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平成16年9月定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開議

◯議長(松本君) これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(松本君) 日程第1 決算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。
 お諮りをいたします。平成15年度に属する砺波市各会計の決算を審査をするため、10名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、10名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置することに決しました。
 続いて、委員の選任についてお諮りいたします。
 ただいま設置することに決定されました決算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、指名いたしたいと思います。
 決算審査特別委員会委員に
  1番 瘧 師 富士夫 君
  3番 福 島 洋 一 君
  5番 井 上 五三男 君
  7番 飯 田 修 平 君
  9番 柴 田   智 君
 11番 江 守 俊 光 君
 13番 石 田 隆 紀 君
 15番 村 中 昭 二 君
 17番 山 岸 銀 七 君
 19番 前 田 喜代志 君
 以上、10名を指名いたしたいと思います。これに御異議ござませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました10名の諸君が決算審査特別委員会委員に選任されました。

◯議長(松本君) 日程第2 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 これより、市政全般対する代表質問並びに提出議案に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 18番 宮木文夫君。
  〔18番 宮木文夫君 登壇〕

◯18番(宮木君) お許しを得ましたので、私は自由民主党砺波市議会議員会を代表いたしまして、本定例会に上程されました議案と当面する諸問題4点についてお伺いをいたします。
 まず第1点は、歴史と伝統のある砺波市50年余の回顧について、安念市長にお伺いをいたします。
 本年4月、砺波市制発足50周年式典が文化会館で大勢の市民参加の中、開催されました。また、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を目指し、11月1日に庄川町と砺波市が合併することが現実となりました。あと数えること48日となりました。
 砺波市制50年と7カ月の歴史に一応のピリオドが打たれます。その間、初代市長五島円右衛門氏を初め、時の市議会議員の方々、多くの市民の方々の砺波市勢発展と活性化、市民生活向上と安定のため、日夜努力の歴史であったと推測をいたします。
 我が砺波市の議会を振り返ってみても、あるときは激論を交わし、汗と涙の結晶であり、また、あるときは感動と歓喜の歴史であったと思います。長く砺波市の歴史を育んでいただいた先人の方々に深甚なる感謝を申し上げます。
 ここで、安念市長にお伺いをいたします。
 あなたも砺波市制発足当時から市の職員を歴任され、砺波市制最後の市長として市政を担当されました。砺波市制50年の思い出、回顧をお聞かせ願いたいと思います。
 第2点のお伺いは、新生砺波市政の執行者、新市長についてお伺いをいたします。
 今、砺波市民と庄川町民の間に少しの不安と大きな望み、期待を背負って11月1日に合併の運びとなり、あと50日を切りました。新生砺波市の誕生が間近になってきました。これまでの道のりでは、県で推進してきた合併プランは、砺波広域圏1市5町4村でありました。それに対して、安念市政は市民の声に耳を傾け、我々市議会とともに十分議論の上、1市1町、砺波市と庄川町を選択、勇断されました。我々議会も心から賛辞をお送りいたします。
 さて、あと48日で新生砺波市の誕生であります。条例では首長、即ち市長の選挙は合併発足50日以内に行うこととなっております。安念市政の誕生は平成10年1月から担当され、その間「ダイナミック砺波」を旗印に数多くの行政手腕を発揮されました。固定資産税の見直し、水道料金の定額化、下水道マップの見直し、市長への手紙、砺波総合病院の改修、ミニ体育館の新設、未就学児の医療費の無料化等々、数え上げると枚挙にいとまがありません。某紙の全国住みよさランキング上位をキープされ、市民の皆さんも安念市政を高く評価し期待をしております。
 いよいよ新生砺波市の誕生であります。新市長の誕生であります。安念市長には市政担当6年10カ月の経験と手腕があります。市民の多くは引き続き新生砺波市政の執行者、かじ取りを望む声が大であります。安念市長、今こそ勇気と決断を持って新生砺波市長選に臨まれることと思います。安念市長の決意のほどをお聞かせ願いたいと思います。
 第3点目は、引き続き新市政を担当していただくものとして、新生砺波市の展望とビジョンについてお伺いをいたします。
 新生砺波市の人口4万9,200人余り、5万人都市となる日もそう遠くはないと思います。安念市長が常々提唱されました市民の皆さんに目の届く政治、市民の皆さんに光が届く政治、そして小回りのできる政治が5万人都市像と、私たちも同感の思いであります。「花香り、水清く、風さわやかなまち 砺波」をまちづくり理念とし、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を築くため、市民の皆さんとともに努力したいと、提案理由の説明にも言われました。新生砺波市の永遠の繁栄と栄光のために、多くの諸問題も山積していることと思います。
 日本政府は、経済財政運営と構造改革の早期取り組みを進めたいと言っている中、「三位一体」改革のもと、地方政治は財源的にも不況に立たされると思います。その中において、新生砺波の財政対策、福祉政策、教育課題、環境問題、農工商業の取り組み、サービス業の拡大等々、骨格的なビジョンプランをお聞かせ願いたいと思います。
 第4点目は、働く場の確保について提案とお伺いをいたします。
 新生砺波市5万市民の暮らしと生活安定のため欠くことのできないのが、働く場をもっと確保することだと思います。砺波市は住みたいまちだ、住みよいまちだと、人々が寄り集まってくるようなまちづくりが理想であり、望ましいと思います。
 そのため、歴代市長は努力し汗をかき、第1工業団地から第4工業団地へと推移してきたところであります。その結果、工業生産出荷指数も年々上昇してきております。しかし、これで満足とはだれも思っていません。幸い我が国経済もようやく国内民間需要が伸びてきていると言われております。景気回復が続くと見込まれているところでございます。
 我が自民党砺波市連合支部における本年度の活動方針の中に、工業用水の確保と新規工業団地の開発と推進を最重点事項として取り上げています。今こそ第5工業団地の確保であります。庄川と散居に広がる新生砺波市であります。母なる川庄川があります。きれいな水が流れ、散居の里には多くの美田があり、豊富な水をたたえております。市長の提案説明にもありましたように、地下水の涵養対策であります。そのきれいな水を生かし活用すべきと提案をいたします。
 富山県では地下水のくみ上げ制限もありますが、上田、米原両県議会議員を交えて、県にも根気強く何度も何度も交渉し、その改善を図るべきと思います。
 もう1つの方策は、庄東丘陵地の開発であります。広大な土地があります。観光的開発もよし、工場誘致もよし、休養地的な利用もよし、何か利用活用すべきと思います。
 今や地域間競争時代と言われて長く歳月がたちました。市民一人ひとりが工場誘致のセールスマンであり、もちろん市当局の職員一人ひとりがセールス的自覚を持たなければなりません。市民一丸となって働く場を確保し、豊かな住みたい新生砺波市を育んでいこうではありませんか。安念市長の新生砺波市の執行者としての展望とビジョンをお聞かせ願います。
 長く続いた砺波市議会先輩議員多くの方々に心から感謝を込め、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 宮木議員の自民会を代表しての御質問にお答えをいたします。
 御質問の中には私への評価もいただきました。議員各位、市民の方々の御協力によりまして、市長という重責を担わせていただいているものと、このように思い深く感謝を申し上げたいと思います。
 初めに、砺波市のこれまでの50年を振り返って、回想についてお尋ねでございます。
 現在、砺波市は昭和27年4月に1町5村により第1次合併を行い、その後、数次にわたりましての合併がございまして、今日の市域となったところでございます。
 市制施行が昭和29年4月で、今年でちょうど50年を迎える節目の年となりました。第2次、第3次の合併について、私も思い起こすわけでございますが、当時の議会の皆さん、市の担当の皆さんあるいは課長の皆さんまでも、それぞれ御苦労された思いがございます。
 現在、砺波市は昭和32年9月に若林村が分村して合併をされました。そのことも随分厳しい合併であったように思う次第でございます。しかしながら、砺波市へ編入したいという住民の希望を受け入れまして、温かく迎え入れたわけでございます。そして全体で人口が3万7,000人ちょっとございました。その後、昭和48年には経済の活性化等がございました。そんな関係もあったと思いますが、若者たちが東京、大阪へどんどん出てまいりまして、3万4,000人まで減少したところでございます。その後増加に転じまして、平成9年にはおかげさまで4万人を突破することになり、今日4万2,000人を数える元気な砺波市になったと、このように私は思っております。その間、社会基盤の整備や市民福祉の充実、教育文化の振興、産業経済の発展、代々の市長や代々の議会の各位の皆さん、そして先人の皆さん方の御努力によってこのように躍進をしたと、このようにまず回顧をいたしておるところでございます。
 特に、私がいろいろ担当してまいりました業務が印象的に残るわけでございまして、このことについて回顧の一端を申し上げたいと思います。
 昭和37年からのいわゆる農業基本法が出て、農業改善事業にいち早く県内で取り組みました。農村基盤整備を全域的にその後進めたわけでございます。その後、北陸自動車道、砺波インターの開通でございますが、私はこの線引きの作業にも加わったわけでございます。その後、国道156号あるいは国道359号を初めとして、道路網を議会の皆さんと一緒になって整備をしたことが思い出されるわけでございます。
 なお、工業等の振興等につきましては、まず、太田工業団地、私も酒を担いで1軒1軒農地の買収に当たった覚えがございますが、その後、2次、3次、4次と団地形成をして、おかげさまで全部売れたわけでございます。その面では大変幸せであったと思います。
 なお一方、市街地につきましては、区画整理事業が昭和40年代から始めれました。なかなか大変でした。それぞれ土地の権利の問題もございます。いろいろ相続の問題もございます。隣同士の関係もございました。随分苦労いたしました。おかげさまでそのような区画整理が進むことによって、付近の皆さんもいいもんだと、いい町になったということで、多くの皆さんがこの事業に参画をしていただいて、町の広がりが、実はできたわけでございます。その後、下水道事業でございましたり、あるいは上水道の拡張も実はあったわけです。第7次拡張計画というのは大々的に大きい計画でございましたが、これらを成し遂げてきたわけでございます。
 区画整理が進むと同時に大型店舗等が、こんな4万人の都市でありますけれども、幾つも進出してきたわけでございます。そんなこともございまして、にぎやかになったとこのように思っております。その裏には環境整備がございました。広域圏事業ではございましたが、ほとんどが砺波市が負担をするという形での大型ごみ処理施設もつくりました。その後、ダイオキシン対策でさらにまた投資をしたということでございます。そんなことなどで環境整備も、その裏に皆さんの御協力によってでき上がったと、このように思っております。
 なお、医療福祉の面では砺波圏域内の中核病院としての市立砺波総合病院がございます。数次にわたります増改築がございましたが、今回おかげさまで議会の皆さんの御協力によりまして、全面的な増改築ができて、中核病院になったということを誇りに思っております。
 なお、この間、大きい問題として学校統廃合がございました。裁判沙汰にもなりました。私も裁判所へ何度か出てまいりました。ただし、そのこともお互いに理解をしていただいて、義務教育施設の建設がそれぞれでき上がったことを思っておるところでございます。これらを踏まえて皆さんの御協力によりまして、先ほどもお話の中にございましたが、全国住みよさランキングで高い評価をいただいておるということでございます。これもひとえに皆様方の御協力と深く感謝を申し上げて回顧といたしたいと、このように思っております。
 さて、今私たちを取り巻く社会はそんな甘いものではございません。国際化が進んでおります。情報化も進んでまいりました。そして何よりも少子高齢化という時代を迎えておるわけでございます。21世紀は地方自治法がその姿を変えるという時代ではなかろうかということで、合併特例法が出たわけでございます。その潮流の中で議会と市民の皆さんの御協力をいただいいて、お話にもございましたように、庄川町との合併を目の前にしたわけでございます。このことにつきましては、本当に皆さん方随分議論された、そのことを深く感じておるわけでございます。
 なおまた、この50年の間に財政的にも随分苦しい時代がございました。再建団体になろうという一歩手前でございました。そのときに私に当時の市長が、「お前財政を担当しろ」と、借金をする仕事を毎日やっておりました。何とか御協力をいただいて乗り切ることができたことを、今回想の一端として思う次第でございます。
 いずれにしましても、このことも市民の皆さんの御協力があったからだと、このように思っておる次第でございます。これからはそのような苦労のあったことを回顧しながら、さらに希望を持って歩んでまいりたいと、このように思っておる次第でございます。
 以上、回顧の一端を申し上げた次第でございます。
 次に、新市の展望、課題について申し上げます。
 本来ならば、新市長が申し上げる事柄だろうと、このように思います。新市建設計画づくりにかかわってまいりました立場から申し述べてみたいと、このように思います。
 今日、我が国では、これまでの制度や枠組みにとらわれないで、新しいあり方が問われております。この背景には先ほども申しましたように、少子高齢化や国際化の進展、あるいは男女共同参画社会の推進、それから地球環境の保全等の対応が言われております。また、国民の価値観やライフスタイル等の多様化、高度情報化の進展等がございます。また、産業構造の変革や分権型社会づくりのための地方行政の改革も、実は言われておるわけでございます。これは地方の潮流として市民生活に大きな影響を及ぼし、今後ますますこの度合いを深めることが予想されることから、先見性をもって対処することが必要であろうと、このように思っておるところでございます。
 こうした状況を踏まえまして、自治体を取り巻く状況はさまざまな課題を背負い、中央集権型行政機構から地方分権型の行政機構へ、また官民一体となったパートナーシップのまちづくりの構想を目指していくものだと、このように思っております。いわゆる連携によります人づくり、まちづくりを展望して政策づくりをしなければならないと、このように思います。
 そこで、新市のまちづくりの課題を整理してまいりますと、合併協議会でも先ほど申しましたような展望に立って協議されてまいりました。まず、健康福祉面では心身の健康づくりがございます。それから長寿社会を迎えましたので、高齢者保健福祉の充実をしていかなければならない。また障害者の自立を支援する福祉でなければならない。なおまた、少子化に対応する子育て環境、そしてこれらをみんなで支える福祉活動が必要だと、このように思って、第1の柱は健康と福祉に焦点を合わせたわけでございます。
 第2の柱は、教育、文化、スポーツであります。何よりも学校教育の充実であります。そしてさらには生涯学習を推進する、そういう行政でなければならないと思っております。そして心と体を育むスポーツの振興、そして伝統文化やいわゆる芸術活動の振興も合わせて行わなければならないと思います。なおまた、近ごろ特に言われております青少年の健全育成、そのためには家庭の教育力の充実を訴えていく必要があると、このように思っております。さらには、国内外との多様な交流を推進するということで、第2の柱は一貫して教育を柱としたわけでございます。
 次に、生活環境都市基盤では、おかげさまですばらしい庄川町と合併することになりました。清流庄川を抱えております。そして砺波全体が有名な散居村でございます。この景観保持を生活環境では進めなければならないと、このように思っております。そのためには、さらに循環型社会の形成を訴えていくということも必要でしょう。そして中心市街地を軸とした基盤整備もさらに行う必要があると思います。
 なお、その上には、さらに通信基盤等々が情報化を活用した、そういう基盤づくりも必要だろうと、このように思っておるところでございます。いずれにしても、皆さんが住む住環境、そして安心して暮らせるこの地域、その構築のために柱立てをしたわけでございます。
 次に、農林、商工観光、労働分野におきましては、この基盤となります従来から進めてまいりました農業づくりを、さらにさらに展開をする。米が安くなりました。放棄田も出ます。それではこの郷土が守られません。ついては農業振興によるベースづくりをしなければいかん。特徴ある花であったり、あるいは特に砺波市の場合は、球根産地でございますが、こういう花卉のブランド化、園芸化、そして主要作物の増進ということを、この際考える必要があろうと思います。
 次は、にぎわいのある商工業の振興であります。
 なおまた、伝統産業等、特に庄川町等についてはすばらしい伝統産業があるわけですから、これらを育成し、そして発展に結びつける、そういう施策も必要だろうと思います。したがいまして、自然、文化、食をそれぞれいざなう魅力ある観光のまちとしていきたいと、こう思っておるところでございます。
 次に、先ほども若干述べられておりましたが、雇用環境の整備をするために、工業立地等を進めることが必要だろうと、そのような意味で企業誘致の推進を図っていこうと、このように思っておりますし、なおまた、地産という時代を迎えました。そのことも大事にして柱立てをしていきたいと、こう思っておるところでございます。
 いずれにしましても、これらを進めるためには、提案でもございましたように、皆さんで協働でやる、いわゆる住民と行政が協働してやる、そういうまちづくり体制をする必要があろうと思います。ついては、これらを推し進める財政という問題もございます。この財政の健全化を図りながら、皆さんに対する経費負担を軽減して、財政の硬直化を招かないための施策を行ってこそ、初めて今申し上げましたそれぞれの施策が成り立つものと、このように思っております。ついては、この裏には行政改革等厳しくやらなければいけないのではないかと、このように考えておるところでございます。
 いずれにしても、課題は多くございます。今その一端を申し上げたわけですが、さらに議会の皆さんからいろいろ御提案があろうかと思いますけれども、それらを含めまして、多くの市民とも議論をいたしまして、進めたいと思います。
 いずれにしましても、私はこの砺波、庄川にはすばらしい人材と資源があると、このように思っておりますので、これらを活用し、皆さん方のお力をかりて、この新市を形成すべきだと、このように理解をいたしております。そのことが今申されましたように、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」と、このように将来像を掲げたわけでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 いずれにしましても、新市誕生まで私自身も最善を尽くしてまいりたいと、そのように思っておりますので、御支援、御協力をお願い申し上げたいと、このように存じております。
 次に、企業誘致について申し上げます。
 当市では、就労の場の確保と税収の拡大を進める上で、これまで先ほども若干申し上げましたが、太田の工業団地を初めといたしまして、以来、4次、東般若第4工業団地を造成して、おかげさまで完売をさせていただいて、どこかの市のように団地が売れなくて、財政が苦しむということはございません。幸い皆さんの御協力によりまして、そういう不良債権がないということだけ御理解をいただきたいと思います。
 こうした取り組みの中で、おかげさまで製造品目が、20年前と比べますと、物価高もございますが、約4倍になっております。県内第4位になる工業進出、そのような意味では顕著であると、このように思っております。この20年前はもう9市のうち、本当に少なかったのですが、今おかげさまで県内第4位になったということでございます。
 ただし、市内の工業における従業者数につきましては低位でございます。これもおっしゃるとおり企業誘致を進めることによって雇用の安定を図るということが何より大切だと、このように思っております。
 工業出荷額だけは大きいのですけれども、市内の従業員数につきましては、少ないというそういう逆現象がきております。その意味では市内の皆さんが働いて、市内の皆さんが所得を得て、そのことが財政安定につながるということでございますので、ぜひそのことを考えていきたいなと、こう思っております。
 先般、工業高校に問い合わせました。就職率100%であります。市内の企業からぜひ新採をほしいんだという要望もございまして、お願いする立場ではございませんが、そっとお願いをしておきました。どうにか何十人か市内に張りつきましたが、子供たちの志向がどうも地元志向でないんです。みんな都会へ行きたいという志向があるようです。親元を離れて出て行きたいという志向があって、なかなかとめられないというのが現状のようでございます。その意味では、青少年時代から砺波はいいところだということを教えなければいかんのではないかと、先生方にもそのことを申し上げて、パンフレットも送っておきましたが、そのような対策もこれから必要ではないかと、こんなことを思っておるところでございます。
 それから、いわゆる工場誘致等につきましては、おかげさまでまだ貫通はしておりませんけれども、東海北陸自動車道が目の前に貫通をみております。なおまた砺波平野というすばらしい環境もございます。したがいまして、いわゆる公害のないそういう企業等につきまして、全面的にお願いをしていくという、そういう姿が大事だろうと、このように思っております。
 なおまた、水の話も出てまいりました。県の基準につきましては、1つの井戸について2,000トンという抑制を実はしております。抑制される気持ちはわかります。確かに地下水は有限であります。ついては、地球全体を守る、この地域を守るという意味では、この地下水の保全というものも大切だろうと思います。しかしながら、従来ありました企業等についてはもっと取っておるわけですから、ぜひそのことも緩和していただきたいというのは、私の気持ちでございます。
 いずれにしても、県の規制があることは宮木議員も承知のことだと思いますが、なかなかこの殻を破れないのが現状でございます。しかしながら、これに対応してこのたび湧水地をつくりまして、そして涵養をするという施策をしたわけでございます。これからも先ほど私が提案いたしましたように、地下水を涵養をするという立場に立って、この地下水を取らせていただくという方向転換をしなければいけないんではないかと、私たちはそのように思っておりますので、その節はまたよろしくお願いいたしたいと、このように思っております。
 次に、庄東丘陵地の開発等につきましては、国道359号東バイパスが着々進んでおりますが、いわゆる庄東地域の開通が平成19年と予定されております。このような恵まれたアクセスがございますので、私は脚光を浴びるものと、このように思っております。つきましては、適地がございましたら、御指導をいただければありがたいと思います。
 なお、第5工業団地の問題もございましたが、前の議会でも申し上げましたように、今手だてはしております。地主の皆さんにも理解をいただいておりますし、地元の皆さんにも了解をいただいておりますので、即この造成をするということになりましたら、そのような手だてをしてまいりたいと、このように計画をしておることを申し上げておきたいと思います。
 なお、中山間地についても企業の進出があればということでございます。私は確かに先般フランスへ行きましたときに、中山間地を利用される企業団地がございました。その意味では理想の企業団地ができるように思います。ただし、庄東の中山間地というのは、私は砺波市にとって大事な宝庫だと思う。緑をとってみてもすばらしい緑があります。何よりも私は団地形成というよりも、これを林業活動であろうと、いろんなアクセス道路であろうとつくりまして、守るということがまず原則であるのではないか。ただし、静かなところで本当に高密度な企業等があるとすれば、私はそれは地元の皆さんと協力して配置をすることを考えますけれども、基本的にはこの庄東丘陵地帯というのはすばらしい環境にあると思いますので、まず、何よりも保存をすると、その上に立ってアクセス道路等をつくっていきます。これからもつくりたいと思いますが、そこでいい地域があるとするならば、私はそのような気持ちを持って対処するということであります。
 もう1つ嫌なことは、嫌とは言いませんけれども、和田川水源が実はあるわけであります。これにつきましては、少しネックになると思う。水源ですから立派なんですが、この水源とのつながりが出てまいりますので、いろいろ問題点があると思います。そのこともひとつ考えて、あの重要な緑の宝庫を大事にするというような考え方があると思います。
 かえって別の意味で、いわゆる皆さんが森林浴をしたり、レクリエーションをしたり、そういう意味での開発というのがあってもいいのではないだろうかと、私はそんなことを思っておりますので、これから皆さんとともに道路等の整備をしながら、知恵を絞ってまいりたいと、このように思うわけでございます。いずれにしましても、企業誘致につきましては、継続的でかつ根気よく進めることが必要だろうと、このように思っております。
 新市組織の中で庄川町との話し合いの中には、新しくこの担当部署、窓口を設けることにいたしております。まだ決定ではございませんが、そのような話し合いをしております。しかし、それはそれとして、職員一人ひとりが砺波市のPR塔として頑張ること、また、議会の皆さんにもこのすばらしい地域を宣伝してもらうこと、そのことが何より大切ではないかと、このように思いまして、お願いをするところでございます。
 さて、末尾になりましたが、御質問の2番目にありました私の身の振り方についてでございます。宮木議員からは、新しい砺波市の市政運営について期待を込めてお尋ねでございます。ありがたい気持ちでいっぱいでございます。
 今、地方自治の流れは、先ほども申し上げましたように、地方分権であります。そして住民自治を目指すものであると、このように私は考えております。この11月の庄川町と合併することによりまして、さらに自治能力を高めること、行財政基盤の強化と同時に効率化を図ることを議論してまいりました。庄川町民も含めた市民と協働による新しい砺波市のまちづくりを進めなければならないと、先ほども新市の展望等の課題の中で申し上げましたが、そのように思っておるところでございます。
 ついては、新砺波市の建設方針でございます新市まちづくり計画を実行しなければならないと思います。先ほどは若干申し上げましたが、本当に進めるという、そういう体制が必要だろうと、このように思っております。
 私は、常々市民の目線で市民が主役の政治を進める、そして公正で清潔な市政、市民参画の市政、地方分権の推進を掲げて、今日市政の運営をしてきたつもりでございます。この政治生命は、今後とも変わることはございません。ただし、市民の評価はいろいろとあると、このように存じておる次第でございます。
 今、市議会の自民会の代表質問という形で市民の皆さんの思いも含めながら期待を込めて、新市市長選挙への決意を尋ねていただきました。この発言を重く受けとめておきたいと、このように存じております。しかし、市民の信頼と協力が何より大切なことでございます。ぜひこのことについて応援がなければ出馬することはできないと、このように思っております。
 先日、先輩から、お前は大分丸くなったな、しかしまだ頭が高いぞ。それも一つの特徴かな。庄川とうまくやれや、今、君は合併の土壌をつくって種をまいた。せめて双葉になって青々するぐらいまで汗をかけやと、叱責を受けながら支援をいただきました。
 私は、後援者からも決意の催促をいろいろ受けておりますが、今後援会では集約中ということでございます。本日の宮木議員の発言を受けて、浅学の身でありますけれども、御支援をいただければ命をかけて市民奉仕に尽力してまいりたいと、このように存じております。何とぞ議員各位並びに市民各位の御支援を賜りますようお願いを申し上げて、宮木議員の自民会を代表しての質問にお答えいたします。ありがとうございました。

◯議長(松本君) これより市政一般に対する質問並びにただいま議題となっております案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 9番 柴田 智君。
  〔9番 柴田 智君 登壇〕

◯9番(柴田君) お許しをいただきましたので、私は通告に従い、市政一般に対する質問と要望をさせていただきます。
 平成の合併は国の施策として地方分権を唱え、住民が自ら地域の将来を考え、自分の子や孫のために何をすべきかという視点で考える自己決定、自己責任で自分たちのふるさとを守っていく「地方の時代」を提唱しています。私は多くの研修に臨み、初めは砺波広域圏を視野に入れた10万人都市を目指したときもありましたが、最終的には住民の皆様方の小さくてもよい、お互いが合併してよかったと思える合併を推進してきました。
 安念市長は、17地区へ熱意を持って市民の皆様と意思の把握に当たられました。その結果、歴史に残る合併という大事業を協議していくことから、幅広い視点で議論を展開する必要のため、両市町より議会議員、学識経験者、各界の代表者と住民に開かれた会議の場として、平成15年4月1日に法定合併協議会を設立し、平成16年4月2日合併協定調印式、6月18日県議会で合併関連議案決議、7月1日には総務省公示、合併効力発生、8月16日には第16回合併協議会では新砺波市市章が、両市町民の3,000件のアンケートにより、イラストレーター斉藤勉氏のデザインが採用されたところであります。
 合併協議会の報告では、現在まで条例整備進捗状況として条例174、進捗率100%、事務事業調整項目2,155、第17回で残りの調整で終了と聞いております。地域のコミュニティー活動としての振興会、公民館行事、各種協議会等、両市町の住民の手で新しく組織され、受け継がれていくことを確認したところであります。
 さて、砺波市・庄川町合併協議会から提出されました新市まちづくり計画、新市建設計画における合併特例債事業等について、平成16年から平成26年まで10年間を見据え、どのような手法をもって地域の発展と住民福祉の向上を図られるのかお伺いいたします。
 安念市長には、新市誕生、そして引き続き手腕を発揮していただけることと、私は思っております。本来は、新市砺波市長としてお答えいただきたいのでありますが、合併を控えたタイミングもありますので、これまでの4万2,000人の砺波市政をリードしてこられました市長としての抱負、理念を差し支えなければ範囲内でお聞かせ願いたいと思います。
 次に、これからの企業誘致の取り組みにつきましては、先日坂城テクノセンター、亀山市のサンヨー電気工場誘致状況等を研修してまいりました。各訪問先では行政と県がスクラムを組んで、時には市長と県知事が隠密の状態で企業に出向き、誘致にこぎつけた事例も聞いてまいりまいた。サンヨー電気亀山工場誘致には多額の金額が投資されたと聞いておりますが、関連企業を誘致することで投資額の回収ができるとのことでありました。
 現在、市内には4工場団地に22社が立地稼働しておりますが、産業の構造が変化したときには工場がついていけないときなど、行政としての指導、対応策などできていると思っております。さらに砺波市を中心に、高岡オフィスパーク、小矢部市フロンティアパーク、南砺地域を中心とする企業間格差競争の中で、県を巻き込んでの企業誘致合戦が今後とも大変進むように思っております。行政は住民を巻き込み、行政の元気のあるときこそ環境を重視しながら、現工業団地拡大に手を打つべきかと思っております。
 企業誘致の見直しにつきましては、今日的不況のあおりで、市内では不幸にも閉店や倒産を余儀なくされた地所が数多く見受けられます。買いたいが後の固定資産税等を考えたら、なかなか手が出ない状況と聞いております。現在の固定資産税率を変えることができませんので、せめて固定資産額の半額という減免措置を足腰が強くなるまでの3年から5年間をめどに緩和することができないかお伺いいたします。
 次に、3年後予想される団塊の世代の元気な退職者が、平成19年から毎年750人、その後、6年間で4,300人が年金受給までの間、生活支援の立場からも個人個人の技術、巧みを生かした作業所的な職場が必要となってきます。この現象は全国的規模のために、第3次産業等を考慮した企業誘致が必要となってきますので、行政としてのお考えをお伺いいたします。
 次に、市内における2人から50人規模の中小企業やハイテクミニ企業団地への育成、業績向上への指導について、行政としてどのような取り組みをなされているのか、企業の技術がありながら営業力が弱い2人から3人の企業について、行政としてどのような指導をなされているのかお尋ねいたします。
 次に、農業への取り組みについて、9月7日夜、台風18号は8月30日夜に最接近しました台風16号とほぼ同じコースをたどり、「ここ数年で最も風が強い台風」として、富山市では最大瞬間風速42.7メートルを記録するなど、台風の被害は北海道、近畿、中四国を中心に死者32人、行方不明14人、負傷者数は900人を超え、8日午後3時には宗谷海峡付近で温帯低気圧に変わりました。
 市内の被害としては、水田の2,700ヘクタールの3%の80~100ヘクタールの稲が倒れ、大豆では761ヘクタールにフェーン現象によるはだずれが7割に起き、光合成に問題が出てきそうであり、現在さやは半分ほどになっておりますし、粒が小さいのではないかと心配されております。サトイモ、リンゴを初めとする果実の落果被害はどれだけであったか、今後の対策としてお尋ねいたします。
 次に、砺波市の特産物対策について、特にチューリップ、サトイモ、白ネギ、千石豆等生産者は年々高齢化し、体力の限界を理由にやめざるを得ない状況と、猫の目のように変わる農業方針の中で、後継者を育てていくことができないのが今日の状況であります。このようなときこそ農業公社が支援に当たるべきと思っております。高齢化対策についてお伺いいたします。
 次に、集団営農組織につきましては、17地区それぞれ中核営農、集団営農組織化され、多いところでは6組織もあり、生産規模拡大に大変苦慮している地区もあると聞いております。農協では1支店1農場の取り組みを考え、転作カウントや拠出金等国からの細かい仕組みの受け皿を1カ所にまとめ、事務の合理化や消耗品削減に取り組みたいとのことであります。砺波市水田農業推進協議会の現状はどのように推移しているのか、また、行政当局の取り組みをお尋ねいたしまして、質問とさせていただきます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 柴田議員にお答えをいたします。
 まず、お尋ねでありました新市建設に当たっての考え方を示せということでございます。建設計画の議論について携わった一人といたしまして、このことを申し上げたいと思います。
 従来、別々でまちづくりをしてまいったところでございます。今度は一緒になるわけでございますが、従来の砺波市の総合計画、庄川町の総合計画、それらを一致することがまず基本であります。ただし、舞台が大きくなりましたから、エリアも大きくなりましたので、それを調整するということでのまちづくりを進めてきました。それを先ほど代表質問でも申し上げました5つの項目にして調整をさせていただいたことでございます。このことは十分御承知のことと存じております。
 そして、これらに対する理想等の話がございましたが、いずれにしても、最善の姿をどうするかというのが、私は理想だと思います。その場合には表題を掲げるだけではございませんで、裏に財源というのがございます。もう1つは、体制があります。市民感情がございます。そのことをどう調整していくかということであります。
 当初はまず何よりも、砺波市と庄川町の人間関係、これはもう基本だと思う。何事をやるにしても行政と市民が協働する。そのことが砺波市民と庄川町民が意思が一致する、そのことを建設計画のベースに置くべきだと、このように理解をしております。
 先ほど申し上げましたように、砺波市の総合計画が年次的にあります。庄川にもありました。それらを調整してつくり上げますが、これをもう1つ、エリアが大きくなるということも考えながら、調整をするというのが、私は重要であると思いまして、柱立てをあのような5つにしたわけでございます。そして第1の柱が、「笑顔あふれる福祉都市」と、このように決めさせていただいたわけでございます。
 なお、これらについての特例債をどう活用するかということでございます。まず、重要なことは新市になりましても、地方自治法上総合計画を立てなさいというのが条文にあるわけですから、今合併協議会でいろいろ柱立てをしました。それは移行するに当たってどうしても必要でございます。ただし、新市になりますと、もう1つ、この柱立てを肉づけをしなければいかんと思います。新しい議会でそのことを議論していただいて、肉づけをするということになりますので、その点ではちょっとその後の問題は言いにくいんですけれども、今話し合いの中で進めておりますことは、まず、基本的な理念に立ちまして、両市町を連絡する市道、それから県道は事業主体ではございませんが、県道の整備をやらなければいけません。これはぜひお願いしたいと思います。
 今回、中沖知事さんの砺波市と南砺市に重点を置いてやろうという、そういう意思表示がございます。だから、私どもがお願いをしておる県道整備について、私は予算づけをされたものと、こう理解をいたしております。その受け入れをしなければなりません。県道でございますけれども、市町村が負担をしなければならない。それに対応することを考えていきたい。市道等については直接私どもの仕事でございますが、これらについてはそのように進めさせていただきたい。ただし、道路等については地主の皆さんの御協力をいただかないと進みませんので、ぜひその面ではこの該当する地主の皆さんの御協力をお願いしたいと、このように思っております。
 それから、バス等について前の議会でも議論があったところでございますが、両市町を結びますバスレーン、先般予算にも載せましたが、今調査をしていただいてコンサルタントから明示をしていただくことになります。あとは国土交通省の陸運の許可をいただいて、この連絡調整するバス路線を進めたいなと、当面はそんなことを思っております。なおまた、市庁舎等、この庁舎もそうでありますが、特に庄川町の庁舎等についての改修、関連いたします電算システム等の整備をいち早くやらなければならないと、このように思っております。そのことによって基本的な一体感がまずできるのではないかと、このように思っております。
 その後の特例債の特徴的なものを申し上げますと、これも両市町で協議をさせていただきました。1つは、東部小学校の大規模改修であります。これはもう私どもの総合計画でもあったわけですから、これを特例債を使ってやろうと。なるべく財源を特例債を使うことによって削減をしていくというので、大きい事業でございますから、この点御協力をいただきたい。
 もう1つは、北部の総合福祉施設であります。これらにつきましても、ぜひ用地も買収しましたし、議会の皆さんも御理解いただいておりますが、特例債でやろうと。まず高齢化社会を迎えましたので、そこで対処をするということになります。
 それから、庄川町からのお話がございました庄川市民プラザの整備をいたしたいということでございますので、これも両市町で話し合いの中でやろうということになっておりますので、その点御理解をいただいて、まず、福祉、教育関係を早期に進めたいというのが、私の考え方でございますので、御理解をいただきたいと、このように思っておる次第でございます。
 あと、特例債を使う計画等をいろいろ示しておりますが、今御存じのように「三位一体」の議論であります。補助金カットの時代であります。税源移譲はまだ明確になっておりません。補助等については地方6団体、何とか、かんとか反対もあったようでありますが、提案をいたしました。ボールが投げられてキャッチをして、それを打ち返したわけでありますが、そのことで税源移譲がどうなるか、そのことも実は心配でございますので、本当に今私どもが計画しておるものを、皆さん理解していただいてやってくれるかどうか、その点心配な面がございますが、努力をしていきたいと、このように思っておるところでございます。合併した途端に赤字だというようなことを言っても恥ずかしい話ですから、財政バランスもよく考えながら進めていきたいと、このように思う次第でございます。
 ただしもう1つは、合併したから、この格好のいい合併特例債で物をつくると、それだけだけの合併ではございません。この際に住民サービスを十分徹底する、合併してよかったなと、そういう機運を出さないといけないと思います。そのことをお聞きになったわけでございませんが、裏には物をつくって、特例債を使うということではなくて、その前に合併してよかったなという意味では、職員一丸となってサービスを徹底するということを、私は思っております。そのような理解で今後進めさせていただきたいと、このように思います。
 いずれにしましても、平成17年度以降につきましては、速やかに議会の皆さんで議論をしていただいて、この総合計画策定に取り組んでいただきたいと、このように思っておる次第でございます。この答弁につきましては、担当者ではございませんので、苦慮したわけでございますが、話し合いの方向として取り決めましたことを述べさせていただいたわけでございます。
 なお、私に対する期待について深く感謝を申し上げて答弁といたします。
 その他の質問につきましては、助役、産業建設部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 柴田議員から企業誘致について3点の御質問がございました。
 1点、これからの企業誘致の取り組みについて。2点、元気な定年退職者に対する働く場所の提供について。3点、中小企業とハイテクミニ企業団地の育成、業績向上への計画について答弁をいたします。
 砺波市では、バブル経済が崩壊した後、業績の悪化等から数社の企業、工場が閉鎖をされ、一部には競売物件として公示されたものがあることは承知をいたしております。しかし、一方では、新たな設備投資を進められている企業もありますので、少し明るい兆しが見え始めてきているのかというふうに推察をいたしております。したがいまして、議員御提言の競売物件を取得された企業への固定資産税を軽減すればどうかという御意見でありますけれども、税の公平性という面から見ますと、これらのものに対する税を減免するというのは、市民の一般の皆様方には御理解が得にくいということではないかというふうに思っております。やはり、これは企業誘致条例に基づく対応をしたほうがいいんじゃないかというふうに思っておるわけであります。
 次に、定年退職者が年金受給までのつなぎについては、御意見としては理解はできるところでございますけれども、本来行政的には就職の場のあっせんにつきましては、地域の総合雇用サービス機関でありますハローワークのほうがその機能を発揮すべきものというふうに考えておるわけであります。
 なお、砺波市といたしましては、高年齢の就労機会を支援するために、45歳以上65歳未満の離職者が再就職に向けて、新たな技術を取得しようとする場合に教材費の一部を支給し、再就職が容易となるように援助をしているところでございます。
 また、高齢者を含めた雇用の拡大を図るために、市といたしまして、緊急雇用創出特別基金事業に取り組んでおります。本年度におきましては、13事業で約30名の雇用の創出を目指しておるわけであります。今後とも制度の普及、PRを積極的に行い、雇用の拡大に努めてまいりたいと考えておるわけであります。
 次に、中小企業者への行政指導の現状についてでありますけれども、砺波市におきましては、行政としては直接的な経営指導は実施いたしておりません。しかしながら、中小企業の経営の安定、拡大の面からは、小口事業資金などの融資制度を継続的に行うとともに、融資保証料の2分の1を助成しまして、中小企業の育成を図っているなど、側面から援助をしておるわけであります。
 一方、砺波商工会議所内の中小企業の相談所におきましては、所定の研修を受けた専任の職員が中小企業への経営診断や指導、助言をいたしております。砺波市といたしましては、企業の診断、指導として補助金を交付いたしております。
 また、ハイテクミニ企業団地につきましては、入居者間で運営協議会を組織していただいておりまして、商工会議所が指導しております。企業間の融和やあるいは開発製品を紹介するなど、各社一体となった販路に取り組んでもらっておるわけであります。いずれにいたしましても、今後とも商工会議所と連携をいたしながら、企業誘致や企業の業績向上の支援に努めてまいりたいと考えておるわけであります。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 柴田議員さんの農業の取り組みについての、最初に台風16号による農作物の被害ですが、水稲においては強風により全倒伏した面積が5ヘクタール、倒伏度が4割から6割の圃場面積が30ヘクタールでありました。また、大豆についてはフェーン現象により全圃場において茎や葉が枯れる被害がありました。果樹のリンゴにおいては、3本の倒木、枝の損傷を受けたものが1本ありました。なお、柿には被害がございませんでした。
 次に、台風18号の被害状況でございますが、水稲については、コシヒカリ作付面積2,739.6ヘクタールのうち、全倒伏した面積が100ヘクタールあり、また、ほとんどの圃場では倒伏度が4割から6割の被害を受けた状況であります。大豆につきましては、栽培面積761.5ヘクタールのうち、茎や葉の損傷を受けた面積が約500ヘクタールありました。果樹のリンゴにつきましては、落果したものが2割、約2トンの被害でありました。柿につきましては、倒木15本、枝の損傷25本で、全体の2割の被害でありました。ブドウには被害がありませんでした。なお、その他の施設園芸作物につきましては、現在調査中であります。
 この台風による被害に対して、今後の対策といたしましては、まず、水稲においては晴天時に刈り取り作業を進めるとともに、農業共済制度では品質補償方式加入者においては、品質及び収量について農家所得が補償されるところであります。また、今年度から制度化されました担い手経営安定対策により、担い手農家で制度加入の方には、稲作減収補てんがあるところであります。
 次に、大豆においては、強風により茎や葉への損傷があったことから、今後の登熟に影響し、大粒比率の低下などが心配されるところであります。また、大豆栽培の損傷が心配されるところでありますが、農業共済センターにおいてこの被害状況につきましても、共済の対象になるのか、現在調査中であります。大豆の減収に対しましても、共済加入者に対し補てんがあるものであります。
 果樹においては、落果や倒木、枝の損傷により収量への影響が心配されますので、収穫物及び樹体については農業共済の対象となることから、詳細な被害状況についても現在調査中であります。今回の大きな被害に遭われた農家の方は、県の経営支援策が確立された時点で対応してまいります。
 次に、農産物生産者の高齢化対策について申し上げます。
 議員が述べられましたように、市では水田農業ビジョンにも位置づけたチューリップを初め、サトイモ、白ネギ、千石豆の特産作物の振興を進めているところであります。しかしながら、生産者は年々高齢化し、現状を確保することさえも厳しい状況でございます。
 平成13年4月に設立されました農業公社では、チューリップを中心とした球根圃場の作業受託や機械レンタル事業の展開を実施し、球根生産農家の労働力の軽減の一助となっているところであります。
 また、議員御指摘のように、今後は、新規担い手確保や意欲ある農業者育成のため、農業公社を活用し、退職者の方々を対象とした農業体験や農地あっせんなど、地域農業の発展と地域社会の活性化に寄与するよう、公社事業の充実強化の展開を図っていきたいと思います。
 次に、集団営農組織の現状について答弁をいたします。
 現在、法人営農組織は17組織、集落営農組織は45組織あります。4月から始まりました米政策改革大綱により、集落営農組織の設立に向けて協議されました地区や中核農業者が中心となり進められる地区など、地区の水田農業について地域のリーダーや担い手づくりが進められようとしております。
 集団営農組織化推進には農業の経営性や効率性が必要であり、議員御指摘のように、地域によっては新たな集団営農組織化が困難となる地域もあることから、必要に応じ普及センターの指導を得ながら支援してまいりたいと考えております。
 また、JAとなみ野が提唱しております一村一農場については、議員御指摘のように一地区一農場への統合合併構想がありますが、このことにつきましても、今後さらに関係機関とともに協議しながら、将来に向け砺波市の農業を守っていきたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 7番 飯田修平君。
  〔7番 飯田修平君 登壇〕

