1.会議の経過
午前10時00分 開会
(6月定例会付託案件の審査)
○向井委員長 ただいまから文教民生病院常任委員会を開会いたします。
本日、当委員会に付託されましたのは、案件7件であります。
これより、議案第36号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(2号)所管部分外6件について審査をいたします。
なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑を始めます。
それでは、発言される方はどうぞ。
境副委員長。
○境副委員長 私からは、災害救助事務費について質問させていただきます。
災害が発生した後、災害ボランティアの支援を受けたいという被災者、被災者の支援をしたいという災害ボランティアをつないでいくということは、ボランティアセンターにとって重要な役割となっております。この運営がうまく回らないと、災害ボランティアの力を十分に被災者支援に結びつけることができません。被災者の生活の再建が遅れることにもつながります。そういった点からも、ICTを活用して効率化することは非常に有意義なことだなと私も思っております。
そこで、今回導入されるのがどのようなシステムなのか、まず河西社会福祉課長にお伺いします。
○向井委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 今回、導入させていただきます災害ボランティアセンター運営支援システムにつきましては、まず、議案説明会でも御説明させてはいただきましたが、県が県社会福祉協議会に委託しまして導入するアプリになっております。既存のアプリを県が音頭を取って、関係市町村が導入するというものでございます。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 既存のアプリということなんですけれども、そのアプリの中でどのような情報が共有されるのかというのは、現在、市に情報は届いておりますでしょうか。
○向井委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 今回導入するそのアプリでは、災害ボランティアのまず事前登録、また、登録者へのメールの一斉送信、あと活動の予約、それによって活動可能者の可視化ができるというものです。あと、ボランティアニーズの登録や、それをまたリスト化する、あとニーズ情報を出力する、あと活動報告書等のまとめができる、また、それらを地図に落とすマッピングが可能となると伺っております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 今、御説明いただいて、非常に時代が変わってきているんだなというのが分かります。これを入れることで、本当に機動性が高まるなというのが分かりましたが、これは7万円の支援ということなんですけれども、このアプリはいつまで使えるものなんですか。何か期限が決まっているのですか、支援はいつまで続くんですか。
○向井委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 今回は今年度の導入費用というか、1年間の使用料みたいな形で約7万円、正式には6万9,243円。それは砺波市と砺波市社会福祉協議会の2ライセンス分の金額になっています。
今はそれを導入すると、その費用が毎年かかってくるということになります。それは、災害が発生していない今の状況でも、今回そのアプリを入れることで毎年かかります。この後、もし災害が発生した場合は開設費用というのが別途かかりまして、そちらは16万5,000円と、その後、保守料というものがちょっとかかってくる。それは税込みで月々1万6,500円と聞いております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 細かい金額まで、ありがとうございます。
これがこの後かかっていくということだと思うんですが、本当に自然災害が今、頻発しておりますので、こういった初期投資、そしてランニングコストというのをしっかりとかけて、また皆さんの市民の生活をしっかりサポートしていくのには必要なコストだろうなと思っております。本当に今お伺いしたように、とっても先進的な形にどんどん変わってきておりますので、うまく活用して、何かのときには対応していただきたいなと思います。要望です。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 続いて、私から防犯対策費100万円について、篠島市民生活課長に伺います。
この事業は、防犯カメラ設置に係る費用の2分の1の補助で、最大10万円と伺っています。防犯カメラは監視装置だけでなく、犯罪を未然に防ぐための抑止効果もあり、防犯対策として非常に有効であります。この事業は、防犯カメラ設置の普及には大変よい事業だと思いますが、この10万円になった根拠について伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 防犯カメラの設置経費といたしましては、本体機器のほか設置工事費もかかってまいります。カメラの性能等によりまして価格に差はありますが、屋外設置で24時間撮影かつ一定日数の録画保存といったことや夜間撮影でも認識できる赤外線照射機能、こういったものも必要になりますので、概算ですが20万円程度かかるものと想定しております。
