業用水道事業会計補正予算(第1号)、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案14件並びに報告1件であります。
 当局から議案等の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案等についてはそれぞれ原案のとおり可決、または承認することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、夢の平コスモス荘の運営についてただしたところ、過日、施設の経営を委託している五谷観光企業組合から、利用者の減少により採算がとれないことから、3月末で受託を辞退したい旨の申し出があったとのことでありました。
 また、五谷観光企業組合では、昨年2月から1年間、砺波商工会議所の経営診断を受けたものの利用者の増加にはつながらなかったとのことであり、市では、辞退の申し出を受け入れるとともに、今後も引き続き管理運営を行っていくための方策について検討してまいりたいとのことでありました。
 夢の平コスモス荘は、中山間地の農業・農村の活性化及び定住を図り、都市と農村との交流を目的に、栴檀山定住圏創造施設として平成7年4月にオープンいたしました。木造2階建てで、宿泊施設やバーベキューハウスを備えており、夢の平レクリエーション地帯の核となる施設であることから、当委員会としても、今後の管理運営に万全を期されるよう要望するものであります。
 次に、今定例会に上程されている工業用水道事業給水条例における基本使用水量及び今後の料金体系についてただしたところ、今年度の1期工事による施設の給水能力は日量最大2,500立方メートルであるのに対し、松下電器産業株式会社半導体社砺波工場からは日量平均2,000立方メートルの給水申し込みがあったとのことでありました。また、使用料金については、条例により、基本料金を1立方メートル当たり28円56銭、超過料金を1立方メートル当たり57円12銭と定めようとするものでありますが、2期工事以降、供給水量が増加した場合には、給水単価は下がる見込みであるとのことでありました。
 工業用水道事業については、多額の投資を伴うとともに地下水への影響も懸念されていることから、当委員会といたしましても、経済動向、需要見通し等を見極めるとともに、地下水の人工涵養対策にも配慮しながら事業を実施されるよう要望するものであります。
 次に、今年のチューリップの生育状況とチューリップフェアの特徴についてただしたところ、チューリップ公園の大花壇のチューリップについては80%が芽を出しており、例年並みの生育状況とのことでありました。また昨年、チューリップの茎の長さにふぞろいが見られたのは、雪をかけたことによるものであろうとの専門家の助言があったことから、一時的に遮光ネットを取り外すなどの対応を行い、今後は成長を抑制しながら管理を行っていくとのことでありました。
 今年は、市制50周年記念のチューリップフェアとして、開会式には海外の姉妹友好都市からの招待者を含め多数の来客も予定されていることから、入れ替え用の箱植えのチューリップを早く咲かせて大花壇の通路に配置するなど、開幕時からチューリップの花を十分楽しんでいただけるよう対応してまいりたいとのことでありました。
 また、今年の特徴としては、市民参加で行うチューリップフェアとして、砺波市球根組合等の協力を得ながら、北門入り口付近においてチューリップ生産農家を紹介する展示や市内で品種改良された農林1号から農林24号を展示するなど、生産者あってのチューリップフェアをPRしたいとのことでありました。さらには、昨年実施した庄川町の広報紙へのチューリップフェア招待券の折り込みについては、今年も実施する方向で調整しているとのことでありました。
 次に、ハイテクミニ企業団地の現状についてただしたところ、ベンチャー企業育成を目的として、期間は5年間、希望があれば最長10年間、施設等を貸与しているものであり、9社が入居できるようになっているとのことでありました。昨年、そのうちの1社が市外へ移転され施設に空きが生じていることから、事業主体である砺波商工会議所を中心として、広報紙、ケーブルテレビ等を通じて入居者を募集しているとのことでありました。
 そのほか、県道の整備状況並びに除雪による道路標識等の修繕について、合併後の市道・町道の取り扱いについて、鳥インフルエンザ対策について、集落営農法人化等緊急対策事業について、保存樹等の活用について、地下水の涵養対策として水張転作の実施について、他用途米の生産増による学校給食良質米普及事業補助金の廃止について、出町市街地東部土地区画整理組合の設立及び中神地区における区画整理事業に向けた取り組み状況について、堤防の除草について、防犯灯の設置について、企業誘致助成金について、高齢者をねらう上水道の悪徳商法について、東海北陸自動車道の開通と企業誘致について、意見及び要望があったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) 民生文教常任委員長 寺島良三君。
  〔民生文教常任委員長 寺島良三君 登壇〕