◯7番(飯田君) お許しをいただきましたので、通告に従い、3項目について順次質問させていただきます。
 まず、ユニバーサルデザインによる施設づくりの考え方についてでございます。
 第1点目に、旧出町小学校跡地周辺における生涯学習拠点施設整備の基本構想について質問いたします。
 先月、埼玉県騎西町の生涯学習センター施設を視察してまいりました。この生涯学習センターは、町民から強い要望のあった町立図書館と老朽化した中央公民館の複合化を図り、今日の高度で多様な学習ニーズに対応しようと建設された生涯学習拠点施設で、1階には図書館と多目的ホール、2階には生涯学習関連の研修室や活動スペースが整備された複合施設であります。この施設のコンセプトは利用者である町民全体の施設であること。また、わかりやすくだれにでも使いやすい施設、そして施設内外へ楽しさの伝わる施設であることなどであり、何よりも年齢や障害の有無にかかわらず、だれにでもやさしく利用しやすいユニバーサルデザインに対応した施設となっていることであります。
 そこで、この施設について少し紹介しますと、1階は南北2つの駐車場に対して、2つの玄関が設置され、この2つの玄関は敷地内に整備された遊歩道とつながりを持つとともに、道路からの来館者やバスによる来館者に最も便利な位置になっています。また、外部との間に壁をつくらない建物構成で、施設の外を通る人から中がよく見え、自然に施設内部へ導かれるようなつくりとなっております。2階はできる限りの開口部が設置され、活動やにぎわいが外部から見えることが大切にされており、また、中央吹き抜け空間を中心に1階と2階の一体感をつくり出しています。
 さて、砺波市では既に平成5年度において、「出町文教ゾーン土地利用構想」を策定し、出町小学校移転跡地において新図書館を含めた生涯学習センター的な施設づくり計画を発表しております。これを受けて平成13年6月に生涯学習計画検討委員会を立ち上げ、高度な情報化時代における砺波市の生涯学習拠点施設として、生涯学習センターはどうあるべきか、出町小学校移転跡地を含めた出町文教ゾーン一帯の有効利用について、この2つのテーマについて2年間にわたり議論され、その結果を「出会い、ふれあい、学び合い」と題して提言されております。この内容については、大変すばらしいものであり、先に述べましたユニバーサルデザインを既に基本的に先取りした提言であり、だれにもやさしい施設づくり、環境づくりを目指すものであると思います。同時に市民の皆さんの熱い思いが感じられます。私はこの提言を決して画餅に帰してはならないと思います。
 今後の生涯学習のあり方、拠点施設としての生涯学習センターの位置づけ、また、各文教施設との導線等せっかくのすばらしい文教ゾーンでありますから、すべての砺波市民のためのデザイン、ユニバーサルデザインの徹底を図りながら、具体的な議論と積極的な方向づけをすべき時期と考えているところであります。
 今年度は旧校舎を臨時的な生涯学習施設として利活用しようと取り組まれているところですが、これはあくまで遊休施設の暫定活用であります。新市建設計画における合併特例債事業としても、生涯学習センター建設事業が取り上げられております。近年、図書館の老朽化、市民の多様な学習ニーズの増大、中心市街地の活性化対策など、課題解決のための要請は日増しに強くなってきているところであります。
 そこで、生涯学習拠点施設としての生涯学習センターはどうあるべきなのか、そして出町文教ゾーン一帯の有効利用について、すべての人が学ぶ喜びを享受し、いつでも、だれでも自由に利用可能な施設として、どのような整備をされるのか、基本的な考え方をお示し願いたい。あわせて今後の整備計画についてもお伺いしたいと思います。
 この件につきましては、前田議員、稲垣議員とそれぞれ質問をされ、安念市長のお考えを伺っております。非常に難しい課題も山積しておるわけでございますが、新市建設計画の途上、ここであえて安念市長の基本的な考え方について、前向きなお答えを期待し質問いたします。
 2点目に、北部地区総合福祉施設の整備事業での基本的な考え方についてお伺いします。
 この整備事業については、「7月に整備検討委員会を設置し、これまで2回の委員会を開催し、検討していただいているところであり、今後意見を取りまとめていただき、年内に基本設計を策定したい」と市長は提案理由の中で述べられております。
 まだ検討段階で無理な質問になろうかと思いますが、現時点での検討委員会の意見内容と高齢者、障害者に対応した建物及び設備のユニバーサルデザイン化の基本的な考え方についてお聞きしたいと思います。
 さて、昨年10月、秋田市の福祉複合施設を視察してまいりました。この施設の特色は、保育所、知的障害者通所授産施設、知的障害者及び老人デイサービスセンター、高齢者生活支援ハウス、そして地域交流スペースを一つ屋根の下に建設し、建物の中をそれぞれの利用者はもちろんのこと、地域住民が分け隔てなく共存し、自由に行き来しているというものであります。つまりここで特筆すべきは、これらの施設ごとの機能の一体化活用と土地の有効利用を図るとともに、高齢者や障害者、そして21世紀を担う子供たちが世代を超えて相互に理解し合い、さらには周辺地域の人々と交流を重ねることにより、福祉の理想であるノーマライゼーションの実現を目指していることであります。
 北部地区においては、既に「北部こども園」として幼・保一体型の取り組みがされており、保育所も一つ屋根の下という考え方は現実的ではありませんが、例えば、子供たちがこのような地域交流スペースでの高齢者や障害者と日ごろから接する機会を持つことで、思いやりやいたわりの心を持った子供たちが育ってくれるのではないかと思います。
 建物の中をそれぞれの利用者や地域の皆さんが分け隔てなく自由に行き来でき、自然な交流が芽生えてくるような施設、これこそ真に求められる福祉施設であり、今後の地域福祉の推進を目指すことになると思います。この北部地区の福祉施設整備事業の中で、福祉複合施設として整備する考えがあるのかどうか、あるとすればその基本的な考え方について、また、今後の地域福祉のあり方も含めてお尋ねしたいと思います。
 第2項目目に、景観計画の策定についてお伺いします。
 まず、今日の景観保護に向けた取り組みと、市民の意識について質問いたします。
 夢の平から展望する散居景観は、だれもが息をのむくらい美しく、四季折々に、また時間の経過とともに神秘的と感じられるくらいに際立った景観を演出してくれます。この美しい景観は先人から受け継いだ貴重な財産であり、私たちふるさとの原風景として愛着と誇りを持って次代に引き継がなければなりません。しかしながら、近年の住宅団地の造成や農業の停滞、生活様式の変化による散居村の減少などにより、この豊かな恵みはどんどん失われつつあります。今こそ地域住民、企業、行政が一体となって、景観保護に向けたより積極的な取り組みが求められていると思います。
 県、砺波市における景観保護に向けた取り組みは、今日までハード、ソフト両面でいろいろな施策がなされてきたところですが、それに対する市民の意識はどの程度変わってきたのか、この景観保護に向けた市民への意識づけの観点から、これまでの取り組みの成果についてどのように評価されているのかお聞きしたいと思います。
 次に、景観法に基づく、今後の景観計画策定の取り組みについて伺います。
 今年6月に公布された景観法は、都市、農山漁村等における良好な景観の保全を規定し、そのための努力を国民や事業者、行政に義務づけたものとなっております。市町村による景観計画の作成については、行政と住民とが協働して取り組む場として景観協議会を設置し、住民合意によるきめ細やかな景観に関するルールづくりによる景観協定を結ぶことができるとされております。
 景観計画の区域については、農地の形質変更等の規制、耕作放棄地対策の強化等が盛り込まれており、これらの規制は私権の制限を伴うだけに、行政と住民、事業者の相互の連携、協力が重要なポイントであり、景観協定に際してはその趣旨を十分に認識しなければなりません。しかも、景観法は罰則規定が盛り込まれることになっております。昨年文化庁は、砺波平野の散居村を「極めて地域色豊かで身近な存在、日本人のふるさとや心の原風景にも通じる文化遺産」と位置づけ、重要な文化的景観として選定し、保存の重要性を強調しております。しかし、散居村は砺波平野全体にわたって家屋が点在しており、それぞれが地域住民の生活の場であります。
 今回の景観法案の枠の中で散居景観の保護を考えるということになりますと、文化庁の追い風があったとしても、生活を営む地域住民のコンセンサスが得られるのかどうか。私は、住民合意によるルールづくりには、困難な課題が山積していると思います。このすばらしい散居景観保護のために、行政と住民等が今後どのように取り組めばいいのか大変難しい課題でありますが、そのために知恵を絞らなければならないと思います。景観法案に基づく景観計画の策定については、市長の率直なお考えをお聞きしたいと思います。
 3項目目に、ケーブルテレビの諸問題について伺います。
 最初に、ケーブルテレビの加入率について質問いたします。
 平成13年初めCATVが整備され、ほぼ同時期に砺波市コミュニティー番組が放映されて丸3年になります。この間、加入率の向上が最大の命題としてあり、そのためのいろいろな取り組み、対策がなされてきました。議会においてもたびたび質問し、議論をしてきたところであります。しかしながら、笛吹けど踊らずで30%に満たない状況がずっと続いてきました。ところが今年になっての加入率は7月末で36%と、昨年同期より7ポイント向上したと聞いております。いろいろと御苦労された結果であり、評価したいと思います。反面、今後の加入増については、いろいろな面でもっともっと努力を強いられるだろうことは容易に想像がつきます。
 そこで、今回の加入率を7ポイント押し上げた要因について、どのように分析されているのか、今後の加入率アップにつなげられる位置づけの中でお聞かせいただきたいと思います。
 次に、ケーブルテレビの市場調査について伺います。
 昨年12月のケーブルテレビ市場調査の結果報告書を見させていただきました。これは加入者、未加入者それぞれにアンケート調査をされたもので、それぞれの立場で市民の率直な意向を反映した、つまり、回答者が思っていることを率直に回答できる質問内容であり、実態を反映した大変評価のできるものとなっていると思います。この調査結果からケーブルテレビのさらなる加入率アップのための新たな手だてが見えてくると思います。そこで今回のこの市場調査の意義についてお聞かせください。
 ところで、私は、今後は砺波市のコミュニティー番組の構成、内容について市場調査をする段階にきているのではないかと思います。加入率は低迷していてもケーブルテレビのコミュニティー番組は、実際見たことがあるぞという視聴者はもっともっといらっしゃると思います。アンケートの設問内容など、難しい課題もあろうかと思いますが、番組構成、内容についていろいろな要望を手に入れることになります。実際に見ている市民の皆さんの声をどんどん取り入れることこそ、既設コーナーのマンネリ化を防ぎ、内容の充実、市民が見たいと思うおもしろさにつなげることができるのではないでしょうか。このことについてのお考えもお聞きしたいと思います。
 3点目に、砺波市のコミュニティー番組の実績と今後の課題について質問します。
 コミュニティー番組の放送時間は60分、その中でいろいろな番組が企画編成されており、番組構成はかなり盛りだくさんなものとなっています。第1回放送時からみますと、随分充実してきていますが、市民にもっと親しみを持っていただくためには、まだまだ課題が多いように思います。そこで、コミュニティー番組の制作をする中で、市民の目線をどのようにとらえて企画編成をされているのでしょうか、現状をお聞かせ願いたいと思います。
 また、放送サイクルについては、毎週金曜日に番組を切りかえて放送されております。1週間同じ内容のものを放送し続けるということですから、いつも同じ内容でおもしろくないといったり、例えば、「地区だより」にしても後回しの地区はその内容が古くなり、魅力が薄れてしまうことにもなります。これもいろいろな制約を考えての取り組みだと認識をしておりますし、確かにメリットもあると思います。しかし、市民の見たいという気持ちの足かせになっているとすれば、今後見直すことも必要になってくると思います。この放送サイクルについてのお考えをお尋ねします。
 以上、3点について質問をします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 飯田議員にお答えをいたします。
 まず、ユニバーサルデザインによる施設づくりであります。御意見もっともでございます。お尋ねの旧出町小学校跡地につきまして、生涯学習拠点施設整備構想が示されました。出町の皆さんが中心になって学識者も入れましてつくられた構想でございます。ありがたく承ってきたところでございます。
 6月議会で、稲垣議員さんにもこの質問にお答えをしたところでございます。砺波市生涯学習施設計画検討委員会という形で議論をされまして、述べられましたように「出会い、ふれあい、学び合い」というキャッチフレーズで生涯学習施設を提言をいただいたものでございます。随分、奥深くまで勉強されて、あちこちの施設も見てこられたようでございまして、すばらしい提言だと思って感謝をいたしておるわけでございます。
 今市民の学び志向といいますか、そのことが随分流通をしております。あるいはお年寄りの皆さんは、福祉施設ではなくて、そういう学習施設の憩いの場がほしいと、これもそのとおりだと思います。その意味では多くの機能を有する施設づくり、もちろん図書館も言われておりますが、そういうこともおっしゃっておられまして、いろいろ勉強されたことについて喜んでおります。
 なお、周辺の道路計画、今雨が降りますと浸水するわけですが、あそこを開発しますと、そういう意味での浸透池といいますか、貯水池といいますか、そういうものを考えておられますし、そういう意味での調整池といいますか、できれば緑もあってもいい、木もあってもいいというようなことでございまして、総合的に考えていただきました。特に今からは駐車場であります。そのことをどう配置をしていくか、いろいろ提案をしていただいておりまして、それなりに参考にしております。随分大規模な構想でございますので、うまく財源が伴うかどうかちょっと心配でございますが、私が今ここで言うべき問題ではないと思いますけれども、とにかく立派な計画で真摯に受けとめていくべきだと、こう思っておるわけでございます。
 なおまた、名目上は特例債適用事業ということで進めておりますので、その点は御理解をいただきたいと、こう思っておりますが、先ほども述べましたように、三位一体の絡みでどのようなことになるのか、借金の補助金を減らすのは、適債事業でありながら地方財政計画で借金計画も抑えようという一面もございます。といいますのは、適債事業等々につきましては、後から面倒をみてやるという有利な起債ですから、それはやっぱり抑えてくるのではないかと、こう思っております。やるとすれば、私は2年間ぐらいかからなければいかんな、設計を含めて3年ぐらいかかるのではないかと思っております。できれば早くやって、そういう拠点的な機能を進めるのが重要だと思いますが、裏にはそういう財源もあるということで御理解をいただきたいと、このように思っております。
 いずれにしても、そのことを考えながら新市で考えていただきたいと、今計画されておりますことをベースにして前向きに進める必要があると、このように思っておるところでございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。
 なおまた、今それの補完事業ではございませんけれども、遊休施設があるわけですが、これを放置するというわけにはいかないと思いまして、9月にはオープンできると思いますが、改修をしていただきまして、ふれあいセンターとして利活用していただきたいと思って整備をしております。したがいまして、前々あった小学校でございますから、おっしゃるようなユニバーサルデザインというわけにはまいりませんけれども、これらの建設したものについてどう利用していただけるのか、その実態も把握していきたいなと、こう思っております。
 立派なものをつくって利用するのは当たり前でございますが、今の既存施設をどう利用し活用し、そしてどういう人たちが利用するか、その実績を私は見極めたい、そのことによって新しい(仮称)生涯学習センターを建設するときにも、そのことを参考にしてスペース等を考える必要があるのではないかと、こう思っておりますので、その点御理解をいただきたい。このことについてはいろいろ施設を見学されたようでございます。さらに他市町村にもすばらしいモデル的な施設があると思いますが、それらの施設を参考にしていきまして、特におっしゃるような普遍的な施設といいますか、ユニバーサル施設というものを考えて参考にしていきたいと、このことを申し上げておきたいと思います。
 次に、北部の総合福祉施設整備の基本的な考え方について、おっしゃるとおりユニバーサルデザイン化をするのは当たり前だと思う。特に福祉でありますから、高齢者を迎えますので、そのような考え方を十分把握していかなければいけないと、このように思っております。
 今、地元の皆さんを含めて有識者で整備検討委員会を進めております。もちろん整備検討委員会だけではございませんので、それを土台にして、いずれまた議会の皆さんにも議論をしていただきたい、私はそうあるべきだと、このように思っております。
 特に、異世代交流の場という考え方が一つございます。老人福祉施設に間違いないんですが、いわゆる異世代交流、そういう場であるということを私は認識しております。もちろん高齢者がおりますので福祉という一面がございますが、若い人との交流の場、これはこれから必要なことではないか、こう思っておりますので、それらを考える施設づくりをしなければならない、このことを思っております。
 なお、福祉等につきましては、デイサービスであったり、短期入所であったり、あるいは機能回復訓練するようなそういう場でもあったりする必要があると思います。したがいまして、これらと同時に子供たちのふれあい、先ほど言いました異世代、子供たち、中年層、壮年層、そして老人という異世代交流の場、それが何より大切ではないかということを私は思っておりますので、その意味で御理解をいただければありがたいと、このように思う次第でございます。
 銘打って北部福祉総合センターですが、裏には異世代の交流センターでもあると、私はそのように思っておりますので、どう意義づけられるかわかりませんけれども、そのように思います。ぜひ御指摘ございますように、ユニバーサルデザインを取り入れることは当然だと思いますので、そのように思っております。
 なおまた、地域の皆さんにかわいがってもらわなければいかんと、その意味でも地域の皆さんに自分たちで参画する施設づくり、そのことを議員の皆さんに申し上げておきます。皆さんが提案することは、行政に参画するんだよと、そしたら皆さんが利活用せんならんがよと。でき得ればNPOみたいものをつくって、自分たちで運営してもいいよというような構えをしてくださいと、このように、できるかできないかわかりませんが、どうも砺波はまだまだNPO等につきましては、幼児期といいますか、できにくい場面でございますけれども、ぜひそんな気持ちで提案してくださいということを申し上げております。
 設計した段階では、また飯田議員の専門分野を教えていただくように、御指導していただくようにお願いをいたしたいと、このように思っております。
 次に、景観計画の策定であります。
 今日の景観等につきましては、随分国でも議論をされて景観法ができたことは御承知のとおりだと思います。さて、市民意識はどうか、まだ私は理解されていないと。新聞報道にもございますし、私どももまだPR不足でございますので、この景観法等についてはまだ理解されていない一面があると思います。そのことについては重要なことでございますから、これから十分PRをして、この砺波平野に広がる美しい散居形態、これらを次世代に残しておくことが、私ら行政の責任であると、このようにも認識いたしております。
 そんなことから、議会の皆さんも議論していただきまして、景観だけではなくて、環境をよくしようということで、「花と緑のまちづくり条例」であったり、それから開発行為等がございましたら、緑化協定を結んでもらう、あるいは結婚や出生や新しく住宅を新築された皆さんには記念樹を交付して、ぜひ植えてくださいと、あるいは生垣補助等についても、こんな例はどの市町村にもないんじゃないかと思いますけれども、とにかく緑を大事にしてもらうという形での補助事業もしておるわけでございます。
 なおまた、先般からカイニョを守ろうということで、散居景観を生かした地域づくり協定も結ばれておりまして、結構数は多いんですよ。ただし、集落数が多いものですから、何か少ないような感じもございますけれども、結構皆さんに認識を持っていただいておりますし、あるいは歴史、文化、景勝、住宅融資ということで、いわゆる住宅金融公庫からも融資を受けられる制度もございます。これらを十分PRをしていきたいと、このように思っておるところでございますので、いずれにしましても、まだ十分な景観法等についての意識づけができていないというのが現状かなと思って反省をしておるところでございますが、行政としては今後このことについては十分取り組んでまいりたいということをお約束したいと思います。
 それから、景観計画策定についてでございます。
 近ごろは、経済性や機能性といいますか、自分の生活のためにというか、そんなもので、広い意味での美しさ、あるいは環境等、そういう一面がだんだんなくなってきたのではないかという気がいたしております。したがいまして、この景観計画策定というのは、私は意義があるような気がいたします。ぜひこういった意味でこの景観計画をつくろうという地域にあっては、私は支援をしていきたいと、このように思っております。
 特に、この景観法につきましては、砺波地方の散居村形態が緑の涵養で評価をされております。この保存のためにも、私は公布されたような気がしております。これは勝手な解釈でございますけれども、そのように認識をいたしておるわけでございます。
 そこで、景観法に基づく保全地域をどうするかということは大変難しいことでございます。一つ指定しますと、規制が全部あります。先ほど工業誘致の話もありましたが、一切工業誘致はできません。一切異物的な建物もできません。色彩までチェックされるということであります。したがいまして、前にも高田議員からも指摘があったので、そんなことを考えろということもございましたが、完全に財産権を犯すことになるのです。だから最後はけんかして裁判になる、そんなもの一々裁判を受けて立つというわけになかなかいかないのではないか。そのときには自分たちでこの地域を守ろうということで、固い意思があるとすれば、その所有者全体の調印をしていただいてやることが大事ではないかと、こう思っております。
 なかなかそこで難しいんですが、幸い富山県の景観法ができましたので、この景観法では少し緩いんですね。これに乗っかっていましばらくいくべきではないか。ただし、例えば中野のこの地区はやろうということでしたら、大いに私は支援をしてまいりたいと、そう思っております。ただし、財産権が制約されますから、分家ぐらいならいいと思いますよ。しかも、木も植えます。生垣もやりますということでしたら、これはいいと思いますけれども、やあ弱った、これは人に売らんならんということになって、どこかの会社や企業が来て異物なものが建ちますと、その地域はバランスが崩れますし、制約がありますから、随分財産権の問題が出てくるのではないかと思います。いずれにしましても、このPRをして、そして緩やかな規制という立場で、皆さんで同意をしてやる地域、そういうものがあっても、私はいいと思う。その場合には私ども行政としては支援できるのではないだろうか、このように実は思っております。
 いずれにしましても、伝統的なすばらしい散居形態というのは何とか守りたいという気持ちは十分飯田議員同様、私は持っておりますが、ただ、そういう意味での、なかなか法律を適用して、先ほどおっしゃったように罰則もあるよということから考えると、なかなか難しい一面があるということです。すばらしいことなんですけれども、県の景観法等々で規制されておる程度なら、指導、助言をして守っていくということではないかと思っています。ただし、この法律に基づいて市町村で、「はい、ここです」というのは難しい。ただ、皆さんがわかったぞと、全部判こを押して出していただいて、そのエリアを決めたら、それはそれで私は応援していきたいと思います。そんなことを思います。
 そこで、私は、この景観法の精神を皆さんに訴えて、できるだけ今のすばらしい散居形態を守るというのが行政でやる手かなと、この景観法の趣旨を皆さん理解して、そのようにみんなが協力し合うというような体制づくりが何よりも、その方法しかないんではないかと、こんなことを実は思っておるわけでございます。確かに、以前からこのことについて議論のあったところでございますが、私は財産の制約等があってなかなか困難ですよというのが、私のほうの考え方でございましたので、そのことを申し上げておきたいと、このように思います。
 最後に申し上げますが、当面はこの景観法の趣旨を十分PRをして、でき得ればみんなですばらしい郷土を守ろうと、こういうことで努力をさせていただきたいと、今後の新市になってからも恐らく議論のあるところでございましょうけれども、お互いにそのことを理解し合って、いい郷土をつくり上げていくということに終始したいなと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 ケーブルテレビ等につきましては、総務部長からお答えいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) それでは、私からケーブルテレビ関係についてお答え申し上げたいと存じます。
 まず、ケーブルテレビの加入率につきましては、直近の8月末現在で36.5%まで伸びてきております。その要因につきましては、まず、加入金が半額となりました市町村合併推進特別キャンペーンが大きく働いたものというふうに存じております。さらには日常的に御協力いただいております自治振興会を中心といたしました各地区の区長さん方の御協力、そしてアテネオリンピックの特需、加えまして未加入者の40%を訪問いたしました市場調査やコミュニティー番組の拡充などが考えられるのではないかと思っております。ただ、10月末でこの特別キャンペーンが終わることに相なります。つきましては、今回のような高い伸びが持続するのはなかなか難しいのかなというふうには思っております。
 ただ、一方では、10月から新たにデジタル放送が始まりますので、これらの条件に最も適したケーブルテレビのPRを行い、あわせまして、市場調査の結果などを参考にいたしまして、広域圏事務組合とも協議をしながら、引き続き加入促進を図ってまいりたいというふうに思っております。
 次に、評価をいただいておりますケーブルテレビの市場調査についてでございます。
 本件につきましては、国の緊急雇用対策の交付金を受けまして、加入者の20%、数量的には600件、未加入者の40%、3,200件を対象にいたしまして、地区別に調査結果が把握できるように実施をしたものでございます。これによりまして、視聴者の要望、さらには未加入者の理由等が一部明らかになったようでございます。御紹介をしてみますと、視聴者の皆さんが新たに見たい番組といたしましては、文化会館での講演、あるいは市議会本会議の中継、産地直売情報等が挙げられているようでございます。また、未加入者の多くの方々からは、加入金や利用料の高さの指摘が御意見としてございます。これらの世帯につきましては、条件が変われば加入をしたいという結果が見えているわけでございます。
 反面、現状の情報量で満足をしているという消極的な回答も意外と多く見られたということでございます。しかしながら、3,000件を超える未加入世帯を訪問できたことよりまして、ケーブルテレビのPRにも一定の効果があったものというふうに推察をいたしております。
 なお、ケーブルテレビ事業につきましては、御存じのとおり当市の単独事業ではございませんので、これらの調査結果を広域圏事務組合等関係機関とも共通認識をしながら、加入促進に活用してまいりたいというふうに思っております。
 最後に、コミュニティー番組について申し上げたいと存じます。
 番組の制作に当たりましては、今ほど触れましたケーブルテレビ市場調査の見たい番組アンケートの結果でありますとか、あるいは視聴者からの直接的な御意見、地区特派員の提言等を参考にいたしまして、企画を行っております。さらにこれらの意見をもとにいたしまして、砺波市コミュティー放送等企画委員会という組織がございます。この中で内容の検討、さらには充実を図っているところでございます。
 今、御案内のとおり庄川町との合併が目前でありますが、市場調査の意味合いも含めまして、より一層番組に新鮮味を持たせるよう、市民の意向把握に努めまして、みんなでつくって、みんなで映る、みんなの番組となっていきますように、そして地区特派員を中心とした市民との協働作業を通じまして、市民生活に資する明るい楽しい番組づくりに努めてまいりたいというふうに存じております。
 そこで、放送サイクルについてのお尋ねをいただいたわけでありますが、御案内のとおり放送サイクルにつきましては、金曜日に切りかえを行いまして、1週間連続で放送させていただいております。これにつきましては、一般的に視聴が高いのはどうしても週末になるということで、この時期を目がけて新たな情報を提供をするということにいたしているわけであります。
 なお、コミュティー放送につきましては、ニュース性を追求するよりも、むしろコミュニティーの活性化を図ることが一義的な課題であろうかということで、リピート放送ではございますが、少しでも見る機会を多く担保いたしまして、家庭での会話が弾んで、知人や友人、そして地域へのコミュニケーションの広がりが見られるメリットを逆に生かしてまいりたいというふうに思っております。
 なお、ケーブルテレビ市場調査によりますと、加入者の9割の方がこの番組を視聴されているというふうな結果も出ておりまして、大変心強くありがたく思っております。
 また、地上波放送におきましても、1週間のサイクルを採用しているのが主でございます。つきましては、視聴者になじみがあり、多くのコミュニティー放送がこのような手法を採用いたしておりますことを御理解願いたいというふうに思います。
 なおまた、地区特派員の意見交換も行っておりまして、放送サイクルを短縮することの御提案も、実はこちらからも申し上げておりますが、当面制作にかかる負担が増大をするというようなことなどもございまして、慎重な意見が多いのが現状でございます。
 つきましては、今までいろいろと議論と検討を重ねてきているわけでございますが、当面は現行どおり1週間のサイクルで放送させていただきながら、さらに深めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
 以上で答弁を終わらせていただきます。

◯議長(松本君) この際暫時休憩をいたします。

 午後 0時05分 休憩

 午後 1時02分 再開

◯議長(松本君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続けます。
 5番 井上五三男君。
  〔5番 井上五三男君 登壇〕

