1.会議の経過
午前10時04分 開会
開 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は17名であります。定数に達しておりますので、これより令和6年2月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
本日の日程は、あらかじめ配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(川辺一彦君) これより、本日の日程に入ります。
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
1番 境 佐余子 君
2番 林 教 子 君
3番 向 井 幹 雄 君
以上といたします。
日程第2
会期の決定について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。本2月定例会の会期は、本日2月29日から3月18日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日2月29日から3月18日までの19日間と決定しました。
日程第3
施政方針、並びに議案第2号から議案第20号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 施政方針、並びに議案第2号 令和6年度砺波市一般会計予算から議案第20号 市道路線の認定及び廃止についてまでを議題といたします。
(施政方針表明並びに提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 提案理由の説明を求めます。
市長 夏野 修君。
〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。
令和6年2月砺波市議会定例会の開会に当たりまして提出いたしました令和6年度予算案をはじめとする諸案件につきまして、その概要と所信の一端を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆さんの御理解と御協力をいただきたいと存じます。
初めに、令和6年能登半島地震の対応について申し上げます。
発災からおよそ2か月となりましたが、いまだ1万人以上の方が避難生活を余儀なくされるなど、被害は深刻かつ長期化しており、改めて、被災者の方が日常生活に戻ることができるよう、1日も早い復旧・復興を願うものであります。
本市におきましては、さきの1月臨時会の後も、住家・非住家の一部損壊等による罹災証明書・被災証明書の申請が増えており、準半壊の被害のあった住宅へ日常生活が可能となるよう順次応急修理を実施するなど、対応を進めております。
また、被災自治体への支援として、現在、七尾市へ水道応急復旧支援を継続実施しているほか、被災者支援として、市内宿泊施設の二次避難者へ保健師が健康状況の確認のため訪問等の支援を行っております。
さらに、市営住宅の一時入居の体制を整え、県内外の被災者の方の相談に応じており、本日、県外から1家族が入居されたところであります。
今後も、被災された市民の皆さんの速やかな復旧を支援するとともに、支援をしようとする自治体に対して協力を行うなど、復旧・復興に取り組んでまいります。
なお、今回の令和6年能登半島地震を踏まえ、現在、砺波市地域防災計画等の見直し作業を進めており、課題を洗い出し、どのような対応が有効であるか検討した上で、必要な予算措置を含め今後対応してまいります。
それでは、まず令和6年度予算編成の基本方針等について申し上げます。
新年度は、「第2次砺波市総合計画後期計画」5か年の3年目に当たり、計画に掲げる将来像「~庄川と散居が織りなす花と緑のまち~ もっと元気 ほっと安心 ずっと幸せ “やっぱり砺波”」を目指し、引き続き、事業の選択と集中をより一層進め、財政の健全運営の下、本市の豊かさ・暮らしやすさの向上を着実にさらに力強く推進するという基本方針に基づき予算案を編成し、「となみ暮らし魅力アップ予算Ⅳ」と命名いたしました。
次に、予算の概要について申し上げます。
まず、歳入のうち市税につきましては、個人住民税において、国の総合経済対策として実施する定額減税の影響から減収が見込まれ、また、固定資産税につきましても、3年に一度の評価替えにより減収が見込まれることから、市税全体では前年度比0.5%減の68億5,200万円としております。
次に、地方交付税につきましては、地方財政計画や今年度の決算見込みなどを考慮して見積り、54億2,000万円、前年度に比べまして0.9%、5,000万円の減額とするとともに、地方交付税の代替財源であります臨時財政対策債は、前年度比50%減の1億円としております。
