平成23年12月 本会議 定例会(第4号) 本文 

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(稲垣 修君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
            議案第49号から議案第78号まで

◯議長(稲垣 修君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第49号から議案第78号まで、平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)外29件についてを議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)

◯議長(稲垣 修君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 岡本晃一君。
  〔産業建設常任委員長 岡本晃一君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(岡本晃一君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第49号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)外12件について及び請願1件を審査するため、去る12月15日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第49号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第52号 平成23年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第53号 平成23年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第66号 砺波市農村環境改善センター条例の一部改正について、議案第67号 夢の平コスモス荘条例の一部改正について、議案第68号 砺波市閑乗寺夢木香村条例の一部改正について、議案第69号 となみ散居村ミュージアム条例の一部改正について、議案第70号 砺波市夢の平リフト条例の一部改正について、議案第71号 庄川水記念公園施設条例の一部改正について、議案第72号 チューリップ四季彩館条例の一部改正について、議案第73号 砺波市出町子供歌舞伎曳山会館条例の一部改正について、議案第74号 砺波市職業能力開発センター条例の一部改正について、議案第75号 砺波市都市公園条例の一部改正について、受理番号23番 「TPP協議への参加撤回を求める意見書についての請願」について、以上、議案13件及び請願1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。また、請願1件については、継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、今12月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、散居村ミュージアムの見学者への対応及び観光バスでの来館者のトイレ事情についてただしたところ、散居村ミュージアムは、散居村景観や伝統文化の魅力に触れることができる施設であり、全体が見学施設となっている。各館が使用中であっても、使用者の了解の上、見学を優先している。今回の条例改正で民具館については入館料を徴収するが、その他の施設の見学については無料である。
 また、観光バスでの来客の場合でも各館にトイレが整備されており、今のところトイレが不足しているとの問題は起きていないとのことでありました。
 次に、散居村ミュージアムの伝統館、交流館の利用についてただしたところ、交流館では台所、食堂を使用して料理教室等を開催している。また、2世帯、3世代同居が可能な施設であり、1階と2階に風呂があるが、公衆浴場法等の問題があり、お風呂だけの利用は考えていない。また、宿泊利用については旅館業法等の兼ね合いがあるが、この施設の目的に沿った中で、食事や寝具の提供をしないなどの前提で、例えば他都市との交流事業などでの利用について、北陸農政局、富山県等と協議し、検討していきたいとのことでありました。
 次に、チューリップ四季彩館の常設展の営業時間を、利用が見込まれる週末だけでも貸しホールの営業時間と同様に夜9時まで延長できないかとただしたところ、展示時間の延長については、指定管理者等と協議していきたいとのことでありました。
 次に、砺波市観光協会の市からの派遣職員の体制と業務内容等についてただしたところ、市からの派遣職員は、専務理事1名、課長1名の2名であり、業務の内容は観光協会が4月から法人化をして新たに組織を立ち上げるのに伴う内部規定の整備、10月にフラワーランドとなみとの統合に伴う組織整備、観光振興戦略プラン作成による市からの委託事業、コンベンションの誘致、市民交流を促進して交流人口を増やすこと、チューリップ公園周辺のにぎわいづくり、観光ボランティアの育成等々で、観光協会の事業が軌道に乗るまでしばらく今の体制でいくとのことでありました。