このことから経費の2分の1を支援ということで、上限を10万円と設定したところでございます。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、今カメラのいろんな基準みたいのがあると言われましたが、例えば、その基準に関して画素数が幾つ以上とか、また、録画日数が何日以上というのは決まっているのでしょうか、伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 ちょっと説明不足で申し訳ありませんでした。例えば、県警の安全安心見守りカメラ事業ですとか、ほかの自治体での補助事業における基準等も参考にいたしまして、画素数については100万画素以上で、録画日数については10日間以上録画できるものといった基準を設けることとしております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、カメラの設置場所については、通学路周辺等の児童の見守り対策になっていますが、地域の防犯対策に対して焦点を当てるとすれば、神社仏閣なんかのさい銭の泥棒とか、ごみステーションの不法投棄がありますので、こういったところにも設置が必要と考えますが、こういったところに設置ができるのかどうか見解を伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 今ほど御意見としてお伺いしたところも、当然、犯罪抑止という観点からは必要だと考えておりますが、まず制度設計に当たりまして、砺波警察署とも必要な防犯体制も含めまして御相談させていただき、協議する中では、やはりまずはお子さんを危険から守る、命を守るということを主目的に考えておりまして、まずは地域の安全・安心に資するための通学路への設置を優先的に進めてまいりたいと考えております。今ほどおっしゃられた神社仏閣については宗教上の観点からちょっと支援が難しいかもしれませんが、ごみステーションの不法投棄の対策ですとか、そういうものについては、通学路にある程度設置ができた次の段階の検討事項かなと考えております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 続きまして、設置場所について、個人情報保護の観点からプライバシーの配慮が必要と考えますが、これに関しての見解を伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 プライバシー配慮の観点でございますが、補助の要件の一つとしまして、設置される自治会において、防犯カメラの管理運用規定といったものを制定していただくことを条件にしたいと考えております。そんな難しいものではないんですが、こちらのほうでひな形のほうも作成しまして、例えば画像の管理方法ですとか、画像の取扱いができる管理責任者の方を決めていただくとか、ほかの方には取り扱わせないといったこと、あと画像の活用については犯罪発生の確認に限定するなど、しっかりと規定しまして、自治会の皆さんをはじめ、また、例えば画角の中に個人の方のお宅ですとか土地が入る場合はしっかり説明して、皆さんの了解を得ることを徹底してまいりたいと考えております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 現在、県警の安全安心見守りカメラ事業で設置されたものを買い取る場合には、この補助が使えるんでしょうか、伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 県警の事業につきましては、お試しで3か月、4か月設置して、それが効果的であれば、その後買い取るという事業になっておりますけれども、これにつきましても、県警で優先的に必要な場所を選定して実施しておられるというところもありますので、この買取りの場合もこの補助対象としたいと考えております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 では、この事業の周知方法はどうされるのか、また、今、防犯カメラはいろいろなところにつけたいという話もあると思いますが、予算を超えた申請があった場合は追加補正されるのか、それとも次年度に継続して事業化されるのか伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 補正議案が可決されれば、早急に各地区の自治振興会を通じまして、自治会や町内会、あと、地域の防犯組合のほうにも制度の周知に努めまして、砺波警察署とも連携して、例えば市内の通学路の中でも、特にやはり危険が想定される場所というものを砺波警察署とも連携しまして、その設置の検討を自治会とかに働きかけていくことも必要かなと考えております。
周知をした結果、予算を超える申請があった場合につきましては、追加補正の対応も必要と考えております。次年度以降につきましては、今年度の申請状況等も鑑み、国の交付金が活用できない場合でも、支援の継続については、できるだけ前向きに検討したいと考えております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 最近、いろんなほうで犯罪等、話を聞きます。犯罪の抑止のためにもこういった防犯カメラの設置は必要だと思いますが、引き続き、こういったカメラの補助ができるような体制をつくっていただきたいと思います。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 それでは、私からはエコ推進事業費について質問いたします。
前回の説明の中で、太陽光発電設備設置事業補助は法人1件、個人10件程度、想定されていると伺ったかなと思うんですが、例えば予算内であれば、法人と個人のこの数、比率というか、変わることも考えられるのかどうか、篠島市民生活課長にお伺いします。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 補正予算額の積み上げにつきましては、法人の場合は、中小事業者を対象に、1キロワット当たり5万円、200キロワットで最大1,000万円の補助の1件分、そして個人の場合は、一般家庭で1キロワット当たり10万円、5キロワットで最大50万円補助の10件分を想定したものでございますが、申請の内容によりましては、それぞれの件数について柔軟に対応できるものと考えております。限度額は設定しておりますけれども、それに達しない場合もあると思いますので、その辺は柔軟に考えてまいりたいと思っております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 では、この事業ですが、あくまでも太陽光パネルの設置のみで、蓄電池等に対する補助は、想定はされていないでしょうか。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 補助対象経費としましては、太陽光発電設備の機器の設置または購入に要する費用ということで、最大出力数に応じた補助額としております。