令和7年3月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(山田順子君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                日程第1
        議案第2号から議案第28号及び報告第2号
○議長(山田順子君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算から議案第28号 工事請負変更契約の締結について及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについてまでを議題といたします。

            (各委員会の審査報告)
○議長(山田順子君) 以上の案件につきましては、各常任委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔産業建設常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○産業建設常任委員長(有若 隆君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告をいたします。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分外9件及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについてを審査するため、去る3月12日午前10時から、市長をはじめ関係部課長などの出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第6号 令和7年度砺波市工業団地造成事業特別会計予算、議案第7号 令和7年度砺波市水道事業会計予算、議案第8号 令和7年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第9号 令和7年度砺波市下水道事業会計予算、議案第16号 砺波市水道事業給水条例の一部改正について、議案第20号 工事請負変更契約の締結について、議案第24号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第27号 令和6年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)、議案第28号 工事請負変更契約の締結について、報告第2号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案10件及び報告1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」または「承認」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の5点について申し上げます。
 1点目に、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分のうち、農福連携環境整備支援事業の内容等については、人手不足の農業現場において、貴重な働き手となる障がい者を受入れする農業経営体の作業環境を働きやすい環境に改善するため、暑さをしのぐためのテントや移動式スポットクーラの整備に対して支援するとのことでした。また、現在、市内では障がい者を雇用されている農業経営体は2組織あり、障害福祉施設事業所などへ委託されている農業経営体は4組織あるとのことでした。
 委員からは、引き続きマッチングや受入環境の改善に努め、農福連携を推進していただきたいとのことでした。
 2点目に、外国人観光客回復事業におけるチューリップフェア以外での本市への目に見える効果などについては、全国各地でインバウンド客が増加する中、当市においてもチューリップ四季彩館への入り込みをはじめ、庄川峡遊覧船が年間を通じて大変好評であり、本年度も2月末で既に昨年1年間の入り込みを超えている状況である。また、産業観光としての三郎丸蒸留所やホテル・旅館などの宿泊施設の入り込みが増えているとのことでした。
 3点目に、洪水ハザードマップ改訂事業において、新たに加えられる中小河川や雨量の基準については、市の洪水ハザードマップ改訂において、新たに加えられる中小河川は、庄川水系の谷内川・坪野川・和田川と小矢部川水系の荒又川・山王川・乱馬川・上黒石川・大門川・大門川分水路の9河川が増え、17河川になる。また、雨量については具体的な基準はないが、想定し得る最大降雨と言われている、1時間当たり最大130ミリメートル程度を解析するとのことでした。
 4点目に、木造住宅耐震改修支援事業の今年度の実績及び新年度の見込みについては、氷見市や高岡市などの能登半島地震の被災地で耐震改修工事が多く行われており、申請業務を行う業者が多忙であったことから、今年度の実績は昨年度より少ない2件である。
 新年度に向けては、耐震診断の件数が2月末で52件となっており、申請に向けた具体的な相談もあり、木造住宅耐震改修工事費補助の拡充と設計費補助の新設が後押しになると考えているとのことでした。
 5点目に、議案第9号 令和7年度砺波市下水道事業会計予算のうち、雨水による内水浸水想定区域図作成事業については、内水浸水想定区域は、これまで何度か道路の冠水や浸水などの被害が発生した出町市街地周辺の用途区域を想定している。作成する内水水害情報と土木課が改定する洪水水害情報を一つにまとめ、情報の一元化を図り、一目でそれぞれの水害に応じた浸水深や避難施設が分かる水害ハザードマップにバージョンアップするとのことでした。
 また、今後の雨水施設の整備については、今回作成する内水浸水想定区域図を参考に、後年度において雨水貯留施設の容量や排水路の断面を精査し、現在の砺波公共下水道事業全体計画を見直す必要が生じた場合は、計画を変更した後、施設の整備を行うとのことでした。
 次に、受理番号4番 「最低賃金の全国一律制と中小企業支援の拡充を求める意見書」についての陳情については、委員から意見を聴取し慎重に審議した結果、委員からは、賃金の引上げは必要と考えるが、地域の暮らしに応じて、段階的に引き上げることが重要であり、全国一律制には賛同できない。また、資材高騰や人手不足などの状況下で一度に大幅な賃上げを行うことは、中小企業や小規模事業者の経営が立ち行かなくなる懸念があるなどの意見があり、採決の結果、賛成なしで不採択となったところであります。
