令和5年6月 民生病院常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

(6月定例会付託案件の審査)
○山田委員長 ただいまから民生病院常任委員会を開会させていただきます。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件2件であります。
 これより、議案第38号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外1件について審査をいたします。
 発言される方は挙手の上、委員長の許可を受けてからお願いいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 向井副委員長。
○向井副委員長 私のほうから、一般会計補正予算、シルバー人材センター事業費のシルバーワークプラザエアコン改修工事費についてお伺いしたいと思っております。
 この改修工事は、ガス式エアコンの室外機の改修とのことですが、今回、電気式ではなくガス式の改修になったのはどのような経過があったのか、その辺のところをお聞かせいただければと思います。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 現在、シルバーワークプラザで使っておりますエアコンにつきましては、ガス式のものを使用しております。例えば、これを電気式にした場合ですが、改修に室外機、室内機、あと配線関係の新設も入ってまいります。そうなりますと、ガス式に比べ工期が長くなること、あと、費用面につきましても、電気式にした場合はガス式に比べて1.7倍の金額を要するということで、今回ガス式の改修ということになっております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 それでは、この改修に当たって、設置から約25年経過しているとのことでありますが、今回の改修は室外機とそれに伴う外部の配管のみの部分だと聞いております。全てリニューアルされるわけではないので、例えば室内機であるとか室内配管等もあることだと思うんですけれども、25年たっておりますから、その辺のところは大丈夫といいますか、今後新しくリニューアルされるに当たって、何十年ともつような状態なのかどうか、その辺のところをお聞かせください。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 見積りをいただく際に専門業者のほうに室内機、内部の配管、そういったものも点検していただいておりまして、現在のところ、改修の必要はないというお答えをいただいております。何十年先ということまでは保証できないことだと思いますので、もし故障等が発生すれば、その都度、改修が必要になろうかと思っております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 それでは、早々に進めていただければありがたいと思っておりますが、このように新しくリニューアルするに当たって、例えばカーボンニュートラルの実現、脱炭素とかそういったことを考えたときに、環境に配慮した設備の導入も当然あるべきであろうと。ただ単にガス式をそのまま継続するのではなくて、今回、第2次砺波市環境基本計画に基づかれて今回の整備へと移られたと思うんですけれども、どのような計画で、そしてどのような形で、考え方で今回の導入をされるのか、その辺のところを聞かせてください。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 今回導入いたしますガス式のヒートポンプにつきましては、現在使用しているものに比べますと、エネルギー量が43.5%削減できることになります。これはCO2の排出量にいたしますと年間4.2トンの削減につながるものでございます。
 また、日本LPガス協会のほうでは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けまして、カーボンフリーのグリーンLPガスの開発、利用について、今推進をしているところでございます。
 以上のことから、今回のガスヒートポンプ導入につきましては、カーボンニュートラル実現に向けての一つの取組と考えております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 大変よく分かりました。早々に導入していただきたいと思っております。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 それでは、生活保護自立支援費250万6,000円についてお伺いいたします。
 この生活扶助の基準額は原則5年に一度見直されております。したがって、基本5年に一度の頻度でシステム改修が行われているわけでありますけれども、そもそもこの250万円という金額の算出根拠はどういったことなのかお尋ねしたいと思います。
 つまり、この費用自体は市が見積もったものであって、その5割を国が負担するという考え方なのか、もしくはその国が見積もった基準額の5割を市が負担するという考え方なのか、この点をお伺いしたいと思います。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 今回のシステム改修は、議案説明でも申し上げましたが、2種類ございます。
 まず、保護費の算定の改修になります。これにつきましては、5年に一度の見直しということで、改修に入ります。改修項目は、今回コロナ禍ということもありまして、特例加算ですとか経過的加算、そういったものもいろいろありますので、そういったものの検証作業に多大な費用がかかるということでお伺いしております。
 あと、被保護者調査項目の追加ということで、現在、月次の調査、年次の調査、2種類ございます。月次については13種類のシート、その中に幾つか調査項目があるわけなんですが、年次については5つのシート、その中にも幾つかの項目があるということで、こちらも多くの改修が入りまして、その検証作業に費用が多くかかると聞いております。