物価高騰交付金としてエネルギー価格高騰対策支援のための交付金を活用することから、今回は蓄電池に対する補助は想定しておりませんが、決して設置を妨げるものではないと考えております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 例えば、ちょっといろいろ調べていて、FIT制度とかFIP制度の買取りの制度が世の中にあるわけなんですけれども、こういった買取り制度を補助制度の中の要綱で外しているところもありますが、今回はどのように考えられるのでしょうか。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 今回の補助制度につきましては、物価高騰対策ということもありまして、今ほどおっしゃられたFIT固定価格の買取り制度ですとか、FIPプレミアム付与制度、こういった買取り制度によることなく再生可能エネルギーを長期的に利用する目的で太陽光発電設備の導入を支援することを目的としておりますので、要綱においては、こういった買取り制度の認定を受けないということを要件に盛り込みたいなと考えております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 あと、先ほど法人という話がありましたが、例えば農業法人などが営農型の太陽光発電などの申請をしたいとされた場合、農業委員会からオーケーが出れば、これはオーケーということで幾らでも出すという考えでしょうか。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 事業者の定義といたしましては、中小企業法に定める中小事業者またはこれに準ずる法人等ということで、例えば農事組合法人、営農組織ですとか、あと社会福祉法人、医療法人なども対象としたいと考えております。
あとは、年間自家消費率30%以上といった要件も加えたいと考えておりまして、これを満たせば対象となると考えております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 今年度から砺波市住宅取得支援事業補助金が拡充となりましたけれども、この補助金と、この事業の併用はもちろんないだろうなと思っておりますが、いかがですか。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 この事業につきましては、先ほども申し上げましたように、国の物価高騰交付金を活用した事業であることから、重複してほかの補助金等の交付を受けていないことを条件とするものでございますが、例えば、この1073プロジェクトの砺波市住宅取得支援事業の場合、新築で併せて太陽光発電を設置されるという際は、例えばこの設置に係る費用を切り分けて申請することが可能であれば、それぞれの補助の対象とすることは可能と考えております。また、中古物件取得の場合でも、別途太陽光発電を設置されるのであれば両方の申請が可能と考えております。
例えば、切り分ける場合は、GX加算、10万円の加算がありますけれども、これのほかの要件で加算を求めるといった検討も今後できるかなと考えております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 今年度、しっかりこれを補助していただくためには、市民の皆さんに早急に周知をしていかなければいけないのかなと思っております。
毎回最後にこういう質問して申し訳ないんですけれども、この後の周知方法、どのように考えていらっしゃるかお伺いします。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 今回補正議案を可決していただければ、早急に市のホームページにおいて一般の家庭の皆さんへの制度周知に努めるとともに、あと商工会議所ですとか商工会を通じまして、各事業所へのPRも積極的に行ってまいります。また、併せてカーボンニュートラルへの意識の高揚や取組全体のPRにもつながるよう工夫して、啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、また御協力のほど、よろしくお願いいたします。
○向井委員長 嶋田委員。
○嶋田委員 私からは、砺波市病院事業会計補正予算について、市立砺波総合病院播磨病院管財課長にお聞きします。
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金活用事業についてでございますが、医業外収益として4,000万円が計上されております。主な支出内訳を教えていただけますでしょうか。お願いします。
○向井委員長 播磨病院管財課長。
○播磨病院管財課長 主な支出の内容は何かという御質問につきましては、電気料と燃料費のうち、灯油及びA重油に係る物価高騰分であります。
○向井委員長 仁木委員。
○仁木委員 それでは、私からは、家庭児童対策費子ども食堂について、端谷こども課長にお伺いをいたします。
補正予算案では、庄川地域に新たにできる子ども食堂への補助については、立ち上げに20万円、立ち上げ初年度の運営に必要な経費に6万円を補助することとなっております。そのうち食材費や光熱水費に充てられるのは、後者の補助金6万円のみと伺っております。
そこで、米の価格の高騰をはじめとする物価高への対応が懸念されるところでございますが、立ち上げに支障はないか所見をお伺いします。また、特色ある取組に6万円ずつ支援する予定の既存の3つの子ども食堂についても、物価高への対応が心配されますが、運営面に支障がないか併せてお伺いをいたします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 子ども食堂は、フードバンクや企業から食材の寄附の提供によって実施されているものでございます。お米に限らず食材の物価高騰につきましては、企業などからの食材の寄附に少なからず影響しているものとは思われますが、基本的に子ども食堂は寄附によって賄われているので、物価高騰対策は予定しておりません。
○向井委員長 原野委員。
○原野委員 地域児童対策費の砺波北部小学校放課後児童クラブエアコン修繕費でございます。
こちらのほう、御存じのとおり、今、非常に熱中症に気をつけなければいけない時期に入ってまいりました。この修繕に係る期間をお伺いいたします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 補正予算の議決後、速やかに発注いたしますが、発注から四、五日程度を見込んでおり、6月末頃には修繕が完了するものと思っております。