 なお、当委員会では、去る1月21日、チューリップの切り花栽培を行っている株式会社センティア、株式会社フルール、今井花園の3か所の生産現場を視察し、チューリップ切り花栽培の現状と諸課題について調査研究を行ったところであります。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。
○議長(山田順子君) 民生病院常任委員会委員長 川辺一彦君。
 〔民生病院常任委員長 川辺一彦君 登壇〕
○民生病院常任委員長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分外9件について審査するため、去る3月13日午後1時から、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第3号 令和7年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号 令和7年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第5号 令和7年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第10号 令和7年度砺波市病院事業会計予算、議案第11号 砺波市犯罪被害者等支援条例の制定について、議案第15号 砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第24号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第25号 令和6年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第26号 令和6年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、以上、議案10件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の4点について申し上げます。
 1点目に、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分のうち、エコ推進事業費「置き配ボックス購入補助事業」については、置き配ボックスの導入を支援する目的で制度化するものであり、多くの市民に活用されるよう補助率を2分の1とし上限額は5,000円としたものである。
 委員からは、対象物件の範囲を絞れないかと意見がありましたが、補助要綱には耐久性や盗難防止策、耐水性や中身の見えない構造等の規定を定める予定としていることから、まずは置き配ボックスの普及推進に努めたいとのことでありました。
 2点目に、住宅取得・家賃支援事業補助金にある「となみ暮らし応援プロジェクト 砺波型サスティナブル住宅重点支援」について、委員からは、新たな補助制度からすると転入世帯に対する中古住宅の取得には最大107万3,000円の補助額が新設されたことを評価するとした一方で、新築取得の場合には現行の補助額よりも減額となる可能性がある内容であることから、現行の制度である「となみ暮らし応援プロジェクト 1073プロジェクト」に、新たなGX加算を上乗せする制度にならないか見直しを求めたところ、後日、再検討する旨の回答を得ることができたところであります。内容は、先ほどの全員協議会でお聞きになったとおりであります。
 3点目に、議案第10号 令和7年度砺波市病院事業会計予算、機器備品購入費の総合情報システム整備事業にある「電子カルテシステム」を更新することによる病院利用者のメリットについては、患者個人が外来診察時における診療状況をスマートフォンで確認できるようになることと、診察順番が近づいてくると通知される機能を有していることから、患者が待合場所に待機していなくても食堂や車で自由に過ごすことが可能となることで、待ち時間がもたらすストレスの軽減が期待できるとのことでした。
 また、委員から、今回更新される「電子カルテシステム」を市内の診療所や砺波医療圏の公立病院等と連携を図ることについては、連携には新たなシステムの構築が必要であり多額な費用を要することから、現状では考えていないとのことでありました。
 4点目に、議案第11号 砺波市犯罪被害者等支援条例の制定では、飲酒運転や犯罪等により被害を受けた方やその家族または遺族に対する総合支援体制を確立し、誰もが安心して暮らすことができる地域社会を実現するためとしているところであり、経済的負担の軽減、重傷病対象者等の判定基準、犯罪等被害者が安全に安心して相談できる機能などの整備を予定しているとのことでした。
 それらの相談体制については、市民生活課が総合窓口となり、犯罪等被害者の安全確保や住居の提供、日常生活の支援などの担当部署や警察、犯罪被害者支援センター等の連携協力によるワンストップサービスをもって、犯罪等被害者の負担軽減につながるような相談・支援体制の整備充実を考えているとのことでした。
 なお、当委員会では、1月15日に「砺波市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(案)」について勉強会を実施したところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(山田順子君) 総務文教常任委員会委員長 山本篤史君。