 国の関係の補助金ですが、これは、こちらのほうで算出したものの2分の1の補助ということで、当然頭打ちはあるんですが、当市の場合はその中に十分収まっているということで、今回、補正のほうを計上させていただいております。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 いろいろ複雑な付加部分もあるということが分かりました。
 ただ、今回、これを考えてみますと、本年10月から改定になる、例えばこの40代の夫婦と子供2人の世帯であれば、この10月から15万7,000円に変えるという、基本的にはただそれだけの変更ですよね。しかもこの対象世帯というのは、せいぜい42世帯程度、そんなに多くはないという中で、この250万円というのは本当にどうなのかなという気は、実はすごくしております。私も元の会社の中では、大体改修システムは1本40万円というのが当時の相場でありましたので、それからいくとすごく高いなという気はします。
 そこで、これは国の標準システムに市独自のいろんなものを付加したこともあるのかということについてはどうなんでしょうか。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 これは国のほうで検討した数字ですとか、いろんな算出の根拠を出しますが、それに合わせて開発業者のほうで開発したものになります。ほぼ全国統一したような内容になっているかと思います。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 一部これ以上は所管外のこともありますので、多くは言いたくありませんけれども、現在この全国1,700の自治体で、実は年間何と5,000億円以上のこういったシステム費用が発生していると。膨大な金額でございます。
 今、国は2025年度末を期限として、全ての自治体に標準化あるいは共通化ということを求めておりまして、そうなると、恐らくこういった競争原理がもっと働きますので、こういった改修費用、いわゆるこのベンダーが有する知識といいますか、あるいは付加価値といったものがかなり下がってきて安くできるんじゃないかなと思いますので、ぜひこういった点も注視していただいて、このビフォー、アフター、よろしくお願いしたいと思います。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 関連しまして、10月から見直しをされます生活保護の生活扶助の基準額の概要について、まずお尋ねをいたしたいと思います。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 今回の見直し基準は、令和元年度当時の消費実態の水準になるようでございます。この額に先ほど申し上げました1人当たり月額1,000円の特例加算が加算されます。この加算の後、現行の基準、今使っている基準よりも低くなる世帯がどうもあるようでございます。そういったところには経過的加算ということで、現行水準を下回らないように保障するということで国のほうは進めております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 マスコミ報道によりますと、生活保護の申請が前年に比べて6.9%増加をしているということでございます。
 先ほど島崎委員のほうから、当初は42世帯の生活保護の受給者となっておりますけれども、最新の当市の生活保護申請の実態はどういうふうになっているんでしょうか。お尋ねしたいと思います。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 当市の場合ですが、今年度に入りまして、4月、5月と2か月の間に相談が3件で、そのまま3件とも申請に至っております。3件とも今現在決定をしている状況でございます。
 全国的にも増加しているということで、当市も同じように相談も増えております。
 過去を見ますと、令和3年、令和4年は申請件数は6件ずつでございました。2か月で3件来ておりますので、全国と同じような流れかなと考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 議案第41号の国民健康保険税条例の一部改正について、3点ばかり、大西市民課長にお尋ねをしたいと思います。
 令和5年度の賦課限度額等について、これは過去にも、令和4年度に2万円引き上げて102万円だったと思うので、今回はこれにプラス2年続けて104万円とすると理解しているんだけれども、その中身は別にしまして、このほかに軽減対象の所得基準額の改正も含まれています。私はこの状況を見たときに、国民健康保険の世帯に影響はあまりないのかなと。所得改正するならばそれは別ですよ。この引上げによって、中間所得者あたりが何か影響があるのかなと私は試算しております。このことについて、国民健康保険の会計並びに世帯に対してどんな影響があるのか、そんなに大きな影響はないのかと分析はしていますが、当局としてどういうふうに考えておられるのか、見通しを聞かせていただきたいと思います。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 国保税の上限額の引上げは、2年連続で行われております。軽減対象の所得基準額の引上げもありまして、これにより影響のある世帯が、今分かっております令和3年度中の所得で計算をしたところ、25世帯ほど影響がありまして、94万円ほど減額となる見込みとなっております。
