1.会議の経過
午後 1時00分 開会
(8月定例会付託案件の審査)
○山本委員長 ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件4件であります。
これより、議案第43号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外3件について審査をいたします。
なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
それでは、発言される方はどうぞ。
川岸委員。
○川岸委員 では、私からは、議案第43号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第3号)の防災対策費265万6,000円。この件につきましては、9月2日だったと思いますけれども、開催された本会議の中で、向井議員が一般質問で、その事業内容についてただされたところではないかと思いますので、皆さんの中にも記憶に新しいところだと思います。
この事業は、災害が起こった場合の安否確認の仕方等についてどうするかということで、行政側とすれば1つの方法として、能登半島で起きた地震等を受けてアンケートを実施したところ、通信機器で家族の安否あるいはそういうことを確認すればどうかということで提案があって、議案として提示されたところだと思いますので、その辺について、二、三質問をさせていただきたいと思います。
この中では、令和6年から令和8年にかけて、安否確認支援ツールアンケートを実施していきたいということでありますので、そこの内容について若干ただしたいと思います。
それで、安否確認でありますけれども、この機器を使いますと情報確認もできるわけです。それで、情報提供もできることになりますので、その情報というのはどのような形のものを、例えば、災害時の状況とか避難所の状況とかいろんな情報があろうと思うんですけれども、どのような状況を今、対象として考えていらっしゃるのか、そこをちょっとお答えいただきたいなと思っております。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 今回補正で上げさせていただいております安否確認支援ツールで、どういった情報を発信できるのかということでございますが、まず、私どもが今回補正に上げさせていただいた理由といたしましては、能登半島地震を受けて、既に取り組まれている幾つかの、結ネット等を取り入れた安否確認が有効的にできたという報告を受けたことから、今回それをほかの自治振興会や自治会にも広げるために補助メニューを要求させていただいております。
その条件としましては、災害時における安否確認が第一目的なんですが、災害時に急に使えと言われてもなかなか皆さんが使えないことから、平常時の情報受発信の機能も併せ持つアプリに対して支援をさせていただく予定にしております。その中で各振興会や自治会が、回覧板なり各種情報なり災害に特化したものではなく、常日頃の回覧や自治会の活動情報など様々であると思いますので、市のほうから何かこれを回してくださいとかではなくて、それを取り入れられて、日頃から使われて慣れておいていただいて、もしもの災害時に安否確認として使っていただければ私どもはいいのかなと考えております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 次に、このときも向井議員にも説明されていたと思いますけれども、補助事業という形で3年間ですか、令和6年、令和7年、令和8年とかけて、今度アンケートに協力いただく方を中心として安否確認をしていきたいということだったかと思いますけれども、この初期費用、全体であのときも説明されていたと思いますけれども、1人当たり幾らという形になろうと思うんですけれども、これは3年間、要するに令和8年にわたってということで理解していいんですか。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 今回の私どもが考えております補助内容につきましては、初期導入費用、これは初期導入費用の名のごとく1回だけです。令和6年に入られても令和7年に入られても、令和8年に入られたとしても1回だけの支援になります。
それから、月額使用料につきましては、この補助制度を議会で可決いただきましたら今年度から始めたいと思っておりますが、入られる年は各自治会や振興会によってまちまちでございますが、入られてから1年間分を月額使用料として見るということであって、早く令和6年度に入られたから令和8年度まで3年間見るというものではございません。どこで入られても1年間に限り支援させていただくスキームを考えております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 それでは、そうすると、後で入られたとしても、ID利用料とか、そういったものは負担しなければならなくなってくるわけですね。I?とか基本料も含めて。
○山本委員長 二俣総務課長。
○二俣総務課長 初期導入費用は一度限りでございますので、どこで入られても支援は受けられます。ただし、月額使用料は、先ほども言いましたが、ID使用料も含めまして1年間限りでございますので、最初導入の1年間は支援させていただきますが、2年目からの月額費用については、振興会なり自治会のほうで負担していただく形になっております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 そういう形で、私もこれをスムーズにやっていただければいいなと思っているんですけれども、結ネットとかいろんな形でやっていただければよろしいと思います。私からはそういうことをお願いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 では、私から、保育施設整備事業費5,597万5,000円について、端谷こども課長に伺います。
この事業は、病児保育を太田の医療法人社団ナラティブホームで開設されるための建設費用と伺っています。建物は2階建てで、1階に保育室が2室で2階がスタッフルームと聞いています。
