令和4年2月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                日程第1
               議案第29号
○議長(川辺一彦君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第29号 工事請負契約の締結についてを追加議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加して提出いたしました議案について御説明を申し上げます。
 議案第29号につきましては、砺波市工業団地造成事業(仮称)高岡砺波スマートインター柳瀬工業団地造成工事(第1団地)に係る工事請負契約を締結するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 以上をもちまして、本日追加して提出いたしました議案の説明といたします。
 よろしく御審議の上、可決をいただきますようよろしくお願いいたします。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、議案第29号に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認めます。

              議案の常任委員会付託
○議長(川辺一彦君) 議案第29号 工事請負契約の締結については、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時02分 休憩

 午後 2時20分 再開

○議長(川辺一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                日程第2
     議案第4号から議案第29号まで、報告第1号及び報告第3号
○議長(川辺一彦君) 日程第2 議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算から議案第29号 工事請負契約の締結についてまで、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて及び報告第3号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(川辺一彦君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔産業建設常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○産業建設常任委員長(有若 隆君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告をいたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算所管部分外7件について及び報告第1号 専決処分の承認を求めることについて外1件について審査するため、去る3月9日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第8号 令和4年度砺波市工業団地造成事業特別会計予算、議案第9号 令和4年度砺波市水道事業会計予算、議案第10号 令和4年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第11号 令和4年度砺波市下水道事業会計予算、議案第23号 市道路線の認定及び廃止について、議案第24号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第12号)所管部分、議案第27号 令和3年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第2号)、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、報告第3号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案8件及び報告2件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」または「承認」することに決したものであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 金融対策費の新型コロナウイルス感染症対応資金等利子補給に対しては、富山県ビヨンドコロナ応援資金の融資限度額が4,000万円から6,000万円に拡充され、利率は年1.25%以内となっている。また、保証料については、国及び県が補助するため、借入れ事業者の負担はゼロとなっているとのことでありました。
 委員からは、中小企業や個人事業者への新型コロナウイルス感染症関連の支援がまだまだ必要であるとの意見がありました。
 次に、チューリップ切り花国内販路拡大支援に対しては、当市のチューリップ切り花生産は、生産施設の増設により近年急速に伸びてきており、本年度は240万本余が見込まれている。当市のチューリップ切り花の販路拡大に向けたPRは、これまで富裕層をターゲットに恵比寿三越で展開してきたが、店舗が閉店になったことから、新たな販路開拓として、令和2年度より千葉県木更津市のイオンモールでPRを行ってきた。本年度は首都圏イオンモール7店舗でのPRを行ってきたところであり、その結果を踏まえて、どのようなPR方法がよいか、砺波切花研究会とも協議をしていきたい。また、これまで首都圏でPRを続けてきたことが、切り花の売上げ増加やチューリップ産地としての知名度を上げてきたものであり、引き続き支援していくとのことでありました。