 被保険者への影響につきましては、今まで限度額を超えていた世帯の方は多くて2万円の増額となると考えておりますが、所得にかける税率ですとか均等割や平等割の変更はいたしませんので、所得が去年と変わらない中間所得者層の世帯では、課税額には影響は少ないと考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 今説明あったとおりで、課税額は100万円前後になるのかなという感じがするが、そこらはどんなものですか。減額になるのかどうか分かりませんが、全体とすればどうですか。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 ただいまの御質問ですが、全体の課税額に対しては、軽減にかかる方が多くなることで、今分かっている所得で計算しますと94万円下がりますが、上限額が上がることで影響のある世帯には74万円ほど増額になります。差引き20万円ほど、全体としては減額になるのではないかと見ております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 所得の増える方についてはね。所得のある方については、当然、増える可能性があるということですね。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 はい。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 中間所得者層は、今言われたように、税の公平性を求めるために若干下がるという理解でいいですか。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 軽減にかからない方、中間の所得の方は、所得が去年と変わらなければ、税額はほとんど変わらないものと見込んでおります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 そうですね、去年と同じような所得であるならね。分かりました。
 それでは、次に、今回の課税限度額の引上げは、中間所得者層の保険税の負担軽減、あるいは国保被保険者間の保険税の公平性を十分配慮されたものであるのではないかなと思っているんですけれども、この被保険者への影響はどのように見ているのか、そこをお示し願いたいと思います。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 先ほども一部お伝えしましたが、今まで課税限度額を超えていた方は、多くて2万円増額になりますが、昨年と所得の変わらない方は税額は変わらないものと見込んでおります。被保険者の方への影響はそのように考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 そうすると、中間所得者、所得があまり変わらない方等々については、昨年と同じ程度だという感じでよろしいんですかね。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 委員のおっしゃるとおりです。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 今後の国保保険者数の見込み、それから国保特別会計の収支見通しについて説明願いたいと思うんですけれども、今回の課税限度額を引き上げた背景は、高齢化によって医療費の増加、被保険者の所得があまり伸びない、それから被保険者の減少などがあると私は考えています。
 砺波市の国保の状況として、被保険者の見通し、私は9,000人はいるのか、それよりも下回っているのかなという理解はしているんだけれども、国保特別会計の今後の見通しをどのように推計されているのかと。2025年に今いろんな問題を抱えていますけれども、ここらも含めて、見通しはどうであるのかお答えいただきたい。
○山田委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 ただいまの御質問ですが、令和4年度の決算につきましては、まだ詳細な分析はこれからでありますが、歳入歳出差引き額は黒字となっております。
 あと、被保険者数の状況ですが、令和4年度から団塊の世代の方が75歳になられて後期高齢者医療へ移行され始めたこと、それから社会保険加入要件の緩和などのために、被保険者数が5%余り減少している状況です。今後数年は団塊の世代の方が順次75歳になって後期高齢者医療へ移行するため、減少率が高くなるのではないかと見込んでおります。
 このため、保険税の課税額も人数が減るに従って減少しますので、税収がだんだん見込めなくなるかなと考えております。これまでは国保の財政調整基金を取り崩すことなく、反対に積立てをして運営しておりますが、今後は基金を取り崩しながら事業運営をしていくことになるのではないかと今は考えております。
○山田委員長 あとございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 それでは、ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第38号、議案第41号、以上2件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 境委員。
○境委員 本会議の一般質問でも意見を述べましたが、議案第41号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正については、賛成することができないので、分けて採択をお願いしたいと思います。
○山田委員長 御異議があるようでございますので、議案ごとに採決をいたします。
 お諮りいたします。議案第41号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山田委員長 挙手多数であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。議案第38号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山田委員長 挙手全員であります。よって、議案第38号は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山田委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について、質疑、御意見はございませんか。
 境委員。
○境委員 生活福祉資金の問題について、質問したいと思います。
