平成16年6月定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時09分 開議

◯議長(松本君) ただいまから、平成16年6月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく「公益法人等の経営状況説明書」について、砺波市土地開発公社、財団法人砺波市文化振興会、財団法人砺波市体育協会、財団法人砺波市花と緑の財団、財団法人砺波市農業公社より、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。
 また、監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施いたしました例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願いいたします。

◯議長(松本君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において
    4番 稲 垣   修 君
    5番 井 上 五三男 君
    6番 嶋 村 信 之 君
を指名いたします。

◯議長(松本君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本6月定例会の会期は、本日から6月21日までの15日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月21日までの15日間と決定いたしました。

◯議長(松本君) 次に、日程第3 施政方針並びに議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号から報告第10号まで、専決処分の承認を求めることについて外7件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 提案理由の説明を申し上げます。
 本日、ここに一般会計補正予算案を初め、当面必要となってまいりました議案等につきまして御審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多忙中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 初めに、市政の概要等について申し上げます。
 まず、平成15年度一般会計の決算見込みについて申し上げます。
 平成15年度一般会計予算現計額は180億2,212万円となったところでありますが、歳出予算の執行状況につきましては経費全般について節減に努め、概ね順調に執行することができました。
 一方、投資的事業といたしましては、継続事業である文化会館整備事業や陸上競技場整備事業、学校給食センター建設事業に取り組むとともに、健康センター整備事業、土地区画整理事業、市道の整備、田園空間整備事業等につきまして、第7次総合計画「となみ21世紀プラン」に基づき総合的に事業を進めてまいりました。
 こうした中、税収の確保、国・県補助金等の財源の確保に努めるとともに、歳出面においては、重点的な配分に配慮しながら適切な財政運営を行い、健全財政に意を配したところであります。
 このようなことから、平成15年度一般会計歳入歳出を差し引きしますと、実質収支で黒字決算となる見込みであります。
 さて、今日の我が国の景気動向は、企業部門の改善に広がりが見られ、着実な回復を続けているとともに、輸出の増加に応じて生産も増加しているため、企業収益は改善の動きが広がっているとされております。しかし、設備投資は増加しているものの、原油価格の動向等が心配されているところであります。
 また、政府は、これまでの改革の拡大を行うとともに、新たな成長に向けた基盤の重点強化等を図るため、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」を取りまとめ、日本銀行と一体となって金融・資本市場の安定及びデフレ克服を目指し、引き続き強力かつ総合的な取り組みを行うこととしております。
 しかしながら、改革の中で、暫定措置として所得税の一部が所得譲与税として移譲され、本格的な税源移譲に向けて一歩前進を見たものの、約1兆円の国庫補助負担金の廃止・縮減額のうち、税源移譲に結びつかない課題も多くあり、また、地方交付税等を大幅に削減され、従来にも増して地方財政が厳しく、基金の取り崩しによってようやく予算編成を整えたところであります。
 今後もこのような地方交付税の削減が続けば、住民の生活を守るという自治体の基本的な責任を果たすことが極めて困難となることは必至であります。そこで、全国市長会では、緊急に「真の三位一体改革の推進に関する緊急決議」を行い、国の財政再建を優先して地方に負担を押しつけるのではなく、税源移譲を基軸とした三位一体改革の原点に立ち返り、真の地方分権を推進することを強く要請したところであります。