◯5番(井上君) お許しを得ましたので、通告に従い市政一般について質問をさせていただきます。
 質問の前に、関係各位に一言お礼を申し上げます。
 日本経済も大変厳しい状況がまだ続いており、そして青少年による痛ましい事件、台風による災害があった中、アテネオリンピックでの日本選手の大活躍により史上最多のメダルラッシュは、我々に新たな希望と勇気と元気を与えてくれました。
 私ごとで恐縮でございますが、4月30日に最初の議員協議会が開かれてから、早いもので4カ月半が経過いたしました。振り返りますと、5月の臨時会、6月の定例会、各常任委員会、7月の行政視察、本省への陳情、参議院選挙、8月には1期自民会の行政視察、総務病院常任委員会の行政視察のほか、各種会議、各種行事等に出席、参加させていただき、そして、今回9月定例会まで、その間全くわからない中、いろんなスケジュールをこなし、無事に庄川の清流に乗って今日まで議員活動ができましたのも、ひとえに市民の皆さん、議会、先輩議員、そして市当局の皆さんの御指導、御協力のたまものと感謝を申し上げまして、砺波市制50年の歴史の最後の9月議会の質問をさせていただきます。
 初めに、福祉関係の質問をさせていただきます。
 今、我が国の総人口が緩やかに減少に向かい、かつ低経済成長時代で景気もまだ完全に回復できず厳しい行財政運営を強いられる中、あと1カ月半で新市がスタートいたします。
 新市まちづくりの将来像「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を目指して、私たちは「お互いに健康で支えあうまち」「安心して暮らせるまち」を新市の将来像としております。
 将来像の実現に向けての5つの基本方針の中で、1番目に「笑顔があふれる福祉都市の実現を目指す」となっておりますが、現状は、少子高齢化や核家族化が進み、家庭・地域・社会のあり方が大きく変化する中で、市民が生涯を通じて健康増進を図り、生きがいを持って笑顔で暮らせるよう、保健・福祉・医療それぞれの環境を整備し、また高齢者や障害者等が分け隔てなく社会参加でき、さらに地域では、子供たちの健やかな成長を見守ることができる「次世代育成支援等支えあいのある地域づくり」を推進することが必要となってきます。
 砺波市における高齢化(満65歳以上)の状況を県、国と比較してみますと、昭和55年では砺波市が13.0%でございましたが、平成2年では砺波市が16.6%、富山県が15.1%、国が12.0%。平成12年では砺波市が20.3%、富山県が20.7%、国が17.2%。今年の平成16年4月1日現在では、砺波市が21.3%、富山県が22.7%、国が19.2%と急激に伸びてきております。少子化の進行によりこのまま人口減が進むと、2010年代半ばには4人に1人が高齢者になるという超高齢社会が到来すると予測されます。
 そこで、砺波市の今年4月1日現在のデータでは、満65歳以上の高齢者は8,917人です。その内訳は、65歳から74歳が4,556人、75歳から84歳が3,190人、85歳以上が1,171人です。そして、その中にねたきり老人数が152人、ひとり暮らし老人数が306人となっているのが現状でございます。
 また、老人医療費の助成状況を見ますと、平成14年度と比較しまして、平成15年度は受給者数は若干減っておりますが6,260人、医療費は39億6,184万5,000円、3.7%の増でございます。それから年間1人当たりの医療費は、平成15年度が63万2,883円、これは6.6%の増でございます。これも、年々医療費が増えてきております。
 一方、介護保険給付実績を見ますと、平成15年度では、居宅サービス(訪問介護等)は7億1,123万5,000円、これは平成14年度から見ますと13.3%増加しております。それから、施設サービス(福祉施設、保健施設でのサービス)は、14億1,702万円で、平成14年度よりも3.6%伸びております。トータルしますと、22億2,019万5,000円ということで、全体的に平成14年度よりも7%伸びておりまして、非常に伸びてきております。こんな調子で医療費・介護保険給付がどんどん増えていきますと、介護の必要な高齢者世帯における負担が大きくなり、かつ市の行財政運営にも大きな影響が出てきます。
 今、核家族化が進み、元気な高齢者の方々の実情はと言いますと、ひとり暮らしの高齢者、夫婦で暮らしている高齢者、同居しておりまして日中だけひとり暮らしの高齢者、夫婦で暮らしている高齢者。こういった中で、ふだんの生活内容はと言いますと、一日中家にいる高齢者、車の運転ができないのでどこにも行けない高齢者。また、車の運転はできるけど一人ではどこへも行きたくないという高齢者。相談事・悩み事があっても話す人、場所がない高齢者。このように、いろいろな高齢者の方々がおられます。また、中にはわざわざ車に乗せてもらって、知らない施設・場所で、知らない人の中に入って話をしたくない、遊びたくないという高齢者の方々も多くおられるわけです。
 そこで、痴呆症でもなく、介護を受けなくてもよく、病気でもない元気な高齢者の方々こそ身近な憩いの場が必要だと思いますが、いかがでしょうか。そういう意味で、各地区に公民館類似施設は、砺波市内で、平成15年度現在では144カ所あります。この公民館類似施設と各地区にあります学校教育施設、社会教育施設の体育館、グラウンド等を有機的につないで、もっともっと有効利用して高齢者の健康づくりと生きがいづくりの各地区の拠点にしていただきたい。そのためには、当局がソフト面で各地区へ積極的にプランづくりから参加していただき、そしてマンネリ化にならないよう、長く継続できるようなプランを指導していただき、健康で生き生きとした暮らしの実現のために、高齢者と地域のふれあいを促進するために、スポーツ・レクリエーション活動と、高齢者が豊かな経験、知識、技能を生かして生きがいを持って生活ができるよう、老人クラブ・各種サークル活動を積極的に指導、支援、促進をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。
 またハード面では、予算の関係もありますが、施設内容を十分検討していただき、試験的に市内何カ所かでの地区公民館類似施設にお風呂の設置をしていただきたいのです。なぜかと言いますと、市内の高齢者の方々の意見を聞きましたところ「歩いて行ける近いところで、皆と軽スポーツ、講演会、研修会、法話等の終了後にお風呂に入って昼食を食べ、いろんな人の話を聞き、また自分の話も聞いてもらい、ストレスも解消してすっきり楽しくリフレッシュして、心も体も健康で元気な年寄りでおりたい」というお話を聞き、そのためにも、ぜひ憩いの場にお風呂の設置をしていただき、一日でも長く、元気で人の世話にならないよう頑張っていただければ、老人医療・介護保険が少しでも減額が期待できるのではないか。「笑顔あふれる福祉都市」を目指していくためにも、市当局の温かい御回答をよろしくお願いいたします。
 次に、核家族化が進んで、元気な高齢者だけの世帯にほかの悩みが出てきております。特に、砺波市内の商店、出町の中心市街地商店街が郊外大型店進出により空洞化しつつあり、また各地区の商店もその影響を受け徐々に後退してきております。日常生活上必要な買い物が簡単にできなくなった。といいますのも、買い物に行くのに車が多く怖くて歩いても行けない、自転車はなお怖い、車の運転もできないとこぼしておられ、高齢者の方々は、これからどうして生活をしていけばよいのか危倶されておられます。特に食については、新鮮でおいしい食料品がなかなか買いに行けなくなったと心配されているのが現状でございます。
 また、以前に、出町中心商店街に買い物に行って、雨が降ってきて雨宿りするところもない。またトイレに行きたくなっても駅まで遠いし、また知り合いもいない。どこへ行って頼もうかと本当に弱ったというお話を思い出し、今の郊外の大型店では問題ありませんが、中心商店街では大変心配です。
 そこで提案ですが、今日までの発展に尽くされた先輩、高齢者の皆様方のために、出町中心市街地の空き店舗を利用して高齢者の方々の拠点にし、高齢者の方々の交流の場、憩いの場にできないでしょうか、そこへ行けば何とかなるという安心感、安堵感の出る場にしていただきたい。市が積極的に参加して市民の皆様にアピールをし、うまく運用して、地元の高齢者の方、また他地区から出てこられた高齢者の方々が、だれでも気軽に下足のまま立ち寄って休んでいただき、お互いの情報交換もでき、何より安心して買い物ができ、他の用事もでき、それによって多くの元気な高齢者の方々が中心市街地に足を運んでいただければ、少なからず市街地の活性化の役に立つとともに、高齢者の健康づくりにもなると思いますがいかがでしょうか。市当局の前向きの御回答をよろしくお願いいたします。
 次に、8月に総務病院常任委員会で群馬県の公立富岡総合病院、太田市それから桐生市と3カ所の行政視察をさせていただきました。その中で、太田市の一部を紹介させていただき、質問をさせていただきます。
 東洋経済新報社2004年版の住みよさランキングの中から、8項目ほど比較させていただきます。住みよさランキングは砺波市が9位、太田市は74位でございます。人口は砺波市が4万2,000人、太田市が14万3,091人。昼間の人口比率は砺波市が99.01%でほとんど人口と一緒でございます。太田市は107.77%ということで、15万4,000人ほどということで1万人弱増えております。一般会計は、砺波市が176億円、太田市は479億円。財政力指数は、砺波市が0.56、太田市は0.91。製造品出荷額、砺波市は1,835億円、太田市は何と1兆4,911億円というすばらしい数字でございます。乗用車保有台数(1世帯当たり)は、砺波市は2.01台で全国で2位でございます。太田市は1.73台で52位。1世帯当たり延べ面積は、砺波市は184平方メートルで全国で4位、太田市は94.2平方メートルで444位。39項目の中からこの8項目の簡単な比較をしましたが、財政力指数、製造品出荷額に大きな差が出ております。
 そこで、清水太田市長は独特の手法にて太田市を活性化されておられます。特に、太田市役所を太田市サービス産業株式会社に置きかえて、小さな市役所で大きなサービスを提供する理念で、市長は社長に、職員は社員という立場になって、気持ちを新たにして市民の目線で考える。質の高い行政サービスをする。経営資源を有効に活用する。そしてその成果を検証して改善するという、現場でのTQC(トータル・クオリティ・コントロール)手法を取り入れた経営方針を立てられ、社員にハッパをかけて、自ら行政改革に取り組んでおられました。現在、安念砺波市長が市政に厳しく取り組んでおられる姿が、私は同じだと思いますがいかがでしょうか。
 また、太田市は、行政改革に42項目取り組まれて大きな成果を上げられた中で、4項目をこれから申し上げます。1つ、広告入り窓口封筒を、市内企業の広告協賛を得て実施されておられます。それから公用車への広告の掲載、これは、バス、軽自動車、乗用車等に企業の広告を掲載しておられます。それから3つ目には、定期人事異動に係るFA制度の導入、同一事務、業務5年以上の主任クラスの異動先の優先権が得られるということです。これについては、私もある市役所の方にお聞きしましたら「中堅サラリーマンのマンネリ化を防止するとともに、自主性、積極性を養って所内が非常に活性化できた」と言っておられましたので、ぜひ検討していただきます。4つ目には、職員採用試験の1次試験におけるディベート方式の導入でございます。今までの、学力重視・学歴重視から人物重視をするようにしたということで、よく考えて討論することが基本で、その担当場所での問題について、人の話をよく聞いて、よき判断をして、はっきりと問題について説明をする能力が必要であるとの発想から実施されまして、これについては「学科試験に比べより広い教養力が必要とされ、自己主張、発言力、説得力等の全人的な能力を試すことができ、よい人材の確保ができた」とお聞きいたしました。
 そこで、1番から4番について今後ぜひ検討していただき、取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上、福祉、行革の質問について、市長、市当局の明快な御答弁が、金、銀、銅いずれかのメダルか期待いたしまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 井上議員にお答えをいたします。
 最初に、新議員として種々活動をされて、そのことにつきまして御質問にもあったわけでございます。いろいろご意見もございましたが、随分研さんされたと、このように思って敬意を表したいと思います。特に福祉面につきましても、いろいろ提案があったわけでございます。述べられましたように、新市建設計画でも第1の柱として健康福祉都市を計画いたしております。このことについては、何度も申し上げたところでございます。なお幾つか提案もありましたが、参考にさせていただきたいと思いますが、細部については、民生部長から考え方等についてお答えを申し上げたいと思います。
 さて、行革の問題であります。
 太田市長の清水聖義さんについては、よく存じております。3年ぐらい前ですか、太田市へ勉強に行かせました。今申された事項等、報告をいただきました。助役を置かないとか、いろいろ画期的な提案も受けました。私どもも報告を受けて幾つか議論をしてまいりました。私は、確かにISO等については必要だと。議会でも質問があったのです。ただ、ものすごく金がかかるんです。人も要るんです。だから、コスト計算からいうとどちらが正しいのかなというのは疑問であります。したがいまして、ISO取得で前向きの姿勢でいきましたけれども、お金の問題と人の問題がございまして、終始そこへ有能な人材を配置したほうがいいのかどうか、少し疑問に思いました。もう一つ、ISOを批判するわけではございませんが、ものすごい多くの業者がおられて、どのルートでどうなっているのかよくわかりません。コンサルタントに聞きましてもあいまいでございます。そのこともございまして、実はISOの精神を大事にして、我々は行革をやろうじゃないかということであります。そのことをまず申し上げておきたいと思います。
 確かにユニークな提案がございまして、今申しました助役を置かない。清水さんは独裁的な一面もあるのかなと。近ごろ収入役を置かないというのはあります。その意味で、市長独裁でいいのかどうか。やはり女房役というのは要るのではないかと、私はそう思っています。皆さんはどのようにお考えかしれませんが、そのような考え方を持ちました。
 土曜日も日曜日も営業します。今、国では土曜日、日曜日休みにしようということです。私は40年前アメリカにいました。土曜日、日曜日、サービス産業を除いて全部休みでありました。それは、家庭重視であります。もちろん宗教的な問題もあるでしょう。日曜日の午前中は教会へ集まって、教会で飯を食べて、世間話をして、そしてこれからの展望を開く。土曜日は子供を中心にして野外活動をやったり、子供たちが入っているサークルの応援等々やりますから、その意味で家庭重視もこれから重要性があると思いますから、私ところの職員にだけ「土曜日、日曜日は出てこい」と言うのは、私は無理だと思う。ただし、サービス部門についてはそれは必要だろうと思う。
 したがいまして、相談業務等々につきましては、平日でありますけれども、時間延長等してやろうと、このように思っております。これから改革の時代ですから、そのことも一部重要だと思うけれども、それぞれの家庭をやはり重視してやらないと、いわゆる悲惨な事件等起こっておるわけですから。今、家庭教育、家庭重視を考えなければいけない時代ではないか。改革、改革、改革で、そしてサービスのいい一面がありますけれども、それを無視するような地域社会であってはならないのではないかという気がいたしておりますので、これもいろいろ議論しました。
 広報等につきましては、新聞折り込みでありますね。これも検討してまいりました。ただし、新聞屋というのは何軒も何種類もあるわけです。1カ所にすれば安く上がるかもしれません。ただし、うちは金がかかっても1戸1戸全部持たせてやろうという広報形態ですから、私はこの太田市のやり方は逆に批判したいと、そんなことを思ったりしております。
 確かに、まだまだ幾つかユニークな提案をされています。参考にしていきたいと思いますけれども、その面では子育て支援を補ったり、こども園をつくったりするのは、優先的ではないかということで、改革としてやったわけです。あるいは、太田市はあまりやっていないのですけれども、ぱっと入札制度を変えました。談合するような体質を排除するために、予定価格を公表するというのは画期的です。県内でも早くやりましたので、その面では、予定価格はあいつが言ったのではないか、こいつが言ったのではないか。課長からしゃべったのではないかという疑問は全然ございません。画期的な制度改革だと、私はそう思っております。
 井上議員がおっしゃったように「太田市はいっぱいやっておるけれども、お前は何もやっておらんがではないか」ということもございますので、あえて申し上げますけれども、審議会制度については公募制をやっていますし、まだ幾つかうちもいろんなことをやっておりますので、その点私は太田市に負けないと思う。ただしユニークな市長であることは間違いございません。したがいまして、いろいろ参考にさせていただきたいと思います。
 そこで、提案のありました3つ、4つ、これ全部批判になりますけれども、申しわけございませんが、私はあまり参考にしたくないと、こう思っております。
 まず、第1点の広告であります。調べて見ますと、せいぜい180万円か200万円ほどのお金なんです。そこで私どもも検討しました。袋に何々会社と入れると、行政と癒着しているのではないか、150万円や200万円の金でそのように思われると困る。そこで、仮に入札制度としますと、恐らく混乱しましょう。例えばパチンコ屋を入れろと言われると、これは絶対だめなんです。いやなんです。ただし、皆さん平等で取り扱いしなきゃいけません。そうすると、どんな業者がいいのか。そうしますと、恐らく議員さんあたりでもクレームがつくと思う。それは検討したんです。そこでお金が何千万円入るというのならまた話は別ですが、調べて見るとせいぜい200万円から300万円の話です。それで、公用車に「何々会社、何々」という形で本当にいいのかどうか。私はその点オーソドックスな考え方をしておりますので、このことについてはいかに財源があって、あるいは改革の一部かもしれませんが、たいした金でもないのに、皆さんで議論していただいて「あいつとこいつと、何やら市のあれをやっている。ちょっとお前談合しておるがでないか」と思われても困りますので、その面では私は窓口の封筒等は考えませんし、公用車等についても、もっと別の意味のPR「ポイ捨てをするな」とか「環境を大事にしよう」とか「ごみは分別しましょう」とかいう、そういうPRは必要だろうと思いますが、会社の名前まで入れていいのかどうか。皆さんでまた議論していただきたいのですけれども、そのように思っております。
 確かに、調査しますと、全国的には3,200ある市町村で90ぐらいは採用しておるようです。そこは平穏なところで、別にクレームのつかないようなところではないかなと、こう私は思っております。その点で御理解いただければありがたいと、こう思っておるところでございます。
 いずれにしても、行政と特定業者がそのようなかかわりを持つというのは、疑問や抵抗感というのは、市民にも私はあると思う。ぜひそのことを御理解いただきたいと思っておるわけでございます。
 スポンサー問題については以上にいたしまして、FA制度導入でございます。
 前にもFAとはおっしゃらなかったんですが、希望のところへ職員を配置したらどうかという提案は確かにありました。私も、一時そんなことを思ったんです。「僕はこういうことをやりたい」おそらく意欲を持って私は働いてくれると思う。ただ、市の職員というのは、私は10年間はいろんな仕事を勉強してもらわなければいかん。いかに自分が専門性で「この仕事が」ということで来られたかもしれませんが、市の職員とするならば、10年、15年は多くの勉強をしていただきたい。3年ずつおっても、3回回転すればもう10年近くになるんです。いずれ3つか4つの部署を勉強することによって、市の大局が全部わかると思う。ぜひそういう体制をとっていただきたい。今言われたのは主任クラスのことを言われたようでございますが、その上に立って主任クラスになるわけです。そこで、主任クラスにFAという形で、皆さんに行きたいところを募集するわけです。そうするとある部署に固まった場合に、その人を切る、切ったら私は悲観に思うと思う。それよりも、職場の管理者等の皆さんの意見を聞いて、今評価制度をやっておりますので、その中で課長、部長からの提案がございますので、それを参考にして意欲のあるところへぶつけることが大切ではないかと、このように思います。
 いずれにしても、職員はどこへどう向かおうと、それをこなしていく能力がなければ、いかに専門家であっても、そういうベースがなければいけないと、こんなことを実は思っております。確かに議会でも、堀田議員だったか提案をしてくれましたけれども、そういう趣旨は脳裏に置きながら配置転換をすることが大切だろうと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしても、ある程度希望に沿うという趣旨はよくわかりますが、なかなか希望を満たすというのは困難な一面もあるということでございますので、御理解をいただきたいと思う。一時そのことも考えましたが、泥をかぶったり、あるいは交渉事だったり、「そんながならいやわ」という職員は、実はおるんですよ。「おら、この間に一生懸命財政を勉強したい」という人もおります。「私は社会教育へ行って飛んだりはねたりしたい」という職員もおります。しかし、私は職員は交渉であったり、汗をかいたり、泥をかぶったりするところで勉強することが基本ではないかと、このように思っておることを御理解をいただきたい。
 いずれ、公務員制度も変わります。評価制度も変わってまいります。これらを参考にしながら、いい人事回転をしなければいけない、このように思うところでございます。ただ、もう何カ月しかない私でございますから、こんなことを言うのは恐れ入りますけれども、その気持ちだけをきょう申し上げておきたい。
 それから、新規採用職員につきましては、その気持ちはよくわかります。いわゆるディベートというのは、集団討論という形でしょう。それは、今あちこちで採用されておりますが、ただし、具体的に、今公務員3人か4人とると、百何十人来るんです。これを無差別に集団討論ということで3つぐらいとる。到底ではないが至難の技です。やはりまず基礎的な学力テストをして、上位にあった者については、採用が仮に3人であるとすれば、3~4倍第1次試験でとります。そこで、これまでは1対1の面接でありましたが、それでは比較にならないということで、今は集団面接をやっています。この後どうなるかわかりませんよ。その意味で、集団面接をすることによって、その人の意欲と発言能力等を勘案するということをしておりますので、今おっしゃるような集団討論方式というのはなかなか困難だと、時間的にも困難だということを申し上げておきたいと思います。いずれにしても、有為な人材をどのようにして集めるかということでございますので、今おっしゃった趣旨を検討して進めさせていただければありがたいと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしましても、そのことにつきましては、新市で考えられることでございます。職員にはまず行政全体を把握して、その上に立って意欲のある人間に育てる。これは、各職場でのディスカッション、職場での研修等に重点を置いて、課長、部長が判断いたしますので、そういう方向で登用していくということが大切ではないかと、このように思っておるところでございます。
 せっかくの質問でございますが、メダルまでいきませんでしたが、その気持ちだけメダルだと思っておりますし、なおまた、住みよさランキング等々、いかに改革しても市民全体が頑張ることによって、住みよさランキングは上がりますから、市民の皆さんがちゃんとメダルを持っていると、こんな気持ちでおりますので、市民の意向を重視していきたいと、このように思っております。
 以上でございます。あとは民生部長からお答えいたします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 井上議員の、これからの高齢者福祉についてお答えいたします。
 まず、元気な高齢者の方々の身近な憩いの場につきましては、現在、地域公民館や老人憩いの家など、地域住民が集まりやすい場所を利用して「ふれあいいきいきサロン」を設置いたしまして、健康教室や趣味講座の開催、ゲームやレクリエーション、健康チェックの実施など、地域ごとにさまざまな活動が行われております。現在、市内53カ所で実施されております。本年度は、新たに7カ所ほど設置する予定でございます。議員御指摘のとおり、自宅の近くにある地域公民館などでの高齢者のつどいは、仲間を集めた健康づくりや生きがいづくりに大変有効であり、今後とも多くの方々に利用していただきたいと考えております。
 高齢者の健康づくりや生きがいづくりの地区拠点につきましては、整備されました地区体育館を初め、小中学校体育館、社会体育施設などが利用されております。また、多くの地区で設立されている体育振興会や、地区公民館などが実施しております3世代交流事業は、地域のコミュニケーションづくりにも大変よいことであり、さらに輪を広げていきたいと存じております。
 なお、地区公民館類似施設は、地域で建設し地域で運営されている施設でございますから、お風呂を直接市が設置するということは困難でございます。市内では、現在社会福祉協議会で運営しております麦秋苑、苗加苑、庄東センターなどに浴室がございますので、そちらの方を御利用いただきたいと思います。新たに計画中の北部地区総合福祉施設では、整備検討委員会で浴室も検討されております。地域の高齢者の憩いの場としても整備してまいりたいと存じております。
 次に、市街地の空き店舗の利用につきましては、北電砺波営業所跡地の建物を借りた生きがいセンターにおいて、レクリエーションや趣味の活動の場を提供しております。年間を通しまして、1日平均25名の方々が利用されているところでございます。
 空き店舗の利用につきましては、従来からも指摘されているところでございます。その利用方法につきましては多方面にわたると考えられますので、関係課と一緒に検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 4番 稲垣 修君。
  〔4番 稲垣 修君 登壇〕

◯4番(稲垣君) 先の6月定例議会に引き続き、お許しを得ましたので、通告に従い市政一般について2項目の質問並びに若干の要望、意見を述べさせていただきます。
 まず最初に、新砺波市の防災対策についてお尋ねいたします。
 申し上げるまでもなく、政治、行政の最大にして最低限の使命は、国は国民の、自治体は住民の生命、身体、財産を守ることであります。「豊かで住みよいまち」とか「健康で文化的なまち」である以前に、何よりも大切なことは、住民が「安全に暮らせるまち」「安心して住めるまち」でなければなりません。
 まず第1は、合併後の災害への備えについてであります。
 先般、砺波市防災会議の「砺波市地域防災計画書」並びにその「資料編」を拝見いたしました。あわせて184ページにわたる大変立派なものでございますが、内容はあくまでも現在の砺波市を対象とするものであり、厳密にはこの10月31日をもって失効し、また砺波市防災会議も再編されることと思います。
 そこで、いささか心配になるのは、合併直前あるいは直後に地震や火災、台風などの大規模災害が発生した場合、新砺波市として迅速で適切な対応がとれるのかということでございます。重箱の隅をつつくように思われるかもしれませんが、こと防災については一日の空白も許されないことは言うまでもありません。この点につきまして、庄川町の防災計画とのすり合わせ等、現状はどのようになっているのか、御説明を願います。
 第2は、新砺波市の中長期的な災害対策に対する基本的な姿勢についてであります。
 結論から申し上げますと、これまでの砺波市の災害対策は、雪と火に少々偏っていたのではないかと、私には感じられます。「となみ21世紀プラン」の環境、生活基盤に関する主要事業を見ても、雪対策と消防が重点となっております。無論、砺波市の歴史の中で、豪雪と大火が特別な意味を持っていることは否定いたしません。38・56豪雪、また2度にわたる出町大火が大きな被害をもたらしたことを忘れたわけではありません。しかし、当時と現在とでは状況がかなり違ってきています。融雪装置が随分と普及し、また除雪能力も大幅に向上いたしております。そして、何よりも地球温暖化の影響からか、このところずっと暖冬が続いております。
 火事の心配も同様であります。今日、建物の耐火、防火性は確実に向上し、また消防力も、機械化の進歩、広域化により、着実に向上いたしております。もちろん、冬には雪は降ります。そして毎年火事も発生いたします。決して油断してもよいというわけではありませんが、日ごろの防災に対する市民意識も高く、ある程度安心のできる体制が整ってきているのではないでしょうか。
 問題は、これらに比較して地震や風水害への具体的、行動的な対策が市民の目には見えにくいということであります。何となく安心なような、不安なような、そしてよくわからない、そんな曖昧模糊とした状態に置かれているのではないでしょうか。
 御承知のとおり、今年7月新潟と福井での局地的な集中豪雨によって、両県は甚大な被害をこうむりました。九州や四国ではなく、まさにお隣、近県でのことであります。
 テレビで被害の様子を見ながら、改めて豪雨災害の怖さを痛感するとともに、もし富山だったら、砺波だったらと思い、背筋が寒くなったものであります。
 また、今年は特に台風の多い年でありますが、このたびの18号は県内でも猛威を振るい、富山市で最大瞬間風速42.7メートルの観測史上最強を記録し、県内各地でも多数の重軽傷者、家屋の一部損壊、倒木、農作物等に大きな被害を与え、重ねて自然災害の怖さを見せつけられたところでございます。
 さて、県はこの9月の補正予算案の中で、約11億6,000万円の防災対策費を提案しております。その中の豪雨災害対策では、「洪水ハザードマップ」の基礎資料となる浸水想定区域図の作成に向けての予備調査を実施するとのことでありますが、率直なところ、今さらという感じがしてなりません。いずれにせよ、このような災害を異常気象によるものだとか、何十年、何百年に一度のことと、安易に片づけてはならないということであります。異常気象も2年、3年と続けば通常となってしまい、何十年、何百年に一度という基準も根拠のないものとなってしまいます。大切なことは、今後も異常が続くことを前提に備えをしないと、本当の災害対策として機能していかないのではないかと私は考えます。このような状況を踏まえ、砺波市も合併を期に、地震や風水害を重点とした総合防災対策、防災計画を根本から見直すよい機会と考えますが、いかがでしょうか。
 そこで、防災対策について、私の意見を若干述べさせていただきます。
 今後、自治体の防災対策、計画においては、情報の管理が大きなウエートを占めてくるものと考えております。情報管理といえば、つい何でもかんでも隠して外部に漏らすなという話に聞こえがちでありますが、私の言う情報の管理とは、市当局が必要かつ十分な知識・情報を、適切な時期に適切なルート、適切な内容で市民に提供できる体制を構築することであり、あわせて、市民の情報が市当局に随時フィードバックされる仕組みの構築であります。それらの情報を共有することこそ、行政と市民の相互信頼と連帯意識をより強固なものにすることと確信いたしております。
 「市民が主役のまちづくり」という精神は、何も平常時に限ったものではありません。むしろ、防災時、災害時にこそ生かされるべきものであり、「助けてもらう」という姿勢から「みんなで立ち向かう」という姿勢こそ、今後何よりも必要不可欠な要素であると考えます。
 さて、行政と市民を直接結ぶ情報媒体でありますが、地域防災計画の中では、市の広報車やサイレン、そして県の高度情報通信ネットワークまで、さまざまな媒体が列記されております。しかし、現実にはエフエムとなみや砺波ケーブルテレビなどの地域民間メディアが最も頼りになるのではないかと私は考えます。ただし、懸念されるのは、災害時において民間メディアが実際有効に機能するかという点であります。事前の契約、演習、訓練等、さらには新南砺市との検討や調整も必要になるかと思われますが、いかがでしょうか。
 次に、行政と市民を間接的に結ぶ組織的な情報ネットワークですが、メディアによる一方的な情報伝達だけではなく、個別に具体的な指示や依頼を伝える仕組み、また逆に情報をフィードバックする仕組みも欠かすことができません。
 これらについては、各地区の自治振興会や公民館が消防署の補助的な役割を果たすべきなのでしょうが、現状は時間的、人員的にもおのずと限界があります。加えて、地域や地元企業からのボランティアを募集し、防災リーダーとして養成するのも一考かと思いますが、いかがなものでしょうか。
 以上、防災対策について長々と申し上げましたが、私自身の取り越し苦労であればと心に願いつつ、市制50年、今や砺波市は「住みよさ」「暮らしやすさ」の点で全国トップクラスの評価を得るに至りました。無論、現状に満足することなく努力を継続すべきは言うまでもありません。今後、新砺波市の50年は、さらに地域ぐるみの防災体制のもと、「災害に強い安全なまち」でも日本一を目指していくべきではないかと考えますが、いかがなものでしょうか。安念市長のお考えをお聞かせ願います。
 それでは、取り急ぎ第2の項目に移らせていただきます。
 第2の項目は、市立砺波総合病院の運営についての要望でございます。
 まず、このたびの病院増改築事業の竣工、まことにおめでとうございます。
 さて、私は総務病院常任委員会の1年生メンバーとして鋭意勉強中の身でありますが、総合病院に対する市民の関心は非常に高く、多くの方からいろいろと意見が寄せられております。その中でも、一般外来土曜日診療を望むサラリーマンを初め、各方面からの声が多く、私といたしましては安易に賛成も反対もできず、正直返答に窮しているところでございます。病院内でも検討課題の一つになっているようでありますが、まずは、医師を初めとする要員の確保、さらには収益とコストのバランスが大きな問題と思われます。私は、地域の自治体病院の果たすべき役割、使命は何かという根本から考えるべきではないかと思います。
 「地域に開かれ、地域住民に親しまれ、信頼される病院」こそが、砺波総合病院の経営理念であります。だからといって、採算を度外視して過度のサービスを提供する必要もありません。逆に、すべての面で民間的経営感覚、発想を導入し、収益性を最優先すべきという意見にもどこか無理を感じます。恐らく、運営責任者である病院長のお悩みもさぞかしと存じます。
 思うに、自治体病院の運営は単独で考えるべきものではなく、その地域医療全体のバランスを考慮し運営されるべきものではないかと私は考えます。要するに、自治体病院こそ最もフレキシブルに運営されなければならないのではないかと私は考えます。例えば、週半ば水曜日の午後を休診にし、土曜日の午前中を一般外来診療とすることは可能なのではないでしょうか。そうすれば、入院患者の土曜日受け入れも可能となり、空きベッド対策にもつながります。その場合、領域外とは存じますが、早期発見・早期治療につながるミニドック、日帰りドックのための健康センターの健診機能も視野に含め、御検討願います。
 話は一方的となりましたが、私の期待としては、常に柔軟な思考と姿勢を持って、とりあえず月に1日でも2日でもよいです。ニーズの高い内科、整形外科から土曜日診療を実施されてはいかがかと考えますが、現状での問題点を含め、小杉病院長の率直なお考えを期待し、ここに私の質問を終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 稲垣議員にお答えをいたします。
 災害に対する御心配のあまりに、細部提案を含めての質問でございました。熱心に調べられたことにつきまして、敬意を表したいと思います。
 その防災対策でございます。
 近年は、全国的に地震や風水害、大規模災害が発生いたしております。今年になりましてから台風も何度か上陸をいたしました。7月の新潟・福島災害、あるいは福井の災害等があって、人命も失われたと聞いております。なおまた、9月5日、6日には紀伊半島沖にも地震があったわけでございます。この台風16号、18号につきましては、富山県に接近いたしまして、農業災害は若干ございましたけれども、さしたる被害もなかったわけで喜んでおるわけでございます。
 ただ、議員も御承知のとおり、この砺波平野東部には地震発生の可能性が高いといわれます高清水(たかしょうず)断層がございます。そのこともございまして、防災訓練におきましては、地震災害を想定して毎年行っておるところでございます。本年は、県の防災訓練がございました。少し変更になりましたが、そのこともございまして、兼ねてこの砺波の防災訓練も行いたいと、こう思っております。
 述べられましたように、防災行政というのは、市民の生命、財産を守るための最も重要な行政任務であると、このように思っております。案外関心が少ないのが現状でありますけれども、行政は常にこのことを念頭に置かなければならない。昨夜も豪雨がありました。若干でございますが、あちこちで溢水の状況もございました。おかげさまで職員も出てくれまして、すぐ連絡をして調整をし、浸水のところにつきましては、防除にも行っておるわけでございます。そのように、職員にもこのことを徹底させていただいております。
 さて、庄川町との合併、その時点で空白ができるのではないかという御心配でございます。このことにつきましては連絡調整を密にしなければなりませんが、まず消防団の統合であったり、あるいは防災行政無線の周波数の統合であったり、いろいろ協定をしなければならない問題、一元化しなければならない問題は、事前に協議をさせております。そして、新市発足と同時に、これらの諸規定等につきましては、職務執行者が11月1日に全部判を押すことになっております。そのように、規則条例整備を行ったところでございます。先般も合併協議会でも報告いたしましたが、ほぼ100%に近い条例規則をつくり上げましたので、ただ新市でございますので11月1日にそれぞれ判を押して、その後、議会の承諾を得るという形での報告事項になるかと思いますが、進めさせていただいておるわけでございます。したがいまして、31日までは砺波市の今の防災計画マニュアル等は生きておりますし、1日からは新市になりました統合、整合性を持ったものを決裁をするということでございますので、空白が生じないようにいたしておるわけでございます。
 マニュアルにつきましても、今それぞれ持っておりますマニュアル等についても調整をさせておりますので、職務執行者の体制の中でそれらを進めるということになっております。なおまた、少し遅れると思いますが、全世帯につきましては、この防災計画につきまして、市民生活ガイドブックを配布することになっております。そこにも記載してございます。例えば、「避難するところはここですよ」というようなことの指示を書いたものを出したいと思っております。そのことをまず申し上げておきたい。したがいまして、合併時には空白が起きないということでございます。
 次に、防災計画上、地震、火災、水害、雪害等の幾つかの問題がありますが、おっしゃるとおり、従来豪雪等についての脅威感があります。これについては、いろんな事業、例えば大型ブルドーザーを買ってくれというような話、あるいは火災等についてはあちこちで発生をしておりますので、それらに対する予防策等については、確かに今ニーズは多いのでその対応はしております。
 今、常備消防は広域圏体制でございますが、消防本部が中心になってそのことを進めておりますが、おっしゃるように、地震等につきましては案外皆さん心配しておられないようですが、これは何よりも複合的な災害になりますので、重要なことだと認識しております。御存じのように、阪神・淡路大震災等につきまして、その問題があったわけです。これは地震で崩壊する、火事が起こる、水がなくなる、インフラ等の問題、ライフラインの問題、全部かかってくるわけですから、このことに対してどうするのかというのは、先ほど言いましたように防災訓練等で幾つかのメニューを持ってやらせていただいておりますので、おっしゃるとおり、このことについては、我々ももう少し気を配って、住民とも提携しながら進めなければならない、このように思う次第でございます。
 なお、浸水等の問題、きのうも若干あったわけですが、このことについては県が中心になりまして「浸水対策アクションプログラム」をつくりまして、幾つか整備をしてまいりました。例えば、幹線水路が増水するわけですから、壁のかさ上げをやったり、あるいは水門を早くとめるための気象情報をキャッチしながら、すぐとめる。きのうもちょっと遅かったのではないかと思いますけれども、そのようなことを用水管理者、これは市が管理しておりませんので、管理者の許可がないととめるわけにまいりません。そういったところとの連携部分を逐次進めることによって、溢水対策も十分防止できるのではないかと、こんなことを思っております。
 このことについても、幾つかマニュアルを持っておりますので、職員によく徹底をしていただいて、きのうも出てくれましたが、すぐ出動する態勢、そして地下道等については水がたまったわけですから、すぐ消防でかいてもらいました。そんなことなどをしておりますので、おっしゃる気持ちは十分わかりますので、その気持ちで対処しなければならないと、このように思っております。
 なお、新市の防災計画につきましては、先ほど言いましたように空白期間を置きませんけれども、今申し上げましたことをさらに細かくディスカッションして、どうスピーディーに対処するか、そういう計画をつくっていくことが大切だと、このように思っております。ハザードマップにつきましては、国土交通省が持っておるのです。例えば、庄川の大河川についてのハザードマップは持っています。ただし、先般の新潟や福井は、小河川がやられたわけです。県がそのハザードマップを持たなかったんです。県管理のハザードマップをつくるようにということで、やっと今度予算が出て、おっしゃるとおり遅きに失したという状況であります。ただ、これまで特別災害がなかったのでしょうけれども、新潟・福井を参考にされて大枚予算化をされたようでございます。いわゆる浸水想定図がなければ、私どももその浸水想定図を見て、どこに避難しなさいということが市町村の任務ですから、浸水するところへ避難場所を持っていても意味がないわけですから、県管理のハザードマップは、やはり大事です。大きい庄川のハザードマップはそれなりにございます。それらを想定したものはございますが、今県が予算化をしたというのはそこでございますので、ぜひ早くやっていただきたい。そのためには、我々もデータづくりの資料、材料を大いに提供していかなければならない、このように思っておるところでございます。
 それから、防災情報のことにつきましても重要なことでございます。今情報化でございますので、いろんな情報があると思います。提案でもございましたが、CATVやFMを使うということも必要でございましょう。これらにつきましては、県管理のものもございますし、相手は会社であったりしますので、その辺の提携はしなければいけません。何よりも考えなければいけないのは、それぞれ電力、電気であります。これはこの間の災害を見ますと、何千戸、何万戸が停電ということになりますと、言うこと聞かんがです。したがいまして、これから衛星を使った無線の時代、携帯電話の時代だと私は思っております。その意味で、おっしゃるような避難場所等の防災災害情報を、どうこれから構築していくか、それがまた重要なことだと思います。
 いずれにしても、御意見のございましたことにつきましては、十分参考にしていきたいと、このように思っております。
 なおまた、インフラの問題等々がございます。電気が何よりでありますが、まず最初に命にかかわるのは水だと思います。その意味では、私どもの上水道、あるいはこの原水を供給しております広域水道企業団等々にもそのことをよく知らしめていかなきゃいかんと思います。
 もう一つ、命とかかわりがあるのは隣近所だと思います。昔は隣の家というのは大事にしておったものですが、近ごろ都市化現象といいますから、あまり隣戸班とか町内会とか、立派なところもありますけれども、新しくでき上がった団地等については十分なコミュニケーションがとれていないところがあると思います。したがいまして、精神的なことになると思いますが、このことを十分理解をしていただいて、隣同士仲良くする、連絡もしようというような体制づくり、簡単にいうと隣戸班といいますか、隣組といいますか、そのことの協調が大事だと思います。今も、自主防災組織というのは20ぐらいございます。それぞれ歴史的な経緯がございまして、自分たちで守ろうという集落の体制がございます。あるいは、防災、約240ぐらいあると聞いておりますけれども、これらについてもこれからこのことを理解をしてもらって、そして若い世代に認識を新たにしてもらうという意味のPR等していかなければいけないのではないかと、私は思っております。
 ぜひ、自主防災制度、隣戸班等、仲良くするそういう体制づくりをしていただいて、でき得ればその皆さんのリーダーの育成をしていかなければいかんと思います。幾つか消防団を回りますと、自主防災組織がございますので、そこへも顔を出すことがございますが、これもちょっと高齢化しております。昔火事で焼けてこんなことがあったという認識で組織を持っておられますけれども、ちょっと若い人に認識が不足しているといいますか、そういうこともございますので、ぜひそのための啓発をしなければいけないのではないかと、このように思っております。
 いずれにしても、「災害は忘れたころにやってくる」とございますが、「災害はいつでもやってくる」という認識で、行政に携わる立場の者が認識をしておかなければならないと、このように思っておるところでございます。
 せっかくの防災等の御質問、提案もございました。十分参考にさせていただいて、周知徹底して、市民の財産、生命を守るという最低限の仕事だけは守り続けていきたいものと、このように思っております。ありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 病院長 小杉光世君。
  〔病院長 小杉光世君 登壇〕

◯病院長(小杉君) 稲垣修議員の貴重な御意見と質問に対して、フレキシブルな頭で検討してきたことを踏まえまして、お答えをしたいと思います。
 病院の一般外来、土曜診療についての御質問でございますが、お答えいたします。
 自治体病院の使命の一つとして、地域住民の医療を確保することは非常に大切なことと認識しておりまして、この観点から、この間救急医療や一般医療を確保するとともに、地域の医療水準の向上に努めてまいりました。しかしながら、近年では国の考え方もございますが、医療資源を有効に活用する目的のために、患者様方の大病院志向を解消すべく、入院を中心とする病院、それから外来を中心とする診療所とするための機能分化施策が打ち出されております。病院の外来診療に対する診療報酬点数は、低減化や包括化が一層進められているのが現状でございまして、専門性の低い一般外来患者さんがどんどん増えますと、逆に必ずしも収益向上につながらないような変化になっております。これが現状でございます。
 議員御質問の、外来の混雑緩和と住民サービスの提供につきましては、御存じのとおり診療所が土曜日に開院していることから、当院では土曜日の一般外来診療はすることなく、患者様納得の上でのかかりつけ医との紹介関係、あるいは、連携と予約制度の徹底により、紹介患者の受け入れを中心とした外来診療体制を確立し、初診及び紹介患者様は午前中に集中する、再診患者様は午後の専門外来診察に分離するような混雑解消対策を検討しておりまして、それによってサービス向上に努めていきたいと考えています。
 また、CTスキャンあるいはMRIなどの放射線画像診断や内視鏡検査等、高度な医療機器の利用や、診療所(開業医)などからの紹介に関しましては、人員的な問題はありますけれども、今後土曜日の利用、受け入れについて積極的に検討していきたいと考えております。
 なお、6月議会でもお話ししましたが、地域に開かれ、地域住民に親しまれ、信頼される病院という当院の理念に基づきまして、さらにそれを推進するために地域回りなどの機会を得まして、市民の皆様の御意見、御要望を直接拝聴させていただいて、それに対応したいと考えています。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 3番 福島洋一君。
  〔3番 福島洋一君 登壇〕

◯3番(福島君) お許しをいただきましたので、私は通告に基づき、砺波健康センターの充実と、もっと広くPRしてほしいことと、また無医村対策の件2件につきまして、質問と要望をさせていただきます。
 まず、50年の歴史を刻まれました砺波市議会の最後の会議に質問の機会をいただき、まことに光栄に存じます。
 私も含め、自分の体のこと、健康状態のこと、そして自分の身体を維持するために行動を起こすこと等、あまりにもむとんちゃくで、自分なりに勝手ないい方にしか解釈しないのが人間のさがでないでしょうか。犬の散歩にはつき合ってでも、自分のことになると何もしない。いわゆる目的意識がないからでしょう。砺波市の65歳以上の高齢化率は、平成15年の統計で8,875人であります。21.3%を占める現状と、今後の福祉の観点からも、老若男女を問わず、自分の健康への意識の高揚、運動する意義をしっかり認識し、少しでも老い、ぼけの状態の回避を図ることが、今後の介護行政が掲げる問題であろうかと思います。
 その思いで、私が経験しましたことを踏まえ、どんなことであろうと運動し、いかに血流を促すことが自分自身の健康のために大切なことかを訴え、砺波市健康センターの充実と、砺波市民にもっとしっかりとセンターの活動内容のPRをお願いするものであります。
 私が初めて健康づくりに目覚めましたのは、とやま健康パークで平成12年度経営者健康づくり体験セミナーいわゆるTHPセミナーに参加する機会があったからであります。THPとは、トータル・ヘルスプロモーション・プランの略称でありまして、労働安全衛生法の規定に基づいた「事業所における労働者の健康保持増進のための指針」による「働く人を対象とした心と体の健康づくり」のことであります。従来の健康診断では、疾病の早期発見、早期治療に重点が置かれ、健康診断で異常なしの人が健康管理の指導の部分から除外されることが少なくありませんでした。しかし、異常のない人の中にも、高血圧や糖尿病といういわゆる生活習慣病の予備群と思われる人が数多く含まれております。
 生活習慣病は、その名のとおり長期間に及ぶ生活習慣の偏りを背景として起こるものであります。したがって、今異常のない人であっても、偏りの少ない生活習慣を維持することが生活習慣病の予防には欠かせません。ライフスタイルの偏りに着目し、その偏りが増大することや、その結果として健康障害の発生を防ぐことを目的としており、そのため、健康測定によって各人の健康状態やライフスタイルを把握し、その結果に基づいて運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導及び保健指導が実施されます。ただし、スタッフから理想的なライフスタイルを一方的に押しつけるのではなく、各人がたくさんある健康づくりメニューの中から、関心を持って実施できるものを見つけ出せるよう、指導してくれるシステムであります。
 以上のように、このセミナーは健康診断データをもとに、食事・運動・休養について医師や専門スタッフからアドバイスをしてもらい、健康スタジアムでの講義や実践を通して、自分自身にあった健康づくりを見つけ出すためのものでありました。
 私が体験したその内容は、まず富山県健康増進センターにおいて健康度測定を行いました。胸部X線、身体計測、尿検査、骨密度、血圧、安静時心電図、ゆらぎ測定、血液検査、肺機能、眼底、聴力、視力、診察と、1日ドック並みの健診を受け、健康パークに移動し、運動負荷試験(血圧計、心電図計を体につけて専用自転車で目標の心拍数になるまでの持久力を測定するもの)、最大酸素摂取量、上体起こし回数、握力、垂直跳び、長座位体前屈、全身反応時間、閉眼片足立ちなどの体力測定を受け、事前に提出してあります100項目以上の問診表にて、食習慣、栄養素等摂取状況の把握、食事のバランス、食塩・砂糖の摂取内訳、休養状態、休養の評価、自律神経バランスの評価に至るまで出てまいります。
 そのデータをもとに、施設で行う運動メニュー、施設に来れない場合の家庭での運動メニューが示されます。いよいよ実践に入るわけでありますが、私の場合、家庭用では目標心拍数毎分110拍とし、50%の強さでの25分のウオーキング、腰痛予防体操を7動作15回ずつ1セット、腹式呼吸法、家庭入浴がテーマになりました。健康パーク内での施設におきましては、50%の強さでの水中ウオーキングが35分間、マシン運動7つの器具で20回が1セット、疲労回復コース温泉・サウナに入浴し、ボディソニック等が課せられました。
 施設の場合、事前に身長、体重、体脂肪率、血圧の測定をし、ストレッチ、自転車こぎを心拍数毎分120拍にセットし、30分トレーニングコースで汗を流します。この消費エネルギーが約200キロカロリー、このエネルギーを食べ物に置きかえますと、御飯茶わん1杯であります。また、ビールにしまして中瓶1本であります。ショートケーキになりますと、たったの3分の2個であります。それほどのものにしかなりません。汗を一生懸命かいた割にはさほどエネルギーが消費しないことを、身をもって体験するいい機会でありました。いかに運動って大変だなと実感せざるを得ません。その後プールに入り、水中ウオーキングを35分間、たまに横に水着で入るお風呂がございますので、一休みしながら頑張ってまいりました。上がりは、施設内の温泉につかりリフレッシュして、帰るときにもう一度体重、血圧など一式を測定し、記録して帰るわけでありますが、上下の血圧の10~15ダウンが見られ、いかに運動し血流を促すことが、血管の掃除をし、血の流れがスムーズになり、ひいては血圧を下げることに貢献しているかを身をもって感じる結果になりました。3カ月の期間フリーで施設が使えるコースでありましたので、その間に水中ウオーキング、水泳の習慣づけができました。その後、砺波温水プールに通う動機にもなりましたし、朝のウオーキングの習慣づけにもなりました。運動をする機会を、単にダイエットのため、体を鍛えるとかでなく、いかに血管の中の掃除をし、血液をよどみなく流すことが自分の体にとって大切かを、皆さん一人ひとりが自覚して、そしてその意識づけをだれがするかであります。そのことを行政サイドで大いにPRしていただきたいところであります。
 介護保険は、法律で5年後の制度見直しがうたわれております。来年がその時期となり、一部報道によりますと、厚生労働省が検討している見直しの内容によりますと、まずサービスの再編、介護度が比較的軽い「要支援」「要介護1」に対しては、筋力強化や食事改善指導などの介護予防のためのメニューを新設する。その一方で、炊事や簡単な家事援助は原則としてサービスの対象から外されそうな方向とのこと。一番利用度の多い部分を切るようなことになりますと、ようやく介護が受けられそうになった人の気持ちを踏みにじることになりますので、できることならばそうならないことを願う一人であります。
 それらを判断しますと、40代になったら本人の自覚で生活習慣病を予防する運動を起こし、せっかく砺波健康センターに立派な健康診断設備が整い、スペースもあるようですので、体力測定の設備、そしてシステムが構築されること、ひいてはそのことが市民の健康増進のためになればと思うものであります。もしくは、砺波西部体育館の体力測定システムを連動することができないかと思うものであります。
 先ごろ、民生文教常任委員会での横浜市スポーツ医科学センターでの視察の内容がスポーツ版人間ドックとうたった、スポーツプログラムサービス(SPS)と称するサービスを、350万人横浜市民のスポーツ支援、18区の区ごとにあるスポーツセンターの中心施設として市民サービスの場に支援活動している実態をかいま見たときに、そしてまた4人に1人が高血圧である今の日本の状態を見たとき、いかに自分自身がそのことに気づくか。気づかせるPRをし、データをもとに、ウオーキングでもいい、血液を全身駆けめぐらせ、血管の詰まりをなくするための運動の習慣づけをしてもらうことが、ひいては介護保険にかかわる要素を先延ばしにできることであろう思います。
 また、自民会1期生の視察で北海道の厚真町を訪れ、でき上がったばかりの厚真町総合ケアセンター「ゆくり」を視察しました。その「ゆくり」の意味は、町民にいつでも気軽に訪れてもらい、「ゆっくり」と自分の体力や症状に合わせて利用し、いつまでも健康でいてほしいとの願いが込められておりました。
 施設は高齢者のためのパワーリハビリテーションに対応した最新の機器を導入し、トレーナーの指導によって弱くなった筋力を回復させたり、低下を防ぐ努力をされ、カラオケ機器での音楽療法、歩行姿勢をビデオによって分析する装置、流水プールでの訓練、介護実習室、介護用品の展示指導などの姿を見たときに、今後の介護行政のあり方を見た気がしました。
 ただし、サービスの休館日が日曜日なのはなぜか。お役所くささがにじんでいて気になりました。なぜならば、日曜日に孫の面倒を親に任せて家族に送ってもらい、施設を利用しようと思うお年寄りも必ずいるはずであります。その人たちに元気になってもらうことが一番でなかろうかなと思ったからであります。
 民間におきましては、2、3年前までは日曜日が休みでありました住宅メーカー、そしてまた自動車ディーラー等が、お客様の見地に立ち、生き残りをかけた営業形態に立った日曜日営業に変化しているからであります。
 砺波市に戻しますが、既に西部体育センターと砺波健康センターの連携も一部スタートしております。明るく楽しい健康的な生活を送るために、「ヘルシーアップandいきいき教室」が企画されておりますが、知らない人が大半です。行政サイドでもっとバックアップしていただきたいとあえて申し上げるとともに、健康センターでの健康診断、日帰りミニドック、一泊ドック等、一般市民にまだまだ知られていないように思われます。市民が自分の体のことをもっと認識し、健康と運動のかかわりを理解し、健康保持に努める環境を構築するためにも、そして6月議会の安念市長さんの答弁にもありましたように、合併協議会のこれからの新市のまちづくりアンケートの中で一番心配なのが健康だと、そして老後の福祉をどうするかであったことから、健康と福祉に力点を置き、そこに柱を置いてまちづくりをすることが大切だと認識され、そのように計画を立てておられるそうでありますが、それらを含め当局の考えをお尋ねします。
 次に、無医村対策についてお尋ねします。
 庄東地区の東般若地域や栴檀野地域には診療所がなく、栴檀山地域につきましては、厚生労働省の補助事業で僻地医療拠点病院として、砺波総合病院が年間80日弱の巡回診療を行っているだけと聞いております。般若地域には診療所と療養型病院がそれぞれ1カ所ありますが、医師が高齢なことや初期医療に対する積極性に不足する感があるのが現況であります。
 病診連携による紹介医療システムが推進される今日、当地区では家族の車に乗せてもらい、紹介状なしで大病院の診察を受けざるを得ない状況にあります。紹介状がないことは、病状把握の諸検査に時間を要し、おのずと長く待たねばならず、大きなハンディを負うことになります。送迎を頼む家族に気兼ねをしながら出かける、ひいては無理に我慢をしてしまった結果、重大な症状になっていたなど、よい方向には進展いたしません。このようなことを防止するため、庄東地区に、ぜひともかかりつけ医機能を充足するための診療所の設置をお願いするものであります。
 地区の健康診査一つをとりましても、庄東地区から一番近いところで柳瀬の「ながいクリニック」であります。結核・肺がん検診の場合は、検診車が来ますので地元で検診を受けることができますが、庄東地区の65歳以上の人口高齢化率は、平成15年度末で般若が27.0%、東般若が30.5%、栴檀野が29.2%、栴檀山が38.8%となり、砺波市全体が21.3%でありますから、飛び抜けて高いのが現状であります。
 地区民、特にお年寄りがゲートボールをしていらっしゃる姿を見ますと、頼もしいものがあります。歩くことや、自転車に乗り2~3キロ移動することは苦にならない方たちでありますが、車が運転できません。また、自転車で特に砺波大橋を渡るなんて危険きわまりない状態であります。薬をもらいに行って交通事故に遭ったなど、とんでもないことになるおそれさえ感じられます。特別ぐあいの悪い人は、家族の車で砺波総合病院等に診察に出かけますが、簡単な治療、投薬は家族に気兼ねせずに自由に受けたいのが心情であります。東般若地区でも、診療所設置に向けていろいろ検討しておりますが、いまだ先が見えません。サテライト方式の診療所の設置を切にお願いするものであります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 福島議員にお答えをいたします。
 まず、私からは無医村地域の対策についてでございます。
 かつて合併時の昭和30年代には、市内全域にわたって開業医、診療所、特に国保の診療所でございましたが、開設をされておりまして、地域住民の健康管理を担っておられました。しかし、昭和40年代、人口の減もございましたが、診療所はそれぞれ独立をされ、個人経営になりました。それはいいんですけれども、主力は人口の多いところへ移動するというような状況でございまして、国保直営診療所は徐々に廃止をして、独立された皆さんも診療所を閉鎖された経緯もあるわけであります。その被害と言ったら言葉は悪いんですけれども、東般若であったり栴檀野であったりしているわけでございます。そういう歴史的な経緯をまず御承知をいただきたい。
 ドクターが少ないかといえば、そうでもない。総合病院を別にいたしましても、実は5、6カ所市街地形成する場所に新しく開業されました。その意味では、住みよさランキングでもドクターの数とか病院の数がカウントされますので、砺波市は医療に関してはそう不足しておるとは思っておりませんので、その面ではありがたいと、こう思っております。
 ただ、福島議員がおっしゃるように、「なくなったものをどうするがや」ということでありまして、このことは随分悩んでおられると思います。
 砺波総合病院につきましては、中核病院として重複もしております。私の計算から言いますと、せいぜい遠くても20分ぐらいだろうと思います。その意味で、市内のどこからも病院へ行けると。なお、緊急等については常に配置をしておりますので、その面では住民全体の健康管理は別として、救急病院としての体制づくりはしておると思います。その点では、ほかの市町村以上にいいんではないかと思います。
 ただ、栴檀山のことについて述べられましたが、これは、特別厚生労働省が僻地医療、総合病院が僻地医療の拠点病院ということで認定をいただいております。ついては、栴檀山が県が指定します無医地区の認定をいただいておるわけですから、認定をいただいた以上、補助金をもらって中核病院ですから、僻地へ出向くというスタイルになっております。この栴檀山があるからそんなことを何かできんかという話ですが、認可をいただけないと到底できないわけでございまして、そのことの趣旨をまず説明しておきたいと、こう思っております。したがいまして、栴檀山等については、巡回診察をさせていただいております。僻地というのは随分かわいそうなところですが、医療の面については随分プラスになっておるということでございます。そういうことで、あまり栴檀山をねたまんがにしてほしいと、このように思っておる次第でございます。
 無医地区の対象につきましては、その地区が概ね半径4キロメートル以内に50人以上が居住をしていること、そして病院、医療機関とのつながりが薄いと、そのことを県がいろいろ計算をして指定をするわけですから、東般若、栴檀野等につきましては、大変申しわけないんですけれども、その枠にないということで、残念でございますけれども、認定をしていただけないということでございます。
 また、地域には高齢者がおられるんですけれども、一診療所と一病院があるわけです。このことも、ネックになると言えばこれはまた失礼なんですが、それがあるという規定があるのですから、ちょっとその辺がなかなか認定されない一要因でもあるということでございます。したがいまして、庄東地区、特に東般若に診療所を設けろと言われても、これは設置はなかなかできない。もちろん、県の指定がないと、今申し上げたような僻地診療等々の措置ができないということを御理解いただきたいと思います。
 なお、東般若につきましては、前々から診療所の設置について御苦労されておるようでありますが、ぜひ民活で、話し合いで設置されるように期待をいたしておるところでございます。ぜひそういうことになればいいと思っております。
 東般若だけでございませんで、栴檀野もございますし、昔の村からいえば1つ、2つではないわけでございます。東般若がどうのこうのということになれば、皆そのようにおっしゃると思いますが、そのように考えていただきたい。
 ただ、私は太田の者ですから太田のことを申し上げますと、太田の直営診療所が最後まで直営診療所で残りました。一時苦しいことがございました。村から全部銭を集めて、維持管理を今日までしたという歴史的な経緯がございます。幸い、高田さんという先生がおられて、熱心に地区回りもしていただいて、診療所を維持管理してきたということがございますので、そのこともあまりねたまんがにしてほしい。そういう歴史的な経緯があるということを御理解いただきたいと、このように思っておる次第でございます。
 そこで、診療所のないところについては、確かに今、胃がんと肺等については集団検診をやっておりまして、出向いております。これは、指定されておりますから出向いておりますが、私は今おっしゃいました基本検診、今度合併します庄川町にもあるんですが、いわゆる僻地に近いようなところの60歳以上の皆さんが、自転車というのはかわいそうですから、できれば医師会とも協議して、基本検診だけでもできないかなと、今そう考えています。これがうまくいくとすれば、集まっていただいて、基本検診をやっていただいて、そこでいろんな検診をしますので、そこで早期発見できるものでしたらそのようにした方が、より健康管理という面ではよいのではないかと、このように思っております。
 私は、健康を第一の柱に掲げる立場から、診療所のないところその他につきましては、出向いてそういう方法をとればどうかなということを、今思っております。庄川とのバランスもございますが、ぜひ検討してまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。私も相談を受けておりますので気持ちはよくわかりますが、なかなか喜んで東般若、栴檀野へ行ってやろうかという医者が見つからないのが現状でございます。このことを申し上げておきたいと、このように思っておるところでごさいます。
 なお、健康センターについては随分詳しく説明をされました。その利用とPR等、あるいは機械・器具等の話も出てまいりましたが、提案等については参考にさせていただきたいと思いますが、具体的には民生部長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 福島議員の砺波市健康センターの充実についてお答えいたします。
 健康センター3階で実施している健康診断、日帰りドック、ミニドックなどの利用者へのPR方法といたしましては、ケーブルテレビでの内容紹介や市広報を使って行っているところでございます。
 利用実績につきましては、1日当たりの利用者数は毎月増えてきております。7月では1日当たり18人となっており、8月末までの利用者数は1,118人で、着実に増えてきております。今後ともメディアなどを活用いたしまして、利用促進を図りたいと考えております。
 また、体力測定の設備を加えて活用方法をPRしてはどうかという質問でございましたが、3階健診センターでは健診後の生活習慣病予防対策といたしまして、健診結果に基づき専門家の運動指導、保健指導を行い、利用者へのPRを図っているところでございます。各種体育施設との連携につきましては、県西部体育センターを利用いたしまして、糖尿病事後教室のメニューの中で、アクアビクスやウオーキングを取り入れ、連携を図っているところでございます。また、ヘルスボランティア養成講座、健康づくり栄養教室では、体力測定やアクアビクスなどを積極的に取り入れて行っているところでございます。今後とも、各種学級や講座におきまして、運動メニューの大切さを働きかけていきたいと存じております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 以上をもって、本日の日程を終了いたします。
 次回は、明9月15日、午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 2時55分 閉議