一方、歳出につきましては、「第2次砺波市総合計画」の3つの基本方針と共通方針に基づく諸事業を進めることで、社会・経済情勢の変化や市民ニーズの多様化など様々な課題に対応しつつ、魅力的で活力ある安全で安心なまちづくりを進めてまいります。
特に、本市の将来像の実現に向け重点的に実施すべき施策であります「10WAVEプロジェクト」には、引き続き、優先的に予算づけを行い、子育て環境の充実やGX・DXの推進、散居村型地域公共交通再編モデル事業、新庁舎整備に向けた基本構想策定など、市民の皆さんの要望や社会的要請に応え、本市の持続可能性をより高める事業に取り組むものであります。
さらには、となみ暮らし応援プロジェクトや屋敷林の保全支援、南門新築工事に着手する砺波チューリップ公園再整備事業をはじめチューリップを核とした、本市の特色を生かしたまちづくり事業にも併せて取り組み、将来を見据え、本市で暮らす魅力をさらに高めることにより、市民の皆さんはもとより、新しく住まいを求める皆さんにとっても、「住みよいまち 砺波」、「選ばれるまち 砺波」を目指すこととしております。
このような方針に基づき編成いたしました令和6年度の会計別予算案の規模は、
一般会計 234億4,400万円(合併後最大の規模)
(前年度比で5億400万円、2.2%増)
特別会計 46億430万円
(前年度比で2億7,680万円、5.7%減)
企業会計 201億2,090万円
(前年度比で3億3,080万円、1.7%増)
総 額 481億6,920万円
(前年度比で5億5,800万円、1.2%増)
としたところであります。
それでは、市政の運営と主な施策につきまして、「第2次砺波市総合計画」の3つの基本方針及び共通方針ごとに申し上げたいと思います。
初めに、「ともに輝き支えあう 人づくり」についてであります。
まず、教育の充実について申し上げます。
学校教育の充実につきましては、学校規模適正化の検討を進めており、「砺波市立学校規模適正化検討委員会」において、般若中学校と庄川中学校を対象校に協議していただいております。今後の会議で具体的な適正化の方策について議論を行い、地域や保護者の意見も伺いながら、新年度中に方向性を答申していただく予定であります。
次に、幼児教育・保育の充実につきましては、庄東地域での民間事業者の保育施設建設工事が順調に進捗し、4月の開園に向け運営準備が進められており、引き続き、安心して子育てできる環境づくりを支援してまいります。
次に、地域スポーツの推進につきましては、砺波総合運動公園野球場スコアボード改修工事の公募型プロポーザルを実施し、受注候補者を選定したところであります。表示面をLEDパネルに改修することにより、野球での利用はもとより、催事や災害時に動画も映し出されることから、多目的に活用できるものであり、新年度中に完成する予定であります。
次に、文化芸術の振興につきましては、「砺波市文化会館再整備検討委員会」において、施設の利用状況等の現状を把握し、建物や機能の課題を洗い出すとともに、市民アンケートを行うなど検討を進めており、新年度中に再整備の方向性を示していきたいと考えております。
また、かいにょ苑につきましても、かやぶき屋根のふき替え時期を控え、「あり方検討委員会」においてその利用状況の検証を進めており、文化財としての価値を踏まえた全国での古民家の活用事例などを参考に、新年度中に方向性を打ち出したいと考えております。
次に、地域力・家族力の向上について申し上げます。
本市の各地区自治振興会においては、地域コミュニティーが良好に維持され、持続可能な地域社会形成の原動力となっていることから、主体的に取り組まれる地域づくりがさらに進められるよう、引き続き「“となみ地域力”推進交付金事業」など各補助金・交付金事業を充実し、本市の強みであります高い「地域力」の維持・発展に向けた支援を行ってまいります。
次に、交流・定住の促進について申し上げます。
となみ暮らし応援プロジェクトにつきましては、開始から3年目を迎え、着実に実績を伸ばしており、人口減少対策として成果を上げ、近年の本市の社会増につながっているものと考えております。
引き続き、民間事業者や関係団体と連携しながら、本市の特徴を生かした独自のプロジェクトの周知や支援を行い、移住定住、人口増及び三世代同居対策に取り組んでまいります。
次に、「なごやかな暮らしを育む 安心づくり」についてであります。
まず、保健・医療の充実について申し上げます。
健康づくりの推進につきましては、今年度策定いたします「第3次砺波市健康プラン21(砺波市健康増進計画・自殺対策計画)」に基づき、総合目標の「健康寿命の延伸」達成に向け、市民、推進団体、本市がそれぞれの役割を踏まえ、協働意識を持って健康づくりを実践してまいります。
次に、国民健康保険事業につきましては、「国保データヘルス計画」に基づき、関係機関と連携を図りながら、保健事業を進め、医療費の適正化につなげてまいります。中でも、特定健診未受診者を対象とした集団検診の実施や、高血圧の対策にも重点を置いた生活習慣病の重症化予防に取り組んでまいります。