 次に、市有施設の入館料、観覧料について、高校生が子ども料金であったり大人料金だったり料金区分が違う理由をただしたところ、高校生の区分は、施設の開設当初から分野、目的ごとに整理しているものであり、子ども料金の現状は次のとおりであります。教育関連施設、小学生・中学生・高校生。福祉関連施設、小学生・中学生・高校生。観光関連施設、小学生・中学生。他市の料金設定も参考とし、開設当初の考え方を継続したとのことでありました。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑・意見等では、鳥獣被害について、これからの農業を考える会について、中山間地域における農地集積について、農地・水・保全管理事業の現状について、高畠養豚場の臭気について、仮称高岡砺波スマートインターチェンジ付近の高速バス停留場の現状について、企業誘致について、JR氷見線の城端線への直接乗り入れについてなどの意見及び要望があったところであります。
 また、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る10月11日から13日まで、小樽市役所、新篠津農業協同組合及び滝川市役所を行政視察いたしました。
 小樽市役所では小樽市景観計画について、新篠津農業協同組合では農業生産効率化に向けて、土づくりとクリーン農業(有機農業)への取り組み、農産物特産化について、農業の活性化策と村づくりについて、滝川市役所では滝川市中心市街地活性化基本計画について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 民生病院常任委員長 今藤久之君。
  〔民生病院常任委員長 今藤久之君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(今藤久之君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第49号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外7件について及び請願2件を審査するため、去る12月16日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第49号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第50号 平成23年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第51号 平成23年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、議案第54号 平成23年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第63号 砺波市福祉センター条例の一部改正について、議案第65号 砺波市庄川健康プラザ条例の一部改正について、議案第76号 指定管理者の指定について、議案第77号 指定管理者の指定について、受理番号21番 「「受診時定額負担」を導入しないよう国への意見書採択を求める請願」、受理番号22番 「世界に誇る国民皆保険制度を守る国への意見書採択を求める請願」、以上、議案8件及び請願2件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願2件のうち、受理番号21番については不採択とすることに、また、受理番号22番については継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、今12月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、エコライフ・花と緑いっぱい事業補助金について、設置補助申請をしたが受理しなかったものはあるのか。また、補助申請1件当たりの申請額はどれだけかとただしたところ、補助対象となる建物に設置したものについてはすべて受理したとのことであり、補助申請1件当たりの申請額はおよそ9,500円であるとのことでありました。
 また、本事業の翌年度実施予定についてただしたところ、平成24年度は200万円の予算を計上しており、平成25年度までこの事業を継続して、地球温暖化防止の普及啓発と、省エネの推進を図りたいとのことでありました。
 次に、国民健康保険給付費の増加理由と、県内における当市の国保運営状況についてただしたところ、金額については平成22年度、平成23年度の上半期となる5月から10月までの支払い分を比較し、その上昇分を計上したもので、具体的には一般被保険者療養給付費が1.65ポイント、退職被保険者等療養給付費が11.47ポイント、一般被保険者高額療養費が4.67ポイントそれぞれ上昇し、その分の増額補正とのことでありました。また、砺波市の国保運営は健全であり、県内でもトップクラスに位置しているとのことでありました。
 次に、福祉センター研修室の利用料についてただしたところ、苗加苑の研修室の面積は75.74平方メートルで、北部苑の研修室の面積は36平方メートルであるが、現在は、例えば午前中の3時間の利用料は苗加苑が1,000円であり、北部苑が1,800円となっている。苗加苑の研修室が広いにもかかわらず北部苑より料金が安いため、利用料の大幅な負担増とならぬよう考慮し、北部苑の料金にあわせて見直すものであるとのことでありました。また、超過時間となる判断については、施設管理者の判断にゆだねるものであるが、基本的には30分単位を目安として、現場対応になるとのことでありました。
 また、近隣市との料金の比較と利用料金変更の根拠についてただしたところ、近隣市との料金については大きな差がないとのことであり、同様施設での極端な不整合がないように配慮したものである。また、料金収入確保が第一の観点ではなく、平準・公平の観点と、受益者負担の考え方からくる施設利用料の設定であるとのことでありました。