 委員からは、今後とも、チューリップ切り花生産の振興とPRに力を入れてほしいとの意見がありました。
 次に、剪定枝リサイクル大作戦の回数を年3回できないかに対しては、実施には相当な経費が必要となることから、年2回を考えている。また、剪定枝の回収については、剪定枝リサイクル大作戦のほか、軽トラックによる戸別回収や新年度から実施するパッカー車による戸別回収事業を含めて実施していきたいとのことでありました。
 関連して、本年3月の春の剪定枝リサイクル大作戦における高校生ボランティアの受入れに対しては、昨年12月に開催した市政に対する課題研究提案発表会において、砺波高校生の参加提案を受け、協力いただけることとなった。業務としては、受付業務やトラックからの荷下ろしの手伝いをお願いしたいと考えている。高校生の皆さんには、ボランティア活動を通じて散居景観の維持保全に関心を持っていただき、郷土愛を深めていただきたいとのことでありました。
 次に、都市公園の遊具更新工事に対しては、三島町ふれあい公園と鍋島わんぱく公園の2公園に設置してある複合遊具の老朽化により、更新を計画している。近年、障害のある子もない子も一緒になって遊ぶことができるインクルーシブ遊具の設置が増えてきていることから、複合遊具の更新に当たってはインクルーシブ遊具を導入したいと考えており、障害者支援団体や地元の意見を聞いて設置したいとのことでありました。
 次に、砺波チューリップ公園再整備事業における南門及び管理棟周辺の実施設計をどのようなコンセプトで行うかに対しては、公園全体として進めているバリアフリー化を第一とし、砺波チューリップ公園再整備基本計画に基づき、南門付近での公共交通利用者の玄関口としてふさわしい整備、管理棟付近では作業用スペースであるバックヤードと芝生広場の明確化などを考えているとのことでありました。
 次に、新砺波市広域化・共同計画策定業務委託に対しては、庄川右岸の農村下水道を小矢部川流域下水道に接続する計画であるが、接続した場合の中長期的な経営シミュレーションを行い国の補助事業を活用するために必要な広域化・共同計画を策定するものである。現在、県では、高岡庄川幹線下水道整備のため計画変更手続を行っており、令和10年度までに整備の完成を見込んでいる。また、市では、枝線管渠工事を令和5年度から令和10年度で計画しているとのことでありました。
 委員からは、小矢部川流域下水道高岡庄川幹線の事業化は、当市の重点事業要望事項であり、早期に接続できるよう積極的な取組をしてほしいとの意見がありました。
 また、市政一般に関しては、米価下落に伴う農業経営に対する支援や土木建築工事における設計単価などについて、質疑及び意見があったところです。
 最後に、当委員会では、去る1月18日、チューリップ切り花栽培を行っているセンティア、権正寺営農組合、トピア坪内の3か所の生産現場を視察し、チューリップ切り花栽培の現状と諸課題について調査研究を行ったところであります。
 以上、審査の結果と意見、要望について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会委員長 雨池弘之君。
 〔民生病院常任委員長 雨池弘之君 登壇〕
○民生病院常任委員長(雨池弘之君) それでは、民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算所管部分外9件について審査するため、去る3月10日午前9時より、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第5号 令和4年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第6号 令和4年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第7号 令和4年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第12号 令和4年度砺波市病院事業会計予算、議案第16号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第24号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第12号)所管部分、議案第25号 令和3年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第26号 令和3年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第28号 令和3年度砺波市病院事業会計補正予算(第4号)、以上10件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審査した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 地域生活支援事業費の日中一時支援事業と障害児通所給付費の放課後等デイサービス事業について、両サービスを利用できる人はどのような使い分けをしているのかに対し、放課後等デイサービスの利用可能年齢は6歳から18歳(特例で20歳)で、放課後等に継続的に利用され、日中一時支援は、一時預かりまたはスポット利用されていること、放課後等デイサービスの利用は、肢体不自由、知的障害、自閉症スペクトラム等の発達障害の方など多岐にわたるとのこと。また、国では塾や習い事のようなケースは公費の支給対象から外すとあり、サービスの内容等については市町村の判断とあるが、本市ではどのような対応をされているのかに対し、県の指導があり、塾や習い事をしている事業所はなく、個別療育プログラムを実施しているとのことでありました。
