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令和2年11月 本会議 定例会(第2号) 議事日程・名簿

         令和2年11月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
   第1 市政一般に対する質問、並びに議案第85号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第7号)から議案第91号 砺波市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について、議案第93号 砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてから議案第99号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について、及び報告第5号 専決処分の報告について
      (代表質問、一般質問)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   12月7日  午前10時00分  開議
   12月7日  午後 3時54分  閉議

1.出席議員(18名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  13番 大 楠 匡 子 君    14番 今 藤 久 之 君
  15番 稲 垣   修 君    16番 嶋 村 信 之 君
  17番 林   忠 男 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 坪 田 俊 明 君    財政課長 森 田   功 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 堀 池 純 一 君

                   教育委員会
 教 育 長 山 本 仁 史 君    事務局長 構   富士雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和2年11月 総務文教常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前11時00分 開会

(11月定例会付託案件の審査)
○有若委員長 ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
 これより、議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 発言される方は挙手の上、委員長の許可を得てお願いをいたします。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 堺委員。
○堺委員 この条例は人事院勧告に基づきまして、期末手当の支給月数を年間0.05月引き下げるものです。職員の皆さんには、公務員給与は民間準拠であることを御理解いただき、市民福祉の増進のために誠実かつ公正に職務を執行していただきたいと思います。
 なお、理事者の皆さんには、法令等を遵守するとともに勤務時間管理を徹底していただきたい。
 以上でございます。
 部長、答弁をお願いしたいんですけど、よろしくお願いいたします。
○有若委員長 畑企画総務部長。
○畑企画総務部長 今回の給与条例等の改正につきましては、御発言のとおり、人事院勧告に基づくものでありまして、しっかりと対応してまいりたいというふうに思っております。また、当然、執務につきましても、法令等、準拠をしっかりしながら適切に対応してまいりたいと、そのように思っております。また併せまして、勤務時間につきましても大切なことでございますので、これまでも委員会等でも御説明しておりますとおり、しっかりと管理、把握をしてまいりたいと思っております。
 以上であります。
○有若委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、付託議案に対する質疑を終結いたします。
 これより、付託議案を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手全員であります。
 よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で総務文教常任委員会の審査を終了いたします。
 市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆さんはしばらくお待ちください。

○有若委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成につきましては、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定をさせていただきます。
 以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでございました。

 午前11時03分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   有 若   隆



令和2年11月 総務文教常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            総務文教常任委員会

1.会議に付した事件
  ・11月定例会付託案件の審査

1.開会及び閉会の日時
   11月30日  午前11時00分  開会
   11月30日  午前11時03分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 有 若   隆     副委員長 稲 垣   修
   委員 大 楠 匡 子     委  員 川 岸   勇
   委員 堺   武 夫     委  員 開 田 哲 弘

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 山 本 善 郎

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 企画総務              企画総務部次長
 部  長 畑     進      総務課長 坪 田 俊 明

1.職務のため出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和2年11月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年11月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。

                日程第1
             会議録署名議員の指名
○議長(山本善郎君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
 17番 林   忠 男 君
 18番 山 森 文 夫 君
  1番 開 田 哲 弘 君
を指名いたします。

                日程第2
              会期の決定について
○議長(山本善郎君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本11月定例会の会期は、本日から12月15日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から12月15日までの16日間と決定いたしました。

                日程第3
       議案第79号及び認定第1号から認定第8号まで
○議長(山本善郎君) 次に、日程第3 議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定についてを議題といたします。

            (特別委員会の審査報告)
○議長(山本善郎君) 去る8月市議会定例会において、決算特別委員会に付託をいたし閉会中の継続審査となっておりました、砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、一般会計及び各特別会計並びに各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
 決算特別委員会委員長 島崎清孝君。
 〔決算特別委員長 島崎清孝君 登壇〕
○決算特別委員長(島崎清孝君) それでは、決算特別委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 去る9月8日開催の8月定例会本会議におきまして、当特別委員会に付託されました、議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件につきましては、慎重に審査を行うべく「閉会中の継続審査」となっていたのであります。
 このため、9月17日、18日、23日、24日の4日間にわたって委員会を開催し、議案第79号及び令和元年度の各会計決算について審査を行いました。
 また、審査に当たりましては、監査委員から各会計決算についての審査所見の後、当局から詳細な決算内容の説明を受けるとともに、関係諸帳簿及び証拠書類等の提示を求め、予算執行の適否等について審査を行いました。
 その結果、議案第79号については、「全会一致」で、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 また、各会計決算については法令並びに議決に基づき適正に執行されており、所期の事業を計画的に遂行されるとともに、行政効果も上げられているものと認め、当委員会に付託されました認定第1号から認定第8号までによる各会計決算については、「全会一致」で、それぞれ原案のとおり「認定」すべきものと決したのであります。
 以下、審査の過程における各委員からの主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、市税のクレジットカード納付・コンビニ収納等について、導入の経緯と効果及びコンビニ収納等の納付手数料についてただしたところ、納税環境向上の一環として全国的にコンビニ収納が進んでおり、本市においても昨年からシステム改修を行い、令和2年4月からコンビニ収納及びスマホ決済を導入している。各納付手数料については、平成28年度から導入しているクレジットカード納付は1件当たり50円。一方、コンビニ収納及びスマホ決済では1件当たり59円と口座振替の1件当たり10円の手数料よりも高いが、コンビニ収納はこれまで納付できなかった方が24時間いつでも納付できる。また、スマホ決済は自宅でも納付できることから、必要経費はかかるが、それ以上の効果が出ているものと認識しているとのことでありました。
 次に、高齢者入浴施設利用券の配付に対する使用率及びこの事業の評価についてただしたところ、75歳以上の対象者は6,735人であり、入浴券引換数は3,172人で約47%。そのうち利用者は2,295人、約72%であり、外出支援の一環として入浴を位置づけている。入浴券は継続されていくもので、外出支援という意味で外に出るという意識づけを考えていきたいとのことでありました。
 次に、庄川開発株式会社における借入金の返済計画についてただしたところ、令和元年度の返済額は1,700万円で、残りは2億800万円であり、資金計画に基づき着実に返済されるよう指導している。現在、市内の金融機関へ1,000万円ずつ返済しており、3年から4年で完了する予定であり、この間、砺波市へは1,500万円ずつ返済する計画となっている。
 なお、金融機関への返済完了後は市に対し毎年2,500万円を均等に返済する計画で、令和11年度に完了する予定としており、無利子で貸付けしているとのことでありました。
 次に、多面的機能支払交付金事業や中山間地域等直接支払交付金事業の集落数及び事務手続の簡素化についてただしたところ、多面的機能支払交付金事業については、令和元年度は微増であるが、令和2年度はさらに12組織増え、現在102の組織で活動されている。中山間地域等直接支払交付金事業については19組織で取り組んでおり、増減は一昨年前から変更がない。また、事務手続については以前から煩雑であると聞いており、その都度、国、県に要望し、少しずつではあるが事務が簡素化している。今後とも事務局が取り組みやすいように力強く要望していくとのことでありました。
 次に、景観まちづくり事業に対する参加団体の現状についてただしたところ、8団体と少なく伸び悩んでいる状況である。そこで、令和2年度から地区要件を見直し、この補助金を活用し散居景観を守ってほしいと考えている。平成29年度は7団体で、平成30年度から8団体となっている。令和2年度は、先日、事業説明会を実施したところ、昨年度より多くの団体に来ていただいたところであり、できるだけ団体数を増やせないか検討しているとのことでありました。
 次に、下水道普及率の向上に向けた未接続者に対する対策についてただしたところ、協議会をつくってもらい下水道への接続依頼をしている。3年以内の接続には補助金を支払うという政策を取っており、未接続者には早めに接続してもらうよう案内をしている。接続依頼は年1回実施しているが、年に何回も依頼すれば接続されるものでもなく、水洗化は一大事業であり、高齢者のみの世帯など、いろいろな問題はあるが、早期接続に向け今後検討していくとのことでありました。
 次に、市立砺波総合病院の未収金対策についてただしたところ、令和元年度から収納体制を強化して2人体制とし、未納者に対して早期にコンタクトを取り、現年度分の発生を抑えるような対策を取っている。入院患者の場合は退院日に支払いを、また、土日に退院された方には郵送や再診日に支払いを依頼し、早めに納付していただけるようにしている。未納の方が病院を受診されたら、担当者が外来事務と連携を取りながら、納付を督促したり、納付誓約書を徴収するなどし定期的に納付していただいている。
 医業未収金では、市税のように国税徴収法に基づく預金口座の調査や職員による強制的な徴収はできないので、裁判所による支払督促制度を活用して、今後、該当する方に対し積極的に取り組んでいくとのことでありました。
 次に、霊苑事業会計を特別会計で実施することの意義についてただしたところ、特別会計とする意義については、特定の方が使用するための歳出に対する歳入と明確にするため、特別会計で経理をしたほうが分かりやすいのではないかとの趣旨であった。また、このことについては、以前にも特別会計にて行う必要性について監査委員からも指摘を受けていたようであるが、その際も使用者が特定される歳出に対して、決まったところからのみの収入であること、未使用区画があることなどから特別会計とするとした経緯もある。このようなことから、ここしばらく特別会計で経理していきたいとのことでありました。
 このほかにも、地方公会計制度の運用について、地籍調査の進捗状況について、市債の償還について、婚活支援事業の成果について、市税の滞納者に対する徴収対策について、城端線・氷見線におけるLRT化等について、TSTケーブルテレビ放送について、受付窓口用タブレット端末の活用について、生活保護返還金の収入未済額について、国保会計の今後の見込みとジェネリック薬品の使用について、砺波市社会福祉協議会補助金の内容について、防犯灯のLED化推進について、地下水位の変動について、民間バス事業運行補助費について、通行量実態調査の内容と活用について、首都圏プロモーション事業の実施効果について、プレミアム付商品券の対象者と使用率について、高等職業訓練校補助金の内容について、豪雨時における水門操作について、下水道事業資本費平準化債償還額について、出町の大ケヤキ樹勢回復土壌改良工事について、奨学資金貸付事業の未収金対策について、スクールバスの運行費について、郷土芸能伝承指導者育成事業について、砺波まなび交流館における講座開設の基本的な考えについて、金融対策費、中小企業制度資金預託金についてなどの意見、要望があったところであります。
 以上、令和元年度の各会計決算等につきまして、審査結果とその概要を申し上げ、決算特別委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 以上をもって、委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 討論なしと認めます。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより、議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 令和元年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 令和元年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 令和元年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 令和元年度砺波市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 令和元年度砺波市水道事業会計決算認定について、認定第7号 令和元年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について、認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定について、以上の案件に対する委員長の報告は、原案のとおり「可決」または「認定」すべきであるとするものであります。以上の案件は、委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、委員長報告のとおり可決または認定することに決しました。

