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令和3年3月 本会議 定例会(第2号) 議事日程・名簿

         令和3年3月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
   第1 議案第24号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第11号)から議案第28号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第7号)
      (提案理由説明)
   第2 市政一般に対する質問、並びに議案第4号 令和3年度砺波市一般会計予算から議案第28号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第7号)
      (代表質問、一般質問)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   3月8日  午前10時00分  開議
   3月8日  午後 3時52分  閉議

1.出席議員(18名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  13番 大 楠 匡 子 君    14番 今 藤 久 之 君
  15番 稲 垣   修 君    16番 嶋 村 信 之 君
  17番 林   忠 男 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 坪 田 俊 明 君    財政課長 森 田   功 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 堀 池 純 一 君

                   教育委員会
 教 育 長 山 本 仁 史 君    事務局長 構   富士雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和3年3月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時04分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年3月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。

                日程第1
             会議録署名議員の指名
○議長(山本善郎君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
  5番 有 若   隆 君
  6番 山 田 順 子 君
  7番 雨 池 弘 之 君
を指名いたします。

                日程第2
              会期の決定について
○議長(山本善郎君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本3月定例会の会期は、本日から3月16日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から3月16日までの16日間と決定いたしました。

                日程第3
              特別委員会の報告
○議長(山本善郎君) 次に、日程第3 特別委員会の報告を議題といたします。
 特別委員長の報告を求めます。
 公共施設対策特別委員会委員長 川岸 勇君。
 〔公共施設対策特別委員長 川岸 勇君 登壇〕
○公共施設対策特別委員長(川岸 勇君) それでは、公共施設対策特別委員会の報告をいたします。
 当委員会では、令和2年3月に策定された砺波市公共施設再編計画の中でも、庁舎整備問題は今後の行財政運営において大きな将来的な負担となってくることから、今後の庁舎整備の在り方について、特別委員会を3回、委員協議会を4回開催し、調査研究してきました。
 これまでの経過としては、令和2年6月29日に開催した第1回の委員会においては、庁舎をめぐる現状と課題について市当局から説明を受けた後、当委員会として取り組むべき課題、方向性について協議したところであります。その後、市当局とは、11月20日、これまで当委員会で出された意見等も踏まえ、現庁舎の整備手法、現庁舎の課題対応等について意見交換したところであります。
 また、近年、庁舎整備した自治体の事例を研究するため、7月17日に、平成27年に完成した黒部市役所を視察しました。そこでは、黒部市議会、黒部市担当者との庁舎建設に当たっての経緯、課題について意見交換し、庁舎内を見学したところであります。
 それでは、これまでに当委員会で協議した内容並びに当委員会で出された意見等について報告いたします。
 まず最初に、現庁舎が有する課題については、次のような意見が出されたところであります。
 施設設備並びに事務機能に関する意見としては、現庁舎は、昭和29年に誕生した旧砺波市政10周年を祝し昭和39年に竣工したとあります。建築してから57年経過し、施設・設備の老朽化が進み、バリアフリー化、トイレ施設の改善等も必要となっていることや本庁舎の大部分が耐震化されていない状況にあり、災害対策や防災対策の観点から施設・設備の改善が望まれる。また、社会情勢の変化に伴う組織機構の改革や行政に対する需要の拡大等により一段と狭隘化が進み、執務スペース、打合せスペースが狭く、会議室も不足している現状にあることから、事務機能の向上を図る必要がある。
 窓口機能、交流機能に関しての意見としては、利用者に分かりづらい、執務スペースが狭い、ワンフロア面積が狭い、待合場所がない、市民同士が交流できる場がない、バリアフリーの対応が不十分、窓口配置が分かりづらい等々の整備改善を求める意見があったところであります。
 次に、当委員会では、公共施設再編の中でも喫緊の課題である庁舎整備に係る今後の指針並びに方針について協議した結果について報告いたします。
 現庁舎は老朽化が進み、耐震化がなっていない現状にあり、庁舎整備問題は避けて通れない喫緊の課題であり、市としても庁舎整備構想について早急に明示すべきではないか。本庁舎のワンストップ機能の充実を図るとともに、防災拠点としての機能を充実させるべきであり、整備に当たっては、財源、人口減少問題等も踏まえ、市民等の意見集約に努めるべきであり、また、本市は本庁舎と支所庁舎を有していることから、業務の効率化を図る観点から、庁舎機能の一本化を図ることも検討しなければならないとする意見もあったところであります。
 以上の意見から、庁舎整備問題については、令和4年度から始まる砺波市第2次総合計画にその基本構想、基本計画を明示し、その方針を明示すべきとの意見が多くの委員から出されたことを報告します。
 次に、庁舎を整備するに当たっての整備手法に関しての意見並びに協議結果について報告します。
 庁舎整備する手法としては、第1点目は、現庁舎本館、平屋棟、1号別館を耐震化するという手法。第2点目の手法としては、現庁舎の一部または全部を解体し、現在地で建て替える手法。第3点目の手法としては、新たな土地を取得し、移転し、新築する手法がありますが、第1点目の現庁舎を耐震化するという手法については、数年後に再度工事が必要になることが考えられます。また、第3点目の新たな場所で建設するとなると、別に敷地取得コストを考慮しなければならず、財政との課題が重くのしかかってきます。
 工事期間中の様々な課題があるものの、建設コスト、利便性等々を考えた場合、当委員会では、現場所で庁舎整備することが望ましいとし、現場所で整備検討されんことを市当局へ提案すればよいとの意見となったことを報告します。
 最後に、庁舎整備するに当たっての当委員会としての理念並びに要望について報告します。
 当委員会として庁舎整備に当たっての理念は、庁舎は、子どもから高齢者の方、障害を持った方や外国人の方など、多くの市民が訪れる場所であることから、誰にとっても利用しやすく、職員にとっても働きやすい場所であることが望まれます。また、障害のある方、高齢者など、区分なしに全ての人に使いやすさを配慮したコンパクトで機能的な庁舎づくりが求められています。
 そのため、窓口機能については、十分な待合スペースを確保すること、行政情報等のスペースを確保し情報発信に努めること、相談室を設けるなど相談者のプライバシーに配慮すること、利用の多い窓口業務を可能な限り集約し利用者の利便性、住民サービスに配慮すること。
 執務機能に関しては、適切な執務スペースを確保し効率的な執務環境に努めること、多目的に利用できる会議室の確保を図ること。
 防災拠点機能については、災害時に災害本部として機能するために、多目的に利用できる会議室の確保や通信情報設備の充実に努めること。
 情報管理機能については、高速通信網や情報セキュリティの強化に適した設備に努めるべしとの意見、要望があったところであります。
 また、維持管理を考慮した経済的な庁舎づくりに努めてほしいとの観点から、自主財源が乏しい中、庁舎整備に当たっては、慎重な財政計画の下で建設や維持管理コストを視野に入れ、進めていく必要があるのではないか。
 一方、維持修繕や清掃などの管理が容易に行え、かつ長期的な維持管理費の低減が図れる庁舎とするなど、再生エネルギー利用についても補助制度、技術革新の動向等を踏まえて整備方針を提示されんことを要望するものであります。
 最後に、今年度、当委員会が調査研究した内容を提言書として取りまとめ、本日午後、市当局に提出する予定であることを併せて報告いたします。
 以上、協議した概要について申し上げ、公共施設対策特別委員会の報告といたします。

                日程第4
       施政方針、並びに議案第4号から議案第23号まで
○議長(山本善郎君) 次に、日程第4 施政方針、並びに議案第4号 令和3年度砺波市一般会計予算から議案第23号 市道路線の認定及び廃止についてを議題といたします。