 〔総務文教常任委員長 山本篤史君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山本篤史君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告いたします。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分外10件について審査するため、去る3月14日午前10時から、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分について、議案第12号 情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第13号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、議案第14号 砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第17号 砺波市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、議案第18号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第19号 砺波市林ふれあい会館条例の廃止について、議案第21号 財産の無償譲渡について、議案第22号 辺地に係る総合整備計画の策定について、議案第23号 砺波市過疎地域持続的発展計画の変更について、議案第24号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、以上、議案11件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見・要望がありましたので、次の5点について申し上げます。
 1点目、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算所管部分のうち、デマンド型交通運行費については、1回500円という料金設定がかなり浸透したと考えているとのことでした。
 利用者からは、帰りの便が利用しづらいという声があり、現在の12時便と15時便に3時間の空き時間があるため、帰りの11時便と行きの13時便の稼働率が若干ほかの便よりも低いことから、新年度からは、行きの11時便と帰りの13時便を追加することで、さらなる利便性の向上につながると考えているとのことでした。
 委員からは、運転免許証返納者が年間200名近くおり、今後を考えると増便は必要との意見がありました。
 2点目、パイロットオフィス事業については、県内外の自治体や民間企業を見学し、文書量の削減・文具の一括管理などにより生産性の向上につながるとのことで、事業の結果を新庁舎の計画にも反映していきたいとのことでした。
 委員からは、今回の事業に伴う備品はリースも含めて検討してはどうかとの意見があり、費用対効果を踏まえ、よりよい事業となるよう工夫したいということでした。
 3点目、GIGAスクール構想システム運用費について、予算の妥当性については、ネットワーク機器の保守やヘルプデスクサポートへの連絡による現地サポート、WEBフィルタリングソフトなどの経費で、おおむね妥当であるとのことでした。
 委員からは、ハードが壊れた際の修理費の懸念があるとの意見がありましたが、担当課からは、修理費については今回含まれておらず、別途必要とのことでした。
 4点目、海外留学支援奨学資金給付事業費について、市民に幅広く周知するため、広報となみで2分の1ページを使って記載したところ、1件の保護者から連絡があったとのことで、新年度からは、さらに市内中学校にも周知していくとのことでした。
 委員からは、本事業を受けるには外国語能力試験のスコアの写しが必要だが、受験料が高くてなかなか受験が難しい大学生がいるので、受験料についても今後検討してほしいとのことでした。
 5点目、ゴールデンエイジステップアップ事業補助金について、ゴールデンエイジとは9歳から12歳の急速に運動能力が発達する時期で、動きの巧みさを身につけるのに最も適している年代であるとのことであり、各分野で活躍している大学教授や、県スポーツ協会の指導員等を講師に迎えて、身体能力開発プログラムなどを発達段階に応じて月に1回行うとのことでした。
 委員からは、すばらしい取組であり、新年度の当事業の成果が出れば、さらに予算を増額するべきではないかという要望がありました。
 なお、当委員会は、2月28日に「砺波市こども計画」をテーマに、こども課出席の下、研修会を開催いたしました。
 以上、審査の結果とその概要などについて申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(山田順子君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 7番 境 欣吾君。
 〔7番 境 欣吾君 登壇〕
○7番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算に対する反対討論を行います。
 この予算には、庄川水資料館の解体費用が計上してあります。庄川水資料館は、庄川に関わりながら築かれてきた地域の歴史や文化を体感することのできる全国的にも貴重な建造物、耐用年数にも達していないこの大切な文化施設をなくすことには、到底賛成することはできません。
 したがって、この予算には賛成できません。
 以上で討論を終わります。
○議長(山田順子君) 1番 境 佐余子君。
 〔1番 境 佐余子君 登壇〕
○1番(境 佐余子君) 議長より発言の許可がありましたので、発言通告書に基づき、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算について、賛成討論をさせていただきます。
 砺波市では、少子高齢化、人口減少が今後ますます進む中で、公共施設などにおいて利用需要を見据えた上で長寿命化や統廃合、廃止などを計画的に進めていくことは、今後の財政運営はもとより、将来世代に大きな負担を残さないために避けて通れないことであり、現役世代に課せられた大きな責任であると考えます。
 このような中で、庄川水記念公園の再整備については、庄川水記念公園再整備基本計画策定に着手され、単純に建物の耐用年数だけでの判断ではなく、一体的な整備を進めるのに複数年を要することから、できるだけ早い段階での判断が必要となり、水資料館の廃止時期が決まりました。砺波市の未来に向けて、水資料館の廃止はやむを得ないと考えます。
 なお、その再整備基本計画には水資料館の機能継承も位置づけられていることから、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算について賛成するものです。
