平成23年9月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(稲垣 修君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。
 次に、先に設置されました決算特別委員会において、正・副委員長を互選されました結果、
 委員長に   池 田 守 正 君
 副委員長に  嶋 村 信 之 君
がそれぞれ選任されましたので、御報告を申し上げます。

                  日程第1
           議案第36号から議案第45号まで、
      認定第1号から認定第9号まで、及び報告第12号について

◯議長(稲垣 修君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第36号から議案第45号まで、平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)外9件について、認定第1号から認定第9号まで、平成22年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件について、及び報告第12号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)

◯議長(稲垣 修君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありましたので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 岡本晃一君。
  〔産業建設常任委員長 岡本晃一君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(岡本晃一君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第36号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外4件について及び報告第12号 専決処分の承認を求めることについてを審査するため、去る9月15日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第36号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第39号 砺波市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部改正について、議案第40号 砺波市出町子供歌舞伎曳山会館条例の一部改正について、議案第42号 財産の取得について、議案第45号 砺波市の区域内で高岡市長が市道の路線認定することの承諾について、報告第12号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案5件及び報告1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
 ここで、今9月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、となみ夢の平スキー場ゲレンデ整備用圧雪車についてただしたところ、五谷観光企業組合は、無償で貸与を受け、運行管理、毎年の定期点検を含め維持管理をしている。また、小規模な修理については企業組合で行い、大規模な修理は市と対応を協議することとなっている。また、運転手6人が交代で運行に当たり、運転日報は毎日記載し、シーズン終了後に市に提出するとのことでありました。
 次に、ロードサイド店舗等調査事業についてただしたところ、今年度県でも実施しているが、市内の調査エリアが狭いのでそれを補完する調査であり、10月から3月末にかけて実施される。調査項目は未定であるが、ロードサイド店舗動向調査は店舗訪問により調査用紙を配付し、後日回収する方式で行い、消費者購買動向調査は市内全域で地区や年齢が片寄らないよう1,500人を対象に調査を行い、業者の選定は専門業者を予定し、プロポーザル方式を検討している。なお、調査データの情報の取り扱いについては十分配慮するとのことでありました。
 次に、買い物サービス支援モデル事業についてただしたところ、中山間地域を対象とし、スーパーや薬局への買い物に対しての支援で、複数の事業者で実施することが補助要件となっている。また、この事業は、1年目のみ県3分の1、市3分の1の補助であるが、事業者は複数年実施予定であり、現在バスルートなど最終的な詰めをしているとのことでありました。
 次に、職業能力開発センター改修の進捗状況をただしたところ、現在、設計を業者に発注し、今図面を作成しているところであり、年度内の竣工を予定している。なお、利用者の使い勝手のよいように、トイレや2階視聴覚室のスクリーン天井の照明等について設計業者と協議してほしいとの要望があったところでありました。
 次に、砺波市の区域内で高岡市道高岡砺波インター線として路線認定した場合に、上下水道等の整備はどのようになるのかただしたところ、砺波市の区域内にあっても、高岡市が道路管理者となるために、この市道に接して住宅や店舗を建てるときには、高岡市へ申請することになる。また、上下水道等の整備につきましては、今後、高速バス停留所を検討する中で、駐車場を初め、待合室、休憩所、トイレなども計画されると、インターチェンジ周辺での上下水道の整備も考えられるとのことでありました。
 次に、県西部森林組合負担金についてただしたところ、平成21年度から平成23年度で実施されている県の森林整備林業再生基金を活用し、導入された高性能林業機械(ログローダ)に対して、関係6市で経費の10%を構成市の森林面積割合で負担するものであるとのことでした。
