平成17年第3回 本会議 臨時会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時  4分 開議

           開 会 の 宣 言
◯議長(江守俊光君) ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これより、平成17年第3回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

              日程第1
           会議録署名議員の指名

◯議長(江守俊光君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長において
  10番  飯 田 修 平 君
  11番  寺 井 武 彦 君
  12番  山 田 幸 夫 君 を指名いたします。

              日程第2
           会 期 の 決 定

◯議長(江守俊光君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。お諮りいたします。本臨時会の会期は本日1日といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。

              日程第3
         認定第16号から認定第24号

◯議長(江守俊光君) 次に、日程第3 認定第16号から認定第24号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件についてを議題といたします。
 去る9月、市議会定例会において、決算特別委員会に付託をいたし継続審査となっておりました、一般会計及び各特別会計並びに各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
 決算特別委員長 林 忠男君

          (特別委員会の審査報告)
 〔決算特別委員長 林 忠男君 登壇〕

◯決算特別委員長(林 忠男君) 決算特別委員会の審査結果とその概要についてご報告申し上げます。
 先の9月定例会において提案され当委員会に付託されました、認定第16号 平成16年度富山県砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第24号 平成16年度砺波市病院事業会計決算認定についてまでの9件につきましては、慎重に審査を行うべく閉会中の継続審査となっていたのであります。
 このため、10月11日から14日までの4日間にわたって委員会を開会し、合併後における平成16年度の11月から3月までの5ヶ月間の各会計決算について、慎重に審査を行ったのであります。
 また、審査に当たりましては、監査委員から各会計決算についての審査所見を承り、その後、当局から詳細な決算内容の説明を受けるとともに、関係諸帳簿及び証拠書類等の提示を求め、予算執行の適否等について審査を行ったのであります。
 その結果、各会計決算については、議決に基づいて適正に執行されるとともに、所期の事業も計画的に遂行され、行政効果も挙げられているものと認め、当委員会に付託されました認定第16号から認定第24号による各会計決算については、全会一致で、それぞれ原案のとおり認定すべきものと決したのであります。
 以下、審査の過程における各委員からの意見、要望等について申し上げます。
 はじめに、一般会計及び特別会計について申し上げます。
 まず、歳入歳出差し引き後の繰越金が多いのではないかと質したところ、現下の厳しい財政状況のもと、歳出面では、各部所において予算執行に際しては、経常経費をはじめとする事業費の節減に努めたところであり、  一方歳入面では、市税収入が予算に比して堅調に伸びたことによるものであり、今後とも自主財源の確保に努めてまいりたいとのことでありました。
 なお、決算見込みを勘案のうえ、後年度の支出に備えるための財政調整基金に2億5千万円を積み立てたとのことでありました。
 次に、民生児童委員の人数及び活動状況について質したところ、当市における民生児童委員の人数については、県の配置基準を充足しているとのことであり、また、その活動については、高齢者の相談、母子・寡婦世帯の相談、障害者への支援など、幅広く行っていただいているが、最近は母子・寡婦世帯の相談が多いとのことでありました。
 さらには、こうしたさまざまな相談に応じられるよう地区ごとに協議会を組織され、研修等を行いながら活動されているとのことでありました。
 次に、住宅使用料における収入未済金の内容について質したところ、市営住宅入居者3名に係る家賃収入の未納分であり、内2名については市営住宅から退去していただき、未納分の家賃の納入方法等について連帯保証人と協議中であり、残る1名については、現在、未納分の家賃を分割納入中であるとのことでありました。
 次に、学校給食センターにおける地元産の米や野菜の使用状況について質したところ、米については、富山県産のコシヒカリを使用しており、その中には砺波産も含まれるとのことでありますが、その比率については明確な資料はないとのことでありました。
 また、野菜については、地元産の比率は約2割であるとのことでありました。
 次に、国民健康保険税の収納率向上対策について質したところ、昨年11月1日の合併時から、税務課の徴収担当職員を1名増員し、国民健康保険税を含む市税全体についての収納率向上に努めているとのことでありました。
 さらには、国民健康保険税については、納期ごとの一回当たりの税負担を軽くするため、今年度から、納期を4回から8回に増やしたとのことであります。これによる収入状況については、旧庄川町では昨年度まで集合税方式により徴収していたことなどから、年度途中における収納率比較は正確なものではありませんが、年度末近くになれば、ある程度の効果が見えてくると考えているとのことでありました。
 次に、国民健康保険事業特別会計の見通しについて質したところ、被保険者数は年々増加しており、それに合わせて収支決算額も増加しているとのことでありました。平成16年度決算では財政調整基金残高は3億3千万円余りでありますが、平成17年度において国民健康保険税収入の不足を補うため、その内2億7千万円を取り崩して予算計上しており、平成18年度予算編成は大変難しいとのことでありました。
 さらには、今後どのような医療制度改革等が行われるかについても不透明であり、国民健康保険事業特別会計については大変厳しい状況にあるとのことでありました。
 このほか、経常収支比率の引き下げ目標設定について、電算システムの費用対効果等について、がん検診によるがんの発見状況について、保育所における児童の入所状況について、各費目における備品購入費の内容について、商工会議所及び商工会への助成金について、農業の担い手育成と法人化について、各地区での花を育てる活動の広がり状況について、除雪機械の台数及び車検等修繕費について、市営住宅の入居状況について、小・中学校における図書購入費について、学校給食用食器の破損状況について、各地区体育振興会の設立と助成金の内容についてなどの意見、要望があったところであります。
 次に、水道事業会計について申し上げます。
 まず、有収率の状況と、その向上対策について質したところ、有収率については、72.48%であり、27%余りの水が漏水等により収益に結びついていないとのことでありました。
 近年は、区画整理事業による新しい配・給水管の布設替や、石綿セメント管等の老朽管の更新及び漏水防止対策により、若干改善されてきてはいるもののまだ十分ではなく、有収率80%を目標に努力をしているとのことでありました。
 また、石綿セメント管等の老朽管更新事業については、国庫補助事業により平成3年度から実施しており、平成16年度末では、総延長62キロメートルの内53.9キロメートルが完了し、進捗率は86.9%となっております。
 当委員会としても、良質で安全な水道水の安定供給と水道事業経営の安定化のため、有収率の向上に向けた実効ある対策を期待するものであります。
 このほか、砺波広域圏事務組合からの責任受水量と自己水源について、庄川地区の簡易水道事業について、鉛給水管の状況について等の意見、要望があったところであります。
 次に、病院事業会計について申し上げます。
 まず、未収金の回収方法について質したところ、平成15年4月から、医療費の患者負担割合が2割から3割に増加したこともあって、未収金における医療費の患者負担分が増加傾向にあるとのことでありました。
 そのための対策として、救急窓口においては、県外の救急患者に対しては診療と同時に医療費の清算をしてもらっていること、また、従来は退院後に行っていた入院費用の清算を、退院時に行うように変更したことなど、未収金の縮減に努めているとのことでありました。
 次に、事務の外部委託に伴うチェック体制について質したところ、一部の医療事務については専門的な知識を求められることから、外部の業者へ委託をしているものの、職員との勉強会、研修等を行いながら実施しており、また、電算システム上でエラーチェックが働くようにしてあるとのことでありました。
 今後は、増改築事業による企業債の償還金額の増大や医療制度改革など、病院事業会計を取り巻く環境はますます厳しくなることが予想されることから、収益の改善及び経営の効率化になお一層努められるよう要望するものであります。
 このほか、医業外未収金の内容について、自家発電施設の状況について、電子カルテシステム導入に伴うパスワード管理についてなどの意見、要望があったところであります。
 以上、合併後の平成16年度の11月から3月までの5ヶ月間の各会計決算につきまして、審査の結果とその所見を申し上げ、決算特別委員会の報告といたします。