○向井委員長 原野委員。
○原野委員 児童センター管理運営費庄川児童館活動室エアコン設置工事費についてでございます。
先ほどの予算とほぼ変わりませんが、活動室の大きさと設置エアコンが対応する畳数及び設置に係る期間をお伺いいたします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 児童館の活動室の大きさは19.2平方メートルで、およそ約12畳でございます。
エアコンにつきましては、14畳タイプの家庭用のものを想定しております。設置に係る期間につきましては発注から1週間程度を見込んでおり、6月末から7月初め頃には設置できるものと考えております。
○向井委員長 原野委員。
○原野委員 9月にかけまして特に熱中症に注意が必要な時期となりますので、7月以降、熱中症の発生がないよう、また、子供たちに影響がないよう、迅速に進めていただければと思います。
続きまして、認定こども園費北部認定こども園駐車場フェンス修繕費でございます。
除雪は、砺波市道路除雪実施計画において各地区除雪委員会へ委託されておりますが、各地区で、いわゆる保険に加入されていると思います。なぜ本市の補正が必要なのかお伺いいたします。端谷こども課長、お願いいたします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今回のフェンスの破損は、除雪によってできた雪の山が徐々にフェンスを押し込んで損壊したものと推察しております。雪解け後にフェンスの損壊が判明したものであります。
除雪作業に伴う施設等の修繕につきましては、保険を適用できるものもございますが、今回のように発生日時がはっきりせず、また、除雪作業による損壊なのか積雪による自然発生的な損害なのか、判別が困難である場合は、保険の適用外となることがございます。
したがいまして、今回のように何日もたった後に分かったという場合は、保険適用の対象にはならないということでございました。
○向井委員長 原野委員。
○原野委員 現場を確認しましたが、柵や三角コーン等の設置がありませんでした。現在は園児や保護者への安全対策、また、どのような説明対応をされているのか、お伺いいたします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 壊れたフェンス側の駐車場のスペースでございますが、こちらのほうは管理職とか、早番、遅番の職員がとめることにしております。職員の中で注意をして使用している状態でございます。
したがいまして、保護者がとめるスペースではないので特に説明もしておりませんし、三角コーンなどを置くこともしておりません。また、園児が外に出るときは、駐車場とは反対方向にある園庭でございますので、園児だけで駐車場に出てフェンスのほうに行くということはできないようにしております。
○向井委員長 原野委員。
○原野委員 園児は私たちの想像を超える行動をすることもあるかと思いますので、ぜひとも、また引き続き安全対策に努めていただきますよう、よろしくお願いします。
○向井委員長 山本委員。
○山本委員 今のフェンスの質問に関連してお尋ねします。
そもそもフェンスがあるところに雪を堆積すると、そういうことになることは当然想定できるわけなんですが、なぜそこに雪を堆積されているのか、そういう指示をしておられるのかどうなのか、お伺いします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 北部認定こども園の駐車場でございますが、御存じのとおりスペースが限られております。それで、一斉除雪の際に、林地区の除雪対策委員会に機械除雪をお願いしているところでございますが、大変御苦労いただいて除雪していただいております。
除雪する場所も限られているので、一番保護者に影響のないところに今は雪の山をつくるようお願いしているところでございます。なかなか雪が多いときは、雪の山になってしまうというのは致し方ないのかなと考えておりまして、今年度も除雪の時期が近づきましたら、フェンスの破損防止になるべく協力いただけるようお願いしたいと考えております。
○向井委員長 山本委員。
○山本委員 今のフェンスの設置場所は北側なんですが、東側に雪をよかすことができれば、そこに堆積する必要もなく、フェンスの破損にも至らなかったと思いますが、その辺についてはどう思いますか。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 御指摘いただきましたので、今後また検討させていただきたいと考えております。
○向井委員長 山本委員。
○山本委員 それでは、今回のフェンスの設置については、今までと同様のものか、そしてそうではないのか、どのように考えておられるかお伺いします。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今回補正予算を要求させていただいたものは、今までと同様のものを想定しております。
○向井委員長 山本委員。
○山本委員 今までと同様のものを設置すると、今年度と同様の雪が降って同じ場所によかせば、また同様のことが起きるということが想定されます。
再発防止策についてはどのように考えておられますか。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 先ほども申し上げましたが、地区の除雪対策委員会に、フェンスを壊さないように配慮いただくことをお願いするとともに、あと、先ほど言われた東側ということも今後検討してまいりたいと考えております。
○向井委員長 山本委員。
○山本委員 そこにやらざるを得ないのであれば、例えば冬季間だけ外せるようなフェンスのタイプなど、そういうものも検討すべきじゃないかと、その地区のオペレーターの方がどんなふうに除雪しているか分かりませんが、同じところによけると同じことが起きるというのは当然のことで、その辺、何かしっかり考えなければいけないんじゃないかなと思いますが、端谷こども課長、どうお考えでしょうか。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今ほど言われた、フェンスを動かして雪を田んぼに落とすというイメージですと、隣の田んぼの持ち主の方に、まず御理解をいただくところから始めないといけないかなと思っております。以前、別の場所の田んぼのほうに落とすこともしていたこともあるんですけど、そのときに苦情が入った経緯もございますので、大変デリケートな部分なので、調整させていただきたいと思っております。