                日程第4
       議案第85号から議案第99号まで及び報告第5号
○議長(山本善郎君) 次に、日程第4 議案第85号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第7号)から議案第99号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について、及び報告第5号 専決処分の報告についてを議題といたします。

             (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。
 令和2年11月砺波市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました令和2年度一般会計補正予算案をはじめとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆さんの御理解と御協力をお願いしたいと存じます。
 初めに、一言申し上げます。
 去る11月15日執行の砺波市長選挙におきまして、皆様の温かい御支援を賜り、無投票により再び当選の栄に浴し、引き続き3期目の市政を担わせていただくことになりました。誠に光栄であり、改めてその重責を痛感し身の引き締まる思いでございます。
 今回、多くの市民の皆さんからお寄せいただきました信頼と期待にお応えするため、これまで先人の方々の御尽力や市民各位のたゆまぬ御努力によって築かれてきた、このすばらしい砺波市のさらなる発展と市民の幸せ、そして「選ばれるまち砺波」を目指し、職員と共に一丸となって、「目は星に足は大地に」、つまり、「高い志を持って将来を見据え、地に足をつけて着実に」、誠心誠意、全力で施策の実現に取り組んでまいります。
 近年の全国的な人口減少社会の中、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、砺波市におきましても、今後一段と厳しい行財政運営が予想されます。ウィズコロナ・アフターコロナ時代の新たな課題や難局に対しても、前途は多難でありますが、引き続き「第2次砺波市総合計画」に掲げました「10WAVEプロジェクト」を柱に、市民の皆さんが将来に希望の持てる、活力ある砺波市の実現に向け、市民ニーズを的確に把握し、現在進めております地方創生関連事業や人口減少対策をはじめとする多様な取組を切れ目なく進めてまいります。
 何とぞ議員各位をはじめ市民の皆さんには、今後とも一層の御理解と力強い御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げます。
 それでは、まず、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
 去る11月22日に、本市におきまして、新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されたところであり、直ちに同日と翌23日に「砺波市新型コロナウイルス感染症対策本部本部員会議」を開催し、本市の対応や感染防止対策などを関係機関と協議し、情報共有を図ったところであります。
 市民の皆さんには、改めて「3つの密」及び感染リスクが高まります「5つの場面」の回避やマスクの着用など、一人一人が基本的な感染防止対策を継続、徹底し、また、感染者が多く発生している地域との往来につきましては、慎重に判断していただきますよう改めてお願いを申し上げます。
 なお、昼夜問わず新型コロナウイルス感染症対応に携わる医療機関などの皆さんには深く感謝申し上げますとともに、市民の皆さんには、感染者やその御家族、医療従事者などへの誹謗中傷、差別、偏見など、人権を侵害するようなことがないよう併せてお願いするものであります。
 本市といたしましても、引き続き新型コロナウイルス感染症対策のための諸施策に切れ目なく取り組んでいくこととしており、今回の補正予算では、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者及び基礎疾患を有する方のPCR検査費用の助成や、今後有効なワクチン供給が開始された場合に速やかに接種できる体制を整備するための費用の追加を提案するものであります。
 また、新型コロナウイルス感染防止対策強化のため、市立砺波総合病院敷地内の情報支援棟に設置する「発熱外来」につきましては、改修工事の準備を進めており、早期の受入体制整備に努めてまいります。
 次に、新年度の予算編成方針について申し上げます。
 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症対策及びその影響による市民生活や地域経済の回復を最優先課題としながら、「第2次砺波市総合計画」に沿って、引き続き、事業の選択と集中をより一層進め、財政の健全化と着実な事業展開を図ることとしております。
 中でも、「10WAVEプロジェクト」につきましては、予算を重点的に配分し、その波及効果を確かなものにしたいと考えております。
 また、ウィズコロナ時代に対応すべく施策の優先順位をゼロベースで見直し、既存の事業の在り方を「新しい生活様式」に適応させるなど、必要な対応を行うこととしております。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、第2次砺波市総合計画につきましては、令和4年度から始まる「後期計画」の策定に当たり、過日、市内在住者や過去3年の間に本市から転出された方を対象とした「まちづくりに関するアンケート調査」を実施いたしました。今後は、この調査によって得られたデータ等を分析するとともに、市民の皆さんの御意見・御提案も反映した「後期計画」の策定を進めてまいります。
 また、関連して「男女共同参画に関するアンケート調査」を併せて実施したところであり、「第4次砺波市男女共同参画推進計画」の令和3年度策定に向けた準備を進めてまいります。
 次に、公共交通の充実について申し上げます。
 城端線・氷見線LRT化につきましては、過日、LRT化の需要予測を調査するため、県が事務局を務める「城端線・氷見線LRT化検討会」において、沿線住民を対象とした移動実態及び利用意向に関するアンケート調査を実施したところであり、今後は、この調査結果を踏まえ、検討を進めていくこととなります。
 次に、防災対策について申し上げます。
 去る9月27日に、種田、東山見、青島及び雄神の4地区におきまして新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した「砺波市総合防災訓練」を、約300人の皆さんの参加の下、実施いたしました。
 今回の訓練を通じまして、改めてコロナ禍における災害対応の難しさを関係者共々痛感したところであり、今後は、この訓練で得られました課題などを整理し、関係機関とも情報共有を図りながら、さらなる地域防災体制の強化に取り組んでまいります。
 次に、行政手続における押印の見直しにつきましては、市民の負担を軽減し、また、行政サービスの効率的・効果的な提供、さらには、デジタル化推進及び行政改革の観点から、対象とする手続を洗い出し、慣例的に求めてまいりました押印につきましては、原則廃止とする方針の下、抜本的な見直し作業を進めてまいりました。その結果、市に対しての提出書類などのうち、条例に規定のないものなど279件につきまして、明日12月1日から押印を廃止することといたします。
 また、例規において押印を求めている書類につきましては、できるだけ早期に改正手続を行い、法令等により押印が義務づけられているものにつきましても、法改正等条件が整い次第、順次見直しを進めてまいります。
 次に、地域福祉及び高齢者福祉の充実について申し上げます。
 「第3次砺波市地域福祉計画」、「第3次砺波市障がい者福祉計画」、「第6期砺波市障がい福祉計画」及び「第8期高齢者保健福祉計画」につきましては、学識経験者や関係機関、公募委員等で構成する各策定委員会を順次開催し、御意見をいただいたところであり、今年度中の策定に向けて引き続き、関係する砺波市社会福祉協議会や砺波地方介護保険組合と調整を図りながら進めてまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 出産や育児などを機に仕事を離れた女性の再就職を支援するため、去る9月18日に「ママの再就職応援セミナー」を開催いたしました。今年度は、市内の「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定、いわゆるくるみん認定を受けられました企業の方を講師としてお招きし、企業の子育て支援の取組などを紹介していただきました。また、併せて保育所等の入園申込説明会をこども課と連携し開催するなど、少しでも就職に結びつくように努めたところであります。
 また、企業誘致対策事業につきましては、スマートインター周辺の下中条地内を本市の産業最適地として、地元の皆さんにも御理解をいただいたことから、基本計画の策定や現地測量を進めているところであります。引き続き、地元の皆さんと協議を行いながら、工業団地の造成に向け着実な進捗に努めるとともに、積極的な企業誘致活動にも取り組んでまいります。
 次に、観光の推進について申し上げます。
 「砺波市農商工連携推進協議会」と連携し、去る9月20日から22日までイオンモールとなみで開催いたしました「となみのめぐみフェア」において、「となみブランド」認定品目の紹介や販売を行い、認知度向上に努めたところであります。
 また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、観光イベントの多くが中止となりましたが、明日12月1日に開幕を迎えます「チューリップ公園KIRAKIRAミッション2020」につきましては、国や県のガイドラインに基づき、会場内でのマスクの着用をはじめ、人と人との距離の確保や接触確認アプリのインストールを促すなど、十分な感染防止対策を講じて実施いたします。
 会場内には、新スポットとして、今年度完成いたしましたチューリップスカイウォークのスロープを宇宙まで続く線路に見立て、列車が未来へと向かうイメージと重ね合わせてチューリップフェアの未来を表現するほか、チューリップタワー内部では、過去のチューリップフェアの映像を放映し、来年70回の節目を迎えます「2021となみチューリップフェア」のテーマであります「受け継ぐ想い70回 そして未来へ」へのかけ橋となるよう趣向を凝らしており、多くの方々の御来場を期待しているところであります。
 なお、準備に当たりましては、ボランティアとして、樹木の剪定作業から飾りつけに至るまで、例年以上に多くの市民や企業、団体の皆さんに御協力をいただきましたことに、改めて感謝を申し上げます。
 次に、農業の振興について申し上げます。
 主要作物である水稲の富山県における作況指数は、103の「やや良」と発表されたところであり、また、11月18日現在のとなみ野農業協同組合管内の1等米比率は、長雨等の影響があったものの、昨年に比べ6ポイント高い90%となっております。このことは、農家の皆さんの適切な管理や関係機関の指導の成果であり、今後も関係機関と連携し品質向上に努めてまいります。
 次に、特産のタマネギにつきましては、生産者の適正な管理等により秀品率や製品単価が向上したことから、過去最高の5億円を超える販売額となったところであります。一方で、来年産の作付面積につきましては、生産者の人手不足等の影響により、本年産より約10ヘクタール減少し約110ヘクタールとなりましたが、引き続き、関係機関による適切な栽培指導と生産農家による徹底した管理により、高品質なタマネギ生産の確立に努めてまいります。
 また、チューリップ球根のネット栽培につきましては、10月中旬から約3ヘクタールの圃場で実証試験が行われ、実用化に向けたデータ収集が行われており、今後も関係機関と連携し、普及に向けた取組を支援してまいります。
 次に、農地林務関係について申し上げます。
 10月から受付を開始いたしました「剪定枝戸別回収実証実験」につきましては、20件の申込みがあり、引き続き周知に努め、高齢者世帯への屋敷林管理の負担軽減を図るとともに、次の段階に向けた課題を検証してまいります。
 次に、土木関係について申し上げます。
 市道改良事業につきましては、県が施工する若林口用水路改修工事に併せて市道駅南線及び本町山王町線の道路改良事業を進めるため、測量設計業務に着手したところであり、今後は、地元や関係機関と調整を図りながら、道路交通の安全対策に取り組んでまいります。
 次に、今年度の「道路除雪実施計画」につきましては、市道の車道実延長の約85%に当たる639キロメートルと歩道の約83%に当たる96キロメートルを対象としており、各地区除雪委員会等と連携しながら、冬期間における安全・安心な生活道路の確保に努めてまいります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 新チューリップタワーの建設工事につきましては、順調に進捗し、おおむね年内に外観が整う見込みであり、来春の第70回記念フェアにおいて新旧のツインタワーを披露できるよう準備を進めております。
 次に、都市基盤の整備につきましては、去る10月7日に県から「砺波市出町東部第3土地区画整理組合」の設立が認可され、10月31日に設立総会が開催されました。現在は、仮換地指定に向けての作業が進められており、今後とも必要な支援を行ってまいります。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 出町、鷹栖及び林地区において、年内に予定しておりました枝線管渠工事が完了したことから、「地区下水道事業推進協議会」と連携し、速やかに接続いただくよう努めてまいります。
 また、「下水道整備基本計画」につきましては、未整備地域の皆さんの意見等を踏まえ、下水道または合併処理浄化槽により、早期に汚水処理が進むよう計画の変更を行ったところであり、今後は関係地区の皆さんへ周知をしてまいります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 去る11月11日に「市立砺波総合病院経営改善委員会」を開催し、医療機能指標等の検証を行うとともに、「病院新改革プラン」に基づく経営改善に向けた取組等について御意見をいただいたところであり、今後は、その内容を踏まえ、より一層の健全経営に努めてまいります。
 次に、子育て支援について申し上げます。
 「出町小学校区放課後児童クラブ増築改修工事」につきましては、去る11月20日に竣工したところであり、第2教室としての放課後の活動が始まっております。
 また、保育所などの再編につきましては、令和5年4月の開設を目指し、民間活力を活用した庄川地域における認定こども園の整備に向けて取組を進めてまいります。
 次に、文化芸術の推進について申し上げます。
 「増山城跡」につきましては、平成21年の国史跡に指定されて以来、地元と協力しながら保存活用を図ってまいりましたが、このたび、未指定箇所の土地所有者との協議が調ったことから、国の文化審議会において11月20日付で追加指定が答申されたところであります。
 次に、生涯スポーツの推進について申し上げます。
 コロナ禍でスポーツイベントが自粛される中、去る10月11日に感染拡大防止のガイドラインに沿って「第14回となみ庄川水辺ウオーク」を開催いたしましたところ、秋晴れの下、市内外から昨年より約100人多い335人が参加され、多くの皆さんにウオーキングを楽しんでいただきました。
 次に、新砺波図書館につきましては、去る11月1日に新たな文化交流の拠点として開館いたしました。特徴的な大屋根は、新たなランドマークの誕生を市民の皆さんに印象づけるとともに、広いワンフロアの館内から見上げる木のぬくもりを感じる天井は、見る場所によっていろいろな表情を見せることも話題となり、市内外から1か月でおよそ2万8,000人の方が来館されました。これは、旧砺波図書館の1日当たりの平均入館者数の約2.5倍となるものであります。
 また、1日当たりの貸出冊数は1,200冊に上り、約1.8倍となりましたが、ICタグを利用した新システムの導入により、滞ることなく迅速な貸出しを行っております。
 加えて、親子での来館の多さが特徴的であり、オープンで広く親しみやすくなった「おはなしのへや」では、母親と子の読み聞かせの姿はもちろん、以前は珍しかった父親と子の姿もよく見られるところであります。
 今後は、基本理念に掲げました「学びをつなぐ図書館」として市民の皆さんに愛されるとともに、本市の魅力発信の新たな拠点となるよう努めてまいります。
 それではこれより、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第85号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第7号)につきましては、歳入歳出それぞれ8,471万7,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ286億8,271万2,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  地域医療推進事業費       1,813万2,000円
  出町東部第3土地区画整理事業費      2,300万円
  消防施設管理費              6,650万円
などであり、そのほか当面必要となってまいりました、やむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出予算に対する財源の主なものは、
  国庫支出金           1,903万8,000円
  市債                   6,640万円
であります。
 また、繰越明許費につきましては、電算システム改修及び非常備消防設備工事が今年度内に完了しない見込みであるため、やむを得ず翌年度に繰り越すものであり、債務負担行為の補正につきましては、令和3年度の施設保守管理業務委託などについて追加するものであります。
 次に、議案第86号 令和2年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、税制改正に伴う電算システム改修について必要額を補正するものであります。また、繰越明許費につきましては、電算システム改修が今年度内に完了しない見込みであるため、やむを得ず翌年度に繰り越すものであり、債務負担行為につきましては、令和3年度の電算保守管理等業務委託について設定するものであります。
 次に、議案第87号 令和2年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、税制改正に伴う電算システム改修について必要額を補正するとともに、令和3年度の電算保守管理業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第88号 令和2年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第89号 令和2年度砺波市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、令和3年度の施設保守管理等業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第90号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第4号)につきましては、マイナンバーカードによる健康保険証オンライン資格確認システムの導入及びPCR検査委託の増加について必要額を補正するとともに、令和3年度の医療器械等賃借及び施設保守管理等業務委託について債務負担行為を追加するものであります。
 次に、予算関係以外の議案について御説明いたします。
 まず、議案第91号につきましては、市行政の高度化及び専門化の進展に伴い、専門的な知識経験または優れた見識を有する者等の採用を円滑に行うため、砺波市一般職の任期付職員の採用等に関する条例を制定するものであります。
 次に、議案第92号につきましては、国の人事院勧告等による給料表及び諸手当の改正に準じ、砺波市職員の給与に関する条例等について一部改正を行うものであります。
 次に、議案第93号につきましては、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、発熱外来等を整備することに伴い、一般病床数を減ずるため、砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第94号につきましては、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第25条の地方公共団体等を定める省令の一部を改正する省令の施行に伴い、砺波市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に基づく促進区域内の固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第95号から議案第99号につきましては、それぞれ、高岡市、射水市、氷見市、小矢部市、南砺市との、とやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約を変更することに関して協議するものであります。
 このほか、専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ御審議の上、可決いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(山本善郎君) ただいま議題となっております諸案件のうち、議案第92号につきましては先議を求められていますので、ほかの案件に先立って審議をいたします。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、議案第92号に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