 以上、賛成討論といたします。
○議長(山田順子君) 7番 境 欣吾君。
 〔7番 境 欣吾君 登壇〕
○7番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第17号 砺波市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてに対する反対討論を行います。
 この間、議会改革と称して議員定数、議員報酬、そして政務活動費の問題が絡めて議論されてきました。議会費を増やさず、できれば身を切る改革として減らすこととどう両立させるかといった議論です。
 既に議員定数を減らす条例が昨年12月議会で採択されましたが、本来、議員報酬と議員定数とは別次元に論じるべき問題です。多様な市民の声を市政に反映させるための基盤、これを削って報酬を引き上げるなどというのはやってはいけない選択です。
 今議会で議員提案として上程されている政務活動費の上限を引き下げる提案についても同様です。議員が行政や議会運営などについて調査を行ったり、研修会に参加をする、書籍の購入や広報などといった議員としての活動をふさわしく行っていくために使われる政務活動費は、議員報酬とは次元の違う費用です。
 議員報酬の引上げに伴い上限を引き下げるというのには道理がありません。議員定数の削減、政務活動費の上限を引き下げることと引換えに提案された議員報酬の引上げには賛成できません。
 以上で反対討論を終わります。
○議長(山田順子君) 12番 川辺一彦君。
 〔12番 川辺一彦 登壇〕
○12番(川辺一彦君) 議長の許可をいただきましたので、通告に基づき、議案第17号 砺波市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、賛成討論を行います。
 砺波市では、今年度、新市誕生20周年を迎えました。この間、砺波市議会では議員定数を22名から4名減少しましたが、議員報酬の改定は行われてきませんでした。
 背景には、失われた30年という時代の中で、平成の大合併による行財政改革の推進、加えて、各地で発生した大規模自然災害やコロナ禍等の要因により、報酬を引き上げる状況にはなかったと考えるのであります。
 しかし、この間、地方議会議員においては、議員年金制度の廃止に加え、被用者年金の一元化に伴う老齢厚生年金の一部または全額停止など、地方議会における議員待遇の低水準化が議員の成り手不足に拍車をかけてきたものと思われます。
 また、近年議会に求められる市民ニーズは、子育て支援や災害対策など、多様化、複雑化しており、とりわけ人口減少に伴う様々な地域課題の顕在化等により、議員が取り組む課題も多岐にわたり、議員一人一人の活動量も増加してきました。
 そこで、このような状況を踏まえた議員報酬改定の根拠については、以下の3点があります。
 1つは、議員1人当たりの活動量の増加であります。地方議会の議会改革を調査する専門機関によれば、砺波市議会の議会改革度は、平成31年に議会基本条例を制定以降、全国の都道府県、市町村を含めた約1,800議会のうち1,047位にランクされていたものが、現在は236位まで上昇しています。
 このことはイコール、これに伴う議員1人当たりの活動量が増加していることを裏づけるものであります。
 2つ目に、会社を退職して議員になった場合の社会保険料は、45歳モデルで月額2万7,472円の負担増になる一方で、議員には厚生年金制度がなく、国民年金のみであります。
 このことは、老後の生活保障が、一般の会社員などと比較し大きく見劣りすることから、議員になろうとする人の大きな壁になっていると考えるのであります。
 3つ目には、富山県下の類似団体、人口5万人未満4万人以上の市との比較や、一般会計当初予算に占める議会費の割合が現行の議員定数18名相当を上回らない範囲内とすることなどを根拠といたしました。
 また、政務活動費につきましては、議会改革特別委員会での議論も踏まえ、一実績を基に、調査研究費と研修費相当額を維持する形で減額し、かつ政務活動費を含む全体の議会費を現状の範囲内としたものであります。
 もう一点には、政務活動費の減額は、決して議員の皆さんの活動そのものを規制するものではありません。しっかりと報酬を増額することによって政務活動の自由を保障し、かつ自主的、自律的に活動をしていただくことを考えたものであります。
 以上のことから、議員定数の削減及び政務活動費の引下げと引換えに議員報酬を引き上げたものではありません。
 なお、費用弁償のうち、本議会、委員会等の会議に出席した場合の支払いに関しては、全国的に報酬との二重払いが問題になる中において、全国815市議会中461議会、56.6%が支給していない状況を踏まえまして、報酬額を見直すこの機会に、費用弁償の一部を廃止することを申し入れたものであります。
 以上、御尽力いただきました報酬審議会の皆様に感謝を申し上げますとともに、このたびの報酬改正は議員活動に専念できる最低限必要な報酬額と考えておりますので、議案第17号の砺波市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正につきましては、議員各位の多大なる御賛同をお願い申し上げまして、賛成討論といたします。
○議長(山田順子君) 以上で、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 まず、議案第2号 令和7年度砺波市一般会計予算を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立多数であります。よって、本案は各委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第17号 砺波市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第3号から議案第16号、議案第18号から議案第28号及び報告第2号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決または承認であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決または承認されました。