 次に、福祉センター北部苑と北部デイサービスセンターの指定管理者の指定理由とその評価についてただしたところ、砺波市社会福祉協議会は北部苑を運営するに当たり、地域に開かれた施設として地域に根差した施設運営を行っている。また、自治振興会や公民館などと交流、協調をしながら福祉事業を展開し、福祉施設を地域で支えていこうとする北部苑協力会という組織の支援もあり、特徴的な自主事業の実施や地域を巻き込んだ事業展開をしている。さらには、平成19年から利用者が年々増加して、順調に推移してきており、実績は十分に評価できるものであるとのことでありました。
 次に、当委員会に関する、市政一般に関する質疑・意見等では、砺波医療圏における安全・安心の医療分担について、砺波総合病院での院内給食の食材購入について、地域福祉コーディネーターについて、地域福祉推進委員の役割、周知、選定について、事務事業評価の見直しについて、砺波総合病院における救急車搬入経路について、総合計画後期計画の第1年次実施計画における国保事業への繰出金の推移についてなどの意見及び要望があったところであります。
 終わりに、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る10月12日から14日まで、広島県尾道市の公立みつぎ総合病院、兵庫県姫路市の姫路・勝原ホーム及び滋賀県湖南市の東洋ガラス株式会社、東洋カレット株式会社を行政視察いたしました。公立みつぎ総合病院では病院を核とした地域包括・ケアシステムの取り組みについて、姫路・勝原ホームでは保育園・福祉施設との敷地内併設と運営について、東洋ガラス株式会社、東洋カレット株式会社では資源ガラス瓶の再生利用(リサイクル)について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 総務文教常任委員長 村岡修一君。
  〔総務文教常任委員長 村岡修一君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(村岡修一君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第49号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外10件についてを審査するため、去る12月19日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第49号 平成23年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第55号 砺波市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、議案第56号 砺波市税条例の一部改正について、議案第57号 砺波市資料館条例の一部改正について、議案第58号 砺波市立美術館条例の一部改正について、議案第59号 砺波市勤労青少年ホーム条例の一部改正について、議案第60号 砺波市生涯学習施設条例の一部改正について、議案第61号 砺波市スポーツ振興審議会条例の一部改正について、議案第62号 砺波市体育施設条例の一部改正について、議案第64号 砺波市生きがいセンター庄川高砂会館条例の一部改正について、議案第78号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、以上、議案11件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、今12月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、市有施設の使用料等及び入館料等の見直しによる収入見込みについてただしたところ、行政改革推進の一環として、行政サービスの均一的な取り扱いと受益者負担の公平化を図ることを目的にするもので、可能な限り施設間の統一を図った結果、今まで無料の施設が一定の有料化となるものである。
 収入見込みについては、前年度の使用者数や入館者数の実績を参考にすると、使用料等では約350万円の収入を見込んでいる。この主な内容としては、四季彩館の営利利用加算率の変更により約60万円、散居村ミュージアムの料金改定により約70万円、勤労青少年ホームの料金設定により約50万円、その他体育施設の新規設定で、それぞれ数万円程度と試算している。
 一方、入館料等では散居村ミュージアムの民具館で入館料100円を設定するが、平成22年度の入館者数が約2万3,000人であることから100万円程度の見込みとなるが、減免規定など未確定要素があることから収入額は不透明である。このようなことから、全体として大きな負担が生じないものと考えているとのことでありました。
 次に、高校生以上と小中学生区分の根拠について、また美術館の料金体系についてただしたところ、今回の見直しの中において、年齢の表記について小学生、中学生、高校生、一般の区分に統一したもので、大学生については一般に含めている。このことについては、今回、51施設に及ぶ見直しを図るに当たり、福祉施設、文化・生涯学習施設または体育施設、もしくは産業観光施設などの間において、それぞれ料金体系あるいは減免措置などに大きなばらつきがあり、まず、これらのジャンルごとの統一を優先したことから、従来からの当市の経緯及び他市の状況等も考慮し、産業観光施設の高校生の取り扱いがその他と異なるものになったもので、大学生区分の設定については、従来より当市ではほとんどなかったことを踏襲したものである。
