令和6年12月 総務文教常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

(12月定例会付託案件の審査)
○山本委員長 ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件5件及び報告1件であります。
 これより、議案第54号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分外4件及び報告1件について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 私からは、議案第54号 令和6年度砺波市一般会計補正予算、財政管理費について、お伺いします。
 8月に総務省が発表しました令和5年度の全国ふるさと納税額ですが、1兆1,175億円。
 本市では寄附件数が4,652件、寄附受入額が1億2,914万4,000円ということで、2016年度寄附受入額521万円というデータがありました。ここから考えますと、この7年ほどで非常に大きく伸びております。
 今回の補正も、そうしたふるさと納税の件数が伸びているからという考え方で、まず間違いないか、お伺いします。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 おかげさまで、本市のふるさと納税は伸びてきております。今年度、サイトでのふるさと納税の申込み件数、金額、これが昨年の約2倍で推移しております。このことから、今年度の見込額を基に、追加で必要となりますサイト運営事業者への委託料などを今回計上させていただいているものでございます。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 では、返礼品の話になりますが、昨年度ですが、返礼品の市場規模は約3,000億円と言われております。自治体が集めた寄附金を使いまして返礼品を送ることを考えますと、地域の経済活動にも何かしらの影響を与えることができるのではないかと思います。
 本市の返礼品、取り扱います事業者の数はどのようになっておりますでしょうか。河合財政課長、お願いします。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 本市では、令和5年度から、返礼品の事業者の公募制度というのを設けておりまして、昨年度、新たに3つの事業所の登録があったところでございます。現在は、合わせますと26の事業所の方に御登録をいただいております。また、今年度も数件問合せがおかげさまで来ておりまして、事業者のさらなる登録につなげたいと考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 では、返礼品の数の推移はどのようになっているか、伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 返礼品につきましては、事業者の方からも申請していただくことで拡充に取り組んでおりまして、令和4年度末で109品だったんですが、令和5年度末で187品、そして現在は、221品まで増加をしてきているところでございます。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 221品まで増えているということなんですけれども、本市で利用していますふるさと納税のポータルサイトの数ですが、現在6つであります。入り口が多いほうが、ふるさと納税の制度には入ってきやすいのかなと思いますが、改めて、このポータルサイトに委託されている業務の内容ですが、その中でクレーム管理などはどうなっているか、伺いたいと思います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 ふるさと納税のポータルサイトの運営業者に対しましては、まず、返礼品の掲載、それから、寄附の受付とか発送の管理などを委託しているんですが、そこに併せて問合せの対応というのも委託をしております。仮に、御寄附された方からの御意見等があった場合でも、サイト側できちんと対応しておりまして、また、その対応状況につきましては、市のほうにも報告を逐次いただいておりますので、こちらでもきちんと確認をいたしております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 そうした声も大切な御意見かなと思います。
 ふるさと納税なんですけれども、地域への恩返しとか、地域応援という気持ちを表すものだと思っております。返礼品というのは、その対価というか、お金を払って得をするものではないかなと思っておりますが、実際は、どうしてもふるさと納税というと、何かお得なカタログギフトみたいな感じであったりとか、節税対策というものが、特にこの時期、テレビなどでもよく目にするわけなんですが、最近、返礼品のルールも厳しくなってまいりました。
 新しい地域資源の発見ですとか、雇用の創出、地域を活性化させるアイデアなどもいろいろ出てきてはおります。物流なども課題が多い中、例えば、物ではない返礼品に対して拡充できないか、河合財政課長に伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 本市でも、単に商品の提供だけではございませんで、直接市のほうにお越しいただく体験型の返礼品、宿泊券あるいはそういったもの、魅力的な返礼品の内容の充実を図っておりまして、ふるさと納税を生かして砺波市のファンを獲得することにもつなげていきたいと考えております。
 ちなみに、物ではないタイプとしまして、宿泊券のほかには体験型みたいなものもございまして、三助焼とかチューリップの寄せ植えの体験ですとか、あと、庄川遊覧船の乗車券、そのほかにも空き家のサポートですとか、お墓の見守りサービスなども行っているところでございます。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 こうしたやっぱり地域との関わりというのが、返礼品として特にいいのかなと思っております。ちょっといろいろ調べておりましたら、地域のコミュニティラジオで番組をつくるなんていう返礼品をやっている地域もありました。いろいろなアイデアがあるんじゃないかなと思っております。
 さて、繰り返しになりますが、ふるさと納税というのは地域支援の仕組みということで、返礼品の発掘、開発、地域の経済が回っていくことが大事です。
 収入の増加と関係人口の増加策として、ふるさと納税の今後の取組について、最後に伺います。
○山本委員長 河合財政課長。
○河合財政課長 ふるさと納税というのは、地域への恩返しとか、応援の気持ちを表すものという本来の趣旨がございますが、その趣旨を踏まえまして、財源の確保あるいは地域の活性化にもつながるように、今後も魅力的な返礼品などを追加していくなどしまして、本市を応援したい自治体として選んでいただけるように、一層の取組を進めてまいりたいと考えております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 では、私から、中学校教育振興補助費89万7,000円について、幡谷教育総務課長に伺います。