 次に、県民参加の森づくり交付金の来年度以降の予定についてただしたところ、平成19年度から平成23年度の事業である。この事業の財源である県税の水と緑の森づくり税については継続の予定と聞いているが、この事業の来年度以降については、事業継続の要望をしているとのことでありました。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑・意見等では、上水道工事と下水道工事の同時施工について、農地・水・環境保全向上対策について、ニチマ跡地の再開発について、山間地の表層崩壊について、新幹線開業に伴う城端線・氷見線の活性化について、下水道の漏水について、小水力発電について、工業用水道事業についてなど、意見及び要望があったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 民生病院常任委員長 今藤久之君。
  〔民生病院常任委員長 今藤久之君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(今藤久之君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第36号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外3件について及び請願1件を審査するため、去る9月16日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第36号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第37号 平成23年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第41号 砺波市国民健康保険直営診療所設置条例の廃止等について、議案第44号 住居表示を実施すべき市街地の区域の変更について、受理番号8番 「高齢者医療制度についての厚生労働省案に反対し、高齢者が安心して医療を受けられる制度を求める請願」、以上、議案4件及び請願1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。また、請願1件については、不採択とすることに決したのであります。
 ここで、今9月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、地域支え合い体制づくり事業の概要・目的についてただしたところ、高齢者や障害者を含む地域の支え合い体制の構築推進に向け、市町村がそれぞれの特性を踏まえ独自に取り組む事業に対し、県の補助金が交付されるものである。備品購入費など市の事業として直接補助するものと、各種団体が実施する事業に対して補助をする補助金の2つの区分からなる事業であるとのことでありました。
 これに関連して、高齢者世帯等除雪サービス事業についてただしたところ、市内に6ブロックある、出町、東部、北部、南部、庄東、庄川の地区民生児童委員協議会ごとに活用していただくものであり、庄川支所、庄東センター、苗加苑、北部苑に各1台、東部と出町の2台については市役所に配備する予定であるとのことでありました。
 また、オペレーターについては各地域のケアネットチームや除雪組合などに依頼をし、利用申し込みの調整や維持管理などのルールづくりについては今後検討していきたいとのことでありました。なお、これら除雪機器については、土木課の除雪機とあわせて管理するとのことでありました。
 また、高齢者地域支え合い拠点活動整備事業にある除雪機との違いについてただしたところ、高齢者地域支え合い拠点活動整備事業の除雪機については、社会福祉会館と出町生きがいセンターなどの高齢者福祉施設での、主に駐車場の除雪を想定しているとのことでありました。
 さらに、災害時支え合い活動支援事業についてただしたところ、簡易式トイレはボックス型のものであり、排泄物が化学処理されることによりごみとして捨てることが可能なタイプのものである。予算の根拠としては、トイレ本体の単価が15万円、同じく間仕切りの単価が3万7,000円、さらに単価が6,000円の付属品など、22セットの購入を考えており、このような予算となったとのことでありました。
 次に、障害者の交流スペース整備助成事業のうち、ワークハウスとなみ野が実施するオープンカフェ改修と自立支援への考えについてただしたところ、改修に関しては、道路側に面している壁を取り去り外側にカウンターをつけるものであり、利用者は靴を脱ぐことなく利用が可能となる。
 広さに関しては、既存スペースそのままの改修であるとのことでありました。また、自立支援については、小矢部市、南砺市、砺波市の3市からなる砺波地域障害者自立支援協議会の中で就労支援協議を行っており、そのような場へも働きかけを行っていきたいとのことでありました。
 次に、ボランティアポイントと市民一ボランティアついてただしたところ、9月9日現在、ポイント配布数が8,367枚となった。これは、昨年の試行期間の2倍弱であり、ポイント対象拡大の効果と考えられる。具体的には、ボランティアセンターに登録されているグループや単発のイベント、さらには地域や学校でのボランティア活動のポイント配布数が増加をしているとのことでありました。今後は、ボランティア未経験の方々にも積極的な参加を促す見地からも、出前講座や入門講座を実施し啓発活動を行っていきたいとのことでありました。
 次に、太田診療所の今後の運営についてただしたところ、10月1日以降は行政財産から普通財産に移行する予定であり、それに伴い財政課に所管がえを予定している。普通財産となれば有料の賃貸契約を結ぶこととなり、賃貸料については県などの事例を参考にしながら検討したい。修繕等の維持管理については、軽微なものに関しては借受人が行い、大規模なものについては市が行っていくことになるとのことでありました。