◯民生文教常任委員長(寺島君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算所管部分外17議案を審査するため、去る3月15日、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 それでは、当委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算所管部分、議案第2号 平成16年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号 平成16年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計予算、議案第4号 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計予算、議案第5号 平成16年度砺波市霊苑特別会計予算、議案第11号 砺波市健康センター条例の制定について、議案第15号 砺波市赤坂霊苑特別会計条例の一部改正について、議案第16号 砺波市地域福祉基金条例の一部改正について、議案第17号 砺波市赤坂霊苑管理基金条例の一部改正について、議案第18号 砺波市文化会館条例の一部改正について、議案第21号 砺波市都市公園条例の一部改正について、議案第23号 砺波市収入証紙条例の廃止について、議案第24号 砺波市中央プール条例の廃止について、議案第27号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)所管部分、議案第28号 平成15年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第29号 平成15年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計補正予算(第1号)、議案第30号 平成15年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)、議案第31号 平成15年度砺波市赤坂霊苑特別会計補正予算(第1号)、以上、議案18件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については原案どおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、旧出町小学校の利活用整備費の内容についてただしたところ、一番北側の第1棟は、公売にかけ撤去し、跡地を駐車場として活用し、第2棟は、生涯学習団体の拠点として2階の教室部分は自主的に管理してもらい、1階部分については会議や子供、高齢者も憩える場所として整備していきたいとのことでありました。また、第3棟については、民具・埋蔵文化財の収蔵品等の展示スペースとして活用したいとのことであります。
 今回の整備は、主にトイレの改修やバリアフリー化であり、また、利用団体としては、ボーイスカウトやガールスカウトなどの社会教育団体を検討しており、広報等で呼びかけ、登録してもらうことにしているとのことでありました。
 また、出町小学校の跡地利用については、平成14年12月に、生涯学習施設計画検討委員会より、多機能の生涯学習センターの建設が望ましいとの提言を受けており、新市の建設計画の中にも生涯学習施設の建設が計画されていることから、暫定的に使用したいとのことでありました。
 次に、砺波駅前広場駐車場の整備と今後の対応についてただしたところ、駅前広場内の有料駐車場部分については、ポール等の駐車システムが相当老朽化しており、利用者とのトラブルが絶えなく、また、夜間における多数の迷惑駐車や広場に入る際の見通しの悪さから、交通事故の危険性を危惧した地元住民より、強く改善の要望があったところであります。
 そこで、現在2カ所ある入り口のうち、見通しの悪い北側入り口を閉鎖し、出入り口を1カ所として交通の安全を確保するとのことであります。また、送迎用や身体障害者、駅利用者のための駐車スペースを優先的に確保するとともに、タクシーの駐車スペースを増やし、代行業者の常駐スペースも確保するもので、6月までに工事を発注し、8月中に完成したいとのことでありました。
 当委員会としても、工事に際しては市民に十分周知徹底するとともに、事故のないように進められるよう要望するものであります。
 次に、砺波東部小学校通学路である北陸自動車道と砺波中部スーパー農道(市道矢木東石丸線)が交差するアンダーボックス内の歩道において、冬季に児童の転倒が発生しており、非常に危険であり、また、雨天時には車両による水はねもあることから、その対応策についてただしたところ、当初は、歩道にむしろを敷き、3年前からは滑りどめ用の人工芝を張り対応しているが、十分ではないので、早急に道路を管理する土木課とも協議し、効果が上がる対応策を検討し、実施していきたいとのことでありました。
 当委員会としても、児童の安全を最優先に、早急に具体的な対応策を示し、実施するよう強く求めたところであります。
 次に、新規事業である母子家庭自立支援給付金事業についてただしたところ、今般、児童扶養手当の支給制度が改正され、5年間経過後、手当が減額されることになり、母子家庭の就労による自立を図ることが必要となったことから、指定した教育訓練講座の受講者に対し受講料の一部を助成し、また、看護師や介護福祉士等の資格取得を目的として2年以上養成機関で修業する者に対して、生活費を12カ月限度に月額10万3,000円を支給するものであります。
 また、母子家庭の母を職業訓練により、パートタイム雇用者から常雇用者として転換した事業主に対して30万円を助成するとのことでありました。雇用環境も厳しい中で、母子家庭の自立をさらに進められるよう要望するものであります。
 次に、般若幼稚園の改築計画についてただしたところ、般若幼稚園の改築は、新市まちづくり計画の中にも位置づけられており、平成17年度に基本設計に入りたいとのことでありました。
 また、建設場所については、幼稚園の保護者会が行ったアンケートでは現在地での建て替えを希望されているが、庄東センターに隣接しており、今後の土地利用の計画もあるので、地元や関係者とも十分協議し、検討してまいりたいとのことでありました。
 その他、給食センターの食器等の消耗器材費について、子供歌舞伎曳山保存修理事業と曳山会館の建設について、福祉関係事業の多様化と福祉の充実について、参加型福祉社会推進事業と歯ぐきフレッシュアップ作戦事業について、幼稚園、保育所へのスポーツ指導員の派遣について、市民ごみゼロ運動への子供たちの参加について、北部地区総合福祉施設について、児童虐待防止対策について、健康センターの業務内容と組織機構について、在宅福祉対策の充実について、美術館の土地賃借料について、高岡市・福岡町総合斎場の着工について、介護保険の見直し状況について、福祉用具の貸与について、A型機能訓練事業について、ごみ収集指定袋配送等手数料とごみ減量化・資源化補助金について、旧金岡家住宅「かいにょ苑」の活用策について、不登校児童対策について、散村研究所の運営と旧中嶋家のカヤぶき屋根の修理について、小中学校の教材消耗品について、改修後の文化会館の特色について、ニュージーランド産脱脂粉乳について、事業政策評価について、意見、要望があったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生文教常任委員会の報告といたします。