 一方、庄川美術館の入館料設定については、庄川美術館の場合、企画展展示期間が長く、その料金体系に常設展示料金も含まれているが、それ以外の常設展示のみの期間において、砺波市美術館条例の常設展示規定を正しく適用するもので、砺波市美術館と庄川美術館の展示内容に若干の差異はあるものの、低額の料金に差をつける程度でないものと考えるとのことでありました。
 次に、学校給食センターの燃料費の補正内容についてただしたところ、学校給食センターの使用燃料は1回当たり6,000リットルで、年間20回給油をしている。燃料費については今年度は10月時点までに10回給油し、予算的には360万円の残となっているが、灯油価格は当初予算要求時には73円であったが、価格の高騰により現在は86円に値上がりしており、今回補正予算を計上させていただいたとのことでありました。
 次に、出町中学校耐震改修事業費での工事監理委託料の内容と、地質・地盤調査についてただしたところ、工事監理委託料は工事現場が当初の設計書どおりになっているかどうかの確認に必要な費用である。したがって、地質・地盤調査については、設計時に別途委託しているとのでありました。
 また、砺波北部小学校での経験を踏まえ、庄川小学校の建設予定地の地質・地盤調査については、通常は3カ所であるが、今回は5カ所で調査を実施しており、すべての場所での調査は行わないとのことでありました。
 次に、出町中学校耐震改修事業に伴う周辺環境整備についてただしたところ、周辺環境整備については、まず、出町小中学校の耐震化事業を推進する中で、行政の関係課や地元の代表者で組織された推進協議会の周辺環境部会において、出町中学校の基本設計段階から周辺施設整備もあわせて協議しており、その意見等を踏まえ、将来的な周辺整備について現在の出町保育所の老朽化やプール、図書館など教育委員会において勉強をしていきたいとのことでありました。また、今後、いろいろな面で財源的な問題もあり、幼保一体化など、今後の総合計画後期計画の中で十分検討させていただきたいとのことでありました。
 次に、消防団活動費の補正内容についてただしたところ、福祉共済事業追加負担金については、今回発生した東日本大震災で殉職された団員への弔慰金であり、これまでの積立財源が枯渇したことから、現行の負担金を月額3,000円から4,000円に引き上げ、平成24年度から平成26年までの3年間積み立てるとのことでありました。
 また、公務災害補償費追加負担金については、今後の経費の安定的支払いを確保するため、今回、現行の負担金が3,460円から2万6,200円に引き上げるものであります。これに伴い、市町村消防補償事業負担金として差額の2万2,800円に市の団員定数602名を乗じた金額1,370万円余りを特別交付金として1年間措置されるとのことでありました。
 次に、当委員会の市政一般に関する質疑・意見等では、平成23年度末での退職者数と新規採用者数について、幼稚園及び保育園の嘱託職員数について、平成24年度導入の武道教育について、学校でのいじめや不登校について、国際宇宙ステーションとの交信プログラムについて、住宅用火災警報器の設置状況について、入札での高い落札率についてなどの質問、意見及び要望があったところであります。
 終わりに、当委員会は、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る10月23日から25日まで、宮城県名取市役所、秋田県大仙市役所及び秋田県仙北市役所を行政視察いたしました。
 名取市役所では防災対策について、大仙市役所では公立保育園の法人化について、仙北市役所では学力向上対策について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(稲垣 修君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 今回の議会に諮られている市有51施設の使用料、利用料及び入館料、観覧料等の見直しに係る18の条例改正については、公平・均一を図るといって収入増が第一義ではないなどと当局は説明をされていましたが、結局、その大もとは砺波市行政改革の流れの中から出てきたものであります。
 公共の福祉、教育、あるいは、体育などにかかわる施設にいたずらに受益者負担の観点を持ち込むということは、それ自体が問題であると考えますので、そういった意味ではすべてを認めがたいものであります。
 しかし、個々の議案を見た場合に、年齢区分の表現や冷暖房料や営利目的使用の割増率などの統一、あるいは、使用料などが現行と同じ、または現行よりも安くなるといった改正については、市民の要望とも合致いたしますので賛成をしたいと思います。
 そうした基本姿勢に立って、使用料などが無料から有料になるもの、現行よりも使用料などが高くなるものなどを含む、議案第57号から議案第59号、議案第62号から議案第64号、議案第66号、同じく議案第67号、議案第69号、そして議案第73号、以上、10件の条例改正について反対の討論を行います。
 議案第57号 砺波市資料館条例の一部改正については、かいにょ苑の入館料が小中学生について有料化されることなど。
 議案第58号 砺波市立美術館条例の一部改正については、松村外次郎記念庄川美術館の常設展示観覧料が有料化されること。企画展が開催されず常設展のみの期間はあまりないなどと説明をされましたが、砺波市美術館と規模も大きく違うのに、同じ入館料では納得できないという意見も委員会で出ておったところであります。