             議案の常任委員会付託
○議長(山本善郎君) 議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正については、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午前10時52分 休憩

 午前11時15分 再開

○議長(山本善郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

            (常任委員会の審査報告)
○議長(山本善郎君) これより、付託いたしました議案について、所管委員長の審査結果の報告を求めます。
 総務文教常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔総務文教常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○総務文教常任委員長(有若 隆君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について審査するため、先ほど市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 それでは、本日、総務文教常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、議案1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正の経緯と内容等についてただしたところ、今回の改正は、国の人事院勧告等に基づき、国及び県において職員の期末手当の改正がそれぞれ実施されることから、これらに準じ、砺波市職員の給与に関する条例、砺波市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例及び砺波市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の3条例を改正するものであり、再任用の職員を除く一般職については、これまで支給されている月数から年間0.05月分を減じ、特別職についても同じく0.05月分を減じるとのことでありました。
 また、令和2年分については、既に6月に手当を支給していることから12月の手当から0.05月分を減じ、令和3年度以後については、6月と12月の手当から0.025か月分をそれぞれ減じていくとのことでありました。
 なお、今年12月の支給基準日が12月1日でありますことから、基準日前の本日先議をすることとなったとのことでありました。
 以上、審査の結果を申し上げ、総務文教常任委員会の御報告といたします。
○議長(山本善郎君) 以上をもって、所管委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 討論なしと認めます。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより、議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する所管委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、所管委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、本案は、所管委員長の報告のとおり可決されました。

○議長(山本善郎君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明12月1日から12月6日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、明12月1日から12月6日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会することに決定いたしました。
 次回は、12月7日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前11時20分 閉議



令和2年11月 本会議 定例会(第1号) 議事日程・名簿

         令和2年11月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定について
   第3 議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、及び認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定について
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第4 議案第85号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第7号)から議案第99号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について、及び報告第5号 専決処分の報告について
      (提案理由説明)
      議案第92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について
      (質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、採決)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   11月30日  午前10時00分  開会
   11月30日  午前11時20分  閉議

1.出席議員(18名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  13番 大 楠 匡 子 君    14番 今 藤 久 之 君
  15番 稲 垣   修 君    16番 嶋 村 信 之 君
  17番 林   忠 男 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 坪 田 俊 明 君    財政課長 森 田   功 君

 病  院
 事務局長 堀 池 純 一 君    教 育 長 山 本 仁 史 君

 教育委員会
 事務局長 構   富士雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和2年11月 本会議 定例会 目次

         令和2年11月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(11月30日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第79号及び認定第1号から認定第8号まで
   特別委員会の審査報告 …………………………………………………………  3
   質 疑 ……………………………………………………………………………  7
   討 論 ……………………………………………………………………………  7
   採 決 ……………………………………………………………………………  7
  議案第85号から議案第99号まで及び報告第5号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………  8
   質 疑 …………………………………………………………………………… 17
  議案の常任委員会付託(議案第92号) ……………………………………… 17
   常任委員会の審査報告 ………………………………………………………… 17
   質 疑 …………………………………………………………………………… 18
   討 論 …………………………………………………………………………… 19
   採 決 …………………………………………………………………………… 19
★第2号(12月7日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 21
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 21
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 21
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 21
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 22
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 22
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(代表質問)
   11番  島崎 清孝 議員 ………………………………………………… 23
      ・市長の政治姿勢について
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    3番  山本 篤史 議員 ………………………………………………… 50
      ・除雪対策について
      ・子育て環境・少子化対策について
      ・Withコロナ時代の施策について
    6番  山田 順子 議員 ………………………………………………… 64
      ・密が避けられない冬期における新たなコロナ感染防止対策の推進
       について
      ・今後の鳥獣対策の取組みについて
      ・観光対策の推進について
    1番  開田 哲弘 議員 ………………………………………………… 77
      ・コミュニティカフェについて
      ・防災について
    9番  川辺 一彦 議員 ………………………………………………… 85
      ・景観まちづくり計画における屋敷林の保全と野焼きの禁止
★第3号(12月8日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………101
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………101
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………101
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………101
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………102
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………102
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
   16番  嶋村 信之 議員 …………………………………………………103
      ・令和3年度予算編成方針等について
      ・「人」と「心」を育むまちづくりについて
      ・笑顔があふれるまちづくりについて
      ・新型コロナウイルスの予防接種に係る実施体制の整備について
    8番  堺  武夫 議員 …………………………………………………117
      ・持続可能な自治体経営について
    5番  有若  隆 議員 …………………………………………………138
      ・生涯スポーツの振興のための体育施設の老朽化対策について
      ・公園施設の長寿命化のための砺波チューリップ公園の再整備につ
       いて
      ・安全で安心して暮らせるまちづくりのための防火対策について
    4番  桜野 孝也 議員 …………………………………………………152
      ・小中学校におけるコロナ対応について
      ・ICT活用の推進について
      ・防災・減災対策について
    2番  境  欣吾 議員 …………………………………………………161
      ・新型コロナウイルス感染対策について
      ・核兵器禁止条約について
  議案の常任委員会付託(議案第85号から議案第91号、議案第93号から
議案第99号) …………………………………………168
★第4号(12月15日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………171
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………171
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………171
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………172
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………172
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………172
  議案第100号及び議案第101号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………173
   質 疑 ……………………………………………………………………………174
  議案の常任委員会付託(議案第100号及び議案第101号) ……………174
  議案第85号から議案第91号まで及び議案第93号から議案第101号まで
 ……………………………………………………………175
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………175
   質 疑 ……………………………………………………………………………183
   討 論 ……………………………………………………………………………183
   採 決 ……………………………………………………………………………185
  議員提出議案第3号から議員提出議案第5号まで
   提案理由の説明 ………(今藤議会運営委員長)……………………………186
   質 疑 ……………………………………………………………………………187
   討 論 ……………………………………………………………………………187
   採 決 ……………………………………………………………………………187
  砺波市選挙管理委員会委員の選挙について外3件 ……………………………187
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査について ………………………………189
  議案第102号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………190
   採 決 ……………………………………………………………………………191
  議案第103号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………191
   採 決 ……………………………………………………………………………191
  議案第104号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………192
   採 決 ……………………………………………………………………………192
  閉会の挨拶 …………………………………………………………………………193
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………194