 次に、当委員会所管の市政一般に関する質疑・意見等では、砺波市国民健康保険直営診療所の取り扱いについて、砺波市営バスの試乗キャンペーン、自由乗降、バス停留所等について、市立砺波総合病院の緩和ケア病棟の稼働状況について、ショートステイの現状と課題について、緑のカーテン事業の推進状況について、合葬墓の取り組みについてなどの意見及び要望・質疑があったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 総務文教常任委員長 村岡修一君。
  〔総務文教常任委員長 村岡修一君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(村岡修一君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第36号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外2件について及び請願2件を審査するため、去る9月20日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第36号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第38号 砺波市税条例等の一部改正について、議案第43号 字の区域の新設について、受理番号7番 「免税軽油制度の継続を求める請願」、受理番号9番 「国家公務員の給与削減法案の撤回を求める請願」、以上、議案3件及び請願2件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願2件のうち、受理番号7番については採択とし、受理番号9番については不採択とすることに決したのであります。
 ここで、今9月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、地区公民館のAEDの設置状況と年間の利用率並びに耐用年数についてただしたところ、AEDの設置状況については、市内21地区の公民館のうち、今回、申請のあった15地区に設置を予定している。他の6地区については、既に設置済みの地区や地元での維持管理の検討などを理由に今回申請がなかった。今回、設置する機種はカードで子ども用と大人用に切りかえ可能な機種である。また、AEDの利用状況については、ここ一、二年の使用実績はないが、年に1度講習会を実施している。耐用年数については数年であるが、部品についてはパッドが2年、バッテリーは4年であるとのことでありました。
 次に、税条例の一部改正に伴う寄付金税制の適用範囲と税額控除の状況についてただしたところ、今回の地方税法の一部改正により、寄付金税額控除ができるNPO法人は条例で指定することができるようになった。平成20年から実施された税額控除は、県の条例指定したものは県民税で税額控除し、市町村の条例指定したものについては市町村民税で税額控除をしている。条例改正後は寄付金額から2,000円控除した額に、県民税では4%、市町村民税では6%を課税額から差し引くものである。平成22年度の市民税の税額控除の状況については34件の方が対象であり、その金額は14万円余りであるとのことでありました。
 次に、一般コミュニティ事業費補助金制度の申請方法と決定基準並びに周知方法についてただしたところ、周知の方法については、昨年度以降、ホームページに掲載して周知している。また、各自治振興会に対しては、事業の実施要綱を配付し周知をしている。なお、提出された申請書類については、すべて国を通じて財団法人自治総合センターへ提出している。また、申請手続関係については、9月中に申請書類を取りまとめて財団法人自治総合センターへ提出し、決定については、翌年度の当初に通知されるとのことでありました。
 次に、各公民館に設置されたミニ文庫の使用状況についてただしたところ、ミニ文庫の使用状況については、各公民館に配置されている貸し出し簿で確認が可能である。昨年度は、DVDプレイヤーとテレビ及び図書と書棚を予算内で購入している。今年度については児童書籍や書棚、プロジェクターも必要であるとの要望もあり、今月中に取りまとめていきたいとのことでありました。
 次に、地域防災組織育成助成金の事業内容と使用不能になった機器の取り扱いについてただしたところ、今年度は各分団へ夜間照明装置などを配備予定であるが、予算総額で123万円となることから、全分団への配備には限りがある。古いものから順次更新を図っていきたい。また、処分については、小型動力ポンプは希望があれば地元自治会へ払い下げている。発電機やその他、使用不能となった機器については署へ引き上げているとのことでありました。
 次に、市の家庭児童相談員の人数と充足状況及び車両台数についてただしたところ、家庭児童相談員の配置人数については昨年度は3人であったが、虐待や発達障害児の対応や児童福祉法の改正により受け付けが市町村になり、受付業務も増えてきていることから今年度は5人体制で対応している。相談件数は虐待関係のほか障害児対応も含め、幼稚園、保育所、学校関係で120件余りがあり、徐々に増えてきている。そのうち虐待関係は30件であった。また、家庭児童相談員の移動手段については、従来から個人の車で対応してきたが、県の補助を受け車両を購入し、こども課に配備をするとのことでありました。
 次に、当委員会の市政一般に関する質疑・意見では、原発対応についての学校現場での教育について、庄川小学校耐震改修に伴う学校給食方式について、中学校の14歳の挑戦について、全国学力テストの取り組み状況について、文部科学省の35人学級について、子育て新システムへの対応について、高次機能障害児の実態について、地方公務員の消防団への入団について、今年の夏の市役所の節電効果について、子ども手当法の改正についてなどの質問、意見及び要望があったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査の結果の一端を申し上げまして、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 決算特別委員長 池田守正君。
  〔決算特別委員長 池田守正君 登壇〕