                日程第2
              議員提出議案第1号
○議長(山田順子君) 次に、日程第2 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の一部改正についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表いたしまして、13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の一部改正について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律の施行に伴い、行政手続における特定の個人を識別するための番号利用等に関する法律が改正されたことから、所要の改正を行うものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の一部改正については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。

                日程第3
              議員提出議案第2号
○議長(山田順子君) 次に、日程第3 議員提出議案第2号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例施行規程の一部改正についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表いたしまして、13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議員提出議案第2号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例施行規程の一部改正について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 健康保険証や運転免許証のマイナンバーカードとの一体化に伴う関係施行令及び施行規則の一部改正に対応するとともに、規定の整備のため、所要の改正を行うものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第2号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例施行規程の一部改正については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立多数であります。よって、提出議案第2号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例施行規程の一部改正については、原案のとおり可決されました。
                日程第4
              議員提出議案第3号
○議長(山田順子君) 次に、日程第4 議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表いたしまして、14番 島崎清孝君。
 〔14番 島崎清孝君 登壇〕
○14番(島崎清孝君) 議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 令和6年12月砺波市議会定例会において、議員発議により、18人の議員定数を16人とする条例改正を行ったところであります。
 これを受けて、議会改革特別委員会において議員定数削減後の常任委員会の在り方について検討した結果、より専門的かつ包括的に議案、請願等の審査や調査を行うため常任委員会の数を2つとし、各委員の定数を8人とし、あわせて名称及び所管を変更することとし、この条例において所要の改正を行うものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第3号 砺波市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。