 この事業は、庄西中学校吹奏楽部が、全日本マーチングコンテストに出場したときの旅費と楽器の運送費と伺いました。旅費は7割補助で楽器運送は10割補助になっていますが、この旅費の7割補助になった根拠について伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 全国大会等への出場の補助金につきましては、運動部及び文化部共に、交通費及び宿泊費の7割を補助しております。
 過去の資料なども探してみましたが文書の保存期限等もございまして、その根拠については、申し訳ございませんが不明でございました。しかし、他市の全国大会の補助金状況と比較いたしますと、1人当たり数千円から、1万円から3万円、また、交通費の2分の1や宿泊費の3分の1などの補助金を出しておられるところを見ますと、本市の7割補助というのは適当なものだと考えております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 旅費の補助については、県内外を問わず一応7割ということで現状はなっていると思いますが、県外の大会の場合、1人当たりの負担が非常に大きくなると思います。今回の庄西中学校の場合でも大阪で開催されましたので、1人当たり約8,500円の負担になっているのではないかと思われます。
 少しでも保護者の負担軽減のために、県外の旅費に対して、この補助率を上げるとかいった考えはないんでしょうか、伺いたいと思います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 まず、本補助につきましては、全ての児童生徒が該当する補助ではございません。ということで、やはり一部負担は必要ではないかと考えておりますが、市以外にも学校の部活動後援会や教育振興会、各種連盟やPTAや地域からも支援をいただいているということもございまして、個人の持ち出しは少ないものと考えております。
 また、先ほども答弁いたしましたが、他市の状況を見ましても7割補助というのが適当だと考えておりまして、現在のところ見直しは考えておりません。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 続きまして、保育実施委託運営費について、端谷こども課長に伺います。
 この事業は、民間の保育施設の人件費と伺いましたが、この人件費の計算に対して、民間も公立も同じ計算なのかどうか、伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 保育実施委託運営費につきましては、市内外の民間保育施設への運営に対する委託料になります。
 その計算方法ですが、児童の年齢に応じてそれぞれ基本単価がございます。受入れの児童数に応じて委託料を計算しているところなんですが、このたび、その単価改定が見込まれることから追加補正したものでありますが、単価を構成しているほとんどが人件費に当たります。
 一方、公立の人件費は、市の条例で給料等が定められておりますので、今回の民間保育施設との考え方とは異なります。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、この民間の人件費の中には、配置基準の職員分なのか、それと加配の職員の分、また、給食等の職員の分も、この民間のほうには含まれているのかどうか、伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 加配の職員の人件費も含まれております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 給食の人たちの分は特に含まれていないということなんですかね。それとも、その運営費の中に全部含まれたという格好なんですかね。その辺、伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 給食の職員、調理員ですね。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 はい。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 それも人件費に当たりますので、含まれております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 この財源比率について、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1というざっくりとした話ですが、これの今、比率を見ますと、ちょっとそれに合わない気がしますが、この件について伺いたいと思います。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 補助の割合ですね。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 はい。
○山本委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 国の補助割合は、子供の年齢に応じて決められております。3歳以上児は2分の1補助でありますが、3歳未満児につきましては、6割近くの補助割合となっております。
 県の補助割合は、年齢に関係なく4分の1ということになっておりまして、国の補助割合は単純な2分の1ではないということで、御理解いただきたいと思います。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 同じく補正予算の文化会館管理運営費について、お伺いをしたいと思います。
 砺波市文化会館の照明装置の操作盤を更新する必要が出てきたということですが、これは舞台照明の装置ということでよろしいでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 今回の照明装置につきましては、舞台照明の装置となっております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 操作盤と書いてあるので、この舞台照明を構成するのは、ほかの様々な装置との組合せということでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 そうです。操作盤と、あと、それの連動している、上についている照明のほうの、照度とか調整することもできるものですから、そういう連携したものの一体で照明ということになっておりますが、今回はその操作をする操作盤ということとなっております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 その操作盤がちょっと不具合を生じてきているということなんですが、年数が経過していることが原因でないかということでしたよね。であれば、他の部分についても、要するに年数がたっているので大丈夫なのかという問題がありますが、その辺についてはどうなのでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 実際、前回の大規模改修から20年ほど経過しておりまして、機器は古くはなってきておりますが、今回は取りあえず、調整する照明卓のほうが一部不具合が発生しているということで、その部分の機器の更新を考えております。