◯決算特別委員長(池田守正君) 決算特別委員会の審査結果について、御報告を申し上げます。
 去る9月13日、今9月定例会本会議において、平成22年度砺波市の各会計決算を審査するため、決算特別委員会が設置されたところであります。
 翌9月14日に、認定第1号から認定第9号まで、平成22年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件が当特別委員会に付託となりましたので、これを審査するため、当日直ちに委員会を開会いたしたのであります。
 まず、正・副委員長を互選の後、議案について審議した結果、付託議案9件につきましては、閉会中に継続して審査することに決したのであります。
 なお、日程につきましては、9月27日から30日の4日間にわたり審査を行うことといたしました。
 以上、まことに簡単でありますが、決算特別委員会の御報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) それでは、議案第41号 砺波市国民健康保険直営診療所設置条例の廃止等について、反対の討論を行います。
 過去において、当時の時代背景のもとで、市内各地区にいた医師に譲渡をされてきた診療所、あるいは、栴檀山地区においては、いっとき医師設置条例だけが残るという状態もあったようでありますが、僻地医療で手当をされるなど、それぞれの経過があったものと理解をしています。今、太田の診療所だけが最後に残っていると見るよりも、今求められている地域医療との関係では、太田の診療所を第一歩と見るべきではないかと思うものであります。
 50年以上にわたる太田の診療所について、今議会に設置条例の廃止が提案をされ、市直営から切り離すということは、地域と納得性の築き方においても、大変拙速であり問題があると考えるものであります。
 この間の経緯をめぐって市当局は、法に反してはいないと強弁するのでありますが、少なくとも行政財産である太田診療所の土地及び建物、あるいは診療器具までをも目的外使用として使用を許可し、昨年の4月以来、行政財産を民間に無償で使わせてきたことについては、明らかに法に反していると言わざるを得ません。
 実際に行われていることが診療行為であれ、あるいは売店等であれ、適正な賃料、あるいは使用料が課せられるべきものであります。そのため、無償使用が継続するのは好ましくないとの指摘を受け、設置条例を今議会で廃止をしてつじつまを合わせるなどというのは、行政のやり方としては許されないしわざではないでしょうか。
 民間に担当させるにしても、委託、あるいは指定管理などの手法もあり得るということは当局も認めているところでありますが、民間が行政とは独立してやりたいというので、いわゆる丸投げにしたということでありますから、法にも基づかず、民間の言いなりになったというとんでもないことではありませんか。
 診療の継続という名の前のもとに、どんなようなやり方であっても許されるなどということはありません。市長は公共福祉の増進のためにも、法及び条例を守るという遵法精神を大切にすべきだと考えます。
 以上、今回の砺波市国民健康保険直営診療所設置条例の廃止等については、道理がとおらず納得できないものであり、このまま条例を廃止すべきではないと再度強調し討論とします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより採決をいたします。
 まず、議案第41号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第36号から議案第40号、議案第42号から議案第45号及び報告第12号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決または承認であります。以上の案件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決または承認されました。
 次に、認定第1号から認定第9号まで、平成22年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件についてを採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する委員長の報告は閉会中の継続審査とするものであります。以上の案件は委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。