 次に、主な事業の進捗状況について申し上げます。
 まず、総合行政情報システムの整備について申し上げます。
 庄川町との合併作業も順調に進んでおりますが、まず、両市町の電算システムの統合を図るため、業務ごとにワーキンググループを組織し、導入する業務の範囲や内容について庄川町と協議を進め、住民サービスの向上と事務の効率化を図るため、安全でスムーズな移行ができるよう努めてまいりました。
 次に、富山県総合防災訓練について申し上げます。
 防災週間中の8月31日に、当市で実施することになっております富山県総合防災訓練につきましては、市民の防災意識の高揚と災害発生時に即応できる体制づくりのため、多くの皆様に参加いただきたいと存じます。
 次に、社会福祉事業について申し上げます。
 まず、福祉窓口サービスの充実を図るため、毎週月曜日は午後7時まで福祉相談窓口業務を行うこととし、去る5月31日から開始いたしました。
 また、北部地区総合福祉施設の整備につきましては、このほど用地の売買契約を締結し、登記等の手続を終了いたしました。今後、整備検討委員会を設置し、建設に向けての基本設計に取り組むこととしております。
 次に、児童福祉について申し上げます。
 昨年度にニーズ調査を終えました次世代育成支援行動計画の策定につきましては、庄川町と合同で策定することとし、現在委員の選任について協議を行っており、来月初旬には第1回目の委員会を開催し、行動計画を策定してまいります。
 また、東般若保育園で建設を計画されております子育て支援センターにつきましては、国の補助内示を受けましたので、建設に向けて調整を進めてまいります。
 次に、去る4月1日にオープンしました「砺波市健康センター」の利用状況について御説明申し上げます。
 従来、市役所母子健康センターで実施しておりました乳幼児健診や各種教室・相談事業は年間計画に基づき順調に実施しております。また、健康づくり推進に御協力をいただいております各種ボランティアの皆さんには、活動の拠点ができたと喜んでいただいております。
 さらに、3階の健診センターにつきましては、人間ドックや定期健診の利用者は徐々に増加しており、今後一層のPRを図り、健康増進のかなめとして活用の拡大を図っていきたいと存じております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 増改築事業につきましては、管理棟及び南棟の改修工事がほぼ完了し、7月から供用開始の予定であります。引き続き外構工事等の進捗に努めてまいります。
 平成15年度の決算見込みにつきましては、患者の一部負担の増嵩から、診療抑制等により大変厳しいものとなる見込みを立てておりましたが、経費の節減等により、増改築工事に伴う特別損失を含め4億5,000万円余りの赤字にとどまる見込みであります。
 病院経営につきましては、今後も医療費の抑制という基調が変わらないことから、患者様に選ばれる病院づくりと業務の効率化を推進してまいります。
 次に、環境行政について申し上げます。
 去る4月4日に実施いたしました第13回砺波市民ごみゼロ運動には、早朝から多くの市民の皆さんに御協力をいただいたところであります。
 平成15年8月から、地域に対する悪臭の発生防止と砺波市公害防止条例による立ち入り調査を求めて調停を申し立てておりましたが、去る5月14日に第5回の調停が開催され、双方の意見がかみ合わず不成立となったところであります。今後は、関係機関と連携を図りながら対処してまいりたいと存じます。
 次に、環境基本計画で掲げました「エネルギー使用量を削減し、新しいエネルギーを利用するまち」を実現するために、今年度から実施いたします「住宅用太陽光発電システム設置事業補助金」につきましては、砺波市環境審議会において散居景観に配慮した交付条件について審議をいただき、このほど要綱案をまとめたところであります。
 また、今年度から開苑いたしました第2赤坂霊苑の使用許可状況につきましては、5月末で28件となっております。
 次に、防犯対策について申し上げます。
 砺波市は、本年に入り、2件の強盗事件が発生し、1件は解決したものの、残り1件は未解決であります。さらに、「おれおれ詐欺」「架空請求」の多発等、市民の安全な生活に不安が懸念されるところであります。市といたしましても、この動きを重大に受けとめ、地域住民及び関係団体と連携して、安全で住みよい砺波市を築いてまいりたいと存じます。
 次に、商工業の振興及び労働関係について申し上げます。
