1.会議の経過
午前10時00分 開会
(8月定例会付託案件の審査)
○川辺委員長 ただいまから民生病院常任委員会を開催させていただきます。
本定例会において当委員会に付託されたのは、案件3件であります。
これより、議案第43号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外2件について審査をいたします。
なお、議案に対する当局の説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
それでは、発言される方は挙手の上、お願いをいたします。
大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、議案第43号 砺波市一般会計補正予算(第3号)の所管部分について質問したいと思います。
駐車場管理運営費についてお伺いいたします。
JR城端線・氷見線の再構築実施計画に基づき、今年度からJR城端線・氷見線の各駅において、交通系ICカード対応改札機の整備が始まっているようです。残念ながら来年のとなみチューリップフェアには間に合わないようですが、来年度中には整備されると聞いております。早い整備が待たれるところでありますが、今回の補正で、JR砺波駅駐車場の精算機は交通系ICカードが使用できるように改修されます。
新紙幣も使用できる精算機となり利便性が高まりますが、新紙幣発行までに整備することができなかった理由についてお伺いします。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 新紙幣への対応につきましては、全国的にも銀行ATMやJR等を優先して対応されるという中で、精算機の取扱い業者からも情報を逐次仕入れておりましたが、今年度の予算編成段階の昨年の11月、そして、新紙幣発行期日が決定した今年1月の段階でも発行期日に間に合わせることは不可能で、また、どの程度コストがかかるかも不透明な状況でありました。そのため、駐車場精算機の新紙幣対応の見通しが立った段階でキャッシュレス、交通系ICカード対応も併せて導入を検討することとしておりましたが、ちょうど7月の新紙幣発行のタイミングで、来年4月からであれば新紙幣への対応がほぼ確実との連絡を受けまして、今回補正予算案を上げさせていただいたところです。
来年度中に整備される予定の駅改札機の交通系ICカード対応により、駐車場からJR城端線への乗車、また、駅改札を出てから駐車場の出庫までの動線がよりスムーズになりますので、相乗効果でJR城端線と駐車場双方の利用者増につながるものと期待をしております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 確認なんですけれども、JR城端線利用者の駐車料金2割引きも、これまでどおりの方法でICカードで支払うことになるわけですね。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 交通系ICカードを使用した場合でも、駐車場に入るときの駐車券は現金の場合と同様ですので、改札内に設置の認証機に駐車券を通すことでその割引が適用されます。お車を出す際、精算機に駐車券を入れると割引後の料金が表示されますので、現金の場合は現金ですし、交通系ICカードであれば、今回の改修で増設予定なんですが、ICカードリーダーを設けますので、そこでカードをかざしていただくとそれぞれお支払いいただけることになります。
ただ、今、大楠副委員長からも御心配いただきましたとおり、ICカードの導入で、手続や手順が変わるのではないかと感じられている皆さんがおられると思いますので、割引の手順等は変わらず同じですよということですとか、お支払いについては、現金よりもスムーズにスマートに対応できるということを周知してまいりたいと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 令和3年12月からは、駐車場共通回数券などの販売も始められて、利用者拡大に努められております。城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画が進む中、パークアンドライドの利用者がもっと増えるように、さらに利便性の向上にまた努めていただきたいと思います。要望です。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 続きまして、福祉センター管理運営費についてお伺いいたします。
まず、仮称ですが庄東福祉施設改修工事費2,764万円と備品購入費212万円についてお伺いいたします。
庄東センターが老朽化のため、空き園舎となった旧般若幼稚園を福祉センターとして改修される工事費、そして、備品購入費について、議案説明会でも簡単な説明をいただきましたが、それぞれの詳細な内容についてまずお聞かせください。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 旧園舎の改修ということで、大きくは現在ある間取りはそのままで、現在は全てフローリングのスペースなんですが、一部を畳敷きやカーペット敷きの部屋に改修ということと、遊戯室には空調設備がございませんので、この夏のような暑さの中過ごしていただくということで、そちらに空調設備を設置します。また、各旧保育室につきましてはエアコンと蓄暖房機も設置してありますが、暖房についてはちょっと容量が足りなくてブルーヒーター等を今まで使っていらっしゃったということで、安全の面からエアコンを増設するということが大きな改修です。あと、大人用のトイレの設置が少なく、もともと幼稚園でしたので、トイレの中に先生方のトイレは幾つかありますが数が足りないので、玄関横の入り口の機材庫を大人用のトイレに改修するというのが改修の大きな内容になっています。
また、備品購入費につきましては、旧遊戯室のほうの音響機材を購入することと受付カウンターを今回設置することを考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 今、詳しく教えていただきましたが、今フローリングになっているところに畳とかカーペットを敷くんだよということであります。高齢者が利用するのに畳の部屋は大変必要であると思っておりますが、整備内容はどんなふうにするのかは今後の計画案になっていくとは思うんですけれども、高齢者の方が利用しやすいよう、畳の部屋の広さの確保などもお願いしたいなと思っております。
それで、庄東センターがオープン46年目を迎えられた今年の6月には、利用者総数が80万人を超えたということでお祝い会も行われていたようです。長年にわたり多くの利用者でにぎわった現在の庄東センターですが、2階にもお部屋があり、大変広い施設になっております。そのため、機能回復訓練室や図書室、お茶室などいろいろな施設が今の庄東センターにはあるわけなんですが、新しく整備される福祉センターの施設の内容については、今後どのように計画されるのでしょうか。利用者等へのアンケート調査等は行われないのでしょうか。
今後の進め方について、お聞かせいただけたらと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 庄東センターから旧般若幼稚園舎に替わるに当たっては、部屋数は全く違いますし、最初に申し上げましたように大きく間取りを変える予定はないので、部屋数としては少なくはなります。
ただ、広さ的には、現在の庄東センターは入浴設備があることから、1階部分はその分やっぱり広く感じられると思いますし、2階もお部屋はあるんですが、延べ床面積的にはそんなに変わらないのではないかなと思っています。お遊戯室につきましては、庄東センターの大広間の広さと、集会室ですね。そちらの広さと比べてもほぼ同じ広さでした。