そこで、開設後なんですが、病児保育だけを行うのか、それとも、病後児保育も受入れをされるのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 医療法人社団ナラティブホームでは病後児保育は実施予定はないということであります。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 次にですが、それでは定数は何人で、対象年齢は何歳から何歳までか。それと、予約方法について伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 定員は3人の予定であります。対象年齢は、生後6か月から就学前までであります。予約の方法は、前日までにお電話でお願いしたいということでありました。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは次になりますが、利用者は市内在住に限定されるのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 利用者は市内限定ではございません。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、富山県内だったらどこでもよろしいということになるんですか。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 富山県内というか、呉西圏域のほうで氷見市、高岡市、射水市、小矢部市、砺波市、南砺市の中であればどこの方でも大丈夫です。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは次に、保育の時間帯と休日について伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 保育の時間帯は、月曜日から金曜日の午前8時半から午後4時半までとなっております。土曜日、日曜日、祝日、年末年始はお休みということです。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、利用料金について伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 利用料金は1日2,000円、半日ですと1,000円と聞いております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 では、この料金を決められた根拠みたいなものは何かあるんでしょうか。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 根拠というと、砺波市で一時預かりという制度があるんですけど、そちらの利用料金と同じになっております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは最後になりますが、開設後の運営費用の支援についてはどうされる予定なのでしょうか、伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 運営費用のほうなんですが、こちらのほうも国の補助金がございますので、その補助金を活用しまして市から補助をしたいと考えております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 砺波市に今まで病児保育はないということで、以前から保護者から要望されていましたので、非常にいい事業だと思います。予約のほうもできるだけ簡単にということで、利用しやすい環境になればいいと思いますので、よろしくお願いします。
○山本委員長 続いて、委員長の私が発言したいため、進行を境 佐余子副委員長に交代いたします。
境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 山本委員長。
○山本委員長 議案第43号 消防団活動費についてお伺いします。
今回、油田分団、鷹栖分団、東野尻分団、南般若分団ということで、4つの分団にバルーン投光機を配備することになったということですが、この配置決定分団の経緯についてお伺いします。
○山本委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 LEDバルーン投光機は、夜間の災害現場における安全性向上を目的に、令和4年度から配備を進めております。
初年度は、4方面隊の代表分団である出町分団、庄下分団、般若分団、東山見分団に配備し、令和5年度以降は、自然災害の危険度を考慮いたしまして、庄川沿線を管轄する分団、山間地域を管轄する分団に順次配備しております。
平野部につきましては、分団管内の人口を基本に配備を予定しているものであります。
○境 佐余子副委員長 山本委員長。
○山本委員長 今聞いた感じでは、おおよそ大体の分団に配置されたということですが、残り、配置されていない分団について、配置する今後の計画についてお伺いします。
○境 佐余子副委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 現在13分団に配備しておりまして、本年度配備予定の4分団を加えまして17分団に配備となります。未配備の4分団の五鹿屋分団、高波分団、種田分団、若林分団につきましては、次年度以降、補助事業の採択及び消防車の更新に合わせて配備する予定としております。
○境 佐余子副委員長 山本委員長。
○山本委員長 続いて、全国消防操法大会の800万円の経費についてお伺いします。
聞くところによりますと、ポンプ車を実際に積載して全国消防操法大会の会場まで運搬しなくてはならないなど、相当の経費がかかるとお伺いしておりますが、この800万円の内訳について、大まかでよろしいのでどのようなものが該当するか、答弁を求めます。
○境 佐余子副委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 全国消防操法大会出場に当たりまして、経費面の支援といたしましては、訓練及び大会参加に必要な経費を試算し、補正予算に計上したものであります。