平成16年9月定例会 議案一覧

      本定例会に付議された議案等の件名

議案第50号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)
議案第51号 平成16年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第52号 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)
議案第53号 平成16年度砺波市霊苑特別会計補正予算(第1号)
議案第54号 平成16年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第55号 砺波広域圏事務組合の規約変更について
議案第56号 砺波広域圏事務組合の財産処分について
議案第57号 砺波広域水道企業団の解散について
議案第58号 砺波広域水道企業団の解散に伴う財産処分について
議案第59号 砺波地方衛生施設組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の
       変更について
議案第60号 砺波地区老人福祉施設組合の規約変更について
議案第61号 砺波地方介護保険組合の規約の変更について
議案第62号 庄川右岸水害予防市町組合規約の変更について
議案第63号 庄川左岸水害予防市町村組合規約の変更について
議案第64号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規
       約の変更について
議案第65号 富山県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規
       約の変更について
議案第66号 砺波市・庄川町合併協議会の廃止について
議案第67号 砺波市公平委員会の共同設置の廃止について
議案第68号 証明書等の交付等に係る事務の相互委託の廃止について
議案第69号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償に係る認定及び審査に
       関する事務の委託の廃止について
議案第70号 高速自動車国道に関する救急業務に係る関係関連事務の受託の廃止に
       ついて
議案第71号 決算の認定について
議案第72号 決算の認定について
議案第73号 砺波市教育委員会委員の任命について
議案第74号 砺波市教育委員会委員の任命について
報告第11号 専決処分の承認を求めることについて
 専決処分第10号 損害賠償に係る和解について
 専決処分第11号 平成16年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)
議員提出議案 地方分権推進のための「国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書
第  2 号 の提出について
議員提出議案
第  3 号 拉致による安否不明者の早期解決等を求める意見書の提出について
請    願 政府米の買い入れと、備蓄を充実させる意見書提出を求める請願
請    願 アメリカ産牛肉の輸入解禁に反対する意見書提出を求める請願
請    願 教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書採択の請願
       書
請    願 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書採択の請願書
議員の派遣について
所管事務調査に係る閉会中の継続審査について



平成16年9月定例会 目次

     平成16年9月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(9月7日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  報告事項 ……………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定 …………………………………………………………………………  3
   施政方針並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県
   砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処
   分の承認を求めることについて
  提案理由の説明 ………(安念市長)……………………………………………  3

★第2号(9月14日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 13
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 13
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 13
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 13
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 14
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 14
  決算審査特別委員会の設置について …………………………………………… 14
  市政全般に関する代表質問並びに提出案件に対する質疑
   18番  宮木 文夫 議員 ………………………………………………… 16
      ・市制50周年を振り返って
      ・市長の進退について
      ・新市の展望・課題について
      ・企業誘致について
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
    9番  柴田  智 議員 ………………………………………………… 27
      ・新市まちづくり計画について
      ・企業誘致について
      ・農業の取組について
    7番  飯田 修平 議員 ………………………………………………… 36
      ・ユニバーサルデザインによる施設づくりについて
      ・景観計画の策定について
      ・ケーブルテレビの諸問題について
    5番  井上 五三男 議員 ……………………………………………… 49
       ・これからの高齢者福祉について
      ・市当局の行政改革について
    4番  稲垣  修 議員 ………………………………………………… 60
      ・新砺波市の防災対策について
      ・市立砺波総合病院の一般外来土曜診療にむけての検討
    3番  福島 洋一 議員 ………………………………………………… 69
      ・砺波市健康センターの充実を
      ・無医村地域の対策

★第3号(9月15日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 79
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 79
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 79
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 79
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 80
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 80
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
    1番  瘧師 富士夫 議員 ……………………………………………… 81
      ・男女共同参画と女性の人権について
      ・子育て支援について
    6番  嶋村 信之 議員 ………………………………………………… 91
      ・新市へ向けてのビジョンについて
      ・教育環境の取り組みにについて
      ・健康で安心して暮らせるまちづくりについて
      ・土地区画整理事業について
    8番  林  忠男 議員 …………………………………………………109
      ・人間愛の尊重、人道、博愛の精神を育む教育の推進について
      ・子育てアドバイザーについて
    2番  境  欣吾 議員 …………………………………………………114
      ・田園空間整備事業について
      ・国保会計について
      ・下水道事業について
      ・介護保険の見直しについて
   19番 前田 喜代志 議員 …………………………………………………129
      ・住民福祉のパワーアップについて
      ・環境に配慮した清掃業務について
      ・財政問題について
  議案の常任委員会並びに決算審査特別委員会付託(議案第50号から議案第
  72号) ……………………………………………………………………………139
  請願の常任委員会付託 ……………………………………………………………139

★第4号(9月24日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………141
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………141
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………142
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………142
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………142
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………143
  報告事項 ……………………………………………………………………………143
  議案第50号から議案第72号
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………144
   決算審査特別委員会の報告 ……………………………………………………153
   質 疑 ……………………………………………………………………………153
   討 論 ……………………………………………………………………………153
   採 決(議案第50号から議案第72号まで) ……………………………154
  請願4件
   政府米の買い入れと、備蓄を充実させる意見書提出を求める請願
    質 疑 …………………………………………………………………………154
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………155
    採 決 …………………………………………………………………………155
   アメリカ産牛肉の輸入解禁に反対する意見書提出を求める請願
    質 疑 …………………………………………………………………………156
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………156
    採 決 …………………………………………………………………………157
   教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書採択の請願書
    質 疑 …………………………………………………………………………157
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………157
    採 決 …………………………………………………………………………159
   義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書採択の請願書
    質 疑 …………………………………………………………………………159
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………159
    採 決 …………………………………………………………………………160
  議案第73号から議案第74号
   提案理由の説明 ………(安念市長)…………………………………………160
   採 決(議案第73号) ………………………………………………………161
   採 決(議案第74号) ………………………………………………………161
  議員提出議案第2号
   提案理由の説明 ………(山岸議員)…………………………………………161
   討 論 ……………………………………………………………………………162
   採 決 ……………………………………………………………………………162
  議員提出議案第3号
   提案理由の説明 ………(山岸議員)…………………………………………163
   討 論 ……………………………………………………………………………163
   採 決 ……………………………………………………………………………163
  議員の派遣について ………………………………………………………………164
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査 …………………………………………164
  万歳三唱の動議 …………(山岸議員)…………………………………………164
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………165
  請願審査結果 ………………………………………………………………………169



平成16年9月定例会(第1号) 議事日程・名簿

     平成16年9月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定
   第3 施政方針並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺
      波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の
      承認を求めることについて
      (提案理由説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    9月 7日  午前10時04分  開議
    9月 7日  午前10時32分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)
1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 高齢児童              商工観光
 課  長 齊 藤 一 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成16年9月定例会(第1号) 本文 

1.会議の経過
 午前10時04分 開議

◯議長(松本君) ただいまから、平成16年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(松本君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により議長において
  7番 飯 田 修 平 君
  8番 林   忠 男 君
  9番 柴 田   智 君
 を指名いたします。

◯議長(松本君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月24日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月24日までの18日間と決定いたしました。

◯議長(松本君) 次に、日程第3 施政方針並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 提案理由の説明を申し上げます。
 本日、ここに一般会計補正予算案を初め当面必要となってまいりました議案等につきまして御審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多忙中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 まず、平成15年度一般会計及び特別会計の決算の概要と当面の財政運営について御説明いたします。
 平成15年度一般会計決算は、歳入総額187億3,276万5,000円、歳出総額172億2,586万5,000円、翌年度へ繰り越すべき財源は1億6,509万9,000円で、実質収支では13億4,180万1,000円の黒字決算となりました。また、特別会計は、国民健康保険事業特別会計が43万7,000円、同太田診療所特別会計が1,279万5,000円、下水道事業特別会計が31万2,000円、農業集落排水事業特別会計が51万円とそれぞれ黒字決算となり、赤坂霊苑特別会計は収支差し引き残金なしとなっております。一方、老人保健医療事業特別会計は1,800万3,000円の赤字決算となり、歳入不足が生じましたので繰り上げ充用を行っております。
 さて、政府が発表する8月の月例経済報告において、我が国経済は、国内民間需要が着実に増加していることから景気回復が続くものと見込まれております。一方、原油価格の高騰や世界的な金利上昇等が経済に与える影響には留意する必要があると存じております。
 また、政府は「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取り組みを加速・拡大し、平成17年度予算編成に当たっては財政確立への姿勢の明確化、構造改革をさらに進めることとしております。
 一方、三位一体改革に関連し、国は地方への3兆円規模の税源移譲を目指し、その前提となる補助金削減について全国知事会など地方六団体の提案を求めており、市長会においても議論されているところであります。
 また、財務省では平成17年度予算の要求額の上限となる概算要求基準について、一般歳出上限を48兆2,000億円とする方針を閣議で了解されております。平成16年度当初予算に比べ6,000億円増となっておりますが、公共投資関係費を前年度当初予算比3%、政府の判断で増減できる裁量的経費は2%、それぞれ削減することとしており、平成16年度当初予算近くまで削りたい考えであります。
 このような国の歳出削減への取り組みで、地方との調整が続く中、十分な税源移譲が図られないまま地方歳出の抑制が図られる場合もあることから、地方財政の運営に当たっては財源不足が生じることは必至であります。
 さらには、本市においても最も主要な財源である市税収入の増収が見込まれないことから、極めて厳しい現状を踏まえ、行財政の効率化の推進を図りながら市政の発展に努めてまいりたいと考えております。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、市町村合併について申し上げます。
 砺波市と庄川町との合併につきましては、市民各位の御支援によって7月1日に砺波市と庄川町の合併に係る総務省告示が行われ、平成16年11月1日の新「砺波市」誕生が正式に決定されたところであります。ついては、新市建設計画に基づき、新砺波市のまちづくりの理念である「花香り、水清く、風さわやかなまち 砺波」として「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を築くため、市民の皆様とともに努力いたしたいと存じております。
 次に、国際交流事業について申し上げます。
 友好交流都市の中国盤錦市が市制20周年の記念すべき年を迎えましたことから、盤錦市長から私と市議会議長に招請があり、去る9月1日から5日まで盤錦市を訪問してまいりました。盤錦市の20周年と砺波市の50周年をともにお祝いし、さらに協調しながら発展することを誓い合ったところであります。
 次に、社会福祉事業について申し上げます。
 まず、高齢者福祉について申し上げます。
 北部地区総合福祉施設の整備につきましては、7月に整備検討委員会を設置し、これまで2回の委員会を開催し検討していただいているところでございますが、今後御意見を取りまとめていただき、年内には基本設計を策定いたしたいと考えております。
 次に、児童福祉について申し上げます。
 次世代育成支援行動計画の策定につきましては、公募を含めさまざまな分野の方々から広く意見を聞くため、砺波市、庄川町それぞれ11名の委員から成る策定委員会を設置いたしました。また、事業所部会と子育て部会から成るワーキンググループを庁内に設置し、具体的な計画策定に着手しております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 増改築事業につきましては、今月末ですべて完工する予定であり、10月2日には竣工式典を挙行し、関係の皆様とともに長期にわたった工事の竣工をお祝いしたいと考えております。
 病院経営につきましては、引き続き厳しい経営環境であることから、より一層の経営の効率化と医療技術の向上を図り、地域の皆様に信頼される病院づくりに努めてまいりたいと考えております。
 次に、環境政策について申し上げます。
 環境基本計画で掲げております「ごみを減らし、循環型社会の輪を広げるまち」を実現するため、平成17年4月から容器包装リサイクル法に基づき紙とプラスチックの分別収集実施に向け、市民各位の御協力と御理解をお願いいたしたく、9月末から10月末にかけて市内全自治会での説明会を開催してまいりたいと考えております。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 去る8月23日開催されました砺波市交通安全対策会議において、9月21日から30日までの10日間実施される「秋の全国交通安全運動」における実施計画が承認され、各種行事や交通安全教室が実施されることとなっております。
 次に、商工業の振興及び労働関係について申し上げます。
 中心市街地の商業振興を図るため、砺波商工会議所が財団法人富山県新世紀開発機構からの補助を受け、景観事業に着手することとなりました。この事業は、市街地の中心商店街で計画されており、植栽やイルミネーションなどにぎわいを創出するものであります。市といたしましても、事業の円滑な実施に協力するとともに、支援に努めてまいりたいと考えております。
 また、工業の振興として、本年4月に工業用水道の給水を開始したことから、環境基本計画に位置づけております地下水の涵養対策として、柳瀬地内の約4,600平方メートルの水田を借用し、水稲の収穫後から農業用水の地下浸透を進めるものであります。この取り組みは県内で初めての試みであり、地下への涵養水量による地下水位の変動などを含め検証し、今年度から継続して実施してまいりたいと考えております。
 そのほか、雇用情勢では、依然として厳しさが残るものの有効求人倍率が緩やかに上昇しており、改善が進んでおります。10月15日には、ハローワークとなみが「再就職セミナー&合同就職面接会」を実施することからその支援を行い、求職者の早期就職の推進に努めてまいります。
 次に、観光事業について申し上げます。
 本年で第12回を迎えました「カンナフェスティバル」は、子供に人気の高いカンナ大迷路のほか、チューリップ四季彩館では「藤城清治の世界展」を開催するなど、多くの来場者に楽しんでいただけたものと存じております。また、「となみ産業フェア」にあわせた「となみ夢まつり」がチューリップ公園で開催されました。関係団体の協力で盛況裡に終えたところであります。
 また、17回目を迎えます「コスモスウオッチング」は、10月2日から17日までの16日間、夢の平スキー場で開催される予定であります。今年もペアリフトを運行し、空中より100万本の色とりどりのコスモスと眼下に広がる散居村を十分に楽しんでいただけるものと存じております。
 次に、農林関係事業について申し上げます。
 農作物の作柄につきましては、チューリップ球根生産については、5月末の降雨等により、球根腐敗病の発生等により予定球数に対する出荷率はやや減となったところであります。今後は、耕種的防除等の見直しにより次年度の作柄安定につながるよう、関係機関と協力のもと指導をしてまいりたいと存じます。
 次に、稲作の主力品種である「コシヒカリ」につきましては、出穂後の異常高温により、乳白粒などの未熟粒の発生が懸念されることから、出穂後の徹底した水管理の指導を行ってきたところであります。また、今年度は高温であったため斑点米や着色米の発生原因となるカメムシが例年より多く発生したようであり、一斉防除の呼びかけを行ったところであります。
 なおまた台風が発生しておりますが、直撃が心配されておるところでございます。
 次に、本年4月から始まった米政策改革大綱での水稲作付達成率は約101%となったところであります。また、産地づくりの取り組みでは、ビジョン目標面積に対し大麦は概ね達成し、大豆は約96%、チューリップ、牧草は約80%の取り組みとなったものであります。今後は、地域ごとの特徴ある農業を生かすため、農家の皆様とお互いに知恵を出し合い、砺波の農業を守り育てていきたいと考えているところであります。
 次に、農山村の整備を図る各事業につきましては、国、県の補助金交付決定に基づき、鋭意事業の推進に努めております。
 また、田園空間整備事業の中で計画されております(仮称)散居村ミュージアムの整備につきましては、県において工事着工に向けた諸準備が進められております。今後とも、県初め関係団体と協議を進めていきたいと考えております。
 次に、市内17地区の土地改良区の統合整備につきましては、去る8月9日に合併予備契約調印式が行われ、その後各土地改良区でそれぞれ合併が議決され、今後は11月に合併認可申請書を県へ提出し、平成17年2月には合併が認可され、「砺波市土地改良区」が発足する予定であります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 国道整備につきましては、国道359号砺波東バイパス事業は太田久泉遺跡の発掘調査中であり、新長大橋の下部工事の年内着手に向け、関係機関との協議が現在進められております。さらに事業進捗のため、庄東地区での芹谷野段丘通過工法の検討が継続して行われております。
 県道整備事業の主な路線として、主要地方道富山戸出小矢部線改良事業では詳細設計がほぼ終わっております。また、主要地方道砺波小矢部線改良事業では設計が大詰めとなっております。
 市道整備事業の主な路線として、鹿島荒高屋線は用地買収を進めており、今年度分の工事発注を行います。また、伏木谷線、権正寺線は工事施工中であり、堀田島線は工事発注済みであります。また、三島町堀田島線の消雪施設を新たに延長整備するとともに、消雪施設リフレッシュ事業として駅南線の工事に着手したところであります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 県施行の街路事業国道359号の整備につきましては、広上町交差点西側の区間において、物件移転、用地買収がすべて完了し、築造工事が発注されたところであり、引き続き事業促進に努めてまいります。
 次に、土地区画整理事業について申し上げます。
 杉木土地区画整理事業につきましては、計画的に工事発注が行われ、順調に事業が進捗しております。また、太郎丸東部土地区画整理事業につきましては、10月8日に完工式が予定され、年度内には解散が見込まれております。深江土地区画整理事業につきましては、残っておりました物件移転が完了し、今後は道路や公園工事等が行われます。出町東部第2地区につきましては、8月9日に組合設立準備委員会事務所が開設されたところであり、この事務所を拠点として早期に組合が設立されるよう期待しております。
 このように各土地区画整理組合は順調に事業が進められており、地方都市のモデルとして、今後とも土地区画整理事業が円滑に実施されるよう技術的援助を進めてまいります。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 公共下水道事業につきましては、杉木・太郎丸地内の工事を推進し、特定環境保全公共下水道事業につきましては南般若・庄下地区の工事を進めており、追加予算を含めた両事業の発注率は95%に達しておるところであります。また、栴檀山地区の浄化槽市町村整備推進事業につきましては今年度の工事を終えたところであります。
 次に、教育関係について申し上げます。
 砺波東部小学校増改築事業につきましては、合併特例債を充てることとして上級官庁と協議を進めてきたところであり、体育館改築につきましては6月15日付で国庫補助の認定を受けたものであり、合併後の新市の予算に計上し、今年度中の着工ができるよう準備を進めてまいりたいと存じます。
 次に、6年目を迎えます「社会に学ぶ14歳の挑戦」事業につきましては、10月4日から実施する予定で、現在、事業所等の協力を得ながら準備を進めているところであります。
 以上、主な事業の進捗状況及び当面の課題等について、その概要を申し上げました。
 これより、本議会に提出いたしました議案等につきまして、御説明申し上げます。
 まず、議案第50号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億7,671万2,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は174億2,128万5,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものとしては、
 庁舎維持管理費              220万0,000円
 工業団地周辺環境対策事業         164万2,000円
 農道整備事業             2,563万2,000円
 市道改良事業               930万0,000円
 市営住宅維持管理費          1,000万0,000円
 病院会計事業費          1億5,000万0,000円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として、
 県支出金               1,043万8,000円
 寄附金                  130万0,000円
 諸収入                  225万4,000円
であり、不足する額1億6,272万円を前年度繰越金で措置するものであります。
 このほか、債務負担行為につきましては、かんがい排水事業に係る元利償還金補助として追加をするものであります。
 次に、議案第51号 平成16年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,135万2,000円を追加補正し、歳入歳出総額は24億7,035万2,000円となるところであります。
 歳出補正は、退職被保険者の療養給付費交付金について、精算の結果、超過額を返還するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、財政調整基金繰入などで措置するものであります。
 次に、議案第52号 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ6万2,000円を追加補正し、歳入歳出総額は35億680万2,000円となるところであります。
 歳出補正は、平成15年度の医療費適正化国庫補助金の確定に伴い、超過額を返還するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、一般会計繰入金で措置するものであります。
 次に、議案第53号 平成16年度砺波市霊苑特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ640万円を追加補正し、歳入歳出総額は1,620万円となるところであります。
 歳出補正は、第2赤坂霊苑墓地管理料、永代使用料などの増額に伴い、積み立てを行うものであります。
 次に、議案第54号 平成16年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的収入において、一般会計から1億5,000万円の繰り入れを行うもので、資本的収入の総額が18億5,600万円となるところであります。
 次に、議案第55号 砺波広域圏事務組合の規約変更についてから議案第70号 高速自動車道国道に関する救急業務に係る関係関連事務の受託の廃止につきましては、砺波市と庄川町との合併に伴いまして規約の変更等を行うものであります。
 次に、議案第71号 決算の認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成15年度富山県砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所、砺波市老人保健医療事業、砺波市赤坂霊苑、砺波市下水道事業及び砺波市農業集落排水事業の各特別会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、議案第72号 決算の認定につきましては、地方公営企業法の定めるところにより、平成15年度砺波市水道事業会計、砺波市工業用水道事業会計及び砺波市病院事業会計の各決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、報告第11号 専決処分の承認を求めることにつきましては、専決処分第10号 損害賠償に係る和解について外1件であります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ、慎重に御審議の上、可決、認定、承認を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(松本君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月8日から9月13日までの6日間は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、明9月8日から9月13日までの6日間は休会とすることに決定いたしました。
 次回は、9月14日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでございました。

 午前10時32分 閉議



平成16年6月定例会(第4号) 議事日程・名簿 

     平成16年6月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
  第1 議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補
     正予算(第1号)外4件、及び報告第3号 専決処分の承認を求めることに
     ついて
     (委員長報告、質疑、討論、採決)
  第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件
     (質疑、討論、採決)
  第3 砺波市選挙管理委員会委員の一般選挙
  第4 砺波市選挙管理委員会委員補充員の一般選挙
  第5 議員提出議案第1号 地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を
     求める意見書の提出について
     (提案理由説明、討論、採決)
  第6 議員の派遣について
  第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
  日程第1 議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会
       計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号 専決処分の承認を求め
       ることについて
       (委員長報告、質疑、討論、採決)
  日程第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件
       (質疑、討論、採決)
  議案第48号 砺波市監査委員の選任について
  議案第49号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
  日程第3 砺波市選挙管理委員会委員の一般選挙
  日程第4 砺波市選挙管理委員会委員補充員の一般選挙
  日程第5 議員提出議案第1号 地方分権を確立するための真の三位一体改革の実
       現を求める意見書の提出について
       (提案理由説明、討論、採決)
  日程第6 議員の派遣について
  日程第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.開議及び閉議の日時
   6月21日  午後 2時04分  開議
   6月21日  午後 3時05分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 社会福祉              商工観光
 課  長 老 松 邦 雄 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成16年6月定例会(第4号) 本文 

1.会議の経過
 午後 2時04分 開議

◯議長(松本君) ただいまから本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(松本君) これより、日程に入ります。
 日程第1 議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 これより、各常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 柴田 智君。
  〔産業建設常任委員長 柴田 智君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(柴田君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外3議案及び請願1件を審査するため、去る6月16日午前10時より、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開会いたしました。
 本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第44号 平成16年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第45号 平成16年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第47号 市道路線の廃止について、受理番号2番 パートタイム労働者等の均等待遇を求める意見書採択に関する請願書、以上、議案4件及び請願1件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件については継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、田園空間整備事業における事業の進捗状況についてただしたところ、事業主体である県においては、平成17年度内での完成を目指し鋭意努力されているとのことでありました。また、施設整備に際しては、古い材料を使用するよう農林水産省から指導があったことから、旧出町小学校校舎の材料を利活用してまいりたいとのことでありました。
 また、施設完成後の管理運営主体についてただしたところ、現在、県と調整中であり、県に対しては、本事業が「となみ野」全体の事業であることを伝え、県による管理運営を要請しているとのことでありました。
 次に、今定例会に上程されている「木粉製造施設」の概要と収益性についてただしたところ、砺波森林組合が事業主体となり、森林から搬出される間伐材から木粉を製造する施設を整備するものであるとのことでありました。施設は、砺波地方の間伐材を処理する能力を有しており、製造された木粉は、県内の企業で年間2,100トンが使用されるとのことでありました。本事業は、森林を守るための間伐材の活用を目的としており、収益性については、現在調査中とのことでありました。
 次に、企業誘致の現状と第5工業団地計画についてただしたところ、高速自動車道の整備の進展による交通の要衝としての本市の立地条件を生かし、ソフトウエア産業・情報サービス業等も誘致すべく、進出企業に対する奨励措置等を盛り込み、企業誘致条例を改正し、平成14年度から施行した結果、数社の企業進出をみているとのことでありました。
 また、第5工業団地計画については、昨年、第4工業団地に隣接する地域7.2ヘクタールを「工場適地」として経済産業省へ申請したところであり、申請が認められ、企業から進出要望があれば、地権者や地元関係者と協議を行い誘致に努めてまいりたいとのことでありました。
 次に、農業を守るための支援策についてただしたところ、農業公社を活用し、受委託相談機能や農業機械の貸し出し事業を充実するとともに、経営耕地面積の大小にかかわらず農業者全体を支援し、今後とも農地を守ること、散居村の景観を守ることに意を配してまいりたいとのことでありました。
 さらには、繰越事業に関しては、それぞれやむを得ない事情があると認められるものの、景気浮揚の観点からも減少に努められるよう要請したところであります。
 そのほか、夢の平スキー場駐車場の地盤沈下の状況について、水道の老朽管更新事業の進捗状況について、松下電器産業株式会社半導体社砺波工場の将来の事業展開について、ニチマのゴルフ練習場・ボウリング場の営業休止に伴う対策について、下水道への接続の促進対策について、種もみ生産における他品種混入に伴う補償について、チューリップ球根生産の現状と生産への支援について等の意見及び要望があったところであります。
 また、当日の委員会審議終了後、産業建設部所管の事業箇所について現地調査を行ったところであります。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。

◯議長(松本君) 民生文教常任委員長 林 忠男君。
  〔民生文教常任委員長 林 忠男君 登壇〕

◯民生文教常任委員長(林君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分及び報告第3号 専決処分の承認を求めることについてを審査するため、去る6月17日、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 それでは、当委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、報告第3号 専決処分の承認を求めることについて、受理番号1番 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書、以上、議案1件、報告1件、請願1件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については原案どおり可決または承認することに決したのであります。
 また、請願については不採択とすることに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、子どもかがやき事業教室推進事業の内容についてただしたところ、この事業は国の補助を得て、県が3カ年計画で子供たちが安心して活動できる身近な場所を整備し、放課後や週末の体験学習や交流活動に対して支援するものであります。
 この事業のために、コーディネーター1名を生涯学習課に配置し、会計事務や実行委員会への指導などを行うことにしているとのことでありました。
 事業費は、1カ所当たり約150万円で、県下100校区で実施され、市内では出町、砺波北部、砺波東部小学校の3校下で実施し、実行委員会を組織して行うもので、来年度以降、全校下での実施を検討いたしたいとのことでありました。
 この事業は、子供の居場所づくりを主目的として実施するものでありますが、現在ある放課後児童教室との補完、連携機能も担うものであり、また地元の協力を得て指導者を確保していくことが重要であるとのことでありました。
 次に、県民芸術文化祭地域フェスティバル開催補助金と市民ミュージカルの内容についてただしたところ、6月補正予算に計上している県民芸術文化祭地域フェスティバル開催補助金は、市制50周年記念事業として、10月31日に開催される市民ミュージカルに対して財団法人砺波市文化振興会に補助するものであるとのことでありました。市民参加によるミュージカルとして位置づけ、5月初めから小学生25名と中学生から65歳までの27名で練習を行っており、劇団すばるや地元の洋裁学校など多くの方にかかわっていただき、手づくりで進めたいとのことでありました。また、婦人会や青年会議所、商工会議所青年部等の協力も得て、舞台装置を手づくりで製作したいとのことでありました。
 公演は、2時間程度を予定しており、2回公演し、児童合唱団の皆さんにも加わってもらったり、練習に参加している皆さんすべての人がステージに立てるように工夫していくとのことでありました。
 次に、住宅用太陽光発電システム設置補助制度についてただしたところ、補助金交付要綱の内容については、市環境審議会で審議され、屋敷林の保全等散居景観に配慮して、敷地内の屋敷林を伐採したり、伝統的な「アズマダチ」や「マエナガレ」の木造住宅の屋根に設置する場合には補助をしないことにしたということでありました。また、補助金交付申請書には、設置した場合の予測図を添付してもらうことにしており、財団法人新エネルギー財団の助成を受けたものを対象に、財団からの補助を受けた金額の2分の1に相当する額を助成するとのことであります。
 また、新エネルギー財団の補助単価は減少しており、現在、1キロワット当たり4万5,000円とのことでありました。
 次に、不妊治療助成制度の状況についてただしたところ、経済的、精神的負担を軽減し、少子化対策の充実を図るために、4月に不妊治療費助成事業実施要綱を定めたとのことでありました。
 この制度は、県が指定する県内の医療機関において不妊治療を行い、体外受精または顕微授精以外に妊娠が望めないと主治医が判断した夫婦間の妊娠を目的にしており、市内に1年以上居住し、県の不妊治療費助成の決定を受けていることが助成の要件となっているとのことであります。
 この要綱に合致したものに対し、1年度当たり10万円を限度に助成するもので、4月から健康センターに来所して2名の相談があり、また電話でも2件の問い合わせがあったとのことであります。今後も引き続き、市広報などを通じて市民に周知してまいりたいとのことでありました。
 そのほか、新設バス路線調査費の内容について、心の教室の運営方法について、庄東小学校寄宿舎の利用と活用状況について、陸上競技場の芝生について、次世代育成支援対策行動計画調査の繰り越し内容について、総合運動場の看板について、ワークシェアリング型嘱託職員の期間終了後の就労について、児童虐待の状況について、庁内の福祉窓口の時間延長の状況について、出町小学校旧校舎の活用策について、悪臭問題がある養豚業者との調停不調後の対応について、病院と市役所の在宅支援センターの連携について、健康センター内の誘導とエコー診断のふぐあいについて、指導力不足の教員と学校評議員制度について、意見、要望があったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(松本君) 総務病院常任委員長 堀田信一君。
  〔総務病院常任委員長 堀田信一君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(堀田君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外1議案及び請願1件を審査するため、去る6月18日午前10時より、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開会いたしたのであります。
 本定例会におきまして、総務病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第46号 工事請負契約の締結について、受理番号3番 寒冷地手当の「見直し」改悪を行わず、改善を求める請願書、以上、議案2件及び請願1件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案2件についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件については継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げたいと思います。
 まず、砺波総合病院の駐車場の整備状況についてただしたところ、来訪者用として、東側駐車場に、平成15年度で杉木土地区画整理事業の保留地等を購入して整備した分を含み560台分、そのほか西側に70台、南側に43台、北側に18台、合計691台分が確保されているとのことでありました。
 また、職員用としては、借地等で約600台分とのことでありました。
 次に、砺波総合病院における各種情報システム整備に要する経費についてただしたところ、情報システムについては、現在、増改築事業にあわせて順次整備を行っているとのことでありました。
 今後、病院と開業医との機能分担による連携をより一層進めていく上においては、パソコン等により相互に患者の診療データ等の交換が必要となり、それにはデータ保護・セキュリティー対策に万全を期したネットワークシステムであることが重要であり、そのため、システム整備に要する経費は若干割高になるとのことであるが、先進事例等を研究しながらシステムを構築してまいりたいとのことでありました。
 次に、砺波総合病院における性差医療、女性専用外来への取り組みに対する病院内での協議状況についてただしたところ、現在、外来機能の見直しについて、病院内でも検討を行っているところであるとのことでありました。その中では、女性専門や痴呆など、専門的な外来機能を担うことも考えており、午前中は新規や紹介の患者を診療し、午後は可能な限り専門外来の診療枠を設けたいとのことであり、今年度中に方向性を出してまいりたいとのことでありました。
 なおまた、今後、こうしたことも含めて、病院に対する地域住民の意見を聞くため、市内の各地区へ出向き、地域の方々と直接話し合う機会をつくりたいとのことでありました。
 次に、市税の滞納状況及びその対策についてただしたところ、まず納期限後20日以内に督促状を送付、その後、催告書を送付し、それでも納付がない場合は、電話による催告や臨戸訪問を行いながら納税相談を実施しているとのことでありました。
 滞納件数については、法人よりも個人の方が多く、またほとんどは督促状及び催告書により納付されているが、近年の滞納金額の推移については、これまで少しずつ増える傾向にあったが、平成15年度から平成16年度への滞納繰越額は、前年度とほぼ同額となったとのことでありました。
 そのほか、入札制度の概要と経過について、工事施工業者の指名について、工事施工における現場代理人の工事かけ持ちに対するチェック体制について、建設業の退職共済掛金納付の確認について、ワークシェアリングによる嘱託職員について、庄川町との合併に向けた職員の相互研修の実施について、コスモス荘の事業評価についてなどの意見及び要望があり、また砺波総合病院に関しては、年度途中での欠員に対する補充、入院日数、横断歩道や地下道による駐車場からのアクセス、車椅子利用患者等の送迎の乗降場所、院内ボランティア等について意見及び要望があったところであります。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、総務病院常任委員会の報告といたします。