ですから、数はちょっと少ないですけど、大きな部屋を融通し合った形で使っていただきたいということと、これまでの教室とかサークル活動はできるだけ継続した形で続けていただきたいと思っておりますし、ほかの福祉センター同様に、お子さん連れの保護者の方にも利用いただきたいと思っています。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 施設の整備、内容についての考えみたいなことを聞かせていただけたと思うのですが、今後、具体的に決める、決めていき方について、お聞かせいただけたらと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 先ほどアンケートとかのお話もいただいたんですが、夏場の7月から9月いっぱいまで、実は庄東センターは2階のエアコンが壊れている関係もあり、今の旧幼稚園舎のほうを使用していただいております。利用されている方からは利用についてのアンケートというか、そういったものを取っているのと、庄東地区の皆さんにも少しお話を聞いたりという機会もあり、そこではお話はさせていただいておりますが、ただ、アンケートと言われたら私どもが今実施しているお試し期間のアンケートしか考えてはいないんですが、団体ごとのお気持ちを聞く機会として、そちらをアンケートとして今させていただいており、この後も利用されている皆さんの状況を、アンケートを捉えながら確認していくことと、庄東地域の振興協議会の皆さんともまたこの後もお話はさせていただきたいと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 福祉施設は、今ほどお話もありましたように、高齢者のみでなく子供たちやその保護者の居場所としての役割も昨今も重要となっていますので、その視点を大事にしながらも、利用者の多くを占める高齢者にとって居心地のよい場所となるような整備を進めていただきたいと思っております。
今ほど、少し河西社会福祉課長もお話しされましたが、福祉施設整備に当たっての基本的な考え方を横山福祉市民部長にお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 横山福祉市民部長。
○横山福祉市民部長 今ほど、福祉施設に対する考え方ということでございますが。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 一般的なというよりも、今度整備する仮称庄東福祉施設のことについてお聞かせください。
○川辺委員長 横山福祉市民部長。
○横山福祉市民部長 現在は、庄東地区には庄東センターという福祉センターの位置づけがございます。庄東4地区の福祉の核という拠点となる施設という位置づけでございます。大楠副委員長御紹介のとおり、年数がたって老朽化も進んでいることですし、今年、令和6年3月末で近隣の般若幼稚園が閉園になったということで、その跡地を上手に使っていこうということで、今ほど河西社会福祉課長から話をしたようなことです。
これまでも、福祉センターがそれぞれの地区でバランスよく配置されております。今回の庄東地区でも、現在の庄東センターをなくすのではなくて、その機能を上手に生かしながら旧般若幼稚園舎を利活用していきたい。しかしながら、今ほどの御質問にもありましたように、人口減少、高齢化が進んでいる中で、そのままの面積であるとか機能というのは、なかなか少し設立当時の同じものは難しいとは思うのですが、いろんな御意見を伺いながら、今で言うダウンサイジングしながら、それぞれの要望を新しい福祉施設の中では使っていきたいと思います。
加えまして、高齢者が中心という見方もございますが、一方で、多世代、特に子供を持つ子育て世代も広く使っていただけるような工夫というものを少し今回、このような新しい庄東福祉センターには取り込めるような形を考えてまいりたいという考えでございます。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 ぜひともしっかりと基本的な考え方に基づいて進めていただきたいと思いますが、先ほども言いましたけれども、子供たちにも来ていただく、そういう視点を大事にしながらも、高齢者にとってを最優先に考えていただけたらと思っております。
そこで、現在の庄東センターは砺波市社会福祉協議会が管理運営をされておりますが、新しい福祉センターの管理者は今後どのように決められていくのでしょうか。お聞かせいただけたらと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 現在の庄東センターは砺波市社会福祉協議会の所有で、砺波市社会福祉協議会に事業の運営委託を行っております。
今回の園舎の改修後は、所有は砺波市になるわけですが、運営については、地元とも協議いたしましたが、これまでの運営のスキルとかスムーズな移行を考えますと、砺波市社会福祉協議会が望ましいものと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 続けて砺波市社会福祉協議会に運営を任せたいという御意向のようですが、指定管理を委託されるということで公募とかはされないんでしょうか。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 指定管理ということになれば本来は公募なんですけれども、先ほども申し上げましたように、そこの辺りはまだ事業の継承というか、そういったことも考えながら議会の皆様方には12月議会をめどに、こちらのほうでも考え方を決めて進めてまいりたいと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 現在、市内の福祉施設においては趣向を凝らした事業内容を計画されて、高齢者の皆さんにとって本当に生きがいのある魅力的な施設運営がなされております。また、全ての福祉作業所において、子供たちが楽しむイベントなどもいろいろ計画されていますが、新しくなる庄東施設の施設運営についても、ノウハウの持たれた管理者に今後もしっかり取り組んでいただきたいということで委託していただけたらと思います。要望です。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 ただいまの質問に関連して、河西社会福祉課長にお尋ねしたいと思います。
この庄東センターの建物及び跡地利用についてはどのようにお考えなのか。現時点での具体的な案があればお聞きしたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 現在の庄東センターにつきましては、機能移転後は、先ほどから申し上げましたように建物自体は老朽化しておりますので、取壊しを考えております。
跡地につきましては、現在の機能移転後の福祉センターの駐車場として利活用できないかと考えております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、私からは議案第43号の令和6年度 砺波市一般会計補正予算、災害援助事務費9万4,000円の件と関連がありますので、議案第45号 砺波市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを、関連して河西社会福祉課長に質問したいと思いますので、よろしくお願いします。