主な内訳といたしましては、訓練及び大会参加に必要となるシューズやホースなどの消耗品の費用、また、今ほどお話がありました、全国消防操法大会会場までのポンプ車両の陸送費用、訓練会場の照明装置の賃借料などを計上しております。
議決後は、必要な資機材の整備及び全国消防操法大会参加に必要な手続を速やかに行い、訓練及び全国消防操法大会に臨みたいと考えております。
○境 佐余子副委員長 山本委員長。
○山本委員長 この全国消防操法大会出場において、県からの支援はどのようなものがあるかお答えください。
○境 佐余子副委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 まず、指導者につきまして、富山県代表として参加することから、県の消防学校教官の訓練指導の依頼をかけておりまして、来ていただく予定としております。
また、全国消防操法大会に臨むに当たりまして、激励金のほうも予定されているところであります。
○境 佐余子副委員長 山本委員長。
○山本委員長 富山県は出火率最少ということで何年も続いており、非常に優秀な成績を収めているわけです。今回、これは市の代表ではなくて県の代表として全国で出場するわけですので、本来この800万円という予算は、県が大盤振る舞いで見ていただく必要があるのではないかと私自身は思っております。市の代表として県に行くのであれば市が出すというのは分かるんですが、県の大会として全国に行くということは、やはり県が相応の負担をしていただく必要があるのではないかなと思います。
今回、たまたま砺波市がその出場分団として該当したわけですが、今後また全国大会へ行くときには、しっかり県で予算措置をしていただかなければいけないと思うんですが、市長、その辺はどのようにお考えでしょうか。
○境 佐余子副委員長 夏野市長。
○夏野市長 県の大会、国体とかああいうのに県代表で出たら、少しのあれが出ますけど、金額は小さいわね。だから、それの並びでいけば、県も一銭も出さんわけじゃなくて、激励金、中身はちょっと分からないけれども、少しは出すみたいなので、その分と、やっぱり指導者の分の指導でということなんでしょう。まあ、県ちゃ、そんなもんやちゃ。
大会出場そのものというよりも、全体の部分で支援していると県は言うと思いますので、めでたい話だからあまり荒波を立てんとこうかなとは思っていますが、そういった意見が委員長からあったことはお伝えします。
○境 佐余子副委員長 山本委員長。
○山本委員長 今、分団員が非常に充足率が下がっているというか、どの分団も非常に確保することに苦労しておられますし、全国消防操法大会に出ることについても非常にいろんな議論をされていると伺っております。分団員はほぼボランティアで来ておりますので、そういう出場する経費についてはぜひしっかり、今回は市が見ていただくということで非常に光栄なことかと思いますが、県もしっかり見ていただくよう、ぜひとも要望のほう、お願いいたします。
○境 佐余子副委員長 それでは、ここで進行を戻します。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 私からは、議案第43号の公民館費200万円について質問いたします。
まず、今回の補正ですけれども、公民館分館の耐震診断の補助、耐震補強計画の策定への補助金ということでございましたが、それぞれ別々に申請できるのか、診断等計画作成を一括で申請しなければならないのか、金平生涯学習・スポーツ課長に伺います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 まず、耐震診断され、基準を満たさなかった場合に耐震計画を作成されることが想定されるので、診断計画策定について、それぞれ申請してもらうこととしております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 それでは、金額ですけれども、それぞれ5万円と15万円の補助で10か所分の想定というお話があったと思うんですけれども、耐震診断の想定件数だけが多くなることは考えられませんでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 耐震診断のみ先に行い、耐震計画は改めて行う自治会もあると考えられますので、実際に実施された分について申請いただき、補助を行いたいと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 では、この補助金の申請ですけれども、申請の期限があるのかないのか、お願いいたします。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 本補助につきましては、令和6年能登半島地震による耐震診断を実施済みの自治会等も想定しており、令和6年1月1日以降に耐震診断されたものについて補助対象とするものです。
また、費用がかかるためすぐ実施できない自治会もあると考えられ、本補助については次年度以降も継続していきたいと考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 この耐震基準なんですけれども、本市のホームページを見ますと一般住宅の耐震診断基準が昭和56年5月末以前に着工した木造住宅、診断を勧めていらっしゃるんですが、公民館分館に対してはどのような申請基準となるんでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 本補助につきましては、同じく昭和56年、建築基準法改正前に建築された分館を対象としたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 同じく補正予算の文化振興費です。