 コロナ禍に入る令和2年度からこの資金の特例が設けられて、随分と申請をされる方が増えたという話が以前されていたと思います。頂いた資料では、平成30年度では2件、それから令和元年度では3件の緊急小口資金の申請数に対して、令和2年度以降は151件という形で、たくさんの方が申請をされていると。総合資金でも54名の方が申請をされて、再度延長、延長という方も16名、15名とおられるとありました。
 こういう傾向というか、特例は昨年の9月で終結になったのでしょうか。それまでの間、ずっと継続して申請をされる方が続いていたのか、その辺がちょっと気になるのですが、教えてください。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 令和2年度からの緊急小口資金、総合支援資金のほうですが、申請はやはり当初の令和2年、令和3年が非常に多い数で来ていたようです。令和4年に入りまして、3月から9月までの間は15件、16件の申請ということですので、徐々に落ち着いてきている状況だったかなと思います。
○山田委員長 境委員。
○境委員 令和4年度に入って落ち着いてきたというのは、どういう事情を反映しているのでしょうか。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 この緊急小口資金を借りられた方については、例えば、飲食業ですとかホテル業、そういった方々が多かったように聞いております。コロナ禍ということで、そういったところの利用がなかった、収入が途絶えたということでの借入れになっております。令和4年に入りまして、そういったものも一部緩和されてきていたということで、仕事が順調に回ってきている、経済がうまく復興してきているという状況から減ってきているものと考えております。
○山田委員長 境委員。
○境委員 この資金は、やっぱり借りているお金なので、返済をする必要がありますね。資料を見ると、例えば、緊急小口資金を借りられた152名の方のうち、42名は免除を受けられるということですが、残りの方については返済ですよね。総合資金の方についても51名おられるうち、16名は免除だけれども、他の方は返済をしていかなければいけない方々なわけですが、それは順調に返済ができる状況におられるのかどうか、大変困っておられるのではないかということが気になるのですけど、その辺はどうなんでしょうか。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 返済が始まっている方の中で、返済が滞っている方、これは県社会福祉協議会のほうで扱っておりますので正確な数字はいただいておりませんが、半分程度は滞っているということで、市の社会福祉協議会のほうへそういった方へ返済を促すようにしてほしいということで依頼は届いているようでございます。
○山田委員長 境委員。
○境委員 とにかく状況をしっかり聞いていただいて、相談をして、寄り添う形で解決をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 戦没者追悼式の在り方について、社会福祉課長にお伺いしたいと思います。
 市の戦没者追悼式は、7月13日に開催が予定されております。さきの大戦から78年の歳月が経過し、戦争の記憶と平和に対する意識の希薄化が懸念されています。
 一方で、私の地区もそうでありますけれども、高齢化によりまして参加者自体の減少も顕在化しています。
 こうした中、この追悼式を通じて、いかに次世代の皆さんにこの戦争の悲惨さや平和の尊さを伝承していくか、このことが課題かと思います。
 そこで、今年度は間に合いませんけれども、例えば、この市の追悼式に小中学校の合唱クラブの若い皆さんに参加をしていただいて、ふさわしい歌を合唱していただく、あるいは10歳から20歳の若者を対象に献花補助者を一般公募する、こういった若者も参加する追悼式を今後考えていくべきと思いますけれども、見解を伺います。
○山田委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 戦没者追悼式につきましては、参加者はかなり高齢化してきております。戦争の悲惨さ、平和の尊さを次世代に伝えていくためには若年層の参加が大事かなと考えております。
 県内の自治体では、以前から立山町以外、特にそういった若年層参加の取組はしておりませんが、県外では中高生の遺族の方の出席を促すとか、司会を高校生の放送部とかそういったところに依頼をするといった取組をされているところがございます。
 今まで戦没者追悼式には遺族会のほうも関係をしていただいておりますので、そういった方々の御意見ですとか、教育の関係になりますので関係部署、そういったところと相談しまして、来年度以降の戦没者追悼式の実施方法については検討してまいりたいと考えております。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 ありがとうございます。自治体の中には、先ほどおっしゃいましたように、お孫さん同伴で出席してくださいという同伴を促すような、お孫さんといいましてももう社会人の方だと思いますけれども、そういったところもございます。ぜひ若い人たちが参加する追悼式に向けての前向きな検討をよろしくお願いいたします。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 それでは、私のほうから、昨年度に初めて実施されましたいきいき百歳体操のチャレンジ事業についてお伺いしたいと思います。
 昨年度は苗加苑での実施であったということで、ある一定の効果も得られたのではないかなと思っております。この1年やられまして、実際にどのような効果が現れたのか、その辺のところを聞かせてください。
○山田委員長 河西地域包括支援センター所長。
○河西地域包括支援センター所長 昨年度の実績といたしまして、苗加苑で12回、実は株式会社明治のR-1と連携をして、実施いたしました。12回目の終了時に、百歳体操の継続を希望された方で2グループが立ち上がり、現在も活動していらっしゃいます。チャレンジ事業の参加者がお世話をいただいて、新しいグループが立ち上がった、こういった形のものが自ら世話役となって新しいグループを立ち上げるということが効果であったと思っております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 大変よい事業で効果もあったということを、今この話でお伺いしました。