 議案第59号 砺波市勤労青少年ホーム条例の一部改正について、これは使用料が有料化されることであります。
 議案第62号 砺波市体育施設条例の一部改正について、庄川勤労者体育センター、B&G海洋センター、太田テニスコート、中村体育館、高道及び中村グラウンド、上和田緑地キャンプ場が有料化されることであります。
 議案第63号 砺波市福祉センター条例の一部改正については、料金区分により値上げになるところがあります。
 議案第64号 砺波市生きがいセンター庄川高砂会館条例の一部改正について、先に講座を1回100円の有料としたことでも受講者が減って大変寂しい思いをされているところでありますが、今回、使用料がさらに有料化をされるということであります。
 議案第66号 砺波市農村環境改善センター条例の一部改正について、これは料金区分により値上げになるところがあるということです。
 議案第67号 夢の平コスモス荘条例の一部改正について、研修室の使用料金が値上げをされることであります。
 議案第69号 となみ散居村ミュージアム条例の一部改正について、この件は、私はミュージアムそのものの本来的な意義にもかかわる話ではないかとも思っておるところでありますが、民具館の入館料が有料化されること。本来であれば、砺波市民はすべて無料で見学をできるような施設であるのが本来の設置目的ではなかったでありましょうか。そしてまた、部屋等の使用料が値上げをされること。伝統館や交流館は先ほどの報告にもあったとおり、見学施設でもあり、部屋を借りるときも見学者が来たら見せてあげられるようにということで使用料を安く設定してきた、そういう経緯もあったはずであり納得できないとの声も聞いております。
 議案第73号 砺波市出町子供歌舞伎曳山会館条例の一部改正について、研修室、部屋の使用料が値上げをされることであります。
 以上、10の議案について反対をするものであります。
 手順を踏んで結論を得たと答弁がありましたけれども、この議会の中でも、先ほど来ありましたように、ミュージアム等の施設について高校生の扱い、その他の施設についても高校生、あるいは学生ということであれば大学生の扱いについてどうだ、施設の新しいもの、古いもの、あるいは部屋の広さに応じた比例配分になっているのかなど、いろんな意見が出されたことを見れば、とりわけ現場の利用者、現場の管理者等の意見がどれだけ本当に反映されたのか甚だ疑問であると言わざるを得ません。説明会を開いたことをもって理解を得たなどと勘違いをされては大変困るのであります。行政の言うことだから仕方がないという声を最近はよく耳にするところであり、こんなことで市民の気持ちが離れていくのではないかと心配するものであります。
 当局によれば、先ほどの委員長報告にもありましたが、使用料の増加見込みは年間約350万。そのうち、チューリップ四季彩館の営利目的の使用分の割り増し、これが約60万で結構大きいのでありますが、営利使用目的でありますから、これはやむなしと私も考えますけれども、一方では、使用料が安くなる部分もあるから行ってこいみたいな説明を最初されておったんですが、安くなる部分はきわめて一部にすぎないのであります。
 また、民具館の入場者の多くはチューリップフェアのときに入られることなどから、入館料の増加についてはそれほど多くないともいう話です。いずれにせよ、年間約300万円、これが新たに施設を利用する市民の負担増となるものであります。全体としては大きな負担増が発生しないなどと言いますが、個々の施設の利用者、とりわけ高齢者が、生きがいや健康を求めて集うような施設では、たとえ100円であろうとも、有料化、値上げの影響はきわめて大きいのであります。大枠でくるんでぼやかしてしまい、年金暮らし、さらに年金まで目減りをしていくこの中で、お年寄りのささやかな楽しみを奪うような非道なことをしてはいけません。
 たとえ100円であろうが有料化をすれば、お金のあるなしにかかわらず、老若男女だれもが等しく利用できるという公平性が確保できなくなると、こういう目線を忘れてはいけないものであります。公共の福祉や教育、体育施設の最終的な受益者は本当はだれであるのか、砺波市はこれまで健康増進などに努め、お年寄りの外出支援など、一人当たりの医療費が県内でもきわめて低く抑えられてきた、この実績が今後どうなっていくかを心配するものであります。税外負担の観点からしても、各種のサービスに税金以外の負担を求めるということは、行政の貧困のあらわれともいえる大変寂しい話であります。
 以上をもって、反対討論とします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより採決をいたします。
 まず、議案第57号から議案第59号まで、議案第62号から議案第64号まで、議案第66号、議案第67号、議案第69号及び議案第73号を一括して採決をいたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第49号から議案第56号まで、議案第60号、議案第61号、議案第65号、議案第68号、議案第70号から議案第72号まで及び議案第74号から議案第78号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決であります。以上の案件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決されました。