◯議長(松本君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 討論なしと認めます。
 これより、ただいま議題となっています議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号 専決処分の承認を求めることについて一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)、議案第44号 平成16年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第45号 平成16年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第46号工事請負契約の締結について、議案第47号 市道路線の廃止について、報告第3号専決処分の承認を求めることについて、以上、議案第5件及び報告1件に対する各委員長の報告はそれぞれ原案のとおり可決または承認であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(松本君) 起立全員であります。よって、議案第43号から議案第47号までの議案5件、及び報告第3号は、原案のとおり可決または承認されました。

◯議長(松本君) 次に、日程第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果については、お手元に配付しております委員会審査報告書のとおりであります。
 これより、受理番号1番 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 質疑なしと認めます。
 討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 19番 前田喜代志君。
  〔19番 前田喜代志君 登壇〕

◯19番(前田君) 私は、安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書に賛成する立場で討論いたします。
 16日に閉会しました通常国会では、将来不安を増幅させる年金の大改悪が強行採決によって押し通されました。改革の名にほど遠く、この年金大改悪法は保険料の引き上げと給付額の減、基礎年金の国庫負担引き上げを先延ばすことが柱となっております。国民にさらなる負担増を押しつけ、国は知らん顔というのではあまりにも無責任でございます。
 国民年金の保険料は、現行の月額1万3, 300円を12年かけて1万6,900円にするもので、引き上げ分だけでも12年間で26万2,080円となり、2万1,840円の負担増を図るものであります。そして、名目賃金が2. 1%上昇したときは保険料が3万円を超えることも前提しており、「保険料の上限を固定する」との政府説明はまやかしであったことが明らかになりました。さらに、給付額はほとんどが現役世代の50%以下となり、4割を切る世代の出ることも明らかで、当初から「給付は5割を保証する」という政府答弁、与党合意、これも偽りでありました。基礎年金の実質的な受領額が15年後には6万円を割り込むこと、積立金運用のでたらめさなどを政府は隠し続けてきました。
 加えて、法律の前提となる想定出生率も本年2月段階で1.29に落ち込むことが認識されていたのに、強行採決後にこれを公表するなど政府は自分たちの都合の悪いデータを全部隠し続けてきました。
 まずは、国民の将来不安にこたえねばならないのに、大改悪は年金への信頼感をさらにおとしめることになりました。
 今回の年金改革で、本当は基礎年金の国庫負担割合を現行の3分の1から2分の1に引き上げ、当面の保険料は据え置いて、給付額を維持すること。不足する財源は、国の予算の4倍に上る特別会計などの予算は純計で200兆円を超えておりますが、これを精査して、その1%を充当すれば十分に可能な範囲でございます。
 かつて塩川大臣が国の年間予算に対して特別会計が余りにも膨れ過ぎている状態を指して「母屋でおかゆをすすっているのに、新居ではすき焼き食ってどんちゃん騒ぎしている」と国会答弁され話題になりましたが、なぜ、この年金財源の当面の問題でこの洗い直しに本格着手しないのか。
 すべての国民が安心して老後を託せるよう全額税方式による「基礎的暮らし年金月額8万円」を早急に創設し、「所得比例年金」と組み合わせた新制度をつくる、これが今回やらなければならなかった改革であったはずであります。
 この請願は、安心と信頼の年金制度改革を求める意見書の採択を求めるものであり、議員各位の御賛同をいただきたくお願い申し上げ、本請願に対する賛成討論といたします。

◯議長(松本君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号1番 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書について、採決をいたします。
 お諮りいたします。受理番号1番 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書に対する委員長報告は不採択であります。
 委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(松本君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
 これより、受理番号2番 パートタイム労働者等の均等待遇を求める意見書採択に関する請願書について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 質疑なしと認めます。
 討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 19番 前田喜代志君。
  〔19番 前田喜代志君 登壇〕

◯19番(前田君) 私は、パートタイム労働者等の均等待遇を求める意見書採択に関する請願書に賛成する立場で討論いたします。
 本会議の一般質問でも触れておりましたが、時代は男女共同参画の時代でございます。
 2003年末、パートタイム労働者及び有期契約労働者など非正規労働者数は30%を超えました。それとともに、パートタイム労働者が基幹的な仕事を担っている職場が増えております。「パートタイマー白書」によりますと、過半数の企業でフルタイム労働者とパートタイム労働者が同じ仕事をしており、2割弱で「仕事も責任も同じ」パートタイム労働者がおります。フルタイム労働者とパートタイム労働者の仕事の垣根が低くなっているのに、賃金や処遇の差だけ依然として高く残っているのであります。
 国は「事業主が講ずべき短時間労働者の措置に関する指針」を出しております。事業主に対して適正な労働条件の確保及び教育訓練の実施、福利厚生の充実、その他の雇用管理の改善のための措置に関し、その適切かつ有効な実施を図るために必要事項が定められたものであります。
 しかしながら、均等待遇原則の確立は、単なる国の指針では何の拘束力もないからであります。ぜひとも法制化が不可欠なのであります。
 本意見書の採択に、議員各位の御賛同をいただきたくお願い申し上げ、本請願に対する賛成討論にします。

◯議長(松本君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号2番 パートタイム労働者等の均等待遇を求める意見書採択に関する請願書について採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号2番 パートタイム労働者等の均等待遇を求める意見書採択に関する請願書に対する委員長報告は継続審査であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(松本君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり継続審査とすることに決しました。
 これより、受理番号3番 寒冷地手当の「見直し」改悪を行わず、改善を求める請願書について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 質疑なしと認めます。
 討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 2番 境 欣吾君。
  〔2番 境 欣吾君 登壇〕

◯2番(境君) 寒冷地手当の「見直し」改悪を行わず、改善を求める請願に対する賛成討論を行います。
 人事院では、今年8月の人事院勧告に向け、寒冷地手当の抜本的見直しを行うとし、既に「北海道以外は難しい」と発言するなど、大幅な廃止、切り下げの意向を明らかにしています。もし、このような意向に沿って手当が大きく後退するなら、それは単に公務員だけでなく、地域経済へのマイナスの影響も多大であり、容認できないものと考えます。
 一部に、暖冬化が進んでいるので、寒冷地手当といっても限られたごく寒い地域に限定するべきでないかとの意見もあります。
 しかし、例えば昨年は御当地でも思わぬ積雪で、除雪の予算が足りるのかと気をもむ事態になりました。重い雪が木の枝を折るなど、極めて寒い地域では逆に考えられない事態も生まれております。そしてそのために、当然対策も必要になってまいります。このような地域に生活するからこそ、どうしても必要な経費というものが当然生じます。暖かい地域と比べ暖房用の光熱費は当然かさみますし、スノーダンプや小型の除雪機を備える御家庭もあります。雪囲いや雪つりが必要なお宅もあります。冬場の通勤をノーマルタイヤで通す人はいません。国土交通省全建設労働組合北陸地方本部の調べによれば、砺波市のような三級地での生活費は扶養家族2人以下の家庭で、暖地の家庭と比べ15万3,000円ほど余計にかかるそうですが、実際に支給されているのはその6割にも達していないのが現状です。これをさらに引き下げたり、ましてや廃止したりというのは道理のあることではありません。
 確かに民間ではこんな手当は聞いたことがないし、なくして当然でないかという声も少なからずあるようです。リストラの嵐がやまず、定昇なしのボーナスカットが横行し、年次有休休暇の完全取得が罪であるかのような事務所の雰囲気、サービス残業やサービス休日出勤も常態化している職場がたくさんある、そういった民間の感覚からするなら、寒冷地手当というのは論外と言いたくなるのはわからないではありません。
 しかし、民間の労働環境が劣悪だから、公務員は不合理な処置であっても甘んじて受けるべきだということは、理屈には通りません。人事院が「見直し」の根拠としようとしている「民間の支給状況との隔たり」は、公務員の労働環境が優遇された結果生じたものではなく、むしろ民間のほうがふさわしく改善されなかった、もしくは従来よりも劣悪になった、その結果だと考えられます。だから仮に、民間との支給状況に隔たりがあるとするなら、改善されるべきは民間の方であり、公務員給与を引き下げることによって隔たりを埋めるというのはとるべき方法ではないと考えます。安易にそのような方法によれば、民間と公務員の給与の引き下げの循環が繰り返され、そのことが地域経済へ深刻な影響を及ぼすことになります。
 また、寒冷地手当の見直しは生活保護基準、公営住宅建設補助算定基準、地方交付税にも連動するなど自治体財政にも影響を及ぼすものであり、地方交付税などの大幅な削減を伴う「三位一体の改革」とも無関係ではありません。以上の理由から、寒冷地手当の見直しを行わず、改善を求める請願に賛成するものです。
 以上で賛成討論を終わります。

◯議長(松本君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号3番 寒冷地手当の「見直し」改悪を行わず、改善を求める請願書についての採決をいたします。
 お諮りいたします。受理番号3番 寒冷地手当の「見直し」改悪を行わず、改善を求める請願書に対する委員長報告は継続審査であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(松本君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり継続審査とすることに決しました。

◯議長(松本君) お諮りいたします。ただいま、議案第48号 砺波市監査委員の選任についてが提出されました。
  〔畑監査委員 退場〕

◯議長(松本君) この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 これより、議案第48号を議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第48号 砺波市監査委員の選任について御説明を申し上げます。
 議案第48号につきましては、識見を有する者のうちから選任する砺波市監査委員につきましては、現委員の畑 尚之氏が来る6月25日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を監査委員として選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、同意賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(松本君) お諮りいたします。本議案については事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第48号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第48号 砺波市監査委員の選任については、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、本案に同意することに決しました。
  〔畑監査委員 入場〕

◯議長(松本君) 次に、お諮りいたします。ただいま、議案第49号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてが提出されました。この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 これより、議案第49号を議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第49号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての御説明を申し上げます。
 議案第49号につきましては、現人権擁護委員 平野正樹氏が平成16年11月30日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、意見を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議いただき、御意見を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(松本君) お諮りいたします。本議案については事情十分御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第49号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第49号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、平野正樹氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、平野正樹氏を適任とすることに決しました。

◯議長(松本君) 次に、日程第3 砺波市選挙管理委員会委員の一般選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。指名につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 砺波市選挙管理委員会委員に、
  稲 垣 不二男 君
  南   正 次 君
  尾 栢 其 文 君
  竹 内 豊 一 君
を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
  稲 垣 不二男 君
  南   正 次 君
  尾 栢 其 文 君
  竹 内 豊 一 君
を砺波市選挙管理委員会委員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
  稲 垣 不二男 君
  南   正 次 君
  尾 栢 其 文 君
  竹 内 豊 一 君
が砺波市選挙管理委員会委員に当選されました。

◯議長(松本君) 次に、日程第4 砺波市選挙管理委員会委員補充員の一般選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。指名につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 砺波市選挙管理委員会委員補充員に、
  河 合 正 一 君
  安 藤 和 利 君
  佐 竹 久 之 君
  池 田 永 證 君
を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
  河 合 正 一 君
  安 藤 和 利 君
  佐 竹 久 之 君
  池 田 永 證 君
を砺波市選挙管理委員会委員補充員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
  河 合 正 一 君
  安 藤 和 利 君
  佐 竹 久 之 君
  池 田 永 證 君
が砺波市選挙管理委員会委員補充員に当選されました。

◯議長(松本君) 次に、日程第5 議員提出議案第1号 地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を求める意見書の提出についてを議題といたします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。
 17番 山岸銀七君。
  〔17番 山岸銀七君 登壇〕

◯17番(山岸君) 議員提出議案第1号について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明をいたします。
 政府において、日本経済は回復基調にあるとされているところでありますが、本市を含む地域経済はいまだ回復の兆しは見られず、経済の活性化による地域づくりが喫緊の課題となっております。
 しかしながら、平成16年度における国の予算編成は、三位一体改革の名のもとに、本来あるべき国・地方を通ずる構造改革とは異なり市町村の財政運営の基幹たる財源である地方交付税等の地方一般財源の大幅な削減が行われたところであります。これは国の財政健全化方策に特化されたものと受け取らざるを得ず、地方公共団体の行財政運営の実情を踏まえたものとなっていないことはまことに遺憾であります。特に、平成16年度の税源移譲については、国庫補助負担金の廃止に伴う本格的な税源移譲が先送りされ、命綱である地方交付税等の地方一般財源の削減のみが突出した対策は、本市の行財政運営に打撃を与えており、市民生活及び地域経済にも多大な影響をもたらす事態を招いております。
 このような中、政府において、先般の「麻生プラン」に沿った考え方のもとに、去る6月4日には「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」が閣議決定されたところでありますが、住民が安全で安心して暮らせる行財政運営が実施できる改革の実現が極めて重要であります。
 よって、政府及び国会においては、2年目を迎える三位一体改革が地方分権の理念に基づいた真の地方分権改革となるよう、その実現を強く求めるものであります。
 つきましては、当市議会といたしましても、適切な決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(松本君) これより、提案理由に対する討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 討論なしと認めます。
 これより、議員提出議案第1号 地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(松本君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(松本君) 次に、日程第6 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条及び砺波市議会会議規則第110条の規定により派遣する議員については、お手元に配付しております「議員の派遣について」のとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条及び砺波市議会会議規則第110条の規定により、配付文書のとおり、議員を派遣することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、「議員の派遣について」の配付文書のとおり、議員を派遣することに決しました。

◯議長(松本君) 次に、日程第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(松本君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました全議案を議了いたしました。
 これをもって、平成16年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長よりごあいさつがございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 6月定例議会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げたいと思います。
 今回の主な議案といたしましては、一般会計補正予算で1億7,600万円余、及び下水道事業4億8,000万円余の補正などをお願いしたわけでございます。それぞれ可決、承認をいただきまして、まことにありがとうございました。
 議会開会中は、初登庁をされました方々全員が質問をされるなど、格別有意義な議会であったと、このように思っております。
 その他委員会では、貴重な議論もございました。私どもも十分参考にいたしまして、新しい市づくりに邁進をしてまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
 なお、8月は一部事務組合がございますし、先日18日、県知事から合併の決定書を議長ともども交付を受けてきたわけでございます。これらに伴います合併事務等につきまして、多忙をきわめますが、議員各位の御指導をいただいて、今後とも対処してまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
 本日は台風がやってきております。あちこちで災害が起こっておるようでございますが、北上しておるようでございますので、災害がないようにと、このように思っておりまして、各部署を通じまして、災害がないように戸締まりなど指示をしてまいったところでございます。
 なお、だんだん気候も暑くなってまいりますので、議員各位には健康に留意されまして御活躍されんことを御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての御礼のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

◯議長(松本君) これをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時05分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成16年6月21日

      議  長    松 本   昇

      署名議員    稲 垣   修

      署名議員    井 上 五三男

      署名議員    嶋 村 信 之



平成16年6月定例会[ 請願審査結果 ]

                請  願  審  査  結  果
┌────┬────────────┬────────┬─────┬─────┬────┬───┐
│受理番号│   件    名   │請願者住所氏名 │紹介議員名│委員会名 │審査結果│意 見│
│    │            │        │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │安心と信頼の年金制度改革│日本労働組合総連│     │     │    │   │
│  1 │を求める意見書採択に関す│合会富山県連合会│前田喜代志│民生文教 │不採択 │   │
│    │る請願書        │砺波地域協議会 │     │常任委員会│    │   │
│    │            │議長 松田 秀孝│     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │パートタイム労働者等の均│日本労働組合総連│     │     │    │   │
│  2 │等待遇を求める意見書採択│合会富山県連合会│前田喜代志│産業建設 │継続審査│   │
│    │に関する請願書     │砺波地域協議会 │     │常任委員会│    │   │
│    │            │議長 松田 秀孝│     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │寒冷地手当の「見直し」改│富山県国家公務員│     │総務病院 │    │   │
│  3 │悪を行わず、改善を求める│労働組合協議会 │境  欣吾│常任委員会│継続審査│   │
│    │請願書         │議長 伏木 裕二│     │     │    │   │
└────┴────────────┴────────┴─────┴─────┴────┴───┘



平成16年6月定例会(第3号) 議事日程・名簿 

     平成16年6月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問、並びに議案第43号から議案第47号まで、平成
     16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号
     から報告第10号まで、専決処分の承認を求めることについて外7件
     (一般質問、質疑、委員会付託)
  第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件
     (委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
  議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   6月15日  午前10時01分  開議
   6月15日  午後 3時29分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 社会福祉              商工観光
 課  長 老 松 邦 雄 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成16年6月定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時01分 開議

◯議長(松本君) これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(松本君) 日程第1 市政一般に対する質問、並びに議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号から報告第10号まで、専決処分の承認を求めることについて、外7件を議題といたします。
 昨日に引き続き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 通告に基づき、発言を許します。
 3番 福島洋一君。
  〔3番 福島洋一君 登壇〕

◯3番(福島君) お許しをいただきましたので、私は通告に基づき、初めてのことでありますので、日ごろ気になっております身近な事柄ではありますが、4点ほど質問と要望をさせていただきます。
 その先に、まだまだ活躍の機会のあった吉澤議員の地域の将来を思う温かい心をいただき、市議会議員に登壇させていただきました。よろしくお願いします。
 まず初めに、砺波市の基幹産業の農業振興策問題であります。
 私自身、地域の田は自分たちでしっかり守り、後世に伝えたいと思う同志のおかげで、平成5年から機械の共同利用型で全耕作者が加入しております権正寺集落営農組合で頑張っておる一人であります。今年度より各方面の御指導をいただき、農事組合法人権正寺営農組合と組織がえを行い、副組合長として今年の作柄に、そして担当の転作大豆の収穫高に気を使っている身であります。
 さて、約10年ほど前からJAとなみ野カントリーエレベーターから出るもみ殻と、市内畜産農家からの牛ふん、豚ふんを原料とする堆肥を土壌改良として砺波市から助成をいただきながら、10アール当たり2トンの堆肥を専用の機械で散布し、その田から生産される米を特栽米──提出の原稿には有機米と記入しましたが、表現の間違いにより訂正し、特栽米といたします。有機米とは、完全に農薬、化学肥料を3年以上使用しない米であります──と称し、作付してきたところであります。
 その後、平成15年からは、コシヒカリを改良し、病気に強い特性を持ったコシヒカリBLを種子として用い、慣行栽培の農薬、化学肥料の使用を5割減とした特別栽培米──ここにも誤りがございまして、ガイドライン改正により、平成15年5月26日より減農薬、減化学肥料米という言葉は使用しておりません──として安全でおいしい、となみ野米としてブランド化しようと頑張っているところであります。
 現在、砺波市で約45ヘクタールの栽培面積がございますが、米政策改革大綱にもうたわれておりますように、独自のおいしいとなみ野米を、売れる米づくりとして産地間競争に打ち勝つためにも、広く消費者に知ってもらい、特別栽培米の認知、普及、作付拡大の推進をしていただきたく、お伺いいたします。
 現在の砺波市水田農業推進協議会での産地づくり交付金の体系の中に盛り込まれております直播きの減収を転作カウントとする対策を、慣行栽培の農薬、化学肥料の使用を5割減とした栽培体系での特別栽培米にも減収する要素があります。特別栽培米の場合にも転作カウントとして認められますよう、御指導いただきたく申し上げます。
 次に、土づくり助成金のことであります。
 堆肥を初めて施肥しましたとき、しばらく助成があったわけでありますが、その後なくなり、今度平成16年度で珪酸石灰等の土づくり助成金も減額になり、今後、なくなるようであります。3割を超える減反のため、転作の主用品種大豆を3年に1回作付していることも地力の低下の1つとなっており、稲を刈り取った後、草も生えないくらいであります。以前は、刈り取りの後、2番目の穂が出てきて実ったくらいでありますが、今日、2番目の穂どころか、茎さえも出てこない状態であります。毎年、堆肥、珪酸石灰等を施肥していても、このような状態であります。
 土づくりの手を休めますと、もっと田がやせてしまいます。事業の最初2、3年助成し、後、農業者で頑張れでは、日本の基幹産業の農業を営む者にとって厳しいものがあります。
 助成とは、本来、新たな取り組みに対して行うものであるでしょうが、厳しい農業情勢の中、産地間競争に打ち勝つ農業、魅力ある農業として担い手を育成するためにも、取り組みを継続する努力に対して助成を行っていただきたいと考えております。
 現在、個人では農業経営が成り立たず、富山型営農形式、機械共同利用型集落営農組織であり、普及しつつありますが、これも法人化へ向かう指導となっております。地域の田は自分たちで守ろうと団結し、頑張っている仲間が大勢いる間に、農業振興策として土づくり助成の継続や、特別栽培米の転作としての減収カウント、継続する努力に対する助成を切にお願いするものであります。
 2番目に、民生委員の活動に理解と、介護制度についてお伺いいたします。
 東般若地区にも3名の民生委員の方がボランティア精神旺盛に、日々いろんな活動を行っておられます。砺波市民生児童委員連合会の活動約18項目、東般若地区社会福祉協議会の活動約30項目、例えば学校関係、砺波学園ボランティア、配食サービスボランティア、ひとり暮らし高齢者、寝たきり老人宅訪問、福祉相談日、ひとり暮らし高齢者宅の除雪依頼、地区からの相談を受け行政に連絡、介護保険の説明、福祉施設への入所手続相談に協力等、大変忙しく活動しておられ、この実情をお聞きし、大変なことだな、御苦労なことだなと思っているところであります。
 にもかかわらず、一部高齢者の方からは、その高齢者の方たちが年金をそれなりにいただいておられますから、勘違いをされまして、民生委員は随分手当が出ているんだな、だから家におられるんだなという思いをしておられるそうであります。委員の方は意気に感じて一生懸命奉仕しているのに、なんてことを思っているんだと残念で仕方がない、そういうふうに口説きの文句も聞かれました。それらにつき、民生委員の活動を広く一般の皆さんに理解していただき、ボランティア活動に協力していただく体制づくりにいま一度考えてあげてほしいと存じます。
 次に、平成12年4月より介護保険制度が始まりました。私自身、私の親戚にも介護保険を利用させていただき、その世話を通じ、ありがたみを肌で感じている一人であります。その本人は、知人の紹介により、民間の介護保険指定事業所の在宅の訪問介護を受け始め、その後、体調を崩し、病院に入院。その後、ミドルステイ、退所後、また訪問介護を受けております。また、入浴などのためにデイサービスを受けて日々過ごしております。その間、ケアマネジャーの手をいつも煩わせながら、日々を送っておりますが、すべての行動申請にケアマネジャーがかかわり、市と施設の連絡調整が必要で、実際に利用した者しかわからないかもしれませんが、清掃、食事の世話、簡単な買い物、洗濯、入浴の世話等、大変ありがたい制度であります。
 しかしながら、地域全体で、例えば寿会の会合、あるいは婦人会の会合で説明がなかったようであります。制度の名前だけが先行していて、中身、仕組みが理解されず、例えば高齢のおばあさんが、おじいさんが頑固でヘルパーさんを受け入れなくて困っている。しかし、このときこそ本当に手を差し伸べてほしいんだと。しかし、させてくれない、困ったという実態が今の現実です。介護される人が介護人のことも考えず、せっかくの制度を理解をしていない。これでは介護する人が共倒れするのも時間の問題であります。
 だれもが年を老い、行く行くは介護保険のお世話になるわけですが、そのために介護保険を掛けております。お年寄りの中には、自分の年金から自動的に介護保険の掛け金が支払われていることさえも理解できていない人がおります。寿会、婦人会の会合に、民生委員、ケアマネジャー、市の保険担当者が出向き、仕組みを説明する必要があると思われます。民生委員の方もぜひやってほしいと言っております。これから関係する人に介護保険を理解していただき、実際に介護しなければならない人の負担の軽減になれば、この制度が生きたものになると思います。この件につきまして考えをお聞きしたいと思います。
 次に、一番大事なケアマネジャーの不足の件です。
 介護支援専門員のことでありますが、その仕事は、介護保険のサービスを利用する方などからの相談に応じ、利用者の希望や心身の状態を考慮し、適切な在宅または施設のサービスが利用できるよう、市町村、在宅サービス事業者、介護保険施設等との連絡調整を行うのが主な仕事でありますが、民間では1人50件を持ちなさいと指示されるのでありますが、雑用が多くて、とてもじゃないけれども、できるものではないということであります。
 毎月、本人を訪問し、確認する。毎月、お客様のケアプランを作成、本人と事業者全員に交付する。保険証の更新時、担当者で会議し、全員に交付する。3カ月に1回、ケアプランモニタリングをしなければならないなど、どれ一つできなくても、1人1カ月8,500円の報酬が3割カットになるということであります。民間の事業所でもなり手がない。雑用が多く、サービス残業に追われるのが現状である。
 本年の富山県介護保険制度の施行状況によりますと、今年3月末現在で県内の要介護認定者3万8,959人と、介護保険制度開始時の平成12年度より1万5,566人増となったことが報告されておりますが、制度が浸透することにより、ますます不足すると思われます。利用者のスムーズなサービスを受けるためにも、お医者さんのように実務が忙しく、名目だけの方でなく、実際に仕事を処理できるケアマネジャーさんの増員の仕組みづくりが必要かと思いますが、いかがでしょうか。
 3番目に酪農と環境問題であります。
 昔から牛、豚、鶏は家畜として個々の家で飼っていたものでありますが、時代の変化とともに専業化し、規模を大きくし、酪農業として企業化してまいりましたが、小規模に取りかかるとき、お宅のあんちゃんが頑張るのなら我々も応援せんならんねという発想で、近所の皆さんが同意書に印鑑を押したものが、だんだん規模が大きくなってきて、環境が守れなくなったとき、同意書の印鑑の重みがのしかかり、悪臭、ほこり、騒音、ハエ等の環境破壊に泣くに泣けない、ただ我慢するしかない現実に陥っております。
 悪臭の場合、無風でも半径1キロにわたり、当事者にしかわからない苦しみがございます。市内では平成15年8月から、地域に対する悪臭の発生防止と、砺波市公害防止条例による立ち入り調査を求めて調停を申し立てておられ、意見がかみ合わず、不成立になっておる現場もありますように、一事業者のために何で周辺の皆さんが何の利益もないのに我慢しなければならないのかと思うのが当たり前であります。また、付近のいろいろな開発行為、住宅造成、企業誘致等が滞ります。
 しかしながら、酪農も食料資源の大切な産業であります。しっかり管理された安心な富山県産肉、牛乳、卵を消費者に届けていただきたいし、しっかり応援する必要のある産業であります。酪農の団地の件以前からいろいろ検討され、実行されてきたことでしょうが、いろいろな改革が断行されている現在、双方の立場に返って、いま一度踏み込んで考える必要があると思います。
 今後、酪農振興策として、産業廃棄物終末処理場等々の跡地などで、公害の気にならない場所を設定し、水の供給、浄化施設等完備された県単位で酪農団地を造成し、随時支援しながら集結するよう、県に対して働きかけがなされるよう運動していただきたい。そのことにより、拡張したいと頑張っている事業者の意欲を高め、周辺住民とのトラブルの解消につながる方法が見出されるのでなかろうかと思いますが、いかがでしょうか。
 4番目でありますが、6月2日の新聞でも一部報道がございましたが、栴檀山地区の地域振興策の、ただいま休館しております栴檀山定住圏創造施設、夢の平コスモス荘の再建について、今後の運営、管理の方法をお聞かせ願いたいと存じます。
 初めての議会での質問の機会をいただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 福島議員にお答えをいたします。
 まず、私から、民生児童委員の活動に対する理解等について申し上げたいと思います。
 御存じのように、民生児童委員は厚生労働大臣が委嘱する特別公務員であります。現在、砺波市内では77名の方が活躍をされております。業務は、常に住民の立場に立って、その相談に応じて、必要な援助を行う。もって社会福祉の増進に努めるというのが任務でございます。そのことについて、それぞれ各地域にあって努力をしていただいておるわけでございます。今冬、雪がどっと降りました。社会福祉事務所から連絡をして、ひとり暮らし老人、あるいは老人宅へそれぞれ訪問するように連絡をして、一斉にそれぞれ雪の中を回っていただいたケースもございます。その意味で随分御足労をいただき、時には玄関先を除雪していただくというような労働もしていただいております。深く感謝を申し上げたいと思います。
 なお、民生児童委員につきましては、法律上、委嘱はいたしますが、給与は支給しない、このように明記をされております。費用弁償、いわゆる活動費といたしまして、年額約5万9,000円の支給しかないわけであります。したがいまして、ほとんどがボランティアでございますので、今お話ございましたように、心ない方がおられて、そのように、あんたお金もうけだろうと、こんなことをおっしゃるのは私も大変遺憾に思います。そのことも福島議員さんよく承知の上で皆さんにそのことをお伝え願えれば大変ありがたい、このように思っておるところでございます。
 今や少子高齢化の時代に突入いたしました。この福祉を支えることは、何といっても地域にとって大変重要なことでございます。そして、今申しましたように、その中核となって地域の福祉の事業等を取り持っていただいておるわけです。今、各地区に福祉協議会というのをつくっていただいております。任意でありますけれども、各地区に振興会を初め、民生委員あるいは関係者の皆さんに寄っていただいて、福祉協議会というのをつくっております。そして、その福祉会が17寄りまして、それぞれ協議会の活動をしていただいておるところでございます。ぜひそういう行動もしていただいていることを認識していただきたいと、このように思っておるところでございます。
 あくまでもこれは自主的な活動でございます。いわゆる地域コミュニティーを大事にする。その福祉部門を担当していただいておるわけですね。そのことがベースになって、その地域がいいコミュニティーをつくる、このように認識しておりますので、これからも御支援をしていただくように、あらゆる機会に私どももPRしてまいりますが、御理解をいただきたいと、このように存じておる次第でございます。
 それから、民生児童委員につきましては、現場の福祉士、市役所におりますけれども、それから保健師、あるいは私どもが委嘱いたしておりますホームヘルパー、それらの皆さんとともに、もう1つは児童がついていますので、保育所の保育士やあるいは学校とつながりまして、今、子供たちの虐待というのが実はあるわけです、内容的には。長崎に起こった悲惨な事件だけではないんです。そのようなこともありまして、御存じのように、そういう対応もそれぞれしていただいております。
 あるいは生活保護を受けていないけれども、身障者の皆さんがおられるわけです。今、高齢化を迎えて、あちこち傷んでおる。こういう言葉がいいか悪いかわかりませんが、そういう人たちの相談にもなっていただいておるわけでございますので、その意味から、おっしゃるように心ない方がおられて、そのように批判されることはまことに遺憾だと、このように思っておりますので、十分、この活動について私どももPRをしてまいりたい、このように思っておるところでございます。
 なおまた、民生児童委員は、非常勤でありますが、特別公務員であります。個人の秘密をそれぞれ守る立場にございます。あの家はこうだった、ああだったというのは、絶対に避けてもらわなければいけません。そういう意味で、慎んでもらうような誓約もございます。本人たちはそのことは十分知っておると思います。そのことのために、民生児童委員連絡協議会で研修、あるいは専門家の皆さんの講義を聞いて、十分熟知しておられると、このように思っておる次第でございます。
 私はこれから新市のまちづくりを、合併協議会をつくっていただきまして、アンケートをとりまして、何度も申し上げますけれども、一番心配なのは健康だと。あと、老後の福祉についてどうするのか。この2つが多いわけです。健康は大事ですが、その裏には福祉というのがベースになってきていると思います。そのことで私どもの新市のまちづくりはそこに力点を置いて、そこに柱を置いてつくり上げていくというまちづくりが大切であろうと、このように認識しておりますし、そのように計画を立てておるわけでございますので、その点では十分御理解をいただきたいと、このように思っておる次第でございます。
 これからも民生児童委員の皆さんにはぜひ御協力をいただいて、いいまちづくりをしていただきたいと、このように存じておる次第でございます。
 次に、酪農振興等についての提案もございましたので、お答えを申し上げたいと思います。
 確かに昔は家の中にうまやがあったり、一緒に家畜と住んでおったものであります。これは今で言う農業の大事な機動力でございましたから、臭いとか何とか、そういうことを言ったら親から殴りつけられます。家畜と一緒に同棲しておったんですね。ただし、生産性という関係からして、機械化になったり、あるいは団地化形成をしてまいりました。そうしますと、いろんな被害が出てきて、問題点も発生するようであります。しかし、今、砺波市でも酪農家が6戸ありまして、約400頭が飼育をされておるところでございます。それぞれ経営に随分努力をされて、それぞれ優良農家として頑張っておられるところでございます。先ほども申しましたように、酪農経営は環境問題と、もう一つは後継者の問題、そんなことで大きい課題をそれぞれ持っておられる、このような現状でございます。
 従来は個人での経営で、小規模でございましたが、そういう企業化になるということになりますと、いろいろ問題もございますが、ただし、先ほど農業でも提案がございましたように、土づくりにとっては、酪農等につきましては、大変重要な大切なものだと、私はこのように認識しておりますし、昔は皆さん、その堆肥を全部田んぼへ持っていって、米づくりをしたことも御承知だと思います。したがいまして、砺波市は水田酪農として一躍有名になった時代もございます。私も担当しておりました。砺波の水田酪農として随分評価をいただいた時代もございますが、今、近代化といいますか、文化生活といいますか、そのような関係で押し流されてきたという経緯があるわけでございます。それは、逆に言えば人間のエゴではないかなと、こんなことさえ思うわけでございます。
 私の申し上げることが間違っているかどうか。そういう歴史を考えるときに、おっしゃったとおり、みんなで育てて、みんなで頑張ろうまいか、そして土づくりをして米をつくって、生産性を上げてきたことを考えるときに、私はまことに残念に思うことも実はあるわけでございます。そういう意味で、あちこちで畜産団地等の問題が出てまいりました。それらの課題を解決するためには、付近の皆さんの同意を取ってということになってきたわけでございますが、なかなかそのことについて、はい、わかりました、オーケーですよという時代ではなくなったようであります。
 したがいまして、おっしゃるとおり、広い範囲で畜産団地等を考える時代だと、このように思います。したがいまして、県に要望するような、このことについては遂次申し上げてまいりたいと思っております。
 ただ、北海道の富良野市長の高田さんというのは、私は実は懇意にいたしております。一昨年、行ってまいりました。空知盆地は酪農の産地であったわけですね。ところが富良野というのは観光都市になったわけです。夏に何十万人と来ます。冬もすばらしいゲレンデを持っていますので、多くの皆さんが来られます。そうすると、従来、汗水して牧場を開拓してやってきたわけです。観光に来られる皆さんは、そのことについて牧歌的な風景については賛成なんです。ただし、風向きによっては本人のところに悪臭が来るわけです。そうすると、大雪の山の下へ行くということです。だから、観光は大事だと。畜産も大事なんですけれども、そのようなことで苦情が出るものですから、山奥へ入っていくわけです。
 ところが、問題は子供の教育なんです。学校がないわけです。分校があっても、今は閉鎖する時代です。そうすると、やめざるを得ないということで、空知盆地の農業も、野菜づくりは別ですよ。今、苦慮しているという話を聞きました。
 したがいまして、そんなことを考えるときに、私どももちょっと視点を変えて、大事な食料供給の場なんだと。少しはたまに田舎のにおいを吸ってもいいがでないかという気持ちになっていかないと、畜産団地はつくれないと。現場も見てまいりました。そして、牧野の廃屋も見てまいりました。売り出しておられますけれども、なかなかそれが売れない。本当にやる人たちは奥へ入る。奥へ入ると子供たちの教育ができない。連携もとれない。コミュニケーションもない。電気もないということになりますから、自家発電等いろいろ施設整備するについては、随分費用がかかるというようなことをおっしゃっておられたことを、今、思い浮かべておるわけです。
 ついては、そのことを解消するにはどうあるべきなのか。少しは私どもも、臭いという意味は、いわゆる田舎のにおいなんだという物の考え方で視点を変えなきゃ、私は畜産団地はできないと思う。ああいう大広野の中で、大盆地の中でさえ、そういう問題が発生しておるわけですから、お互いにその辺は譲り合っていかないと、主要食料である部分的なものを削られて、そして自給率が40%を切るという時代にだんだんなってくるのではないか。このことをもう一つ視点を変えて考えていかないと、それこそどこかから何かがあった場合に、輸入をとめられますと、足りなくなりますよ。戦後と一緒になるんではないか。こんなことを実は思います。
 したがいまして、御提案の件につきましては、申し上げますが、なかなか難しい面があるような気がするわけでございます。
 福島議員は自ら有機米、そしてとなみ米をつくっておられまして、農業にも携わっておられるわけですが、ぜひ農業の必要性も認識していただいて、しかも福島議員は企業主でもございますから、そういう経営感覚も入れて、いいアイデアを出していただく。できれば視点を変えるという一面もあって提案をしていただければ、大変ありがたいと、このように思っております。
 一応、質問でございますので、県に対する要望はいたしますが、そういう難しい問題もあるということをこの壇上で申し上げておきたいと、このように思っておるわけでございます。
 その他、質問につきましては、助役、民生部長、産業建設部長からお答えをいたします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 福島議員のコスモス荘の今後の運営について御答弁を申し上げます。
 コスモス荘は平成7年度に開館いたしまして、五谷観光企業組合に管理を委託してまいりました。今年の3月に残念ながら管理運営を辞退されたということになっております。4月からは、やむを得ず市が直接管理をすることにいたしました。
 現在は、市職員をとりあえず1名常駐させておりまして、日常の最低限の維持管理を行っておりまして、トイレとか休憩等のために便宜を供給しております。
 そこで、現在は早期の再開を前提といたしまして、今後の運営方法等について具体的な検討に入っております。先週には農家レストランとして全国に名を馳せております、あるいは農家民宿として成功いたし、規模拡大を行っている宮城県の加美町というところへ視察に行ってまいりました。それなりの手ごたえをつかんできたところではございます。
 ところで、砺波地方には多くのコスモス荘に似た類似施設がございますが、コスモス荘の運営方法につきましては、この施設の当初の目的どおりに地域特産物の農産物とかあるいは山菜等の地域の素材と、自然の特色を生かすという方法を基本に、地元の活性化と定住につながるように、他とは一線を画したユニークな特色を持った内容にしていきたいと思っております。
 最終目標といたしましては、グリーンツーリズムの拠点ともなるような運営形態を目指しておるわけであります。そこで、当面は直営でやりたいというふうに思っております。第1段階といたしましては、夏場のバーベキュー需要期までには、バーベキューハウスの営業再開を予定しております。第2段階といたしましては、コスモスウォッチングの開催に間に合うように、宿泊の営業も考えていきたいと思っております。できるだけ早くスムーズな運営管理を目指して努力してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 福島議員の民生委員の活動と介護保険についての質問のうち、介護保険制度の浸透についてと、ケアマネジャーの増員についてお答えいたします。
 初めに、介護保険制度の浸透についてでありますが、平成12年に介護保険制度がスタートしましてから、今年で5年目を迎えました。市内の要介護認定数は、平成12年の821人から、現在は1,441人と1.7倍に増えております。ヘルパーの受け入れにつきましては、介護保険が始まりますまでは家族が世話をするものだという考えが大変根強くて、ヘルパーの受け入れに対しましては抵抗感がありました。おかげさまで今ではスムーズに受け入れられるようになってきております。これも介護保険制度に対する市民の理解が深まってきたあかしではないかと考えております。
 各地区の老人会や婦人会などで何度も説明会を開いてまいりましたが、実際に介護をしたことがない方の中には、介護を現実の問題としてとらえることができなくて、机上の話として聞かれた方もあるかもしれません。介護保険制度の普及につきましては、制度発足当初から広報紙やリーフレットを全戸配布するとともに、市や各事業所窓口に介護保険便利帳の冊子を置いてPRしてきたところであります。また、行政の出前講座も実施しておりますので、気軽にぜひ御利用いただければと思っているところでございます。
 次に、ケアマネジャーの増員についてでありますが、本年3月末の市内の要介護認定者1,441名のうち、在宅サービス受給者は約800人であります。その方々がケアマネジャーの作成しますケアプランに基づき、居宅介護支援を受けておられるわけであります。ケアマネジャーの資格試験は県で実施されておりますが、現在、市内で実際に行っている人は49名でございます。なお、市内にケアマネジャーの資格のある方は約130名おいでます。
 作成ケアプランは823件で、ケアマネジャー1人当たりの作成件数は17件でございます。ケアプランの作成は1人当たり50件以内と決まっておりますので、数字的にはケアマネジャーは足りているということになるわけであります。しかし、ケアマネジャーは課題の分析、ケアプランの作成、経過の点検、給付の管理など多くの業務を担当しております。また、訪問介護、いわゆるヘルパーの業務を兼務している方もおいでますので、大変忙しいのが現状であります。
 ケアプランの作成報酬につきましては、当初の介護度別に1件当たり6,500円、7,200円、8,400円と3段階であったものが、一律8,500円に改定されましたものの、まだまだ採算面では厳しい面があります。今後の高齢化社会を考えると、さらに介護サービス利用者が増加すると見込まれますが、この介護保険制度は始めてからまだ4年しか経過しておりません。制度自体が新しいことから、今後、ケアマネジャーの質の向上を図るために、ケアマネジメントリーダーの研修、そして指導者研修を充実させることが重要と考えております。したがいまして、増員につきましては、もうしばらく現状を見守りたいと思っているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 福島議員さんの農業振興策についての、最初に砺波独自の特別栽培米BLコシヒカリの普及推奨について答弁をいたします。
 消費者の食料に対する安全・安心の志向の高まりから、砺波市では減農薬、減化学肥料の取り組みとして特別栽培米の作付を進めているところであります。今年度、市内で作付された特別栽培米は約87ヘクタールあり、うち、BLコシヒカリを使った特別栽培米は47ヘクタール、アルギット米は43ヘクタール作付されているところであります。平成18年には特別栽培米を120ヘクタールまで拡大する目標としております。
 特別栽培米のコシヒカリはイモチ病に大変弱いという欠点があることから、品種改良を重ね、育成されたBLコシヒカリを用い、減農薬、減化学肥料にて栽培されたものと、海藻アルギットを用い栽培されたアルギット米に区分されていますが、いずれのコシヒカリにおいても粒も大きく、食味も良好なことから、普及を進めているものであります。
 今後は、特色のある売れる米づくりを進めるとともに、顔の見えるとなみ野米の販路拡大と、需要に応じた米の安定供給が行われるよう、関係機関とともに支援、指導していきたいと思います。
 次に、特別栽培作付におきます転作率の関係について答弁をいたします。
 特別栽培米の減収率については、市の平年収量と比較してどの程度減収になるか、客観的な指標がなく、減収率の根拠がないのが現状でございます。また、その減収量の基準は、砺波市水田農業推進協議会の承認をもって定められることになります。今後は、この減収量について関係機関とともに調査を進め、地域の水田農業推進協議会でその基準づくりが行われるよう、協議していきたいと思っております。
 次に、土づくり助成金の継続について答弁をいたします。
 当市における水稲の品質は、ここ数年の上位等級比率の低下により、となみ野米に対する信頼性や、市場評価の低下が懸念されるなど、良質米生産地としての地位を揺るがしかねない厳しい状況にあることから、抜本的な対策を講じていく必要があります。そこで、平成13年度に土壌診断調査結果や、営農指導機関による調査を実施したところ、米の品質低下の要因として地力の低下が影響していると判断されたところであります。
 市では、品質向上を第一に、地力回復のための土づくり事業に積極的に取り組み、おいしいとなみ野米の生産と安定供給を図る目的で、平成14年度から平成16年度までの3年間を事業の実施期間とし、地力増強を図るために、土壌改良資材の購入に対してその費用の一部を負担し、農家負担の軽減を図り、土づくりの推進を進めてきたところであります。その結果、この事業実施前の散布量は10アール当たり43キログラムでありましたが、昨年度の散布量は10アール当たり70キロと増加したところであります。また、この成果として、昨年度は上位等級比率につきましては約80%となり、5年連続の品質低下を回避することができたところであります。
 議員も自ら取り組まれている有機肥料散布が、これからの土づくりであり、おいしい米づくりにつながると思います。市水田農業推進協議会では、産地づくり交付金体系の中で有機肥料による土づくりを支援していくことになっております。このようなことから、今後はこの事業の成果について、再度検証し、継続について検討していきたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 1番 瘧師富士夫君。
  〔1番 瘧師富士夫君 登壇〕