まず、議案第43号の9万4,000円のところでございますけれども、認定審査委員会に支払う費用ということでございましたが、実際にどんな方、何人ほどに対する支払いかということをまず教えていただきたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 まず、認定審査委員の人数につきましては5名以内としておりまして、委員の方につきましては、医師や弁護士、医療ソーシャルワーカー、あと、災害専門の学識経験者ということで5名の委員をお願いすることとしております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 状況によって違うと思うのですが、具体的にはどれぐらい時間がかかって、幾らほどの単金で見込んでいらっしゃるのかというところをお聞かせいただけるとうれしいのですが、お願いします。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 どのくらいの期間と言われるのは、私の中でちょっと今落ちてこないんですけど、申請されてからの期間をおっしゃっているのでよかったでしょうか。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 実際に、認定する、しないという申請があって判断する時間があるじゃないですか。例えば、1時間ほどなのか2時間ほどかかるのかとか、半日かかるかとか、そういったイメージです、認定するのに。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 審査会にかかる時間という意味でよろしかったですか。審査会に何件の申請があるかでまた違うと思うんですけど、1件あっても二、三件あっても1回の開催でかかる時間はそれによって全く異なるので、通常の会議なら1時間から1時間半という形なんですが、案件の複雑さによってはもう少しかかるかもしれませんが、ただ、今ほども申し上げたように、やはり審査会に申請される件数があまり多いと1回では終わらなくて、複数回に分けて開催することにはなると思います。ただ、時間的な目星というのはちょっと今のところ難しいです。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 というのは、9万4,000円なので、先ほどおっしゃった医師や弁護士とか、そういった方々にお支払いする金額として、えらい何か少ないなみたいな気がしたもので、そういったことをお伺いしたわけで、9万4,000円の根拠というふうに質問したほうがよかったのならそっちのほうがよかったですが、そこら辺りはどんなもんなのでしょうか。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 今回の予算については、1回開催したときの審査会の報酬を計上しておりまして、議案説明にもあったと思うんですけど、委員長が1万9,000円で、ほかの委員は1万7,000円という形で5名の方の1回分だけを計上させていただいております。30分でも1回は1回ですし、確かに2時間でも1回は1回なんですが、ちょっと想定できません。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 予算立てですので、そういったことを考慮してこれだけになっているということでよく分かりました。
それでは、議案第45号の件についてちょっとお伺いするんですが、弔慰金の支給について調査する場合の、例えば、今年1月1日に能登半島の地震がありましたけれども、そういったことが1回あるたびに、申請期間ももちろんあると思うのですが、年に2回、3回、あの程度の地震が仮に発生した場合に、まとめてやるのか、その都度やるのかというところを教えていただきたいのですが。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 その都度できればいいんですけど、例えば一、二週間ぐらい、今日言ってあしたすぐ開催できるかは委員の皆さんの御都合によりますので、御相談の段階で数件あれば、その数件分が申請された時点で開催することになると思いますし、ある程度の期間に1件、2件ぐらいしか相談がない場合は、そのときすぐに開催の段取りをして開催するという運びになります。
ただ、この審査会におかけするのは、災害関連死の申出というか、明らかにその災害によって亡くなられたと、誰も疑念が出ないような案件の場合は開催はしなくてもよいと考えておりまして、関連死の疑いがあるということでの申出があった時点で、先ほど申し上げた委員の判断を仰がなくてはいけないような事案が発生した場合に開催するものと考えております。
また、今回の能登の地震のように大規模なもので、例えば、砺波市に直下型が起きた場合に、富山県内、例えばみんなが同じような感じになると石川県での開催ということも考えられるので、その場合は県に委託してというか、県の審査会に準ずるというか、お任せするというか、そういう形になるかと考えております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 関連死ということで言えば、ある程度の期間があって亡くなる場合も十分考えられるわけで、具体的な例を言うと、1月1日に能登半島地震があって、もう9か月ほどたつわけですけど、その後亡くなられたというよりも、新しい地震が全然別のところで、例えば庄川断層が地震でまた発動したとかいう場合がありますよね。そういった場合もその都度、能登半島での関連の人と庄川断層のところでの関連死の人と合わせてやるような話になるわけですか。個別にですか。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 おっしゃられる意味は何となく分かるんですが、災害弔慰金認定審査会には何々地震の災害弔慰金認定審査会といって名前がつかないと思うので、今おっしゃられるような状況にもしなって、何件も案件が出た場合は、地震とか災害の種類を分けて開催するものでもないので、地震で立て続けに、同じような地域で次の地震がと言われたら、それはタイミングがもし同じであれば一緒に諮っても問題ないとは考えます。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 分かりました。ありがとうございます。
○川辺委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 御意見等がないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
これより付託案件を採決いたします。
ただいま議題となっております議案第43号、議案第45号及び議案第47号を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 御異議なしと認めます。
では、お諮りいたします。議案第43号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第45号 砺波市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、議案第47号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、以上、議案3件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○川辺委員長 挙手全員であります。よって、議案3件については原案のとおり可決することに決しました。
以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。
要望が1件提出されております。
NPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会高和正純氏から、ひきこもり基本法制定に関する意見書採択のお願いが提出されておりますので、御報告いたします。
(市政一般における本委員会の所管事項について)
○川辺委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見を伺います。質疑、御意見等はございませんか。
開田委員。
○開田委員 私からは、落ち葉処理の補助について質問させていただきたいと思います。
落ち葉たきでの通報により、警察が現地に赴く事例がございます。せんだってその現場に遭遇しました。こちらは高齢者の独り暮らしのお宅で、植物を乾かして燃やしてしまったということでした。
そこで、砺波市ではグリーンバッグを導入し、落ち葉、剪定枝、枯れ草等を収集しております。このグリーンバッグの認知度がまだ低いのではないのかなというのをそのときに感じました。