令和2年11月 本会議 定例会 議案一覧

         本定例会に付議された議案等の件名

議案第 79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
認定第  1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について
認定第  2号 令和元年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第  3号 令和元年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第  4号 令和元年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第  5号 令和元年度砺波市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第  6号 令和元年度砺波市水道事業会計決算認定について
認定第  7号 令和元年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について
認定第  8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定について
議案第 85号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第7号)
議案第 86号 令和2年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第 87号 令和2年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 88号 令和2年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第 89号 令和2年度砺波市下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第 90号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第4号)
議案第 91号 砺波市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について
議案第 92号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第 93号 砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第 94号 砺波市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に基づく促進区域内の固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
議案第 95号 高岡市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 96号 射水市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 97号 氷見市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 98号 小矢部市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
議案第 99号 南砺市とのとやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更に関する協議について
報告第  5号 専決処分の報告について
 専決処分第 9号 損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について
 専決処分第10号 損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について
議案第100号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第8号)
議案第101号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)
議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正について
議員提出議案第4号 砺波市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について
議員提出議案第5号 砺波市議会会議規則の一部改正について
砺波市選挙管理委員会委員の選挙について
砺波市選挙管理委員会委員補充員の選挙について
砺波地方衛生施設組合議会議員の選挙について
富山県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について
議案第102号 砺波市監査委員の選任について
議案第103号 砺波市教育委員会委員の任命について
議案第104号 砺波市公平委員会委員の選任について



令和2年8月 本会議 定例会[ 請願審査結果 ]

              請 願 審 査 結 果

┌────┬────────────────┬────────────┬──────┐
│    │                │            │      │
│受理番号│     件    名     │   請願者の氏名   │ 審査結果 │
│    │                │            │      │
├────┼────────────────┼────────────┼──────┤
│    │                │            │      │
│    │コロナ禍による需要の消滅と在  │農民運動富山県連合会  │      │
│  6  │庫増の影響から米価下落を阻止  │代表者 大橋 国昭    │ 不 採 択 │
│    │するための請願         │            │      │
│    │                │            │      │
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令和2年8月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(山本善郎君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 さきに設置されました決算特別委員会において、正・副委員長を互選されました結果、
 委員長に   島 崎 清 孝 君
 副委員長に  雨 池 弘 之 君
が、それぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。