          (施政方針表明並びに提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。
 令和3年3月砺波市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました令和3年度予算案をはじめとする諸案件につきまして、その概要と所信の一端を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆さんの御理解と御協力をいただきたいと存じます。
 まず、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
 国は、10の都府県を対象に継続しておりました「緊急事態宣言」を、新規陽性者数の減少などを踏まえ、2月末をもって、首都圏を除く6府県で解除したところであります。
 県におきましても、2月15日に「ロードマップ」を「Stage2」から「Stage1」へ移行しております。
 市民の皆さんには、この間、飲食店の営業時間の短縮要請や不要不急の外出自粛など、御協力いただきましたことに感謝を申し上げます。
 しかしながら、首都圏の4都県では、現在も「緊急事態宣言」が発出中であり、減少傾向にあるものの、新規の感染報告は続いております。再び感染拡大しないよう、御自身、そして御家族や友人を守るため、引き続き感染防止対策を徹底していただきますよう改めてお願いを申し上げます。
 本市といたしましても、新型コロナウイルス感染症対策のための諸施策に切れ目なく取り組んでいくこととしており、国の3次補正による、いわゆる15か月予算を受けて、いち早く令和2年度補正予算を編成し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策、地域経済支援策などの諸施策を、令和3年度当初予算と併せて執行することとしております。
 特に、ワクチン接種につきましては、1月に「新型コロナウイルスワクチン接種実施本部」を健康センター内に設置したところであり、今後の具体的な取組に向け、本日3月1日付でさらに1名を増員したところであります。医療従事者を対象とした先行接種が県内でも始まる一方、住民への接種につきましては、国や県から示される日程や業務内容等がいまだ不透明ではありますが、個別接種と集団接種を併用して、今後も全庁横断的な体制の下、砺波医師会や県とも十分に連携を図りながら、国からワクチンが供給され次第、順次接種を行えるよう準備に万全を期してまいります。
 それでは、令和3年度予算編成の基本方針等について申し上げます。
 新年度は「第2次砺波市総合計画」前期計画5年間の最終年であり、計画に掲げます将来像「~庄川と散居が織りなす花と緑のまち~もっと元気 ほっと安心 ずっと幸せ“やっぱり砺波”」を目指し、引き続き、事業の選択と集中をより一層進め、財政の健全化と着実な事業展開との双方を強く推進するものであります。
 この基本方針に基づき編成いたしました令和3年度予算案は、本市の豊かさ、暮らしやすさをさらにアピールするものとし、キャッチフレーズを「となみ暮らし魅力アップ予算」としたところであります。
 次に、予算の概要について申し上げます。
 まず、歳入のうち市税につきましては、個人市民税、法人市民税ともコロナ禍の影響から減収が見込まれるほか、固定資産税につきましても、3年に一度の評価替えや減収企業の軽減措置などにより減収が見込まれることから、全体では前年度比6.4パーセント減の63億4,600万円としております。
 次に、譲与税・交付金等につきましては、地方財政計画や今年度の決算見込みなどを考慮して見積り、そのうち、地方特例交付金につきましては、新たに「新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補塡特別交付金」が追加となったことから1億円余りの増額とし、また、地方交付税につきましては、算定基礎となる国勢調査による人口が減少となる一方で、算定単位当たりの費用増が見込まれることから、前年度同額の53億5,000万円を見込んでおります。
 なお、地方交付税の振替財源であります臨時財政対策債は、前年度比72.3%増の10億7,000万円としております。
 一方、歳出につきましては「第2次砺波市総合計画」の3つの基本方針であります「ともに輝き支えあう人づくり」、「なごやかな暮らしを育む安心づくり」、「みらいに活力をつなげるまちづくり」と共通方針であります「協働と持続可能な自治体経営」に基づく諸事業を進めることで、その住みよさをさらに拡充させるため、社会・経済情勢の変化や市民ニーズの多様化など様々な課題に対応しつつ、本市の特徴を生かした地方創生を強力に推進することにより、魅力的で活力ある安全で安心なまちづくりを進めてまいります。
 特に、本市の将来像の実現に向けて総合計画の前期5年間で重点的に実施すべき「10WAVEプロジェクト」には、引き続き優先的に予算付けを行い、その波及効果を確かなものとし、本市の豊かさ、暮らしやすさのさらなる向上を図り「住みよいまち砺波」、「選ばれるまち砺波」を目指すものとしたところであります。
 このような方針等に基づき編成いたしました令和3年度の会計別予算案の規模は、
 一般会計  222億9,600万円(合併後3番目の規模)
       (前年度比で8,800万円、0.4%増)
 特別会計  53億4,190万円
       (前年度比で6億140万円、12.7%増)
 企業会計  189億4,350万円
       (前年度比で2,850万円、0.2%増)
 総  額  465億8,140万円
       (前年度比で7億1,790万円、1.6%増)
 としたところであります。
 それでは、市政の運営と主な施策につきまして、「第2次砺波市総合計画」の3つの基本方針及び共通方針ごとに申し上げます。
 初めに、「ともに輝き支えあう人づくり」についてであります。
 まず、移住・定住支援及び人口対策について申し上げます。
 近年の全国的な人口減少社会の中、本市においても、他に比べて緩やかながら少子化、人口減少が進行していることや、コロナ禍でリモートワークなどの新しい生活様式が浸透しつつあることから、今までの人口増対策を転換し、移住・定住支援及び人口対策として“ようこそ「となみ」、やっぱり「となみ」”となみ暮らし応援プロジェクト――愛称は1073、となみでありますが――となみプロジェクトに新たに取り組みます。
 具体的には、首都圏をはじめ県外、市外に居住する若い世帯、あるいは子育て世帯を対象に、本市に居住するきっかけとして3年間の「家賃支援」と、引き続き住み続けてもらうために最高107万3,000円の「住宅取得支援」を行うものであります。
 さらに、新婚世帯を対象に、住居費用や引っ越し費用を助成いたします「結婚新生活支援」や、子どもを授かった方への市としての言わば祝意のシンボルとして、本市オリジナルのスタイ――前かけでございますが――を贈呈する「出産祝い」事業も行うものであります。
 加えて、本市の特徴を生かして推進してまいりました三世代世帯の住まい支援を拡充し、同居・新築の場合の補助上限額を20万円から107万3,000円に、近居・新築の場合の補助上限額を10万円から50万円に増額するものであります。
 これらの支援のほか、空き家利用のための支援、お試し移住体験事業なども含め、移住・定住促進事業として総合的に推進していくものであり、本市での居住体験を通じて、「選ばれるまち砺波」、「住みよいまち砺波」を実感していただけるよう取り組んでまいります。
 次に、教育の充実について申し上げます。
 GIGAスクール構想に基づく、小中学校のICT環境整備が今年度に完了することから、新年度からの児童生徒1人1台端末の運用開始と併せて、本市において独自に導入いたします大型電子黒板や学習支援ソフトを有効活用し、学習活動の一層の充実を図ってまいります。
 次に、幼児教育・保育の充実について申し上げます。
 鷹栖保育所の民営化に伴う整備につきましては、令和4年度の認定こども園開設に向けた建設工事、敷地整備等への支援を行ってまいります。また、庄川地域保育施設整備事業においては、令和5年度の認定こども園開設に向けて引受法人の選定、用地取得、敷地造成等を進めてまいります。
 加えて、コロナ禍にあって保育所等と保護者の連絡体制の充実を図るほか、デジタル化が進む時代の中で働き方改革を推進するため、ICT技術を活用した保育業務支援システムを新たに導入し、安全で安心した保育ができる環境を、国の3次補正予算を活用し構築してまいります。
 次に、心豊かな人の育成について申し上げます。
 砺波図書館につきましては、昨年11月の開館以来4か月が経過し、ランドマークとしての認知度も高まっているほか、平均入館者数が平日で約700人、休日には約1,200人であり、延べ約8万人の方に御来館いただきました。また、ボランティアで活動をしていただいております「図書館お助け隊」のサポートもいただきながら、市民の皆さんの身近な図書館としての魅力をさらに高めていきたいと考えております。
 次に、地域力・家族力の向上について申し上げます。
 本市の強みは安定した「地域力」にあると考えており、まさに「小規模多機能自治」として長年実績のある地区自治振興会がそれぞれの地域特性や課題を踏まえ、主体的に取り組まれる地域づくりにさらに力を発揮できるよう既存制度をより充実させ、今年度創設いたしました「“となみ地域力”推進交付金事業」をはじめ、各補助金・交付金事業を継続し、地域活性化の推進を図ってまいります。
 次に、「なごやかな暮らしを育む安心づくり」についてであります。
 まず、保健・医療の充実について申し上げます。
 がん検診につきましては、新年度から、胃がん(胃内視鏡)検診、大腸がん検診の施設検診を導入するなど、がんの早期発見のための体制強化を図ってまいります。また、がん患者の皆さんに対しては、ウィッグ等の補正具の購入費用を助成するなど、心理的負担を軽減し、生活の質の向上と就労や社会参加を支援してまいります。
 次に、国民健康保険事業につきましては、医療費の適正化を進めるとともに関係機関と連携を図りながら、糖尿病等の重症化予防など保健事業の取組を強化してまいります。
 なお、新年度における本市の保険税率につきましては、基金を活用し現行の保険税率を維持することとしておりますが、今後も被保険者の高齢化や医療の高度化等により、1人当たりの医療費の増加が見込まれることから、引き続き、事業の安定的な運営に努めてまいります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 今年度の砺波総合病院の経営状況につきましては、かかりつけ医との連携強化、在院日数の適正化並びに救急医療充実に対する取組の結果、入院、外来とも診療単価は上昇しておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により患者数が減少しており、厳しい経営状況が続いているところであります。
 こうした中、新型コロナウイルス感染症対策の強化のため敷地内に設置いたします「発熱外来」につきましては、現在、新年度からの受入れ開始に向けて整備を進めております。また、全ての入院患者の皆さんへのPCR検査を継続して行い、院内感染の防止に努めてまいります。
 加えて、全身用X線CT診断装置の更新を予定しており、これにより検査能力が格段に向上し、患者さんの被曝線量や造影剤の使用量が抑えられることで、安全性が高まるとともに、検査時間の短縮と、より高精度かつ精密な撮影が可能となるものであります。
 次に、地域福祉及び高齢者福祉の充実について申し上げます。
 令和3年度を計画開始年といたします「第3次砺波市地域福祉計画」、「第3次砺波市障がい者福祉計画」、「第6期砺波市障がい福祉計画」及び「第8期高齢者保健福祉計画」につきましては、パブリックコメントを経て策定を終えたところであります。
 今後は、それぞれの計画を踏まえ、自助、共助、公助が連携した地域づくりを進め、障がいの有無や年齢にかかわらず、全ての市民の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域共生社会の実現に向け取り組んでまいります。
 また、高齢者の健康づくりと介護予防につきましては、新たに富山県後期高齢者医療広域連合からの委託事業として専任の保健師を配置し、75歳以上の後期高齢者について健康課題の分析や支援が必要な対象者を把握し、個別的支援やフレイル予防の健康教育等を実施するなど、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に取り組んでまいります。
 次に、子育て環境の充実について申し上げます。
 新年度から、産後に家事支援が必要な家庭や多胎出産家庭に対して、母親の心身の健康を維持し安心して子育てができるよう県事業と連携し、ヘルパーを派遣する事業を市独自に対象期間と補助額とを上乗せした上で実施するなど、子育て家庭のサポート体制を強化してまいります。
 次に、市民生活の安全性の向上について申し上げます。
 まず、新年度における市総合防災訓練につきましては、多発する自然災害に備え、地区自主防災組織が中心となり、今年度実施いたしました新型コロナウイルス感染症防止対策を講じた避難所運営を強化してまいります。