千光寺の土蔵が地震の被災を受けたということで、それに対する修繕の補助で100万円が計上されています。そのことについてお聞きをしたいと思いますが、この文化財保存事業補助金交付要綱によれば、今のような建造物の補助はどういう交付をする決まりになっていますか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 現在の補助につきましては、文化財を保存、活用するための事業に要する経費に交付ということになっております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 補助はかかった費用の全額ということでしょうか、それとも、割合が決まっていますか。それから、上限はあるのでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 建物とかですと対象経費の2分の1、限度額100万円となっております。また、民俗文化財とかですと対象経費の2分の1、限度額は50万円となっております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 それで、ちょっと千光寺をお訪ねして、土蔵を拝見させていただいたんです。そうしますと、いわゆる下屋(げや)との境目のほうで壁の一部が破損をしていたと。それから、固定というのですか、これが浮き上がって一部割れ目もできているのも拝見をしました。聞きましたら、これを全部直すのに250万円ほどかかるということでした。
10年前にも修繕をされて、そのときは随分大きなお金を使われたと言っておられたんですけれども、そのときは檀家の協力も得て何とかやったけれども、その修繕がなかったらもっと大変なことになっとったかもしれんという話もされていたんですが、250万円ということで、市から100万円を補助してあたるのは大変ありがたいとは言っておられたんですが、残りの150万円は千光寺のほうで見るということになるわけです。
先日、砺波市文化財保存活用地域計画を今現在つくっている最中だという話を受けて、説明も受けました。これはすごいなと思ったんです。聞く前まではやっぱりこの計画をよく分かっていなかったんですけれども、文化財を単に歴史的な観点ではなくて、産業という側面からどうなのかとか、観光という側面からどうなのかとか、庁内横断で検討を加えてつくっているという話をされました。まさに市民生活の折々で文化財を意識していくというか、そんなところを目指しておられるがかなと思って、なるほどと思ったんですけれども、今度のこの震災の補助の話を受けて、うーんとまたちょっと考えたんです。
市の文化財は、指定したのは今幾つありましたか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 砺波市内の文化財ですが、市指定は53件でございます。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 その中には個人所有もありますよね。それから、お寺が所有しておられるものもありますし、砺波市が所有しているものもあるわけですけれども、それらの維持管理をしていくときに、修繕が必要になったら半額は補助してもらえる、あるいは、かかった費用がとっても大きかったら上限があるということで、ともすれば所有をしておられる主体が引き続き管理、維持していこうと思われなくなったら、残していくのが困難になるのかなということをちょっと危惧したのですが、そのことについてはどのように考えておられますか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 補助につきましては、原則、この本要綱に基づき対応するものと考えています。ただ、高額の修繕が必要になった場合、被害状況を確認後、砺波市文化財保護審議会と連携し、専門家の指導・助言を受けながら、修繕方法や在り方など協議検討することも必要かと考えます。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 今お聞きしましたけれども、柔軟に総合的に対応していただいて、大切なものが守られていくようにぜひお願いをしたいと思います。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 私からは議案第48号 砺波市子ども・子育て会議条例の一部改正について質問いたします。
7月に令和6年度の第1回目の砺波市子ども・子育て会議がありました。この会議自体は砺波市子ども・子育て支援事業計画の進捗状況などを報告されるためのものということなんですが、参加された委員の方は、今の子育て支援の状況にどのような感想ですとか考えをお持ちだったのか、端谷こども課長に伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 第1回砺波市子ども・子育て会議の委員からいただいた御意見につきましては、主なものとしましては、放課後児童クラブを充実してほしいとか、児童館の利用率を上げるためにどのような仕掛けが必要なのか考えてほしいとか、ヤングケアラーでは、原因となっている方への支援を充実してほしいなど、このような主な意見がございました。
なお、議事録に全ての御意見を記載しているんですけど、そちらをホームページに掲載しております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 第1回の会議録は私もホームページで見ました。砺波市子ども・子育て支援事業計画策定に向けての発言が事務局からあったわけなんですけれども、砺波市子ども・子育て支援事業計画というのは、子育て支援における、言わばアクションプランみたいなものかなと思うんですけれども、その中でありました市町村のこども計画というのは、一体どういったものなのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 市町村こども計画と砺波市子ども・子育て支援事業計画の違いということだと思うんですけど、まず、市町村こども計画ですけど、こちらのほうはこども基本法、昨年、こどもまんなかということで、こども大綱もつくられましたけど、こども基本法でこども大綱を勘案して策定する計画が努力義務化されております。
砺波市子ども・子育て支援事業計画のほうは、どちらかというと待機児童とかをなくしてほしいとかいう保護者目線で、市で、保育所とか放課後児童クラブとか、そういうところの施設を充実させるということで、そういう計画になっております。