 また、ほかの部分については、適正に保守点検等を行いながら使用していきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 それで、先日、全員協議会のほうで、砺波市文化会館の再整備基本計画について話がありました。いずれ大きな改修ということも想定しておられると思うんですね。他の装置もいろいろと不具合が予想されるのであれば、ここの操作盤だけではなくて、一式新しくするほうが合理的ではないかという考えもあると思うんです。
 その辺についてはどう考えられますか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 砺波市文化会館の再整備検討委員会がございまして、いろいろ委員の方々から御意見も頂戴しております。
 そこで、砺波市文化会館は、その検討委員会の中では、建て替えは多額な費用がかかるということで、改修という方向も検討していただきまして、その中にありまして、照明施設はその計画の中で中期、もうちょっと先の予定でおりました。
 ただ、今、部分的に不具合が起きているものですから、その部分を取りあえず、利用者の方に御迷惑がかからないように更新いたしまして、また、一括で改修するほうが合理的ということもございますが、そこら辺の計画も含めて、今後どうしていけばいいか、大規模改修も必要となりますので、そこら辺も適正に計画しながら更新をしていきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 そうしたら、大規模改修のときの照明装置をどうするかというのは、また考えなければならないことだけれども、それまで舞台装置はとにかく機能させていかなければならないと、そのための措置だという解釈でよろしいんでしょうか。
 分かりました。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 私からも質問させてください。議案第54号 砺波市体育施設条例の一部を改正する条例についてであります。
 個人的な話で大変恐縮なんですけれども、毎日のウオーキングでとなみチューリップスタジアムのそばを通るときには、現在、スコアボードが足場やシートなどで囲まれているのが見えて、完成を非常に楽しみにしております。
 今回は、これを機に、附属施設の放送及びスコアボードの利用料金の改定を行うとのことで、アマチュアスポーツに利用する場合とそれ以外の利用と区分分けをするとのことですが、例えば、高校野球などはアマチュアスポーツでありながら入場料を徴収しておりますね。この場合はアマチュアスポーツに分類されるのだろうと想像はしているんですけれども、何となく釈然としません。というのは、施設利用というのは、例えば、入場料を取るからとか、取らないからという分類の方法も割と一般的にあると思うんですよね。
 今回この分類にされるということであるとすれば、まず、ここで言われているアマチュアスポーツの定義について、お聞かせをいただきたいと思います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 アマチュアスポーツ以外というのは、基本的には興行等で営利を目的としているプロスポーツチームなどを想定しております。高校野球も入場料は取っておりますが、高校生の部活というかスポーツの振興というところもありますので、そちらのほうはアマチュアスポーツと考えております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 やはりそういうことなんだろうなとは思っていました。
 そうしたら、次なんですけれども、都会などではという言い方はちょっとどうかと思うんですけど、たまたま見たのが都会のほうで多かったものですから、野球場で、企業の家族ぐるみの運動会であるとか、イベントであるとか、パブリックビューイングなど多目的な利用をしているんですね。
 このような利用について、あるいは、興行的な利用などについて、今回これを機に想定をされているのか、されていないのかお聞かせください。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 野球を含むスポーツイベントや、教室でスコアボードを活用しながら活動するような多目的利用を想定しております。
 ただ、外野の芝が天然芝であることもございまして、管理の関係もありますので、そこら辺も検討しながら進めていきたいと思っております。また、コンサートやパブリックビューイングみたいものにつきましても、音の影響等、近隣の方々の音対策等も検討しながら、研究して進めていきたいと考えております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 ぜひ、そのような利用方法も検討していただきたい、研究もしていただきたいと思います。その場合には、当然アマチュアスポーツ以外という分類になるんだろうと思いますけれども、そのカテゴリーもどうなのかなと、正直、いまだに思っております。
 3つ目の質問なんですが、今回の場合はスコアボードの更新とお聞きしているんですけれども、ほかに、となみチューリップスタジアムとして、機能的な変更というのを考えておられるのかどうなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 今回の改修に伴いまして、新たな機能といたしましては、球速を計測できるシステムを新たに導入し設置いたします。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 平たい言葉で言うと、スピードガンの導入ということなんでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 実際、スピードガンというのはシステムの名前でございまして、スピードガンは電波式計測器ということになるんですが、今回はスピードガンではなくて、画像から球の移動距離を計測して測定する、プロでも使っているようなシステムを導入する予定となっております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 ちょっとしつこくて申し訳ない。言っておられることは何となく分かるがやけど、私らが考えている、いわゆるスピードガンみたいなもの、要するに投手が投げるスピードを表示できるようにしますよという理解でよろしいですか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 すみません、そのとおりでございます。お願いいたします。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 私からは、地域体育館の管理料について、お聞きしたいと思います。金平生涯学習・スポーツ課長、お願いいたします。
 過去において、私も役員やっていた頃、管理料をいただいていたと思います。それはそんなに大きな金額でもないんですけれども、現状はどのようになっているかと。管理料、各地区の体育館、ございますよね。それはどのようになっているかということで、ちょっとお示し願いたいと思います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 まず、地域体育館の指定管理につきましては、市民のスポーツ振興並びに健康増進を目的に各地区に建設された経緯がございます。地元の自治振興会に指定管理者として管理をお願いしているところでございます。