                日程第1
  議案第74号から議案第82号まで及び認定第1号から認定第8号まで
○議長(山本善郎君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)から議案第82号 財産の取得について、認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定についてを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(山本善郎君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 桜野孝也君。
 〔産業建設常任委員長 桜野孝也君 登壇〕
○産業建設常任委員長(桜野孝也君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分外2件について審査するため、去る9月9日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分、議案第76号 砺波市中小企業新型コロナウイルス感染症対応資金等利子補給金基金条例の制定について、議案第81号 市道路線の認定について、受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願、以上、議案3件及び請願1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに、また、請願1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、クマ被害防止緊急対策事業の概要についてただしたところ、この事業は、要望のあった栴檀野、栴檀山、東山見の3地区において、熊の餌となる柿の木等の放任果樹を伐採する事業で、主に民家の周辺にある木を合計50本伐採するとのことでありました。伐採した後の処理については、業者委託する地区、また、まきストーブに使用するという地区もあるとのことでありました。
 委員からは、熊が山から下りてこないように、柿の木などを山中に植えたらどうかとの提案もありましたが、相当の予算がかかるため難しいとのことでありました。
 次に、新型コロナウイルス感染症対応資金等の保証料助成、利子補給金及び利子補給金基金積立金についてただしたところ、コロナ関連の融資が大幅に上回ることが予想されることから、保証料助成と利子補給金の対象が、現在47件のところ100件まで見込んでの補正であるとのことでした。また、利子補給金基金積立てについては、令和3年度から3年間の利子補給金を積み立てるとのことでありました。
 次に、第70回となみチューリップフェアに向けた開催準備等補助金の内容についてただしたところ、入場口等で使用する検温測定器が16台、公園の装飾や、各地区及び公共施設へ配布し有効活用したプランターが8,000箱、コロナ禍によりPR活動が制限されるため、エージェントに利用してもらうためDVDを300枚作製するほか、感染防止を呼びかける看板の設置などを考えているとのことでありました。
 次に、都市公園遊具更新工事について、遊具を減らすのはなぜかただしたところ、平成29年度から、市内公園の遊具を様々な観点から定期点検しているが、点検項目には遊具の間隔を空けなければならないという決め事があり、今回対象となっている8か所の公園では、老朽化に伴う更新と同時に、間隔の確保のため、仕方なく遊具を減らさなければならない公園もあるとのことでした。
 なお、委員からは、弁財天公園や風の丘公園のような広い公園は、もっと公園の機能を強化すればどうかとの意見があったところであります。
 次に、田園サイクリングコース整備事業についてただしたところ、この事業は富山県が平成27年度から計画した事業であり、コースについては県のほうから素案という形で提示されたが、砺波市からの要望として、市街地及び観光地である砺波チューリップ公園やチューリップ四季彩館を通るルートを要望したとのことでありました。今後の周知については、県のホームページやパンフレットを道の駅や観光案内所に配置することでPRされるとのことでありました。
 次に、市道路線の認定について、まだ土地区画整理事業が完了していない中で市道認定を行う必要性についてただしたところ、新たに出町東部第3土地区画整理事業というまちづくりをするに当たり、市がしっかりと支援していくということを示すために必要な手続として行うものであるとのことで、具体的には、今回の土地区画整理事業の面積が2ヘクタールと小さく、国の補助対象が10ヘクタール以上でないと対象にならないため、今回は公共管理者負担金を活用することとなり、砺波市が組合へ公共管理者負担金を支出するためには、市の道路であるということを明らかにする必要があり、それに対する手順のための認定であるとのことでありました。
 このほかの付託案件に関しては、となみ散居村ミュージアム高圧気中開閉器更新事業について、空き店舗再生みんなでチャレンジ事業補助金について、道路橋りょう維持修繕費について、街路バナー更新委託料について、質疑及び意見があったところです。
 次に、受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願について、慎重に審議した結果、不採択となりました。
 また、市政一般に関しては、有害鳥獣捕獲後の処理について、砺波市斎場のペット用火葬炉で全面的に処理できないかただしたところ、基本的には焼却処分としているが、一度に多くの幼獣が捕獲された場合には十分に焼却ができないため、やむを得ず埋却処分も行っているとのことであり、そういうことからも、斎場のペット用火葬炉だけでは限界があるとのことでありました。
 また、クリーンセンターでの焼却処分については、幼獣を中心に焼却しており、自治体と職員が一緒になって3階の投入口まで運ぶなど、協力しながら行っているとのことであり、今後も、どうすれば効率よく衛生的に処分できるか、話し合いながら業務を行っていきたいとのことでありました。
 そのほか、イノシシ対策として河川敷の雑木等の伐採について、屋敷林の保全について、砺波市プレミアム付商品券及びグルとな&安心おかえり券発行事業について、TONAMI-STAY、地元で泊まろう、Go Toトラベルによる市内ホテル、旅館の状況について、水道事業における水量・水圧不足の解消について、出町東部第3土地区画整理事業について、散居村展望台及び展望広場の樹木伐採等についてなどの質疑及び意見があったところです。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 民生病院常任委員会委員長 山田順子君。
 〔民生病院常任委員長 山田順子君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山田順子君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分外1件について審査するため、去る9月10日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分、議案第75号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第3号)、以上、2件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、民間バス事業運行補助費についてただしたところ、本補助の目的は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い利用者が激減する中、民間バス事業者が混雑する朝夕の運行本数を3密状態にならないよう維持してきていることに対し、県が6月補正した公共交通感染防止運行協力支援事業と連携し、市内運行相当分について支援するものであり、平日の午前7時から9時、午後5時から7時の朝夕の混雑時間帯に運行している便を補助対象にしているとのことでした。
 また、補助金の算定基準については、キロメートル当たりの経費に市内運行相当距離及び算定期間とする4月から9月までの平日121日を乗じた額の4分の1を補助するとのことでした。
 次に、子どもインフルエンザ予防接種助成事業費についてただしたところ、新型コロナウイルス感染予防対策の一環として、令和2年度に限り、任意接種である中学生に対して、1回分のインフルエンザ予防接種費用を3,000円を上限として助成するとのことでした。
 次に、がん検診の新しい受付体制についてただしたところ、新型コロナウイルス感染予防対策のため、がん検診の受付体制を予約制とし、さらにインターネットでの予約システムを導入するもので、財源には国庫補助金が充てられるとのことでした。
 次に、となベジプロジェクトについてただしたところ、となベジプロジェクトは、糖尿病など生活習慣予防の一環として、野菜から食べると血糖値の急上昇が抑えられるということに着目して、野菜を食べることによる健康づくりを始めたもので、今後、壮年期をターゲットとして、富山健康企業宣言をしておられる事業所への出前講座を実施し、また、市民から募集中の元気アップお手軽レシピを冊子にまとめ1,500部作成する等して、生活習慣病への予防推進に努めていくとのことでありました。
 このほか、付託案件に関しては、北部苑の高圧気中開閉器更新工事について、生活保護システム改修費について、住民基本台帳システムの改修について、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金についてなどの意見及び要望があったところです。
 なお、公益社団法人砺波市シルバー人材センターから、人生100年時代におけるシルバー人材センターの決意と支援の要望が提出されており、このことについて委員間で協議した結果、引き続き調査研究することといたしました。
 次に、市政一般に関しては、発熱外来の今後の整備予定についてただしたところ、全国的にも感染防止機器の需要が急増している現状にあり、感染防止フィルター装置や陰圧装置等の特殊な機器の製作や納入に時間を要す見込みであるものの、当初の計画どおり令和3年3月の完成予定とのことでありました。
 次に、コロナ禍における訪問看護ステーション運営の課題についてただしたところ、看護師等が患者宅を訪れる際の3密対策、看護師等自身の不安や戸惑いへの対応、事務所内での密集回避対策について、それぞれ利用者、御家族の発熱症状などの有無について訪問前に電話確認をし、3密防止対策及び自身の感染予防対策を徹底していること、看護師等に対する所属長面談等、心のサポートの実施、また事務所内の密集回避対策としては、外部で使用できる訪問看護業務専用タブレット端末機の台数拡大に向け検討しているとのことでした。
 そのほか、生活福祉資金、生活保護の申請、執行状況について、入院患者の面会及び手術中の患者家族の待機体制について、ECMO(体外式膜型人工肺)について、ほか4件の意見及び要望があったところです。
 また、当委員会では、去る7月16日、今年7月に新しくオープンした認知症対応型共同生活介護グループホーム「たかのす」を現地視察したところであります。
 続いて、8月12日、今年5月に富山県砺波総合庁舎内に開設された、砺波市、小矢部市、南砺市による砺波圏域障害者基幹相談支援センターの役割と運営内容について研修を受けたところです。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 総務文教常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔総務文教常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○総務文教常任委員長(有若 隆君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分外4件について審査するため、去る9月11日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分、議案第77号 砺波市公民館条例の一部改正について、議案第78号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について、議案第80号 財産の無償譲渡について、議案第82号 財産の取得について、以上、5件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、企画費の砺波市生涯活躍のまちづくり整備補助金について、補助対象経費の内容と補助率及び補助限度額についてただしたところ、この補助金については、国が示した生涯活躍のまちづくりに関するガイドラインの基本コンセプトの下、法人格を有する団体が医療、介護、福祉、地域の交流等を包括的に提供する砺波型生涯活躍のまちづくりの整備事業として、当市太田に建設予定のものがたりの街の整備に要するものであり、補助対象経費は約4,300万円で、子どもから高齢者をはじめ、障害を持った方など、市民誰もが利用できるコミュニティー施設等を対象とするとのことでありました。
 この事業の補助率2分の1については、国の地方創生推進交付金の補助率に合わせるとともに、補助限度額1,000万円については、砺波市空き家再生等推進事業補助金の補助スキームに統一したとのことでありました。また、補助金の事業者を法人とした根拠等についてただしたところ、事業の継続性の観点から補助金の事業者を法人としたとのことでありました。
 次に、消防施設管理費中野分団消防サイレン更新工事について、また、消防分団のサイレン塔は設置から年数が経過しているものもあり、更新を計画的に進めるべきでないかとただしたところ、中野分団の消防サイレンは、凍結防止装置の故障により冬期間の使用ができないため、更新工事を行うもの、また、他の消防分団のサイレン塔については、今後、消防分団のサイレンの実態調査を実施し、総合的に判断して優先順位を定め、計画的に更新するよう検討していくとのことでありました。