 それでは、今年度であります。昨年度は苗加苑ということではありましたが、今年度はそのチャレンジ事業第2弾、どのように考えておられるのか、その辺のところを聞かせてください。
○山田委員長 河西地域包括支援センター所長。
○河西地域包括支援センター所長 昨年度同様のいきいき百歳体操チャレンジ事業第2弾といたしまして、今年度はもう一つの福祉センター、北部苑のほうで計画いたしております。7月20日から9月の実施予定で、まだ百歳体操に参加されていない北部苑周辺地域の方々に案内を最近発送いたしまして、今月の広報にも掲載させていただきます。昨年同様に、R-1と連携していく予定です。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 ぜひお願いしたいわけでありますが、去年は12回でしたね。これからはこれからの計画があるかと思うんですが、目安とすればそのくらいのことを御検討なさっておられるということでしょうか。
○山田委員長 河西地域包括支援センター所長。
○河西地域包括支援センター所長 今年度は北部苑のほうで、休みの関係もありまして、10回を1クールとして実施する計画を立てております。北部苑以外の福祉センターでもどこかでできないかなという形で模索しておりまして、より多くの皆さんに身近な場所で、手近なところで体験していただけるように取り組んでまいりたいと思っております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 ありがとうございました。私の地元、油田のほうにも、先月、サロンに出向いていただきまして、この百歳体操のことについていろいろとお話しいただき、来月から宮丸地区が百歳体操の活動を始めるということ、このサロンが正直きっかけになりました。当然、昨年、公民館が新築されたということも相まっておりますが、いろんなところで活動する場所に活動したい方々が、例えば改築なり、改修なり、新築も含めて、集まりやすい場所が今後増えてきますので、ぜひ自主的な活動団体100団体を目標に、今後進めていただきたいなと思っているわけでありますが、最後、何かお話しいただければありがたいです。なければ要望でございます。
○山田委員長 河西地域包括支援センター所長。
○河西地域包括支援センター所長 今ほどの励ましのお言葉ありがとうございました。
 何年も前から自主グループの開催100を目指しているんですが、正直、福祉センターの開催も含めて、今110ぐらいにはなっているんですけど、やはり宮丸地区のように御自分たちで体験してみて、やっぱりやってみたい、続けたいとおっしゃっていただける、そういう自主グループがとても大切だと考えておりますので、議員の皆様方の地区におかれましても、たくさんの人数じゃなくてもよろしいので、6名以上の方々で歩いて行ける小さな地区で開催させていただければ、こちらからも積極的に支援してまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 それでは、次の問いかけでございます。
 続いて、ベジチェックの有効活用についてお伺いしたいと思います。
 今まで、となベジプロジェクトでは、チューリップフェアやイオンモールとなみなどのイベントの場で、このように手のひらをかざすだけで野菜摂取状況の見える化ができるベジチェックを実施されてきました。測定結果を数値化するということは、例えば私自身も今どうなのかなということがその場ですぐ分かります。市民の皆さんにとっても、野菜を食べようと意識の変化があったり、一人一人の野菜摂取の目標量、もうちょっと取ればいいねということも明確になって健康づくりの指標にもなるのではないかなと思っております。
 そこで、ベジチェックをそのようなイベントだけに限らず、様々な機会を捉えて実施していただきたいなと考えているわけでありますが、いかがなものでしょうか。お伺いいたします。
○山田委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 令和3年度より、となベジプロジェクトの一環で、野菜摂取レベルからの健康づくり事業といたしまして、ベジチェックを導入し、野菜摂取量の見える化を行ってきました。この取組は、地域のスーパーや企業、団体がそれぞれの立場で、野菜を食べる、野菜から食べるを取り組むきっかけづくりとしての役割も果たしております。イベント会場やスーパーでは、広くとなベジプロジェクトを周知啓発することを目的に実施しました。
 また、企業や認定こども園の保護者などを対象としたベジチェックも行っており、近年、健康教育に重点を置いている青壮年期への啓発にもつながったところであります。
 今後も様々な機会を捉えてベジチェックを活用したとなベジプロジェクトの周知啓発を行い、動脈硬化を予防し、心筋梗塞や脳梗塞など生活習慣病の予防につなげてまいります。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 私も先日、公民館のフレイル予防ということで、いろいろとよい話を聞かせていただきました。昨年、健康増進事業ということで地域に出向いて50回ほど出前講座をなさっておられたということで、そのときに、野菜を食べましょうと、確かにそうだなと思ったわけです。ただ、じかに自分自身が今どうなのかと判断したときに、そのままどうなのかこうなのか分からない状態ではあったのは事実であります。
 そこで、このとなベジプロジェクトの内容をいろんなことで、いろんな角度で出前講座等であると思うんですが、地域に出られたときに実際にそれがあると、生かしていただければプロジェクトの推進にも役立つのではないかと考えるわけでありますが、その辺のところを聞かせてください。