 指定管理料につきましては、現在、年額1万円ということでお願いしておりますが、指定管理者となる自治振興会と今後も協議の上、意見を伺いながら進めていきたいと考えております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 そうすると、最近の事例から申し上げまして、例えば、消耗品の購入代とかいろんなものに充てるということで、私の記憶では1万円という記憶があるんですけれども、ちょっと1万円では大変じゃないかなという感じもするんですけれども、現状はどうなっているのかなということも踏まえて、上げることがあるのかどうかも含めて、お示しいただきたいと思います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 実際、現在は1万円でお願いしており、消耗品等の購入に充てていただいております。修繕につきましては、その都度こちらに御連絡いただき、市のほうで対応しているところでございます。
 実際、指定管理料1万円が妥当かと言われますと、なかなか難しいところがございますが、今後も地区の方々、自治振興会とも協議しまして、適正に管理していただけるよう進めていきたいと考えております。
○山本委員長 川岸委員。
○川岸委員 私とすれば、いろんなところを見てきて、少し上げてあげたほうがどうかなという希望なんですけれども、前向きに検討いただきたい。
 それから、その管理の仕方、各地区によっていろいろやり方が違うということは分かるんです。役員が担当するところ、そうでないところ、いろいろあるんじゃないかなと思っている。よろしくお願いいたします。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 各地区ごとに管理の仕方、掃除の対応の仕方等ちょっとばらばらなところもございますが、そちらのほうもまた適正に管理していただけるよう、地元の自治振興会とも協議しながら進めていきたいと考えております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 続きまして、債務負担行為のうち、庄東小学校、庄川小学校、砺波北部小学校の3小学校のスクールバス運行業務委託について、お尋ねいたします。
 まず、スクールバスの対象校はこの3校だけなのでしょうか。また、この3校だけとしている理由は何でしょうか。お願いいたします。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 スクールバスにつきましては、遠距離通学児童、また、山間部や坂、積雪などが多い地域での児童が通学に支障を来すという理由から、その対象となる庄東小学校、庄川小学校及び砺波北部小学校の3校としております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 多い地区というのは非常にファジーな答弁だと思われます。多いだけでは分からないし、それと、遠距離の円を描かれるんだと思うんですけれども、それというのは学校のどの部分、地図上のどの部分からその円を描かれるのか、どこから測った4キロメートルなのかということを具体的にお聞かせいただきたい。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 まず、庄東小学校、庄川小学校につきましては、坂などがすぐ身近にございますので、学校から2キロメートル以上と私どもでは定めております。砺波北部小学校につきましては、私どもの基準にもございます4キロメートル以上ということで、砺波北部小学校から円を描いております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 学校のどこから。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 学校のどこからといいますか、中心からといいますか。
○山本委員長 学校の中心といってもいろいろありますので、その基準を示していただきたいと思います。
 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 学校の正面でございます。門のほうでございまして、正門のほうでございます。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 そこから測っている。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 そうでございます。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 続きまして、3年間の債務負担行為を設定する理由は何なのかということについて、お聞かせください。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 スクールバスの運行につきましては、年間を通して安定した運行が必要であるということと、複数年契約によってバスの運行業務委託業者に安定的に事業実施を行っていただくこと、また、単年契約よりも安価に、加えて、私どもの事務の効率化なども含めまして、3年間の債務負担行為を設定しております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 とても分かりやすい話でありました。
 続きまして、では、令和6年度の契約額は単年度で幾らぐらいになったのか、それは、令和7年度以降の契約見込額との差はどうなのでしょうか。もし差があるとすれば、その理由は何なのかということについて、お聞かせください。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 令和6年度の契約額につきましては、庄東小学校便につきましては約547万円、庄川小学校便につきましては約451万円、砺波北部小学校便につきましては約125万円でございました。
 令和7年度以降の契約見込額につきましては、大型2種免許の保有者の確保や賃金の上昇などもございますので、令和6年度の契約額は超えるものと考えております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 大変分かりやすい説明で、ありがとうございました。
 次なんですが、スポーツ少年団の活動をしている児童もおられると思うんですね。下校時に乗車できない児童はどのような対応になるのか、お聞かせください。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 まず、スポーツ少年団につきましては学校活動ではございません。ということで、学校活動以外の活動については、スクールバスは運行しておりませんので、ほとんどは保護者送迎と聞いております。