 平成12年度から15年度までの間、中心市街地の空き店舗対策として実施いたしました「となみ にぎわいプラザ」につきましては、3月末をもって閉店されたところであり、現在、新たな事業展開が検討されているところであります。いずれにいたしましても、中心市街地の活性化が喫緊の課題であり、今後とも支援協力に努めてまいりたいと存じます。
 また、国が発表いたしました本年4月の完全失業率は、4.7%と5%台を割っているものの依然として高い水準にあり、引き続き雇用環境は厳しいものであると認識しております。当市といたしましては、平成14年度から実施しております緊急地域雇用創出特別基金事業において、公的部門の緊急かつ臨時的な雇用の創出を図る事業を進めるとともに、新たな雇用先の確保に向けて、ハローワーク砺波と協力しながら雇用の安定に努めてまいりたいと考えております。
 次に、観光関係事業について申し上げます。
 今回で19回を数えます「花しょうぶ祭り」につきましては、今月ll日から20日までの10日問、県民公園頼成の森で開催されます。園内には600品種、70万株の花しょうぶが咲き誇るものと存じております。
 また、8月上旬に「第12回カンナフェスティバル」の開催を予定しております。カンナを砺波の夏の花として定着させ、カンナ大迷路等により夏休み中の子供たちの活動と憩いの場となるよう工夫を凝らしたいと考えております。
 さらには、9月5日には、砺波商工会議所創立50周年記念事業の「となみ産業フェア」にあわせて「となみ夢まつり」の開催が予定されております。会場をチューリップ公園に移し、太鼓のパフォーマンス「となみ野鼓打舞」を中心とした、子供から大人までに夢を与える市民参加型のイベントが企画されているところであります。
 次に、農業関係事業について申し上げます。
 まず、作物の生育状況でありますが、水稲につきましては、県産米全体に対する信頼性や市場評価の低下を招かぬよう、昨年度から、コシヒカリの田植え時期を5月10日以降に実施するよう関係機関と協力しながら指導してきたところ、5年連続の品質低下を回避することができました。
 また、ゴールデンウイーク最終日までに田植えを終えた水田面積の割合は、富山県全体で21%、砺波市では30%でありました。現在の生育状況につきましては、田植え後の天候不良により、分けつの発生がやや遅れている状況であり、今後は関係機関とともに適正な営農指導を行ってまいります。
 大麦につきましては、出穂期が平年よりやや早くなりましたが、登熟期である5月の天候が不良なことから、収穫時期は変わらないものの、収量・品質への影響が心配されているところであります。
 チューリップ球根につきましては、3月以降の気温は高めで、萌芽は早くなり、開花は平年並みから7日程度早い状況でありました。また、5月の降水量は多く、球根の肥大・生育は概ね順調となっており、平年並みの収量を確保できる見込みであります。
 次に、この4月からスタートしました「米づくりのあるべき姿」につきましては、新たな砺波市水田農業推進協議会を設立し、3月末に策定いたしました「砺波市水田農業ビジョン」に基づき、農業者、農業団体が中心となり、需要に即した「売れる米づくり」を実現できるよう支援していく所存であります。
 次に、田園空間整備事業につきましては、鋭意、整備を進めているところであります。
 中でも、(仮称)散居村ミュージアムの建築工事は、着工に向けた諸準備が県において進められております。また、ミュージアムの管理運営につきましても、県初め関係団体と協議を進めているところであります。
 次に、庄川左岸地域の用排水対策につきましては、平成14年度から国営土地改良事業地区調査「庄川左岸地区」として、地域全体をとらえた効率的な用排水路の整備計画樹立に向けた調査、関係機関との調整等鋭意進められているところであります。
 次に、市内17地区の土地改良区の統合整備につきましては、平成17年2月の合併に向けた協議が進められており、本年8月9日に、17土地改良区理事長による合併予備契約が締結される予定になっております。
 次に、土木事業について申し上げます。
 国道整備に関しましては、国道359号砺波東バイパス事業は、太田地区事業用地内にある久泉遺跡の発掘調査中であり、今年度において新長大橋の下部工事に着手されると伺っております。さらに事業進捗のため、現在、柳瀬地区の用地取得及び庄東地区での工法検討が進められております。
 県道事業に関しましては、主要地方道富山戸出小矢部線江波交差点改良は、今年度において一級河川山王川の上部工の施行が予定されております。また、同路線同交差点より小矢部市境までの改良事業は、平面測量を終え法線検討に入っております。
 主要地方道高岡砺波線小杉交差点改良は、今年度で舗装完了の予定で進められております。
 主要地方道砺波庄川線大門地内、一般地方道井栗谷大門線井栗谷地内の改良事業は、用地の取得及び補償等が進められております。