                  日程第2
   「受診時定額負担」を導入しないよう国への意見書採択を求める請願外2件

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第2 「受診時定額負担」を導入しないよう国への意見書採択を求める請願外2件を議題といたします。
 請願に対する各委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号21番 「「受診時定額負担」を導入しないよう国への意見書採択を求める請願」について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号21番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号21番 「「受診時定額負担」を導入しないよう国への意見書採択を求める請願」に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) 次に、受理番号22番 「世界に誇る国民皆保険制度を守る国への意見書採択を求める請願」について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 受理番号22 「世界に誇る国民皆保険制度を守る国への意見書採択を求める請願」について、賛成の討論を行います。
 さまざまな団体、日本医師会でも、TPPは日本の医療の営利化を進め、国民皆保険制度の崩壊、金持ち以外は医療を受けられない時代を招きかねないとして深い懸念を表明。日本医師会が各医療関係者団体等に呼びかけて2004年10月に発足をさせた国民医療推進協議会は、今年の2月、医療への市場原理主義の導入を断固阻止し、国民皆保険制度のもと、いつでも、どこでも、だれもが公平に受けることができる医療を断固守り続けるとの決議を上げ、国民的な運動を展開しているところです。
 今議会の常任委員会でも意見のあったとおり、日本の国民皆保険制度や混合診療の禁止が非関税障壁としてやり玉に上がってくることは必至ではないでしょうか。先ごろの富山県議会では、国民皆保険制度の堅持を求める意見書が民主党も含め全会一致で採択をされたところであります。より一人一人の生活者、市民に近い私たちのこの砺波市議会が市民の命と暮らしを守るという立場から、今国に意見をしなくてどうするのでありましょうか。
 なお、受理番号21 「「受診時定額負担」を導入しないよう国への意見書採択を求める請願」については、たまたま今月16日の常任委員会の日に、受診時定額負担は除外と新聞報道等されたことから不採択とされたところでありますが、先に行われた県議会では同じ趣旨の請願を採択し、意見書が採択されておるところであります。
 受診時定額負担について、実態は単なる先送りにすぎないと見られている意見も多々あるところであります。先ほどの委員長報告にもあったとおり、今後また、同じような動きが浮上をしてきた場合には、当然、受診時の定額負担に反対をする意見書を皆さんのお力で採択いただけるものと信じておることを意に添えておきます。
 世界に誇るこの日本の国民皆保険制度を守るために、そしてまた、議員提案でTPPへの意見書も準備されておるようですが、その中にも明記してあるとおり、農業だけではなくて、医療もまたそのTPPの俎上に上がってくる。そうした中、この請願をどうか皆さんのお力で採択いただけますよう重ねてお願いをし、討論とします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号22番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号22番 「世界に誇る国民皆保険制度を守る国への意見書採択を求める請願」に対する委員長の報告は継続審査であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり継続審査とすることに決しました。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) 次に、受理番号23番 「TPP協議への参加撤回を求める意見書についての請願」について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 先ほどの請願もTPPの動きにかかわってでありますが、受理番号23番はTPPそのものについて、「TPP協議への参加撤回を求める意見書についての請願」について、賛成の討論を行います。
 私たちのこの砺波市議会は、昨年12月の定例会でとなみ野農業協同組合と農民連からの請願をそれぞれ採択し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の参加に反対する意見書を全会一致で採択、TPPへの参加は断じて容認できないとしたところでありますが、皆さんそのことをお忘れではないでしょうか。
 国民的な合意のないままにTPPの参加に向けて協議に入るとした首相の表明は、多くの国民の声を無視し、そしてまた、私たち砺波市議会の意見にも反するものではありませんか。常任委員会で内容の詳細がわからないなどという意見もありましたが、請願趣旨にもあるとおり、今示されている政府の資料でも、農業のみならず、医療、金融、共済、労働、公共入札、公共入札については基準がかなり低くなってしまいますので、地元の企業優先云々なんて言っている場合じゃないような外資の参入すら予想される、地方自治体にとっても大変大きな問題だと思っています。
 そしてまた、食の安全など、国民生活のあらゆる分野に影響する危険性が明らかになっているではないですか。富山県選出の山田俊男参議院議員も、首相のTPP参加の判断については、間違いなくこの国の将来を誤るとおっしゃっているではありませんか。
 この請願について、常任委員会で継続審査としておきながら、この後の日程で議員提出議案第14号、十分な国民的議論と理解のないままTPP交渉への参加を絶対に行わないことなどとするような意見書を議員提出議案で出されることは全く筋が通らないのではないでしょうか。まして、議員提案で準備をされている意見書は、先日、富山県議会で採択された意見書と同一の文面であり、さらにいえば、県議会では農民連からの同じ請願を採択した上で、自民党と共産党で文言を調整した意見書と同じものであるのです。
 請願者を初め、こんな成り行きは到底納得できるしわざではありません。議会の姿勢が問われるようなことではいけません。議員提案の意見書にある、急速に人口が減少し国内需要が縮む中、貿易や直接投資を拡大し、アジア太平洋地域の成長力を取り込んで輸出産業の振興を図り国内の雇用を拡大することは、我が国にとって重要な課題であるとする部分こそが、あるいは、自民党の皆さんの主張の肝なのかとすら思われてしまうところであります。
 TPPへの参加を阻止するという点で力を合わせていくという広い立場から、私はこの後の議員提案の意見書にも賛同する予定でおりますが、各議員の皆さんにも、ぜひ砺波市民の暮らしと地域の経済を守るという点で、幅広く協働を広げていくために、この請願についても採択いただけますよう、皆さんの懐の広さを信じて、賛成の討論といたします。よろしくお願いします。

◯議長(稲垣 修君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、受理番号23番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号23番 「TPP協議への参加撤回を求める意見書についての請願」に対する委員長の報告は継続審査であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり継続審査とすることに決しました。