高齢者を支援する項目を調べてみましたところ、民生委員や福祉サポーターによるごみ出し支援というのがあります。このごみ出し支援にグリーンバッグを用いて捨てることになるかと思うんですけれども、この制度を利用されている方はどのような状況の方で、どれぐらい今、利用されているのかなということを河西社会福祉課長にまずお伺いします。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 高齢者を支援する福祉サポーターとかのごみ出し支援につきましては、一部の、やっぱりごみを自分で持っていくのが大変だということで協力されていることは聞いておりますが、ただ、どのくらいの方というところまではちょっと認識というか、数の把握はしておりません。
制度としては、高齢介護課に軽度生活支援というのもございますし、あと、お体とかが不自由で、介護保険の制度の中にも訪問介護員、ヘルパーによるごみ出し支援という制度もあると思うので、そういったものを幾つか組み合わせながらごみを出すという支援を利用いただいている方は一定数いらっしゃいます。
ただ、先ほど最初におっしゃられたグリーンバッグのごみを出してというのは、実は民生委員でグリーンバッグの剪定枝とか植物を集めたりという支援までしていらっしゃるという情報は入ってきてはおりませんので、一般の総称的にごみ出しというところは、今ほど申し上げたような支援の仕方をしております。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 落ち葉たきということだけで言いますと、法律の中では野焼きの例外事項となっていますけれども、野焼きによるトラブルが多々あることから、砺波市でグリーンバッグというものが使われている以上は、その有用性を理解していただくために利用してもらうこともすごく必要だと感じております。
高齢者の方々は昔からの作業として、どうしても落ち葉たきをやってしまうという作業が生活スタイルとして定着している中でなかなか変えようがないのかなと。今も燃やされている方がいる状況の中で、今のような警察が出動することにもなっているのかなと思います。
このグリーンバッグ、先ほども言いましたけれども、植物を乾かして、落ち葉、剪定枝、枯れ草等収集するための仕組みということで、その有用性を本当はもっと広く知っていただければと思うところであります。高齢者の方々が、先ほども言いましたけれども、落ち葉たきということを昔からやっていたこともあって、法律の曖昧さもあることから今も燃やされている方が多い中で、利用していただくことがすごく大事だなと感じております。
そこで、先ほど申しました、ごみ出し支援とかを受けているような方々に使っていただくことが必要ではと感じております。該当するような家に対して無料配布することを行い、その認知度を高めてもらう取組について、お考えをお聞かせください。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 グリーンバッグのことになるので、私でいいのかは疑念があるんですけど、高齢者の方に無料配布という考え方でよろしかったでしょうか。
グリーンバッグに限らず、ごみ袋の料金というのは、旧砺波市のときにも、もっと前になりますけど、ごみ処理手数料という制度があったんですが、それをなくすときにというかごみ袋を有料化したときに、ごみ処理手数料が確かなくなったと私の記憶の中ではあるので、ある意味そういう手数料を皆さんに払っていただく代わりに、ごみ袋を購入していただくという観点で旧砺波市が始めた制度なので、応益分の負担はお願いせんなんのかなという認識で今もおりますし、とても負担がかかるようなものでもないと認識しているので、おっしゃられるように何でも無料で配布すればいいというものではないとも考えますので、無料配布することは考えてはおりません。
○川辺委員長 開田委員。
○開田委員 無料配布という言い方がちょっとまずかったのかなとも思うんですけれども、有用性を理解してもらうためのお試し配布というような感じの意味合いで捉えていただければいいのではないかなと思っております。そういった意味での質問だったんですけれども、そういったことを考えることは無理でしょうか。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 福祉部局としてはちょっと考えられないかなと思っておりますので、部局の違うところでグリーンバッグ、農業関係でも今、野焼きとかのほうもあるのと、こちらに篠島市民生活課長もいらっしゃる建前、私が答えることでもないのかなと感じておりますが。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 グリーンバッグの周知が図られていないという御指摘につきましては、こちらのほうも今後周知に努めていかなければいけないなという認識でおります。
あと、論点はちょっと異なるんですが、例えば今、各地区の自治振興会ですとか自治会の皆さんが公園等の公共の場所の剪定とか草刈りとか行っておられた場合は、申請いただいて、クリーンセンターとなみに持ち込んで減免というような手続をしております。公共というところと個人の財産というような部分で、ある程度やっぱり線引きが必要だと思っておりまして、あとは、啓発のための取組については、今後またちょっと検討はしていかなければいけないかなと思っておりますが、現時点では考えてはいないということで御理解いただきたいと思います。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、再度、河西社会福祉課長にお伺いします。
災害時における要支援者の安否確認だとか避難支援方法についてお伺いします。
令和6年3月現在、75歳以上の後期高齢者の方は8,010人ということで報告を受けております。後期高齢者全ての方を含め、体に障がいのある方とかいろんな方が、60歳であろうが何であろうが要支援と認定される方がたくさんいらっしゃいます。
そういう中にあって、社会福祉課のほうでは毎年、後期高齢者になられた方に、「あなたは要支援に登録されますか、どうされますか」というような、市民の方にアンケートじゃないですけど、どうされるかという質問状というか、そういうのを配布されていらっしゃいます。そういうような状況下で、登録された方全ての人、いろんな場合があります。福祉サポーターがつく場合とか、各地区にいらっしゃる民生委員児童委員の方が担当になるとか、はたまたその中には、「いまで後期高齢者になって、市役所からこんなん言うてきたんやったら、まだ私、元気やけど、なら登録しとくかな」とかいうような人とかもたくさんいらっしゃる中で、今後それらの人に対してどのような体制で、災害時の被害のときの対応をされていかれるおつもりか、お伺いしたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 まず、災害発生時においては、避難行動要支援者登録や避難行動要支援者個別支援計画によりまして、避難支援者や家族で安否確認を行っていただいて安全な場所へ避難をお願いしたいと考えております。
また、災害の内容にもよりますけど、避難所等への呼びかけ等に対しては、その時間帯とかタイミングによって、家族の方がいらっしゃらなければ近所の方や、要支援者個別支援計画によれば、それに基づいて避難所への避難を支援される方が登録されておりますので、そちらの協力支援者の方に御協力いただいて避難していただくと考えております。
ただ、協力支援者の方が何人もの高齢者の方とか障がい者の方の支援者になっていらっしゃる場合も考えられますので、やはり近所、共助という形の地区防災会等の協力も得ながら、常日頃からの顔の見える関係づくりや連絡体制というのを確認していただきながら、引き続き皆様方の協力をお願いしてまいりたいと考えております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 おっしゃられるとおり、地区ではそういったことを加味しながら、本当に必要な要支援者の方には、地区の民生委員であったり近所の方が登録してあろうがなかろうができるだけ行くような活動をやっているつもりではありますが、残念なことに、今の例えば防災訓練のようなときに、その人を巻き込んだような訓練というのはされていないと。なかなかそれを実行していくにはいろんな難しい面がたくさんあると思います。