◯1番(瘧師君) それでは、お許しをいただきましたので、通告に基づき、教育に関する4項目の質問と、若干の要望をさせていただきます。
 平成14年4月より、完全学校週5日制及び総合的な学習時間の創設を含めた新学習指導要領に基づく教育が実施され、今年で3年目に入りました。各小中学校がゆとりの中で創意工夫を生かし、地域や学校、子供たちの実態に合った特色ある学校づくり、特色ある教育を目指し、子供たち一人一人が自ら学び、自ら考えるなどの生きる力を育成しようとするものでございました。また、親が子供の教育を学校に依存し過ぎた部分を家庭、地域に返し、学校、家庭、地域社会が連携をとりながら社会性、公共性を身につけた子供の育成をしようとするのも改革のねらいでありました。
 実施される以前、私もPTA活動にかかわりながら、週休2日の子供たちをどうよい方向に導くか、どう親が子供と向き合うか、学校教育における学力低下の文言を極力避け、家庭や地域の教育力を向上させるよう、何度も議論を交わしてきた一人でございます。その議論の結論は、やはり家庭がすべての教育の原点であり、親が模範を示すことで家庭教育の基本に立ち返るということでございました。実際に週5日制がスタートしてみれば、小学生に対しては、さながら子供の取り合いのような状況を呈するほど、各種団体の活動、行事が開催され、そこに子供を向かわせることで時間をやり過ごし、休日の時間の穴埋めをしたという点では、表面上、さほど混乱がないように見受けられました。
 しかし、目に見えない部分でお世話される方々の苦労がございました。特に、各地区公民館に預けられた週5日制対応の補助金については、その使い方に苦慮されたようでございました。各年度ごとに事業報告の提出の義務があるため、年度内に行事開催を強制されるなど、かえってこれまでの自主的な活動の足かせになる場合があったようでございます。
 砺波市の平成16年度一般会計補正予算に、地域活動総合事業として611万7,000円の補助金が計上されております。内訳としては、家庭教育支援総合推進事業が47万1,000円、子どもかがやき教室推進事業が564万6,000円となっております。家庭教育の充実と、子供の居場所づくり対策の新規補助事業としてうたっておりますが、かなりまとまった金額でもあり、継続的な補助金として期待できるものであれば、専従の指導者を配置した事業のほうに重点的に使われたほうが好ましいように思います。どのような使い方を予定されているのか、御説明いただきたいと存じます。
 一方、学校教育の現場では混乱はないのでしょうか。週5日制の実施で全体の授業数が縮減された上に、幾つかの教科をまたがるような横断的な学習を図る総合的な学習の時間の導入、中学校では生徒の特性に応じた多様な学習が展開できるよう、選択教科の拡大をするなど、教科の編成をする学校サイドに大変な苦労があることは容易に想像がつきます。何よりも学校教育の直接の担い手である教員の適応力と資質がこれまで以上に問われるようになりました。
 さらに、教員の皆さんにとって向かい風となったことは、新学習指導要領の中に基礎、基本を身につける最低基準を鮮明に打ち出したことで、各方面から「学力低下を招く」との批判を受け、昨年12月、文部科学省は指導要領の一部改正を余儀なくされたことであります。一部改正と一言で言っても、現場で奮闘する教員にすれば、一度積み上げたものを再構築する作業はそう簡単ではないと思います。
 また、特色ある学校づくり、開かれた学校を標榜するとなれば、地域や保護者の多様な意見、要請に対処しなければなりません。最近、東京都内を中心に、学校間の競争を促し、生徒の才能の伸長と教員の資質向上を目指した学校選択制を導入する自治体が増えているようです。もちろん、どこの自治体にでも通用するものではないと思いますが、こういった情報の表面だけをとらえて、最近の保護者には、公的な機関である学校をまるで民間のサービス業と同じような扱いをして、利己的な要求をしてくることが多くあると聞いております。価値観が多様化し、情報がはんらんした現代において、受け入れるものと、そうでないものとをしっかりと選別できる高い識見、力量が学校経営に必要だと考えます。
 過日、新聞報道された教育研究全国大会に参加の小中学校教員に対する共同通信のアンケートによりますと、精神的な疲労やストレスで教員を辞職、休職しようと考えたことのある人が42%にも上り、医師やカウンセラー診断を受けたり、受診を考えたことのある人が15%いるなど、教員が精神的にかなり追い込まれている実態が示されました。
 ストレスの原因は、会議や報告書作成などの事務作業が最も多く、続いて、学級経営がうまくいかない。また、中学教員に限りますと、部活指導の負担を挙げておりました。週5日制になり、平日の勤務が充実するようになったと歓迎した教員は16%にとどまりました。
 最近の厳しい社会環境下にあっては、どんな業種においても精神的な疲労感、ストレスに悩む人は大勢いらっしゃると思いますが、子供に学ぶ楽しさ、学ぶ意欲を与え、個性と感性を育む学校教育の担い手となり、子供の人格形成に深くかかわる教員が、このように精神的に不安定であるとすれば、学校教育の成否にかかわる重要な問題だと思います。
 近年、ごく一部の教員が不祥事を起こし、日ごろから真剣に頑張っておられる教員の皆さんまで疑義の目で見られるのは残念でなりません。教員の資質の向上を図ることはもとより、私らが学校時代に指導された先生方のように、今の教員の皆さんが自分の教育指導に信念を持ち、自信を持って取り組むことができるような環境づくりに向けた教育行政のリーダーシップが必要ではないかと思います。砺波市の現状はいかがでございましょうか。教育長の御意見をお聞かせください。
 続いて、学校の教育相談対策について質問いたします。
 先日、長崎県佐世保市で起きた悲痛な事件は、改めて子供たちに潜む心の闇を浮き彫りにさせました。現代の子供たちには、自分自身をコントロールできずに苦しんだり、友達とのコミュニケーションがうまくとれずに悩んだりするなど、個別の支援を必要とする場面が多くあります。いじめや不登校などを生み出さないために、子供たちの抱える問題に積極的かつ迅速に対応するための相談機能が必要であると思います。
 なお、不登校の多くは中学校で顕在化しますが、その芽は小学校から出てくるとも考えられます。不登校になってしまった子供に対して、学校復帰のための適応指導の場を一層整備、充実していただきたいと要望いたします。
 砺波市では、各種指導員としてカウンセリング指導員を庄西中学校に1人、教育訪問相談員を庄川町との併用で1人、心の教室相談員を出町中学校、般若中学校、庄西中学校に1人ずつ配属され、平成16年度より砺波東部小学校にも採用されておりますが、特定の学校に限定されている理由と、それぞれの指導員の役割についてお聞かせください。
 また、最近、全国の公立中学校では、心の教育のより充実のため、臨床心理士という高度な専門的知識・技能を習得したスクールカウンセラーを配置する動きがございます。生徒本人の相談はもちろん、生徒に関することで教員や保護者とも相談が可能でありますし、教員との十分な連携がとれれば、子供たちの微妙なSOSサインが察知でき、予防的かつ治療的な両面から効果を発揮することができると思います。既に近隣の市や町では採用されていますが、砺波市の中学校にも採用が可能かどうか、お聞かせください。
 続いて、小学校の英語教育について質問いたします。
 指導要領に基づく総合的な学習は、国際、情報、福祉、環境等、従来の教科にまたがるような課題について、それぞれの地域や学校の実態に合わせた学習活動が展開されております。内容によっては担任教員1人では実施できない部分を、関係者にお手伝いいただいて進められております。地域の方々にはほとんど無償に近い協力をいただいており、子供たちの情緒安定の場となっております。
 学校図書館に専任の学校司書が配置されたことは、総合的学習の際にも効果的であると好評なようです。また、平成16年度にはIT支援講師の派遣もあるようでございます。
 ここで注目すべき点は、小学校の総合的な学習の中で英語教育が実施されていることでございます。砺波市では平成4年から国際交流員が1名配属され、多くの園児や児童とのふれあいの中で新しい発見、感動、驚きの場を提供していただいております。とても人気があり、教員の皆さんにも好評のようです。私の息子もよく家に帰ってきて楽しげにそのときの様子や、教わった英語言葉を語ってくれました。
 幼い時期から異文化に触れることは、感性や国際感覚を養う上でも大切なことだと思います。現在、小学校の英語教育の時間にも国際交流員の受け持つ時間を組み入れられておりますが、市内7校を1人で回るとなれば、各教室の割り当ては微々たる時間でございます。ほとんどの時間を担任教師が十分な研修期間もないまま、試行錯誤を繰り返し対応しているのが現状だと聞いております。
 私は、中学校に先立って小学校から英語教育を始めたほうが英語力が身につくという前倒しの発想での英語教育ならば、小学校からの英語教育には賛成できません。児童に英語で評価されることを強いることになり、むしろ、早い時期に英語離れさせてしまう危惧を抱くからでございます。それならば、その時間をより正しい日本語を教える時間に充てたほうが有意義であるとさえ思います。小学校の段階では、将来において英語を勉強したくなるような可能性を残す「学ぶ楽しさ」の段階にとどめるべきだと思います。そのあたりについては担任教師の皆さんもよく認識の上、国際理解教育の視点に立って指導されておられることと思いますが、やはり国際理解を育むには、異国との違いを皮膚感覚で伝え、子供たちの感性に訴えられる本場のネイティブな英語がより効果的であると考えます。
 そこで、国際交流員に加え、小学校にも外国人の外国語指導助手、いわゆるALTの配置を要望いたします。英語圏であれば、アメリカやイギリスにこだわらなくても差し支えないように思います。
 私としては、国際理解とは、外国かぶれすることではなく、文化、歴史などを含めた相互の違いを認め合うこと。そして日本人のふるさとを愛する心、さらには国を誇りに思う心の土台の上に醸成されるものと理解しております。当局の御所見をいただきたいと存じます。
 最後に青少年の健全育成について伺います。
 連日のように、低年齢化する凶悪犯罪、親による虐待など、子供たちをめぐる信じられないような事件が報道されております。国家百年の計は教育にありとすれば、国の行く末に暗たんたる思いでございます。将来を担う子供たちがより健全に育つことは、だれもの願いのはずです。
 平成7年に青少年健全育成都市の宣言をした砺波市では、幸いにも目につくほどの事件はないようでございます。先日の砺波市小・中・高生徒指導連絡協議会で配付された資料によりますと、平成15年、砺波警察署管内で検挙もしくは補導された非行少年の総数は49人で、前年に比べ9人減少し、中学生の非行が大幅に減少したとのことでした。しかし、その内容を吟味しますと、憂慮すべき点もあるようでございます。ゲーム感覚での万引きが非常に多いこと。初発型非行から、予兆の気づかない一気型になってきた点。また女子の非行が増加し、全体の36.7%を占めるなど、より複雑化の傾向を見せているようでございます。
 また、驚いたことには、万引きで検挙・補導された少年の親自身に、お金さえ払えば済む問題というような、罪の意識がない言動が見受けられるとのことでした。
 紛れもなく少年非行は家庭環境が最も大きな原因とされておりますが、友達や教師とふれあうことで人格形成に影響を与える学校も、またそれらを取り巻く地域社会も、一体になって健全育成に向け、環境の浄化を図るべきものと考えます。
 犯罪都市ニューヨークにおいて、ジュリアーノ前市長が就任してから犯罪が5分の1に激減しました。その秘訣は、大きな犯罪だけを追うのではなく、小さな犯罪も見逃さない対策にあったと聞きました。小さな犯罪が大きな犯罪を生む呼び水であることを証明させたのでございます。少年非行も小さな段階で芽を摘み取るべきだと思うのであります。安全で安心で健康なまちづくりを進める砺波市の非行防止策についてお聞かせください。
 今、若い人たちの間にクラミジアや淋病などの性感染症が広がっています。特に若い女性の感染が目立って増えております。年齢別に見ると、20歳代前半にピークがあり、30歳未満だけで全体の65%を占めています。
 富山県健康課の感染症発生動向調査によりますと、県内で平成14年では総数491件、そのうち10歳代が60件、平成15年では468件のうち10歳代が63件の件数報告がありました。
 砺波市管内でも、最近、高校1年生で罹患するケースが多く、自分自身の体の予防に無知、無関心であるとの医師会からの御指摘がございました。
 また、関連事項といたしましては、厚生労働省の統計による富山県内の20歳未満の妊娠中絶実施状況を見ますと、平成13年308人、平成14年291人と報告されております。この数の多い少ないはともかくとして、少子化が進む今日、一方では命の大切さ、生命誕生の尊厳が軽んじられている現状が残念でなりません。子供の時期から道徳、倫理教育を基本とした性教育の必要性を主張するものでございます。現在の砺波市小中学校での性教育をどのように取り組んでおられるか、お伺いいたしまして、私の質問を終わります。質問の機会を与えていただき、ありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 瘧師議員にお答えいたします。
 私から青少年健全育成についての少年非行防止対策について申し上げたいと思います。
 少年非行防止対策につきましては、今、御意見にもございましたように、大変重要なことでございます。小さいうちに摘み取らないと、それこそ将来にわたって禍根を残す、そういうことになるのではないかと、このように実は思っております。行政といたしましても、各学校、あるいは学校の機関でありますPTAとか、あるいは母親クラブ、児童クラブ、多くの社会教育団体、そして保護司なんかの皆さんにも寄っていただいて青少年育成市民会議を結成して、それなりに議論をいたしております。
 今、瘧師議員からも発言がございました平成7年に青少年健全育成都市宣言を、議会提案で行っていただいたわけでございます。青少年の健やかな成長を祈る。そして非行などに陥らない。そのためには環境を整備しなきゃいかん。ついては、これは市民全体で守らなきゃいかんという宣言でございます。その意味では、行政もそれに携わって、皆さんとともにこのことについて深い関心を寄せなければならない、このように思っておるところでございます。
 これも御意見にございましたように、今少し、軽犯罪でありますけれども、少なくなってきたようでございますが、一部には、分析するところによると、低年齢化した。もう一つは、差別してはいかんのですが、女の子の犯罪もあるよというのは実は驚いておるわけでございまして、そのことについては原点は、瘧師議員がおっしゃるように私は家庭だと思う。ただし、家庭を守るためには市民全体でカバーをする、そういう気持ちであります。つきましては、市の予算にも組んでおりますけれども、防犯組合というような組織をして、それなりに広報伝達などいたしておるところでございます。十分とは言えませんが、さらに家庭、学校、社会教育と連携しながら、これらの認識を高めて、皆さんにも行動に参加してもらう。そのことが大切ではないかと、このように思っておるところでございます。
 近ごろ、県の教育委員会の報告を見ますと、地域の子供をしかったことがあるかといいますと、ほとんどないようですね。あんまりかかわりたくないというのが実態のようです。しかし、昔は、私の時代は、隣のおやじや隣のばあちゃんが怖かったものです。もちろん、私が悪いからしかられるんですけれども、そういう意味で、今、近ごろ、あんまりかかわらない。そういうような風潮があるわけであります。ただし、自分の地域のコミュニテーを大切にするときには、悪いときには悪いよと。「坊や、坊や、悪いよ」と言ってやるのが大切でないかなと、私はそう思っております。
 近ごろは私に向かって、たまに外に出ると、「おはようございます」「さようなら」「御苦労さま」という声も聞くわけであります。その意味では、こういう声かけの子供たちは健全に育成していると思いますが、たまに何も言わない高校生が、私の横のわきを通って行きますけれども、黙って知らん顔して行く。こんなのはちょっと危ないんじゃないかなという気はいたします。
 ついては、その原点は私は家庭にあるような気がいたします。そして、もう一つは、先ほども申し上げましたが、隣近所の怖いおばあちゃんやおじいちゃんがおって、「おい、坊や、坊や」と言って声をかけてやることも、このことが今不足しているのではないかなと。団塊の世代になりましたから、その人たちに私は期待をするわけですけれども、そのようなことが何より大切だと思います。
 したがいまして、地域の子供たちは地域で育てる、そういう観点を我々も皆さんにお願いをしてまいりたい、このように思っております。
 おっしゃいましたことは全部合致しておりますので、そのことを大切にして、いろいろ関係団体や民間の皆さんともこのことを十分協力し合いながら取り組むことが何より大切だと、このように思っておるところでございます。
 各種団体でもそれぞれ、夏の防犯であったり、あるいは大型ショッピングセンターへ行ったり、いろいろ活動しておられます。連絡協議会でもそれぞれお立ちになっておるわけですが、瘧師議員も何度かお立ちになったと思います。ぜひそういう意味で、瘧師議員だけではなくて、みんなが立つという意味で、もう一つは、監視を──監視というのは悪いかもしれませんが、発生しないようにやるのが一番大切ではないかと、こんなことを思っておるわけでございます。
 なお、教育の原点といいますか、具体論まで展開していただきました。この御意見は敬意を表して拝聴しておりました。十分参考にさせていただきたいと思います。きょうは瘧師議員は教育一辺倒でございますので、あとは専門家の教育長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 瘧師議員の質問にお答えいたします。
 まず1点目の、教育現場における問題、地域活動総合事業に係る補助金の運用でございます。
 この地域活動総合事業は、先ほどの御質問にもありましたように、2つのことから成り立っております。1つは、従来からありました家庭教育支援総合事業が改定されて、リフレッシュされてきたものであります。これは家庭教育支援の充実と、子育てサポーターの資質の向上。支援することと、リーダーの資質を上げるということ、そのことについての学習の機会を設けるために予算化されたものでございます。
 もう1点が、今年度から改めて出てきました大きな問題でございます。これは文部科学省が世論に押されて緊急に持ち出してきたことでございます。子供の居場所づくり、地域の子供づくり推進事業ということで打ち出されました。これを富山県では名前をちょっと変えまして、子どもかがやき教室推進事業ということで、全県下でこれを取り上げることになりました。
 この趣旨につきましては、核家族化が進展することに伴って家庭の教育力が落ちてくる。そして、それによって子供たちの放課後の居場所がなくなってしまう。それに対する対応の問題。
 もう1点は、地域の支援というものについて、子供たちの心も体も都市化して、自然の中へ飛び込んでいくというようなことが極めて少なくなってきた。そういうことをうんと体験させようということで、今年から含めて緊急3カ年続けてこの事業が展開されてきます。主な活動の時間は、放課後、それと学校でもよいし、公民館周辺でもいい、地域です。そういうことで学校の教育とは一線を画するわけではないけれども、離れて行います。
 現在、富山県では約100校区で行っておりますけれども、来年度は全校区でやりたいと。砺波市ではその内容を受けまして、第1区が、旧出町小学校校舎を拠点とした出町教室。昨日、市長の説明にも出ておりました。あの旧校舎を拠点として出町教室を展開します。第2は、砺波北部小学校校区で、林公民館を主体として北部教室を展開します。第3点は、砺波東部小学校校区、4校区の公民館を拠点にして東部教室を展開いたします。その3カ所を予定しておりますが、来年度は残りの全校区に対してこのようなことを展開していくべきと思っております。
 この事業を実施するにつきましては、そうすると、公民館へまたみんな転がってくるのでないかというような話が先ほどからもちらちら出ておりますけれども、一部そういうこともありますけれども、まず、砺波市の教育委員会にその推進本部を置きます。そして、砺波市の教育委員会にそれを取りまとめていくコーディネーターを専用に設置しまして、今年は3教室です。来年は7教室になる可能性がありますけれども、その教室から出てくる内容を調整して、子どもかがやき教室を展開していく、こういうことでございます。
 そこで、では何をやるかということですが、今まで公民館等で行われていたことをそのまま行って、それについて国が援助してくるというのでもよし。それから、改めて新たなるプログラムを展開してもよし。二通りあります。だから、自由裁量できるようになっております。言えば、大変おいしいものでございます。ただし、3カ年という限度つきでございます。
 それでは、それに関連しまして、次の週5日制、現の指導要領に適応した小中学校の学校経営と教員の資質についてのことでございます。
 小中学校が週5日制、新指導要領の実施、さらにその一部改定、これは先ほど議員さんもおっしゃいました。こういう強い風が学校現場へ吹き込んできます。特に週5日制と出た指導要領が、言葉も乾かぬうちにまた変更だと来た。この風です。これについて現場は戸惑っているのでないがかということの御意見でございますが、確かに戸惑いもあったかと思いますけれども、砺波市の教育は、10年前からやっております思いやりのある心の教育、こういうものを中核に据えて、自ら生き抜く力を育成する。それと、確かな学力を中核に据えて、学力をつけるということと、豊かな心を育てるということの両局面で進めております。
 特に少人数指導というのは、ここ4、5年前から出てきました。学級が30人おりましたら、それが全部同じ能力ではないですから、やや前向いて進もうとする子と、もう一度きちっとやってあげたほうがいいということで、グループを2つぐらいに分けまして、少人数指導というのが今定着しておりますけれども、これが子供たちの間でも授業に対する安心感を持たせているようです。これが少人数指導ということです。
 それから、皆さんが御心配の基礎・基本はどうなっとるがか、学力は落ちておるがでないがか、こういう話があります。学力は基礎・基本だけ、学力は読み書きそろばんだけじゃないですけれども、まず、そのもとになる読むこと、書くこと、それらをきちっと何回も何回も繰り返し練習するということ、そういうことなどを今、地道に進めてきましたので、先ほどから言っております風ですね。指導要領が変わったことや、5日制になったこと。さらに、それがまた変わって、新しい方向へ変わりそうになったことについて、学校現場としましては、地道に動いている関係で、そう驚きを持っておりません。そういうことで、御安心をいただきたいということが1つあると思います。
 一方、先ほどからもおっしゃっております横断的な授業ですね。いわゆる総合的な学習というのが新たに入ってきたものでございますけれども、これにつきましては、自分の地域の自然や文化は、その地域の先輩たちの援助をしてもらいながら、現場体験。口じゃないんですね。現場体験をしながら学習を進めております。
 このようなことを各小中学校では年度初めに計画を立てるんですけど、そのもっと前の1月過ぎから、来年度はどうして学校をつくっていこうかということについてのプランニングをします。それを支えるために、私たち教育委員会は委員が2ないし3のグループをつくりまして、昨年度から学校へ2回ないしは3回、お邪魔しております。これは授業を見に行くがでないがです。授業を見に行くのは、県の教育委員会がきちんとプログラムを組んで、たくさんの指導主事をつけてやって来ます。私たちは、そのことでなしに、表に出ない学校の悩みや、あるいは先ほどから出ております不登校の問題、あるいは非行の問題、あるいは非常に厳しい意見をおっしゃる御父兄もございます。そういう地域の声などを聞きながら、校長や教頭がそのことについて一人で矢面に立つんじゃなくて、教育委員会というもの、私らの後ろには市当局がございます。そういうことで、教育委員会も一緒になって学校づくりに努力しようということで、これを今続けて2年たちました。
 これをやることによりまして、校長が自分の意見をばしばし言ってくれるようになりました。もっとこうあってほしい、こうあるべきだという、教育委員会、市当局に対する提言もありますが、むしろ、自分の学校の弱い点、それを今まではどうかすると隠しておったかもしれない。それを思い切って言ってくれるようになりました。そうしないと、そういう恥ずかしい部分、表に出せない部分が積み重なっていきますと、やがてそれが大きなことに爆発する可能性があります。そういうことで、教育委員会がグループを、2、3人組みまして、学校回りをしております。
 その次は、議員御指摘の教員の資質の問題でございます。教員の資質、これいかにということでございますけれども、これは今、社会の皆さんがみんな、教員よ、もっと胸を張ってやれというお気持ちを持っておられるに違いないと思います。議員おっしゃった言葉とよく似ておりますけれども、私自身も現役時代は、だれが何と言おうと俺はこうして子供を育てるんだという気持ちで生徒さんと接してきました。そういうことで、自分の教育指導に信念と自信、もう一つ、情熱です。燃えなきゃいかんです。教師のたぎる思いというのは、必ず子供に、そして保護者に、そして地域に伝わっていきます。それが信頼を勝ち取ることになります。その信頼を勝ち取るのは、自信を持って行動することと、そして真っ赤に燃えるということです。毎日毎日真っ赤に燃えておれませんから、タイミングを見ながらきちっとやるということですね。そういうことが地域の皆さん、それから子供との信頼を勝ち取るもとになって教育効果がさらに上がっていくと、そういうふうに感じます。
 もう一点は、そのようにきちんと自信を持とうとした教師は、その勤務している地域の自然や歴史、文化、そういうものについてしっかり勉強しなきゃならん。地域のことを知らないで、鷹栖のことを知らないで鷹栖の子供を育てるわけにはいきません。それを地域に根ざした教育というんです。
 そこで、砺波市内には、地域に根ざした教育をするんだということをちゃんと知っている教員がたくさんいます。それは高岡から来ておったにしても、砺波のことはこうなんだということは、一生懸命勉強してそれを学ぼうとしております。そうすると、家庭と、教員も地域のことを勉強しております。それから地域の方ももちろん、その地域を高めたいと思っておられますから、三者が同じ目標に向かって子供に対して対応していきますので、教育効果が上がってくる。
 何を言いたいかといえば、教職員の力をつけるということは、自信を持ってやるということ。そして、その力は地域の勉強をするということ。そして、その地域の勉強をしたことを地域の方が認めてやって、それを子供にぶつけてやっていただきたいというふうに思うわけです。これが週5日制等と教職員の資質に関することでございます。
 次は、不登校対策強化の問題でございます。学校の教育相談の1つでございます不登校対策の強化についてでございますけれども、今、市内各小中学校における不登校防止のための取り組みについては、日常的な相談、これは当然のことでございますが、そのほかに、カウンセリング指導、心の教室相談面接、適応教室、3つ言いましたけれども、カウンセリング指導員、心の教室相談員、適応教室相談員、これは議員さんの御質問の中にも出ておりました。これらの連携をとりながら、子供さんの心の状態をしっかり把握するということを学校の教員全体でやらなきゃいかんということです。A子さんはおかしいんだということで、担任とか一部の方だけがA子さんのことを知っているのではだめなんで、全職員がA子さんが今悩んでいるということを理解してやるということ。そして、日常的に、自分のクラスでないお子さんに対しても声をかけていく。先ほどの答弁の中にも1つありました。自分のかかわっていることだけは一生懸命やるけれども、それ以外のことには手を抜くというのは、これは全体を高めることにはなりません。そういうことで、温かい人間関係をつくる学校を醸成していかなければならないと思っております。
 例えば、小学校では3日続けて学校へ来なかった。これはおかしいということで、すぐ行動を開始します。まず担任が家庭へ行きますね。そういうことで、どうしたんだということを早く手を打ってしまう。先ほどの御質問に、迅速にやらなきゃいかんという話がありましたが、そのとおりです。これが1週間休んでから出ていったんじゃ、相当固まってしまう。学校からの報告では、3日という線を聞いております。
 それから、学校へ入学したときの流れがうまくいかないために、ひっかかって不登校というお子さんが結構ありますので、幼稚園、保育所、小学校の連携プレーというものを今年から、義務というとおかしいですけれども、全市内でそれをしっかりやろうということになって動いております。
 それでは、小学校と中学校はどうなっているかということになりますと、これも小学校の6年から中学の1年というのは、またうまくつながらない。このことについては、校下の小中連絡会を頻繁に開いて、学校はこんなことをしています、あんなことをしていますではないんです。一人一人について、A君はこういう状態であるよ、6年過去にはそうだったよ、だからこういうふうにして気をつけよう。Bさんはこういうことがあると。個々についての小学校でやってきたことを中学校にリレーしていく。いわゆる教育のリレーですね。そういうことに気を配っております。
 さらに、各教員は毎日の授業の中で、画一的な授業ではなくて、わかりやすい授業を展開して、不登校、学校嫌いというものを起こさない。学校はおもしろいところだ、楽しいところだという雰囲気をつくるために力を入れています。
 それから、2点目の、心の教育充実のためのスクールカウンセラーの配置でございます。この御質問につきましては、大変詳しく御説明になったので、そのとおりでございます。
 もう一遍確かめてみますと、1つは、カウンセリング指導員、これは砺波市では1名配置されております。県の職員です。これは変化の激しい庄西中学校に配置されております。先ほどの御質問に、どこへ何のために配置したのかということを説明しろということですが、これは庄西中学の生徒数が最近非常に増えてきております。もう出町中学に並んでおります。そして新しく造成された住宅も多いことで、やはり問題も──今はあまり大きな問題は起きていないようでありますけど、起きる可能性がありますので、そこへ専門家を配置しました。
 それから、次の教育相談員というのがあります。これも県なんですけれども、総合庁舎の中の教育事務所の中に1人おって、庄川町の学校と砺波市の学校とを回りながら、不登校なり、あるいは問題非行の生徒が発生しないように指導しております。それで2人ですね。庄西中学へ行っているのと、事務所にいるのと。
 それと、あと3人は、各中学校に1人ずつ入っています。これは地元の方で、心穏やかに何でも話を聞いてくれるようなおじちゃん、おばちゃんを学校に配置しました。これは心の教室相談員という名前でございます。これが結構、相談に乗っていただいているようでございます。
 それから、スクールカウンセラー、これはお医者さんじゃないんですけれども、精神的なものについての治療の御経験のある方です。この方の配置については砺波ではないんです。ないんですが、手を挙げればいただけるようなことで、前向きに検討していきたいと思っております。
 なぜ砺波市にスクールカウンセラーを置かなかったかということですが、教職員の中には、そういう問題は教職員が解決すべきである。すぐ病理的に考えてはいかん。やはりこれは生徒指導上で考えていくべきことだから、そういう専門家の手を煩わさないで自分たちでやるんだというようなことから、現在は配置されておりませんが、これは校長会等と話をしまして、指導の必要があるものならば配置をしていきたいと思います。これは県が負担します。非常に単価が高いです。お医者さんクラスです。1時間何千円というお金を出しておいでになる方です。
 次に、総合的な学習の中で、国際理解教育と小学校の英語教育についてどうあるべきかということでございます。
 先ほどの御説明を聞いておりまして、本当にそのとおりでございます。英語のための英語をやっていると、子供は最後は英語嫌いになってしまう。私ら戦後、そうでしたね。無理やり単語を覚えさせられる。発音が違うとる。しかられてばかりおるので、英語が嫌いになってしまう。そういうようなことが、私も経験者ですので、十分気をつけていきますけれども、現在どうなっているかといいますと、市内の各小学校では、総合的な学習の時間に年間に10時間から20時間。大したものじゃないです。10時間から20時間ほど英語活動に取り組んでおります。
 これもだれがやっているかといいますと、3種類、4種類ぐらいでやっています。まず、今、砺波市として国際交流員として採用されていますチャップマンというのがおられますね。彼が今、市内の学校を回っていますが、これは彼が1人で回って歩くというと、大した量は取れないわけですね。そういうのが1点あります。
 それから、今の担任はある程度の英語をやりますから、担任が自分で英語についての歌や遊びなどを展開しているというのもあります。
 それから、最近は、地域の方々で語学力の強い方、英語について非常に強い方がおいでます。その方々が、私がひとつ学校へ行ってやってあげましょうということで、地域のボランティアの方に来ていただいて指導しているというタイプがあります。
 それと、中学校配置のALT、これを小学校に持ってきたらどうだとおっしゃっていましたが、今、中学校に配置されております。この配置されている方も、小学校へ少しは出てきているんです。特に般若中学はクラスが少ないですから、般若中学でやっていたALTの英語活動を、その時間を庄東小学校へ行ってやってもらっているんです。それによって庄東小学校はかなりの効果を上げています。それに対して、教育センターというのがございまして、教育センターでは、そのような英語活動をトータルで集めてきて、じゃ、どのような活動をすればいいのかという計画資料づくりにかかわっております。
 このようなことから、英語というのは、議員さんおっしゃったとおり、日本の国、母国と異国とのずれを感じて、どちらも仲良くしていかなきゃならんという国際理解へ持っていかなきゃならん。だから、楽しい雰囲気を持って中学校へ送り込んでいきたいと思っております。
 それでは、最後になると思いますが、青少年健全育成の中の後段の小中学校の性教育の取り組みについてでございます。
 近年といいますか、最近、特に激しくなってきました性非行の低年齢化。そこで、砺波市内の各小中学校では、まず学級活動や保健の時間に性教育をきちんと位置づけて指導を行っております。例えば、小学校では産婦人科の先生が性感染症についての指導を高学年を対象にして、男と女を分けて、そして学級担任と保健の先生と組みながら、チームティーチング方式で2人1組になって産婦人科の先生に指導してもらっているということです。我々や皆さん方では考えられないような性教育が、授業として行われております。
 さらに、宿泊学習など、そういう変わった活動をするときに、私らは若いときは初潮というふうに聞きましたが、今は初経というんだそうですね。初経教育を実施している学校もあります。
 それから、中学校では、学級活動の時間に性に関するテーマ、人間と性のかかわり、性の情報などを掲げて指導しております。学級活動ですから、教科の活動ではなくて、みんな集まって、さあ、今日はどうだったということで、30~40分、学級の時間がありますね。そのときにあえて性の問題を取り上げて指導をしていると。
 さらに、砺波厚生センターと連携して、産婦人科の医師や助産婦さんなど専門家の指導を受けております。その際に、エイズ予防の指導もお願いしております。
 さらに、砺波の医師会と相談して、中学校全校生徒を対象にした性教育の指導講話もお願いしているということです。
 それから、今月末ですが、砺波市のPTA連絡協議会は、これは画期的なことをやるんですけれども、現代の若者の性行動と性感染症という課題で、会場は市役所のホールです。PTA、教員に集まってもらって、生々しい話を聞かせていただいて、親も教師も勉強するということが現況です。
 そこで、やっぱり難しい問題があります。このように情報化社会が進展します。ぽんぽんと押せば、とんでもないものが出てきます。二度と見れんようなものが出てくるんですよ。そういう情報化の中で、人生で最も多感な時期を迎えようとする児童生徒に対しての性教育が、性の知識が、逆に悪影響を及ぼすことも考えられます。性教育をしたことが、むしろ、逆転していく可能性があります。だから、性の指導というのは大変難しい。それで各学校においては、性に対する正しい知識の啓発については、保護者、家庭とも忌憚のない意見を交わしながら、継続的に進めていかんならんがでないかと、こういうふうに思っております。
 以上で答弁を終わらせていただきますが、瘧師議員には、その経歴なり足跡から見て、教育に対する造詣が大変深いというふうに感じました。今、教育についてはなかなか一筋縄ではいきません。いろんな人の御意見を徴しながら、うまくやっていかんならん、正しくやっていかんならんと思っておりますので、遠慮なく御意見をいただきたいと思います。
 終わります。ありがとうございました。

◯議長(松本君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時47分 休憩

 午後 1時02分 再開

◯議長(松本君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続けます。
 6番 嶋村信之君。
  〔6番 嶋村信之君 登壇〕