なお、新年度における本市の国保税率につきましては、現行の保険税率を維持することとしておりますが、被保険者数の減少による税収減が見込まれる上、今後も高齢化や医療高度化等により1人当たりの医療費の増加が見込まれることから、基金を活用するなど、引き続き事業の安定的な運営に努めてまいります。
次に、病院事業につきましては、従来から進めております、かかりつけ医との連携強化、入退院支援など、重要業績評価指標、KPIに対する取組の強化によりまして、診療単価の改善が図られた一方で、人件費や物価の高騰等により、厳しい経営状況が続いているところであります。
このような中、新年度におきましても、新たに策定いたします経営強化プランに基づく経営改善に向けた取組を推進するとともに、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を最新機種に更新し、さらに、令和7年4月開設予定の緩和ケア病棟転換改修工事に着手いたします。併せて中期修繕計画に基づく工事等の実施により施設の長寿命化を図り、持続可能な地域医療提供体制を確保し、新興感染症に備えた取組など、安全・安心で質の高い医療の提供に努めてまいります。
次に、福祉の充実について申し上げます。
高齢者福祉及び障がい福祉の推進につきましては、今年度策定いたします「第7期砺波市障がい福祉計画」、また「第3期砺波市障がい児福祉計画」及び「第9期高齢者保健福祉計画」に基づき、全ての市民の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域共生社会の実現に向け取り組んでまいります。
次に、子育て環境の充実について申し上げます。
妊娠・出産・子育て支援につきましては、健康センターの「母子保健相談」と、こども課の「児童福祉相談」は、これまでも連携を図って対応しておりますが、本年4月から新たに「こども家庭センター」を設置し、家庭児童相談員の増員と相談機能の連携を強化して、妊産婦、子育て世代、子供に対する一体的な相談支援を提供してまいります。
次に、安心して暮らせるまちづくりの推進について申し上げます。
地域防災力及び減災対策の充実・強化につきましては、前回改定から5年経過いたしました「防災となみ」の内容を、今回、能登半島地震の経験も踏まえ改めるとともに、災害時における外国人の安全確保のために、英語版を作成いたします。
加えて、地域防災力強化のため、地区防災計画策定促進事業として、地区防災計画の作成に関する経費を支援してまいります。
また、住宅の防災対策につきましては、引き続き、木造住宅の耐震改修の支援を行うほか、地震や台風などによる住宅の瓦屋根の崩落を防ぐための支援を新たに設け、安全・安心な住環境の創出を推進してまいります。
さらに、基幹管路耐震化更新事業をはじめとする水道施設の耐震化を継続して実施してまいります。
次に、「みらいに活力をつなげる まちづくり」についてであります。
まず、自然・環境の保全と活用について申し上げます。
散居景観・自然環境の保全・活用につきましては、剪定枝等の無料受入れを行います「剪定枝リサイクル大作戦」が事業開始から5年目を迎えまして、11月上旬と3月下旬の年2回の実施が定着してまいりました。回を重ねるごとに、「共助」による運搬数が増え、「屋敷林保全」を地域ぐるみで取り組まれるようになり、本事業に対する理解と関心が深まっているものと考えております。
引き続き、軽トラック及びパッカー車による「剪定枝戸別回収実証実験」とともに、屋敷林所有者の維持管理の負担軽減を図ってまいります。
次に、循環型社会の構築と環境衛生の保全につきましては、今年度策定いたします「第2次砺波市環境基本計画」に基づき、脱炭素社会の推進に努めてまいります。
新年度におきましては、市全体の温室効果ガス削減目標を定めて実現するための「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の策定や、公共施設の太陽光発電設備等の導入に関する「公共施設再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査」を実施いたします。また、全ての社会体育施設をはじめ、砺波市美術館等の主な社会教育施設や庄川支所の照明灯をリース方式によりLED化し、機器の長寿命化及び消費電力の削減を図るなど、国が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向け、地球温暖化対策に重点的に取り組んでまいります。