◯議長(江守俊光君) 以上をもって、委員長の審査結果の報告を終わります。

             (質  疑)

◯議長(江守俊光君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 質疑なしと認めます。

             (討  論)

◯議長(江守俊光君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 討論なしと認めます。

             (採  決)

◯議長(江守俊光君) これより、認定第16号から認定第24号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 認定第16号 平成16年度富山県砺波市一般会計歳入歳出決算認定につ
        いて
 認定第17号 平成16年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決
        算認定について
 認定第18号 平成16年度砺波市国民健康保険太田診療所事業特別会計
        歳入歳出決算認定について
 認定第19号 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決
        算認定について
 認定第20号 平成16年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定に
        ついて
 認定第21号 平成16年度砺波市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定
        について
 認定第22号 平成16年度砺波市水道事業会計決算認定について
 認定第23号 平成16年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について
 認定第24号 平成16年度砺波市病院事業会計決算認定について
 以上9件の決算に対する委員長の報告は、認定すべきであるとするものであります。
 以上の決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕

◯議長(江守俊光君) 起立全員であります。よって、認定第16号から認定第 24号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件については委員長の報告のとおり認定することに決しました。

              日程第4
             議案第82号

◯議長(江守俊光君) 続いて、日程第4 議案第82号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
 本件について、提案理由の説明を求めます。市長 安念鉄夫君

         (提 案 理 由 説 明)
 〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念鉄夫君) 本日、ここに当面必要となってまいりました議案につきましてご審議願いたく、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、ご多用中にもかかわらずご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 さて、昨年11月1日に新「砺波市」が誕生して、1年余りが経過いたしました。この1年間で人口が約240人増加するなど、市勢は概ね順調に推移しているものと存じております。これも、市議会の皆様をはじめ、市民の皆様のご支援とご協力によるものでございまして、心から感謝申し上げる次第でございます。
 去る11月1日には、新砺波市の発展を祈念いたしまして、市の木「スギ」と市の花木「エドヒガンザクラ」の合併1周年記念植樹を本庁や小・中学校等で行うとともに、各地区自治振興会等においても記念植樹が実施されたところであります。
 これより、本日提出いたしました議案についてご説明申し上げます。
 議案第82号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、人事院勧告の実施及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部改正に伴いまして、砺波市職員の給与に関する条例、砺波市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例、砺波市教育委員会教育長の給与等に関する条例及び砺波市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部改正を行うものであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案の説明といたします。
 何とぞ、慎重にご審議のうえ、可決を賜りますようお願い申し上げます。