 次に、小中学校教育奨励費の児童生徒1人1台端末導入ソフト設定料についてのアプリケーションソフトウエアの内容及び使用可能時期についてただしたところ、アプリケーションソフトウエアの内容については、県下統一したものではなく、各市町村ごとに検討しているとのことであり、タブレット端末の納入期限は12月25日としており、その後、アプリケーションソフトウエアの設定作業を行い、学校への配布は令和3年3月を予定しているとのことでありました。
 また、校内通信ネットワーク整備の見通しについてただしたところ、校内通信ネットワーク整備については、令和3年3月の完了を予定しているとのことでありました。これに関連して、児童生徒が順調に活用できるよう指導する教員の研修についてただしたところ、現在各校にICTの担当教諭が1名ずつ配置されている。導入するソフトが決まったら、事前にソフトの使い方などの研修を行い、それぞれの学校において先生方に使い方などを伝える役割をしていただく予定であるとのことであり、加えて、新年度からは、ICT支援員の導入を検討しているとのことでありました。
 次に、中学校教育奨励費補助費の修学旅行キャンセル料補助金の内容について及び修学旅行におけるGo Toトラブルキャンペーンの活用についてただしたところ、キャンセル料は当初に2泊3日で実施を予定していた修学旅行の行程を1泊2日に変更したため、一部の業者で当初の2泊3日での修学旅行の企画料に対するものとのことでありました。また、Go Toトラベルキャンペーンの活用については、全ての中学校で活用し、保護者負担の軽減を図ることとしているとのことでありました。
 次に、青少年女性育成事業費100万円の寄附で購入する大型モニターの用途及び活用方法についてただしたところ、砺波ロータリークラブからの寄附で同一の70型大型モニターを予定しているとのことであり、設置場所については砺波ロータリークラブの意向もあり、新砺波図書館、砺波体育センター、砺波市文化会館に設置する。活用の方法については、青少年健全育成活動を中心に、生涯学習や文化芸術、スポーツなどの各種研修会や講習会での動画やスライド発表用、イベント時における情報発信用のモニターとして幅広く有効に活用していきたいとのことでありました。
 このほか、付託案件に関しては、市長選挙及び県知事選挙費の新型コロナウイルス感染症対策について、一般会計補正予算(第6号)を踏まえた令和2年度の財政見通しについて、議案82号 財産の取得について、国のGIGAスクール構想で児童生徒に1人1台配備するタブレット端末、小中学校4,020台の共同購入の取得内容についてなどの意見及び要望があったところです。
 また、市政一般に関しては、国勢調査の準備状況と今後の対応等について、本市の出生率及び合計特殊出生率の推移と市人口ビジョン総合戦略との対比分析について、コロナ禍における学校施設の夜間開放の状況について、コロナ禍における放課後児童クラブの運営について、各種公共施設の新型コロナウイルス感染症による影響について、学校の授業や給食時における児童生徒への新型コロナウイルス感染症防止対策について、砺波市立学校のあり方検討委員会における検討内容等についてなどの意見及び要望があったところです。
 また、8月26日には、新砺波図書館を訪ね、建設工事が完了した新砺波図書館の施設設備や備品等の整備状況と、11月1日の開館に向けた準備状況について調査研究を行いました。
 さらに、9月4日には砺波市体育協会との意見交換会を行い、指定管理をしている体育施設の老朽化と大規模修繕について、今後の中学校の部活動について、スポーツイベントの開催について意見交換会を行ったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 決算特別委員会委員長 島崎清孝君。
 〔決算特別委員長 島崎清孝君 登壇〕
○決算特別委員長(島崎清孝君) 決算特別委員会の審査結果について、御報告申し上げます。
 去る9月7日、今8月定例会本会議において、令和元年度の砺波市各会計決算を審査するため、決算特別委員会が設置されたところであります。翌9月8日に、議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件が当特別委員会に付託となりましたので、これを審査するため、当日直ちに委員会を開催いたしたのであります。
 まず、正・副委員長互選の後、議案について審議した結果、付託案件9件につきましては、閉会中に継続して審査することに決したのであります。
 なお、日程につきましては、9月17日、18日、23日及び24日の4日間にわたり審査を行うことといたしました。
 以上、誠に簡単ではありますが、決算特別委員会の御報告といたします。
○議長(山本善郎君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 2番 境 欣吾君。
 〔2番 境 欣吾君 登壇〕
○2番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)に対する反対討論を行います。
 この補正予算に反対する理由は、マイナンバー制度を促進する施策が含まれているということです。特典を付与したり、様々な行政サービスをひもづけして利便性を強調したりと、国民をマイナンバー制度に誘導しようと、なりふり構わぬ手だてが講じられていますが、カードの取得率は思ったほどは伸びていないようです。国民の要望からではなく、個人情報を一元的に管理しようとする行政の思惑から進められたこの制度に、これ以上莫大な税金を投入し続けるべきではないと考えます。
 昨年の12月議会では、万全に守られているはずの個人情報の漏えいが後を絶たないことを指摘しました。絶対に安全な仕組みなどというものは、個人情報分野での安全神話とでも言うべきものです。神話にすがり続けることが取り返しのつかない事態を招くことは、福島の事故が教えたとおりです。
 さらに、この制度が私たちをどんな社会に導こうとしているのかについても考えてみる必要があると思います。中国の杭州市では、IT大企業アリババの本拠地で、町全体のIT化が世界で一番進んでいるそうです。監視カメラとAIを活用した交通渋滞対策や顔認証でのキャッシュレス支払いが行われていますが、町中に監視カメラが数千台も設置してあるそうです。
 また、中国では、信用スコアの活用が進んでいるそうです。AIが様々なデータから個人の信用度を分析して点数をつけるのがスコアです。学歴、職業、年収、預金などの資産や消費行動などがスコアに反映されるのだそうです。ボランティア活動に参加すると点数が上がり、交通事故やごみのポイ捨てを行うと減点になるのだそうです。スコアの高さが融資や就職の可否、結婚相手の選定にまで影響するという異様な監視社会に向かっているとのことです。
 5月27日、新型コロナ禍の最中にスーパーシティ法が参議院を通過し、成立いたしました。Society5.0構想の先行的な実現の場として打ち出されたスーパーシティでは、遠隔医療や遠隔教育が当たり前で、車は自動運転が基本、電車も顔パスで乗車できます。町での買物も顔認証のキャッシュレスで、ドローンが物資を運び、ごみ収集はロボットが行うというものです。昨年の8月30日、日本政府と中国政府との間で、スーパーシティ構想で技術連携していくとの覚書が交わされているのです。
 コロナ後の社会でのデジタル化ということが盛んに言われていますが、利便性を追求するほど個人情報の一元的な管理と利用という方向に向かいます。しかも、情報を管理運営するのは民間企業です。マイナンバー制度は、この流れと別にあるのではないと考えます。マイナンバー制度を行政の執行に根づかせ、市民生活に広く浸透させようとする施策には賛成できません。
 以上で、反対討論を終わります。
○議長(山本善郎君) 11番 島崎清孝君。
 〔11番 島崎清孝君 登壇〕
○11番(島崎清孝君) 通告に基づき、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)、マイナンバーカード関連住民基本台帳等事務費補正予算について、賛成の立場から討論を行います。
 マイナンバー制度は、住民票を有する全ての国民に12桁の番号を付し、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関で管理する個人情報を相互に活用するものであります。
 マイナンバーは行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平かつ公正な社会を実現する社会基盤であり、行政サービスの受給状況が把握しやすくなるため、本当に困っている人へのきめ細かな支援が可能となるほか、添付書類の削減など行政手続が簡素化され、国民の負担軽減につながる優れた制度であります。
 今般の戸籍法の一部改正に伴う住民基本台帳等システムの改修は、国において法務省の戸籍副本データと総務省が管理するマイナンバーを連携させるシステムを整備することにより、社会保障分野や戸籍に係る事務手続に、従来必要であった戸籍謄抄本の添付が不要となるなど、行政手続の簡素化や効率化が図られるメリットがあります。
 このように、マイナンバー制度は国民生活の向上に資するものであり、その普及、利活用が期待されるところであります。
 反面、マイナンバーの取扱いについては、個人情報の漏えいを懸念する声もあるわけでありますが、こうした不安に対しては、法律に規定があるものを除いて、マイナンバーを含む個人情報の収集、保管を禁止し、正当な理由なしに情報を提供した場合には厳しい罰則を定めています。また、システム面の保護措置としては、個人情報を一元管理せずに、各機関で分散管理を行い、行政機関同士の情報のやり取りは暗証化し、マイナンバーを直接使えないようにするといったセキュリティーが講じられています。
 したがって、反対討論の論点でありますマイナンバー制度の導入目的及びリスクについては、過度に危険性を誇張しているような気がしてなりません。
 ただ、現在十分なセキュリティーであっても、これは将来にわたって保証されるものではなく、制度の運用にあっては国と連携しながら、常に警戒心を持って業務の遂行を図られるよう当局に要望いたします。
 砺波市においては、国の方針の下、市民がマイナンバー制度のメリットをより実感できるようマイナンバーカードの取得促進に努めており、デジタル社会を実現するためのマイナンバーカード関連の本予算は必要であると考えます。
 以上の観点から、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)、マイナンバーカード関連住民基本台帳等事務費補正予算についての賛成討論といたします。
○議長(山本善郎君) 2番 境 欣吾君。
 〔2番 境 欣吾君 登壇〕
○2番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第78号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正案に対する反対討論を行います。
 この条例の直接の目的は、砺波市賃貸住宅管理条例による賃貸住宅の管理に関する事務や、砺波市特定公共賃貸住宅管理条例による住宅の管理に関する事務において、マイナンバーを利用して行政事務を簡素化し、申請者、利用者の利便性を高めようとするものです。
 入居時の実務や入居後の毎年の収入の状況の提示等が簡易になることは、住宅を利用する市民にとっても望ましいことではありますが、その利便性がマイナンバーにひもづけして得られる仕組みなので賛成できません。
 マイナンバーカードの普及が進まないことへの対策として、今後、マイナンバーが様々な行政サービス、民間サービスとひもづけされることが予想されますが、そのたびに利便性は増していきますが、リスクもグレードアップしていきます。簡単に目先の利便性を追ってはならないと考えます。
 マイナンバー制度を行政に根づかせ、市民の生活に広く浸透させようとする施策の一環なので、この条例の改正案には反対します。
○議長(山本善郎君) 5番 有若 隆君。
 〔5番 有若 隆君 登壇〕
○5番(有若 隆君) 議案第78号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について、賛成討論を行います。
 本条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法は、行政の効率化を図り、市民の利便性を向上させることなどが目的となっています。
 このたびの条例案件につきましては、マイナンバー法及び条例において既に利用が可能となっている市営住宅の手続に加え、市が管理している特定公共賃貸住宅及び賃貸住宅の手続についても、個人番号の利用を可能にするものであります。
 今回の条例改正により、毎年行う収入申告及び入居申込みなどの行政手続において、市民の皆さんが市の窓口で個人番号を提供することにより、市が保有する個人情報を、個人番号を活用してマイナンバー法の範囲内で利用することができるようになり、他の窓口での申請手続や各種証明書の提出が省略可能となることから、市民の皆さんの窓口手続に係る負担手続、手数料を軽減し、利便性向上に資することから、本条例の一部改正に賛成するものであります。
○議長(山本善郎君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより採決をいたします。
 まず、議案第74号及び議案第78号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立多数であります。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第75号から議案第77号及び議案第80号から議案第82号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第79号及び認定第1号から認定第8号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する委員長の報告は、閉会中の継続審査とするものであります。以上の案件は、委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は、委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。