そういった意味では、ある地区ではもうそういったことを特別な日を別に定めず、いきなりぱんと発出して、そういった要支援者の方の避難行動をやっていらっしゃる地区もあります。そういったことをもっと広めていただいて、砺波市でそういうことができるかできないかという話は部分的にはありますが、そういった見本を見せていただいて各地区に広めるというようなことについて、どのようにお考えか見解をお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 小さい地域でそうやって個別の取組があるというのはとてもすばらしいことだと考えております。
ただ、今言われたように、なかなかそれを砺波市内の各、常会とか小さな地域に強制することはもちろんできないので、やはり皆さんの中で、今回の1月1日のような地震が急に、予告もなしに災害というのは起こるので、水害の場合は雨が降り続いたら分かりますけど、今回の1月1日みたいにいきなり揺れてしまうと、本当にみんなびっくりしてどう対応すればいいか分からない状態になると思うので、先日の令和6年度砺波市福祉健康大会の講演会でも、氷見のボランティアの方のお話にもありましたけど、そういったようなやはりお話とか当時の状況とか、もう本当にすぐこの間のことだったので、皆さんで共有していただきながら地域ごとに我が身のこととして取り組んでいただけるのが本当は一番いいのかなと。
広報となみ等でも防災の特集をしたりしておりますので、そういったところでも、今、小西委員が言われたような地域での小さな取組を紹介していただくとか、周知というのはそういう意味ではとても大切なことだなと考えておりますので、引き続き皆さんに自主的に、それこそ強制はできないので、我が身のこととして捉えていただいて考えていただきたいなと思っております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、これで最後なんですが、こう言ったら何ですけど、地区、在所のほうというか、町内のほうと、言葉を選んでしゃべれといつも叱られますが、例えば団地のようなところであったりとか、農村部でぽんぽんとあるようなところと、やっぱり住んでいらっしゃる住民によって違うと思っているんです。「何でそんなもん、あんたたちに個人情報を言わんなんがや」と、よかれと思って民生委員が行くのに、それを拒む高齢者の方がたまにいらっしゃると認識しています。
そういった方の対応というのは、具体的にどのようにすればよいとお考えかお聞かせください。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 民生委員たちは本当に長くやっていらっしゃる方も、定期的に替わられる民生委員もいらっしゃいますけど、皆さん、情報共有しながら本当に地域のこと、自分の担当地区のことを知ろうと一生懸命活動していらっしゃいます。
その中で、それこそ社会福祉課として何が支援できるかは本当に分かりませんけれども、今、市の中には社会福祉課だけじゃなく高齢介護課もありますし、地域包括支援センターもあります。民生委員の顔がつながらなくても違うところでやっぱりつながっていることがあったりするので、民生委員方の細かい相談には3課それぞれで連携しながらこれまでも対応しておりますので、民生委員方ではどうにもならないことは、市のほうで一緒に考えて対応してまいりたいと考えております。
○川辺委員長 小西委員。
○小西委員 それでは、引き続き河西社会福祉課長にお伺いします。
今度新しく庄東センターも変わりますが、最近福祉施設が、子育て世代の子供や母親が無料になったということを含めて、令和4年から令和5年にかけて利用者数が大幅に増えたということを伺っております。
そうした中にあって、やはりその利用理由については、休日であったりとかいろんなときに子供らを預ける施設がないとか、例えば、母親がいろんな周りの高齢者の方と話をする機会があって、子育てについての勉強ができるであるとか、そういったようなことを求めてお越しになっている。無料になったということが一番大きな理由だと思いますが、でも、その中身というのはやはりそういったことがあって、やはりプラスになるなということがあると思っています。
ただ、そういった中にあって、今、例えば本があったりとか小さな遊具があるようでございますが、少なくとも子供たちが遊ぶというスタンスからいうと、例えばイオンモールとなみなんかに、小さい子供たちが遊んでいるようなボールプールみたいなものであったりとか簡単な遊具施設がありますよね。ああいったところって物すごく人気なんです。
そういったものも含めてちょっとした大改革ではないですが、そういったものを配置することによってもっともっと子供たちが喜んで遊べる、母親がちょっと目を離しても大丈夫なようにちょっと変える必要があるのではないかなと思うので、室内遊具施設を造ってくれと言ったら、「何、考えとるがや」と市長にも叱られましたので、ぜひそういった福祉施設の充実を図っていかれてはどうかなと思うのですが、御見解を伺いたいと思います。
○川辺委員長 河西社会福祉課長。
○河西社会福祉課長 確かに子供たちの福祉センターの利用は大変増えております。
ただ、多分、増えている大きな要因は、子育て支援センターは平日しかやっていなくて、福祉センターは土日祝日も開館している。また、夏休みの長期休暇の間は、福祉センターに行けばちょっとした遊び道具とか、あと、多分夏休み期間は、福祉センターの庭みたいなところにちょっとプールみたいな小さなものを置いて、水遊びとかもさせていらっしゃったと認識しております。そのような中で、多くの子供たちがそちらのほうに行って、自宅じゃなくても涼しく過ごせるという意味で利用者の方も増えていると認識しております。
ただ、あくまでも福祉センターなので、もう少し大きなボールプールとかイオンモールとなみとかを想定されてのお話では、利用される子供たちは喜んでもちろんうれしいとは思うんですけど、専らふだんは高齢者の方も多く利用されているということなので、やはり高齢者は子供たち、若い人たちの声を聞きながらほほ笑ましく楽しくおられて、そこで華やかな気持ちというか、楽しい気持ちを共有されている反面、実はお友達とかと行ってゆっくり話をしたいとかまったりしたいとか、そういう女性の方の利用も多いですし、特に夏場は、広い福祉センターでちょっと横になったりして過ごされる方も多いと存じておりますので、もう少し大きなものを置いてしまうと、そこでもっと飛び跳ねたり、激しく遊ばれてしまうと、今、上手に共有されている環境が、ある意味いいところもあれば不快な思いをされる方も出てくるのではないかと私的には考えております。
今言われましたように、ある程度の遊具は今のところそれぞれの施設で設置しておりますので、例えば本を読んで過ごすとか、あとはボードゲームみたいなものをして過ごすとか遊び方にもいろいろあるとは思うので、今おっしゃられた遊具は、増設とか設置することは考えておりません。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、今、作成しておられます「ごみ分別便利帳」についてお伺いしたいと思います。
ごみ処理のほうは、砺波広域圏事務組合で管理運営されているクリーンセンターとなみで焼却されており、2年前からは南砺市のごみも全てこのクリーンセンターとなみで焼却されるようになっていると聞いておりますが、今回の「ごみ分別便利帳」作成については、南砺市と砺波市が連携して一緒に作成されるとか、砺波広域圏事務組合のほうで作成されるとか、そういうことはなかったのでしょうか。
分別内容が同じであれば、まとめて作成したほうが経費削減等になったのではないかと考えるのですが、その状況についてまずお聞かせください。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 現在の「ごみ分別便利帳」につきましては、砺波広域圏事務組合で作成、発行されましたが、砺波市と南砺市で一部分別方法が異なっている部分があるとお聞きしておりまして、今後、砺波広域圏事務組合としては冊子作成の予定はないと伺っております。