○山田委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 昨年度、健康増進事業に係る出前講座を48件実施しており、うち21件がとなベジプロジェクトの内容であり、そのうち15件でベジチェックを実施いたしました。参加者からは、「自分の野菜摂取量がどのくらいか分かってよかった」や「野菜を購入しよう」などの声が聞かれたところであります。
 これまでは、新型コロナウイルス感染症により、測定機の接触に難色を示される方もおりましたが、5類感染症に移行されたことから、ベジチェックと健康講座を併せた出前講座につきまして、積極的に実施してまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 それでは、ぜひよろしくお願いしたいと思っております。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 通告しておりましたマイナンバーカードに関しましては、さきの一般質問でもやり取りがございましたので、通告部分の質問は行いませんが、代わって、夏野市長にお尋ねしたいと思います。
 まず、直近のマイナンバーカードの交付率が76.9%、また、市内においては誤交付、誤登録などの事例はないということを先般お聞きいたしました。職員の皆さんの努力を評価したいと思います。
 その一方で、このマイナンバーカードに対する国民の不信感は、新聞報道によりますと、新聞社によって異なりますけれども、60%から70%台に達しております。毎日どこの自治体でミスが起こるのかといったチキンレースの様相を呈しているわけでございます。
 そもそもシステム設計の段階で、こうしたケアレスミスが起こらないような仕組みをしっかりと構築すべきでありましたし、そうならなかった背景には、先へ先へと急ぎ過ぎる政府の姿勢が今日の状況を招いていると思っています。
 そうした中、各自治体がこの矢面に立つのではなく、こうした問題こそ全国市長会などで議論をしていただいて、いち早い方向性を出していただきたいと思いますけれども、市長の所見をお伺いしたいと思います。
○山田委員長 夏野市長。
○夏野市長 マイナンバーカードに関するいろんな課題というか問題点は今、島崎委員がおっしゃったとおりですが、ベースには確かにすごく急いだといいますか、短期間での普及を進めたということが一因だということは否定できないのではないかなとは思います。
 そういった中で、全国の自治体が頑張って、確かにミスは幾つか出ましたけれども、ほとんどの自治体はそういうことがないように頑張っているわけでして、そういう点については、今評価もいただきましたので、感謝したいと思っています。
 全国市長会でも当然これは話題になっておりまして、国のほうもさすがに今回、点検をすると、各省庁横断的にやると言っていますので、そういった中でも、当然ながら地方6団体、特に市長会、町村会は発言をする機会があると思いますので、そういった点について市長会の中で、特に今回、私は行政委員会の担当になったので、多分もろ関係あると思いますので、そういった点でもしっかり発言していきたいと思いますし、また国のほうの動向もしっかり確認していきたいと思っています。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 それでは、私のほうから、令和6年4月から実施されますプラスチックごみ一括回収に向けてお伺いしたいと思います。
 現在、21自治振興会での説明会を予定されているということでありますが、市民の方々にいろんな方法で周知なされるかと思います。その辺のところをお聞かせいただければと思います。
○山田委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 21地区自治振興会での説明会を開催するほか、現在は要望があれば出前講座、プラスチック製品リサイクル親子見学バスツアーといった企画、市内大型商業施設でのパネル展示、広報となみに特集記事を掲載するなどして、市民の皆さんへの周知啓発を図ってまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 ありがとうございます。今ほど説明がありましたが、親子見学バスツアー、初めてでございますね。これはどのような内容でございますか。
○山田委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 この親子見学バスツアーにつきましては、現在の計画では、8月4日に半日で実施を予定しております。対象につきましては、市内在住の小学4年生以上の親子15組を予定しております。内容につきましては、今回、プラスチック一括回収ということで、そこで回収されたプラスチックごみがどのような施設を通って、最終的にどういったリサイクル、商品化されるかということを実際にその施設を見ていただいて、その内容を理解していただこうと考えております。
○山田委員長 向井副委員長。
○向井副委員長 この親子見学バスツアー、プラスチックごみのリサイクル、減量化から製品づくりまでを学ぶ機会ということは、大変よい機会ではあると思っております。今ほど時期とか計画等がなされました。これは8月4日ということでございますので、場合によっては子供たちの夏休みの時期ではないかなと思います。子供たちにとってリサイクルの自由研究をするためにも、非常によい企画等ではあると感じます。ぜひ前へ進めていただきまして、たくさんの子供たちが希望すればまた大変なことになるかと思うんですけれども、その辺のところを推進していただきたいなと思っております。要望でございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 では、私のほうから、新型コロナウイルス感染症につきましてお尋ねをいたしたいと思います。
 国は5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけを5類感染症相当に移行いたしまして、新型コロナウイルス感染症に対するフェーズが変わってきたのかなと思っているわけでございます。
 まずそこで、市立砺波総合病院の対応状況についてお伺いをいたします。
 1点目は、外来体制についてお尋ねをしたいと思います。