 しかし、一方で、校外班活動や委員会、入学式や卒業式などの学校行事により下校時間が前後する場合におきましては、当課におきまして、学校と調整し対応しております。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 ということは、スポーツ少年団があるから、ないからということではなしに、逆に言うと、一旦は帰っていただいて、あと、スポーツ少年団の子供たちはまた学校に登校してくださいねという立場であるということでよろしいでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 そのようなスポーツ少年団もございますし、そのままランドセルを置いて活動して、夕方、保護者が迎えに来るというケースもございます。
○山本委員長 今藤委員。
○今藤委員 一番子供たちに都合のいいように、おのおの対応しておられるということでよろしいですね。ありがとうございました。
 最後なんですけれども、今年度開設された砺波北部小学校便ですね。これは、実はちょっと聞いていることもあるんですけれども、問題なく運行されているのかどうなのかということをお聞かせください。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 現在のところ、私どもに、特に大きな苦情もなく順調に運行しているということで認識しております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 私からも、債務負担行為で、児童生徒用GIGA端末賃貸借について質問いたします。
 令和2年ですが、県の共同調達で一括購入でございました。今回は賃借、リースで調達されることになっておりますが、前回と異なりまして、一括購入ではなくリース契約になった理由について伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 令和2年度につきましては、端末を一括購入したところでございますが、全ての児童生徒が継続して利用していく端末ということもございまして、また、予算執行の平準化を図りたいということもございまして、リース契約といたしました。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 リースの予定台数ですが、その中に予備端末の台数が入っているかどうか伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 本市のリース台数は3,906台でございまして、そのうち予備機につきましては、国で定められている全体の15%以内でございます。509台を予定しております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 これまで、本市の児童生徒は、MicrosoftWindowsを搭載した学習用端末を使ってきましたが、次の端末はどのようなものか、また、その選定基準について伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 OSにつきましては、端末の機能や県内の動向などから、前回のWindowsからChromebookに変更いたします。これは、Windowsと比較しまして起動が早く、授業中の待ち時間も減少することも見込まれるということ、また、近隣市も含め多くの自治体がChromebookに変更する見込みがあるということで、本市も変更いたしました。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 さて、令和7年度以降の全国学力・学習状況調査が、CBTで実施になるという報道もありました。調査の実施の日程にはゆとりがあるということで、テストしている間につながりにくいという状況は起きにくい、避けることができるんじゃないかなと考えられるのですが、通常の授業などでも、やはりつながりにくいという生徒の声を伺っております。
 ネットワークアセスメントをされたと思いますが、結果はどのようなものであったのか伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 ネットワークアセスメントにつきましては、今年度実施している最中でございまして、まだ業務完了前でございます。全ての情報はそろっているわけではございませんが、文部科学省が示す単位時間当たりの転送量につきましては既に超えておりまして、学校全体の通信速度としては特に問題はございません。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 また全部出そろったら、教えていただけたらなと思います。
 さて、学習用端末を使っていますと、何か視力がという話があります。先月も、令和5年度の学校保健統計調査の確定値が発表されております。裸眼の視力1.0未満の割合が、小学校は3割超えて、中学校は約6割、高校は7割近くということなんですが、小さい画面はやっぱりどうしても文字が小さくなりがちで、目のピントを合わせるときに筋肉が緊張して使われると、近視になりやすいというお話があります。
 過去に白江教育長からも答弁で、タブレット端末機の利用に伴う目の健康対策の必要性の認識、そして、児童生徒の目の健康を守っていくよう指導するといただいておりますが、物理的な対策として、次の端末の画面サイズ等に変更があるかないか伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 現在の学習用端末の画面サイズにつきましては、10.1インチということでございますが、今回予定している学習用端末につきましては、10インチから12インチ以内で、県のほうで募集をかけておりますので、同等かまたはそれ以上の画面サイズになるということもありまして、目には優しいものになるのではないかなと考えております。
 また、各小中学校では年に3回の視力検査を実施しておりまして、視力の低下が見られる児童生徒には早期受診を促しており、学校によっては、また遠方を見るよう呼びかける運動もしております。
 しかし、児童生徒の視力低下の要因としまして、これは学校内だけではなく、家庭でのテレビやゲーム、スマホの長時間利用も考えられることから、今後も学校と保護者が連携して低下の防止には努めたいと考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 続いて、学習用端末の活用というのは、例えば、読み書きに学習障害があるディスレクシアの児童や生徒が、効果的に学びを進められるとも言われております。
 新たに採用される端末は、そうしたサポートの対応ができるかどうか伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 今度の端末におきましてもデジタル教科書を使用しまして、デジタル教科書には、読み書きに困難がある児童生徒も使えるよう、振り仮名、拡大とか文字色・背景色の変更、読み上げ機能などを備えておりまして、新たな端末におきましても、デジタル教科書は使用できるようになっております。
 ただし、学校生活におきまして、すぐ発見されるものではないということもございますので、そういった児童生徒が見られる場合は注意深く見守っていきたいなということを考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 今使っているMicrosoftWindowsの学習用端末ですが、サポートが来年10月で終了になります。過去に社会情勢などから製品がそろえづらかったとか、全国一斉の更新時期であることで、なかなか本市で対応できることだけではないんですが、そろわなかったらどうしようってちょっと、杞憂に終わることを願ってはおりますが、現在使用しております端末、次年度以降どのように処理されていくのかということもまた重要かなと思います。