                日程第5
              議員提出議案第4号
○議長(山田順子君) 次に、日程第5 議員提出議案第4号 砺波市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表いたしまして、14番 島崎清孝君。
 〔14番 島崎清孝君 登壇〕
○14番(島崎清孝君) 議員提出議案第4号 砺波市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 本市議会では、議会基本条例を制定し、積極的な議会改革を推進しているところであります。
 この議会改革の一環として、政務活動費について、今後もより適正な使用及びその使途の透明性を図るとともに、資質向上の研さんのために支障のない範囲として、政務活動費を現在の月額から9,500円を減じた1万8,000円とするものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山田順子君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

               (討  論)
○議長(山田順子君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第4号 砺波市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第4号 砺波市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。

                日程第6
       所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(山田順子君) 次に、日程第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査が終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

               追加日程第7
○議長(山田順子君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から議案第29号 砺波市副市長の選任について、議案1件が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第7として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

               議案第29号
○議長(山田順子君) これより、追加日程第7 議案第29号 砺波市副市長の選任についてを議題といたします。
 〔企画総務部長 島田繁則君 退場〕

              (提案理由の説明)
○議長(山田順子君) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加提案いたしました議案第29号 砺波市副市長の選任についてを御説明いたします。
 齊藤一夫現砺波市副市長の任期が本年3月31日をもって満了となります。つきましては、後任の砺波市副市長として島田繁則現本市企画総務部長を選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。何とぞ御審議の上、同意をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(山田順子君) お諮りいたします。本案については事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田順子君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

               (採  決)
○議長(山田順子君) これより、議案第29号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第29号 砺波市副市長の選任については、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山田順子君) 起立全員であります。よって、議案第29号 砺波市副市長の選任については、原案に同意することに決しました。
 〔企画総務部長 島田繁則君 入場〕