                  日程第3
               議員提出議案第11号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第3 議員提出議案第11号 並行在来線の持続可能な安定経営実現に関する決議を議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第11号 並行在来線の持続可能な安定経営実現に関する決議について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 北陸新幹線の開業が迫る中、並行在来線の運行計画や運賃水準等について県民の関心や懸念が高まっています。また、来年度の準備会社設立に向けて、県、市町村、民間の出資規模等の検討が必要となっています。
 県民の日常の足である並行在来線を守るためには、国による支援の拡充とともに、JRの多様な支援を求めていかなければなりません。
 さらに、特急の利便性の確保や城端線、氷見線、高山本線の活性化、並行在来線との連携など、JRは地域の鉄道事業者として、経営分離後の公共交通の維持にできる限りの協力を行うことが求められています。
 よって、本市議会は、並行在来線が将来にわたって持続可能となる制度・補助体系の創設を国に求めるとともに、JRに対して、その公共交通に対する社会的責任を踏まえ、並行在来線の安定経営等にできる限りの支援を要望するものであり、地域住民のマイレール意識を喚起し、県内自治体並びに経済界とも連携して、官民一体でJRとの交渉に万全の対策を講じられるよう、議会としてもその取り組みに全力を尽くすことを決議するものであります。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第11号 並行在来線の持続可能な安定経営実現に関する決議は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第11号 並行在来線の持続可能な安定経営実現に関する決議は原案のとおり可決されました。

                  日程第4
               議員提出議案第12号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第4 議員提出議案第12号 サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第12号 サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 衆議院や参議院、政府機関をねらったサイバー攻撃が明らかになり、サイバー攻撃に対する国民の不安はこれまでになく高まっています。
 我が国の重要な情報がサイバー攻撃で海外に流出することは国益に大きな影響があり、政府が一体となってサイバー攻撃・情報保全対策を構築することが求められています。
 よって、国会及び政府におかれましては、サイバー攻撃に対する国民の安心・安全を確保するよう強く求めます。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第12号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第12号 サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第12号 サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第5
               議員提出議案第13号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第5 議員提出議案第13号 登記の事務、権限等の地方への移譲に反対する意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第13号 登記の事務、権限等の地方への移譲に反対する意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 現在、国と地方団体との間では、地域のことは地域で決めるという理念のもと、地方分権改革を推進するため、国の出先機関を原則廃止して地方自治体への事務、権限等の移譲を進めていくための協議が続けられており、この中で、法務局が行っている登記の事務、権限等についても検討が行われています。
 しかし、安全な不動産取引等の実現を通じて重要な財産を守り、国民の権利擁護に寄与する登記制度は、高い中立性、公正性が求められることから、その事務や権限については、現在と同様、国の機関である法務局において、全国的に統一された基準により直接行われる必要があります。
 よって、国会及び政府におかれては、登記の事務、権限等を地方への移譲対象とせず、国の機関である法務局が引き続き担うこととするよう強く要望をいたします。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第13号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第13号 登記の事務、権限等の地方への移譲に反対する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第13号 登記の事務、権限等の地方への移譲に反対する意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第6
               議員提出議案第14号

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第6 議員提出議案第14号 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に関する意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 19番 堀田信一君。
  〔19番 堀田信一君 登壇〕

◯19番(堀田信一君) 議員提出議案第14号 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に関する意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 去る11月11日、野田内閣総理大臣は、TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることを表明いたしました。我が国や国民生活の将来を左右する重要事項であるにもかかわらず、政府はその可否を判断するための情報を提供せず、国民的議論が全く熟さぬまま拙速に事実上の交渉参加を表明したことに断固抗議するものであります。
 TPPによる関税撤廃や規制緩和は我が国農業に壊滅的な被害を与えかねず、また、医療、金融、共済、労働、食の安全、公共事業など国民生活全般に影響が及ぶため、さまざまな懸念が広がっています。
 とりわけ、米が農業産出額の7割を占める富山県においては、米の輸入増大と米価の下落がもたらす影響ははかり知れません。TPPによって農業、農村が甚大な被害を被ることは断じて容認できません。
 よって、国会及び政府におかれましては、TPPが地方の産業や社会、さらには国民生活に及ぼす影響などについて、十分な情報提供と国民的議論を踏まえて対応するよう強く求めるところであります。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(稲垣 修君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(稲垣 修君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議員提出議案第14号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第14号 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に関する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(稲垣 修君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第14号 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に関する意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第7
         庄川左岸水害予防組合議会議員の選挙について

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第7 庄川左岸水害予防組合議会議員の選挙についてを議題といたします。
 これより、庄川左岸水害予防組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。
 指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、指名の方法は議長において指名することに決しました。
 庄川左岸水害予防組合議会議員に飯田修平氏、井上五三男氏、清原昇一氏、寺井武彦氏、佐藤 靖氏、高畑邦男氏、以上6名を指名いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議長において指名いたしました方々を庄川左岸水害予防組合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々を庄川左岸水害予防組合議会議員の当選人とすることに決し、会議規則第32条第2項の規定により、本席から当選の告知をいたします。