 加えて、国の衛星安否確認システムを活用した避難者情報の伝達実証実験に参加するとともに、リモートによる会議やインターネットによる情報発信を災害対策本部や地区自主防災組織のメンバーなどがどこにいても可能にし、市民が災害時に情報共有できるクラウドシステムを活用するなど、地域連携とデジタルトランスフォーメーションによる災害対策に努めてまいります。
 また、今年度に引き続き、各地の避難所運営委員会の設置を推進し、主要指定避難所の拡充を図るとともに、新たに乳幼児を持つ子育て世帯に向けた防災ハンドブックの作成や、市内の避難所周辺に洪水時の想定浸水深を標示する「まるごとまちごとハザードマップ」などの、市民の安全・安心を支える施策の充実に取り組んでまいります。
 次に、「みらいに活力をつなげるまちづくり」についてであります。
 まず、自然・環境の保全と活用について申し上げます。
 今年度実施いたしました屋敷林実態調査の結果、改めて屋敷林の減少が明らかになり、「剪定枝や落ち葉の処理に困っている」、「高齢化とともに年々維持管理が難しくなっている」などの御意見も多くいただいたところであります。
 こうしたことから、屋敷林の保全につきましては、昨年12月に副市長をトップに関係課で設置いたしました「屋敷林保全対策プロジェクトチーム」で調査研究を進めており、新年度では、落ち葉などを燃えるゴミとして排出しやすくするため、可燃用ごみ袋に比べ割安の1枚20円で破れにくい「落ち葉等専用ごみ袋」を導入いたします。
 加えて、「剪定枝戸別回収実証実験」を幅広く市民の皆さんが利用できるよう、対象地区や年齢制限などの要件を緩和するとともに、地域の共助により剪定枝のリサイクルを推進するため、次世代につなぐ「屋敷林保全月間」を設定し、環境にやさしい地域ぐるみでの屋敷林の保全を推進してまいります。
 また、景観まちづくり事業につきましては、今年度新たに1つの自治会を加え、9自治会を対象に、新年度以降の景観まちづくり事業費補助金における、剪定枝粉砕機等の機械購入のための補助要件を緩和し、散居景観保全の取組を支援してまいります。
 次に、生活基盤の充実について申し上げます。
 市道改良事業につきましては、引き続き、桜づつみ線や表町10号線、駅南線などの7路線について、地元や関係機関と調整を図りながら道路交通の安全対策に取り組んでまいります。
 次に、橋梁長寿命化修繕事業につきましては、引き続き、大辻跨線橋や舟戸橋の補修工事の進捗を図るとともに、新たに砺波駅自由通路の補修に着手してまいります。
 次に、都市基盤整備につきましては、出町東部第3土地区画整理組合において、新年度からの本格着工に向け、本年3月末の仮換地指定を目標に、権利者との調整を進めております。また、県施行の街路事業につきましても、地元説明会の開催、用地測量等の業務を進めており、今後とも事業の進捗に向け支援してまいります。
 次に、上水道事業につきましては、基幹管路耐震化更新計画に基づき、引き続き、中野及び太田地区において、基幹配水管の耐震化工事を進めてまいります。
 また、「砺波市水道ビジョン」に基づき、送水ポンプや非常用発電機などの設備更新計画の策定に取り組み、安全な水道水をより安定供給できるよう努めてまいります。
 次に、下水道事業につきましては、下水道事業計画に基づき、現在、整備を進めております出町・鷹栖・林地区の枝線管渠工事の進捗を図ることとしており、年内には林地区の整備が完了する見込みであります。
 また、下水道整備基本計画の変更に伴い、下水道整備計画区域外の世帯を対象に、合併処理浄化槽の維持管理に対する補助制度を設けることとしており、適切な汚水処理が図られるよう取り組んでまいります。
 次に、公共交通の充実について申し上げます。
 デマンドタクシーにつきましては、現在実施中の小牧、湯山、落シ、名ケ原地区を対象とした実証実験運行について、検証を基に、本年10月から本格運用に移行するものであります。
 また、城端線・氷見線LRT化につきましては、持続可能な地域交通の確保を要点に、JR西日本、県及び沿線各市とともに、引き続き幅広く検討を進めてまいります。
 なお、これらの状況も考慮に入れながら、市民の皆さんが利用しやすい新たな交通ネットワークの構築及び移動手段の確保等に取り組むため、新年度において、地域交通のマスタープランとなる「砺波市地域公共交通計画」を策定することとしております。
 次に、農業振興について申し上げます。
 チューリップ球根の海外販路開拓事業につきましては、台湾台北市へ昨年とほぼ同数の1万5,700球を輸出いたしました。台北市有数の観光地である士林官邸公園では、2月25日にチューリップ展が開幕し、砺波のチューリップも会場に咲き誇り、多くの皆さんに喜んでいただいており、引き続き、販路開拓に向けて支援してまいります。
 チューリップ切花につきましては、「砺波切花研究会」と連携し、去る1月19日から2月14日にかけて、日本橋とやま館や首都圏の百貨店等において切り花の展示等によりチューリップの魅力をPRしたところであり、引き続き、新たな販路開拓につなげてまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 UIJターンを含めた地域での就職を積極的に推進するため、砺波工場協会や庄川町事業所協会が砺波工業高校と連携して3月3日から5日まで実施いたします企業訪問に対して支援し、将来に向けた市内事業所への若年層の就労支援を継続してまいります。
 また、高岡砺波スマートインター柳瀬工業団地造成事業につきましては、現在、用地交渉を進めており、新年度において新たに特別会計を設置するものであります。地元の皆さんの御理解が得られれば、農振除外手続や実施設計業務発注の準備を行い、工業団地の造成に向けて着実な進捗に努めるとともに、積極的な企業誘致にも取り組んでまいります。
 次に、観光の振興について申し上げます。
 まず、「砺波チューリップ公園再整備事業」につきましては、新チューリップタワーの建設工事が展望デッキ上部のチューリップオブジェの設置を終えるなど、3月末までの完成を目指し仕上げ段階に入っており、チューリップフェア開幕と同日に完成式を予定しております。
 また、フェア終了後には、現在のタワーを解体し、タワー跡地並びに屋外ステージの整備工事に着手してまいります。
 70回目の節目開催となります「2021となみチューリップフェア」につきましては、「受け継ぐ想い70回 そして未来へ」をテーマに、4月22日から5月5日までの14日間、2年分の思いを込めて開催することといたしております。
 特に、今回限定で新旧のツインタワーを楽しんでいただけることをはじめとして、北門ディスプレイや大花壇では、キーワードの「“Wa!+”」や70回にちなんだ展示を行うこととしております。
 このほか、チューリップ四季彩館では、東京オリンピック・パラリンピックに出場する選手の活躍を期待し、金メダルにちなんで「ゴールド」の名が入ったチューリップを中心に展示するなど、一足早くチューリップを通じてオリンピック・パラリンピックを盛り上げてまいります。
 また、市民参画事業として、昨年11月、多くの市民の皆さんの御協力の下、植え込みをいただきましたチューリッププランターを「となみまるごとチューリップフェア」と題して市内全域に展示し、70回の記念開催を市民の皆さんと一緒に盛り上げるとともに、会場以外の市内各地でも、県内外から来場の皆さんへ市民の歓迎の思いを伝えたいと考えております。
 なお、フェアの実施に当たりましては、チューリップの開花調整に努めるとともに、心配される新型コロナウイルス感染症対策として、来場者の検温や手指消毒をはじめ、「指定時間入場制の導入」や入退場口の分離などの「会場レイアウトの変更」を行うなど、時間と空間の両面での密を避けるため、必要な対策を徹底し、開幕に向け準備に万全を期してまいります。
 ここで、協働と持続可能な自治体経営のため、令和3年4月に行います組織改編について申し上げます。
 この改編は、「第4次砺波市行政改革大綱」の基本方針を踏まえ、市民の皆さんに分かりやすい組織づくり、デジタル化や働き方改革など時代に対応した組織づくりとして行うものであり、公共施設の再編など持続可能な行財政運営を進め、併せて、本市の施策や魅力をこれまで以上にタイムリーに発信するため、情報発信力を強化するものであります。
 具体的には、「企画調整課」を「企画政策課」と「広報情報課」の2課に改編し、「企画政策課」には、総合計画などを担当する「企画調整係」と、市営・民営バス、デマンドタクシー、LRTを含む城端線活性化などの総合交通政策を担当する「交通政策係」を設置いたします。
 一方、「広報情報課」には、情報発信とシティプロモーションを戦略的に担当する「広報広聴係」を設置するとともに、市長の活動との連携を図るため「秘書係」も当課に設置いたします。さらに、総務課所管の「情報政策班」を移管し、情報発信とデジタルトランスフォーメーションの連携と推進強化を図るものであります。
 なお、デジタル化の推進に対応するため、各部局職員を併任する形で広報情報課内に「デジタル化推進班」を設置いたします。
 このほか、「企画調整課」で担当しておりました移住・定住、空き家事業を「生活環境課」を改称した「市民生活課」に移管し、移住・定住施策等と市民生活関係事業とを関連させることにより、より実践的で多角的な対応が可能になるものであります。
 これらの組織の改編により「市民サービスの向上」と「市組織の活性化」を図ってまいります。
 それでは、最後に、共通方針としての「協働と持続可能な自治体経営」についてであります。
 まず、市民協働の推進について申し上げます。
 新年度に策定いたします第4次砺波市男女共同参画推進計画につきましては、市民アンケートを通じて御意見をいただいたところであり、今後、関係機関や市民等で構成いたします「砺波市男女共同参画市民委員会」においての御意見も踏まえて、計画の策定を進めてまいります。
 次に、持続可能な自治体経営について申し上げます。
 まず、デジタルトランスフォーメーションの推進につきましては、国では、本年9月にデジタル庁を創設し、新しい成長戦略の柱として、経済、教育、防災、医療、働き方など、社会全体のデジタル化を強力に推進する方針を示しております。本市といたしましても、情報通信技術を活用した質の高い行政サービスの提供について重点的に取り組むため、「デジタル化推進本部」及び「デジタル化推進庁内会議」を立ち上げるとともに、「デジタル化推進班」を中心に、情報発信、マイナンバーカード普及・活用、システム標準化などのデジタルトランスフォーメーションの推進に全庁横断的に取り組んでまいります。加えて、デジタル化を推し進めるための基盤づくりともなる職員を「デジタルエキスパート」として幅広く養成してまいります。
 次に、第2次砺波市総合計画について申し上げます。
 令和4年度からスタートする後期計画の策定に当たり、2月17日に開催した総合計画審議会において、市民アンケート等の結果を委員にお示ししながら、基本計画における主要施策や個別施策等に対して御意見をいただきました。中でも、本市における人口推移が目標を上回っている現状も勘案し、計画最終年度である8年度の人口目標4万7,000人を維持することで了承を得たところであります。
 今後は、今回のアンケート結果をはじめ、審議会からいただいた御意見や御提案を参考としながら、ウィズコロナ・アフターコロナ社会における価値観の変化に柔軟に対応するとともに、SDGsやSociety5.0など新たな時代の潮流を踏まえた計画となるよう策定を進めてまいります。
 なお、市庁舎の整備につきましては、耐震化をはじめ、現庁舎の抱える課題の解決に向け、総合計画後期計画において改めて位置づけるとともに、市民を交えた検討委員会を設置し、方向性をまとめてまいりたいと考えております。
 次に、広域行政・事業連携の推進について申し上げます。
 1月19日には、県と市町村との協力体制強化を目指した「ワンチームとやま連携推進本部」の初会合が開かれ、連携推進を協議することが決定されました。
 また、とやま呉西圏域連携中枢都市圏では、さきの11月定例会で議決いただきました「連携協約の一部を変更する連携協約」を締結するとともに、「第2期とやま呉西圏域都市圏ビジョン」に掲げます全31の連携事業に、今後5年間で取り組むことを確認したところであります。
 今後も、県をはじめ呉西6市のさらなる連携強化を図りながら、引き続き、スケールメリットを生かした市民サービスの向上や、シームレスな行政サービスの拡充に努めてまいります。
 このほか、冒頭でも申し上げましたとおり、本市の将来像の実現に向けて総合計画の前期5年間で特に重点的かつ優先的に実施すべき施策を「10WAVEプロジェクト」として設定しており、新年度において、令和2年度補正予算で予定している事業も含め、一般会計、特別会計及び企業会計を合わせて109事業、総額28億5,536万円を予算化したところであり、プロジェクトの着実な進捗に努めてまいります。
 次に、その他の案件について申し上げます。
 条例関係につきましては、組織改編に伴い砺波市総合計画審議会条例の一部改正を行うものをはじめ、国の法令の改正等に伴うものなど10件でございます。
 条例関係以外の案件につきましては、市道路線の認定及び廃止の1件であります。
 以上をもちまして、市政の運営と主な施策及び提出いたしました諸議案などの説明といたします。
 よろしく御審議の上、可決いただきますようお願い申し上げます。