 次に、シニア元気あっぷポイント事業については、参加者自身が高齢であるので利用しやすくすべき、また、3か月ごとの活動登録を年一、二回にすべきではないか。それに対し、ポイント付与のため、活動登録についてはスタンプにより行っており、報告様式には3か月置きに報告するように記載している。これは、当事者が忘れることのないように、また、事業の進捗確認のため必要とのことでありました。
 次に、三世代同居推進事業、介護者もちょっと一息事業については、利用者の減少が見えているが、また利用者が増えるよう利用基準を緩和すべきではないか。それに対し、三世代同居で在宅の要介護4または5の高齢者を介護している世帯に対しショートステイの利用助成をするもので、減少の要因としては、要介護4、5の方が減少していることや、入院や入所により在宅の方が減少してきていること、また、この助成事業は三世代推進事業とあるが、推進事業というよりも、今ある三世代を継続していただくための支援事業の位置づけと考えており、利用基準の要件を緩和することは考えていないとのことでありました。
 健康づくり市民アンケート調査事業については、砺波市健康プラン21(第3次)を策定するに当たり、市民の生活状態や心身の健康状態、健康のための行動、喫煙、飲酒等に関する意識を調べ次期計画策定の基礎資料とするもので、20歳以上80歳未満の市民1,000人を無作為に抽出し、調査票を発送する。また、その調査結果を踏まえ、現在の健康課題、健康の増進や生活習慣病の予防に向けた取組等の状況を把握し、地域、企業、行政が連携し、地域ぐるみで健康づくりに取り組んでいくとありました。
 なお、令和3年11月定例会において、閉会中の継続審査となっていた高山市荘川町六厩地区産業廃棄物最終処分場の建設に反対する要望書については、今定例会で議員提案として意見書を提出することに決しました。
 また、公益社団法人砺波市シルバー人材センター理事長、飯田修平氏から、シルバー人材センターの安定的な事業運営のために適格請求書等保存方式(インボイス制度)導入に係る適切な措置を求める意見書についての要請が提出されており、協議した結果、今定例会に議員提案として意見書を提出することに決しました。
 次に、市政一般における審議の経過において、次の意見、要望がありましたので、主なものについて申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症のPCR検査については、砺波市内で10か所ある。検査キットは現在も品薄状態ではあるものの供給はされており、検査できる場所も増え、希望者には十分対応できている。また、抗原検査については検査から15分程度、PCR検査については、検査機関の混み具合にもよるが、1日から2日後に分かるとあります。
 また、グリーンバッグの回収方策は市民に定着しつつあるが、現状のように焼却するのではなく、資源として活用する方向に転換すべきではないかに対し、グリーンバックの導入は、屋敷林保全の負担軽減対策として落ち葉や剪定枝等を燃えるごみとして搬出しやすいよう開始したもので、剪定枝等の回収については、グリーンバッグ以外にも剪定枝リサイクル大作戦や軽トラによる戸別回収も行い、新年度からは新たにパッカー車による戸別回収を行うこととしており、それで回収されたものは、一部バーク堆肥等資源化されている。また、グリーンバッグは可燃ごみと一緒に回収し、焼却処分しているが、今後、バイオマス発電での活用も研究していきたいとのことでありました。
 以上、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 総務文教常任委員会委員長 山本善郎君。
 〔総務文教常任委員長 山本善郎君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山本善郎君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算所管部分外11件及び請願1件について審査するため、去る3月11日及び本日、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第13号 砺波市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について、議案第14号 砺波市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、議案第15号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、議案第17号 砺波市保育所条例の一部改正について、議案第18号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第19号 