その中で本市としましては、今AIチャットボットでの案内サービスもスタートしましたが、やはりプラごみの一括回収も踏まえた内容に更新したもので、各御家庭に置いていただく冊子として砺波市独自で作成、発行することとしたものでございます。
ちなみに、南砺市では冊子の作成は予定していないと伺っております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 南砺市は作成されないんですね。作成されるのはいいことだと私は思っております。
そこで、今、政策を進めておられる「砺波市ごみ分別便利帳」につきましては、砺波市が積極的に取り組んでおられる官民協働事業として、株式会社サイネックスと進めておられるようです。官民協働事業として取り組まれることで自治体の負担が軽減されるという効果も期待されるのですが、株式会社サイネックスを選定された理由、また、それによる効果についてお聞かせいただけたらと思います。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 官民協働事業ということで株式会社サイネックスですが、株式会社サイネックスでは、実は全国の様々な市町村の暮らしの便利帳ですとか、ごみ分別便利帳の作成の実績をお持ちでありましては、広告料収入を財源にした作成というところでお願いをしたところでございます。
当初予算におきまして、冊子作成のための印刷製本費を計上しておりますが、ごみ袋において広告も掲載しておりますし、また、ごみ処理関連の業者の皆さんのほか、どの御家庭の生活にも必要で身近な冊子ということでありますので、その他の業者の皆さんも含めて広く賛同いただけるのではないかということで、広く募集することといたしました。
この取組のメリットといたしましては、何といっても新たな財源確保につながることでありますけれども、例えば、廃棄物のいろいろな関連業者の方が広告を掲載されるということになりますと、そういった情報をまた市民の方が見られて、何か相談したいときに連絡をされたりとか、電話帳を見なくても連絡できるといった利点もあると考えております。
この冊子が各御家庭に浸透していくことで、市民の皆さん、そして、事業者の皆さんを含め、市全体の環境意識が少しでも高まっていくことを期待しているものでございます。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 いろいろなメリットがある取組であると思っておりますが、9月の広報となみにも、この「砺波市ごみ分別便利帳」作成に掲載する有料広告の募集案内が出ておりました。ホームページのほうでは8月から募集されていたようなので、現在の応募状況等について分かればお聞かせいただきたいと思います。
また、その募集状況によっては発行時期が遅れたりすることもあるのかと思っておりますが、発行はいつ頃を予定されておりますか。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 現在、広報となみですとかホームページの募集のほか、株式会社サイネックス自ら営業活動を行っておられまして、今8月末の時点で、目標金額300万円という目標はあるんですが、それに対して15%程度が決定していると伺っております。ただ、協力いただくことが決まっていても、広告の掲載の規模をまだ決めていらっしゃらない事業者の方も多くいらっしゃると聞いておりますので、数字には現れないものの多くの事業者の皆さんに賛同いただいていると認識しております。
先ほども申し上げましたプラごみの一括回収に関する内容を盛り込むとともに、例えば、これまで問合せの多いものですとかそういうものをきちんと整理して、改めて内容の見直しを行っているところでございます。
応募が固まった段階で公告内容の審査も含めまして行って、発行時期ですけれども、今のところ12月25日に発行予定の広報となみ1月号と併せて配布をできたらと考えております。このスケジュールにつきましては、広告の応募状況がいかんによって変更するつもりはありません。このスケジュールは守っていきたいと考えております。
あと、補足ではありますが、「砺波市ごみ分別便利帳」という名称でありますけれども、せっかく各御家庭のほうに常備いただくことで、今後御愛用いただく砺波市版の冊子ということもありますので、親しみやすい名称ですとか略称みたいなものも併せて検討できたらと考えているところでございます。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 市民の方にしっかり見ていただけるよう、名称のほうも親しみやすいものを検討中ということで一生懸命取り組んでいらっしゃることが分かりました。
広告の募集状況にかかわらず、今、12月25日発行予定ということですので、なるべく募集に到達するように期待しているところでありますが、新しくできます「砺波市ごみ分別便利帳」、名称が変わるようですが、今の「砺波市ごみ分別便利帳」はホームページからは検索できない状況ですけれども、新しく作成される「砺波市ごみ分別便利帳」はホームページから見られるようにしていただけるといいと思うのですが、お考えをお聞かせください。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 今回発行します「砺波市ごみ分別便利帳」につきましては、スマホ専用のアプリ、これは実は株式会社サイネックスが開発した「わが街事典」という専用アプリがあるんですが、これをダウンロードすることで電子書籍の形式、例えば、スマートフォンであれば、指で送ってページを開いていける形のもので閲覧できるようになります。
それに加えまして、砺波市といたしましては、市のホームページに、「このごみはどういうような捨て方か」というような一覧表をただ掲載するのではなくて、例えば、五十音順の「あ」のところはすぐに「あ行」のほうに飛べるとか、そういうような工夫もできたらなとは考えております。
あと、今は携帯のほうで砺波市「ゴミチェッカー」のほうが活用されておりますけれども、今後、AIチャットボットのほうに移行していきたいと考えておりまして、その機能を活用しながら回答の精度のほうを高めていきたいと考えているところでございます。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 ホームページ上でもAIチャットボットなどで検索できるということで、市民の皆さんにとっては大変利便性も上がると思っております。
そこで、ネットに詳しくない人にも分かりやすいように、今年の4月、「家庭ごみ」の分け方と出し方というポスターも作成されて配布されております。一覧表になっており、大変見やすく分かりやすいと思います。各御家庭においては、見やすいところに貼って活用されているのではないかなと思うのですが、そのポスターの一番下段のほうに、家庭地域美化の日、毎週日曜日と位置づけて明記されているわけなんですけれども、今後さらにごみ減量化を進める上で、今作成中の「砺波市ごみ分別便利帳」にも、この家庭地域美化の日というものを明記されまして、意識の啓発を高めるとよいと考えますが、お考えをお聞かせください。
○川辺委員長 篠島市民生活課長。
○篠島市民生活課長 今ほどの御提案につきましては、確かにポスターの中には入っておりまして、例えば、その地域地域でごみの収集日が違うということで、それぞれ書き込むような形になっておりますけれども、家庭地域美化の日につきましては、これも今後周知が必要か、各地域での取組ということもありますけれども、この掲載も含めて検討させていただいたと考えております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 市立砺波総合病院に、救急医療電話相談#7119事業についてお伺いしたいと思います。
先般開催されました砺波地域消防組合議会では、本年1月から6月末までの救急車の出動実績についての報告があったわけです。これによりますと、この半年間の搬送先病院の実績というのは、市立砺波総合病院が1,192件で47.4%、南砺市民病院が530件で21.1%、北陸中央病院が427件で17%、公立南砺中央病院が365件で14.5%といった実績でございました。