 市道整備事業につきましては、十年明鷹栖線小杉地内の用地取得を終え、その部分の工事発注及び十年明地内の補償調査を進めてまいります。堀田島線は、引き続き用地の取得に努めてまいります。
 また、交通安全施設整備事業鹿島荒高屋線は、丈量測量を終え地元の説明に入りたいと考えております。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 県施行の街路事業国道359号線の整備につきましては、広上町交差点西側の区間において、引き続き地元の協力のもと、県とともに用地買収、物件移転を進めてまいります。
 次に、土地区画整理事業について申し上げます。
 杉木土地区画整理事業につきましては、事業の促進に向け技術的援助を進めてまいります。
 また、太郎丸東部土地区画整理事業につきましては、10月に完工式を行い、年度内には解散が予定されております。
 なお、深江土地区画整理事業につきましては、物件移転について、一部の権利者からの理解が得られておりませんでしたが、このほど和解の運びとなりましたので、今後事業が速やかに進捗するよう助言いたしてまいります。
 出町市街地東部地区につきましては、区画整理事業の実施に向け検討してまいりましたが、去る5月30日に組合設立準備委員会が立ち上がったところであります。今後は、早期に組合が設立されるよう援助を進めてまいります。
 次に、上水道事業について申し上げます。
 平成15年度の収益的収支の決算見込みにつきましては、当初、赤字決算を見込んでおりましたが、収益において、冬場の使用水量の増加等により給水収益が増加したこと及び費用節減等により、3,000万円を超える黒字となる見通しであります。
 北部地区の水道未普及地域解消事業につきましては、5月中に若林地区の配水管布設工事すべての発注を終え、この後順次給水工事を施行し、8月中旬までには各戸への給水を完了する予定であります。
 次に、工業用水道事業について申し上げます。
 平成15年度において整備を進めてまいりました配水施設工事は順調に終了し、4月1日から松下電器産業株式会社半導体社砺波工場へ日量2,000立方メートルの給水を開始したところであります。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 まず、公共下水道事業につきましては、杉木、太郎丸地内の工事を、特定環境保全公共下水道事業につきましては南般若、庄下地区の工事を進めており、両事業合わせて発注率は当初予算の85%に達しているところであります。
 また、柳瀬、太田、中野、五鹿屋地区の事業認可の拡大により新たに182ヘクタールが追加され981ヘクタールとなったところであります。
 なお、栴檀山地区の浄化槽市町村整備推進事業につきましては、本年が3年次目で25基の発注を終えたところであります。
 次に、教育関係について申し上げます。
 青少年の国際交流につきましては、庄川中学の2名を含めた中学生使節団一行10名が、去る4月19目から30日までオランダ王国リッセ市を訪問し、現地でのホームステイやフラワーパレードに参加するなど、相互の交流を進めてきたところであります。
 家庭教育の充実と子どもの居場所づくり対策につきましては、新規補助事業である「家庭教育支援総合推進事業」や「子どもかがやき教室推進事業」を取り入れて対処いたしたいと考えております。
 また、一昨年から継続事業で進めてまいりました文化会館・農村環境改善センター大規模改修事業につきましては、4月に完了いたしました。最新の設備・機器等は、利用者の皆さんに好評を得ており、今後とも市民並びに砺波地域の文化の高揚に寄与する施設となるよう努めてまいりたいと存じます。
 次に、スポーツの拠点づくりについて申し上げます。
 平成15年度から継続事業として進めておりました砺波市陸上競技場の改修事業が、去る4月30日に完成し、5月28日の砺波市小学校連合運動会にあわせて竣工式を行いました。走路は合成ゴムシート状全天候型舗装材を使用し、子供から高齢者の幅広い年代層にも利用でき、しかもひざにやさしく、走行性を重視したものに整備したもので、今後は、市民の皆様に気軽に走る喜びを体感してもらいたいと存じます。
 次に、(仮称)栴檀山地域体育館建設事業につきましては、去る5月27日に入札を行い、仮契約を行いましたので、本定例会において工事契約締結について提案しているところであります。
 以上、主な事業の進捗状況等について、その概要を申し上げました。
 これより、本会議に提出いたしました議案等につきまして御説明申し上げます。
 まず、議案第43号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億7,657万3,000円を追加補正し、歳入歳出予算の総額は172億4,457万3,000円となるところであります。