                  日程第8
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

◯議長(稲垣 修君) 次に、日程第8 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中継続審査の申し出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

            追加日程第9から追加日程第12

◯議長(稲垣 修君) 次に、お諮りいたします。
 本日、市長から、議案第79号 砺波市教育委員会委員の任命について、議案第80号 砺波市公平委員会委員の選任について、議案第81号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第82号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、4議案が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、それぞれ追加日程第9から追加日程第12として議題といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第79号から議案第82号までを日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

                 議案第79号

◯議長(稲垣 修君) これより、追加日程第9 議案第79号 砺波市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) ただいま追加提案いたしました議案第79号 砺波市教育委員会委員の任命についてを御説明申し上げます。
 現砺波市教育委員会委員の林 美樹氏の任期が12月22日をもって満了となりますので、引き続き同氏を砺波市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。何とぞ慎重に御審議をいただき、同意を賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(稲垣 修君) お諮りいたします。本案については事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議案第79号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第79号 砺波市教育委員会委員の任命については、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第79号 砺波市教育委員会委員の任命については原案に同意することに決しました。

                 議案第80号

◯議長(稲垣 修君) 次に、追加日程第10 議案第80号 砺波市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) ただいま追加提案いたしました議案第80号 砺波市公平委員会委員の選任についてを御説明申し上げます。
 現砺波市公平委員会委員の藪田悦子氏の任期が本年12月23日をもって満了となりますので、引き続き同氏を砺波市公平委員会委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。何とぞ慎重に御審議をいただき、同意を賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(稲垣 修君) お諮りいたします。本案については事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、議案第80号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第80号 砺波市公平委員会委員の選任については、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第80号 砺波市公平委員会委員の選任については原案に同意することに決しました。

             議案第81号及び議案第82号

◯議長(稲垣 修君) 次に、追加日程第11 議案第81号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて及び追加日程第12 議案第82号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上2議案については関連がありますので、一括して議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(稲垣 修君) 各議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) ただいま追加提案いたしました議案第81号及び議案第82号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明申し上げます。
 議案第81号につきましては、現人権擁護委員の小田二映芳氏の任期が平成24年3月31日をもって満了となりますので、引き続き、同氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 また、議案第82号につきましては、現人権擁護委員の田上 弘氏の任期が同じく平成24年3月31日をもって満了となりますので、後任の人権擁護委員の候補者として上田昭二氏を推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(稲垣 修君) お諮りいたします。各議案については事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、各議案はこの際直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(稲垣 修君) これより、採決をいたします。
 まず、議案第81号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第81号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、小田二映芳氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては小田二映芳氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第82号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第82号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、上田昭二氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(稲垣 修君) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、上田昭二氏を適任とすることに決しました。

◯議長(稲垣 修君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

             閉 会 の あ い さ つ

◯議長(稲垣 修君) 市長からごあいさつがございます。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) 12月の砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
 今定例会に提案いたしました一般会計補正予算を初め、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ可決をいただき、まことにありがとうございました。
 また、本議会では、議員各位からさまざまな御意見並びに御指摘を賜りました。今後、十分に配慮をしながら市政の運営に努めてまいりたいと考えております。
 我が国の現状といたしましては、東日本の大震災の復興支援対策や経済の活性化、社会保障と税の一体改革、TPPへの参加議論など、さまざまな課題が山積をいたしております。これらの問題は地方にも多大な影響を及ぼすものと考えられますが、当市においては公正な負担に基づく行財政運営、防災対策、超高齢化社会における住民生活の充実、地域経済の活性化などについて、国政の動向を注視しながら、今後とも市民本位の市政を基本とし、市民福祉の向上に努めてまいりますので、何とぞ御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
 終わりになりますが、議員各位並びに報道関係の皆様方には本当に厚く御礼を申し上げます。今後とも、一層の御指導、御協力を賜りますように、よろしくお願い申し上げますとともに、いよいよ新しい年を迎えますが、皆さんおそろいでよい年をお迎えになりますことを心からお祈りを申しまして閉会のごあいさつといたします。大変どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告

◯議長(稲垣 修君) これをもちまして、平成23年12月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 大変御苦労さまでございました。

 午後 3時30分 閉会

地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

平成    年    月    日

   議  長   稲 垣   修

   署名議員   岡 本 晃 一

   署名議員   井 上 五三男

   署名議員   嶋 村 信 之