◯議長(石田君) 総務病院常任委員長 江守俊光君。
  〔総務病院常任委員長 江守俊光君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(江守君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算所管部分外7議案を審査するため、去る3月17日、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開会いたしました。
 本定例会において、総務病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算所管部分、議案第10号 平成16年度砺波市病院事業会計予算、議案第13号 砺波市職員定数条例の一部改正について、議案第14号 特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部改正について、議案第19号 市立砺波総合病院並びに診療所の使用料及び手数料条例の一部改正について、議案第25号 栴檀山南部辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第27号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)所管部分、議案第36号 平成15年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)、以上、議案8件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、要望、意見について申し上げます。
 まず、乳幼児健診等が4月にオープンする健康センターで実施されることに伴い、受診者に対する病院駐車場からの利便性の確保についてただしたところ、乳幼児健診等については主に午後から実施が予定されていることから、病院内の駐車場で対応できる見込みであるとのことでありました。また、将来的には、精神科病棟跡地を駐車場等に有効活用を図るなど、対応を検討してまいりたいとのことでありました。
 病院駐車場から健康センター、あるいは病院へのアクセスの際には道路を横断する箇所もあることから、当委員会としても、今後とも利用者の利便性の向上に努められるとともに、交通安全対策にも万全を期されるよう要望するものであります。
 次に、総合病院の採血室前が混み合うことから、その対応策についてただしたところ、午前の時間帯において一時的に混み合っており、その対応策について病院内で検討した結果、整理番号により順次採血していただくよう対応を行っており、その間は正面の待合室において待機をしていただき、採血室前の混雑の緩和に努めているとのことでありました。
 次に、医療相談室の設置についてただしたところ、患者の医療に関する相談に対応することや、医療安全に関する問い合わせに対応するため、病院内の抜本的な機構改革にあわせて設置を検討しているとのことでありました。
 次に、市制50周年記念式典及び記念事業の内容についてただしたところ、記念式典については、4月5日、午前10時から文化会館大ホールにおいて挙行することとし、既に招待状を発送したとのことでありました。式典開始10分前から「砺波市の50年の歩み」についてのビデオを上映し、市内3中学校ブラスバンド部の協力を得て演奏を行い、式典では特別功労表彰等を行うとのことでありました。
 また、記念事業として、文化会館大ホールにおいて「NHKのど自慢」を開催するとのことであり、ゲストに、五木ひろしさん、石原詢子さんをお迎えし、4月24日に予選が行われ、4月25日には全国に生放送されるとのことでありました。広報3月号でもお知らせしており、NHK富山放送局には、既に多数の出場及び観覧の希望が寄せられているとのことでありました。
 さらには、4月23日から5月5日まで開催されるチューリップフェアを市制50周年記念として位置づけ、前夜祭、開幕式には、海外の姉妹友好都市等からも来賓をお迎えするとともに、市制50周年にちなんだ企画展示を行ってまいりたいとのことでありました。
 このほか、関連として、5月には砺波市消防団発足50周年式典が、また8月にはボランティアフェスティバル、9月には砺波商工会議所による創立50周年事業の「産業フェア」、10月には「食祭とやまin砺波」などの事業がそれぞれ開催の予定であるとのことでありました。