○議長(山本善郎君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明3月2日から3月7日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会といたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、明3月2日から3月7日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会することに決定いたしました。
 次回は、3月8日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時54分 閉議



令和3年3月 本会議 定例会(第1号) 議事日程・名簿

         令和3年3月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定について
   第3 特別委員会の報告
   第4 施政方針、並びに議案第4号 令和3年度砺波市一般会計予算から議案第23号 市道路線の認定及び廃止について
      (提案理由説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   3月1日  午前10時04分  開会
   3月1日  午前10時54分  閉議

1.出席議員(17名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  14番 今 藤 久 之 君    15番 稲 垣   修 君
  16番 嶋 村 信 之 君    17番 林   忠 男 君
  18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(1名)
  13番 大 楠 匡 子 君

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

 企画総務部次長           企画総務部次長
 総務課長 坪 田 俊 明 君    財政課長 森 田   功 君

 病  院
 事務局長 堀 池 純 一 君    教 育 長 山 本 仁 史 君

 教育委員会
 事務局長 構  富 士 雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和3年3月 本会議 定例会 目次

         令和3年3月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(3月1日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  2
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  特別委員会の報告 …………………………………………………………………  3
  施政方針、並びに議案第4号から議案第23号まで
   施政方針表明並びに提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………  6
★第2号(3月8日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 19
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 19
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 19
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 19
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 20
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 20
  議案第24号から議案第28号まで
   提案理由の説明 ………(夏野市長)………………………………………… 21
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(代表質問)
   18番  山森 文夫 議員 ………………………………………………… 23
      ・令和3年度の当初予算について
      ・市庁舎建設について
      ・行政改革とデジタル化について
      ・学校教育施設の再編について
      ・新型コロナウイルス対策について
      ・砺波総合病院の経営について
      ・県ワンチーム連携推進本部における有害鳥獣対策について
      ・除雪対策について
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
    3番  山本 篤史 議員 ………………………………………………… 45
      ・学校環境について
      ・消防団について
      ・少子化対策について
    6番  山田 順子 議員 ………………………………………………… 53
      ・コロナ禍における市民生活の質の向上について
      ・屋敷林保全対策の推進について
      ・安全で安心な生活環境の確保について
    1番  開田 哲弘 議員 ………………………………………………… 64
      ・鳥獣被害対策について
      ・除雪に対する取組みについて
    4番  桜野 孝也 議員 ………………………………………………… 71
      ・コロナ収束後のまちづくりについて
      ・ふるさと寄附の推進について
      ・人材育成について
   13番  大楠 匡子 議員 ………………………………………………… 80
      ・防災対策について
      ・砺波市における「食品ロス対策」について
★第3号(3月9日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 89
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 89
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 89
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 89
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 89
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 90
  市政一般に対する質問、並びに提出案件に対する質疑(一般質問)
   16番  嶋村 信之 議員 ………………………………………………… 91
      ・新型コロナウイルスワクチン接種体制整備等について
      ・GIGAスクール構想の取組み等について
      ・学校におけるいじめの対策について
    5番  有若  隆 議員 …………………………………………………104
      ・サテライトオフィスによる企業誘致の推進について
      ・障がい者が住みやすいまちづくりの推進について
      ・出町市街地及び市街地周辺道路網における県道及び市道の管理見
       直しについて
    2番  境  欣吾 議員 …………………………………………………112
      ・新型コロナウイルス感染対策について
      ・雪害対策について
      ・工業団地造成について
      ・地球温暖化対策について
    8番  堺  武夫 議員 …………………………………………………123
      ・持続可能な自治体経営について
    7番  雨池 弘之 議員 …………………………………………………142
      ・新型コロナウイルス感染症による諸課題の今後の対応について
      ・庄川水記念公園の再整備計画について
      ・庄川地域における認定こども園の整備について
  議案の常任委員会付託(議案第4号から議案第28号まで) ………………152
★第4号(3月16日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………155
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………155
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………155
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………155
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………156
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………156
  議案第4号から議案第28号まで
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………157
   質 疑 ……………………………………………………………………………165
   討 論 ……………………………………………………………………………165
   採 決 ……………………………………………………………………………169
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査について ………………………………170
  議案第29号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………171
   採 決 ……………………………………………………………………………171
  議案第30号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………173
   採 決 ……………………………………………………………………………173
  議案第31号及び議案第32号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………174
   採 決 ……………………………………………………………………………175
  閉会の挨拶 …………………………………………………………………………176
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………177



令和3年3月 本会議 定例会 議案一覧

         本定例会に付議された議案等の件名

議案第 4号 令和3年度砺波市一般会計予算
議案第 5号 令和3年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算
議案第 6号 令和3年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算
議案第 7号 令和3年度砺波市霊苑事業特別会計予算
議案第 8号 令和3年度砺波市工業団地造成事業特別会計予算
議案第 9号 令和3年度砺波市水道事業会計予算
議案第10号 令和3年度砺波市工業用水道事業会計予算
議案第11号 令和3年度砺波市下水道事業会計予算
議案第12号 令和3年度砺波市病院事業会計予算
議案第13号 砺波市総合計画審議会条例の一部改正について
議案第14号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について
議案第15号 砺波市特別会計条例の一部改正について
議案第16号 砺波市立幼稚園条例の一部改正について
議案第17号 砺波市体育施設条例の一部改正について
議案第18号 砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第19号 砺波市国民健康保険条例の一部改正について
議案第20号 砺波市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
議案第21号 砺波市斎場条例の一部改正について
議案第22号 砺波市公共施設維持管理基金条例の一部改正について
議案第23号 市道路線の認定及び廃止について
議案第24号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第11号)
議案第25号 令和2年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第26号 令和2年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
議案第27号 令和2年度砺波市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第28号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第7号)
議案第29号 砺波市副市長の選任について
議案第30号 砺波市教育委員会教育長の任命について
議案第31号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第32号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて



令和3年第1回 総務文教常任委員会 臨時会 本文

1.会議の経過
 午前11時23分 開会

(第1回臨時会付託案件の審査)
○有若委員長 ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
 本日、当委員会に付託されましたのは、案件2件であります。
 これより、議案第1号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第10号)所管部分及び議案第3号 財産の取得についてを審査いたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 開田委員。
○開田委員 私のほうからは、生徒用の机・椅子更新ということで、中学校分として2,050万8,000円という記載があります。これはJISに未対応分ということなんですけれども、まず最初に、説明のときには中学校のみとありましたが、小学校とかもJISということであれば未対応の部分があるのではないかと思いますが、まずそこをお聞きします。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 ただいまの開田委員の御質問にお答えいたします。今回、中学校のほうを整備させていただくことになりますが、小学校につきましても、まだ未整備のものはございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 今回は中学校分ということですけれども、今後、小学校の分も入ってくるというスケジュールを持っているということでよろしいんですか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今回の補正で中学校分をさせていただきまして、小学校の分につきましては、また今後、計画的に配備をしてまいりたいと考えております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 今、この予算が通ると、多分交換に入られると思うんですけれども、そのスケジュールというのは、例えば、春休みの長い休み期間を利用して一斉にやっちゃうのか、それとも、直ちに土日を利用してやっていくのか、生徒がいる間はできないかと思うんですが、それはどういうふうに進められますか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 整備のスケジュールにつきましては、今回、数が多いものですから、この事業は繰越しをさせていただくことにしておりまして、実際に各学校に入るのは夏休みの予定でございます。1学期が終わった頃に、学期の区切りで夏休みに配備することを予定しております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 数のほうも大変多く交換することになると思いますけれども、今まで使用していた机は、まだ使えるものが多いんじゃないかと思います。そういった机とか椅子は、今後どのようにかして活用されていくことになるのでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今あるものにつきましては、予備の分でとっておいたりとか、あとは有効活用することを原則としますが、使わないものにつきましては廃棄する予定でございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 では、続けて別の案件に行きます。保育施設の整備事業ということで、6,257万6,000円というものがあります。新型コロナウイルス感染症対策事業の中で、公立保育所、認定こども園に対するICT支援が4,227万円と。私立4園に対するICT整備の助成金として2,031万円とあります。こちらにあるICT支援という部分については、まず、どのようなものなのか。タブレットとかを園児に渡すというものなのか、そうじゃなくて、システム的に親との連携を取るというサーバー的なものを設置するという話なのか、分からないので説明をお願いできますか。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 今回のICT支援業務システムを導入する経費でございますが、今ほどの御指摘のように、私どもとしては、ICTを活用する上において、それぞれの施設においてWi-Fiの環境整備、それと、御指摘のようなタブレットを各園の保育室、あるいは玄関に置きながら運用していくと、そのような仕組みでございまして、各園児にそれぞれ渡すとか、そういうことについてはまだ考えておりません。
 以上です。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 保育室と玄関に置いて、要は、全体が使えるような感じというイメージだと思うんですけれども、保護者との緊急連絡体制の整備というのもありました。となると、何かのサーバーから自動発信されるとか、一斉通知のような仕組みとか、そういったものがあるかと思うんですけれども、これは保護者側も何かアプリとかを入れて、そこと連携が取れるような感じになっていくということでしょうか。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 今御指摘のとおり、それぞれの保育室並びに職員室にも当然ながら入れまして、アプリケーションを導入し、そちらから、例えば、保護者との連絡体制の強化というのは一斉メールの配信であったり、あるいは、遠隔であってもお便りを発送できるとか、そういうソフトウエアも同時に導入いたします。それぞれのアクセス権など、いわゆる特定の人間、保護者でないとそこのサーバーに行けないという仕組みを構築しながら、園と保護者との連絡体制等々を強化していきたいと考えております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 あともう一つ、私立4園に対する整備費2,000万とありますけれども、これは公立と全く一緒の仕組みがそのまま入るという形の費用と考えてよろしいですか。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 私立4園、民間さんということでございますが、それぞれ民間さんにおいては、これまでもそのようなICTとまでは言いませんが、おのおのの園の中での仕組み、システムというのを導入しているとお聞きしております。委員御指摘のように、公立と同じような仕組みを導入するかという部分につきましては、できるだけ民間さんの御意見を聞きながら、御要望に応じながら、最終的にはそのような保護者とのやり取りができるような体制にするために、民間さんは民間さんのやり方の中で導入をしていただき助成していきたいと考えております。
 以上です。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 まず、関連しまして、今のICT支援システム事業のことなんですけれども、これは全ての保護者が利用できる状態になるんでしょうか。そこを確認させてください。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 今ほどの全ての保護者が関われるかということでございます。基本的には、先ほど言ったサーバーであったりとかにアクセスする。今、大多数の保護者の方々はスマホであったり携帯というものをお持ちであります。そのようなことから、そこからアクセスできるような環境を整備していくというふうに想定しております。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 万が一ですけれども、利用できないという保護者がおられた場合は、どのような対応を考えていらっしゃいますか。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 いま一度、そこら辺につきましては、保護者に向けまして、例えばメールアドレスであったりタブレットであったり、そういうものをお持ちにならない保護者がおった場合につきましては、そこでもう一度、対応できるがかどうか、そのようなことをちょっと考えさせていただきたいと思っております。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 ぜひ、そういうことにして、情報が皆さんに行き渡るように、しっかり進めていただきたいと思います。
 続いてですけれども、洗面所におけるレバーの交換工事費のことなんですけれども、前回の全員協議会の折にも少し質問させていただきました。その折に、何となく手話といいますか、手の動作で、こんな感じみたいなことをやっていらしたんですけれども、レバー式には上下タイプのものもあると思うんです。割と台所とかには上下タイプが多いんです。上下タイプのものは、本当になるべく蛇口に触らないで、例えば、こういう内側じゃなくて外側で押したり上げたりすることで、本当に接触面を減らした開閉ができると思うんです。それから、学校でも導入されているところはあると思うんですが、じゃーってすごい勢いで水が出てしまうという経験もちょっとあったりしますもので、細かいことですけれども、今導入されようとしているレバー方式は左右なのか上下なのか、上下にすることは可能なのかということについて教えていただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 現在、導入を予定しているものにつきましては、左右に動かす横式のものでございまして、ハンドル式のレバーの三角部分を左右に動かす棒状のものに交換する予定でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 それは導入しやすいからですか。上下にするという考えはやっぱり全然ないということでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今のあるハンドル式の三角部分を取り替えると。今は左右に動かす構造になっておりますので、上下にするとなるとそのカラン全部を取り替えることになりますので、費用的なものも高くつくことになるかと考えております。よって、上の部分だけを変える左右のレバー式にということで考えておるところでございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 分かりました。了解いたしました。今の蛇口式やったら、やっぱり左右の導入が容易にというか、導入しやすいということなんですね。はい、了解いたしました。
 それでは、もう一つなんですけれども、それこそ接触等を減らすために、トイレを洋式化するという補正予算が出ていたと思います。これは何園で何台分予定されておりますか。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 今、保育所のトイレの洋式化という部分につきましては、保育所の調理の現場というところは、感染の関係上、トイレは別にしなくてはなりません。その際に、今、2園の園におきまして、今回、調理師が使用するトイレを洋式化に改修する2園ということでございます。客数につきましては、今のトイレの大きさというか広さもございますので、今現況である、1客というか、1客ずつみたいな形で2客を予定しているという状況でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 今回2園で改修することで、市内の保育所、それからこども園に関しては、調理室におけるトイレは全て洋式化になるということでよろしいですね。
○有若委員長 横山こども課長。
○横山こども課長 1点、鷹栖の保育所だけはまだできないんですが、今回、次年度において、民営化に向けてということなので、今の大楠委員の御質問に対しては、鷹栖はまだですが、残りの園につきましてもこれで洋式化できると思っております。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 マイナンバーカードの事業費、企画費に関して、マイナンバーカードの推進課題、問題点について質問をしたいと思います。マイナンバーカードは2016年1月に交付され、これで5年目かなと思うんですけれども、その普及状況を見ると、全国では、昨年末では2,600万枚、普及状況は約20%。先回の議案説明会でも、砺波市の場合は22%とかということが報告されたと思うんです。やはりこのマイナンバーカードをいかに普及するかということが大きな課題ではないかなと思っております。現政権は、デジタル化のために、また、行政のサービスを提供するためにということでやっておりますけれども、このマイナンバーカードも、私は大事なあれだと思います。ですから、この普及推進にぜひとも市として取り組んでいただきたいと思っております。そこで、現況についてどんな取組をしてどうしているのか、これだけまだ普及していないという状況をどういうふうに伝えていくのか。それをまず1点目にお聞きいたします。
○有若委員長 それは、所管は市民課のほうになりますので、普及推進はちょっと違うと思いますが。
○川岸委員 すいません、それで私が言いたいのは、この普及することが大事なんですけれども、今回の予算の中では、1,100万でしたか、予算化されています。私はそういう意味で、マイナンバーカードの普及推進と併せて、国の進める普及推進というものは私は大事だと思うんですが、どのようにこの商品券をマイナンバーカードを登録された方に配付されるのか、その状況について説明をお願いしたいと思っています。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 今おっしゃられますように、やはり普及促進というのは非常に大切なことだと思っております。それで、やはり今現在、先ほど言いましたように所管は市民課で、普及の作業、業務、事務は行っておりますが、やはり全庁横断的に市民への普及が必要ということで、今回は企画調整課のほうにおいてその普及を図るための市民への広報、周知でありますとか、インセンティブをつけるというところについて、企画で今回1,100万円を計上させていただきました。そのうちの900万円が、約3,000人分増加するということを見込みまして、その商品券をお渡しするインセンティブをつけることによって、さらに普及を図ろうということでございます。実施計画スケジュールにつきましては、まず3月いっぱいまで申請するものについては国が5,000円分のマイナポイントをつけるということでございますが、それは3月末の申請者をもって終わってしまいますので、4月以降の申請について、市が補完をして強化を継続するという考えで、1人でも多くの方に取得していただこうということで取り組むスケジュールで考えてございます。よろしいでしょうか。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 分かりました。それで、プレミアム商品券の配付も含めてですけれども、この周知はいろんな媒体を使ってやられると思うんですけれども、どのような形で市民に周知されるのか、そこをお聞かせ願いたいと思います。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 周知につきましては、これまでも市のホームページ、市広報、今現在所管している市民課のほうで、出張とかで行っております。今回はさらに周知を徹底しようということで、次月の市の広報でマイナンバーカードの取得についての特集を予定しておりまして、3月までに国のマイナポイントをぜひ受けていただきたいということと、4月以降も継続してありますよということを市の広報で特集を組んで特にPRを強化したいと考えております。あとは、これまでの継続としてやっていこうと考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 分かりました。ありがとうございました。ただ、やはりマイナンバーカードですけれども、プレミアム商品券をつけることもいいんですけれども、これは国の施策ですので、やはり一体となって取り組んでいただきたいなということを要望するわけです。秘密情報が漏れるとか、そういう話が先に行くんじゃなくて、行政一体となってこれに取り組んでいただきたいことを要望して、私は終わります。
○有若委員長 次に参ります。
 堺委員。
○堺委員 私は財産の取得のことでお尋ねしたいと思います。65型電子黒板の123台の話です。この発注に当たって、どういう機能を求められたのか、まずお尋ねしたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 電子黒板の仕様の中で、画面が65型以上であることとか、タッチパネル、画面に触って操作ができること、またはWi-Fiのそういった機能が内蔵されているといったものを仕様の中でうたっております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 それは形なんですが、あと、誰でも使えるような機能なのかと。例えば、障害者であったり、いろいろな人がおられると思いますけれども、そういうものは当然使える形になっているんですね。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 一応、あまり電子黒板に触ったことがないような人でもすぐに使える性能のものというイメージでございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 利用する子どもたちなりが使いやすいものにしていただいておるんだと思います。
 次に行きます。それで、これは、予算額と仮契約した総額と相当差があるんです。これを予算要求されたときは、どういうものを参考というのか、どこかから見積りを取られたのか、前年に交渉されたもののその辺なのか、お話しいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 当初予算のほうで要求させていただいたときは、令和元年度に各小学校に1台ずつ電子黒板を導入しましたので、そのときの費用が約50万円だったということで、その金額を基に予算要求をさせていただいたものでございます。今回、入札をしまして差が出ておりますのは、その当時8台だったものですから、今回は百二十何台で数のスケールメリットが出たことと、やはりこの電子黒板の市場の競争といいますか、今、競争が激しくなっておりますので、そういった意味で価格が落ちているものと考えております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 中小企業を育成するという立場から言うと、地元業者でないことは大変残念なんですけれども、安かったということなら仕方ないなと思います。
 それで、あと、各学校の導入予定台数を発表してもらえますか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 各学校、そしたら順にということでよろしいですか。出町小学校が14台、庄南小学校が7台、砺波東部小学校が18台、砺波南部小学校が7台、砺波北部小学校が14台、庄東小学校が8台、鷹栖小学校が6台、庄川小学校が8台。次に中学校へ行きまして、出町中学校が19台、庄西中学校が13台、般若中学校が3台、庄川中学校が6台でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 123台は同じ機種なんですね。機種をお願いします。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 123台は全て同じ機種で、令和3年度予定の全普通教室に配置する分でございまして、ちなみに、先ほど令和元年度に小学校に1台ずつ8台入れたものは、支援学級などでまた有効に活用してまいりたいと考えております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 導入機種はミライタッチとかいうものですが、このメーカーのコマーシャルを見てみましたら、いろいろな人の意見を聞いて生み出した機種だということで、学びの現場からスタートし、子どもたちの目をキラキラさせる電子黒板でありたいというものであり、僕もそう思っております。
 それで、あとはいかに活用していくかだと思います。先生方の習熟、子どもたちに先生方から上手に使い方を教えてもらう。そのためには、先生は一番上手でなければならないですけれども、その辺どういうことを考えておられるのかお願いします。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、今回の電子黒板を納入する際に、その業者には一度、学校ごとに操作の研修会をしていただく予定にしております。また、先ほど申しましたとおり、小学校につきましては既に電子黒板が配置されておりますので、ある程度、先生方は慣れていらっしゃる方もいらっしゃると思います。加えまして、令和3年度に各学校にICT支援員を配置することにしておりますので、そのような方々も活用しながら、子どもたちに分かりやすい授業を展開できるように実施してまいりたいと考えております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 あと、活用してもらう活用頻度なんですけど、物を入れたらお金がかかる、維持費ね。これはどれぐらいを見ておられるのかということなんですけど。例えば、電気使用料というか、年間どれぐらいかということ。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 カタログからのワット数といいますか、電気代から概算で試算しましたところ、この123台の電子黒板で、年間多くて30万円ぐらいだというふうに考えております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 その半分ほどしかかからんがだろうと僕は思いますけど、大いに使っていただきたいと思います。
 あともう一つ、耐用年数がどのぐらいかと。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 一般的に、耐用年数につきましては、電子黒板的なものは多分財務上では5年ぐらいと定められておると思いますが、使い方とかいろいろありますでしょうから、実際は5年から10年程度は使用できるんじゃないかと考えております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 この電子機器というのは非常に日進月歩で進歩が早いと思うんです。ですから、陳腐化しない先に、元取れるくらいに活用していただきたいと思います。
 終わります。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 1点だけお伺いいたします。給食センターにおける真空冷却機更新事業費2,351万6,000円の計上になっているわけでございます。それで、まず、この更新理由についてお伺いしたいなと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 真空冷却機につきましては、給食センターの改修当時から使っておりますものですから、経年によりまして少し機能低下が見られるものですから、更新させていただきたいというものでございます。
○稲垣副委員長 ありがとうございます。経年劣化ということでございますね。それで更新をしたいということであるわけでございます。そこで、私がお伺いしたい部分は、経年劣化によって、耐用年数ももう来たんだろうと私は理解しておりますけれども、それであれば、なぜ当初予算の中で計画をされなかったのか、その辺をちょっとお伺いしたいんです。更新はもう時期的に来るんだと見ておられたと思うんです。それがなぜ補正になったのか、お聞きしたいということです。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 経年によりまして機能低下はしておりますが、ちょっとスイッチが入りにくかったりとか、そういった部分がありまして、そこはどうにかこうにか、全く使えないというわけではございません。今回、新型コロナウイルス感染症対策の交付金の話が国の補正でございましたので、そこを活用しまして、子どもたちの給食の関係から更新させていただけないかというものでございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 その辺を聞きたかったわけであります。今回、国のこの部分の予算がついたということで、今がチャンスだと、これを逃すとまた時期がずれてくるよということであると理解をさせていただきました。以上で結構でございます。
○有若委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより、付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第1号及び議案第3号を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第1号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第10号)所管部分、議案第3号 財産の取得について、以上、案件2件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手全員であります。
 よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で総務文教常任委員会を終了いたします。

○有若委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成につきましては委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていいただきます。
 以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。