この結果から、砺波地域消防組合管内では、市立砺波総合病院への救急搬送者の割合が全体の約半数を占めるという状況でありますけれども、そこで、このうち入院を要しない、いわゆる軽症者の割合というのはどれぐらいなのか、分かればここ3年間の推移を田村病院総務課長にお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 救急搬送者のうち、入院を要しない軽症者の割合につきましては、令和3年度は全体で2,218件中、軽症者が917件ということで、41.3%、令和4年度は全体で2,482件中、軽症者は1,119件ということで45.1%、令和5年度につきましては、全体で2,719件中、軽症者は1,124件ということで41.3%という状況であります。
なお、入院された中にも、軽症ではありますが念のため一晩経過観察ということで入院される場合もあるということで御理解をお願いいたします。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 救急車で搬送された患者の割合が、今お聞きしたように約41%から45%ということでございます。富山県の平均ともほぼニアリーなのかなとお聞きをいたしました。
そこで、休日に救急搬送されますと、例えば、時間外割増しあるいは休日加算、こういったことが付加されると思うんですけれども、これに加えて、現在7,700円という選定療養費についてはどうなるのか。救急搬送された場合の患者負担額についてお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 救急搬送されました患者につきましては、国が定める療養担当規則というものに選定療養費は負担しないというふうに記載されておりますので、選定療養費のほうは頂いてはおりません。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 こういったふうに一部は時間外割増しといった費用も加算されるわけでありますので、これはやっぱり、患者にとっては重症度に応じた適正な診療行動といったことが必要かと思います。そのためにはやっぱり救急と医療がリンクした形で、搬送及び受入れ実施に関する、例えばルールづくりだとか、こういったことが必要ではないかと思っております。
そこで、本年4月から始まりました医師の働き方改革において、救急部門における課題と解決策について、現状をお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 これまでの救急医療につきましては、医師をはじめ医療者の自己犠牲をいとわない献身的な労働によりまして維持されてきたというところがありますけれども、今後医師の働き方改革という上では、救急医療を中心とする急性期医療を支える医師の確保というのは課題であると考えております。
また、患者数の問題としましては、現在も行っておりますが、一次救急を行う砺波医療圏の急患センター、それからまた、二次救急を担う救急当番日の輪番病院との連携と役割分担というものをさらに明確に行っていくことが重要でないかなと考えております。
また、救急医療につきましては、非常に大事なことなのでありますが、限られた資源でありますので、本当に緊急を要する患者が迅速に適切に医療が受けられるように、例えば救急車を呼ぶ前に当院の救急外来受付への電話相談であるとか、県のほうでも救急医療の電話相談#7119というのですが、それもありますので、そちらを利用していただきまして、軽症の場合、それから夜間休日の救急外来の利用、できるだけ平日の日中に受診していただくような形で住民の皆さんにも理解をしていただきたいというのが解決策と考えております。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 富山県では救急医療電話相談#7119を開設して、本年の5月7日から運用を開始しております。したがって、まだまだ実績等については分からない状況だと思いますけれども、この事業の期待される効果としては、1つは救急車の適正利用、それから、2つには救急医療機関の受診の適正化、そして、3つには住民への安心・安全の提供といった3点が上げられております。
このうちの1つ目の救急車の適正利用につきましては、富山県下の救急出動件数は全国でも5番目に少ないといったことから、おおむね適正に利用されていると。また、救急車が119番通報を受けてから病院に収容する時間、これも全国平均よりも8分前後短いということで、全国最短ということを維持していると。こういったことからも通信指令業務といったことも正常に機能していると思います。
ですから、そういった意味ではやっぱり、私の理解ですけれども、この事業の導入の目的というのは、さっき田村病院総務課長がおっしゃいましたように救急医療機関の受診の適正化、こういったところにも大きな狙いがあると思っております。
そこで、この事業の市民への周知方法について、現状、あれば考え方をお伺いしたいと思います。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 県の救急医療電話相談#7119につきましては、地域の限られた救急車を有効に活用して、緊急性の高い傷病者になるべく早く救急車が到達できるようにということで、住民が適時、適切なタイミングで医療機関を受診できるように支援するために、消防と医療が連携して救急医療相談と、それから医療機関の案内を短縮ダイヤルで行うものであります。
この事業の周知につきましては、県の事業ということもありますが、これは県のホームページ、それから、周知のポスター、チラシなどがあります。
当市におきましても広報となみ、それから、市のホームページにも掲載しておりますし、当院のホームページ、それから、ポスター掲示のほうもしているということでございます。また、救急搬送を行う消防本部では、各種イベントとか地域で行う救急の講習会などにおきまして、チラシを配布したりして周知を図っているというところでございます。
○川辺委員長 島崎委員。
○島崎委員 この事業は、患者、それから、病院双方にとっても非常にメリットの大きな事業だと思いますので、ぜひ病院としても、引き続き積極的な情報発信をよろしくお願いしたいと思います。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、続きまして、市立砺波総合病院に緩和ケア病棟を今から整備されるということで、緩和ケア病棟等、看護師の状況についてお伺いしたいと思います。
緩和ケア病棟の増床に向けて工事が開始されておりますが、がん患者に対し、痛みやだるさなどの苦痛を和らげるための治療を行う緩和ケア病棟は、末期患者や回復の見込みがないがん患者が最後の日々を過ごす場所というイメージがありますが、市立砺波総合病院における緩和ケア病棟の考え方について、まずお聞かせください。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 緩和ケア病棟につきましては、主にがんの患者に入院していただきまして、身体的、精神的な苦痛を和らげる治療、ケアを行うとともに、当院の緩和ケア外来、それから患者総合支援センター、また、訪問看護ステーションなどと連携しまして、外来とか在宅のほうへ円滑に移行する支援を行う病棟としております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 この緩和ケア病棟を利用できる期間というのは何か決められているのでしょうか、お聞かせください。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 入院期間につきましては決められたものはございません。緩和ケア病棟の患者につきましては、患者の苦痛を和らげるケアを目的としていることから、1か月をめどに入院計画というものは立てられてはおりますが、患者の状態とか本人、それから、御家族の意向を考慮しながら入院期間につきましては判断をしております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 聞くところによりますと、診療報酬が1か月以上になると下がるということで、1か月たつと強制的にもう緩和ケア病棟から出なさいと言われている病院もあるとお聞きしましたが、市立砺波総合病院ではそういうことはなく、患者の様子を見ておおむね1か月というようなのもあるのかもしれませんが、患者の体調で判断していただけるということで安心いたしました。