○山田委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 外来でも発熱外来の関係といたしましては、当院では令和3年4月から診療支援センターにおいて運用を開始しております。これは通常診療を行う本館と全く別館ということで、分離されていることから、院内の感染、それから通常診療への支障といったリスクが軽減されるというか排除されることから、院内にウイルスを持ち込まないという観点から、引き続き今後も常設の診療体制ということで、外来ということで運用しているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 では続きまして、入院体制についてお伺いをいたしたいと思います。
 確保病床数は最大40床と了知をしているわけでございますが、この状況についてお伺いをいたしたいと思います。
○山田委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 病床確保数につきましては、県が策定しております病床確保計画におきまして、県内の確保数が定められているところであります。
 当院の新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床につきましては、いまだ高齢者の施設等のクラスター等の発生が懸念されることから、感染症法上の位置づけが5類になった前の数字と同じ、最大で40床確保することを現在も進めているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、入院患者の親族の方も大変危惧しておられるわけでありますが、面会制限を今までしておられましたけれども、入院患者さんとの面会の対応、例えば予約、それから対面とオンライン、時間についても一定の枠を設けておられるんじゃないかなと考えているわけでございます。
 先日、私の同級生のお母さんが高齢者施設に入所されておりまして、どうしても面会してお話ししたいことがございまして面会しましたら、対面で10分間でございました。時間が来たら10分で、「はい、ここでお帰りください」ということでございましたが、市立砺波総合病院の対応はどのようにしておられるのかお伺いしたいと思います。
○山田委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 面会につきましては、5類になった5月8日から、移行を受けまして、運用の期間と周知という形も踏まえまして、5月15日から一部、面会の制限を緩和しているところでございます。しかしながら、完全に面会をということは難しいので、いろいろと面会の対象者等を決めてやっております。具体的には、面会できる対象者につきましては、終末期の患者さん、2週間以上の長期入院の患者さん、入院継続のために必要と医師が認める患者さん、荷物の受渡し等が必要な方ということで、一応面会できる方を制限させていただいておりますが、面会できるようにしております。
 それから、面会時間につきましては、平日の午後2時から4時、荷物の受渡しにつきましては5時までということですが、面会に当たりましては1回当たり15分以内ということで、面会をさせていただいています。
 それから、面会の人数につきましては2人までということでさせていただき、面会の場所につきましても、個室の入院患者さんにつきましては個室で行いますし、多人床の方でありましたら、その入院病棟の階の別室のほうで、感染対策に努めながら面会をしていただいています。
 面会に当たりましては、事前に電話等で予約をしていただいて、面会をしていただいています。
 また、感染がまだ心配な患者さんもいらっしゃるものですから、オンラインの面会につきましても並行して行っているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 面会等の対応についてはよく分かりました。
 健診センターで行っておられます人間ドックについては、今まではいろいろドックが制限されておりましたけれども、現状はどのようにされているのかお伺いしたいと思います。
○山田委員長 嶋村病院事務局長。
○嶋村病院事務局長 健診センターにおけます人間ドックの状況でございますが、新型コロナウイルス感染症が発生いたしまして、当初はいろいろ制限があったわけなんですが、例えば胃カメラを中止したりとか、1泊2日の人間ドック、唾液の飛沫拡散の懸念がございまして肺機能の検査、呼吸器系の検査なんですが、これらを中止としておりましたけれども、一部胃カメラは、現在は再開しております。ただし、今ほど申し上げた1泊2日の人間ドックは宿泊を伴いまして、病棟で宿泊するということになります。そういうことで、感染対策上、1泊2日についてはまだ再開しておりません。
 また、肺機能の検査につきましては、感染対策のために一部設備を整えなければいけないということで、環境が整い次第、再開していきたいと考えております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 関連しまして、市長の提案理由の中にもあったわけでありますけれども、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種、初回接種を終えた65歳以上の方、そしてまた基礎疾患を有する方を対象にして、1か月間の接種率が16.8%という状況でありますけれども、私も今月末には受ける予定にもしているわけでありますが、まず直近の状況についてお伺いをいたしたいと思います。
○山田委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 5月8日から6月20日までの接種状況でありますが、対象者の25.8%に当たります4,288名の方が接種を終えております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 結構増加していることが分かりました。
 さらに接種を推進するために、今後のこれからの予定等についてお伺いをいたしたいと思います。