砺波市消防団条例の一部改正について、議案第20号 砺波市個人情報保護条例の一部改正について、議案第21号 財産の無償譲渡について、議案第22号 辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第24号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第12号)所管部分、議案第29号 工事請負契約の締結について、受理番号3番 再審法改正を求める意見書提出の請願について、以上、議案12件及び請願1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに、また、請願1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 なお、付託案件に関する審査の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 まず1点目、新年度における申請管理システム業務委託については、申請管理システムの構築作業業務委託料を計上し、子育て、介護などの31のオンライン手続について順次基幹システムとの連携を図り、令和4年度末までに手続が可能となるように整備する。また、31以外の各種行政手続は、新年度から水道給水装置の開閉栓の届出をオンラインでできるように対応するものとのこと。
 委員からは、新年度からの水道給水装置の開閉栓の届出や、その他申請についても速やかにオンライン化に取り組むように進められたいとのこと。
 2点目、保育施設整備事業については、委員より、園舎をはじめ各施設の再整備をしていただく折に、子育てママさん等にも広く意見を聞かれ、その意向に応えるよう、かつ有効に活用できるように進めていただきたいとのこと。
 3点目、庄川美術館管理運営費につきましては、委員からは、収蔵品の移転先改修されるに当たり適正な管理体制を構築され、安全で安心な管理を長期間続けていく必要があるとの意見があった一方で、残すべき美術館を壊して収蔵品を移転するための場所を整備するための予算には賛成できない旨の意見があったところです。
 4点目、散居村型デマンドタクシー運行モデル事業につきましては、議決後直ちに契約業務に入り、登録者情報入力や運行事業者への説明会、試運転を経て、5月中旬を目途に、現行の運行エリアで、9時発の第1便を除く第2便以降の当日予約のサービスを乗車便の1時間前を予定し開始する。また、このデマンドタクシー拡大・拡充事業により、通院や買物などの生活支援以外や車の免許返納による交通対策にも貢献するなど、様々な副次的、いわゆる相乗的な効果を期待しているとのこと。
 委員からは、今後、市内全体に事業を拡大することで多くの課題を十分に把握され、要望等にも十分に配慮された実証実験を実施されたいとのこと。
 5点目、防災士育成事業につきましては、防災士は各地区で5名を配置できるよう、その育成を計画的に進め、現在で109名の有資格者を確保しているが、有資格者の高齢に伴う交代など組織の活性化を図るため、新年度では資格取得枠を30人に増員するとともに、防災士取得に際し幅広い人材の確保を働きかけるとのこと。
 委員からは、防災士の育成につきましては、若い方が率先して参加できるような環境づくりを構築していただきたい旨の意見があったところです。
 6点目、工事請負契約の締結については、スマートインター柳瀬工業団地は、今後新たな企業活動の展開が本市経済の活性化の起爆剤になると考えられているとのこと。
 委員からは、雇用の創出や税収の確保及び移住定住による人口流出の抑制効果を期待したいとのことでした。
 次に、受理番号3番 再審法改正を求める意見書提出の請願につきましては、委員間討議を開催し、全議員より意見を聴取し慎重に審議した結果、冤罪はあってはならない国家による人権侵害であり、そのような事件が起こらないようにするため、実効ある措置を講ずることが急務であり、採択を求める意見があった一方で、その他の委員からは、法務省で再発防止に取り組まれていることや、各法の規定に基づき適正に行われていること、現行の裁判制度による判決の位置づけを変質されるおそれがあること等、慎重な検討が必要で採択できないとする意見があり、採決の結果、賛成少数で不採択となったところであります。
 次に、市政一般における審議の経過において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 コロナ禍でのウッドショック、メタルショック、燃料高騰による設計業務の一部見直しについて考慮していただきたい等、ほかに2件の要望事項がありました。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 7番 境 欣吾君。
 〔7番 境 欣吾君 登壇〕
○7番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算に対する反対討論を行います。
 この議案には、マイナンバーカードの普及を促進するための予算が計上してあるので反対します。
 マイナンバー制度は国民が要望してできたものではなく、行政が国民を把握し管理するためにつくられたものであり、個人情報漏えいの危険を増大させるものであることを繰り返し指摘してきました。