○向井委員長 山本委員。
○山本委員 付託案件からちょっと外れますけれども、現場を見せていただいて、非常に駐車場の破損が著しいなと思っております。西側もL型擁壁が破損していた状況を伺えたんですが、端谷こども課長、その状況は把握しておられますか。
○向井委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今ほどの西側の破損部分は把握しております。ただ、限られた予算なので、修繕するということは今のところ考えてはおりません。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 質問に入る前に、今日篠島市民生活課長、となみんポロシャツで出席であります。実に非常にいいなと思ってあえて言わせていただきますが、私たちは、やっぱり十数年前から、例えば九州なんか行くと、アロハシャツで本会議に臨むというところは結構ございました。しかし、今や九州も北陸も暑さのピークというのはほとんど変わらないと思っておりまして、やっぱりクールビズではなくてスーパークールビズという、こういうことに対してもしっかり対応していくべきではないかなと今日思いました。篠島市民生活課長はカーボンニュートラルの実践という観点から、今日あえて着てこられたと思いますが、一回このことは、議会、それから当局双方で検討すべき課題かなと今日、篠島市民生活課長を見て思いましたので、一言言わせていただきます。
それでは、私からは議案第39号 砺波市体育施設条例の一部改正について、金平生涯学習・スポーツ課長に質問をいたします。
今改正案というのは、高圧受配電設備に低濃度のポリ塩化ビフェニル、いわゆるPCBが含まれていることにより改修等が必要になったということが要因とされております。
そこでまず、この低濃度PCBというのは、令和9年3月までに廃棄することが義務づけられております。そこで、所管する、他の施設のキュービクル等は対策済みなのかどうか、現状を伺いたいと思います。また、このPCB特別処置法に基づきまして、このPCBを含むキュービクル等というのは、PCB廃棄物として適切に保管処理することが義務づけられております。今後の保管処置方法についても伺いたいと思います。
○向井委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 まず1つ目の質問ですが、今、行いたいと思っております向山健民公園以外の施設は全て対応済みでございます。
また、2つ目の質問、PCBの処理方法等につきましては、今回PCB撤去工事に合わせて許可を得た処理事業者にて廃棄処分を予定しているところでございます。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 先日、この向山健民公園を訪れてみました。広大な敷地であるにもかかわらず、のり面の草刈りが本当に行き届いておりまして、きれいに整備されていることに、まず大変驚いたわけでございます。この、のり面の草刈りというのは、地元の自治会に委託されておりますけれども、公園を大切にしたいという、こういった地区住民の方々の心意気といいますか、そういったことが見て取れたと感じました。
また、このナイター照明がなくなるのは非常に残念といった声も聞かれております。その一方で、改正理由としては、当該施設の利用頻度が非常に低いといったことが挙げられております。
そこで、当ナイター設備の年間の稼働日数はいかほどなのか、どんな団体が利用されているのかなど、現状をお聞きしたいと思います。また、今後の利用見込みをどのように捉えられているのか、このことについても見解を伺います。また、そうした利用者、団体等への周知や、あるいは、この代替施設への誘導など、こういったことが円滑に進むような取組についてはどのようにお考えなのか、併せてお聞きをしたいと思います。
○向井委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 それでは、まず利用状況についてでございます。
直近3年間で年平均約12日間。令和6年度は11日と利用頻度が低い実態でございます。利用団体につきましては、令和6年度については、ソフトボール協会が4日間、市般若消防分団が3日間、一般団体、多分野球やソフトボールチームと思われますが、4団体がそれぞれ1日ずつ利用し4日となっている状況でございます。
また、今後の見込みにつきましては、ソフトボール協会主催のナイターソフトボール大会が、出場チームが年々減少していること、また、以前利用していたスポーツ少年団等も、チームの統合などで使用しなくなってきていることもありまして、今後もなかなか利用が増える見込みはないものと思っております。
最後に、代替施設等の件でございますが、ソフトボール協会へは代替施設として、中学校グラウンドの夜間照明施設を利用していただくなど、相談しているところでございます。また、一般利用団体につきましては、今後、市ホームページ、市スポーツ協会ホームページ、広報となみまたはB&G海洋センター窓口等で周知を図りたいと考えております。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 そこで最後に、このグラウンドの夜間照明施設、要するに鉄柱とか照明器具が4基あると思いますけれども、これの撤去計画、それまでの間の管理方法についてどのようにお考えなのか、見解を伺いたいと思います。
○向井委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 照明灯につきましては、現在、撤去に係る経費を確認しているところでございます。このまま放置しておいて今後何かあっても困るものですから、なるべく早く撤去したいと考えております。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 なるべく早くということを今お聞きしましたけれども、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