○山田委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 春開始の接種率につきまして、令和4年度の実績に基づき9割と見込んでおります。現在、新規感染者も増えておりますので、今後も市広報やホームページ等を活用いたしまして、接種率の向上に努めてまいります。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 関連しまして、引き続き市立砺波総合病院にお尋ねしたいと思います。
 市民課では、これまで各種申請書類等の請求に来られた市民の方々に対して、例えば番号札をお渡しする、あるいは、この申請書類を渡す際に申請者の名前を大きな声で呼ぶといった、これまでの仕事のやり方を見直され、昨年の6月から、大型ディスプレーの設置と併せて音声案内を採用されております。こうした改善によりまして、例えば同じ番号札の使い回しがなくなる、あるいは職員が大きな声を出さなくていい、市民の立場からも、名前を大きな声で呼ばれなくていい、こういった環境の整備が整ったと思っております。
 加えまして、市民の待合場所での滞在時間の極小化といったことを前提に、待たない市役所の実施に向けまして、本年の3月から部分的に開始されています。
 こうした新しい生活様式の実践を目的とした市民課の取組をこの市立砺波総合病院と比較をしてみますと、やはり幾つか気になる点がございます。
 私自身、実はおおむね3か月に一遍の頻度で市立砺波総合病院に通院しておりまして、大体この待合室での時間は診察前、それから診察後合わせて30分程度でありますけれども、この僅かな時間の間に、看護師さんが忙しそうに待合室に来られて大きな声で患者さんの名前を呼ばれる。これは必ずしもその看護師さんが悪いわけでは決してなくて、その仕組みが悪いんだと思いますけれども、僅か30分の間でありますが、そういった光景をよく、かなり高い頻度で目にいたします。恐らくこの診察後の追加検査がある場合なんかの流れだと思うんですが、こういったことがうーんという部分がございます。
 また、診察後に、名前を呼ばれて行くところの各種結果データ、あるいは処方箋、次回の診察の案内日、こういったおびただしい紙の書類をたくさん頂く、そしてこれらはクリアファイルに入れて渡される。じゃ、こういった紙の種類、クリアファイルって一体どうなのかなと。こういったところ、幾つかすごく気になる点があるわけでございます。
 もちろんこの3年間、この市立砺波総合病院は新型コロナウイルス感染症の影響をもろに受けて、人的にも予算的にも疲弊をして、なかなかそこまでは手が回らないという実態は十分理解をいたしますけれども、やはりその一方で、非接触、非対面、これがニューノーマル、つまり新しい標準と言われる時代になったことも事実でありますので、こうした実践、定着に向けまして、ぜひ取組を加速していただきたいと思いますけれども、病院事務局長の見解を伺います。
○山田委員長 嶋村病院事務局長。
○嶋村病院事務局長 まず、患者さんの呼称、呼出しにつきましては、確かに病院は以前から、患者誤認、患者間違いについて、医療安全上の取組の強化ということで、基本的には患者さんのお名前をお呼出しして、ダブルチェックをしていくという方法でチェックをかけていくという流れになっておりましたが、ただ、さすがにやはりそこら辺は個人情報、プライバシーの保護という観点もございますので、当院としましては、一部の診療科を除きまして、電光掲示板に当日の受付番号を表示することによりまして、お名前を呼び出すことなく診察室まで御案内をするという、大まかな仕掛けは既に整っております。
 ただし、朝一の採血の検査に回っていただく際に、検査フォルダー、紙をお渡ししますが、この際にもお名前をお呼出しすると。残念ながらその時間帯は、特に再診患者さんは朝早く来られて、7時50分から再診の交付機が動きます。実際にそこで交付機から受付票が出てきまして、そこに番号が書いてあるんですけれども、それをお持ちになって実際に御自分が行かれる診療科の受付のほうへ行かれて、診察券を入れていただく。ただ、その8時半の段階では、実は各外来の受付は開いていないということで、その日の朝一の検査を受けられる方についてはどうしても、事前に用意しておりました検査フォルダーを、患者さんの名前をお呼出ししてお渡しすることになっております。
 基本的には当院では、そういった名前で呼び出してほしくない方につきましては、中央受付なりあるいは各外来の受付に申し出ていただければ、受付番号でお呼出しすることになっております。この辺が少しまだ周知不足の点があったかとは思いますが、今後、受付の開始時間等のあれをどうするかとか、そういったところを内部でまずは検討し、他院の例も参考にしながら、この点どのようにスムーズにお呼出しするか、患者さんのプライバシーを守りながらお呼出ししていくかというところを、少しまた研究していきたいと考えております。
○山田委員長 島崎委員。
○島崎委員 やっぱりこの新型コロナウイルス感染症前と新型コロナウイルス感染症後、何が変わったかといった観点から、ぜひ前向きな検討をお願いいたします。
○山田委員長 あとございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 ないようでございますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 市長をはじめ当局の皆様、御苦労さまでございました。委員の皆さんはもうしばらくお待ちください。

○山田委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○山田委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
 本民生病院常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で民生病院常任委員会を閉会いたします。
 皆様、御苦労さまでございました。

 午前11時08分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会民生病院常任委員会

   委員長   山 田 順 子