                  日程第2
           免税軽油制度の継続を求める請願外2件

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第2 免税軽油制度の継続を求める請願外2件を議題といたします。
 請願に対する各委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号7番 「免税軽油制度の継続を求める請願」について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号7番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号7番 「免税軽油制度の継続を求める請願」に対する委員長の報告は採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり採択とすることに決しました。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号8番 「高齢者医療制度についての厚生労働省案に反対し、高齢者が安心して医療を受けられる制度を求める請願」について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 受理番号8 「高齢者医療制度についての厚生労働省案に反対し、高齢者が安心して医療を受けられる制度を求める請願」について賛成の討論を行います。
 現在の後期高齢者医療制度というのは、本当にひどい制度であります。高齢になれば病院に行く回数が増えるということは当然であります。現在の制度のメリットは負担区分を明らかにしたこととの意見もありますが、医療費のうち1割は自己負担、あとの9割のうち半分は国と自治体、4割は現役世代、そして1割を高齢者自身が保険料として出しているものであります。ということは、病院に行く人が増えれば、その分保険料を多く集めなければいけないということであり、そもそもの仕組みとして保険料がどんどん上がっていくという制度であり、一体どこがメリットであるのか、私には理解ができないところであります。
 そもそも、病気になりがちな高齢者の医療については、長年の社会貢献にふさわしく、国と企業が十分な財政負担を行い、高齢者が安心して医療を受けられるようにする必要があると思うのであります。高齢者が安心して医療を受けられる制度を求めることは、まさに多くの皆さんの当然の願いでありましょう。
 請願者は、この間のすぐに今の制度をやめろとか、そういう乱暴なことではなく、今回の請願は、今後、安心して医療を受けられる、そういう制度を求めるために、今、厚生労働省が提案している案が認められないという立場から、よい制度を求めるというこの意図を酌んで、ぜひ砺波の議会としても、市民の思いを国に伝え、意見すべきであると考えるのであります。ぜひ、この請願を採択していただきますようお願いをし、討論とします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号8番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号8番 「高齢者医療制度についての厚生労働省案に反対し、高齢者が安心して医療を受けられる制度を求める請願」に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号9番 「国家公務員の給与削減法案の撤回を求める請願」について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 受理番号9 「国家公務員の給与削減法案の撤回を求める請願」について賛成の討論を行います。
 6月3日に強行された国家公務員給与削減法案の閣議決定、これは人事院勧告制度に基づかない史上初めての賃下げであり、人事院の役割までをも否定する憲法違反の暴挙であります。
 第2に、震災復興財源の確保が賃下げの理由として挙げられていますが、こうしたやり方が許されるのであれば、震災復興の名による庶民大増税など、道理のない国民負担増にも道が開かれかねないということであります。
 第3に、被災地の住民生活の再建、そして傷んだ日本経済の立て直しのためには内需の拡大こそが求められているのであります。労働者の賃金というのは内需のかなめであり、そうした観点からも、今回の賃下げ法案は愚策、愚かな策として批判をされなければならないと考えます。
 政府は今回の賃下げを国家公務員に限った措置としていますが、実際には既に多くの自治体首長がこれに準じた賃下げの意向を表明してもいます。また、民間労働者の賃金などへの波及も広範囲に及び、賃下げの悪循環にますます拍車がかかることが容易に想像できるのであります。
 20年間、公務員の平均賃金は上がったが民間の賃金は横ばいとか、国際競争力のためといった意見もありますが、20年間も賃金が横ばいであるということ自体がきわめて異常なことであり、公務員の賃金を引き下げれば国際競争力がつくというような、そうした理屈は全く理解ができないものであります。
 広くは民間の賃金、市民の生活、そして地域経済、このために今回の道理のない法案を撤回するこの請願にぜひ採択していただきますようお願いをして、討論とします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号9番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号9番 「国家公務員の給与削減法案の撤回を求める請願」に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                  日程第3
               議員提出議案第6号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第3 議員提出議案第6号 免税軽油制度の継続を求める意見書の提出についてついてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 8番 村岡修一君。
  〔8番 村岡修一君 登壇〕

◯8番(村岡修一君) 議員提出議案第6号 免税軽油制度の継続を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 免税軽油制度は、道路を走らない機械の動力源として使用する軽油について、軽油引取税1リットル当たり32円10銭を免税する制度で、船舶、鉄道、農業、林業、製造業など、幅広い事業の動力源の用途などに認められてきたものであり、平成24年3月末で廃止される状況にあります。
 本市の夢の平スキー場では、ゲレンデ整備車、降雪機などに、また、市の基幹産業である農林業では農業用機械に軽油を使用しており、この制度が廃止されれば、本市の農林業及び観光などの経済全般にはかり知れない悪影響を与えることとなります。
 よって、国においては農林水産業及び観光産業など、幅広い産業への影響をかんがみ、免税軽油制度を継続するよう強く要望するものであります。
 議員各位におかれましては今提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第6号 免税軽油制度の継続を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第6号 免税軽油制度の継続を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第4
               議員提出議案第7号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第4 議員提出議案第7号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 8番 村岡修一君。
  〔8番 村岡修一君 登壇〕