 今回の予算では、マイナンバーカードを用いてコンビニ等でも住民票などの証明書を取得することができるようにするための管理運営費が計上されています。全国どこからでも取得できるようにするために、個人情報の大本である住民基本台帳にある情報の保護が、砺波市が直接責任を負えないものにならないかと心配する声も聞かれています。
 日常的に頻繁に証明書を求める市民がたくさんおられるとも考えられない下で、従来の窓口業務が大幅に軽減されるわけでもないのに、恒常的な経費を投じながら市民生活にマイナンバーカードを普及させようとすることには賛成できません。
 個人情報やプライバシーを保護するための法整備や仕組みがしっかりできていない下で、多額の税金を使ってマイナンバーカード取得を促進しようとすることは、国民の暮らしと命に貢献するものではなく、プライバシー保護に対する危険を高めるものと考え、これに関わる予算計上に反対します。
 また、令和4年度一般会計予算には、松村外次郎記念庄川美術館、水資料館の建築物をなくし、収蔵品を移転する先の工事をするための予算が計上してあるので反対します。
 水記念公園の将来に向けた再整備には賛成しますが、それは、この地のなりわいや文化の歴史を包含したシンボル的な拠点としてなされるべきであり、この両施設を壊してしまうことは先人の築いた貴重な足跡をなくしてしまうことにつながります。この施設をなくしてしまうことを前提にして収蔵品などの移転の準備を進めることには賛成できません。
 以上で反対討論を終わります。
○議長(川辺一彦君) 16番 大楠匡子君。
 〔16番 大楠匡子君 登壇〕
○16番(大楠匡子君) 議長より発言の許可をいただきましたので、発言通告書に基づき、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算のうち、マイナンバーカードによりコンビニ等で住民票等の証明書を交付するためのサービス事業費について、賛成討論をいたします。
 昨年の11月議会において、この予算に関連する補正予算議案について賛成されましたように、昨年8月、3月の衆議院本会議の中で、マイナンバー制度による個人情報等に関する弊害に対する危惧について、内閣総理大臣は、マイナンバー制度の利用範囲はマイナンバー法で定められており、社会保障、税、災害対策の分野の事務が対象とされていること、マイナンバー制度は個人情報を特定の機関において一元管理するものではないこと、国家による個人情報の集積や監視社会を目指すものではないことを正式に答弁されております。
 また、携帯などを利用したマイナポータルでは、自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画に基づき、子育て、介護、被災者救済などの手続についてオンライン化を進められ、マイナンバー制度により、今後さらに市民の利便性が高まることになります。
 今回の提出議案であるコンビニ交付サービス事業費につきましては、マイナンバーカードを利用して住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書など、各種証明書をコンビニエンスストア等で交付するための手数料やシステム利用料を計上しているものであります。
 マイナンバー制度によりコンビニ交付が可能になることで、市民の皆さんがわざわざ庁舎に来なくても、近くのコンビニ等で手軽に各種証明書を交付してもらえ、利便性が高くなり、市民サービスのための必要な施策であると考えます。
 このような理由から、令和4年度砺波市一般会計予算案には賛成するものです。
 以上、賛成討論といたします。
○議長(川辺一彦君) 14番 島崎清孝君。
 〔14番 島崎清孝君 登壇〕
○14番(島崎清孝君) 通告に基づき、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算のうち、事業名、庄川美術館管理運営費について、賛成の立場から討論を行います。
 松村外次郎記念庄川美術館は、庄川町出身の松村外次郎氏から彫刻などの作品44点の寄贈を受け、小さな町の小さな美術館として平成元年11月にオープン。代表作には、タバコ、弁財天、すこやかなどのブロンズ作品があります。
 しかし、建設後30年以上が経過し、令和2年3月に策定された砺波市公共施設再編計画において、建物の廃止を短中期で実施するも機能は継続し、受入先を検討するとの基本方針が示されました。
 このことを受け、同年7月、庄川水記念公園の再整備を議論するため、庄川地域の関係者14名から成る庄川水記念公園再整備を考える会が設立。アンケートによる意向調査や公園の再整備、展示物の保存、活用に係る提言、イメージパースによる意見交換など、公園施設が新しく生まれ変わる機会と捉えた真剣な協議が行われ、意見集約が図られたと聞いております。
 こうした経過を踏まえ、令和3年4月には、庄川美術館等のあり方検討委員会が設置され、機能移転計画が取りまとめられたのであります。機能移転計画では、中学生清流展や旧庄川町出身作家の作品展などの企画展示は砺波市美術館で継承するほか、収蔵美術品744点のうち、大型のブロンズ彫刻6点は水記念公園内に屋内展示、大型ブロンズ彫刻原型石膏3点は庄川民芸館収蔵庫に収蔵、大型絵画1点、大型木彫1点は庄川生涯学習センター内に展示、残る絵画、彫刻等を庄川支所の2階の旧教育委員会フロアに収納棚を設置し収蔵する計画であり、収蔵作品が庄川地区で保管されることは大変意義深いものがあります。
 昨年、地元東山見地区自治振興会でも、公園の魅力発信策や地区の将来像、まちづくりの方向性などについての協議が開始されるなど、公共施設再編計画を呼び水に、新しいまちづくりに向けた議論が広がっています。