市町村こども計画につきましては、砺波市子ども・子育て支援事業計画と一体的につくってもいいよというふうに国のガイドラインになっておりますので、砺波市子ども・子育て支援事業計画、実は今年度、第3期のものをつくろうとしているところなのでございますが、その計画と一緒に、一体的に市町村こども計画という形で策定する予定としております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 この夏、こども家庭庁の方から少しお話を伺ったんですけれども、砺波市子ども・子育て支援事業計画と市町村こども計画というのは対象年齢の幅がちょっと変わってくるというお話がありました。こうなると、いろいろこども課だけでは対応できないこともたくさん出てくるのかなと危惧するわけなんですが、今後、庁内でどういった体制でこの市町村こども計画を固めていかれるのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 市町村こども計画のほうは、おっしゃるとおり、こども課だけではできないと考えております。こども大綱を勘案してつくることで、若者の施策とか、子供の貧困に対する施策とか、少子化対策に関する施策とかを盛り込まなければいけないとなっておりますので、庁内全体で考えていかなければならないと思っております。
そこで、庁内の関係課で組織します庁内検討会議を実は設置しておりまして、そちらで、それぞれの専門分野の御意見もいろいろと伺いながら計画を策定してまいりたいと考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 先ほどもちょっと話がありましたけれども、会議録の中で、中高生に向けてアンケートを改めて取られたものがありました。皆さんも見ていただくことができるんですが、読んでおりますと、本当に生徒たちが今どんなことを思っているのか、非常に自由に述べてあります。面白い反面、フラットな生徒たちの思いを大人が知るきっかけになれるなと感じました。
こども基本法では、全てのこども・若者がそれぞれの程度に合わせた意見表明をする機会ですとか、彼らが思っている意見を尊重し、彼らの最善の利益を優先して大人たちが考慮していかなければならないというのが基本理念、御存じのとおりなんですけれども、そこで、今後なんですけれども、市町村こども計画のまさに当事者の子供たち、生徒たち、ちょっと年齢は幅がありますが、そういったみんなからの意見聴取の機会をどのように考えられるのか伺います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今ほどおっしゃいましたように、4月には、子ども・子育て支援に関するニーズ調査、7月には市内の中学生、高校生にウェブでアンケートを取っております。今はこの2つの調査に基づきましていろんな意見が出ていたと思うんですけど、それらを参考にして計画を策定してまいりたいと考えております。
今後は、必要に応じまして御意見をお聞きする機会を検討していかなければならないと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 なかなか新しい作業になると思います。いろんな御苦労をされることもあるかなとは思うんですけれども、子供というのは未来に生きていくだけではなくて、現在砺波市にいる大事な当事者ですので、また、ぜひチャンスを、聞く機会を増やしていただきたいと思います。要望です。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
これより付託案件を採決いたします。
ただいま議題となっています議案第43号、議案第44号、議案第46号及び議案第48号を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議なしと認めます。
お諮りいたします。議案第43号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第44号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、議案第46号 砺波市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について、議案第48号 砺波市子ども・子育て会議条例の一部改正について、以上4件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○山本委員長 挙手全員であります。よって、4件の付託案件は原案のとおり可決することに決しました。
以上で、付託された案件の審査を終了いたします。
なお、要望が1件、提出されております。
東京都荒川区の張一文氏より、母が中国で不法に逮捕されている件に関する陳情が提出されておりますので、御報告いたします。
(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山本委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見等はございませんか。
境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 それでは、私から、チョイソコとなみについてお伺いします。
まず、チョイソコとなみが間もなく本運行となりますが、1年間の実証実験から、どんな効果、改善点があったのか、佐伯企画政策課長にお伺いします。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 昨年10月から市内全域で実証運行を開始したということで、まず、自家用車によらずに、市内全域一定料金で病院や買物等に行くことが可能となり、格段に利用がしやすくなったということが効果。