加えて、斎場火葬炉更新工事につきましては、3年計画で5基ある火葬炉を4基に再編し、動物炉も含め順次セラミック化することとしており、新年度は1・2号炉と受電設備の更新を行い、設備の長寿命化並びに燃焼効率の向上により使用燃料と排出されるCO2の削減を図るものであります。
次に、生活基盤の充実について申し上げます。
都市基盤の整備につきましては、市道改良事業において、今年度の国の補正により、桜づつみ線及び停車場広上町線の改良工事を発注し、事業の進捗を図っております。
新年度は、砺波北部小学校の通学路となっております小杉狐島線の整備を完了させるほか、その他の路線におきましても、安全・安心な道路交通を確保するため、早期の事業完了を目指してまいります。
また、新たな取組として、「消雪施設長寿命化修繕計画」を策定することとしており、これまでの不具合が生じてから対策を講じる「事後保全型」から、不具合が発生する前に対策を講じる「予防保全型」へ転換し、コストの縮減や予算の平準化を図り、消雪施設の長寿命化につなげてまいります。
次に、出町東部第3土地区画整理事業につきましては、県の街路事業に併せ、土地区画整理組合による支障物件の移転や整地工事が順次進められているところであり、引き続き、関係機関と連携を図りながら事業の進捗に努めてまいります。
次に、上水道事業につきましては、基幹管路耐震化更新計画に基づき、五郎丸及び苗加地内において耐震化更新工事を進めるほか、水道施設の耐震化及び設備の更新につきましては、改築いたしました安川配水場電気室に電気・機械設備を設置してまいります。
次に、下水道事業につきましては、下水道事業計画に基づく枝線管渠工事を、出町、鷹栖、高波及び油田地区において進めることとしております。
また、農業集落排水区域の汚水を小矢部川流域下水道高岡庄川幹線に接続するため、基本設計業務に着手してまいります。
次に、地域交通ネットワークの充実・強化につきましては、市内全域で運行を開始いたしましたデマンド型乗合交通「チョイソコとなみ」と、去る2月8日に国から計画認定を受けました「城端線・氷見線の再構築事業」に加え、本年4月からは、市営バス路線の最適化を図る大幅な再編を予定しており、これらの取組を「散居村型地域公共交通再編モデル事業」と位置づけ、地域特性を生かしながら、公共交通を核とした持続可能なまちづくりを進めてまいります。
次に、農林業の振興について申し上げます。
生産基盤・経営体制の充実につきましては、今後、農業者の減少が進み、地域の農地が適切に利用されない懸念があることから、地域の中心経営体や関係機関とともに、おおむね10年後を見据えた地域の農地利用を表した「目標地図」の作成を進めており、これまでに全ての地区で2回の検討会を開催したところであります。新年度においても引き続き、地域の話合いの場を開催し、効率的で持続可能な農業の実現に向けた地域計画を策定してまいります。
次に、地域ブランド化の取組支援につきましては、チューリップ球根の海外販路拡大に取り組み、台湾へ昨年度より約1万球多い2万5,589球の球根を輸出いたしました。
台北市有数の観光地であります士林官邸公園では、去る2月22日に、台北市長をはじめ多くの関係者の出席の下、鬱金香展、チューリップ展でありますが、開幕式が行われ、毎年設置されております砺波エリアでは、砺波産のチューリップや新たに制作した展示装飾が好評を得たところであります。
また、さらなる販路拡大を図るため、台湾中部の杉林渓森林生態リゾート区へ、昨年送付しておりました試験球の育成状況や栽培環境の調査も兼ねて直接交渉のため富山県花卉球根農業協同組合とともに訪問したところ、砺波産の球根の品質の高さを評価いただき、新年度の輸出に向け基本合意し、大きな手応えを感じたところであります。
引き続き、同組合と連携して、輸出拡大とともにブランド力の向上に努めてまいります。
また、チューリップ切り花の販路拡大につきましては、砺波切花研究会と連携し、去る1月20日から2月4日まで、「チューリップフェアinイオンモール」と題したPR及び販売活動を、昨年に引き続き、木更津店のほか、新たに幕張新都心店において開催いたしました。
さらに、首都圏のイオンモール25店舗で展示販売を本日まで実施したところであり、引き続き、砺波産チューリップ切り花の魅力発信と新たな販路開拓に向けた取組を支援してまいります。
次に、商工業の振興について申し上げます。
スマートインター柳瀬工業団地造成事業につきましては、現在、第2団地の造成工事に係る入札手続を行っており、本定例会におきまして工事請負契約の締結について追加提案することといたしております。
今後は、地元説明会を実施し、4月下旬から造成工事に着手できるよう準備を進めますとともに、引き続き、企業誘致活動に積極的に取り組んでまいります。
次に、観光の振興について申し上げます。
観光資源の魅力創出につきましては、庄川水記念公園の再整備に向け、庄川地域のまちづくりに取り組まれております「砺波庄川まちづくり協議会」と意見交換を行っており、より魅力ある公園となるよう、基本計画の策定を進めてまいります。