◯6番(嶋村君) このたび、4月11日に実施されました第13回一般市議会議員選挙におきまして、市制50年の大きな節目の時期に無投票当選させていただき、本当にありがとうございました。これからは、市民の生命と権利と幸福を守るため、また公約実現のため、微力ではございますが、皆様方の負託と信頼にこたえるべく努力してまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
 それでは、3項目について通告に従い質問させていただきます。
 まず最初に、富山県の先陣を切って11月1日に新市としてスタートする新市の今後の諸課題について質問いたします。
 本年4月2日には、砺波市・庄川町合併協定調印式が開催され、その間、合併協定項目52項目について14回の協議会が開催され、慎重審議されるとともに、会議録を見ますと、平成8年3月に定例会で合併問題が初めて取り上げられて以来、およそ80回にわたり協議されています。関係各位に深甚の敬意を表するものであります。
 そこで、幾つかについて質問させていただきます。
 1つ目には、新市建設10カ年計画の合併特例債事業についてお伺いいたします。
 事業の内容につきましては、大きく分けて5項目からなる事業名を挙げておりますが、10カ年計画であるため多岐にわたるかと思いますが、主な事業の着工される時期、完成時期についてお答えください。以下、市長にお尋ねいたします。
 2つ目には、合併特例債で総額にして103億円の事業費となっております。国からの普通交付税は元利償還の70%が助成されます。結果といたしまして市の持ち出しが33.5%の負担になりますから、34億5,000万円が市の財政負担となります。合併による財政効果は当然期待されますが、市債償還計画についてお答えください。
 3つ目には、新市まちづくり計画では職員の削減計画が出ておりますが、具体的に年次ごとの削減計画についてお答えください。
 4つ目ですが、時間のない中で大変御苦労なされ、本年3月、新市まちづくり計画が作成されております。基本的にはローリングプランを立てながら長期の新市総合計画の策定に入るかと思いますが、いつごろでき上がるのかお尋ねいたします。
 5つ目には、新市となった時点で行政の機構改革がされるわけでありますが、市民がどこの窓口へ行けば用が済むのか。行政サービスの一環として、また超高齢社会に対応するためにも、市民にわかりやすい「窓口の冊子」ハンドブックを作成し、全戸配布の計画があるのかどうかお聞かせください。
 6つ目には、職員の勤務評価制度についてお尋ねいたします。
 過日、新聞等で報道されましたが、県は本年度下期から、職員の能力と業績を反映させる、また新たな勤務評価制度を一部の部局で試行し、従来の年功重視型の制度を見直し、有能な職員を育成することをねらいとして、平成18年度からすべての部局で能力主義に基づく新勤務評価制度を導入したいと考えております。国も平成18年度スタートを目指す公務員制度改革で、能力や業績を反映した勤務評価制度を導入する方針で、能力主義は公務員の世界でも時代の流れであります。
 そこで、市長は日ごろ、職員に対し、より一層の市民への行政サービスの向上と職員の質的向上を常に求めております。新市スタートに当たり、有能な職員を育成するため、勤務評価制度の導入を考えてはいかがか、予定をお尋ねいたします。
 次に、子供たちの教育環境の充実について質問いたします。
 昨今の少子化社会にあって、社会の宝、未来からの使者といわれます子供に対し、乳幼児期からの温かい、きめ細かな教育施策が必要であると私は常日ごろから考えております。第7次砺波市総合計画の基本構想の中の第3章第1節の中に、「時代を担う子供たちの健全な心身の発達のため、子育てへの支援」等々が提案されており、元教員であったこともあり、大変心強く思った次第でございます。そこで、乳幼児期からの子供たちが読書に親しめる環境づくりについて質問いたします。
 現在、子供たちの本離れは深刻な問題になっております。それが青少年の無気力、倫理観の喪失、また、ささいなことでもキレ、暴力的傾向を助長していると専門家の指摘もあります。社会全体が活字にかわってファミコン、パソコン、ビデオやCD等のメディアの急速な浸透も、その1つの理由に挙げられております。
 過日、長崎県佐世保市立小学校6年生の痛ましい事件が発生いたしました。亡くなった方には哀悼の意を表するものでありますが、このようなショッキングな事件を聞くたびに心を痛めるものであります。
 数年前の調査では、1カ月に1冊も本を読まない小学生が11%と、1割を超えております。しかし、読書の楽しさを味わえないのは、決して子供たちの責任ではありません。むしろ、本を読むことの大切さを教えることをしない大人たちの責任でもあると思います。
 平成13年12月、「子供の読書活動の推進に関する法律」が成立いたしました。中身は、「地方公共団体にあっては、国と連携を図りつつ、地域の実情を踏まえて子供の読書活動の推進に関する施策を策定し、それを実施する責務を有する」となっております。
 砺波市は数年前から、幼小中学校で朝の読み聞かせや、朝の読書時間を実施しており、学校現場からそれなりの効果が報告されております。一方、小学校では、専任の図書館司書ではなく、週3日程度のパート職員しか配置されておりません。一人一人の個に応じた図書計画を立てることができないため、図書館の活動が不十分との現場からの声があります。幸い、第7次砺波市総合計画の中の基本計画第2章の施策の中では、「学校図書を充実させるとともに、小学校へも図書館司書を配置します」とあります。
 そこで、1つ目には、具体的に図書館司書を小学校へどの年度で配置されるのか、その計画についてお聞かせください。
 2つ目には、図書の充実についてであります。
 学校図書は文部科学省の基準に対して充足しているわけでありますが、学校現場からは「一般図書は十分あるが、調べ学習用の図書が不足している」と聞きます。特に規模の大きい学校ほど不足していると承知いたしております。
 そこで、御存じのように、近年、理科離れが大変進んでいるわけでありますが、科学の発展は目覚ましいものがあります。したがいまして、古い図書は廃棄処分し、その分補充をする。新しい図書が購入できるよう予算をつけていただき、調べ学習に必要な図書を充実することで、第二、第三の田中耕一さんのような人物が出るような教育環境を整える観点から、図書の充実を一層推進してほしいと考えますが、対応のほどお聞かせください。
 3つ目には、ブックスタートを砺波市として導入してみてはいかがかであります。
 西暦2000年子供読書年を機に日本でスタートしたブックスタートは、1992年、イギリス・バーミンガムで始まった運動であります。多民族国家のイギリスでは識字率の低下が深刻な社会問題となり、さらに親の世代の活字離れも大きな問題となってきました。これらの社会問題を解決するために、親子に直接本を手渡し、ゼロ歳児から本を読むきっかけをつくろうと始まったのがブックスタートであります。
 これは乳幼児診断に参加した赤ちゃんを対象に、「ブックスタート・バック」と呼ばれる赤ちゃんの絵本の入った配布物をプレゼントするものであります。赤ちゃんは7カ月ぐらいから絵本に興味を持ち始めるといわれておりますが、子供は一人では本に出会うことはできないのであります。幼児期からの家庭での読み聞かせや、自然のうちに読書に親しめるようになる読書環境を大人がつくってあげる必要があります。
 ブックスタートとは、わかりやすく言えば、親が赤ちゃんにミルクを与えるようにブックを与え、子育てのスタートにしてほしいということであります。
 砺波市は、平成15年度に生まれた赤ちゃんの出生数は345人と伺っております。したがいまして、各家庭に配布する冊数を3冊といたしますと、約100万円ほどの予算ですばらしい教育環境と、自然豊かな散居村で育った砺波っ子の中から、将来多くの人材が輩出されるのではなかろうかという、壮大なロマンを抱くものであります。
 砺波市においても、子育て支援対策と、未来に向けた健やかな子供の成長のために、「砺波市版ブックスタート」の実施を提案いたしますので、教育長の答弁をお聞かせください。
 なお、市立図書館の早急な建設促進、一層の充実が多くの市民が強く望まれていることを付言しておきます。
 次に、少子高齢化社会の福祉についてお尋ねいたします。
 1つ目には、福祉トイレの設置であります。
 現在、私は市の観光ボランティアを3年前からさせていただいておりますが、本年のチューリップフェアの際、オストメイトの方から電話がかかってまいりました。皆さんは既に御存じかと思いますが、オストメイトとは、大腸がん、膀胱がんなどの治療後、人工肛門、人工膀胱などを人工的に腹部に排せつ口、いわゆるストーマをつくった患者のことを言います。
 オストメイトの最大の悩みは、外部から見て何ら健常者と変わりなく、手術前とは変わらない日常生活をいたしております。しかし、外出先での排せつには大変悩んでおります。すなわち、排せつ物をためておく袋、パウチの洗浄するのが厄介なのであります。
 今、日本では約20万人、富山県でも1,550余名います。砺波市には45名の方がおられ、年々増加の傾向があります。したがいまして、オストメイトの方が利用できるトイレを設置していただき、オストメイトの方が安心して外出や観光に来ていただけるようお願いする次第でございます。
 2つ目には、市の施設についてお尋ねいたします。
 私は県の知的障害者相談員の立場から、油田勤労者福祉体育施設に幾度となく訪問いたしております。この施設は玄関までスロープはついておりますが、玄関には手すりがついておりません。また、2階のトレーニングルームに上がる階段の手すりもありません。言うなれば、高齢者、障害者にとっては必ずしもやさしいとは言いかねる施設であります。
 また、5月に竣工した砺波市陸上競技場についてお尋ねいたします。
 市小学校連合運動会では新記録が5つ出るなど、整った競技場の成果であります。しかし、竣工以前は西部地区において数少ない施設でもあり、市民総合グラウンドとして親しまれ、公園的な機能もあり、多くの市民の方々が自由に利用して楽しんでおられました。
 現在、砺波市陸上競技場にはロープが張られ、まるで「市民は入るべからず」の感を強くいたしました。その上、福祉トイレ、障害者トイレもついておりません。市税約2億円をかけて陸上競技場を改修したわけでありますが、だれのための施設なのか。参考に、年間どれだけの日数を使用する計画になっているかお聞かせください。
 また、この機会に、市の全施設の活用状況とあわせて、子供や高齢者、障害者の目線で再点検をしていただき、市民はもちろん、観光で砺波市に来ていただきました方々に対し、どの施設もすべての人に対し、やさしいまちにしていただきたいと切に望みます。
 3つ目には、勤労者青少年ホームの開館日についてお尋ねいたします。
 現在の条例では土日は閉館となっております。ただし、現在は試行的運用で第2日曜日、第4土曜日は開館されております。
 活用状況は、勤労者青少年ホーム主催の講座が12、サークル活動も32団体が利用しております。
 砺波市に療育手帳をお持ちの方は204名おります。そのうち約30名の青少年が当局の配慮で第2日曜日を利用し、施設の整った勤労者青少年ホームで音楽や太鼓等の練習、談話室で楽しく取り組んでおります。ところが、過日、勤労者青少年ホームの館長より、11月1日の合併に伴い、条例を改正し、月曜日から土曜日を開館日とし、試行的に運用してきました日曜日を完全に閉館すると一方的に決めておるようでありますが、このことはいかがかと思われます。
 現在、知的障害者の方は勤労者青少年ホームで月1回開催されます第2日曜日を唯一の楽しみであるとともに、まさしく生きがいとしております。また、指導していただいている方々、ボランティアで指導していただいているわけでありますが、日曜日でないと都合が悪いわけでございます。
 なお、教育委員会で開催されます生涯学習の講座の中には、残念ながら知的障害者の該当する講座はありません。また、他にあいている施設があるから、勤労者青少年ホームにこだわることなく、あいている施設を活用すればいいではないかという御意見があることは十分承知いたしております。その考え方は一般的な考え方でございまして、特に自閉症の人は、御存じのとおり大変なこだわりがあり、そんな簡単に新しい施設への適応ができないのであります。それが自閉症の方の個性であります。
 勤労者青少年ホームはとても利用しやすい上、活動内容が知的障害者の方に適合した施設であります。どうか横並びの行政の考え方ではなく、「1人の命は地球よりも重し」といわれる視点から考えていただき、知的障害者の方々の笑顔がいつまでも続くよう、また、御家族の方が安心して暮らせるよう、施設の運営には格別の配慮をいただきますようお願いする次第でございます。
 4つ目には、福祉作業所の拡充についてお尋ねいたします。
 現在、定員が19名のところ、17名の方が利用しております。しかし、養護学校に在籍している児童生徒や在宅の人が作業所を利用できるかどうか、大変不安を持っているのが現状であります。
 日本の社会は、少子高齢化といわれる時代の中で、知的障害児は富山県でも、砺波市も、また全国的に見ても、年々増加をいたしております。知的障害者福祉法では、「知的障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、知的障害者を援助するとともに必要な保護を行い、もって知的障害者の福祉を図ることを目的とする」とあります。
 私は福祉とは、だれもが幸福で安心して暮らせるまちと思っております。現在、庄川町にも小規模福祉作業所があり、12名の方が利用しております。11月の合併を含めて、だれもが生きがいを持ち、安心して利用できるよう、作業所の拡充を進めていただくことを要望いたします。
 5つ目には、障害者の雇用についてお尋ねいたします。
 日本の経済はだんだんよくなっていると報道されておりますが、現実は大変厳しいものがあります。6月定例会の冒頭、市長が提案理由説明の中で述べておりましたが、景気の回復は大変厳しい状況であります。過日、厚生労働省の発表では、常用労働者も6年ぶりに増加し、完全失業率も前月と同じ4.7%であり、雇用にとって明るい材料が増えたと話をいたしております。しかし、まだまだ完全失業率も高く、雇用が回復したと言い切れないのが現状であります。特に障害者の雇用は大変厳しい状況であります。
 障害者雇用促進法では、一般企業には1.8%、地方自治体には2.1%の雇用義務が課されています。そこで、現在、砺波市は1.87%となっておりますが、2.1%を達成するための職員採用計画についてお答えください。
 また、今後、障害者の雇用促進のため、どのような施策を考えているか、あわせてお答えください。
 以上で私の質問を終わらせていただきますが、新市まちづくりの将来像として、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」、そして「花香り、水清く、風さわやかなまち 砺波」を挙げております。どうか市民から、「市役所は市内の最大のサービス産業」と言われる新市を心から期待して終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 嶋村議員にお答えをいたします。
 まず、合併につきまして、第1点目は合併特例債事業についてでございます。
 合併特例債事業というのは、1つには、合併する市町村が速やかな一体性を図るという趣旨がございます。それから、合併する市町村が均衡ある発展をする。村だから、町だからではなくて、みんな市民になるわけですから、均衡ある発展をするということでの事業の展開であります。そして、そのことが総合的に効果のある事業ということで、少し国のほうもにらみをきかせておるわけでございます。
 そのことで、先般から合併協議会でもいろいろ議論させていただきました。専門委員会、分科会でも事業を全部取り上げました。今、砺波市も21世紀プランをもって、年度別にこの仕事をしよう、その次はこの仕事をしようということで計画を立てておりますが、それらを中心にして提案をいたしました。ただ、最後に申されたように、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」の創造を目指して何がいいのか順序立てをしようという議論もあったわけでございますので、そういう意味でのまちづくり計画であるということで、事業を展開してまいりたいと、こう思っておるわけでございます。
 具体的には、まず、庄川町と砺波市との道路関係、県道を含めまして、市道、町道の結びつきがまず大事だということで、道路計画を進めておるところでございます。
 それから、庄川町の支所、そこに庄川町民の交流の場をぜひつくりたいということでございます。その趣旨にも理解をさせていただきました。それに対応するわけでございませんけれども、幸い、21世紀プランで北部の福祉センターを計画しておりましたので、こちらにもそのような交流プラザ的なものを、これは福祉に関連いたしますけれども、やろうということを決めております。
 その次は、義務教育の関係でありますけれども、砺波東部小学校が少し遅れています。耐震性の関係で調査いたしますと、耐震にもたない、そのように言われておりますので、まずプールをつくりました。今度は体育館を建てようと思っておるところでありますが、若干、財源の関係もございまして遅れておりますが、そのことを合併特例債を使おうと。普通の義務教育債を使うこともできるんですけれども、それよりもせっかくある合併特例債を使ったほうが有利でございますので、それを使って増改築も大型にできるようになります。このことにつきましても、総務省の地方債課へ行ってよく話をしてまいりましたので、オーケーのサインが出ておりますので、これを進めさせていただきたい。
 その他、便益施設としては、人口が増えますので、今あります斎場等について、1炉だけでございますけれども、つくっていこうということです。ただ、今の待合室等、若干狭いという意見もございますので、少し検討させますけれども、そのように便益施設も便利にさせていただきたい。そのことをまず早期に取り組みたい、このように思っております。
 一般的な事業につきましては、それぞれパンフレットに書いて皆さんにPRをしておりまして、おおむね10年間、そのことを利用、活用することができますので、不必要な、あるいは今批判を受けます箱物というようなものではないと思いますので、せっかくのいい制度でございますので、利活用をさせていただきたいと、このように思っております。
 そこで、特例債といっても借金ではないか。この借金の償還計画はどうするんだと、御心配の質問でございます。10年間、その措置がとられますので、私どもの建設計画といたしましては、一挙にやればそれはたまるわけです。したがいまして、平準化をしてやらなきゃいけません。先ほど早期にやるというのは、早目にやりますけれども、それで10年間平準化することによって、償還も平準化するわけです。それは財政計画になって重要なことでございますから、十分意を配してまいりたいと、こう思っております。
 そこで、先ほど若干述べられましたが、事業費等については95%採用していただきました。そして、借り入れ後15年間で解消する。だから、平成17年にやりますと、15年後までに解消する。順次そういう形の平準化計画をしなければならない、このように思っておるところでございますので、その意味では、慎重に財政計画を、このあとの計画の中ではきちっと決めさせていただきたい、このように思っております。
 したがいまして、一時期、過度の負担にならないよう、後世に迷惑をかけないような、そういう配置をして償還計画をつくってまいりたいと、このように存じております。
 次に、職員の削減計画であります。合併は最大の行政改革、このように言われております。その中身につきましては、財政の改革もございます。行政の改革もございます。ついては、私が常日ごろ申し上げているように、市民の負担軽減もしなければなりません。そのことによって皆さんに福祉の増進を図ることができるわけですから、その意味では、今、人件費が一番高いんです。そうかといって、市民サービスですから、極端に減らすわけにまいりません。市民サービスをするような配置をしなければいけません。だから、計算的にこれだけ多いからこれだけ切ります、そんなことはなかなか無理なことでございまして、その辺は順序よくやりたいと思っています。そのことについて若干説明をいたします。
 先般、類似団体、約5万になるわけです。5万の市で一般行政職は何人なのか。平均値が出ております。ただし、これは改革していないところもあると思いますから、少し多目でないかなという感じはします。今の調査であります。類似市町村の5万都市を全国のよく似たところの数字を全部調べるわけです。ただし、その中身は、本当に改革でスリム化しているかどうか。それはまた別なんですが、その数字は一つの指標としてとられるわけですから、それを見ました。
 実は、約100名近い人間が多いんです。ただし、中身を分析いたしますと、一般行政職はほぼ来ているんです。多いのは福祉、学校、いわゆる幼稚園等を含めて多いわけです。といいますのは、幼稚園は私どもは全部公立です。ほかの市町村は民営でやっておりますから、職員のカウントになっておりません。
 私は子供の命を預かるところですから、しっかりした、責任のある教諭、保育士を配置するというのが私の考え方です。だから、しっかり責任を持つ。そのためには教諭あるいは保育士等々を入れなきゃいけません。それと、健康を標榜しておりますから、保健師、これはどこの市よりも多いと思いますが、さらに採用したいと思う。というのは、高齢化を迎えております。今、質問にもございましたように、介護が急速に増えています。この指導、このサービスは保健師にあるわけですから、このことについて何もかも一律的に減らすというのはいかがなものかと、このように思っておりますので、その点、御理解をいただきたいと思います。
 したがいまして、今申しましたように、若干の数字は多いわけですが、そのことを念頭に置いて、このあとを進めさせていただきたいと思っております。
 当分の間、定年を迎える皆さんもおられます。したがいまして、一般職の採用等についてはいたしません。そのことが、あえて生首を切るようなことにならないわけですから、定年を迎えた人たちについては補充をしない。そのことで少なくしてまいります。したがいまして、本年度、5人ほど定年、それと先にやめたいという申し出がございましたので、補充の採用計画は持っておりません。ただ、現場を重視したいというのが私の考えです。それぞれの考え方があると思いますが、その要員だけは確保したい。したがいまして、類似都市からしますと、教育現場、福祉現場については多くなるだろう、このように思っておりますので、言われる趣旨はよくわかりますが、そういう考え方で漸次削減をしていただいて、一般職員等については減らしていきたい。そのことは、これから電算化等ございます。それに対応するようによく教育して、これまで100件の仕事をこなしておったけれども、200件を事務化によってやれるということの計算が出ますので、そういう方向で一般職等についての削減計画をしてまいりたい、このように思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 その次に、総合計画の策定についてであります。
 総合計画は地方自治法の第2条によりまして、地方公共団体の事務として、その地域の基本計画を立てなければいけません。したがいまして、立てた段階で議会議決を経て、内部等々につきましては、それぞれローリング等をして進むわけでございます。したがいまして、新市になりましたら、今の21世紀プランと、それから新市のまちづくり計画を複合してつくられるものと、このように思っております。私が言明する立場ではございませんが、法律上、つくらなきゃいかんということになっていますので、その段階で進めます。
 ただ、私どもが第7次総合計画、21世紀プランと言っておりますけれども、これをつくり上げるのに約2年間かかっております。私の頭や議会の皆さんの意見だけでは本当の総合計画とは言えませんので、常に皆さん方の意見の集約をする。第7次のときにはまちづくり委員会というのをつくってもらいました。そして、中身によっては福祉部会であったり、子育て支援の部会であったり、細かい専門的な皆さんにも御意見をちょうだいして、それを総括して練り上げてきたわけであります。
 だから、そう簡単にあした、あさってつくるというわけにいきません。確かに、やる方法は、今、コンサルタントという方法があるんです。ただし、それでは本当の意味の総合計画ではない。市民全体でつくり上げて、市民全体でこれを守って、市民全体で発展させるというのが総合計画だと思う。近ごろは何とかという有名な大資本のコンサルタントがございますから、どーっと来て、それこそ相当の金を取っていきますけれども、さっと文章を書くのがうまいから、そうやるところがあるんですけれども、私はそうしたくないと思う。私がやるんではないですけれども、できればみんなでつくるような新市の総合計画をつくらなきゃいかんだろうと、このように思っておりますので、いずれそういう体制づくりをしてつくられるものと、このように私は思っております。
 新市でございますので、私のほうからまだとやかく言う筋ではございませんが、私の考え方を今述べて御理解をいただきたい、このように思っております。
 次に、わかりやすい窓口の冊子の作成等でございます。
 砺波市は以前からも市民の方々へのサービスの一環といたしまして、行政手続の案内冊子をつくってまいりまして、一般には「生活百科」という名前で転入者の方にお渡しいたします。初めての転入者というのは、場所がどこにあって、学校の手続はどうして、保育園の手続はどうする。それから国民健康保険の保険証の問題、いろいろあるわけですね。それらを細かくわかるようなそういう百科をつくって、これまで出してきておりますので、今度新しく新市になりますので、それらの生活ガイドブックの作成に今当たっておりまして、いずれ配布をしていきたいと思いますし、その後、転入者等についてもそのサービスをしてまいりたいと、このように思っております。
 配布時期につきましては、今年の10月になろうと思いますが、合併目の前でありますけれども、つくりまして、その後の転入者等のサービス等々をしてまいりたい。いずれにしても全戸配布をして、皆さんに了解をいただくことではないかと、このように思って、そのような段取りをしておりますので、御了解をいただきたいと思います。
 それから、職員の勤務評価制度であります。
 今、国会でもいろいろ議論されておりまして、評価等についても県内の自治体でも取り組んでおられるようでございます。私どもも、実は絶対的なものではございませんが、評価をしているんです。各課長が係長以下の皆さんを評価してくれました。それを部長が再査定をして、助役のほうへ持ってきて、こんな厚いものでございますが、それぞれいたしております。その活用につきましては、昇任であったり、異動であったり、資料として活用させていただいております。
 ただ、国のほうとしては、能力評価あるいは業績評価、いろいろやり方があるようでありますが、そのような言葉遣いでそれぞれ勤務評定をしなさいということのようであります。私は今の段階としては、確実なものではないかもしれませんけれども、やっております。いずれ人事院がこのことの指導をしてくれると思いますので、それに対応しながら、人事評価の改善を図りたい。恐らく様式等いろいろあるのではないかと思いますが、まだ目にしておりませんが、そのような指導があれば、受けて立ちたい。そしてそのことの結果を職員にも逆に知らしめて、激励をする、そういうものにしたいと思います。評価だけで、黙ってマル秘にしておくだけではいけません。そういう評価があるよということをオープンにして、これは皆さんにオープンにしませんけれども、そういうのがあって、こういう評価だよと。第三者がこんなのだよということを職員に知らしめることも必要ではないかなという気がするんです。その辺の制度はどのようになるかわかりません。わかりませんが、そんなことも実は考えております。
 さて、評価される者も、評価する者も、実は人なんですよ。だから、これは絶対視できるかどうかというのは、私は問題があるような気がいたします。大変難しいと思う。評価する者も人間、そこで、それをとやかく言う者も人間であるとすれば、本当にそれが正しいかどうかわかりません。先ほど非行の問題がいろいろありました。昔はどうもこうもならんやつやったけど、今はものすごいいい立派な経営者がおったり、そういう人たちもおるわけですよ。だから、一概に評価することによって、この人物を悪く見たり、よく見たりするのは、本当に正しいのかどうかというのは、私も実は疑問を持っておるわけです。
 いずれにしましても、職員は新しい時代感覚を常に吸収すること。あるいはドクターであるとすれば、自ら新技術をどんどん吸収すること。これがまず第1点です。そのために、評価の先に、自己研さんと職場研修というのは重視すべきではないかなと。これが何より大切でないかと、私はそのように思います。
 嶋村議員はどのように考えられるか知りませんが、まず、評価の先に新時代の感覚を身につけること。そして、技術屋であったら、常に技術は進歩してまいりますから、その技術を吸収すること。そのことが何より、職員に対して求めるものではないかなと、私はそんなことを思って職場研さんや自己研さんに励むように思っておるわけでございます。
 嶋村議員さんから多くの問題提起もございました。いろいろ参考にさせていただきたいと思いますが、その他の質問につきましては、助役、教育長、民生部長からお答えをして終わりたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 嶋村議員の勤労青少年ホームの日曜の開館について御答弁を申し上げます。
 砺波市には各種の施設がございます。そして、それぞれ条例によってその利用目的等が定められておるわけであります。そして、その条例の設置目的に沿った形で開館日や、あるいは開館時間を定めておるわけであります。そこで、御質問の勤労青少年ホームでございますが、その設置目的は条例にも書いてあります。勤労青少年の健全な育成と福祉の増進を目的としており、最大限の利用を促進するためにあるわけでありますが、そこで、平日の午後から夜間にかけて教養講座等を開設するとともに、余暇活動や憩いの場として提供しておるわけであります。
 そこで、近年、利用が増えてきておるわけでありますが、そこで利用形態につきましては、従来とも勤労青少年が利用しやすい午後と、夜にかけての利用を中心に充実を図ってまいりたいというふうに存じております。
 そこで、従来まで土曜日を閉館にしておりましたけれども、生涯学習社会に合わせて新市の施行からは、土曜日は開館いたしまして、勤労青少年のための人づくりの場といたしたいと考えております。
 そこで、日曜日についてであります。日曜日については従来からも言われておるわけでありますけれども、家庭を大切にして、家庭の団らんの時間、あるいは自己研さんの時間、あるいは余暇活動の時間など、何かと忙しい今日の社会現象からも、一層の家庭生活の充実を図るべきであるという生涯学習関係者からの御意見もございまして、基本的には日曜日は生涯学習施設になるわけでありますから、社会教育施設は基本的には閉館を原則としております。
 そこで、これまでに、嶋村議員が議員になられる前から御要望があったわけでありますが、その要望も勘案して、試行的に月1回、第2日曜日に半日を開館してみたわけであります。これは試行であります。そこで、現実の試行した結果を見てみますと、嶋村議員も関係しておられる団体が1団体あるわけでありますが、そのサークルだけで利用されておられたという現実があるわけであります。
 そういうようなことで、勤労青少年ホームの日曜日の開館ということになりますと、利用実態を見ますと、利用実態がないということ、それと現在例外的な処置として配慮しておりますので、庄川町との合併を控えて体制をきちっとしておく必要があるということであります。
 そこで、勤労青少年ホームに、青少年ホーム運営委員会というものがございます。これは行政関係者以外の方も含めて、外部の方も構成メンバーとなっておる運営に関する協議会があるわけでありますが、そこにお諮りして、そして合併した後、それをどのように運営していけばいいかということをそこで諮問したいと思っております。
 それから、障害者の雇用促進についてでございます。
 雇用事業主として地方公共団体の身体障害者または知的障害者の雇用につきましては、先ほどのように、その障害者雇用率は民間事業主よりも若干高目に定められております。民間事業主に率先垂範して雇用者を雇用すべき立場にあるわけであります。本市の現状は御指摘のとおりであります。昨年度の富山労働局への報告の内容を申し上げますと、雇用対象職員数の267人に対して、雇用率は2.1%で、5.6人となっております。「0.6人」というのは人の数でちょっと不自然でありますが、これは統計上、5.6になっております。このことから、平成16年では障害者の雇用率を6人といたしました。それで現在はそれなりの基準を満たしておるということであります。
 今後とも、障害者の雇用の促進等に関する法律の趣旨にのっとって、雇用対象職員の変動に対しましても、雇用率を上回るように努めてまいりたいと思っております。
 それから、障害者の雇用の促進をするための施策といたしましては、富山労働局では緊急障害者就職支援プロジェクトとして、ハローワークにおける緊急雇用支援窓口の設置、それから雇用の維持、確保に向けた事業主団体への要請、あるいは障害者の試行雇用を進める障害者雇用機会創出事業、これは俗にトライアル雇用と言っておりますけれども、そういうような事業を実施するなど、総合的な障害者雇用対策を進めております。
 そこで本市でありますが、本市には就職することが難しい障害者に作業を提供して、自立のために訓練を行うなど、社会復帰を目指す方々のための知的障害者及び精神障害者の小規模通所授産施設を1カ所設置しております。したがいまして、これらの通所授産施設の継続的な支援に努めるとともに、国の諸施策の推進に向け、積極的に協力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 嶋村議員の御質問にお答えいたします。
 教育環境の整備の中で、図書館司書の配置計画についてでございます。
 現在の学校図書館司書の配置は、中学校には平成11年から各校1名を配置し、総合計画における小学校の司書を平成13年度から7校で4名を配置し、各校に週3日程度勤務しております。学校図書館の有効利用を図るため、資料を集めたり、図書の貸し出し、読書の案内など、専門的な業務に従事するように配置したものであります。
 また、平成15年度から、12学級以上の学校に普通の教員と兼任ですけれども、司書教諭が配置され、児童生徒の読書指導や教員への情報提供を行っております。なお、12学級未満の学校にも司書教諭が配置されるよう、要望してまいりたいと思っております。
 また、現在、学校の嘱託司書につきましては、学校現場などの実態を見極めながら、人数及び時間などについてさらに充実していきたいと考えております。
 現在は、学校現場では司書教諭と嘱託司書とが緊密に連絡をとり合いながら、読書指導の充実が図られて、現場の意見では、非常に相乗効果が出ておると。一人一人ではやれないことが、2人でやることによって効果が出てきた。そういう報告を聞いております。
 次に、2点目の、学校図書の充実でございますが、学校図書の整備について、各学校で必要な図書を選定して購入しております。購入に当たっては、御指摘の読み物的なものと、学習資料用のものとを分けて、既存の図書の状況を勘案しながら、各学校長の判断で選定、購入をしております。これにつきましては、再三、この議会でも御質問が出ました。学校図書の充実についてさらに努力をしていきたいと思っております。
 次は、2点目のブックスタートの導入のことでございます。
 お話がありましたように、イギリスで始まって、日本では平成12年度、東京都で試験的に採用されたということ。県内では高岡市と大門町などが実施しておられます。内容を聞いてみますと、高岡市では本屋さんが本のすべてを提供し、読み聞かせの具体についてはボランティアの方々が行っておられるということ。それから、大門町では絵本代の半分を大門町が負担をし、健康センターが実施主体となって、母子保健推進員が読み聞かせの仕事を行っている、そういう教育を行っていると聞いております。
 砺波市の場合には、議員さん御案内のように、読み聞かせボランティア「めばえの会」、これは文部大臣表彰も受けたのでございますが、このめばえの会の協力を得て、図書館ではお話の時間を開催し、幼稚園や保育所、あるいは小学校へ図書館から出かけていって、出前のお話の時間を催しております。これは砺波生え抜きのものでございますので、これを充実して、砺波独特のブックスタート的なものをやっていきたいと思っております。
 そもそも読書指導の原点は親にあります。親が責任を持って、子供の将来をおもんぱかって読書の指導をしていくということが原点かと思います。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 嶋村議員の社会福祉の充実についての質問のうち、福祉トイレの設置についてと、だれもが安心して使用できる施設の整備について、知的障害者小規模福祉作業所の拡充についてお答えいたします。
 初めに、福祉トイレの設置についてでありますが、人工肛門など直腸機能や膀胱機能に障害があり、身体障害者手帳の交付を受けている方は、現在、市内に45名で、年々増加の傾向にございます。
 こうしたオストメイトの中には、海外旅行に出かけるとなると、ストーマ袋や皮膚の洗浄など、自分で工夫している方もおられます。しかし、だれもが利用できるという観点からは、オストメイトだけではなく、成人のおむつ使用者、乳児の授乳などにも考慮した多機能のトイレの設置も必要になってまいりました。今後、建設が計画されております(仮称)北部地区総合福祉施設の中などで、そうした多機能型のトイレの設置を検討してまいりたいと存じております。
 次に、だれもが安心して使用できる施設の整備についてでありますが、油田勤労者体育福祉施設につきましては、当初、地区体育館として位置づけていたものに、当時、老朽化しておりました小規模福祉作業所を併設したものであります。設計に当たっては、県民福祉条例を十二分に取り入れたものでありまして、施工後に適合証の交付も受けているものでございます。
 陸上競技場の改修につきましては、雨天のときにも使えることを主目的に、全天候型に改修するとともに、従来の4種公認から3種公認を得て、陸上競技協会公認の大会も開催できるように陸上競技専用の運動場に整備したものでありまして、有料施設でございます。
 また、最近は飼い犬を放し飼いにするなど心ない人もいることから、ロープを張っているものでございます。
 なお、陸上競技場の利用につきましては、休日である毎週火曜日と第3月曜日、祝日の翌日と、積雪した日以外の年間約290日余りの利用を想定していると聞いております。
 いずれにしても、平成10年の県民福祉条例制定後に設置されました施設につきましては、同条例に適合するよう設計し、施工されているものでございます。それ以前の施設につきましては、福祉のまちづくり事業等を利用いたしまして、障害者用トイレやエレベーターの設置、自動ドア化、段差解消など、バリアフリー化に努めてきたものでございます。
 今後も、既存の施設のバリアフリー化や新設につきましては、だれでも利用できる施設計画に努め、ともに生きる地域社会、住みよい福祉のまちづくりを目指した施策を展開してまいりたいと存じております。
 次に、知的障害者小規模福祉作業所の拡充についてでございますが、砺波市福祉作業所は昭和61年に職業訓練センター内で福祉作業が始められました。翌62年に旧砺波高等技能学校跡の高齢者生きがいセンター内へ移りまして、平成12年4月に油田地区内の御理解を得まして、油田勤労者体育福祉施設の一部を利用した現在の場所に移転したものでございます。
 運営主体は長らく砺波市手をつなぐ育成会でございましたが、平成15年度から社会福祉法人手をつなぐとなみ野となりまして、社会福祉法人の運営になると同時に、福祉作業所から小規模授産施設に指定されたものでございます。
 知的障害者小規模授産施設の基準は、定員10名以上、20名未満となっております。定員20名以上となると、通所授産施設となり、施設設置の基準や職員の配置数などで大きく異なるわけでございます。定員を増やしまして通所授産施設の指定を受けるかどうかは、運営されます社会福祉法人が選択される問題でございますが、現実的には、設立基準などから難しいのではないかと存じております。
 なお、通所作業所へは、市町村を超えて通所することも可能でありますから、現に砺波市福祉作業所へも他市町村から5名が通所しております。また、井口村の花椿への通所も可能でありますので、砺波市福祉作業所が定員いっぱいになったときには、他市町村との調整や、花椿の利用など、柔軟な対応を考えてまいりたいと思っております。
 庄川町の福祉作業所につきましては、使用場所が狭いというふうに聞いておりますが、これから話し合いがなされ、対処されるものと考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 2番 境 欣吾君。
  〔2番 境 欣吾君 登壇〕