そこで、今回の増床で、緩和ケア病棟は8床から14床になりますが、日本人の2人に1人ががんに罹患するという現在、砺波広域圏の中核病院である市立砺波総合病院として、この14床というのは全ての緩和ケア病棟の入院を望む患者に応えられる数なのかどうかの見解をお聞かせください。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 14床で応えられるかというところにつきましては、一応将来ビジョンのほうでも決めてはおりますが、今後の情勢にもよりますが、今のところは14床で賄えると考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 先ほどの報道で、市立富山市民病院は新型コロナウイルス感染症で休止していた緩和ケア病棟を再開するけれども、医師が足りないので前と同じ数の病床数を確保できないという報道もあったものでちょっと心配しておりましたが、現状でしっかりまた対応していただきたいと思っておりますが、緩和ケア病棟に終末期で入られる患者というのは本当に精神的にも体調的にも大変弱っておられると思っております。最後の日々を豊かに生活していただきたいと思うものですが、緩和ケア病棟の看護体制についてお聞かせください。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 緩和ケア病棟は14床ありますが、看護体制につきましては、一応ほかの病棟と同様、看護師1人が7人の入院患者を受け持つという7対1の看護体制とすることとしております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 ちょっと調べておりましたら、緩和ケア病棟では緩和ケアやがん看護等の認定看護師で専従の緩和チームをつくって対応するということが明記されておりましたが、現在、市立砺波総合病院にはたくさんの認定看護師が養成されております。
ただ、病床数が増えても現在の看護師で対応できるのでしょうか。認定看護師等々の養成が必要となってくるのではないか、お聞かせください。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 緩和ケア病棟につきましては、西棟の7階、40床を14床にするということで、現在の看護師の配置替えにより対応しようと考えております。
また、これまで同様、専従の医師をサポートするがん関連の専門看護師、それから認定看護師、そのほか、薬剤師、臨床心理士、理学療法士、鍼灸師、作業療法士、管理栄養士で構成する緩和ケアチームというのがありまして、それでチーム医療で対応しているということで、引き続きその体制で行っていきたいと考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それで、今の現状で緩和ケア病床数が増えても対応できるのでしょうかというお答えをお願いします。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 現在の体制で対応できると考えております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 砺波市には現在、認定看護師が18人、専門看護師が4人、特定看護師が10人おられますが、それぞれの役割についてお聞かせください。
○川辺委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 認定看護師につきましては、これは特定の看護分野におきまして、熟練した看護技術と知識を用いて高い水準の看護が実践できるということで、これは公益社団法人日本看護協会が認めております看護師ということになります。これは、例えば救急看護でありますとか緩和ケアというような形の21領域で認められている看護師ということになります。
専門看護師につきましては、特定の専門の看護分野で水準の高い看護を効率よく提供できるという知識、技術を深めた卓越した看護を実践できる看護師ということで、がん看護であるとか、小児看護など14の専門の分野で努めているということであります。
特定看護師につきましては、医師からあらかじめ受けていた包括指示に従いまして、医師や歯科医師の判断を待たずに一定の診療補助業務、特定行為ができるという看護師になります。これは21区分の38の行為ができると定められております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 認定看護師、専門看護師、特定看護師、それぞれの役割があると思っております。研修を受け、このように資格を取られた看護師が該当する業務に従事することで診療報酬も加算されます。病院経営の面からも、また、よりよい看護を行うためにも認定看護師等の育成は今後も必要であると考えますが、今後の育成方針と活用について、河合病院長のお考えをお聞かせいただければと思います。
○川辺委員長 河合病院長。
○河合病院長 本年度は、認定看護師2名、特定行為研修1名取得の予定で、今後も研修を引き続き養成していく予定としております。
○川辺委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 育成方針については分かりましたが、活用方針というものもないでしょうか。
○川辺委員長 河合病院長。
○河合病院長 活用方針につきましては、先ほど田村病院総務課長からありましたように、それぞれの専門分野での看護の質を向上させる、あるいは、それについて診療報酬が設定されているものについては増収を図ることができると。もう一つは、特定看護師の場合は、例えば、酸素量を調整するであるとか点滴の速度を調整するという、従来はその都度医師からの指示が必要だった行為を事前の医師の包括指示の下にできるということで、医師の働き方改革に寄与すると、そういう意味合いがあります。
また、一方で、この特定看護師、認定看護師、その分野だけに集中させると彼女たちのキャリアにも関わってきますので、適材適所とキャリアを考慮した配置を考えております。
○川辺委員長 ほかに質疑、御意見等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 質疑、御意見はないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
市長をはじめ、当局の皆さん、御苦労さまでありました。委員の皆さんはしばらくお待ちください。
○川辺委員長 お諮りをいたします。本委員会の審査経過、そして結果報告の作成につきましては、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
(閉会中継続審査の申出について)
○川辺委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
本民生病院常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川辺委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
以上で民生病院常任委員会を閉会いたします。
本当に御苦労さまでした。
午前11時26分 閉会
砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。
砺波市議会民生病院常任委員会
委員長 川 辺 一 彦