 歳出予算の増額の主なものとしては、
 庁舎維持管理費              698万9,000円
 事務電算化推進事業          9,327万3,000円
 バス路線調査事業             400万0,000円
 農業生産総合対策事業           648万3,000円
 林業地域総合整備事業         4,127万2,000円
などであり、その他当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として増額するものは、
 分担金及び負担金           1,614万1,000円
 国庫支出金                200万0,000円
 県支出金               5,790万9,000円
 諸収入                  150万1,000円
 市   債                700万0,000円
などであり、不足する額9,182万2,000円を前年度繰越金で措置するものであります。
 債務負担行為につきましては、新総合行政情報システム事業のハードウエア・ソフトウエア賃借に当たり追加を行うものであります。
 また、地方債につきましては、事業費の増額により限度額を増額するものであります。
 次に、議案第44号 平成16年度砺波市下水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ4億8,610万円を追加補正し、歳入歳出予算の総額は23億6,900万円となるところであります。
 歳出補正は、公共下水道事業及び特定環境保全公共下水道事業において、杉木地区、南般若、庄下地区内の下水道工事などにつきまして、国の補助を受け増額するものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として、国庫補助金、基金繰入金、市債を増額し、一般会計繰入金を減額するものであります。
 また、地方債につきましては、事業の追加により限度額を3億530万円増加するものであります。
 次に、議案第45号 平成16年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出及び資本的支出において、下水道事業に伴う給水管並びに配水管の移設工事などを行うもので、収益的支出の総額が9億1,954万3,000円、資本的支出の総額が4億326万3,000円となるところであります。
 次に、予算以外の案件につきましては、市道路線の廃止についてほか1件であります。
 次に、報告第3号 専決処分に関するものであります。
 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,844万円を追加補正し、歳入歳出予算の総額は35億674万円となるところであります。
 この補正の内容は、平成15年度の老人医療費の額が確定し、歳入不足が生じたことにより繰り上げ充用が必要となりましたので専決処分したものであります。
 次に、報告第4号及び報告第5号 継続費の逓次繰越しにつきましては、平成16年度へ逓次繰越しをしたものにつきまして、地方自治法施行令及び地方公営企業法施行令の定めるところにより、議会に報告をするものであります。
 次に、報告第6号ほか4件の報告につきましては、一般会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、水道事業会計及び病院事業会計において、やむを得ず平成16年度へ繰り越した事業費につきまして、関係法令の定めるところにより議会に報告をするものであります。
 さらに、公益法人等の経営状況につきましては、砺波市土地開発公社、財団法人砺波市文化振興会、財団法人砺波市体育協会、財団法人砺波市花と緑の財団及び財団法人砺波市農業公社の決算及び計画書を提出しております。
 以上をもちまして、市政の概要と本日議会に提出いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決、承認を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(松本君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明8日から13日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、明8日から13日までは休会することに決定いたしました。
 次回は、6月14日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでございました。

 午前10時42分 閉議