砺波チューリップ公園再整備事業につきましては、拡張する公園区域の造成を本年3月までに終える予定であり、2024となみチューリップフェア閉幕後から南門及び周辺エリアの工事に本格的に着手し、さらなる賑わい、利便性の向上につながるよう事業を推進してまいります。
また、2024となみチューリップフェアにつきましては、「チューリップで広がる 彩りの波」をテーマに、4月23日から5月5日までの13日間開催することとしており、期間を通じて花によって生まれる笑顔や癒やしが世界中に広がるよう、チューリップの開花調整に努めるとともに、このたびの能登半島地震を踏まえ、いま一度、「となみチューリップフェア防災計画」をしっかり点検し、危機管理に万全を期しながら盛り上げてまいります。
観光情報発信・受入体制の充実につきましては、3月16日の北陸新幹線金沢敦賀間の開業を機に、これまでの首都圏を中心としたデジタル動画放映やSNSを活用した広告宣伝活動に加え、この3月にはJR大阪駅をはじめ関西圏でもキャンペーンを行うこととしており、今後とも関係機関及び団体等と連携して、関西圏域での観光推進の充実・強化に努めてまいります。
次に、「まちのシンボルフラワー」をテーマとしたまちづくりを目指す全国9都市で組織いたします「フラワー都市交流連絡協議会」につきましては、本市が令和6年度の総会開催市であることから、となみチューリップフェア期間中の4月25日から27日にかけて市内にて交流会や物産展などを実施することとし、花を通じた加盟都市相互の交流により、観光をはじめ経済・教育・文化の振興など魅力ある地域づくりの推進を図ってまいります。
それでは最後に、共通方針としての「協働と持続可能な自治体経営」についてであります。
持続可能な自治体経営について申し上げます。
行財政運営の最適化につきましては、新年度において、新庁舎整備に向けた基本構想を策定し、この中で、庁舎の建設地について成案を得たいと考えております。
次に、シティプロモーション・地域デジタル化の推進につきましては、令和6年11月1日に新砺波市が誕生して20周年を迎えることから、チューリップフェア開幕日開催の記念式典をはじめとするプロモーション事業を行うほか、市内の企業とのコラボレーション企画等を通じて、市内外に情報を発信し、さらに機運を盛り上げてまいります。
また、現在制作しております、となみシティプロモーション映像を、記念式典においてお披露目する予定としており、新年度では、この映像を活用し本市の魅力をさらに広く発信できるよう、引き続き取り組んでまいります。
次に、住民手続のデジタル化として、昨年度から稼働しております「スマート窓口システム」の対象事務を本年3月から保険・年金、子供関連の手続などに拡大し、利便性の向上を図ってまいります。さらに、新年度では、おくやみ関連の手続も追加する予定であり、一層の住民サービス向上を進めてまいります。
また、今年度において、本庁舎に勤務の個人番号系利用職員を除く全ての正規職員にタブレット端末を貸与することから、一層のペーパーレス化やテレワークの定着などを進め、引き続き、DXの強化に努めてまいります。
このほか、冒頭でも申し上げました「10WAVEプロジェクト」として、今年度補正予算で予定している事業を含め、新年度において、一般会計、特別会計及び企業会計を合わせまして144事業、約44億円の実施を予定しており、プロジェクトの着実な進捗に努めてまいります。
次に、その他の案件について申し上げます。
条例関係につきましては、「地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例」の制定をはじめ、国の法令の改正に伴うものなど7件であります。
条例関係以外の案件につきましては、工事請負契約の締結など3件であります。
以上をもちまして、市政の運営と主な施策及び提出いたしました諸議案などの説明といたします。
よろしく御審議をいただき、可決をいただきますようお願いを申し上げます。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。明3月1日から3月6日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会といたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、明3月1日から3月6日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会することに決しました。
次回は、3月7日午前10時から再開いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
御苦労さまでした。
午前10時36分 閉議