○議長(山田順子君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。
 副市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 副市長 齊藤一夫君。
 〔副市長 齊藤一夫君 登壇〕
○副市長(齊藤一夫君) お許しをいただきましたので、退任に当たり、一言お礼の御挨拶を申し上げたいと思います。
 平成25年4月に就任して以来、3期12年間、市民の皆様、議員の皆様、そして夏野市長をはじめとする職員の皆さんに支えていただき、副市長の職務を全うすることができました。本当にありがとうございました。
 この間、先人が築かれた砺波市を、夏野市長の下、もう一つ上の砺波の実現に向け、微力ながら貢献でき、元気のあるまちとして次の世代にバトンタッチできることをうれしく、また、誇りに思っております。
 今は仕事の緊張から解放されるというほっとした気持ちと、皆さんの顔をこれまでのように見られなくなるという寂しさが複雑に交錯をしております。
 12年間を振り返ると、最初の頃は仕事の勝手が分からず、副市長として何をすればいいのかを自問自答しながら、プレッシャーに押し潰されそうになったこともありましたが、周りの皆さんに助けていただき、今日を迎えることができました。
 また、この間には、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックや、体験したことのない規模の地震の発生など、予想しないこともありましたが、やりがいのある充実した、そして、楽しい時間を過ごさせていただいたと思っております。気がつけば12年間が過ぎていたというのが実感であります。高い席からでありますが、重ねて感謝を申し上げたいと思います。
 今、日本は少子高齢化、人口減少などの問題に加え、大規模自然災害の発生、さらには世代間格差、地域間格差、所得格差など様々な問題が起きております。また、世界に目を向けると、各地で地域紛争が起こり、分断と対立の終わりが見えません。限りなく不透明な時代になっています。砺波市もこうした流れにあらがうことはできません。
 しかしながら、決して悲観することはありません。これまで、砺波市は夏野市長の卓越したリーダーシップの下で着実に発展をしてきております。住みよさランキングでは常に上位に位置し、高い評価をいただいております。
 今後は、新庁舎の建設や中学校の再編、JR城端線・氷見線の再構築など、将来をしっかりと見据えた上での大型事業が予定をされております。事業の遂行には資材費や人件費などの増嵩による事業費の増加が見込まれており、これまで以上の創意工夫が求められます。
 職員の皆さんには常日頃から言っていますが、ぬるま湯の中で現状に安住するゆでガエルには決してならないでください。将来を予測することは非常に難しいことですが、現状にとどまっていては何の解決にもなりません。ベストの選択でなくても、間違っていれば修正すればいいのです。立ち止まっていては何も進みません。大変だと思いますが、頑張っていただきたいと思います。期待をしております。
 これから一市民となりますが、砺波市の応援団として、自分にできることを見つけ、貢献できたらと思っています。
 結びになりますが、砺波市の限りない発展と、皆様の健康と御活躍を心から祈念するとともに、在任中に賜りました御厚情に重ねて感謝を申し上げ、退任の御挨拶とさせていただきます。
 12年間、本当にありがとうございました。
○議長(山田順子君) 企画総務部長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 企画総務部長 島田繁則君。
 〔企画総務部長 島田繁則君 登壇〕
○企画総務部長(島田繁則君) 議長よりお許しをいただきましたので、一言御挨拶をさせていただきます。
 ただいま副市長の選任に当たりまして、議員の皆様から同意をいただき、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。その職責の重さに、身の引き締まる思いでございます。
 今、砺波市は二十歳を迎え、さらなる飛躍が求められており、本市の豊かさ、暮らしやすさを着実に推進していく必要があります。人口減少対策はもとより、市長が常々申しております防災対策となる新庁舎の整備、また、教育の充実を図るための中学校の再編、持続可能な公共交通の整備、さらには、子育て環境の整備、GX、DXの推進など、職員が一丸となって取り組んでいかなくてはならないと考えております。
 そのような中、大変微力ではございますけれども、これまでの砺波市職員としての経験、そして、知識を生かしながら、夏野市長の補佐役といたしまして、事業の進捗を図り、もう一つ上の砺波の実現に向けて、一生懸命努力をしてまいりたいと考えております。
 議員各位並びに市民の皆さんには、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ、簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(山田順子君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 3月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今ほどは、お二方から大変格調の高い話がありまして、私、なかなかやりにくいですが、今定例会に提案いたしました全ての案件につきまして、可決または承認をいただきありがとうございました。
 可決いただきました新年度予算は、となみ暮らし魅力アップ予算Vとして、「10WAVEプロジェクト」をはじめとした各種事業の着実な進捗を図り、議会中にもいただきました様々な御意見や御要望などにも十分配慮しながら、本市の豊かさ、暮らしやすさのさらなる向上を目指してまいりたいと考えております。
 今月3日に公表されました2月1日時点の県人口移動調査結果――これは推計人口ですが――におきまして、前月比で増加となったのは本市と舟橋村だけでございました。
 今回は月単位の数字でありますので、このまま継続して推移するというものではありませんけれども、本市では死亡者が出生者数を上回る自然減状態が長く続いている一方で、ここ数年は平均して転入者が転出者を上回っている社会増となっておりまして、今回はこの社会増が全体を押し上げてプラスとなったものというふうに思っております。
 これは、やはり本市が住みよいまち、また、魅力あるまちとして一定の評価をいただいていることが、転入先として本市を選んでいただいていることにつながっており、改めて先人の先見性と市民の皆さんのたゆまぬ御尽力に感謝を申し上げたいと思います。
 新年度予算では砺波型サスティナブル住宅重点支援など、移住定住支援ですとか、三世代同居・近居住宅支援施策のブラッシュアップをはじめ、様々な子育て支援施策の充実、工業団地造成事業をはじめといたします産業振興や農業振興、散居景観の保全など、本市のバランスのよい発展につながる特徴的な施策の積極的な展開によりまして、さらなる魅力アップに取り組んでまいりたいと考えております。
 さて、現議員の皆様方にとりましては、今任期もあと1か月余りとなりまして、任期中最後の、臨時会があるかもしれませんけれども、定例会ということになりました。これまで市政発展のために多大な御尽力をいただきましたことに対しまして、改めて心から感謝と敬意を表したいと思います。本当にどうもありがとうございました。
 今後とも砺波市政の発展のために、より一層の御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げたいと思います。また、中でも今期で引退されるとお聞きしております皆様方には、今後は議員とは別の立場で御尽力いただければなというふうに思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 また、齊藤副市長にも、本当に12年間支えていただきありがとうございました。本当にいい補佐役に恵まれたというふうに思っております。
 結びになりますが、議員各位をはじめ関係各位に重ねて御礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。本当にどうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 言
○議長(山田順子君) これをもちまして、令和7年3月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時11分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   山 田 順 子

   署名議員   神 島 利 明

   署名議員   小 西 十四一

   署名議員   開 田 哲 弘