 廃棄されるのか再利用となるのかという点、あと、次の端末は、リース契約終了後どうなっていくのか、2点伺います。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 県が現在公表しております学習用端末の導入業務における公募型プロポーザルの仕様書には、GIGA第1期末の無償回収・無償処分について、文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインに基づき、データの消去も含め、無償での実施について提案を求めるということで県が公表しております。
 ということで、現段階では私どもの端末について業者も決まっていませんので、申し訳ございませんが、回答は控えさせていただきます。また、次の学習用端末につきましても、第3期の国の方針などがまだ明確ではございませんので、今のものと同様に、回答は控えさせていただきたいと思っております。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第54号、議案第59号から議案第61号、議案第66号及び報告第8号、以上、案件5件及び報告1件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第54号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分、議案第59号 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第60号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、議案第61号 砺波市体育施設条例の一部改正について、議案第66号 指定管理者の指定について(砺波市若林体育館外8施設)、報告8号 専決処分の承認を求めることについて、以上、案件5件及び報告1件について、原案のとおり可決または承認することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山本委員長 挙手全員であります。よって、案件5件及び報告1件については、原案のとおり可決または承認されることに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。
 なお、要望が2件、提出されております。
 まず、1件目は、砺波市地区自治振興会協議会会長堀田 隆氏より、各自治振興会施設の改修についての要望書が提出されておりますので、御報告いたします。
 2件目は、公益社団法人砺波法人会会長川田征利氏より、令和7年度税制改正に関する提言が提出されておりますので、同じく御報告いたします。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山本委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見等はございませんか。
 神島委員。
○神島委員 では、私から、チョイソコとなみについて、佐伯企画政策課長に伺います。
 チョイソコとなみが、去年の10月から砺波市全域になりまして、登録者数、利用者数増えて、順調に行われています。
 そこで、ちょっといろんな話がありまして、市外から、砺波市に関係がある、通勤されているとか通学されている人がいますが、こういった人がチョイソコとなみの登録をできないか。現システムでは自宅から停留所ですが、そうした場合は、駅から停留所か停留所から停留所になると思いますが、こういったことができないかということで、佐伯企画政策課長に伺いたいと思います。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 チョイソコとなみの利用は、一応基本市民に限定しておりまして、これはチョイソコとなみの運行自体が、自宅と停留所間の移動ということになっております。ということで、市外の方の登録というのは想定をしておりませんし、停留所間の移動についても同様でございます。
 基本的に、本市の公共交通の最適化の趣旨として、通勤通学の朝夕は市営バスということ、それから、チョイソコとなみは日中の移動ということですみ分けを図っておりますので、基本的には、チョイソコとなみは、通勤通学のときの利用はなかなか推奨はしていないということであります。
 ちなみに、市外の高校生が、例えば砺波駅とかに来られて、砺波高等学校とか砺波工業高校へ行かれる場合は、砺波駅、油田駅、それから、東野尻駅からも市営バスを利用すれば、一応通学可能なダイヤもありますので、そういったところを利用していただきたいと思っております。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、もう1つ。
 チョイソコとなみの運行の範囲なんですが、市外まで拡大できないかという話。市外といいましても、例えば、砺波駅を中心に半径8キロメートル以内の市外にある病院、特に、南砺市民病院は、庄川の方が結構使われるという話がありましたので、そういった考えで、市外である程度のところの病院を停留所に追加することができないか、伺いたいと思います。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 これはなかなか課題が多うございまして、例えば、市外の病院等をチョイソコとなみの停留所に設定することは、当該自治体の問題、それから、タクシー業界のエリアの問題もあります。それから、市外をまたぐ場合は、今、8キロメートルと言われましたけど、行き帰りの便の運行時間。運行距離が長くなりますので、安定した運行体制が維持できるかどうかという、支障が出る可能性もあります。あと、料金の問題、それから、地域をまたぐ場合の運行システムの改修であったりとか、そういうこともあります。
 ということで、市をまたいだ運行エリアの拡大は考えてはおりません。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、チョイソコとなみの利用促進ということで、障がいのある方とか、高齢者の方がチョイソコとなみをもっと使いやすくするために、障がい者の関連施設とか、高齢者が集まる施設、認知症カフェみたいところ、そういったところの停留所を無料に設置することはできないのか。その代わり、今現在、市内の病院関係は、ウチマチサポーターではなく無料の停留所になっていますが、そういったところから協賛金を出してもらうことができないか、それについて伺いたいと思います。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今ほどの御質問は、民間等の障害者関連施設とか、高齢者が集まる施設を無料で登録できないかという意味ですよね。