 午前11時57分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   有 若   隆



令和3年第1回 総務文教常任委員会 臨時会 議事日程・名簿

            総務文教常任委員会

1.会議に付した事件
  ・第1回臨時会付託案件の審査

1.開会及び閉会の日時
    2月12日  午前 11時23分  開会
    2月12日  午前 11時57分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 有 若   隆     副委員長 稲 垣   修
   委員 大 楠 匡 子       委員 川 岸   勇
   委員 堺   武 夫       委員 開 田 哲 弘

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 山 本 善 郎

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 企画総務              企画総務部次長
 部  長  畑    進      総務課長 坪 田 俊 明

 企画総務部次長
 財政課長 森 田   功      企画調整課長 高 畑 元 昭

                   教育委員会
 税務課長 二 俣   仁      事務局長 構  富 士 雄

 教育委員会事務局次長        教育委員会
 こども課長 横 山 昌 彦      教育総務課長 河 合   実

 生涯学習・スポーツ課長 三 井 康 司

1.職務のため出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和3年第1回 民生病院常任委員会 臨時会 本文

1.会議の経過
 午前10時58分 開会

(第1回臨時会付託案件の審査)
○山田委員長 ただいまから民生病院常任委員会を開会いたします。
 本日、当委員会に付託されましたのは、案件2件であります。
 これより、議案第1号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第10号)所管部分及び議案第2号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第6号)を審査いたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 嶋村副委員長。
○嶋村副委員長 それでは、砺波市新型コロナウイルスワクチン接種についてお尋ねしたいと思っています。
 それこそ、今回のワクチン接種につきましては、100年に一度ということで、全国民、そしてまた全市民対象ということで大変大きな事業であるとしております。したがいまして、担当する方については、事故もなく終わっていただきたいなという思いをしているわけでございます。
 そこでまず、ワクチン接種の事業費の2億2,185万9,000円についてお伺いしたいと思っています。
 この内容を見ておりますと、積算根拠を見ますと、全市民4万8,088人掛ける2,070円掛ける2回。それで、掛ける1.1となっているわけでございますが、その1.1というのはどういう意味をなすのか、まず1つ目お願いしたいと思います。
 なお、小児加算1,974人掛ける660円掛ける2回ということで、これも1.1となっているわけでありますけれども、合わせて2億2,185万9,000円でございます。この1.1について少し説明を求めたいと思います。
○山田委員長 中田健康センター所長。
○中田健康センター所長 最後の1.1は消費税の1.1です。
○山田委員長 嶋村副委員長。
○嶋村副委員長 了解いたしました。
 そこで、この事業費の中、集団接種の場合に、医師、看護師、事務員等の人件費、消耗品等、それと個別接種の場合の実施医療機関への委託料2,277円掛ける人数になっており税込みになっているわけでございますが、先ほど申し上げましたように、2億2,185万9,000円の中に、医師、看護師、事務員等の人件費、消耗品等が含まれているのかいないのか、その辺、確認でひとつお答えください。
○山田委員長 中田健康センター所長。
○中田健康センター所長 2億2,100万円余りの中には、集団接種の場合の医師、看護師、事務員等の人件費、消耗品も含まれております。
○山田委員長 嶋村副委員長。
○嶋村副委員長 そうしますと、算出根拠、国の単価に基づく、例えばこの2,070円とか、そういうところに含まれている意味でよろしいでしょうか。
○山田委員長 中田健康センター所長。
○中田健康センター所長 接種単価の2,070円と小児加算の660円につきましては、全国統一の単価になっております。
○山田委員長 嶋村副委員長。
○嶋村副委員長 次に、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業1億900万円余を見てあるわけでございます。それぞれ会計年度任用職員の人件費、予診票、クーポンの輸送料、クーポン作成とあるわけでございますが、集団接種会場の使用料及びパソコン等の備品購入費1,600万円余見てあるわけでございますが、気になるのはパソコン等の備品購入でございますけれども、集団接種が終わった後、その利活用ということをお考えになっていらっしゃるのかお答えください。
○山田委員長 中田健康センター所長。
○中田健康センター所長 備品につきましては、耐用年数があるわけなんですが、国のほうでは、今現在50万円以下の備品につきましては、その後、市町村のほうで管理しなさいというふうになっております。
○山田委員長 嶋村副委員長。
○嶋村副委員長 了解いたしました。
 あと、新型コロナウイルスのワクチン接種体制構築スケジュールのイメージということでいただいているわけでございますが、その中におきましては、医療従事者先行接種2月中旬から実施予定ということで、富山県では高岡ふしき病院、富山労災病院ということで、この2か所が指定されて、そこで砺波市の医療従事者等については接種する予定なんでしょうか。
○山田委員長 中田健康センター所長。
○中田健康センター所長 高岡ふしき病院、富山労災病院で従事している砺波市に住所がある方については、本人が希望されましたら、そこの病院で予防接種をすることになります。
○山田委員長 次、ございませんか。
 今藤委員。
○今藤委員 私からは、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業について、質問というか確認を2点させていただきたいと思います。
 内閣府地方創生推進局のホームページを閲覧しますと、これまでも、砺波市分だけでも第1次補正、第2次補正分として、単独補助を合わせて78もの事業に及んでいるということが分かるものであります。
 そしてまた、議案説明会でも、これまでの分を含め、A3用紙3枚分の資料を頂いたところであります。
 今回、当委員会所管部分だけでも、今ほどのワクチン接種をはじめ、乳幼児健診、庄川健康プラザ、福祉センター等の感染予防策を講じるための感染予防物品購入費ほか、検診環境の衛生機能確保のための備品整備などが挙げられております。
 議案説明会でも一部説明のあったところなんですけれども、議案審査としてただしておきますが、まず1点目として、乳幼児健診、がん検診の会場等の環境整備についての詳細な説明をお願いしたいということ。
 2点目については、大腸がん、胃がん検診時に密を避ける施設検診を進めるために必要となる健康管理システム改修を行うという説明でしたが、このシステム改修とは具体的にどのようなことを指すのか、以上2点について確認をさせてください。
○山田委員長 中田健康センター所長。
○中田健康センター所長 まず、乳幼児検診、がん検診会場の環境整備につきましては、まず乳幼児検診につきましては、乳幼児検診の会場に顔認証温度検知システム2台と、あと消毒用の消耗品を購入するものと、検診会場のカーペットが経年劣化してきたということで、新たに抗菌カーペットを購入する費用であります。次に、がん検診会場の環境整備につきましては、がん検診会場にも顔認証温度検知システムを2台設置する予定にしております。がん検診の場合、健康センターではなくて各会場に出向いて、そこの会場で使うという考え方であります。
 次に、大腸がん、胃がん検診の健康管理システム改修につきましては、来年度、がん検診につきましては、国民健康保険の特定健診の時期に合わせまして、施設健診ということで同時に大腸がん検診を実施することにしています。また、胃がん検診につきましても、従来、胃の内視鏡カメラの検診がなかったわけなんですが、令和3年度から市内開業医の協力を得て実施するものであります。そのときに必要となってきます、今現在健康センターで使っております健康管理システムに、検診の結果のデータ登録を取り込む機能が新たに必要になってきます。それに関するシステム改修費であります。
○山田委員長 今藤委員。
○今藤委員 詳細な説明ありがとうございました。十分納得がいったものです。
 もともと地方創生臨時交付金というのは、新型コロナウイルス対応のためなら地方公共団体が自由に使うことができるものだと、少なくとも国のほうではそのように言っておられます。今ほどお聞きしましたところ、しっかりと精査されてこの予算立てをされたということは理解できましたので、これまで以上に、またしっかりと取り組んでいただきたいという要望を申し上げて質問とさせていただきます。
○山田委員長 次、ございませんか。
 境委員。
○境委員 障害者福祉施設に従事する方や介護施設等に従事される方のPCR検査に対する補助についてです。
 全国的にもこういった施設でのクラスターの発生が非常に増えていると。1月の半ば以降の半月で600件くらいのクラスターがあるが、そのうちの63%が医療、介護施設というふうに言われていて、こういうふうに検査を補助するというのはとても大切なことかなということで歓迎をしたいなと思うのですが、問題は実行できる能力がどれくらいある仕組みかということだと思うんです。
 前にも言いましたが、65歳以上の方あるいは基礎疾患を持つ方の希望される方はPCR検査を受けていただきましょう、補助しますということで仕組みをつくられたんですが、実績は今のところないというふうに聞いています。それは、希望される方が単純におられなかったのか、周知の方法に問題があったのか。しかし、併せて料金がすごく高いと。1万円払わないと検査を受けることができないということもネックになっているのではないかなという気がするんです。
 それで、今度設けようとしておられるこの仕組みも、実質上は各医療機関によって料金は違うので一律には言えないが、しかし場合によっては1万円近く払わないと検査ができないということになるのではないかと。であれば、本当は希望して検査を受けたほうがいいんだけれども、自己負担が高いということで遠慮される方がおられるかもしれないという気がするんです。
 積極的に検査を受けていただくことがクラスター発生の防止に役立つと思うので、ぜひ実際にどんどん検査を受けていただけるように助成をしていただくということを考えていただきたいなと、これは要望です。仕組みとしてこういうことを設けられることはすごく賛成なんですが、実際にどんどん利用していただけるようにさらに考えていただきたいということです。
○山田委員長 あと、ございませんか。
 島崎委員。
○島崎委員 では、私のほうは病院事業会計についてお尋ねしたいと思います。
 今回の補正については、発熱外来とWi-Fi環境の整備、この2つに特化したものなのかどうか、具体的な費用の内訳をお聞かせいただきたいと思います。
○山田委員長 嶋村総合病院総務課長。
○嶋村総務課長 今回こちらのほうから提案させていただきました補正につきましては、発熱外来あるいはWi-Fi環境の整備と、決してそれに特化したものではございませんでして、そのほかにも医療機器の購入ということで、順番に購入はしていっておるんですが、まだ購入していないもので、議案説明会の折にも説明させていただいておりますが、クリーンパーティション、空気清浄機つきのパーティションでありますけれども、これを内視鏡センターであるとか、感染の暴露のおそれがある、そういったところに配置する予定にしています。それから、生体情報モニター、これにつきましては、現在新型コロナウイルス感染症陽性患者を受け入れる病棟に配置をするということで、決して発熱外来に限定したものではございません。
 また、Wi-Fiにつきましては、議案説明会の折に説明をいたしましたように、詳細のほうは今詰めておるわけでありますけれども、新型コロナウイルス感染症が長期化するという想定でおりますので、オンライン面会を想定したもので環境整備を進めていくということと、あともう一点は電子カルテ、実はこの年末年始に西側の駐車場に臨時の発熱外来を設置いたしました。これは現在、平日の日中に正面の横でテントを張って運営しているものでありますが、それを年末年始の間は西側の駐車場に設置しておりました。その際に、電子カルテの立ち上げが遅いということで、無線環境をさらに強くする必要があるということで、そういった意味で、無線のアクセスポイントを1つ設置するということで上程させていただいております。
 こういったことで、決して発熱外来だけでなく、また面会対応だけでなく、感染対応全般に対しての補正ということで御理解をいただければと思います。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 そこで、オンライン面会については、いつ頃から実施の予定なのか、実施目標があればお聞かせください。
○山田委員長 嶋村総合病院総務課長。
○嶋村総務課長 オンライン面会につきましては、今ほども申し上げましたように、今、運用の詳細を詰めております。といいますのは、全ての患者さんにそれを利用いただくかどうかというところが、さきの議会の民生病院常任委員会の席上、島崎委員にもお答えしたと思うんですが、マンパワー的に限界がという部分がありますので、ある程度限定しなきゃいけないということがございます。
 それで、Wi-Fi環境の整備は、2月臨時会において御承認いただきましたら、早速整備に入った上で、その後になりますので、それと併せてタブレット、御家族と病棟に入院していらっしゃる患者さんをつなぐ端末につきましてはタブレットを準備しようかなと思っております。それらの購入を済ませた後でということになりますので、3月になるのか4月になるのか、その辺はまだ決めかねてはおりますけれども、できるだけ早いうちにとは思っております。
○山田委員長 あと、ございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより、付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第1号及び議案第2号を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第1号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第10号)所管部分、議案第2号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第6号)、以上、案件2件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山田委員長 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で民生病院常任委員会の審査を終了いたします。