 次に、市町村合併を控えて、今後の常備消防体制についてただしたところ、砺波広域圏常備消防を構成する1市5町4村が、市町村合併により本年11月1日から新「砺波市」及び「南砺市」の2市として新たに発足することもあり、現在の5署体制を統合することを視野に再編を検討するとのことであります。
 また、それにあわせて、火災等の有事に際してもスピーディーに対応できるよう、組織及び指揮命令系統の再構築を行ってまいりたいとのことでありました。
 当委員会としても、市民が安全で安心して暮らせるための基盤となる常備消防体制について、より一層の充実を望むものであります。
 このほか、ケーブルテレビ行政放送番組の内容について、市町村合併に伴う業務用パソコンの整備について、小型動力ポンプ付き積載車の更新及び砺波広域圏消防費負担金について、富山県消防操法大会代表への助成について、窃盗被害金への賠償について、公共施設の土地の賃借料について等の意見、要望がありました。また、砺波総合病院に関して、ミニドック料等の健康診断料、当直手当の減額理由、賃借料の内訳、臨時職員の人数、道路を緑色のペイントで「思いやりゾーン」とすること、夜間当直体制、女性専用外来の開設等について意見及び要望があったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げ、総務病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算について、反対をいたします。
 小泉政権の進める三位一体改革で、砺波市においても2億円の減収、地方譲与税6,800万円と交付金1,300万円の増収、差し引き1億2,000万円の影響が発生いたしております。大変厳しい予算編成になったもので、特別職の報酬見直しや議長、市長交際費の縮減のほか、補助金、委託金の見直しによる削減が行われています。さらには、前年度当初予算額の5%削減が行われ、市民生活への影響が懸念されるものです。財政調整基金やその他の果実運用の少ない各種基金についても取り崩して、財源の確保に努められています。
 大変厳しい財政状況のもとで、市民の暮らしを考えて、水道料金の引き下げ、旧出町小学校跡地を市民の学習・交流施設として有効活用することや下水道展で合併浄化槽の実物を展示することなどは大変よい施策であります。
 しかし、問題点もあります。第1に、田園空間博物館事業の拠点施設「散居村ミュージアム」の建設費などに2億7,900万円の支出について、総事業費についても第7次総合計画では5億7,000万円で行う計画が基本計画によると14億円とのことであり、厳しい財政状況のもとで今後の市の負担についても明らかにされることが大切です。管理運営についても県で行うのか、市がするのかはっきりしていないもとで進められようとしていることは問題であります。当市の財政事情、そして市民の声などからも、あまりお金をかけることなく、目的であるカイニョに囲まれたアズマダチの家の保存などソフト事業に力点を入れることが大切で、散居村ミュージアム建設を根本的に見直されることを求めるものです。
 第2に、砺波の主産業の農業施策については、小泉内閣は「米改革」を推し進め、農家には減反の拡大を押しつけ、国際競争力に耐えられる大規模農家だけを対象にした農業助成の施策を改め、砺波市独自の助成制度を確立することを求めるものです。
 BSE問題や鳥インフルエンザなど輸入農産物の危険性が叫ばれているとき、やる気のある兼業農家も育て、地産池消にも力を入れ、農業後継者対策など、米改革から砺波の農業の振興と農家を守るためにも、4町歩以下の耕作者にも各種奨励金を支出されるようにすることが大切です。
 なお、保育園児の給食で、ニュージーランド産の脱脂粉乳を飲ませていますが、直ちに砺波でとれた牛乳にされることを求めるものです。
 第3に、議員の海外行政視察については、砺波市政から見て問題のある福祉や教育、まちづくり、農業など、市政の検討のために行くのであれば市費の投入も納得できますが、盤錦市の20周年で5名の派遣については議長1人でよいのではないですか。全国市議会議長会の海外行政視察は、見聞を広めるものであり、自費で行くようにしなければなりません。
 政府は、交付税削減を来年以降も続ける方針であることからも、7月の参議院選挙は大変重要であり、また4月の市議会議員選挙でも、市民生活や福祉教育の充実と市民の願い実現のため全力で奮闘することを述べて、私の討論といたします。