 現在そういった、まずニーズがあるかどうか分からないわけです。今、そういったウチマチサポーターの募集なんかも随時しておりますけど、そういった施設からの問合せであったり、利用者側からの問合せも特にございませんので、今のところ、そういったニーズがあるかどうかそれがまず分からないということ。そういったニーズがあるとすれば、民間のそういった施設の場合、業種は多種多様なので、無料にするか有料にするか、その辺の線引きも検討が必要ですし、今後、施設の事業内容であったりとか需要ニーズ等を見ながら、ウチマチサポーター制度については、また随時見直しも図っていく中で、今後検討していきたいと考えております。
 また、医療機関から協賛金をもらうことができないかという御質問があったかと思います。現在、本市の医療、それから、健康増進政策との連携等の関係から、現在は医療機関については、お医者さんについては無料としております。
 今後、持続可能な運行体制の維持を図るという観点で、協賛金をもらえるかどうかということについては、先ほどの障害者関連施設とかそういったことも含めて、ウチマチサポーター制度の内容の見直しの中で、慎重に検討していきたいと考えているところであります。
○山本委員長 神島委員。
○神島委員 できるだけ、障がい者とか高齢者が使いやすいシステムにしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 美術館の収納庫のことで質問をしたいと思います。
 先日、砺波市美術協会の皆さんとの意見交換を行いました。そのときに、砺波市美術館の収納庫で、前は展示会だとか様々な打合せ、相談みたいなことをやらせてもらっていたんだけれども、随分手狭になってきてそういう場所が確保できないと。今は体育館の会議室だとか、公の場所を使ってやっているという話がありました。話合いの場所を設けられたらいいなということが話題になったわけなんですが、そこで、こちらのほうから、例えば、庄川支所の2階ですね。美術品の収納庫として利用されていると。そういうところなんかも利用をして、場所を確保することができないかということがちょっと話になったんです。先日、庄川支所の2階の収蔵してある場所を拝見をさせていただきました。
 まず最初に、ここの収納品を管理する責任はどこになるのでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 現在、庄川支所の2階の一部に旧松村外次郎記念庄川美術館の美術作品を収蔵させていただいておりますが、基本的には収蔵庫としてのスペースでございますので、美術館に管理をしていただいております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 まず、見た印象なんですが、やっぱりすごい量なんですよね。それで、いわゆる彫像というのか、彫刻とかいうものなんかがずっと詰めて収納してありました。通路は片道というか1本あったんですが、もう本当に場所がないくらいに詰まっていました。
 1つ気になったのは、結構な重量になりますよね。そのものが一定の場所に集中して保管をしてあったんです。本当に強度的に大丈夫なのかということが1つです。これはぜひ、確認をしていただいたほうがいいんじゃないかなということを思いました。
 それから、ここに管理されているものを、これちょっと展示したいという形で取り出そうと思っても、あの状態だと本当に大変だろうなという感じだったのです。下手をすると、要するに単に保管をする場所。美術品として活用することがなかなかしづらいことになっているのではないかということが懸念をされたんです。
 そこのところはちょっと配慮してもらったらどうかなと思いましたが、どうでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 それでは、まず1点目の美術品の重量等に関することでございますが、搬入時の前に建築基準等を確認いたしまして、フロアの積載荷重等を確認しておりまして、一応計画的に収蔵したということでございます。
 また、2点目につきましては、確かにもうちょっと整理すればいいかなと私も確認しておりますが、実際、あちらのフロアにリフト等もございまして、順次動かせる形も取っておりますので、もし美術品を展示するということになれば、ちょっと整理もしながら、また今後そういうことをできるように進めていきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 それで、砺波市美術館のほうの収納庫なんですが、普通の美術館よりも収蔵する場所のスペースが小さく造られているということを聞いたのですが、それはどういう経過でそうなったのか、分かりますでしょうか。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 砺波市美術館は平成9年に開館しておりまして、設計のときの詳細についてはちょっと把握はしておりませんが、実際、砺波市美術館は、アートスペース砺波という施設の活動を継承してできてきたということを聞いておりまして、文化的創造活動の拠点となるように一応構想されているとは聞いております。
 そこで、収蔵スペースの問題ですが、多少、他の美術館よりは狭いかなという認識はしておりますが、実際、現在のある収蔵スペース等を工夫しながら、また、活用しながら、今後も適切に整理しながら収蔵を図っていきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 砺波市美術協会の方に特定するわけではないですけれども、砺波市の美術を愛好する方が日常的に集って、いわゆる活動の拠点みたいな形で利用できる美術館ということを考えながらやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○山本委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 一応砺波市美術館には、市民アトリエという創造活動するスペースもございまして、今、砺波市美術館では、保育所、こども園の年長児や小学校低学年の子供たちを対象にした、創造、造形の体験講座なども開いておりますので、そういうところも含めて、子供だけに限らず、大人の方もそういうスペースをうまく活用していただけるように、こちらのほうも進めていきたいと考えております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 では、私から、となみっ子の夢パネル事業についてお伺いします。
 令和6年2月定例会総務文教常任委員会の中の答弁でも、このとなみっ子の夢パネル事業について答弁いただいております。
 先日は、庁舎の正面玄関のロビーにもこのパネルが飾られておりました。御覧になられた方も多いかなと思いますが、まず初めに、新砺波市誕生20周年をみんなでお祝いする目的であり、子供たちにも新砺波市誕生20周年を実感していただいて、お祝いしてもらいたいということでしたが、どれほどのメッセージが集まったのか、佐伯企画政策課長に伺います。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 数えたところ、286件ございました。今日まで一応展示しております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 286件のメッセージがあったということなんですが、御覧になられた方、多いとは思いながらも、すみません、改めてお伺いします。メッセージの内容はどのようなものが多かったでしょうか。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 分類すると大体4つほどの分類に分けられまして、1つは将来の夢ということで、これは、将来何になりたいかということで、スポーツ選手とかアイドルとか、医者になりたい、ユーチューバーになりたい、こういったような意見。