                日程第2
コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願
○議長(山本善郎君) 次に、日程第2 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 2番 境 欣吾君。
 〔2番 境 欣吾君 登壇〕
○2番(境 欣吾君) 通告に基づき、コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願に対する賛成討論を行います。
 新型コロナウイルス感染の広がりは、医療や介護、教育の現場に多大な影響を与えました。強い緊張と経済的な負担が強いられています。観光業や飲食業のなりわいにも大きな打撃を与え続けています。雇用にも影響が及び、表に表れているだけでも5万人を超す雇い止めがあったと報じられています。
 コロナの感染は農産物の流通にも影響を与え、それが農業生産の現場にも跳ね返ってきています。自粛要請による外食の減少や、休校などによって学校給食が一時なくなるなど、米の需要が昨年より22万トンも落ち込む異常な事態となっています。
 国からの生産目標配分がなくなった後も、生産者や関係団体は市場動向などを見ながら自主的に生産量を調整し、2020年度は前の年より7万トンも少なかった昨年実績より、さらに9万トンから17万トンも減少させる計画で作付がされていました。それにもかかわらず需要が落ち込み、6月末在庫が200万トンを超える事態になろうとしているのです。何も対策しなければ米価の暴落は必至です。
 既に、今年度生産者に支払われる概算金が1,000円近く安くなっているところが出てきていますし、富山県内の取引でも、わせの品種では、1俵当たり800円も落ち込んだ、そういった報告も寄せられています。稲作が50ヘクタールを超えるような営農組織であれば、同じ経費を使いながら売上げが400万円から500万円もなくなってしまう、そういったことになります。
 今、コロナの影響で苦しむ現場を救おうとして様々な対策が行われています。決して十分ではないかもしれませんが、医療や介護の現場の対策に係る経費や慰労金が支払われています。国民各層に各種の給付金が届けられています。観光業などにも手を差し伸べようと、Go Toキャンペーンも実施されています。国、自治体が力を合わせてコロナ感染に対処し、国民、市民のなりわいを守ろうとの努力が続けられています。
 農業は日本の国の基幹産業であり、地域経済を支える大切な柱ですが、取り巻く環境の厳しさは繰り返し指摘されてきたところです。食料自給率は38%と、4割を切る異常な事態です。こういうときに、コロナ禍で生じた事態には当然対策がなされるべきだと考えます。
 備蓄米の追加と保管経費の補助を求める本請願の趣旨は、コロナ禍では当然のものであり、当市議会でもぜひ採択されることを要望いたしまして賛成討論とします。
○議長(山本善郎君) 9番 川辺一彦君。
 〔9番 川辺一彦君 登壇〕
○9番(川辺一彦君) 私は、コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願に反対の立場で討論いたします。
 新型コロナウイルス感染症の影響により米の需要が減少し、民間在庫が過剰になっていることは請願のとおりだと思います。
 しかし、その分を政府に備蓄米として買い上げてもらうことで、市場取引価格の安定や生産者米価下落の抑制に結びつくことは、米生産者や市場関係者にとっては良策なのでしょうが、全国民が同様に新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされている中で、米生産者やその関係者だけが支援を要請することはいかがなものかと考えるのです。
 総務省は、1946年(昭和21年)から始めている家計調査において、2011年(平成23年)に、初めてパン代が米代を上回ったというデータを示しました。この要因には、戦後にパン食を前提とした学校給食法によりパン食になじんできたという長い歴史もあるのですが、近年では、食事づくりの簡素化志向や、家族が学校や仕事の関係でばらばらになったことなどが挙げられると分析されているのです。
 特に、食事づくりの簡素化において、御飯にはおかずとみそ汁、汁物がつきものという、米食の形が敬遠されてきたようでありますし、加えて、米生産者や土地持ち農家の家庭でも年々米消費量は減少してきており、日本の食文化の変貌ぶりは、今や主食を失った状況となっています。けれども、やはり日本人は御飯が好きなようであり、コンビニのおにぎりや外食での回転ずし、そして牛丼などはとても人気が高いことがそれを物語っていると思います。さらに、この請願で表されている22万トンは、日本の人口で換算すると、年間で1人当たり約1,800グラムであり、1日に約150グラムを消費する御飯の日を12日間増やしてもらうことで消費される量でしかありません。
 このことから、まずは米生産者やその関係者が、自分の家庭における米の消費拡大を図り、自らの御飯食の在り方を見直す機会としたり、農業団体や米生産者団体には、単に政府を頼るのではなく、コロナ禍における米消費拡大の働きかけを実行することが必要なのではないでしょうか。
 まずは、自分たちにどのような取組ができ、そして行動に移せるかを考えることが前提だと思いますので、このたびの請願には反対することで討論といたします。
○議長(山本善郎君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより、受理番号6番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第3
             議員提出議案第2号
○議長(山本善郎君) 次に、日程第3 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、14番 今藤久之君。
 〔14番 今藤久之君 登壇〕
○14番(今藤久之君) 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税、地方交付税など、一般財源の激減が避け難くなっている。
 地方自治体では、医療、介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、確実に実現されるよう強く要望する。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認めます。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。