○山田委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で民生病院常任委員会を閉会いたします。
 市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでございました。

 午前11時20分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会民生病院常任委員会

   委員長   山 田 順 子



令和3年第1回 民生病院常任委員会 臨時会 議事日程・名簿

            民生病院常任委員会

1.会議に付した事件
  ・第1回臨時会付託案件の審査

1.開会及び閉会の日時
    2月12日  午前10時58分  開会
    2月12日  午前11時20分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 山 田 順 子     副委員長 嶋 村 信 之
   委員 今 藤 久 之       委員 島 崎 清 孝
   委員 雨 池 弘 之       委員 境   欣 吾

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 山 本 善 郎

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 福祉市民              庄  川
 部  長 黒 河 英 博      支 所 長 川 島 ひとみ

 福祉市民部次長           福祉市民部次長
 高齢介護課長 島 田 達 男      健康センター所長 中 田   実

 生活環境課長 安 地   亮      社会福祉課長 袴 谷 敏 実

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志      事務局長 堀 池 純 一

 病院事務局次長           病  院
 総務課長 嶋 村   明      管財課長 竹 田 守 男

1.職務のため出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和3年第1回 産業建設常任委員会 臨時会 本文

1.会議の経過
 午前10時20分 開会

(第1回臨時会付託案件の審査)
○桜野委員長 それでは、ただいまから産業建設常任委員会を開会いたします。
 本日、当委員会に付託されましたのは、案件1件及び報告1件であります。
 これより、議案第1号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第10号)所管部分及び報告第1号 専決処分の承認を求めることについてを審査いたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 山本篤史委員。
○山本篤史委員 地域経済回復事業費についてお伺いしたいと思います。
 以前から、私も議会でキャッシュレスのキャンペーンについてどのように考えているかということをお尋ねさせていただきました。近隣市において実行されているわけですが、直近でいいますと、射水市のことがいろんな意味で新聞記事にも載っていました。非常に人気が集中していて、まちがすごいことになっている。そして、店には商品がない事態にまで陥っていまして、結果的には射水の夏野市長は頭を下げることになったわけですが、急激な伸びは急激な落ち込みになりますので、やはりこの新型コロナウイルス感染症対策の本質というのは落ち込んだものをしっかりランディングさせて軌道に乗せるということが非常に大事だと思いますので、ぜひ砺波の夏野市長に頭を下げさせないような施策にしていただくことが非常に大事じゃないかなと思うわけなんですが、近隣市の動向を踏まえて、どのようにこの施策を考えられたのかお伺いします。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 本市のキャッシュレス決済還元事業につきましては、まずは新型コロナウイルス感染症防止対策の一環の非接触型のキャッシュレス決済の導入の利用促進を図るということ、そして、市内の事業所の事業承継とか、地域の活性化ということを目的にやっているところでございます。なお、本市のキャッシュレス決済の設定といいますか、還元率とか付与等につきましては、県内他市のキャッシュレス決済還元事業の実績を見ながら、見込んでいるところでございます。本市につきましては、還元率は20%、ポイント付与の上限につきましては1回当たり2,000円、期間中に6,000円ということで、これらにつきましてもいろんな地域の特性も含めて見込んでいるところでございます。
 あと、射水市につきましては、期間中のポイントの上限が3万円となっています。砺波市はその5分の1ということで、6,000円と設定しているところでございます。還元率も射水市の場合は30%、砺波のほうは20%ということで、あまり集中しないように見込んでいるところでございます。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 しっかり配慮されていることがよく分かりました。
 それで、射水市の場合ですと月の前半3分の1ぐらいで終わってしまったわけなんですが、近隣市の南砺市、高岡市などもやっておられることを考えますと、近隣市の住民なども砺波市に押し寄せてくるという傾向には当然なってくると思うんです。これに対して、4月30日までということですが、もし、例えば4月20日とか25日で予算額になった場合は、当然そこで打切りということになるのでしょうか。お伺いします。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 そのときの状況でないと分からない部分もありますけれども、そうならないように見込んでいるわけでございまして、そういうことがあれば、いろんな意味で対応はしていかなきゃいけないかなと思っています。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 すいません、聞きそびれました。もしそうなった場合には、市民もそうですけれども、近隣市の住民含めて、どういうふうに終わってしまったんだよということを周知するリスク管理を検討しておられるのか、そこをお伺いします。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 射水市の例等も見ながらになると思うんですけれども、その辺につきましては、砺波市の方法もいろいろあると思いますので、今後検討していきたいと思っています。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 分かりました。また射水市の状況も踏まえながら、市民の皆さんにがっかりされないように、しっかり対応していただければなと思います。
 続きまして、砺波市プレミアム付商品券発行事業費についてお伺いします。地域経済回復事業費としてこの2つがあるんですが、これについては5月1日からということで時間差で下支えしていくという考えだと思うんですが、これについてもどのように考えておられるか、お伺いします。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 砺波市プレミアム付商品券につきましては、理由として市内事業の店舗の事業継続とか、あとキャッシュレス決済の導入が困難な、特にシニア世代の方を含めた幅広い世代の消費喚起を行うということと、地域経済の活性化を図るために今回実施するものでございます。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、関連してということでお聞きいたします。
 まず、今ほどのキャッシュレスとは期間をずらしての砺波市プレミアム付商品券ということになります。この砺波市プレミアム付商品券は、やはりキャッシュレスに対応できない高齢者の方が対象なのかなと思うんですけど、この期間のずれというのはどういう意味合いがあるんでしょうか。まずお願いいたします。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 まず、高齢者の方だけではなくて、その方も含めた幅広い方を対象にするということで、昨年の商品券と同様、高校生はちょっと難しいんですが、18歳以上の方を対象にしていきたいと思っております。実は、これをお願いする商工会議所とも話をしてちょっと調整した結果、キャッシュレス後に実施するといった形で進めていきたいなと考えております。まずはキャッシュレスをやってからということで、よろしくお願いしたいと思います。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 分かりました。高齢者の皆さんからすれば、やはり期待していらっしゃる一面があるんですね。キャッシュレスは若い人だけが先に、私らが買おうとしていた商品を持っていくんじゃないのかという思いも受け止められた一面がありましたので、お伝えさせていただきました。
 それから、先ほど山本篤史委員からもありましたが、商品券のほうなんですけど、出町の中心市街地、町なかの商店にもタイアップしているということであります。ですが、この商工会議所とか、また、商工会の皆さんということになれば、やはり町なか周辺にある大型店舗も対象になるのではないかと思いますが、そこら辺の配慮はどのようになっているんでしょうか。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 前回と同様、この商品券の対象店舗につきましては大型店舗も含めて、ただし、商工会議所の会員、商工会の会員さんを対象にするということで進めてまいりたいと思っております。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 まずもって、町なかの商店に対する対応もなされているという意味では理解をいたしました。
 それともう一点ですが、このキャッシュレス決済において町なかの商店を対象と、どこまで対象とするかは分かりませんが、要は、キャッシュレス決済をするにはキャッシュレス決済の機器の導入が必要かと思われます。もちろん商店が今からでもその機械を導入してやるべきか否かという、そこら辺の判断も必要だとは思いますが、もし導入されるということになれば、それに対する費用の何がしかの補助などは、この1億6,000万円に入っているのでしょうか。お聞きします。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 キャッシュレス決済につきましてはいろんな形はあるんですけれども、バーコードで読むとかQRコードを設定するというやり方がありますので、そういった形の中にはほとんど経費はかからないと思っておりますので、この事業費には含んでおりません。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 前回の議案説明会でも御説明があったわけですが、やはり、一体全体これはどういう形でキャッシュレスが導入されるというよりも、どういう手法でやられるのか。プロポーザルをされるということでありました。例えば、代表的なPayPayであったり、いろんな手法があるようなんですけれども、どこら辺までのことを対象として考えていらっしゃるのか、または、何せプロポーザルをしてかからないと先が見えない状況なのか、そこら辺はいかがでしょうか。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 基本的にはプロポーザルの公募方式でやらせていただきたいなと思っておりますので、その中で審査をさせていただいて進めてまいりたいと思っています。
○桜野委員長 ほかにございませんか。
 川辺委員。
○川辺委員 それでは、続いて、また大浦商工観光課長、お願いします。となみへお出かけ宿泊割引券発行事業がここで資金の付け替えということになっておりますよね。それで、これは結局この付け替えをもって終了されるとお聞きしました。一体全体、この実績はどうだったのか、また、もう一つのとなみへお出かけ優待券事業も終了されたのか、まだ継続しているのか、また実績はどうなのか、もし分かる範囲内であれば聞かせてください。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 となみへお出かけ宿泊割引券発行事業につきましては、昨年7月1日から7月31日まで、2,000泊を対象に1,000円の割引という形で実施してまいりました。実績は1,120泊ということで、6割弱ぐらいでございます。これにつきましては、市内のホテル、旅館にもお聞きしましたが、やはり人の動きとかの中では、この取組は県内でも本当に先駆けて実施したということで、7月から非常に予約が入ってきたと。予約が入って宿泊があったということで、宿泊については7月中旬以降になってしまったということになっています。いずれにしても、非常にいい取組だったということと、あと8月からの今の優待券の予約も一応同時に入ってきたということで、このTONAMI-STAYと言われます5,000円のとなみへお出かけ優待券につきましては、4,000泊がほぼ執行されるということを聞いております。これから実績等をお聞きしたいと思っております。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 現在、国が行っているGo Toトラベルは、確かに今、中止中となっていますよね。これはもちろん再開があるわけなんですけれども、また県のほうでも何がしか今、2月補正で出てくるということも耳には入っていますが、その中において、砺波が今、行われていたこの2つの割引事業といいましょうか、これはやめられる方向でよろしいのでしょうか。再度確認ということで。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 すいません、先ほどのとなみへお出かけ優待券のほうにつきましては1月31日で実は完了しておりますので、この実績については2月末、今月末ぐらいまでにはお聞きしたいと思っております。
 以上です。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 何せ継続は現時点では考えていないということでよろしいですね。はい、分かりました。