 こうした庄川地域のさらなる魅力発信と貴重な芸術文化の資源をより多くの方々に鑑賞いただくためにも、庄川美術館の機能を有効に活用し、庄川水記念公園再整備の一翼を担う本事業は必要であり、本案に賛成をいたします。
 以上の観点から、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算のうち、事業名、庄川美術館管理運営費についての賛成討論といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 まず、議案第4号 令和4年度砺波市一般会計予算を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第5号から議案第29号まで、報告第1号及び報告第3号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決または承認であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決または承認されました。

                日程第3
    再審法改正(刑事訴訟法の一部改正)を求める意見書提出の請願
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 再審法改正(刑事訴訟法の一部改正)を求める意見書提出の請願を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、受理番号3番 再審法改正(刑事訴訟法の一部改正)を求める意見書提出の請願について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより、受理番号3番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号3番 再審法改正(刑事訴訟法の一部改正)を求める意見書提出の請願に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第4
              議員提出議案第2号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第4 議員提出議案第2号 高山市荘川町六厩地区産業廃棄物最終処分場建設に関する意見書の提出についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、11番 雨池弘之君。
 〔11番 雨池弘之君 登壇〕
○11番(雨池弘之君) 議員提出議案第2号 高山市荘川町六厩地区産業廃棄物最終処分場建設に関する意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 このたび、岐阜県高山市荘川町六厩地区に産業廃棄物処理施設管理型最終処分場を建設する事業計画書が岐阜県に提出されたが、この処理施設の建設予定地は、富山県西部を流域とする一級河川庄川の上流に位置しており、この河川からは、流域住民の上下水はもちろんのこと、農業用水、工業用水等に活用し、地域産業や住民生活に大きな恵みを享受している大切な河川である。
 そこで、昨今の異常気象、自然災害の猛威等は周知の事実であるとともに、不可抗力や想定外な事由で事故が起きることも示されており、庄川支流の六厩川に有害・有毒物質の流出等が発生すれば、隣接する御母衣ダムに流れ込み、富山湾に注ぐ延長約15キロメートルの広範囲にわたり、環境や産業、人体に与える影響は計り知れない。
 産業廃棄物の処理施設は必要なものであるが、岐阜県におかれては、建設計画の許可審査に当たっては、富山県西部地域の住民が平穏で安心な生活環境や豊かな自然と資源を将来にわたって享受でき、清流庄川が還流する自治体が水質保全の責務を全うし得るよう、慎重かつ的確な判断をされることを強く要望する。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第2号 高山市荘川町六厩地区産業廃棄物最終処分場建設に関する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第2号 高山市荘川町六厩地区産業廃棄物最終処分場建設に関する意見書の提出については、原案のとおり可決されました。

                日程第5
              議員提出議案第3号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第5 議員提出議案第3号 シルバー人材センターの安定的な事業運営のために適格請求書等保存方式導入に係る適切な措置を求める意見書の提出についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、11番 雨池弘之君。
 〔11番 雨池弘之君 登壇〕
○11番(雨池弘之君) 議員提出議案第3号 シルバー人材センターの安定的な事業運営のために適格請求書等保存方式導入に係る適切な措置を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 令和5年10月から、消費税において適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス制度が導入される予定となっているが、同制度が導入されると、免税事業者であるシルバー人材センターの会員はインボイスを発行することができないことから、シルバー人材センターは仕入れ税額控除ができなくなり、新たに消費税分を納入する必要が生じる。しかし、公益法人であるシルバー人材センターの運営は収支相償が原則であり、新たな税負担の財源はない。