◯8番(村岡修一君) 議員提出議案第7号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 平成14年9月の小泉元首相の訪朝を契機として大きな転換点を迎えたものの、同年10月に拉致被害者5名の帰国が実現したにすぎず、それ以降、これといって進展のないまま膠着状態が続いています。もとより、拉致事件は我が国の主権及び国民の生命・安全を侵害する重大な国家犯罪であり、断じて許されるものでなく、政府の最重要課題でありますが、拉致被害者を初め、再開を待ちわびる家族は日一日と年老いており、1日も早い解決が喫緊の課題となっています。
 よって、国会及び政府におかれては、拉致問題の早期解決のため、北朝鮮による人権の侵害を世界に広く訴え国際協調を図るとともに、北朝鮮への制裁措置や圧力を強化して北朝鮮政府に拉致被害者の再調査を強く求めるなど、拉致問題の解決に全力で取り組むよう強く要望するものであります。
 議員各位におかれましては今提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 議員提出議案第7号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書について討論をさせていただきます。
 昨年12月定例会でも同趣旨の意見書の提案がありまして、そのときにも自分の立場を明らかにした上で賛成をするという討論をさせていただきましたので、同様でございます。
 拉致問題の早期解決に向けて全力で取り組むこと自体は大いに賛成であります。しかし、この意見書の文案では自公政権下においては、圧力に軸足を置いた取り組みがなされてきたから始まって、昨年12月の定例会での意見書以上に制裁措置や圧力の強化が強調されている点がどうしても気になるのであります。
 委員会の議論の中でも、その旨申し上げ、文言の修正をと言ったところでありますが、それがかないませんでしたので、12月議会と同様のことでありますが、改めて立場を明らかにして賛成をしたいと思います。
 今、国際社会の流れは冷静に話し合いを呼びかけるという流れになってきています。対話と信頼の醸成、紛争の平和解決のための枠組みを発展させることこそが大切であります。拉致はもとより、核やミサイル、そして歴史問題などの諸課題の解決を図ることこそ、そして、この枠組みを北東アジアの平和と安定の仕組みに発展させていくことこそが重要だと考えるものであります。圧力を強化するというだけでなく、対話等の努力が大切であるということを改めて表明をし、そうした対応策を含めるというものとした上で、拉致問題の早期解決を求める意見書に賛成したいと思います。
 以上、討論とします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第7号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第7号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第5
               議員提出議案第8号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第5 議員提出議案第8号 円高・デフレを克服する経済対策を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第8号 円高・デフレを克服する経済対策を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 欧州での経済危機や米国の国債格下げ問題などを原因に円高が歴史的な水準で進行しています。日本経済は円高・デフレ傾向が長期化し、東日本大震災による経済情勢の悪化も懸念されています。
 政府は2度にわたる大規模な補正予算を編成いたしましたが、景気回復に向けた好材料とはならないものでありました。また、電力需給の逼迫が長期化し、円高傾向も続くことになれば、企業が海外に生産拠点を移すことは明白であり、雇用・産業空洞化が進行することとなり、地域経済は悪化の一途をたどることとなってまいります。
 よって、国会及び政府におかれましては、日本経済全体の復興が被災地の復興につながるとの考えのもと、抜本的な円高・デフレ対策に取り組むよう強く要望するものであります。
 議員各位におかれましては今提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第8号 円高・デフレを克服する経済対策を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第8号 円高・デフレを克服する経済対策を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第6
               議員提出議案第9号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第6 議員提出議案第9号 「子ども・子育て新システム」の撤回を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第9号 「子ども・子育て新システム」の撤回を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 政府は7月29日の少子化社会対策会議において、子ども・子育て新システムに関する中間取りまとめを決定し、平成23年度中に必要な法整備の措置を講ずることとされている税制抜本改革とともに、早急に所要の法律案を国会に提出するとの方針を示しました。
 新システムの導入は、保育現場に市場原理が持ち込まれることとなり、国の責任で福祉として行われてきた保育制度の根幹が大きく揺らぐ恐れがあります。また、新システム導入に必要な約1兆円の財源問題は明確になっておらず、現状では新システム導入はきわめて不透明な情勢となっています。
 このままでは、平成24年度からの保育施策がどのような方向になっていくのか明確でなく、保育現場での無用な混乱や不安に拍車がかかることとなります。
 よって、政府及び国会においては、だれもが安心して利用できる保育制度を維持、拡充されることを強く要望するものであります。
 議員各位におかれましては今提案の趣旨を理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第9号 「子ども・子育て新システム」の撤回を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第9号 「子ども・子育て新システム」の撤回を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第7
               議員提出議案第10号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第7 議員提出議案第10号 農地・水保全管理支払交付金の継続を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第10号 農地・水保全管理支払交付金の継続を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 農村では過疎化、高齢化や都市住民との混住化の進行等に伴って集落機能が低下し、農地・農業用水等の適切な保全・管理が年々困難になってきています。また、本市の農業水利施設は、昭和30年代から昭和40年代にかけて整備されたものが多く、近年老朽化が顕著に進んでいます。
 こうした中、本市では農地・水保全管理支払交付金を活用して、用排水路等の施設の日常管理や補修・更新を行っており、これらの活動は農村に広く定着するとともに、地域の農業継続にとっても不可欠なものとなっています。
 加えて、農地・水保全管理支払交付金による地域活動の推進は、農業の振興のみならず、農村地域の活性化、耕作放棄地の解消、農村景観の保全、溢水被害の発生防止、食料の安定供給、混住化社会の融和など、市民生活の向上や安全の確保にも大きな役割を果たしています。
 よって、国会並びに政府におかれましては、今後とも農地・水保全管理支払交付金にかかわる予算を確保し、継続して事業を実施されるよう強く要望するものであります。
 議員各位におかれましては今提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第10号 農地・水保全管理支払交付金の継続を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第10号 農地・水保全管理支払交付金の継続を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第8
               議員の派遣について