それから、全域運行したことでチョイソコとなみの認知度も上がりまして、利用件数は増加傾向が続いております。実際に、市内全域運行の移行前の利用件数は、月間300件から400件程度でした。市内全域運行にした令和5年10月から令和6年3月までの6か月間の利用件数は月間約500件から600件、今年度に入りまして、令和6年4月から令和6年8月までの利用件数につきましては、月間800件から1,000件程度で今推移をしているということでございます。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 着実に数が伸びております。本当に大切な交通機関だなというのが数からも分かるかなと思います。
さて、民間停留所のウチマチサポーターなんですが、この後、有料化となります。こちらの継続のために行政サイドからもいろいろ働きかけがあると伺っておりますが、継続と新規登録を併せて、どのような状況になっているのかお伺いします。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 現在無料期間ということで147件の登録がありますが、10月からの停留所登録につきましては、継続と新規を含めまして74件が現在の数になっております。
締め切っているわけではないので、今後も引き続きPR、働きかけていきたいと考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 今は74件で、まだこれからということなんですけれども、ちなみに、停留所の実証実験中ではありますけれども、利用者側から、「もうちょっこ何か停留所、増設ちゃならんがけ」みたいな話はありましたか。なかったでしょうか。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 利用者側から我々の企画政策課に対して、ここの店舗を加えてほしいという意見はございました。1件だけです。その場合、こちらからその店舗にお願いに行きましたが、断られたという経緯もございます。
ただ、利用者の皆さんは直接やっぱりその店舗に行って、「あんたのところ、ちょっと登録してほしい」みたいな意見が強くあって、そういうことを受けて登録された事業者は相当数いらっしゃいます。企画政策課に来て、「いや、お客さんから、あんた、やらんなあかんちゃ」ということで登録されに来た方も、私も目の前で見ていますので、そういうところは相当数あったと思います。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 関連して、市営バスも4月からダイヤ改正になりました。朝夕のJR城端線・氷見線と接続するようになったということで、通勤とか通学の利便性の向上、あと、これは日中のチョイソコとなみの活用とすみ分けを目指していらっしゃったかと思うんですけれども、今のところ、ちょっとお答えにくいかもしれませんが、手応えはどんなものだったでしょうか。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 手応えはございます。
それで、4月以降、チョイソコとなみの利用件数は先ほど申しましたように増加傾向であります。従来の市営バスの利用者から転換が図られている部分も大きいと思っております。市営バスのほうは便数も減りましたので、利用者数は当然減るわけですけど、その分チョイソコとなみのほうは十分に増えていっています。
それから、朝夕の市営バスの利用について、高校生の利用が、特に庄川線と栴檀野線で一定数増加しておりまして、一定の効果があったものと考えております。この後、秋から冬場の季節になっていきますので、高校生など、利用の推移については注視していきたいと思っております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 手応えもあったということで、やはり公共交通というのがこの後非常に大切で、また、注目も今されているわけなんですけれども、実はちょっと今後のチョイソコとなみで私が気がかりになっていることがあるんですが、報道でもありましたが、県内の民間交通事業者の便数の削減など。何でかというと、例えば、運転手の減少とか成り手不足というのが原因だとありましたけれども、こういったことが今後のチョイソコとなみの運転ですとか運賃に影響を与えることはないかどうか、最後にお聞かせください。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 本市におきましてもこの担い手不足の問題というのは、課題は十分あると認識はしております。
チョイソコとなみの運行への影響について、今年度から朝夕を市営バスにして、日中はチョイソコとなみということで、時間的にすみ分けを図っているということから、運行者というか運転手もあまりかぶらないようになったということで、運行については、現状においては特段問題はないと考えております。
また、チョイソコとなみの運賃について、現状では変更は考えておりません。ただ、今後担い手確保のために、バス事業者とかの人件費等の上昇に伴う運行経費の増加が懸念されます。それにつきましては、今後の状況を注視して対応していきたいと思います。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 フリースクールの問題について、教育総務課の幡谷教育総務課長にお聞きしたいと思います。
前のこの委員会でもフリースクールの問題について質問をしました。あのときにも述べましたけれども、知り合いの親子がフリースクールに通わせていただいて大変生き生きとしていると、保護者も安心をしていると。通学扱いにもしてもらって、大変砺波市は理解を示していただいてありがたいという感想が述べられていました。
それはよかったのですが、県から利用料についての補助金が支給をされるということで、実はフリースクールのほうで、「県からの補助があることを聞いたので」ということなんですが、利用料をちょっと値上げということになったみたいなんですね。しかし、半額は補助をしてもらえるということだったのですけれども、1学期が終わるまでとにかく払い続けて、それが終わったら精算をして半額が戻ってくるという仕組みなんだけれども、これを初めから事業者のほうに届けていただいて、お金をね。利用者は値上げのないままの利用料金で、ずっと利用できることにできないだろうかという相談があったんです。