                日程第4
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(山本善郎君) 次に、日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

           追加日程第5及び追加日程第6
○議長(山本善郎君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から、議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、議案2件が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第5から及び追加日程第6として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号及び議案第84号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

           議案第83号及び議案第84号
○議長(山本善郎君) これより、追加日程第5 議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて及び追加日程第6 議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上2議案については、関連がありますので、一括して議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 各議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加提案をいたしました議案第83号及び議案第84号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明いたします。
 現人権擁護委員の大谷幸毅氏及び鈴木誠一氏の任期が令和2年12月31日をもって満了となります。つきましては、議案第83号において大谷幸毅氏を引き続き、また議案第84号におきまして、鈴木誠一氏の後任として紫藤哲也氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 何とぞ御審議をいただきまして意見をいただきますよう、お願い申し上げます。
○議長(山本善郎君) お諮りいたします。本案については、事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより議案第83号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、大谷幸毅氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることにつきましては、大谷幸毅氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第84号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、紫藤哲也氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、紫藤哲也氏を適任とすることに決しました。

○議長(山本善郎君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(山本善郎君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 8月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめ、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ御審議の上、可決をいただきまして、誠にありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などの趣旨にも意を配しながら、残り2か月余りとなりました任期を精いっぱい努めてまいりたいと存じます。
 また、令和元年度の砺波市一般会計をはじめ、各会計の決算及び関連議案につきましては、今後決算特別委員会において審議されることとなりますが、しかるべく認定等をいただきますようお願いを申し上げます。
 この会期中にも台風第9号、10号によります暴風雨の被害をはじめ、コロナ禍での生活の中、各地で風水害によります住民の避難が続くなど、命を守る行動の大切さが改めて認識をされております。提案理由でも申し上げましたが、9月27日に実施いたします砺波市総合防災訓練では、新型コロナウイルス感染症が懸念されている状況下での水害及び土砂災害を想定しており、市民の皆さんとともに新たな課題に対応した、より実践的な内容としてまいりたいと考えております。
 市民の皆さんの御協力や関係者の御努力もあり、新型コロナウイルスの感染者は、現在まで砺波市では確認されてはおりませんが、コロナ禍での先行きが不安視される中、最近では経済活動とのバランスも取りながら、少しずつウィズコロナの新しい生活様式が市民に定着してきております。
 これまでも、一つ一つの課題に市役所を挙げて全力で対応してまいりましたが、今後も気を緩めることなく事業の着実な進捗に取り組んでまいりたいと考えております。
 さて、今定例会は、私の任期中最後の定例会でございました。この任期中、市長再選時に掲げました「もうひとつ上の“となみ”」第2ステージの実現に向けて、職員とともに幅広い施策に取り組んでまいりました。
 おかげさまで、おおむね順調に市政を遂行することができたのではないかと考えてはおりますが、これもひとえに議員各位をはじめ、多くの市民の皆様の御理解と御支援の賜物と、改めて深く感謝を申し上げます。
 結びに、議員各位をはじめ関係各位に重ねてお礼を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) これをもちまして、令和2年8月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時11分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   山 本 善 郎

   署名議員   大 楠 匡 子

   署名議員   今 藤 久 之

   署名議員   稲 垣   修

   署名議員   嶋 村 信 之



令和2年8月 本会議 定例会(第4号) 議事日程・名簿

         令和2年8月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
   第1 議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)から議案第82号 財産の取得について、認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定について
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第2 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願
      (質疑、討論、採決)
   第3 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について
      (提案理由説明、質疑、討論、採決)
   第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
  追加日程
   第5 議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
   第6 議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   9月15日  午後 2時00分  開議
   9月15日  午後 3時11分  閉会

1.出席議員(17名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  14番 今 藤 久 之 君    15番 稲 垣   修 君
  16番 嶋 村 信 之 君    17番 林   忠 男 君
  18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(1名)
  13番 大 楠 匡 子 君

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

 病  院
 事務局長 堀 池 純 一 君    教 育 長 山 本 仁 史 君

 教育委員会
 事務局長 構   富士雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広