○向井委員長 ほかに質疑、御意見はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○向井委員長 それでは、ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
これより付託案件を採決いたします。
ただいま議題となっています議案第36号から議案第40号、議案第42号及び議案第43号、以上議案7件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○向井委員長 御異議なしと認めます。
お諮りいたします。議案第36号 令和7年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第37号 令和7年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第38号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第39号 砺波市体育施設条例の一部改正について、議案第40号 砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第42号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第43号 砺波市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、以上、議案7件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○向井委員長 挙手全員であります。議案7件については、原案のとおり可決することに決しました。
以上で、文教民生病院常任委員会の審査を終了いたします。
(市政一般における本委員会の所管事項について)
○向井委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について、質疑、御意見はございませんか。
境副委員長。
○境副委員長 それでは、私からは砺波市置き配サービス推進補助金について、質問いたします。
この事業ですが、4月からスタートしたばかりではありますけれども、まずは、現在の申請数がどれほどになっているのか、篠島市民生活課長に伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 4月から6月15日までの2か月半で、9件の申請をいただいているところです。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 9件ということで、短期間に9件というの、私は逆に多いなと思ったんですけれども、非常に市民の方から実はいろいろ分かりにくいなという声があります。
例えば申請書の中で、固定型か簡易型か選択する項目があります。簡易型というのは皆さんイメージができるということなんですが、固定型に対してですけれども、アンカーなどで玄関にしっかり固定しなければいけないのかどうなのかというのが分かりにくいと言われたんですが、これは一体どのように考えればよろしいでしょうか。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 補助要件の一つには「ワイヤー、アンカー、その他の盗難防止のための器具があるものとホームページにも記載していると思うんですが、この固定型に関しましては、ボックス自体がある程度重さがあって、簡単に持ち運びできないものであればワイヤー、アンカーがなくても対象にしたいと、問合せがあればそう答えているんですが、そういう方がいらっしゃるのであれば、ホームページにもその旨、書き加えさせていただければなと考えております。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 実は私、最近、ちょっと関係ないんですけど、散歩をいっぱいしております。いろんなおうちの玄関をちょろっと見ていると、固定型の大きなボックスをワイヤーでしっかりぐるぐるっと巻いておられる方がおられて、この方、きっと申請していらっしゃるんじゃないかなと思いながら見ておりました。ただ、やっぱり分かりにくいというところは、そういうようないろいろな対応をしていただければなと思います。
そして、2つ目の質問なんですけれども、提出書類の中に市税等納付状況確認承諾書というのがあります。いろいろチェックしなければいけないんですけれども、これは、あくまでも自己申告で問題ないんでしょうか。例えば、何か書類とか提出する必要はないですか。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 市税等納付状況確認承諾書につきましては、ちょっと分かりにくいんですが、これは補助金の要件で市税等の滞納がないことというのが要件になっておりますので、補助金の交付申請に際しまして、自己申告ではなく納付状況を市が確認しますよということを承諾いただくための書類でございまして、世帯の18歳以上の方全員、書いていただくことになるんですが、この承諾書を提出いただくことで、市税等、水道料金とか保育料とか、そういうものを含めまして市のほうで納付状況を確認しますということを承諾いただくための書類ということで、それを出していただければ、それでほかは必要ないということでございます。
○向井委員長 境副委員長。
○境副委員長 今お伺いしたことを、そのまま質問された方にお伝えしたいと思います。非常に言葉の問題だと思うのですが、市民の方には難しい言葉で分からないというのがありましたので、今、本当に丁寧にありがとうございます。そのままお伝えしたいと思います。
3つ目の質問をさせてください。
写真を貼って複数の書類を記入して、郵送または持参で申請となりますけれども、そもそも、この申請をデジタル化することは難しいのでしょうか。恐らくデジタル化できない方もいらっしゃるんですが、どうしてもこの時代、2つ走らせなきゃいけないのかなと思いつつも、デジタル化できないか伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 3月定例会の際にも、委員会の中で小西委員からも、できるだけ簡素な申請のしやすい方法でということもお伺いしておりまして、それに努めたところでございますが、提出いただく書類としましては、申請書兼報告書、A4のものを1枚、あとは購入されたことが分かる領収書の写し、宅配ボックスの仕様が分かるカタログ、あとは設置後の画像データ、これは写真ではなくデータで結構です。あとは、先ほどの市税等の納付状況の確認承諾書、あとは、補助金を振り込むための口座番号が確認できる通帳等の写しとしております。