◯2番(境君) お許しを得ましたので、質問をいたします。
 私は国の基幹産業であるべき農業が衰退の一途をたどり、食糧自給率が40%そこそこから抜け出せず、飢えに苦しむと伝えられるあの北朝鮮の自給率をも下回る異常な事態となっていることを大変憂えるものです。農業のこの衰退が砺波市ではどういうふうにあらわれているのか調べてみました。
 まず、農家戸数が激減しています。農林業センサス、農業基本調査によりますと、昭和58年、今から21年前には4,398戸あった農家が、平成12年、4年前には2,827戸になっています。17年で3分の1の農家が農家でなくなったことになります。1年に90戸ほどが離農されるということであり、例えば東野尻の平成12年の農家戸数は181戸ですから、2年で東野尻の農家の人がすべてやめられる、そういうふうなペースです。
 ちなみに、砺波市の1自治振興会当たりの平均農家数は166.3戸ですから、2年で1地区の農家がなくなって、まだ余りが出てくる、そういうふうな勢いだということです。
 農地の流動化が進み、大型の農家がその農地をカバーしているのだから大丈夫だと考えられるかもしれません。しかし、事態はそんなに簡単ではありません。確かに1農家当たりの耕地面積は流動化を反映して、19年前の昭和60年には1.1ヘクタールであったものが、平成12年、今から4年前には1.37ヘクタールと、15年で2割ほど増えているのですが、その間に全体の耕地面積も大きな勢いでなくなっているのです。すなわち、昭和60年に4,743ヘクタールあった耕地面積が、平成12年には3,861ヘクタールになっています。15年で882ヘクタールの農地が消えたことになります。平成12年の出町の耕地面積は251ヘクタールです。鷹栖の耕地面積は311ヘクタールです。東野尻の耕地面積は316ヘクタールです。この3地区を合わせますとちょうど880ヘクタールほどになります。出町、鷹栖、東野尻に広がっている田んぼが15年ですべてなくなってしまった、そういうふうな計算になります。
 しかも、農地の転用は時代が進むほど加速しているのです。機械的に言うなら70年余りで砺波市のすべての農地がなくなることになります。つまり、今、砺波市に生まれた赤ちゃんが平均的な寿命で生きたとするなら、年老いて死んでいくまでに、砺波市で田んぼを見たくても見ることができない。そういうふうなことになる勢いで事態は進んでいるわけです。
 砺波市の農業の苦戦している様子は、農業粗生産額にもはっきりとあらわれています。北陸農政局と農林課の資料によれば、昭和60年、今から19年前には93億4,000万円あった粗生産額が、平成12年には61億9,000万円に落ち込んでいます。主要な産物である米の生産額は74億5,000万円から45億円に、実に約30億円、4割も落ち込んでいます。こうして考えると、非常に恐ろしい気がします。
 農業の多面的な機能ということがいわれます。環境、自然の保全、そういうことに果たす農業の役割は本当に重要だと思います。しかし、私が何よりも強調したいのは、農業は命の直接の源をつくる産業であり、何にもかえがたい特別の役割を担っているのだということです。次の世代にどのように引き継いでいくのかという大変重い課題を私たちは背負っているのだと考えます。
 どうしてこのように農業が元気を失っていくのでしょうか。私は何といってもこの間の農業政策の間違いのせいだと思います。外国からの洪水のような農産物の輸入と、それによって当然引き起こされる価格の暴落。それをグローバリゼーション時代の必然だとしてとらえ、国際競争に勝てる農業の構造改革を一面的に迫る農業政策は、国情と歴史的な経緯を無視した乱暴なものであり、将来に責任の負わない憂慮すべきものだと考えます。ことに、今年から実施される新しい米政策の方向は、今まで交付してきた補助金をばらまきだったとやゆし、交付対象をやる気のある有能な担い手に絞り込むといって、農政の対象を一握りの担い手に限定し、農業における大リストラを敢行しようというものです。
 さらに、転作も農業団体に任せ、国は行く行くは全面的に手を引くという、食糧の供給に全く責任を持たない、許しがたいものだと考えます。目指すべき方向は全く反対だと思います。外で稼いできたお金を農業機械に費やすという実態であっても、何とか農地を守っていこうと必死に農業を続けてきた家族経営があったからこそ、今日の農地が農地として維持されているのであり、そういう家族経営を切り捨てる方向では、農業の未来に展望を開くことはとてもできないと考えます。
 スケールメリットの追求ということで、上から押しつけた集団化や大型化は、結果として多くの農家の生産への意欲をそぎ、生産力を大きく後退させる結果になるということは、旧ソ連の経験が教えるところですし、巨大商社や穀物メジャーの野放しの活動に無策で臨む無謀さは、大型で効率を追求する見本のようにいわれているアメリカの生産現場でも、日本にまさる濃厚な農業保護政策を受けていながら、厳しい経営環境に直面しているという現実が示しているところです。
 先日、ある農家を訪ねる機会がありました。大型の請負耕作をしておられるお宅です。先ごろ御主人がお亡くなりになったのですが、経営的には大変堅実で、専業農家も頑張ればこんな経営ができる、そういう手本のように言われているお宅ですけれども、そこの奥さんが「私の理想の農業は、それぞれの百姓が1町程度の田んぼを一生懸命耕す農業だ」と、そういうふうに語っておられました。大変意外な気がしましたけれども、長い御苦労を積み重ねてこられての実感を語っておられるのだと、大変感慨深いものでした。
 私は、国の農政が目指すように、農業の担い手を一部の大型の農家か法人の手にゆだねてしまう方向を目指すのか、それとも規模の大小にかかわらず農業を営む気持ちのある者すべてを応援し、総力で農業を守っていこうとするのか、大変大切な選択だと思います。最初にまず、砺波市政はどちらの側に立つのか、お考えをお聞かせ願いたいと思います。
 私は、国の政策がこういうときだからこそ、こういった方向にしっかり対峙し、農産物をつくろうとする砺波市内のどんな営みにも支援をする砺波市の姿勢が大切なのではないかと考えます。行政の縦の壁を超えて、さまざまな分野でさまざまな形で農業を支援すべきだと思います。地産地消ということが盛んに言われています。いいことだと思いますが、これを単にかけ声にすることなく、砺波の地域が本当に地元の農産物を大切にし、それを消費したいと砺波の人たちが思い、それにこたえてまた意欲を出して物をつくろうと農家の人たちが励む、そういう循環が生まれるようになるまで推し進めることだと思います。そのような地域づくりのために市政がいろんなきっかけを準備していくことはできないでしょうか。具体的に提案し、それに対する考えを伺いたいと思います。
 最初に、学校給食の食材に地元産の物を使う取り組みです。既にこの取り組みは、砺波の生産者グループの皆さんと栄養士さんとの緊密な連携、そして県の普及センターやとなみ野農協など関係の皆さんの協力を得て、全国にも誇れる実績をつくっておられますが、さらに多くの農家の皆さんの参加を得て、地元産の物を扱う割合を高めていくことはできないでしょうか。現場ではなかなか品物の形状や量のロットの規格がそろわないこと、農薬を控える、そういうことによってありがちな虫の有無をチェックして取り除く作業など、御苦労が大変多いようです。人的な支援、システムの検討も含めて考えていただきたいと思います。
 ことに主食である米ですが、これをぜひともとなみ野でとれたものにしていただきたいと思います。昨年も随分検討されたと伺っていますが、実現できなかったそうです。私は、地産地消というなら、その範囲はできるだけ具体的な生産者、消費者を思い浮かべることができる範囲に近づける努力をすべきだと思います。そのことが子供たちに説得力のある食の問題での教育の機会をつくることにもつながると思います。県内産の米であれば地産地消ではないか、そういう考えは、100%供給できるとなみ野産の米がある、この御当地にはふさわしくないと思います。
 次に、保育所での3歳以上児のおやつに使っている脱脂粉乳を地元産の牛乳に変えられないかということです。確かに栄養価や価格の差、保存性や取り扱いの利便性に違いがあり、むだなく使えるという利点も脱脂粉乳にはあります。しかし、育ち盛りの保育園児にあえて脂質を控えさせる必要はありませんし、ほかの栄養素も食事で問題なく補えるものです。それよりも、牛乳と脱脂粉乳の併用による味覚の混乱のほうが心配ではないでしょうか。事実、このスキムミルクの評判は子供たちの間でも大変よくないようです。どうしても脱脂粉乳でなければならないのなら、地元産の牛乳から脱脂粉乳をつくるぐらいに取り組むべきで、いかに安価であるといっても、ニュージーランド産のものを使うというのはいかがかと思います。もし地元産の牛乳に切り替えるとしたらどれだけ新たな財源が必要なのかを聞きましたところ、年間164万円だそうです。砺波市が砺波市内の酪農家に頑張ってほしいとのメッセージを送る費用としては、決して高くないと思います。
 さらに、病院での給食の食材を地元の物で賄うことができないか、検討をお願いしたいと思います。既に昨年度試みられたようですが、なかなか軌道に乗れなかったとお聞きしています。確かに学校給食よりも一段と扱いが困難だということはわかります。数の変動が頻繁であり、学校給食のようにまとまった量でないものを、しかも調理の間際に供給されなければなりません。しかし、例えば、生産者グループが自分たちの生産物の種類や量などを把握し、窓口を確立して病院の担当と連絡をとるなどの努力をするなら、できないことはないのではないかと考えます。一気に多品目を扱えなくても、できるところから進めるということはできないでしょうか。入院しておられる患者さんこそ、地元でとれた安心できる食材を求めておられるのではないでしょうか。
 もちろん、このように公の施設などで地元のものを使う努力だけでは、地産地消といっても十分な取り組みにはなりません。日常の流通の中に、地元産のものを組み入れていくことがどうしても必要です。既に市内のあちこちで行われている直売所の取り組みや、出町で続いている夕市は、生産者と消費者の交流をつくる上でも大きな役割を果たしており、ぜひとも支援していきたいものだと思います。
 さらに、農協の営農担当や農業改良普及センターの協力を得ながら、多様な農産物の生産を大いに進めて、生産者を組織する努力と一体に、砺波でとれた農産物や、砺波で収穫された物による加工品の並ぶ専門店の出店を支援する、そういったことはできないかと提案したいと思います。
 次の質問に移ります。
 6月7日、安念市長の議案提案理由説明の中で、庄川左岸の用排水対策について触れられました。用排水の整備の方法について提案し、御意見を伺いたいと思います。
 私はかねてから、田んぼの圃場整備事業が進んで、能率的に機械が使えるし、田んぼへの水の出し入れも容易になって、大変便利になったと感じておりましたけれども、同時に、昔と比べて自然の香りが乏しく、味気ない平野になってしまった、そういうふうな気持ちを抱いてまいりました。
 砺波人間は勤勉ですから、田んぼのあぜ草を頻繁に刈ります。最近はその手間も大変になってまいりまして、私もそういったやからの一人ですが、除草剤の使用が常態化し、夏に向かうこの季節に、あぜ縁が枯れた草で赤くなっています。用排水は三方コンクリなので、水の中には生物の営みが乏しく、川下に向かって一気に流れていきます。全体にのっぺりしています。もちろん、農作業のことから言うなら、カメムシ対策で草は適期に刈るべきだし、田んぼに用水から水がしみ出てこないようになっていることはどうしても必要です。しかし、直接田んぼにアクセスしない箇所では、川底をコンクリにしないやり方もあるのではないでしょうか。身近なところで生態系の営みを実感できる環境をぜひとも後世に残していきたいと思います。
 学校の敷地の中にビオトープを備える試みがされています。しかし、その試みが、現実にはなかなかめぐり合うことのできない貴重な環境のデモンストレーションになってしまうのでは、寂しい気がします。学校のビオトープは自然の営みの巧妙さとすばらしさを感じ取り、だからこそ日常生活で身の回りの自然を大切にする気持ちになる、そのための一助となるべきものだと思います。そのためには、日常生活の中にも豊かな生態系がなければならないと考えます。三方コンクリのみに頼らない用排水整備について検討できないものか伺いたいと思います。
 最後に、庄川町との合併協議で決定された中身について質問します。
 6月1日付の合併だよりによりますと、身体障害者(児)の補装具給付事業において、合併後は、補装具の本人負担額の2分の1を助成するという「庄川町の例により調整する」とあります。現行では、砺波市の場合、本人負担額の全額を助成しています。これは安念市長が言っておられた、合併によってサービスを低いほうに合わせることはしないということに反するのではないでしょうか。
 福祉タクシー事業においても、現行は砺波市が200円券を年間に20枚発行し、庄川町は300円を24回としていますが、これを「砺波市の例により調整する」となっています。例えば家族介護用品の支給事業のように、サービスの高いところに調整するとした事業もあるのに、どうしてサービスの低下するほうに調整されたのかお伺いします。
 以上で私の質問を終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 境議員にお答えをいたします。
 まず初めに、農業の実態を調査をされて、心配される幾つかのことを申されました。ただ、発言の中に、計算上は砺波市の農地もないようになる、こんなことでございますが、計算上、理論上、そうなるかもしれません。高度成長経済という時代を迎えてきましたので、そうなるかもしれませんが、そんなことはさせてはいけない、こんなことを実は思っております。
 そこで、砺波市の農業形態は、今、自己完結型につきましては間違いなく高齢化を迎えました。ただし、砺波魂といいますか、砺波の根性といいますか、それぞれ今頑張っておられる皆さんには敬意を表したいと思います。あとは跡継ぎの問題であります。このことを継いでくれるのかどうか、これが心配であります。
 そこで、跡継ぎがないまま、今、機械化でございます。そうしますと、集落営農、企業農業ということで、今、各地区でカバーをしておられる。そのことについては境議員と同感であります。
 米づくりにつきましては、歴史的に砺波平野は、ずっと続いてきたわけであります。そして今日の田園都市を形成してきたわけでございます。ただし、国民全体が今、いやなことに米離れ。境議員もおっしゃるように、国際的要因がありまして、変化をもたらしておりますので、国の政策は常に変わってまいりました。常に方向転換をしてまいりました。あるときは構造改善をしようということで、機械化を導入して、それなりに構造を変えようと思う。その次は、米余りだから転作しなさい。それが定着してきたんですが、今度はまた変わりまして、米政策改革大綱ということで進められました。私もこのことについていろいろ疑問もありましたので、市長会を通じて文句を言ったこともございます。
 ただ、政策はいろいろ理論はあるんでしょうけれども、このように私は受けとめました。国の政策はどうあれ、農業を愛する者でこの農業を守り続ける。それが農業ビジョンなんだという理解を私はしています。人につくってもらったビジョンでない。農業が好きなんだと。これはやらなきゃいかんのだと。おっしゃるように食糧自給をやらなきゃいかんというような、そういう気持ちで従来とも歴史的な経過があって、まじめな性格で今日守ってきたので、その人たちがつくったビジョンでこれから対応するんだと、こういう考え方。そこに国の補助金等の配置が今度やられるということでございまして、その典型的なやり方が、いわゆる4町以下は百姓でない。20町以上でないと企業でないというところがそこに出てきたわけです。ただし、市はそれを少し緩和しておりますので、いずれにしても、そういう人たちを大事にしていくというのは、一つの政策として我々は逆に受けとめていかなきゃいかん。国の政策転換はずっとあったわけです。あったけれども、今日ここまで来たら、自分たちでビジョンをつくって、自分たちで頑張ろう。こういう時代に来たのではないか、そのように私は感じております。
 だから、国や県に頼る時代はもう終わったよ、自ら好きな人たちは自分たちで構想を練って、ビジョンを練ってやっていこうということになったのではないか。したがいまして、農業者の皆さんにその気持ちを訴えていきたいと、このように思います。
 そこで、境議員から、農業の担い手は大型農業になった。市役所はそれを応援するがか。そうじゃない。規模は別として、一生懸命やる農業を応援するがか。おまえ、どっちか。市長、答えろと、こう来たんですが、長々農業理論がありましたから、私の理論も少し申し上げて、お答えにいたしたいと思います。
 農業は、今も申しましたように、国民の食糧を守ってきた、生産したという、そういう思いをまずみんなで持ちたい。そのために、先祖から、まず開拓をして水利をよくして努力をしてまいりました。もう近年になりますけれども、そのために圃場整備をし、土地改良区を自ら金も出してやってきたわけです。そして今日の美田が広がっておると、こう思っております。だから、先祖の皆さんに敬意を表したいと思います。
 そして、先ほども述べられましたように、転用も進んだ。農家数も減りました。そして部分的には虫食い状態になっておりますが、何よりも大事なのは、先ほど言いましたように、これまでもそうでありましたけれども、食糧の自給率を高める。食糧の供給地であるという認識を一つ持つことが大事だと思います。
 もう一つは、開拓もしてきた、水利もよくしてきた、農道もよくしてきた、自ら金を出して国土を守ってきたんです。国土の保全を図ってきた。いわゆる食糧を守ると同時に、もう一つは国土を守ってきたと思う。そのことが、若干虫食い状態でしょうけれども、今日の農村景観日本でナンバーワンだと、私はそう思っています。したがいまして、食糧と国土保全、これに寄与する、そういう農業については、どっちを助けて、どっちを見くびるか、そんなことは絶対にできません。
 そういう立場でありますから、自己完結型の小規模農業であろうと、大規模で生産性が上がると言われておられますけれども、これらも食糧供給をやる企業だと、このように私は思っておりますので、私はそれぞれに応援してあげたいと。どっちや、こっちやと、こんなことを言ってどっちもこっちもじゃなくて、これ全体をカバーしていかなきゃいかんわけですよ。そのことを思っておりますので、どっちに傾くとかということではございません。
 ただし、少なくても好きで、自己完結型でやらなきゃいかんという人たちには、高齢化時代を迎えてきていることは確かなんです。そこで、これらの補助政策をどうするのかというのは、これは恐らく国も面倒を見ないと思う。見ないと思うけれども、先ほど言われた自分で有機米をつくって、せめていい食糧を出すんだということになれば、土づくりの補助金や、それらについても出してあげたいと思う。そして国土を守る。そんなことを思っておりますので、どちらに肩を持つということでなくて、いずれにしても行政は農業を守るという、そういう任務が一つあると思いますので、その点、御理解をいただきたいと思います。
 境議員からもいろいろ分析がございましたが、あまり悲観しないで、一生懸命応援しますから、頑張っていただくようにお願いしたいと思います。
 なお、農産物の地産地消等についての御意見、そのとおりでありますが、なかなか制度的に、数の問題や、必要なときに受け入れるという形がなかなかとれない。何かうまいアイデアを、境議員さんもその辺、若いフレッシュな物の考え方をしておられますから、提案をしていただいてと、このように思うわけでございます。そんなことで、後ほどそれぞれ説明すると思います。
 次に、用排水路の整備について申し上げます。
 平成13年6月に土地改良法の一部改正がございまして、原則として環境との調和に配慮した施設整備をしなさいという一言が入りましてから、その後、きちっとした三方コンクリの時代でなくなったはずであります。それはできます。したがいまして、これらを重視して、これから調和のとれた村づくりをしなければいけないと思います。
 先の答弁でも若干申し上げたと思いますが、3省提案で環境法が出ます。特に農村の、砺波市をターゲットにしているのではないかなという、そういう気持ちもしているんですけれども、それを守ろうということで、国を挙げて法律を出してくれますので、その法律では恐らく、今、改良法の一部改正のあった環境と調和をする施設づくりをしなさいということにさらに高まってくると思います。そして、おっしゃるように生態系というのは大事だと、このように思っております。
 ヨーロッパの農業をこの間、講演で聞いたんですが、有機物を入れないで、専ら生産性を高めるために無機質の肥料を入れたわけです。何百年たちますと、下に全部、硝酸が出て、農地が使いものにならなくなったという例が現実にあるようであります。歴史的な、いわゆる農業都市と言われたところでは。やっぱりそれは有機物を入れなきゃいかんと思う。有機物を入れることによってバクテリアによって生態系が守られるわけですね。ところが、硝酸だけが蔓延するとバクテリアが生息できないわけです。だから、常に循環性を考えた農業をやらなきゃいかんのではないかと、こんなことを教えていただきましたので、この循環系ということを農家の皆さんも知ってもらいたい。そのことが、住みよい砺波市にもなりますし、すばらしい美田だと、このように褒められるのではないかと、このように私は思っております。
 ただ、三方コンクリでない場合には、結構経費がかかるわけですね。それで、今、庄川左岸でお願いしているのは、農家負担の少ない防災型、そして、言われるように生態系が十分循環できるような、そういうスタイルのものにすべきだと、このように提案をしておるわけです。いずれにしましても、農地を持っておられる農家の皆さんや、それを取りまとめておられる土地改良区の皆さんの御意見も参考にしながら、おっしゃるそういうことを希望してまいりたい、このように思っておるところでございます。
 それから、合併によってサービス低下をするのではないかということでございます。
 合併協議会の原則としては、従来、必要でない等々につきましては、これは削減しようと。ただし、砺波市と庄川町でそれぞれやってきたものについては、どれを採用するかということであります。それで、私はサービスについては低下しないようにという提案をしてまいりました。
 そこで、指摘のあった補装具等については、これは実は高額所得者もおられるわけです。もちろん、給料の少ない、年金の少ない皆さんもおられるわけですが、このことについての上乗せというのは、今、全国的にカットしようという動きにあります。そこで、富山市も高岡市も補装具については全面廃止をするという、そういう傾向に実はあるわけであります。
 その傾向を踏まえまして、砺波市も平成17年度から上乗せ分を──上乗せ分ですよ、これを検討しておりまして、廃止をしようかなと思ったんです。ただし、そういう形で新市の条例を決めますと、庄川町が困るということが出てきたわけです。そこで今は庄川町の例によって補助の継続をしようということに合意がなっておりますから、一面的にやめようかなと思ったことが、境議員のほうに通じて低下するようなことになりましたが、合併協議のただし書きで入れましたので、その点、御理解いただきたいと、こう思っております。
 補装具の交付の約9割がストーマ用補装具であります。したがいまして、ただし書きを活用いたしますので、その点、御理解をしていただきたいと思います。
 それから、福祉タクシーについては、これは制度はちょっと違うんですが、庄川町はタクシーの券を出して割り引きをしておられるようです。我がほうはボランティアの皆さんによりまして福祉タクシーの運転をやっておるわけですね。その辺の制度が若干違うわけでして、市単独でも肢体不自由児の皆さんや視覚障害者の皆さんに、それぞれそのことをやっております。庄川町にはこういう事業はございません。したがいまして、砺波市の例をそのまま継続いたしますので、庄川町から言いますと、現在のサービスよりも向上すると思う。私のほうは、ダウンするんじゃなくて、そのままやってもらいます。ついては、ボランティアの皆さんに大変でしょうが、努力をしていただきたい、こんなことを思っております。随分、合併することによって福祉サービスが低下されるような話でありますが、そのようなことはないはずでございますので、その点、御理解をいただきたい、このように思っております。
 その他につきましては、助役、病院事務局長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 境議員の学校給食でのとなみ野米の使用という件について御答弁を申し上げます。
 御承知のとおりに、我が国の食料消費はこれまでの米を中心として野菜、果実、畜産物、水産物等、バランスのよい食生活から、高度経済成長期の所得の伸びを背景に、近年は食生活が多様化して、特に畜産物や油脂類の消費が増え続けておるところであります。富山県民の消費動向は、おいしい富山米の生産、そして富山湾を背景とした豊富な魚種など、米、魚介類を全国に比べて多く消費している現状がございます。
 そこで、市内幼稚園、小中学校の学校給食は、週4回、米飯給食をいたしております。学校給食良質米普及事業といたしまして、生産者、農業団体、県、市町村が力を合わせまして、富山県産米のコシヒカリを供給して、県の消費拡大を図っているシステムがございます。この事業は、今ほど言いましたように、県と市町村、農協において標準米との差額の一部を助成しておるということでありまして、これは県農協中央会が事業実施しておるわけであります。この県中央会の事業に砺波市やとなみ野農協がこれを積極的に推進しておる。これは県全体として取り組むシステムで、米の消費拡大を図っているものであります。
 この事業のメリットといたしましては、コシヒカリの価格が安定していること。そして大量精米により価格が安くなるということなどでありますので、現在のシステムは富山県全体で運用いたしておるものでございますので、システム的にとなみ野産米だけを学校給食に砺波だけ取り入れるというのは、事実上なかなか難しいと答弁せざるを得ないということであります。でありますから、もしこれをやるとすれば、砺波独自でやる必要がある。ところが、これは今ほど言いましたように差額の一部助成という、富山県全体をなしておるシステムでありますので、事実上、なかなか対応するのが難しいという答弁にならざるを得ないということであります。
 しかし、議員御質問の農業を活性化させるための施策の一環としての地産地消の推進につきましては、従来から積極的に取り組んでおるところであります。
 学校給食センターでは、地元産の野菜の使用は平成3年ごろから取り組んでおりまして、平成15年度の実績では全野菜の20%に相当するものが地元の生産農家から納められております。境議員にも庄下支所の青年部のリーダーとして生産農家のとなみの農産物生産グループ協議会に加入をいただいておりまして、地産地消の推進に御努力をいただいていることに感謝を申し上げたいと思っております。
 平成16年におきましては、18グループで出荷していただくことになっており、コマツナとかネギ、大根、白菜のほか、ふく福柿や大門素麺など、季節の食材も多く取り入れているところであります。今後とも、さらに地域農業の活性化に努めてまいりたいと考えておるところであります。
 次に、保育所でのおやつの脱脂粉乳を地元産に切り替えてはどうかという御質問でございます。
 これは、総論といたしましては、なるほど地元にも畜産農家がおられますので、地元の牛乳を飲むというのは、これは自然にわかる。私もそれは同感であります。ただ、全体として、これは総合的に考えていただきたいところでありますけれども、決してニュージーランド産だから使っているということではありません。このシステムから言いますと、現在、保育所とか幼稚園、あるいは小中学校のすべての給食用の牛乳は、市内の酪農家の分も含め、県産の牛乳を使っております。ただ、おやつなんですが、市内の保育所では週1回から2回、おやつの時間の飲み物として3歳から5歳児に提供しているわけであります。それで現場の声を聞きますと、給食では一定販売で出しておるんですが、おやつになりますと、個々の児童に見合うだけの必要な量だけ調乳しなければならんということであります。
 だから、現場では決して栄養的には牛乳には見劣りしない。それから低脂肪で低エネルギーのために肥満防止にもなる。あるいは粉末状であるため貯蔵も可能であるということ。それと、決して安いからばかりで導入しておるのではありませんけれども、安くて保護者の負担にもならないということで、総合的な観点から採用しておるということでありまして、決してニュージーランド産であるから使っているということではございません。ということでありますので、御理解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 病院事務局長 島田正広君。
  〔病院事務局長 島田正広君 登壇〕

◯病院事務局長(島田君) 境議員御質問の総合病院の給食への地元素材の使用についてお答えいたします。
 議員御提案の趣旨は十分理解できるところでありますが、病院では以前にも地元産の食材ということで、長ネギ約2カ月間供給していただいた経緯がございます。その後、数量の問題や、生産者側のPR不足等により、継続されなかったようであります。やはり生産者の方もただ注文を待つだけではなく、今、どんな食材があるのか、また数量や品質などの情報を提供することが肝要かと思います。
 とにかく、生産者グループの方々が窓口を一本化され、常に私どもに情報を提供いただけるならば、当院も地元食材を活用できるのではないかと思っております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 19番 前田喜代志君。
  〔19番 前田喜代志君 登壇〕

◯19番(前田君) 安念市長には、この6年間にわたりまして市民福祉の向上と、より市民本位の市政実現のために熱い熱い情熱をもって駆け抜けてこられました。衷心より敬意を表する次第であります。
 新市誕生まであと138日となってまいりました。昨日、今日の市長答弁、胸中にある新市への熱い思いが言葉の端々に感じられます。あるべき合併の姿について、この間、いろいろ議論もありましたが、何よりも住民の声を大切にして、今日の枠組みを主体的に決定してまいりました。
 今、市長からは、その胸中にある思いや感慨を新市の市長に伝えたいとのことでございますが、市民の福祉のために、いっときは県議団から異論も唱えられましたけれども、誤りなき選択をしてきたわけです。新しい市のまちづくり計画もできました。できれば、今後も強いリーダーシップを発揮いただいて、市民の幸せのために御尽力をいただきたい、こう願うところでございます。
 私は今日は次世代の育成支援対策について市長にお伺いしたいと思っております。
 先ごろの新聞発表でも、03年の合計特殊出生率が1.29となったこと。過去最低にまた記録を更新してしまった、こういう情報が載っておりました。厚生労働省は次世代育成行動計画を策定して、少子化の進行に歯どめをかけるとしてきましたが、その一方で、これに並行してやってきたことは、保育の規制緩和を進めたではありませんか。設置基準や定員の引き下げ、保育士定数の削減、公設民営の推進も行われてまいりました。自治体はずっと以前から子育ての保護者の負担の軽減など、懸命に子育て支援策を講じ、児童育成計画も起動させ、県下に先駆けて小児救急医療体制も整えるなどしてまいりました。それでも富山県は全国よりハイペースで少子化が進んでいるという、少子化傾向に依然として歯どめがかからないという、こういう状況にございます。
 自治体の努力にもかかわらず、なかなか実効が上がっておりません。その原因は、国と財界が全社会にわたるリストラを督励してきたからであると言えます。小泉内閣の聖域なき構造改革の本質は、経済のグローバル化に伴って大企業の国際競争力を高めるために、あらゆる産業、企業でリストラ・合理化を徹底してつくり出した社会は、弱肉強食の競争社会づくりでございました。
 その結果、雇用破壊が進み、仕事につけない若者が増大し、勤労世帯の収入は減り続けてまいりました。このような日本の成り行きは、国が自治体の子育て支援策の足を引っ張ってきたも同然で、相矛盾したことを進めてきたからにほかなりません。
 今や、保育や教育の場までもが民営化への大合唱となっております。国立の富山大学も独立行政法人化で、早晩、受験料も授業料も引き上げられます。公立、私立、どっちが保護者の教育負担がかさむでしょうか。口を開けば教育水準の高さを誇ってきたこの日本で、今、若者は未来への希望をしっかりと持てているでしょうか。
 他方では、労働法の改悪も進められてきました。派遣社員や有期雇用がうんと広がってまいりました。将来の自分の姿を描くことができない、そういう社会です。就職難の続く大競争社会の前に、親世代の若者が、わずか3年後、わずか5年後でさえ自分の姿を描け得ない。このような社会背景を好転させていくことが、何よりの少子化対策になるはずであります。
 こうした中で、教育現場では日々に新たな経験を積みつつ、子供たちが未来に向かって生きる力を育むために頑張っていただいております。一人一人の子供たちが社会の第一線に立って、よりよく生き抜いていってくれることを願ってであります。
 教師は、数年先も読めないこの社会にありながら、子供たちに対して、20年後、30年後のこの日本と世界の社会を創造しながら、その社会の中で今の子供たちがどう生きていけばよいか。子供たちと一緒に考え合っていかなければなりません。
 企業が排除したむだ、無理、むらというのは、日本製品の国際競争力をこの上もなく強くしてきました。しかし、一方で、このむだ、無理、むらの排除という価値観がそのまま日本の社会全体へ、教育の中へ移し植え込まれてしまいました。大人がなすべき義務と責任を果たして、子供たちの希望の持てる協力社会にしていかなければならない、こう考えるところであります。
 今、競争社会を督励している国の姿勢を改め、雇用不安、生活不安、将来への不安、この解消に全力を挙げることを最優先すべきではないか。そこで、今回の新しい行動計画でありますが、本計画は足元から少子化の流れを変えるいま一段の取り組みをやろうという提起でございます。
 まず第1に、次世代法に基づく市の行動計画策定の準備状況について伺います。
 計画づくりは明年3月までとなっておりますが、策定までの今後のスケジュールはどのようになっているか。計画づくりの基礎となるニーズ調査の結果をどのように分析しているか。県は、9月には市町村の定量的目標数値を集計して国に報告するとしておりますが、当市の定量的目標数値についてはどのような根拠に基づいてこれを求めていくか。
 第2に、住民の意見集約について伺います。
 本計画は、保護者はもとより、事業所や地域社会全体で取り組むべき課題でございます。計画素案ができた段階で住民の意見を聞く機会をぜひ設けていただきたい。
 第3に、計画づくりの協議会等の設置について伺います。
 本計画は、先の児童育成計画よりもっと広範囲の課題を扱うものになるとともに、より市民本位の市政を推し進める観点に立って、計画素案を作成するには、計画づくりの協議の場を設けていただきたい。当初予算では十分な予算措置ができていないのではないか。
 第4に、労働者代表の参加や、公募委員の枠を設けることについてでございます。
 計画づくりの協議会等を設置いただく場合には、労働者代表の参加や、公募委員の枠を設けていただきたいのであります。
 第5に、計画づくりの基本的視点について伺います。
 昨年8月に告示された国の行動計画策定指針には、8つの基本的視点が示されております。必要事項がそこに抽象化されて網羅されているわけですが、私はいま一つ深さが足りないと思うことは、男女の協力を支えるユニバーサルなサービスについてであります。働きながら男女がともに家族的責任を果たし得るための社会の支えを考えようとするときに、働く女性がどんなときにその中断を余儀なくさせられてきたのか。その徹底的な検証を見ることが必要ではないかということであります。
 例えば、子供が病気で親が仕事を休む。中小の企業ではこのことの融通がなかなかきかない。大きな事業所でさえ、看護の休暇制度があるものの、大変取得しづらい。日本の社会で看護のための休暇取得が普通のことになるまでの間、福祉行政が支える手だてが必要になる。保護者にかわって子供の世話をしてくれるヘルパー派遣などのサービスが十分供給されてこそ、男女が安心してペアで築いていく協力社会をつくり出していけるのではないか。
 このようなサポート体制が整っていないために、妊娠、出産、育児の中で、自身の経済的自立を横に置いて、退職に追い込まれる女性が少なくないのであります。日本の雇用の状態をM字型の女性の労働力率の曲線が代表しているように、このM字型を台形へと変化させるように本計画を練り上げるという視点の中に、このことを明確に位置づけなければなりません。
 もう少し触れさせていただきますと、育児休業を取得して復職しているのは、圧倒的に正社員であり、パートや派遣などの有期雇用労働者は、反復更新していても1年とか半年の有期契約では、就業継続の目的にそぐわないとして、育児休業制度から排除されております。
 国は、育児休業取得率の目標を女性労働者の80%に置いておりますが、これは出産時に働いていた女性を母数にしているので、妊娠、出産を契機に仕事をやめた女性は除外されておりますから、パートや派遣、仕事をやめた女性も含めると、女性の育児休業取得率はわずか12.4%でしかありません。出産1年前には働いていたのに、出産で仕事をやめた女性の3割は「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立が難しかった」「解雇や退職勧奨された」との答えなのです。
 21世紀出生児縦断調査においても、第1子を出産した女性の4人に3人は出産半年後には仕事をやめている。仕事を継続しているのは23%しかいないということであります。再就職した女性でも、正社員になれたのは3割で、多くが非正規社員に変わっていきます。育児休業制度が女性全体の就業継続の力になり得ていないのが実態なのです。このままでは、夫は子の出生休暇や育児休暇が取れるけれども、子を産んだ妻は育児休暇も取れず、退職という皮肉な現実に拍車がかかるだけです。根本的には、多くの女性が望まれているように、仕事が同じなら賃金も同じという均等待遇が保障される社会への転換を求めているのであります。
 以上のことから、男女がともに家族的責任も果たし得るバランスのとれた働き方の選択のできる社会の支えに、新たなサポート体制として何をどれだけ供給するかの検討に、働く女性がどんなときにその中断を余儀なくされてきたのか、その徹底的な検証がどうしても必要なのであります。そして砺波独自のサービス体系が確立されるように期待いたします。
 第6に、公務職場の行動計画について伺います。
 仕事と子育ての両立を支える観点から、既にある支援策がどの程度の効果を上げ得てきたのか。実効が上がっていないとすれば、どのように誘導して実効性を高めるのか。
 公務職場の行動計画は、次世代育成支援対策の牽引役としての積極的な対応が必要であり、実効性を高めるためにも職員のニーズを十分に反映し、機関挙げて取り組むという計画づくりのプロセスを重視することや、計画内容については各種休暇制度の利用度の向上など、実施目標についても段階的な数値目標を明確にすること。
 また、国の言う一般事業主や特定事業主に該当しないけれども、社会福祉協議会など各外郭団体においても、市の職場と同様に、本計画推進の対象職場として明確に位置づけていただきたいのであります。
 最後に、国の税制や年金、保険などの制度改善を国に求めることについて伺います。
 日本の社会給付や税制、育児及び雇用政策は、子供を持つ人の仕事や家庭の形成に大きな影響を与えています。今日、働く日本女性の70%は出産後に離職しているのです。子供の成長後に再び職についても、多くの場合、低賃金で不安定な仕事で、女性労働者の40%以上が非正規労働者になっているのです。20歳から60歳までの女性の3分の1が、所得税のかからない年収103万円未満で、夫に扶養されている実情。これらを放置して、男女がともに持てる能力を発揮できる社会を実現できるでしょうか。
 女性の賃金が安く設定される原因に、この非課税限度額103万円の壁があります。103万円を超えると、夫の扶養から外れて、年金も3号被保険者でなくなり、月々1万3,300円の国民年金に加入することになります。加えて、年収141万円以上になると、夫の所得に配偶者控除や配偶者特別控除が適用されなくなるため、仮に141万円の年収があっても、所得税がかかり、厚生年金、健康保険の社会保険料負担を引くと、89万円しか残りません。さらに、夫の側も特別控除38万円や家族手当が切られることになります。企業が提供する配偶者手当と同様、国の保険、年金制度は、女性が一定の金額以上の所得を超えるのを妨げております。その結果、再就職した母親は、その能力を発揮できる仕事を選択できていません。高学歴の女性が、キャリアと母親を両立させ得るのは、極めて限られた職となっており、大卒男性の95%が職を得ているのに対し、大卒女性のその割合は65%にとどまっております。このような状況を改善する改革こそ、少子化対策の中でも中心に置かれなければならないと思います。
 そこで、第1点は、年金制度を改善することです。
 非正規労働者にも正規雇用の労働者と同じ保険年金制度を適用し、両者の格差をなくすことが大事です。モデル年金を、片働きのモデルから共働きのモデルに変えることが必要です。離婚時の年金分割制を可能にする道も開かなければなりません。遺族年金の共働きと片働きの不均衡を見直し、働いて保険料を納付したことが給付に反映させるよう、改善することも必要です。
 次に、税制度の改善も必要です。
 子供の扶養控除、特別扶養控除を実態に即して引き上げることが大事です。地方所得税の創設で税源の移譲など、協力社会を支える地方税体系の確立が必要です。医療・介護については、医療も介護も構成員の少ない基礎自治体を保険者にしてしまえば、破綻は目に見えており、人口の過疎、過密が保険財政の基盤の安定に直結いたします。人口の過疎、過密を加味し、制度が公平に機能する規模を再検討することや、利用者負担は所得比例の料金体系に、全く新しい制度を確立していくべきであります。
 最後に、継続就業への障害になっている、例えば育児・介護休業制度の基本給付金や、職場復帰給付金などの休業給付を60%に引き上げること。
 これら国の税制や年金、保険などの制度改善をぜひとも求めていただきたい。
 以上の4点も含めまして、市長並びに関係当局の答弁を求め、質問を終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 前田議員にお答えいたします。
 質問に当たりまして、私に対して敬意を表され、恐縮に存じております。また、合併等々につきまして、私の考え方につき御支援、御協力を賜りましたことを深くお礼を申し上げたい、感謝を申し上げたいと思います。
 なお、今回の質問は、次世代育成支援対策についての質問であります。
 皆さんも御承知のとおり、厚生労働省はこの行動計画を充実することによって、少子化、児童育成計画を樹立したいと。次世代を守っていただくということでございますから、大変必要なことでございます。ただし、法律制定後は、随分勢いよくPRをし、このことの実現のためにえらい頑張っておられましたが、何か近ごろ、国民年金の関係かどうか知りませんけれども、トーンダウンしております。本当に国がやる気があるのかどうか、疑わしい一面があるように存じます。
 これを樹立するには、これも改革、国政のカバーがないと私はできないと思う。そんなこともあって、経費が必要になるからと思うんでしょうけれども、何か近ごろトーンダウンしたような気がしてなりません。
 市長会でもそのことを支援してきたわけでございますから、今、税制をどうする、こうするという話はしておりませんけれども、どうしても次世代を確保しないと、今の皆さん方が困るわけですから、そのことは地方では一番よくわかるわけです。例えば、介護を一例とってみても、これだけ急速に展開します。そうすると、若い人が保険料をくれなきゃ、若い人がバックアップしなきゃ守っていけないわけですよ。東京のど真ん中におって本当にわかるのかなという気がしてならない。その意味では、このことについて集中的に質問をしていただきましたので、私の考え方も申し上げたいと思います。
 ただし、今言われていることが、本当に樹立する段階で私どもが数字を出して要求しても、守られるかどうか、いささか不安でありますね。それぞれの状況に合った意見集約をせい、協議会を持てと言って、協議会で出てきた話を我々がまとめてやっても、その制度を改正しなきゃ何もならないわけです。だから、その意味で、この間も市長会があったけど、厚生労働省はぼろくそ。こんなことを言ったら失礼でありますけれども、国民年金でようへこたれてしまったのではないかなという気がいたします。
 その意味で、今申されたことについて、私のわかる範囲で申し上げたいと思いますが、1つは、次世代法に基づく市の行動計画策定の準備状況、昨年度はニーズ調査をそれぞれ行いました。5月におおよその集計がまとまりましたので、これはまだ皆さんに報道するわけにまいりませんけれども、これを受けて本年度は行動計画を立てろと、こういうことになっているわけです。
 ただ、砺波市だけでこのニーズで計画を立てても、11月には新市になるわけです。そこで庄川町と話し合いで、一緒に策定をやろうということで話し合いを進めております。そして行動計画をつくっていこうということでございます。
 そして、これから、今申しました庄川町と一体となった策定委員会を進めますが、その先に、よく法律を勉強して、そしてニーズも十分分析して、一種の専門家になりますから、ワーキンググループでいろいろ書いてもらおうと。今そういう段階であることを申し上げておきます。
 それから、行動計画については、住民の意見を集約しなさいと、そのとおりであります。もともと私は公募制をとってまいりました。したがいまして、これだけを公募しないというわけにまいりませんので、これは庄川町との兼ね合いになると思いますが、3名にするか、4名にするか、それは決めておりませんけれども、話し合いによってやります。
 ただし、公募だけではまとまりませんので、地域の公民館の皆さんや、あるいは民生児童委員の皆さん、あるいは学校関係者、そういった家庭と密接な関係のある皆さん、そして、先ほど言われたように経営者側も来てもらう。それから労働者側、ただし、パートの皆さんにも来てほしいんだけれども、審議会をやってパートの皆さんが来てくれたら、給料を払わなきゃいかんわけですから、ちょっと難しいんですけれども、できればそういう人たちも委員になって、自分の立場から意見を言うてほしい。そういう意味で、広く皆さん方の意見集約をしてまいりたい、そのように思っておるわけであります。
 素案ができましたら、広報にもお知らせをして、なお議会の皆さんからも御意見をいただいて、そんなことを思っておるところであります。
 それから、3番目に、行動計画づくりに向けた協議会の設置であります。
 協議会という名称ではないんですけれども、砺波市と庄川町が市になりますので、ある程度人数をまとめて、皆さんで策定委員会、そういうものをつくって、職員のワーキンググループの皆さんの幹事役にして、そして議論をするということにしたいと思っております。
 今少し予算づけをしておりますけれども、何回も会議をやったり、夜の会議になると思いますので、ちょっと予算も少ないかなと思っています。いずれにしましても、新市にそのように引き継ぎをいたしますから、少し予算を取って、でき得れば、さっき言いましたように女性のパートの皆さんに、こんなことで私は苦しんどるがやということを述べてもらって、するとすれば、夜になりますから、別にパートの関係はないかもしれませんが、お子さんたちもおられることでしょうから、その意味で少し会議をしたり、その意味ではお互いに懇談会もあってもいいのではないかなと。赤裸々に話し合いする、そういう場もつくってあげたらいいんじゃないかなと、こんなことを思うときに、少し予算的にも考えなきゃいかんと思いますが、私はそういう意味での委員会制度、そういうものをつくっていきたいと、このように思っております。
 次に、協議会等の設置には労働者代表や参加者の公募、これは先ほど言いましたとおり、私の公約でもございますので、経営者、労働者、そして今言いましたような皆さんにでき得れば入っていただきたいと、このように思って、広い意味での集約をしたいと思っております。
 それから、次は、どういう視点に置くか。8つの視点と言われたので、前田議員さんはよく御存じだと思いますが、議員の皆さんに改めて申し上げておきます。
 1つは、子供の視点。大変難しいんですが、子供がどう思っているか。大人がそういう立場に立っていくというのが第1点であります。それから、次代の親づくりという点。親はどうあるべきか、そういう視点に立つ。サービス事業者の視点。
 それから社会全体による支援の視点。社会全体はこれをどうカバーすべきか。後ほど申し上げますが、今の制度がいいのかどうか。年金制度もそれでいいのかどうか。そういう意味での社会からの視点を考える。
 それから、すべての子供と家庭への支援、家庭全体のこと、そういう視点に立つ。もう一つは、地域全体はどう考えるか、そういう視点に立つ。もう一つは、次世代育成のためのサービスの質をどうするか。幾つかありますけれども、それでいいのかどうか、赤裸々に出さなきゃいかんと思う。そんなことなど思っておりますし、もう一つは、砺波における特別な視点を考えるべきではないか。特別はなかなか難しいと思いますが、逆に言うと、富山県というのは男性社会ですね。これらの視点から考えると、もっと女性の視点といいますか、男女共同参画時代、議会でも議決していただいたんだけれども、その視点に立って考えなきゃいかん。だから、特別なことがあるとすれば、その辺を強調しなきゃいかんのではないかなという気もいたします。
 そのような基本的な視点が、今、示されておりますので、これらについてはニーズ調査の中で、今申し上げました8つの視点を脳裏に置いて行動計画というものをやらなきゃいかん。ついては、ワーキンググループもそのことを十分勉強してやらなきゃいかんと思いますし、理解もしなきゃいかん。それから協議会や委員の皆さんもこのことを十分勉強していただいて、それで議論をしなきゃいいものが出てこないだろうと、このように思っておるわけでございます。
 いずれにしましても、今、働きながら子育てというのは大変厳しいようであります。公務員についてはある程度カバーしております。それでも育児休暇は取りますよ。産前産後を取ります。ただし、1年の育児休暇も賃金カットですから、後々の年金の関係もあるでしょうから、あるいは親にどう言われておるか知りませんが、取らない人もおります。できれば、この制度があるんですから、子育てのために1年間ぐらい棒に振ったっていいと思う。ただし、法律的にそのことをカバーしてくれればいいんだけど、今のところカバーしてくれませんので、その辺から考えると、そういう意味でのサポート。それから男のほうもまだまだ考えなきゃいけない問題があると思います。私もどちらかというと、男性社会の一人かもしれません。反省しなければならない問題があるかもしれませんが、そのことなども十分考える、そういう姿勢を持つべきではないか、このように思っております。
 いろいろまだ考え方もございますけれども、一応のやり方としてはそういう方向でいきたいと、このように思います。
 それから、国の税制、年金制度、これらの改善ということでたくさん提案をされました。やっぱりそれは改正しなきゃいかんと思う。そうでないと、中小企業へ行ってパートですから、産前産後を取りたいと。砺波は別として、富山県の社会は完全に首ですよね。どうですか、皆さんの実態は。ここに経営者がいっぱいおられますが、あんた方、どうしているんですか。それをカバーする体制づくりをしなきゃ、そのときは法律を改正しなきゃいけませんよ。そうしなきゃ子供は増えてこない。今、前田議員がおっしゃったように、1.29、だんだん下がっていく。これはあと、だれがカバーするか。それはやっぱり皆さんでそのことを考えて法律改正等をしなきゃいかんと思う。その意味では、おっしゃる気持ちは全部わかりますが、今ここで私が、これとこれを改正せいというわけにはいきませんが、そのことは要望してまいります。
 次世代育成支援対策推進については、法改正を十分にらんでやりなさいという市長会の議決もございますし、それから、これらに関する所得税等の問題、それから年金等の掛け金の問題等についても市長会を通じて負担軽減を入れておりますので、それしか今のところ入れないと思います。ぜひそのことも考えて、私ども自身も法改正等の運動を展開しなきゃいけませんし、議会の皆さんもそれを理解していただきたいと、私はそのように思います。ぜひ、この次世代の育成対策について、皆さんも十分御理解いただいて、どう対応するのか、地域でも話し合って、1つでも2つでも行動計画の中に盛り込んで、それが実現されて、そのことが将来の地域づくりになりますし、日本づくりにもなると思いますので、よろしくお願いしたいと、このように思っておるところでございます。
 そのことを申し上げてお答えといたしますが、職場の行動計画等については総務部長からお答えいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) 私からは、公務職場の行動計画についてお答えを申し上げます。
 法で定められております特定事業主として作成いたします公務職場の計画づくりに当たりましては、先に市長が申しましたとおり、策定委員会での意見を尊重することはもちろんでございます。加えまして、別途、庁内にワーキンググループを設置いたしまして、職員からの提案なども参考にしながら、あわせまして各行政委員会等とも調整が必要になると思いますので、調整をいたしまして、市の計画と歩調を合わせて作成してまいりたいと考えております。
 なおまた、社会福祉協議会など関連団体への情報提供も行いまして、連携を図ってまいりたいと存じております。
 この次世代育成支援対策につきましては、すべての男女が仕事と家庭を両立させるための風土改革が必要だともいわれているようでございます。大変根の深い大きな課題であろうかというふうに存じております。
 お尋ねの既存制度の利用状況について、幾つか例を申してみますと、平成15年度中の産前産後休暇の取得率は、これはさすがに100%でございます。育児休業は90%と高率でございますが、妻の出産に伴う休暇は22%、そして子供の看護休暇の取得者は1人、授乳などのための部分休業や介護休暇は残念ながら現在のところ取得者ゼロという状況にございます。つきましては、実効性を高めるために、看護休暇や介護休暇などの制度の周知に加えまして、職員の意識改革を進めながら、制度を活用しやすい環境づくりに努めてまいりたいと存じております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 以上で通告による質問並びに質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 質疑なしと認めます。
 これをもって市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたしました。

◯議長(松本君) ただいま議題となっております議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外4件及び報告第3号から報告第10号まで、専決処分の承認を求めることについて、外7件については、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。

◯議長(松本君) 次に、日程第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件については、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(松本君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明6月16日から6月20日までの5日間は、議案審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、明6月16日から6月20日までの5日間は、議案審査等のため休会することに決しました。
 なお、次回の本会議は、6月21日午後2時から開会いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時29分 閉議