○桜野委員長 ほかにございませんか。
 山本篤史委員。
○山本篤史委員 それでは、除雪対策費についてお伺いします。非常にいろんなダメージが市内にまだ残っており、通常の生活には戻れないという事情があるんじゃないかなと思いますが、この7,400万の資産、そして、どんなふうに工事というか、損傷を直して日常生活を戻されるのか、また、これらの財源についていつ頃までに執行して、通常の砺波市に戻される計画なのか、ちょっとお伺いします。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 まず、今回の補正の予算額7,000万円の内訳につきましては、道路安全施設等修繕費ということで、道路の警戒標識とか、黄色いものでございます。市のほうで管理しているものについては、この黄色い、交差点ありとかという標識がございます。これらのもの。それから、防護柵。ガードレールとかガードパイプ、あるいはPC-1という赤白のポールがございますけれども、ガードするものがございます。そういったものが防護柵。それから、視線誘導標ということで、デリネーターポールです。伸ばせば、冬季間であれば除雪中のためのポールとなります。それから、舗装の破損。そういったものを安全施設としまして、市内全域にわたりまして土木課のほうでパトロールをして状況を把握しております。なおまた、舗装に関しましては、痛みの激しいところを併せて把握させていただきまして、そういう安全施設のところで2,500万円。
 それから、舗装に関しましては、幹線となる道路を中心としまして、代表的なものからしますと市道高道中村線、いわゆる四季彩館、美術館前の道路でございます。あるいは、市道公園柳瀬線ということで、シルバーセンターから美術館へ向かう市道がございます。それに加えまして、市道太郎丸高道線等々の路線における舗装に関しましての修繕を行うものとして把握しておるところでございます。なおまた、道路の区画線、外側線、センターライン等がございますけれども、そちらのほうも除雪によって消えているところがございますので、併せて修繕を行うものとしております。
 土木課のほうで把握しました箇所につきましては、それらの安全施設、舗装の損傷を把握しまして、この後、雪が解けて、春になれば、砺波のほうではチューリップフェアをはじめとする大きなイベントがございます。それらのイベントを開催する前までに発注、補修等を順次進めてまいりたいと考えております。イベントに関するインターからのアクセス道路、あるいは、砺波チューリップ公園の周辺道路を優先的にまずは行った上で、その後の市道につきましては、準備できましたら、夏頃まで順次進めていきたいなと思っております。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 この冬は非常に雪が多くて、私も、実は、どうしても道路幅員を拡幅するために、雪を田んぼの奥まで押そうということを心がけてやっているわけですが、ふだん住んでいる地区とはいえ、やっぱり意識が散漫になり、私も幾つかガードパイプとかガードレールとかを破損させてしまいました。こういう各除雪対策委員会からの声とか自治振興会からの意見というのは、今回の市の職員がパトロールしましてという、その市の判断の中に含まれているのか含まれていないのか。また、今後、今はまだ雪が残っているところもたくさんあると思うんですが、春になって、またこんなところも直してほしいとかという要望が出てきたときには対処していただけるのかどうか、その辺についてお伺いします。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 まず、地区からの要望につきましては、今、大雪の状況を踏まえまして、地区の各除雪委員会を回って、いろんな当時の状況であるとか、改善点であるとか、そういったところを確認しておるところでございますが、やはり多くのそういった安全施設等の傷みが激しいということで、この後まとめて出すよというお話も聞いております。そういったものにつきましても併せてこの修繕費等の中で修繕してまいりたいと思っておりますし、市のほうで加入しております保険で対応できるものについてはそちらで対応して、それで対応できないものについては市の予算のほうで対応させていただきたいと考えております。
 以上であります。
○桜野委員長 ほかにございませんか。
 山本善郎委員。
○山本善郎委員 質問ではないんですが、要望だけ2点ほどお願いしておきたいと思います。
 先ほど以来、キャッシュレス決済還元事業がありました。これは皆さんに喜んでもらえるはずの事業でございますが、真逆に、苦情が来るような事業であると大変都合が悪いと思っております。その辺、またひとつ上手にしていただきたいと、混乱のないようによろしくお願いしたいと思っています。
 それから、今ほど山本篤史議員からありましたとおり、アフター除雪のことでございまして、これにつきましても、これから自治振興会等からたくさんの要望が出てくるだろうと思っております。そしてまた、先ほど話もありましたとおり、70回目のチューリップフェアがあるということでございますし、特に皆さんはその辺は関心のあるところではないかと思っております。そういうことでございますので、目いっぱい要望に応えてあげていただきたいなというお願いをひとつしておきたいと思っております。よろしくお願いします。
○桜野委員長 ほかにございませんか。
 川辺委員。
○川辺委員 それでは、報告第1号の件につきまして、栄前田土木課長にお尋ねいたします。先ほどの市長からの提案理由はすばらしい言葉を使っていたなと思ったんですが、急激にかつ休みなく短時間、短期間に相当の降雪があった、まさにそのとおりだと思う今期の大雪でありました。そういう中において、この除雪対策費の補正が2億2,000万円組まれたわけであります。本当に適時適切な判断だったと高く評価したいと思っております。この分は、私の聞いていたのがちょっと違うかどうか分かりませんが、全体出動が8回分と部分出動1回か2回だったかなと記憶しておるんですけれども、その後、それらも使い、現時点、かなり春めいた日々が続くようなことにはなりましたけど、一体全体、今あとどれぐらい残っているんだろうか、それがちょっと気になりますもので、お聞きしたいと思います。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 12月から現在まで、一斉出動が10回、そして部分出動2回ということでございます。そのほかに、自主的に動いていただく中山間の出動もございます。その中で執行している金額、今現在どれだけの予算が残っているかということにつきましては、まだ1月分の精算、あるいは2月にも1回出動しておりますので、そちらのほうをおおよその概算で見ましたところ、残り7,500から8,000万円ぐらい残っているところでつかんでいるところでございます。この後の一斉除雪がどれくらいできるかということにつきましては、1回当たりの金額にもよりますが、四、五回程度は、まだ出動する予算があるのではないかと把握しております。
 以上でございます。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 分かりました。長期予報を見ても、今後、前回あったようなああいう大雪はまずないだろうと私らは思っておりますけれども、いずれにせよ、現時点で何とか春を迎えられそうだということかと思っております。
 それと、今回の大雪であった問題点はたくさんありますが、それらには、これからも検証を進められるということですので良いのですが、私が今回こういうことになるんだと思った中に――交通量にもよりますけど、本当は融雪装置がついている場合は、みんなが道路を走ってくれて初めて雪が解けるということにもなりますし、多分、融雪装置のついた道路は除雪の対象外の道路になっているのかと僕は思っているんですけれども――その融雪装置がついてるところを走る一般の人たちは、水の出ている真ん中しか走らないんですよね。そしたら、縁のほうはどんどん降り続いた雪で山になりまして、結局、通常なら2車線を十分確保できるはずの道路が1車線しか、そして、すり替えもできないという事態が起こっておりました。もちろん御存じかと思いますけど、そういうときに、そこをよかしてくれという指示は出すことはできるのかできないのか、そこら辺をどのように捉えていらっしゃるかをお聞きいたします。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 消雪装置は、議員さん言われるように、あくまでも水で溶かすということで、1車線しか確保できないという状況であったかと思います。実際、機械除雪をするとなると、大体消雪装置が入っているところは民家が連檐しておるということで、機械で押すということになると、両サイドにある民家の車庫であるとか生け垣だとか、そういったものを雪で壊してしまうことの原因になりますので、まず機械でそのまま押すという除雪作業はなかなか難しいのではないかと。排雪を伴う除雪作業でないと対応はできないということになりますので、地区のほうにもそういった声があるかと思いますけれども、そういった物件を壊さないためにも、排雪作業を伴う形でしか対応ができないと考えております。出町市街地で行ったように、ダンプを手配した上で排雪作業を行っていきたいなと思っております。
 以上です。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 分かりました。そういう意味合いで、まずもって通常なら除雪しなくていい、除雪機械が入らなくていい路線のはずなんですよ。でも、やはりこんな短時間、そして短期間にこれだけ降られると、こういう現象が起きるんだということを本当に私も初めて経験しました。先ほども言いましたが、なかなか一方通行にしかならない、双方から入ってくると雪の壁ですり替えさえできないという現状は、35年に一度と言えばそんなものかもしれませんけど、こういうこともあったんだということでまたお見知りおきをいただければと思っております。
 以上であります。
○桜野委員長 林委員。
○林委員 やっぱり24時間の間に4回電気が止まるものですから、その間にたまっていくのは大変だったかと思うんですけど、あれは手動で水を出っ放しにせな雪が解けんがいちゃね。あれはやっぱり散水、混合の弱点というか、それと、今回の時間が止まっちゃうって。その間に大量にばーっと雪が降ったもんだから、今回は消雪があまり効かなかったというのが現状じゃないかと思うんですけど。4時間は電気の関係でどうしても触れないんですけど、出っ放しにするという方法というのは何か考えてもらうことはできるのかできないのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 消雪につきましては、日中、11時から12時、1時から2時に止まることになりまして、その際には、手動に切り替えて、降雪がある状況であれば対応はさせていただいておるところでございます。
○老松建設水道部長 すいません、ちょっと代わって答弁させていただきます。
○桜野委員長 老松建設水道部長。
○老松建設水道部長 今の消雪装置の24時間の稼働とか、そういった話なんですけれども、今現在の契約は、冬季間のこういう消雪装置ということで、11時から12時と1時から2時までは日中止まる形になっております。今回のように、日中も降って、しかも日中もマイナスだったということで、圧雪になったり、先ほどお話ありましたように、道路の路肩まできちっと消雪装置が効かないような状況だったわけなんですけれども、これについては、北陸電力との契約上、今、そういうふうになっておりますが、これは24時間の契約にすることもできると聞いております。そうすると、当然、メーターを取り替えたりとか、電気料もかかってくるわけなんですけれども、今までの消雪装置についてはそういう形のものになっておりますが、今後、少しずつそれを更新する際に24時間の契約に切り替えていきたいなと。何か県のほうもそういったこともいろいろ考えていらっしゃると聞いております。通常であれば、日中気温の高い時間で雪もあまり降らないしという感じなんでしょうけど、やっぱりこういうことがまれに起きる場合もあるということで、多少の電気代とかメーター機の取替えとかいろんなことはありますけれども、今後はそういった形に少しずつ段階的に更新するなり見直していきたいと思っているところでございます。
 以上でございます。
○桜野委員長 ほかにございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○桜野委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより、付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第1号及び報告第1号を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○桜野委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第1号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第10号)所管部分、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、以上、案件1件及び報告1件については、原案のとおり可決または承認することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○桜野委員長 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決または承認することに決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査を終了いたします。

○桜野委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○桜野委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で産業建設常任委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時54分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会産業建設常任委員会

   委員長   桜 野 孝 也