            (質    疑)

◯議長(江守俊光君)これより、ただいま議題となっております議案に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君)質疑なしと認めます。

          (委 員 会 付 託)

◯議長(江守俊光君)ただいま議題となって降ります議案第82号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正については、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

            暫 時 休 憩
         [休憩/午後 2時26分]
         [再開/午後 3時 7分]
          (常任委員会の審査報告)

◯議長(江守俊光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより付託いたしました案件について、所管の委員長の報告を求めます。総務病院常任委員長 飯田修平君
 〔総務病院常任委員長 飯田修平君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(飯田修平君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について、ご報告申し上げます。
 今第3回臨時会におきまして、当委員会に付託されました、議案1件について審査するため、本日、市長をはじめ、関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 本臨時会において、総務病院常任委員会に付託されました案件の審査結果をご報告いたします。
 付託案件は、議案第82号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について以上、議案1件であります。
 市当局から案件について詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件につきましては、原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 議案第82号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、国の人事院勧告に準じ、一般職の給与及び特別職の報酬等の一部改正を行うものであります。
 具体的には、まず一般職においては、給料月額を一律0.3%、また配偶者にかかる扶養手当を月額500円、それぞれ引き下げるとともに、期末・勤勉手当の支給月額を0.05カ月引き上げて、年間4.45カ月とするものであります。この結果、給与改定率は、0.36%の減少となるとのことでありました。
 次に、特別職においては、報酬等の月額を1,000円から3,000円引き下げるとともに、期末手当の支給月額を0.05カ月引き上げて、年間3.35カ月とするものであります。
 なお、これらの改正については、本年12月1日に施行されるものでありますが、年間給与等の実質的な均衡が図られるよう本年4月からの給料等の減額相当分について、12月期の期末手当の額において所要の調整を行うとのことでありました。
 以上、審査の結果とその概要の一端を申し上げ、総務病院常任委員会の報告といたします。

◯議長(江守俊光君) 以上をもって、所管の委員長の審査結果の報告を終わります。

             (質  疑)

◯議長(江守俊光君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 質疑なしと認めます。

             (討  論)

◯議長(江守俊光君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 討論なしと認めます。

             (採  決)

◯議長(江守俊光君) これより、ただいま議題となっています議案第82号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。議案第82号に対する委員長の報告は原案のとおり可決であります。議案第82号は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕

◯議長(江守俊光君) 起立全員であります。よって、議案第82号は委員長の報告のとおり可決されました。
 以上で、本臨時会に付議されました全案件を議了いたしました。

            閉会のあいさつ

◯議長(江守俊光君) 市長から、ご挨拶がございます。
 〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念鉄夫君)
 本日は臨時会を開催して、それぞれ議員各位にはご出席をいただきまして、提案事項につきまして、また、先般提案をしておりました決算につきまして、それぞれ認定をいただきましたこと、お礼を申し上げたいと思います。
 今回提案いたしました職員の給与削減等につきましては、ご承知のように人事院勧告に基づくものでございます。同時に議員各位にも実は、一般職に合わせまして、報酬等の削減をすることになりました。大変恐縮に存じておるところでございます。
 明年4月から新しい給与法の実施をするわけでございますが、内容的に少し、実は、事務処理が複雑になってまいります。それともうひとつは、勤務成績、それから、それらに基づく昇給の設定等についても言われておりますので、若干、経過措置はございますけれども、この人事管理、今後随分厳しいものがあると、私はそのように存じておるわけでございます。給料表だけでなく、今回の勧告はそういうような内容等について、昇給昇格も随分厳しく言われてきております。明年の4月からでありますけれども、若干、まだ細かい面での指導は得ておりませんけども、随分厳しい給料体系になると私はそう思っております。
 つきましては、地方分権時代でございますし、下がるばかりではなくて、一方で一生懸命やると上がるんだという意味で、人材を確保して、職員の士気の高揚を図って参らなければならないと思っておるところでございます。
 なお、毎日、新聞に出ております三位一体等についての税源移譲、まだ決まっておりません。いつの段階でどのようになるのか。実は18年度予算を目の前にして随分苦慮をいたしておりますけれど、市長会等で出した方向で、早く結論が出ればいいなと、こんなことを実は思っておりますので、その点でも今後ご指導をいただければありがたいと思っております。
 さて、いよいよ11月の末となりました。朝夕随分寒くなってまいりましたので、議員各位には健康に留意されて、今後ともご活躍されんことをお祈り申し上げまして、お礼のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

             閉会の宣告

◯議長(江守俊光君) これをもちまして、平成17年第3回砺波市議会臨時会を閉会いたします。どうもご苦労さまでございました。

                 [午後 3時15分 閉議閉会]

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日

    議  長   江 守 俊 光

    署名議員   飯 田 修 平

    署名議員   寺 井 武 彦

    署名議員   山 田 幸 夫