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第8 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、派遣する議員については、お手元にお配りいたしました議員の派遣についてのとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣についての配付文書のとおり議員を派遣することに決しました。

                  日程第9
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第9 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中継続審査の申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

            追加日程第10及び追加日程第11

◯議長(稲垣 修君) 次に、お諮りいたします。
 本日、市長から、議案第46号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第47号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、2議案が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第10及び追加日程第11として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号及び議案第47号を日程に追加し、議案とすることに決定いたしました。

             議案第46号及び議案第47号

◯議長(稲垣 修君) これより、追加日程第10、議案第46号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて及び追加日程第11、議案第47号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上2議案については関連がありますので一括して議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 各議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) ただいま追加提案いたしました、議案第46号及び議案第47号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明申し上げます。
 議案第46号につきましては、現人権擁護委員の宮本丈士氏の任期が平成23年12月31日をもって満了となりますので、後任の人権擁護委員の候補者として仲村昭子氏を推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 また、議案第47号につきましては、現人権擁護委員の鈴木誠一氏の任期が同じく平成23年12月31日をもって満了となるため、引き続き、同氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願いを申し上げます。
 以上であります。

◯議長(稲垣 修君) お諮りいたします。各議案については、事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、各議案は、この際直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、採決をいたします。
 まず、議案第46号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第46号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、仲村昭子氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、仲村昭子氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第47号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第47号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、鈴木誠一氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第47号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、鈴木誠一氏を適任とすることに決しました。

◯議長(稲垣 修君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

                閉会のあいさつ

◯議長(稲垣 修君) 市長からごあいさつがございます。
 上田市長。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) 9月砺波市議会定例会の閉会に当たり、ごあいさつを申し上げます。
 今定例会に提案いたしました、一般会計補正予算を初め当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ可決、承認をいただきまことにありがとうございました。
 また、平成22年度の砺波市一般会計を初め各会計につきましては、今後、決算委員会において審査されることとなりますが、何とぞ認定を賜りますようお願いを申し上げます。
 なお、本議会では議員各位から多くの御意見並びに御指摘を賜りました。今後、十分に配慮しながら市政の運営に努めてまいりたいと考えております。
 さて、野田新政権が発足して半月余りが経過いたしましたが、震災復興、急激な円高や景気・雇用対策、原発・エネルギー対策など喫緊の課題が山積をしており、迅速な取り組みが求められています。いずれの課題も困難なものばかりとは思いますが、大いに指導力を発揮されて、1日も早い震災からの復興と経済の回復を期待するものであります。
 また、台風や豪雨による災害が全国各地で発生しておりますが、当市においてもいつ何どき被害に遭わないとも限りません。今後ともより一層、安全・安心のまちづくりを進めるとともに、市民各位に対する防災の意識の啓発にも努めてまいりたいと考えております。
 なお、私は引き続き市民本位の姿勢を基本に、市長会を通して地方の声をしっかりと政府与党に伝え、市民福祉の向上に努めてまいりますので、何とぞ御理解と御支援、そして御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 終わりに、議員各位、そして、報道関係の皆様方に御礼を申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。大変ありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告

◯議長(稲垣 修君) これをもちまして、平成23年9月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 大変、御苦労さまでございました。

 午後 3時19分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

平成    年    月    日

   議  長   稲 垣   修

   署名議員   川 辺 一 彦

   署名議員   山 本 善 郎

   署名議員   島 崎 清 孝