提出方法につきましては、ペーパーレスの推進の観点からも、実は電子メールでも受け付けておりまして、特に郵送、持参と書いてはいないんですが、やっぱりちょっと分かりにくいということもありますので、メール、郵送、持参いずれも可能ということを改めてホームページに掲載することとしたいと考えております。
あと、デジタル化の観点からは、電子申請が可能となるよう現在フォームを作成しておりまして、これが準備できれば申請フォームのほうも掲載して、こちらもPRしてまいりたいと考えております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 では、私からごみの削減について、篠島市民生活課長に伺います。
砺波市もゼロカーボンシティを目指すに当たり、ごみの削減は非常に重要な課題だと思っています。
令和6年、昨年の4月からプラスチックごみが一括回収になりましたが、この回収量はどうなったのか、また、それによって一般ごみの排出量はどうなったのか伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 令和6年度にクリーンセンターとなみへ搬入されたごみの量のデータになりますが、可燃ごみについては、数値になりますが約1万1,095トンで、前年度、令和5年度比で99.3%でありました。一方、プラスチックごみについては約209トンで、前年度比118.3%となっております。可燃ごみの排出量の減少率は小さいわけですが、プラごみの増加率が大きいことから、プラごみの一括回収のスタートによる影響が大きかったものと考えているところでございます。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 広報となみにも書いてありますが、ゼロカーボンを目指すために、家庭や職場、地域で実践しておられる取組について募集されていますが、応募状況について伺いたいと思います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 地域一帯でゼロカーボンシティを目指す啓発の一環として、市内の様々な取組を御紹介する広報の企画として募集しておりまして、これまで、企業やボランティア団体、御家庭での取組などを御紹介してまいりました。現在は、皆さん、奥ゆかしい市民性のせいか、応募が殺到という状況ではありませんが、ぽつぽついただいているところでございます。
今後、取材の上、掲載ということになりますが、例えば特別な取組でなくても、ふだんから行っている、こんなこともゼロカーボンにつながるんだよといった目からうろこのような取組なども御紹介できればいいなと考えているところでございます。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 砺波市は1人当たりの排出量が、令和3年度の1日当たりが654グラムを令和11年度に600グラムまでという目標を掲げていますが、こういう取組は本当にさらなるごみの削減に取り組む必要があると思います。それには、まずやっぱり市民の意識づけが必要じゃないかなと思いますので、そういったことを考えますと、以前も何か言われたと思いますが、学校とか自治会の高齢者学級みたいなところで出前講座をして、どんどんごみの削減について開催してはいかがでしょうか、見解を伺います。
○向井委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 現在も行政出前講座のメニューとしまして、環境美化、資源ごみの分別回収ですとかリサイクルについて、地域団体からの要望にお答えしまして、その都度、出前講座のほうも御説明に伺っているところでございます。
学校での取組につきましては、当然、将来を担う子供たちへの環境教育というものは大変重要であると考えておりますので、各校で実際、今やっておられる環境に関する取組、こういうものにこちらとしても協力してまいりたいと考えております。
あと、今年度からはゼロカーボンシティに向けた取組を御紹介するメニューも追加しておりますので、またこちらのほうも積極的にPRを行うとともに、内容につきましては、自然と環境意識が高まるような説明や気軽に取り組める環境対策の御紹介など、少しでも市民の皆さんの関心が高まるような内容になるよう、工夫してまいりたいと考えております。
○向井委員長 神島委員。
○神島委員 市民の方への意識づけが本当に重要になると思いますが、その辺の周知のほうをまたよろしくお願いいたします。
○向井委員長 嶋田委員。
○嶋田委員 私からは、報告第13号の支出予算の繰越しについてお聞きします。
附帯設備整備費のことでございます。水熱源空調機器更新工事のことですが、遅延理由として、半導体不足と病床確保の困難を挙げておられますが、そういうことが本当にあるんだなと見て思いました。
このような更新工事は、近々でよろしいので、計画的に行われるのかどうか、それを市立砺波総合病院播磨病院管財課長にお聞きします。
○向井委員長 播磨病院管財課長。
○播磨病院管財課長 このような更新工事は計画的に行われるのかとの御質問につきましては、当初、季節性インフルエンザ等の感染症が蔓延する前に工事を完了する予定でありましたが、契約締結後に機器の製造メーカーから、半導体や樹脂等の供給不足に伴い部品の調達が難航し、納品に2か月間の遅れが生じる案内があったこと、また、感染症罹患患者の増加による病床の確保が困難になったことから、やむを得ず繰越しとしたものであります。
4月18日には機器の取付けを完了しており、空調設備は現在稼働しているところであります。
引き続き、十分な工事期間が確保できるよう早期発注に努めてまいります。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 それでは、市立砺波総合病院の令和6年度の収支決算見込みについて、瀬尾病院総務課長にお尋ねをしたいと思います。