そういう話はできないものか、お尋ねします。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 本事業につきましては県による事業でありまして、補助対象者を県内小中学校等に児童生徒を持つ保護者を対象ということとしまして、利用施設に対して保護者が支払う実費を補助対象経費としております。
実は複数のフリースクールへ通っている児童生徒もおりまして、申請等の手続を考えますと、保護者への支援がやはり適切ではないかということは考えておりますが、県も今年度から始めた事業でございますので、また情報提供のほうはしてまいりたいと思っております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 それで、フリースクールのところもお訪ねしてきました。本当に学年を縦断したというか、いろんな歳の子供たちが一緒に交じっていい空間をつくっておられるなということを見てきたんですが、お聞きしたら、やっぱり利用者の利用料だけではとても賄っていけないと。それで、ほかの事業も手がけておられるので、そこで出てきた収益をフリースクールのほうの事業に回しているんだと。スタッフの人件費も全然出てこないという話がありました。
そうかなと思っていたんですが、やっぱり子供たちがあそこへ通って通学として認めるということは、いわゆる公教育的な役割を果たしている施設と認識をしておられるということだと思うんです。であれば、やっぱりそれに係る費用についての支援があってしかるべきなのかなと思いました。
これは、それこそ国というか、県というか、市もそうですけれども、ぜひそういうものとして考えてもらえないかというのは要望です。
それで、続きというか直接はあれですけれども、就学援助事業というのがあります。いわゆる生活に困窮しておられる皆さんの学用品だとか給食費だとかについて支援をする制度ですけれども、やっぱりフリースクールに通いながらこの支援制度を受けておられる方がおられるわけです。
これもさっき言ったのと同じなんですが、支援を受けるのは学期が終わってまとめて還元をしてもらうと。それまでは口座からずっと毎月引き落とされていく仕組みになっているんです。これを、対象が特定できるのだから、初めから口座から引き落とすことなしに、いわゆる学校へ通うことができないだろうかと。
そういうことをぜひ考えていただきたいなと思うのですが、それはどうでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 就学援助費につきましては、費目によって領収書の添付も依頼する費目もございます。保護者や学校が実費に基づいて報告していただいていることや、上限額を定めて支給していることもございますので、一度保護者に負担していただくのが適切ではないかと私どもは考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 費目に、どういうものがあるのかと私、ばーっと見ながら言っているわけではないのですが、領収書がないとその金額が確定できないというものもあれば、初めから分かるものもあるのではないかなと思うんですが、そういう仕分でその支給の仕方を変えることは難しいのでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 やはり費目によって分けるというのはなかなか難しいものではないかと思っております。
引き続き調査はしてまいりたいと、研究もしてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 ぜひ検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 では、私から学校規模適正化について、引き続き幡谷教育総務課長に伺います。
学校規模適正化に関するアンケートを、先日、般若中学校区、庄川中学校区の保護者に対して取られましたが、このときは統合と小中一貫校が近い数字が出ていたと思います。以前には、委員会のメンバーで取られたときには3校統合が一番多かったと思いますが、今度ですが、今こどもまんなか社会を掲げているのであれば、子供の視点に立った意見を聞く必要があるんじゃないかと思いますが、中学生に対してアンケートを取る予定はないのでしょうか、伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 児童生徒の健全育成に向けて、よりよい教育環境を整備する観点から、子供に近い保護者から御意見をいただいていること、また、このような大きな事案を子供に聞くことは子供への負担も大きいと考えられるため、現在のところ、中学生にアンケートを取る予定はございません。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 小学生はちょっと無理かもしれませんが、中学生になればある程度いろいろなことも分かってきていると思いますし、自分たちがアンケートを取って、将来再編になったときでも、自分たちがこうやって参加してこういうふうになったとか、そういった自覚にもなり非常にいい経験にはなると思うんです。
できるだけそういった中学生、先ほどの境 佐余子副委員長の話もありましたが、やっぱり子供の意見を聞く場をぜひ持ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
当局の皆さん、お昼からにもかかわらず御苦労さまでした。委員の皆さんはしばらくお待ちください。
○山本委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
(閉会中継続審査の申出について)
○山本委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
午後 1時57分 閉会
砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。
砺波市議会総務文教常任委員会
委員長 山 本 篤 史