◯議長(石田君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、順次採決をいたします。
 まず、議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第1号 平成16年度富山県砺波市一般会計予算に対する各委員長報告は原案のとおり可決であります。
 各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号から議案第36号まで、並びに報告第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長報告は原案のとおり可決、または承認であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立全員であります。よって、以上の案件は原案のとおり可決、または承認されました。

◯議長(石田君) 次に、日程第2 砺波地区老人福祉施設組合議会議員の一般選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。指名につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 砺波地区老人福祉施設組合議会議員に、
  安 念 鉄 夫 君
  池 田 昭 作 君
を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
  安 念 鉄 夫 君
  池 田 昭 作 君
を砺波地区老人福祉施設組合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
  安 念 鉄 夫 君
  池 田 昭 作 君
が砺波地区老人福祉施設組合議会議員の当選人に決しました。
 ただいま砺波地区老人福祉施設組合議会議員に当選されました
  安 念 鉄 夫 君
  池 田 昭 作 君
が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により当選の告知をいたします。

◯議長(石田君) 次に、日程第3 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(石田君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。
 これをもちまして、平成16年3月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長よりごあいさつがございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 平成16年3月議会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げたいと存じます。
 平成16年度の事業計画並びに予算の審議をしていただきました。代表質問並びに一般質問、そして、きょう、各委員会での報告もございましたが、多くの提案や課題を提案していただきました。まことにありがとうございました。
 本年は、特に新砺波市が発足する年度でございますので、御承知の21世紀プラン等について計画を進めていきたいとこのように思っておりましたが、折からの三位一体改革による財源の不足もございまして、皆さん方に対して御期待をいただけるような予算ではなくなったわけでございます。大変申しわけなく存じております。
 一方、1年前に庄川町との合併につきまして議論をされて、議会の皆さんが一枚岩になっていただいて推進をされたことはまことに見事であるとこのように存じております。近ごろの新聞紙上を見ますと、このことが何よりベターであったということを痛感しておるわけでございます。深くお礼を申し上げたいと、このように思います。
 いよいよ調印も行いまして、議会の皆さんの正式決定になると思います。深く敬意を表したいと、このように存じておる次第でございます。
 したがいまして、県内においても平成の合併の第1号になるのではないかと、こんなことを思っておるわけでございます。本当にありがとうございました。
 さて、皆さんは、いよいよ4月改選を迎えるわけでございます。皆様おそろいで御出馬をされ、御当選されることを御祈念申し上げたいと思います。
 なお、今議会で引退表明などもあり、あるいは質問等でもあったわけでございますが、このような目まぐるしい時代の変化の中で、市政発展に寄与されましたことを深く感謝を申し上げたいと思います。
 今後とも、議員各位の変わらぬ御指導と御鞭撻をいただき、御多幸を最後にお祈り申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

◯議長(石田君) これをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 2時51分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成16年3月19日

      議  長    石 田 隆 紀

      署名議員    松 本   昇

      署名議員    池 田 昭 作

      署名議員    高 田 隼 水