 それから、もう1つは近くの目標ということで、スポーツの上達であったり、勉強を頑張りたいとか。
 それから3つ目は、希望ということで、お金持ちになりたいとか、健康でいたいとか、平和、幸せになってほしいとか、あと、アイドルに会いたいとか、そういったもの。
 最後に、砺波市への希望ということで、楽しく豊かで笑顔があふれる砺波市になってほしいとか、遊具がある公園、室内で遊べる施設が欲しいとか、カラフルなチューリップができてほしいという意見があったところです。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 大変夢のあるメッセージもたくさんあったわけです。このパネルですけれども、何か所か、設置場所が変わったかと思います。
 子供たちですが、このメッセージを書いたときに、例えば、紙とペンが置いてあって自由に書いたのか、大人の方が誰か声かけをしながら書いたのか、教えてください。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 出町児童センター、それから、庄川児童館の夏休みで12日間、一応設置してありまして、紙とペンを置いておいて、そこにいらっしゃる職員とか児童厚生員の方が声かけをしながら書いてもらったということ。それから、となみSDGsフェス、これはイオンモールとなみでやったもの。それから、砺波市の図書館のときは、親子で来られる方も多いので、保護者の意見を聞きながら、また、職員が声かけをしながら書いてもらったとなっております。
○山本委員長 境 佐余子副委員長。
○境 佐余子副委員長 となみSDGsフェス、そして、図書館。書いている姿をちょっと私も実は見ておりました。親子で書いていらっしゃる姿、親御さんかな。保護者の方が声かけしている姿もあったわけであります。
 今回の事業を終えられまして、子供たちのそういう自由な思いを書いてもらうことは、難しいことだと感じられましたでしょうか、最後に伺います。
○山本委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 児童生徒が多く集まる、例えば、イベントとか催物などで設置することで、また、保護者とか職員が声かけすることで記入してもらうことは、決して難しいことではないと感じております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 小学校で学習支援員を行っておられる方から、要望がありました。支援員を増やしてほしいという要望でした。
 現在、学校には、スタディ・メイトとか心の教室相談員とか、こういう学習指導員の方がおられて、クラスの中にあって、支援員の方がいないと、なかなか学級の運営が難しくなってくるというお子さんに対応していただいているということなんですが、この方は10年以上支援員をやっているけれども、当初は週44時間ぐらいでできていたのが、だんだん時間が長くなってくると。要するに、行かれる日数が多くなったということだろうと思うんですが、それでもなかなか対応できなくなってきていると。
 これからますます多くなってきそうで、やっぱり必要な支援を行っていくには、ぜひ増員をしていただきたいという要望だったんですが、当局のほうでは、支援員を増やしてほしいという現場の声があるということは認識しておられますか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 新聞やテレビなどの報道でも見られますように、全国的にそのような傾向を持つ児童は年々増えてきておりまして、本市でも同様の傾向が見られております。
 現在、学習支援員の配置につきましては、各小学校の現状を鑑みまして、予算の範囲内におきまして現在配備しているところでございます。学校からのそういった認識も必要性についても、私どもも認識はしておりますが、一方で、先ほども申されましたように、今、ほかの教員やスタディ・メイトなどにも御協力いただいております。また、今年度から、学校全体を校内教育支援センターと位置づけまして、いろんな教職員の先生方の御協力も得ているところでございます。
 そのようなことから、現段階では増員の予定はございませんが、子供たちにとって必要であれば、速やかに対応していきたいと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 方針はそういうことだというのは、今お聞きしましたけれども、具体的にこの支援員を何人配置するということについて、基準というか、目安みたいなものは何か設定してあるんでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 目安につきましては、学校との協議の上、決定しているところでございまして、今、本市では14名の学習支援員の方に活動いただいております。もし、例えばこの学校で2人必要だということでありましたら、また調整はしていきたいなと考えております。
○山本委員長 境 欣吾委員。
○境 欣吾委員 確認ですが、市内一円の基準というものではなくて、学校それぞれの状況に応じて配置をするということでいいですか。
 はい、分かりました。
 この方はどう言っておられるかというと、今、週18時間で45週という形で予算づけをされていると聞いているが、長期休暇等も考えると40週でできるはずだと。であれば、もう1人分の支援員を同じ予算で配置できるのではないかということも述べておられるんです。とにかく、人的な支援がぜひ必要だと述べておられるんです。そこが、そう言っておられる方と必要性に対する認識が、ちょっとずれがあるのかなという気がするんです。
 ぜひ、実際に行っておられる方の声なんかも聞いて、そこは検討していただきたいなと思います。どうでしょうか。
○山本委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 また、校長先生方、教頭先生方とお話もお聞きしまして、対応していきたいなと思っております。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見ございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 当局の皆さん、御苦労さまでした。委員の皆さんはしばらくお待ちください。

○山本委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○山本委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
 本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
 皆さん、どうも御苦労さまでした。

 午前11時10分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   山 本 篤 史