 人生100年時代を迎え、国を挙げて生涯現役社会の実現が求められる中、報酬よりも社会参加、健康保持に重きを置いた生きがい就業をしているシルバー人材センターの会員に対してインボイス制度をそのまま適用することは、地域社会に貢献しようと努力している高齢者のやる気、生きがいをそぎ、ひいては地域社会の活力低下をもたらすことが懸念される。また、シルバー人材センターにとって新たな税負担はその影響が極めて大きく、まさに運営上の死活問題である。
 そこで、国におかれては、シルバー人材センターの会員への配分金についてはインボイス制度を適用除外とするなど、シルバー人材センターの安定的な事業運営が可能となる適切な措置を取られるよう強く要望する。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第3号 シルバー人材センターの安定的な事業運営のために適格請求書等保存方式導入に係る適切な措置を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第3号 シルバー人材センターの安定的な事業運営のために適格請求書等保存方式導入に係る適切な措置を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。

                日程第6
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会からの申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

○議長(川辺一彦君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 2月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提案いたしました令和4年度の各会計予算をはじめとする諸案件につきまして、可決または承認をいただき、誠にありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも十分留意し、今後とも適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 さて、3月に入りましても、連日多くの新型コロナウイルス感染症の新規感染者が確認され、予断を許さない状況が続いております。
 本市では、5歳から11歳までのワクチン接種を3月9日から個別接種会場で、さらに、12日からは集団接種会場で開始したほか、3回目接種につきましては、砺波医師会や関係機関の協力を得て、18歳以上の希望する方への接種を遅くとも4月から5月にかけての間におおむね完了できるよう加速して進めております。また、12歳から17歳の接種についても準備を進めているところであります。
 こうしたワクチン接種をはじめとした新型コロナウイルス感染症対策に努めつつ、日常生活や経済活動への影響ができるだけ小さくなるよう工夫を重ねて、既に2年を超えることとなったこのコロナ禍を共に乗り越えてまいりたいと存じます。
 さらに、今定例会前に始まったロシアによるウクライナへの侵略は、日々その苛烈さをより増しており、一般市民を含む多くの人命が失われるという人道的危機がさらに深刻化している状況は、本市議会の非難議決もありましたが、国際法違反の許し難い蛮行であり、即時停止を求めるものであります。
 同時に、資源、エネルギー、小麦などの市場をはじめとして、我が国でも、既に一部で現れ始めている物価上昇などが今後の社会経済へ与える影響を懸念をしております。
 こうした先行き不透明な状況ではありますが、新年度におきましては、となみ暮らし魅力アップ予算Ⅱと銘打ちましたとおり、市民の関心が高く要望も多い散居村型デマンドタクシー運行モデル事業や剪定枝処理への対応などをはじめとした各種事業の着実な進捗を図ることで、本市の豊かさ、暮らしやすさのさらなる向上を目指してまいりたいと考えております。
 また、令和3年度予算の繰越し事業を含め、多くの新型コロナウイルス感染症対策を切れ目なく実施するとともに、各種事業の早期着手と事業効果の最大化を図っていくこととしており、加えて、状況に応じた適時適切な対応を可能にするためにも、議員各位の引き続きの御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
 結びに、議員各位をはじめ関係各位に重ねてお礼を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) これをもちまして、令和4年2月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 3時20分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   川 辺 一 彦

   署名議員   雨 池 弘 之

   署名議員   山 本 善 郎

   署名議員   島 崎 清 孝