議会初日の市長の提案理由の説明では、令和6年度収支は、昨年度に引き続き赤字決算になる見込みということでございました。また、今日の朝刊においても、このように県内公立病院全てが赤字という大きな見だしが躍っております。この表を見ると、例えば富山県立中央病院は16億円超の損失、富山市民病院は12億円超の損失、高岡市民病院は11億円超の損失ということで、いずれも大変厳しい状況にあることが分かります。これは当然のことながら、県下はもとより全国的にも厳しいと伺っております。
そこで、市立砺波総合病院の令和6年度の収支決算見込みをお聞かせいただきたいと思います。
○向井委員長 瀬尾病院総務課長。
○瀬尾病院総務課長 令和6年度の収支決算見込みについての御質問につきましては、まず、収益につきましては、入院外来ともに患者数は減少したものの診療単価は改善し、医業収益は101億8,900万円余、前年度に比べ500万円余の増収となったものでございます。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症関連補助金の減少により、医業外収益は12億2,700万円余、前年度に比べ1億9,500万円余の減収となり、収益全体では114億1,700万円余、前年度に比べ1億9,000万円余の減収となりました。一方、費用につきましては、給与費の増加、物価高騰や人件費の高騰による委託料の増加等により経費や材料費が増加し、費用全体では124億300万円余、前年度に比べ3億9,900万円余の増加となったものでございます。
これらの結果から、収支差引きでは、9億8,600万円余の赤字決算となる見込みでございます。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 大変厳しい内容であることを改めて認識をした次第であります。
課題は、この医業収益そのものは増加するも、全体では支出の急激な増加に対して収入が追いついていないということにあると考えられますけれども、この点については現状をどのように分析されておられるのか、赤字決算となった主な要因について見解を伺いたいと思います。
○向井委員長 瀬尾病院総務課長。
○瀬尾病院総務課長 収入については、主なる入院外来による医業収益は約1,000万円増収しましたが、公定価格である令和6年度の診療報酬改定では、人件費に相当する本体部分については、率にして0.88%アップにとどまっており、一方、支出については、給与費は前年度に比べ、3億600万円余の増加、率にして4.95%の増。薬品などの材料費は3,700万円余の増加、率にして1.39%の増。委託料などの経費につきましては、1億2,100万円余の増加、率にして7.67%の増となっており、委員が述べられたとおり、収入が支出の大幅な増大に追いついていない状況でございます。
このことは、2年に1度改定される診療報酬が人件費や物価高騰の上昇に見合っていないものであり、全国の6割の病院で赤字という状況であることから、制度上に問題があると考えられます。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 申すまでもなく、この市立砺波総合病院は、持続可能な地域医療提供体制を確保することが最大の使命と思っております。そのためにも、当院では現在、国の公立病院経営強化ガイドラインに基づいて、令和6年度を計画の初年度とする、市立砺波総合病院の経営強化プラン等に取り組まれております。
そこで、引き続き、この厳しい経営状況が予想される中、具体的なこの収支改善策、さらには今後の見通し、また、経営強化プランにもありますように経営形態の見直し等について、現時点の考えをお聞かせいただきたいと思います。
○向井委員長 瀬尾病院総務課長。
○瀬尾病院総務課長 病院としての具体的な改善策と今後の見通しについての御質問につきましては、本年4月からは緩和ケア病棟の開設及び適正な病床数による病棟再編で病床75床削減しており、経費の削減や収支面の増収を図っており、加えて、新たにコスト適正化プロジェクトチームを立ち上げるなど、病院経営強化プランに基づき国の医療施策の動向を注視し、収益の確保と費用の節減を一層進め、地域に信頼される病院としての堅実な経営の下で、安全で安心できる質の高い医療提供に努めてまいります。
なお、今後の見通しとしましては、引き続き給与費の上昇が予想されることや、今年度、電子カルテシステムの更新に加えまして、病院耐震化整備事業及び更新した医療機器に係る企業債償還金等の大きな費用負担により、厳しい経営状況は続くものと考えられます。
当院だけでなく、不採算医療を担う全国の自治体病院は大変厳しい経営状況であることから、公益社団法人全国自治体病院協議会などの各医療関係団体では、診療報酬の大幅なプラス改定等の、次期診療報酬改定等に関する要望書を提出しておりまして、当院におきましても、引き続き、物価・人件費高騰に対する財政支援や、適切に診療報酬に反映する仕組みの構築を国・県に働きかけていきたいと考えております。
○向井委員長 島崎委員。
○島崎委員 ぜひ、国や県への強力な働きかけをかけも含めて、体制の強化に努めていただきたいと思います。
○向井委員長 ほかに質疑、御意見等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○向井委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでした。委員の皆さんはしばらくお待ちください。
○向井委員長 お諮りをいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○向井委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
(閉会中継続審査の申出について)
○向井委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。本文教民生病院常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○向井委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
では、以上で文教民生病院常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
午前11時04分 閉会
砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。
砺波市議会文教民生病院常任委員会
委員長 向 井 幹 雄